「けいおん!(TVアニメ動画)」

総合得点
90.3
感想・評価
9670
棚に入れた
36860
ランキング
57
★★★★★ 4.2 (9670)
物語
3.9
作画
4.1
声優
4.2
音楽
4.4
キャラ
4.3

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ネタバレ

wkr さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

アニメ視聴後に原作読みました。
1話ごとに感想書いていきます。

1話
{netabare}軽音部が復活する回。唯の登校シーンはアニオリ。このアニメはとにかくアニオリが秀逸で言ってしまえば原作よりもアニメの方が面白いです。アニオリは丁寧かつ自然でその場面の流れが面白くなっていて凄いです。原作をそのままアニメ化してたら間違いなく凡作でした。OP曲、有名なきららジャンプが最高。作中の楽しげな雰囲気がそのまま表現されてる様な曲で聴いてて楽しいです。律と澪が職員室でさわちゃんと話すシーン、途中で唯が入ってきますが原作ではモブの子。唯のキャラ描写が補完されてる良いアニオリですね。少し流れの順番を変えて唯を先に映してるのもよく効いてます。この他にも1話はキャラ描写を巧みに描いたアニオリが多いです。音楽室で律が嘘をつくシーンもアニオリで派手になっていつつ流れを崩さず面白くされています。ハンバーガー屋と唯がポスターを見るシーンもアニオリ。唯が音楽室に行く場面、唐突に律が出てくるように思うかもですがよく見れば廊下のシーンでちらっと律が映ってるというw私は5周目くらいで気づきました。唯が誤解されて質問攻めに遭うシーンと餌付けも(以下略)。澪の音楽好きが良く分かるシーンですね。この辺りのシーンは声優さん達の緩急のある演技と相まって面白いです。キャラやアニオリにばかり目が行ってますが作画は流石で終始キャラが動きっぱなしで観てて飽きないです。ED曲、パワーコード中心のヘビーでシンプルなサウンドがかっこいいです。今では初心者向け曲として割と定番でもありますが、Bメロ途中のピッキングハーモニクスがまあ難しい...個人的には何度観ても楽しめる1話です。アニメの1話は原作で1話にあたるのでここまで話を膨らませて丁寧に出来てるのは制作陣の力量ですかね。原作は素材は良いのに過程の描写が雑なのかも。{/netabare}

2話
{netabare}唯がギターを買う回。キャラが個性的。律がキービジュアルの想像通りで少し感動した覚えがあります。原作は十数ページしかないのでアニオリでの尺稼ぎが多いですが、製作陣がキャラを良く理解できているお陰か、全く違和感がないので尺稼ぎではなくそのまま本編みたいに面白いのが本当に凄いです。因みにバイトのくだりは大胆にアニオリ、原作ではムギちゃんパワーであっさりとギターを買います。律がカウンターで遊ぶシーン好きですw唯の「お菓子よろしく〜!」のシーンが本当にらしい。値切るシーンの店員が不憫で結構好きです。唯がチャルメラを弾くシーン、恐らく眺めてただけでほぼ練習してないにも関わらず解放弦を絡めたメロディを弾けるのはセンスあり過ぎる。{/netabare}

3話
{netabare}追試回。アニオリの勉強しようと思ったけど他のことに気を取られる唯の描写とメールの内容のキャラ解像度が高くて違和感なくて凄いです。唯の妹を想像するシーンは可愛いですね、その後の出来た子だ〜までの流れも面白いです。勉強会に和が来るのは当たり障りのない良いアニオリ。律と憂がしているゲームは原作ではぷよぷよ。唯が寝落ちして雪原?で遭難する夢を観るくだり好きです。冷静に考えたら製作陣は結構やりたい放題してますねw{/netabare}

