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「rain town [レインタウン](TVアニメ動画)」

総合得点
62.9
感想・評価
166
棚に入れた
812
ランキング
4527
★★★★☆ 3.6 (166)
物語
3.6
作画
4.1
声優
3.0
音楽
3.9
キャラ
3.5

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rain town [レインタウン]の感想・評価はどうでしたか?

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

雨のやまない街で芽生えたひとつの恋の形 伏線が重要 

2011年発表の短編アニメ 9分55秒

フミコの告白でいくつかの賞を受けた石田裕康監督の京都精華大学マンガ学部アニメーション科卒業制作。

この手の作風はよく知らないのですが、何度も見たくなる味のある作品です。

とにかく雨が降り続く街のひとつの恋の物語。
冒頭の女性の思い出の映像ですが、学生にしては妙に背伸びした作風に見えます。
物語は単純ですね。
一度見れば理解できると思いますし、それでよいと思います。

なんで背伸びしたのかも理解できるような気がします。
リスペクトだからでしょう。
元となるエピソードがあればどんどん咀嚼して枝葉をつけることができます。
枝葉は雨のやまない町。レイブラッドベリの「長雨」のような幻想空間です。
技術的には枝葉のほうが主なのですが、物語の土台があってこその空間作成です。

とか、イライラしてきたでしょうが、元のアイディアについてですが、
「みなみけ」の南千秋と山田のエピソードではないかと思います。
千秋が一生山田のことを忘れないとしたら・・・
2世代の物語だと思うのでわかりにくいかも知れませんが。

あーーーまたアンドロイドに引っ掛かりました。
短いので見てみてもよいと思います。
千秋山田ストーリーを知っていたら微笑むでしょう。

投稿 : 2018/01/07
閲覧 : 608
サンキュー:

26

オブ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

静かな絵本アニメ

以下のキーワードが好きな方にオススメ

路地裏、電線
雨の降る街、少女、
ロボット、おばあちゃん

物語は想像が安易に出来るが
雰囲気がとっても綺麗で癒されます。
キャラクターも可愛らしいです。

投稿 : 2017/02/13
閲覧 : 339
サンキュー:

5

remma さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

いい雰囲気

自主制作アニメも登録されているとはw

落ち着きたい時におすすめです
静かな音楽、雨の音にいやされます。

投稿 : 2017/02/03
閲覧 : 294
サンキュー:

1

ネタバレ

てんてん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

いいね

音声全くなしだけど

言いたいことが伝わってくる。

投稿 : 2016/07/17
閲覧 : 298
サンキュー:

0

蒼い星 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

どこまでも青い世界。

アニメーション制作:自主制作作品
2011年3月に発表された短編アニメーション作品。

アニメクリエイターを目指し、
その後に業界に就職した人が京都精華大学アニメーション科に在籍中に、
卒業制作で作ったアニメ。
前作は「フミコの告白」

雨が降り止まなく、住民に捨てられ廃墟となった街。
少女とロボットの交流の物語?

10分と短いことも有って、作品を理解しようと4回ほど繰り返して観ましたが、
率直に言って、よくわからないアニメでした。

青を基調とした美しいタッチの絵。鳴り止まぬ雨音に美しいピアノの音色。哲学的な物語?
高尚なものを作ろうとして、なんか物語が頭のなかに入って来ません。
私に理解出来るだけの知能がないのかもしれませんが。

イメージ重視で作られたアニメであって、
感受性が強い年頃に観ると、どんぴしゃりなんでしょうけど、
少しばかり私には合いませんでしたね。

このアニメへの理解を深めたければ他の人の考察を読んだほうが良いです。
あと、この作品は台詞が存在しませんので声優の評価は中央点の3にしました。

全く感想になっていませんが、これにて終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2016/04/14
閲覧 : 427
サンキュー:

30

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

所謂よくある自主制作アニメ

「フミコの告白」「rain town [レインタウン]」「陽なたのアオシグレ」と石田裕康氏制作・監督の作品を3本同日に視聴

「rain town [レインタウン]」は石田裕康氏大学卒業制作の作品の様

所謂よくある自主制作アニメ。

投稿 : 2016/04/01
閲覧 : 262
サンキュー:

1

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

観るんじゃなかった

ここには娯楽はない。
ただひたすら評価を得るためだけにつくられたものだ。
…この作品が純粋に楽しめるような生き方がしたかったな。

投稿 : 2016/03/28
閲覧 : 291
サンキュー:

3

ネタバレ

もろう さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

雨と街

雨の音とピアノの音が心地良かった。
雨が降りやまず土砂降りの暗い街に、黄色いレインコートを着た女の子が目立っていた。

雨が降っている時の空の色、風景の濁り方がリアルだと思った。

台詞が一言もないのも、作品に合っていて良かった。
急にちょっと音楽が止まるシーンも良かった。

投稿 : 2016/02/04
閲覧 : 237
サンキュー:

2

ネタバレ

はなまるき さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

記憶が・・・ウッ・・・頭が・・・

記憶がほとんどないですけど
確かどこかの大学が作成した短編アニメーションだったきがします。
(嘘だったらごめんなさい)

短編にしては世界観がすごくて、こういう作品結構好みです。
クオリティが高いとは思はないけどこういう作品はいつでもいつの時代でもあっていてほしい。

投稿 : 2015/08/20
閲覧 : 478
サンキュー:

1

ネタバレ

独楽孤録 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

何を伝えたいのか?

「どういう話だと思った?」
 レインタウンの話を出した途端、舞花さんが僕に詰め寄ってきた。シトラスのような柑橘系の、甘酸っぱい香りが僕の鼻と胸をくすぐる。
「お婆さんが昔住んでいた街には仲の良かったロボットがいたんです」
「うん」
「でも、止まなくなった雨のせいで引っ越すことになって、そのロボットとは離ればなれになってしまった」
「それが、お婆さんが車で街を出て行くシーンね」
「そんな街に、お婆さんの孫が迷い込んでしまう」
「冒頭よね」
「そこでは、他のロボット達がスクラップになるなか、お婆さんの友達は生き残っていた」
「ドブに落ちたときのスクラップのロボット達ね。昔、友達と一緒にいた」
「ええ。でも、老朽化していた友達は、孫と遊んでいる間に壊れてしまう。そして、その話を聞いたお婆さんは、友達を助けに行く」
「さすが一歩君、よく見ているわね。で、どういうことを伝えたいアニメだと思った?」
「記憶の底にしずんでしまった思い出を、ちゃんと思い出して大切にしてあげてっていうメッセージが籠もっていたんだと思います」

投稿 : 2015/06/12
閲覧 : 403
サンキュー:

0

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 1.0 音楽 : 4.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

☆癒される小品♪~☆

「フミコの告白」の石田祐康さんが中心となって
大学卒業制作で発表して、文化庁メディア芸術アニメ部門
で新人賞を受賞した作品です。



ピアノの音が雨の映像とユニゾンしている感じで
雨の日が素敵に感じられる美しいアニメです。

投稿 : 2015/03/27
閲覧 : 282
サンキュー:

3

シェリー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

批判します。

「あにこれ」内に批判のレビューが1つもないこの作品。そんな馬鹿なと思ってもないものはない。
おおかたの感想の傾向は、雰囲気が良いってこと、ノスタルジアチックであること、
そしてこの作品を観て感じることはあなた次第だと、抽象的作品の性質の良さを褒めている3つでした。

あらすじは大体このような内容でした。
“雨の止まない街「rain town」では人々は逃げるように、高台へと逃げ暮らしていました。
ある日、小さな女の子が出かけて行きました。黄色いあまがっぱを着た幼い子です。母親は心配そうに見守ります。
女の子が歩いていると、住宅に囲まれたその路地からいつもと何か違うようなものを感じました。
不思議そうに覗き、そのまま入っていきました。「rain town」では、時折”雨の街”へ迷い込む者がいると言います。
その子がまさにそうでした。
そこで女の子はロボットを見つけます。棒人間の体に鉢植えを載せたような、錆びれたロボットです。
2人は街を歩き回ります。廃墟となった街には誰もいません。
電車も車さえも通っていません。電柱は自分の役目を忘れたかのように立っています。
突然、なんの予兆もなくロボットは崩れてバラバラになってしまいました。女の子は急いでおばあちゃんを呼んできます。
おばあちゃんはそのロボットを見て驚きました。実はそのロボット、昔おばあちゃんと仲の良かったロボットだったのです。
2人はそのロボットを持って帰りました。おしまい。”そんなお話。

