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「映画 ゆるキャン△(アニメ映画)」

総合得点
76.7
感想・評価
213
棚に入れた
810
ランキング
671
★★★★☆ 4.0 (213)
物語
3.8
作画
4.1
声優
4.1
音楽
3.9
キャラ
4.1

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映画 ゆるキャン△の感想・評価はどうでしたか?

ミュラー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

テレビシリーズの延長という感じ

ゆるキャン好きな方には素直に受け入れられる良作なんだろうな、
という感想です。
私はそれほどファンでもないし、キャンプには興味ない派なので、
まあ、普通・・という感じでしたかね。
2時間は長かったかな。
あと、いつからグルメアニメになったんだ?
まあ、キャンプの醍醐味は自然の中でおいしいものを食べるっていうところに
あるんだろうけど、本作ではキャンプ以外での飯テロが多いぞ。

あと、冒頭、松竹のロゴをあんな感じで使うとは。
そこだけは驚きというか、一本取られたという感じでした。
相変わらず自然の描写は素晴らしいです。

投稿 : 2022/11/19
閲覧 : 103
サンキュー:

11

ネタバレ

1Elaina さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

星空を見上げる童話

私は外国人ですが、日本語の悪さをお許しください。
映画を見る前に、少し重い映画になるのではないかと思って、何かが起こるのではないかとヒヤヒヤしていました。でも幸い、テレビアニメの味で、私のような単純に物語を楽しむファンにとっては、見終わって満足しています。
{netabare}
見ているうちに、実は少し異様さも感じましたが、良い観影感を保つために、私は無視することを選びました。私が映画評論を書くからには、良いことも悪いことも全部出して言うべきだ。
映画といっても、テレビアニメとの差はそれほどない。テレビアニメを見て映画を見に来た人には、おなじみの味です。
最大の違いはどこかというと、大人になった女の子たちに違いない。映画のいくつかの大まかな推測によると、設定は7 ~ 10年後で、女の子たちが変わった以外は誰もが知っていて変化はありません。もちろん、映画は2時間しかないので、彼らの変化は全く紙面に足りない。
凛は通勤電車の編集部ライターになり、なでしこはキャンプ店の店員、葵は小学校教師、恵那はペットショップの店員、千明は観光振興機構に勤務していた。
一人一人の職業はかなりわかりやすい。彼女たちの職業だけでも、日々の暮らしぶりからすれば、かなり理想的なのではないでしょうか。しかし、凛が残業しているとか、葵が通っている学校が解体されているとか、千明が東京を辞めているとか、社会人の切なさが垣間見える。制作陣は、本アニメに対してテレビアニメの雰囲気を維持しようと躍起になっていることから、社会的に暗く重い部分を捨て、美しい面に重心を置いていることがうかがえる。映画はファンや気軽に見たい人向けであることがわかる。つまり、実は前作に制限されていて、もっと自分らしいスタイルを発揮できなかったのです。映画内の女の子たちの現実的な制約は少なくなったが、映画外の制作チームの制約は多くなった。
立場の違う人に対しては、評価も自然と異なりますが、ファンだけでは、相対的に満足していると思います。社会人にとっては、彼らの社会での心の酸っぱさが表現されていないため、それほど満足していないのかもしれない。より高い階段に立って見ると、より深いことができるのにできなかったので、一部の人の失望を招いた。
しかしいずれにしても、一般の人にとっても、この映画は一度見る価値があり、一度だけです。もちろん、ファンは別。
映画は興味深い話題を提供し、伝承されている。撫子と凛が温泉に入った時に出したものだ。これは、第1期の自然の楽しみ、第2期の人文的な気持ちから、映画のキャンプ伝承に引き上げられた。このキャンプの楽しさを誰かと共有したいからこそ、このキャンプ場を作ったのです。映画には実際の完全なキャンプはあまりありませんが、やはりキャンプの精神が関与しています。彼女たちに楽しみを伝えさせる根本的な原因は、キャンプへの愛情にある。誰もが自分の好きなことをすべきであり、キャンプガールたちがキャンプ場の建設に熱心に参加できる理由がわかる。私自身もそれに感銘を受けました。アニメが大好きな私は、いくつかの夜、自分でアニメ会社を設立し、自分がアニメの制作に参加することを夢見て…
映画の現実には、不思議なものがある。片道4時間もかかるのに、彼女たちは同じ場所にいないのに、いつでもキャンプ場に一緒にいる時間があるような気がして、建設中も大きな挫折はなかった。おとぎ話になっているのではないかと思わずにはいられません。もしかしたら、制作チームは大人の童話を作ることを意図しているのかもしれない?すると、映画のレベルの上昇が制限され、表面に流れているような感じがします。多くの困難に遭遇し、困難な状況に直面した詳細は、もっと素晴らしいだろうと思います。
正直に言うと、構造は非常に普通で、歓楽から哀傷、歓楽まで、少し工夫しているところがあり、残念ながら映画としての特徴を発揮していません。
{/netabare}

要するに、映画は佳作、TVアニメは神作。

投稿 : 2022/11/15
閲覧 : 71
サンキュー:

12

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

キャンプだけじゃなく+お仕事+DIY作品。

原作未読。アニメ1期2期+α視聴済みです。

劇場版は観たかったけど、観に行けてなかったので
Amazon primeさまには今回も感謝感謝です♪(コンゴトモヨロシク)。


事前にまとめサイト様等での感想が少し目に入ってしまっていたので
若干、不安を持ちながらの視聴でしたが
結果としては、文句なしの、これぞゆるキャン△!といえる作品に大満足させてもらえました^^。


自分の感覚的には、TV版SHIROBAKOに近いものを感じました。
ベースはもちろん、ゆるキャン△という作品がしっかり土台にありつつ
学生時代から社会人初期にかけての、お仕事アニメ的要素。
加えて、今期放送されてているDIY的な要素もプラスされている。
 
 
個人的推しの千明が、すごく輝いていたのがまずよかった。
千明とリンの関係性や、他のキャラ間での関係性も少し深まっているところもしっかり感じられた。

それぞれが、仕事に対して、今までの経験や個性を生かしているところも
素晴らしいと思えたし、うらやましくも感じられたw。
なでしこは、まさに天職なのでは。
 
 
キャンプ場は、学生時代に何回か利用したことあるけど
キャンプ場を作るという発想や視点は持ったことなかったので
すごく新鮮でワクワク感も得られました。

それぞれの仕事の合間で・・なんて
リアルな自分で考えたら、まずそこで挫折してしまいそうなので
それだけでも、すごいと思えるのに
そこに加えて予想外の事態への直面、そこからの打開。
 
 
派手な結末ではないですが
そこがこの、ゆるキャン△シリーズの良さだしナチュラルさだと思います!。

学生時代←→社会人初期の描写に、違和感は全く感じられず
本作を作ってくれて、ホント大感謝なのです!!。
今後も、また学生時代編に戻るもよし、社会人の続編もよし
といった期待をしてしまいます^^。
 
 
※余談1:
 本編観たのしばらく前だったので、完全に忘れてしまってた?キャラでしたが
 「これって黒沢さんだよね」って、声ですぐにピンときた。
 すごく存在感ある惹きつける声質だと思います。
 wiki調べて、黒沢さん確認♪。
 あれ?。TV本編出てたっけ?。いつか再視聴して確認したい。
 今後の作品には、ぜひもっと出てほしい!!。
 
 
※余談2:
 いい感じで魅入ってたら、不意をつかれてしまいました><。
 リンのお父さん。。櫻○さんでしたね。忘れてました・・。
 TV版観てた時は、いいお父さんと感じられていましたが
 例の件のあとのため、リンやリンのお母さんが不憫に思えてしまう・・。
 リアル(声優さん)から作品への逆浸食って、あると思います。。
  
 

投稿 : 2022/11/13
閲覧 : 113
サンキュー:

16

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

こういう未来。

詳細はTVアニメ版1、2期でも観てください。

というか、観ていないとキャラの性格などがわからず、半分くらいしか楽しめないかなと思います。ただ、どう考えてもファンムービーといった要素が強い劇場版のような気もします。

というのも…
{netabare}
TVアニメ版では高校生だった「野クル」メンバーと、シマリン、恵那が、なぜかみんな社会人。シマリンは名古屋の出版社に編集者として勤めており、なでしこは東京の都下でアウトドアショップ勤務。そのほか、千明は東京のイベント会社を退職して地元・山梨で観光推進機構に勤めており、その千明の仕事でキャンプ場を作りましょうという話になります。

まあ、本線に影響を及ぼさない劇場版という意味では、「こういう未来」を描くのもありというか、むしろ地続きの高校生のキャンプ女子の日常を描けないからこそ、というストーリーではありますね。

とはいえ、「ゆるキャン△」ファンには満足いく出来だったと思います。あのキャラたちが、女子大生を経て社会人になったら、こんな感じになるんだろうなというのを上手く表現できていたと思います。

それぞれが、それなりに大人になっているのも好感。いぬこ妹も女子大生になってて!!

