_ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
面白かったが設定がわかりづらい
面白いし感動できるが、設定が伝わりきっていない。
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(C) 2020 安里アサト/KADOKAWA/Project-86
86-エイティシックス-の感想・評価はどうでしたか?
_ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
面白いし感動できるが、設定が伝わりきっていない。
oneandonly さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
世界観:8
ストーリー:9
リアリティ:8
キャラクター:6
情感:7
合計:38
<あらすじ>
ギアーデ帝国が開発した完全自律無人戦闘機械<レギオン>の侵攻に対応すべく、
その隣国であるサンマグノリア共和国が開発した無人戦闘機械<ジャガーノート>。
だが、無人機とは名ばかりであり、そこには“人”として認められていない者たち-
エイティシックス-が搭乗し、道具のように扱われていたのである。
(公式サイトより抜粋)
いまだに定期的に「さよ朝」をキーワードにtwitterを検索しており、さよ朝に感動した方が増えていくことに幸せを感じているのですが(笑)、その中で本作も感動したとのツイートを見つけ、試しに視聴しようと思ったのが経緯です。
本作の注意点として、設定が複雑で専門用語が多いため、全体を理解するまでは混乱してしまうおそれがあります。しかし、初見では意味がわからずスルーしていた言動が2周目でその意味がわかったところが結構あり、伏線のようで楽しいので、冒頭の1,2話で意味がわからないからと切ってしまうにはもったいない作品です。もし、この機会に視聴しようと思った方は、下記の最低限の知識を持った上でご覧いただくと良いかもしれません。
○主人公の1人であるレーナ(ヴラディレーナ・ミリーゼ)の属するサンマグノリア共和国の無人兵器(ジャガーノート)は、人権を剥奪した有色人種の「エイティシックス」(86)と呼ぶ人間たちが操縦していることから「無人」との扱いで、86がいくら死のうが戦死者は0人と整理されている。共和国の国民は髪や瞳の色が白い白系種(アルバ)で、共和国は多数派のアルバが戦争の負担から逃れるため、物語開始の9年前に86の人権を剥奪し、戦役を課し、戦費を賄うこととした。
○この世界では、パラレイドという機械による交信技術があり、その機能を用いて、レーナはハンドラーと言う戦地の86の監視役の任についている。
○もう1人の主人公である86のシン(シンエイ・ノウゼン)は、東部戦線の最先端である第一戦区第一防衛戦隊《スピアヘッド》の隊長。
○スピアヘッド戦隊は既に4年以上の戦役(5年生き残れば市民権を得られる)を生き残った部隊によって組織されており、全員号付き(シンはアンダーテイカーというパーソナルネームを持つ)で、パーソナルネームと本名の2種がある。
○敵対しているギアーデ帝国の無人兵器はレギオンと呼ばれるもので、レギオンには様々な種類の機体があるが、知能の差で大別すると「羊」、「黒羊」、「羊飼い」の3種類がいる。
○ギアーデ帝国は共和国との開戦後、市民革命により滅んでおり、レギオンは主人なきまま、共和国や市民革命によって誕生したギアーデ連邦と交戦を続けている。
ここからネタバレありの感想に入っていきます。
{netabare}少し長文になりそうなので評価の概要を先に記載します。
世界観:設定はとても重く暗いですが、舞台仕掛けとしては戦争が身近となった今の時代に採り上げるべき題材。ただし、文化は現代の文明(明らかに日本と思うシーンあり)に寄っているところもありふわふわしている。作画、音楽も高い評価で8点。
ストーリー:原作ラノベ1巻を丸々1クールに充てる丁寧な構成に脚本、演出にも光るところがあり9点。
リアリティ:共和国側、86側それぞれの視点で、舞台時点のリアルを感じられる内容。通常だと主人公(シン)たちの戦闘能力の高さにツッコミが入るところ、4年半生き延びた戦闘員である設定が納得感を与えている。ジャガーノート搭乗時にヘルメットなし、羊飼いの顔・流体金属の腕表現、人間の脳を利用するレギオンの設定はちょっと抵抗あり、8点。
キャラクター:レーナとシンの主人公2人は美男美女の良キャラで、86の面々にも個性はありましたが、推しキャラは2周しても不在。キャラデザも特に追加点なく6点。
情感:1周目では泣かなかったので6点でしたが、2周目で7点に上昇。
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主人公たちのいるサンマグノリア共和国では、レギオン(帝国)の侵攻に対応するため、前述のような人種差別政策が実施され、共和国内の白系種たちは、ほとんどがこの政策に疑問を持たず、夕食種の犠牲に基づく平和な生活を享受しています。このあたり、現実世界でもユダヤ人に対する迫害・ホロコーストが行われた歴史がありますし、現在でも表層には見えない、隠された搾取というのは現実の社会にあるでしょう。共和国が採った政策は卑劣そのもので、大量の86の命の上に胡坐をかいて朝から飲んだくれる軍人などを見るにつけ胸糞が悪くなりますが、リアリティがある設定です。
そんな環境の中、レーナは人種差別や86を犠牲にする作戦に疑問を持ち、86を人間として尊重し、毎晩通信をつなぎ信頼関係を築こうと努力しますが、戦場から離れて安全が確保され、ケーキを食べられる状況は到底フェアなものではなく、戦死者に対し「残念でした」としか言えなかったことで隊員の1人から罵倒され、名前すら聞いてないことを指摘され愕然とします。
並みの人間であればここで折れてしまいそうですが、レーナは踏ん張り、次の日も通信をつなぎ、隊員全員の名前を確認します。心を整えて全員と通信をつなぐところでEDとなりますが、ここの入りが印象的でした。振り返ると、第3話のEDの入りも絶妙で、レーナの視点と86側の視点を交差させて同じ会話の双方の状況を描いていく方法により理解が深まりました。
当方は原作未読ですが、時系列が整理されて再構成されているそうで、本作はアバン、OP、Aパート、Bパート、ED、Cパートが駆使され、構成に(特に1クール目)無駄が感じられない等、脚本に制作者のこだわりを感じられるほか、例えば、カイエがジョーカーを引いたり、残酷な台詞の場面で食事シーンを映すなどの演出も印象的です。
4話に戻ると、自身の非礼を詫びて名前を聞くという行動から、レーナの芯の強さが理解でき、また、このようなレーナの86への態度、行動が徐々にシンをはじめとするスピアヘッドの隊員との距離を縮め、心を許すまでとはいきませんが、信頼関係に繋がっていったことが自然と伝わりました。特殊弾頭(花火)を届けるために、慣れない嘘や賄賂を使うレーナは微笑ましく、最終局面では、人員補充が叶わずにその理由を知るや、親友を脅迫して危険を顧みずに視覚の同調を行って、迎撃砲を無許可で使用してスピアヘッドの窮地を救い、また、倒れたシンを目覚めさせ、兄の弔いに一役買うことができました。
7話でようやくレーナ(視聴者)が知ることとなるスピアヘッド戦隊の真実は、これまた卑劣そのものなのですが、86たちはその真実を既に知っていて、殺されることがわかっていても、誇りのために、任務を全うして死ぬことを選んだと言います。
ここを共感できるかは個人差があるかもしれませんが、逃げても背後には地雷原と、幼い86の居住区があるため、逃げることもままならない状況であり、また、この世代の86は物心つく頃には既に現状があって、多くの仲間の死を見てきて死が身近であること、アルバへの対抗意識が、アルバがするような卑劣なことをしないという矜持に繋がっただろうことが想像され、理解できました。(日本でも、戦国時代や幕末には、武士は死に場所を探すという意識があった。)
アルバであるレーナが卑劣な現実に抗おうとする一方で、86たちは現実を受け入れているのは奇異ですが、「早いか遅いかの違い」にすぎず、今ある日常を楽しんでいる姿は考えさせられるものがありますね。
いずれにせよ、86を使い潰して自分たちだけ安寧な生活を送ろうという政策が通ってしまったのは、衆愚政治これに極まれりで、救いなく窮地に追い込まれていくストーリー展開はまどマギを彷彿とさせました。つまり、私にはドストライクな物語なのですが、やはり生死に瀕さなければ人間の本質が出てこず、深まらないのかなと思いつつ、登場人物に不幸を与えなければ物語を進められない創作者及びそれを楽しむファンの業を感じられ少し後ろめたくも思います(人間の被害者は0人です!が)。
サンマグノリア共和国の5色旗は「自由」「平等」「博愛」「正義」「高潔」を表していましたが、86への行いはその対極でした。ミリーゼの叔父の言う通り、この理想は早すぎたようです。叔父の発言は識見のある大人を代表していたと思いますが、国が腐っていて終わっていることは理解しつつ、それは国民が望んだものだから変えられないと諦めている(結局自分ごとと捉えられない)のは多数決による民主主義の限界なのでしょう。(実質を含む)独裁政治のほうが危険であることは歴史を紐解けば明らかですが、マシな選択をしているにすぎないということは認識しておく必要があります。
