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「バンパイアハンターD(アニメ映画)」

総合得点
73.2
感想・評価
167
棚に入れた
1071
ランキング
1017
★★★★☆ 4.0 (167)
物語
4.0
作画
4.2
声優
4.0
音楽
3.8
キャラ
4.0

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バンパイアハンターDの感想・評価はどうでしたか?

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

久々に作画や美術に震えた…。『ウテナ』劇場版並の耽美流麗な川尻作品の最高峰かも。

 最低野郎αさんが川尻監督の「電脳都市oedo」を紹介されていたので代表作と言えるこちらを鑑賞しましたが、ぶっ飛びました…。1シーン1シーンがソフトな現代とは全く違う重厚で密度の高い、耽美かつ流麗な独自世界を見事に構築していて思わず息を飲んでしまう。パンパンとても見ないで、この素晴らしさを絵画を見るように味わい咀嚼したいと思えるほどの領域に達している。



 単に作画が上手いのではなく、それをどう効果的に見せるのか?。そのセンスが絶妙に凄い!。冒頭のDが飛んできた矢を掴むと、馬が跳ね上がってマントが蝙蝠の翼の如く広がるシーンの格好良さだけでもう満点。話がどうとかキャラがどうとかを超えて、見事に美意識が支配している世界とキャラを描くだけでここまで凄いものが出来ちゃうとは…。


 声優さんも超豪華だし、吸血鬼が題材の作品というと私は「HELLSING」がぶっちぎりナンバーワン評価の作品でしたが、こちらもまた別の魅力があるトンデモナイ作品だと断言できます。早く見とくべきだった…。

投稿 : 2024/03/09
閲覧 : 67
サンキュー:

6

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

もう少しエロスが欲しいところ

ゾンビ映画やスプラッター映画の影響で、何でもかんでも兎に角血を欲しがり夜な夜な徘徊しているイメージが強いバンパイアですが。。

「バンパイア」というのは本来非常に美しく、両性器具を保持した天使(本当は悪魔だが)のような姿で人を魅了し、大体童貞か処女の汚れを知らない生き血を啜る存在であり、実際には「淫魔」(性行為と同時に相手の精気を奪う)としての側面が強く「バンパイアハンターD」はそんなゴシックロマンホラーとしての側面が強いので海外で非常に人気なアニメの一つとなっています。

しかし、アニメ版は原作よりもそういった吸血鬼の本質は描かず、どちらかというと同監督が作った「獣兵衛忍法帳」をもっとライトにしたような内容で、この時代2000年代のアニメにしてはやや表現に規制がかかっています。

作画は非常に良い意味でエロティシズムとゴシックが混ざっているのですが、少し物足りない雰囲気があるので残念で仕方ありません。

80年代のovaの方は言うことないです。

投稿 : 2021/04/21
閲覧 : 499
サンキュー:

12

ネタバレ

TimuTimu さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アニメ史の中で5本の指に入るほどえげつない作品

この作品を見たのは2回目で、1回目はSFに手を染めてちょっと通ぶってイキりたくなった17の秋、そして2回目は7年の時を経て未だ吸血鬼のように孤独な夜を過ごす24の春・・・泣。

しかし、やはり7年ぶりに視聴すると様々な要素・観点から評価できるようになりました。その結果、この作品は声優・演出・脚本・音楽・作画、、、いろんな角度からメスを入れてもベストパフォーマンスを誇るアニメ史上最高のSF映画ということです。

★あらすじ★
主人公がおじさんからの依頼を受けて相思相愛中の吸血鬼×お姫様カップルから娘を取り戻そうとするドタバタシリアス作品です。

★世界観★
 世界観はまあ取り合えず「ウェスタン」で「ガンマン」で「吸血鬼」で「情熱的」で「美しい」という印象が強いです。
あんなに淫靡な夜が似合う吸血鬼と世紀末チックに描かれた殺伐とした「ウェスタン」なタッチがマッチするとは思いませんでした。
そして殺伐な世界の夜はそれはもう怖くて、お化けがthrillerしてもおかしくないような描写・・・完璧な世界観です。
 また、この作品における「吸血鬼×人間」はまるで「ロミオ×ジュリエット」のような関係性。僕な大好きなWeb漫画「RBB」も人間と吸血鬼の関係性を巡る、まるで現代の人種差別を踏襲したような作品でした。
 これもまた異人種観を踏襲しつつもロマンチックな展開になりそうですが・・・詳しくは本編を見ましょう。

★キャラクター★
 キャラクター及び演出ですが、草食系男子を体現したような厨二心をくすぐる無口イケメン主人公『D』と吸血鬼の情熱的な部分を象徴したクールガイ山寺宏一こと『リー』、そして「男はバカね・・・」と何かを悟ったかのようにポツリと独り言が漏れた「灰原哀」。この三人が主な主要人物として物語が進んでいきます。

★演出★
 この作品の一番の魅力は演出といっても過言ではありません。
何と言っても「黒」と「白」と「赤」の色使いが絶妙すぎる。全て吸血鬼を象徴とした色ですがここまで鮮明に、またさりげなく強調させることができるのかと思いゾッとしました。特に終盤のこの色使いを意識することをおススメします。
 次に基本的なところから緩急をつけた緊張感ある戦闘シーン、月を背に馬が前足を上げるシーン、Dの顔と剣が交互に写し出されるシーン、他にも色々ありますが素晴らしい描写がたくさんありました。