作品の雰囲気の良さは、数々の賞やたくさんの人の評価がそれを証明しています。
やさしく降る雨の中、廃墟となった街の様子が流れていく。
家や電車など、使いものにならなくなった街そのものの退廃的な雰囲気に観る者はどんどん呑み込まれていく。
少女のイノセントな心にはそれが何なのかわからないところからこそ、僕らの方はますます夢中になる。
声はなく、少女とロボットの足音に、雨の音。淡々と鳴り続くそれらは、雰囲気作りに力を添えている。
画面に広がっている青の世界は、哀しみも慈しみも愛をも包んでいる。
すでに過ぎ去ってしまった多くのものに―少女ではなく、また少女を通して―僕たちが触れ、感じ、思いを寄せ、それが何であるかを考える作品。

初めの2分くらいは割といいんじゃないかな、なんて思いながら観ているけれどだんだんと飽きてきます。
ロボットの話の挿入の仕方で冷めてしまうところもあるし、BGMもだんだんと邪魔になってくるのもあるのだけれど、
それ以上に絵、それ自体にも声のない音だけのアニメーションとしては、魅力に欠けているのではないかと思います。
なぜならば、雨の音と廃墟の街で心地のいい退廃的な雰囲気こそは出てはいるけれど、
これらにはメッセージ性があまり見受けられません。そこに、皮肉や渇望やシニカルな表現があったかというと、ありません。
また、廃墟の街並みをそのまま映しているかというと、作品の方向性からみてそれは違う。
この作品は、不思議な”雨の街”に迷い込むと銘を打っています。
それらの絵はどちらかというと、感覚的に状況や物が選ばれ、描かれたのではないかと感じました。
つまり、パっと見てなんとなく良いものです。だから、込められているものがいまいちないな、という印象を受けました。
この手の作品であれば、ある程度その絵で紡いでいくのであれば、1シーンで何か伝えなければなりません。
そこに、観ていて心をグッと掴まれるような、強いなにかを投影しなければなりません。
これでは「感じの良い風景」止まりになってしまっています。表面的なんです。
「ああ、なんか良い風景だね。俺こういうの好きだよ。」と観る人に言わせるだけで、もうひとつ上に行けていない。
作品の根幹となる部分がこれでは、もしくはこう感じてしまった僕には、この話を面白く感じることはできませんでした。

もうひとつ。
冒頭の表記だと、「人々の記憶の底に沈む 忘れられた雨の街へ 時折、誰かが迷い込むという・・」なんて
言い方をするもんだから、普通の街からいつの間にか異世界に迷い込む話だと思ったら、
ただ単にお城と城下町みたいな高低差の関係にある下の街に行くことだったんですね。
だったらこども以外の人間がどうやったら迷い込むのだろう。
それに、過去や未来のつながりもあり、作品自体は立体的な構造を持っているけれど、
街の描写に関しては平面的な現実を扱うのだから、こういう言い方はないんじゃないかな。
これじゃあ扇情的なコピーと変わらないですし、内容とズレてしまっています。
「時折、誰かが迷い込む」じゃなくて、これはたまたまこどもが好奇心ゆえに入っちゃっただけでしょう。
実際に、ロボットが壊れてもパニックにならずに、ちゃんと自分ひとりでおばあちゃんの家に行っているではありませんか。
それを「人々の記憶の底に沈む 忘れられた雨の街へ」なんて、ピーターパン症候群じゃないんだからw
機関は存在しません。写輪眼も、第3の眼も開きません。左手も疼きませんし、竜の巣もありません。
それはちょっと大きな積乱雲ですw

僕にとってはこの作品は雰囲気だけのからっぽな作品です。
人それぞれに感じることがあるほど広がりのある話ではないですし、何度も観るような種類のものでもありませんでした。

けれど、どの作品を愛し、アニメに、またはアニメだけにどのくらいのものを求めるかは人それぞれであり、
好みの問題まで否定するつもりはさらさらありません。でも、皆が皆口を揃えていうほど良いのかな、と首を傾げたくなります。
僕が1957年アタマーノフ監督の『鉛の兵隊』がほんとうに素晴らしい!と、言ってどれくらいの人が頷いてくれるのでしょう。
ジブリが出している『雪の女王』に収録されている作品なのですが。



