をれ、 さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
全12話視ました。
視聴前情報は特に集めていません。原作についても全く知りません。
「全12話視ました。」
蛍光色が暴れ回るサイケデリックな画像、不必要なぐらい緻密に描込まれた背景、絶頂の興奮、生命の価値が無意味に感じるようなグロい世界観、それらを表現したOPを視れば、本作がブッ飛んだ作品以外の何モノでもないことを3秒で理解できるでしょう。本作の楽しみ方は、本作以外とは異なると思います。
お話が中途半端なところで終わっているので続編放送が視たいです。他の人に推すかと言われたら、数話視て判断してください嵌る人と嵌らない人がはっきり分かれるような気がします。
「グロ系なのに絵がとてもキレイ(4話めまで視ました)。」
各話始まって直ぐ表示される字幕の通りに残酷表現が1話中に何度もあります。視る前からグロ系なのは覚悟していましたが、ワタシ的にそれほども気にならないです。それは、予めそういうものだと知って視ていることに加えて、人に対して酷いことをした魔法使いが罰せられる的な側面があるからなのかもしれません。全体的に、ノリでお話が進んでいく感じで、命の軽いお話です。
ならばどこが気になるかと言えば、ワタシ的に意外にもキレイな絵です。そこには驚きました。なお、ワタシは作画無知なので、詳しいことは分かりません。
キレイな絵というはこの場合、描かれている対象に美的な何かを感じるというのではないです。むしろ、貧民窟のようなゴミゴミした場面での描写が多いです。背景などが非常に細かく描かれていて、リアリティを感じるというか、そこに生命感を感じるというか、うまく言い表せないですが、圧倒されます。
OPのサイケデリックな雰囲気、本編背景での病的に過剰にさえ思える描き込み、そしてノリ、さらにカイマンやニカイドーは何者なのかという謎、あとメシテロw、それらを楽しむ作品だと思って視ています。