★まとめ★
 吸血鬼はとても冷酷な存在と思われがちですが、この作品を見ると情緒的な部分が見れてとてもよかったです。
 また、話の進め方が殆ど三人称視点なのにも関わらずこの吸血鬼と人間をめぐるもどかしさがヒシヒシと伝わる作品でした。
 この作品に影響を受けて後から様々なSF×吸血鬼作品がでましたが、少なくともアニメ界では未だにこの映画を超えるものはありません。原点にして頂点です。
 今すぐ吸血鬼になりたい方は是非視聴してみてください。

投稿 : 2019/06/24
閲覧 : 607
サンキュー:

3

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

新しい方

すごい(技術が)進化したな


ヴァンパイア(貴族)ハンターのDは貴族に攫われた娘を取り戻して欲しいと頼まれる、承諾したDだったが依頼主は同じハンターのマーカス一味にも依頼していた。


『旧ヴァンパイアハンターD』から10年以上たってのリメイク作品、リメイクといっても内容も声優も作画も全く違うから立ち位置的には二作目っていったとこ、だいたい『ヴァンパイアハンターD』のアニメっていえばたぶんこっちの方が有名だからこっちが最初でもいいけど。

前作に比べてだいぶ近未来化してるような気がする、前作の時も電磁柵?のような近未来技術があったけど、作画の影響もあってかこっちの方がより近未来に見える。


制作自体は日本の会社だが公開されたのはアメリカの方が早い、だからキャラ作画や動きが洋アニメ調になっている、分かる人に言えば『ハイランダー』みたいなもの。何でそうなったかは知らないけど前作の受けがアメリカの方が良かったのかな?


作画内容含めて当然こっちの方が好きだけど、どちらの作品もDについての説明が欲しい、原作知らないから左手の正体も知らないし、母親のこともあまり描かれていない。

投稿 : 2019/03/24
閲覧 : 324
サンキュー:

2

ネタバレ

cabinmild さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

没頭する世界観、骨太ヴァンパイアムービー

友人に勧められたのですが、絵柄がなんとなく受け付けず視聴を先延ばしにしていました。ところが見てみてビックリ。まさにこれぞ隠れた名作!と唸らされました。

まず冒頭2分のオープニングシーンで惹き込まれます。 {netabare} 「人ならざるモノが深窓の令嬢を誘拐する」というシーンですが、演出がオシャレ。十字架がへし曲がり灯りが消え狂犬が子犬のように怯えたかと思えば、一両の馬車が横切り、瞬間噴水の水が凍りつく。 {/netabare} 起こった出来事を明瞭に伝えながらも、化物の存在と恐ろしげな世界観が醸し出されています。
このような、粋な演出を感じるシーンが本作では目白押しです。冷めることなく作品の世界観にのめり込んでしまいます。

そして、主役のヴァンパイアハンターであるDが、ハードボイルドで格好いい。セリフは少ないのに、優れた演出も相まって「孤高なハンター」という印象がハッキリ伝わってきます。仕事はあくまで報酬の対価として行うという、ドライとも見えるプロの矜持を持ちながらも、劇中ほんの少しだけ覗かせる人間味がこのキャラクターに格別の魅力をもたらしています。

声優陣も豪華。大御所・名優・職人と呼ばれる演者さんがそれぞれ声を当てていらっしゃいます。主要キャストに限らず端役に至るまでキャラが立っているのは、声優さんの力も大きいと感じます。(個人的にはバルバロイ長老役の故大塚周夫さん、カーミラ役の前田美波里さんの演技がよかったです。)

BGMも素敵です。格調高いながらもおどろおどろしいメロディーが作品とマッチしています。(スタッフロール時に流れるエンディングソングは明らかに作品と合っておらず視聴後の余韻を阻害しますが、本編に絡んでくることはないので見て見ぬことにしました笑)

ただ、戦闘シーンはやや物足りなかったかなと。映画ですし、もうちょっと迫力のある画が見たかったなぁという残念感はあります。

総括。戦闘シーンは文句めいたこと言いましたが、逆に言えばそれ以外はパーフェクトと呼べるほどに満足な出来でした。シリアスものを求めている方には、自信をもってオススメしたい一品です!

投稿 : 2018/09/01
閲覧 : 509
サンキュー:

1

ネタバレ

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ラブストーリー要素が強めのヴァンパイアOVA

このアニメは、西洋の三大モンスターの
一つとしてよくあげられるモンスター、
ヴァンパイアを題材としたOVAである。

このアニメが良いと感じたところは、テンポの良さである。
ボスクラスに相当しない敵は、大抵あっさりと倒されてしまうため
変にだれることなく物語が進んでいく。欲を言えばもう少し
活躍の場を広げて欲しかったと感じる。ただ、それをしてしまうと
テンポに乱れが生じるので、その判断は正しかったのだろうと
思われる。

個人的に気になった点もいくつかある。
女戦士であるレイラは、猪突猛進な性格が災いし
色々とトラブルを起こしているような印象を受けた。
Dやグローブ兄さんの忠告があったにも関わらずだ。
しかも、そのせいで一人死なせてしまう。
やはり、ハンターには向かないと助言した
Dの判断は間違っていなかったと思われる。

