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「夏色キセキ(TVアニメ動画)」

総合得点
68.8
感想・評価
1000
棚に入れた
4409
ランキング
1932
★★★★☆ 3.5 (1000)
物語
3.4
作画
3.4
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.6

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夏色キセキの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「下田ではトキドキ少女は空を飛ぶ」

寿美菜子さん、高垣彩陽さん、戸松遥さん、豊崎愛生さんによる
声優歌手ユニット・スフィアが主要キャラ4人を演じる。
主題歌も挿入歌も歌う。

静岡県・下田市を中心にした聖地巡礼もアピールする。

ローソンなどの制作協力企業も強力バックアップ。


……と賑やかな外面だけを見ると、声優アイドル推しの萌アニメか?
そこに夏休みに願いを叶える“御石様”がキセキを……。
となると良くて露骨な感動系涙腺攻撃も交えた夏アニメか?

などとつい要らぬ先入観を持ってしまいがちですが、
本作は萌えよりむしろ心情描写を重視。
無理に感動を煽るタイプではなく、大人が忘れ去ってしまった大切な感情を
そっと思い出させてくれる、繊細な青春アニメです。

御石様も気まぐれに女の子を飛ばしたり、飛ばしてみなかったりと能力控え目。
けれど、思春期の少女たちの心の揺れ動きはしっかり見守っているようで、
少年少女の健全な心の発育に、“見返りなし”(←昨今の深夜アニメでは貴重な存在かもw)
で寄与してくれます。


私が印象的だったエピソードは第三話。

{netabare} 前二話で少女たちがこじらせた親友との喧嘩に対し、
不思議な力が、そっと仲直りを後押しする……。

ここまでなら割とありがちなプロットですが、
第三話では、そこからさらに、
友達と仲違いする痛みと不安、修復できた時の喜びと安心を知った少女たちが、
年下の弟世代に生じた友情の亀裂を元に戻そうとする話が展開。

それがなかなか上手くいかなくて、感極まる。
その細やかな心理描写を観た時、
私はこの夏アニメはひと味違うなと引き込まれました。{/netabare}



もう一つ、本作のラストエピソードも印象的。

{netabare}終わって欲しくない夏休み終盤のある一日が、“御石様”によりループするお話。

この夏は終わって欲しくないけど、終わらないことは心には残らず、思い出にならない。
それをそっと伝える、好エピソード。

そう言う意味で、本作は過ぎゆく夏を諦めきれない人にもオススメな夏アニメです。{/netabare}


外面の印象ほど、派手さはないのですが、
内面の心理描写により、再発掘された純心が、
心の隙間にやんわりと染みてくる……。
確かに見返す価値を有した夏の青春アニメです♪


余談

それにしても本作でコラボして、作中にまで出張ってくるローソン。
青の店舗が、夏空に意外にマッチしていて、私は嫌いではありませんが……。

この後も、ローソンは『アイマス』や『ラブライブ!』等ともコラボして、
青っぽい人の限定キャラグッズ等を中心に続々とキャンペーンを実施。
見境なく二次元アイドルにがっつく姿を目撃する時も、
私が『夏色キセキ』を思い出す瞬間だったりしますw

ローソンの担当者とは一度、二次元アイドルや声優アイドルについて、
徹夜で語り明かしてみたいですw

投稿 : 2016/08/30
閲覧 : 337
サンキュー:

21

ネタバレ

ダレイオス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 2.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

普通の女の子のぽさが出ていたのは良かったですね。

開始直後の印象は最悪かな、どこの誰だか知らないキャラが
喧嘩のシーンから始まるけど、最初の情報量が少ない段階で
そういったシーンを見せられても話に付いていけないし
シリアスだな・・・ぐらいにしか思えないので
面白くない開始でした。
せめて、もめている理由に感情移入しやすい
導入の仕方をしてくれれば良かったのだけど
それを許さない視聴するには厳しい作りかな
その後のストーリー展開も石にお祈りをしたり
個人的に面白くなくてよくわからない
展開ばかりで1話の印象は稀に見る酷さでしたね。

2話になっても、何か不思議なことは起きているのはわかるけど
別に面白いことはないんですよね。
どう考えても引きのばした展開を永遠に見せられている感じでした。
どういうキャラなのか、ろくに掘り下げてもないので
キャラがいいとかも序盤は思えなかったかな

ストーリーがようやく見れるようになるのは奇跡の石のことがストーリー
の中心になり、友情ぽい感じになってからかな
いい話ぽくもなっていて、何となくいいことをしているのはわかるので
徐々に見れるようになってきたかな

石の奇跡自体は奇跡というよりは、変な現象が起こってましたね。
その現象のおかげでドタバタした展開になっていったかな
ドタバタした展開は、それはそれで楽しめばいいし
個人的にも超展開気味だったのである意味、楽しめたし
アイデアとしては悪くはなかったかな
その変な現象を通して、上手く友情話に結びつけたりで
ストーリー自体はやはり徐々に見れるようになってきた感じです
ただし、深みのあるストーリーでもないし
面白いとかまでは思えなかったかな、本当に徐々に見れる内容になっていた感じが適切かな

キャラも最初はどこの誰だか状態だったけど
ストーリーが進むと女の子ばかりのアニメにしては
オタク向けの感じはしなくて、恋愛したり
他の人にとってはどうでもいいことかもしれないけど
ささいなことに悩んだりする所は年頃の女の子ぽい所は良かったかな
他人にどう見られているのかが気になるとか
そういった部分の描写は妙にリアルさはありましたね。
序盤すぎるとキャラは結構良かったです。

やっていることは、中学生らしいといえばらしいけど
部活動やったりアイドル活動やったり特にたいしたことはしていなく
悪くはないけど、関心したり興味が出てくるストーリーではないかな
淡々としたストーリーで女子中学生が普通に生活している
ストーリーでそれを視聴者が見守る展開だったかな
うーん、個人的には普通すぎたかな
石の奇跡と友情話に結びつけたりしたり工夫がないわけではないけど
面白いと思えるにはチョット足らなかったかな

石の奇跡と友情話に結びつけた展開は終盤まで変わらないので
最後まで感想は途中までの感想と変わらなかったです。
面白いとかまでは思えなかったけど
そんなには悪くないかな・・・のストーリーでした。
なんかもう、面白くはないけど友情話のストーリーはそんなに悪くない
がピッタリだったかな
石の奇跡の超展開自体が楽しめたのも大きいです。

気になる部分は石にお願い事をすると奇跡が起こる設定のアニメなのはわかるけど
奇跡が起こる理由が最初は4人で心が1つになって
お願いしないとお願い事が叶わない設定に見えたけど
途中からそれが曖昧になり4人の心が1つにならなくても
誰かが願えば願い事が叶うとか、なんか都合がいいかな?と思ってしまうし
奇跡なんだから、それなりにそれが起こる強い理由付けがないのが気になるなあ
どうも奇跡が起こる理由付けが弱かったですね。
さらに石には途中からは後付けぽい都合の良い設定も出てくるので
それもなんだかなあと思いました。

作画についてはキャラクターデザインはあんまり好みではありませんでした。
あんまり可愛くない感じがしました。
キャラの作画自体も1話からギリギリで、どうもいまひとつだったかな
途中で回復するのかも?と思ってはいたけど
2話以降の方が酷くなったかな
背景は綺麗だったので全部が全部駄目ってわけではないのだけど
作画は不満ですね。

声優さんについては、どうもキャラの絵と声質が合ってなかった
気がするんですよね。無理やり感がありました。
個人的には何故?このキャスティングなのかと思うぐらいでした。
すいません。
ただ、演技力自体は非常にあったのでシリアス場面や友情の場面での
キャラの気持ちは伝わってきました。
中盤以降になると声質が合ってなくても演技力があるので
段々慣れて終わってみると、良かったと思えるまではありましたね。

序盤は最悪で徐々に見れるようになったストーリーでした。
石の奇跡自体は楽しめたけど
ストーリー自体は、そんなには面白くはないが
友情話は悪くはないという微妙なラインのアニメだったです。
キャラ自体はオタク向けというよりは
普通の女の子のぽさが出ていたのは良かったですね。
そのキャラのおかげで上手く友情話になり
ストーリーが見れる出来になってたのかもしれない。

投稿 : 2016/08/17
閲覧 : 292
サンキュー:

5

にしやまん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

羨ましい

青春っていいな、女子の友情っていいな、って羨ましい気持ちになります。
みんな純粋で真っ直ぐで、いいです。

投稿 : 2016/01/30
閲覧 : 280
サンキュー:

2

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

デキるオタクはここで判断している?

