ERRUE さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:----
凡作かなぁ…。
普通のアニメ作品だとすれば「面白く無い」になると思いますが、なろう系だと考えれば「凡作」ですね。自分の中では”下には下がある”ので、相対評価としては真ん中です。
※ちなみに最下位は「盾の勇者の成り上がり」次点で「処刑少女」これを下回るものは出ないと信じたい。
{netabare}
自分が評価の中で重きを置いている部分は
『登場人物の感情描写と行動原理に整合性が取れているか』
『世界観と時代考証の致命的な破綻』
ですね。これが出来ないと視聴者はキャラに感情移入もしないし、その他設定の矛盾について粗探しが始まってしまう。
これらの条件で見てみると、確かにこの作品は”ハリーポッターを模した魔法の世界観”に収まっているのに、侍が出てくる不自然さがあるが自分からすれば『それだけ』でした。もし”侍が主人公だったら”違和感が相当あったと思う。
視聴していて侍女子がそこまで主要キャラに見えないからマシだったと感じましたね。
残りは主人公と先生との確執と復讐劇でしょうが、先ほどにも書いた通り”下には下がある”ので『ふ~ん、それで?』程度でした。
◎問題点
この作品に於ける欠点は”インスパイアした要素が纏まり切れていない”事ですかね。別の言い方をすれば『畳めない風呂敷を広げてしまった世界観』と言うべきか。しかしこれに関しても最下位の出来ではないかなぁと思いますね。もう一つは”キャラが多すぎる”事。これは上に書いた要素と組み合わせた結果酷い状態になったと言うべきでしょう。キャラが多くても良いけれども、様々な世界観が混ざり合ったうえ世界観の描写が不足気味な展開なのに、問題が解決した途端に次々と出てくるものだから視聴者は混乱してしまう。
◎良い点
これは作画と声優がまだ良かった点ですね。本当に低予算なろうだと、CM前の演出が本当に酷い。
{/netabare}
◎感想
視聴して見て、世界観にもう少し纏まりがあればマシだったかなと。自分の中で”なろう系への面白い基準がかなり低め”なので、この真ん中の評価にしました。まだ、憎悪の感情をぶつけられなかっただけマシでした。最下位との差はココで、
”主人公や周りのモブの感情描写がイカレた設定の上、理不尽な胸糞悪い描写を見せつけてきた最下位作品に比べたら凡作”
というのが正直な感想です。