てとてと さんの感想・評価

3.6
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態：観終わった

アウトローと女軍人と超能力カルト三つ巴なロボットアニメ？群像劇は面白いんだけど12話ではイマイチ

スタジオディーン制作のリアル寄りのロボットアニメ。
宇宙で奔放な海賊やってる主人公一味、宇宙コロニー国家？ネクスト同盟軍が開発して逃げられた無人兵器(境界戦機のゴースト的な？)を追跡する同盟軍の女大佐、超能力少年が率いる何かの理念の為に謎の力を追う革命組織テラの三陣営が絡んでいく物語。

【良い点】
ストーリーは地味だし進行も遅いものの、各陣営のキャラ間の関係性や掘り下げが丁寧。
複雑な政治事情は排して、とりあえず主人公除いて三勢力(うち地球政府は殆ど出てこない)が何をやりたいのかは次第に見えてくるし、各キャラ信念というかやるべき事明解なので、群像劇としては面白い。
前半は同盟軍と革命軍が何やら蠢動する傍らで我関せずアウトローしてる主人公一味の日常ドラマで世界観やキャラを掘り下げ、中盤二陣営が主人公一味にコンタクトしてきてドラマが動き出し、後半ハルが闇落ちして謎の兵器と対決していく流れで、粗さは否めないものの全12話一応纏まっている。
中盤各陣営のスカウトで主人公一味バラバラになっていくが、紆余曲折で最後は仲間集結してラスボス撃破ハッピーエンド。
総じて細かいストーリーが雑な割には見やすく、キャラも雰囲気も好みだった。

廃墟コロニーでロボットの模擬戦ドンパチやりまくったり、病に倒れた幼女の薬調達を巡って仲間の確執から粋な展開見せるなど、アウトロー一味の自由闊達な関係性が良い感じ。
特に飄々としたキャメルのキャラが良い、馴れ合わないドライさ、無言で薬渡すクールさ。
子供兄弟の元気の良さと妹アンちゃんの可愛さも良かった。
本筋ストーリーは全然進行しないが、極自然に世界観(宇宙コロニーが荒廃しているなど)が分かる描写も上手い。

作画は良くはないが女の子(アンちゃんしかいない、アオイ大佐も美人だけど)は可愛い。
ロボットデザインはリアル系の武骨さが悪くない。
OPがカッコイイ。楽曲が良い。

【悪い点】
ストーリーが小粒で地味。
謎の兵器追うアオイ大佐と具体的な説明の無い理念で動くカルト組織がちょこちょこ動く合間にアウトローの日常系と、前半殆ど話が動かず。
中盤主人公一味崩壊するが、良くも悪くも寄せ集めのアウトローであまり仲間感が無い。
3話アン、9話ケンの薬調達巡る対立で展開被っている。

主人公が良くも悪くも普通のアウトローのあんちゃんで、ストーリーに主体的に関われていない。
終盤も弟分の仇(生きてるけど)でちょこっと参戦するだけ。
作中の扱いは力ある者的なカリスマ示唆されていた割には地味な主人公。
教祖ハルに心酔する忠臣ガルブレイズとか、アオイ大佐への忠義で散ったカールなどのドラマは良いんだけど所詮脇役。
ハル闇落ちも唐突だし、ガルブレイズやアオイの窮屈な生き方に対する主人公の自由さ的なテーマが若干見えたがそこを深堀り出来ていなかった。
最後までメイン軸がふわふわしていた。

戦闘も見せ場がガルブレイズと地球政府軍(殆どモブ)が序盤ドンパチやったくらいしかない。
リアルロボットバトルアニメとしても特に見所あるわけでも。
終盤ラスボス戦が微妙、散々謎の実力者として引っ張ってきたアーノルド大尉が無駄死にで拍子抜け。

【総合評価】4点
ロボットアニメとしての雰囲気は好みで12話飽きずに視聴出来たけれど、面白かったかは微妙。
12話では肝心な部分が物足りないけれど、この内容で2クール以上あっても面白くなったかどうか。
評価は良い未満だけど好みなので「普通」

tinzei さんの感想・評価

2.9
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態：観終わった

ハルが狂いだしてからが本編

人類の勢力は宇宙コロニーを本拠地にするネクスト同盟、地球を本拠地とする地球政府、地球政府と戦う革命組織テラの三つに分かれていた、そしてどれにも属さず廃墟となったコロニー、ネクスト７で暮らす主人公ジェイたちは同盟軍が開発したが暴走した新型兵器Sを巡る戦いに巻き込まれていく。