途中から、急に登場した人面疽の存在。
彼とDの関係性について深く掘り下げていないため
私はやたら気になってしまってしょうがなかった。
終盤でいきなりすごい力を発揮する場面があるが
唐突すぎて、私は「えっ?」と思わず発してしまった。
本来ならDに注目すべきなのだろうが、私は人面疽に
注目してばかりいた。もしかすると、それが狙いで
情報を伏せたのだろうか。それなら納得だ。

これを見ていた時、とあるヴァンパイア映画を思い出した。
ドラキュラ(1992)である。
この映画は、ゴッドファーザーなどの有名作を
手掛けたフランシス・フォード・コッポラ監督のホラー映画だ。
予告編だけ見ると、ホラー色が非常に強いため、
手を伸ばしにくい作品ではあるが、本編を見ると
ラブストーリー要素が色濃く反映されている
のがわかる。多少の違いはあるものの、共通点も
いくつかあるのが見受けられたためこの映画を挙げた。

それなりに、スプラッター要素はあるものの
目をつぶりたくなるほどの表現は(恐らく)されていない
と思うので、ヴァンパイアアニメの入門
の一つとして勧めやすい作品だと感じる。
個人的には良作だと思う。

投稿 : 2017/12/28
閲覧 : 536
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10

kooodain さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ヴァンパイアを狩るハンターの話かと思っていた。

その実ヴァンパイアがヴァンパイアを狩るハンターをするという複雑な構図です。
原作というか元の話はゲームらしいです。

安寧の地を求め逃げるヴァンパイア。
そのバンパイアを愛してしまった人間。
その人間の親族に雇われた人間のハンター。
同じく雇われたヴァンパイアであるハンター。
この様な様々な立ち位置によって非常に面白い構成になっています。

問題としてあげられるとしたら絵。
今のアニメの絵とはかけ離れています。
ですがシックな感じの表現でかつ外国の話という事で特に気にはなりませんでした。
ただこの絵がダメという人は一定数いるかもしれません。

また見終わった後何とも言えない感覚になります。
面白かったのは確実なのですがこう大人向きな感じ?穏やかな面白さがありました。
物語も淡々と進んでいくのでそれが要因かもしれません。
淡々と進みつつも最も視聴者に近い人間のハンターの感情の動きが面白いです。

何はともあれこの作品2時間ですので是非見ていただきたい。
何とも言えない面白さがあります。

▼物語の評価
淡々と物語が進んでいきますが何故か引き込まれます。
人間の心理の移り変わりなどとても良く出来ていました。
ゲームでのシナリオをそのまま全編アニメにしてほしいくらいです。
何か昔小説で読んだような気もしますが…あったかな?気のせいかもしれません。
▼作画の評価
かなり古めのデザインなのでその点で敬遠する人はいるかもしれません。
▼声優の評価
日本語版でみました。
声優の演技はどれも優れています。
配役を見ていませんが聞こえる声が1世代も2世代も前なきがします。
▼音楽の評価
BGMは意外と落ち着いた雰囲気です。
抑揚の効いたBGM演出でとても良かったです。
▼キャラの評価
Dが格好いい。それ以上でも以下でもないです!!

投稿 : 2017/09/27
閲覧 : 311
サンキュー:

6

ネタバレ

チョビ0314 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

左手の人面疽はミギーの先輩かも

この作品は菊地秀行氏のヴァンパイアハンターDシリーズ三作目「D-妖殺行」を原作とした映画で、先に英語版がアメリカで発表され、後にDVD化されるにあたり日本語吹き替え版が追加されました。
英語版も勿論良いのですが、個人的には断然日本語吹き替え版を勧めたいです。
{netabare}その理由として声優陣が豪華だし画に集中出来て見易いというのもあるのですが、吹替版を薦める理由はラストシーンで神父が唱える祈りの言葉にあります。
この祈りの言葉が実は原作六作目「D-聖魔遍歴」でヒロインとDが唱える祈りの言葉を唱えているのです。
普通に聴いていればありきたりな祈りの言葉でしかないので、これに気付けるのはおそらく原作ファンだけです。(しかも麗しボイスで聴けてお得)
違和感削ぐことなく判る人には判る仕込みをしてくれたことに感心してしまいましたよ。{/netabare}

さて本作の物語は種族を超えた悲恋を描いていて、逃げる者、追う者、守る者、それぞれの思惑が入り乱れたダークファンタジーです。
題材としてはありふれていますけど、もうとにかく美しい!
元々の小説が個性的且つ凄く美しい作品で「映像化は不可能じゃないか」と思われていましたので、ファンにとってこの作品の出来の良さは特別嬉しい事でした。(一度映像化されているのですが、その画はかなり残念でしたので…)
背景、美術、音楽、動きその全てに拘りを感じる事が出来て、ちょっとした風景にすら美術を感じます。
建物はそれぞれの場所で細かく描かれていて、そこがどういう場所なのかすぐに分かりました。
特に感心したのが乗り物の描き分けで、人間の扱う昼夜を問わず動く物は薄汚れ生活感を醸し出し、夜しか動けない物は特殊な処理を施されているのか汚れもせず独特の美しい装飾を保ち続けます。なのでそれが人間の日常から隔絶された代物であると理解させてくれます。
音楽や効果音もレベルが高く作られてるし、独特のおどろおどろしさと美しさを損ねない使われ方をされていて良いですね。

