「ヴァイオレット・エヴァーガーデン(TVアニメ動画)」

総合得点
93.6
感想・評価
2449
棚に入れた
9848
ランキング
11
★★★★★ 4.2 (2449)
物語
4.1
作画
4.5
声優
4.1
音楽
4.1
キャラ
4.1

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ヴァイオレット・エヴァーガーデンの感想・評価はどうでしたか?

けむ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

現時点でこの作品より感動する作品をまだ知らない

京アニ制作の感動アニメの決定版と断言できる「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」・・・私がこのアニメに出会うきっかけになったのは2021年11月の金曜ロードショーだった。私は今まで洋画やスタジオジブリ作品、新海誠監督作品、エヴァなどの超メジャーアニメ映画を鑑賞する事はあったが、深夜アニメといったジャンルはほとんど視聴したことは無かった。そんな私が、2021年11月に金曜ロードショーのCMで放映されたあの美しい映像をみて驚愕し、このアニメを一度見てみたいと思ったのだ。50歳のおっさんが・・・金曜ロードショーで特別編集版と外伝を視聴し、久しぶりにアニメで心から感動し、私はすぐにネットフリックスに加入した。そして半日で13話を一気に視聴した。ただ今考えればそれはとても無謀な事をしてしまったと思っている。あまりに感動しすぎて、泣きすぎてやばい事になってしまったからである。(家族がいない時に視聴してマジで良かった・・・)そのため、もう少し冷静に視聴する必要があると思い、しばらくしてから2回目を視聴したが、2回目もほぼ状況は変わらなかった。その後、改めて外伝と劇場版(まだ配信が無かったため、ブルーレイを購入)を視聴したが(この劇場版2作品も大変素晴らしいかった)、このアニメを制作した京都アニメーションに対して心底感謝しかなかった。王道のストーリーに素晴らしい神作画、心に染み入るそして時には心を揺さぶる音楽・・・これらが三位一体となった時、とてつもない映像作品になるのだと痛感した。そして何より、主人公のヴァイオレットを演じた石川由依さんの演技は本当に素晴らしかった。感情を知らないヴァイオレットが少しずつ感情を理解していく様を、見事に演じ切っていたと思う。劇場版でのヴァイオレットの言葉を聞いたり、表情等を見ているだけで、TVアニメ1話からの彼女の成長ぶりを感じ取れて、今この文章を書いている時も、思い出しただけで涙ぐんでしまう。これだけ感情移入できるキャラクターはそんなに多くは無いと思う。
この作品をきっかけにアニメ沼にハマり、今ではほぼ毎日深夜に2時間程度、色々なジャンルのアニメを視聴している。ヴァイオレット・エヴァーガーデンと同じくらいお気に入り作品は定番だが「シュタインズ・ゲート」、「四月は君の嘘」、「宇宙よりも遠い場所」、「あの花」、「物語シリーズ」、「クラナド」等々始め、他にもすばらしい上質なアニメ作品を調べて堪能している。特に京アニやシャフトの作品がお気に入り!
結論:ここ10年くらいのアニメって大人がみても感動できて、楽しめる作品が充実している事に驚きを隠せなかった。リアルタイムで見たかった泣

投稿 : 2023/01/24
閲覧 : 23
サンキュー:

4

かとー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

第10話は神。これがアニメのNO1作品です。

アニメで号泣したのは初めて。
素晴らしかった。さすが京アニ。日本の宝。
必ず復活して、またたくさんの素晴らしい作品を作ってくれるはず。

悩んでる人は絶対に見ろ!Netflixしか見れませんが、入る価値は間違いなくこの作品にはあります。

特に第10話は涙が止まりません。
アニメで泣いたのはこの作品ただ一つのみ。

いつかこの作品を超えるアニメを見つけるのを楽しみで、色々なアニメを見ています。

投稿 : 2023/01/11
閲覧 : 441
サンキュー:

9

ネタバレ

atsu さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

肩透かしだと感じてしまった

高評価でよく目にしていたためにハードルが
高く、実際見てみると設定の粗さなどが大分
目立っていた。

しばらくはヴァイオレットが人形だと思っていました。
基本設定はしっかり最初に示しておくことが
大切であると思うのです。設定がうやむやな感じで、
どういう世界観なのかがよく分からず作品に入り込めず
に終わりました。

また、起結だけが描かれていて、過程が分からないことが多いためか
そこが頭に引っかかり没入できませんでした。

例えば、
・少佐にだけ心を開くヴァイオレット
・心を取り戻せた理由
・王宮に呼ばれるのがヴァイオレット

など根幹のテーマに関わってきそうな部分から
個々の設定や各話まで中身が描写不足なため、
うまく作られているとは思えませんでした。

心情描写もかなり不足しているようでした。
基本的に誰がどう感じているのか描かれないためか
誰の視点にも立って見れませんでした。

全体的に作品が浮いているように思います。

投稿 : 2023/01/11
閲覧 : 236
サンキュー:

5

ネタバレ

kawadev さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

愛してるは普通の人でも難しい言葉…だと思う

以前より気になっていたので見た作品。

事前情報でハンカチと鼻水をすするティッシュは用意していたけど、無駄にならなかった。

ただの道具と言われていた主人公に、感情が見られる様になるとちょっと嬉しかった。

色々な愛してるがあったが、特に好きだったのは10話。

投稿 : 2022/12/08
閲覧 : 319
サンキュー:

16

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

小綺麗な作品より胸を打つ作品を…。素晴らしい作画とは何なのか?。

京アニ作品だけに限らないが、画面が小綺麗な作品が美しい感動的な作品ってのは違うだろうと言いたい。


アニメはあくまで物語を、もしくはキャラクターの心情を表現するのが本質であって、映像や音楽はそれを支える要素に過ぎない。


短い感動的なエピソードを連ねていくスタイルは、「ブラックジャック」や「花田少年史」など過去にも沢山ある。しかし、それらの名作に比べちゃうと単純にウェルメイドな上手さや、感動させる訴求力に少々欠ける。故に映像が綺麗でも、映像が綺麗だなぁ~の域を出ない。


最近やたら映像と音楽の力が評判になる作品が多いけど、それは一番わかりやすい刺激だからな気がする。なんとなく良い話げで、あとは映像と音楽の勢いで持ってけばいいじゃんでは無理がある。感動には論理的な構築無しにはありえない。


本作がイマイチ感動に至らないのは、哀しみの弱さと主役ヴァイオレットのキャラがイマイチ置きどころの悪さにあるように思える。


感動的な作品は、ビジュアルよりまずなりより哀しみが重要である。共感できる圧倒的な痛みがあり、それを超える愛が作品を包む時に思わず涙してしまうものだ。そのポイントを抑えれば複雑なことや高度な事は必ずしも必要ではない。


そこで同じくらい重要なのは、喪失の痛みは簡単に消えるほど楽な物ではないという点である。決してそれは戻らないのだ。しかし、それでも前に進める!、というように止まっていたキャラクターの心が動き出すのが描ければいいのだ。苦味と甘味が共存した時に切なさが産まれる。


手紙は喜びだけでなく、哀しみも伝えねばならない。戦争を経験したこの世界ならそういうケースがあって当然だろう。軍人出身のヴァイオレットなら、自分が関わった戦闘に関することだってあってもおかしくない。


そういうどうしよもできない哀しみも描いてこそ、人間は愛だけでなく哀しみも、酸いも甘いも噛み分けるようになってこそ成長といえるだろう。「この世界の片隅に」という見事な例が近年にあるではないか。


そしてヴァイオレットのキャラだが、軍人部分のエピソードが雑味になってしまっているように思えた。セ○バーじゃないんだから、なんでそんな強いの?とか、PTSDや戦場しか知らないにしてもロボのように感情を知らない設定には少々無理があるなぁ…とひっかかる部分が多い。それこそ戦争に関わってるなら、それこそ「この世界の片隅に」じゃないが、やりきれなくてどうしようもない面も描かなきゃアカンやろ。


