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「輪るピングドラム(TVアニメ動画)」

総合得点
83.4
感想・評価
2097
棚に入れた
10589
ランキング
325
★★★★☆ 3.8 (2097)
物語
3.8
作画
3.8
声優
3.6
音楽
3.9
キャラ
3.8

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輪るピングドラムの感想・評価はどうでしたか?

雑食大魔王 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

シュールで面白かった。

ポップな作画と影の深い内容のギャップが作品に良い緊張感をあたえていた。少女革命ウテナが好きな人におすすめ。

投稿 : 2024/08/07
閲覧 : 66
サンキュー:

1

ネタバレ

Mi-24 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

この世界は強欲な人間にしか実りの果実を寄越さない

ただ一言「愛している」と言って欲しかった。

愛に餓えた子供達の物語。


序盤はコミカルな展開。
異常な行動を繰り返す女の子と、嫌々それに付き合わされる男の子のやり取りが面白い。

しかし中盤以降は徐々に重苦しくなり、様相が変わってくる。


最初は主人公だと思っていた二人は、主人公ではなかった。
登場人物全員が主人公だった。

登場人物全員の過去の経緯をじっくりと見せてくれる。
お陰で、各キャラ其々の立場や思惑などを、色々と思いあぐねる。

基本的に重苦しくて救いのない話しだが、随所のギャグで重くなりすぎないバランス構成が凄い。

見所のある名作だった。

投稿 : 2024/05/20
閲覧 : 68
サンキュー:

2

ネタバレ

myuu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

輪廻

自己犠牲ゆえの想い、愛の物語でした。
輪廻のように繋がり、惹かれある登場人物
気がつかない隠された表現はまだあるように思う

投稿 : 2024/04/22
閲覧 : 162
サンキュー:

3

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

作画・デザイン・音楽最高。お話はも少しまとめてもらえればだったかな。。っという1週目の感想が恥ずかしい。。

1週目の感想。。浅かったです。。自分💦


最後まで観ての感想として
ちょっとラスト付近弱かったかな。。

あの事件が元ネタですよね。。んー大丈夫かなっとちと思ったり。
お話的にはラスト5話くらいで最後の敵を倒すでまとめたら二重丸◎だったかな

それ以外は楽しめたかな

それ以外の感想↓
===
メカデザイン秀逸
ペンギンのアイコン、電車の行き先を交差させるデザイン
黒赤での車内のデザインと危機感のあおり
生存戦略ー!の熊でバトルして欲しいわぁ
🐧
ひまりと宝塚っぽい人の声がピッチがズレてる感
それが非日常な明るさと高貴な世界に生きてる感を出している
って宝塚っぽい方はオカルティックナインの西園さんなのね
いい声
🐧
回送と回想はダジャレだけど機能してるのが凄い
モブな人達は非常口のマークのようだけどそれも電車のサインとリンクしてて◎

生存戦略ーのときの作画もすごい
デザイン的なものは2024現在に初めてみましたが素晴らしいと。
🐧
説明不足でどうだーって作品たまに観ますが、
作品を最後まで観させるには
キャラと魅力ある展開で視聴者にエンタメを提供させてこそかなと。そういう意味では楽しめたかと。
🐧
opやくしまるえつこさん
四畳半神話体系でも不思議声のed
本編のopはバイオリンやビブラフォンのクラシカルな音色、ブレイクビーツじゃないかな?わりと現代なリズム、そこに不思議ボイスが乗ってきて作品を盛り上げてるかと。

生存戦略ー!のときの歌も調べたら昔のしかも色んなバンドに影響を与えたバンドの歌のようね。
HHH版めっちゃお気にです。

てか電車の中吊り広告も本編と関係する内容だったり。こまかいなぁ。

🐧🐧🐧
少女むけのようなキャラデザで、偏見マンな私はちと敬遠してましたが
各デザインやアイディア、音楽、前半のキャラのお馬鹿さなどで
楽しめた作品でした。


※※※※

2週目感想。
1週目の感想が恥ずかしい∑(゚Д゚)
何でもかんでも敵やゴールがわかりやすくあって
それに到達しなければ。。ではないということね。
考察系ですが、ズルをしました。
っていうかTSUTAYAディスカスでDVDで借りたら全話オーディオコメンタリーが!素晴らしい!!
メイン声優さんと幾原監督が時には何気ないおバカ会話から、本編の幾原監督とイクニチャウダーさんの(別人らしいので笑)考えや思いが聞けました。哲学のような深さや仕掛けの数々。
なるほど宝塚好きだから運命や悲劇、舞台装置のような仕掛け、紙芝居的なしかけが。
あと何もしていないのにそれぞれの悲劇の運命になってしまった登場人物達。その中で自分なりの方法で抗う、諦めるもの達の物語だったんだなぁと。

なるほどと感心し、2週目の最終回で涙でした。
また時期をおいて観たらまた違うのだろうなぁ。
時間をおいてからまた何度も観たい良作でした。

投稿 : 2024/04/05
閲覧 : 121
サンキュー:

4

あと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

考察勢におすすめしたい象徴性の強いアニメ

 双子の兄弟が死んだ妹を助けるためにピングドラムを探す、運命がテーマとなるアニメ。
 とりあえず評価が高かったので見てみたはいいものの、最初らへんは謎のあるワードや独特の言い回し、演出と世界観で引き込まれたが、途中で何の話をしているのかわからなくなった。後半は結局は妹を救うだけの話なのに色々広げてとっ散らかった伏線を回収するのも概念バトルや象徴性やを出した隠喩が多く説明不足すぎてこんがらがる。はっきりいって好きじゃないです。別に目新しい展開があるわけでもなくぐだぐだやっていて抽象的な話で本質については全く進まなかったのがどうにも納得できない。
 感想としてはよくわからない、というものでここがこうでここはこうじゃなくてみたいなことをしたいわけでもなく、よくわかりたくもないという感じです。

投稿 : 2023/10/16
閲覧 : 164
サンキュー:

2

タイガー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

『だって罰は1番理不尽じゃないとね』

兄弟妹とペンギンのギャグファンタジー?かな?

