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「シムーン(TVアニメ動画)」

総合得点
62.2
感想・評価
114
棚に入れた
589
ランキング
4899
★★★★☆ 3.6 (114)
物語
3.7
作画
3.5
声優
3.5
音楽
3.7
キャラ
3.7

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シムーンの感想・評価はどうでしたか?

rtNBJ49126 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

世界観に引き込まれる

女の子がよくキスする描写があるので、百合もののアニメかと思いましたがそれは違い、メインテーマは少女から大人になるまでのモラトリアムを描いた作品でいた。

音楽もおしゃれですし、キャラデザも2023年時点でそこまで古さを感じさせないものなので一気に見ることができました。
内容はどちらかというと考えさせられるアニメで深い内容です。最近はこの手のアニメ少なくなっているので、興味のある方は是非

投稿 : 2023/08/22
閲覧 : 102
サンキュー:

1

ネタバレ

レトスぺマン さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

この作品は自分自身の心の目を優しくさせながら見ましょう

長文なので本文はネタバレで隠します。

{netabare}
西村純二氏の監督作品と聞いて皆さんは何を思い出すだろうか?
これを考えたときに本作と同じスタジオディーン作品であれば、「逮捕しちゃうぞ(TV版)」「今日からマ王!」。
そして2016年放送の「ばくおん!」といったところだろうか。
だから、私が思う西村純二氏は「コメディーを主体とした物語の演出がとても上手な監督」というイメージがまず始めにある。

しかし、そのコメディー作品に挟まれるようにして「true tears」「グラスリップ」といったいわゆるP.A.WORKSでの作品は、上記に挙げたものとはかなり毛色の違う作品となっている。
そこに共通するのは「思春期特有の恋愛観や心の揺らぎ」を描いていることであり、登場人物周りのバックグラウンドのわかりにくさ、そしてある種のミスリードがある。
こちらは結果的には賛否両論に至ったが、それでも私としてはこのような作品も作れてしまうのだな、という驚きがあったわけだ。

では、その2作品の潮流の源とはなにか、と考えたときに「シムーン」の存在がかなり大きいだろうと勘の鋭い人であればすぐに想像することができただろう。
そして、作品から放たれる世界観、キャラクターの心理描写の格式の高さにおいては、その2作品と比較することは一概に難しいものの、頭一つ分以上抜きんでていた印象がある。

なのでこのレビューでは、本作品の「格式の高さ」についてなぜそう思えたのか理由を整理してみたい。

まず一つに「世界観の異常なまでの狭さ」が挙げられる。
一口に世界観といえども、なにを基準とするかによって解釈が異なってくるが、本作品においては、バックグラウンドにおける「緻密な設定」「楽しさ」が非常に少ない。
それは、その作中における仕組みの詳細や、謎の解明、癒し、ギャグの要素である。
これらがあることで、作品自体の奥行が増すこともあれば、エンターテイメントとしての昇華も期待できるわけだ。
特に女の子がいっぱいでてくるアニメ(=萌え的作品)においては、コメディだろうがシリアスだろうがこれらの要素がとても重要な役割を持つ。

萌え的作品の良さとは「キャラクターと会話がしやすい」ことなのだと思う。
例えば、上記の要素をベースに当該のキャラクターに「普段何をしているの?」「趣味は何?」「今抱えている悩みは何ですか?」と聞いたときにすぐに返答が返ってくる、あるいは返答が来やすい印象があるということだ。

ところが、「シムーン」のキャラクターにこういった質問を投げかけても、相手が言葉に詰まってしまう、あるいは返答が全く返ってこないことがザラにあり、期待している視聴者を困惑させてしまう。

それは、舞台装置が「戦争」となっていることや性別を選択しなければならないという閉塞感や義務感そのものであり、もし、この世界に自分が入ったとするならば、息が詰まるような生活の苦しさがあることが想像できる。

だから、本作品をどのようにすれば楽しめるのか、となったときにその「息が詰まる」ような環境に身を寄せるキャラクターの気持ちになって視聴することで、初めてこの作品の入り口に立てるわけだ。
だから、難解な専門用語を理解することで世界観の広がりを感じる、というのが実は外れ。

そんなミスリードをさせるところにキャラクターの持つ複雑な乙女心や心理描写が重なる気もしなくないが、
「頭で考える」のではなくしっかりと「心の目で優しく視聴しなければならない」ところにミニマルな世界観からの格式の高さが伺えるのだ。

もう一つは「自分の中の何かが呼び覚まされる感覚に陥った」ことだ。
これについては、本作品がモラトリアムや性という普遍的なテーマを元に制作されているからではある。
もちろん、作中において(儀礼的な)キスや女性同士で媾ったことを示す描写があるのは事実だが、物語の本質として「大人になることによって得るもの失うもの」があるのではないかと思える。

それらを単純に考えたときに「自身の可能性」「選択の自由」「型にはまらない」といったワードが頭を過るが、そこに対してある種の制限を持ってくることで、大人になることへの不安を映し出し、さらには作中で起こる戦争によって、悲劇そのものがより際立つわけだ。

特に「性別の選択」においてはこれらを包括する象徴的なテーマであるとも思えるし、無理矢理な設定の中にも「誰もが経験しうることがしっかりと投影されている」部分が本作品の素晴らしいところだろう。

物語の結末を言ってしまえば、登場人物の大半が性別を選択したが、主役カップルであるアーエルとネヴィリルは性別を選択せず、永遠の少女のまま国を後にし、旅立つというものである。
ただ、これも「大人にならなかった」というよりは「大人にならないこと」の延長線上。
つまり、どこにも属さずに、自分達から始まる新しい世界を切り開いたとも言えそうで、これも一つのアイデンティティの確立(=大人になったことと同義)のようにも思える。
これらを見たときに、私が感じたのは【自分自身が成人する前に「何を思っていたのか?」「何を考えていたのか?」】というものであり、これが「何かが呼び覚まされる感覚」になったのだとも思う。
また、本作品の世界観を知ることは、自分自身を知ることにも繋がるような気がしてならず、改めて作品の持つテーマの奥深さを知ることになったわけだ。