一層、本当に機械人形のキャラが人間と触れあって感情を学ぶ、といった王道路線で良かったような。世界観に対して技術レベルがええ加減なのはアニメならよくあることだし。


少佐との愛も、少佐の立場だとヴァイオレットに対する想いはかなりいりくんだ複雑な物にならざるをえなかっただろうが、それを描けてるとはあまり思えないし、話の中心とも言いづらいのがまたひっかかる。


要するに小綺麗だが、イマイチ感動と印象には残らないというのが総評である。京アニは、「らき☆すた」以降では「声の形」を除いて強力な原作とがっぷり四つに組まなくなってしまってからこの傾向が強くなってしまったというのが私見です(元々、良い原作を丁寧にアニメ化するのが特徴の会社なんだから、原作の選定が重要だった)。


文章だけではアレなんで、良ければ私の「号泣アニメ」ランキングを参照してください。感動エピソードとされる10話だけど、「よりもい」11話のメールの使い方の見事さに比べちゃうとねぇ…。評判が良すぎてハードルが上がっちゃうと良いことあまりない。

投稿 : 2022/12/05
閲覧 : 1721
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55

よこちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

神作中の神作

実は半年ほど前に視聴しまして。ネタバレ厳禁だし文章力無いんでどう書こうか迷ってしまったんですよね。Netflix独占配信なので視聴してなかったんですが、長男が友達に勧められてDVDをレンタルしだしたので私も視聴しました。
アニメ歴2年ちょいで恐縮ですが、私的神作アニメも数本あります。それらの神作をゴボウ抜きして頂点のアニメになりました。素晴らしい作品、初めて満点評価にしました。ちょっと私的にはこのアニメを超えるアニメはしばらくないだろうと言う認識です。

ラッキーだったのが名前だけ聞いたことあって、内容もジャンルも全く知らなかったことですね。まず冒頭、美しすぎる絵、これ映画じゃないの?と驚きました。そして私はアニメで滅多に泣かないんですよ、半泣きぐらいはありますが。それが第3話で涙を流しこれは神作だなと早くも判定。

感情に乏しいヴィオレットが手紙で感情を取り戻して行く過程が上手く描かれてると思います。そこをメインに持って来たのが良かったのではないでしょうか。正直、神回もあり涙が止まらなかったです、試しに3回観ましたが同じでした(^^;
終盤がイマイチだと言う方もいますが、私は楽しめましたよ。全13話上手く纏めてると思います。

当然、キャラ絵も素晴らしく、ヴァイオレットが美少女キャラなんですが、可愛いと言うより美しいですね。私は嫁キャラも数人いますが、逆にこのキャラは美しさが勝ちすぎて嫁キャラに出来ないです。

OPもEDも映像良いです。
OP曲はTRUEのSincerely
ED曲は茅原実里のみちしるべ
どちらも神曲です、今でも聴いています。
特にOPは聴くだけで泣きそうになりますf^_^;

現在私的には1位のアニメであり、2位を大きく離してしまいました。少しでも多くの人に観て欲しいですね。めんどくさいレンタルしてでも視聴後は観て良かったと思えますよ。私の文章力で伝わりにくいかもですが超お勧めです^ ^

2022年11月11日

投稿 : 2022/11/11
閲覧 : 266
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23

なご さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

素晴らしかった

感動するからと勧められていたが、ここまでとは思わなかった。素晴らしかった。

作画も綺麗だし音楽もよかった。
ストーリーも良く、毎話映画を観ているようだった。
とりあえず観てほしいアニメ。
あと、この作品が京アニでよかった。

投稿 : 2022/10/17
閲覧 : 126
サンキュー:

10

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

愛を乞うひと

京都アニメーション制作。

感情を持たない一人の少女がいた。
少女は戦うための「道具」として生きていた。
時は流れ、戦争は終わり、
新しい時代が始まろうとしている。
両手を失い「武器」としての価値を失う少女。
エヴァーガーデン家が身元引受人となり、
自動手記人形としてCH郵便社で働き始める。

気持ちを伝える代筆業に従事する彼女は、
たくさんの想いを知り人生を感情を学ぶ。
彼女が新しい心の拠り所を、見つけた時、
{netabare}ギルベルト少佐が戦場で告げた最後の言葉、
「愛してる」の意味を知るのでしょう。{/netabare}

3話視聴追記。
妹ルクリアの告白と回想。
{netabare}両親を戦争で失い、一人従軍から帰還し、
自分を責め続ける兄に、
あなたならどんな言葉をかけるでしょうか?
「生きていてくれてうれしい」、
言葉は少なくとも、ルクリアの大切な想いを、
ヴァイオレットが「感じた」ことが重要なのです。
彼女は涙の意味を、まだよくは知らないでしょう。
ただこのルクリアの涙が、心を動かしたのです。{/netabare}

最終話視聴追記。
環境が人格に及ぼす影響を考えてみる。
おそらく常識からかけ離れた論理が、
そこに存在するのでしょう。
今後、生き方を強いられた彼女が、
前を向いて歩んでくれたらと思います。

投稿 : 2022/10/01
閲覧 : 1162
サンキュー:

127

Sua_Ma さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

泣きました

こんなに泣くとは思わなかったくらい号泣
涙腺ゆるゆる過ぎました

投稿 : 2022/09/16
閲覧 : 66
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4

桐咎 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

5-6年ぶりにレビューを書きたくなるほどの神アニメだった

結論から言うと見たほうが良い。

『なんとなく見たいアニメを探している』『普段アニメあまり見ないけど、良いのあるかな』『ガッツリ面白いのが見たい』そんな人、今すぐ見てください。

そもそも作画が異次元レベルで高いので画面を見ているだけでも面白い。極論作画だけでも充分楽しめる作品なのだが、その上で劇中歌、OPED、BGM、全てレベルが高い、ストーリーが0点だったとしても見れる自信がある。

そして何より、ストーリーが良い。

詳しくはネタバレになるので控えるが、感情表現が薄い系のヒロインが人間らしくなっていく系のアニメ、といえば分かる人には分かるだろう。
大抵そういうアニメは先の展開が見えているので途中で飽きが来るものだが、このアニメは基本単話型でありながら全13話の尺をを使って心の成長の過程を丁寧に描いているので絶妙にいい塩梅になっている。
アニメにありがちなご都合展開もよくある急展開もなく、ただただストーリーが展開されていくが、画面上で30分以上爆発が起きないと飽きる、みたいな方でなければ問題なく楽しめるはずだ。

ついでに見る時期に関してだが、もしかしたら年賀状を書く気が起きない12月とかに見ると年賀状を書く気力が湧いてくるかもしれない。日本郵便さんにはアンバサダーとしてこのアニメを採用してほしいぐらいだ。

投稿 : 2022/08/19
閲覧 : 426
サンキュー:

11

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

(手紙で伝えられる量って)ピンキリですよねでもね

 全13話。原作は未読。

 前回書いたのが恥ずかしいので、書き直します。

 前回は結構低評価してましたが、今思えばそこまで悪くはない、と思います。でも個人的にはあんまりヒットしませんでした。

 原因としては、キャラの感情に乗りきれなかった。確かに良い話ではあるけれど、特に心の深くは行かず、浅いところでしか受け止められませんでした。

 こういった作品は、例えば24時間テレビとかアンビリーバボーとか・・・そういった感動話が好きな人ならば魅力を感じるでしょう。僕はそういった話はそこまで好きじゃないので、特に感情移入することなく話が終わりました。

 作画はメチャクチャ素晴らしい。背景とか、水の演出とかも良かったです。そこは高評価です。

 京アニの作品は得手不得手があり、好きな作品はメチャクチャハマるんですけど、苦手なのははまらない傾向にありますね。僕は今回、後者でした。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/08/12
閲覧 : 1016
サンキュー:

41

ネタバレ

nobody さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

面白い

泣いた

投稿 : 2022/08/08
閲覧 : 50
サンキュー:

2

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

本当の「愛してる」を知りたいあたなに。想い願いは叶うものと信じて…。

アニメファンで本作を知らない方は少ない京アニ渾身の永久保存版級名作で文句無く必見です。TV版 13話+OVA1話。劇場版2話構成。全て観ました。ご覧になるなら是非高解像度の大画面で!でどれだけハンカチいるんだいっ!てくらい泣けます。家で観て娘とボロ泣きし笑っちゃいました。