さて、終盤、スピアヘッド戦隊が最後の任務に就くところ、食堂や談話室に誰もいなくなり、黒板がまっさらになった描写、死に赴く面々の清々しさは沁みましたね。
レーナが仲間と考えてどれだけのことをしても、スピアヘッド戦隊は終わりない進軍を命令され、共和国から通信で確認できるエリアを越え、両者には別れが訪れます。
その後はファイド視点でのこれまでの映像が走馬灯のように映し出され、レーナが彼らのいた場所を訪問して彼らの写真を発見するという1クールの締め方も綺麗でした。シンは、レーナが来てくれると思えたということで、2人の信頼関係の高さが感じられました。
本作は劇伴も良かったです。音楽を担当したのは澤野弘之氏とKOHTA YAMAMOTO氏で、二人は進撃の巨人や甲鉄城のカバネリ等も一緒に手掛けていて、特に澤野氏はその音楽を絶賛する意見を多く見かけました。今回初めて認識しましたが今後も二人に注目したいと思います。特にED「Avid」は、悲哀だけでなく希望も感じさせるもので、(2クールでの起用も大きかったですが)どんどん心地よくなりました。
2周目はあらゆる言動の意味がわかる(ハンドラーを辞めさせるために、黒羊の声を聞かせようとしたり、スピアヘッド戦隊の真実を伝えるべきかと話しているシーン、シンが仲間を撃ち殺したり、死んだ仲間の機体に名前を掘って持っているシーンなど)ので、1周目では響かなかったところで涙が出たりしました。
当初の設定からは描くべきところの多くは描けたようにも思われましたが、まだ1期の折り返し。主人公たちの安否と今後の展開が気になった1周目でした。
{/netabare}
私の好みの作品が被っているような、シリアス展開が好きな方は楽しめる作品ではないかと思われ、そういう方にはおすすめできます。逆に、重すぎるストーリーが苦手な方にはおすすめしません。
第2クールの感想に続きます。
(参考評価:3話4.1→4話4.3→5話4.4→7話4.5→9話4.6→10~11話4.5)1周目は4.3でした。
(視聴2022.8)
101匹足利尊氏 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
原作ライトノベルは未読。
【あらすじ】
{netabare}白系のみを人間とみなす欧州っぽい外観の共和国。
それ以外の被差別民「エイティシックス」を“無人兵器”の「ジャガーノート」に乗せ
帝国の無人兵器「レギオン」と戦わせることで、“流血なき戦場”を実現と居直る。
そんな欺瞞の中にあって、白系でありながら、理想を捨てない士官・レーナは
驚異的な戦果と担当したハンドラー(指揮管制官)が長続きしないことで有名な
「スピアヘッド」戦隊の指揮を担うこととなり、さらに凄惨な現実を知ることになるが……。{/netabare}
【物語 4.0点】
分割2クールの前半戦(全11話)。
人種差別を見てみぬふりするサンマグノリア共和国の堕落を描く。
指揮官・レーナは実際には戦場には立たず、
「エイティシックス」の少年兵らと知覚同調(パラレイド)するのみ。
互いに顔を合わせない状況が、
差別を撤廃したいレーナの理想論を“白豚姫”の“聖女ごっこ”としていっそう上滑りさせる。
しばしば、戦場音声が主の司令する側の場面を、
実際の戦場の兵士視点で描き直す重複が見受けられますが、
尺稼ぎ感は薄く、むしろレーナとエイティシックスを隔てる壁の高さを
視点の違いから痛感させられ意義深いです。
既に滅び去った帝国が残した無人兵器など2年ほどで停止し戦争は終わる。
昼間から白系軍人たちが飲んだくれる共和国の致命的な楽観論。
{netabare}戦場でレギオンが兵士の脳の意識をコピーすることで新たな寿命と高度な処理能力を獲得している。{/netabare}
という重大事実をも見落とし、戦争を他人任せにした共和国は、亡国へのカウントダウンを加速させる。
毎回、ここまで酷いのか?と斜め上を行く悲報を連発し奈落に引きずり込む構成は、
ストレスフルだが、早く彼らの行く末を見届けたいという欲求も抑えがたいブラックホール。
自身のメンタルとも相談しながら用法用量を守って服用しましょう。
【作画 4.5点】
アニメーション制作・A-1 Pictures
作画カロリー、安定度で評価したら、
武骨な多脚歩行兵器の高速戦闘の迫力を勘案してもこの評点はやや過大かもしれません。
が、特筆すべきは演出の巧みさ。
戦場に散った兵士の意識が機械兵器に乗り移るという設定の再現のみならず。
本作は、人間の範囲は器たる肉体が上限ではなく、
意識が反映される武器や小物まで含めて人間であるという構図を多数提供。
その観点から印象的なカットは3話Cパート~4話アバン。
{netabare}セオがレーナの偽善にプッツンきて罵倒する場面。
罵声の中、ちぎれ飛んだボタンが床で跳ね回る演出。{/netabare}
顔芸以上に怒りが伝わってグッと来ました。
その他にも、共和国の高度な科学文明社会にて、
波打つアナログレコードが示唆する、除外された人間性への渇望。
国破れて山河ありを地で行く、戦場で蘇った自然の皮肉なまでの美しさ。
文学的に価値が高い映像が多く噛みごたえがあります。
【キャラ 4.5点】
「スピアヘッド」戦隊長シンエイ・ノウゼンこと「アンダーテイカー」。
散った仲間たちの意識を“連れていく”との信念を持ち生き残り続け“死神”の異名も持つ。
その原動力は戦場に木霊する“亡霊”の声を捉える異能。
{netabare}“亡霊”と化した兄との因縁{/netabare}も含めて、戦場の意識に引きずり込まれる危うさと紙一重。
そんなシンと顔を合わせずに語り合うミリーゼ少佐ことレーナ。
偽善と嗤われ続けても理想を貫こうとするヒロイン。
注意深くアンテナを張れば、シンとレーナの間にほのかなラブコメの波動も検出できるはず。
恋心が、何度心を折られても投げ出さないレーナを無意識的に下支えしますし、
シンを“亡霊”にしない命綱ともなっている。
そこがハードなシナリオの中で数少ないライトノベル要素。
レーナの友人の研究員・アネット。
正義に力むレーナを、合成材料も駆使して再現したスイーツで甘えさせようとする。
{netabare}レーナの正義感に自分の罪が責められているようで耐えられない。{/netabare}
真意が明かされれば、諦観を持ってレーナに辛く当たるジェローム准将同様、
アネットもまた甘いだけのキャラじゃないと分かります。
その他スピアヘッド戦隊員たちは多過ぎて顔と名前が一致しない……間もなくどんどん消えて行く。
キャラが覚え切れないことがマイナスにならず、
過酷な世界観を補強する材料としても機能する。
あとは、スピアヘッド戦隊の日々を撮影・記録し続けて来た「ファイド」。
私は単なる作業機械に留まらない、黒猫以上の自我や、“ヒロイン力”を有していると信じたいです。
【声優 4.0点】
隊長・シン役の千葉 翔也さん。
声色を変えずに淡々と様々な状況、心情に対応する演技が巧い声優さん。
本作でも感情を削ぎ落とす引き算の演技で“死神”の生き様を体現。
レーナ役の長谷川 育美さん。
時に鬱陶しいくらい変わらない真っ直ぐなボイスで理想を捨てない“白豚姫”を熱演。
尚、原作には、シンには“静かだけど通る声”、レーナには“銀鈴の声”という中々無茶な指定があったそうで。
千葉さんもハードルを越えるのに苦慮したのだとか。
原作はきっと描写が繊細なのでしょうね。演じる方も大変です。
【音楽 4.0点】
劇伴は澤野 弘之氏とKOHTA YAMAMOTO氏の共作。
鉄サビ臭い戦闘曲から平和ボケな共和国の優雅な宮廷音楽風まで。
大きい振れ幅を両者が得意分野で個性を発揮し、競り合うことでカバー。
澤野氏はボーカル曲も提供。
挿入歌「THE ANSWER」などは硬派な女性ボーカルによる英語詞でエッジを効かせた定番アレンジ。
EDは、バラード曲の「Avid」、アップテンポナンバーの「Hands Up to the Sky」を展開に応じて使い分け、
導入も微調整され、引きも上々。
OP主題歌はヒトリエ「3分29秒」
音階を下っていくギターのフレーズに合わせてしぼむ彼岸花など、
映像とのシンクロにもこだわりを感じます。
shitasama さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
見てなくて二期まであるようなので視聴
思いな〜暗いな〜でもどこか引き付けられるものがある、他の人が鉄血のオルフェンズが好きならと書いていた意味がわかった…
鉄血のオルフェンズは嫌いなのだけどこれは中々いいな
さて二期見るかな
og3jar さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ごる さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
戦闘も臨場感があり、緊張感あるバトルシーンなので面白いです( ¨̮ )
ただ、次々に仲間は死んでいってしまうのと、機械に殺される死と隣り合わせの世界で全体的にかなり暗い話です( ´ ཫ ` )
amazarashiのオープニングも絶望感を煽りますよw
でも、ラストはとても感動する終わり方なので良かったです(*^^*)
鉄血のオルフェンズの雰囲気が好きな人にはオススメだと思います( -∀-)
退会済のユーザー さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