最後に、解釈について僕の見解を書いて終わろうと思います。
そんなに、というかほとんど価値のないようなものかもしれないけど。

おそらくではあるが、この作品は「高度資本主義経済へ警鐘を鳴らした作品」ではないかと、思う。
ラストのシーンで、かつて繁栄していた街並みが映されるのを見ると、この街はそのせいで滅んだのではないかと思う。
雨は、その崩壊の象徴であり、メタファーとして降り注ぐ。いつまでも、その余波は街を傷つけ、人々の住処を削り取るのだ。

ラスト間際のシーンで突然ロボットは崩れ落ちる。鉢植えのような形をしたロボットの頭は路地中からのアングルで映される。
街の景色は昔の様子を映し出す。車が走り、人がまだそこに住んでいた時代を。同じアングルで今の街の様子に戻る。
ロボットはこちらを見ている。このロボットの目線こそが本作の一番伝えたかったメッセージではないかと思う。
そのロボットが観ている目線の先には、画面を通して僕らがいるのだから。
その昔の風景は僕らの世界のことを指している。いずれそうなるであろう世界が、今ロボットが倒れている世界ということだ。
崩壊の影が僕らの元にも忍び寄ってきていることを暗示している。自滅までそう長くはないと。

そこには、おばあさんが小さい頃にロボットを捨てたように、”物への愛情が失われている”こともメッセージとしてある。
(あえて言うならば、ラストのシーンで少女がこちらを見つめた数秒間はこれを語っているかもしれない。)
なぜならば、今の僕らの世界では、物は買って捨ててまた買ってというスタンスが基本であり、
それで経済が回っている社会なのだから。ゆえに、われわれは「消費者」と呼ばれる。
けれど、おばあちゃんは幼い頃にどうしても連れてはいけなかったロボットと再び出会たことを喜び、彼を持ち帰る。
そんなおばあちゃんの姿勢を見て、少女は学ぶ。
冒頭のシーンで、高台の街の家から、屋内に入り、おばあちゃんがたくさんの物に囲まれた部屋を映す。
特徴的な黄色の服は間違いなく、かつて”雨の街”をさまよった少女であることを意味する。
そう、あれから少女は物を大切にしてきた。いささか極端なほどに物が溢れているが、それは愛の大きさを物語っている。
かつて少女であった老婆は、失われた価値を今もなお、あの部屋の奥で独り守り続けている。
しかし、雨はまだ降り続けたままだ。

投稿 : 2015/02/01
閲覧 : 490
サンキュー:

17

ざんば さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

目が離せなかった

京都精華大学マンガ学部アニメーション学科の学生が
卒業制作で作ったものらしいです
約10分という短いアニメです
声優はないので☆は3のままです

なんといっても作画が素晴らしい
個人製作ということもあってか、
時間をかけて作られた作品という印象。
細かい動作までとても丁寧で
声がなくても動きだけでキャラの気持ちを伝えてくれます。

自分的にはレイトン教授のアニメに似てるように思いました

そして演出。
廃墟のような町と雨の音がとても心地いい・・・
見ていると心が安らいでいくのがよく分かります
自分がアニメの中に入り込んだような、そんな感覚を与えてくれます。

雨自体は嫌いですけど雨の音、雰囲気は好きですね

物語は声がないので人によっては解釈が変わると思います。
その考察を他の人と話すのも
このアニメの楽しみ方の1つのような気がします

投稿 : 2015/01/19
閲覧 : 406
サンキュー:

27

ネタバレ

くし さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

回想

台詞は無く、ただ美しいピアノの響きと冷たい雨の音だけで、観る人それぞれの心に思いを馳せることになる10分程の作品。
その短いストーリの中に年寄りの回想と幼い娘のほっと癒される情感が溢れている。

おばあさんの往時を回想する遅い時間の吹き溜る部屋と、雨の滴落ちる音、時を刻む時計の音、湿った空気が今から始まる物語を連想させる。

静寂をまとった侘びしさ広がる雨降る寒色の街に、対比する一点の黄色をまとった小走りに進む女の子。
ここに忘れた寂しさと、新しい時代を生きる者の楽しさを感じる。
街に取り残されたブリキ板で作ったような簡素なロボットもこの娘と触れ合う事で昔の楽しかった時を回想する。
昔の遠い繁栄…、出会いと別れ、そして今の老いて忘れられた屍の街…。


