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「白い砂のアクアトープ(TVアニメ動画)」

総合得点
75.2
感想・評価
421
棚に入れた
1251
ランキング
779
★★★★☆ 3.6 (421)
物語
3.4
作画
4.0
声優
3.6
音楽
3.6
キャラ
3.5

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白い砂のアクアトープの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

1話目は「あまんちゅ!」に似てるみたい^^

公式情報 
{netabare}
INTRODUCTION
{netabare}
監督・篠原俊哉、シリーズ構成・柿原優子、そして制作・P.A.WORKS。少女たちの青春を描いた『色づく世界の明日から』でも手を組んだ彼らが新たに手掛けるのは、沖縄のちいさな水族館を舞台にした完全新作オリジナルアニメーション。
水族館で働く18歳の女子高生・海咲野くくるは、東京で居場所をなくし、逃避行をした元アイドル・宮沢風花と出逢う。くくると風花はそれぞれの思いを胸に、水族館での日々を過ごすようになる。
しかし、その大切な場所に、閉館の危機が迫りくる。
少女たちの夢と現実、孤独と仲間、絆と葛藤──。きらめく新たなページが、この夏、開かれる。
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スタッフ{netabare}
原作:projectティンガーラ
監督:篠原俊哉
シリーズ構成:柿原優子
キャラクター原案:U35
キャラクターデザイン・総作画監督:秋山有希
美術監督:鈴木くるみ
美術監修:東 潤一
美術設定:塩澤良憲
撮影監督:並木 智
色彩設計:中野尚美
3D監督:鈴木晴輝
編集:髙橋 歩
特殊効果:村上正博
音楽:出羽良彰
音楽制作:ランティス
音響監督:山田 陽
プロデュース:infinite
制作:P.A.WORKS

主題歌
OP:「たゆたえ、七色」ARCANA PROJECT
ED:「月海の揺り籠」Mia REGINA
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キャスト{netabare}
海咲野くくる:伊藤美来
宮沢風花:逢田梨香子
照屋月美:和氣あず未
久高夏凛:Lynn
仲村櫂:土屋神葉
屋嘉間志空也:阿座上洋平
南風原知夢:石川由依
島袋薫:小松未可子
真栄田朱里:安野希世乃
米倉マリナ:東山奈央
比嘉瑛士:永野由祐
星野晃:てらそままさき
諏訪哲司:日野 聡
雅藍洞凡人:阪口周平
おじい:家中宏
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1話ずつの感想


01「熱帯魚、逃げた」
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公式のあらすじ
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海の生き物が大好きな女子高生・海咲野くくる。彼女の頭の中は、館長代理を務める「がまがま水族館」のことでいっぱい。閉館の危機にある水族館を守るために、夏休み中も仕事に励んでいた。一方、アイドルを辞めた宮沢風花は、あてもなく沖縄へとやってきたが、偶然通りかかった観光協会の久高夏凛に「がまがま水族館」へと案内してもらう。水槽の前で不思議な体験をした風花は、「今、見えてた?」とくくるから声を掛けられる。
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感想
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ちょっと暗い美人な子と
ちょっとおばかだけど明るい女子が出会うところとか
海と魚が出てくるところ
ちょっとフシギなことが起こるところは「あまんちゅ!」に似てるかも。。


景色とか食べ物とか、絵がとってもきれい☆
でも、水を描いてるのに
「グラスリップ」みたいな透明感がないのはちょっとザンネンかも。。


おはなしはあらすじの通りで
アイドルからも、実家からも逃げてきた風花が
ふと立ちよった地元の水族館で働くくくると出会って
そこで働けるようにお願いしたところでオシマイ。。

くくるは自分のこと「館長」って言ってたけど
あらすじ読んだら「館長代理」だったり
水族館が閉館の危機にある、ことなんかも
あらすじ読んでないと、よく分からなかった。。

あと、明るいくくるだけど
自分のと名前の書いてないのと2冊の母子手帳を見てるシーンがあって
くくるには、生まれてこなかった双子がいるとかの
ちょっと暗い悩みとかもあるのかも。。


リアルっぽいんだけど、妖怪キジムナー?が歩いてたりして
たぶんこれから2人で、水族館を立て直すおはなしになると思うんだけど
1話目見ただけじゃ、何が起きるかよく分からないみたい。。

いいおはなしになるといいな☆彡
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02「濡れるのも仕事のうち」
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公式のあらすじ
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「がまがま水族館」で働くことになった風花は、くくるのおじいとおばあに迎えられ、海咲野家に身を寄せることに。閉館が迫る水族館を立て直すため、夏休みが最後の勝負とより一層仕事へのやる気を見せるくくる。翌日、風花はくくるから水族館の仕事の厳しさを教わりながらも、2人でペンギンのエサやりショーを行うが…!?
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感想
{netabare}
今回は設定とか、キャラの紹介ってゆう感じ
くくるのおじいさんが館長なんだけど
腰を痛めたとかで夏休みだけくくるが館長やってる。。

水族館は機械をいっぱい使ってて
老朽化がはげしいから直したいけどお金がなくって、廃館寸前なんだけど
くくるはずっと続けたいから、夏休みに人を集める計画。。

風花はアイドルでがんばってセンターをやってたんだけど
ほかの子が事情があって、センターゆずってから
どんどん外されてって、さいごはクビになったみたい。。

それで、自分の夢は終わったから、くくるの夢を応援したいって。。



人手が足りないから、ちゃんと教えてもらってないのにやって
いきなり失敗。。

それで、はじめてだからしょうがないけど、うちの子が死んだら一生うらむ!
とか言われても、そんな大事なお仕事を
まったくやったことのない人にまかせる方が間違ってて
うらむんだったら、まかせた自分の方だと思う。。

それを観光協会の久高さんがフォローしてくれてたけど
悪いのは自分だって思っちゃう風花って、すごくスナオだと思う^^

そんなスナオでやさしいから
アイドル競争にも負けちゃったんだろうな。。かわいそう。。


あと、金貸しのおじさんたちが
いくらバカにしてたって、わざと落としたわけじゃないし
あやまって弁償するって言ってるんだから、水をかけるのはやり過ぎかも。。
気持ちは分かるけど^^


そのあとみんなで風花の歓迎会。。
櫂クンがくくるを手伝ってくれるみたいだけど、これって恋愛フラグかな^^



やっぱりお仕事アニメで
ちょっと「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」がまざったみたい^^

でも、おじいさんたちは風花が親の許可をもらってると思ってたし
くくるはまだ高校生だから、知ってても未成年誘拐とかにはならないよね?
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03「いのちは、海から」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
お互いのことを知り少しずつ打ち解けてきたくくると風花。出張でおじいが不在のこの日は、2人でペンギンの体重測定をすることに。風花はエサやり時の失敗を感じさせないほど手際よく仕事をこなしていく。一方くくるは1羽のペンギンの異変に気がつく。命を預かることの重責から不安になった彼女はおじいの帰りを待てず産休中の獣医・竹下に相談するが……。
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感想
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あらすじのおはなしで
竹下先生を呼んで、ペンギンのチョコの診察をしてもらったんだけど
そのあと破水して
くくるは先生を休ませたり、車の手配をしたりバタバタ。。

けっきょく久高さんが来てくれて、風花がつきそいで病院に行って
しばらくして、ぶじ赤ちゃんが生まれた♪んだけど
おじいさんから、どうして自分に先に相談しないんだって怒られちゃった。。
ってゆうおはなし。。



ぶじ赤ちゃんが生まれてよかった☆

もうちょっと感動するかと思ったけど、主役は先生じゃないし
くくるのお母さんたちのはなしとかもあって
何が見せたかったか、ちょっと分かりにくかったみたい。。

くくるもいろいろ失敗して、いろんなことを学んでいくと思うけど
とりあえずタクシーをさがすより、救急車を呼んだ方が早かったかも^^


あと、おじいちゃんからお説教されちゃったけど
くくるはただの女子高生で
それもあんまり頭が良さそうじゃない子に館長まかせてるんだから
おじいちゃんの責任もあると思う。。

それに先生だって、いちおお医者さんなんだから(獣医だけど)
具合が悪かったら来なければいいんだから
そんなにムリして来てくれたわけじゃないと思う。。

それよりエサをあんまり食べないって言ってたし、チョコの方が心配かも。。
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04「長靴をはいた熱帯魚」
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公式のあらすじ
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来場者が海の生き物と直接触れ合えるタッチプールの実施が決まった「がまがま水族館」。夏休みの目玉イベント開催に向けてはりきるくくるは、飼育員の屋嘉間志空也や幼なじみの仲村櫂にも手伝ってもらいテキパキと指示を出していく。一方、案内係を任された風花は、人前に立つことを不安に感じつつも懸命に準備をする。そんな時、風花が元アイドルだと知る飼育員・貝殿轟介が休暇から復帰してきて……?
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感想
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タッチプール開催で、がんばって準備してた風花だったけど
お休みしてた貝殿さん(海ヤン)が帰ってきて身バレ。。

バレたことに気づかずに準備してたけど、案内係をやってたら
お客さんに気づかれて、いったんは逃げ出しちゃった。。

でも、追いかけてきたくくると話して
自分がくくるをよろこばせるためにやってるってゆうのに気がついて復帰。。
身バレしたまま、ただの案内係の役を続けたの。。

でも、とうとうお母さんが「がまがま水族館」にやってきちゃった!?
ってゆうところでオシマイ。。



あんまり自分のことを話さないし
仕事場だから、って言ってくくるのこと「館長」って呼んでた風花は
今まで心の中に壁を作ってたけど、今回くくるのこと「くくる」って
はじめて呼んだんじゃないかな。。

風花のほうからくくるに近づいたのはよかったけど
とうとう帰らなくっちゃいけないときが来ちゃったみたい。。
って言ってもまだ4話目だから、夏休みいっぱいくらいは大丈夫と思うけどw

来週は、お母さんと話し合うのかな?
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05「母の来訪」
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公式のあらすじ
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「がまがま水族館」に娘を連れ戻しにやってきた風花の母・絵里。しかし、まだ帰りたくない風花はくくるの手助けによって母から逃げることに。再び行く当てがなくなった風花は、ふらりと立ち寄った、くくるの友達である照屋月美が手伝うごはん屋「カメ―」である人物と再会する。一方、残されたくくるは、絵里を足止めするために様々な作戦を実行していた。
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感想
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お母さんがむかえに来ちゃったから
くくるとくくるの友だちとか家族に協力してもらって,逃げることにした。。

でも、ここでやり残したことがある、ってゆう思いがして
お母さんと話し合おうって、職場にもどってくくるといっしょに働いてたら
その姿を見てお母さんも分かったみたいで、親子で話したら
夏休みが終わったら帰るように言って、先に帰っていった、ってゆうおはなし