わからない。わからなかった…
伏線?なのかも分からず、理解もできず終わってしまった。。

24話と長いんだけど、ストーリーが理解できなかったからか、辛かった

おもしろくない訳でゎないとおもうし、目を引くんだけど、私でゎ理解できなかった。

家族とか愛とかがテーマなのゎ分かったけど、みんな無茶苦茶なんよ

シリアスな気持ちなってたのに変なギャグぶっ込んでくるし、

キャラも動きも変身もプリキュア感満載やしw

劇場版ゎ総集編なんだけど追加ストーリーもあって、テレビシリーズの謎が解ける!
なんかテレビシリーズよりコミカルな仕上がりで良かった!

楽しみ方を教えて欲しい作品

投稿 : 2023/08/24
閲覧 : 129
サンキュー:

1

ネタバレ

しろくま さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 1.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:今観てる

生存戦略ーー‼ ずっとどういうことだってばよ...?

放送当時何回か観たことあったけど、改めて観るとこんな話だったのか、と。

キャラとキャラデザと作画めちゃ良いのにストーリーがあまりに難解すぎる。ストーリーが悪いとは言わないけど、難解なのと1クール目の話は結局大筋とほぼ関係無かったくね?とか、難解でふわっと抽象的で、ストーリーものにしては無駄な話が多くて2クールが長く間延びしている様な感じがする。まだアニメに余裕があった時代なのか、今ならこの内容で2クールは出来なさそうな気がする。
1クール目は日常寄り、2クール目はシリアス寄りでそれぞれで印象が変わる。原作が無いから作っていて迷走していたのだろうか?
嫌いじゃないけど、他人に勧めづらい。
キャラが良いのに、ストーリーがここまで難解じゃなければ良かったのに。
もっと日常ものでコメディタッチでだらだら長くやってくれたらよかったのにと思うくらいキャラは良かったから残念。
{netabare} 序盤のりんごが先生にストーキングしていなされているギャグ感あるあのくらいのノリでずっと見ていたかった感。
ずっと兄弟妹で見てて実は全員他人でかんばとまさことまりおが本当の家族でとか、どんでん返しというか急展開というか衝撃が多くて、一気見すると理解力が追い付かない。 {/netabare}

一気見して観終わって何とも言えないため息が出る。観た後悔はないが解説が無いと嚙み砕き切れずに何かが詰まったままの様な感覚。一応最後まで観た事でもやっとしていた事の答えがほとんど出ていると今感想を書いてて気付いたけど、全くスッキリアハ体験という感じがしなかった。本当に不思議なものを観たなという感じ。でも全てにはっきりわかりやすく答えを出すものだけが良いとも思わないからこれはこれでいいのかもしれないけど
{netabare} こどもブロイラー、ペンギン、日記、生存戦略、ピングドラムなど結局何だったんだという謎は残ったけど、人間関係や家族関係の方はほぼすっきり判明して、とりあえずそういう事だったのかぁとじわじわ。よくわからなかったけど、最後晶馬と冠葉はももかと同じように消えたのだろうか、でもももかの事はみんな覚えていたのに2人の事はみんな忘れてたなあとか {/netabare}

ストーリーの事をごちゃごちゃ気にしないでもう何も考えず、このアニメはキャラアニメとしてキャラを楽しむのが一番楽しめる見方かもしれない?

キャラほぼみんな好き、特に晶馬と冠葉と多蕗とゆりが好き。 {netabare}何よりホワイト多蕗もブラック多蕗もそのギャップも好き。 {/netabare}
登場人物大体みんなちょっとおかしいけどそれが良いのかもしれない。

投稿 : 2023/05/25
閲覧 : 226
サンキュー:

3

taka_2 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

ごちゃごちゃしてる話

あにこれのランキングで見つけたやつ。U-NEXTで見てる。

兄、弟、妹がいて、妹が突然死したあと、妹に何かが憑依して生き返って、このまま生かしておきたければピングドラムを探せ、と言われて兄弟が奔走する、、というところまでが5話。
あと、他の人には見えないペンギンが出てきたりとか、ピングドラムを持ってると目される女の子がストーカーだったりとか、話がよくわからーんってなってきてる。
24話完走出来るか微妙なところ。

=
9話まで見たけど意味不明。完走すれば素晴らしさは分かるかも知れないけど、完走出来る気力がなかった。

投稿 : 2023/05/05
閲覧 : 178
サンキュー:

2

かき氷 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

最高(伏線回収めちゃ楽しい!)

