「君に届け 2ND SEASON(TVアニメ動画)」

総合得点
86.2
感想・評価
1855
棚に入れた
9681
ランキング
205
★★★★☆ 4.0 (1855)
物語
4.1
作画
3.9
声優
4.0
音楽
3.8
キャラ
4.1

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ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

告白

2期は少し1期よりドキドキします。
1期はキュンキュンって感じで2期はドキドキって感じかな?
で、ドキドキってなLove的な意味ではなく……
ギクシャクする波乱って感じのドキドキ。

バレンタインデーの話は、風早君だけチョコを貰えない……女友達なら流せた風早君はリュウやピンが爽子のチョコを貰ってる事実にビックリしますw
この辺りは風早の反応が面白くて見てて楽しいですね。

爽子に貰えると期待してたんでしょうね。
それで、多分、爽子のチョコだけ貰う感覚で学校来たら貰えないってのは……辛いなぁ……ほかの男子に渡してて仲良いと思ってた自分だけ貰えないって恋としても友情としても辛いよなぁwってw

胡桃沢からは貰うけど、本当は断りたかったんじゃないかな?
多分、最初に貰うチョコは爽子がよかったんじゃないかな?待ってたんじゃないかな?って。
でも、胡桃沢にあんな風に言われたら貰わない訳にはいかないよね。


爽子はね……タイミング掴めなくて渡せずに終わる。
しかも、胡桃沢の意地悪で渡せなく終わる。

でもなぁ、爽子って友達には渡せてたけど風早に渡すのは出来なかった。
それは「特別」だったからです。
矢野の言うようにチョコを渡すなんて本命だろうが義理だろうが、適当に口実つけて渡せばいいんですよ。

でも、爽子は真面目だから義理として渡せなかったし義理とも思われたくなかったんだと思う。
後、本命チョコを渡すって勇気が必要だと思うんです。
言えば告白してるようなもんだし。
だから、中々渡せなかった。

多分、爽子にとっては初めてのバレンタインデーです。
チョコを渡すのも多分家族以外には初めてで。
だから、中々踏み出せないのもわかるなぁ〜って思います。


このバレンタインデーから風早との距離が離れます。
クラスが代わりまり新キャラのケントが参戦
このケントがね。
良い奴なんだけど、お節介が過ぎるので後々掻き回してしまう事になります。

風早も少し距離を撮り始める。
その理由も周りから色々と言われて自分が関わる事で爽子が迷惑してると考えて、言えば爽子の事を考えて避け始めるのですが、私は少しカチンと来ました。

前に、爽子が風早や矢野や吉田を避け始めた時に風早が爽子に避けられたら悲しいって話してたのに!
避けられる辛さを知ってるならそれを押し付けるなよ!ってなります。
「誰と付き合う(交友関係)かは俺が決める」って言ってじゃん!「噂を気にするな」って言ってたじゃん!
なのに他人の意見ばかり気にして、爽子と話そうとしないでさ!

ただ、この辺りからかな。
爽子は「分け隔てなく誰とでも接してくれる風早君」ってイメージに風早は「俺、そんなんじゃないよ」って言うんですが、1期では本当に風早って爽やかでいい奴に映るんだけど、2期では本当に風早は普通の男子。

どこにでもいる普通の男子なんだよ。ってのが伝わるエピソードになってて、この辺りは視聴者に、風早のイメージを再認識させる仕組みになっていて制作川の上手さを感じました。

後に、風早は爽子に告白します!
でも、有耶無耶で終わります(*꒪꒫꒪)
勇気を出した風早には本当に感激しましたが……
風早……押しが弱いよ(*꒪꒫꒪)

「好き」って言葉にしてたけど……爽子には絶対それでは伝わらないよ。
頑張っていたけどさ……普通なら充分なくらいだけど……爽子は後ろ向きで、絶対に自分が愛されないと思い込んでるから。

