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「Wake Up, Girls! Beyond the Bottom(アニメ映画)」

総合得点
63.1
感想・評価
73
棚に入れた
279
ランキング
4436
★★★★☆ 3.8 (73)
物語
3.7
作画
3.6
声優
3.8
音楽
4.1
キャラ
3.9

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Wake Up, Girls! Beyond the Bottomの感想・評価はどうでしたか?

あと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

Wake Up Girls!の集大成。田中秀和の熱さ

 2回目のアイドルの祭典。Wake Up Girls!らしさって何なの?という部分をアイドルの祭典で見つけられたのかな。ストーリー自体は割とシンプルな成長物語になっていて2部構成で優勝までの道のりを経る。まとめ方としてはなんとかしてましたがまさか優勝まで行くとは。前編で調子に乗って東京に行って全然見向きもされなかった時とは何が違うのか。
 まあ単純に曲が強いですね。「Beyond the Bottom」の曲のパワーで納得させられました。あのおばさんはタレントじゃなくて作曲家やった方がいいでしょ。田中秀和の中毒性のある神曲。神々しすぎる。集大成を飾るにふさわしい最高の曲ではあるけど、アイドルの祭典で披露するような歌詞ではないw楽曲パワーは「タチアガレ!」もめっちゃいいものがあったけどそれを越すぐらいで、この曲だけで余韻で語れるくらいですね。スノハレくらい良いかも。
 作画は開き直ったのかライブシーンはあまり映さず。TVアニメみたいな作画崩壊というか、キャラが可愛くないシーンがなかったので全然良かったです。ただ劇場版第1作は作画で感動したのに期待するものではなくなってたのは本当に残念。

投稿 : 2024/02/12
閲覧 : 23
サンキュー:

1

かっぴー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 2.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

いいよ!

TVシリーズ、劇場版前編、内容は良いが作画の劣化が
残念、でもWUGちゃんたちのアルバム聴いたらすごくいいよ!
楽曲や録音音質いいし、みんな声いいし、歌うまいから、
アニメ作品よりWUGちゃんたちの歌に大イイネ評価あげます!
BGMとしてとても聴きやすい♫

投稿 : 2023/01/17
閲覧 : 83
サンキュー:

1

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「Wake Up, Girls!続・劇場版 青春の影」の後編

Wake Up, Girls!が地元にもどってから全国をまわって
「アイドルの祭典」優勝をめざすおはなし



感想

アイドルアニメだけどWAGの歌とかダンスがすくなかったかな?
ドラマみたいだったかも。。

53分くらいで見るんだったら前編といっしょに見たほうがいいかも。。


前半は

WUGが全国の人に知ってもらうためにって
ワゴン車で地方をこつこつ周りはじめるの

{netabare}
その間に志保が「I-1club」のセンターを外されて
福岡の新ユニット「ネクストストーム」に行かされちゃうんだけど

これって真夢×志保のライバル対決になって
「Wake Up, Girls!」×「I-1club」×「ネクストストーム」
のライバルユニット対決でもっとおはなしが盛り上がりそうだったけど
50分だからあらすじだけで終わっちゃったみたいかな。。

どっちかってゆうと
秋田の「なまはげーず」のほうがライバルっぽかったかも^^
{/netabare}

後半は
{netabare}
菜々美の夢「光塚歌劇団」の試験日がアイドルの祭典と重なって
菜々美がなやんでみんなに相談するんだけど
みんな自分たちのWAGのことより菜々美の夢を応援してくれて
菜々美は光塚を受けに行くんだけど
とちゅうで行くのやめてみんなのところに戻ってくるの


菜々美がはじめ藍里に相談して
藍里が
「真摯であること。。正直であること。。一生けんめいであること」が
WUGらしさって言って正直にみんなに相談しようって。。

それでみんなは
菜々美が本当になやんでるのは光塚とWUGのどっちにするかじゃなくって
いっしょにガンバってきたみんなの思いを裏切ることだって感じて
菜々美の背中を押してくれたんだ。。

このおはなしってたぶん
今までの「Wake Up, Girls!」の中でいちばん気もちが伝わってきて
にゃんも菜々美といっしょにボロボロ泣いちゃった。。

こんなに自分のこと考えてくれる仲間がいたら
「裏切るのがイヤ」ってゆうより
「ずっとみんなといっしょにいたい!」って思っちゃうよね(ぐすっ。。
{/netabare}


たぶん今回の映画ってこのおはなしが見せたかったんだって思う☆

だからそのあとの
祭典のパフォーマンスとか結果とかはサラッて流れてったみたい^^
そうゆうのを楽しみにしてる人はちょっとがっかりしちゃうかも。。

でも
「WUG」のおはなしってはじめからほかのアイドルアニメと違って
萌えより「真摯で正直で一生けんめい」を見せようってしてるみたいたから
パフォーマンスとかはイベントとかに行った方がいいかも
{アニメのミュージックビデオとかもあるといいけど☆)

投稿 : 2020/12/08
閲覧 : 336
サンキュー:

26

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「真摯であること、正直であること、一生懸命であること。」←ようやくこの言葉の真意が分かりました。

劇場版「Wake Up, Girls! 青春の影」からの続きになります。


東北代表として出場した「アイドルの祭典」での活躍が認められ、
アイドル文化の中心地・東京に進出した「Wake Up, Girls! 」
メジャーレコード会社bvexとの契約も決まり、活動は順風満帆に思えた。

だが、ブレイクの立役者だったプロデューサー・早坂相が手を引き、
7人が動きの早い東京の芸能界の中で「WUGらしさは何か」を見失った結果、苦い挫折を経験する。

レコード会社や関係者たちが手のひらを返す中、
それでもあきらめずに前に進もうとする「Wake Up, Girls! 」の姿を見た早坂、
彼女たちが再び挑戦するための武器として、新曲「少女交響曲」を与えるのだった。

「Wake Up, Girls! 」は、心機一転して地元仙台から活動を再開。
日常ライブの復活や全国行脚を通しての地道な努力は、少しずつだが、着実に全国のファンへと届きはじめる。

一方、アイドル界の頂点である「I-1club」では、
最新シングルの売り上げミリオン割れを契機としたセンター争いが勃発。
「I-1club」プロデューサー・白木の非情な采配は、
意外な形で「Wake Up, Girls! 」とアイドルたちを大きなうねりへと巻き込んでいく。

敗れて尚あきらめられないもの。アイドルとは何か。
その答を求めて、物語は再び「アイドルの祭典」へと収束する。


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

一気に物語が熱を帯びた展開がやってきました。
日本一になるって、並大抵のことではありません。
しかも、地方のアイドルは全国区のアイドルとの認知度の差は天地ほどかけ離れていますから…
それを知り、それでもなお勝ち続ける道を彼女たちは選択するんです。

公式HPのSTORYに記載されている通り、日常ライブの復活や全国行脚など、彼女たちが日常を取り戻し、目標に向かって進み始めた姿を見て、安堵の気持ちで一杯になりました。
七人だからできること…七人でしかできないこと…彼女たちは、それらをきっと分かっていたのでしょう。

このままギアをトップスピードに入れたまま、全力全開で突き進むとばかり思っていました。
ですが、とある事情により七人の心が大きく揺れる事態が発生してしまうんです。

誰が悪い訳でもないと思います。
強いて言うなら、悪いのは運命の神様だったのかもしれません。
夢を追いかける者に対して、あまりにも残酷な仕打ちとしか思えませんでした。
どちらか一つを選ぶのは身を切るより辛いことだと言うことは一目瞭然なんです。
どっちも自分の全部を投げ出しても厭わないほど大切なモノなんですから…

選ばなかったら後悔する…そういう考え方もあると思いますが、世の中には選んで後悔することだってあるんです。
自分がどう在りたいのか…レビューのタイトルはこの問いに対する一つの答えだと思っています。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
やはりこの手の展開には弱い…直ぐ涙で前が見えなくなってしまいました^^;

主題歌は、Wake Up, Girls!さんの「Beyond the Bottom」

上映時間53分の物語でした。
今回視聴した2本の劇場版をすっ飛ばして「Wake Up, Girls! 新章」を視聴したので、物語の展開に違和感がありましたが、これで違和感を解消することができました。

気になるのは今後の展開です。
作品としては、この後の新章まで制作されましたが、まさかこれで終わりなのでしょうか?
今のままだと新章の成果って「Run Girls, Run!」を輩出したことになってしまいませんか?
個人的には「Run Girls, Run!」が嫌いなわけじゃないので構わないのですが、「Wake Up, Girls!」として一つの答えを出して貰えるのを期待しています。

投稿 : 2020/11/23
閲覧 : 379
サンキュー:

12

既読です。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

鳥肌が立った。

ずーっと作画が安定してなくて
それは「7人のアイドル」の頃からで
3頭身になったり、顔が崩壊したりで
いろいろ目をつぶって来ましたが

このラストで仕上げてきましたね!