キャラクターは戦う者が多く、各々癖が強く個性的な武器や特技を駆使して戦います。
異能者同士の戦いは描き分けが難しいと思うが、見事に差別化を図り魅力的で迫力のある戦闘シーンが展開されました。

剣士、弓使い、銃使い、影法師、霊体、寄生体等のあくが強い登場人物が多い本作だけど、中でも主人公Dの動きは美しく冒頭の登場シーン等はさながら彫刻の様で何度見ても目を奪われます。
ここまで美しさに拘られた作品は少なかったと思うので、当時とても新鮮に感じたのを憶えています。
そしてこういった独特なキャラクター達の派手な戦いが全編で随所にありつつ、同時にシリアスなストーリーを淀みなく進めてくれるので見ていて飽きさせません。

美しい映像と音楽が織りなすドラマと芸術的ともいえるバトルアクション。
それぞれのキャラクターが歩む顛末と哀しくも温かいラスト…と一見の価値がある作品だと思いますから、多くの方に見て頂ければ幸いです。

そうそう個人的にですが主題歌がちょっと雰囲気とそぐわない様に感じましたので、そこだけはお薦め出来ません。

投稿 : 2017/09/20
閲覧 : 560
サンキュー:

11

ネタバレ

みねお さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

小説からアニメ化のはしりの方

バンパイアと戦えるのはバンパイアハンターだけ。
{netabare}犬夜叉の弥勒よりも
寄生獣のミギーよりもはやく
左手に寄生する化け物を飼っている。
姿は容姿端麗の美青年。
その美しさはバンパイアの血を引いてるからか。
Dの声は塩沢兼人さん。
手の声は永井一郎さん。

カッコよく人を超えた力と技で化け物やバンパイアと死闘を繰り広げる。
面白くないわけがない。{/netabare}

小説は30年以上続いてるそうだ。

投稿 : 2017/04/11
閲覧 : 276
サンキュー:

0

ネタバレ

セメント さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

飛べ、飛ぶのよ

30年以上前に刊行されて今尚も連載中の超巨編、菊地秀行先生の「吸血鬼ハンターD」を原作としています。
2度アニメ化されていて、原作1巻をベースとしたOVA版が1985年に、3巻をベースとした劇場版が2001年に公開されてます。
それも劇場版は国内で公開する以前にアメリカで先行公開していて、製作段階から向こう側の意見を多く取り入れるなど海外展開ありきの戦略を取っています。
その分海外では大人気な反面、日本の知名度が低いようにも見受けられます。


<物語>
冒頭のシーンでいきなり宇宙に浮かぶ謎の施設(夜の都)が映って、中世ヨーロッパな世界観から鑑みて驚く方も多かったのではないでしょうか。
実は"1万年と2千年"後の未来のお話なんですよね、本作って。
なので超科学の産物も次々と出てきますし、大気圏外にも簡単に行けます。
"貴族"と呼ばれる吸血鬼に支配されていた人類が抵抗し始めて、陥落させつつある時代にあって、ゴシック大好きな吸血鬼達の趣味の名残が風景に反映されているだけに過ぎません。
冒頭で登場した夜の都は、驚く勿れ吸血鬼が建設した侵略宇宙人との戦いの拠点なんです。
タイトルからは想像もつかないでしょうが、しっかり"未来SF"してるんです。

<作画>
芦田豊雄監督のOVA版も決して悪いわけではないですが、川尻善昭監督の本作がそれこそ抜きんでていますね。
原作者の菊地先生も納得の出来栄えということで、その凄さが伝わるんじゃないかと思います。
外連味に満ち足りた迫力の画面作りが成されていて、人知を超えた映像を見ているような気分に酔いしれます。
流石はセルアニメ最後の生き残りにして最上の到達点とも言われるだけの技術の水位があります。

<声優>
OVA版ではDの声が塩沢兼人さんだったのが、田中秀幸さんになっていますね。
お亡くなりになられた次の年だったので、残念ではありますが致し方ないです。
田中秀幸さんもこれまた渋い演技でバッチリDに合っていたと思います。
左手の永井一郎さんは続投で、後は新キャラですね。
マイエル役の山寺宏一さん、レイラ役の林原めぐみさんを始め、出演されている声優全員豪華です。

<音楽>
音楽はイタリア人のマルコ・ダンブロシオさんが担当、壮大なオーケストラのサウンドで聞き応えがあります。
主題歌のDo As Infinityが歌う「遠くまで」はどうでしょう、ちょっと浮いてますね。
OVA版は小室哲哉さんが担当していて、そっちも趣深くて好きなんですが、サントラはプレミア付いてて手が出ないです。
「Twinkle Night」に「組曲Vampire Hunter D」が収録されてて、こちらは安いですけど。