ワンテーマで2時間。過不足なく、適度に山あり谷ありのストーリー。劇場版でこその表現という感じではなかったのですが、安定して面白くはありました。まあ、ぶっちゃけテレビ特番でもいいのかなという気もしますが…

サイドストーリーとしては上出来だったと思います。
{/netabare}

投稿 : 2022/11/12
閲覧 : 116
サンキュー:

8

ネタバレ

てたい さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ゆったり見れる。

こんなん見たら、キャンプしたなるやん?
2.3人で集まって酒飲みながら、のんびり話したなるよな。

投稿 : 2022/11/10
閲覧 : 96
サンキュー:

2

スィースィーレモン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

毎回思うけど、キャッチコピーは誰が考えているんだ?

最初にいいますが、褒め言葉です。
キャッチコピーのイキリ方が素晴らしい!
聞いた瞬間、言いたくなるし、作品自体の興味を持ちます。最高!

さて、キャッチコピーだけでなく、中身も素晴らしい‼︎
だって、このようなアニメの映画ものって、『夏休みの思い出〜』やら『卒業旅行〜』とかそんな感じの中、ゆるキャンは『大人になった私達』
やはり、ゆるキャンスタッフなんか違うと思わせてくれます。

投稿 : 2022/11/08
閲覧 : 102
サンキュー:

2

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

お別れを言われた感覚。なでしこは抽象的な存在になった。

 見る前は女子高生部活モノではなくなって否定的な感覚を持っていましたが、劇場アニメ作品としては、悪くない出来だったと思います。

 社会人としては悪意の無さと緩い感覚に現実味がないということもできますが、もともと女子高生の話から悪意の全くないリアリティはない物語です。社会人のストレスからの逃避というリアリティを求めてしまうと、ますます作品世界からの逸脱になりますので、本作の雰囲気はこれで良かったのでしょう。

 ただ、やはり、この子たちの将来は想像に任せて欲しかったと思います。モラトリアムが許されない厳しい世の中なので、できれば成長しない世界を残してほしかった。1期の空飛ぶテントみたいな将来を妄想するような夢のある世界だったのに、現実を持ち込まれてしまいました。現実というのは社会ではなくて時間です。

 チクワに象徴されますが、映画の主旨的に時間経過と増えて行く制約を受け入れながら、その時その場面に応じて楽しみを捨てないでいこうという風に見えました。
 映画を見ていてその点での出来の良さを認めながらも、最後まで夢オチにしてくれないかなあという感情は残りました。

 無理にこの娘たちを社会人に当て嵌めることもない気が。できる範囲で楽しむというのは、言われなくても分かってることですから。時間の経過を意識するとそこに達観があったとしても、どうしても寂寥感を伴います。
 その寂寥感の正体は時間は経過し死に向かっているんだと言う現実であり、感動の種類がオープンエンディング的な「お別れ感」につながります。つまり、この娘たちの人生はこれから続くにしても「ここまでしか見せませんよ」というメッセージにも見えるということです。

 さらに言えば、5人で集まろうといいながらも、この先はそれぞれの人生があるので、正月に数時間集まれるにせよ、こういう楽しみはこれで打ち止めという見方すらできると思います。そこは現実で嫌と言うほど味わった感覚なので、この子たちにまでそれを感じたくなかったかなあ。

 それとこれはTVシリーズから思っていましたが、やっぱり本作の主役はリンちゃんで、なでしこって抽象的な存在だよなあ、と思います。内面があるようで内面が見えない、無垢性の塊というか、悪意もストレスも持たない究極の人間というか…TVでは欠点の描写が沢山あったので、目立ちませんでしたけど。

 なんというか、女子高生ものとして「あずまんが大王」の大阪から「けいおん」の唯を経て、ついに人類が進化するべき「理想の人間」を描いてしまった感じです。形而上学的存在と言えばいいのでしょうか。
 結婚しても、老人になっても同じ調子でいくんだろうなあ、という感じです。つまりこれ以上なでしこには感情移入できなくなってしまったとも言えます。

 まあ、黒歴史とはいいませんが、3期も始まるし歴史のIFとして一旦脇において考えればいいかな、と思います。ただなあ、もうゆるキャン△はいいかなあ、という気分にさせてしまった感じは否めません。

投稿 : 2022/11/05
閲覧 : 231
サンキュー:

17

遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

あfろ先生と京極監督に国民栄誉賞あげたい

諸君 私はゆるキャンが好きだ
諸君 私はゆるキャンが好きだ
諸君 私はゆるキャンが大好きだ

なでしこちゃんが好きだ
りんちゃんが好きだ
千明ちゃんが好きだ
あおいちゃんが好きだ
恵那ちゃんが好きだ
ぐびねえが好きだ
綾乃ちゃんが好きだ
ちくわが好きだ
松ぼっくりさんが好きだ

平原で 山林で
高地で 湖畔で
河原で 海浜で
公園で 学校で
山村で 屋内で

この地上で行われるありとあらゆる野クルの活動が大好きだ

思い立ったら行動に移すまでが早いなでしこちゃんが好きだ
重機の免許をすぐに取ってくる、社会人になろうとも変わらないそのバイタリティは畏敬の念すら抱く

美味しそうにキャンプ飯を頬張るりんちゃんが好きだ
普段口数が少なくあまり感情を表に出さない彼女が、絶品料理に舌鼓を打ちながら顔を緩ませる様はこちらの心をも緩ませる

ノリと勢いが10代のまま変わらない千明ちゃんが好きだ
色々と無理がきかなくなってくる社会人において、学生時代の勢いそのままの友人の存在というのはとても安心する

子供たちから絶大な信頼を寄せられているあおいちゃんが好きだ
普段はおとぼけた言動をしながらも、ふと廃校になる校舎を見まわし郷愁に浸る彼女の姿は教育者として信ずるに値する

笑顔を絶やさず周囲に優しさを振りまく恵那ちゃんが好きだ
老犬となったちくわを労りながら、変わらぬ不変の愛情を注ぎ続ける彼女の姿はとてもとても愛しいものだ

諸君 私は温もりを陽だまりのような温もりを望んでいる
諸君 私に付き従う大隊戦友諸君
君達は一体何を望んでいる?

更なる温もりを望むか?
愛しさと幸福に溢れた至上の温もりを望むか?
心満意足の限りを尽くし、この世の全てを浄化する救世主のような温もりを望むか?

『幸福!(ゆるキャン△)幸福!(ゆるキャン△)幸福!(ゆるキャン△)』

よろしい、ならば幸福(ゆるキャン△)だ


要約:(ゆるキャン△の映画は)パーフェクトだ、ウォルター


『けいおん!』『ご注文はうさぎですか?』と並ぶ、きららが生み出した人類史上最高の大傑作、『ゆるキャン△』。
映画観に行きましたが、ただただ、嗚呼ただただ素晴らしかった・・・・
私がこの作品に求めるもの、1期や2期でも言いましたが、人々の繋がりが生み出す温もり。劇場版でもちゃんと踏襲しておりました。
今作に社会人にしたのが云々かんぬんと文句付けてる輩が少なからず見受けられましたが、あえて言おう、カスであると。
お前らは何にも分かってねえよ、ゆるキャン△の、底すらない進化(幸福)を・・・・!!

ただそれはそれとして三期は見たいです。

投稿 : 2022/10/10
閲覧 : 130
サンキュー:

20

ルー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

心地いい眠りに誘われる作品

仕事終わりに映画館で見に行ったけど、いつの間にか寝てました。
最後らへんで起きましたが、別に内容ついていけない訳でもなく、ゆるキャンのその後を描いた作品としては良かったなと思いました。

投稿 : 2022/10/01
閲覧 : 84
サンキュー:

3

羽依里 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

いつものゆるキャン△と違い、ストーリー性が結構しっかりあった。ただゆるーく見ようと思っていたので驚いたが、面白かった。

投稿 : 2022/09/24
閲覧 : 84
サンキュー:

2

ネタバレ

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

TV版本編と違う立場で、でもそれだからこそ描けることを.

劇場版、観たい観たいと騒いでいるうちに上映終わってしまって、
残念~(≧△≦)、、、なんて言っていたら、
土曜日に1日限定で上映があって、
これは!!って勇んで観に行ってしまいました(*^▽^*)

大スクリーンで観られてよかったあぁ

しかも、{netabare}偶然だけど、観に行ったのが昭島のシネコンで、なでしこちゃんの職場が偶然にも昭島のアウトドアショップ!なんだか不思議なご縁、感じてしまいましたー(PR版で見かけた、なでしこちゃんのロードバイク乗車シーンはワンカットだけで、あとは大体自動車移動にがっかりしたのは内緒です){/netabare}ww

お話は、事前にPRされていた通り、みんなが成長した10年後。
それぞれに就職して、バラバラになって生活しています。

TV版といちばん違うのが、{netabare}男性の、編集者さんとか自治体職員さんとか、それぞれに活躍できるシーンがいっぱいあったところ!
これって、きらら枠で展開している原作準拠のTVシリーズでは描けないですからね(≧▽≦)

それでいてやっぱり、いちばん魅力的だった男性がリンのお爺さん。
「いいキャンプ場だ」のひと言、心に沁みました・・・

お仕事アニメと似ていながら、お仕事アニメからいちばん遠いところにいるのが、
メインの5人で、仕事も遊びも本気で楽しむということを、自分たちだけで完結させないで、
他の人たちにも広めていきたいという単純な願望が、キャンプ場づくりに進展する前から、
リンちゃんの編集企画や、
なでしこちゃんの職場での、女子高生にランプ点灯させてあげたり、敢えて向かいのライバル店にあるお勧め商品情報をさらっと教えてしまうあたりで、
しっかり描いてくれるので、説教っぽくならなくて、心地よかったりします。


そしてやっぱり、ゆるキャン△は、みんながどんなに成長しても、
美味しいキャンプご飯とゆる~いキャンプで楽しむ姿なんだなあと、納得しながら、
気持ちよく鑑賞し終えることが出来て、ああ、幸せってこれでいいんだなあ。みんな彼氏も出来ていなさそうwだけど{/netabare}、それでいいよねーって、思える作品でした。

投稿 : 2022/09/18
閲覧 : 173
サンキュー:

26

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

Sun Is Coming Up!