”四人だけの秘密は、夏色の空に溶けたキセキ”

朝起きて、学校に行き、放課後は友達と過ごす。
楽しいことも、悲しいことも、4人一緒に体験する。
ずっと続くと思っていたあたりまえの毎日。

そんな彼女たちに、ひと夏のキセキが舞い降りる。
これは、下田の町で育った4人の少女の物語。

暑くてさわやかな夏色キセキがきっとあなたを包み込む・・・。

夏色キセキ 第1巻
サンライズ制作による、下田の町で育った少女たちのかけがえのない時間を描く青春ストーリー第1巻。
中学2年生の紗季、夏海、優香、凛子の仲良し4人組が、夏休みに体験した不思議な出来事を綴る。
人気声優ユニット・スフィアが声を担当。
オーディオコメンタリー
第1話「11回目のナツヤスミ」寿美菜子、高垣彩陽、戸松遥、豊崎愛生、
水島精二、浦畑達彦

夏色キセキ 第2巻
サンライズ制作による、下田の町で育った少女たちのかけがえのない時間を描く青春ストーリー第2巻。
中学2年生の紗季、夏海、優香、凛子の仲良し4人組が、夏休みに体験した不思議な出来事を綴る。
オーディオコメンタリー
第2話「ココロかさねて」水島精二、菊田浩巳、宮本朋律
第3話「下田ではトキドキ少女は空をとぶ」寿美菜子、高垣彩陽、戸松遥、豊崎愛生

夏色キセキ 第3巻
下田の町で育った少女たちのかけがえのない時間を描く青春ストーリー第3巻。
花木屋旅館に酒を届けに来た憧れの先輩・貴史に紗季のことを尋ねられた優香は、貴史が紗季に想いを寄せているのだと悟る。
オーディオコメンタリー
第4話「ユカまっしぐら」戸松遥、木村隆一、水島精二
第5話「夏風邪とクジラ」寿美菜子、高垣彩陽、戸松遥、豊崎愛生

夏色キセキ 第4巻
サンライズ制作による、下田の町で育った少女たちのかけがえのない時間を描く青春ストーリー第4巻。
紗季とのペアでの最後の試合が決まり、気合が入る夏海。
一方で、母親が仕事で出張のため家事もこなさなければならなくなり…。
オーディオコメンタリー
第6話「夏海のダブルス」寿美菜子、高橋龍也、水島精二
第7話「雨にオネガイ」寿美菜子、高垣彩陽、戸松遥、豊崎愛生

夏色キセキ 第5巻
サンライズ制作による、下田の町で育った少女たちのかけがえのない時間を描く青春ストーリー第5巻。
夏休みも半ばを過ぎたある日、引越しを控える紗季は、夏海から「4人で旅行に行こう」と誘われる。
オーディオコメンタリー
第8話「ゆううつフォートリップス」高垣彩陽、綾奈ゆにこ、水島精二
第9話「旅のソラのさきのさき」寿美菜子、高垣彩陽、戸松遥、豊崎愛生

夏色キセキ 第6巻
サンライズ制作による、下田の町で育った少女たちのかけがえのない時間を描く青春ストーリー第6巻。
台風が来るというニュースを聞き、4年前の台風に関する出来事を思い出そうとする夏海たち。
だが4人の記憶がどこか曖昧で…。
オーディオコメンタリー
第10話「たいふうゆうれい、今日のオモイデ」豊崎愛生、村井さだゆき、水島精二
第11話「当たって砕けろ! 東京シンデレラツアー」寿美菜子、高垣彩陽、戸松遥、豊崎愛生

夏色キセキ 第7巻
サンライズ制作、下田の町で育った少女たちのかけがえのない時間を描く青春ストーリー第7巻。
夏海が目を覚ますと、そこは東京のホテルではなく下田の自分の部屋だった。
そこへ優香から「今日が昨日になっている」と電話が入る。
オーディオコメンタリー
第12話「終わらないナツヤスミ」寿美菜子、高垣彩陽、戸松遥、豊崎愛生、
水島精二、浦畑達彦

デキるオタクはここで判断している?
2015年秋アニメも出そろいましたね。しかし、度胆を抜かれたというか……想像していた方向とまったく異なっていたのが「おそ松さん」ではないだろうか。初回の放送がスタートしてからカオスなネタと相次ぐパロディの連続に、ネット界隈を中心に「なんなのこれww(褒め言葉)」状態に。

その一方で「銀魂の監督とスタッフなのか。だったら納得」「監督の過去の作品からすると当然の展開」といった声も。うーむ……どうやらコアなアニメファンは監督などからも事前に情報を得て、放送開始前から内容を想定しているようだ。

【水島精二氏】
2015年秋放送:「コンクリート・レボルティオ~超人幻想~」
過去に関わった作品(例):「夏色キセキ」(監)/「UN-GO」(監)/「機動戦士ガンダム00」(監)/「鋼の錬金術師」(監)

さまざまな良アニメに関わる監督としてネット界でも度々話題にのぼるほど。ちなみに同業で同姓の水島努氏とは血縁関係はないそうだ。

テレビアニメの他にも昨年ヒットした劇場作品「楽園追放 -Expelled from Paradise-」でも監督を務めている。

2012年4月から同年6月まで毎日放送ほかで放送された。全12話。

声優ユニット・スフィアの4人が主要担当声優を務めており、それぞれの特徴を踏まえたキャラクターデザインとなっている。2011年9月17、18日に国立代々木競技場第一体育館にて開催されたライブにて初めて発表された。

元々、スフィア結成時に4人を主役にしたアニメを作る構想があり、それが3年の時を経て形となった作品である。

内容は静岡県下田市を舞台として、同地域で育った女子中学生の日常が描かれている(下田海中水族館など市内の各所風景も登場)。また、8話と9話では伊豆諸島の八丈島が登場している。

また、コンビニエンスストアのローソンが制作協力しており、作中にも実名で登場するほか、同チェーンとのコラボレーションも実施された。その他にも、いくつかの実在する企業・店舗・車両などが作中に実名(あるいは看板・ロゴなど商標類、カラースキームなども改変なし)でそのまま登場している。

オープニングテーマ
「Non stop road」
エンディングテーマ
「明日への帰り道」

投稿 : 2015/12/26
閲覧 : 1086
サンキュー:

42

オキシドール大魔神 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

スフィア宣伝アニメ

ジャンル的には、ファンタジー要素がある青春アニメといったところか。それほど面白いとは思えなかったが、とんでもなくつまらなかったわけでもなく、キャラのこじらせ具合が薄かったため、この手のアニメとしてはストレスが少なく視聴できた。特別スフィアファンでもない自分が視聴できたので、スフィアファンは見て損はないのではないだろうか。