本作品は見かけの上では、ストーリーが難解であり、視聴者にもある種の負荷がかかるものとなっている。
そこで投げ出してしまうことは勿体ないのだが、確かに作りの部分については不親切であるし、視聴中断となってしまうのも致し方がないと思える。

そして、先述のように監督が多く手掛けてきた作品や萌え的なキャラクター像からは想像できない物語が展開されるが、こういった裏切りと真面目さが両立する世界を良いと思えるかどうかは視聴者によって異なってくるのだと思う。

ただ、その裏切りと真面目さをかいくぐった先で自分なりに得られたものは、
広い草原の中で太鳳やかに花を摘む子供の姿そのものであり、これがよく言われる「美しさ」の一つなのかな、と思うと視聴したことがとても良いものであったと感じるのだ。

できれば、アニメよりも小説といった文字の世界でじっくり味わってみたい一作である。
{/netabare}

投稿 : 2023/06/24
閲覧 : 163
サンキュー:

2

OK! さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

誰にでも少女の時代があった。そんな世界。

心の何処かに大人になりたくないと思う気持ちがある少女達の物語。
物語の主軸は「モラトリアム」をそれぞれの少女達がいつまで過ごすか、いかにして過ごすかというものです。
その舞台として戦争が使われています。
独特の世界観と心地よい音楽に引き込まれました。

2020/12/12 終了

投稿 : 2020/12/12
閲覧 : 256
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1

ウィラード さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

百合ってるロボ作品

百合ロボット作品ですね
成人になるまでは全員が性別女性という設定でして
成人の時に、性別を選べるわけです

最終回では今まで主役だったキャラ達が性別が変更されていますので
その変化の動向も面白いですね

ロボットを動かすには二人でペア組むんですが
キスしないと操縦出来ないんですよね 百合ってますよ

OP映像も2つのバージョンがありますね
後編のバージョンではロードレアモンさんの笑顔が見れます


後BL描写に見えますけど
男キャラがキスするシーン合ったと思います
でもあれは、性別が昔女性だったって事なんで
BLって訳じゃないんですよね

シムーンの設定で性別を変更したキャラがいるんで
そういう所に、物耽りながら見ると面白いです

投稿 : 2019/12/04
閲覧 : 414
サンキュー:

0

ネタバレ

みつぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

全26話

音楽だけは高得点をあげるけど

その他はストーリーの繋がりだけはちょっと良くて

結構戦争物の部分が多くて

敵は出てくるが敵のストーリーは全くなし

単調に攻撃隊が出てくるだけ

乗り物少女?二人じゃないと動かない先頭マシーンに乗って攻撃

いつの間にか敵も同じような機体を出してきて

劣勢になり条件付き和平交渉

性別を選んでない少女?たちが繰り広げるラブ?ストーリー

はっきり言って盛り上がりはないラストもいまいち

物語の裏側をわざと消して想像にお任せみたいな

あなたの想像力で楽しんでくださいみたいな構成

想像力の鈍い私には?ある意味想像力ありすぎて裏を読んでしまう?

低評価の作品なんだけどストーリーの繋がり構成がうまいのか

最後まで見てしまった

個人評価66点ちょっと不満

音楽だけは凄く良いね

投稿 : 2019/02/13
閲覧 : 468
サンキュー:

0

kabaj31 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

独特。

背景に流れる音楽。
カタツムリみたいな乗り物。
見た目はオッサン、声は女性な人々。
所々挟み込まれる、漫画のような静止画など。

リモネとドミヌーラの2人の関係がよかった。
あとマミーナもよかった。

投稿 : 2018/04/25
閲覧 : 420
サンキュー:

0

Dzxub85691 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

絶望するシーンがあるアニメ

栄枯転変

投稿 : 2017/08/08
閲覧 : 649
サンキュー:

0

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

3話まで視聴

オリジナルの固有名詞が多く、難解そうな印象。

ヒトは女として生まれ、17歳になると自分で男になるか女になるかを選べる。というか選ばなくてはいけない。兵士っぽいものになれば、それを選ぶのを猶予される。
その男女の選択により、ジェンダーロールだけではなく体つきや声も変わっていくようだ。
興味深い世界だ。

いま性別違和を持っている人間にとってはいい制度かもしれないと思う反面、すべてのヒトが選択しなければいけないというのは新たな悩みを生み出しそうだ。生まれてから性別を選択するまでの姿が限りなく女に近いというのも影響があるだろう。
自分が男であるか女であるかはっきりと自覚でき、選択できるヒトは少なそうだ。17歳という年齢で決めるのは難しそう。

投稿 : 2017/05/22
閲覧 : 308

Dica さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

陽毬「キスは無限じゃないんだよ。消費されちゃうんだよ。果実が無いのにキスばかりしてたら 私は空っぽになっちゃう」

ふっくらまとまった綺麗な物語です。
空に絵を描くってなかなか無い面白い設定ではないかと思います。
最終話の「彼女たちの肖像」と言うタイトルが
なるほどというか彼女達ってそっちの意味かと感心しました。
意外と知られてないようなので
隠れた名作ではないでしょうか
観終わった後の余韻というか
残るものが忘年のザムドに似ている気がします。

投稿 : 2017/02/15
閲覧 : 362
サンキュー:

4

ネタバレ

ハドリオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

「少女」たちが「大人」になる物語

全体の印象:高潔な少女たちが戦争に巻き込まれ、道具として戦いを強いられていく。劣悪になっていく状況下でも気丈に振る舞う少女たちが胸をうった。百合描写多数。


ストーリー:「大人からの逃避」という一つのテーマのもとに最初から最後まで描ききっていて、凄く良かった。ただ、普通のロボットもののようなアニメを期待して見ると肩透かしをくらう。

作画:3Dが浮いていて、技術の未発達さを感じた。だが、背景がうまく世界観を表現していてそこは良かった。

音楽:凄く良かった。少女たちの高潔なイメージをそのまま表現していた。アニメを見終わった後でもずっと耳に残っている。

キャラ:総じてアクの強いキャラクターがそろっている気がした。主人公のアーエルのひたむきさは好き。

投稿 : 2015/08/19
閲覧 : 468
サンキュー:

2

ichinana さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

選択すること・・・とは?

