「ヴァイオレット・エヴァーガーデン(TVアニメ動画)」

総合得点
94.1
感想・評価
2534
棚に入れた
10305
ランキング
6
★★★★★ 4.2 (2534)
物語
4.1
作画
4.5
声優
4.1
音楽
4.1
キャラ
4.1

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ネタバレ

ひろぞう さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ジャパニメーションの一つの到達点、言葉を紡ぎそして文章を

ジャパニメーションの一つの現時点での到達点の一つだといって過言ではないだろう
人と動物を決定的な差違の一つ
言葉を紡き、そして文章を綴る
人の表現方の根源まで立ち返ったときに
この作品の言葉の一つ一つが重くの響いてくる
人の言葉は時として、相手を傷つける言「刃」となり得るので
それは個人の決定的な関係性の破綻から、戦争の原因ともあり得る
その戦火の中で「愛している」という言葉の意味を探すのが
本作のテーゼなのだが
それはバイオレッドが戦火の中で聞いた最後の言葉で
非常に皮肉な話でもある
なぜなら戦争という物が最もその人として当たり前の感情を奪い
人々の紡いできた文化という物を容易に破壊するからだ
その最後に最愛の上官にかけてもらった
「愛してる」の意味を探す物語だが
実はこの言葉よくよく考えればその意味は深く
その意味の読解は容易ではない
毎分いっているような奴の言葉ならその意味は実に軽い意味になるが
生死を境をさまようような状態で、絞り出された言葉であるのなら
いかなる文言もまたその意味は重大となる
この作品を見ることによって
高日々日常的に文章書く人間にとっても
己の文章は果たして秋水のように心の鏡面となっているのか?
独りよがりすぎる文章となっていないのか?
社会の片隅の一駄文であっても
言の葉の刃と化してないのかと問い直すのにいい作品である
私も齢50となり「ありがとう」と素直に言えずに別離を果たしたことは数知れず
この年になっても未だに「愛している」などと言う言葉の意味は解さない
それでも日々生きていく中で戦火の中で感情表現が苦手なバイオレットが
「この風景が大したもてなしに相当する物だと思われます」と
日々進歩を遂げる、人間の使命としてとげねばならない
そう思わせる作品と言える

と適当にジャンル不動に適当にここで文章書き連ねてきた私でありますが
これにてここでは断筆とさせていただこうと思います
正直吸収意欲の減退から、アニメ作品ほとんど見なくなったので
まあこれとこのほかの私の文章を四手いただきましたすべての皆さんに、お礼を申し上げます
そして別の地平で私の文章を見かけまたしたらよろしくお願いします
あえて宣伝のリンクも張りませんし。この名義で文章書いている物はないんですが。

投稿 : 2020/09/28
閲覧 : 330
サンキュー:

10

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