<キャラ>
物語の本筋は人間と吸血鬼との愛の逃避行でしょう。
マイエル一人を乗せてどこまでも飛び行くロケットを見た時の物悲しさといったらありません。
マイエルもシャーロットも描写が増し増しで、激動たる運命を歩む主人公とヒロインのように映りました。
これではDが蚊帳の外のように思えていけませんが、何しろ寡黙で自分を出さないので悪しからず。
とはいってもDの不動の信念も確と感じられて、プロローグの小粋な計らいが活きてくるんですけどね。
マーカス兄弟は噛ませ犬かと思わせて獅子奮迅の活躍を見せます。
特に幽体離脱して破壊光線を繰り出すグローヴは、妹想いの優しい兄に変わっていて驚愕ですよね。
レイラも人間味が溢れんばかりに描かれていましたね、吸血鬼を親の仇と憎みながらD達に触れて揺らぎ、ラストシーンでは打ち上げの成功を祈願するまでに至ってますからね。
キャラクターに関しては短い間に色濃く味付けが出来ていて感心するばかりです。


西洋文学におけるバンパイア像を取り入れつつ、独自の解釈で和製ファンタジーに埋め込んでいった本作は、「HELLSING」や「BLOOD」など昨今の作品に多大なる影響を残しています。
吸血鬼ものの主流として抑えておきたいところですね、紛れもなく見ておくべきアニメの一つでしょう。

投稿 : 2016/12/02
閲覧 : 380
サンキュー:

7

Hiraku8 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

2000年台前半の3DCGが使われるようになって、しかしセル画時代の凄みがまだ残っていた頃の作品
作画のクオリティは言うまでもなく、ストーリーについても良い改変が加えられて、展開の良さでも川尻監督の力量が十分に発揮されている
舞台芸術、音楽はバロック~ルネサンス風で統一していて一貫性があり、評価が高い

投稿 : 2016/03/12
閲覧 : 254
サンキュー:

1

もろう さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

Dがかっこいい

敵のキャラクターが強くてハラハラした。
Dが魅力的で美しかった!
表情の変化が細かく表現されていて良かった。
躍動感があった。

マイエルリンクとシャーロット・エルバーンの間の事をもう少し深く知りたかった。

投稿 : 2016/02/17
閲覧 : 251
サンキュー:

2

ビアンキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

映像・世界観・音楽の3拍子

2年くらい前にAT-Xにて視聴

2001年公開のアニメ映画。
人間とバンパイアのあいだにできた子供である
主人公のバンパイアハンター「D」が、
あるバンパイアにさらわれた娘を、依頼を受けて救出に向かうという
ゴシック調の世界観のバトルファンタジー&少々ラブロマンス


・本作の良い点
それは映像美に尽きる。と思う。

天野善孝氏がキャラクター原案を務めた繊細で美麗なイラストが、
そしてゴシック調で薄暗い、ダークで繊細、美麗な世界観が、
大概の視聴者の抱くイメージどおりそのまま画面に叩きつけられる。


他にも
キャラクターや武器や馬車、飛んでくる コウモリや化け物たち、
それらが迫力をもって奥から手前に、画面の前にいる視聴者に迫りくる。
アニメーションそのものもセル画制作でありながらヌルヌルと動く。
そういった部分も相まってか本作は
繊細さを持ちながらも、非常にダイナミックな印象を視聴者に与えるであろう。


対象物が奥から手前に迫ってくる時の「音、音楽」これも映像の迫力を強くしている一因だろう。

音はそのまま、対象物が奥から手前に迫ってくればどんどん音が大きくなっていく。
作品中の音楽は迫力とともに緊張感も出している。
これも良い。


映像、世界観、音楽
これら3つの持つ繊細さと迫力。
あくまで私個人の意見だが、本作はこれらが全てだと思う。


本作のシナリオは冒頭で書いたとおりである。
バンパイアにさらわれた娘を、主人公が依頼を受けて救出に向かう。
それだけ。

私個人、世界観と映像は素晴らしいと思ったが
このストレートなシナリオは好きになれない。
そのためシナリオは私にとってプラスに出来ない。

もうちょっと複雑なシナリオだったら私はシナリオも高く評価した。

ただ、前述の通り世界観と映像を見せるアニメだとすれば、このストレートなシナリオで十分なのだろう…


主題歌であるDo As infinity「遠くまで」は本作には曲調が明るすぎて、やや合ってないように聞こえる。
しかし歌詞は割と…?
どうだろう?
個人的には結構お気に入りの曲である。



ダイナミックな映像。
ゴシック調でダークで美麗な世界観。

そういったものが見てみたいという方にはオススメする。
映像・世界観・音楽の3つがうまく絡みあった傑作でした。

下手くそな文章、お読み頂きありがとうございます。

投稿 : 2015/12/23
閲覧 : 636
サンキュー:

13

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

西部劇っぽい雰囲気の吸血鬼もの

人間の女性を攫って逃げた吸血鬼と、それを追う賞金稼ぎの吸血鬼ハンターたちの戦い、簡単に言うとそんな図式の物語です。
主人公は吸血鬼と人間のハーフの吸血鬼ハンターで、その行く手にはいろいろな特殊能力を持った怪人?やライバルの賞金稼ぎなども立ち塞がり、山田風太郎の忍法帖のような異能バトルが繰り広げられます。バトルは作画に迫力があり、各キャラクターの特殊能力も面白いです。一つ一つのバトルはテンポも良く、戦い方や決着のつき方などもとても上手に描けています。
全体的な雰囲気には西部劇の影響も強く感じられ、設定にはSF的な要素も少々あります。
そして物語の中心には痛切なラブストーリーがあって、ただのバトルアニメではない、観終わった後に長く余韻が残るような作品になっています。
個人的にはこの作品を観るのは2度目で、以前に観たのは5~6年くらい前だったと思うのですが、今回久しぶりに観ても全体のストーリーや各場面の細かい部分までかなり鮮明に覚えていて、それだけ印象に残る作品だったのだと思います。
声の演技はどのキャラもとても良く、また作画も、15年近く前の作品ですが非常に綺麗です。
1時間40分ほどの時間で綺麗に終わっていて、単品の映画として完成度が高いので、興味があればちょっと時間があるときにでもおすすめの作品です。

