Ka-ZZ（★） さんの感想・評価

4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態：観終わった

「自らを演出する乙女の会」の会員が魅せる「大好き」の覚悟・・・堪能しました＾＾

本作品は、主人公である高校１年生の季堂 鋭太（きどう えいた）と4人の女性が繰り広げるハーレム系恋愛物語です。

4人の女性の立ち位置は様々です。
・幼馴染
・前世の元カノ
・幼稚園時代に約束？を交わした婚約者
・クラスメイト（帰国子女）

こう見ると、圧倒的にクラスメイトが不利･･･に見えるのですが、クラスメイトが大きなアドバンテージを取ったところから物語が始まっていくのです。

4人の女性の設定が面白いだけに、5人で結成した「自らを演出する乙女の会」での出来事は、それぞれのキャラ設定の持ち味が最大限活かされているようで、見ていて飽きることはありません^^

でもこの作品は「ただ面白い」だけじゃなかったように思います･･･
自らの気持ちに反した言動を取ったり、背伸びしてみたり･･･自らを演じた事･･･或いは演じる必要のある局面に遭遇してしまった事って、誰にでもあると思います。

でも、それがその場限りじゃなく、ずっと演じる事を途中で投げ出せなくなったとき･･･演じ続けて･･･そのうち、自分の本当も分からなくなってしまったら･･･情緒も不安定になると思います。

周りの仲間の影響ってやっぱり大きいです･･･そして、人を本気で好きになる覚悟を見ることのできる作品でした^^;

淡くて優しい色遣いを背景に大塚舞さん（アスタロッテのおもちゃや、灼眼のシャナなどのキャラデザさんです）の描くヒロインの可愛らしさも印象的でしたし、今期の作品は、物語が途切れてしまう作品がある中、きちんと物語の完結を見ることのできた作品でした。