 全120分。原作未読。

 いつものゆるキャン△でした。もちろんとても楽しめました。テレビ版は日常アニメという感じでしたが、今作はストーリー性があってより楽しめました。

 高校生だった彼女たちはすっかり社会人になり、皆それぞれの場所で立派に仕事をしていました。個人的にこういったところで僕は元気をもらいましたね。僕も仕事とかがんばろって思えてきました。

 話の本筋としては「皆でキャンプ場を作ろう!」です。そのためにそれぞれが自分の強みや職場を使って協力して組み立てていくんです。僕はこの一連の流れを見てなんてしっかりしてるんだ・・・と感銘を受けました。

 途中トラブったりしましたが、、、最後はなんとか完成。家族たちや子供たちが集い仲良く現地を楽しんでました。

 皆で協力して一生懸命同じ目的に向かって作る。そしてみんなが喜んでくれる。そういうのって良いよな~って思わせてくれました。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/09/17
閲覧 : 227
サンキュー:

30

ネタバレ

ナルユキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

5人の友情と青春をキャンプに絡めて描く。これが「ゆるキャン△」

自分語りではあるが、私はレビューを書く際には沢山、他の方のレビューや感想を参考にしている。自分が観て率直に思った・感じたことのみで文章を作るのは正道であるし憧れるのだが、やはり他の人の意見とも擦り合わせて作らないとレビューは主観的な“感想文”に陥りやすい。そう考えての現在の作文スタイルが仇となったか、この稿を起こすにあたっては少し悲しい気持ちになることが多かった。
「ゆるキャンらしくない」
時折、こういった書き込みが散見されているからである。
確かに本作の内容は今までの「女の子がまったり楽しくキャンプする」といったものではない。10年という時間経過の寂しさ、メインキャラクターたちが大人になり仕事を持つことによる窮屈さなども描かれており日常系に求める「癒し」が大分少なくなったな、とは私も感じていた部分である。
しかし「らしくない」とまで書かれたコメントを見る度にこうも思うのだ。
「『ゆるキャンらしい』って何だろう?」と。
「ゆるキャンはこうあるべきだ!」という人も「そんなこと考えたこともなかったよ」という人もちょっとそういうことを頭の隅で考えながら是非私のレビューを読んでほしい。

【ココが変わった!:10年後の『ゆるキャン△』は青春アニメへ様変わり】
そもそも劇中で10年が経過し、大人になったなでしこたちでこれまでと同じくキャンプに絡めたまったりとした日常描写を求めるのはナンセンスな要求だ。そんなものはまだまだ連載中の原作『ゆるキャン△』のストックが溜まり次第、3期が制作される筈なのでそっちに期待すればいい。今回は1本120分の劇場上映という形態の都合もある。
なのでこの作品はこれまでのシリーズとは違う1つの青春物語が設けられている。それは学生時代にキャンプというものを楽しんできたなでしこたちが放棄された土地を活かしてキャンプ場を作り、その楽しさを誰かに伝えることだ。
1・2期などで見せてきた過去、これから作られるだろう3期以降の未来、そして作品としては描写されない合間の期間。全ての時間を考えても常になでしこたちはキャンプを楽しみ、失敗すらも想い出にしていったことで本作の5人が存在していることは想像に辛くない。だがその一方で5人で何か大きなことを「成し遂げる」ということはこれまで描写されなかったし、本作が出るまでは想像もしなかった概念である。
そんな彼女らが地元・山梨県を盛り上げるため、そして沢山の人が楽しいキャンプ体験が出来るようにという想いで、雑草まみれの荒れ果てた土地を開墾していく。キャンプを絡めた日常に明確な目標が加わることで、本作は日常系から“青春系”に進化した。

【ココがすごい!:日の出と環境音】
映画化によって作画や音楽面もさらに向上し劇場に赴く価値をしっかりと持った作品なのだが、中でも特徴的だったのが環境音やBGMである。
砂を踏みしめる音に加え、吹いているのかよくわからない程に細やかな「コォー」という風の音などキャンプ場の雰囲気が音で明確に伝わってくるのは本作ならでは。自然の音ばかりでなく、蛍光灯の音まで再現されている。独り暮らしをしている社会人が夜半に帰宅し、照明を点けた時に微かに聴き取れる“あの音”である。
これらの環境音は新規収録していると音響監督の高寺たけし氏が発言しており、そんな彼のこだわりが抜群に反映されている印象を受けた。
また、尺が2時間(120分)とアニメ映画にしては長い作品ながら飽きることなく見られたのはBGMの力が大きい。吹奏楽を主体にした様々な曲は静的な音が少ないことで学生時代の活気と好きなことへの活力を表しており、およそ1時間以上被りない多くの曲が作品を盛り上げている。
そして映像面。1・2期ともに見どころとして必ず用意している「日の出」のシーンが本作にも盛り込まれており、やはり大きな宝石のように美しく夜を照らすのが圧巻である。今までは1・2期の〆として表現されていた日の出は千明の郷土愛、リンのキャンプ愛とそれらの気持ちを誰かに伝える決意を送り出すかのごとくかなり序盤にも置かれており、これまでとはまるで意味合いの異なる1シーンとなっている。テレビアニメならそこで一旦区切って次回まで待つところをさらに続けて上映するのだから、その満足感は生半可なものではない。

【変わらない魅力:彼女たちはキャンプが好き。友だちとする“活動”が好き】
本作は今まで打ち出された1・2期と比較して変化したところばかり注目されているが、それらは飽くまでもキャラクターを取り巻く環境であり、各キャラクター自身はそこまで大きく変わってはいない。
{netabare}勿論、大人として成長した部分。仕事に関する「行き詰まり」が用意されて陰りを見せる部分もある。今回のプロジェクトも順調に進んでいる時に思わぬ障害が発生し、中止に追い込まれた時の雰囲気も鬱屈としていた。しかし、こういった演出も5人のキャラクターを「キャンプが好き」「食べることが好き」「友達と何かするのが好き」の3つを根幹に据えて描写しているからこそだ。{/netabare}
今一度書くが、キャンプを楽しんできたなでしこたちだからこそ荒れ果てた土地をキャンプ場として甦らせることを思い付き、それが今回の主目的となった。それは今までにない大きな目標ではあるが、実は“目標を達成する”というのは彼女らが学生時代からコツコツと見せてきた部分であることを思い出せないだろうか。
綺麗なランタンのため、美味しいキャンプ飯のため、素晴らしいキャンプ体験のため────学生だったなでしこたちはアルバイトでお金を集め、学業も問題にならない程度に励み、その最中で新しいキャンプ計画を練って実行に移していった。時間がかかっても決して1つも諦めることはしなかった筈だ。
{netabare}だから大人になった5人も諦めない。突然割って入ってきた障害もまた沢山の人に想いを伝えるというキャンプ場作りと同じ意義があった。そこに真っ向から対立せず相手にも利の大きい折衷案を模索しまとめ上げる様は彼女らの今までの人柄もよく表れている。{/netabare}
なでしこたちはファンの見えないところで大人になり、嫌が応にも精神的な成長と負荷を与えられてしまった。それが「彼女たちは変わってしまった」と視られる部分である。だがそれは誰よりも彼女らが自覚し、元に戻ろうとしていたのだと思う。
{netabare}「同じ服を着るなんて、高校の時以来だよね!」
最初の工事日、同じ作業服に身を包んだ時の1人の言葉で私はそう感じた。{/netabare}

【キャラクター評価】
志摩リン
本作がとかく「らしくない」と言われがちなのは我らのリンちゃんが一番、社会人の嫌な部分を背負ってしまったからだろう。満員電車の通勤、多忙な業務、企画のボツ、独り暮らしetc. 鬱々とした事象を5人の代表・主人公として一身に受けている様は同じ立場にいる又はいた人のトラウマをつついたに違いない。
しかしそういった「しがらみ」から一時でも解放してくれるのが趣味・娯楽であり、彼女にとっては当然「キャンプ」が当てはまる。今回のキャンプ場設立プロジェクトは現実的な目線で見てしまうと色々と無理があるのだろうが、そこを成立させるのが各人が好きなキャンプへの「情熱」であり、それが最も強く灯っていたのがやはりなでしこに並んでこのリンちゃんだったと思う。