投稿 : 2015/12/24
閲覧 : 326
サンキュー:

5

ネタバレ

TP さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

面白かったです

投稿 : 2015/10/11
閲覧 : 323
サンキュー:

0

ネタバレ

スーパースラッガー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ファンタスティックでちょっぴり切ない、少女たちの夏休みストーリー

突然ですが、私がアニメ作品を視聴するきっかけは、大きく次の四つに分けられます。

①もともと原作(小説・漫画等)が好きで、ファンとして待望のアニメ化ということで、放映前から期待して視聴開始するケース。
②テレビやネット、雑誌等で作品情報を得て、ストーリーやキャラ、原作者や製作スタッフや話題性などで視聴開始するケース。
③原作ではない漫画(アニメから漫画化したコミカライズ)を読んで興味を持ち、映像ソフトや動画サイト、テレビの再放送を視聴するケース。
④リサイクルショップでフィギュアを見て(あるいは入手し)、「ところでこれ何のアニメキャラ?」と作品に興味を持ち、視聴するケース。

③④などはちょっと変化球かもしれませんが、実は私がアニメを視聴するきっかけとしては、わりとポピュラーなケースであります。
今回レビューを書く『夏色キセキ』はまさに③のケースで、古本屋さんで「安くて、全巻揃っていて、しかも面白そうな漫画ないかなあ」と探していてたまたま出会ったものでした。
たしか400円で買った全3巻セット(実にいい買い物でした)でしたが、面白くてあっという間に読了しました・・・そして本に「アニメのコミカライズ」と書いてあったことから、本編を観たいと思っていたら、あらあらなんと、BS11で再放送(昨年秋クール)するという情報が!・・・まさに渡りに舟、まさしく運命的出会い(大げさ? 笑)、出会うべくして出会った作品だったのかもしれませんね。
ちなみにこのコミカライズ版は、アニメ本編の補完的な内容も含んでいるので、本編を視聴して気に入られた方はぜひ読まれることをお勧めします☆
絵柄はアニメとちょっとだけ違いますが、こちらもとてもかわいい感じで◎です^^

さて本題、作品のレビューにいきます(いつも前置き長くてすみません!)。

物語は、伊豆半島の下田(江戸時代にペリーが黒船で来航したということで、歴史の授業で誰でも一度は耳にする、あの下田ですね)に住む4人の中学生の女の子(逢沢夏海・水越紗季・花木優香・環凛子)が体験する、ファンタスティックでちょっぴり切ない夏休みのストーリーです。
下田は、実は数年前(でも「夏色キセキ」はまだ影も形もない頃で残念!)に旅行で行ったことがあって、とてもステキな街という思い出があります・・・その下田が舞台というだけでも興味津々でしたね。

ずっと仲良しで過ごしてきた4人の女の子たちの一人・紗季が、夏休みを最後に東京に転校するという情報を突然聞いたほかの3人が「えっ、なんで!」「どうして言ってくれなかったの?」と驚くところから物語は動き出します。
仲良し4人組がもうすぐ(物理的に)バラバラになってしまうということが前提でお話が進んでいくので、最終回の到達点は当然予想がつく(紗季との別れ)のですが、それまでの間にこの4人にどんなイベントがあって、どんな思い出を作っていくのかというところが見どころになります。
そういう意味では、お話のつくりは非常にシンプルだともいえます。

{netabare} 凛子の家である神社の境内にある「御石様」という、願い事をかなえてくれるという大きな石のパワーによって、4人はいろいろな体験をします。
ぎくしゃくしたり、友情を深めあったり、目標に向かってがんばったり、かわいらしい恋の話もあったり・・・そういった中学生の日常の出来事の中に、御石様の不思議な力がいろんな形でかかわってきます。
もちろん、いつでも彼女たちの願いを願ったようにかなえてくれるわけではなく、うまくいかないことも多いです(まあ、そこが面白いわけですが)。
もし、御石様のパワーで紗季の転校がなくなってしまう展開だとしたら、ちゃんちゃらおかしいご都合主義的作品としてかなり評価は下がってしまうと思います・・・普通では考えられないような願い事もいろいろとかなえられる中で、絶対にどうにもならないこともあるという厳然としたものも、しっかり打ち出しているところはよかったです。
そして、4人は最後に御石様の不思議な力に頼るのを自分たちからやめます・・・この締めは、それぞれの新しい明日を自分たちで切り開いていく決意が表れているように思えて、青春もののラストとして実によくできていたのではないかと思います。
最後に切ない別れ(それでも、物語の後半で紗季の引っ越し先の島に行って、島の子どもたちと交流したことで、単なる「悲しい別れ」というニュアンスは若干弱まりましたが)があるという前提がありながらも、本編の雰囲気は全体的に快活で楽しい青春ものといった感じで、笑えるところとシリアスなところのバランスやメリハリも実に絶妙だと思います。{/netabare}

また、メインの4人の女の子たちは中学生ということもあり、ある程度の年齢以上の視聴者からみれば「オイちょっと待て、なんだよそれ!」というような幼稚で直情的な言動、非常識な振る舞いも多々あります(もちろんそのままではなく、彼女たちはお話の中で少しずつ成長します)が、逆にそういうところをきちんと描いている本作には「虚構の中のリアリティ」を感じます。
私にとって中学時代は、古いアルバムの中に隠れた思い出になってしまいましたが(元ネタわかる方だけ笑ってやってください♪ 苦笑)、4人の女の子のドタバタや失敗、生き生きと動き回る姿を観ていると、ほんの一瞬だけあの頃の輝き(いや、そんなに輝いてませんでしたね・・・涙)を取り戻せるような気持ちになりました。
ですから本作は、現在進行形の中学生諸君が観れば、いろいろと同世代の共感を持ちながら楽しく視聴できると思いますが、いっぽうで過去に中学生だった大人の方々が観て、ノスタルジックな思いに静かにひたるという味わい方も十分ありだと思います。

ところで、この作品は大人気声優ユニット「スフィア」(寿美菜子さん・高垣彩陽さん・戸松遥さん・豊崎愛生さん)が、メインキャラの4人の女の子の声を当てているということで、そういった話題性もあります。
私はとくにスフィアの大ファンというわけではありませんが(CDは何枚か持ってます)、メンバーの声優さんたちが活躍するアニメ作品はいろいろと観ているので、みなさんが一堂に集結してメインキャラの声を務めるというのはそれだけで興味がわきました。
メイン登場人物の4人の女の子のビジュアルも、声を当てるそれぞれの声優さんのイメージを元に作られたらしいです・・・なるほど、そう言われてみればそんな感じがしますね^^
でも、スフィア全員をずらりと揃えたということだけに注目して本作を評価しまうのは、非常にもったいないことだと私は思います。
スフィアファンの方はメンバー全員がメインキャラのCVに勢揃いしたという、まさに奇跡のような幸せを味わいながら物語の良さを味わい、またとりたててそうでない方は物語の良さにどっぷりはまりながら、スフィアのみなさんの声優としての演技力の高さ{netabare}(第4話で人格が入れ替わったときの演技はさすがの一言!){/netabare}も味わう・・・本作は、そういったぜいたくな楽しみ方が可能な作品ではないかと私は思います。

レビューを書いていたら、また下田に行きたくなってしまいました・・・でも遠いので、なかなか行けないですね(涙)。
行きたくても行けないもやもやが出てきたら、『夏色キセキ』を観てなつかしんだり、行ったつもりになったりしようと思います^^