前はアイドル、今は水族館。。
娘のワガママを許してくれるお母さんがかっこよかった☆


チョコが大丈夫なのかな?って思ってたら
死んじゃったのは、風花が共感ししてたお魚のほうだった。。

でも、それって悲しいおはなしなのに
ついでみたいに流されて、ほとんど伝わらなかったのはザンネンだった。。
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06「スイーツラプソディ」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
「がまがま水族館」の閉館が8月末に迫り焦るくくる。なんとか状況を変えるべく必死に集客方法を考えるがどれもピンと来ない。そんな時、風花の言葉がきっかけでオリジナルスイーツ作りに挑戦することに。月美の力も借りて、3人は「がまがま水族館」の新たな名物開発に励む。その後、無事メニューも決まり、オリジナルスイーツ作りは順調かに思われたが……。
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感想
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閉館のことが新聞にまでのっちゃって、くくるたちは真剣になって考えて
オリジナルアイスを作ろう!ってなって、月美に相談。。

でもアイスは保健所の許可がむずかしくって、かき氷になったんだけど
月美ががんばって、お魚のデコレーションのかき氷を作ってくれて大成功♪
ってゆうおはなし。。


あと、毎年来てくれるおじいさんが今年も来てくれて
くくるが話しをしたら、子どものころに死んだお兄さんに会うまぼろしを
ここに来たとき見たことがあって。。って

それでおじいさんは毎年来てるんだけど、それ以来会えてなかったんだけど
くくると話したら、またお兄さんに会えた♪

くくるも死んだお父さんお母さんに会えたみたい。。

それで閉館予定なのに、また来年も来てください、ってゆうおはなし^^



死んだ人に会うおはなしって、ぜったいうるうるしちゃうよね。。

かき氷を作るおはなしは
アイデアから作るまで、大事なところはぜんぶ月美におまかせしちゃって
くくるはほとんど何にもしなかったみたいでザンネンだった。。
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07「アイスで乾杯」
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公式のあらすじ
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くくるたちの努力の甲斐もあり、来場者数が増えてきた「がまがま水族館」。結果が出て喜ぶくくるは、閉館阻止に向けてより一層はりきる。だが無茶な提案をしたことで、空也と揉めてしまう。その様子を見かねたおじいは、飼育員たちに息抜きのための休暇を与える。翌日、夏凛や月美も加えて海にやってきた一同。バーベキューや海の遊びで休みを満喫するくくるだったがそこにもう一人加わって……?
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感想
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空也クンの深掘り回で、いつもは文句ばっかり言ってるけど
本当はがまがまが好きで、休みなしなんて。。って文句言ってたけど
みんなが遊んでる中、水族館のようすが気になってのぞきに来たり。。

あと、高校の時モテて、ある女子をフったら
その子のグループからイヤガラセされて、高校中退。。
それでおじいさんにひろわれて、がまがまで働くようになった
ってゆうおはなしもあって、それで女子が苦手なのかも。。


それから櫂クンの妹の真帆と、妹のBF候補の類ってゆう男子が出てきて
真帆にいいところ見せたい類クンと本気で張り合って
高校の同級生だった夏凛からツッコまれてたw



閉館が近づいて、アセるくくるの気もちが伝わってくるおはなしだったけど
閉館させたくないのはくくるだけじゃなくって、空也クンもだった。。
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08「crab crisis」
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公式のあらすじ
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夏凛の尽力で生き物を連れて出張をする「移動水族館」の開催が決まった「がまがま水族館」。当日、会場となる病院で準備を進める飼育員たち。その途中、看護師長・金城の元に挨拶に向かうくくると夏凛。だが金城の言葉がきっかけで2人は気まずい雰囲気に。一方、準備を進める風花は持ち込みを禁止されたカニが水槽内に紛れ込んでいることに気が付く。病院の関係者に見つかる前に隠そうとするが!?
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感想
{netabare}
轟介さんのメインの回だったけど、先週の空也クンほど深掘りはなくって
がまがまの常連の女の子・愛梨と
ガラ・ルファを近いうちに展示するってゆう約束してたのに来なくなって
入院してるって分かって移動水族館で行ったけどなぜか無視。。

でも、カニがニガテな看護師長さんに着いたカニを
取ってあげたのがきっかけで、また心を開いてくれて
また水族館に行くために、がんばるって約束した。。ってゆうおはなし^^



師長さんのカニぎらいが異常なほどなのと
カニが人の体をよじ登るとか、なさそうだったけど
それ以外はちょっといいおはなしだった。。

愛梨が轟介さんを無視してた理由は、あんまりよく分からなかったけど
約束を守れなかったのと
病気で暗い気もちになってたから、とかじゃないかな?

でも、生き物をさわって、いやされたのかも^^
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09「刺客のシンデレラ」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
建設中の水族館「アクアリウム・ティンガーラ」から研修のためにやってきた新人飼育員・南風原知夢(はえばるちゆ)。おじいの指示で彼女の教育係を任されたくくる。だが新たな水族館を認められないくくるは知夢をライバル視し、試すような態度ばかりとってしまう。その後も打ち解けられずギクシャクする2人は、風花と一緒にペンギンのお散歩を始めるが……?
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感想
{netabare}
あらすじのおはなしで
くくるはライバルの水族館から来た知夢を受け入れられなくって
知夢は、高い競争率を勝ち抜いて、やっと好きな仕事をすることができたのに
つぶれかけの水族館で高校生に教えてもらうのをバカにしてる。。

それで知夢は
伝説の飼育員って言われてるおじいさんに教育係を代わってもらうんだけど
おじいさんはお客さんと話しをするだけで
お客さんも魚を見ないでカードゲームとかお掃除をしてる。。

けっきょく知夢は、上の人にお願いして
ほかの水族館で研修させてもらうことになって去って行った。。
ってゆうおはなし。。



水族館って、もし機械が故障したりしたら
飼ってる魚たちをほかのところにあずかってもらったりしないといけないし
みんなに魚のことを知ってもらうってゆう目的なのはおなじだから
くくるが知夢のこと、ライバル視するのは間違ってると思う。。

それに知夢も、先輩がせっかく選んでくれた水族館なんだから
わがまま言わないで、もうちょっと様子を見てもいいかも☆彡


公式のスタッフ紹介には「原作:projectティンガーラ」って書いてあるし
あと3話しかないのに、キャラ紹介の半分くらいは
「アクアリウム・ティンガーラ」の人になってるけど
このおはなしってこれから、ティンガーラの方がメインなるのかも?


それにしても、コロナであちこちの動物園とかが大変って話題になってたけど
動物園とか水族館ってエサ代がすごーくかかるし
特に水族館は、水道・光熱費は小さい規模のところで1ヵ月数百万円
大きいところだと数千万円とかかかっちゃうんだって!?

そのほかにも医療費や移送費、人件費や諸経費とかで
民間の施設はお客さんがたくさん入らないと
費用がかかりすぎてつぶれちゃうみたい。。

人口の少ない沖縄にあんな大きな水族館作って、経営大丈夫なのかな?
{/netabare}
{/netabare}
10「置き去りの幻」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
閉館の時が迫り、一発形勢逆転のアイデアを探すくくる。以前、風花も目にした水槽の幻を宣伝しようと提案する。だが、夏凛たちから不確かなものは宣伝できないと反対されてしまう。それでも諦めきれないくくるは、幻が確実に見える方法を探し始める。一方、風花は自身に映画主演のオファーがきていることを知り悩んでいた……。
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじのおはなしで、アセるくくるは
幻が見える水族館って、宣伝しようとしてたけど自分だけで空回り。。

櫂クンが、そんなくくるを見て、なぐさめたいって思っても
なかなか一歩踏み出せないでいたんだけど
水族館で、過去の自分の背中を押す幻を見て
現実でもくくるをなぐさめることができた☆彡ってゆうおはなし。。かな?



空回りしてるくくるをが痛々しくって、見てるのつらかった。。

みんなおなじ意見みたいだけど
かわいそうでも、ダメなものはダメって言わないとね。。

ただ、幻が見えるかもしれない水族館、ってゆうのは宣伝になるかも。。
すぐには見れないかもだけど
悩んでたら幻を見て、いやされた人の体験談とか発表したら
幻は見えなくっても、魚たちを見ていやされるかも☆彡
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11「籠城の果て」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
南城市に台風が迫る8月のある日。閉館反対を訴えるため、くくるは1人で「がまがま水族館」に立て籠もってしまう。彼女を心配した風花が駆けつけ一緒に立て籠もる。だが、進路に悩む風花に対して、くくるは素直になれずそっけない態度をとってしまう。そんな中、激しさを増す台風によって停電する水族館。2人は水槽や生き物に異常がないか見て回る。
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感想
{netabare}
あらすじのおはなしで、立てこもってるくくるのところに風花が来るんだけど
台風の影響で、電機は止まるし、建物はこわれるしで
どうしていいか分からずに、自分の居場所がなくなる!って
パニックになるくくる。。

そんなくくるに、夢がなくなっても未来はある!
魚たちの未来を守ろう!って呼びかける風花の言葉で目を覚ましたくくる。。

雨も弱まって、みんなが来てくれて
いっしょに魚たちを守ってるうちに朝が来て、電気が復活。。

くくるは、水族館が閉館しなくっちゃいけない状態になってるって実感して
魚たちを守るためにがまがまを守る夢をあきらめた、ってゆうおはなし。。



くくるはお父さんたちを亡くして、こんどは自分の居場所まで無くなる
ってゆう、つらい気もちが伝わってきてうるうるしてきちゃった。。

たぶん立てこもったって何にもならないことは分かってたと思う。。
でもあきらめたら、じぶんには何にもなくなっちゃう
って思いこんでたんじゃないかな?