作画もモーションも全てここに
投入した感じです。

Wake Up, Girls!シリーズ
めっちゃハマってます!

投稿 : 2020/09/30
閲覧 : 220
サンキュー:

10

ネタバレ

MuraBustan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

まさか

優勝までいくとは。なかなか面白い。絵もだいぶ良くなった。

投稿 : 2020/09/07
閲覧 : 286
サンキュー:

1

だんだだん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

必ず前編:青春の影とセットで

WUG 4作目。TV版をうけての劇場版2部作の後編。
だから、評価も本来は前編:青春の影と合わせて書くべきだろう。

単品で見ると、前編の挫折、後編の栄光、という流れだから、
どうしてもストーリーは単調になってしまう。
長さとしても2作合計で約2時間だから、
本来は1つの劇場版としてまとめればよかったのだろう。
ま、大人の事情ってやつですよねw

ここまでのWUG作品の例にもれず、
オオトリの楽曲にすべてが集約される。
サブタイトルにもなっている Beyond the Bottom、素晴らしい名曲です。
もう作品の内容が全く心に残らないくらいw

投稿 : 2020/07/13
閲覧 : 255
サンキュー:

2

おしば さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

好きだからこそ

好きだからこそ、最後がすごく物足りない感じで胸にもやもや感が残ってしまいます。ワグちゃんが好きだからこそです。

投稿 : 2020/03/29
閲覧 : 140
サンキュー:

2

pop22 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

最後の〆が尻切れトンボ

もっと、ぐわっと盛り上げて終わらせないともったいない。

投稿 : 2020/02/27
閲覧 : 171
サンキュー:

1

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ゴール。

【概要】

アニメーション制作:Ordet、ミルパンセ
2015年12月11日に公開された劇場アニメ。
監督は山本寛。

【あらすじ】

結成から二年が経とうとしている仙台発のアイドルグループ「Wake Up, Girls!」
東京の大手レコード会社「bvex」と契約してメジャーデビューをしてみたものの、
東京は甘くなく、2ndシングルは爆死。「bvex」の大規模音楽イベントでも誰からも注目されない。
メンタルが削られ続けていく彼女たちであるが、夜の公園でグダグダな会話の中から、
『まだまだ諦めない!』と七人がお互いの意思を夜の公園で確かめあった。

そこに、かつてガールズをプロデュースした音楽プロデューサー・早坂が登場。
素材を磨くことにやりがいを感じる一方で、東京進出に喜ぶガールズに不満だったのか、
協力から一切手を引き完全ノータッチ。その結果のガールズの苦境を放置していたのだが、
あまりに不憫すぎたのか、新曲「少女交響曲」を提供して「アイドルの祭典」への出場を提案。
『いける!』ガールズたちは燃え上がり、夜の公園で新曲を練習するのだった。

そして東京から仙台に拠点を戻し、ガールズは原点に立ち返っての芸能活動を再スタートするのだった。

【感想】

監督は、この映画を上映前の2015年の10月30日にウルトラスーパーピクチャーズの取締役を辞任。
翌2016年3月25日にOrdetの代表取締役を辞任。
2016年3月31日に7分間の宮城県PR短編アニメ『Wake Up, Girls!の宮城PRやらせてください!』を公開。
2016年5月30日に体調不良により無期限の休養を発表。(数カ月後に復帰)

製作トラブルや金銭問題で事実上の解任なのかな?

・山本は日常的に打合せやチェックをサボっていた
・ミルパンセ等はその尻拭いをしていた
・結果的にOrdetは億の負債をかかえる
・声優へのモラハラセクハラもあった
・制作委員会は以上を鑑み新章から山本を外すことにする

↑転載ではあるが、上記のことを言われている。

取締役クビ、監督クビ、WUGプロジェクト自体からも引き剥がされた監督は、
作品と会社を奪われたとか言って憤慨して製作委員会と対立している。

後の2019年3月8日に、さいたまスーパーアリーナで開催されたラストライブにて、
後任の監督やプロデューサーなど関係者の多くが出席する中で、
原案・監督の立場に関わらず招待されず、元々が声優やスタッフとの仲が良好であったと言い難い。

https://peing.net/ja/q/b94fee8f-6e54-4e5f-91b1-888c760d3453
https://peing.net/ja/q/26e28f01-2ecc-4da9-808b-317fca5fcf76

元々にセ○ハラ、モラハラ、パワハラの黒い噂が多い人物であるが、
質問された疑惑を本人が明確に否定していない。

アニメ2期があったら、山下七海を外して6人でWUGをやると公言するパワハラをしていたものの、
実際に追放に近い形でWUGから外されたのは、監督自身。
自分を客観視出来ない、周りとの認識を共有できない。

文脈から見るに他人との距離感を察知する能力の欠如でトラブルを起こす。
何故人が嫌がるのか、他人の発言や反応から倫理的思考を構築して対応が不可能な性質に見える。

かんなぎ … “演技指導”と称してグズグズの泣き顔状態で収録させられたと戸松遥の証言。
ブラック★ロックシューター … イベントの壇上での花澤香菜へのセクハラ未遂動画。
フラクタル … 津田美波へ「津田ぁー結婚してくれぇー。」など数々のセクハラ。

などの案件からも推察するに、WUGから外されたトラブルメーカー気質はゴシップではなく事実ではないか?
公私混同ならまだマシで、リアルと仕事の上で演じることの区別が本気でついていない監督の、
悪質なアイドル育成ごっこから、ガールズ声優の安全を守る製作委員会の判断があったと思えてしまう。

「過去の栄光?に縋って生きるのかねぇあのバカな七人は。」
などと2019年になって監督は意味不明なことを発言しており、
さほどヒットせず業績が振るわなかったWUGを錦の御旗に、七人の出世作!だから、自分に跪け!裏切り者!!
と言わんばかりの態度は、認知機能に問題があるのかもしれない。

WUGファンも一枚岩でなく監督個人のファンも一定数は存在しているようではあるが、
ラストライブの会場で見かけたら通報する!とワグナーから言われていた程に監督の悪名は高く、
声優アイドルユニットとしてのWUGが大好きな人の中には、
監督が声優たちに近づいて危害を加えることを本気で危ぶむ者もいる。

「もうあいつらに歌わせる訳にはいかないな」
と意趣返しに自分が作詞した歌の利用停止を再三要求を製作委員会にするが、
後任の監督による続編でも新曲を提供しているMONACAの神前暁・田中秀和の両作曲家は、
WUGの以前の曲使用を問題視しておらず、
むしろ、WUGの歌はメロディに良さに支えられていて、
歌詞を差し替えても問題ないように思えてしまう。

監督が持っているのは著作者人格権であって、財産権はエーベックス側に存在している。
事あるごとに権利を主張するもの、楽曲の利用に関する法と契約の根拠が存在しないので一回も勝てていない。

Ordetの代表を解任された後もtwitterのOrdetの公式アカウントで暴言を繰り返し、
アカウントを取り上げられるなど、問題行動が多い。

気分で生きていて、債権者破産したことについては、
『法律なんてクソ食らえ!』と発言しており、
余程の信仰心がないとネットで見かけても寄らず触らずが妥当かもしれない。