各務原なでしこ
かつて志摩リンとの出会いでキャンプと富士山をこよなく愛するようになった彼女は本作でアウトドアショップの販売員となり、5人の中で1番自分のやりたいことを仕事に結びつけられた人間に見える。
ただ本作のなでしこは学生時代に比べてなんとなく心の片隅に靄(もや)が立ち込めていたような気がした。それは画の表情の雰囲気だったり声の演技だったりしたのかもしれない。CVの花守ゆみりさんは声幅が広く、クールなキャラであればあるほど声を低く抑揚を抑える演技ができる人だ。本作のなでしこには僅かにそのクールな演技が入っていた様に思う。
{netabare}大人になった5人が全員何らかの行き詰まりや悩みを抱えていたと仮定すると、もしかしたらなでしこは自分の営業スタイルに少し自信を無くしていたのではないかと思った。お客様のニーズと予算を考慮するのはいいのだが、他店の商品を勧めてしまうのは販売職としては致命的だろう。店長は大目に見ていたが、そこになでしこ自身も引っかかっていたのではないだろうか。{/netabare}
そんな気持ちがあったのか定かではないが、「キャンプの楽しさを沢山の人に伝えたい」という台詞はよくこのなでしこの口から発せられていた。彼女らしい台詞であると同時に彼女が大人ではなく「なでしこ」であるために自ら言い聞かせていたのかな、とも思う。

大垣千明
5人の中では良い意味で1番変わっていない。野外活動サークル部長時代を思い出せる適度なリーダーシップとノリの良さ。しかしノリ過ぎて若干ちゃらんぽらんになるのが玉に瑕。でも公共の場ではきちんと礼儀正しく真面目を努める────本作は視聴者にとってわずか1年ぶりでしかない作品だが、視る者に「ゆるキャンといえばこれよ」と言わしめんばかりの大活躍である。個人的には直前に『へやキャン(2020)』を視聴したからか、彼女の郷土愛──山梨への愛──の主張が学生時代から続く不変の想いであることにいち早く気付けた次第だ。
強いて変わった所を挙げるなら、その学生時代のノリをお酒に頼る面が出てきた所か。彼女は案の定というか『2代目ぐび姉え』に就任してしまっている。酒の勢いでリンを連れ出しキャンプ場設営予定地に赴いたときにはタクシーのメーターが10万円を超えてしまったのにツボに入ってしまった様子から、大人になった各キャラの年収が邪推されたそうな……

犬山あおい
{netabare}意外や意外、まさかの小学校教師である。そして勤め先の小学校が劇中で廃校になる。視る人によっては「話を盛り上げるための進路」に受け取られてしまうか。
過疎化と少子化で寂れていく地方の小学校にはこんな終わりがある。本作が10年後という時空を超えた話ゆえに、止められない時間と避けられない別れを受け止めるという儀式を彼女を通して描かれていた。
キャンプ場設営のトラブルに畳み掛ける鬱々とした時間。降り出した雨の中で「うそやでー」と言ったあおいの顔は例のものではなく普通の顔だった。前作が日常系だったこの作品は悲しみや辛さを直接は表現しないのである。それがとても情緒的だ。{/netabare}

斎藤恵那
恵那というかペットのちくわや!劇中何度「死ぬのか……?」と思ったか……( ω-、)
犬の10年は人間にとっておよそ50~60年。その分の歳を取ったちくわは駆け回ろうとしてもすぐにバテてしまうし普段の動きからして緩慢だ。紛れもなく避けられなかった老衰が、直接的な別れを描いたあおいに対して恵那にこれから訪れる別れを暗示させており、1番心苦しい再登場だった。
恵那も大人であり仕事を持ったからこそ、残された時間は少ないのに実家のちくわとは離れて暮らしている。彼女がちくわに1番の愛情を持っているのにそれを注ぐことが無理なためだ。本当に歯痒い現状だと思う。
だからこそ2期の「すごく怖くて悲しいが、仕方のないことなので 今いっぱい遊んであげて楽しかったと思ってもらいたい」という台詞が活きてくる。本作の恵那もちくわを散歩したりキャンプ場設営場所に連れてったりしているが、それは彼女が毎週末に必ず実家に帰省している──つまり神奈川と山梨を毎週往復している──から可能になることだ。現実的に考えればこんな馬鹿馬鹿しい行為は続かない。「有り得ない」と冷めてしまう人もいるのかも知れないが、私は彼女の10年前の覚悟が本作でも活き続けているのだとわかると、架空の人物ながらリスペクトを禁じ得ないのである。

【総評】
起承転結をしっかりとつけた良作。『ゆるキャン△』シリーズに障害や山場を用意するなどちょっと「らしくない」とは思ってしまう所もあるのだけれども1本の映画作品としてなら必要悪であり、およそ2時間に渡る上映の最中で視聴者に間延びを感じさせないといった効果もきちんと発揮されていた。2期の凍死の危機など、前例が無いわけじゃないしね
時を経たせたことによる変化や物事の終わりに打ちのめされそうになりつつも前作とは変わらないもの、また変わってしまったことを自覚するからこそ喪ったものを取り戻そうとする登場人物たちの動きが正にシリーズのアフターストーリーとして王道的であり、これが最終作だと言わんばかりの出来映えである。
強いてダメ出しするなら、むしろ10年後という大胆な設定を持ってきたからこそもっと視覚的にその「時の変化」を感じさせてほしかったな、と思った。とくにキャラデザはファンからのブーイングを恐れたのか殆ど変わっていない印象だ。多少、背が伸びたり髪型が変わったりしているキャラもいるものの、例えば学生の頃から大人びていた志摩リンはお団子ヘアを辞めた以外は全く変わっていないので働いている姿は職場体験、千明とのサシ呑みでは未成年飲酒のシーンに見えてしまった。16歳の頃と10年後とはいえまだ30に充たない女性キャラとでデザインに差をつけることは難しかったのかもしれないが、4年の時で女性キャラの容姿を劇的に変える別作品もあることを私は知っているので、ゆるキャン△ももう少しそこは試行錯誤してほしかったと思う。
そういう意味では声優もまた学生時代のキャラクターとの差を感じることはなでしこの演技以外には無かったので、花守さん以外の4人にはもう少し頑張ってほしかった。全体的に本作のコンセプトと脚本に映像・演技がついてこれなかった印象を抱く。もしくはコンセプトそのものがまだ時期尚早だったのかも知れない。
なので本作に拒否感を持つ人の気持ちも解る。解るのだが「ゆるキャンらしくない」とまで書かれれば私は「いやこれはゆるキャンだ。シリーズの終端だ」と言い返すつもりだ。
確かに「ゆるキャン△」とは字面の通り女子高生5人が弛く楽しそうにキャンプをする日常を眺めて癒される作品だった。しかし物語の火蓋を切った以上、その物語には「終わり」がある。物語の終わりを山も谷もない日常で締めようとしてもいまいち締まりが悪いのではないだろうか。
社会人になって数年目、学生の友達とは別々の道を歩み、互いに変わってしまうことは現実の世界でも避けられない現象だ。それでも本作では大人になってしまったなでしことリン、千明、あおい、恵那が、また「キャンプ」という概念を通じて学生の頃のように繋がる。この5人の「友情」と「青春」をキャンプに絡めて描くことこそ「ゆるキャン△」という作品の定義であり、1期も2期も、そしてこの作品もその定義からは外れていないのである。

投稿 : 2022/09/07
閲覧 : 191
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ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ゆるキャンをもっと好きになれる映画

キャンプ場を作るという今まで以上のガチ要素が多い一方、5人のほっこりした時間やキャンプへの姿勢、視聴者の空腹を全力で煽る極上のキャンプ飯など、今までと変わらないゆるキャンの良さもぎゅっと詰まっていた。キャンプ場の準備では「今この場所にあるものを使ってより良い場所にしよう」というコンセプトがあったが、ある意味この映画自体もそうなっているのが面白い。

アニメの「自分たちのキャンプ」とは異なり、映画では「大人が力を合わせてみんなで作るキャンプ」がメイン。焦点が当たるのも「大人になってから分かること」「一人ではできないこと」であり、設営に至るまでのいろんな人との繋がりが丁寧に描かれている。千明のご近所仲間の岡崎さんやリンの先輩の刈谷さん、土器発掘員の方から県庁の職員まで、やりたいことをやるために支えてくれる人の存在をしっかり描いてる分、キャンプ場を作る大変さ、完成した達成感、利用する人たちを見た時の喜びが見てる側にも伝わってくる。特に刈谷さんは当然のようにリンの仕事をフォローしてくれるしそれを表に出さず優しく見守ってくれるし、本作の個人的MVPを授与したいくらいイケメンだった。

5人が想像以上にちゃんとした大人になっていて、順調だったキャンプ場企画がいきなり中止になっても、そういうトラブルと誠実に折り合いをつけ、諦めずに自分たちでできることを探そうとする。なので見てて純粋に気持ちがいいし、キャラクターのことを今までよりもっと好きになれる。

あと驚いたのは、企画の発端と運営の中心になるのがリンと千明だったこと。
最初のCMを見た時点でなんとなく、言い出しっぺの撫子が4人を巻き込む話だと思ってたのでこれは意外だった。映画全体でもなるべく5人それぞれの視点が見られるようになっており、"主人公+4人"じゃなくて"5人集まって一つのパーティ"って感じがして……なんかとても良かった。(語彙堤防決壊)

千明にお年玉をねだるチビ犬子、林檎の皮を剥くリンちゃんパパ、相変わらずまったり口調の綾ちゃんなど、サブキャラをなるべく多く登場させてくれたのも地味に嬉しい。
CV 櫻井孝宏 をここまで贅沢に使う作品もそうそうない。


話は面白いし腹は減るしちくわは可愛いしで、これといって悪い部分が見つからないくらいには満足感が高いので、テレビ版を楽しめた方なら確実に楽しめる。

投稿 : 2022/08/28
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みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

明日見に行ってくるぜ!