追記:
挿入歌で、フォークソング界のレジェンド・吉田拓郎さんの往年の名曲『夏休み』と、ジャパニーズロックのパイオニアである故・大瀧詠一さんのソロ曲『空飛ぶくじら』(知る人ぞ知る?名曲)がのカバーが聴けたのは、その時代の音楽が大好きな私にとっては予期せぬご褒美でしたね☆
これは制作スタッフさんの趣味でしょうか・・・実にナイスなセンスですね♪

投稿 : 2015/04/18
閲覧 : 326
サンキュー:

8

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:途中で断念した

よくあるやつやん

どの作品でも似たようなことやってる感じ。
作画とかはキレイに出来てるけどイマイチ、岩から空に昇ってくのとか意味分からん・・・
スフィアは良いグループだと思うんですけどね、
あと夏海ちゃんキュアブラックにしか見えなかった。

投稿 : 2015/04/14
閲覧 : 346

ichinana さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

"人気"だけ揃えても「人気アニメ」は作れない・・・

私のレビューとしては珍しく辛口です。
静岡県下田市を舞台にした"人気"声優ユニットスフィア・・・じゃなかった女子中学生4人組による、超常ドタバタコメディ。日本を代表する"人気"アニメ制作会社サンライズが手がけました。あれ??どうしたんですかサンライズさん。ロボがいませんよロボが・・・やはり"人気"の潮流は燃えじゃなくて萌えなのか・・・・

お話はあやひーの転校が一連の騒動のきっかけ。彼女に全く非はなく、4人の中で一番の常識人であることを考えるとなかなか不憫な子です。
そこからは毎話毎話、使い古されたトンデモストーリーの雨あられ。スフィア好きはいいかもしれませんが、それ以外の人たちの置いてきぼり感がハンパない。多感な年頃である中学生特有の感性を描きたかったのでしょうけど、イマイチ共感しづらいんですよね~。サンライズ×スフィアという組み合わせの悪さがモロに出たような気がします。まぁぶっちゃけスフィアPVアニメですのでしょうがないですわな・・・

下田市を聖地に選んだことも不幸でした。伊豆半島は日本でも屈指の"人気"観光スポット。しかし失敗とは言いませんが聖地興業としても成功した部類には入らないでしょう。
そもそも静岡は県自体がアニメ業界への参加に消極的。政令指定都市を2つ有する県とは思えないほどのアニメ放映数の少なさ。アニヲタにとっては非常に生きづらい土壌です。それでも以前は静岡東部ではケーブルTVで東京波放送が見れたのですが、地デジ移行に伴いまさかの東京波の送受信を中止。同じマンションのヲタ友と放送継続を求める署名活動を行いましたが、ほかの住人は「え?別にいいよ。静岡チャンネルだけで」・・・・・。何この絶望感・・・・。 という風土ですので、アニメのタイアップが成功するはずもありません。伊豆急下田のラッピング電車に乗りに行った時の駅員のテンションの低さと私達ヲタへの冷たい視線はホントしんどかった・・・静岡でヲタが市民権を得るにはまだ当分の時間が掛かりそうです。

制作サイドの色々な思惑がどちらかというと悪い方向へと結実してしまった本作品。内容的に悪くないのに評価が芳しくないのは、そういった"あざとさ"が見透かされたからかもしれません。

投稿 : 2015/03/31
閲覧 : 327
サンキュー:

3

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

成長する少女達の夏

 リアルタイム放映時はなんだかんだ言って、キャスティングが売りだった印象の作品。
 スフィアが全員参加した作品自体はこの作品以前にも幾つかあったが、4人がメイン
キャストという作品はこれが初めてだったんじゃないかな。違っていたらごめんなさい。
 キャラによって本気度は異なるが、アイドル志望の女の子達の話だけに歌のシーンが
多かった。ただ中学生というキャラ設定ゆえに、普段のスフィアより幼い歌い方をしている
のが面白かった。

 昔、何かで知ったのだが、4人の主要キャラを作る方法論の一つとしてまず二の線と
三の線のグループに分ける。
 二の線は便宜上の言葉で、ここでのキーワードは真面目、オーソドックス、正統派、まとめ
役など。
 三の線の方のキーワードは変人、おかしい、異端、いじられ役など。
 この二つのグループを更に動と静に分ける。
 作品にもよるが、二の線の動が熱血漢主人公タイプなら、静はクールなタイプとか。
 逆に二の線の静が温厚な主人公タイプなら、動が暴走気味のキャラとか。
 三の線はコメディ担当が多く、動がムードメーカーだったり、トラブルメーカーだったり。
静の方は癒し系だったり、天然系の不思議ちゃんだったり。
 で、この作品で当てはめると、二の線の動が逢沢 夏海、二の線の静が水越 紗季、三の線の
動が花木 優香、三の線の静が環 凛子になるのかな。この辺のキャラの描き分けはよくできて
いるなという印象。
 立ち位置的には夏海と紗季が主役なのだろうが、実質的に話を動かしているのは優香という
印象で、各話のキーとなるトラブルを巻き起こしたり、イベントを企画したりするのは彼女で
あることが多い。
 ただそれだけでなく、夏海がその場の感情に支配されて全体が見えなくなったり、紗季が
比較的客観的に物事が見えるゆえに、逆に既成概念に囚われてしまうことがある中、一見
お調子ものであまり物を考えていない優香が、本質的部分を押さえていたりする。

 ストーリー的には1話、もしくは2話ごとに御石様の力で起きる不思議な奇跡による
ドタバタがメインだが、単なるコメディで終わらずに、この経験によって少女達が少しづつ
人間的成長をしている感じ。
 ここで起きる奇跡は人格入れ替わり、二人のキャラのくっつき、一人のキャラの分裂、
透明化、タイムリープ、時間の巻き戻しによるリセットなど、既存の過去作品によく見られた
もので、斬新さはないもののある種の安定感は感じる。

 ストーリー全体を通してのキーポイントは紗季が転校してしまうということ。おそらく
今まで大きな問題もなく過ごしてきた彼女達にとって、ずっと一緒だった4人組の一人が
欠けてしまうということが初めての大きな障害だったはずで、この問題に対して人間的成長を
遂げて、それを克服していく過程がよく描かれている。
 全体を通してみると、様々な奇跡自体がこの問題に対処するために御石様が起こした
ものかと思えてくる。

 何かを学んでいく少女達の姿は微笑ましいし、応援もしたくなる。
 ただ、こういった巻き起こる事象を通して、成長していくパターンは「プリキュア」
シリーズなどに通じるものがあるが、ああいった作品はその作品を見ることによって
視聴者にも何かを学んでほしいという意図を持ち、メイン視聴ターゲット層に小さな女の子を
想定しており、そういう意味ではこの作品は深夜アニメとしては場にそぐわない印象があった。

 あと時折作画がひどくて、結構キャラの顔が崩れたりしていたなあ。

投稿 : 2015/03/08
閲覧 : 280
サンキュー:

3

ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

下田を舞台にした少女達のジュブナイルファンタジー

静岡県下田市の女子中学生4人が、ひと夏の間に色々なフシギ体験をしながら成長していく、ジュブナイルファンタジー。
スフィア(声優ユニット。寿美菜子さん、高垣彩陽さん、戸松遥さん、豊崎愛生さん)とローソンのタイアップ宣伝作品という側面もありますが、爽やかな青春ストーリーとして中々の佳作です。

リアルタイム放送時、作画が崩れていた事、上記タイアップへの反感?もあってか、些か評価で損をしている印象。
2014年の再放送版では作画か改善されているので、特に不満は無いです。


{netabare}『物語』
幼い頃からいつも一緒だった仲良し4人組であったが、中学2年の夏休み前に夏海(なつみ)と紗季(サキ)が大喧嘩。
実は紗季はもうじき転校する事が決まっており、その辛さがわだかまりとなっていた。
優香(ユカ)と凛子は二人を仲直りさせる為に御石様(おいしさま)という御神体?に二人を呼び出し一緒に空を飛びたいと願うと…
なんと、その願いが叶って、その日以来彼女達にフシギなキセキが起こるのだった!

