「同居人はひざ、時々、頭のうえ。(TVアニメ動画)」

総合得点
73.7
感想・評価
296
棚に入れた
1060
ランキング
968
★★★★☆ 3.6 (296)
物語
3.7
作画
3.6
声優
3.6
音楽
3.6
キャラ
3.6

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

ネタバレ

をれ、 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

天涯孤独の青年小説家が、偶然拾ったネコと一緒に暮らす日常かな。(第12まで視聴済)

全12話視聴終了記念書込(04/01/2019)(誤字等修正;Jly/06/2019)
キャラ絵特にネコの絵が何となく私的に受付けませんでしたが、第一話が終わるまでに馴染みました。最初この猫の絵に、私が勝手に思う可愛さを見いだせなかったのがその理由ですが、この話にはこのぐらいカワイ(クナ)サの方が丁度いいと思えるようになりました。
 最終話の最後で、一人と一匹がお互いに家族として意識し合い、所謂タイトル回収されました。この作品は他人とコミュニケーションをうまく取れない青年小説家が、偶然飼うことになった一匹の猫を通して、他人と少しづつコミュニケーションが取れるようになり交友関係が増え社会と向き合えるようなっていく物語です。一方猫の方から見れば、一生を伴に過ごすであろうヒトとの出会いと、ヒトへの信頼が徐々に構築されていきます。
 後、どうでもいいことですが、京アニとかがよく使う、カメラの被写界深度を意識した画像演出がありましたが、どうもうまくいってないようで、キレイに見えず気になりました。絵がイマイチだと暈してもそれなりみたいです。それからお話を締めくくる長めの台詞が一回聞いただけじゃ頭に入らないし、聞き逃しやすいので、もっと別の表現にして欲しいです。
 本作は、総じて真面目で、亡父母を思い出して悲しく、シンミリする場面も少なからずありますが、気が付いたら温かい目で主人公を見守っている、そんな作品だと思いました。あと、エンディング曲は南條さんがやさしく歌っています。

--以下各話毎の視聴ログ--
  第一話の最後のキーフレーズの台詞、{netabare} 「想像だけじゃ辿り着けない真実は、一体どんなものだろう?」と「大きな変化うむ運命の出会いって、一体どんなもの?」だったと思いますが、{/netabare}これが今後のこの作品の主題になっていく気がします。心の温まる話が視れるのではと期待しています。
  第二話視ました。この猫に名前が付きました。それは、{netabare} 野良猫時代にエサを時々与えてくれた女の子の名前と同じで、本人(猫)はそれをご飯のことと認識していました。それ故に素晴が、反応があった名前を飼っているネコにつけようと思って、候補の名前をいくつか呼んだ中にその女の子と同じ名前のハルが偶々あったのでご飯だと思って反応したの{/netabare}でした。人間視点ではなく、猫視点に立つと人には不可解なことが十分腑に落ちる合理性を持っているのだなと思いました。
  第三話視ました。動物には{netabare}霊{/netabare}が見えるというのを聞いたことがあります。{netabare}ハルは、素晴の亡くなった両親の霊を追い払おうとしますが、なかなかできません。仕舞には仏壇の小物をひっくり返して素晴に怒られます。そしてハルは素晴やその両親が写っているアルバムを本棚から落とし、結果的に素晴に見せることになります。そして素晴が亡父母の思いを知ることになり涙します。ハルは素晴を慰めます。その様を見ていた亡父母の霊は安心してそこを去ります。今回は、素晴が、亡き両親の思い知り、少し成長する{/netabare}お話しでした。
  第四話視ました。猫によっては{netabare}首輪はストレスの原因になりうる{/netabare}ということでした。{netabare}しかし、全ての猫がそういうわけではないらしいです。ハルは鈴の音をある理由から好ましいものとして捉えます。しかし素晴はうるさく感じストレスに感じたので鈴を外してしまいます。ハルはがっかりしたようでした。{/netabare}
  第五話視ました。今回はハルの{netabare}ダイエットについて、ペットショップ店員のななさんを招いてお話を聞きました。後半の方はハルの手に絡まったななさんの家の鍵をハルごと届けます。ハルはそこで生き別れになっていた弟と再会します。そして名前を呼ばれたら飼い主のもとへと歩み寄る様を目撃し自分の名前というものを意識する{/netabare}お話です。
  第六話視ました。今回はハルが{netabare}家族というものを{/netabare}意識するお話です。{netabare}場所は引き続きななさんの自宅です。ハルは野良時代に一緒に過ごしていた兄弟たちとの思い出を回想します。そして先輩猫から言われた家族が素晴なのだろうかと考えます。
{/netabare}
  第七話視ました。今回は素晴とハルが、{netabare}自宅にやってきた子供たちに振り回されるお話です。人付き合いが極端に嫌いな素晴にはとても堪えたようです。そんな素晴でも、わずかな心の変化があったようです。これから社交性が向上していくの{/netabare}でしょうか。
  第八話視ました。今回は、{netabare}素晴の幼馴染で近所に住む大翔(ひろと)の人物説明のお話のようです。素晴の小説を書き始めた頃の夢から始まりました。素晴は、幼少期に両親から褒められたことがきっかけで小説にのめり込むようになったこと、大翔とは性格も興味の対象もまるで異なること、そして、日常生活がポンコツの素晴を大翔が昔から気遣っていたことも{/netabare}説明されていました。
  第九話視ました。今回は{netabare}素晴の新刊著者サイン会のお話で、した。素晴はこれまで自分から人に手を差し出す、つまり他者に働きかけることをしてこなかったことを悔い、とりあえずお礼を言う事から始めることにします。が、ペットショップで顔見知りのななさんが会場に来て狼狽したためお礼を言い忘れたことに気が付きます。それでもなんとか、少し離れた場所にいたななさんに大声でお礼を言うことができました。ヨカッタと思いました。この調子ならば対人関係で引っ込み思案な性格も克服できそうな気がします。 
 長時間素晴が家を空けて一人になったハルが、孤独を感じたようで、ストレスから家の中を、滅茶苦茶に散らかしてしまいます。自宅に戻ってきた素晴は、泥棒の仕業と勘違いしハルを心配し、探し回りますがほどなくしてセーターの袖から顔を出したハルに再会して安心します。今回は素晴の社会性の成長、自分の殻を破って他者と交流するきっかけを見つけるというテーマと、ハルが少しだけゴハン以外のこととして素晴のことも考えてみるという回だったと思います。また、初めての長時間留守番にキレて部屋を滅茶苦茶にしたので素晴にどれだけ怒られるのだろうかと心配しましたが、取り越し苦労に終わり{/netabare}ヨカッタでした。