最後の確認で「俺の好きと黒沼の好きは違うよね?」ってセリフも「うん」って返されるよ……
俺の好きは付き合いたいとか恋人になりたいの好きなんだ。
くらいつけたなさいと……それは今まで見てきた風早なら解ってると思ったのに(*꒪꒫꒪)

爽子はね。
自分を下げて自分を見てる。
中々前向きには生きていけないし、自分が皆に好かれてるなんて思ってる人間は少ないと思います。
爽子はこれまで周りに家族くらいしかいなかったから……多分余計に自分の評価が低かったんだと思います。

友達が出来たからって、直ぐには中々前向きに進んでいけないと思うんです。
でも、爽子を見てブチ切れた吉田が言った事が全てで、いつまでも塞ぎ込んだまま自分を見下してこの先を生きてはいけない。

でも、爽子は本当にいい友達を持ちましたね。
泣いてまで怒ってくれる吉田、ずった心配して最後も慰めてくれた矢野。
友達が自分の事を下げて見ているのは、やっぱり辛いと思うんです。
友達だから尚更それを見てて辛くなるのかな?って。

本当に友達から見たら素敵だと思うのに、本人が自分を下げて見てるってのはね……
でもら、ここまでして、背中を押してくれる友達って貴重だと思うんです。


そして、胡桃沢……ライバル
彼女はね、正直凄いって思う。
胡桃沢が爽子に喝をいれる。

胡桃沢は爽子が嫌いって言ってた。
もしも、私が胡桃沢の立場に立ったら……嫌いな相手なら、このまま破局を迎えろと思っています。
性格悪いなぁ私ww

でも、それが自分が認めたらライバル(友達)なら……
私も胡桃沢の様に背中を押したと思うんです。
胡桃沢は何だかんだ言いながら、爽子が好きなんでしょうね。
じゃなきゃ、あんな風には言わないと思うんです。

学園祭の放課後……
リュウと風早の会話で風早の諦めないって宣言はかっこよかったです。
多分、風早の様に想いが中々伝わらないと諦めてしまう人は多いと思うんです。
でも、諦められないってのは素敵だと思いました。

本人が嫌がっていたら風早は身を引いたと思うけど、やっぱり引っかかる点はあったし、そもそも簡単に諦められるなら好きにはならないよ。
「平等になんて1度も接した事はない」風早だからこそやっぱり爽子は特別だったのかな?って。

そして、爽子にとっても風早は特別だった。
だから、彼女は風早を探して走り出す。
このまま距離が離れてしまうくらいなら気持ちを伝えたいと。

ここからのOP掛けて映像を流すのは上がりましたねww
ただ、声は入れて欲しかった気はしますがww

で、ここから2人はお互いの気持ちを再認識してから、めちゃくちゃ風早君も告白しまくりなのがよかったw
あの、人混みの中で「黒沼!好きだよ!」はよかったですねw
なんですか、コレは?公開告白ですか?いいね!これいい!

好きでもない人から言われたら迷惑だけど好きな人に言われてコレは嬉しくないわけないよねw
この展開はいい!

爽子の仮装は確かに不気味感や恐怖感が伝わるのよ。
本当に似合ってると言えば似合ってる!
けど、風早が絡むと、その不気味さや恐怖を上回るレベルで爽子ってやっぱり綺麗な子だよなぁ〜ってヒロイン力をグイグイ上げて来るのがあの仮装衣装のよかった点かな?

打ち上げの話もよかったなぁ〜
一緒に打ち上げ会場にいくと、クラスメイトが風早と爽子の告白の再現してたりしたのも、正直ウザいし恥ずかしいしムカつくけどさ、コレも青春の1ページじゃん?
学生の時には気づかなくても大人になった時に盛り上がる話のネタにもなるし、高校を卒業してから見たら、そんな学生ならではのノリも羨ましく感じますね。

後は打ち上げの帰りの風早と爽子のドキドキ展開も良かったなぁ〜
ピンがちゃちゃ入れたけど風早の「大切にしたいんだよ」は素敵だし、そう言う気持ちは恋する男の子も女の子も必ずもっていて欲しい気持ちだなぁ〜って思いましたね。

次の日の学校でも風早はクラスメイトに囲まれていて、爽子をいつから好きだったのかとか聞かれて「だから!ずっと前から好きだったの!」ってセリフはいいですね!