さて、本作はWUGの活動の総括として大団円の向かうのであるが、
今までのストーリーにあった、

・頼りにならない大人。
・醜さも厳しさもある芸能界。
・挫折だらけの展開。

などの負の部分がアク抜きされており、話の都合か?これまでと違ってWUGに優しい世界。
サクセスに向けての爽やか仕立てな展開になっている。
ただ、終盤に向けて各イベントを消化している予定調和的な消化試合の感じも否めなく、
掘り下げが出来ていない各キャラに感情移入して応援できてない人には、
少々退屈ではないか?という懸念もある。

あと、序盤の10分程度は削っても問題ない冗長な内容であり、
久海菜々美のエピソードなど、後半をじっくり描けなかったのか?との構成の悪さが気になった。

このアニメでは、アイドルアニメによくある記号やデフォルメなキャラ付け表現を廃してはいるが、
その一方でリアル志向を目指した人格表現が成熟していない。
七人の少女は、女子の癇癪とか面倒くささといった本当のリアルを避けて、
男の都合で差し障りのない範囲でしかキャラが動いていないという表現の弱さがある。

一言で言えば“エゴイズムの不足”
例を出すと、『アイドルマスターシンデレラガールズ』では、

・本田未央の説教したくなる感情の振れ幅と行動の数々。
・一見おとなしい娘に見えた島村卯月が溜め込んだ鬱屈の暴発。

理屈では割り切れない、マグマのような女の情念。十代の青さ。
キャラ記号ときらびやかさのデレマスのほうが、余程に理不尽な女性心理のリアルが描けている。
要は、プロとは人間の姿を把握した上で創作の世界にある漫画的な嘘やデフォルメを施している。

比べると、WUGでは監督の箱庭の中でのさじ加減で傷ついたり成功したりする人形の域を出ていなく、
リアリズムに拘るというものの、単にオジサンの想像で無能として描かれた業界人に足を引っ張られ、
少女キャラが踊らされてるに過ぎない、だからキャラが活き活きとしていないし、
話の作り方に発想の幅が狭すぎると思った。

女性心理の悪い意味でのリアルさが必要ない創作物は世にいっぱいあるが、
十代の少女たちを中心としたリアルな青春の群像劇を主張するからには、
徹底的にリアルな心理描写を拘るべきだと思うが、
そこから逃げて作られた男の都合の幻想的な嘘くささが目についた。

リアルが出来ていなければ、記号表現でもあざとくてもアニメ的な感情表現で、
視聴者を引き込む仕掛けを作ったほうが良いと思うのだが、
どっちも出来ていない点で薄いキャラたちの青春物語として情が移ること無く終わってしまったような。

人気が出なかったポイントも上げておく。

アイドルアニメはキャラがソロでも売れるように、
ひと目で顔と名前を覚えられるようにキャラ付けして売るのが鉄則なのだが、
視聴者への媚びは恥だと考える監督に意向でよく言えばナチュラル、
身も蓋もない言い方をすれば個のキャラが薄い集団になってしまった。

そもそもがWUGとは、エイベックスと81プロデュースによる共同企画であり、
声優アイドルプロモーションとの一環としてのアニメーションだったはずなのだが、
秋元康や、つんくを気取りたい監督の個人的な欲求を満たすためだけの私物化が、
作品に反映されてしまい全く華のない辛気くさいだけの内容になってしまった。
クライアントが求める青写真と作品の乖離が激しいのではないか?と思ってしまう。

女性アイドルは少女たちがTVなどでアイドルを見て自分も憧れてなりたい!と思うものだから、
アイドル表現には女性受けする可愛い・格好良い表現が欠かせない。
ラブライブだって女性的な可愛さを一見ボーイッシュな星空凛に盛り込んだりしている。
女性視点で納得する“可愛い”すら“媚び”という概念で切り捨てた作品性。
結果として、芸能物語としては地味になりすぎて、それこそ何でアイドルアニメ?
同じキャラでもスポーツで全国を目指す高校部活物語をやったほうがしっくり来る。
とにかく作品性と芸能界設定がイマイチ噛み合ってない印象を受けた。

売れるように作っていないと後付けで監督が言い訳するものの、
どうやれば売れるのか理解してない監督が、ただ自分自身の好みで作っただけの作品。
そもそも採算度外視で趣味の作品を作りたければ、自主制作すればいい。
プロジェクトの失敗は監督の人選が揺るぎない大きな原因と言える。

元々が人と感情を共有することが出来ない監督の発言の数々から見るに、
アイドル(アニメ)ファンのニーズから一切乖離した作りが、低迷に繋がったような。
(WUG声優の活動の頑張りで声優自身のファン層の開拓は成功したようだが)

アニメとしては形だけは綺麗に終われたものの、しっくりこない理由を考えてみると、
本来TVシリーズでじっくりやるべき物語を、劇場版で尺足らずのなかでやってしまって、
描写や脚本の作り込みの甘さが原因ではないかとも思った。
根本的な問題は監督の理想を声優やスタッフに押し付け過ぎた結果であって、
話し合いが不十分ではなかったか?これは違うんじゃないか?という意見が出されても、
一切聞き入れないプロジェクトリーダーである監督の資質の問題であると言える。

(他の作品ではもっとうまくやれてるアイマス脚本家の待田堂子が、
 WUGではイマイチ冴えなかった点。同監督のフラクタルでも岡田麿里や田代雅子が参加しながら、
 大失敗に終わってしまったことも偶然ではないだろう)

実務的な面に話を変えるが、このBTBのパート演出家の証言がある。
ミルパンセの社長でプロデューサーでもある人物曰く、「監督を降ろすので」
何故か?というと「自分で全部チェックします」と、監督がチェック待ちを、
大量に抱え込んで滞納している状態。能書きだけ垂れて、とにかく仕事が進んでいなかった。
監督をチェックから引き剥がさないと永遠に完成しない、時間的にも逼迫した状態。
結局は監督をクレジットだけ残して実質権限剥奪状態で、
ミルパンセが主体で終盤のダンスを含めた原画を頑張って完成にこぎつけたという。
やる事がなくなった監督はアニサマを観に埼玉まで行き、その行為自体も非難されているのだが、
後日、ミルパンセをゴミスタジオだの戦犯だの散々罵っている。

このような人物が業界に長い期間存在していて、
更には京アニ関係者を名乗り好き勝手していることは、おかしいと思った。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2019/10/15
閲覧 : 251
サンキュー:

19

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

普通になってしまった

「青春の影」同様、よくない。
1期で見られた独特な演出やストーリーがなく、単調な成長物語になってしまい気の抜けてしまったようだ。

以上

投稿 : 2019/09/15
閲覧 : 166

haiga さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

林田藍里の物語

今観終わりました。

劇場版前後総括して書きたいと思います。

劇場版って言ったら劇場版らしいスベシャルなものを期待しますよね。ガルパンも蒼き鋼のアルペジオもダンまちもスベシャルでした。ラブライブもそうですね。
でもWUGは違います。あくまで本編に遵守した、続きの日常が描かれます。逆にそれがWUGらしくてとても心地よいですね。あ、本編でバラついてた作画の乱れは劇場版では殆どありませんでした。そこは劇場版クオリティだと思います。

私的には最初の7人のアイドルから劇場版前後編まで一気見をオススメします。なんでしょう。ラブライブがアイドルアニメの最高の完成系とは思うんですよ。一切男のキャラが出ないある意味偶像崇拝の完成系。
WUGはなんだろうな。リアルで生々しい等身大の女の子達のアイドルアニメの完成系の1つかなと思いました。ぶっちゃけおっさんの私にはWUGはぶっ刺さりまくりで、ちょっと言葉では言えない感じですね。