この作品の世界観をあなたはどう感じるだろう。
おばあさんの回想とロボットの回想。
私も自分の部屋を見回して、往時の残した形見を慕わしく眺めた。
この短い作品できっと遠い昔の思いにふける事が出来るかもね。

投稿 : 2014/12/12
閲覧 : 497
サンキュー:

33

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

目を瞑れば私も雨の中。

セリフは一切ありません。
映像と音で作られた約10分のオリジナル作品です。

雨の音や水の音がすごく鮮明で
ヘッドフォンから聞こえる音は
私自身も雨の中にいるような感覚・・そのくらいリアルでした。

結局この作品が1番何を伝えたいのか、
バカな私にはわかりませんでした。

でもセリフはないけれどシーンごとに登場キャラの気持ちが
伝わってくるような気がしました。
ロボット?の記憶がすごく切ないと思いました。
ずっと待っていたんだね。
あの記憶はきっとあのおばぁちゃんの子どもの頃だったのかな・・
なんて思いました。

見終わった後も雨の音がすごく耳に残ってました。
水の音って改めて聴くとすごく綺麗。
作画も細かくてよかったと思います。

短いので時間がある時チラッとみても損はないかと思います♪

投稿 : 2014/12/11
閲覧 : 467
サンキュー:

30

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

雨に埋もれた寂しげな町

いつからか雨が降りやまず、人が寄り付かなくなった町が舞台の物語。

降り止まない雨の音、寂しさに満ちている町。

そんな町に住む少女とガラクタを軸に話が進みます。

あなたは、この町に希望を見出だしますか? それともただ寂しいだけでしょうか?

終始寂しさが漂う描写ではありますが、自分は最後まで見て希望を持てました。

雨の音なんかは本当にリアルで目をつぶって見ても、映像が浮かんでくる感覚があって、自分もこの世界に入っていくようでした。

自主制作でここまでクオリティの高いものが作れる人がいるんですね。
素直に感動したし、日本人すげーとか思いました(笑)

投稿 : 2014/12/04
閲覧 : 270

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 1.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

【 rain town 】

もう、随分前に亡くなったじぃちゃんが良く言ってた。
「麦~、休みの日に朝起きて雨が降っていると、ホッするなぁ。。」と、

子供の頃は、俺には意味が良く分からなかった。

いつの頃か、俺も休日の朝、雨が降っていると
同じように感じている事に気がついた。
今朝の北九州も雨だから、なんだか、ほっとする。。

この作品は、全体を通してダークな印象が強いが、
凄いのは、微かな晴れ間のシーンがある事。
つまり、何事も表裏一体に存在しているという事の表現。

だから、100%明るい奴も100%暗い奴も、俺は存在していないと思っている。
まぁ!どっちよりって問題はあったとしても、
コンピューターや数式のように、0(ゼロ)か1(いち)で割り切れないから、
「心」という概念(言葉)が存在していると、俺は思っている。

このアニメは、小さい女の子が独りで淋しい部屋に
忘れ去られているようなそんな印象のアニメで、
心が耐えられなくなる程、痛くなるアニメだが、

「よ~し!!おいで、おいで~♪
お父さんが、いっせいのキュッ☆★☆彡しちゃろう!!」

と、声をかけてあげたくなるような印象のアニメです。

特記:完成度の高いアニメだが、あまりにも心が痛かったので、辛めに採点。

投稿 : 2014/11/09
閲覧 : 221

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

静かな

絵本のような静かな静かな物語。
自主制作、短編アニメーションです。

今日はこちらは雨だったのでまた観てみました。

感じる作品。
人びとの記憶の底に沈む、忘れられた雨の街。

私もそういうのあります。
決して思い出されないようなことを、
誰かと接したことによって思い起こされ、
そうしたらどんどんと、そこから忘れていた愛おしいものたちが溢れてくる。