容赦のない展開と絶望的な戦いが続くからこそ、その後のカタルシスが凄まじい。
重厚なストーリー、緻密な設定、一つ一つの演出、作品を彩るA-1の作画と澤野氏の音楽全てが一級品。
こういうアニメこそ評価されてほしい。
MuraBustan さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
リタ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
理不尽さ、残酷な描写、心に刺さる内容で辛いストーリーだけど
それだけでは終わらずバランスの取れた良い展開だと感じた。
色んな場所で話は進みキャラ達も凄く多いけれどなんとか把握出来る。
絵は綺麗だし戦闘シーンでも見やすい。
アニメだけどもしかしてありそうな世界観なので、感情移入してハラハラしてしまう所が良かった。
とても良い所で一旦終わっているけれど、この先がとても面白そうな展開なので続編があればとても期待出来る。
さとーる さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
プラ さんの感想・評価
3.4
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 2.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
エスペランさ さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
戦うことを強制されている民族。一期は設定どおりの鬱展開です。ぜひご覧ください。
NQTYX23206 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
二期で上手くまとめたと思います。綺麗な終わり方だったの3期が例えなくても二期でも良いと思います。色々ミリタリーアニメ見てきてますが86は良い部類でした。
うにゃ@ さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
総じてオルフェンズをぎゅっと詰め込んだ感じで、面白かった。
敵に人格がない分、自軍の仲間や世界の背景に力が入っててわかりやすい。マブラブのようなわかり憎さもなく死の演出、美学、追及をする感じ。
サンマグノリア共和国と86に接点があまりにもなさすぎて、86が一方的に差別されてる点は若干理解できない所もあるが、それ故にわかりやすくなっていたのだと思う。
音や映像の演出はとてもよかった。
100点中90点
徳寿丸 さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ウィラード さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
最初からシリアス展開なんで
1話で見た感覚がずっと続きます
ディストピア系で
主人公側が安全圏から指揮していく感じですね
命令を受けている側が紛争地いるんで仲悪い感じで
主人公がめげずに諦めずに
命令を受けている側にアプローチして仲良くなっていく感じです
途中からは
紛争地いたキャラ中心になっていくんでより一層シリアス展開なっていきます
いくす さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
オカ さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
nyaro さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
原作の第1巻を読みましたので改めてレビューします。2クール目を見終わった後、冗長すぎて2クールの物語として成立していない気がしましたので確認のためです。
やっぱり、アニメ版は相当引き延ばしがありますね。まったく1巻にないシーンがあります。ラノベは後から話を補ったり整合性を調整したりするために過去編とか補足を入れることがありますから、それを入れたんでしょうか。あの学園での講演のシーンって原作1巻にはありませんでした。スピアヘッドのシーンもアニメ版はやたらと冗長でした。
話の構造についてはアニメ同様「差別問題」の不足感はありますね。差別問題はやっぱりセリフだけの説明に終始してしまいました。アニメ版の方がシーンで見させれれている分まだ感情的に動く部分がなくはないです。
なんといってもSF設定として、社会の人口構成とか食料問題とか86の具体的な歴史とか兵器やITの技術レベル、部隊運用が差別とかの必然性が全く描かれていないので、セリフだけで終わってしまいました。差別はリソースの解消が主な理由ですが、86として有色人種を差別するという、その解決方法をとる必然性にまったく納得感がないと思います。
また、差別の方法についても、自分の首を絞めているような馬鹿さ加減がリアリティを失わせていました。
というように差別ありきのストーリ展開になっていますが、差別の結果の悲惨さをシンたちを使って描いた部分はわからなくはないですし、5人が生き残る経緯とレーナちゃんとのやり取り、過去の話は悪くはないです。
で、原作と比較した印象と、アニメ版を改めて振り返って、アニメ版、本作の2話3話と最後数話の逃避行の部分が顕著ですが、そこの引き延ばしが冗長でしたね。
原作は、SF小説ではなく「ラノベ」だと割り切って、楽しみ方は別にある。レーナちゃんとシンたちの素性の説明だと思えばまあまあかなあ、という印象でした。ちょっと厨2で熟語使い過ぎですがまあ雰囲気でしょう。
これは原作が1巻に収まったからそう思えるので、1クールかかってやる話ではないです。一般論ですがラノベ原作なら1クールである程度丁寧にやっても普通3、4巻消化しますからね。
あの設定過剰と言われる魔法科高校の劣等生ですら2クールで6巻分やってます。
あのアネットの喧嘩と屋敷の実験の話はアニメ版が良かった気がします。あそこがあるから1クール目は成立した気がします。
そして、最大の相違ですけど、レーナとスピアヘッド…特にシンとの交流が思ったよりも淡泊ですね。確かにレーナを見直してシンとのコミュニケーションはありましたが、それだけでした。
つまりアニメ版 {netabare}レーナちゃんとの再会というか邂逅を2クール目のカタルシスに持ってきましたけど、原作ではその意図はもうちょっと違った感じです{/netabare}。その点ではアニメ版の方が上手く行ったかもしれません。それとも2巻3巻ではレーナちゃん、アニメよりも沢山でるんでしょうか。
私に原作を買わせた点においては、アニメは成功?これから2、3巻チェックします。
ただ、アニメのクオリティ、そして制作する姿勢は数多ある異世界ものより格段に丁寧だし、2クールの視聴に耐える内容はあると思います。
私はSFには厳しいので酷評する部分もありますが、根本になるレーナちゃんとシンを中心にしたストーリーの出来は良いと思います。
以下 再視聴初回完走時の視聴時のレビューです。
きっかけあって再評価しました。ちょっと面白いかも。
かなりひどいレビューを以前しましたが、白い砂のアクアトープを見ていたら1クール目でJK館長の無力さを表現していました。で、その時「あれ、ひょっとして86も同じ構造だった?」と思いついて、断念した3話目の最後から視聴しました。
なるほど、やっぱりそんな感じでしたね。まずレーナちゃんの挫折と覚醒の物語をやったわけですね。3話までのダラダラした展開と、レーナちゃんのミニスカとあまりに無能で独善的で押しつけがましかったのでムカムカして断念しましたが…その意味では以前の私の批評がそのまま演出意図だったのかもしれません。
初回、2回目視聴時はレーナちゃんがケーキ喰ってるところ見るだけで「お前が死ね」という感じでイライラしましたが、それは自分事になっていないレーナちゃんの甘さの表現だったと。最後の方でアネットちゃんがちゃんと言ってくれたので、スッキリしました。
で、あのアネットちゃんの話になるわけですね。これ勿体なさすぎます。1話か2話からもっとはっきり伏線這っておけば、興味が持続したし導入部として謎を上手く作れたのに。さらに兄の件もからめた伏線がはれれば結構分厚いストーリー展開になったと思います。(一応王宮の前云々という伏線はありしたね)
後付けで説明みたいに見せられる感じがして、なんというか脚本の弱さで評価的に非常に損している可能性があります。本作の最大の欠点は1~3話の視聴者を引き込む力が弱かったことだと思います。原作がどうかしりませんが、ここは脚本と構成でなんとかすべきだったかと。
4話~9話は結構入り込んでみることができました。10話の最後のあのメモリーの部分を演出に取り込んで、スピアヘッドの過去の皆の半年をもっと早い段階で見せれば2話、3話はもう少しうまくできた気がしました。
ということでSF設定も落ち着いて考察しましたが、やっぱり本作のSF設定は非常に甘いと思います。社会の人口比問題とか、レギオン側の戦略の問題、AIの発展度合い、貴族無能すぎて社会が維持できないだろう、9年でそこまで豚扱いできるの?とか言いたい事はいっぱいあります。
また、過去の個人の因縁にみんなつながりがありすぎて、おいおいそれはご都合主義だろうというのもありました。
あのレギオンと脳波が繋がるような設定は、シンは死にかけたからと言っていました。自覚してませんでしたが昔実験した後遺症なんですかね?