風花がいてくれて、本当によかった☆
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12「私たちの海は終わらない」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
営業最終日、「がまがま水族館」には多くの客が訪れていた。その様子に満足げなくくるたちは、最後の思い出を作りつつ今日も仕事に励んでいた。たくさんの人の笑顔と賑わいの中、ちいさな水族館は閉館する。その日の夜、お互いの進路について話すくくると風花。彼女たちの決断とは……?
{/netabare}
感想
{netabare}
がまがまのほとんどの魚とメンバーは、ティンガーラが引き取ってくれる。。

くくるは進路を迷ってたけど、風花には映画に出るようにすすめて
風花もそのつもりだったけど、空港でひとりで泣いてるくくるを思ったら
たまらなくなって引き返して、すぐ戻ってくる約束をした。。

くくるは卒業したら、ティンガーラに行くことにしたみたい^^



お別れの話しって悲しいよね。。
やっぱりうるうるしちゃったけど、風花がもどって来るみたいでよかった♪

風花もくくるといっしょに、ティンガーラで働くことになるといいな☆彡
{/netabare}
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13「海の遥かなティンガーラ」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
「がまがま水族館」の閉館から月日は流れ、翌年の春。高校を卒業したくくるは「アクアリウム・ティンガーラ」に就職する。新たな職場でも飼育員を希望するくくるだったが、なぜか営業部に配属されてしまう。気持ちの整理ができないまま、配属先に向かったくくるを待っていたのは、副館長・諏訪哲司だった。さらにかつて「がまがま水族館」に研修で来ていた知夢と再会して……。
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじのおはなしで
くくるは櫂クンといっしょにアクアリウム・ティンガーラに就職。。

おじいさんと風花以外のがまがま館員と夏凛は、先に来て働いてる。。
月美も近くのカフェ「OHANA」で働きはじめた。。

くくるは飼育員になれると思ってたら、なぜか営業部。。

それで副館長に会って、資料を渡されて
次の日さっそくバックヤードツアーの予行を確認するように言われて
飼育係のところに行ったらうまく伝わってなくって
副館長に、中止するように伝えてって言われた。。

でも、裏のことを知ってるくくるは、自分で経路を確認して
空也クンとウミやんにも協力をたのんだんだけど
設備部とか、カスタマースタッフには伝えてなくってけっきょく中止で
副館長には「プランクトン」って呼ばれることに。。

ぜんぜん思い通りにならなくって、ひとりで海で泣いてたら
声をかけてきたのが、帰ってきた風花で
ハグされて、頭ポンポンってゆうおはなし。。



新しいキャラがたくさん出てきた気がしたけど、知夢はもう出てたし
館長もちょっと出てたみたい。。

あと、目立ったのは
同じ営業部のバイトの朱里と、ちょっときつそうな飼育の薫
それから櫂クンの同期で、大学院卒の比嘉瑛士クンくらいかな。。

お仕事って、思ったとおりに行かないことが多いみたいだけど
くくるは特に、自分の思いで暴走しちゃうタイプだから
ほかの人とうまくいきにくいかも。。

でも、館長からは信頼されてるみたいだし
いっしょにやってきた仲間もまわりにいるから、なんとかなりそう?


それから、見てて思ったのは、瑛士クンも言ってたけど
ティンガーラの人間関係がうまくいってない、ってゆうことかな。。

とくに今回は、バックヤードツアーの連絡がうまく伝わってなかったけど
問題は副館長の諏訪さんかも?

副館長って自己紹介したとき、副艦長?って一瞬思ったwけど
くくるには資料だけ渡して
ツアーの確認を担当するようにとか言ってなかったみたいだし
みんなにもメールを送っただけで、ちゃんと確認してないとか。。

それに、新入りのちょっとした失敗で
副館長なのに、くくるのあだ名を「プランクトン」とかつけるなんて
そのうち職場のイジメとかパワハラで訴えられそう。。
(https://roudou-pro.com/columns/293/)


そう言えばサブタイトルが
「The Two Girls Met in the Ruins of Damaged Dream」だけど
「こわれた夢の跡で出会った2人の少女」って訳すのかな?

前季では、夢がこわれたのが風花だけだったけど
今季はくくるの、飼育員になる夢もこわれたみたいで
ここからが本番かも?
{/netabare}
{/netabare}
14「ペンギンチェイサー」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
仕事が上手くいかず落ち込むくくるに声をかけたのは、沖縄に帰ってきた風花だった。翌日、諏訪からバックヤードツアーの準備を任されたくくるは、1週間後の開催に向けて知夢や同僚の島袋薫たち飼育員に協力をお願いして回る。一方、くくると同じく「アクアリウム・ティンガーラ」に就職した風花は、「がまがま水族館」での経験からペンギンの飼育を担当することに。そこでチーフの知夢からテストを出される。
{/netabare}
感想
{netabare}
風花はくくるの隣のへやに住むことに。。
担当はペンギンの飼育で
入ってすぐ、20匹のペンギンたちの顔とか性格とかをおぼえることに。。

くくるは1週間後のバックヤードツアーを任されて
いろんな係の人と交渉して、なんとか開催することになったんだけど
ペンギンだけは許可してもらえなかった。。

でも、風花がペンギンを覚えてるの見て
ペンギンたちも新しい環境にまだ慣れてないのに気がついて
エサやりの見学だけってゆうことで、やっと許可してもらった^^

はじめの日、参加したのは4人だけで、副館長からはダメ出しされたけど
館内に知り合いもできて、よかったみたい^^



前に知夢が、水族館の仕事は競争が激しいとか言ってたけど
1か月しか経験のない風花が入社するなんて
やっぱり周りから見たらコネだって思われるよね。。

でも、20匹ものペンギンたちのこと、すぐ覚えちゃうなんてすごい♪
さすが、メジャーなアイドルグループでセンターやってただけあるね。。

でも、1か月でもペンギンたちと暮らしてたから
顔の見分け方みたいなのが分かるのかな^^

それにしても、みんな和菓子の名前って、覚えやすいのかなw


にゃんはよくYouTubeで「ゆっくり不動産」ってゆうチャンネル見てて
くくるたちのアパートの間取りが気になったんだけど
OPでウッドフローリングの明るいリビングが2間見えるから
廊下側の2つの窓のうち、入ってすぐ横はキッチンで、その隣はお風呂かな?

高校卒業したばっかりの子が1人暮らしするにしては大きすぎる気がするし
風花がくくるを海で見つけるくらいだからビーチも近そうだけど
水族館のお給料ってすごくいいのか、沖縄って家賃が安いのかな?

{/netabare}
{/netabare}
15「ウミウシ大論戦」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
急遽、実施が決まった企画展示のアイデア出しを諏訪から命じられたくくる。風花の「生き物のことを知ってもらうチャンス」という言葉をきっかけに前向きに取り組むことを決める。翌日、諏訪に様々な企画を提案し、その中からウミウシの展示企画が採用される。しかし、飼育難易度が高いウミウシの展示には多くの問題が待ち構えていた……。
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじのおはなしで、くくるがウミウシの展示を担当するんだけど
エサを食べない子を展示するかどうかで、薫とか副館長とモメるの。。



ウミウシが偏食だってゆうのはぜんぜん知らなかったけど
その辺にいくらでもいるような種類なのに
どの子がどのエサを食べるかもよく分かってない、ってゆうのでびっくり!

でも、エサを食べないと展示しない、ってゆう
くくるの理屈がよく分からなかった。。

ペンギンとかと違って、人に見られても見られてなくっても
あんまり変わらないんだったら、見てもらったほうがいいと思う。。

それと、薫の理屈もよく分からなかった。。
何を食べるか分からない子を飼育しても死んじゃうだけだから
海に返した方がいいと思う。。

でも、飼育してる間にいろんなエサを試してみるってゆうんなら
やってみる価値はあるかも?ほかの水族館でも飼えるようになるから。。


今回のおはなしは、ウミウシの事より
薫とくくるが仲良くなることがメインだったみたい^^
{/netabare}
{/netabare}
16「傷だらけの君にエールを」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
ペンギンの卵の孵化が近づく「アクアリウム・ティンガーラ」。新たな命の誕生を見守るため、泊まり込みで孵化を見守ることになった風花たちペンギン担当の飼育員。だがなぜか、知夢だけは泊まりのシフトを免除される。知夢だけ特別扱いされていることが納得できないくくる。しかし、飼育部長・雅藍洞凡人から知夢が周囲に隠しているある事情を聞いてしまい!?
{/netabare}
感想
{netabare}
偉そうなことゆう割に、ひとりだけ特別扱いの知夢に
反発を感じるくくるだったけど、知夢がシングルマザーだって知って
自分も子育て体験して、知夢のことを分かろうとするの。。

知夢は、前の水族館でみんなが協力してくれなくなってやめたりして
ティンガーラでは子どもがいること隠してたんだけど
風花からくくるの思いとか聞いて、ちょっと心を開いたみたい^^



こうゆうのって、水族館の問題だけじゃないよね。。

子育てって大変なのも分かるけど
迷惑かけられる、周りのみんなの気持ちも分かるから
隠すのも分かるけど、やっぱりみんなに話した方がいいと思う☆彡

でも、私は子育てしてて大変だから、みんなが協力して当たり前
なんて思ってたら、誰も助けてくれないと思う。。

みんなに協力してもらう以上に、みんなのこと助けてあげようとしないと
ただの自己中な人になると思う。。

だとしたら、たぶん知夢って、上から目線のことが多いから
前のところで嫌われちゃったのかな?って。。

でも、ガマガマから来た人たちは、助け合うのに慣れてるから
ちゃんと頼めば、イヤな顔しないと思う☆彡


今回は、くくると知夢が仲良くなるおはなしで
動物を育てるのも、人間を育てるのも、愛がないとできないなぁって。。
{/netabare}
{/netabare}
17「くつろぎ処 海月風」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
久しぶりに休みが揃ったくくると風花と月美は、「アクアリウム・ティンガーラ」の職員たちとの親睦会を開催することに。やってきたアルバイトの真栄田朱里や、飼育員の米倉マリナに料理をふるまい、もてなすくくるたち。その後、勤務明けの知夢や薫も合流し、さらに空也、櫂、同僚の比嘉瑛士も加わり、賑やかな休日を楽しむ。
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじのおはなしで、パーティー回^^

レストランとかが舞台のアニメだと
レギュラーメンバーがみんなで集まったりして
このお店ってシフトはどうなってるの?とか思ったりするけど
これは、みんなのシフトが交代になってて、ちゃんとしてるみたい^^

ただ、ほかにもメンバーがいるんじゃないのかな?って^^


朱里とマリナにはサンドイッチとお肉の串焼き、トロピカルティーが出されて
月美が感想聞いたけど、2人は正直に言いすぎw

でも、お肉はひと晩、調味料に漬け込んだり
焼くときは何度もひっくり返しながら、弱火で火を通していって
一回フライパンからお肉を外してからフライパンをアツアツに熱して
そこにお肉をもどして焦げ目をつけると、お肉がやわらかく焼けるよ^^

にゃんは心配性だから、お料理用温度計を買ってもらって
火が通ったギリギリの温度に焼き上げることができるようになったから
いつもお肉が、やわらかくてジューシーに焼けるようになってよかった♪

調理用温度計は、チョコを湯煎する時とか
揚げ物の油の温度も正確に確かめられるし
2千円前後で買えるから、お料理が好きな人にはおススメかも☆彡


知夢のアロマセラピーは、サービス回かな^^

にゃんは、そうゆうところに行ったことないけど
肩が凝ったりしないから、必要ないかも。。

あとカモミールとか、きついシナモンの匂いって
あんまり好きじゃないから、アロマはミント系の方がいいかも^^


タコパはタコがあんまり好きじゃないから、しないけど
やるとしたら、ケーキミックスで、中にあんこを入れたりがいいかも^^

クイズはいいけど、シメサバ入りのたこ焼きって、おいしいのかな?