【概要】
作画の美しさは、この作品以上のものを私は思い当たりません。アニメの領域を超え、見惚れてしまう芸術的レベル。声優陣も素晴らしい!随所に無垢なヴァイオレットが「素でめっちゃツッコミ」入れるシーンは何度もクスッと笑えます。無意識おちゃめ♡

正直、高校生未満の若者や恋愛経験が無いと解りにくい作品ですが、恋愛アニメでは無い重厚なストーリーで息をのむシーンも多々あります。原作は小説で、文章をあそこまでアニメとして昇華できる制作は京アニだけでしょう。原作者 暁 佳奈さんは2020年、ゲーム版SAOアリシゼーション リコリスのシナリオを手がけています。

【本編・視聴ポイントについて】
TV版7話で劇作家に代筆を依頼されたヴァイオレットが、物語のイメージを表現しようと、湖に浮かぶ木の葉の上を跳ぶシーンの描写は数秒ですが、全身が震え毛穴が開くのを感じるほどの美しさです。まぁ…1番人気は10話ですが…。

ファンは女性が多く(感情移入できるからでしょう)最終章の劇場版は女性とカップルばかりで、オッサン1人で観るのは恥ずかしかったですが、暗くて助かったのは泣き顔を隠したい視聴者には大いに助かりました。ちょうど鬼滅の刃の劇場版とぶつかっていて、興行的には鬼滅の圧勝(好きですよ)ですが、ヴァイオレットもパンフもグッズもsold outでネットで予約しないと手に入りませんでした。

特筆したいのは「戦争」をバックグラウンドのテーマとしており、惨さ、悲惨さ、命の尊さをも切実且つ丁寧に本質を描いている点です。そして、アニメではどうしても解らなかったヴァイオレットの生い立ち…。なので原作を読んで知ったのは、ギルベルトの兄のディートフリート(海軍大佐)の軍艦が遭難し、漂着した孤島で、言葉も話せない動物の様な10歳程度の女子を拾った…。ということでした。でも、あの身体能力・頭脳は?誰に育てられてのか…産まれてるということは親は人間ってことだけど…。それは永遠の謎のまま…。さて、ネタバレはネットと各諸氏にお任せして、見所ですが、基本的には1~2話完結的オムニバスで、殆どがドール(手紙など文章をタイプライターを使って代筆するお仕事)としての依頼を受けた先、又はその過程を描いていますが、様々な出会いを通じ依頼者の心を文章として表現する事を重ね、人の心・心理を理解し成長して行きます。

ギルベルトとの関係や想いを描くために、軍隊所属当時の描写も度々描かれます。グロいシーンもあります。主役のヴァイオレットはもとより、登場するキャラ全ての心情・想い・願いが丁寧に描かれている点も良いです。本当の意味での人間の真理を描いている傑作です。願っていたギルベルト少佐との再会も…。最終章劇場版でハッピーENDです。

本編で描かれる各キャラ名が花と花言葉、他、キャラに合わせた命名で、ローマ教皇、皇帝、貴族、戯曲の主人公などに由来する点も原作者の拘り・志しが垣間見えて素敵です。

【2022年7月5日 追記】
ヴァイオレットは元兵士(軍人)であり、戦場で両腕を失い義手を付けています。1話のお茶を零すシーンで「アダマン銀」と説明されますが、実在しない金属素材で、ネットをはじめ、此処のレビューでもあの義手に違和感を感じるとの書き込み等を見て改めて調べました。

モチーフはアダマンタイト(アダマス、アダマンティウム)でギリシャ神話等に登場する非常に硬質な物質として表現されます。様々な物語ではミスリル、ダイヤモンド鉱石としても表現されていますが、何故この物語でヴァイオレットの義手にこの素材が用いられたのかは、実はアダマンタイトには「愛する石」という意味がある事が解りました。本作のテーマである「愛してる」の意味を理解するためにドールとして活躍するヴァイオレットに、義手のモチーフの意味を持たせた設定だと思えます。

この設定を知り、本作の時代背景と技術力がやや噛み合っていない感じから、現世の昔をイメージ設定したのではなく、私達の時代・歴史的流れとは異なる、類似した平行世界の時間軸の時代であると考えると矛盾が解消されるかもしれません。

【後書き】
テレビ版がとても素晴らしかったので、劇場版最終章のラストには少しだけ物足りなさを感じました。でも観終わって…ヴァイオレット…永遠に幸せにね…。そして私達は先達が築いた平和な世界に生きられて幸せだと言う想いと、この作品に出会えた事への感謝です。

投稿 : 2022/07/06
閲覧 : 220
ネタバレ

これ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

手紙を代筆するお話

多分今よりだいぶ昔のお話で
その世界はまだ文字をあまり書けなかったりしてた頃みたいで代わりに代筆屋ってものが存在して
色んな人のお手紙を代わりに書くお話
主人公のヴァイオレットの成長も見れたり
1話1話の短編物語がほとんどなのですごくみやすかった
個人的に好きな回は
7話のところ
娘をなくした父親のお話で
湖を歩くところをみたかったって言ってた話そこでの
ちゃんと歩いたでしょうか?3歩は歩いたかと思います!のところがすごくすきだった
あとみんな言う通り10話はすごいよくて
何回見ても泣けるお話ですね
毎年お手紙届くとかすてきすぎるなあっておもった

投稿 : 2022/06/16
閲覧 : 104
サンキュー:

10

ラートム さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ラノベと合わせて、二種類の面白さがある

原作がラノベで、アニメはアニオリが多くなっています。2つとも観てどっちも満足できる作品です。

投稿 : 2022/06/14
閲覧 : 105
サンキュー:

3

TK さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

もっと早く見ればよかった

リアルタイムでPVを見たもののあまりそそられなかったので今まで見る機会がなかったのですが、評価が高いと聞いて最近ついに見てみました。
作画も信頼の京アニクオリティであっという間に全話一気見してしまいました。

投稿 : 2022/06/14
閲覧 : 99
サンキュー:

6

ごる さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

これは本当に感動できる良い話(*ToT)

毎話泣いてしまいました(´;ω;`)ほぼ全話泣いたのははじめてです(;´∀`)
涙腺弱いのもありますが…w
ヴァイオレットのメインの話もしっかりと進行しつつも、代筆を頼みに来たお客さんのそれぞれのエピソードもまた泣かせてくれます(T_T)
ここまで感動するけど、でも切ない話っていう内容は素晴らしいです☆
あと、映像がメチャクチャきれいです(о´∀`о)
細部までしっかりと描かれているのと、宝石や風景などは本当にキレイに描かれています(ノ´∀`*)
京アニのクオリティは流石です(σ≧▽≦)σ
ただ、それだからこそ劇場版も無事に完成してほしいです(._.)

投稿 : 2022/05/13
閲覧 : 243
サンキュー:

10

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

おやじほいほい

作画は劇場版。好きな人は大好物な世界観と魅せ方だった。
内容も1話1話、家族や恋人との愛を中心に丁寧に作りこまれ、最終話に向かって感情の薄い少女が成長して行く所も、とてもおやじほいほい。
京アニはさすがテレビアニメもクオリティー高いなぁって唸った作品。

100点満点中93点

投稿 : 2022/04/12
閲覧 : 258
サンキュー:

15

ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

やっと原作を入手できたので、結論です。

 やっと原作を読めました。本屋にはなくアマゾンでは定価の倍ださないと手に入らない状況でがまんしてましたが、どうしても読みたくて買いました。

 まず申し上げたいのは、京アニで作成したアニメの美しい映像と物語、なによりキャラクターとしてのヴァイオレットを見せてくれた本作には非常に想い入れがあります。そして作成した京アニには感謝しています。

 一方、本来13話で綺麗にそして自然に完結できたはずの本作を映画版につなげた部分が私としてはどうしても許せませんでした。映画版は明らかに不自然です。原作を読むまでもなくわかります。
 ですので本作については厳しい評価をせざるを得ませんでした。そういう経緯で本作については愛憎半々という感じで、それってすっかりのめり込んでるじゃん、という事でしょう。

