「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション 1(アニメ映画)」

総合得点
63.3
感想・評価
91
棚に入れた
343
ランキング
4327
★★★★☆ 3.4 (91)
物語
2.8
作画
3.6
声優
3.5
音楽
3.5
キャラ
3.4

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ネタバレ

遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

問題児その1

色んな意味で問題児のハイエボ1作目。
正直TV版とポケ虹で既に充分完成されていたエウレカセブンを、AOで台無しにした後だったので、最初は期待半分不安半分といったところでしたが、不安半分の方が当たってしまった作品。
いやもう結構色々と問題がある。まず全体的に雑。7割くらいはTV版の映像使い回しの上、画面比率4:3のまま使ってあるせいで視聴中横の黒い線がまあ気になって気になって仕方ねえ。それに加えて設定も一部変更になっており、映像そのままにセリフだけ変えて辻褄合わせを行っているため時系列の把握と現状物語がどう進行しているのか理解するのに非常に頭を使う。文字で解説とか入れてますが、いや劇場じゃあの量読み切れねえわ!タコスの解説とか絶対いらねえし。
そしてこれが一番厄介で、ハイエボ最後まで見た上で言いたいのが本作の存在って結局何だったのという問題。正直話を混乱させるだけの要因にしかなってないのでいっそ存在全部忘れたことにした方がマシなレベル。

とまあ散々ボロクソ書いてはいるんですが、評価できる部分はもちろんあります。
まず一つめが冒頭の25分で描かれる最初のセブンスウェル現象、通称「サマー・オブ・ラブ」の詳細が描かれている点。レントンの父であるアドロック・サーストンが英雄となった事件ですが、実情はアドロックが実験に失敗したため自分で尻拭いをしただけであり、もしこれが知られれば途端に戦犯扱いされそうな行動だなと思いました。
ただここは流石は劇場版といったクオリティで、コーラリアンとの銃撃戦やシルバーボックスのギミックの描かれ方など作画面は非常に見応えがあり圧巻。
それから尾崎裕哉さんが歌う主題歌の「Glory Days」、あれマジ神曲。

とはいえ劇場でこれに1800円払った人は文句言っても仕方ねえなとは思います。

投稿 : 2021/12/06
閲覧 : 280
サンキュー:

8

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