比嘉クンって、固そうだったけど
ホントはおもしろい人みたいで、ギャップ萌えかも^^
{/netabare}
{/netabare}
18 あかりの灯るとき
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
朱里が発案した職員たちが海の生き物に関するコスプレをして接客する「コスプレイベント」の実施が決まった。しかし諏訪の判断で、アルバイトである朱里に代わりくくると夏凛が準備を任される。くくるは朱里にも水族館の生き物たちを好きになってもらおうとするが、朱里は今一つ興味を持てないでいた。そんな中、イベント開催前日の夜、配付予定の魚のシールが発注されていないことが判明して!?
{/netabare}
感想
{netabare}
朱里のメイン回で、朱里の声ってどこかでよく聞いた。。って思ったら
「冴えない彼女の育てかた」の恵だったんだ^^

内容はあんまりなかったけど
ちょっと何考えてるか分からないようなクールなキャラが
周りのみんなが熱くなってるの見て、はじめてイベントに参加するってゆう
ホントに「冴えない彼女の育てかた」っぽいおはなしだった^^



ウミやんのコスプレは悪くなかったけど、ひげはそってほしかったw

あと、副館長のコスが似合いすぎてて
副館長ってゆうより、海賊船の艦長みたいかもw
{/netabare}
{/netabare}
19 さよならハイヒール
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
ペンギンの雛の密着ドキュメンタリーの撮影が決まった「アクアリウム・ティンガーラ」。撮影前日、下見のために番組撮影クルーと風花のアイドル時代の後輩・城居ルカがやってくる。後輩との再会を喜ぶ風花だったが、その場にいたディレクターの提案で、ルカと共にレポーターとして番組に出演する流れに。断ろうとする風花だったが、どこか不安げな様子のルカを見て……。
{/netabare}
感想
{netabare}
今回は風花が、水に入るのがこわいペンギンの子と
後輩アイドルの子の背中を押すおはなしだったみたい^^

はじめはTVに出でるのをいやがってた風花だったけど
ペンギンの子を育てるのも、アイドルの子を育てるのも
やさしく見守って、でも、さいごに背中を押すところがよかった^^

でも、体が悪かったりしない限り、人の赤ちゃんがみんな歩きはじめるみたく
きっと周りのみんなを見てるペンギンの子も
みんなが見てる水の中が見たくなって
いつかは自分から飛び込むんじゃないかな。。

人は心配するけど、意外とよけいなお世話だったりするのかも^^
{/netabare}
{/netabare}
20 迷子のプランクトン
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
新エリアオープンにむけて、膨大な量の仕事に追われるくくる。そんな中、空也から近くの海岸に野生のイルカが迷い込んだことを聞く。早速、様子を見に行くと、同じくイルカを見に来ていたおじいと鉢合わせる。その場で、もうすぐ「がまがま水族館」の解体工事が始まることを聞き、ショックを受けるくくる。しかし、気持ちの整理をする間もなく、諏訪から新たな企画を任されてしまい……!?
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじのおはなしで、水族館での結婚式の企画を任されたんだけど
野生のイルカを見に行ったり、がまがまの解体工事が気になったり
くくるはなかなか、仕事に集中できないみたい。。



フランスで、犬・猫のペットショップ販売を禁止する法案が可決された
ってゆう記事が出てたけど、サーカスとかのショーでの動物利用も規制されて
水族館なんかでイルカやシャチのショーをするのもそのうち禁止されるみたい

水族館でイベントをするのに、魚たち中心だとできることって少ないし
本当に魚のこと考えるんだったら、水族館なんかない方がいいし
魚を食べるなんて、とんでもないことだと思う。。

どこまで許して、どこからダメってゆうのは
くくるの意見だけじゃ決まらないと思う。。
副館長さんは、くくるにそうゆうことを考えてほしかったのかな?

それにプレゼンする前に
副館長さんが先に企画書とかチェックしたと思うし
副館長さんでも予想できない質問だったら
くくるがそんなに気にすることないと思う。。

それに魚料理が和食か洋食かなんて、水族館が決めることじゃなくって
結婚する人に決めてもらうことなんじゃないのかな?


水族館の結婚式だったら
結婚するカップルが水槽の中にダイビングして結婚の誓い。。
それを参加した人たちが、外から写真を撮るとか
たぶんそうゆうことをしたいんじゃないのかな?
{/netabare}
{/netabare}
22 覚悟の帰還
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
ウミガメの孵化を見届けたくくるは、気持ちを新たに「アクアリウム・ティンガーラ」へと戻る。そんな彼女を夏凛と朱里は温かく向かえ、諏訪は引き続き、新エリアを使った結婚式の企画を任せる。結婚式にふさわしいアイデア出しに悩むくくるは、知夢たちにも協力してもらい、ついに企画書を完成させる。そして、向かえたウエディングプランナー・三浦へのプレゼン当日。果たして、くくるの企画は通るのか!?
{/netabare}
感想
{netabare}
くくるが帰ってきて、ウェディング企画をそのまま担当
副館長からその企画が終わったら、飼育係に人事って言われたけど
夏凛も飼育係に立候補することに。。

くくるはウェディングする人たちのことも考えて
みんなにアイデアを聞いて回った。。

そのせいでプレゼンは成功して、打ち上げの時
足りなくなる飼育係が櫂クンだって聞いて
すぐに水族館に引き返して、櫂クンと話したら
お父さんが手術することになって、休職するんだって。。

櫂クンは、自分のあとの飼育係をくくるにたのんで行っちゃったけど
くくるの顔は曇ったまま。。ってゆうところでオシマイ。。



くくるが、みんなに魚を好きになってもらうためには
自分が飼育員でいなくてもいいって気が付いて
企画のお仕事に集中したおはなしだったけど
くくるは今回のプレゼンが成功して、企画の仕事にやりがいを感じたのかも?

それに、夏凛も飼育をやりたがってるし
それで櫂クンからあとをたのまれたけど、悩んでるんじゃないのかな。。

最終回が近そうだし、そうゆうおはなしになるのかも?
{/netabare}
{/netabare}
23 水族館の未来
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
星野から、海洋生物の研究や環境問題に取り組む大型プロジェクトが発表される。以前、岬から環境汚染が原因でたくさんのウミガメが命を落としていることを聞いた風花は、強く心を惹かれる。だが、参加条件がハワイでの2年間の研修と言われ、くくると離れたくない風花は参加するか悩む。一方、飼育部への異動について、星野と面談をするくくる。その場で諏訪の過去を聞いて……?
{/netabare}
感想
{netabare}
先回、くくるが企画の仕事をするんじゃないか、って書いたけど
副館長がつぶれた水族館の担当をしてた元銀行員で
そこで飼育されてた動物たちの末路を知って、悲しい思いをしたことがあって
それで、そうゆう動物たちを守るために水族館員になったって聞いたくくるは
企画営業担当で行くことに決めたみたい。。

そして風花は海外研修に行くことに決めて
子どもたちに海の生き物に関心を持ってもらうプレゼンを成功させた。。

ってゆうおはなし。。



何だかいろいろ、身勝手なおはなしだなぁって思った。。

動物たちの末路がかわいそう、ってゆうんだったら
魚を食べたりすることもダメだと思う。。

そうじゃなくって、飼育されてた動物は、さいごまで飼育しなくっちゃ
ってゆうんだったら、もともと野生の動物を飼育すること自体悪いと思う。。

にゃんは、海に帰してあげればいいんじゃない?って。。

海に帰したら、生きてけない動物なんだったら
それってイノシシをブタに、オオカミをイヌにしたみたく
人間の都合のいいように作り変えた違う種類になってると思う。。


あと、絶滅危惧種を守るってゆうのもちょっとおかしいかも?って
人間は死ぬから、新しい命が生まれてこれるってゆうのとおんなじで
今も、人間がいなくっても滅んでく種属もいるし
新しく生まれてる種族もいるんだから、絶滅ってふつうのことだと思う。。

でも、あんまり急に絶滅する動物が増えると人間がこまるから
守った方がいい生き物は守った方がいいと思う。。

でも、どんな種族でも守らなくっちゃいけない訳じゃなくって
人間のために必要だと思う生き物だけを守っていけばいいと思う。。

人間って、自分たちは何でもできる、って思ってるかもだけど
自分たちが変わればいいだけの、イジメもなくせてないのに
ほかのぜんぶの生き物のことまで、なんとかできるわけないと思うから。。


それで、今回のおはなしに戻るけど
くくるの心の動きをずっと見せてきたから、くくるの気持ちは伝わったけど
風花が海外に行くって決めたのは、ちょっと突然すぎたかも。。
{/netabare}
{/netabare}
24 白い砂のアクアトープ
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
くくるが企画した結婚式と新エリアのプレオープンを目前に控え、準備に励む「アクアリウム・ティンガーラ」の職員たち。一丸となって準備した甲斐があり当日、会場は新郎新婦や来場者の笑顔が溢れる。無事、大きな企画を終えてここで一度、別々の道を歩むことになるくくると風花。新たな道へと踏み出す2人に再び、優しい奇蹟が起きる……。
{/netabare}
感想
{netabare}
結婚式の成功と、新しい会場の公開、くくると風花のお別れと再会
新しくスタッフになった人を迎えるメンバーたちのおはなしとかだったけど
いろいろやろうとしすぎて、最終回ってゆうより
また、明日からのおはなしがありそうな終わりかただった。。

さいごを盛り上げようとしたのかもだけど
風花との再会までがあっとゆう間だったから
1週間の研修に行って帰ってきたくらいの感じで
何だかあんまり盛り上がらなかったかも。。
{/netabare}
{/netabare}


見終わって。。


水族館で働く女子の成長のドラマ、ってゆう感じだったのかな。。

Wヒロインってゆう感じだったけど、1人は引き立て役みたいだった。。


P.A.WORKSのアニメだから、絵はとってもきれいで
沖縄とお魚がよく描けてたと思う。。


おはなしは、水族館の裏話とか、お魚の情報なんかもあって
沖縄の方言とかも聞けてよかったけど
ただ、やっぱりP.A.WORKSのおはなしってキホン、日常ドラマだから
1話1話はいいおはなしが多いんだけど、いいおはなしの寄せ集め。。

24話もあるけど、使い捨てになってるエピソードが多い分
おはなしが薄くなって、みんなの気持ちがほとんど伝わってこないし
「色づく世界の明日から」と違って
カレシポジの人はいるのに、恋愛も進まない。。


P.A.WORKSのオリジナルだといつものことだから
おはなしにはほとんど期待してなかったけど
最後まであんまり盛り上がらなかったのがザンネンだった。。





.