登場キャラはすべて女性。二人一組での飛空挺の搭乗。OPでいきなりのチューシーン。そしてスタジオディーン制作。百合厨としては観ないわけに参りません。オリジナルアニメということもあって、毎回ドキドキユリユリしながら次回を待っていましたね。

特に本作特有の世界観と用語が私の琴線に触れまくり。
テンプスパティウム、シヴュラ、リ・マージョン、パル、アウリーガ、コール・テンペストetc.
本作の耽美な世界を彩るどこか神話世界のような綺麗な用語のオンパレード。意味を理解するのが結構大変ですが、それが逆に「男子禁制の少女たちのみの世界」を強調しているようで良かったです。

また「報われない想い」の描写も少女漫画のようでいいですね。この精神的な敗北感というもの痛みはもしかしたら男子には理解しづらいかもしれません。
特にお気に入りはパライエッタ様。彼女の負け犬っぷりの描写は非常に秀逸。というかネヴィ様ちょっとはフォローしてよーと何度思ったことか。
本作品、永遠の少女性というテーマのもと、一見して所謂少女小説としての色合いが主軸に見えますが、パライエッタがそれに対するアンチテーゼ的な存在として物語に一層の深みを与えています。憧れだけでは生きていけないんですよね~

巷では結構評価が低い本作品。明確に男性向けとも女性向けとも言えないストーリーが低評価に繋がっているのかもしれません。しかし、逆説的に考えると万人向けともいえるかと。キャラクターの多い本作ですが、全編通じてどのキャラに視点を置くかで全く違った印象を受けます。未視聴の方にはぜひ一人のキャラに同調して少女たちの戦いを見届けて欲しく思います。

投稿 : 2015/04/04
閲覧 : 358
サンキュー:

5

ネタバレ

文葉 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

お喋りはね、唇で塞いじゃえばいいの・・好きだとキスしたくなるんだって。

皆女性として生まれ、17歳になった時に泉に行き
性別を選んで成人することのできる世界・・。

まだ性別を選んでいない思春期の少女達は
シムーンを操れる巫女シムーン・シヴュラとして
常に死の危険に晒されながら戦争へ駆り出されます。

女性同士の恋愛&友情を描いたシーンが多く
キスシーンが多いです。
{・・最初はそれ目当てで見ました(笑)}
声優が女性キャラも男性キャラも
全員女性なので宝塚っぽくて馴れると良い感じです。
雰囲気的に少女革命ウテナを思い出しちゃいました。

ドロドロしたシーンも多い中、心理描写が丁寧なので
とても感情移入しちゃいます。
第一話と最終話ではまるで別人のように
キャラが成長するので必見です。

ここからキャラ&最終話までのネタバレ!
{netabare}
アーエル;男気溢れて好奇心たっぷりな主人公
金髪お団子ヘアーがめちゃ可愛い!
ネヴィリルのトラウマ「翠玉のリ・マージョン」を迫るなど
ちょいKYだけど・・うん、すごい!

ネヴィリル;まるでお姫様みたい!綺麗な人
悩みがとても多い。だいたいアーエルのs{ry

パライエッタ;む、胸が大きい・・!
と、他のキャラに言われたほどグラマーなのに
男になるなんてもったいないよ^^; 
羨ましすぎる!私にも分けt・・{ry

最後の方の話でネヴィリルとダンスを踊った時に
{netabare} 愛されることを知りたい
と、今まで男希望で男らしい口調が急に頬を熱くしてそういったのが
女の子らしくて・・成長したんだなーとしみじみ・・( ;∀;)
ラストのパラ様美しすぎる・・!
{/netabare}

カイム&アルティ
一線を越えてしまった姉妹
あの夜さえなければ・・と罪悪感に駆られて
仲が酷く悪くなってしまった。
カイム「いくらお風呂に入っても落ちないんだ」
アルティ「戻りたいのは、新しい感覚を教えてくれたあの夜じゃない
昔の姉さんと仲良かった日に戻りたい」と言ってたのが印象に残る

リモネ
リモネ可愛いよリモネ・・!
ラストで髪が伸びて大人っぽくなってて
月日の流れを感じた。
ドミヌーラを屈ませてちゅーしたときが萌えた!w

ドミヌーラ
19歳・・最年長シヴュラ・・
ポジション的に一番感情が移入してしまう
あの事件でおかしくなったり色々あった子だけど
{netabare}翠玉のリマージョンで飛んだ世界で性別を選ばずに歳をとったせいか
ラストで衰弱して歩いたあとにキラキラが落ちてるってことは
オナシアと同じになる・・わけないよね・・。 {/netabare}

ロードレアモン
三つ編み・・(´;ω;`)

フロエ
タイトル通りのフロエ語録をアーエルにくれたり
毒舌だけど的確なアドバイスをくれる恋に恋する乙女☆
・・師匠って呼んでもイイでしょうか・・?w
マスティフとくっつくかと思ったら意外な展開!
一番女の子っぽいキャラだったのになぁ・・

マミーナ
マミーナああああああ!!泣
19話・・最高だった!
最終話でロードレがマミーナと同じ髪型にしていたのが印象深い

ユン
金髪碧眼ロングヘアの美少女&俺っ子
・・イケメン枠・・!
オナシアとの話、感動しました。

ワポーリフ
泉に行って男になったんだよね?
本当に男になったんだよね?
・・なら、何で胸が大きいの!?{錯乱}
シムーンのキャラ胸が大きいキャラ多すぎて
私のコンプレックスが・・!汗
寝ているモリナスにキスするシーンはドキドキだった!
モリナスとお幸せに♪
{/netabare}

投稿 : 2014/12/18
閲覧 : 580
サンキュー:

33

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

夕凪の余韻「みな、少女だった」

(初見、あらすじ)
{netabare}男女の境目なく皆が女として生まれてくる国。17歳になると泉へ行き、男女を選ぶ瞬間を迎えます。

17を越えても性を選ばず少女として生かされるのが赦されるのは、古代からの神秘の動力を搭載した、少女だけの飛行艇乗りたち。
古典美を感じさせる三半規管のような形の飛行艇に乗って滑空し、ラインを描きます。神聖な儀式とされ、意味は忘れられているとしても、敵国よりの攻撃を打ち砕く力があるという。