2人を沢山の人が祝福してくれます。
でも、祝福は全ての人が祝福してくれるわけではありません。
それは爽子だからとかではなくで、どんな世界でも、どんな場所でも当たり前にあるものです。

それは多くの風早を好きだった女の子達。
好きな人が自分以外の人と一緒になって祝福出来る人は少ないと思います。
爽子はそう言う気持ちも理解してました。
吉田は「アンタは悪くないよ。これだけは仕方ないんだよ」って言うけどその通りで、恋とは人を好きになると言うのはそう言う事で……

でも、それに納得出来ない女子グループが爽子に嫌がらせをしようかと相談する……
風早が彼女を作る事に耐えられない人達。
それを止めたのは胡桃沢でした。

胡桃沢はやっぱり優しいなぁ〜と思いました。
胡桃沢が言った事が全てで「爽子ちゃんに何かしたらそれこそ風早は許さないと思うよ」ってセリフで胡桃沢は全員を守っています。

1つは爽子を嫌がらせから守り。
2つは爽子に嫌がらせされた場合の風早の気持ちを守り。
3つ目は、女の子達が嫌がらせをした場合風早から嫌われる事から守ってます。

これら全ては胡桃沢が全て発言していますが、改めて考えたらその場を丸く収めた最強のセリフですね。

恋を実らせるって簡単な事じゃない。
それは胡桃沢自身が身をもって経験しています。
それを実らせた爽子を、納得いかないから、なんて理由で傷つけたり邪魔したりしていい理由にはならないし、誰にもそんな事をする権利はない。

胡桃沢は爽子のライバルだから彼女がどれだけ悩んで苦しんで泣いて頑張って恋を実らせたか知ってるからこそ、そうした事が許せなかっのかな?

それでも、風早が好きな気持ちは同じだし、やっぱりショックなのも理解出来る。
胡桃沢自身も前に自分がした嫌がらせで、自分の悪事が風早にバラされそうになった事が怖かったし、不安だったんだと思います。
だからこそ、そうした気持ちに女の子達に味わって欲しくはなかったのかな?
好きな人に嫌われる怖さ……いゃ悲しさは彼女が身をもって知っていたから……

やっぱり本当は優しい子なんだなぁ〜って感じたシーンでしたね。

その後に、屋上で爽子は胡桃沢と話す。
胡桃沢の「爽子ちゃんがライバルでよかった」ってセリフは印象的でしたね。
結果振られたけど終わらせることが出来た。

多分、告白しなければ傷つかないで済むかもしれないけど、傷じゃなく悔いが残る。
そうなれば前に進めなくなってしまうかもしれません。
ずっと好きな人を思い続けて、何も終わらないで何も始まらないまま。
多分、それが本気の恋なら尚更。
だから、傷つく事を覚悟してでも告白って大切なんだろなぁ〜と思いました。

そして、風早と爽子は幸せそう。
風早も少し照れてる部分はあるものの基本的に変わらないなぁ〜ってw
「平等に接した事なんてない」って彼の言葉はホントだったんだなぁ〜って改めて再認識しましたね。

さて、原作はまだまだ続いていたハズですが、アニメは2期までって事で、まっ綺麗な部分で終わらせたなぁ〜とは思います。
まっ、私も原作は確か修学旅行くらいまでしか読んでないのですけどね。

でも、アニメはアニメで原作のイメージを崩さずにしっかりと描けていたし、アニメだけみてこれはこれで完結だと考えても充分なレベルではないでしょうか?
曲やBGMも作品のイメージにあっていましたね。

投稿 : 2022/12/13
閲覧 : 130
サンキュー:

10

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