あと帝国って日本だったってこと?で86は帝国と同じ人種で日本人の子孫だったっていうことになるんでしょうか?これは深読みし過ぎですね。2期で確認しますけど。
ただ、話として、貴族社会で正義を叫ぶ無力で独りよがりな正義感に浸っている少佐と、自分たちの運命を知っている被差別側のスピアヘッドという関係を作りたかったのはわかりました。
この関係をあまり深く考えず受け入れれば、それなりに面白い話だったといえるでしょう。という意味で先ほどいった1~3話がもったいなかったですね。
やっぱりアニメは最後まで見て評価した方がいいかもしれません。特にSFとか作り込んだ話は、今後は(なるべく)切らないで最後まで見るようにします。
言い訳ですが、最近3話以降の結構遅い回から面白くなる作品が増えてきた気がします。まあ、1話のキャッチ―さばっかり気にするとおかしな話になるからいいのですが、3話または9話くらいまでひどすぎる話が多いきがします。
ということで、2期に期待できる終わりかっただったし、結構面白かったです。批判しすぎました。ごめんなさいと言っておきたいと思います。評価上げておきます。
(追記 あの混血の子の背中の文字ってわかるんでしょうか。見えてるところがaughなので第一印象では笑うlaughなんですが、ちょっと横棒が見えるのでaughtだとするとcaught(つかまった)、daughter(娘)、naught(ゼロ、無い、無価値)あたりでしょうか)
あと作画はムラがありますが、アベレージで見ると良かったですね。こちらもごめんなさいと言っておきます。
以下 1回目、2回目の途中断念時の視聴時のレビューです。
{netabare}
2回目挑戦して結局断念しました。少し冷静にレビューしたいと思います。
断念の理由は、1つは、ヒロインの日常生活時の描写が戦場で戦っている人間を想っているようには見えないこと。人間として扱っていないのはヒロインじゃないか、とも思いました。結局は86という制度を肯定している、といいましょうか。
もう1つは、本当に戦う人間が必要な状況なら誰かが戦わなければなりません。戦争ですから。誰をチョイスするかで、人種差別があってはいけませんが、死そのものは避けられません。ヒロインはそれを忘れてしまっているように見えました。じゃあ誰が変わりに死ぬんだ?他の貴族に行けって?なら、代わりにお前が死地に赴けよ、と。
さらに、SFをやるなら「取材」「研究」「教養」「想像力」が不可欠です。なんといってもサイエンスのフィクション、ですから。Fがファンタジーならいいですけどね。
SFをするなら裏で相当頑張って脳みそを働かせないと、いい物はできません。異世界転生ものや、VRMMO、日常ものなどなら、テンプレ設定でそこそこ面白い話が描けても、このSFの世界はその点は甘くありません。まして、差別とか戦場での死とかをSFで主張するなら、なおさらです。そこの不足感が相当ありました。世界観、兵器、社会制度、AIのテクノロジーの度合い、等々です。
SFに挑戦しようとする意気込みは買います。が、やはり、取材不足でSF作品、戦争作品として成立していない気がします。
途中で断念したのでこの辺りの説明があったらすみません。
以下 視聴中のレビューです。
原作等全く知りません。レビューもあらすじも見てません。それくらい楽しみにしておりました。
第1話からヒロインの作画の同一性が厳しいですね。場面によって別人に見えます。髪の艶、背景など低予算の感じですね。ディスプレイの映像や光の演出などでがんばって雰囲気はだしていますが。
女性の制服、いい加減ミニスカにするのやめられませんかね。他の良作アニメの女性の服装のリアリティはどんどん上がっています。安っぽく見えますよね。せめて学校の制服とは区別してよ、と。
少佐が無能力なティーンですか。貴族特権ですよね。他人の批判する前に自分の能力を磨いたほうがよろしいのでは?
第1話でヒロインサイドにコミカルな雰囲気は必要なし。そのくせエピソードも演出も陳腐ですし。
第1話は状況の厳しさ、命の軽さを嘆くヒロインの心情や人柄、または舞台や技術設定などにフォーカスすべきでしょう。やっているつもりなら全然できていません。
戦闘シーン、兵器のCGはなかなかいいのが救いです。
「壁の中の貴族」が差別階級に戦わせる。設定は、亡国のアキトとかマージナルオペレーション的ななにかの雰囲気ですね。でもハンドラーの役割の意味がちょっとわかりません。
科学技術の差が大きすぎます。少数の人間の犠牲で持ちこたえるには不自然でしょう。銀髪軍団たちは、無気力の極みですし。一人優秀な人間がいたから何とかなってたんですか?1国を滅ぼした戦闘機械軍団なのに?なら、それほど脅威じゃないですよね。
情報の伝達方法をハンドラーがいきなり間違うとかそれは軍隊の最低限のルールでしょう。
相手がAIに滅ぼされているので、AIは使えないという設定なのですかね。それにしては研究所らしきところではコンピュータ使ってましたが。戦闘記録は人力で作成するレベルらしいですね。
まあ、どこかでいろいろ説明があるのかもしれませんが、ちょっとこの辺りを考察する気力もなくなってきました。
何かを主題にして、それを軸に、というのが3話くらいまでに読み取れるなら、ここまで設定とか作画、演出にこだわらなくていいんですが、世界観もヒロインの目的もなにも提示できていません。言葉で「命は大切」って言ってるだけで、お前主体的に何かしたのかよって言いたくなります。演出が上手くて引き込まれるわけでもありません。
ああ、いい言葉が見つかりました。クリエーターの気持ちが伝わってきません。
楽しみにしていたのでちょっと辛辣になりました。お好きな方には申し訳ありません。残念ながら第3話の延々とつづく日常シーンで心が折れましたので、視聴は継続しないと思います。
{/netabare}
誰か さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
くらま さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
RFC さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
Prospero さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ぽにぃ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
【総評】
以下、各評価基準ごとの詳細
◎物語の評価◎
◎作画の評価◎
◎声優の評価◎
◎音楽の評価◎
◎キャラの評価◎
各星の数は3つを基準に下記で採点。
★☆☆☆☆:好ましくない
★★☆☆☆:やや好ましくない
★★★☆☆:可もなく不可もなく
★★★★☆:良い
★★★★★:群を抜いて良い
テナ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
この作品は内容が結構重いです。
何から書けば良いか上手く纏まりませんが、順番に。
作中に出てくる、サンマグノリア共和国……この国……控えめに言って腐ってます……
まず1つ。
この国では差別があります。
壁の中に住む者達と外に住む者達。
壁の中は平和です。
毎日好きな場所へ出掛けて、好きな物を食べて、好きな事をしている。
壁の外は戦う以外の選択肢はない……1秒後に……1分後に……明日、明後日、自分が仲間が死ぬかもしれない。
それでも戦い続ける86と呼ばれる者達。
壁の中はそんな人達の努力と犠牲の中で成り立っている平和……サンマグノリアは、その為に差別で86と呼ばれる人を追い出して、戦わせている。
壁の中では、今日の戦いの犠牲者は0でしたなんて幻想で真実を隠して、真実を知る者は人が命を落とした事に、無関心であったり、ゲームの様な楽しみ方、命を失うのを見て笑う人まで居ます。
これを見た時、私は、この人達は本当に人間なんだろうか?と思いました。
自分が守られてる事にすら気づけないお花畑の頭な上に、人が死んでいるのに、何も感じないの?と思いました。
その犠牲の上にある平和が続いているのは彼らのお陰なのよ?って…………
でも、こんな腐った人達の中に救いがありました。
レーナ……彼女はサンノマグリアの軍人。
彼女は86の真実を知り、それをどうにかしようと考えて動いている人です。
{netabare} でも、周りの人達は変わろうとはしません。
レーナの話を真面目に受け取ろうとしません。
1番ショックだったのは86を人間とすら思っていないこと…… {/netabare}
戦死者0は無人機が戦っている設定。
{netabare} 国の人達は、戦死者はいないと言う……何故なら……壁の中にいる人は人間で壁の外にいるのは人間じゃないと本気で思っている。
だから、戦死者0なのです。
86は無人機が搭載する補充の効くパーツと変わらないと考えられています。{/netabare}
正直、凄くムカムカしますね!