すこ～し超能力要素が入ったロボットもの。
物資を強奪して暮らしているジェイたちがテラの指導者ハルや同盟軍のアオイ大佐と出会い、Sとの戦いに巻き込まれていく。

メンドクサイから箇条書きにするけど、
・基本的に同盟軍、革命軍、ジェイたちだけで地球軍はほとんど出てこない。
・最初の宇宙に上がる前の革命軍が少し戦った程度。
・前半、Sは遠距離射撃or光に覆われていて姿は見えない、後半になって初めて姿を確認できる。
・肉弾戦は無し、全てロボット戦、しかも地上戦は序盤以外なし。
・主要人物はあまり死なない、死んだのは２人だけ、かな？


半分観た段階で正直切ろうかと思ったけど、ハルがSと共鳴して狂いだしてからまあまあ面白くなった。
正直ロボットに関しては微妙、何よりロボット(MV)のビジュアルが酷すぎる、S以外のMVはほぼ同規格にしか見えないし、主人公たちも色で判断できるけど、もし一緒の色だったら区別できなかった、これでストーリーが面白いor別の重要なテーマがあるなら許すんだけど、戦闘メインの作品だからそこは力を入れて欲しかった。

後、１２話しかないってのもあるけど、設定が軽すぎる、Sのことをよく知るアーノルドも最終話まで引っ張って結局かませ犬で終わったし、上でも言った通り地球軍ほとんど出てこないし、もうちょい重要な役割をあげても良かったんじゃね？

どんなにロボットが好きな奴でもこれはススメられない・・・・・



１→革命軍が地球軍に破れ撤退、同盟軍はSを追う、ジェイたちは輸送船を狙う
２→遊んでいたら弾が無くなり狩りに行くがバルザックが傷つく
３→アンがネクスト病にかかるがキャメルが助ける、アーノルドが脱走、革命軍の本拠地がやられる
４→ケンとアンが喧嘩、アンが宇宙に出るが革命軍と衝突、ジェイたちが救出する、革命軍がSにやられる
５→革命軍と接触バルザックの過去が分かる、ハルがSについて語るが同盟軍に包囲される、協力して倒すがSの協力は拒否、同盟軍S捕獲失敗アオイ解任
６→運び屋から逃げてきたというカールと会う、カールの情報で物資を強奪、実はカールはアオイの部下ジェイたちにS捕獲を協力させようとする
７→アオイが直接やってきてジェイたちに協力を要請、ハルたちが同盟軍にやられSが来る、アオイたちも行くがカールがアオイの身代わりで死ぬ
８→ハル達がネクスト７に逃げる、アオイが降伏勧告に来るが部下が勝手に急襲、Sが現れ同盟軍を一掃ネクスト７崩壊、ジェイが挑むがケンがやられる
９→ケンが重傷、アオイが本部に戻る、ケンのために輸送船を襲い奪取、キャメルロディはネクスト１へ、バルザックゴードは反乱軍へ行く
１０→薬が足りずジェイとアンが調達にいく、キャロルバルザックそれぞれがケンに薬を持ってくる、
１１→ハルとSが同期、ジェイはSへの復讐を誓う、キャロルが誘われた意味を知る、同盟軍S捕獲作戦を開始
１２→作戦開始、ハルと同期したSが襲いMVを支配、味方同士で撃ち合いに、キャロルに誘われたジェイが到着、ネクスト７勢でSを倒す。

MameJ さんの感想・評価

2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態：観終わった

...

超能力者的な存在よりも、サイボーグよりも
軍隊も手の付けられない最強の無人兵器よりも
ならず者のほうが強いの？

kain さんの感想・評価

3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

タイトルなし

◎「捻じれたリアル 今日もどこかでNEWSが又 そう叫んでる」


ネクスト7の若い海賊達が、物語の途中で　それぞれネクスト同盟軍、地球政府軍、地球革命組織の三つに分かれて闘うのですが、最後には皆　元に戻ってきたのが印象に残っていますw

バットバス さんの感想・評価

2.9
物語 : 3.0 作画 : 2.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態：観終わった

Dkn さんの感想・評価

2.9
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 1.5 状態：観終わった

87丸 さんの感想・評価

3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態：観終わった

toturitu さんの感想・評価

3.3
物語 : 3.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態：観終わった