聖なる技と、戦争の道具としての追求の間で揺れ動く、思春期の少女達。

また彼女たちの思いをかき乱すのは、飛行艇が二人で乗るものだから。パートナー(“パル”)となる相手への信頼と敬い、複数人で組む部隊へのシンクロ性で、この仕事は完成されます。

女の子だもの。あの人が好き、私を好きになってよ、私を選んでよ、あの人みたいになりたい、私は私のやり方でやりたい、私の理想は、私のポリシーは… せめぎあいです。

女の子達がしょっちゅうチュッチュしてるんですが
皆それぞれの矜恃がスッと台詞に示され、ピアソラ風の楽曲にのって見せられる様子は品があります。西村純二節のゆったり感が生きている気がします。

女だらけ部隊とあって、最近観ている「クロスアンジュ」が思い出されたのですが、こちらは優雅ですね。なかなか、いい雰囲気です。
{/netabare}

19日まで、gyao!で無料配信中です。



(観終えて)

ちょっとした表情がハッとする美しさや上品なセクシーさで、たいへんに目の保養でした。色設定が独特のくすんだ彩度で。
アイキャッチのカット、毎回違うキャラの決め画で艶やかでした。

年配男性含む全てのキャラを女性声優さんが担っているということで。宝塚のようで、はじめは違和感を感じ段々慣れましたが、苦手な人もいそう。


キャラクターそれぞれのいいところが垣間見えるシナリオは、いいところが裏返って悪く反転する時もあるという描き方が深みがあり、魅入りました。最後には取りこぼしなく皆輝いていましたがね。
(悪い、というと語弊があるかな。もっと仕方のない、その資質だから陰に作用する事もある、という)
春が夏になり秋になる、季節が訪れるような、確実に少女達が成長の時を迎えているんだと言う描写を味わいました。


あたしゃー、思春期に戻りたいとか昔に戻りたいとは微塵も思わないんですが、だからこそ、最終話で敵国側だった艦長による見送り時の「私にも、わかる。 みな、少女だった。」という表情のない言葉に、無性にぐっときましたですよ…。



飛行艇が飛ぶ姿は、夜が似合いましたね。金縁に星明かりが冴えて。最終話での夕凪の艦隊の姿…。

少女のわかりにくい心理が面倒くさいって人には向かないお話かもしれませんが、戦う少女らの情緒の機微を味いたい、百合が好きって方にはお勧めできる良作でした。
矜恃の果たし方に鳥肌の立つ話もあり、締めの充実と何とも言えない余韻は余りあります。
欲をいえば、笑い成分が欲しいですかね。


最も美しい人に最も哀しい罰が与えられていたこと、そしてそれを許し継いだ少女の存在も、印象的に効いていました。

脚本は小山田風狂子(會川昇)、岡田麿里、大和屋暁、西村ジュンジ。


登場人物について思ったこと

{netabare}パラ様
好きな人と当たり前にそばに居たため、想いは存在感が薄く(T . T)。それでも変わらず相手を護ると言い切れる…その健気さが反転した時は、名前に反して重い人でした。でも、それらを越えて大人姿の美しいこと。

主人公アーエル
不思議なカラッとしたおおらかさで。打算が無い分、考えが甘いとも言えるけど。型にはまらない可能性を体現してる子でした。

ロードレアモン
おさげ髪をバッサリにドッキリですよ。ぬいぐるみの趣味はウワァ〜(; ̄O ̄)

マミーナ
家柄やコネもなくシムーン乗りになるには、実力を見せて這い上がるしかなかった子。怒りを力に。その心の重荷を下ろせて、「本当はアタシ、こういう事が好きみたい」と厨房のまかないを買ってでたり掃除を切り盛りしたりする姿…(T . T)輝いてるよ!素敵だよ!と思ってたら……もっと輝く瞬間が。。・゜・(ノД`)・゜・。19話は鳥肌、鳥肌の連続でした。



ネヴリル
お姫様っぽくて、どこから抱えたらいいのかわからない形の美しい花瓶のような人。何を悩んでるのか掴みづらく、美しい人は悩んでないといけないんだろうなと漠然と思っていました。(酷い)
「高みを目指すための道具としてでなく、ただ自分を欲してほしかった」という女らしい想いが語られて、ナルホドと。
御父様に政治の駒のように使われていたから、ですかね。その望みは、シムーン乗りを辞めて得られるものような気もしますが、こういうとこが、思春期の間の物語らしいですねぇ(u_u){/netabare}

投稿 : 2014/12/14
閲覧 : 792
ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

戦闘機ファンタジー+少女達のモラトリアム。美しい世界観の良作

全ての人類が女性として生まれてくる異世界を舞台にしたSFファンタジー。
タイトルである「シムーン」と呼ばれる神聖な遺物とされる戦闘機に乗って、成人前の少女達が苦悩しながら戦っていく。
戦争物の側面もあるも、物語の本流はモラトリアムに揺れる少女達の葛藤や人間ドラマの群像劇にあり。
設定上、百合アニメなのですが、百合度は意外にそこまで強く無い感じも。
少女漫画的というか、宝塚っぽい雰囲気かも?
…序盤はかなり戸惑うかもですが、中盤以降まで耐える事が出来たならば、グイグイ引き込まれる名作です!

※ちなみにgyao!の無料放送で初視聴しました。


{netabare}『物語』
人類は全て女性として生まれ、17歳になると「泉」という聖地に赴いて女性か男性か性別を選択し成人する。
ヒロイン達の国家「シムラークルム宮国」は宗教国家で、信仰対象にもなっている神聖なる戦闘機「シムーン」を操縦出来るのは性別選択前の少女の巫女「シムーンシビュラ」だけ。
本来シムーンは神に祈りを捧げる神聖な乗り物だが、敵国の侵略に対抗すべく、仕方が無く巫女(シムーンシビュラ)のヒロイン達が戦火に巻き込まれる…。