更に、レーナは軍人達の間で戦死者0の裏にある残酷な真実を告げますが、それを聞いた彼ら彼女らの言葉にはショックでした……レーナの言葉は何一つ伝わらない……
でも、レーナは負けません!
{netabare} 彼女は86の理解者で味方です!
彼女は、戦場の恐ろしさを知っている。
命の尊さを知っている。
86が自分と変わらない人間だと知っている。 {/netabare}
では、同じ国で育ったレーナと他の国民との違いはなんだろうか?
{netabare} 私の第一印象では、この国の人は腐ってる。
でも、考えて見たら悪いのは人より国の方にあるのかもしれません。
レーナに関して言えば戦場の残酷さや86に助けられた過去もありますし、それも影響があると思います。
ただ、それ以外の理由も考えて見ました。
産まれた時から、86は人間ではない、差別するものだと、社会が学校が……親が先生が大人が教えているのです……彼らの中で差別は当たり前で、おかしな事ではなく当たり前の環境がそこにあったのかもしれません。 {/netabare}
だからと言って許される問題ではありません。
{netabare} それを知った上で一人一人が考える事が出来たはずなんです。
考えることを放棄し、おかしい事を疑問にすら思わない人達が、この国の人達。{/netabare}
でも、一方で、おかしい事に気づける人達がいる。
{netabare} レーナを始めレーナパパやセオトの昔の部隊の隊長などです。
彼らはサンマグノリアの人間でアルバです。 {/netabare}
勿論、彼らはアルバですが86の人を人間だと知っています。
同じ命の重みを解っていて決して見下さない。
誠心誠意で接して居ます。
でも、それが本心で偽りなくても!
{netabare} その誠意が……86には中々伝わないのです……
彼らは対等に接して居ても、86の人間から見れば簡単に信用出来ないのです!
それだけ、サンマグノリアと言う国は彼らを傷付けてきたのです…………
それが、解るから……アルバの人間は自分の想を伝え続けるしかない……86に何を言われようと受け入れるしかない……
サンマグノリアのアルバが86にしている事を考えたら、受け入れて貰えないのも解って居ても……その人達は何もしていないのに……悪くないのに……寧ろ味方なのに……こんな辛い事が悲しい事がありますか…………
でも、アルバの人間には代わりありません。
だから、受け入れるしかない……アルバの人間として…… {/netabare}
さて、スペアヘッドとレーナについて。
1個団体と1人を繋ぐのは無線です。
無線しかありません。
映像もデータ上の地形や配置マップくらいで……声しか届かない。
声しか届かない上にアルバと86は基本的には犬猿の仲みたいなものです。
だから、そのイメージが邪魔をして、スピアヘッド部隊にはレーナの気持ちが中々伝わりません。
彼女はスペアヘッドを気遣い。
戦闘の話や何気ない話をしてコミニケーションを図ろうとします。
視聴者側から見ればレーナって凄く優しくて、思いやりがあり他のアルバと比べても凄くいい子だと解ります。
でも、スピアヘッドの皆から見たらどうでしょう?
{netabare} 声しか聞こえない……無線機を切った後には悪口を言ってるかもしれない、バカにしてるだろうと思うと思います。
それだけに、信頼関係を結ぶのは大変な事です。
私が印象に残るエピソードが、スピアヘッド部隊のカイエが戦死する話。
レーナは彼女の死を「残念でした」と言います。
でも、この言葉にセオトが、ぶちギレる。
仲間の死をアルバ(レーナ)が「残念」だと言う……彼女は決して簡単に口にした訳じゃない……お互いの顔が見えていたら、もしかしたら拗らせなかったかもしれない言葉のズレ……
きっと、スピアヘッドの面々は……言われて来たのでしょう……心がない偽善の言葉を。
だから、レーナの言葉も信用出来なかった。
上辺で言ってるようにしか聞こえないのです。
スピアヘッドからすれば当然です。
偽善にしか聞こえない……私なら、そんな言葉を並べるくらいなら、本当に少しでも苦しみが解るなら、この状況を何とかしてって思いますもの………… {/netabare}
でも、レーナに当たっても何も変わらない。
レーナの思いやりが伝わるのが、和解のエピソード。
セオトも自分が言い過ぎたと反省する。
このシーンって凄く救いのシーンなんです。
きっと、心無いアルバの人が相手なら反省しなかったと思います。
反省したって事は、少し……それは本当の本当に少しだけかもしれない……それでもレーナの本心が間違えなく伝わっていたんだって私は本当にそれを感じる事が出来ました。
ライデンは謝罪します。
{netabare} レーナの事を裏で偽善者のブタだとバカにしていた事を……それは少なくともレーナは、これまでのアルバの人とは違うと、解ったから……これは本当に大きな進歩です!
仲間にも友達にも、まだなれなくても……それが解って貰えた、それだけで心は救われる。
信頼関係ってそうして積み重ねていく。
世界一小さな信頼は世界一大きな一歩。{/netabare}
そして、「黒羊」がやってくる。
レーナは死者の声を聞いてしまう。
そして、黒羊の残酷な真実。
実はレーナがスピアヘッドを担当する時にハンドラーを壊すと言う話を聞かされて居ました。
担当したハンドラーは退役申請、担当変更、自殺をする者がいる。
私は、死霊の声を聞いた人を情けないと思いました…………
{netabare} 退役?担当変更?自殺?
何……それ?……だって……気づいたんでしょう?
86と呼ばれる人達の苦しみを!
辛さを悲しみを!聞こえるのが何なの?