投稿 : 2023/05/01
閲覧 : 565
サンキュー:

56

ネタバレ

ガムンダ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

現実より酷いファンタジーを描いて何が「お仕事系」と?

挫折したアイドル崩れが傷心で立ち寄った水族館に就職
その水族館も老朽化で閉館寸前 館長の孫娘が閉館に抗いつつ…と言うお話。
アイドル崩れのフウカ
艦長代理のククル のダブルヒロインです。
2クールで前後半部に分かれます。

「SHIROBAKO」「花咲くいろは」「サクラクエスト」の並びのお仕事シリーズ、という事ですが、私は常々「SHIROBAKO」とそれ以外の出来が違い過ぎると言っております。
こちらも残念ながらそれ以外の方です。

お仕事シリーズと言うならイッパシの社会人としてツッコミ入れさせて頂きますが、仕事のやり方、組織の作り方がまるでダメ過ぎなんですよね。

ネタばれになるので閉じときますが

{netabare}
(がまがま編)
まず2話で起こる最初のインシデント。
ククルがフウカに説教かましますがこの事案は100%ククルの責任です。
ククルは無能パワハラ上司の典型です。
社会人ならわかりますよね?。

アイドル崩れったってメジャーデビューしてたら幾ら落ち目でもフォロワー数千は行くでしょ。
それを使って集客する企画も思いつかないとか、
艦長代理も無能なら、崩れアイドルの方も「写真は撮らないで」とか言ってる時点でアイドルなんて辞めて正解ですよ。
そもそも何故興行の世界を志したん?ってレベルで向いてないです。
後輩アイドルがスベってる時も棒立ちだし。

「元〇〇 水族館の飼育員になる」 で発信すれば簡単に爆揚げですわ。
「浮ついたニワカなんか来なくて良い」って主張でしょうが、真面目にコンテンツ作ればそこからコアなファンも残るし、結果的に水棲生物に興味を持つ人が増えるという目的にも適います。
第一経営的には間違いなく正しい。

もっとも、がまがまについては正艦長が既に自沈の決断をしていて予定の時期まで孫娘の社会勉強に操艦させているという線が濃厚ですが。

(ティンガーラ編)
後半就職するティンガーラは本当、どうしようもない前時代のブラック企業です。
権限の無い事に責任負わされる。変なあだ名で呼ばれる。
シフトに入ったら、「何故勝手に入ったの?」とかヒスられる。
いや勝手にって、マネージャー職が承認したんだから本人に文句言うのはお角違いでしょ。
鬼の副長はもっともらしく指図してきますが、物語中何一つ成果を挙げてない無能。
「理不尽に抗うド根性」と言いたいのかもしれませんが、生産性の低い組織構造を放置してただ根性と言うのは昭和脳の発想です。
根性と言いながら技術を軽視する事こそ不誠実な仕事への取組みと知るべきです。

前半でハエバルが「水族館に就職するのは狭き門」「あんた達みたいなごっこ遊びの半端もんはスッコンデロ」という台詞はこの作品中数少ない正論なんですが、後半で何故か唐突に誰も彼もその狭き門を易々突破してくるし。

そのハエバルも育児に理解の無い職場を警戒して育児中である事を隠すって言う意味不明過ぎる行動。
育児の事実を隠してもその結果起こる事象(突発欠勤とか)は隠せないんだから意味ないじゃん。
むしろ育児もしてないのに休みまくってる方が評価下がるでしょうに。

この様に生産性の低い組織、価値を生まない従業員はもう存在し得ない世の中になってきているんですよ。
{/netabare}

とまあシナリオ書いてる人は多分現代社会のお仕事の事を根本的に解ってらっしゃらない気がするんですよね。
それで「お仕事系」とか。学生が真に受けたらどうすんのさ。

投稿 : 2023/04/30
閲覧 : 86
サンキュー:

3

ネタバレ

りょうへい@アロエ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

ストーリーよりも、音楽や背景美術に注目いただきたい

沖縄、水族館、夢をあきらめたアイドル、お仕事アニメ、SFっぽいなど、面白くなりそうな要素はたくさんあるのに、散らかりすぎて全体的にやや凡庸なストーリーになっている。
キャラクターに感情移入しにくかったり、後半にかけてのくくるへの枷に対するカタルシスがなんだかなあと感じてしまう。
しかし、海や魚たちの美術描写は非常に丁寧で綺麗だったし、ARCANA PROJECTのオープニングテーマ曲はアニメが終了してからも何度も聴くほどには気に入っている。
決して全くの駄作ではないと感じるので、2クールものだが最後まで見切っていただきたい。

投稿 : 2023/04/30
閲覧 : 36
サンキュー:

5

ネタバレ

けいP さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ペンギンの池に入ってはいけません!

沖縄の小さな水族館が舞台。
そこで働くククルが
アイドルを目指すも辞めて
その水族館に出向いて
ククルと出会う所から
物語が始まる。

水族館や動物園の飼育員が
「生き物を大事にしよう」なんて言われても
しらけちゃうよね。
だったら水族館動物園に
生き物連れてくるなよって。
その時点で生き物大事にしてないだろってね。

作中でもその事で葵とククルが言い争いになってた所は良かったかな。

くくるにファインディング・ニモ観せてやりたいw

上司が部下にプランクトンはパワハラ案件。

追記
最近、朝の情報番組の「スッキリ」で春日さんがペンギンの池に入って炎上してましたけど、
このアニメでも初期のがまがま水族館でふうかがペンギンの池に入ってしまいましたよね。

くくる「ふうか、ペンギンの池に入っちゃだめだよ。絶対ダメだからね!」

ふうか「(この感じ、見覚えがある。そうだわ、アイドル時代にバラエティー番組でベテラン3人組のお笑い芸人が熱湯風呂で押すなよ押すなよ〜てフリで落としてたわね。そういうことね分かったわくくる!)やだな〜くくる入る訳ないじゃ〜ん、てあ〜れ〜足が滑った〜ドッボ〜ン!(これでバッチリ!)」

くくる「あんたクビ」

投稿 : 2023/04/07
閲覧 : 261
サンキュー:

20

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

もっと水族館をフューチャーして欲しかった

健全な作品だからエロ要素は一切ないけど、少しだけ百合っぽさを感じた。


2クールあって、前半後半で分かりやすく話が分かれてるけど、正直後半はいらなかった。
水族館の描き方は良かったけど、後半以降は人間関係の話がメインになって、生き物の影が薄くなったのは残念。


それと前半、影から主人公たちを見守る重要な役のキジムナーが後半だと空気になってたことも問題、同時に前半にあったファンタジー要素も消えたから後半から脚本家が変わったのかと思った。キジムナー自体はどうでもいいけど、中途半端に出すくらいなら最初からファンタジー要素は排除するべきだった。


アニメに限って言えばだけど、水族館が舞台の作品って意外と少ないから後半の風花アイドル時代の話とか知夢の苦労話を少な目にして、もっと水族館をフューチャーした話を増やして欲しかった。

投稿 : 2023/04/02
閲覧 : 44
サンキュー:

1

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

水族館アニメ

元々PAのお仕事アニメって一部を除き基本的にはハズレが多いけど本作に関してもやっぱりハズレってことで
そもそも水族館の仕事って自体が興味を沸かない上に、さらに登場キャラが本当に酷い奴ばかり。
くくるは最初からヘイトを溜める行動が多すぎるし、他にも副館長のパワハラとか
シングルマザーのキャラも不快で自業自得にしか見えないから視聴者的にも彼女に同情する余地は無いし、
他にも風花のアイドル設定とかキムジナーとか不要と思える様な設定も目立ちますね。
まあ唯一良かったのは映像は綺麗でしたが、尤も映像が綺麗でもストーリーが駄目って所はいつものPAって感じだけど。

【評価】

15点・E級

投稿 : 2023/02/12
閲覧 : 96
サンキュー:

2

紺染剃 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

女同士の友情が一番良い

色づく世界の明日からの日常パート面白いよね。
結構近いと思う。
ARCANA PROJECTが爆ハネしてた。
2クールopが主人公と重なりとてもopしてたのが最高に良かった。
とにかく水族館に行きたい。

投稿 : 2023/02/08
閲覧 : 62
サンキュー:

5

-Cha sMIN- さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

12話までは まったり視聴13話からハマり

前半12話までは
風景、お魚をまったりと楽しみながら
なんとなく時間が流れて
このまま視聴を続けなくても
という気持ちも微かにありましたが

後半は先が気になり始め
一気観してしまいました

綺麗なお話でした

投稿 : 2023/01/10
閲覧 : 105
サンキュー:

4

U-yan さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

すご~く爽やかでキレイなアニメ!

夢を追いかける女子高生と夢を諦めた元アイドルの女子高生のキラキラした青春アニメ。キレイな光のエフェクトと色鮮やかな作画で第一印象はとにかく爽やかで綺麗です。舞台である沖縄の風景もとてもキレイです。あと台詞の方言、訛りがとても自然に感じました。沖縄のゆったりした時間を感じられたのは声優さんの自然な演技あってのものなのかな。夢と現実の間で葛藤しながら障害を乗り越える達成感などがとても伝わってきて結構感動できた。絶対に閉館させたくない思い入れのある大切な水族館。そこに大切な思い出があるお客さん。心に悩みを抱えた放浪者。人生での大きな分岐点。そんな水族館は時に幻想的で不思議な物を見せてくれるんですね〜。後半からは新たな人生の始まり、新たな環境での苦悩、そして再び障害を乗り越えようとする青春。お仕事×青春×女の子メインのアニメって他にも面白いアニメがたくさんありますが、このアニメも負けてないと思います。というか、このジャンルでは1番好きかもです。もっと評価されていいと思うけどな~。ちなみに前半後半で曲は変わるのですが、OPはどっちも私好みでとても良かった!

