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「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊-ゴーストインザシェル(アニメ映画)」

総合得点
86.4
感想・評価
1091
棚に入れた
6483
ランキング
195
★★★★★ 4.2 (1091)
物語
4.2
作画
4.2
声優
4.1
音楽
4.1
キャラ
4.1

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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊の感想・評価はどうでしたか?

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

とにかく、「原作漫画」を読んで欲しい。

スタンドアローンコンプレックスも本作も凄いが、この漫画が1989年に既に発表された奇跡を実感してもらいたい。

おそらく女性主人公では初の軍人の将校だし、インターネットに言及してるし、ポリティカルな部分でも読みごたえがあるしで「今」読まれるべき漫画の一つだ。

絵は正直クセがあり読みづらく、注釈を読まないと理解できない漫画(そんなの他にはファイブスターストーリーくらいか。。)だが、それ以上の価値があります。

※内容に関してですが、ネットのアクセスや人体改造による身体感覚の拡張によって、人々の意識やアイデンティティがほぼ無意味になり、ありとあらゆる「宗教」や「倫理」が解体され、唯一頼れるものは作中で語られる「ゴースト」
つまりは己自身の「自我」だけが頼りであるという話が全体を通した本作の確信になっています。

「そう囁くのよ。。私のゴーストが。。」というのは、人や社会が分断され孤立した際に、一体何が最後に残るのかという問いかけになっているところも見所です。

投稿 : 2023/11/30
閲覧 : 986
サンキュー:

32

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「世界の押井守のはじまりはじまり」

本作で攻殻のブランドは始まり、「世界の押井守」が始まったと言っても過言ではあるまい。しかし、共にそれらの本質とは微妙に違うものとして広まってしまった始まりだと言いたい。


本作の少佐は明らかに生に飽きてウンザリしている。生に対する倦怠という押井さんのテーマが全体を曇天で覆い尽くしている。こっから高尚で難解な攻殻であり、作家な押井守というイメージが広まってしまった。


しかし、原作のニュアンスはかなり違って少佐はわりと生を楽しんでいる(ノリが明るいし、レズビアンセックスも屈託なく行う)。ヤンマガに載ってたくらいだから、そこまで暗くも真剣すぎでもないのだ(難しいのは否定しないが)。



押井さんもフィルモグラフィーを振り返ってみれば、この人のヒット作ってみんな他人の(パトレイバーはちと違うが)キャラ人気がある明るいノリな作品を原作にしてるものばかりなのだ。うる星やつら、パトレイバー、攻殻、特に前の二つは全然重くない楽しい日常コメディーと言っていい作品だ。


つまり、押井さんはオリジナリティー溢れる作家タイプではなく、実は人気作品をアレンジする職人として、演出家として優れているタイプなのではないだろうか?。この辺の誤解が押井さんを幸せにも不幸にもしたと思われる。



問題は、いかに立ってるキャラを用意できるか?だと思われる。あと、盟友の脚本家の伊藤さんみたいに相性が良いバランス感覚がある人とタッグを組めるか次第かな。



 改めて見ると、沖浦さんや磯さんのスーパーアニメーションの凄さが世界を驚愕させたのだろう。こんなに重量感、リアルさ、クールな描写が95年の段階で存在したんだから、むしろ今は退化してんじゃね?って懐古厨じゃないが思ってしまう。エヴァもだが、内容云々以前にビジュアルがとにかく斬新で格好良かったのが第一だろう。


 ただ、TV版に比べちゃうとユーモアのない世界なのがやはり物足りないところがある。あと、よく考えるとあんまりイベントないような。

投稿 : 2023/10/26
閲覧 : 427
サンキュー:

20

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

あらすじ
{netabare}脳以外はサイボーグ化できる様になった世界で、まさに脳以外をサイボーグ化した主人公、素子は公安9課に所属している。素子は人形使いというデータから産まれた人格に関わる事件の調査に乗り出すが、人形使いを追う過程で自分は人間と言えるのかという問いに囚われ、人形使いからの誘いに乗り、彼と意識の融合を果たして、何処かへ消えてしまう。

作中で生物の定義すら曖昧と語られていたのは、技術革新が急速に進んで、交渉する余地が無かったせいだったり?
ドローンの法整備が間に合わなくて、今の日本ではガチガチに規制されちゃったようなものかな?{/netabare}