上映開始時刻が18時なんで終わった時間がちょうど晩ごはんの時間。
どこかに立ち寄って軽く一杯やりつつ、飯でも食うかと。

えーっ!劇場版ゆるキャン△の飯テロメニューはなんですかい!?
映画の帰りに何食べるってそれ食べるでしょうに!

なでしこたちってば何喰ったのかなー。
誰かそれだけでええんで教えてくれっす~~~~~。

:::::::::::::::::::::::::

とゆうわけで飯テロはカニすきでスタートでした。
うげぇ~~~カニか~~~。カニ好きじゃないのよねぇ。。。

なんでてっちりにしないかなぁ!
そんなわけでまずはがっかり&しょんぼり。

まま、いずれにしてもキャンプ飯は概ね鍋で、まあ劇中は基本冬なんだから仕方ないのだけれど、映画見終わったあとにゆるキャン△飯で一杯やるとゆうボクの目論見ははかなくも潰えたのでした、ぐすん。

それはそうと肝心のストーリーなのですが、いろいろあってキャンプ場を作るとゆう話でまあそれはそれでいいんですけど、ボク的には実はそこんところはどっちでもよくて、なんかのイベントに乗じて大人になって離れ離れになった野クルのメンバーがまたかつてのように集まってはきゃっきゃゆうとゆうのがそこはかとなく楽しく、まずはそれを楽しめないとゆるキャン△は楽しめないのだとゆうことを気づかせてくれるそおゆう作品だったなと。

髪の毛も短くして普段仕事してるおねえちゃんになったんだなぁと。
集まってみてもきゃあきゃあゆうとゆうよりは粛々と取り組む感じでした。

なんかさみしかったり、うんうんそれでいいんだよと思ってみたり。

そんなこんなで相変わらずボク的には泣きどころ満載のストーリーとなっておりました。

とゆうことで大満足の映画ゆるキャン△でございました。

投稿 : 2022/08/22
閲覧 : 160
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15

ネタバレ

しんちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

「ベストオブ環境アニメ」が映画になったら「ベストオブ人生アニメ」になった

公開初日に観に行ったこの映画を、昨日もう一度観に行ってきました。初回はそんなことなかったのに、昨日は最初から最後まで、ずっと涙が流れてました。心洗われる2時間でした。

テレビ版の「ゆるキャン△」を、「環境アニメ」と評したときに思っていたのは、このアニメの中心は富士山をはじめとする美しい山や湖といった、山梨~長野の自然だということでした。
その雄大で繊細な自然が、しまりんとなでしこという2人の、そして野クルのメンバーたちを出会わせ、優しく温かい人間関係を育んでいく様子を描く物語なのだと。

だから、映画がこの5人が社会人になってからのエピソードだと聞いたときも、不思議に違和感がありませんでした。ロックバンドやサッカーみたいな、若い時分の情熱をぶつける系の活動ならいざ知らず、アウトドアというのは子どもから大人まで誰でも、社会人には社会人の、中高年には中高年の楽しみ方というものがあります。だから、仮に5人がおばあちゃんになって年に1回集まってキャンプしていたとしても何ら不思議ではないし、そこにまた新しい人生の物語が生まれているだろうと思ったからです。

果たして、この映画はまさにそのような「大人になった5人とその回りの人々が、雄大で繊細な自然を通じて生まれた人間関係を優しく温かく育んでいく」物語になっていました。

思わず吹きだしてしまうようなおバカをやっても、事故につながりかねないやんちゃをしても許されていた学生時代と違って、社会人になったら立場も守るものも出てきて無茶はできなくなる。「何でもできるわけじゃないけれど、でも何もできないってわけでもない」ということを、千明の唐突な呼びかけに応じた彼女たちは思い出します。

千明の「住み慣れたこの土地も、戻ってきてみると少しずつ寂れていっているのが分かるんだよな。(中略)でも、人が集まって盛り上がるところは、やっぱりなきゃいけないんだよ」っていうようなセリフから始まるプロジェクトが、今の日本のリアリティを凄くよく捉えていて、でも「社会人への応援歌」にも聞こえて元気が出ます。

あと、テレビ版と違うのは、ふだんは離れた場所にいる5人がそれぞれの日常でさまざまな思いを抱えながら生活している様子が、ていねいに描かれるところ。なでしこは、富士山が見えたり見えなかったりする自宅のベランダでの表情が少しずつ違う。雨模様を眺めながらちくわを抱いてたたずむ恵那、準備室で必死に企画を練り直す千明、昇降口の子どもたちに手を振って見送るあおい、会社帰りの道を歩くりん。セリフは何もないけれど、メンバー1人1人の気持ちが溢れんばかりに伝わってくるそれらのシーンに、しっかりと尺をとって見せようとする映画ならではの演出に、ただただ感動するばかりでした。

あと、個人的にはついに本沢温泉まで「聖地」になったのが、衝撃でした。なでしことりんが出かけたのは、たぶんGW前後だったんじゃないかと思うのですが(八ヶ岳はGW過ぎまでは結構雪が残ってるので。ただ、「冬」ではないので、景色ほどに寒くはないと思います)チェーンスパイクつけないとたどりつけないようなところが聖地になるとは、ファンも大変だなーと(笑)。あの雪景色を真に受けて、真冬に聖地巡礼に挑戦する方が出ないことを祈るばかりです。

投稿 : 2022/08/20
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12

SK-046(しろ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

映画館で観ました

2022.07.18 映画館で観ました

完全に個人的な感想ですが、期待してた内容ではなかったです

僕はアニメ版>劇場版です

点数を付けるなら60点くらい

大好きな作品なのは変わらずなので評価は高めです(*^^*)

投稿 : 2022/08/19
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8

ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

楽しい時間はいつでもそこに

【感想】
少し長めですが見に行って良かった!

※詳細は下のほうに書いたけど作中に出た本沢温泉、冬に行くとたぶん危険なので聖地巡礼は夏に行ってください!

本編が毎日楽しくて仕方ない夢いっぱいの日々だったのに対して、本作は社会に出たなでしこ達のリアリティのある暮らしを見ることで現実を突きつけられて、全体的にもの悲しさを感じる映画でしたけど、離れ離れになっても仲の良い5人が見れて満足です!

本編の底抜けに楽しい雰囲気のほうが好きだけど、これはこれでアリかなあ

{netabare}
それでも程よくいい感じに大人になっていて、現実は甘くないってところと、トントン拍子にうまくいくところのバランスが良くって、現実的すぎて夢のない話にならなくて良かった!
でも、たぶん25歳前後くらいなので、誰にも彼氏や旦那さんいなさそうなのはちょっと夢見すぎかなー、リンちゃんのアフロ先輩との関係が気になります!

私は本編の感想を「最高のアニメだけど楽しい時間は必ず終わるという気がして視聴後に寂しくなる」と書きました、この映画では楽しい高校生活の夢から覚めた後の現実を見せられて寂しい気持ちになったけど、なでしこ達から「楽しい時間はいつか終わっちゃうけど、終わっちゃうならまた次の楽しい時間を作ればいい」ってメッセージをもらった気がして、前向きな話で良かった
{/netabare}
【本沢温泉の聖地巡礼は気を付けてください】{netabare}
私は山育ちなのでわかるのですが
映画では雪がつもっていましたけど、あの標高なので酷いときはマイナス10度~20度くらいになると思います、山は天気が変わりやすく、晴れていても急に雪が降りだして歩けなくなることもあります、軽装備で雪山を1時間以上も歩くのはとても危険なのでマネしてはいけません、聖地巡礼の時には冬はやめたほうがいいです!

なでしこは「誰も来ないから大丈夫だよー」って言ってたけど、この温泉は有料なので近くの小屋に人がいるし、女の子が見張りもなしで入るのはやめといたほうがいいかなー、出た後すぐに服着てもすごく寒いしかなりハードなことしてますね
男女別の内湯もあるので女の子が聖地巡礼するならそちらにどぞ!