一言で言うと7人の中で1番素人で、才能が無く、でも1番WUGらしさを体現してる林田藍里の物語と私は思いました。

真夢とか佳乃とか実波が目立ちまくるし純血のアイドルらしいって思うんですよ。でもね、でも、WUGを最初から観てる人は違うじゃないっすか、やっぱ才能もない、ただアイドルを好きなだけでがむしゃらに頑張る藍理ちゃんは特別で、好きになってしまうと思います。(ラブライブでは矢澤にこのポジションになるかなと思います·····性格は真逆ですがw)

WUGはもう1つの主人公グループ。I-1CLUBとの対比が描かれているのですが、I-1CLUB=現実のAKBグループを表していてとてもリアルで良かったです。
アイドルって奴はロジックとかを無視した、時代をリードする存在じゃないといけないと思うんですよね。まあ今のAKBグループについてとやかく言うつもりはありませんが^_^;

あと本編で頼りなかったマネージャーの松田が劇場版ではめっちゃ頑張ってくれました。WUGはマネージャーの松田とプロデューサーの早坂とアイドルオタクの大田の男キャラ三人がめちゃくちゃキーマンだと思いますし、劇場版でも見せ場ありまくりでそれだけで満足ですね。

アイドルアニメのリアルな方向性の形を観せてくれた作品だと思います。私はめちゃくちゃ楽しかったです。

投稿 : 2019/08/25
閲覧 : 274
サンキュー:

13

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

大団円

ななみんがヅカ受験を決意してWUGを辞める辺りはもう泣いたよ…
絆っていいのう…
I-1Cの白木のメンバーを数字でいうのとか、その切り捨て方は全編通して怒りしか湧いてこなかったが。

投稿 : 2019/02/10
閲覧 : 257

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

Wake Up,Girls!のひとまずの終着点となる映画。

観終わりました。
最初の劇場版「7人のアイドル」、TVシリーズに続き続編劇場版前編「青春の影」を経ての今作なので、少なくともTVシリーズ、前編「青春の影」を視聴してからの鑑賞をおすすめします。

あらすじとしては、続きで仙台に戻ってきたWake Up,Girls!やI-1 CLUBやその他アイドルたちの葛藤やアイドルとしての活動でしょうか。
アイドルの祭典に向けての活動が主になります。

ひとまずは終わって、このあと「Wake Up,Girls!新章」に続きます。
新章も続けて視聴していければと。

あとはアイドルもので重要な歌唱シーンですが、今作でも非常にクオリティの高い歌唱シーンがあるのでそれも見どころです。

投稿 : 2019/01/14
閲覧 : 251
サンキュー:

10

ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アイドル曲とは思えない歌詞

I-1clubの決着がついにつく。そして、WUGはもう一曲新作が必要だったが、{netabare}丹下の元同僚(2人とも元アイドルだった!!)を発見{/netabare}し、曲ができる。

総評としては、まずまずといったところ。案外悪くはない。

Beyond the Bottomは映画のタイトルに入っているし、主題歌だが、歌詞の内容がアイドルとは思えなかった。キラキラはないが、名曲かも。

{netabare}
原点に立ち返り東京から仙台に戻り活動を再開するWake Up,Girls!。bvexからはアイドルの祭典のために「少女交響曲」を温存すること以外にも活動の自由度を広げることを認めてもらい、Wake Up,Girls!はレギュレーションが変更されたアイドルの祭典対策として知名度向上を図るため、ワゴン車で全国をキャラバンしながらライブツアーを敢行することになる。ライブツアーの最初の舞台は、前年のアイドルの祭典の東北大会で争ったなまはげーずの本拠地秋田での合同ライブだった。実力をメキメキ上げるなまはげーずに危機感を覚えるWake Up,Girls!たちだったが、全国めぐりは夏休み中続き、徐々に知名度が上がっていく。

I-1clubのシングル売上対決によるセンター争いは僅差ながら萌歌が率いる「Team M」の勝利となった、その結果を粛々と受け取る志保であったが、対決の結果を志保に伝えた白木は福岡で新ユニットを立ち上げるのでそちらのユニットに移籍してほしいと提案される。志保はこれを受け入れ、同期だった恵や麻衣、そして志保のアンダーを務めていた里佳と別れを告げI-1clubを去った。福岡に移った志保はI-1club内のI-3に位置しており志保と同じく移籍してきていた水田綾、森名能亜、藤崎日向子と一からアイドルの祭典を目指していくことになった。{/netabare}

投稿 : 2018/12/24
閲覧 : 294
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6

ひつまぶし さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アイドルの祭典

劇場版後編
もっとパフォーマンスが見たい反面、作画崩壊が怖いので…
相変わらず先の読める展開ですが、王道は王道であり
ホントのアイドルはもっと大変なんだろうなあ

投稿 : 2018/08/05
閲覧 : 175
サンキュー:

3

ネタバレ

狗が身 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

雑感。

心が震えた…。

劇場版から始まり、TV版でハマった人たちなら、本作で迎えた結末にきっと感動するはず。【Beyond the Bottom】がWUGにシンクロしすぎでスゲぇ良い…!!
最後のWUGのライブシーンは、今までのシリアスやら辛気くさい展開が全てこの魅せ場の為だったんだと納得できる。

WUGメンバーが考え続けたWUGらしさ。それは言葉にできるものじゃなくて、WUGである彼女ら、そしてWUGに惹かれた一人一人によって、その答えは違うんだよな。
ただ、確かにこの【Beyond the Bottom】は【極上スマイル】と違ってI-1Clubが歌うと違和感があったんじゃないかなって想像できる。
そういう意味では、本作によって一つの答えとしてWUGらしさは描かれていたと言える。


とにかく、劇場版一作目から観てきたWUGの物語、大変楽しませてもらいました。
WUGに感謝。

全体評価が少し甘めなのは自覚してるけど、理屈じゃないからな~…。

投稿 : 2017/10/12
閲覧 : 214
サンキュー:

7

Spanip さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

成長はキャラだけじゃない?

今年の放送予定の続編アニメで知り、既に劇場版3本、アニメ1本出ている様なので予習してみました。

色々な意見がありましたが、個人的に曲は良いし新人声優さん達と作画の成長が観られた様に感じました

新作待ち遠しいです

投稿 : 2017/06/30
閲覧 : 180
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2

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ビジネスモデル

劇場版「七人のアイドル」
TV版
2015年 続・劇場版 「青春の影」
ときて
続・劇場版の後編がこの「Beyond the Bottom」とのこと

典型的な右肩下がりになったんじゃないですかね。

全部合わせて一本の映画でもいい位なストーリー
小出しにぶつぶつ切って提供した感じ


まあ商業的に成功したのなら
制作側としてはいいんでしょうけど

投稿 : 2016/05/20
閲覧 : 258
サンキュー:

6

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

Wake Up, Girls! forever. 

WUG続劇場版後編、Beyond the Bottom(どん底を乗り越えて)
副題ほどたいそうな内容ではありません。
でも、私、このアニメのナチュラルな雰囲気が好きなんです。
だから評価は甘々です。

アイドルの祭典に向かって、一転反攻のWUG。
仙台を拠点に全国行脚。
ナナミン事件はあるけれど、そこは明るいWUGメンバー。
勢いで突っ走っちゃいます。
果たして、アイドルの祭典の結末は・・・。

最後にWUGメンバーの二言紹介です。

<島田真夢>
元トップアイドルの洗練されたふるまい、しっかりした考え。
実質上のリーダーです。

<七瀬佳乃>
WUGのリーダーで責任感の強い頑張り屋。
長い黒髪をバッサリだけあっておもいきった性格です。

<片山実波>
大飯食らいののんびりや、その言動でいつも笑いの中心。
もっと「うんめいにゃー」が聞きたいです。

<久海菜々美>
光塚歌劇団志望でマルチな才能。
目立たないけど、最後にひと騒動ありました。

<岡本未夕>
甘ったるいしゃべり方とツインテールがジャストフイット。
現実離れしたフワフワ感は、愛らしいです。

<林田藍里>
和菓子屋の娘のためか、少々腰回りが重厚。
どんくさくて気が弱い、でも他人を思う優しい気持ちを持っています。

<菊間夏夜>
WUG最年長の貫禄で、ツッコミ役に徹する良識派。
皆をやさしく包み込む安らぎの存在です。

投稿 : 2016/05/05
閲覧 : 361
サンキュー:

26

のか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

さ、作画が直ってる(驚)さすが劇場版^^

劇場版なんであらすじは飛ばします^^

では感想を
まず最初に・・・TV版を見た時はがっかりしました。
と言うのも作画崩壊が凄すぎて(なんじゃこりゃ)って思ったことを今でも覚えています(苦笑)

で、劇場版も見る気は起きず。
でも、他の方のレビューを見ると悪くない評価だったので、レンタルしてきました。
もちろん前編後編の2本!