内容が難解で哲学的と言われるだけあって、寝落ちしたりしながら何度か観て漸く内容を理解できた訳ですが、難解と思っていたのは集中力の問題で聞き逃した雑談みたいなセリフの中でちゃんと語られていたので、人の話はよく聞くもんですね。重要な用語は印象づける演出をすれば、そんなに難しい話でも無いんでしょうけど。まあそれが押井監督の良さでもあるのでしょうし・・・
で、内容を理解して思ったのは(これ、本当の事件はここからじゃん・・・)ということ。次作のイノセンスでその後が語られているのであれば評価上がるかもですが、この映画単体ではただ物足りない。素子の思考の変遷や葛藤が丁寧に描かれていれば、そういう物語としてアリかなと思うのですが、女心は秋の空とでも言うようにころころ立場変えるし、その割にサラッと描かれているので、段々どうでもよくなってくるんですよね。それが集中力の低下につながっているので、本当に感性が自分と合わないんだろうなと思います。

良かったのは作画ですね。
少々崩れているようなところもあるのですが、動きも書き込みも本当に凄い。話を聞かないで絵を見ることで満足度を保っていたようなものです。
目の肥えたオタクには是非おすすめしたいです。

投稿 : 2023/03/04
閲覧 : 285
サンキュー:

14

Sophia さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

SACよりかなり哲学的

2度見ると全容が把握できる。
攻殻機動隊の入門として最初に見る作品ではないので、SACシリーズを見たあとに見るのが一番良い。
テーマとなっているのは自己存在の証明。機械化、情報化により希薄になる自身の定義を表現していると思う。
他の攻殻機動隊作品と比べかなり草薙素子というキャラクターに焦点を当てており、最後の結論も良かった。
2000年前後はこういう自然哲学的な作品が多いが、やはりしっかり理解するのは難しいし、時間を要するので人を選ぶのは間違いない。

投稿 : 2022/09/16
閲覧 : 192
サンキュー:

2

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

そう囁くのよ、私のゴーストが。

 初の攻殻機動隊シリーズ、見てみました。約1時間10,20分くらい。

 僕が生まれる前に作られたとは思えないですね、、、作画のクオリティ高いです。最初の少佐が飛び降りるシーン、銃撃戦カッコいいですね。BGMも崇高な感じで、生命の壮大な何かを感じているようです。

 ストーリーは、「人形使い」という犯人を追っかけて捕まえる、で良いですか?正直あんまり理解できてないです。でも、言いたいことはなんとなく感じ取れました。

 テーマ「私とは何か?何をもって私は私足り得るのか?」今や体、記憶、思い出全てが電脳化しており、自分のアイデンティティは何なのか?を問い掛けられたような気がしました。

 こういう、難しくてよくわかんないけどカッコいいアニメ良いですよね。見て良かったです。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/08/28
閲覧 : 478
サンキュー:

31

ネタバレ

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

消えゆくものへの憧憬

人は。
生物は。
およそ命あるものは。

かたちある限り、滅び去り、死に逝く。



押井守さんは、
くり返し
くり返し
そのことを考え続けているのでしょう。


そして、
ループする物語としてでなく、
ファンタジーとしてでもなく、
滅亡する定めを克服しようと、
いつも、いつも。
もがき、苦しみ、天上を見据え続ける。

そんな物語。

消えゆく肉体と引き換えにして、
ネット社会の中に、
精神とゴーストを、
生き残らせ続ける。
かたちを捨て去ることで
成し得る形而上の存在。

そんなSF世界の中に
きっと救いを求めたのでしょう。

高尚で聡明で複雑で、
それでいてシンプルな
唾棄すべき憧憬。


私には
その情動は、
人形遣いの
船上の素子へのコンタクトと同様、
聞き入れ収斂することは
叶いません。

きっとそれは
おそろしいことだから。

投稿 : 2022/07/26
閲覧 : 487
サンキュー:

30

ネタバレ

タツヤ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

これこそアニメ好きじゃなくても見れるアニメの代表でしょ

大人のアニメだねー
作画もリアル志向でいいし
民謡みたいなあの音楽も秀逸
AIが人間と変わらないと主張しててその意味も深く、今でも通用する話になってる。







個人的感想。
この作品のテーマ自体がほんとに難解で、想像してもこれだって答えもないと思う。 電脳しかり、AIが生命体として進化していくことなど。
擬態の体だけど生身の部分があり、完全な機械ではない存在、
電脳っていう脳機能があるおかげで広大なネットにより、考え方も想像もできないレベルになるんだろうと思うし。
膨大な人間の考え方、情報を処理している存在がどういう考え方になって、どう苦悩するのか。
擬態の体に生命としてどう生きていくのか、人形使いの進化の答えも難解。
それで生命体になるのかって思うけど、その進化により自己で進歩し、生命が行う子を残すに、近いことすらできるようになると、生命がなんなのか答えがないし生命とも言えなくもないのかなと。
人間がほかの動物より高度な考え方ができて人間が思う生きる形ができたけど、それにだって答えがないんだから。