と言う感じの極めて独特な幻想的世界観で繰り広げられる、SFファンタジー戦記。
ポイントは「人類は生まれてくる時は全員女性」という特異な世界観。
なので男性キャラ(成人の際に男性に性転換した)も全員が女性声優が演じており、宝塚めいた雰囲気がある。
シムーンは複座(2人1組)でパートナー同士の信頼関係や感情の機微が性能に直結している為、少女達のドロドロとした愛憎劇の渦中で、感情がすれ違ってピンチになったりする辺りが面白い。
全般に少女漫画的というか、ドロドロした少女同士の感情のぶつかり合いが本作の見所かも。
ある程度カップリングはあるのだが、物語が進む毎に色々な組み合わせがあり、その度に少女達の関係性が進展したり揺さぶられたり、目が離せない。
…かなり鬱々と悩んだり感情ぶつけ合うので、少女漫画的な機微に不慣れだと戸惑う面も。
まあ、たまにはこういうドラマも良いと思ったです。

シムーンは超テクノロジーの遺物で敵国の戦闘機より圧倒的に強く、「リマージョン」と呼ばれる空に描く紋章(ブルーインパルスの航空ショーみたいな感じ)で、広範囲を殲滅したりする魔法めいた必殺技が発動したり。
戦争物としてもかなり骨太で、敵国の侵攻理由が「公害で滅びかけていて、宮国のシムーンというオーバーテクノロジー奪取しないと滅ぶ」という切実な動機あり。
※「テラフォーマーズ」原作の中国班の裏切り動機と似ている。
アニメでは当分先かもですが。
ケタ違いの強さを誇るシムーンも、敵国の圧倒的物量に次第に押されていく等、中々リアルな戦争物でもあった。
宮国の上層部が無能というか、宗教勢力と軍部が互いに的外れな対立してて現場が苦労したり、政治要素も結構面白い。

戦争物としても面白いのだが、物語の主軸はあくまでもシムーンシビュラの少女達の濃厚なドラマにあり。
組み合わせも豊富にシャッフルされるので、その度にキャラクターの違う側面が垣間見えたりと、飽きないです。
※別作品だが「テイルズ・オブ・ジ・アビス」で、主要キャラクター同士が様々な組み合わせでの会話イベントで重層的にキャラクタードラマ展開していたのと重なる。
本作の方が先達ですけど。

無能(というか無理解)な本国の大人たちの思惑に翻弄されながらも戦い、互いに絆を深めていく少女達。
戦争物なので、途中で戦死者が出てしまう…。
しかし彼女の死が、敵国の巫女の心を動かし、終盤でメインヒロイン組の大きな助けになっていく流れが良かった。
少し泣けたです。

終盤に向けて「翠玉のリマージョン」という究極の儀式が鍵になっていく。
違う世界に旅立つ…。
不思議な展開で色々と考察出来そうだが、あまり良く分からない。
ラストはハッピーエンド寄りのトゥルーエンド、視聴後、不思議な満足感がありました。

総じて
少女漫画的で宝塚っぽい?少女達の(ドロドロ気味な)群像劇。
戦争物としても中々のクオリティー。
幻想的で美しい世界観。
等々、かなり面白かったです。
…特異な世界観と雰囲気に慣れるまでが大変ですが、中盤辺りから各キャラクターの心情が分かって来ると、そこからが面白いです!


『作画』
少し少女漫画っぽい感じ?な、2006年当時の良作画か。
幻想的な世界観描写、シムーンの摩訶不思議なメカデザイン等々が目を引く。
戦闘機物としてはヌルヌル動くタイプではないも、バトルも中々。

『声優』
オッサン含め全員が女性声優なので最初はかなり戸惑うw
メインヒロインのアーエル役の新野美知さんは、現在の感覚だと評価低そう。
しかし結果的にアーエルの良くも悪くも奔放(空気読めない)感じが出ていた。
小清水亜美さん、水樹奈々さん、能登麻美子さん、名塚佳織さん、桑島法子さん等々、当時の人気声優多数。
リモネは正に「能登かわいいよ能登」でした♪
全般に宝塚っぽい感じ?で、通常のアニメ基準だとやや戸惑う演技スタイルも多かった。

『音楽』
OP「美しければそれでいい」ED「祈りの詩」
共に中々美しく印象的な良曲。
BGMもタンゴ調の曲で、幻想的な雰囲気が良く出ていた。

『キャラ』
個性的な少女達に、それぞれ個別にしっかりとスポットが当たっている。
キャラ描写が重層的で、ヒロイン格が複数居る感じ。
アーエルはちょっと空気読めないウザい感じが難だが、そこが彼女の良さなので…。
ネヴィリルは序盤はウジウジと悩むのでフラストーション溜まるが、それも本作のモラトリアムな作風なので!
天才幼女リモネちゃんが可愛い。能登かわいいよ能登。
年長で苦労人なパライエッタとドミヌーラの心労、お姉さんは大変だなぁ…。
モリナスとワポーリフのラブコメの波動に終始萌えた♪
お嬢様なロードレアモンと、コンプレックスからツンツンだったマミーナのカップリングも良い。
パートナー組むのを拒否するマミーナ「あなたの髪型(三つ網)が嫌いだったのよ!」
ロードレアモン(大事な三つ網を自ら切る)下りは大いに萌えた!
意外や女子力の高いマミーナ可愛い…だけに、犠牲は悲しかった。
クールなオレっ娘ユンはまさかの終盤のヒロイン格だった。

何気にメッシス艦長など、大人にも魅力のあるキャラの層が厚いのも良い。
序盤はキャラ名覚えるの大変なのが難だが、各キャラにスポット当たっていく中盤以降、一人一人に愛着が出てきました。{/netabare}

投稿 : 2014/12/12
閲覧 : 376
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23

ネタバレ

animeneko さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

雰囲気満載の百合ミリタリーロマンSF

もう八年前の作品だが一挙視聴。
百合もので少女のキスシーンがたくさん出てくるので百合耐性、キス耐性がないと視聴できないが、そこを乗り越えれば楽しめる、SFファンタジー百合ミリタリー物語。物語要素が、
SF+戦争+異世界ファンタジー+メカ+百合+キス+ジェンダー
ぐらいかな。百合物とはいいながら、女性同士の醜い愛憎を描く場面が少ないので男性でも女性でも楽しめそう。

舞台設定は、すべての人類が女性として生まれ、成長して男性として生きるか女性として生きるかを選択することになっている惑星での戦争。兵士はすべて性選択をする前の少女たちだ。性別を選択できるSF設定て、萩尾望都の「11人いる!」であったけどSF世界ではよくあるのかな?なんと斬新な百合設定だろう!