 で、原作を見ました。

 ヴァイオレットの人生…戦闘人形から自動書記人形に変わってゆくプロセスを丁寧に描いていました。登場人物のゲストキャラを中心に涙を誘う物語というより、ヴァイオレットが本当に殺戮のための機械だった存在から、心を得てゆく過程、そして人を死なせたくないという気持ちなどが丁寧に描写されていました。
 特にどれだけヴァイオレットが危険な存在だったのかの描写が紙面のかなりを占めていました。

 比較して思ったのがヴァイオレットの美しい部分の上澄みを吸い取って、ヒューマンドラマに仕立てたのがアニメ版、ヴァイオレットのダークな部分、どん底からどうやて心を得ていったのかを描いたのが原作版と言えそうです。

{netabare}  宗教の話や囚人の話などかなり暗い話も削除していましたね。囚人の話はハンニバルレクターにつながるような感じですが、ヴァイオレットの中の負の部分を表現するのに必要だと思いますが、なぜ削除したんでしょうか。

 全体としてヴォリュームは原作のほうがありますね。結末以外はアニメが引き延ばしをしたという感じではなかったです。アンの回だけはやはりアニメ版が良かったです。あの露出過多の手紙会社のドールたちは前半は全く登場せず本当に脇役でしたね。
 アニメはエピソードエピソードの「涙」にこだわりすぎて、ヴァイオレットの内面に迫る話をカットしているので、ヴァイオレットの成長に唐突感があったんだと思います。

 戦う…という事に関しては、私はヴァイオレットは義手を使って戦うべきではないと思っていましたが、結構原作でも戦っていました。ただ、原作が語りたかったのは、人を死なせないという部分でした。そこが明確に表現されていたのでやはりアニメ版とは違います。その違いは、ヴァイオレットの過去が明確に描かれていたからです。
(戦斧を持って戦うヴァイオレット…アニメでやったらそれはそれは美しかったと思いますが、残念です)

 不自然な11話の答え合わせ…なぜ雪山で依頼主を見つけられたか…企業秘密だそうです。アニメでは沈黙でしたね。

 そして、ギルベルトがヴァイオレットの元から去った意味は、原作版のほうが圧倒的に説得力はありました。ヴァイオレットを人として活かすためには自分の命令を待つだけの存在であってはいけない、軍の内部でヴァイオレットが戦わなくていい様手を尽くすということですね。だけどヴァイオレットが事件に巻き込まれた。だから助けに…そして、再会という感じですね。{/netabare}

 原作を読んで、変な言い方ですけど、結末を映画に引き延ばしたアニメに対するわだかまりはもういいかなあという気がしてきました。
 映画版はやはり納得できるものではないので、リピートするつもりはないですけど、TVというかネット版の方はリピートしようかなあと思います。

 で、最後に。アニメ版は、キャラ萌えとヒューマンドラマにこだわり過ぎましたね。過去のアニメでも泣けるだけのアニメはその時の評価が高いし、その時感情移入したファンからはかなり長期間支持されるとは思います。私もその中の一人でヴァイオレットのキャラにはやられた方です。だからこれだけダラダラレビューを重ねているんだと思います。

 でも、世間的に言えば、数年後に残っているかは疑問です。いやもちろん優れた作品だから一定以上の評価はあるでしょう。でも、一回見て泣けるアニメで終わりな気がします。原作のテーマ性と感動をくみ取れませんでしたね。



初回のレビューです。

{netabare}  話題の10話をはじめ、本当に感動します。泣けます。絵も美麗、音楽の使い方もうまいです。そのほか、兄妹の話とか王女さまの話とかもとてもいいです。だから、ここでの評価ポイントは高いです。

 でも、後で振り返ってみて、じゃあ、何かをこの物語から得られたか、ですよね。もともと個々人の中に持っていた情動を揺さぶるのはものすごく上手だと思います。
 考えさせられるか、というえばそうではありません。つまり、死と家族と愛という言葉を人質にとられて「さあ、泣いてごらん」「うん、泣けた」という感じです。

 愛がテーマです。でも、言葉だけのような気がします。少佐からバイオレットの愛って、何なんだろうって思います。拾った犬を兄が虐待してるのを見て可哀想だから飼ってあげた。みじめだなあ、かわいそうだなあ、大切にしたいなあ、で情が移った。でも戦争だから、利用しちゃおう、だって犬なんだから、みたいに見えます。それで別れ際に愛してるって…どういうこと?と思ってしまいます。

 バイオレットから少佐への愛情は理解できますが、これ、子供の親に対する愛情みたいなものですよね。別れ際に愛してる言葉を初めて聞いて、男女の愛情を手紙を通じて理解して、それが少佐に当てはまるということでしょうか。なんか、お話のためのお話というか…。

 あと、ちょっと引き延ばしがありました?原作知らないのでわかりませんし、どれがとはいいませんが、要らない話もあって2,3話削れたのでは、と思います。
 京アニ作品は、物語としては本当にいい話をつくりますよね。作画も群を抜いて奇麗ですし。しかし、他作についてはここでは述べませんが、今後の方向性に気を付けて欲しいところです。{/netabare}



 以下追記となります。主に物語の構成の10話以前の出来の良さと比べて、11話以降のストーリーのどこが良くないのかと、義手の意味について少し考えてみました。

{netabare} 11話以降がよくわかりませんでした。雪山で兵士に手紙を届けに行く話は、エピソードそのものがおかしかったです。なんで彼が届け先だってわかったんでしたっけ?また彼だけ生き残ったのはなぜ?この話の出来が全然良くなくてなぜ11話という場所にいれたのか?この話が話題になっていないは結構いろんな人がそう感じているのではないでしょうか。
 それと、列車の上の戦いですが、あそこでヴァイオレットが戦っては駄目だろうと思います。一応殺したくないとは言ってますけど戦うこと自体がおかしいでしょう。そもそもあの状況で誰も殺さないで事をすませられるはずもなく、殺してしまった上で彼女が戦闘マシーンとして絶望するとかの内面があるならいいですが。

 なぜ義手なのか?というのは戦闘マシーンであった=非人間的であったヴァイオレットが機械化された手でタイプライターと繋がり手紙を書き届ける存在になります。ヴァイオレットは手を失う=戦えなくなったからこそ、言葉=心=手紙を通じて人の気持ちを理解し人間性を取り戻すという、心のインターフェイスとして使うから義手が活きてきます。つまり義手になったヴァイオレットは戦闘してはいけないのです。
 本作は要するに義手→タイプ→手紙→人とのつながりで、人間性を取り戻すという意味でヴァイオレットの成長ストーリーがテーマになっています。葛藤があるにせよ戦闘しているということは彼女は問題解決として戦う事に躊躇がない=まだ戦闘マシーンであるという意味になってしまい、義手の意味がなくなります。つまり少なくとも言葉で解決する必要があったと思います。

 また、その後人間性を取り戻したヴァイオレットが少佐と触れ合ううちに家族愛だったものが、手紙で書いていた男女の愛情の意味を追体験することで本当の愛を知るというなら、読み取れるものも深みもあったと思います。

 兄弟、親子、男女の愛と繋がって行き、死別した子供を想う気持ち、天文台では一期一会のほのかな恋心や10話では愛の永遠性を表現したわけです。これ以上の愛の種類を重ねても意味があまりありません。なのに11話以降、ラストと劇場版が駄目なせいで何も残らなくなりました。

 11話をカットして、最終話は戦闘をしないあるいは戦闘をしても、そこを少佐に引き戻されるような話なら良かったと思うのですが、このラストの数話で本当におかしな話になったと思います。

 だから、引き延ばしがあったのか?と疑問を持ったわけです。少なくとも義手の設定を考えた原作者ならこうはならないとおもうのですが。{/netabare}

投稿 : 2022/04/02
閲覧 : 727
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16

ネタバレ

nloveY さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

名作の匂いはしました

以前私はこのアニメを酷評しすぎました。
だからと言って手のひらを返すことはしませんが少し度が過ぎたと反省して修正します。ただ必要以上に評価されているとは感じています。
※劇場版は観ていません