考えれば考えるほど底なしに深い話だしこの作品が面白くなる。

投稿 : 2022/07/25
閲覧 : 452
サンキュー:

5

ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

攻殻機動隊SACプロトタイプ

攻殻機動隊SACと出会ったのは2005年くらいだったかなー。
衝撃的な出会いだったと思います。

SACが2002年で、GHOSTintheSHELLが1995。
Windowsがやっと今の原型になったころの作品が
どういったものであったか視聴して観ました。

SACを先に視聴すると、GHOSTintheSHELLが
原型になっていると強く感じます。

今作を基軸に、エンターテイン性を拡張、肉付けしていった
結果がStandAloneComplexなんだろうと感じました。

当時としては最先端であったであろう映像も
流石に今となっては粗さ、古さを感じますが、
十分楽しめると思います。

1995年というと、インターネットも一般的に認知度が低く
携帯電話どころかPHSが出た頃、ポケベルがまだ
現役だったころですよね。

そんな時代にこんなこと考えていた人がいたんだなーって
先見性の高さに感心せざるを得ませんね。

投稿 : 2022/06/14
閲覧 : 166
サンキュー:

14

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

SFなら本作、エンタメならSACですね。機械人形破壊リョナ性癖?

 もともと原作はちゃんと日本だし登場人物がもっと明るいです。素子ももう少しエロかった気がします。押井守が香港好きなのか、サイバーパンク的な演出なのか知りませんが、明らかに香港っぽい街並みにも公安9課の設定からいって、今見ても違和感はあります。映像的な出来はさておいて。

 初見のときは正直に申し上げて、面白くなかったです。私が望むSFアニメあるいは映画としてのエンタメ性や明るさが不足していたからです。トランスフォーマーを見るつもりがブレードランナーだった。スターウォーズを見るつもりがガタカだったという感じです。

 その後、作家性がデオドラントされ、映像も見やすくなったTVシリーズのSACスタンドアローンコンプレックスを見て、こういうのを見たかったんだよ、と思ったものです。
 私は本作については、あれ期待と違う?→アメリカでの評価→日本での評価→なるほど、もう1度見てみるか、で再評価したクチです。

 その時点ではSF通気取りだったので、もともと難解というか読み下すのが面倒な士郎正宗の原作、かなりサブカルよりのオタクコンテンツを上手くSF映画に仕立てたなあ、という印象です。 
 現在では更に、アニメーションの見方が変化してきて、もちろん評価が変わっています。SF的には良い方に、押井的にはちょっと押井臭の押し付けがましさで悪いほうにです。

 本作をSFとして評価するなら、人形遣い=ネットの世界の情報を素子(そし)として考えて、自然発生的に生まれたというSF的に見ることもできるし、集合的無意識としてユング的なオカルトを見てもいいと思います。
 その前提となる世界感はSFの知識やAIの社会になってその秀逸性が更に理解できるようになりました。官僚や警察・軍の組織まで相当緻密にデザインされていると思います。

 以前サイバーパンクと言えば、ブレードランナー的なディストピアにおける人間性とか反社会性とかAIの人間性の獲得などでした。
 膨大な情報のつながり=ネットワークに新たな世界を見出したのが素晴らしかったですね。同時期にエヴァに人類補完計画も登場してきますので、それこそ共時性なんでしょうか。ウインドウズ95とかニフティとか新しいツールからの未来を想像=創造力はすごいと思います。シリアルエクスペリメントレインなどの後継を生んだ、秀逸な視点だったと思います。

 ブレードランナー→本作あるいはSAC→マトリックスという日米の映像作家がSF的に影響を与え合いながら発展した歴史も面白いです。

 ただ、草薙素子の内面が見て取れなくはないですが、説明不足すぎて感情移入できませんでした。バトーに乗るのが正しいんでしょうか。ですが、バトーって押井守の分身な気がしてちょっと彼に乗るのが嫌でした。ですのでちょっと距離を置かざるを得ないのが、楽しめない理由にもなっています。


 映像としては、作家性というよりも性癖が匂いますね。香港フェチはブレードランナーの影響があるのでサイバーパンクといえば香港なのはいいでしょう。ただ、少々過度なグロシーンやエロシーンを素子(もとこ)の義体をいいことにやり散らかしているのがちょっと性癖かなあ、と。イノセンスでも同じような感じでしたね。機械人形破壊リョナ趣味?あまりやりすぎると作家のオナ〇ーのオカズを見せられている気がしてきます。

 あと、あの犬は作家性というより押井守ブランドの乱用の気がしますので、犬出し過ぎ問題はちょっと控えて欲しいところです。
 バトーが押井なのかなあ、とみているといつも思います。素子に憧れていても自分のものに出来ない。いつも素子を探して彷徨っている。しょうがないから犬と酒飲んでねるか、みたいな。