投稿 : 2015/08/06
閲覧 : 439
サンキュー:

16

hituki さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

美しい

天野氏の美麗な絵が動きます。

バンパイア物で美しいものを観たい時、
必ずこの作品が浮かぶくらい美しい。

個人的な趣向ですが、
やはりバンパイア物は美しくあってほしい。

ただ・・EDの音楽で壮大さが欠けてしまっているのが難点。

投稿 : 2015/08/01
閲覧 : 231
サンキュー:

0

mania2015 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

美しいアニメ作品です!

声優陣は超豪華です!ストーリーも申し分ありません。画的にも素晴らしく、完成度が非常に高いと思います。何度観ても面白いです。バンパイア作品は大好きです!一度は観て欲しい作品の一つです!オススメ出来ます!

投稿 : 2015/05/31
閲覧 : 304
サンキュー:

0

Amarok さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

おもしろい!

作画の素晴らしさだけでアニメ化した意味はあると思います。内容は人間と人間ではないものの相容れぬ恋、今では、というか多分当時から既視感MAXのテーマですが良く出来てます

投稿 : 2014/12/17
閲覧 : 262
サンキュー:

1

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

☆ダンピールD

字幕なしの英語版を視聴しましたがカッコいいアニメです☆

アメリカで好評なのがわかります。*(*^^*)。.:*:・'°☆

ニヒルな能面のDがラストに微笑するところがゾクゾクしました。



監督/川尻善昭


制作/マッドハウス

2001.4.21公開



主観的評価(B)



追記欄_

投稿 : 2014/10/13
閲覧 : 276
サンキュー:

3

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

…飛んで!飛ぶのよ!!

川尻善昭監督作品。
登場人物たちは奇抜な能力を持っており、アクションが盛大ですが、人間くさいところも凄く良かったです。

かつて発売されていた竹谷隆之作のスタチューの出来が素晴らしく印象的でした。
アニメも雰囲気が良いのだろうな、クラシックな吸血鬼の雰囲気かな、酔えるんだろうな、いつか観よう、と思っていたのですが。もっと早く観てもよかった。


吸血鬼と人との間に生まれ、祝福されない宿命を背負った吸血鬼ハンターのD、どこか禍々しい能力を身につけて吸血鬼を追う出稼ぎハンター達、冷徹そうで美しい吸血鬼族達、吸血鬼に雇われた用心棒の怪物共…
その中で戦いぬき、時に気持ちが揺れ動く様子が見て取れた女戦士・レイラ姐さんが、ラストへ向けて力強く光っていました。

吸血鬼によって孤児にされ、復讐のために生きてきた姐さん。
彼女がたてまえや信条とは離れたところで受け入れたもの、励ましたもの、希望したもの、それらが多く語られることはないのだけれど。終盤のセリフと林原めぐみの演技から滲み出る発露に胸打たれ、ジワジワ泣けました。
「…飛んで!飛ぶのよ!!」って、忘れられないと思います。


ハンターの人間たちは、一体どうやったらそんな魑魅魍魎じみた身体になれるんだ?という、ジョジョやバジリスクのような特殊な能力をもった者ばかりです。
レイラ姐さんの仲間のグローヴ兄さんの能力が、切なかったですね。
平時は寝たきり状態の痩せ細ったグローヴ兄さん、戦闘時に薬物で霊体として出現すると、眩い後光を放出しながら滑るように浮遊し、吸血鬼達をなぎ倒してゆくのです。この時の解き放たれた恍惚の表情が、命の限りの向こうを匂わせる夢うつつの切なさです。


絵の動きは非常に細かく美しいです。天野喜孝キャラデザの幽玄さが生かされた独特の動きで、今風の作画とは異なりクドイと感じられる人もいるのだろうなと思います。
しかしこのねちっこいのが、よいですねぇ。植物の成長を早回しで視せられている時のようです。

何度も書きますが、レイラ姐さんがよかった…。
彼女の見せる吸血鬼への正義が、吸血鬼貴族の耽美でささやかなロマンスにぶち当たって振りかざされるシーンで最も生きていました。
{netabare}(吸血伯爵にさらわれた美女は、実は彼と純愛を貫こうとしており、伯爵は彼女の血を吸うことをはばかり、ただ二人が生きられる場所へ行こうとしていました。そうなると追手である者達のほうが不粋に見えてくるのですが、レイラはキレる。「それがなんだっていうの!関係のない者達がたくさん犠牲になったのよ!?」)
しかし、彼らの健気な寄り添いあいを視ているうちに、レイラ姐さんの中で何かが変化してゆきます。 {/netabare}
吸血鬼女カーミラの館で見せられる幻想の中で、幼子(自分の子供時代)の頑なな孤独を癒そうと抱きしめるシーンでも、懐深さが垣間見えてきます。
そこからラストの種としがらみを超えた励まし…。