  第十話視ました。今回は小さなお客さん二人、大翔の妹の鳴海とその友人の春ちゃんが訪ねてきて{netabare} ハルのゴハンと素晴君のゴハンを用意してくれました。翌日素晴はハルにゴハンを作ってあげたくなりました。一方、ハルは素晴がちゃんとご飯を食べてないので心配で、自分の餌のあるところを教えたり、自分が食べるのを我慢して与えようとしたりしました。
 やがて手に包丁傷を作りながらもなんとか、ハルのゴハンを完成させました。素晴は自分が作ったゴハンをハルが食べるのをみて満足し、自分のご飯を食べながら「旨い」と呟きました。この言葉はしばらく口にしなかった言葉です。それはハルと暮らすようになって、食事を美味しく感じ、ハルと一緒に食べる幸せを感じたことを意味していると思います。また、他者のために食事を作ってあげる喜びを素晴は感じられるようになったようです。{/netabare}ヨカッタです。

  第十一話視ました。素晴は、次のテーマを巡って煮詰まったので、テーマ探しの旅に出ることになりました。行き先を決めるにあたり、亡父母が最期の行き先に選んだ徳島に行くことにしました。素晴は庭に多数のプランターがあることに気づきました。それは亡母が、素晴を連れていきたかったが一度もかなわなかった旅行の旅先地で買ったお花が多数植えられていました。そこで何も植えられていないが徳島県と書かれた名札だけが刺してあるプランターを見つけたことが、行き先を決めるきっかけになりました。

  第十二話視ました。テーマ探しの旅の帰途で台風にあってしまいます。素晴を探すためハルが家の外に飛び出してしまいます。やっとのことで素晴とハルは合うことができ無事救出されました。なかなか決まらなかった次期小説のテーマは家族に決まりました。

投稿 : 2019/07/06
閲覧 : 352
サンキュー:

22

同居人はひざ、時々、頭のうえ。のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
同居人はひざ、時々、頭のうえ。のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

をれ、が他の作品に書いているレビューも読んでみよう

ページの先頭へ