 ちょっとセリフがカッコつけすぎなのも今なら攻殻機動隊芸ですけど、初見はちょっと恥ずかしかったですね。

 総評すると、1995年という時代の映像としての新しさは相当なものでしょう。今見てもかなり丁寧で迫力がある作画です。香港の作り込みはすごいし、メカの書き込みも相当です。アクションシーンも迫力がありました。
 SF視点は原作者のものだったにせよ、映像化したところと翻訳して2時間の映画にまとめた脚本は秀逸だと思います。

 ただ、エンタメ性でいえば圧倒的にSACです。SACになかなか手が出なかったのは正直本作の初見の印象が悪かったせいが大きいです。再評価はできますけど、楽しむならTVシリーズだなあ。

投稿 : 2022/05/28
閲覧 : 227
サンキュー:

13

お疲れさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

後継シリーズ作品とは次元が違う超名作。

脚本、作画、演出、芝居、音楽、舞台設定、空気感、タイム感など全てのクオリティがずば抜けた超名作。

後継アニメシリーズもつまらなくはないけど、この1作目の衝撃は圧倒的。
押井守監督作品の中でも万人にお勧めできる代表作。

アニメやSFなどのジャンルを超えて歴史に残る、地球の文明を代表する映像作品の1つ。

投稿 : 2022/05/27
閲覧 : 152
サンキュー:

2

camuson さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

印象度:91

私にとってのこの映画は、
廃墟での草薙素子による対多脚戦車単独戦闘シーンに尽きます。
自分は一体何者なのか?という疑問にとり憑かれ続ける鬱屈、
答えを追い続ける孤独、解放への僅かな望みをかけた無謀行為。
手足がはじけると同時に、こちらの胸も張り裂けました。

ガラスの天蓋を撃ち落とすと光学迷彩が破れて戦車が姿を現す、
生物の進化の歴史をあらわすレリーフが銃弾の穴で削られる、
などなど、前振りの演出も密度が高く意味深なのですが、
よくよく考えると、何の用途の建物なのかよくわからないですよね。

哀愁漂う音楽も素晴らしいです。

投稿 : 2022/02/02
閲覧 : 178
サンキュー:

2

カミタマン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

我思う故に我有りなのか?

2021/11/25 投稿
  同日   加筆

自分とは?人間とは?命とは?

そんなことを問いかけられます。

答えが出ない問いです。それすなわち,哲学っていうやつです。

押井監督の好きなやつですね!自分も好きですw

自分は,正直に言ってそれほど深く考えるわけでは無いのですが,こういった雰囲気が好きなのです。
結構こう言うのにコロッとだまされちゃいます^^;
「あぁ~~面白かった!!」ってなっちゃいます。

昨晩(2021/11/24)たまたま見たNHKのクローズアップ現代でピーター・スコット・モーガンという人を取り上げていました。詳しい説明は検索でもしていただくと言うことで省きますが,攻殻機動隊の世界がもうすぐそこまで来ていると感じました。
そんな現代だからこそ,本作のテーマ的な事が再び強く意識させられるようになっているのかと思います。

って,本当は難しいことはどうでも良くて,とにかく楽しめました。
なんかいい雰囲気の面白いストーリーで
作画も現在見てもレベルが高いと思います。(特に戦闘シーン,逆にキャラクターの造形は好みが分かれるかなと思います。)
音楽も素晴らしいです!

古い作品だと思って見ないのはもったいないと思います。
特に,面倒くさい話wが好きな人はぜひご視聴を!!

追記
この作品を視聴後に異世界転生ものを見ると
前世の記憶を持って転生した主人公について
色々と考えてしまったりしちゃいます。(笑)

投稿 : 2021/11/25
閲覧 : 307
サンキュー:

19

ちあき さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

攻殻機動隊と言えばGHOST IN THE SHELL

攻殻機動隊がアニメとして世に出てきた最初の作品。
士郎正宗氏による漫画が、監督・押井守氏の手によってアニメ映画化されました。その内容は何とも表現しがたい部分もあるのですが、興味深いの意味でおもしろさを感じました。

TVアニメ版「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」、またそれに続く2作品もありますが、劇場版とは全くストーリーが別物ですので注意してください。
本作に続く話は、同じく劇場版の「イノセンス」です。

ただ、私にとって攻殻機動隊と言えば、まず最初に本作が頭に浮かびます。
それほど本作は印象深い良い作品だったのだと思います。

TV版、劇場版共に「個と全体」がテーマにありますが、本作はそこに「自分とは何?」ということも考えさせてくれました。

投稿 : 2021/10/25
閲覧 : 313
サンキュー:

11

ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

GHOST IN THE SHELL

STAND ALONE COMPLEX→2nd GIG→GHOST IN THE SHELLの順で視聴。
原作漫画は未読。

課長が、部長だったり、9課課員も、少佐、バトー、イシカワ、トグサしか登場しなく、
テレビアニメの2シリーズを見ていたから、ストーリーを
何とか理解できたけど、初見だったら、『???』だったかも。

キャラデザは、テレビアニメ版の方が好きかな。
声優も若干違うキャラもいたね。

あと、トグサが、結構、少佐を舐めていた感がしたかな。
監督が違えば解釈も違うから、そこは仕方なしか…

テレビアニメの方では、9課に対して、そんなに忠誠心がない
セリフがあったから、9課から姿を消したのは必然だったのかな???

個人的には、テレビアニメ見てから見た方が面白いと思う。

投稿 : 2021/10/02
閲覧 : 201
サンキュー:

4

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

超高度ネットワーク社会の中で、より高度・凶悪化していく犯罪に対抗するために政府は、隊長・草薙素子少佐を始めとする精鋭サイボーグによる非公認の超法規特殊部隊を結成。公安9課「攻殻機動隊」の誕生である。 ある日某国情報筋から攻殻機動隊に警告が発せられる。EC圏を中心に出没し、株価操作・情報操作・政治工作・テロなどで国際手配中の”通称:人形使い”が日本に現れるという。素子は犯罪の中に見え隠れする”人形使い”の影を追う。というあらすじ。

この作品が押井守の知名度をさらに押し上げた。
良い感じに纏まっているサスペンス。
少佐だけじゃなくてバトーやトグサも良いキャラクター。
オタクなら一度は見るべきだと思う。好き嫌いは別にして。

投稿 : 2021/09/26
閲覧 : 167
サンキュー:

3

shino さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「私」を規定するもの

押井守監督作品。

種としての生命は、
遺伝子という記憶システムを持ち、
人はただ記憶によって個人たり得る。

様々な外部装置の進歩により、
記憶の改ざんも可能な世界にいる人にとって、
「私」を他人に「私」であると、
証明できるものは驚くほど少ない。
「私」を規定するものは何だ?

混沌の世界に展開される、
押井守×士郎正宗の哲学、娯楽との邂逅。
当時の粋を尽くして描かれる虚構と現実、
現代もなお、この作品に追い付けてはいない。
私たちの自我に対する根源的な問いかけ。

人と機械の境界線が曖昧な時代。
原初の海から生命が誕生したように、
広大な情報の海は何を生み出し育むのか!?
正真正銘、傑作シリーズの始まりです。

もう一度問わねばなりません。
「私」を規定するものは何だ?
何を持って「私」であると証明できるのか?

投稿 : 2021/09/06
閲覧 : 840
サンキュー:

57

ネタバレ

haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

4回目2021.3.31

4回目2021.3.31

投稿 : 2021/03/31
閲覧 : 225
サンキュー:

0

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

SFアニメ映画の金字塔。文句なしのSF映画。

原作士郎正宗、監督押井守のゴリゴリのSFアニメで、
電脳、ネット、義体とSF要素満載で。
主人公の草薙素子少佐がかっこよくて。
次々に出てくる近未来の描写がかっこよく、そのうえ作画もリアルで、登場人物みんなかっこいいので最高です。
TVの攻殻も良いのですが、こちらの映画版も良さがあります。

投稿 : 2021/01/08
閲覧 : 284
サンキュー:

25

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

サイバーパンクアニメの原点とも言える作品…

この作品の原作未読ですが、アニメに詳しくなくてもタイトルくらいは見聞きしたことのある超が付くほど有名な作品です。

本来であれば、このシリーズは第1作目である本作品から視聴するのがベストなんだと思いますが、ソースを持っていなかったのでずっと視聴することができず、流れで以下の2作は視聴してしまいました。
・攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE
・紅殻のパンドラ

どちらも記憶には残っていますが、目一杯堪能できたかと問われると答えはクエスチョンです。
その心情に至るまでの経緯や、状況を何ひとつ分からず視聴しているのだから仕方がないのですが、それがずっと心の中で引っ掛かっていたんです。

それに士郎正宗さんの作品に触れたことが無かったので、ファンがニヤリとして貰える要素が散りばめられていても気づけなかったり…

そこで登場するのが最近、如実にお世話になっているNETFLIX。
調べてみると攻殻機動隊シリーズが結構視聴できることを知り、今回の視聴に至っています。

完走して思ったこと…
1995年に上映された作品ですが、今視聴しても古さはあまり感じませんでした。
当時は相当センセーショナルだったのではないでしょうか。
そして私は、草薙素子少佐の歩んできた道程を何も知らなかったことを思い知りました。
広大なネットの海の産まれについても然りです。