高評価ポイントは
設定と作画、京都アニメーションだからこそ実現できた設定だと思います。

低評価ポイントは
・主人公のバックボーンの説明不足。
・主人公の人としての成長過程の説明不足。
・本作の核である少佐との関係性の説明不足。

疑問点ならびに改善点
主要キャラクター達の描写が中途半端なのが少し残念でした。一話完結の話を採用している副作用でキャラクター一人ひとりの深堀が間に合わなかったのではと考察しています。
{netabare} ・頭の悪い敵キャラは興ざめなので主人公をすごく見せたいだけの後半の戦闘描写はいらない。(主人公はともかく、配達員の兄ちゃんも超人だった件について説明がないのは不自然を通り越して不気味です){/netabare}


総じて言えることはほぼ全てにおいて"説明不足"であることです。
敢えて説明しないことで視聴者に脳内補完を促すことは時に良い手法だと思いますが限度があります。物語の核となる部分が説明なく進んでしまうと何時説明があるのかと集中できません。
設定は素晴らしく作品の雰囲気を作る作画のレベルも申し分ないですがが一番重要である部分(※低評価ポイント参照)を誤魔化されている感が否めませんでした。
各エピソード単体で観ると良いと思える話はありますし高評価の方が評価している部分はまさにそこだと理解しています。納得もできます。しかし、作品全体で観ると無視して良い要素だとは思えませんでした。

投稿 : 2022/03/10
閲覧 : 805
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20

ネタバレ

keeen さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

少佐は罪な男だ

TV版での話です

  独自性 14

ストーリー 13

   演出 18

  影響力 13

個人的好み  9

   合計 67

投稿 : 2022/03/02
閲覧 : 151
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2

もっちょん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

泣けるアニメだと言われています

さすが京アニ作画が綺麗だし細部まで抜かりなく描いている。話としては良作以上という評価。泣かしにかかっている展開だとあからさまだったので話としてはそこまで来なかったが絵の力強さでグッと迫ってきた。
まずは絵で魅せてくるというのが京アニのスタイルだと思うのでこのようなスタイルでいいと思う。

投稿 : 2022/02/26
閲覧 : 170
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11

ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

愛のカタチを探しに

日本アニメ史に残る最高のアニメの一つ。
これほど素晴らしい最高の傑作を世に送り出してくれた京アニ、ありがとう。

シナリオ、神作画、声優の演技、魅力的なキャラクター
そして心の揺れ動きを美しく彩る絶妙な音楽、すべてをフル動員して全力で視聴者を泣かしにくる。
日本アニメ業界の至宝である京アニが全身全霊を込めて心に訴えかけてくる。
「これが心だ」「これが愛だ」って。

ヴァイオレットの表情の移り変わり、その描写のあり得ないくらいの緻密さ。
あれだけ無表情だったヴァイオレットに心が宿った瞬間を、絵と音で完璧に表現しきったその表現力の高さ。
作品に命を吹き込むというのはこういうことを言うのかな。
「愛」を表現するということについてこの作品はアニメの一つの到達点に達した。

表現力の高さだけを見て最高って言ってるわけじゃなくてそこに至る過程がまた美しく、繊細でした。

ネタバレあり感想は以下に。
{netabare}
人の感情を持たず殺戮兵器として生きてきた人形が少佐と出会い、まず名前をもらいます。
その瞬間、兵器から人間としての生を与えられました。
でも、この子の心は空っぽでした。
少佐はそんな生まれたばかりの子どもに「愛してる」と告げ、最後に「生きろ」と言いました。
その言葉の意味を知るために仕事をこなすけど、最初は人の気持ちがわからないのでうまくいきません。
でも9話までで彼女に少しずつ心が宿っていくのを丁寧に見せて来て
空っぽだった傷だらけの器に少しずつ注がれてきた気持ち、それらが満たされた瞬間。それが第10話でした。

殺りく兵器として生まれ無機質な人形だったヴァイオレットが愛と出会い、
その傷ついて壊れそうな心に愛が満ちる瞬間を、
その一秒一刹那をも逃すまいとすごい作画で鮮明に心の変化を描いていて、
ヴァイオレットの瞳に「愛」が宿った瞬間、
まるで私の心とヴァイオレットの心が重なったかのように自然と私の心にも感情が溢れてくる。
それは、人形が女の子に生まれ変わった瞬間でした。

それまでヴァイオレットを物語の登場人物としか見ていなかったけれど
この瞬間からヴァイオレットの気持ちに重なって感情移入するようになりました。
彼女が傷つけば自然と心が痛み、彼女が悲しくなれば自然と彼女と一緒に泣いた。

でも感情を理解し、人の心を理解していくということは、
かつて自分がたくさんの人々の命を奪ってきたことの意味を理解して苦しむことになります。
そう、自分が殺してきた人々にも、手紙が届くのを待っている人、愛する人がいるのだと。
命の重み、それを奪うということの意味。
その重さに押しつぶされて彼女の心は悲鳴を上げていました。
こんなことなら心なんてなければよかった? 愛の意味なんて知らなきゃ良かった?
心を持たない人形のままだったら、傷つかなくて済んだのに。

そこに、ヴァイオレット自身を気遣う同僚達から手紙をもらって、
「自分が戦場でしてきたことは消えない、でも自動式手記人形として生きた自分も消えない」
ってホッジンズから教えられて、彼女は前に進むことを決意した。

そして「愛しているの意味が少しわかる」って少佐に手紙を書く。
生まれて初めて書く手紙。決して届かない手紙。
届かない手紙を書くということ、彼女の器に確かに愛が満ち溢れた証だと思う。

この作品を見ると、家族や恋人や友達や周りの人達を大事にしよう、もっと優しい人になろうかなって思う。
素敵な少女に成長したヴァイオレットを見て、ちょっとだけ私の心も成長したような気がします。

{/netabare}

大事な人に届ける一通の手紙。
それは広い世界に2つとない、ただ一つの愛の形。

投稿 : 2022/02/19
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38

ネタバレ

Prospero さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

毎回泣ける

原作読んで少佐のこと知ってる人は騙されるシリーズ。
殺人マシーンが人間故に感情を理解していく過程が素晴らしい。結局人は環境に左右される。
少佐の兄の元にいたら全く別の人間になってたし、AIロボットなら学習感が出て、ただの理想の女の子になる。

投稿 : 2022/01/30
閲覧 : 157
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5

ネタバレ

たつや さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

毎話感動必死というのは本当でした、、、

友達にめっちゃ勧められてわざわざNetflix登録して見たんやけど、予想を遥かに凌駕する出来で、単純にすごく良かった。「愛してる」の意味を知るために自動手記人形となって世界を飛び回り、様々な人と関わり合っていくうちに心情について理解していくというお話で、正直最初はあまり?でピンときていなかったが、3話くらいからは毎話のめり込むように見ていた。感情移入が半端ないんよな。毎話神回というのも頷ける。アニメーションも京都アニメーション制作で本当に美しい。声優も素晴らしい演技ばかりでいうことなし。ただあのED曲のの少し棒読みから入る感じは少し違和感を感じた。(思ってるの僕だけかもしれないw)もう脚本ももちろん良かったし、何から何まで最高のアニメでした!僕の今まで見たアニメトップテンにも入れようと思います!!