本当にいい作品でした。
声優、キャラ、全てにおいて良かったです。
見事な伏線回収。最初はすべてにおいて謎で、少し飽きていましたが、最後に近くなると、話を進めるのが楽しみになり、毎回毎回面白かったです。
ちょっと不埒な場面も多いですが、それもまた魅力です。そして、最終回になると、すごく寂しくなり、感動します。このアニメは、昔のアニメという部類になってしまいましたが、映画化もされたりしてもっともっと多くの世代の方々に見られて、楽しくなったり悲しくなったりして欲しいです。これからもずっと応援しています。
真実の果実を二人で食べよう。

投稿 : 2023/04/30
閲覧 : 145
サンキュー:

3

ネタバレ

tt さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

面白かったがよくわからなかった

一度視聴停止してましたが、映画化されるようでしたので視聴再開(2022.12.18)

作中のセリフにて「運命は確定してるんだ」、とか「シュレディンガーの猫のようだよ」といったセリフから、本来のあらすじよりもカオス理論とか、シュレーディンガーの猫実験についてばかり気になってしまいました。

最近のアニメでは、そういったITっぽい現代ぽい要素や妄想が出てくるとワクワクします

最近見たアニメだと
「勇者辞めます」では、AI機械学習のアルゴリズム問題を扱ってるように思えました。
「サマータイムレンダ」では、今作セリフ シュレディンガー猫 「観測」「収束」を主人公ができるっぽかったような設定でした。

シュレーディンガー猫から→量子力学についてググってみても、面白いですね!さっぱりわからない><
従来→2進数 「0」と「1」
量子コンピューター→「0」「1」を同時に持つ→意味不明ですね

私のアタマでは理解不能です・・・
同時に持つって→「0」と「1」の間の「0.5」じゃないの?と思ったんですが、「0.5」はカロリーメイトで想像すると1本の半分なので、0では無いですね。1本の半分が簡単にイメージできる。じゃぁ、「0」と「1」を同時に持つって不思議ですね。想像できない・・・

シュレーディンガーの猫。
測定結果によって毒が出てくる箱の中に入れられ、開けてみるまでは生きているのか死んでいるのかわからない状況。測定対象の量子状態は、2つの状態の重ね合わせになっていてどちらの状態にあるのかは決まらない。猫は、生と死の重ね合わせ状態(生50%、死50%)50%生きていて50%死んでいる状態になっている。んなアホなって思ったのはほかの方も同じなんでしょうね。

シュレーディンガー猫の実験をやろうとおもった歴史経緯↓
20世紀のはじめ、物理学者たちは光や電子が粒子として見ても、波として見ても、どちらでも成立してしまうという不思議な問題にぶつかる。

実験したら、「観測するとなぜか光子の結果が変わってしまう」

「観測するまで物事の状態は確定しない」という考えが登場

なんでこーなるかを実験して理解して証明したくて、猫実験の論を思いついたみたい

”生きていながら死んでいる猫が存在するはずがない。
よって量子力学はありえない”←これが言いたかったんですね


youtubeで見た動画の理論だと、ちゃんと観測して過去を改変する事は理論上可能みたいです。面白いですね^^ →光子限定ぽいですが
(7:59)https://www.youtube.com/watch?v=-KXog0acnxw


引用してるので消すかもですが、
「オイラーの公式を使うだけで、波動計算が簡単にできてしまうが、(少なくとも私には)その理由が明確に説明できない」というお話をしました。

 似たような話に「ラプラス変換」という関数解析手法の話があります。この解析は、ある種の微分・積分は積などの代数的な演算に置き換えることができるため、複雑な制御や電気回路の計算を、足し算やかけ算レベルで片付けることができるようになります。

 で、面白いことに、どうやらラプラス(ピエール=シモン・ラプラス)さん本人が、「なぜ、そのやり方で問題が解けるのか」を知らなかったらしいです(今は数学的に論理付けされていますが)。

 しかし、ラプラス変換は、ラプラスさん本人だけでなく、多くの技術者が、200年以上も前から、「便利な道具」として使い倒してきました。「なぜその道具が役に立つのか」は、ずっと後回しにされてきました。

 量子コンピュータにしても同じです。量子コンピュータが、どういう原理で動こうが、私たちのほとんどは、古典コンピュータ(今の普通のパソコン等)と同様に、その計算機を「便利な道具」として使うだけでしょう。

確かに、便利だったらもう仕組みとかどうでもいー気がしますw
レイテンシとか単語忘れた 遅延やエラーの問題とかいろいろあるみたいですが、そのあたり解決されて、実装化されて、いろんな技術に応用される未来を妄想すると楽しいです

投稿 : 2022/12/20
閲覧 : 153
サンキュー:

3

ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

他人の為に生きる事が生命の循環。子供の幸せを親が定義するな。

 久し振りに見たら涙が止まらなかったです。以前見たときの何倍も感動しました。アニメレビューを重ねて考える習慣が多少は役に立った気がします。全面的にレビュー書き換えます。名作認定はしてましたけど、ちょっと過小評価だったかもしれません。

 考察系アニメの最たるものではありますが、しかし、この感情を動かされる部分のほうが重要な気がします。

 結論は、親は子供にこうなって欲しいと思ってはいけない。期待してはいけない。子供の幸せを勝手に定義してはいけない。それをすると、子供は歪み、透明になる。何者にもなれなくなる。
 ただ、一緒にいて愛すればいい。また、それが出来るのが本当の家族で血のつながりだけではない。子供を飢えさせてはいけない。居場所を奪ってはいけない。一人にしてはいけない。

 人間いつかは死ぬ。だったら他人のために生きることが、生命の循環に参加するということ。つまり「輪る」ピングドラムです。ピングドラムの意味はラストに明示されます。
 難解なようでいて、実はしっかり見ていると、これらのことは読み取れると思います。

「地下鉄の事件」と「透明な存在で有名な事件」がなぜモチーフなのか?これらの事件の主体は、親の期待や世間の価値観に押しつぶされて成長した人間の正義です。子供の幸せを親や社会の価値観で型にはめると自己肯定ができない「何物にもなれない」人間になってしまう、と言う風に読み取りました。
 多蕗桂樹、時籠ゆり、夏芽真砂子の3人も親の価値観の型にはめられ、押しつぶされた人間たちでした。