うちの実家の近くにも秘湯と呼ばれる混浴の露天風呂があって、湯浴み着で入れます、地元の人は気にせず裸で入る人が多いですけどね
雪景色の露天風呂は最高で、小さいころは冬でも入ってたけど、お風呂から上がった後の寒さが尋常じゃないのでオススメはしません、きっとリンとなでしこもあまりの寒さに震えたでしょうね

{/netabare}
【ちくわ危機】{netabare}
タヌキだから良かったけど、日本アルプスあたりの山々はイノシシだけじゃなくクマも出るので危険!
ちくわが無事でよかったー
{/netabare}
【大人になったなでしこ達】{netabare}
なでしこ達仲良し5人組は大人になってもずっと一緒なのかなーって思ったら、みんな離れ離れに暮らしていて、ちくわは「もうおじいちゃんだから・・・」って言われてて涙出ちゃった
本編で「わたしたちの友情は永遠だー」って言わんばかりのみんなでわいわい賑やか楽しい日常だったのに、現実を思い知らされた感じ
あれだけ仲良くても大人になったら年に数回集まれるのがささやかな幸せなのかなーって思うと悲しくなるけど、みんな素敵な大人になっていたのは良かった
特に千明ちゃんは髪型変えてますます美人に!
{/netabare}
【名古屋について】{netabare}
名古屋駅前やジュンク堂の再現が凄かった!
りんちゃん一宮市民になったのね、一宮市は何度か行ったことあるのでなんか親近感♪
名古屋の職場まで電車で通ってるみたいだけど、一宮から名古屋は電車で片道30分くらいなので十分通えるのよね {/netabare}

【キャンプ場づくり】{netabare}
地元にいる2人はともかく他の3人は東京やら名古屋から山梨まで通って作業手伝うのはちょっとムリがあるかなー
土器が出てきてキャンプ場やめて土器ミュージアム?に変わったけど、たぶん田舎に土器ミュージアムなんてすぐ人集まらなくなるからキャンプ場併設案なかったらそのうち廃業になりそうね
{/netabare}
【作画】{netabare}
本編がアニメ的な穢れのないキレイさで、映画版はリアリティのある美しさで建物や自然の絵が美術的でキレイだったー
私は本編の塗りのほうが好きだけど、これはこれで良い!!
{/netabare}
【声優】{netabare}
本編より大人になったので、声優の演技も大人に寄せていて、ちゃんと大人の声に聞こえるのが凄い!
本編の元気な声が聴けないのはちょっと寂しいですが、声優さんの演技ってすごいなあ {/netabare}

投稿 : 2022/08/16
閲覧 : 292
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32

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

大人になった彼女らだからこそできること

この劇場版は、彼女たちが高校を卒業して大人になった頃のできごとです。
なでしこたち5人の女性のそれぞれ違う個性が合わさって、キャンプ場づくりをしていく物語です。
大人になった彼女らだからこそできることを劇場で見ることができます。


リンは名古屋の出版会社に勤めていました。
なでしこは東京でアウトドア用品の販売員をしています。
千明は山梨県庁に務めています。
あおいは地元で小学校の教師をしています。
そして恵那は、神奈川でペットの美容師をしています。

みんなそれぞれ別々の場所で働いていますが、彼女たちの友情は深く結ばれています。

千明は地域振興としてキャンプ場づくりを県庁に申請します。
そのキャンプ場づくりにみんなが駆けつけるのです。
そして定期的にみんなで作業をします。

作業といっても最初は草刈りからです。とても地道な作業です。
そして作業中にいろんな問題も発生します。
でも、彼女らは力を合わせて問題を克服してゆきます。


高校の頃にキャンプの楽しさを知った彼女たち。
その楽しさを彼女らは多くの人に伝えてゆきます。
伝える方法は、それぞれ違います。例えばリンは記事で伝え、なでしこはお店でお客様に伝えたり…
大人になった彼女たちだからこそ、伝えられることがあります。


個人的に感じたこととして
ちくわが老犬になって満足に走れなくなったこと。
自然の摂理なので仕方がないのですが…
おそらく恵那は、これからもずっと、ちくわが老衰で亡くなるまで世話をしていくのでしょうね。
恵那の優しさがにじみ出ていました。


エンディングは佐々木恵梨さんの「ミモザ」
あいかわらず癒される曲でした。

投稿 : 2022/08/11
閲覧 : 258
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35

ネタバレ

くまごろう さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

コンセプトは再生

映画館にて視聴完了
正味120分、予告を入れて130分くらい?

一言感想
ゆるキャンとしては珍しく色々な困難に立ち向かっていく物語。でも最後はハッピーエンドで幸せな気持ちになった。

あらすじ
ゆるキャン本編から10年後くらい?
高校を卒業しそれぞれの道を歩み始め、次第に疎遠になってきたころ。
名古屋の出版会社で編集として働いていたしまりんはいわゆる社会人となっていた。
そんなある日名古屋に来ていたあきと久しぶりに会うことになる。3年ぶりに会ったあきは転職しており、山梨活性化のため広大な空き地の活用を検討していた。
その活用方法についてキャンプ場を提案したしまりん。この提案により物語は始まる。

個々いろんな事情を抱えているが、乗り越え協力してキャンプ場は完成する。

それぞれの現状と事情
なでしこ 東京支部のアウトドア専門店で店員に、日々の仕事は楽しいが心の中で物足りなさを感じていた。
しまりん 名古屋の出版会社で編集、営業から異動になったばかりで編集の仕事に慣れておらず、うまくいかないことを悩んでいた。
あき 東京都内の23区内でイベント企画→山梨開発の社団法人 物語のスタートとなる自分の仕事の企画について悩んでいた。
いぬこ 山梨の地元で小学校の先生 職場の学校が閉校となる
えな 横浜でトリマー 愛犬のちくわの年齢

流れとしてはしまりんの助言でキャンプ場計画始動、計画を記事にすることでしまりんの仕事問題も解決、職場内のチームワークも強化。いぬこの学校は廃校になったが、その一部はキャンプ場に移設。ドッグランを併設したキャンプ場のおかげでちくわも少し元気に。キャンプ場計画は土器の発見で頓挫しかけるが、みんなのやる気とあきの企画力で再会。キャンプ場は完成した。

感想
いい意味で裏切られた作品。

ゆるキャン本編はタイトルの通り女子高生たちがゆるーいキャンプをしながら日々学園生活を送る作品なので、大人になって財力をバックに豪華でゆるーい生活を描くのかと思ったら全然そんなことはなかった。
作中のキャンプ場のコンセプトが再生だったが、それはこの映画にも言えることで、ゆるキャンという世界観を再生する物語だった。
実際3年以上会ってなかった5人が集まり、日々の緊張感のある生活から解放され、それが職場にもいい影響を及ぼす。しまりんはそれが顕著で、キャンプ作りを始めたことがきっかけで職場のコミュニケーションも良くなり、頑張りが空回りしなくなった。また作中年越しを一人で過ごすシーンがあるのだが、最後キャプ場が完成した後で、今年の年末はみんなでキャンプをしよう、と言った仲間の誘いに、考えとく、と答えたのが感動だった。他にも学校が廃校になった時あきが隣にいてくれたのがとても感動的だったいぬこ、作中でちくわのことを聞かれ、今を楽しむんだよ、と答えていたが、いざその時になると割り切れなく悲しい顔をしていたが、キャンプ場作りを通して割り切れたえな。そしてなにより仲間がいなければキャンプ場が完成させるための活動をすることはなかったであろうあき。それぞれが相互に関わり合い良い結果になる素晴らしい作品だった。
え、なでしこ?なでしこは昔から変わらず、やりたいことをやることが周りに良い影響を与える巻き込み系主人公であり、その結果がなでしこにとってのハッピーエンドでだからオッケー。
あとは個人的に、しまりんの取材ということで、本編で訪れていたキャンプ場をしまりんが訪れるところも良かった。

あと、曲は歌詞ありもBGMも最高だった。フジサンノデーマも健在だったし。

それにしても終盤の温泉はすごかったね。あそこにはいけない笑笑

投稿 : 2022/08/09
閲覧 : 119
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7

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

楽しむ側であり楽しませる側である

人気作品の劇場版。
物語は卒業してバラバラになっていたリン達が3年ぶり再開してキャンプ場を作り開店させるってのが劇場版になります。

まず、皆が社会人になっていて全員根本的には変わらないけど、それでも少し大人になって落ち着きがあったり、学生の頃は何でも出来るってイメージの大人にいざ自分がなった時にイメージ以上に出来ない事や大人になっても周りに助けらたりしている事に気付くリンとナデシコの成長も描かれてました。
キャンプの知識だけではなくそうした成長を入れてくる点も凄くよかったと思います。

リンの成長だと。
自分が知らない所で実は先輩が頑張ってくれて応援してくれてた事に気づいたと言う成長

私も学生の頃は学校がだるいしテストが面倒だしで、大人になれば働いてお金が貰えて自由に出来るって思ってました。
学校に行ってもお金は貰えないけど、会社に行けばお金な貰える、同じ学校と会社、同じ拘束時間ならお金貰える方がって……

でも、実際、自分が卒業すると自由に使えるお金は増えたけど、何でも出来る訳じゃないし周りの人にも助けて貰うことも多くて、あと子供の方が自由って意味ではお金なくても何でも出来た気もします。
世間体的な意味でもw
そういう意味では、リンの気持ちも解るかな。

成長出来るから立場が変わるから解る事もありますね。

なでしこの成長は凄く素敵でした。
キャンプを楽しむ学生時代のなでしこはリンにキャンプの楽しさを教えてもらいひたすらキャンプをしていました。

しかし、大人のなでしこは、キャンプ店で働き始めて、冬キャンしようとする家族がキャンプ回数も少ないしストーブは高いかや諦めようとした時に、値段の手頃なのを勧めておいて結果自分の店ではなく、お隣の店の商品を紹介したり、キャンプに興味がある学生さんにキャンプを好きになるきっかけを与えてあげたりしました。

その根本にあるものは、キャンプを楽しんで欲しい、楽しさを知って欲しい、ってのが根本で、楽しむだけだった彼女は今は大人になり自分が楽しむのは勿論、誰かに楽しさをススメてあげる側になるくらいに成長したんだなぁ〜ってw