事件から数十年後にDがふと見守ったものは、彼女の強さと優しさからもたらされた幸せの一端のようでした。

Dをかばう職人爺さんの存在もいい味でした。スジを通す仕事人、かっこいいです。この人も胸アツです。

Dももちろんかっこよいのですが、「つ、土に埋まらねば…」の所がちょっとオモシロかったです。私も砂風呂に憧れます。


クラシックな雰囲気の人間ドラマが好きな方、ぜひ観ていただきたいです。

投稿 : 2014/08/22
閲覧 : 487

かかのん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アナログアニメの極み

当時制作発表から5年程掛ってようやく公開されたんですよね

ゲームやマルチ展開もしましたがアニメの制作が遅れに遅れて
日本公開時も英語で日本語字幕だったような?

川尻監督全てのカットを修正した言われていまして作画に関しては
ピカ一です。お話は非常にオーソドックス且つ地味ですが

天野氏デザインのキャラ美しいデザインの世界観は一見の価値はあります。
ただ独特の世界観とデザインで人を選ぶのも事実。

クオリティが高く普通ではないアニメが見たい!という方にお薦めです。

投稿 : 2014/05/07
閲覧 : 299
サンキュー:

1

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

原作の良さが損なわれていない。

菊池秀行氏の有名シリーズのアニメ映画化。
随分以前にも同様の物が作られたが、
何もかもが全く異なる新作ととらえてよい。
絵もこの小説のカバーや挿絵で有名な
天野義孝氏のデザインに近く、
確か劇場版はメイン音声が英語だったと記憶している。

まあ、原作がしっかりしているだけにこの作品もしっかりしている。
ただ、菊池氏に付き物のダークな部分はカットされ、
ファンタジー性を前面に出していると感じた。
まあ、見て損はしない作品だと言える。

エンディングテーマがDO AS INFINITYだったのは
時代を良く表しているのでは、、

投稿 : 2014/04/17
閲覧 : 286
サンキュー:

6

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

オリジナル日本語バージョン視聴

ニンゲンと吸血鬼のハーフが主人公。名前は "D" 。強いよ。/感想 {netabare}丁寧な仕事以外見当たらない。絵になる光景ばかりだった。何度観ても飽きない。泣けた(2箇所)。映画の締め方が素晴らしかった。ラストはいかにもDの物語が継続していく気配を感じさせつつも、作品としてはしっかりと終わらせてある。これは気持ちがいい。そのラストシーンに用意された永井氏(左手爺)の台詞も良かった。そこでは "D" の生き様と本作の急所が見事に言い表されているんじゃねーかと思えた。まーとにかく{/netabare}面白かったし、いい映画だった。

投稿 : 2013/12/14
閲覧 : 254
ネタバレ

★ほのぽん★ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.0 作画 : 1.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

見た目は古臭いが、内容は十分楽しめる。

暗い妖しい雰囲気が良く出ているので

ヴィジュアルの古臭さはそれほど気にならない。

吸血鬼と人間のハーフ「ダンピール」という

種族設定も斬新で

しかも左手には謎の人面があり

独立した思考をもってDと会話までする・・・不思議だ。

投稿 : 2013/11/16
閲覧 : 273
サンキュー:

11

ネタバレ

なーこ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

タイトルなし

再視聴!!

投稿 : 2013/10/20
閲覧 : 259
サンキュー:

0

arts さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

映像が素晴らしい作品

絵が綺麗
物語がそこまで複雑ではないため、映像に集中できる

ファンタジーものが好きで、キャラデザが気に入るならぜひ見るべき作品です

英語版と日本語版がありますがどちらでも楽しめます

投稿 : 2013/09/18
閲覧 : 289
サンキュー:

1

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

完成度高し

キャスト、スタッフ共々実力者ぞろいです。アメリカにて先行公開された作品ということもあって、作画のクオリティが半端ないです。

投稿 : 2013/08/12
閲覧 : 321
サンキュー:

2

ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

吸血鬼と人間の間に生まれたダンピールの美しくも切ない物語

原作既読(小説)

吸血鬼ハンターシリーズはOVA含めて2本アニメ化されています。
OVAはちょっと可愛いデザインで、中々入り込めにくい作品ですが、この作品はDの世界をよく表現した作品ですね。
キャラクターデザインも原作の挿絵を担当している天野喜孝さんがキャラクター原案として参加しているところがあって、イメージが原作と重なり入り込めやすいです。

お話は、遥か未来の吸血鬼が支配する世界。不老不死、不死身の肉体、超人的な力、超常現象、異世界の魔物などを生み出して人間を奴隷扱いにしている各地の吸血鬼を倒すために旅をしている美しき青年”D”の物語です。ダークファンタジーですね。

とにかく吸血鬼やその他の魔物が細かく書かれていて怖いですね。

主人公であるDがかっこいいです。つばの長い帽子(旅人帽)をかぶり背中には長刀を背負い全身漆黒の格好、そして口数も少なく、馬(アンドロイド)に乗り走る姿は素敵でしたね。{netabare}(特に冒頭の月に照らされたシーン){/netabare}

2001年制作と思えないほど、背景や人物の作画が綺麗で今の作品と比べても全然違和感がありません。

バトルも非常に凝っていましたね。スピード感があり、色々な能力を持った魔物との戦いは面白いです。

お話も1時間40分の中にきちんと収まっています。オススメです。
{netabare}このシリーズの最後の見せ場であるDの微笑が観れて良かったですね^^{/netabare}

最後に、この作品はDの小説3番目”D妖殺行”を元となっていますので、もし気に入った方は是非原作も読んでみてくださいね。

投稿 : 2013/07/30
閲覧 : 598
サンキュー:

25

gkc さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

話が簡潔にまとまっている。主人公の雰囲気とは裏腹な人間性に好感度大!!

