「うる星やつら(TVアニメ動画)」

総合得点
68.6
感想・評価
196
棚に入れた
589
ランキング
1979
★★★★☆ 3.5 (196)
物語
3.2
作画
3.5
声優
3.7
音楽
3.4
キャラ
3.5

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ネタバレ

ぴかちゅう さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 2.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

ラムちゃんはかわいいけど、ただそれだけ。

[2クール目23話まで視聴・追記]
1クール目も正直微妙でしたが、2クール目はかなり辛かったです。
物語評価を3.5から2.0、キャラの評価を3.5から2.5、音楽の評価を4.0から3.0へと変更しました。

まず、1クール目から登場していた主要なサブキャラ(しのぶ、面堂、さくら)は、まぁまだみれたのですが、2クール目から登場のキャラが、もう時代にまったくそぐわないというか。しのぶは例えば「らんま」のあかねっぽいし、面堂も「境界のrinne」の十文字なので、1980年代を超えても通用するのだと思うのですが、ランとか面堂妹とか、もうなんかメンタルやられてるっぽいからメンタルヘルスに通ったほうがいいんじゃない、とか思ってしまうし、レイの大食いとか、もうそれで笑いがとれる時代ではないですよね。

しかもストーリーは全然何も進展しない。「らんま」だと、ゆっくりとだけれど、らんまとあかねの関係が変わっていくのですが、この作品は、延々とラムちゃんがあたるを追いかけてるだけ。しかもあたるのどこがよいのかは全く伝わってこない。一方、ギャグは年代ものだから、2023年の現在からみるとちょっとねぇ、ということになってしまうので、ギャグでも戦えないという。2クール目まで入って、途中で断念するのもどうかと思って、かなり頑張って最後まで見ましたが、その23話が、もうほんとに現在では通用しないギャグで押しまくるだけ。

声優さんは適材適所で揃っていて、ラムちゃんは可愛いけれど、ただそれだけ。ラムちゃんも見慣れたからなのか、1クール目のほうがかわいかったような。あと、OP・EDともに1クール目はよかったけど、2クール目はあんまり。。。

ということで、2024年に再開するということですが、まぁ多分見ないでしょう。高橋留美子ファンで、うる星やつらのオリジナルを見ていない自分ですら、2クール見続けるのが相当辛かったとは、いったいどういうことなんでしょうね。ここでも、途中で断念のひとが続出してますが。しかも、これを見て、せめてオリジナルを確認しよう、という気にもならないですし。。。

ちなみに、高橋留美子のメジャー作品をリメイクするなら、アニメが既に高い評価を得ていた「うる星やつら」ではなくて、完結編が放映されなかった「らんま」だったのではないでしょうか。らんまとあかねの恋愛模様を中心に、3クールか4クールで完結編まで放映すれば、結構よいリメイクになったのではないかと思います。いかんせん、ギャグと比べれば、恐らく恋愛のほうが普遍性は強いですし、あかねちゃんはそれこそアニメにおける最初期のツンデレでもあるので。

まぁ、うる星やつらのファンの方にとっては、このリメイクをきっかけに、グッズがかなり販売されたので、それくらいがプラスでしょうか。いやでも、リメイクとかなくても、グッズは販売してくれてよいんですよ? 犬夜叉グッズとか、めっちゃ売れたので、グッズ作れば売れることは結構認識されてきたのではないでしょうか。

[1クール目視聴後の感想]
まずは1クール目を見終わったので、このタイミングでとりあえずの感想を(今後アップデート予定あり、点数も変更可能性ありです)。サムネ通り、犬夜叉ファンの私は、るーみっくわーるどのコアなファンを名乗れるほどではないけれども、メインの作品はある程度わかります(「めぞん一刻」は大昔に漫画かアニメ、「らんま」はアニメ、「境界のRINNE」はアニメ1期2期(3期は視聴予定のまま時間が過ぎています笑)、「MAO」は漫画を2−3巻遅れで追っています)。そのなかで、唯一まったく触れたことがなかったのが、この「うる星やつら」。その理由も明確で、諸星あたるというこの男が、女好きの浮気者という評判で、私のあまり好きでないタイプだと思われたから。とはいえ、せっかくの機会、ということで、今回リメイクのほうで視聴を開始しました。

結論からいうと、やっぱりこの諸星あたるという男は私の好きなタイプではないですね笑
というか、そもそもこの男は支離滅裂です。(1)ラムは嫌い、(2)しのぶは好きで結婚したい、(3)いろんな美女と交際したい、(4)結婚願望が強い、の4つが同時に成り立っているのがいろいろとおかしいです笑
(1)と(2)なら、しのぶに一途な男、ということでわかるし、(1)と(3)なら、結婚することでラムに縛られたくない、ということでわかります。
でも、この4つが併存するというのは、色々と矛盾がありすぎて笑
いろいろな美女と交際したいのなら、結婚は避けた方がいいですし、他方、美女と結婚したいのなら、さっさとラムと結婚すればいい笑 また、しのぶが好きなら、しのぶに一途になれよ、と思います笑 で、挙句の果てに、ラムが地球を去ってから、恋しくなるとかもうただの阿呆(10話)笑

いや、しかし、そもそもあたるは阿呆設定なんだし、阿呆である以上その行動原理に矛盾があるのも仕方ない、と言われれば、ぐうの音も出ません笑

ではにもかかわらず、なんでこのアニメを見続けてしまうのかというと、結局ラムちゃんが可愛いんですね笑 結局、男は、こういう美女でかつ一途な女の子が好きなんですよ笑 だからラムちゃんは人気がある(NHKの特集でも、るーみっくわーるど全体でのキャラクター得票数2位だった)。もっともラムがなんであたるが好きなのかは、よくわからないのですが。
なお、おそらく高橋留美子先生もこの点は気にしていたのではないかと思います。というのも、「うる星やつら」の後継作品と考えられる「らんま」では、ラム的な立ち位置のシャンプーがらんまを好きな理由として、シャンプーがらんまに格闘技で負けた(シャンプーの種族では負けた相手と結婚しなければならない、というルールがある、だったかな)、というかなりしっかりした理由づけが与えられているからです。ちなみに、シャンプーも人気ありますね。上記の特集で、あかね(8位)を差し置いて4位。やっぱり男はこういう一途で可愛い女の子が好き笑 
まぁ、らんまもあたるとは比較するのも申し訳ないまともな男ではありますが。

ついでにいってしまうと、こういうぱっとしない男(まぁあたるの場合は浮気者なので男性側の設定は違うけれども)をなぜか美少女が好いてくれる、というのは、最近のラブコメ作品に多い気がします。それを40年前に先取りしていた高橋留美子、やはり恐るべし。

[2023年7月追記]
完走した作品のみをレビューしているため、とりあえず完走できる質だったということで、これまで、レビュー点数は3.0以上としてきました。しかし、レビュー内容が辛口になっている場合でも3点台をつけているため、他の方の同じ程度の辛口レビューと比べて、点数がかなり高めになっていました。そのため、レビュー点数の下限を2.5点に変更し、この変更に合わせ、このレビューの点数も変更しています。

投稿 : 2023/07/01
閲覧 : 239
サンキュー:

8

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