この物語を観ると
そんなものたちが、
私の記憶の底に、静かに誰にも知られず、私にも気が付かれずに、
でも確かにあり続けるのだと、ハッとさせられるのです。

誰かに出会った時に感じるデジャヴは
この記憶に沈んだものたちが、お互い知らないうちに出会っているからだと…
何だか不思議。


作品全体の雰囲気は、
どこか淋しいようで、静かで少しずつ染み入るようなイメージ。

ピアノと降り注ぐ雨の音。
雨にこんなイメージを持っている作り手さんの感性は素敵です。

切なくて優しい。
私にはとっても淋しい気持ちになってしまう物語でした。

投稿 : 2014/11/07
閲覧 : 281

ホロムギ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

応援します。

同じときに同じ大学を卒業したらしいので応援します。
学部違いますし、面識もありませんけどね。

さて、なんだか救われたようで納得のいかない物語。
よく見ていないと、救いのない残酷なアニメです。しっかり見る必要があります。

5分ちょっとの作品です。

「フミコの告白」でもそうでしたが、背景はいい。
しかし、人物があっていない。
「人物だけ違う画材を使ってるよー」というぐらい背景とマッチしていない。綺麗なんですけど、違和感が。

投稿 : 2014/09/21
閲覧 : 324
サンキュー:

3

honoharu☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ほんわか?

短くて見やすかったし音楽を聴いていてすごく温かくなりました♡

投稿 : 2014/09/09
閲覧 : 243
サンキュー:

0

ヴァッハ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

最近の個人制作アニメはすごいな

雰囲気や音楽が優れており、芸術作品と言うべき物語でした。
雨の町に迷い込んだ女の子と、一人残されたロボットのお話です。
最後がいいですね、感動します。

投稿 : 2014/02/05
閲覧 : 300
サンキュー:

0

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ひょうげんりょく

この作品には台詞が無い

と言うより不要なんだよ、見れば分かると思うけど

作り手が違うと映像とピアノ、雨音だけでこれ程のモノが作れちゃう

抑々台詞で世界観を解説するなんてナンセンス、どの作品とは言わないけどね

映像で語るとはまさにこのこと

投稿 : 2013/12/18
閲覧 : 291

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

必ず2回見てください!!

自主制作なのによくできたアニメーション、シナリオ。。
二回見たらわかります。


こうゆう考えられた作品は好きです☆

投稿 : 2013/11/04
閲覧 : 214

りんのす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

よい!!かなりよい!!!

自主制作アニメだからと侮ってはいけない。
10分というとても短い作品だが、魅了された。
すごく集中して見てしまうそんな作品。

作画ははじめの1分程がかなり書き込まれているが紙芝居のようで、自主制作だしこんなもんか、と侮っていたが、2分以降その考えが間違っていたことに気付かされた。
まず、この作品の色合いが好きなのもあるのだが、水の表現がとても丁寧で好印象に変わった。
無声なのであにこれレビューの評価ではどうしても低くなってしまうが、無声ならではの良さがあり、絵本を見ている気分になるが絵と音楽がうまくマッチしていて物語もあり、心洗われる素敵な作品だった。

無声映画が苦手な人や、萌え系アニメじゃないと見る気が起こらない人には合わないと思うが、とても素敵な作品だし、youtubeで見られるのでアニメ好きじゃない人にもお勧めしたい作品。

投稿 : 2013/10/26
閲覧 : 253
サンキュー:

3

ナベワタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

世界観のみを表した作品です。ストーリーのセリフは自分で想像することでとても味がある作品だと思います。見る人によって感じ取り方が変わるのもいいです。ほかの人と意見を交換したりとそういう楽しみ方があります。

投稿 : 2013/09/14
閲覧 : 197
サンキュー:

2

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

美しい!
温まる絵本が動き出したようなアニメ。
絵や色合いも滑らかで丁寧で癒される。
何よりも雨の音。体に染み込むとはこのことか。
夏に見たら体が少し冷えた気分になっていいんじゃないか。
ロボ的な無機質な物体との絆だから哀愁漂うものがある。
言葉が無くてもひしひしと伝わるものがあった。
ストーリーも心の片隅に語りかけるような命の大切さを教えるような綺麗に出来上がっている。
あのおばあさんはかつての少女だったのだろう。

投稿 : 2013/08/14
閲覧 : 221

イブわんわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

アニメというより芸術作品ですね。

1シーン1シーンがまるで絵画を見ているような感じ。

またそれを演出するピアノがいいね♪

ちょっと極端かもしれませんが、見終わって頭に浮かんだのがピカソの「ゲルニカ」でした。

詳しいレビューは後日書きたいと思います。

投稿 : 2013/06/19
閲覧 : 412
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ninfami さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

子どもの目にはどう映るのだろう。

セリフが一切ない『つみきのいえ』に近い自主制作アニメーション。京都精華大学マンガ学部アニメーション学科の生徒さんが卒業制作として作った作品です。それにしてもここまでクオリティが高い作品を学生が作れるとは・・・・。そこいらのアニメより面白いし、芸術としてもレベルが高いです。