 子供ブロイラーというのは、子供=経済価値=成績至上主義、ランキング主義の親の事だと思います。それは愛と言う言葉を借りたエゴであり、そここそが子供を何者にもなれなくし、透明にしてしまうということでしょう。

 桃果は無償の愛、手を差し伸べてくれる、自己犠牲などの象徴で、渡瀬は金がすべて、利己主義、自己中心の象徴だと思います。
 苹果については、銀河鉄道の夜の蠍の炎=心臓=リンゴということだと思います。とはいってもリンゴにはエデンの園のメタファ―もあるので、生命、知恵、現在、救済など様々な象徴なのかもしれません

 また、冒頭の子供2人の会話とラストの会話、画面を重ねると「輪る」の意味がよりしっくりくると思います。(ラストの2人は{netabare}子供の頃のカンバとショウマでしょう {/netabare})
 そこでまた「何者にもなれない」が活きてくる気がします。長い歴史の中でいずれ忘れ去られる。多少お金を稼いで贅沢してなんになるのだろう?損得ではなく「何者にもなれない」からこそ他人のために生きる循環にはいると、永遠に生きることになるという意味ではないでしょうか?

 ダブルHは「何者かになれた」トリプリルHは「何者かになれたかもしれない未来、つぶされた可能性」でしょうか。

 難解なようでいて、一度見て考えて、もう一度視聴すると色んな意味がわかって、そして、3人の生き方の切なさと、やっぱり3人で出会えた運命が非常に胸に来ます。

 間違いがあっても、本作はこうやって考察はすべきアニメだし、もっともっといろんな視点があると思います。
 ですが、あの派手な家の理由がわかったときの衝撃はもう涙がとまりませんでした。3人が貧しくても肩を寄せ合って暮らしている。なせ、そのまま放っておいてあげられないのか。
 「天気の子」にも通じますが、ピングドラムが制作された時期より今の方がもっと切実で、本当に憤りを感じます。考察も大事ですけど、その辺の感性は忘れたくないですね。

 なお、生存戦略は{netabare}他人の為に命をかけること{/netabare}だと思います。


 以下が重要な考察ポイントというか前提だと思います。銀河鉄道の夜にサソリの話があります。
 一応書いておくと、小虫を食べて生きていた蠍が、ある日イタチに襲われます。懸命に逃げますが井戸に落ちてしまいます。それで死にそうになった蠍は、自分は沢山の命を奪って生きてきた。溺れて死ぬならイタチに食べられば、イタチがもう1日生きられるのに。この次生まれたら他人の為に命を使って欲しいと神に祈ります。蠍は燃えて天に昇ってみんなを照らすようになった、という話です。
 銀河鉄道の夜のカンパネルラの行動と重なる重要な部分です。

 リンゴが象徴する原罪の元となるエデンの樹の実が成っているのは、善悪の樹でもう一つが生命の樹です。
 善悪は白黒=ペンギン、クマ、ウサギ(黒2匹)などのメタファでしょう。また、白黒は陰陽で循環の表しているのでしょう。

 りんごは、銀河鉄道の夜の中では「消えてしまうもの」と同時に生きるために必要なものということだと思います。また、死者から生者へ受け継がれるものです。糧=命=富は死ねば消えてしまう。だったら次の世代にちゃんと受け渡してあげるべき=分け与えるべきだと読み取れます。ここは鳥を取る男の話にもつながりますが、生命を奪って生きる業、そして他人のために生命をつなぐものでもあります。

 この蠍の炎とリンゴで大きな主題はわかります。蠍の心臓=リンゴになっています。なお、この両方の話はタイタニックの沈没で死んだ子供たちの話です。他人を押しのけて生きるくらいなら、みんなで神のもとに行こうとします。ただ、従容と死んだわけでなく最後まで生きようとします。

 銀河鉄道の夜の今のバージョンの「9ジョバンニの切符」だけでも読んでおくと、理解が深まると思います。

 以前のレビューはちょっと冗長で的外れな部分もあるので消します。

投稿 : 2022/12/12
閲覧 : 592
サンキュー:

18

もちもち さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

実際にあった事件がモチーフのアニメ

てことだけ頭に入れてから観ると話が理解しやすいかも。
事前情報なしで最初から最後まで観た時はピンとこない所が多く、ネットで考察などを調べてそういうことか!と理解でき、2週しました面白かったです!
ARBのカバー曲も編曲でポップに、そこにトリプルHの歌声がすごくハマっててすごくよかったです!

投稿 : 2022/09/28
閲覧 : 266
サンキュー:

1

御宅忍者 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

カルトチックな「家族愛」の物語

「セーラームーン」「少女革命ウテナ」を手掛けた幾原邦彦監督によるアニメオリジナル作品。もう全てが完璧な作品。イクニの脚本、演出は非の打ち所が全くない。何故こんなにも私を惚れさせるんだ。リンゴやペンギンなどが象徴的な今作だが、多彩なアイテムの使い方が本当に上手い。また、人間と人間の距離感、心理的描写も流石の一言。庵野秀明監督に次ぐ演出監督として名を刻んでも良い。このカルト的ストーリーをアニメで表現するのは天才としか言いようがない。

「イクニにありがとう、高倉家にさようなら、そして、全てのチルドレンに、おめでとう」

投稿 : 2022/07/27
閲覧 : 251
サンキュー:

3

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

運命の果実をいっしょに食べよう。

 全24話。

 事前に曖昧で抽象的な話だと知ってたので避けていましたが、チェンソーマンの元ネタの一つみたいだから見るしかあるまいッ!と思って視聴しました。

 見終わって・・・「よくわかんないけど面白い」というのが率直な感想です。序盤こそ現実にいきなりファンタジーが入ってきてわかりやすかったけど、終盤に入ってくると現実と虚構の境目がわからなくなり最後は「なにがどうなったんだ!?」という状態でした。
 チェンソーマンで見た要素も入ってました。水族館で3人で撮った写真、こどもブロイラー、無限に広がる図書館、疑似家族・・・とかね。それから「愛ってなんだろう」、「幸せってなんだろう」とかがテーマなところとか、ですね。

 内容に関しては、僕にとって良いところと苦手なところが両立してました。具体的な考察に関してはこれからいろんな解説を見ていこうと思ってますので、ほかの人のレビューを見てください(丸投げ)。

 良い点・ストーリー、世界観、曲です。謎が謎を呼ぶストーリー、謎が多いまま進むけど、映像面がとてもいいので飽きずに見れます。1話1話が早く感じるため、どんどん見れました。ラストの締めはよくわからなかったけど、不思議と納得できました。それと「運命」とか「果実」とか、興味を引くテーマなのも良かったです。

 苦手な点・キャラの設定。序盤はかなり苦痛でした。人物同士のやり取りとか、ギャグとか、90年代のアニメみたいに古臭く、見てて痛々しいことが多かったです。特にりんごなんですけど、とにかくわがままで暴力が酷いため、見てて苦痛でした(^^;)。見返すにしてもまた序盤の苦痛を乗り越える必要があると思うとなんとも・・・。

 いろいろ抽象的でしたが、結局「愛」がテーマでしたね。良い話でした。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/06/26
閲覧 : 522
サンキュー:

26

ネタバレ

たかし さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

親ガチャ

親を選べない、運命の理不尽を描いた作品。
とても引き込まれるストーリー展開で、家族の繋がりについて考えさせられる。
意味深なシーンが多いが、それぞれのキャラが何を考えていて、どういう目的で行動しているのかがはっきりしているので分かりやすかった。

投稿 : 2022/06/21
閲覧 : 237
サンキュー:

3

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

視聴態度によって評価が変わる

この作品は設定や行動原理に関して直接的な説明が少なく、詳細に理解しようとするとそれなりに考察がいる。論理的に展開する作品や昨今の逐一説明してくれる作品とは対極にある。

なので「分かりづらいから見るの止める」ではなく、「本作を楽しむための見方」を自分なりに確立するといいと思う。
ペンギンは、プリンセスオブクリスタルは、さねとしは一体何者なのか?
たまに出る図書館はどういう空間なのか?
という疑問点に細かく答えを求めようとせず、一旦置いて話を見進めた方法がこの作品の見方としては合っている気がする。
後半以降で伏線が徐々に回収されるのでとりあえず切らずに見進めてほしい。

投稿 : 2022/06/06
閲覧 : 223
ネタバレ

Prospero さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

納得のいかない運命を回避する方法とは?

やくしまるえつこのOPは中毒性があり、陽毬ちゃんのキャラも素敵だった。
運命と復讐の関係に地下鉄サリン事件を題材にするのはどうなのかな?
シュタインズゲート的な解決方法は結局解決にはならないのでは…誰もが幸せになれる運命線、事件が起こらない運命を探して乗り換えて欲しかったかな。

投稿 : 2022/05/31
閲覧 : 148
サンキュー:

5

ネタバレ

masasan さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

内容が理解できなかった自分は、IQが低い?

1回観終わったときはまだ全体の50%くらいしか理解できなかった。特に林檎の意味がよくわからなかった。

物語のヒントは、改めて見直すとあちこちに出ている。特に第1話の冒頭で、こんなこと言っていたなんて全く気がつきませんでした。あと電車内の広告(あの2人ね。)、ペンギン達が持っているもの。(全く無関係な物も、たまにはあったが。)

「つまり、林檎は愛による死を自ら選択した者へのご褒美でもあるんだよ。」トンデモ少女の苹果ちゃんがこんな重要な役割を担っていたなんて、裏切られました。泣きそうになった。

音楽、特に16話以降くらいは、毎回変えてきたがそれも良かった。石橋さんはどう感じているんでしょうか。


「銀河鉄道の夜」「グスコーブドリの伝記」などの内容を知って、この流れが少し理解できました。でもこの話は、小学生6年生の国語で皆さん必ず習っています。「クラムボンは殺されたよ。」

「グスコードブリの伝記」の話は、プラネテスの漫画にも出てきます。こちらは宇宙開発のために事故で犠牲になった兄を、忘れられない妹の話でした。アニメーターの多くが、宮沢賢治の影響を受けていると感じます。この夏、この映画が公開されたようです。配給元の倒産を乗り越えての公開だったそうです。早く見たいです。


★追記
2022年、ついにリサイクル?され、映画化されました。
早くみたいいなぁ。

2022年5月、

ペンギン、意味がないようですが可愛い。「キュ。キュ。」と、たまに無意識につぶやいている自分に気がつきます。


「廊下で転ぶと鼻血が出て、人生で転ぶと、涙が出るんだ。」(とらドラ by 櫛枝 実乃梨:みのりん)

「嫌だわ、早く磨り潰さないと」。(夏芽真砂子)

声もキャラも全く違うんですが、同じ声優さんですね。流石です。「キュフッ。」

投稿 : 2022/05/27
閲覧 : 337
サンキュー:

6

ネタバレ

プラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

一回で理解するのは難しい作品

ちょうど映画公開ということもあって、某アニメストアで予習がてら視聴。


一気見してみたが、内容は結局イマイチ分かっていない。リアルなのかアンリアルなのか、事実なのか虚構なのか・・・いろいろな境界線が曖昧であった。まあ、そこがこの作品の良いところであろう。

「リンゴ=運命の果実」がこの作品のキーポイントであるが、いったいその実体は何だったのだろうか?(二人の兄弟で分け合ったリンゴの描写はあったが、あれはたぶん比喩表現なのだろう)

革命家たちは、世界がどう間違っていて、どう変えたかったのだろうか?(場所や年月から考えて、題材はサリン事件のようだが)

「運命の乗り換え」とみんなが口々にしていたが、もともとの運命と、変えた先の運命と、それぞれ何だったのだろうか?桃果に運命の乗り換えという指名を託したのは、いったい何者なのだろうか?


・・・いろいろと謎多き作品であった。映画では答えが明かされるのだろうか?

投稿 : 2022/05/02
閲覧 : 159
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3

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

本当の幸い

幾原邦彦監督作品。

両親のいない高倉家に暮らす3人の兄妹。
双子の兄、冠葉と晶馬、そして、
不治の病に侵され余命少ない妹、陽毬。
訪れた水族館で陽毬は意識を失い昏倒、
悲嘆に暮れる冠葉と晶馬は不思議な体験をする。
{netabare}病室でプリンセスオブザクリスタルが告げる。
妹を助けたければ「ピングドラム」を探せと。{/netabare}

衒学的な暗喩の連続で難解な作品ですが、
思考回路を「足し算」ではなく、
この物語は「引き算」で対処して頂きたい。
物語の「根幹」だけを記憶しておく。
演出の「枝葉」の部分は捨てて良いと思います。
{netabare}モブがピクトグラム、アイキャッチの路線図、
ペンギンたちの正体、透明な存在。 {/netabare}
全部捨てて良いでしょう。

物語の根幹にあるのは「運命に対する生存戦略」
何者にもなれない私たちの、生存戦略である。
{netabare}悲しいこと辛いことに意味はあるのか?
運命と人はどう向き合い、どう乗り越えるのか?
物語は2つの視点で語られる、それが、
自分自身である場合と愛する者である場合。{/netabare}

幾原流「銀河鉄道の夜」は、
運命の列車を乗り継いで彼方を目指す。
銀河を超え行く少年少女の姿が、
穏やかに健やかに心に響くのです。

投稿 : 2022/04/30
閲覧 : 1202
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90

Jeanne さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

あまり理解はできなかったけど面白かった

オリジナルアニメ 全24話

私の苦手とする難解で抽象的な作品でしたが想像以上に面白かったです。
正直話の内容自体はあまり理解できていない(特に最終回)ですが、独特な演出で飽きさせず先の読めない展開だったので分からないなりに「この後どうなるんだろう」と興味をそそられました。

1クール目は謎だらけで話が進んでいき、2クール目からメインキャラの回想を中心に謎が解けていきますが、最終回がいまいち理解できませんでした。

声優に関しては冠葉の声と演技が微妙だなぁと思ってEDで木村昴さんだと知って驚きました。
約10年で驚くほど上手くなったんですね。

難解な話が苦手な私でも2クール最後まで楽しめたので、考察系作品が好きな方は見ればハマると思うのでお勧めです。

投稿 : 2022/04/13
閲覧 : 203
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10

ネタバレ

kakizaki さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

他人を幸せにするとは

個人的に、話にハマってくるまで3話かかった

何気ない「カンパネルラ(銀河鉄道の夜)」や「りんご」の会話、
最終話でああそういうことかと

カンパネルラがみせた自己犠牲を、現代風にみせてくれたんだ
りんごは禁断の果実ってことかな

銀河鉄道の夜とか終わりしか知らず
教養って大切なんだなと改めて思った

もう少し早く、気づいてればもっと楽しめてたかな

またしつこい繰り返し
やっぱりウテナの監督か

もう一度観たら変わるかな? また数年してみたいですね

投稿 : 2022/03/07
閲覧 : 259
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12

ネタバレ

byGar61324 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ペンギン可愛い

前半はコメディで後半はシリアスみたいな感じです
考察が沢山出来そうだけど、普通に見る分にも楽しいと思います。
キャラの掛け合いだけでも十分楽しめます
二週目に印象が変わりそうなアニメです

投稿 : 2022/02/10
閲覧 : 233
サンキュー:

3

ろれ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

シュール

現在放送中(2015年1月)の「ユリ熊嵐」と監督が同じだったということで視聴。

このピングドラムは以前から気になっていたのですがなかなか機会がありませんでした。やっと見れました。

実際にこれを見て「ユリ熊嵐」がピングドラムと比較される理由がわかりました。
雰囲気や演出が同じ感じです。

で、内容ですが前半はシュールな演出とギャグで結構明るい雰囲気です。
主人公が何もわからずに振り回されてるので見てるこっちもよくわからないです。
「だからピングドラムってなんなの!?!?」みたいな。