4話
{netabare} アバンの律の口が作画崩壊として取り上げられていることで、個人的に悪い意味で有名?な印象のある4話です。アニメ口の象徴的な、全く作画崩壊ではないと思います。合宿回ですが、澪は何故合宿に行くと言い出したのか、その理由を冒頭で描く良改変。唐突さがなくなっていて次の回の伏線にもなっているのが良いですね。萌え萌えキュンのシーンも良い。唯が花火と共にギターを弾くシーンのbgmが印象的で、bgmのタイトルが「あの日の夢」なのも趣があります。唯がカセットの曲を弾くシーンがやり過ぎな程上手すぎる。次の回に特訓がありますが、これだけ上手だと特訓必要ないじゃん!何でそれよりも簡単なのが弾けないの?と、そして一期のサブタイトルは唯の実力に比例して1話ごとにフレーズが変わりますが、そのサブタイの実力と4話内での実力が矛盾しているので耳コピのシーンは蛇足に思います。努力描写不足などその辺りはこの作品の一番の欠点です。原作も上手下手を右往左往していますし。個人的に、海辺で遊ぶシーンはあの同人誌を思い出します。本編とは比べ物にならない程鬱々としていますが、群像劇としてしっかりしていて2次創作や話として素晴らしいと思います。{/netabare}

5話
{netabare}さわちゃん登場、比較的原作要素多めでbgmが名曲な印象の回。アニメは唯が指の皮の話をしている相手が律からさわちゃん先生に変わってます、麦茶のセリフ「Hな会話しているのかと・・・」も変わって「綺麗だなぁって・・・」になっているエロ要素を全面に出さない良改変。律のさわちゃん紹介文からの流れ好きです。さわちゃん逃走はアニオリで原作ではあっさり認めます。ついでにこのシーンのbgmが凄くかっこいいです。さわちゃんの荒々しさが出ている名シーンだと思います。過去回想もアニオリでここで流れるbgmはこの作品の中でも指折りの名曲だと思います。このアニオリを考えた人は有能。さわちゃんが怒るシーンのbgmもかなり好きです。さわちゃん回なのかヘビーなギターフレーズの目立つbgmが多いですが、尺の都合でかなり端折られているのでフルで聞いて貰いたいです。麦茶の百合描写は麦ビジョン(麦茶視点)を無くしてマイルドにしてます。律が理解していて澪が理解していないのがポイント高いです。ふわふわ時間の1番の歌詞は原作通り、初めて知った時は驚きました。

●さわちゃん逃走シーンのbgm
https://youtu.be/igRsXCIvQrI?si=95XovSEiLIxMOPYh
●さわちゃん過去回想のbgm
https://youtu.be/lng2y-hBL8A?si=CwKi4ACnNUf-1DGV
●さわちゃんが怒るシーンのbgm
https://youtu.be/nv55hKwa2go?si=GnoWAfKti0qSyW7s
{/netabare}

6話
{netabare}文化祭、個人的にはモブの子が可愛いという印象の回。序盤の焼きそばのシーンの子(木村文恵ちゃん)がモブの中では一番好きです。サブタイトルでアンプ?を使い始めました。多分マーシャル、使ったことは無いですが良い音です。唯が相撲取りの真似をするシーンの演技上手ですね。唯と麦茶が着替えるシーンで思い出しましたが、2期の円盤特典がスク水姿のキャラのポスターでしたね。あずにゃんのポスターが特に好きです。唯がアンプを運ぶシーンで実は曽我部先輩がいるという、初めて2期観た時は誰?となりましたがよくみるといます。MC練習シーンの澪と律の掛け合いが良い、この辺りでこのコンビは確率したと思います。そして肝心の演奏シーンは謎PV。作画は良いですが、このPV何なんでしょうね。折角衣装がゴスロリ系なので普通に演奏を書いて欲しかったです。地味ですが、律の最初の1・2!を7回いうのはこの回だけなのでレアです。2回目の3!でギターが入って来るのが好きです。ふわふわ時間はやっぱこれよ!となります、一番好きなのは冬の日ですが、けいおん!の曲といえばと言われるとふわふわ時間です。演奏終わりで曽我部先輩が恍惚の表情になっているのは伏線ですかね。最後に、澪が転ぶシーンはアニメではぼかされていますが、原作では見れるので観たい人は原作1巻74ページです。{/netabare}