見て思ったことは、子どもが見たらどう思うのだろう、どう感じるのだろう、ということです。このアニメはいろいろな考察ができると思います。その中で、子どもならどういう考察をしてくれるだろうなーって思いましたね。

ヘッドホンで視聴したのですが、その雨の音や滴が水たまりに溶け込む音などが鮮明で耳に染み入り、とても心地良かったです。素晴らしい世界観、まさに『rain town』でした。

色のないこの町の中で、色あせたロボットは生きることが出来ない。少女が水たまりに落ちた時に、たくさんのロボットが沈んでいたことから、自ら輝くことが出来ないロボットは、輝いていたあの昔の町でしか生きられないということが分かります。じゃあ、黄色いレインコートを着た少女は、この町でまだ輝きを持っていることを意味するのでしょうか?

投稿 : 2013/05/28
閲覧 : 282
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3

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sherlock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

皆さんも物憂げな6月の雨に打たれてみてはいかがでしょうか?

もうすぐ梅雨の時期ということで今回このrain townという10分ほどの短編アニメを視聴してみた

衝撃だった…

セリフはない…音楽も基本的にピアノの音だけ…
なのに惹き込まれてしまうこの絵の独特な雰囲気…
背景やキャラクターの動き、そして互いの連動に手が込んでいて
雨という悲しみや憂いを彷彿させるイメージにぴったりと合ったストーリー

正直言葉で表現するのが難しい…
きっと観たら感じるであろうこの不思議な余韻…
静寂に雨音だけが聞こえる時の閑寂さは現代の騒々しい世の中を忘れさせてくれる…
傘をささずに雨に濡れて物思いに耽ってみたくなる…そんな気持ちを僕は抱いた

え~っと、今回は僕らしくないマジメ過ぎるレビューですが
それ程僕の感情の奥深くに訴えかけ、様々な感情を抱かせたアニメなので
興味がある方は梅雨の時期にでもぜひ視聴してみてください!!(^_-)
そして、きっとこういうアニメは皆さんそれぞれで感じ方が違ってくると思います
だからこのアニメを観た方はこのアニメで感じた想いをレビューにしていただけると幸いです!!
時間がある時にでも読みたいと思います(^o^)

投稿 : 2013/05/13
閲覧 : 302
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12

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るぅるぅ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

芸術に浸る10分間。

大袈裟なタイトルですが、たった10分です。

心に染みる、響く、切ない余韻が心地良い感覚になれるはずです。
台詞は無いです。
「あにこれ」の粗筋が、冒頭のメッセージになります。
答えは自己解釈で良いと想います。

雨の重低音・ピアノのメロディ、シンプルだけで深い音色。
純粋に美しい音に浸っていました。
台詞が無いから絵をただ見入る視聴者、それが雨の街へ迷い込むということではないでしょうか?
制作者から世界観を感じさせたい想いが伝わってきます。

薄いくすんだ様な青色一面の街の背景に吸い込まれ、雨によって白づく奥行き、
古錆びて荒れた風景に魅了されました。

少し寂しく切ない雨の街を感じてみてはどうでしょうか。

私の解釈{netabare}
全てお婆ちゃんの記憶と想います。
子供は幼い時のお婆ちゃん自身で、ロボットの記憶は雨によって街から遠ざかった
人達の過去を思い出した記憶、冒頭の年老いた女性とロボットの頭がある部屋に繋がります。

それが自然な物語に結びつく印象ですね。
お婆ちゃんは雨とロボットを観る度に一人孤独な想い出に浸るのかな と感じると切なくなりますね。
お婆ちゃんの想い出と共に悲しい雨はやむことは無いのかもしれないね。{/netabare}

投稿 : 2013/04/13
閲覧 : 357
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rain town [レインタウン]のストーリー・あらすじ

2010年度に京都精華大学マンガ学部アニメーション学科の学生が卒業制作として作った約10分の短編アニメ。その街はいつからか雨がやまなくなって人々は郊外や高台に移り住んでいった。「rain town」。人々の記憶の底に沈む 忘れられた“雨の街”へ時折、誰かが迷い込むという…。(TVアニメ動画『rain town [レインタウン]』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2010年冬アニメ

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