しかし中盤で重要な事実が判明されてからは最後まで暗い暗い。
前半の明るい雰囲気は全くなく別のアニメかと思うくらいの温度差です。

あとは登場人物の回想シーンが多いです。
というか回想メインのアニメと言っても過言ではないです。

少し話が進むとキャラの回想になり「実はこうでした」って感じで物語の本筋がわかっていきます。
でもテンポ悪いなぁとは思いませんでした。



個人的にゲームの「MOTHER」に近い雰囲気だなと思いました。
特に「3」に近い。
中盤の病院のシーンは「2」のムーンサイドっぽかったです。

1番好きなキャラは真砂子です。
「嫌だわ、早くすりつぶさないと」というセリフは「生存戦略~~」より印象深いです。

OPは正直嫌いです。
珍しく飛ばしました。
が、EDはどれも素晴らしくて見入ってしまいました。

声優陣は豪華だと思います。
個人的MVPは堀江由衣さんですかね。


結構面白かったので個人的には名作と言ってもいいくらいだと思いますが、好き嫌いは分かれそうな作品ですね。

投稿 : 2022/01/13
閲覧 : 352
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6

石ころ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

加害者家族の生存戦略

地下鉄サリン事件関連の状況のパロディで、加害者家族の三兄弟妹のうち、妹の命を救える“ピングドラム”なるものを探しに兄弟が奔走する。
鉄道ネタと伏線が多く散りばめられており、見応えのあるストーリーに仕上げられている。

投稿 : 2022/01/02
閲覧 : 366
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6

ネタバレ

やん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

文学の正統進化

文字だけで情景を表すには伝える側と受取る側の言葉に対する同じ認識が必要ですが、アニメにすれば絵と音楽をつけてもっとわかりやすく伝えることができます。逆に想像の余地がなくなるという問題がありますが、関係あるものないもの多くの情報を映像に乗せておくことでさらに広くまで想像することができるようになります。
考察は他にたくさんあるので書きませんが、本作品を最後まで見終わった際、文学作品を読んだ後のような、感情をどっちにもっていっていいのかわからない状態になりました。こういう作品をネイティブ言語としてみることができる我々は幸せだと思います。
全編通して感想としては“めちゃくちゃ面白かった”なんですが、重いというか頭が疲れたというか、、、しばらくはラノベアニメでも見てようとおもいます。


元コメント
今さらながら
再放送されているのを知り視聴開始しました。今のところ第三話だけしか見ていませんが、これはすごい・・・
OPにはCCさくらプラチナと同レベルで衝撃を受けました。変身バンク?のぶっ飛び具合も、物語のテンポもセリフもセンスのかたまりです。敢えてネタバレを全く読まずに視聴継続しようと思います。
ウテナは未視聴、スタァライトは視聴済みです。
四話視聴
ネタバレを目にいれないようにするのが大変ですが、超楽しみに見ています。今のところオチが想像つきません。丸ノ内線95番駅ってないみたいですし。Rock Over Japan おじさんバンドの元歌は聞くと恥ずかしくなってしまいますが、ギャルに歌わせるとめっちゃロックです。
五話視聴
「きっと何者にもなれないお前たちに告げる」本作を観ているであろう視聴者層にズバリの煽りを入れてくるあたりのセンスが本当にすばらしいです。我々豚には最高のご褒美ですね。
六話視聴
メトロでつながっているんですね。わかります。
トラックを追いかけるシーンは手に汗握りました。時間も長かったですが、あそこから見始めた人でも引き込まれる映像の力がありました。
八話まで
はぁぁぁ!?なんだこれおもしれー!ファビュラスマックス!一週間待てなくなってきたので一気見しようかなと思います。
九話
何度も停止して確認し考えながら見る幸せのために一気見するのやめました。動く中吊り何度もうつってうるさいなと思ってたらそういうことだったんですね。カエル君高倉陽毬を救う、が戻すときには高倉を救うになっていたのはたまたまかな。アリスで銀河鉄道(999でないほう)で料理店ということは、無理に一つの答えを探す必要はないのかも。陽毬ちゃん演技自体はジャイアン並みだと思いますが、大人声のときは本当にいい声だとおもいます。
十話
ここにきてさらに難解に。まだ教養が足りていません。ジャイアンが気になって物語が頭に入りません、これも作戦だったらすごい。エンディング堀江由衣が歌ってて、かなり変わったかと思ったらほとんど同じでした。勘違いでした。
子供ブロイラー、すりつぶす、生存戦略、つながりそうでなかなかつながりません。ほんと面白い。
十一話
95って大きい数字だなと思ってました。16年前の出来事、このアニメ今年10周年ということは2011年のもの、、、95年の大事件をググってしまいましたが、地下鉄と子供工場的なものはつながった気がします。全くネタバレ読まずの想像なので、全然違ったりして。 にしてもピングドラムってなんやねん。。。くっそーおもしろいなほんと
十二話以降
2クールだったことが判明し待ちきれないので最後まで一気見してしまいました。

投稿 : 2021/12/18
閲覧 : 585
サンキュー:

11

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ようこそ、ダークメルヘンな演劇の舞台へ。さぁ、生存戦略しましょうか。

運命に翻弄された人たちの舞台が、今、始まります。

1話目からいきなり涙級のシリアス展開かと思ったのもつかの間、不思議な展開になっていきます。

これは、いったいどういうこと?
この後、どうなるの?