しかし、サイボーグであることと不死であることは同義じゃありませんし、ムチャをして良い理由にもならないと思います。
それなのに、少佐の立ち振る舞い…あれじゃ命が幾つあっても足りないでしょうね。
何がそこまで彼女を駆り立てるのか…きっとこの辺りの顛末もいずれ分かるときが来るのでしょう。

そして視聴後にwikiをチラ見して知ったのですが、映画「マトリックス」は本作の影響をだいぶ受けていて、共通するシーンもあるのだとか…
アカデミー賞を受賞するような作品に影響を及ぼすなんて、とても凄いことだと思います。

このシリーズは、劇場版とTVアニメ版がありますが、今でも悩んでいるのは視聴の順番です。
原作既読組の方なら、視聴の順番で悩むことなど1㎜も無いのでしょう。
これが原作未読組の辛いところなのですが、折角視聴するならベストを尽くしたいじゃありませんか。
でも正直良く分からないので、時系列順に視聴してみよかな^^;?
引き続き、「イノセンス」を視聴したいと思います。

投稿 : 2020/07/18
閲覧 : 250
サンキュー:

20

デルタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「未来すぎないリアリティ」が魅力

攻殻機動隊の原点であり,この作品に続くSF作品に多大な影響を与えたのが本作品になります.本作の特徴は「リアリティのあるSF設定」かなと私は感じています.劇中では電脳や義体,人工知能が発展している世界観が描かれていますが,車は空を飛んだりしませんし,キャラクターたちの武装も普通の実銃です.近未来チックな街中のすぐ近くにはスラム街があったりします.私はこの「過度に未来過ぎないリアル」が本作の重厚感ある世界観の基盤であり,魅力だなと感じました.


制作当時「ネットは広大だわ」という素子の言葉は,今よりもっと現実感の薄い言葉だったと思います.現代社会を生きる我々にとって「ネット」は当たり前で,なくてはならない存在になりました.まだ現代の技術は作中の技術には及ぶものではないですが,「いつかこんな世界になるんだろうか」というSF作品の醍醐味ともいえる期待感のようなものを公開から20年以上たった今なおも与え続けてくれる本作品はSFという分野を代表するアニメ作品といえると思います.

投稿 : 2020/07/18
閲覧 : 221
サンキュー:

5

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

極上のエンターテイメント

難解だの深いだの評価がついてまわる本作だが、
意味有りげなディテールをそこら中に散りばめて
「よくわからんけどなんか凄そうという印象
 だが実のところ何にも中身はない」
という構造はエヴァと同様である。
それ故に考察など様々な楽しみ方が出来る懐の深さ
が今だに人気シリーズである理由。
悪口に聞こえるかもしれないが逆である。
こんなにカッコイイ作品はないし、
このカッコ良さがわからん奴とは仲良くなれない。

本作と原作の両方好きな立場の私の見解

原作を読めばわかると思うのだが
本作は原作から世界設定だけ借りた全くの別物。
説明を放棄しているのは一緒だが…。
原作の素子の見た目はいかにもマンガチックで
受け付けない方もかなりいるだろうし、
行動原理など含めキャラクターとして別人。
シリアス一辺倒で暗い画面のダークな雰囲気は
原作のヲタク臭さを見事に払拭させている。
ヒットさせることを考えれば完全な正解。
うる星やつらで高橋留美子を激怒させた
原作クラッシャーとしての本領発揮である。
熱心な原作ファンが監督すればこうはいかない。
ああFSSを押井がやってくれてたら…。
ちなみにパトレイバーは漫画原作ではない。
ゆうきまさみはコミカライズ担当で最初から別物。

押井守はアーティストというよりはチューナー。
不相応に集金能力に長けるという点においては
詐欺師でもあり、それが名監督の条件でもある。
エンターテイメントを楽しむということは
野暮は言わずうまいこと騙されるということだ。
解らなくて難しいという評価が散見されるのだが、
もっと気楽に楽しんでもいいのではないかと思う。
専門用語を暗記でもしないとバカにされるのか?
アニメを熱心に考察してマウント合戦なんて
本当に馬鹿げてると思う。
解釈も楽しみ方も沢山あるからこそ、
沢山の人に愛されてるということなのに。

参考までに、私の本作の楽しみ方。

多 脚 戦 車 は 男 の ロ マ ン

こんなんでいいんじゃねえの。

投稿 : 2020/05/07
閲覧 : 274

たこわさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

難解

作画は間違いなく歴代トップクラス
独特の世界観は唯一無二
複数回見てもなかなか理解するのは厳しいのでは?
初見の人はTV版から入った方がいいかも

投稿 : 2020/05/05
閲覧 : 224
サンキュー:

3

ネタバレ

プラント浜口 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

1995年の作品というのは度外視すると、案外普通

押井守氏には著書から非常に興味関心を持っていたが、本作で初視聴。
やはりと言うべきか、テーマの着眼点は良かった。
「情報化社会が進む中で生命体(ヒト)としての定義は何か?」、「(バブル崩壊後の暗い雰囲気が蔓延した社会背景を含む)負の感情と闘いながら当時最後の希望とされていたネットへの希望は正しいのか?」と言った2つが主題と思う。
前者は人形使いが、後者は草薙の語りで深堀りされている気がした。
が、キャラの心情や背景描写の少なさから感情移入できなかったからか、若しくは2020年現在ではそのテーマが使い古された既視感の強いものと感じてしまうからか、イマイチであった。

まあとは言え、このテーマを2時間弱にコンパクトな内容で描き切ったのはすごいと思う。
基本続編の映画でない限り、アニメ映画は設定を描き切れないか、描き過ぎて説明動画に成り下がるかの2つが多いので…

見終わったすぐは、正直理解出来ない部分が多く、解説サイトを見て、やっと腑に落ちたので、頭を休めずに見るのが良いだろう。

※TVアニメ版とは異なる世界線と思ってみた方が良いです。キャラの性格等見てて違和感を覚えてしまうので。。。

2020.04

投稿 : 2020/04/21
閲覧 : 203
サンキュー:

0

ダビデ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人形つかいの話

面白くDVDを購入して何度も観ました。
戦闘シーンも最高でした!!

話しはちょっと難しく,初めて見たときはよく理解していなかったのですが,今となっては,物語性の深さに驚いています。

投稿 : 2019/12/26
閲覧 : 296
サンキュー:

15

かまいたち さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

不思議で、魅力的な作品

良い点
・ストーリー
・作画
・作品のテーマ

注意点、悪い点、留意点
●一回見ただけでは完全に理解できない
押井守作品あるある。考察や解説サイトを見てから見返すことをオススメする。

●グロシーンあり
後半にとてつもなく、グロいシーンが1つある。
苦手な人は注意。また全身義体(サイボーグ)の少佐の腕が裂けるシーンや、opでは女性の全裸なんかもあったりする。

●少佐(草薙 素子)が怖い(※個人的意見)
無表情なシーンが多いためなのか、作画の絵柄のせいなのか、初見の印象では少佐が怖いと感じた。
エ口さとか可愛さとかそういう類は0に等しい。
まぁ、“全身義体”という設定を反映した演出なのかもしれないが...

●前情報は少し必要

●終わり方
他のSF作品によくある敵を倒して一件落着!という終わり方ではない。
一回見ただけだとヌルッと終わって、“これで終わりなの?”となってしまう一因にもなっている。

総評
独特な世界観を持つサイバーパンク、SF作品として完成された作品。面白いが、初めて見る人には少しハードルが高いかもしれない。

投稿 : 2019/11/17
閲覧 : 267
サンキュー:

3

メタトロン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

押井版の総評

押井版攻殻機動隊が醸し出す雰囲気は至高!
劇場版の限られた時間の中では難解なストーリーになってはいますが、その中で攻殻機動隊の根幹となる命題を提唱しています。
あと物語のリズムが心地よい。

投稿 : 2019/09/16
閲覧 : 248
サンキュー:

4

ザカマン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

日本のアニメっぽくないカッコよさ

攻殻機動隊はここから始まる
色あせない先進的な作品

投稿 : 2019/03/16
閲覧 : 325
サンキュー:

2

じん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

私の見たうちの最高傑作アニメ。

レビューはタイトル通りだ。この映画は80分という狭さながらSFの世界観、登場人物の人間関係、メッセージが詰まったまま綺麗に完結している。

この作品について語り出すとキリがないが、各所に見られる暗喩が非常に効いており、見るうちに画面の中を探して目が走り回っていた。
この作品が非常に上手いと思わせるのは、レイアウトだろう。画面の中の配置が台詞にマッチして対比を演出したり、同一性を描いているところには驚かされた。見終わってみると実は戦車の弾薬、素子の揺れ、バトーの腕、ゴミ回収業者の走り方、その全てが均整的だと気づく。
台詞と声色によって人間関係が浮かび上がるという、映像化におそらくすこぶる遠い文学的な要素がいくつも見つかっている。
エンタメ性を削っているように見えるらしいが充実感に足りないところも見つからなかった。
シリーズの中でも人を選ぶ作品とよくいわれる。確かに享受という類いのエンタメではない。