7話
{netabare}クリスマス回で姉妹回。アバンとあったかあったかは姉妹の仲睦まじさを引き上げる良アニオリ。この回は平沢姉妹に焦点がよく当たっていて、bgmのクリスマスらしい雰囲気も含め好きです。原作のクリスマス回では憂はたった3コマしか登場しません。このようにアニメは原作よりもサブキャラに焦点を当てているのが原作に勝る要素の一つだと思います。「パンツとか♡」のくだりは意外とサクッと終わっているのでアニオリが良く活きているシーンだと思います。憂が一発芸を真面目に考えるシーンはキャラ描写として必要になるので流石に原作にはあって欲しかったwと思いました。サンタ衣装に着替えた唯は原作では少し恥ずかしがってるのですが、アニメは天真爛漫さしかないですね、おまけに天然さも増しています。このシーンは原作の方が好きです。have some teaのクリスマスver好きです銀世界の朝というbgmもお気に入りてす。一芸のシーンも最高です。お菓子食べても体重増えないとか言ってますがそれよりも健康面が心配です。昔は少し羨ましく感じましたが、年をとったなと実感します。。
● have some teaクリスマスver
https://youtu.be/RNBobW4XE5g?si=7fDdqHoqfLjoGc4p
●銀世界の朝
https://youtu.be/4deTT7gGtUU?si=1kmHaw2QC5w1a8wP
{/netabare}

8話
{netabare}あずにゃん!新歓回。原作は新歓ライブに向けて活動実績を求められる回、練習している回がありますがカットされています。活動実績のくだりのカットは良かっただと思います。2期の文化祭以前にも学校に泊まっていますが、そこもカットされています。結果的に2期に回せたことは良かったですが、練習はあった方が良かったような。。そんなにジャージって変ですかね。制服よりも断然ジャージの方が弾きやすいと思います。平沢姉妹の会話で唯が変化(成長)している描写を見せるのが作品を引き立てる要素の一つですね。それに比べて二期は物語性が薄く日常要素が強いので物語の評価☆を下げました。個人的には一期が好きです。一応原作を見比べながら今感想を書いていますが、2巻の最初に二期最終辺りの新歓に向けて撮った動画のシーンがありました。面白いシーンなのでそれをテンポと引き換えにカットしたのはうーん、、、となりますが、二期でやれたので結果的には良かったですね。今回はライブシーンはちゃんと描いていて原作ではふわふわ時間を演奏していますが、ここはアニメなのでオリ曲を魅せていく。「わたしの恋はホッチキス良い曲」ですよね。ギターの最初の音がよくわからないのはこの曲をコピーする上で定番の悩みだと思いますが23話バージョンのアレンジでわかりやすくなっています。ライブで演奏された曲の名前は原作通りなので曲名から想定して歌詞書くの難しかっただろうなとw唯の指の動きがしっかり描写されていますが、実際の音と違うフレットを抑えています。4弦を抑えていませんし、ラ ラ♯ ラ ドのフレーズは2弦から4弦に横に飛ぶフレーズなので薬指を使ってないと難しいです(アニメは人差指と中指を使ってる)。個人的にはエフェクターを描いて欲しかったです。例えば作中の曲のカレーのちライスではワウを使いますし、作中の曲では無いですがNo thank you!ではワーミーを使っています。公式から出ているキャラをイメージしたエフェクターは出ていますが、作中でキャラが実際に使っているエフェクターが欲しいのが本音です。{/netabare}

投稿 : 2024/03/23
閲覧 : 90
サンキュー:

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