投稿 : 2022/11/07
閲覧 : 66
サンキュー:

5

ネタバレ

ももたろす さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

キャラ良し、映像美良し めっちゃ好き

まじで良かった。めっっっちゃ好き。あっという間に見終わってしまった。
沖縄の水族館を題材にしたストーリー。
アイドルを辞めて実家に帰る手前で弾丸で沖縄に行った宮沢風花が、たまたま寄った水族館で館長代理をしている女子高生海咲野くくると出会う。

多くは語らん、見た方がわかる。話広げすぎとか色々言われてたらしいけど大して気にならなかった。
キャラが魅力的だったからもっと焦点当てた話が欲しかったのは事実だけど(空也さんとか櫂くんとか)
それよりも作画雰囲気やキャラ、生き物を扱うことの素敵さ大変さ、水族館の話、働く厳しさ、色々見れておもしろかった。前向きな気持ちになれるアニメでした💯元気出た。
見終わった次の日水族館に行きました笑

最終話 おじいからくくるへのセリフ
「あとにならないとわからないことなんていっぱいある」
「選んだ道を、自分の力で正解にしてあげなさい」
見てて自分に言われてるようでうるっと来た
ここのシーンでこの作品の好き度がグッと上がった

投稿 : 2022/10/27
閲覧 : 86
サンキュー:

3

ネタバレ

kawadev さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

これは、良いでしょう…

視聴前に”イマイチ”という評判を聞いていたので、P.A.…に何があった?と思って見た作品。

蓋を開けてみると、これのどこが悪いのか?P.A.…ならではアニメではないかと思った。

この後に感想を書くであろう「パリピ孔明」よりずっとP.A.…しているでしょう。絵も奇麗だし、ストーリーも良い。

ちょっと重くしたのは環境問題に触れてしまったからかな?リアルで必要な事ではあるが引っかかると言えば引っかかる点。

てっきり、P.A.…お得意の働く女の子シリーズかと思ったが、どうやら違うみたい。うどんちゃんが研修していたお店の名前もOHANAだったし…

後、沖縄の水族館と言えば美ら海でしょう?と思ったけど、DMMかりゆし水族館がモデル?みたい。

何でだろう?20話位からポロポロ泣いて見ていた。

投稿 : 2022/10/27
閲覧 : 313
サンキュー:

8

aRrWb49207 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

なんだかなぁ

キャラがとにかくいけ好かない。
1クールは主人公サイドが問題で、2クール目は水族館のスタッフサイドが問題で…

キャラにヘイト貯めないと話作れないってのはどうかと思うんですよ?

投稿 : 2022/10/18
閲覧 : 109
サンキュー:

2

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

前半と後半で毛色が変わる

お仕事ものなのに主人公が誰か分からない1話目が始まり、お仕事感より人間関係重視な感じで進んでいく青春群像劇。
風化の元アイドルということで、つぶれそうな水族館がつぶれそうな学校とだぶる…。
しかし前半は水族館の継続でイベントが多くハラハラドキドキで面白い。
後半はお仕事メインで安定でハートフル展開は多いが困難がないこと、奇跡とキジムナーの出番がなくなってしまい前半の方が自分は好みだった。
あと沖縄の方言がないのでもっと欲しかった。

P.A.WORKSのファンタジー的な物とお仕事物を前半後半できっちり分けてきた作品なのかなと思うが、全編通してどっちかに振った方が自分は好みなんだろうな。

100点中77点

投稿 : 2022/09/19
閲覧 : 169
サンキュー:

4

ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

優しい未来を目指した 心が落ち着く物語

このアニメを見ると、なぜか心地良く、心が落ち着きます。
おそらくそれは、キジムナーのせいかもしれません。
物語全体が優しい色で覆われているようです。

そして、この物語が目指すものは、「優しい未来」のような気がします。
人や全ての生き物にとって優しい未来をつくること。
そしてその未来をつくるのは、水族館を訪れる幼い子供たち。
今は小さくて何もできないけど、海洋生物に興味を持った子供たちが大人になったときには、きっと優しい未来をつくってくれる。
その願いを込めた物語のようです。

そんな未来を想像すると、心が楽しくなりませんか?


主人公は高校生の海咲野 くくる(みさきの くくる)。明るく元気な女の子です。
そして、ヒロイン(?)は宮沢 風花(みやざわ ふうか)。とても美しい少女です。

物語は、くくるが高校を卒業するまでの前半部と、くくるが社会人になった後の後半部とに大きく分かれています。

■前半部:
くくるは夏休みの間は「がまがま水族館」の館長代理をしています。
両親を亡くしたくくるにとって、この水族館は人生そのものと言える大切な場所。
でも水族館は老朽化で閉館が決まっています。
くくるは何としても水族館を存続させようと奮闘します。

風花は元アイドルグループのメンバーでしたが、優しすぎる性格が災いしてアイドルグループを辞めてしまいます。
傷ついた心を癒すべく沖縄に行ったときに、彼女は偶然「がまがま水族館」に立ち寄ります。
そこで彼女は、不思議な体験をするのです。
それは、まるで魚たちが風化の傷ついた心を慰めているようでした。

壁一面の水槽に囲まれている水族館の中は、まるで神秘の世界への入り口。
私達も今度水族館へ行ったときには、風花のような不思議な体験をするかもしれませんね。

ここで風花は、くくると出会います。
くくるを応援しようと決めた風花は、くくるの家に住み、「がまがま水族館」で働くのです。

{netabare} くくると風花は、がまがま水族館を存続させるために懸命に頑張りました。しかし水族館は老朽化により閉館してしまったのです。

このときのくくるの悔しさがとても切なくて…
くくるは元気な時が一番輝いています。だから早く元気になってほしいです。{/netabare}

■後半部:
月日は流れ、高校を卒業したくくるは、新しくできた大きな水族館「アクアリウム・ティンガーラ」へ就職します。そして営業部へ配置されます。
くくるにとって生き物を飼育しない営業部は不慣れな仕事ばかり。くくるは仕事に押しつぶされそうになります。

そんなときに、いつも真っ先に助けてくれるのが風花。
風花は、くくるの姉のような存在です。いつの間にか、くくるにとって最も大切な人へと変わっていました。

自分を助けてくれる人がいつも横にいてくれたら、どんなに辛くとも頑張り通すことができます。
風花の励ましで元気を取り戻したくくるは、与えられた仕事を懸命にやり抜きます。

{netabare}17話では、くくると風花が懇親会を企画します。
皆にくつろいでもらおうと頑張ります。
贅沢な料理はありませんでしたが、二人の皆への感謝の気持ちがこもってました。
幸せの基準は人によって異なりますが、
こんな接待を受けたら幸せな気持ちになるでしょうね。{/netabare}

くくるにとって最も不慣れだった営業の仕事は、いつの間にかくくるにとって最もふさわしい仕事に変わりました。
営業部だからこそ、全ての飼育員と仕事で話をする機会ができました。
営業部だからこそ、催し物企画でお客様と身近に接することができました。
営業部だからこそ、自分が推し進めたい企画を実現することができました。

嫌だ嫌だと思い続けて仕事をするのと自発的に仕事をするのとでは、同じ仕事でも人生が180度変わります。
そして社会人になったら誰でも、くくるのように挫折感を味わうことがあります。
でも、前向きに仕事を続けていれば、きっと報われる日が来るでしょう。


くくるが企画した白い砂の上での結婚式の様子は、とても素敵で頬笑ましい内容でした。{netabare}
装飾品が殆どなく、裸足で行う素朴な結婚式。
でも、壁一面と天井には沢山の魚たちが優雅に泳いでおり、まるで海底にいるような気分になります。
こんな神秘的な結婚式は、参加された方の心に一生残るでしょうね。{/netabare}


前半部の主題歌「たゆたえ、七色」は、とても心地よい歌でした。


私は若い頃に六年間、沖縄に住んでいました。
青い空に白い雲、そして真っ青な海
サトウキビ畑にシーサー
どれも懐かしいです。

投稿 : 2022/08/11
閲覧 : 680
サンキュー:

58

§レイン・スターク§ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

★★★☆

2022.8.8 ★★★☆(3.8) 1度目観賞評価

投稿 : 2022/08/09
閲覧 : 89
サンキュー:

0

ネタバレ

恵み さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

後半から面白くなった

最後まで見終わって良かった。良い結末です、水族館と海の生き物関連の仕事に憧れを感じさせる作品。でもそうゆう会社は居ないと思うけど。

投稿 : 2022/07/30
閲覧 : 168
サンキュー:

4

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

【更新】美しい海と海洋生物と友情を描いた秀作…これは心を紡ぐ物語

沖縄を舞台に、水族館と生き物が大好きな女の子が孤軍奮闘!夢を諦めない!2021年、PA.Wオリジナル制作の渾身の秀作。

【前フリです】
本作の評価は総じて低め。それはPA.Wがオリジナル、小説原作で脚本をたて、描く地域もローカルに拘り続けた結果ハズレ…を連発しファンをがっかりさせまくって来た結果でもある。以後、日本経済の世情もあり企業として立ち行かない危機感を抱き、次節、ついに漫画原作「パリピ孔明」の制作が決まっていた中「私達は諦めてない」とメッセージを込めた作品だと思っている。そして、これは紛れもなく「はたらく女の子シリーズ第4弾」なのだ。PA.Wの心情は、実はパリピ~の中で語られている。好きな事をずっと続けてゆく為には、知力、体力、財力が必須なのだと…。それは企業でも同様である…と。

【本編について】
先ず作画は素晴らしく、キャラ、ストーリー共に優れた良作です。ただ…まとまり感はあるのにメインテーマが解りにくいと感じた。はたらく女の子シリーズとして観てもメインキャラの成長感が尻切れで…。矛盾、無理も多い様だと。沖縄の小さな水族館とはいえ、現役のJKが館長代理のキャラ設定は…。後に、くくるの生い立ちが明らかにされ、お爺がしっかりバックにいるぜ!を前提にしてもだ…。

物語は経営者のお爺が閉館を決定し、その手筈も進めている沖縄の小さな水族館を舞台に始まる。お爺の孫であるJK(卒業後は社会人)、海咲野くくる(みさきのくくる)が元アイドルの宮沢風花(みやざわふうか)と出会い、お互いの育った背景、心情、友情を丁寧に描きつつ、夢を諦めず友情パワーと周囲の助けを得ながら、挫折を乗り越え目標に向かって歩んでゆく、笑いと涙と夢と現実の違いの切なさを美しく表現している。ストーリーは破綻せず完結し、ラストも良く、PA.Wらしい当時を彷彿とさせる力作だ。でも、これは何をテーマに描きたかったのか?推すポイントが定まらない。コンセプトやキーワードは解るのに…だ。それでも、くくるが新しい職場で悪戦苦闘しつつも、結婚プランナーに企画プレゼンし、素晴らしい演出を成功させるラストは感動できる。

【後書き】
時期的に、パリピと2ラインで進めていたのだろう。もしや、それが双方に影響を与えてしまったのかもしれない。前作の神様に~、A3との制作時期も近い。本作中でくくるの迷走っぷりが可愛らしく描かれているが、それはPA.W自体が迷走中?だからかもしれないとも感じた…。それでもPA.Wらしい作品を期待せずにはいられない…好きだから…。