このように作られておきながら知名度は足りないような気がしている。放映からこれだけ時間が経ってしまうと話題にもならない。この映画のファンとして悲しいことだ。

この作品(原作も含め)から30年の時間が経って、専門用語も我々に近いものとなった。我々が同じく考える、登場人物の私を決定する謎の存在ゴーストについてこの作品を見ながらコーヒーでも頂こうではないか。

投稿 : 2018/12/07
閲覧 : 700
サンキュー:

11

ぶろん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

原点にして頂点

あらゆる作品に影響を与えた作品。
一部では神格化されるほど完成度の高い作品で、今の作品と比べても全く見劣りしない。
それを考えると、当時これが世に出た時の衝撃は凄まじかっただろう。

押井作品特有の哲学的な問答が魅力的で、物語のメリハリがしっかりしており、中だるみというものが存在しない。

各登場人物の台詞をしっかり聞き取り、理解することで深く長く楽しめる。

投稿 : 2018/11/19
閲覧 : 350
サンキュー:

7

ニワカオヤジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

SAC>映画>マンガ

原作の、士郎正宗の漫画の方はあまり好きになれません。
・設定などの情報を欄外に大量に書き込んでおいて、読者側に世界観を絵ではなく活字で理解させようとする。
・その説明文が下手すぎる。理解できる人だけが理解してくれたら良いというような文章は、結局は文章表現から逃げているだけに思えます。
・設定を理解した上でストーリーを追ってみると、割と単純な話で拍子抜けする。
・アップルシードやドミニオンから全く進歩がない
この感想は、2018年現在ではなく、発売当時のものです。
アップルシードの1~2巻の頃は、絵も綺麗だし緻密なサイバーパンク設定が斬新だったのでよろこんで読んでいたのですが、やはり物語自体があんまり面白くないので攻殻機動隊の頃にはすっかり飽きてしまってました。

で、本映画も避けていたのですが、このたびSACを先に数話見てみると、漫画とあまりに印象が違うので、映画も見てみようということになりました。

SACもですが、本映画は士郎正宗の設定だけもらって、キャラクターの性格とかはストーリーは全くのオリジナルなんですね。これが漫画よりも整理されていて分かりやすくなっていました。
しかし、SACと比べると、少佐のアイデンティティに関する心理描写のシーンが多くて、それが当時のアニメとしては珍しいのかもしれないけどSF全般としては至って普通のテーマですので、ちょっと退屈で眠かったです。
そして少佐が人間離れしすぎて、原作のロボットより更にロボット寄りなので感情移入できませんでした。
すぐ裸になるのも、芸術感を出したかったのかもしれないけど陳腐で不快でした。
折角の映画なんだからもっとアクションを多めで、裸もラッキースケベくらいの低俗なやつにしたら良かったのに。まあそれはそれで面白くなさそうだから見ないけど(笑)

投稿 : 2018/07/23
閲覧 : 365
サンキュー:

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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊のストーリー・あらすじ

他人の電脳をゴーストハックして人形のように操る国際手配中の凄腕ハッカー、通称「人形使い」が入国したとの情報を受け、公安9課は捜査を開始するが、人形使い本人の正体はつかむことが出来ない。そんな中、政府御用達である義体メーカー「メガテク・ボディ社」の製造ラインが突如稼動し、女性型の義体を一体作りだした。義体はひとりでに動き出して逃走するが、交通事故に遭い公安9課に運び込まれる。調べてみると、生身の脳が入っていないはずの義体の補助電脳にはゴーストのようなものが宿っていた。(アニメ映画『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
1995年11月18日
制作会社
プロダクションI.G
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/GHOST_IN_THE_SHELL_/_%E6%94%BB%E6%AE%BB%E6%A9%9F%E5%8B%...
挿入歌
Fang Ka Wing『毎天見一見!』

声優・キャラクター

田中敦子、大塚明夫、山寺宏一、仲野裕、大木民夫、玄田哲章、生木政壽、家弓家正

スタッフ

原作:士郎正宗(講談社刊『ヤングマガジンKCDX』)、 監督:押井守、製作:宮原照夫/渡辺繁/ANDY FRAIN、プロデューサー:水尾芳正/松本健/KEN IYADOMI/石川光久、絵コンテ:押井守、脚本:伊藤和典、演出:西久保利彦、キャラクターデザイン・作画監督:沖浦啓之、作画監督:黄瀬和哉、メカニックデザイン:河森正治/竹内敦志、銃器デザイン:磯光雄、美術設定:渡部隆、美術:小倉宏昌、色彩設定:遊佐久美子、撮影:白井久男、編集:掛須秀一、音楽:川井憲次、音響:若林和弘

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