↧各話の点数
1話 10p 2話 9p 3話 10p 4話 10p
5話 9p 6話 9p 7話 9p 8話 8p 9話 9p
10話 11 神回理由:残り5分くらいで感動の渦に惹き込まれた。残り少ない余命で娘と遊ぶよりも手紙を描くことに時間を使っているわけが最後に分かって泣いた。(ヒント:手紙の宛先) 娘の成長は見れないけれど、手紙を毎年届けることによって娘を1人にさせないという母の想いが泣けるし、娘が成長する様子も描いていた所がさらに素晴らしかった。
11話 10 戦争で命を落とした男の手紙を届ける所まで描いているところが良かった。「息子を返してくれてありがとう 」という言葉の重みが半端ない。
12話 8 13話 9
総合評価:121(点)÷13(話)×10=93.07…(点)

P.S:ヴァイオレット・エヴァーガーデンの特別総集編やってたけど、アニメの1話1話の完成度めっちゃ高いからアニメ本編ぜひ見てほしい

投稿 : 2022/01/27
閲覧 : 158
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9

そうま先生 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

無感情姉貴@主人公

作画凄い・・・圧巻!!
ただし主人公が嫌いで、無理です。
見るんじゃなかった・・・。
時間を無駄にした。

投稿 : 2022/01/06
閲覧 : 250
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3

ネタバレ

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

透き通る青い瞳のヴァイオレットは、なんで、泣いているんだろう

紫のスミレ(ヴァイオレット)の花言葉は、そのまま「愛」。
そして、この作品のテーマは、「「愛」を知りたい」。
この物語は、最初から最後まで、そのテーマがブレることはありませんでした。


■手紙について

ヴァイオレットは、代筆を通して、いろいろな愛を知っていきます。
この作品を観るまでは、「愛」というものをどこかぼんやりと考えていました。
しかし、「愛」には、いろいろな種類があることをあらためて気づかされました。

また、「愛」には形があることも分かりました。
「愛」は、心の中にあります。
しかし、そこにあるうちは、極めて漠然としています。
それを、手紙にするとは、どう言うことでしょうか。
それは、「愛」と言う漠然としたものに1つの形を与えてあげることです。
その形は、人によっては、何十行にわたるかもしれませんし、1行かもしれません。
内容も、「待っています。」、「会いたいです。」など具体的かもしれません。
逆に、ただただ「愛している。」だけかもしれません。
いずれにせよ、形にすることにより「愛」には実体があることが分かるのです。
そして、実体があると言うことは、それは”手”でふれることができます。
だから、その象徴が”手紙”なのです。
ヴァイオレットは、いろいろな人の気持ちを手に取りふれられる形にしてきました。
そして、自分の中にある「愛」も自分でふれて確かめられるようなっていきます。
それが、「愛」を知るということにつながっていきます。


■作品について

この作品の絵の綺麗さ、表情や仕草の繊細さは語りつくされているでしょう。
私も、ただただすごいなと思いながら観ていました。
その中でやはり一番印象に残ったのはヴァイオレットの透き通る青い瞳。
これはアニメなのかと思わせるその瞳は、ただただ透き通ってこちらを見ています。
私も見入ってしまいました。

この作品は、もちろん突っ込みどころが無いわけではありません。
大佐はヴァイオレットを拾ったと言いましたが、背景が分かりません。
また、こんな義手をつくれる技術力があればタイプライターなんかいりません。
雪山の中で会ったこともない依頼者をピンポイントで特定できるのはなぜでしょう。
最後はハードボイルドアクションですが、リアリティが足りていません。

いろいろあります。正直言って、ありすぎるぐらい。
でも、私は、まっ、いいかなって思っています。
良くも悪くも同じことが続く日常系にピリオドを打っています。
もし、あのまま代筆を続けていくだけのお仕事物語なら逆につまらないです。
ヴァイオレットは、少佐との壮絶な離別を経験しています。
その悲しみを克服し、愛を知るためには、それ相応のドラマがないと。

そして、なによりもどんな手段を講じてもテーマを完遂してみせる。
そんな意志というか、執念のようなものをこの作品からは感じました。
たとえそれが、突っ込みどころ満載の設定だったとしてもです。
私は、こう言う不器用さは嫌いではありません。
むしろテーマがブレないことの方を評価します。
なんでもかんでも整合性を保とうとして無難になるよりは、はるかにマシです。


■テーマについて

この物語は、ヴァイオレットの『「愛している」を知りたい』が出発点です。

ヴァイオレットは、物語の後半にいくほどよく泣くようになります。
透き通る青い瞳のヴァイオレットは、なんで、泣いているんでしょうか。
その「なんで」が分かった時、愛を知り、新しい一歩を踏み出せます。

ヴァイオレットが泣く理由は、最初と最後では変わってきます。
最初の泣く理由はこうでした。
ヴァイオレットは、武器として人を殺めてきた過去があります。
愛を知り始めたときに、自身の過去とのギャップに苦しんで泣いたのです。
なぜなら殺めてきた人たちにも愛する人がいるということが分かったからです。
しかし、これ以降、ヴァイオレットが泣く理由が徐々に変化していきます。

最後にヴァイオレットは、はじめて自分の手紙を書きます。
それは、自分の中にある「愛」を形にできたということです。
形にできたということは、ふれられるということです。
義手は、今まで、「愛」には、ふれてはいけないもののような象徴でした。
その義手で初めて自分の「愛」を形にし、ふれることができました。
それは、つまり、「愛」を知るとことができたということです。


最後のシーンでも、やはりヴァイオレットは泣いています。

TRUEさんが歌うOP曲「Sincerely」。
意味は「心から、真心込めて」で、手紙の"結び"に使う言葉です。
とてもこの物語にあっているいいタイトルだと思います。
そして、この曲に次の1節があります。

「わたし なんで 泣いているんだろう」
「心になんて 答えたらいい?」

きっとヴァイオレットは、こう答えるでしょう。

「私は 今 愛しているも 少しは分かるのです」

これは、少佐への手紙の内容です。
しかし、私は、同時にヴァイオレット自身の「心」への答えだったと思うのです。
ヴァイオレットは、最初は「心」を持たない道具と言われていました。
でも、最後には「愛」している、その答えを受け止められる「心」を持ったのです。
この物語は、手紙の"結び"のように、ちゃんとテーマを結んで終わりました。


■終わりに

この物語は、とても小説的なお話だったと思います。
面白い小説は、すぐれた心情描写で、登場人物の心が手に取るようにわかります。
この作品もそんな心情描写を、しぐさ、顔の表情、瞳の輝き、背景等で表現します。
まるで小説を読み終わった後のような気持ちにさせてくれた作品でした。

投稿 : 2022/01/02
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42

ネタバレ

天地人Ⅱ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

SFスーパー英雄(?)列伝9

「お初にお目にかかります。」
「お客様がお望みなら、どの作品でも感想を書きます。」
「自動ネタ投稿サービス――ヴァイオレット・エヴァー天地人です。」

・・・って、おい、やめろ、物を投げないで(うぎゃーっ)

え~と(汗)とにかく最後のテロップにはビックリしましたね。
まさか新作決定って、こんなに嬉しい事はない、僕にはまだ観れる話があるんだ(byアムロ)
って、こんな事で名セリフをネタにした事が許されると思ってんじゃないだろうな(ハハハハッ・・・や、やばい)
 
で、本編の話ですが(前段長すぎ)最初の感想は、絵がキレイだったものの、シナリオが分かりにくく、一瞬前の話を見逃したかと思うような展開もあって正直観るのに苦労しました。
ヴァイオレットの感情表現がないのは、ボトムズのキリコと同じで、戦闘マシーンと化した彼女が、やがて周りの人とのふれあいを通じて感情を得ていく展開になるんだと、予想出来たので変わっていくヴァイオレットを観るのが楽しみでした。
あざといですけど、こういう感情を取り戻していく物語はやっぱり後半、特に最終回は感動しますね。
でも、話がやっぱり飛んだように、個人的に感じて苦労しました。
まあそこは、ヴァイオレットちゃんがカワイイからいいか(おいっ)

おまけ
最終回、航空祭に集まった仲間たち
ルクリア
「良かった、来られたのね。前期アニメの感想でアナタも忙しかったでしょう?(いえ、でも沢山感想を書きました)」
アイリス
「私も書きましたよ!未来の自分に!あにこれ一いや、世界一のアニメオタク(待て)になってる自分に!(すごい野望ねー)」
カトレア
「人の事言えないでしょー。貴方だって何書いてんのよ(あっ)」
「パパから未来の新作アニメへ(やめろぉぉぉー)」
「パパは君が生まれるのを待ってるよ。そして祈ってる。君が順調に製作される事を」
「作画崩壊しない事を。誰かがあにこれに感想を書き、サンキューをもらえる事を」
「そして君や君の次の作品の放送される未来が、放送が間に合わないで総集編が作られたり、セレクションとかいって再放送でごまかしたりしない幸せで溢れた世界でありますようにと」
・・・って、何書いてんだ(や、やばい)

※2018/04/16偽SFスーパー英雄(?)列伝25として天地人で投稿したものを転記しました。

投稿 : 2021/12/22
閲覧 : 179
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7

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ねこ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