後、キャンプ場の作り方を作中で紹介していたのが面白かったですw
あれは真似出来ないけど学びでしたw
後、草苅り鎌の使い方!初めて知りましたw

小学校の頃にグループワケされて、草苅り鎌渡されたけど上手く切れなくて邪魔だから使わなかったんですよねww
あの頃の私に教えてあげたいw

キャンプ場作り楽しそうですね。
仲のいい友達と楽しく自分が好きな場所を作り、誰かに好きになって貰える場所を作る楽しさが伝わってきました。

私も昔、子供達だけで集まって秘密基地を作っていた日々がありました。
何かを皆で作るって楽しいんですよね。

そんな、キャンプ場作りの最中に土器が発見されてキャンプ場作りが中断!
縄文土器らしいのですが、その場所をキャンプ場ではなく土器などを展示する施設を作ろうと言う話が出てキャンプ場製作が打ち切りに……

これは諦めるしかありません……覆すのは無理かもしれない……
全員、ショックだったと思う。
3年ぶりに皆が集まり楽しく作っていたのに、ここまで来たら完成させたかったはず。

でも、彼女達は反対するのではなく賛成して貰える方法で!
企画が通るのがアッサリ過ぎではある気がしましたが、まぁよかったですw

多分、私が覆そうとしたらキャンプ場を全面に押し出す事しか思いつかないで、その方向で交渉に入ると思いますが、リン達が選んだキャンプ場×土器がウィン・ウィンの関係に持っていくのが素晴らしかったですね。
否定するのではなく肯定する。
肯定して貰える様に持っていく。
素敵ですね。

キャンプ場が開店してもトラブルが起きました。
痛恨のミスですw
それでも彼女達は上手くフォローしていくし彼女達の対応は満点でしたねw


ゆるキャンは沢山の人から愛される作品です。
しかし、私は最初は劇場版と言っても何をするんだろ?と思っていました。

でも、いざ見に行くと時間もしっかり取ってるし、その中で何かを作り上げる意味や楽しさであったり成長であったりキャンプ場の知識であったりキャンプ飯の作り方であったり沢山のメッセージを詰め込んでいると感じました。

作中に出たサーモンスープ美味しそうでしたね(*^^*)

投稿 : 2022/08/02
閲覧 : 232
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20

ネタバレ

くにちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

リアルとユルさの加減が難しかったんでしょーうね。

【7月31日追記】
緩いだけじゃない映画ゆるキャン△、大人になれば何でも出来ると思っていたけれど実際は…。悪戦苦闘しながらも、どうにか理想を追い求め達成する。ある種のカタルシスを感じさせる構成となっております。
「ユルくノンビリと日常を過ごす」というテレビアニメのコンセプトを越えたところに劇場版を設定したことに関しては個人的にはとても共感できたのですが、何か今一つリアリティーにかける印象は拭えませんでした。

細々した点は置いておいて、一番気になったのは5人でキャンプ場は作れるものなのか?といった点
・実際には、シーンに現れていないだけで結構委託業者に任せている?
→もしそうであれば、遠慮なく委託業者を出してもよかったと思います。
・5人だけでもきちんと段取りを組めば1年以内で作れる?
→それであれば、もう少し具体的なスケジュール、工程、工夫した点などを掘り下げてもよかったのかなと思います。

また、「どんなコンセプトのキャンプ場にする?」と議論になった時にみんな思い思いの意見を述べており、これは「多分収拾が付かなくなるパターンや!」と思ったのですが、最終的に特に問題なくみんなが描いた通りのキャンプ場になった点にも物足りなさを感じました。
もう少し予算面の検討とか「ターゲットとする客層がボヤけるのでコンセプトを絞ろう」という議論になっても良かったのではないか!と思う次第です。
逆にいえば、上記の点が解消されれば素晴らしい作品になったのでは?と思うと残念でなりません。
→ただまあ、キャンプシーンがさらに減ってしまい。もしかしたら大多数の方の不興を買ってしまったかもしれませんが…。

演技に関しては、やはりなでしこを演じた花守ゆみりさんでしょうか?元気さはそのままにただ若干声のトーンを落として大人になった雰囲気を醸し出していました。

投稿 : 2022/07/31
閲覧 : 158
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7

ネタバレ

鹿羽 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

【必見】大人になっても変わらないモノ

今回のゆるキャン△はみんなが社会人になってからのお話です。
なでしこはアウトドアショップの販売員、しまリンは出版社、千明は地域再生の公務員、あおいは小学校教員、恵那はペットサロンのトリマーというアニメを見ている人だと千明以外は割と想像の範囲の職業だと思います。
今回の映画のキーパーソンは千明です。仕事の忙しさから、LINEで連絡は取り合うもののどうしても疎遠になってしまっている五人を引き合わせキャンプ場を作るのがこの映画です。
この映画への低評価をつける(普通の作品よりは断然高いですが)理由としては、キャンプシーンが少なく、学生という自由から社会(仕事)という制約があるからだと思います。
しかし、大人になってからもひたむきに頑張る元少女たちには変わらないモノがあります。この作品は、厳しい社会の中で埋もれがちな光をしつこくないように描いています。(SHIROBAKO、NewGame!のような)
この作品は、刺さる人にはちゃんと刺さります。感じるものがあります。お金を払ってみる価値あります!

~余談~
映画館では、音がひどくゆるキャンの音楽に求めていないアクション映画のような迫力があったほか、13.5の単行本がもらえなくて泣きたくなりました。首と頭も痛くなるしで、色紙があおい姉妹の温泉じゃなかったらがちでキレてたかも、、早く家で見れるようになってほしい。

投稿 : 2022/07/17
閲覧 : 136
サンキュー:

11

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

受け継いでいきたい優しさの連鎖がここにある

【物語 4.0点】
『へやキャン△』、『ゆるキャン△』2期、映画『ゆるキャン△』。
2018年冬・1期終了後に立ち上がった足掛け四年に亘る3本制作企画の総決算。

大人になった社会人・なでしこたち野クルメンバーが、{netabare}年末戦士サンタクレンジャーから週末戦士作業着レンジャー{/netabare}に進化して、キャンプ場作りに挑むというオリジナルストーリーがメインだが、
決して、1期、2期の人気の余勢を駆った蛇足ではない。
じっくりと煮込まれた設定、脚本、シリーズを横断する伏線芸が提供される。


子供の頃、大人になったら何でも出来ると思っていた。
だが大人になったら案外出来ないことも多かった。
それでも大人になっても楽しいと思うことを皆と一緒にやって行こう。

官民含めた組織を越え始まったキャンプ場プロジェクトに対して、
周りの大人たちが優しく、さり気なく見守るのも暖かい構図。
しがらみの中にあっても、皆、本当はワクワクしたかったんだとの性善説に包まれる癒しの120分。

鑑賞後は凝り固まった心身が、心の芯から解きほぐされるのを実感しました。
整体やマッサージ店に高額なサービス料払うくらいだったら、
本作に鑑賞料金払って身も心も軽くなりましょう♪(←強引な勧誘w)


【作画 4.0点】
アニメーション制作は1期以来のC-Station。

2期では比較的温存していた?富士山も今回は冒頭から押して来ます。
未だかつて、これほどまでに、配給会社がロゴ富士山の松竹で良かったと思った瞬間があったでしょうかw

{netabare}カニだの鮭{/netabare}だの今回も飯テロは即死級の威力。
腹ペコで鑑賞するのは危険なので、何かつまめるフードは用意しておきましょう。

東京、名古屋、横浜と、なでしこたちの活動圏拡大に伴い背景も(聖地巡礼地もw)大増量。
その描き込みに労をいとわず、彼女たちの成長を好表現。
広がった大人の世界を、志摩リンが祖父から受け継いだ大排気量のバイクで駆け回る描写も感慨深いです。


【キャラ 4.5点】
東京・昭島市のアウトドア用品店「フォレストオウル」店員となった各務原なでしこを見守る店長・小牧。
刹那的にノルマを達成する営業ではなく、長期的にアウトドアファン層拡大に寄与する、
なでしこのある種の甘さをも容認するステキな女性。
なでしこに、この仕事本当に向いているわと評価しますが、あなたも相当に向いています。

{netabare}女子高生3人にランプにお試しで火を付けたりしてアドバイスするなでしこの接客に、
なでしこが「カリブー」に何度も眺めに来たランタンをお買い上げするまで見守った店員の姿が重なります。{/netabare}
TVアニメ版で客として優しくおもてなしされたなでしこが、
今度はキャンプの楽しさを広める店員となる優しさの連鎖が温まります。


名古屋の「しゃちほこ出版」編集部員として苦闘する志摩リンを見守る先輩アフロ社員・刈谷。
{netabare}部下が伸び盛りと見て、裏でフォローする心情を上司・白川に吐露する件。
それを受けて白川がお前のほうが大変だったとイジり返す。{/netabare}
先輩が後輩を育み会社の将来を繋ぐ。
氷河期に断絶した当たり前の育成精神がこの会社では連綿と続いています。
こんな暖かい社風なら、ブラックに呑まれて消えていったアイツも凍えずに済んだのかな……。
そう考えたら目頭が熱くなるものがありました。


