てとてと さんの感想・評価

2.6
物語 : 2.5 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態：観終わった

男子たちのなんちゃって戦国武侠物？著しい低クオリティーだが大筋のドラマは悪くない

【良い点】
雑賀衆が侵略者のイスパニア軍とパワードスーツめいた甲冑で
バトルする世界観は面白い。
主人公孫一を中心にしたキャラクターやキャラドラマは悪くはなく、
男子たちの関係や絆は割と描かれていた。
敵が信長とイスパニアと思いきや、8話信長と妻のイスパニア女性との
ラブロマンスが良いなど、後半のストーリーは中々。
終盤はそこそこの盛り上がりはあり、おれただエンドも悪くない。

良い点ではないが、作画や声優陣が酷過ぎて天然ギャグアニメ
な楽しみ方も。
キャラや掛け合いの雰囲気は良いので、ネタアニメと割り切れれば
不快感は少ない。
男子の風呂ノルマも絵的に嬉しくはないがネタにはなった。
OPの空耳も印象には残る。楽曲は割と良かった気が。

【悪い点】
あまりにも低すぎる作画クオリティーと棒読み声優陣。
特に声優陣はド素人。
ネタアニメとしてはアリだけど、
戦闘がつまらないのはバトルアニメとして厳しい。

ストーリー構成が稚拙。
時系列の繋げ方が不自然で、話が分かりづらくなってしまっている。
孫一や信長の掘り下げがあるようでいて不十分、
余計な寄り道が多かった。
おそらく舞台劇寄りの作劇？
アニメとのメディアの違いを脚本が理解していない。
大筋のストーリーは悪くはないだけに残念。

【良いか悪いか迷う】
実写のキャストたちのコメンタリー。
雑賀の豆知識が結構面白かったり。

【総合評価】2点
2022冬最低クオリティーの駄作だけど、案外楽しめたク〇アニメ。
同時期の毒にも薬にもならない異世界系や、不愉快な暴力野球よりは
記憶に残るし好きだった。
評価は(本サイトの形式だと低くなるけれど)割と好意的、
普通寄りの「悪い」