劇場版はTV版の続きの物語です。総集編ではありません。

内容は普通www
地方アイドルから全国区を目指すって言う青春系アニメですね。

個人的に思ったことは
(あ~ラブライブとは違う路線に走ったんだ~)って思いました。
部活の延長線上のラブライブに対して、アイドルっていう仕事のWake Up Girlsって感じwww

仕事ととして悩んだり、アイドルとしてどうしたらいい?
他のグループと違った個性を出すには。。。

とかね。ラブライブとは違った面白さを見せてくれました。

なので内容に関しては比較しません(笑)
ですが、他に関しては比較します。
(〃^∇^)o_彡☆あははははっ

作画は綺麗でした。今回は前編後編ともに崩壊なし。
音楽は好みで^^個人的にはラブライブですけどね。

キャラも普通。やっぱりラブライブが凄すぎた気がします^^;
声優さんの演技も上手くなっていました。
TV版の棒読みは残念でしたけど、劇場版は違和感はなかったです。

モブの声優さんが非常に豪華^^
主役級の人たちがライバルだったり親衛隊だったりwww

これから視聴される方は(ラブライブ)とは似てて非なる作品だと思って視聴する事をお勧めします。

ラブライブの色眼鏡を外して視聴されれば、決して悪い作品ではなかったと思いますので。


では最後に一言
絶望した~!劇場版で1時間を切る作品に絶望した~!
劇場版なら普通は90分前後でしょう~
前編も後編も60分切るって何なんですか~!
これ、前編後編じゃなく一気に放映しても良かったんじゃないですか~~~!

投稿 : 2016/05/01
閲覧 : 252
サンキュー:

8

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

神の曲「Beyond the Bottom」についてとことん語り尽す

アニメソングではなくアイドルソングを。
作品の強固な方針の下、作られた『WUG』の楽曲たち。
アイドルらしい恋愛、可愛らしさ、妖艶さ。
それを表層に装いつつ、時に物語の中にいる登場人物やアイドル自身に向けて、
時に日本人全体に、そして時に東北の被災地に向けてメッセージを発信。
色々な立場の人間が聴いた時によって、
様々な感想を抱くことができる多面性を持ち合わせています。

本作のED主題歌「Beyond the Bottom」はその多面性において、極め付けとなった曲。
ストーリーは割と王道で、最後すっきりするお話のはずだったのですが、
私は楽曲の持つ膨大な情報量に圧倒され、
エンドロールの間、ずっと固まっていました(苦笑)

以下、楽曲考察……超絶ネタバレ&長文注意w

{netabare}
○タイトル、表層{netabare}

曲名だけ意識して聴くと、どん底から這い上がっていく、
WUGの心情表現と決意表明と取れます。
さらには80年~90年代ポップスを思わせるメロディーラインから、
もう一度、芸能活動を始めると決めた作曲者で、
丹下社長がアイドルだった頃からの“戦友”が、
自分とWUGの少女たちを重ね合わせる視線も感じます。{/netabare}

○寄る辺なき自由に毒されたラスコーリニコフ青年や現代人に向けて{netabare}

サビで飛び出す“混沌(カオス)となったこの自由から逃げ出そう”
という一見、矛盾した表現。

解読の鍵は二題で“刃(やいば)を立て薄ら笑う”ラスコーリニコフ青年にあるようです。

ラスコーリニコフはロシアの文豪・ドストエフスキー作『罪と罰』の主人公青年。

近代人が獲得し、そして呪縛された際限なき思想と選択の自由。
自由を謳歌し、後退する宗教の導き無しで、
正しい道を選び続けることができる人間はごく僅か。

それどころか、人間性や倫理感の破壊を止める信仰も失われた、
近代社会の片隅にて、この青年の思想と選択の連続は、
連鎖的な被害妄想へと変質している。

明日すぐに食いはぐれるわけでもないのに、まもなく起こると決めつけている自身の転落、
さらには家族の数年後の破滅まで、悲観を雪だるま式に膨らませ、格差社会を呪詛。
ついには「一つの微細な罪悪は百の善行に償われる」
という超理論と、その実践たる殺人に墜ちていく……という滑り出し。

19世紀後半の小説主人公ながら、20世紀後半の映画『タクシードライバー』のデニーロ等から、
時にいわゆる“わけの分からない犯罪”をも引き起こす、
自由という混沌の中で、病んだ現代人に連なる負の系譜。

彼らを果てしなき思想と選択の自由の泥沼から救済するには……。
例えばその健気さでラスコーリニコフに人間性を取り戻させたソーニャのような……。
自由という混沌に創造主の如く、もう一度秩序と人間性を回復させる
一筋の光となる女神が必要なのだ。

そのような境地に至った時、荒んだ現代人には、
『聖闘士星矢』のアテナの如き衣装に身を包んだWUGの少女たちは、
その身の犠牲も厭わない、利他の精神に満ちた、
救済と導きの女神に見えるに違いないのです。{/netabare}

○混沌としたアイドル戦国時代終焉のため降臨したWUGという女神{netabare}

世代交代を演出されながら、果てしなく続くアイドル戦国時代。
アイドルは競争であり、戦いと言いますが、果たしてそうなのでしょうか?
芸事には確かに競い合いも付き物です。
ただ“群ドル”の内部競争を頂点とした昨今のアイドルブームは、
プロデューサーの仕掛けにより、人為的に演出された、
過剰で無益な戦いと私の目には映ります。

時に、地方都市を再起を期す“左遷先”と舞台設定されながら(失礼な話だw)
プロデューサーの手の中で競い合わされる少女たち。
一方向へ回遊する魚の如く、集団管理される彼女たちのサバイバルの中から
一人二人と沈んでいく者が続出し、友情は剥がれ落ち、
情熱、パトスは失われ、“誰も彼もが 心と歌を忘れる”

こんな状況をアイドルファンは本当に楽しんでいるのでしょうか?
アイドルファンが本当に見たいのはいかつい侍ではなく、
笑顔のアイドルなのではないでしょうか?

実際、最後ファンが支持したのは、
演出された内部抗争を切り売りする、会いに行ける“群ドル”ではなく、
全国津々浦々、会いに来てくれる「Wake Up, Girls!」でした。

そうした面から見ると、本作の後のWUGの明日も、
どっちなのか朧気ながら見えてきます。

WUGのコンテンツの今後については、昨年末のイベントにて
白木により{netabare}「私達I-1clubはWake Up, Girls!を吸収合併します」{/netabare}
と方向性が宣言されています。

焚き付けたアイドル戦国時代の成果を一手に握り、
さらに戦乱をアイドルブームの火を絶やさぬための
必要悪として続けようとする白木に対して、
WUGは自分たちらしく最後の命を燃やし、終止符を打ち伝説となることで、
身を挺してアイドルたちの笑顔を守る……。

こんな展開を私は勝手に予想していますw
この歌詞はかつてのアイドルから旧友白木への忠言とも取れます。
いずれにせよ、続編での早期の解答を私は熱望します♪{/netabare}


○WUGの、そして菜々美の心境{netabare}

落ち込んだり、色々迷ったし、間違ったこともあったけど、
これからWUGらしさを見つけよう。頑張ろう。
そう決意したメンバーにとっては、
この楽曲は混沌から道を選んだ自分たちの背中も押してくれる、
一筋の光明となったはずです。