大垣千明、犬山あおい、斉藤恵那と他の野クルメンバーも成人。
映画では恩師の“グビ姉”鳥羽に続いて{netabare}千明{/netabare}が酔いどれ2号として覚醒w
早速、{netabare}酔った勢いで名古屋から遠征し、タクシー料金メーター9万オーバーの{/netabare}武勇伝を打ち立てるw
ですが、これがプロジェクトの始まり。“飲みニケーション”も悪くはありません。


【声優 4.5点】
実はメインキャスト陣が成人した野クルを演じるのは1期12話の妄想シーンに続いて2回目。
因みに、キャラ設定等も、その妄想シーンから組み立てられており類似点多数。
イメージトレーニングも万全で、キャラを崩さずに成長を演じる好対応。

ナレーションは引き続き大塚 明夫さんで盤石の安心感。
最後、{netabare}兼任する志摩リンの祖父役として発した「いいキャンプ場だ」{/netabare}との一言に報われます。

犬山あおい役の豊崎 愛生さんは映画でも、まつぼっくりさんで\コンニチワ/などと暗躍している模様。
終盤、{netabare}帰って来た原付ビーノで\マカセロ/{/netabare}と男気?を見せたボイスも決まってました。


【音楽 4.0点】
劇伴もお馴染みの立山 秋航氏がオフィスシーンでもブレずに
笛とパイプのケルト風も散りばめる癒し系を継続しつつ新曲を量産。
今回は組曲「松ぼっくり」を編成し、キャンプ場完成までの道程を管弦楽も交えて生き生きと演出。

主題歌もお馴染みのお二人。
OPは亜咲花さんの「Sun Is Coming Up」
淡々と重ねた日々がちゃんと明日につながっていると励ます社会人応援ソング。

EDは佐々木恵梨さんの「ミモザ」
ふと立ち止まって振り返って変わった物、変わらない物を静かに確認するバラード。


【余談】
歴史文化財の保存と活用についても考えさせられた映画でもありました。
{netabare}特に、縄文、弥生の遺構辺りは、教科書に載るレベルの重文級であっても集客は厳しい。
実際、立派に整備された箱物に閑古鳥が鳴いている遺跡が当たり前になっている感があります。
土器発掘体験だけじゃ家族連れは中々やって来ないかと。
少子高齢化でインフラの維持すら難しくなっていく今後の日本にて、
遺跡の価値を損なわない程度のエンタメ化は検討に値すると感じました。{/netabare}

投稿 : 2022/07/12
閲覧 : 534
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34

ネタバレ

抹茶ラーメン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

わざわざ観る程ではなかった

2期まで視聴済。

社会人になったことでJKブランドが失われたのは痛い。(リンのお団子も)

キャンプ場を作るっていうのが主なストーリーだけど、まあ面白い要素があまり無くて、最後の方にいろいろあったけどキャンプ場出来ました良かったねって感じで終了。笑えもせず感動もせず。楽しめる部分は飯食ってる時や露天風呂入ってる時の登場人物のとろけ顔くらいかな。松ぼっくりは安定。

少なくとも熱狂的なファン以外は高い金払って観る必要は無いです。

投稿 : 2022/07/11
閲覧 : 158
サンキュー:

3

イトスギの丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

1期未満、2期以上の出来かな。

個人的に、アニメ2期でちょっと肩透かしを喰らったので期待せずに見ましたが、思ってたより良かったです。

論理的に見て、作品のアラを探してしまう人にとっては、突っ込み所満載で忙しい映画だと思いますが

細かいことは気にしない、野クルメンバーを劇場で見たい、アウトドアの雰囲気を楽しみたいという人にとっては、普通に楽しめる作品になってると思います。

美味しい料理が出てくる飯テロシーンが随所にちりばめられているので、ダイエット中の方はご注意ください。

映画館の音響で聴く自然音も素晴らしい。

なんだかんだいつものゆるキャンで安心しました。


そしてキャンプ行きたくなること間違いなし。

投稿 : 2022/07/11
閲覧 : 77
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7

ファルコーニ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

キャラが成長するのは嫌なのか問題

大人気作品「ゆるキャン△」の映画だが、なかなか賛否両論あるようだ。
今回の映画は原作と違い、なでしこやリンたちが大人になった数年後を舞台にしている。それぞれ仕事に就いていて、住んでいるところもバラバラ。これはなかなか思い切った試みだと思う。

ゆるキャン△はあくまでゆる〜く女子高生たちがキャンプをするところに魅力があり、キャラが歳を取らない「サザエさん方式」を好むファンが一定数いるのは確かだろう。映画でも社会人ならではの苦労とかも描かれていて、そういう現実的な苦労とかをこの作品に求めていない層も少なくないはず。そういうファンたちはゆるキャン△に「癒し」を求めているのだろう。

ただ、個人的には満点に近い映画化だったと思う。改めて気付かされるのは、これはキャンプがメインの作品なのではない。キャンプを通し、リンたちキャラクターが成長し、人間関係を育んでいくところに本当の魅力があるのだ。
単にキャンプするだけの作品なら他にもある。だが、この作品の空気感はこのキャラクターたちでなければ作り出せない。その人間関係に真の魅力がある。

年齢は重ねていても、リンちゃんたちには変わらない絆があった。成長したところと、変わらないところ。その両方が上手く描かれていて、何だかキャラクターたちの成長が嬉しく思えた。
単純なゆるい映画化ではなく、映画の中ではちょっとしたハプニングや困難も起こる。それが嫌だったとの意見もチラホラ見かけたが、その困難があったからこそリンちゃんたちの成長が見られたのだと思う。作品に苦労とは無縁の癒しを求めるのもいいが、そればかり求めていては骨のない作品だらけになってしまう。

賛否両論あるのは分かるが、個人的にはゆるキャン△の魅力を残しつつ新しい要素を取り入れ、上手く作品を前に進めていたと思う。これが集大成なのか、それともアニメ3期をやるのか。いずれにしても、この映画が素晴らしい作品だったことに変わりはない。リンちゃんたちの成長を微笑ましく見れるのなら、ファンは劇場に足を運ぶ価値があると思う。個人的にはもう1回は劇場へ行きたいと思う。
ゆるキャン△に出会えて良かった。

投稿 : 2022/07/08
閲覧 : 160
サンキュー:

12

既読です。 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 2.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ツッコんだら負け。

いやあ・・・

いろいろ・・・

この映画創る意味って・・・

まあ、同窓会的な?


ところで、大型バイク乗ってたら解るよね?

リンちゃん、トライアンフ起こせる?

私も240㎏あるバイク乗ってますが

平地だと大丈夫だけどキャンプ地坂だよね?

その車重のバイクを坂道でこかすと

割と筋肉ある私でも大変だけど。


彼女達に逢いたい人限定の映画でした。

投稿 : 2022/07/07
閲覧 : 147
サンキュー:

5

御宅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

脳死アニメを劇場版でどう表現するのか

ゆるキャン△の面白さとは何か。そう、深夜に脳死で見る面白さなわけです。労働終わり、何も考えずにビールを開ける、すると安眠剤がTVスクリーンから映し出されているではありませんか。そう、これこそゆるキャン△のコンセプトであり、面白さなわけである。
ではこのベースをそのまま劇場版でも貫いてみるか。つまらないに決まっている。それもスタッフ全員がわかっている。脳死で観ることが評価されている作品を劇場版でどう表現するのか。さあ、劇場に足を運ぶときです。

投稿 : 2022/07/05
閲覧 : 149
サンキュー:

5

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

わーい!今度は、キャンプ場づくりにチャレンジだぁ!!

 なでしこ達が大人になって、それぞれ過ごしていたけです。千明から始まりリンが巻き込まれ、なでしこ、犬子、あおい、恵那と揃ったです。千明の勤め先も認めた発案で、5人でキャンプ場を作るお話だったです。

 今までは、キャンプ場を作るうちに今までのようなキャンプ飯が話を盛り上げたりしていくのがいい感じです。
 また、トラブルになったとき、自分達の立場を見直したところや起死回生の案から、持ち直したの良かったです。

 トラブルにぶつかったとき、諦めざる負えない空気になったけど、トラブルと共に共存するというのか?このお話のテーマにもなる再生というものが、どういうものなのかを見せてくれたです。今までのゆるキャン△にない良さが際立っていて、見に行って良かったです。おすすめです。

 キャンプ場の風景もさることながら、やはりキャンプ飯、また穴場の温泉の光景なども日常にはあり得ない良さを見せてくれたです。キャンプ場の完成と営業初日が、印象に残ったです。

投稿 : 2022/07/05
閲覧 : 134
サンキュー:

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映画 ゆるキャン△のストーリー・あらすじ

高校時代、キャンプを通じて関係を育んでいった、なでしこ、リン、千明、あおい、斉藤。時を経てそれぞれの道を歩んだ5人が、とあるきっかけでキャンプ場を作ることに。 『ゆるキャン△』が演出する、自然の美しさや美味しい食事、焚火を眺めるようなゆったりと流れる時間――。 「美味しいご飯を食べたり、きれいな風景を眺めたり、温泉にゆっくり浸かったりして……明日もまた頑張ろう」 そんな気持ちになれるひと時の体験。2022年の夏は、映画館で野外活動しよう。 (アニメ映画『映画 ゆるキャン△』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2022年7月1日

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