そう思った時点で、おそらくこの世界にハマっている証拠です。

この不思議な世界は、とにかく不思議。
「SF」でもなければ、「ファンタジー」でもない。

そう、「メルヘン」って響きが一番しっくりくるんです。

話の舞台は、東京。ごく普通の街並みなんですが、なんだかいろいろな要素をひっくるめると、まるで「メルヘン」のような話なんです。

では、可愛いかと言いますと・・・。
たしかに現実のちょっとした小道具から、主人公たちが召集されるまるでイリュージョンのような不思議空間、そこに登場するとある少女も、その登場の仕方も、すべてにおいてまるで子供向けかのように可愛い。

しかし、これは徐々にちょっと違うぞと分かってきます。
そう、なんとなくダークなにおいを漂わせてきます・・・。


さて、この物語は、ストーリーの構成、登場人物の見せ方や構図もドラマと言うよりまるで舞台で行う演劇を見せられている感覚になります。
とある少女が不思議空間の中を歩いているシーンは、まるで舞台の花道を歩いているか中央階段を下りているかのようです。
外野の人々は、すべてピクトグラム化されています。これは、とてもおもしろい。(最初は手抜きかと思いました。)これでますます役者たちが強調されます。まるで登場人物だけにスポットライトが当たっている舞台のようです。


各話のサブタイトルも素晴らしと思います。
まるで小説の見出しのような表現です。
例えば、第5話は、「だから僕はそれをするのさ」です。

前期のOP、EDもすばらしいです。楽曲と絵の両方があわさって、とてもおしゃれです。特にエンディング曲は、今回の話をちゃんと締めつつ、次回が待ち遠しくなるように誘導されてしまいます。

次回予告の星野リリィさんのイラストも良いです。
原画の特徴を良く捉えたキャラデザも良いです。

自分は、この作品のように、現実世界と心の内面世界とを行ったり来たりする作品は結構好きです。確かに抽象的な表現も多く、分かりにくい部分もあります。しかし、後日、ふとしたタイミングで「そう言うことか!」って分かってみたりするのが楽しいのです。

ところで、心の内面世界のような抽象的な空間を映像として目に見える形にできるクリエイターさんはすごいですよね。まるで現代アーティストです。


では、最後に。
「生存戦略しましょうか?」

これは、登場人物たちが巻き込まれる行動原理なのですが、「生存戦略」、その意味が分かった時・・・。

さあ、あなたなら、生きるために何をしますか?
大切な人が生きるために何をしてあげられますか?

投稿 : 2021/09/02
閲覧 : 424
サンキュー:

14

あーちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

気になってたやつ、ついに見ることに!!

演出は割と変わってるのかも??
はじめの電車らへんのシーンとかは、アニメというより、MVとかでありそうな感じ。
なんか、不思議な感覚。
ピクトグラムとか出てくるので、さらざんまいみたいな感じのアニメーションな気がする。
→と思ってたら、謎バンクもあるので、さらにさらざんまいと同じ匂いがするw
とおもったら、同じ監督なのか、理解。。。

投稿 : 2021/06/20
閲覧 : 406
サンキュー:

5

ソース さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:----

愛の話なんだよ。なんで分かんないかな()

正直難解なところが多いですが愛の話なんだよ...ね?合ってるよね?これさえ分かっていれば楽しめるはず。2周したらさらに楽しめるな。そして物語内だけでなくOPにも伏線が多く非常に作り込まれてるなぁと感じた。
これがイクニ作品かぁ 痺れるねぇ




劇場版制作決定おめでとうございます!!!

投稿 : 2021/03/31
閲覧 : 447
サンキュー:

8

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輪るピングドラムのストーリー・あらすじ

双子の高校生・冠葉と晶馬、そして妹・陽鞠は三人で暮らしている。余命いくばくもない陽鞠を連れて、ある日水族館を訪れた兄弟たち。楽しく過ごす中、倒れた陽鞠はそのまま息絶えてしまう。霊安室で絶望する冠葉と晶馬だったが、死んだはずの陽鞠が、突如ペンギンの帽子を被り起き上がり叫んだ! 「生存戦略!」「妾はこの娘の余命を伸ばすことにした」。だが、被っていた帽子が落ちると、いつもの陽鞠に戻っているのだった――。不思議なペンギン帽子のおかげで、
陽鞠の余命は少し伸びたのだ。ペンギン帽子を被った陽鞠が再び、冠葉と晶馬に命ずる。「ピングドラムを手に入れろ!」ピングドラムとは何か。そのカギを握るのが、女子高生・苹果という人物と解り、探り始める冠葉と晶馬。ある偶然から陽鞠と苹果が仲良くなったことから、苹果が高倉家に出入りするようになり……!?(TVアニメ動画『輪るピングドラム』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2011年夏アニメ
制作会社
ブレインズ・ベース
主題歌
≪OP≫やくしまるえつこメトロオーケストラ『ノルニル』、やくしまるえつこメトロオーケストラ『少年よ我に帰れ』≪ED≫coaltar of the deepers『DEAR FUTURE』、coaltar of the deepers『DEAR FUTURE feat.Yui Horie』、トリプルH『灰色の水曜日』、トリプルH『Bad News 黒い予感』、トリプルH『イカレちまったぜ!!』
挿入歌
トリプルH『ROCK OVER JAPAN』、トリプルH『ダディーズ・シューズ』、時籠ゆり(CV:能登麻美子)『Mの悲劇』

声優・キャラクター

木村昴、木村良平、荒川美穂、三宅麻理恵、石田彰、能登麻美子、堀江由衣

スタッフ

原作:イクニチャウダー、キャラクター原案:星野リリィ、 監督:幾原邦彦、助監督:山﨑みつえ、シリーズ構成・脚本:幾原邦彦/伊神貴世、キャラクターデザイン:西位輝実、美術:秋山健太郎/中村千恵子、色彩設計:辻田邦夫、編集:西山茂、音楽:橋本由香利、音楽制作:スターチャイルドレコード、音響監督:幾原邦彦/山田陽、音響効果:三井友和、チーフディレクター:中村章子

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