切ない物語

感情を持たない道具、と見なされた主人公のヴァイオレットが徐々に人々の気持ちを理解し、自分は何のために生きているのかを模索する物語です。序盤では何故ドールになったの?と聞かれると、少佐の言った愛してるが知りたいから、と必ず答えていたのですが物語が進むにつれヴァイオレット自身がドールの仕事の素晴らしさ、人々が手紙で伝えたい感情の美しさに気づき始め、誰からの指令でもなく心からその仕事を愛してるように思えます。成長が凄まじいです。少し残念だったのは1話1話の起承転結が大体予想がつき、同じような内容だった事です。作画に関しては流石京アニって感じ言うまでもないです。

投稿 : 2021/12/17
閲覧 : 154
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9

ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

美しい世界で、愛という言葉の意味を描いていく物語

世界観:8
ストーリー:6
リアリティ:5
キャラクター:7
情感:8
合計:34

感情を持たない一人の少女がいた。
彼女の名は、ヴァイオレット・エヴァーガーデン。
戦火の中で、大切な人から告げられた言葉の意味を探している。
戦争が終わり、彼女が出会った仕事は誰かの想いを言葉にして届けること。
――戦争で生き延びた、たった一人の兄弟への手紙
――都会で働き始めた娘から故郷の両親への手紙
――飾らないありのままの恋心をつづった手紙
――去りゆく者から残される者への最期の手紙
手紙に込められたいくつもの想いは、ヴァイオレットの心に愛を刻んでいく。
これは、感情を持たない一人の少女が愛を知るまでの物語。
(公式サイトより)

毎週リアルタイムで見ていた、響け!ユーフォニアム2期のCMで圧倒的な作画で注目しました。流石は京アニだなぁと、当時のレビューで言及してしまったほどです。当時は原作のCMでしたが、いよいよアニメになるということで、期待せざるをえない状況での視聴です。

3話を見て、評価点は既に4.5と3話時点では高水準だと思います。期待通り、歴史に残る作品になりそうなので、その時々に感じたことを忘れないよう、ここから更新型のレビューにしたいと思います。全話はできないかもしれませんが、できる範囲でお送りします。

<3話まで>
ファンタジー世界の物語。{netabare}戦場で大切な人(ギルベルト少佐)と別れてしまった主人公ヴァイオレットが、郵便の会社に就職し、新しい人間関係の中で、代筆業務に取り組んでいくといった序盤でした。
タイプライターが家庭で買えないような時代設定なので、我々の世界より文明は少し昔のように思っていましたが、喋ったことをその場で手紙の文章にするサービスって現代でも通用するような。プライバシーの関係で需要が多くなさそうですが、手紙が書けない人や、より良い文章にしたいというニーズはあって良いよな、と思って検索したら、ラブレター代筆業者とか普通にいました(笑)
人の心を伝える職業を舞台としているところが良いですし、設定として巧いです。
ヴァイオレットの機械の手を見ると、我々の世界より進んでいるようにも思えます。{/netabare}

1話は{netabare}ヴァイオレットがギルベルトのことを強く想っている描写が随所にあり、最後に「愛している」の意味を知りたいと意志を示したシーン、{/netabare}
2話は{netabare}サービスの文字通りの機械人形であるヴァイオレットを通じて、人の言葉には言外の心情が込められていることを描き、裏腹にかけながら同僚のエリカがヴァイオレットを辞めさせないでほしいと直訴するシーンに心動かされました(ここで既に情感7点以上が確定)。京アニスタッフは物語と人間の動かし方がわかっていらっしゃるよ、本当に。と思ったら演出が藤田さんでこれまた高揚感ですね(響け!ユーフォニアムのレビュー参照)。{/netabare}
3話は{netabare}自動式人形の養成学校でのストーリーを土台に、ヴァイオレットとルグリア、ルクリアとその兄を、手紙や高台の鐘楼から見える美しい景色とともに描かれました。目に涙を溜めているだけで感情に訴えてくる表現の力強さもありました(涙が響け!時よりも涙らしくなりました。もっと線を細くして、流れる時にキラリと光るだけでも十分だと思います)。{/netabare}

リアリティ面は、{netabare}ヴァイオレットが戦場を駆け巡るシーンや、簡単な手紙で養成学校を特別扱いで卒業させてもらえたあたりが引っ掛かりましたが、まだ、それを上回る満足度の高さがあります。{/netabare}

ヴァイオレットは機械のような心ですが、単なる設定と思わせない感じが良いですね。外見の美しさとその極端な不器用さとのギャップに、周囲が手助けしてあげたくなるというのも、なんか共感できます。

{netabare}今回、少佐への手紙が宿題となったのでこれが伏線となりそうですが、少佐が生きていて、手紙が渡ることを祈りましょう。もし、再会するという結末であれば、ヴァイオレットにどんな行動ができるのか。まだ、物語には大きな山場があって、成長していってくれることを期待したいですね。{/netabare}

<4話>
{netabare}今回は、初めてドール仕事の指名を受けたアイリスが、ヴァイオレットと共に依頼主の住む町(アイリスの故郷)まで出張する話でした。前半で問題を起こし、後半でほろりとする、ここまでの3話までと同様の構成で、脇役であるアイリスに1話を割いた形となりました。

4話からが本番との噂があり、物語が大きく動くのではないかと期待をしていたので少し肩透かしを食らった感じですね。

ヴァイオレットがドールをやりたい理由、他のドール内で共有されているかと思いきや、アイリスは初めて聞いた模様。ドールたちの間ですぐにでも話題になってそうですが、ちょっと人間性が綺麗すぎるかなぁ(←リアリティ派の観点って面倒くさいものです(笑))。引き続き、次回に期待で。{/netabare}

<5話>(優良回)
{netabare}ヴァイオレットが王女の公開恋文の代筆をするとか、14歳とか、いつの間にか美麗な手紙が書けるようになっているとか、代筆屋が代筆しないとか(ビジネスとして問題ないのか?)、国家間の公開恋文が同じ郵便社の代筆屋に任されているとか、そもそも公開恋文なんてありえるのか?とか、ツッコミ所は随所にあるのですが、それを上回る作画の美しさ、テンポの良さ、情感の琴線に触れる心情表現に長けた演出で違和感なく視聴できました。

特に、プロポーズのシーンと、ウェディングドレスを着たシャルロッテとアルベルタのシーンが印象的でしたが、構図やピントのとり方に気付いたら、演出に藤田さん入っていましたか。ヴァイオレットが笑ったのを、カトレアの表情で表現したところも良かったですね。

1話完結、1話ごとの繋ぎが悪い感じもしますが、「愛している」の意味を知りたいヴァイオレットとともに兄妹、親、育ての親など、色々な愛の形を様々なドラマとともに映し出すのがこの作品のテーマ(の一つ)ということがわかり、満足度の高いエピソードでした。

最後は不穏な展開を予想させる終わり方でしたね。ヴァイオレットが機械のような心なのは、そうなってしまった理由もあるのかもしれません。過去の行動(殺人を平気でできた)との整合性が説明できれば良いのですが、そのあたりにも注目しつつ、物語が動きそうな次回に注目したいと思います。{/netabare}

<6~7話>
{netabare}物語が動きそうであまり動かないので、少し心配になってきました。2クールなら大きな問題ではありませんが、この2話は演出が自分の好みではなかったので評価が下がってきています。

6話は並回に近い良回。終盤、リオンがロープウェイで遠ざかるヴァイオレットに話しかけるシーンが、眩しすぎる! と思ったくらいです。ここは個人的な演出の好みでしょうね。実写に耐えられないシーンだと意識してしまうとちょっと苦手なんです(「意識してしまうと」がポイント)。

7話は並回。直接の減点につながったのが、ヴァイオレットが湖面を歩いたこと(嘘をつかないだろうヴァイオレット自身が「3歩は歩けたと思います」って、言っちゃってるし)。画になるシーンで美しいのはもちろん認めますが、もっと風の強い日ということを描いておくとか(それでも厳しいでしょうが)しないと、リアリティ重視派は受け入れられません。