戦場で無念に死んでく辛さが、死霊の声が聞こえる戦場の人達が1番怖いし苦しいのが……分かったのでしょう
なのに……真実に目を背けて、自分達は逃げるの?背を向けずに戦う86の人々が戦ってくれてるから実現してる平和に縋りついておきながら、自分が恐怖を感じたからって、怖い事に目を背けて誰かに恐怖と苦しみを押しつけて、退役して部隊変更して逃げられないから、最後は自殺……
動いてよ……それなら……1人の人間に出来ることなんて、限られてるけどさ……それでも動いているよ……間違えなく現状がおかしいと気づいてる人もいるのに……1人でも多くの人が声をあげれば変えられる事もある……小さな力でもあつまれば何かを変えることも出来るかもしれないのに…………逃げ出すなんて卑怯よ……情けない…… {/netabare}
この世界では2年ほどでレギオンとの戦争が終わり勝利すると言われていたようですが……
{netabare} スピアヘッドの隊長のシンは、それは間違えで86を含めたアルバ達も敗北すると言います。
そして、86が全滅したら次はアルバの全滅ですが、シンが言うにはアルバだけになると戦いを放棄したアルバは戦えないといいます。
当たり前です……当たり前なんです……武器を取らずに生きて来た人達が明日いきなり戦えと言われて戦えるほど甘くは無い……
正直、それくらいしないとサンノマグリアの人間は国は解らないと思うのです……
だから、そうなれば少しはこの救えない国は学ぶと思う……それくらいの事が起きないと変えられない……私なら少なくともそう考えちゃう。{/netabare}
でも、シンとレーナは必ず勝とうと約束する。
この2人は本当に強い。
そして、86の優しさを感じるエピソードがあります。
{netabare} レーナはスピアヘッドの人員補給が必要だと各部署に資料を送るも返答はない。
でも、レーナの要求する人員補給が準備されていると聞き彼女は喜ぶ。
私も、やっとレーナの気持ちを少し解って貰らえたと思ったのに人員補給の真実は酷かった。{/netabare}
でも、86は知っている。
{netabare} 人員補給は来ない。
スペアヘッドが処刑場である事をレーナに伝える……
でも、86はレーナを傷つけたくなくて、期待しているフリをする。
そこにレーナを思いやる優しさを感じます。
それでも最後は真実を明かす。
そして、それでも復讐しようとはしない。
何故なら、86はアルバの人が全員が悪ではない事を知っている。
彼らの戦う理由と意味がしっかりある。
戦いを放棄するのは、今まで守ってきた人達の犠牲が無駄になってしまう。
86は、アルバ事を含め自分達の事もよく考えています。
だからこそ復讐じゃなく戦う茨の道を行く。
そこには、彼らの優しさと強さを感じました。
本当に素敵です。 {/netabare}
レーナは真実を知って怒りと絶望を感じる。
そこで、救いを求めたのは親友のアネット。
でも、彼女の言葉は酷いものでした……
{netabare} アネットは実はシン兄弟と知り合いで、友達だったから虐めにあった……それが辛くてシン達を拒絶した……
そうして、レーナの事も同罪と言い放つ。
そうしてアネットは「アンタが余計な事をして長生きさせたからソイツらは死ねって命令されたんでしょう」と言います。
このセリフは本当に頭にきます。
レーナは何一つ間違えてはいません。
それだと、死ぬしかないじゃないですか!
誰かに死なないで欲しい、死なないで欲しいから行動をしようとするのは余計な事でしょうか?{/netabare}
でも、結局、アネットは怖かったのだと思います。
{netabare} 自分は拒絶して86を見捨てて、彼ら兄弟だけでも助けようとした父に反対する選択肢しか出来なかった。{/netabare}
逆にレーナは見捨てない。
{netabare} ずっと、1人で立ち向かい諦めずに戦い続けて上層部に掛け合い意見し、犠牲を出しながらも全滅回避に成功した。
アネットからすれば同年代の同じ1人の女の子が、ここまでの事をしているのです。
自分には何一つ出来ずに見捨てると言う選択肢しか出来なかったアネットからすれば、自分が情けなく感じたのかもしれません。 {/netabare}
だからこそ、レーナの言葉や行動に心は締め付けられてゆくのかもしれません。
{netabare} 酷い言葉を浴びせて必至にレーナも私と同じなんだよって自分に言い聞かせて、レーナに言い聞かせてる……
それでも、気持ちの変わらないレーナから逃げ出して「もぅ、会いにこないで」の逃げの一言……現実から逃げ出したのだと思います。{/netabare}
一方、最終司令でシンは兄の亡霊と対峙します。
シンは亡霊になったお兄さんを救いたかった。
でも、兄もシンを救いたかった。
{netabare} お兄さんの救いは明確に解りませんでしたが、守りたい気持ちは伝わりました。
戦いの中でシンが他の機体からトドメを刺されそうになった時、攻撃から守るシーンがあります。
シンは、それを「殺すなら自分の手で……か……」と解釈をしましたが、私は単純に守りたかっただけに感じました。
殺し合いをしているのですが、兄はシンに殺すとは一度も発言していなかったからです。
亡霊の兄の表情が殺意と苦しみに歪むシーンが有りますが目を見てると、本当は殺したくないのかな?と思える目をしていたように感じる部分があったからです。
兄の回想にもシンに酷い言葉と暴力を振るうとは裏腹に心の声は自分の言葉の全てを否定して心はシンを守ろうとして居たってのも理由の1つです。 {/netabare}
この戦いでレーナは視覚共有を使います。
{netabare}視覚共有はハンドラーに失明の可能性があるらしいのですが躊躇なく使います。
更に許可のない命令違反覚悟の迎撃砲
それに対してレーナは86が気にしないように言葉を伝える。
私は、これはレーナの覚悟だと思います。
言葉や地図でのナビゲーションならハンドラーなら当たり前に出来る。 {/netabare}
でも、そうじゃない。
{netabare} それ以上に皆と一緒に戦ってるんだよって覚悟の現れ。
彼女は補給を要求する時に「私達の部隊」と言っていました。
「スピアヘッド部隊」ではなく「彼らの部隊」でもなく「私達の部隊」
自分も仲間の一員である覚悟を感じます。
そして、この行動こそが、その証明。 {/netabare}
で、レーナがシンの兄に不発弾を撃ち込むシーンで、小さい頃のレーナがビンタをするシーンがありました。
{netabare} このシーンは、過去に助けられたレーナが、次はレーナからの救いのビンタ……弟を殺したくないのに殺そうとする兄への救いの一撃。
本当に助けられ保護して生かしてくれたから……感謝してるから打ち込める優しい一撃だと感じました。 {/netabare}
実はレーナは親友であるアネットに協力させていました。
{netabare}それは脅しですが……これには優しい理由がある気がします。
1つは今まで見捨て続けたアネットへのチャンス……見捨てた幼なじみは生きている。
アネットは、見捨てた事を少なからず後悔していました。
なら、その幼なじみを救うチャンスを与える……見捨てたまま気に病んで生きるか……救って貴女だって救えるんだよって伝えて、少しの償いと勇気を与える……
2つ目は脅し。
2人で協力すれば2人は命令違反で罰を受ける……でも、レーナが脅してアネットを従わされたのなら……罪はレーナだけが被れる……アネットは罰を免れるか軽くなる。 {/netabare}
それがレーナの言葉と行動に隠された優しさだと思います。
否定されても罵られても、やっぱり大切な親友なのかな?って。
そして、戦いの後……
{netabare} 沢山の罰を受けようと失明を覚悟してでも生きて欲しかった仲間達……
自分の命令違反よりも失明なんかよりも優先したかった仲間の橘……
彼らは勝利の後にレーナと言葉を交わして楽しそうに旅に出る……彼らの言う自由になるの本当の意味……
レーナの「待って……待ってください……置いて行かないで!」
凄く切ない……勝利で喜びを分かちあって居たのに……その先の……彼らの選択……凄く楽しそうな会話には未来への希望…… {/netabare}
シンの最後のセリフ「少佐、先に行き(逝き)ます」
レーナは間に合うはずもないのに走り出す。
そうして、外へ出た彼らはレーダーから消え去ったる……レーナだけを残して。
外へ出た彼らは凄く楽しそうに生きていました。
{netabare} 伸び伸びしてるように感じました。
生活は裕福ではなく不便で大変なことの方が多いと思いますが心は清々しいと言いますか。{/netabare}
そして、ファイドの記憶(メモリー)
この子は、見ていたら凄く可愛くて心があるのかな?って思います。
仲間想いで優しくてシン達の必要なものを探してくれたり。
ファイドの記憶を見ているとファイドは皆の人気者の様な子かもしれませんね。
皆と喜びを分ちあって。
沢山の人が人の様に接してくれて、楽しい事や嬉しい事、悲しい事やら沢山の言葉と笑顔を記録して……ファイドの記憶を見るとファイドは本当に皆が好きだったんだって解る。
そして、シンが大好きなんだって。
ファイドの視覚レンズから液体が流れているシーンがあります。
{netabare}涙を流してる様に見えるだけなのか涙を流しているのか……私には、泣いてる気がします。
最後の焼け野原の大地でファイドが見たメモリーはファイドの幸せで楽しくて大切な記憶。
でも、泣いたのは壊れるのが嫌とかじゃなくて……あんなに楽しい時間を共に過ごした仲間が減ってしまった事に涙したのかな……って思いました。