…いきなり大喧嘩からスタートするので女の子の日常系萌えを期待していると面食らいますが、そこからすぐにキセキ体験→仲直りに至るので導入としては良い感じ。
サキが転校してしまう、4人が一緒に居られるのは、この一夏の間だけ。
その切ないタイムリミットが本作の本筋になっていき、その合間に毎話御石様によるフシギ体験でドタバタ劇が繰り広げられる。
その過程での少女達の成長と絆が本作の見所でしょうか。
※序盤に少女間で転校絡みでケンカ、2014年秋の「天体のメソッド」でもありましたねぇ。
本作の方が、全体のストーリーに効果的に活かされていた印象です。

フシギ体験は身体がくっ付いたり、入れ替わったり、透明になったり等々。
「ココロコネクト」と同系列の作風か。
放送時期は本作の方が1期早いです。とはいえこの手の展開は結構王道ではありますけど。
古くは「時をかける少女」、ジュブナイルファンタジーです。
毎話ドタバタとフシギ体験しつつ、きちんとテーマがある。
女子中学生らしい感性で時に恋愛したり、時に寂しかったり、悩んだり。
4人それぞれのほんの少しの成長が丁寧に描かれていて、好感が持てるストーリーでした。

8話でサキの引っ越し先(東京都だが離島)に4人で旅行に行くエピソードからが後半、寂しさや色々な感情が交錯するが…
1話から色々なキセキ体験を経てのそれぞれの成長が分かります。
終盤はまさかのエンドレスエイト…?
彼女たちの選択はベタではありますが、王道で爽やかなラストでした。

総じて
名作級には届かないが、少女達のひと夏の成長を丁寧に描き切った良作です。
NHK教育で放送されても遜色ないようなジュブナイルでした。
スフィアやローソンの宣伝作品という色眼鏡で切り捨てるには勿体ないです。


『作画』
本放送時、キャラ作画が不安定だったのが評価を下げてしまった。
が、再放送では改善されていて特に不満は無いです。
キャラデザは無難な印象だが4人とも可愛い。
(この無難さが何となくNHKアニメめいて見えた。実際違いますけど)
下田の風景描写が中々綺麗、御当地に行ってみたい魅力もあり。

『声優』
本作のセールスポイントであるスフィアが安定感ある好演。
他にも割と豪華声優です。
抜きん出て凄い名演とまではいかないが、安定してます。

『音楽』
本作一番の褒め所。
スフィアが歌うOP「Non stop road」、ED「明日への帰り道」どちらも素晴らしい良曲かつ主題にもベストマッチしている。
OPはサビが伸びやかで思わず気分が高揚してくる、EDはサキの転校もあって切なさとそれでも希望と夢がしっかり伝わってくる。
本編は佳作の域を出ない感じですが、主題歌補正で本編も良作に思えてきます。
挿入歌もナイス♪

『キャラ』
夏海、紗季、優香、凛子4人とも等身大の女子中学生らしさが可愛かった。
優香がトラブルメーカーというかトリックスターとなってお話を引っ張っていた感。
ユカちゃん、アホの子に見えますが、案外一番空気読めて友達想いの優しい子でした。
凛子が萌え的には一番可愛い。優香と凛子は少し百合っぽい萌え♪(見方が邪なだけですが)w
転校してしまう紗季がメインヒロインポジ、夏海が主人公な感じでした。

『追記』仲の良い友達との別れは子供にとっては一大事
私事ですが私の親も転勤族で、私も何度か転校して、仲の良い友達と別れる寂しさ経験しております。
なので、作中の紗季の心情が良く分かる気がします。
すぐに会いにいける距離とか関係ない。子供にとっては離島は遠いですよ。
幼いセカイで一緒が当たり前だった友達と会えなくなる…
寂しいですねぇ。でも、それでも人は成長していくものです…。{/netabare}

投稿 : 2015/03/05
閲覧 : 405
サンキュー:

40

ネタバレ

OZ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

かけがえのないひと夏のキセキ

キャラクターデザインが好みなので
再放送をきっかけに観てみる事にした

■かけがえのないひと夏のキセキ■
静岡県 下田市を舞台に
アイドルを夢見る仲良し女子中学生4人組が
非日常的体験を通じて
絆を深めていくひと夏の物語『夏色キセキ』

パッと見は女の子達による
よくある学園日常系かと思いきや
第1話から空を飛んでみせたりと
現実離れした予想外の幕開けでスタート。

斜め上いくぶっ飛んだ展開は
少々困惑気味に「何だコレ?」と
早くも視聴者が絞られそうなノリである。

願い事を叶えてくれる御石様と呼ばれた
岩の様な大きな石が起こす奇跡
「空を飛ぶ」「身体が入れ替わる」「同じ人物が二人に分裂する」等
不思議な現象を中心とした
ドタバタコメディの序盤から
中盤以降は離れ行く友への友情を軸に
テンポ良く構成されている。

中でも夏海が二人に分裂する
第6話「夏海のダブルス」は完成度が高く
もっとも評価したいエピソードだ。

分裂ネタでは鉄板のコメディネタを広げつつ
"自分自身がもう一人の自分を見ると どこが欠けているのか?"
起きた現象を投げっぱなしにしておらず
魅せたい部分がちゃんと描かれていたのは好印象。

主に評価したい点は
メインキャラクター4人共が立っていた事である。

キャラクター主体の作品なので
当たり前と言えば当たり前であるけれど
その"当たり前"がしっかり練られてあると
個性に加えて厚みが増してくるもの。

夏海も紗季も優香も凛子も
長所短所が過去の回想と上手く絡まり
丁寧に描写されている為
回を追う毎に成長を感じられるのだ。

大人になればなる程
積み重ねた記憶は彼方へと霞んでいく。
彼女達の過ごしたかけがえのないひと夏の思い出こそが
まさにキセキと呼べるものなのかもしれない。

■色々と惜しい!■
上では評価したい点を挙げたが
ここからは反対に惜しい!と感じた点を2つ。

まず一つ目は「作画」
背景は凝っているものの
キャラクターについては前半から良いと言えず
後半へ進むつれて徐々に粗さが目立つ。

崩れる程まではいかないけれど
成長過程や心情が巧妙に描かれているのに対し
可愛さの面はおざなりとなってしまっている。

一定のクオリティが保たれていたなら
もっと可愛さを感じられただろう。
全体を通して作画の安定感が欠けていたのは勿体無い。

二つ目は「御石様の存在」
主人公達が願いを想う事で
奇跡を叶えてくれる
今作品のキーワード的存在である。

しかし 引っ掛かるのは
"下田に祀られている御石様"に限らず
奇跡が起こせてしまう事。

第9話に出てくる八丈島の旅館浴場にあった石や
第11話で出てきた東京の神社にある石でも同様の奇跡が起き
最後まで明かされる事なく「御石様の親戚」と
何とも曖昧なまま片付けられる。

こうなってしまうと
奇跡の特別感が半減してしまい
下田で生まれ育った彼女達であろうが誰であろうが
奇跡を起こす者自体は関係無くなり
単に"御石様が特別"と
キセキの意味合いが異なってしまうのだ。

