「続・終物語(アニメ映画)」

総合得点
75.9
感想・評価
332
棚に入れた
1866
ランキング
743
★★★★☆ 3.8 (332)
物語
3.7
作画
4.0
声優
4.0
音楽
3.7
キャラ
3.9

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ネタバレ

をれ、 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ワタシでは良く分からなかったところも多かったけど、楽しめました(全6話視ました)。

ワタシでは良く分からなかったところも多かったけど、
楽しめた(全6話視ました)。(06/JLY/2019)

結局リバースって、{netabare} 鏡の世界の中に引き込まれた暦が、鏡文字のように登場キャラの性格が反転する世界観を表層的に投射しながら、実は反転そのものではなくキャラによっては反転ではない性格で描かれている。それはこの世界が暦が取り込まれたのではなくむしろ逆に暦の内面的な、元の世界で心残りとなったキャラたちの反面もしくは側面にわだかまりのような心残りのような感情が、作りだした平行世界であった、{/netabare}というワタシの視聴理解で合っているのだろうか。
  神原家の高級旅館にあるような贅沢な風呂場(お風呂洗いたいへんだなぁぁw)に暦が潜入し、そして大胆にも入浴しているシーンは人によっては嫌悪感を十分に発生させるだろう。それは、風呂場への潜入という状況に加えて、元の世界では故人な筈の臥煙遠江の出現による脈絡の感じられないある種の欲望の煽情性による。しかし、そのことよりも、先にワタシが言った暦創出の平行世界の中のお話としては、面識のない臥煙遠江が登場するのは不自然である。が、これは、臥煙伊豆湖の姉、神原の母であるが故に、彼女らのまさに心の残りではあり、つまり、暦による平行世界ではあっても、暦との交友のあった多くの人(怪異も?)のわだかまりや心残りも含まれて創出された平行世界なんじゃないかなぁと勝手に思う訳です。
  言いかけて言い忘れた感覚(最近そんなことが多いですW)になるので、いや文章力がなくてうまく言葉を挟めななかっただけなのですがw、元の世界では故人で貝木泥舟の初恋相手で、神原の母の臥煙遠江は暦の背中にその平行世界をうまく処理するためのヒントを残して、暦が振り向くとまるで幽霊のように(実際そうだと思うのですが)忽然と姿を消していました。この描写はワタシ的に、腑に落ちるところが多いです。ある種の欲望への意識が強いのは暦のこの年代の男子の特徴であること(割合的に多い特定の性別へのサービスはもちろん含まれています。)、そしてそれは幽霊による妄想であったかのようなシーンの〆方。
  そして、本作のラスボス役で、暦自身の別存在でもある忍野忍が、最後の方のシーンでこの平行世界の種明かしをしてくれますが、良く分からないので感想は省略しますが。最後の最後のシーン、元の世界に戻ってきて、戦場ヶ原ひたぎと引っ張られて横断歩道を渡るシーンは、考え過ぎないで行動しろ行動が答えを導いてくれるみたいな意味なのかどうなのかまるで解らないです。
  そんなことよりも、ひたぎが髪を短くした理由に、羽川翼に対する複雑な感情があったことが触れられていて、これはとても納得がいき、スッキリした気分になりました。長い髪の方が似合うのにと思っていたからです。ひたぎ的には、暦は(羽川のような)短い髪の女性を好むと、思っていたとしたならば気が強い性格なのに意外なカワイサ発見みたいな感じですw。そしてある意味自分に対する自信が付いたので、自分らしい自分を象徴する長い髪は、ひたぎ的には、羽川へのわだかまりを克服できた証に、ワタシには見えました。
  と言うことでもう何回か本作を視たら分かるかもしれないしやはり分からないかもしれません。分からない所があっても気にはしません(負け惜しみ100%)が、とにかくワタシ的に本作が楽しめたことは間違いがないです。

投稿 : 2019/07/06
閲覧 : 199
サンキュー:

10

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