絵が特徴的で洗練されているのと、主人公のクールを通り越して、冷徹ささえ伺える雰囲気とは裏腹な時折見せる、非常に暖か味のある人間性に好感度を覚えました。
また、無口で寡黙な主人公ですが、非常に正義感・責任感の強い人物でした。
物語はあるバンパイアに連れ去られた女性を連れ戻す的な内容で、この短編の物語としてはちょうどいい内容にまとまっていたと感じました。

投稿 : 2013/06/19
閲覧 : 273
サンキュー:

4

ネタバレ

るぅるぅ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

天野嘉孝さんの絵が動いています! 度肝を抜かれた気分で参ったw

原作:菊地秀行
監督:川尻善昭
ブランド:マッドマウス
ジャンル;吸血鬼/伝奇モノ・103分
内容は”あにこれ”の粗筋で充分。

観た方の心に斬りつける正に映像美に尽きます。
キャラクター原案の天野嘉孝さんは、ロマサガやFFのキャラデザインでご存知の方も多くいると想います。人を惹きつける癖のあるタッチで妖艶かつ幻想的な雰囲気と描かれ一度観たら忘れないインパクトある絵。
あの独特の絵を描き起す再現力を観た瞬間、圧倒されました。
キャラだけではなく中世を彷彿させる街並み・荒廃した背景でも世界観を魅せてくれます。

また、主人公のDが寡黙で芯ある男らしい姿に痺れるんですよね。語りも重厚な世界観を潰さない静かな台詞回し、圧倒的な強さを描くバトルシーンから目が離せないです。
相乗効果として格調高いBGMが演出を高め、1シーンがクライマックスとさえ感じさせる絵の強さが伝って来るので、もっと見せろ! となりますw
絵とバトルだけ繰り返し観ているとゲーム感覚に近い爽快感に似た気持ちにもなりました。私だけかもしれませんね、すいませんw 

内容もシンプルでわかりやすくテンポも良いので映像美と音楽を壊さず、最後の結末も巧く素晴らしい余韻です。

不満は1つだけです。{netabare} カロリーヌ とのバトルをカットしすぎです! どんなバトル演出かと期待していたら一瞬で斬られたw{/netabare}

絵に抵抗なければ世界観・映像美に満足する作品です。

投稿 : 2013/06/09
閲覧 : 546
サンキュー:

24

のはらのはら さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

あーかっこいい

バンパイアものでアニメかー面白いのかなー。みたいな感じに適当に録画した作品・・・本当にアタリすぎて驚きました。
なんていっても絵が素敵!これで一気に見る気がして、ずっとこの作画で見れるなら話面白くなくてもいいかなーと思うくらいでした。
でも、話も面白いから私にとって完璧すぎる作品でした。
最後の方とか感動して泣いてました。
アニメで泣けるとか、初めてでした。

投稿 : 2013/05/19
閲覧 : 322
サンキュー:

5

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バンパイアハンターDのストーリー・あらすじ

菊池秀行の人気小説『吸血鬼ハンターD』を天野嘉孝キャラクター原案で映画化した劇場版アニメ。最終戦争後、人類の頭上には貴族“バンパイア”が君臨していた。そのバンパイアに対して戦いを挑むプロフェッショナルは、いつしかハンターと呼ばれるようになっていた。ある日、理想のハンターとして知られるダンピール――Dは、バンパイアに誘拐されたエルバーン家の娘・シャーロットを救出するよう依頼される。バンパイアの馬車を追うDのもとに現れたのは…。(アニメ映画『バンパイアハンターD』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2001年4月21日
制作会社
マッドハウス
主題歌
≪主題歌≫Do As Infinity『遠くまで』

声優・キャラクター

田中秀幸、永井一郎、山寺宏一、林原めぐみ、篠原恵美、屋良有作、大塚芳忠、関俊彦、大友龍三郎、大塚周夫、青野武、清川元夢、辻谷耕史、西凜太朗、沢海陽子、藤原啓治、鈴鹿千春、矢島晶子、小山力也、かないみか、石塚運昇、前田美波里

スタッフ

原作:菊池秀行(吸血鬼ハンターシリーズ『D―妖殺行』)、キャラクター原案:天野喜孝、 監督:川尻善昭、製作:山本又一朗、プロデューサー:山本又一朗/丸山正雄/長澤隆之、作画監督:箕輪豊/浜崎博嗣/阿部恒、美術監督:池畑祐治、メカ作画監督:仲盛文、撮影監督:山口仁、音響監督:三間雅文、音楽:MARCO D'AMBROSIO

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