もう一つ、今回のエピソードでは、亡くなった子供に対する親の愛を描いていますが、人が亡くなる(いなくなる)ことの哀しさ、生きていれば様々な可能性があったこと、戦争においてその可能性を奪う側であった自分に対する葛藤といったところまで描かれました。ようやくここまで来たとは思いつつ、人殺しは悪いことと簡単に思ってしまうのもどうなのか。

ヴァイオレットは戦争の時に人殺しをしたにせよ、それはギルベルトが認めていたことでしょうし、ギルベルトを守る動機があったはず(殺さなければギルベルトが殺されただろう場面があったことも容易に想像できます)。ギルベルトを信奉する心が変わらない限りは、上記の思考に至る前に自己を正当化するのが自然なのではないかと思います。

あと、ギルベルトの消息について、微妙な進展がありました。死んだところは誰も見ていないということでした。前述のとおり私は生きていると考えています(物語の構成上、生きていないとラストを綺麗に仕上げられないため)が、姿を見せないことの理由に納得ができればいいなあと思っています。

作品の暫定評価は下降傾向ですがまだ良作水準。毎回美しい小話で、それが作り物と感じてしまうと私は満足できない人間なので、意識させないほどのダイナミックな物語に引き込んでほしいですね。{/netabare}

<8~9話>
{netabare}ようやくヴァイオレットの過去が少し詳細に描かれました。少佐が死んだのかという点はいまだに保留したいですが、死んだと扱われていることを知り、その現実に向き合うヴァイオレットをどう表現するのかが見どころとなりました。大声を出して机の物を投げ散らかす姿は、戦場で激情を表していた人ですし、行き場のない感情を想像すれば理解できますが、ちょっと安易。時間をかけながらぐっと堪えるくらいでも良かったように思います。

戦場でのヴァイオレットの活躍が今のヴァイオレットと繋がりにくく、戦場エピソードはシーン作りに見えるのがこの作品の弱点になってしまったように思います。

ルクリアの兄の代筆、同僚からの手紙を経て、自分の今の居場所に戻る。9話のスペシャルEDもきれいに決まりました。良回です。{/netabare}

<10話>(優良回)
{netabare}余命が限られた母親が残した手紙とは、{netabare}預け先となる親戚への手紙ではなく、実は生きていた父親への手紙でもなく、小さい娘へのこれからの50年に亘る誕生日を祝う手紙でした。{/netabare}

親の気持ちはもちろん、少女のその時その時の感情や行動もある程度理解できまして、手紙の内容を知りながら感情を抑えて対応したヴァイオレットを含め、それぞれの思いに胸を締め付けられました。これは泣けます。

50年も先に届ける手紙を取扱うのは凄いサービスです。今回の対象はお屋敷に住む人だったから大丈夫だと思いますが、転居の多い日本の都会では不可能でしょうね。会社自体もなくなる可能性を思えば、そのような未来に対する人の思いを背負うことは容易な覚悟なくしてはできませんし(ホッジンズ社長の男気か、はたまた浅慮か)。

さて、シーズンとしては締めに入る時期ですが、2クールか、2期か、続くことを期待したいです。{/netabare}

<11話>
{netabare}私にとっては平凡回でした。ヴァイオレットの戦闘能力がまたも浮いて見えてしまったことに加え、そもそもの代筆業というサービスにおける、旅費や報酬がどのような仕組みになっているのかもフワフワしてきました。

ヴァイオレットが勝手に依頼人のところへ訪問しますが、旅費が依頼人持ちであれば、事前に承諾したこと(訪問すること)を伝える必要があるはず。そういうシーンがないとすれば会社持ちで、その分、代筆の報酬を高めに設定していると推測されます。

しかし、今回、依頼主は死んでしまいますので、報酬の受取ができないと思われます。手紙の宛先(家族や恋人)に払えとは言えないだろうし、あのシーンの後にそんな話があると想像したくはありません。

今回はヴァイオレット個人の勝手な行動であり、死ぬ恐れすらあったわけなので、ホッジンズはヴァイオレットを叱り、費用負担を全てヴァイオレットに帰属させなければならないですが、本作はそういうものを描かない方向性だと思うので、それであればストーリーがまずかったということになると思います。{/netabare}

しばらく多忙で、12話以降のコメントを書けていませんでした。
以下、総評としてまとめさせていただきます。

<12~13話及び総評>
{netabare}12話はトレインアクションがやはり浮いている印象で並回、13話は1クールでの締め括りができていたので良回だと思いました。violet snowが最終回にようやく聴けました。これが当初から(特にEDとして)使われていたら作品全体の評価が上がっていたように思うのですが、どうでしょうか。

本作はCMの出来の良さや作画の美しさから、今期の覇権アニメ候補筆頭と思っていましたが、1話ごとに話が終わる形で、主人公ヴァイオレットの心の成長が急だと思われるところなどあったこと、その影響もあり、全体としてのストーリーが綺麗にまとまらなかったこと、戦闘におけるヴァイオレットの過剰能力がどうにもリアリティ面を阻害したことなどが徐々に評価を下げる原因となりました。

一方、5話と10話のような、ストレートに感動できる回もあります。私は感動するまでに意図的なものを感じると冷める人間なので、多分、上記の回は演出の技術が高いように思われ、単純に感動できる作品は良い方向に評価します。また、美しい世界観を楽しめば非常に心地の良い作品だと感じました。私などは、ヴァイオレットのブローチがなかった時に、真っ先にホッジンズ氏を疑ってしまい、心が汚れているなぁと思ってしまったのですが。。{/netabare}

視聴者の心の綺麗さ、まっすぐさを試される作品。(綺麗だから良いということもないですが、好みは分かれるだろうなと思います)
続編は期待しないで視聴したいと思います。

結局、個人的な2018冬アニメの覇権は、劇場版ですがさよ朝が群を抜いていたかなと思っています。

(参考評価推移:3話4.5→4話4.4→5話4.5→6話4.4→7話4.2→10話4.3→11~13話4.1)
(2018.1~3視聴)

<2021.11追記>
先日の金曜ロードショーで、編集版が放映されました。構成は1~3話、7~8話?、10話で、10話のEDでそのまま終了というもの。
TV版は、ヴァイオレットの出自や心の問題、郵便社のシステム、時代背景的な前提を示しつつ、神回である10話が十分に入っていれば良いと思うので、未視聴の層には適切な編集と思いますが(外伝の劇場版の放映のためなら、5話は使ってほしかったですが)、ヴァイオレットの心の成長が早すぎるように見えてしまいそうでした。
気になった方は是非全編をご視聴いただければと思います。

投稿 : 2021/11/27
閲覧 : 887
サンキュー:

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ヴァイオレット・エヴァーガーデンのストーリー・あらすじ

感情を持たない一人の少女がいた。
彼女の名は、ヴァイオレット・エヴァーガーデン。
戦火の中で、大切な人から告げられた言葉の意味を探している。
戦争が終わり、彼女が出会った仕事は誰かの想いを言葉にして届けること。
――戦争で生き延びた、たった一人の兄弟への手紙
――都会で働き始めた娘から故郷の両親への手紙
――飾らないありのままの恋心をつづった手紙
――去りゆく者から残される者への最期の手紙
手紙に込められたいくつもの想いは、ヴァイオレットの心に愛を刻んでいく。
これは、感情を持たない一人の少女が愛を知るまでの物語。(TVアニメ動画『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2018年冬アニメ
制作会社
京都アニメーション
公式サイト
tv.violet-evergarden.jp/
主題歌
≪OP≫TRUE『Sincerely』≪ED≫茅原実里『みちしるべ 』

声優・キャラクター

石川由依、子安武人、浪川大輔、遠藤綾、内山昂輝、茅原実里、戸松遥

スタッフ

監督:石立太一、シリーズ構成:吉田玲子、キャラクターデザイン:高瀬亜貴子、シリーズ演出:藤田春香、世界観設定:鈴木貴昭、美術監督:渡邊美希子、色彩設計:米田侑加、撮影監督:船本孝平、3D監督:山本倫、小物設定:高橋博行/太田稔、編集:重村建吾、音響監督:鶴岡陽太、音楽プロデューサー:斎藤滋、音楽:Evan Call、音楽制作:ランティス

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