乗り込む飛行機メカを動かす動力がどうやら少女達のキスによって生まれる愛の力のようだ。少女たちは乗り込む前にキスをして愛を高め合ってから乗り込む!愛の力がないと飛行機が動かないのだ!なんという設定かw

もう、設定だけでも優雅、耽美、愛の少女たちというスゴイ世界なのに、描かれるドラマがまた、優雅だったな。

物語は、キスシーンは確かに沢山出てくるが、しかしそれ以上のエロシーンや性行為などは出てこないし、エログロや暴力シーンに逃げるということがなかった。描かれるドラマはシムーンという乗り物に乗り込む少女たちの愛や葛藤という純粋な主張なのだ。スタッフのこのアニメでの「描きたいもの」にはブレがないのがストーリーを見ていくとよく分かる。テーマは「永遠の少女」とてもいうべきで、戦争ドラマは付け足しに近いか。

この物語では宗教もまた大きな要素を占めている。このアニメに出てくる宗教は中世キリスト教ぐらいの支配力で民集にすなおに信じられており、シムーンに乗り込むパイロット達はみなに崇められる神聖な巫女なのだ。特に宗教批判的な部分はなく、この惑星ではまだ宗教腐敗的なものはないようだ。
この惑星では性別選択の儀式の際には泉と呼ばれる場所に行って、一番偉い巫女様に性別を決めてもらうことになっている。

このアニメの飛行メカ、シムーンのデザインは、普通に考えたらこれ飛びそうもないよなというような、巨大なオーム貝みたいのが回っている物である。このトンデモなさそうなメカを超古代テクノロジーと称して飛ばしてしまうことが、このアニメのファンタジー性を高めている。技術的には無線通信すらない19世紀より前の世界だが、このシムーンだけは使える不思議な世界である。シムーン飛行艇の作画はCGで描かれているが当時のCGとしては、とてもスムーズに美しく動いているように描かれていた。

これだけの舞台設定をよく考えたなーと思われるだろうがSF小説などではこれぐらいはあったりする設定だったりするんである。

本来は宗教行事に使われるはずの飛行艇シムーンに乗り込む、本来なら巫女だったはずの少女たちが織りなす、愛と葛藤の物語がこのアニメということか。

シムーンの兵器としての必殺技は、リ・マージョンと呼ばれる空に描く幾何学模様から発する衝撃波で、この衝撃波で多数の敵を殲滅する。このリ・マージョンも本来なら宗教行事のためなのだがこの戦争のために兵器として使用されている。

人物作画は各キャラがエロくカワイク描かれており、作画的にも耽美優雅路線を守っている。

ストーリー的には、全26話もあるので普通なら、途中でお話がダレても良さそうなのに、このアニメでは途中であきることがなかった。無駄なエピソードや無駄なキャラを作らず、全26話でも足りないぐらいの世界観を持っているため、無駄なお話部分がなく、サクサクとお話が進んだせいで、退屈とは無縁なストーリ展開になっていた。
安っぽい宗教批判みたいなエピソードもなく、民集と戦争との関わり部分とかパイロット達の生活部分や民集生活についてもしっかり描かれていたので、設定から脚本作成までしっかりとした仕事をしていたのがわかる。

使用されていた音楽は、タンゴを基調としたクラシック系だろうか。作品の優雅な雰囲気にしっかりとマッチしていた。

これぐらいの世界観、しっかりとした設定とテーマと描きたい目標を持って、独自のアニメを作ったことはすばらしい。

投稿 : 2014/12/03
閲覧 : 375
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11

ジャスタウェェイ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

百合のふりした偽物

見た目は女の子なんですが、この話の人々は1男でも女でもなく、17歳になり泉に行って初めて男か女どちらかの性別になるというどっかの深海にいそうな魚みたいな性質を持つ人々の話。

一見百合作品のようだが上記のとおり、すきすきーみたいにしてた人々は結局男と女の性別に分かれる。よって百合に見せかけて実は百合じゃないという高度に仕組まれた話。

シムーンというなんかよくわかんない飛行機みたいなのに乗って技を決めると対爆発みたいなわけのわかんない戦いではっきり言ってあんま面白くない。

有名な人もいれば、めちゃへたくそな人もいてなんか凄い作品でした。

投稿 : 2014/08/14
閲覧 : 280
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1

conosiro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

隠れた名作

雰囲気や世界観は素晴らしい

投稿 : 2014/08/01
閲覧 : 352
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2

ジョーンズ卿 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

期待したのとは少し違いましたが・・・。

所謂百合ものを期待したのですが。そうしたのはあくまで人間関係の一部でしか
なかったです。どうも主題はモラトリウム期を終えるのをどのように迎えるのかのようです。ただ流されてるか、それとも精一杯抗ってみせるか。
そうした作品も今までにもあったわけですが、この作品ほど美しく、かつ儚くせつないのもそうそう無いように思います。OPの題名が「美しければそれでいい」と言うのも的確に内容を捉えています。

投稿 : 2014/07/09
閲覧 : 267
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4

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

翠玉のリ・マージョン

2006年4月3日 - 2006年9月25日TV放送された。全26話。

メディアミックスが行われた。(漫画、小説、ゲーム等)

Simoon又はSamiel=中近東地域の砂漠の嵐。又は血の海。
この作品の世界観から言うと「血の海」の様な気がする。
※実際の表記は「シムーン - Simoun -」

あらすじ&設定。

大空陸という世界観を描く異世界風SFファンタジー。

人類は全て女性として生まれ、17歳の時、「自らの意思」で
性別を選んで「成人」する。

大空陸にある宗教国家"シムラークルム宮国"には、人々の
信仰対象の神"テンプスパティウム"に仕える巫女達がいた。

彼女達は"テンプスパティウム"の加護を受けた"聖なる遺物"
「ヘリカル・モートリス」を搭載した飛行艇「シムーン」にペア
で搭乗し、空に紋章(リ・マージョン)を描き、神に供える。
という世界観と設定。