ところが、歌詞を見た時点でまだ進路を決めかねている
奈々美にとっては相当な重荷になったと思われます。

自らの決断の連続で未来を自由に選び取って行かねばならない。
それに伴う痛みも自分で受け止めて行かねばならない。
まさに未来の永遠さに直面し、苦しむ奈々美には、
この曲は悩みが深まる毒だったと思います。

それでも彼女は決断し、ステージでこの曲を歌うことを選択しました。
彼女が皆と一緒にステージに立つシーンは、
短かったこの曲のライブシーンの中でもクライマックスだったと、
私は思っています。{/netabare}


○そして、東北の被災地に向けて{netabare}

震災から4年が過ぎ、原子力ダイナモ(発電機)にも再び灯がともり、
震災の記憶は着実に薄れつつあるようです。

けれどようやく復旧が一段落ついたに過ぎない被災地は、復興も道半ば。
未だに多くの被災者が仮設住宅での避難生活を余儀なくされています。
除染だって目処が立っていません。

そういえば放射性物質による健康被害が、
本格的に顕在化するのは4年後だと言われていました。
海洋に遺棄された高濃度汚染水の魚介類による生物濃縮もそろそろ明らかになる頃……。

もっとも、甲状腺がん患者が出たり、魚介類の汚染データが出たところで、
原発との因果関係は一切あってはならない、という大博打を、
政府も東電も打っている以上、その辺りはニュースにはなかなか……。
と……これ以上、続けたら尊氏も不謹慎、風評被害の罪で抹殺されかねないので、
この辺りにしておきますが……。

いずれにせよ、東北の人々の多くは依然、夜明け前の暗闇の只中にいるのです。
先日も、宮城県の魅力をPRするためのWUGの短編アニメ制作が発表されました。
仙台はまだまだWUGを宮城に元気を与えてくれるご当地アイドルとして、
一筋の光明をもたらす女神として、必要としている、ということなのでしょう。{/netabare}
{/netabare}
○結論

「Beyond the Bottom」は混沌の中にいる多くの人々の心に光をもたらす女神の歌。
平たく言えば“神曲”ということなのであります。


追記:劇場版WUGにおけるエンディングの表現について{netabare}

短いライブシーンから画面暗転w歌が続く中そのままエンドロールw
これに対するアイドルアニメ何だからライブシーンもっと見せてよ!との要望。
私も気持ちはもの凄く分かります(苦笑)

二次元のWUGが歌って踊るシーンを満喫したい!
例えば劇場版一作目の主題歌「タチアガレ!」でそれを求めた場合……。
セガのPSvita用ゲーム『ミラクルガールズフェスティバル』(みがる)の
FULLライブPVを見るのが最善手というのは、いささか寂しい気分ですw

ただ、劇場版WUGのED主題歌はどれも情報量が凄まじい。
過去作の「タチアガレ!」にせよ「少女交響曲」にせよ、
歌詞世界に30分アニメ一話分くらいのボリュームがあります。
本作の「Beyond the Bottom」に至っては、上記で長々と書き連ねた通り(苦笑)
映画一本分くらいの内容が詰め込まれています。

私の場合、そこで作中にてライブシーンをフルで作画されたところで、
お祭りを楽しみつつ、物語と共に歌詞世界を受け止め切る自信がありません(苦笑)

実際、劇場版WUGのエンドロールにてED主題歌を聴いている時間は、
天井を見上げて物語の余韻に浸り思索に耽っているか、
目の汗で画面が霞んでいるか、頭がパンクして思考停止しているか……。
いずれにせよ、アイドルアニメなのに文字しか流れてないじゃないか!と悪態をつこうにも、
私には、どーせ画面なんてまともに見えていないわけですw
そんな落武者に対して、最後のクライマックスに長く美しいアニメMVなど、まさに猫に小判w
だから、個人的には見逃しても痛くない暗転エンドロールでもいいかなと(苦笑)

けれど、やはりアイドルアニメと言えばライブシーンという方もいるわけですし、
萌え目当てやお祭り気分から軽く入って見たら、思いがけず深い物語に惹かれた。
というパターンもあり得るわけです。

「アイドルは物語である」と論理先行で無駄を削ぎ落すのも良いのですが、
他方、監督さんは「WUGで東北にビジネスチャンスを」との意気込みも語ってもいるわけです。
ならば、キャラクタービジネスの観点からも、お祭りとしての長尺ライブシーンの提供など、
もう少し柔軟な対応があってもいいかな?とも思います。
けど、スタッフさんたちの方針から考えると、多分、実現しないでしょうね……(苦笑)

……というわけで、セガのスタッフのみなさん。
『みがる』での「Beyond the Bottom」の楽曲ダウンロードコンテンツの製作、配信、
及びFULLライブシーンの再現。
どうかよろしくお願い致しまする~~w{/netabare}

投稿 : 2016/02/15
閲覧 : 602
サンキュー:

23

ネタバレ

ヒロ(4代目) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 1.5 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

え?この程度ならOVAでやって欲しい。

唐突な Dis で申し訳ないが 純粋に思った事です。

ココ最近見た 映画だと 【ラブライブ】⇒【ガルパン】 ⇒
【WUG】
の順・・・。

正直 ガルパンの気合の入った作画 を見た後に、

WUG 劇場版【後編】の 初っ端から ショボイCG(社屋)みせられて
・・・。 あっこれヤバイ奴だ・・・。(と察しました。

先に 私個人として WUGの 評価は、

お世辞にもよくないです。

アニメ版 は 円盤の 4巻以降からは楽しめる。(3巻までは面白くない。)

劇場版 【前偏】 は、割と高評価で、続編映画見に行くかぁと思った
位は楽しめました。 あにこれ風に 評価つけるなら3.7位?

WUG 劇場版【後編】を
 割と期待してみていたら この有様・・・。
割と WUGには 曲を評価してたので しっかり曲(ダンス)の見せ場作って
欲しいと期待してたら。

まさかの 曲が流れて  ダンス無し で


                     /^;^ll^;^ll^\
                 _,,,.-'''_,.-'ノ l l \\\
              _,,,.-'''_,,,.-'''_,,,.-'''ノl l \\\ \
          _,,,.-'''_,,,.-'''_,,,.-'''_,.-''ノ l l\\\   _''-.,_
      _,,,.-''''  "'''''''''''"''''''''''''''"''''''''''''''"'''''''"''''''''"'''''''''''"'"'''-.,_
   _,.-''                                 _''-.,_
_,.-''                                       ~''-.,_ ィ;;―‐''^―ー''"゙;:.:゙゙‐''''" ..,..
  _....-'""::::::____,,,,,,,,,,,,,,='゙″ィ;;―‐''^―ー''"゙;:.:゙゙‐''''" ..,..  ::  :: .,;:':;:.,".,.、
  ::  :: .,;:':;:.,".,.、-'´-'" :.,,,,,,,,  ';,~:";.,、、.,       - _,,.--'‐.、_,,.;:--''"´`丶、 .:. :;:::::::::::. : .: .: .: .     i
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山を見せられる始末・・・。
山 っすか・・・。(それが 2回)

そして更にまた 山。 えーっと 全国各地の 登山ツアーかな?
【実際には全国行脚 ゲリラライブ】

え・・・。 さすがに その表現はない。 むしろ踊れ!!

アイドルに求めてるものは 山じゃない・・・。 (そんなのは他所に任せとけ。
求めてるのは 可愛い子 と 曲 と ダンスだ!!( や・・・ ま・・・か・・・ん!! やりやがったな!!

これ 本当にアカン奴 と思ったのは、山を見せられた時。
TVアニメでもぐだぐだと 掘り下げしてたのに 態々 劇場版でまで 話を掘り下げられてもねぇ・・・。
変に菜々美の話掘り下げたせいで  ぐだぐだな まま終盤に・・・。

最終場面で きっと 新曲のお披露目あるはず・・・。(淡い期待 
WUGの 曲には 俺は、期待してるんだ・・・。


あれ、 なんか映画終わりそうな流れなってるんですけど・・・。
新曲流れ始めたかと思ったら。 

スタッフロール・・・って ダンスみじかっ!!
最後に WUG 優勝しました!!のワンカット表示で END (まてや!!

