「憂国のモリアーティ(2クール目)(TVアニメ動画)」

総合得点
72.2
感想・評価
163
棚に入れた
750
ランキング
1154
★★★★☆ 3.6 (163)
物語
3.6
作画
3.7
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.7

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ネタバレ

U さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

C. ネタバレ注意 – Why me?

構成:竹内良輔、作画:三好輝の漫画
「ジャンプスクエア」で2016年9月号から連載中
制作:プロダクションI.G

歪んだ社会を正すため犯罪(必要悪)に手を染めるモリアーティの話の続編


<メモ>
階級社会を壊すという目的のため、モリアーティ家の長男アルバート以外の全員を殺し伯爵の地位と財産を手に入れた3兄弟。
アルバートは軍人、ウィリアムは数学教授兼コンサルタント(裏ではクライムコンサルタント)、ルイスはモリアーティ家を仕切る執事に成長。

今期はジェームズ・ボンドとジャックという仲間が加わり平等な世界への最終計画が実行される。

悪い貴族を殺すだけでは世界を変えられないと分かっているウィリアムは
貴族と市民がお互いを尊重し協力するようにと望み自身が共通の敵となる事を選ぶのが悲しい。
特に血に染まった手を見つめながら「いいかげん死にたい」と笑顔で語るのが痛々しかった。

ただ、貧民街に火を付けて市民を恐怖に落とす以外の方法はなかったのかな。
あれだけの火災だと一般市民からも犠牲者が出ていそう。

世の中を良くするためとは言え多くの人を殺したウィリアムが最後に死を選ぶのは分からなくはないけど
世界が変わっていく様を見届ける義務があると思う。

ワトソンを守るためミルヴァートンを殺害したホームズ。
ウィリアムが子供の頃出会ったのがアルバートではなくホームズだったら。。。
ホームズが必要悪として犯罪を犯していたのか、それともウィリアムを止めて別の方法で世直しをしたのだろうか。


<主要登場人物>
・ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ:斉藤壮馬
・アルバート・ジェームズ・モリアーティ:佐藤拓也
・ルイス・ジェームズ・モリアーティ:小林千晃

・セバスチャン・モラン:日野聡
・フレッド・ポーロック:上村祐翔
・ジャック・レンフィールド:内田直哉
・アイリーン・アドラー(=ジェームズ・ボンド):日笠陽子

・シャーロック・ホームズ:古川慎
・ジョン・H・ワトソン:小野友樹
・ハドソン: 阿澄佳奈
・マイクロフト・ホームズ:安元洋貴


<ストーリー>
モリアーティ家の長男で軍人のアルバートは陸軍情報部長官のマイクロフト(ホームズの兄)から
元女優のアイリーン・アドラーが盗んだ機密文書の奪還と彼女の抹殺を命じられる。

一方、ホームズはボヘミアン国王( {netabare} アイリーンの変装 {/netabare})に元恋人のアイリーンから写真を取り返して欲しいと依頼される。

実はアイリーンは世界を正すため権力者の弱みを盗んでいるのだが、王宮から機密文書を盗んだため命を狙われていた。
文書とは100年前社会実験のためフランス革命を陰から操る作戦書だった。
もし作戦書の内容が公になればフランスと戦争になりかねないため秘匿しなければならないのだ。

アイリーンの盗みの目的が世界を正すためという自分達兄弟と同じ事を知ったアルバートはマイクロフトと交渉しアイリーンを殺さず自分達の仲間として迎える。


平等な社会の実現のために活動するホワイトリー議員を殺した( {netabare} ミルヴァートンの策略で弟を殺された絶望と、弟を殺した警察官に報復したことを悔い自殺するのを手伝った {/netabare})
犯罪卿ジェームズ・モリアーティに市民の怒りが向かう中、
ウィリアムは次々と貴族を殺し最後に自分の屋敷と貧民街に火を放ちロンドン市内を炎に包む。

混乱の中、貴族と市民が手を取り合う事を願ってのことだがウィリアムの願い通り平等な世界は訪れるのか?

ウィリアムが自ら死のうとしていることを知ったルイスとフレッドはホームズに助けを求める。
が、ウィリアム自身はホームズにモリアーティの物語を終わりにして欲しいと頼む。

ホームズはウィリアムの友人として命を救うのか?
本人の願い通り貴族・市民の共通の敵である犯罪卿を追い詰めた英雄となるのか?


22.3.28

投稿 : 2022/08/31
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サンキュー:

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