幼少の頃から下田で過ごした彼女達だからこそ
起こし得た奇跡だと観ていたので
一体 御石様とは何なのか?
何かしらの形でも示してもらいたかったものである。

面白くなる可能性が
随所に感じられるだけに
以上の2点が非常に惜しい印象であった。

■あとがき■
中盤までは微妙だったけれど
紗季の転校が現実味を帯びてくる終盤辺りから
続きが気になる全12話でした。

特に最終回のラストシーンは
さっぱりとして
気持ちの良い締め方だったよ。

夏海 紗季 優香 凛子の4人が
御石様を囲んで手を繋ぎ
「いつまでもずっと 4人が友達でいられますように!」と
最後の願いを口にする場面は
何時までも同じ環境のままいられる事はなく
少女達が大人への第一歩を踏み始めた様で
刹那的な純粋さを含む台詞には
懐かしくも羨ましくて
思わずグッときてしまったね。

ところで 戸松 遥さん演じる花木 優香は
スカートめくりをしたりバットを持っていたら
とある学園都市に登場する
某キャラクターと似ていたのが印象的(笑)

荒削りながら題材に沿っていて
完成はされていましたが
まだまだ良くなる可能性を秘めた
佳作と言ったところに落ち着く作品でした。

満足度 ★★★★★★☆☆☆☆ (6)

投稿 : 2015/02/16
閲覧 : 492
サンキュー:

43

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ひと夏のキセキ(*´▽`*)

幼馴染である4人の女子中学生が経験する
不可思議な一夏を描いたオリジナルアニメ。
全12話。


タイトルにもあるように彼女達に起こる
「奇跡」が主題となっているこのアニメ。
ただ、それだけではなく、彼女達が今まで歩できた
そして歩むであろう「軌跡」を想起させるような
側面を持つストーリーになっていると思います。
意外に深くてびっくりw

基本的には女子中学生の青春もの。
日常、夢、あこがれ、悩み、恋といった
この年代の等身大の姿をしっかりと描いており
懐かしむと共に共感できる点が多かったですw

しかし、この作品の最大の特徴は「スフィア」
「スフィアによるスフィアのためのスフィアアニメ」
であるというところ。 間違いなくコレw

寿美菜子、高垣彩陽、戸松遥、豊崎愛生の4人で
結成さられた声優ユニット「スフィア」
皆さんそれぞれに朝から深夜まで沢山の作品で
活躍されている人気声優ですね(・∀・)/″
おいらも決して嫌いではありませんw

ただ、声優ユニットありきの作品に些か抵抗感を
感じながらの視聴に……
が、途中から全然ヘーキw 普通に楽しんでましたw
内容さえしっかりしてればOKって事ですかねww


まぁ、良くも悪くも「スフィア」のための作品。
彼女達のファンにとっては見逃せないアニメかと。
当然、その逆も然りだと思いますが(;´∀`)

トータルは無難にまとまった作品という評価です。
声優なんて気にしないという方には
彼女達の成長を青春物語を楽しんで頂ければと。




《キャスト》
逢沢 夏海(CV.寿美菜子)
水越 紗季(CV.高垣彩陽)
花木 優香(CV.戸松遥)
環 凛子(CV.豊崎愛生)



《主題歌》
OP
『Non stop road』/スフィア
ED
『明日への帰り道』/スフィア

投稿 : 2015/02/14
閲覧 : 730
サンキュー:

50

ネタバレ

boiler さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ん。

ほんのちょっと前にMXあたりで再放送してるのを観て思い出したので一応。
再放送冬だったけど夏にした方が絶対いいよね。

夏色キセキ

不思議な石とであった4人の女の子のお話。
全体や各回に色んなテーマがあり、それを踏まえて女の子たちが
成長していくストーリーです。


個人的に中盤あたりにあった
好きな人の好きな人になりすまして好きな人とデートする(ややこしい)
話が良かったです。

不思議な意志の力で好きな人の好きな人と中身だけ入れ替わって
好きな人とデートに行き楽しい思いをするのですが、結局好きな人が見ているのは自分ではなく、自分が入れ替わった人自信なのだと気が付いたシーンが今でも心に残っています。

外見は変わっていないので当然といえば当然ですが、そういった気づきのシーンが良かったので心に残っています。
気付くという事が成長につながりますからね。

あと蛇足ですがスフィアの歌うOPも良かったと思います、


気になったら観てみても良いかもしれません。
あー日本語って難し。

投稿 : 2015/02/08
閲覧 : 222
サンキュー:

5

ネタバレ

うらキング さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

意外と、あなたの街にもあるかもよ?

BS11の再放送で初めて見ましたが…

簡単に言えば
夏休みの思い出作りのお話です。

その思い出ってのが奇跡的…いや、
キセキ的な出来事の連続です。

どんなキセキかは見てのお楽しみ。
って事でここでは書きませんが・・・


主役の4人が純粋で眩しいです。

疲れたオッサンには眩し過ぎて
失明しちゃいそうなくらい純粋です。


主役の4人が綺麗で爽やかです。

ギャグとか
笑わせようと発言する台詞とか
何から何まで綺麗で爽やかです。

大人のギャグを知っている
汚れたオッサンには綺麗過ぎて
胸が焼けるように辛い爽やかさです。


自分にも
こんな時代があったのだろうか…


...無ぇな。



個人的には10話が好きですね。

まさかのそっちが来る系?!って感じで^^



つーか{netabare}御石様、東京にもあったんだね…{/netabare}

もしかしたら私の住む町にもあるかも?

{netabare}
まぁ、オッサン同級生が4人で
神社の石にお祈りなんてしてたら
間違いなく通報されますがね(笑)
{/netabare}

投稿 : 2015/02/04
閲覧 : 351
サンキュー:

10

ネタバレ

♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

友達って良いなと思いました(つ﹏<)・゚。

BS11で再放送していて,タイトルも青春っぽかったので観てみました。
観終わったのがこの季節って…。夏に観れば良かったかも(^-^;

女子中学生4人の夏休みを描いた物語です☆
4人は親友でいつも一緒だったのに紗季という子が引っ越すことになってしまって,離れ離れになるまでに不思議なことが起こってそれによって友情を深めていくって感じのお話。

まずそれぞれのキャラクター。
夏海はテニス部に所属する元気でボーイッシュな女の子です。弟がいます。正義感が強いのにお化けが苦手。
紗季は4人の中で1番大人で女らしい子です。夏海と同じテニス部所属でペアを組んでます。勉強も出来てしっかり者。転校が決まってます。
優香は天真爛漫な女の子。4人の中では1番子供っぽいけれど,ムードメーカーでもあります。旅館の娘でお手伝いが大嫌い。
凛子は大人しい女の子です。言葉数も少ないようだけど,優香のことが大好き。運動は苦手なようです。神社の娘です。
あたしは優香が1番好きでした。でも,ダンスの練習しようよ(笑)。

キャラデザは嫌いではないんですが,身体が華奢すぎませんか?
顔より胴体の方が細いというか…。
中学生だからあれでいいのかなぁ。
作画が不安定なところも気になりました。