この出来だったら OVA 出だしてくれ。ってのが正直な話だった。


良かった 部分 は、

新曲 を 作る所までの流れの複線回収したこと。
曲を作ってくれる理由を 強引であったが回収出来たこと。
(ここの部分に関しては、 【前編】より評価してる。)

綺麗な一枚絵の山が見れたこと・・・。(皮肉

やっぱり、早坂が一番好きだわ WUGだと。(男じゃなくて WUGメンバーに惚れさせてくれTT
 
悪かった点 は、

多すぎるんで、 特に酷いと思った点。

せっかくの劇場版だから ガッツリ曲のシーン増やして欲しかった。
こちとら WUG見に来てるんだから。
I-1の 新ユニット と I-1クラブ の新曲見たいわけじゃないので
コレ入れてるせいでただでさえ 短い曲の部分の尺奪われてるんじゃない?と思った。
(個人的には、ダンス と 曲 と WUGの活躍さえあれば良かった。)
追加曲 1曲のみ というのが なんか残念感 ぬぐえない。(I-1の曲も増えてましたが)

んで 何より一番許せないのが スタッフ(エンド)ロールの最後で
優勝させてしまった事。【1カットのみ】 
ダンスも曲も はっきりさせずに勝手に結果だけ出すとか、
コンテンツ終わる気マンマンじゃねーの?って思わずにはいられなかった。


曲は評価してるが、 肝心のアニメの部分のダンスや歌での表現が出来てないのが
正直 アイドルアニメ?なのこれ? って思わずにはいられない作品。

友人と話をしていると 、
「DISってるけど、 アンタ 実は WUG好きでしょ?」
って言われる事も多々。
「WUGを Disるのが好きなだけと・・・答える」と自分。(だけど曲は好き。)

けど、 今回ので WUGに関しては自分は、もういいかな と思いました。

投稿 : 2016/02/07
閲覧 : 223
サンキュー:

6

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

「WUGはWUGである」「真摯であること、正直であること、、一生懸命であること、、、。」

アニメキャラとリアルアイドルのハイパーリンク、虚実混濁の物語『Wake Up,Girls!』の続・劇場版、その後編


ホントしつこく言いますが『ラブライブ』や『アイマス』も大好きなオイラとしてはこの『WUG』の泥臭さやホンモノ感に前者の作品群は今一歩及んでいないのが残念なんです
もちろん、アイドルや声優としてのWUGは未だ素人臭さが残っている
が、【物語】(つまり可能性)としての『WUG』を超えられるアイドルアニメは暫く出て来そうにありません
これだけの内容を53分に押し込められるヤマカンの構成力と演出力と予算配分はホント素晴らしいです
尺を引っ張り、3DCGを駆使したライブシーンをして、派生ゲームやグッズ展開をガンガン仕掛けていくという、昨今のとにかく派手で豪勢なアニメ映画達に一石投じるシェイプアップされた作品が今作なんです


遂にアイドルの祭典を目前に控えた2015年夏
I-1 clubの参戦、I-1センター交代と志保の博多左遷、菜々実に迫られる光塚受験のチャンス・・・
そして、早坂の楽曲無しで挑む決勝戦・・・
WUGとは?WUGらしさとは?WUGにしか出来ないこととは何か?
遂に幕を開けるアリーナの大舞台・・・


物語のテンポはかなり早くも、泣き所、アツイ部分をしっかり抑え込んでいるので鑑賞後の清々しい気分に本当に良く出来た映画だ!と関心しますb
ただ、唯一難点としては以前のシリーズの視聴を前提とする作品ながらも、松田の困惑や太田さんの奮闘など前作まであった要素を今回に限ってはほとんど切り捨てています
と言うのも、今作でWUGやI-1志保以外で物語に華を添える役割が丹下社長と白木GMという2トップの過去にあるからなんでしょう
また白木GMの裏で暗躍する陰のトップについても語られてませんでした
まあこれ以上風呂敷を広げるつもりは無いってことなんですな


その代わりといっちゃなんですが、今作の鍵を握っているGreen Leavesに最初期から所属しその名前だけが明かされていたサファイヤ麗子が登場
奇しくも佐久間レイが演じるこのキャラ、ヤマカンは佐久間レイと日高のり子だと「『トップをねらえ!』になるw」とか思ってたらしいですが(笑)ヤマカン自身も気付いてなかったそうですが2人とも今回演じてるキャラと偶然のハイパーリンクが起こってた
詳しくはネタバレになってしまいますが丹下社長と麗子の過去と二人の声優の過去が一致してるんですねー、まさに奇跡


みどころはまずとにかく作画
ただ可愛い、だけじゃない
くしゃくしゃに顔を歪めながら泣いたり笑ったりする美少女達の表情や仕草です
ヤマカンは最近、派手に仕草をつけて動かすより微妙な表情の付け方で心情を表現する演出に拘ってます
その対極のような存在として、とにかく難解な芝居作画に挑みたがる近岡直
一見して水と油のような二人がぶつかり合いながら試行錯誤をしてキャラに表情をつけていってるのがよくわかります


ああただw
一つだけ予想外に笑ってしまった点が未夕ですw
未夕が喋るたびに『ハッカドール1号ちゃん』の顔が頭をよぎっちゃうんですよねw
他の2人は全然そんなことないんですけど、未夕=美祐=1号ちゃんってことで、如何に彼女が自然体で演技してるかってことに繋がってるかの証拠なんでしょうが・・・
いやー前半はちょっと集中出来んかったw


楽曲においては前記している他のアイドルアニメ達と『WUG』は完璧に互角で渡り合えるでしょう
クライマックスの高揚感を保ったまま、エンドロール、そして余韻を打ち消すことなく閉幕
これが良い
考えてもみて下さい、長々とアニメキャラのダンスを観せられても、それはもはや映画でなく音楽PVじゃないですか?
どうしてこれが他のアニメには出来ないんでしょーかねぇ・・・

投稿 : 2015/12/26
閲覧 : 943
サンキュー:

13

ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

劇場版 × パフォーマンス × 不足 +

 TV版では、優勝できなかったアイドルの祭典にリベンジすることになったWUGのお話でしたです。

 仙台に戻ってまた地道に活動する展開から、周囲の人達もいろいろある展開かなぁです。I-1から別ユニットも出てくるです。車で仙台以外の地道な売り出し、早坂以外に作詞作曲誰だろうもあるです。WUGの誰かさんの進路と現在の活動に迷うけど、寸前でよくある展開になるところなどは、単調さを感じたです。

 肝心な歌う場面は、振り付け場面が少ないと思うです。前半とか、静止画多いです。最後歌う場面{netabare}も振り付け中途半端から、ED黒で字幕場面になって終わり。いきなりめでたし静止画で、応援の声だけで盛り上がっていたです。歌うWUGを映さずED黒で歌が流れるなら、CD聞くのと変わらないのでは?{/netabare}劇場版なら、なおさらこれはどうなのか?と思うです。μ’S、ST☆RISH、QUARTET NIGHTのようにパフォーマンスが、あまり感じられなかったです。

 新曲自体は、前編の少女交響曲より洗練された曲と歌詞で、非常に良かったと思うです。2回見みて確認したです。その点は、評価できたです。でも、アイドルを題材にした劇場アニメをする以上、歌う場面で特にWUGをもっと表現したほうが良かったと思うです。WUGらしさっていうのですかねぇ・・・です。
 私はどちらかというと、前編のTシャツ姿で歌ったWUGの方が良かったと思うです。派手なコスチュームより、こっちのほうが似合っている気がするです。

 私には、トントン拍子に話の進んだようで、分かっていた上映時間も改めて、短く感じてしまったです。

                      2015.12.18 +

投稿 : 2015/12/25
閲覧 : 266
サンキュー:

11

YDK さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

アイドルアニメの頂点へ。

続・劇場版後編のために、今までの物語があるといっても過言じゃありません。
今からでも遅くはありません。TV版を全話観てからどうぞ。

新曲(Beyond the Bottom)がとんでもなく良かったです。
聴いている最中ずっと泣いていました。
アイマス、デレマス、ラブライブの曲も聴いていますが、今回続・劇場版後編の新曲はその中でNo.1だと思いました。

WUGはいまいち盛り上がらず、なんでかなあという感じですが、
アニマス、アニデレ、ラブライブと比べてもまったく遜色ない面白さと、楽曲も全く劣らず素晴らしいので、これを機に巻き返してくれると嬉しいのですが…。


参考:Beyond the Bottom MV
https://www.youtube.com/watch?v=yZCTFNsrpQ8

投稿 : 2015/12/17
閲覧 : 369
サンキュー:

15

ネタバレ

erimingo さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

WUGちゃん最高だ〜(^o^)b

劇場には行けなかったけれど、BDで後編見ました。
超よかったです。旧劇場版からここまで、浮き沈みの激しい物語があって、とても感動的だった。今作でより作品の幅が広がったようにも感じます。
マダマダあるよウェイクアップガールズ!

{netabare}
パンフにはAKBやモモクロ、BABYMETALといった具体的なアイドルユニット名が参考にあげられていたが、しほっちのネクストストームは凄く良かった!
もうネクストストーム推したい
AKB系列の派生ユニットがやってる面白さってこういうことなんですな。
とりあえずCDポチッときました。

相変わらず白木が何考えてるのかはわかりませんが、単にアイドル産業の延命...と単純に捉えてしまうべきじゃない気がしてきた。まゆvsしほっちからのしほっちvsもかも、まさにセンター交代の縮小再生産で生きながらえていくフラクタル的な印象を受けるが、やはりverUPバローはその程度で収まるまい。
解散までの大枠の構想はあるらしいので、WUGがどういう結末を迎えるのか、ぜひTVシリーズで見たい。

今作は、キャラデザに若干の変化が見られます。というより劇場前編公開前から版権絵等で絵柄に同様の特徴が既にあった。ワグちゃん達の表情の変化もよくわかるようになったが、それ以上に大人達の見せる芝居が一際洗練されたように感じる。前編での松田や丹下vs白木もそうだったが、後編はさらに対象年齢が10歳くらい上がった映像に仕上がっていると感じた。

しほっちとななみんが本当に良い役回りだった。
2,3箇所泣きそうに..。

WUGらしさって何だという問いに対して、一つの答えになっているのがBtBだと感じます。この曲はアニメ声では歌えない、リアル寄りではあるWUGというアニメ作品のキャラの声でも十分ではなく、中の人達リアルWUGの地声でなければ歌えない。メッセージ性や重さを考慮しても、まさに、普通のアニメらしくないWUGらしさの出ている楽曲。

Wake Up,Girls!Beyond the Bottom
WUGとはBtBで表現されている。
そんな作品だと思います。最高でした

{/netabare}

投稿 : 2015/12/15
閲覧 : 235
サンキュー:

5

ネタバレ

おみや さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

こういう物語を待っていたのかもしれない。

Wake Up, GirlS!(WUG)
最初は劇場版、WUG結成までの道のり。
そしてTVシリーズ1期、全国各地から「アイドルの祭典」を目指す
アイドル達に彼女らも参加し、頂点を目指す。

で、今回の劇場版。前期後期と分かれ、前期ではビーベックスの
プロデュースを受け、東京へと進出しますがWUGらしさを伝えること
が上手くいかず、迷っていた彼女たちの前に現れる早坂さん。
(WUGのTVシリーズからの楽曲は彼がプロデュースしており、その曲
あってのWUGといっても過言でないですね。)
「少女交響曲」を与え、再度「アイドルの祭典」へ出るよう進言
します。

そして後半になるこの作品。

良かったです、はい。作画も安定してたし。
何度かうるっときたし、(1人だったら号泣してたな、、w)

余韻がしばらく残って、、、(最後のシーンがもう1回観たい!)
3時間後、2回目観てました。w

ベタと言えばそうかもしれませんが、こういう王道的な終わり方が
待っているとは思いませんでしたね。(今までの作品がちょいと
ヒネリをいれた終わり方だったのが影響してるかな)

やっぱりサクセスストーリーは成功してなんぼですが、今作は
予想外の展開などもあり、それらのプロセスが終わった時の余韻
にもつながるんだなぁ、、、うんうん改めて良い作品だった。
エンディングの曲も新境地的な感じ、名曲です!





おまけ
サムネの通り、私、ライバーでございます。
しかしながら同じくらいWUGが好きです。

かたや、社会現象にまでなり今年は紅白出演なんてことにまで、、
そしてWUGは、、、地道に頑張ってますね。

ラブライブは元々がスクールアイドルという、商業的なものでは
無い分、「純粋に輝きたい」という思いが伝わるんです。

でもWUGはなんとなくで始めたアイドルが、思いっきりリアルな
芸能サバイバルに身を置くことになります。
最初はいい加減さも感じましたが、素人なんだから仕方ない。
でも、まゆしーがメンバーに入ってからそれ以外の6人が現実を
理解し、少しずつ変わっていきます。
それぞれ色々な思いを持ちながらもだんだん結束していき、努力をし、
(たまにダレたり、ツッコミが入ったり、w)上を目指していく姿が
この「WUG」という作品に感化されるとこなんでしょうね。

ここで1つの物語は終わりましたが、まだまだ彼女たちの活躍を
観たいものです。
それと、この作品の良さの1つでもある名曲の数々。

神前さん、田中さんの楽曲はとっても好きなんですよねぇ。
アイマスでも楽曲の提供されてますが、これぞアイドルに歌って
ほしい曲!って感じです。


おまけが長くなりまして、、、失礼しました。ぺこり。

投稿 : 2015/12/13
閲覧 : 290
サンキュー:

19

御宅 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/02/02
閲覧 : 4

べんちゃん☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/02/26
閲覧 : 10
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Wake Up, Girls! Beyond the Bottomのストーリー・あらすじ

東北代表として出場した「アイドルの祭典」での活躍が認められ、アイドル文化の中心地・東京に進出した「Wake Up, Girls!」。メジャーレコード会社bvexとの契約も決まり、活動は順風満帆に思えた。だがブレイクの立役者だったプロデューサー・早坂相が手を引き、7人が動きの早い東京の芸能界の中で「WUGらしさは何か」を見失った結果、苦い挫折を経験する。レコード会社や関係者たちが手のひらを返す中、それでもあきらめずに前に進もうとする「Wake Up, Girls!」の姿を見た早坂は、彼女たちが再び挑戦するための武器として、新曲「少女交響曲」を与えるのだった。「Wake Up, Girls!」は、心機一転して地元仙台から活動を再開。日常ライブの復活や全国行脚を通しての地道な努力は、少しずつだが、着実に全国のファンへと届き始める。一方、アイドル界の頂点である「I-1club」では、最新シングルの売上ミリオン割れを契機としたセンター争いが勃発。「I-1club」プロデューサー・白木の非情な采配は、意外な形で「Wake Up, Girls!」とアイドルたちを大きなうねりへと巻き込んでいく。敗れて尚あきらめられないもの。アイドルとは何か。その答を求めて、物語は再び「アイドルの祭典」へと収束する。(アニメ映画『Wake Up, Girls! Beyond the Bottom』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2015年12月11日
制作会社
Ordet
公式サイト
wakeupgirls2.jp/
主題歌
《主題歌》Wake Up, Girls!『Beyond the Bottom』

声優・キャラクター

吉岡茉祐、永野愛理、田中美海、青山吉能、山下七海、奥野香耶、高木美佑

スタッフ

原作:Green Leaves
監督:山本寛、脚本:待田堂子、キャラクターデザイン・総作画監督:近岡直、音楽:神前暁/MONACA、音楽制作:DIVE II entertainment

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