【2022年7月26日 更新・追伸】
私事でレビューを変えるのは反則かもしれません…。先日、母の三回忌でした。コロナとか諸々で2年も遅れて、私と姉夫婦だけの静かな法要でした。酷暑で汗だくになりながらも住職は墓前で丁寧に祈ってくださいました。私も手を合わせた時、ふっと思ったのです…誰かを想う気持ち・心は時を超えてずっと引き継がれて行くんだなぁ…と…。
自宅に帰り、ふと頭に浮かんだのは「くくる」でした…。ただがむしゃらに、ひたむきに自分の思いを貫く彼女を支えた沢山の人達…。人は多分…1人では生きられないのです…。目標や強い想いを持った人…胸に秘め進もうとあがく人…それは全部が叶えられないかもしれません…でも、そうして進む未来に・想い・願い・心が紡がれて世界は生きている・繋がっているのだと…。
観なおして…くくるの想いと、このも物語に込められた本当のメッセージに涙が止まりませんでした…。キジムナーとの縁は分からないけど、私達の日常は「お陰様」がきっと支えになっていると。それは、ずっとずっと長い時を経て紡がれてきた想いの結晶なのです...。努力・一生懸命・頑張る・ひたむきに前を向いて…それは、その時直ぐに実らなくても、いつか花咲く糧となるのです…。「なんくるないさぁ~!」

投稿 : 2022/07/26
閲覧 : 186
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エイ8 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

よくまとめた方だとは思うけど……

『白い砂のアクアトープ』(しろいすなのアクアトープ)は、P.A.WORKS制作による日本のテレビアニメ。2021年7月から12月にかけてTOKYO MXほかにて放送された。沖縄県南城市の水族館を舞台に、2人の少女の絆や葛藤、成長を描く青春群像劇。とのこと(wikipediaより)

{netabare}水族館が舞台の作品だが、そうした理由は何だったのだろうか。青色がふんだんに使えるからなのか、それとも初めからタイアップ等何かの周辺事情ありきだったのか。原作が「projectティンガーラ」であるところから見ておそらく後者の方が理由として大きかったんじゃないか。同じ水族館でもメインの舞台は1クールでの「がまがま」ではなく、2クールからの方と言うわけだ。ようするに、この作品が元々描きたかったのは社会人生活の方だったわけである。

P.A.WORKSではお仕事シリーズというものがあるらしいので、本作もひょっとしたらその流れにあるものかもしれない。個人的に『花咲くいろは』は未視聴のため評価できないが、『SHIROBAKO』は言うまでも無く『サクラクエスト』もよくできていた作品であったと記憶している。

一方この『白い砂のアクアトープ』はというと、「よくまとめた方だとは思うけどそもそもがとっちらかってる」という印象を受けた。何と言うか、後付けで色々作っていった感が強いのだ。
前述した通り、この作品で本来描きたかったのはおそらくティンガーラでの社会人生活の方だ。だが、正直どう見ても話として地味だった。本当にやりたいことがやれない女性新入社員といじわるな上司、どちらかというとテレビドラマでやる内容だ。もしこれを本当にドラマでやるとしたらメイン視聴者層は女性になると思われるから色恋は欠かせないが、アニメではそれらをほとんど絡ませなかったところから見てもどちらかというと男性の方をターゲットにしているのだろう。結局どっちつかずの内容になってしまったわけだ。

制作側としてもその辺のことは重々承知だったのだろう。だから1クールをまるまるJK時代で費やし、更にファンタジー色を入れて視聴者を取り込もうとした。だがこれはあくまで2クールへといざなう餌に過ぎない。

実際1クールではあれだけ存在感を見せていたキジムナーの出番が2クールではほとんどない。最後に取ってつけた様にまとめてきただけだ。

くくるの姉もそう。思わせぶりに存在をちらつかせてきたが特に大した意外性もなくそのまま1クールで役割を終えた。一応、風花が姉代わりとなるという伏線として働いたと言えなくはないが、そんなことしなくても二人の友情は描かれていたので正直必要性があるとは思えなかった。

風花が元アイドルという設定も多分そこまで大きな意味はない。JK時代に夢破れて、単身沖縄にこれて、かつ親元を離れていられる属性を探した結果アイドルだったというところだろう。これが部活の夢破れとかだった場合の単身沖縄旅行という描写は少し厳しい。というか、最初見た時は風花がJK設定だとは夢にも思わなかった。あれだけ夢見てたアイドルの仕事を割とあっさり諦めたのも、諦めてくれないと話として困るからでしかない。一方で赤いハイヒールを捨ててなかったのは矛盾ではある。あれならば最後のチャンスとして映画のオーディションを受けさせて落とした方がマシだった。(というか、くくるが映画の話を知った描写あったっけ?)
海外研修に行かせたのもラストで感動の再会を演出したいという下心が見え透いていた。何ならウミやんを既婚者設定にしたのもその流れにもっていくため急遽のことだったのかもしれない。
これなら最後に風花が双子の母親となって戻ってきた方がまだ物語として締まっただろうなとは思う。(どちらにしろさすがにそれをやる度胸は無かっただろうけど。)

製作者としては1クールと言う餌に食いついた魚をいかに2クール最後まで引っ張るかというのが腕の見せ所だっただろうが、成果としてはそこそこといったところだろう。成功とも失敗とも言いにくい無難な出来だ。技術的には確かにうまくまとめてると言える。大きな破綻も中だるみもなく作画も最後まで安定していた。にもかかわらずいまいち盛り上がらなかった一番の理由は2クールからの展開だろうが、全体に散りばめられた「技巧」の数々が視聴者の鼻についてしまったことも要因の一つとしてあげられるかもしれない。{/netabare}

投稿 : 2022/07/09
閲覧 : 362
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13

ネタバレ

てとてと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

曖昧さを許容する成長劇。沖縄の海のような大らかな視点で楽しみたい

※作品データベース様で投稿したレビューを転載、若干加筆修正

P.A.WORKS制作の、沖縄の水族館を舞台にしたお仕事アニメ&青春と交流劇。全24話。
沖縄の水族館で働く夢を持つ少女と、東京(出身は岩手の盛岡)で挫折したアイドルが交流するガールミーツガールもあり。

【良い点】
沖縄という土地柄と水族館ならではの海の生き物、美しい風景を、綺麗に表現した良作画と良楽曲。キャラデザの可愛さも申し分ない。
声優陣はなにゃこもとい伊藤美来氏が主演な時点で自分的に贔屓目に見てしまう。(ろこどるファン)
女の子の可愛さと、水族館で働く女の子の日常系寄りお仕事アニメとして、良作画も含めて2クール安定している。
うどんちゃん他のサブキャラ含めた曖昧で良好な人間関係もあってか、肩肘張らずに心地良く視聴できた。

がまがま組を中心にしたキャラクターの良さ。
全員丁寧に掘り下げていたとは言い難いが、くくるの成長の舞台としての良き雰囲気は彼ら彼女らのお陰。

水族館をテーマにしたお仕事アニメとして興味深かった。

作風としては一本の明快な成長目標を示さない(示せなかった?)、曖昧(ステレオタイプで申し訳ないけれど)、沖縄的?な感じ。
夢を持つ少女と夢を失った少女が出逢い、交流し、互いに影響しあって成長する…
という基本線が、明快に機能したとは言い難い曖昧な物語。
けれど、迷走する彼女たちを、沖縄と水族館に関わる人々(お客たちも)そしてこのアニメの雰囲気全体で、温かく許容していた。
曖昧さが許容される緩い(意地悪く見ると雑)な脚本から、視野が狭かったり、自分に合っていなかった夢との折り合いを、いつの間にか
付けて、一歩ずつ歩んでいく。その歩みに成長という明快な正解は求めなくてもいい?
海咲野くくるちゃんの視野の狭さという欠点は結局最後まで成長しなかったかも?
前半にティンガーラから来て意識の高さ故にくくると対立する南風原(はるばえ)さんとも、結局ちゃんと向き合えたとは言い難い。
南風原がシングルマザー云々な事情を知り互いに歩み寄る展開は、あくまでも個々人の感情と共感に過ぎない。
でも別にそれは悪いことではあるまい。
後半のブラック上司な副館長との確執も含めて、くくるに色んな視点を提供、成長の糧にしつつ、糧に出来ていない部分も多い。
全部を糧に出来ていないのは脚本が雑だからかも知れないが、あえて好意的に見ると、別に全部を糧にしなくてもいいと思う。
くくるちゃんはキャラクターとしては優等生ではないけれど、むしろそこが良い。
迷走するくくるちゃんは間違いなく可愛かったし、応援したくなった。

前半の潰れかけの水族館を守ろうとしたひたむきな情熱と、後半の部署違いで燻った末に得た経験も、決して無駄ではなかった。
2クールの前後編の構成に関しても、巧い脚本ではないけれど、これはこれで人生ドラマ?
2クールの曖昧なドラマで、少女たちはちゃんと大切な何かを得た…はず。
ふたりとも頑張ってたし。

【悪い点】
良い点と裏腹というか、良い点も強いて贔屓目に見たこじつけの可能性大なのは承知。
作品全般の確固としたテーマというか、信念が見えづらい。
2クール安定していたが低空と言わぬまでも中空飛行のまま終了。

くくるの成長劇としては自分は好意的に見るけれど、終始迷走した感はやはり拭えない。
後半の「よみがえる空」的なやりたい仕事じゃない展開を、曖昧に話数重ねていくのは、最終的に得るものがあった(と好意的に見る)
とは思うけれど、分かりづらいというか、2クール使っての効率が悪い。
フウカに関しては、元からアイドルに向いてなかったんだろうけれど、ちょっと分かりづらい。
後半ふたりの交流が乏しくなっていくのも惜しい。
南風原との和解がシングルマザーだった事情で曖昧に共感させる脚本も、(他論客の方の仰る通り)イマイチ。
総じて2クールを大らかな視点で寛容に見ないと、持ち味が分かりづらい作品だったと思う。
分かりづらいのはマイナス点。脚本に工夫の余地はあったはず。

その他主要キャラの掘り下げも浅い。何人か良い線行っていたが、24話もあるならばもう少し配慮してほしかった。
特に副館長はイジワルなブラック上司な悪印象を挽回出来たとは言い難い。彼に関しても配慮が欲しかった。
(キャラ評価減点)

おじいの全容とか、キジムナーの正体とか、がまがまのフシギ体験とか、意味深な設定を全然生かせていないのも難。

【総合評価】6~7点
真面目に脚本を採点すると低評価やむなしだけど、2クール確かに楽しめたアニメであった。
本作に限らずP.A.WORKS作品はテーマや目標が曖昧で大らか(雑脚本)なのを、アニメーションの総合力で
見せてくれる、ある意味贅沢で無駄な佳作が多い気がする。(色づく世界の明日から、グラスリップなどなど)
無駄で曖昧な佳作を贅沢に作るアニメは捨て難い。
評価は普通以下が妥当であろう事は承知で「良い」

【余談】
くくると副館長、中の人ネタで同時期放送の「takt op.Destiny」ではベストパートナーであった。
副館長ももっとなんとかならんかったのか…

投稿 : 2022/07/03
閲覧 : 163
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15

のか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

スタートラインを確認するって大事な事ですね^^

オリジナルアニメ 全24話

あらすじ
水族館を立て直そうとする少女とアイドルになる夢が破れた少女のお話し


では感想を
少女たちの成長とともに色んな生物たちの事も考えようがテーマですかね
物語自体は物凄く深かったです!