それとも、シン達を残して壊れちゃう事が心残りなのか…… {/netabare}
さて、シン達は廃校に辿り着きます。
これは、少し切なかった。
{netabare} 廃校で学生の様に振る舞うけど……この子らも普通に生活してたら学生生活を楽しんでいたんだろうなぁ〜って。
そんな普通が当たり前にあったはずなんだよなぁ〜って。{/netabare}
道中……シンは敵を発見します。
{netabare} 機体は1機しかなくて当番制で乗っている人が戦う約束でしたがシンが優しい嘘で戦いに出ます。
それは仲間を守るため。
シンの立場ならそうすると思う。
生きて欲しいと思うから……でも、それは仲間も同じでシンに戦わせて逃げるなんて出来るわけもなくて……
結局、皆が来ちゃう……
機体はないから銃1つで……それで勝てるハズがなくても……
シンは「馬鹿だなぁ〜そんな武器でレギオンに勝てるわけない」って言う。
馬鹿だ馬鹿だと言うけど……
多分、私はシンの立場だと、そんな馬鹿が嬉しいかもしれない……死んで欲しくはないけど……それでも一緒に最後まで居て駆けつけてくれるのは幸せだと思います。{/netabare}
一方、レーナは最前線に視察に来ます。
前回の命令違反は謹慎処分で、時間が出来たので訪れた。
彼女は見てみたいと思ったのでしょう。
スピアヘッド部隊が過ごし生きたその場所を……
そこでレーナは彼らのメッセージを受け取ります。
{netabare} で、ファイドが記念撮影で撮った写真が同封されていてレーナはそこで初めて彼らの顔を知る。
レーナの口元が移されて涙を流すシーンがあるけどそれだけで泣けちゃう。{/netabare}
「いつか俺達が行き着いた場所まで来たら花でも備えてくれませんか」
シン達のメッセージを受け取ったレーナもまた。
{netabare} 「私もまた歩んで行ける。彼らはそう信じてくれた。
戦おうこの身の命運尽き果てるその最後の瞬間まで」と決意します。 {/netabare}
シンはどこかで無事でいる事を信じて自分に出来る全力で戦う決意をする!
86は10月に2クール目が放送らしく、これはかなり楽しみですね。
シン達は生きてるのか?死んでるのか?
レーナは、これから救いようのない国を世界を、どう変えて行くのか?
楽しみです!(ˊo̴̶̷̤ ̫ o̴̶̷̤ˋ)
よこちゃん さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
戦争をリアルに描いた作品。もちろんシリアスな話になりますよね。シリアス耐性あるので私は楽しく観ました。メカの戦闘シーンも迫力ありましたし、作画も良いと思いました。ただ少し説明不足の所があるかなと、説明しすぎると面白くなくなるのは承知の上ですが、やはり反乱にならないのは何故か分かりにくいです。収容所の様子とか描いてくれたら納得できたかもです。あと、妻が…とあったんで主婦もメカに乗るのかと解釈しましたが合っているでしょうか?
美少女は多くて満足でもありつらい面もありました。レーナ少佐の軍服姿超可愛いです。
グロくはないので余程シリアス苦手じゃないなら普通に面白いと思います。
10月からの2期も観たいです。
★変更
OP曲が何度聞いてもイキってるので音楽点0.5下げました。
アニメ散策 さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
人間と無人兵器《レギオン》の戦争とそこで戦う兵士の物語です。レギオンに間接的に人格を付与することによって、無機質になりそうなバトルにドラマ性を持たせています。それがクライマックスのひとつでしたが、その前にもう少しそのための回想が欲しかったです。そうすれば、より良い話になったと思います。
物語では差別や倫理や組織における理想と現実のギャップなどが描かれています。人種差別問題に関してはアメリカの歴史に似たような事例があるので、おそらくそれを参考にしていると思われます。現代の社会問題にも通じるものがあり、所詮人間はお互い分かり合えないのだと思わされます。被差別者にとってできることといえば諦めず、少しづつ改善を試みることぐらいでしょうが、共和国ではそれさえできない非情な世界なので絶望的な状況です。
戦争の行方や共和国の分断された社会がどう変わっていくのか、そして86と少佐の運命の行く末が気になります。終盤の展開は感動的でした。
薄雪草 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
なぜ、戦うのか。
なぜ、戦わせるのか。
なぜ、戦わさせられるのか。
3つのアンサーは少しずつ違う。
そして、それぞれのバックボーンもたぶん違う。
兵士にだって脳ミソがあるのだから、インプット(受け止め方)はいろいろです。
でも、軍隊の意義は、あらゆる手を使ってでも勝つことがアウトプットでしょう。
勝たなければ、国家の体制は崩されるのだから。
前線では、兵士は死ぬのですから。
だったら、
だったら、戦わなければいいのに。
なんのために、人間だけに "言語" が与えられたのか。
なんのために、頭脳が "天上" に一番近くにあるのか。
まるで分っていない。
分かろうともしていない。
~ ~ ~ ~ ~
なぜ、生きるのか。
なぜ、生まれてきたのか。
なぜ、生きねばならないのか。
3つのバリューはとても似ている。
そして、それぞれのプライドもきっと同じ。
兵士だって人権があるのだから、セレクションの機会はあったはずでしょう。
でも、軍人の使命は、政治闘争の手足となり、先鋭と尻ぬぐいを果たすことです。
国が生き伸びるためなら、犠牲は必要でしょうか。
使い捨てでも、兵士ならいいのでしょうか。
それなら、
それなら、戦わなければいいのに。
なんのために、人間だけに "笑顔" が与えられたのか。
なんのために、 "歴史" を記憶に刻んでいるのか。
まるで学ぼうとしない。
理解しあおうともしていない。
~ ~ ~ ~ ~
86 ‐エイティシックス‐
苦々しい記憶が1986年にあります。
とうてい受け止められない、壮絶で凄惨な "差別の事件" です。
「このままじゃ生きジゴクになっちゃう」と遺書にありました。
重なる意図を、本作に感じています。
どんな評価を標せばいいのか。
まだ、心を曇らせています。
どんな社会なら信じられるのか。
また、胸が叫んでいます。
螺旋常連からくり剣豪 さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
86-エイティシックス-のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。
あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら。
86-エイティシックス-のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら
こちらのフォーム よりお問い合わせください。
サンマグノリア共和国。そこは日々、隣国である「帝国」の無人兵器《レギオン》による侵略を受けていた。しかしその攻撃に対して、共和国側も同型兵器の開発に成功し、辛うじて犠牲を出すことなく、その脅威を退けていたのだった。そう、表向きは。本当は誰も死んでいないわけではなかった。共和国全85区画の外。《存在しない“第86区"》。そこでは「エイティシックス」の烙印を押された少年少女たちが日夜《有人の無人機として》戦い続けていた――。死地へ向かう若者たちを率いる少年・シンと、遥か後方から、特殊通信で彼らの指揮を執る“指揮管制官(ハンドラー)"となった少女・レーナ。二人の激しくも悲しい戦いと、別れの物語が始まる!(TVアニメ動画『86-エイティシックス-』のwikipedia・公式サイト等参照)
千葉翔也、長谷川育美
原作:安里アサト、イラスト:しらび、メカニックデザイン:I-Ⅳ(KADOKAWA/電撃文庫刊)
監督:石井俊匡、シリーズ構成:大野敏哉、キャラクターデザイン:川上哲也、CG制作:白組、音楽:澤野弘之/KOHTA YAMAMOTO
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2021年秋アニメ
東部戦線第一戦区第一防衛戦隊、通称スピアヘッド戦隊。サンマグノリア共和国から“排除”された〈エイティシックス〉の少年少女たちで構成された彼らは、ギア-デ帝国が投入した無人兵器〈レギオン〉との過酷な戦いに身を投じていた。そして次々と数を減らしていくスピアヘッド戦隊に課せられた、...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2019年秋アニメ
とある事故をきっかけに異世界へ転生してしまった人よりちょっとだけ「できる子」だった女子高生・栗原海里(くりはらみさと)彼女がその新しい世界で望んだものは…「わたし、普通に友達をつくって、普通の生活を送りたい―」
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2014年夏アニメ
アランダス連合王国とインゲルミア諸国統合体。長きに渡る二国間の戦争は、アランダス建国以来の不抜の城塞、グレート・ウォールを挟んで膠着していた。 しかし、固く閉ざされていたはずの砦の門が音を立てて開かれ、戦況は大きく動き始める。 アランダス東方山地の隠し砦に駐屯する独立第八部...