ストーリーは御石様という神社にある岩が4人の願いを変な形で叶えるという…。
1話ごとにその願いによって起こった不思議な出来事を解消していくんです。
御石様の力は4人が望む形では叶えてもらえないことがほとんどで,その願いのもとになったことを解決することで御石様の力によるものが消えるのです。
お話自体はシンプルで深みのない感じで気楽に観れるものですが,紗季が引っ越しちゃうのはほんとに悲しいです(>_<。)
あたしもテニス部だったのもあり,友達のことを思い浮かべたり,彼女たちに感情移入したりしちゃいました。。。
{netabare}夏海は紗季の隣の家で窓を開ければ紗季の部屋があって…っていう仲なのに,「引っ越しが終わったらわたしの部屋,窓から空き部屋しか見えなくなっちゃう。」っていう夏海のセリフは自分も夏海の気持ちになって悲しくなってしまいました。
逆に紗季の立場になって1人だけ離れて行かなくちゃならない気持ちを考えたらとても切なくなりました。
第8話の船での紗季のセリフ。「今回は旅行だけど,次行く時は引っ越しなんだって思っただけ…。」。あのシーンの時,あたしも紗季の気持ちになって同じことを考えていたのです。あと,「引っ越しでまたこの旅行のことを思い出すんだろうなぁ。」とも思いました。 {/netabare}
ただ,切ないストーリーなだけにアイドル要素要る!?って思いましたけどね(-_-)

OP&EDは良いですね!!
特にEDは切ない感じでとても好きになりました。
“放課後は永遠みたいにサヨナラをごまかしてたね”っていう歌詞はほんとにそのとおりだなと…。
終わりがくるのは知っているはずなのに,その時はこれがずーっと続くような気がしていたんですよね。。
高校生の時いつも放課後友達と机を合わせて一緒に勉強してたことを思い出しちゃいました。
良い曲だと思ったら「secret base~君がくれたもの~」の作曲者なんですね!!
なるほどです★

気になったのは,せっかく4人組なのに2人2人に分かれがちなこと。
3人のことを平等に友達と思っている感じにしてほしかったな。
細かいとこを言えば,テニス部(コート屋外)なのに色白過ぎ!!
現実であの色白具合だと相当練習してない(〃゚д゚;A
あと,最終話が駆け足なのが残念でした。。

投稿 : 2015/01/17
閲覧 : 442
サンキュー:

10

ネタバレ

くかす さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

感想

不思議な力を持つ石を使う仲良し女子の話

仲良し女子の中の一人が転校しちゃうってことで
その前にいろいろな思い出っぽいことをつくる作品です

物語は不思議な石を使って増えたり入れ替わったりくっついたりと
けっこう面白い展開が多く
ラストもまとまっていて綺麗で面白かったです

投稿 : 2015/01/06
閲覧 : 265
サンキュー:

9

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

ベストオブ“片手間で観るにはちょうどいいアニメ”

再放送なので、あらすじなどは割愛します。

なんというか、めっちゃ面白いわけでもないけど、つまらないこともない
という感じ。石の神通力?とか、けっこう乱暴な設定ですが、まあ普通に
中学生女子の夏休みってところです。

真剣に1秒たりとも目が離せない、一言のセリフも聞き逃せないといった
緊張感のある作品ではないので、家事をしながら片手間に観るには最適。
作画も釘付けになるほど魅力あるわけでもないので、流し見でちょうどいい
かなってところですw

ただ、その片手間で見ていると、どうしても主人公の声が「けいおん!」の
紬にしか聞こえなくて(当たり前だけど)。

スフィア好きなら必見ではないでしょうか。
僕はそこまでではないけど。

-------------------最終話視聴後、感想です。

まあ、うんw
なーんも考えずに観るならいいでしょうね、これはw
そのぶん、なんの感慨も残らない作品でした。
いや、まあつまらなくはないですよ、それなりに。

投稿 : 2014/12/24
閲覧 : 295
サンキュー:

3

イリデスセンス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ひとなつの思い出

子どもの頃から仲良しの四人組。

一人が転校することを理由に仲違いしてるところからスタート。
そして仲直り→思い出作りをするお話し。

御石様がどんな願いも叶えてくれるので
話の展開に限りがないので面白かったです。

投稿 : 2014/12/22
閲覧 : 212
サンキュー:

3

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

神社パワー炸裂

静岡県下田市が舞台のご当地アニメ

仲良し4人の一夏の永遠に忘れない思い出物語

エンドレスエイトの再来かと思ったよ

4人はずっと仲良しだね。

投稿 : 2014/12/20
閲覧 : 264

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

再放送で久しぶりに視聴、爽やかでちょっと切ない良作

以前に観たときからお気に入りに入れていた作品ですが、久しぶりに再放送で観て、改めて本当に良いアニメだなあと再認識しました。
伊豆の下田に暮らす仲良しの女子中学生4人、そのうちの1人が親の仕事の都合で夏休み終わりに遠くへ引越してしまう、それまでに残された時間の中で4人がさまざまな不思議な出来事を通して絆を深め、ちょっと人間的に成長していくお話。
1つ1つの個別のエピソードと、引越しでの別れがせまっているという大きなストーリーとが、上手く繋がっていたと思います。
最初に観たときは、まだどんな内容だかわからない段階での1話でいきなり喧嘩する場面から始まったり、2話で町を走る場面がやたら長いことに戸惑いましたが、2度目に観るとそのあたりも普通に楽しめました。
メインのキャラは4人だけなので、個性を丁寧に描けています。声の演技も、特にお調子者の優香のウザさなど、とても良かったと思います。
全体的な雰囲気は、深夜アニメ的な萌え要素もありつつ、朝や夕方に放送している子供向け作品の平和っぽさというか健全さのようなものも少し感じられます。そういう意味では、ジャンルは違いますが最近の他のアニメでいうと、ファンタジスタドールやソウルイーターノット(これは平和でない部分もありますが)などが好きな人や、あるいはアイカツなど子供向けアニメの健全な雰囲気が好きな人には合うかもしれません。
また以前にも書きましたが、OP、EDともに曲が良いです。特にEDは、本編の内容にマッチしたちょっと切ない雰囲気があって印象に残ります。
最初の放送では作画は良くない部分がありましたが、再放送では修正してあったようなので、今から観る人には特に問題ないと思います。


↓↓↓以下、以前に書いた感想
1話、2話を観た時点では正直微妙かなと思いましたが、最後まで観て良かったです。
4人の女子中学生がひと夏に経験する、いくつもの超常現象を通して友情を深めるお話。
中盤以降は面白い回が続きます。
OP、EDともなかなか良曲。
タイアップ臭が強いからと食わず嫌いしてる人がいたらもったいない、爽やかな良作だと思います。

投稿 : 2014/12/20
閲覧 : 353
サンキュー:

32

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

☆爽やかなご当地アニメ

下田が舞台の女子校生のひと夏の日常を
を爽やかに描いた作品。


良かったのはスフィアの歌うオープニングと
エンディングです♪声優さんを目指す方々にも
スフィアは希望の星だと思います。私は良いと
思いました。(*^^*)


監督/水島精二

制作/サンライズ

OP 「 Non stop road 」

ED 「 明日への帰り道」


TBS 2012.4.7-6.30土曜2:25-2:55(全12話)


聖地☆下田



主観的評価(C)



追記欄_

投稿 : 2014/12/06
閲覧 : 232
サンキュー:

7

tao_hiro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ひと夏の不思議な出来事

仲良し4人娘たちが経験した
不思議な出来事を描く。

エピソードはどれも突飛なものでは
ないが、丁寧な作りで十分楽しく
安心して見る事ができる。

とにかく仲良し4人娘たちの会話に
癒される。

もっと評価されても良いのになぁ、と
思える佳作。

投稿 : 2014/08/09
閲覧 : 173
サンキュー:

10

Querl さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ひと夏の思い出×ファンタジー(*´・ω・)