「シムーン」に搭載される神秘の「ヘリカル・モートリス」の力
の秘密を欲し、隣国がシムラークルム宮国に侵攻してきた。

宮国は火急の危機に際して苦渋の決断をする。
それはシムーンを戦う為の戦闘兵器として利用すること…。

シムーンを操れる巫女"シムーン・シヴュラ"になれる者は
性別選択前の「少女」に限られており、その決断は巫女たちを
大人にせず、常に死の危険に晒す事を強要する事でもある。

美しく大空を舞う巫女達は戦士となり国を護る。
ある者は生き残る為、またある者は空を飛び続ける為に。

少女である事を運命付けられた"巫女"達の終わりなき戦いは
何時までも続くのか?・・


感想。

登場人物が女性のみ(※選択後の男性は居るが声優は女性)で
選択後の男性は宝塚風(元女性なので自然?)という設定に
思春期の少女の憧れ的恋愛等百合要素が多く含まれる様な
イメージで敬遠されそうだけど・・そんなに偏ってはない。

視聴層を意識した美少女満載女子校モノにゆるゆりテイスト
を取り入れて、やや誇張した感じでサービス部分的なのかな。

内容はシンプルな少女の思春期モノかな。

例えば神を信仰する巫女でありつつ自国の為とはいえ闘う。
闘う為には巫女で居続ける必要があり、成人出来ない。
性別を自分で選べる事・・又それが大人の条件で良いのか?

百合に関しては特に異様な雰囲気はない。こういう世界では
当然こうなるだろうという程度。男性が居ない方が良い等と
いう作風でもない。

ただ美少女を多く出す為の嗜好の方が強いのかもしれない程度。
演出に少女漫画風の演出が含まれているかな?特にアクション等
の心理描写とか。

リ・マージョンに色々意味を持たせた描写などは結構好き。
その紋章が攻撃や防御の魔法陣風の意味を持つのも世界観に
巧く当て嵌まっていると感じた。

オーパーツの発掘他科学と戦争と宗教の密接した関係性?
家柄によって巫女の適正を決めていたが戦争で適正重視に
なっていくなど実際にありえる諸事情の都合良さ。

キャラデザも萌系美少女風だけどやや少女漫画風かな?
メカデザは結構特異な形状で個性的に感じました。
声優は人気や実力の高い人も結構良い感じで出演している。
OP/ED他音関係はそれなりに世界観にハマれる良い感じ。

永遠の少女でいられるか?闘う事に意味を見出だせるの?
ステイタスの基準で自分の性別や少女である事を決める?

同姓しか居ない場合好きな相手に合わせる(男性)合わせて
もらう(女性)何方を選ぶ?また自分の性質は何方寄り??

視る人の角度で色々違う印象かもしれないけど色々考察に
自由度があって視た後色々妄想できる内容かな。

OP「美しければそれでいい」
作詞・作曲・歌 - 石川智晶 / 編曲 - 西田マサラ
※.hack/SEED/00等のOP/ED主題歌他楽曲提供等してる。
アンインストールの方が有名かな?

ED祈りの詩」歌 - savage genius
※地獄少女 二籠ED/夜桜四重奏OP他楽曲提供等してる。



アーエル:新野美知
年齢17歳。コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。
戦闘に為の補充人員として配属。家柄から本来不適合者。
志願兵で卓越した操縦技術を見込まれたものと思われる。
何らかの理由により、泉行き(性別選定)を拒んでいる様子。

ネヴィリル:高橋理恵子
年齢18歳コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。
コール全体を統括するレギーナ。国民から尊敬されてる。
翠玉のリ・マージョン失敗によりパルを失っている。

パライエッタ:小清水亜美
年齢18歳。コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。
常日頃からネヴィリルに付き添い、傍で支える幼馴染。

カイム:細越みちこ
年齢16歳。コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。
同コールのアルティは自身の妹。ボーイッシュな性格。

アルティ:豊口めぐみ
年齢16歳。コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。
同コールのカイムは自身の姉である。勝気で一途な性格。

リモネ:能登麻美子
年齢不詳。コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。
可也幼い年齢。我が儘でお菓子が好きな幼い面がある。

ロードレアモン:高橋美佳子
コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。俗称「お嬢様」
過去に多くのシムーン・シヴュラを輩出した名家の出身。

フロエ:相澤みちる
コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。無邪気で軽口。
戦闘においては好戦的な性格で果敢に敵を追い詰める。

モリナス:水樹奈々
コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。シムーンオタ。
アーエルやリモネと同じく補充人員として配属されて来た。
ビジュアルのモデルは倖田來未らしい。

ドミヌーラ:ゆかな
最年長19歳。コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。
テンペストに補充人員として配属されて来た。

マミーナ:森永理科
16歳。補充人員として別部隊から転属して来たシヴュラ。
低い身分の出でシヴュラである事に執着しプライドが高い。

ユン:名塚佳織
16歳。補充人員として別部隊から転属して来たシヴュラ。
非常に正義感が強く、シヴュラに対して追悼の念が強い。

グラギエフ 桑島法子
所属する全てのコールを統括している人物。
シヴュラの世話係であり、副艦長的な立場でもある。

アヌビトゥフ:木内レイコ
空中母艦「アルクス・プリーマ」の艦長。
冷静沈着で常に的確。ニヒルな風格を漂わせる美丈夫。

ワポーリフ:水沢史絵
アルクス・プリーマの整備士。二年前に泉にて男性化。

オナシア 玉川砂記子
最高位の巫女である大宮煌。元シムーン・シヴュラ。
性別を選ばず、永遠の少女でいる事を望んだ罪を背負う。

アムリア:喜多村英梨
元ネヴィリルのパル。実力、カリスマ共にリーダー的存在。
戦闘の最中、翠玉のリ・マージョンを失敗。行方不明。

アングラス:松来未祐
嶺国の巫女。宮国語を話せる。嶺国の和平使節の一員。

投稿 : 2014/05/30
閲覧 : 478
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4

ネタバレ

あんこちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ドロドロ

何話か忘れたが、リモネと主人公の女の子が乗り物(シムーン?)に敵(人間)が乗ってて、その人が乗ったまま死んで、その乗り物にのらないと2人は帰れなくて、その人がハンドル握ったまま死後硬直したのをとるところがすっごい覚えてる、なんかすごいリアルだった、そこはもう見たくないな。
それ以外は女子がキスして終わった!

