てとてと さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態：観終わった
異能バトルロイヤル系としては優しい作風のラブコメ。微笑ましくて好き
「K」路線なCG作画が特徴な、ボーイミーツガール&異能バトル系。
手握ってないと死ぬって、ニセコイ作者の短期打ち切り「ダブルアーツ」っぽい。
話の展開は、勝てば願い叶うので当然敵は襲ってくる、主人公組は願いは特に無いが負けたらヒロイン死ぬので頑張って戦う系。
※作品データベース様より転載
【良い点】
綺麗なCGによるキャラデザやアクション。
CGキャラデザは慣れないと違和感はあるが、コヨリや店長などの女の子はかなり可愛い。
序盤の一部以外の敵コンビたちが軒並み良い奴ら、交戦後は仲良くなって主人公組のボーイミーツガールや成長を手助けしてくれる。
敵コンビたちもそこそこキャラが立っており、掘り下げもある。
特にちっちゃいけれど大人な店長が可愛い上に、大人らしく二人の支えになってくれる感じが良かった。
「舞-HiME」路線なバトルロイヤル系な割に作風が明るく闇が無いのが特徴で、視聴にストレスが少ない。
ラスボスも根っからの悪人ではないなど、とにかく作風が優しい。
タヅナとコヨリの恋人未満な微笑ましい関係。
店長はじめ一度交戦した仲間たちも交えた日常系めいた雰囲気が良い感じ。
タヅナとコヨリがバイトしたり、学園祭に参加するなど和む話多い。
このふたりのやや幼いラブコメが本作の一番の見所。
バトル展開も二人の絆深める事に繋がっていて、日常回とバトル回が相乗効果で絆の深まりが感じられる。
【悪い点】
良い点で挙げた優しさの裏返しで、作風が甘い。
敵コンビたちの願いも特に切実さは少なく、負けても自力であっさり良い方向に解決してしまう。
このためか切実さに欠け、大きく盛り上がる展開は乏しい。
タヅナとコヨリの関係も、微笑ましいがラブコメ未満に留まっている。
CG作画は綺麗ではあるが、背景との兼ね合いやモブなどとの調和で若干の違和感がある。
【総合評価】6～7点
仰々しい異能バトルロワイアルはあくまで舞台装置、本命は主人公組の微笑ましいラブコメにある優しい作品。
評価は「良い」
手緩い部分もあり、とても良いとはいかないが、もっと評価されていいと思う。