静岡県下田市を背景に、小学校から仲のよい中学2年生の女の子4人組の一夏の青春を描いた物語。。。的な(*´・ω・)
ファンタジー的要素が、わたしにはちょっと微妙に思えてしまってあまり魅入る事が出来ませんでしたけど、お話に明確な軸があるわけでもないし4二人揃うと個性豊かでって感じるけど、一人ひとりは。。まぁ、それなりに個性豊かで楽しい部分もありますけど。。。(*´・ω・)
コメディ的な要素が中途半端なのかなぁ、、、振り幅が狭いというか仲良し4人組の一人が転校してしまう事がお話の軸になって物語が進んでいくのですけど、ファンタジーを言いましたけど、『御石様』にどちらかというと、振り回されている印象しかないんですよねw
まるで、ココロコネクトのような(*´・ω・)
終盤からラストも、ちょっと強引なカンジがしました(*´・ω・)

投稿 : 2014/08/08
閲覧 : 244
サンキュー:

3

おぬごん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.0 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

商業面のアピールばかりが先行

作品自体も平平凡凡で魅力に欠けていたが、
それより何より地域興し、ローソンとのタイアップ、スフィアの音楽…と商業的な側面があまりに目立ちすぎていた。
挙句の果てにラスト近くでヒロインが、当時発売したばかりのオランジーナを飲み始めた時は笑ったw

投稿 : 2014/08/01
閲覧 : 233
サンキュー:

0

ネタバレ

Dr.コトォ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

飾らない、そのまんまの青春

スフィアという声優ユニットから作られたアニメですね。

自分は声優に詳しくないのでよく分かりませんが、
このアニメは見ていてとても気分が落ち着いたし、心が温まりました。

舞台は伊豆の下田で、4人の女子中学生が近所のほこらにある
不思議な石にちょっとした願いを叶えてもらうという少しファンタジックな作品。

{netabare}
彼女たちはものすごく仲良しという訳ではなく、些細な事で
衝突したりまた仲直りしたりを繰り返します。
そしてひょんな事から、東京に出てきて
アイドルになるためのオーデションを受けることになります。

声優は確かに豪華ですが、作中の4人はとにかく飾らないところが印象的でした。

アイドルを目指すにしてもトップになりたいとかではない。
そんな覚悟をしてきている訳ではなく、
ただ4人で少しでも長く過ごしたい。離れたくない。
打算の無い素直な感情を吐露する彼女たちを見ると胸が熱くなったし、
涙が出そうになったシーンもありました。
{/netabare}

アイドル路線を売りにする作品は数あれど、
着色して誇張することなく着飾ることもなく、
ただ等身大の青春を映し出していたこのアニメが、自分には合っていましたね。

またこういうアニメが見てみたい。

投稿 : 2014/06/29
閲覧 : 212
サンキュー:

12

はまち さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

夏らしい感じが結構好き。ストーリーはつまらん

 この作品は勿論「夏」のお話です。

 静岡県にある下田市っていうところが舞台で背景に町の風景が出てくるのですがそれがまた「さわやかな夏って感じ」でなんかワクワクしました。
 しかし作画は残念なことに崩壊することが多いです。
 

 キャラクターに関してですが、キャラ同士の心のすれ違いとかが中学生ぽくてリアルな感じがして、いいなと思いましたがキャラ自体には別に魅力は感じなかった。


 こんなキャラにすら魅力のない作品でしたが僕はこの作品が割と気に行ってます。夏って感じが全面に出ているからです。なんか楽しいことが起こりそうな夏って感じです。

 また見返そうとは思いませんが

投稿 : 2014/06/24
閲覧 : 196
サンキュー:

0

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

全12話+短編番外編1話
2012年4月~2012年6月放送

投稿 : 2014/06/05
閲覧 : 185

コカコーク さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

スフィア

スフィアが好きかどうかで全てが決まるアニメ。

投稿 : 2014/05/07
閲覧 : 198
サンキュー:

0

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

いつまでも忘れない夏。ひと夏のキセキ。

声優ユニット・スフィアの4人(寿美菜子、高垣彩陽、戸松遥、豊崎愛生)を主役にしたアニメ。

キャラデザもスフィアの4人の特徴を踏まえているんだとか。
主題歌もスフィア、主要キャラ4人の声優もスフィアです。

全12話。(+短編番外編1話。)


●ストーリー
中学2年生の女の子4人。昔からの仲良し4人組。

神社にある「御石様(おいしさま)」は、小学生のときにお願いごとをした神社の石。

4人が一緒に同じことを願うと願いが叶うと信じていた石。
この石が、4人にひと夏のキセキをくれる…。


仲良しの女の子4人と、願いが叶う御石様の不思議な力。
そんなひと夏の思い出。

御石様が願いを叶えるのは気まぐれだし、ちょっとひねくれた叶え方をしています(笑)

ストーリーは微妙かなあ…と初めは思っていたけど、見続けると好きになりました^^

ひと夏のキセキは、御石様の力だけじゃない。4人の友情が起こす小さなキセキでもあります。

こんな、日常×キセキもいいね^^


●キャラクター
逢沢夏海(あいざわ なつみ)cv:寿美菜子
水越紗季(みずこし さき)cv:高垣彩陽
花木優香(はなき ゆか)cv:戸松遥
環凛子(たまき りんこ)cv:豊崎愛生

この4人が主要キャラです。

私はユカが1番好きかな^^
騒がしくてお調子者で、プレッシャーには弱い子です。笑

トラブルメーカーなので途中うっとうしく感じることもあったんだけど(笑)、なんせ4話の「ユカまっしぐら」がすごくよかったので^^

ああ、恋する乙女ってなんであんなにかわいいんだろ~(´∀`*)


●音楽
OP、ED、挿入歌、すべてスフィアが担当。
スフィアの音楽は好きなので、満足です^^

OP「Non stop road」は、爽やかなアップテンポの曲。ご機嫌な時に歌いたい曲です(笑)

ED「明日への帰り道」は、OPとはがらりと雰囲気が変わり、しっとり。
でもこの曲もすごく好きです^^

その他、挿入歌もスフィアらしい、アイドルらしい感じの曲ばかりでいい感じです♪

スフィアファンなら、見て損のない作品だと思います^^

投稿 : 2014/05/03
閲覧 : 268
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夏色キセキのストーリー・あらすじ

人気声優の4人組ユニット「スフィア」が、12年放送予定のオリジナルテレビアニメ「夏色キセキ」で主演を務めることが明らかになった。メンバー4人全員で主演を務めるのは初めてといい、監督は「機動戦士ガンダム00」の水島精二さんが務める。 スフィアは、寿美菜子さん、高垣彩陽さん、戸松遙さん、豊崎愛生さんの4人で09年2月に結成されたユニット。10年11月に日本武道館、今年4月に幕張メッセで単独ライブを行うなどパフォーマンスにも定評があり、7月には日本テレビで初の冠番組「スフィアクラブ」をスタートさせた。今回の「夏色キセキ」で、高垣さんは紗季(さき)役、寿さんが夏海(なつみ)役、戸松さんは優香(ゆか)役、豊崎さんは凛子(りんこ)役をそれぞれ演じる。(TVアニメ動画『夏色キセキ』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2012年春アニメ
制作会社
サンライズ
主題歌
≪OP≫スフィア『Non stop road』≪ED≫スフィア『明日への帰り道』

声優・キャラクター

高垣彩陽、寿美菜子、戸松遥、豊崎愛生、沢城みゆき、真堂圭、三木眞一郎、山崎和佳奈、長沢美樹、名塚佳織、子安武人、恒松あゆみ、宮野真守、鈴村健一、MAKO、斎藤千和、沼倉愛美、五十嵐裕美

スタッフ

キャラクター原案:左、 監督:水島精二、副監督:木村隆一、シリーズ構成:浦畑達彦、キャラクターデザイン:田中雄一

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