投稿 : 2013/06/10
閲覧 : 281
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1

xxx さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

おもしろい

内容が深いです。
一度見ることをおすすめします。

投稿 : 2013/02/12
閲覧 : 371
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1

しげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

少女マンガ的な戦争

現実には血腥くて残酷な戦争も、少女マンガの世界ではこんなにおしゃれになってしまうというアニメ。この世界の人間はみんな女として生まれるためか、男もおカマっぽいw周りには女しかいないため、当然のごとく百合になるわけだが、エロはない。作画はまぁまぁ、音楽はちょっと良かった。

投稿 : 2012/09/19
閲覧 : 338
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1

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

百合アニメにあらず?神聖なる少女たちの選択

舞台は大空陸(だいくうりく)という名の世界。
ここでは人類は全て女性として生まれ、17歳になった時、自らの意思で性別を選んで成人する。
シムーンを操れる巫女シムーン・シヴュラである少女達は、
様々な理由から戦争に身を投じていく

百合色がかなり強いアニメですが、ジャンルとしてはSFファンタジーでしょうかね
戦争を扱っていますが、その背景はあまり描かれないし
ガンダムのような戦争アニメとして見るべきではないです。
むしろ、モラトリアムに生きる少女達の悩みや結びつきに焦点を当てたアニメです
そういう意味では「スカイクロラ」と似ているかもしれません。

世界観はしっかりしているし、どこか美しい
単なる百合アニメではなく、深いテーマ性も感じられる良作です
単純に少女達の生き様を描いた作品とも言えなくもないですが
ラストは色々解釈が分かれると思われるので、考察の余地もかなりあります。

謎の多い作品だった記憶はあったのですが
色々な解釈に触れてみてると、この作品は凄いアニメだったなと・・・再確認。
結構分かりにくい上に、癖のあるアニメなので、かなり人を選ぶ。
しかし、独特な世界観は素晴らしいし、もっと評価されても良いと思える作品でした

投稿 : 2012/02/19
閲覧 : 603

yuuga072 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

秀作

SF+戦争+百合系物です。キャラデザで好き嫌いがでそうです。
世界観がしっかりしてます。百合物っぽいんですが設定が、世界の全員が女性に生まれ「ある時期にあるところで性別が決定する」ので、厳密にいえば違います。まぁ、見てる分には百合ですが。
ストーリー的には王道かと。個性あるキャラ達がお互いぶつかり合いながら成長し戦っていく。そして結末は大円団・・・かどうかは見てください。
雰囲気は暗めです。

自分には合ってましたのでお気に入りです。

投稿 : 2011/12/12
閲覧 : 512
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7

k-papa さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

上質のファンタジー!いや百合です。

深夜アニメならではの仰天設定。
百合かもしれなんが、女子しかいないから百合しか存在しない怖い世界。(いや素敵な世界。)
最初のこの世界特有の言葉の数々になれたら
もう貴方はこの世界の住民。
例え男でも。

西田亜沙子さんのキャラがとても素敵ですよ。

投稿 : 2011/08/31
閲覧 : 413
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9

ネタバレ

kain さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

◎「未来と指きりするのを止めたのは 痛みから遠く逃れようとしても」

シムーンでリ・マージョンですが、
これも面白かったですねえ。

百合作品は この辺から増えてきたのかな?
でも そんな感じは有りませんでしたが。

やっぱり アーエル&ネヴィリルかな。

女性から雌雄が分かれる設定と、他国との世界観も大きな作品でした。

もう一度見たいです。


投稿 : 2011/08/16
閲覧 : 359
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5

ネタバレ

アニオタ王になる さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

変に凝った演出で逆に損しているような(ネタバレあり)

第1話、いきなり敵?らしき飛行部隊が襲撃します。操縦者はどう見ても成人男性です。なのに声が少年っぽい。(ん?)次に迎え撃つ航空部隊が出撃します。何故か少女ばかりです。(おっ!)そしていよいよ出撃という場面でいきなり同乗者同士でキスをします。(エー!百合?)さらに止めがその組織の幹部らしきおっさん達が小難しい話をします。なのに声がオバサン。(まさかのミスキャスト?)ここで大抵の人は「やっちまった><」となるでしょう。・・・ところがドッコイ、実はこれ全てこの物語の設定によるものだったのです。(あとはwikiなり見てください)結局、あと何話か継続して見たなら第1話が何故そうなのかが理解できるのでしょうが、短期で少々早とちりな私は第1話で視聴を打ち切ってしまったのでありました。もしかしたらもう一度見直すかもしれませんが今の所はこの評価です。
(1話で断念)

投稿 : 2011/07/14
閲覧 : 407
サンキュー:

2

きすぎ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/18
閲覧 : 5

きよたか さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

投稿 : 2023/10/19
閲覧 : 7

もも さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/03/25
閲覧 : 26
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シムーンのストーリー・あらすじ

宮国だけが持つ孤高のエンジン“ヘリカル・モートリス”を近隣大国の侵攻から守るため、選ばれし少女たちが戦う。(TVアニメ動画『シムーン』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2006年春アニメ
制作会社
スタジオディーン
公式サイト
www.simoun.tv/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%83%B3_%28%E3%82%A2%E3%83...
主題歌
≪OP≫石川智晶『美しければそれでいい』≪ED≫savage genius『祈りの詩』

声優・キャラクター

新野美知、高橋理恵子、小清水亜美、細越みちこ、豊口めぐみ、能登麻美子、高橋美佳子、相澤みちる、水樹奈々、ゆかな、森永理科、名塚佳織、桑島法子、木内レイコ、水沢史絵、玉川砂記子、喜多村英梨

スタッフ

原作:小山田風狂子/篠吉祥/美原轟、漫画連載:『季刊コミック百合姫』(一迅社)、 監督:西村純二、キャラクターデザイン・総作画監督:西田亜沙子、メカデザイン:JinSeobSong、美術監督:小林七郎、コンセプトデザイン:長濱博史、3DCG制作:CreativeField、音響監督:辻谷耕史、音楽制作:ビクターエンタテインメント、音楽プロデュース:野崎圭一、音楽:佐橋俊彦

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