をれ、 さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
[全12話視ました。]ビミョー、かなぁぁ。
視聴前収集情報皆無、原作完全無知で視聴開始しました。
フルダイブRPG系作品をパロっているようで、いまいちギャグセンスがちょっと残念で、とりあえず変化球を投げてみた、そんな雰囲気を感じました。これまでに、仮想世界ゲーム系作品を視たことがある人ならば、よくわからないリアリティとゲームとして成立しないありえない感を持つでしょう。次の展開が気になる程度には興味が持てますが、正直ワクワク感や没入感が発生することはありませんでした。取り敢えず投げてみた変化球はストライクにならないことを見透かされて華麗にスルーされたような気がします。
現実のパロディでもあるので、底抜けに笑えるとか、皮肉に唸るとか、そんな難しいことを要求されるジャンルなのかもしれません。卑下している自分を俯瞰的に嘲嗤う自分を、嘲嗤うこと自体が自己卑下だと気づきつつ笑いを取り、笑っている人たちにあなたはどうですかと、問いかけられていることに、笑い終えた後に笑った人が暫くして気が付くとか、そんなややこやしい構造が求められるのでしょうか。(自分で何言っているかよく分からなくなってきましたw。)
というわけで、人に推すかといわれたら、稀に声優がらみでツボる人がいても不思議じゃないですが、スクイズのサインが出ているわけでもないのに、ボールになる変化球を見送らない特殊な積極性が求められる作品だよ、と言うことにしておきます。