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放送時期:2019年冬アニメ
地球より遥かかなたの星にある、笑顔に溢れた王国。王女のユウキは十二歳、そろそろ多感なお年頃。毎日泣き、笑い、時にはときめいたり…?しながら、王宮で楽しく暮らしている。日々を彩るのは、忠実な家臣たち。教育役のレイラ、政治を補佐するイザナ、騎士団長ハロルド、そして……幼馴染の側近、ヨ...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2016年11月12日
18歳のすずさんに、突然縁談がもちあがる。 良いも悪いも決められないまま話は進み、1944(昭和19)年2月、すずさんは呉へとお嫁にやって来る。呉はそのころ日本海軍の一大拠点で、軍港の街として栄え、世界最大の戦艦と謳われた「大和」も呉を母港としていた。 見知らぬ土地で、海軍勤務の文官・...
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放送時期:2017年冬アニメ
統一暦1923年6月。 金髪碧眼の幼女、ターニャ・デグレチャフは帝国軍士官学校の最終課程、 部隊勤務の一環として北方軍管区ノルデン戦区の第三哨戒線で研修に励んでいた。 航空魔導師として輝かしいキャリアを踏み出すための第一歩である研修は 何事もなく無事に終わるはずだった。 しかし事...
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放送時期:2021年秋アニメ
西暦2061年、日本は支配された。4つの世界主要経済圏によって分割統治されるに至り、日本人は隷属国の人間として虐げられる日々を送っていた。日本は各経済圏が投入した人型特殊機動兵器 AMAIM が闊歩する世界の最前線となった。機械好きの少年、椎葉アモウは、ある日、自律思考型AI「ガイ」と出会...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2019年2月8日
統一暦1926年。ターニャ・フォン・デグレチャフ少佐率いる、帝国軍第二〇三航空魔導大隊は、南方大陸にて共和国軍残党を相手取る戦役を征す。凱旋休暇を期待していた彼らだが、本国で待ち受けていたのは、参謀本部の特命であった。曰く、『連邦国境付近にて、大規模動員の兆しあり』。新たな巨人の...
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放送時期:2010年冬アニメ
『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』はA-1 Pictures制作のYVアニメ。月刊コミック電撃大王にて連載も予定。略称は「ソラヲト」。テレビ東京とアニプレックスが展開するオリジナルアニメプロジェクト「アニメノチカラ」の第1弾作品。 空深カナタは廃墟で女性兵士と対面する。彼女はトランペットを手にして...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2004年7月19日
ジオン公国軍艦隊と地球連邦軍艦隊は、ルウム宙域で決戦の時を迎える。歴史に葬られた“ルウム戦役”の真実が明らかに。
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放送時期:2021年春アニメ
平凡な毎日を送るタクシー運転手・小戸川。身寄りはなく、他人とあまり関わらない、少し偏屈で無口な変わり者。趣味は寝る前に聞く落語と仕事中に聞くラジオ。一応、友人と呼べるのはかかりつけでもある医者の剛力と、高校からの同級生、柿花ぐらい。彼が運ぶのは、どこかクセのある客ばかり。バズ...
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放送時期:2021年春アニメ
“ニーアランド"、それは夢と希望と科学が混在したAI複合テーマパーク。史上初の自律人型AIとして生み出され、施設のAIキャストとして活動するヴィヴィは日々、歌うためにステージに立ち続ける。しかし、その人気は今ひとつだった。――「歌でみんなを幸せにすること」。自らに与えられたその使命を果...
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放送時期:2021年春アニメ
サンマグノリア共和国。そこは日々、隣国である「帝国」の無人兵器《レギオン》による侵略を受けていた。しかしその攻撃に対して、共和国側も同型兵器の開発に成功し、辛うじて犠牲を出すことなく、その脅威を退けていたのだった。そう、表向きは。本当は誰も死んでいないわけではなかった。共和国...
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放送時期:2021年6月4日
敏腕映画プロデューサー・ポンポさんのもとで製作アシスタントをしているジーン。映画に心を奪われた彼は、観た映画をすべて記憶している映画通だ。映画を撮ることにも憧れていたが、自分には無理だと卑屈になる毎日。だが、ポンポさんに15秒CMの制作を任され、映画づくりに没頭する楽しさを知るの...
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放送時期:2021年6月4日
———— 身長差15メートルの恋未知の生命体・ガウナに地球を破壊され、かろうじて生き残った人類は巨大な宇宙船「シドニア」で旅を続けていたが、100年ぶりにガウナが現れた。再び 滅亡の危機に襲われた人類だったが、人とガウナから生み出された白羽衣つむぎや人型戦闘兵器・衛人(モリト)のエ...
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放送時期:2021年春アニメ
この館には秘密がある──断崖に佇む大きな館「シャドーハウス」で貴族の真似事をする、顔のない一族「シャドー」。その“顔"としてシャドーに仕える世話係の「生き人形」。ある日、“シャドー"一族の少女・ケイトのもとに一人の“生き人形"が訪れ、“影"と“人形"の不思議な日常が始まる。
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放送時期:2021年春アニメ
「ゾンビランドサガ リベンジ」はMAPPAが制作を手掛けるオリジナルアニメ。新感覚ゾンビアイドル系アニメとして2018年10月~放送され話題になった「ゾンビランドサガ」の続篇だ。謎のアイドルプロデューサー巽幸太郎にゾンビとして甦らされた7人の伝説の少女たちが、ご当地アイドルグループ「フラン...
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放送時期:2021年春アニメ
フシは最初、地上に投げ込まれた“球"だった。持っていたのは「刺激を受けた物の姿へ変化できる能力」と「死んでも再生できる能力」。球から小石、オオカミ、そして少年へと姿を変化させていくが、赤子のように何も知らぬままさまよう。やがて出会う人々に生きる術を教えられ温かい感情を知り、人間...
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放送時期:2021年6月11日
第二次ネオ・ジオン戦争(シャアの反乱)から12年。U.C.0105——。地球連邦政府の腐敗は地球の汚染を加速させ、強制的に民間人を宇宙へと連行する非人道的な政策「人狩り」も行っていた。そんな連邦政府高官を暗殺するという苛烈な行為で抵抗を開始したのが、反地球連邦政府組織「マフティー」...
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放送時期:2021年春アニメ
「SSSS.DYNAZENON」は、2019年12月14日(土)、15日(日)の2日間にわたって東京ドームシティで開催された「TSUBURAYA CONVENTION 2019」オープニングセレモニーにて、制作が決定したことが発表されていた、「円谷プロダクション」と「TRIGGER」がおくる完全新作アニメーション。2018年...