P.A.WORKSのお仕事系アニメ第4弾になるんですかね?
(花咲くいろは)(SHIROBAKO)(サクラクエスト)かな?
他に作品があるならぜひ教えてください^^

水族館のお仕事紹介しています
が、メインは少女たちの成長や友情、絆って感じでしたね

お仕事系アニメでもあったし、癒し系アニメでもあった気がします

他の方のレビューを読むとちょっとだけ賛否両論がありました
まあ、個人的に気持ちは分からなくはなかったですよwww

神様とか迷子になったイルカとか謎の現象とか恋愛事情とか
ちょっとした伏線回収していませんでしたし(苦笑

途中、黙々と仕事をするってだけのアニメになっていましたね^^;
中途半端な百合成分もう~んと首を捻る事に(苦笑

でも、それを差し引いても個人的にはかなり良作品と思ってますよ


作画はとても綺麗でした
水や魚、風景がめっさ良かったです。
でも、なんとなくですが重厚感が無かった気がしましたので☆4です^^

声優さんも良かったんです・・・が、なんとなく違和感が
誰ってわけでもなく、棒読みとかでもなく・・・
なんとなくなんです。私の気のせいかもしれません。

音楽は2クール目のOPはDLしました^^
BGMも作品の雰囲気に合ってて良かったです

キャラは日常系なのでそこまで変なキャラはいません
常識範囲内だと思います。
萌えキャラがいないのは(P.A.WORKSお仕事系アニメ)のお約束なんですかね?


人は突然目標を見失う事があります
何のために勉強してきたのか、何のために働いているのか、
何のために生きているのか

時にはスタート地点を思い出して、
何をしたかったのか、何がしたかったのか
そんな大事さを教えてくれるアニメだと思いましたよ

大人になるにつれ、目標を見失い、ただ生活の為だけに生きる
そんな生活をしていたら疲れるだけですよね

少年少女時代に思った事を振り返れるアニメです

個人的にはぶっちゃけアニメの中の環境破壊テーマや絶滅危惧種問題はおまけだと思っています
(〃^∇^)o_彡☆あははははっ

めっさ重要な事なんですけどね
色んな深いテーマが隠されていると思うので、視聴しちゃってくださいな



では最後に一言
絶望した~!学生に夢を見させる制作会社に絶望した~!
前にも書きましたが、
【夢見て入社した会社がブラック!】がほぼ当たり前!
入社した途端に上司から
「この業種、業界が好きなんだよね?好きなら辛い仕事も耐えられるよね。
給料が少なくも、サービス残業でも好きなら大丈夫だよね」
とか言われるんですよ~!
お仕事系アニメは大好きですが、現実(リアル)はもっと重く辛いんです!
リアルはやっぱりクソゲーで~~~す!

投稿 : 2022/06/14
閲覧 : 311
サンキュー:

24

ネタバレ

九会 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

作画は最高峰で題材も良い、ただキャラの扱いや展開に不満アリ

P.A.WORKSオリジナルのお仕事アニメで、1クール目は主人公のくくるが祖父が切り盛りする「がまがま水族館」の館長代理として閉館を防ぐために奔走し、2クール目では社会人として新設の水族館「アクアリウム・ティンガーラ」で働くお話。

作画に関しては、沖縄の海や水槽の中を泳ぐ海洋生物の姿は本当に美麗で、文句のつけようがありません。キャラデザも良く、素直にキャラが可愛いなと思いながら見ることができるので映像に関しての満足感は高い作品だと思います。また題材である水族館の海洋生物の話は「へー」と気になる話や
ママさん従業員も何人か登場して、女性の社会進出に関する描写も見られたので良かったと思いました。仲良くなってからのくくると風花の関係もニヤニヤしてしまうような所もあったかなと。

一方で展開やキャラクターに関しては不満点が多めです。
1クール目の「若いな、青いな~」と印象だったくくるが2クール目で社会人になって壁にぶつかって成長していくという展開をやりたいというのは伝わってくるのですが、ティンガーラに就職してからは、希望の職種には配属されず、経験の少ない営業職に配属され、パワハラ気味の副館長には仕事にハードルの高い要求をされることになります。勿論、希望の職種に配属されないのは社会人であれば少なくないとは思いますが、それにしても副館長のくくるに対してのあたりが強く、2クール序盤の南風原も大人げない発言が多めで、くくるが不憫に感じられる展開が多かったと思いました。同僚には良い人も多いですが、ティンガーラで働きたいかというと確実にNO。
また2クール目では登場キャラが増えて、一人一人のキャラの掘り下げという意味ではしきれていない印象でした。追加キャラは良いキャラしてる子が多いので嫌いじゃないんですがね。割りを食ったキャラがいるのもまた事実・・・。
特にくくるに思いを寄せている幼馴染の櫂はもう少し物語に関わっても良かったのではないかと思いました。くくると風花の百合っぽい雰囲気に尺を割きたいのはわかるのですが、もう少し手心をね・・・。最終回のペンギンの恋愛観やくくると風花の名前のくだりは暗に百合ルートを示唆していると思われるのですが、彼の恋愛模様が気になっていただけに最後までくくるとは何もなかったのが残念。BSS(僕が先に好きだったのに)ってやつなんでしょうね・・・。私が幼馴染設定が好きなのもあるのですが、かませ扱いになるぐらいなら、くくるに対する恋愛感情は無くても良かったですし、いっそ出てこない方が幸せだったかもしれません。

総評としては扱った題材の海洋生物の生態系やそれを取り巻く環境問題、女性の社会進出などを扱ったことは興味深く、くくると風花の関係も悪くないかったです。しかしながら、色々不憫に感じる展開やキャラがいたので物語とキャラクター点は低めにつけました。作画は本当にとても良いですし、決してつまらない訳ではなかっただけに個人的には惜しい作品でした。

投稿 : 2022/06/03
閲覧 : 274
サンキュー:

16

ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

朝ドラのヒロインにピッタリ

アイドルの夢破れて事務所を辞めた宮沢風花。

傷心の彼女は故郷へと向かう途中、ふと目についた
開放的な青空と白い砂浜いっぱいの「そうだ、沖縄」のポスターに惹かれて、気がついたら沖縄へ。

夕暮れ時、暖かな風にそよぐ風花の髪。
トランクケースを枕に砂浜で眠ってしまう彼女を包む満点の星空。
美しく描かれる沖縄の開放的な雰囲気に(行ったことないけど><!)
なんだか夏にぴったりのアニメだな~って期待度あがっちゃいます!

元気いっぱいな地元っ子の海咲野くくる。
序盤で2冊の母子手帳が出てくる意味深なシーンがあってこれまた
ドラマティックな展開を期待させます。

くくるが子供のころから慣れ親しんだ、おじいが館長を務める
「がまがま水族館」。
そこで風花やくくる達が経験した不思議体験が描かれる回も
あったのですけど、程なくあれってどうなったの?ってくらい
スル~しつつ物語は進んでいきます。

そしてがまがま水族館の閉館、風花との別れで前半終了でした。

後半は規模の大きな水族館「アクアリウム・ティンガーラ」に
がまがまメンバーが採用されて、そこでの苦労、苦難を乗り越えて
成長するってお話しでした。

希望した飼育員ではなく、慣れない営業部で働くことになった
くくるが厳しすぎる上司の要求を文句を言いつつもやり遂げて
成長していく。

そしていつも優しくそばで支えつづける風花。

最初はがまがま組と上手くいってなかった同僚との関係も
色々衝突をしながらも認め合う関係になったり、

希望する部署に配属されなくて挫けそうになりつつも次第に
営業の魅力ややりがいを見出して前絵進んでいく。

後半は正に朝ドラ(最近は全く観てないので雰囲気だけど)を
アニメで観てる感覚でした。

もはやチョコチョコと登場するキジムナー(沖縄の精霊らしい)
や前半での母子手帳とか
がまがまでの不思議体験は何だったの?ってくらい普通の職場
成長、青春ドラマで突き進んでます。

まあくくると風花はとっても可愛くて良い子なんで、その成長を応援しながら楽しむってのがこのアニメの正解なんでしょうけど。

OPは前半クールの「たゆたえ、七色」
途中転調するタイミングで走り出すシーンとか好きでした。

後半クールの「とめどない潮騒に僕たちは何を歌うだろうか」も
なんだか華やかだし元気になれる感じの曲調で良かったです。

キャラもみんな可愛いし、沖縄の景色も綺麗で出足は凄い期待しすぎたのが良くなかったのかもだけど、
2クールあったんだし、感情を揺さぶられるような展開があったら
もっと楽しめたと思います。

投稿 : 2022/05/20
閲覧 : 272
サンキュー:

33

DB さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

沖縄を舞台にした物語ですが、これまでのPAさんの作品よりも現代に起こりつつある現実を踏まえたストーリーになっていたかなと思います。そういう意味では全体としては女の子の成長ストーリーということになるのかなと思いますが。根底に流れる沖縄の神秘ともいうべき雰囲気はやっぱり自分にとっては大好きなもので、この作品もとても素敵で忘れられないものになりました。

投稿 : 2022/04/24
閲覧 : 160
サンキュー:

5

ネタバレ

くまごろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

綺麗な作品でした

視聴完了
2クール

作画・映像と音楽はすばらしかった。
物語というかキャラというか。
1クール目の水族館閉鎖の時も、2クール目の慣れない企画の仕事の時も、アイドル活動のことも、現実のようにどうしようもない問題が発生するんだけど、どうしても納得できない選択肢を取る。
若さゆえのでもなく、それまでの積み重ねを全て無視しての選択。

個人的に非常に残念な作品だった。

投稿 : 2022/04/18
閲覧 : 191
サンキュー:

5

ファルコーニ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

本当に単なるお仕事作品になってしまった

P.A.Worksのお仕事シリーズとして注目されていたアクアトープ完走!

相変わらず作画は上手いし、声優も豪華どころを起用していてハズレがない。沖縄らしさも出ていて、そこは素晴らしい。

ただ、歴代のお仕事シリーズに比べると2クール目からトーンダウンしてしまった印象は否めない。

2クール目からは本当に水族館のお仕事ドキュメントのようになってきて、キャラクターたちがあまり動かなかった。

このお仕事シリーズは過去の「花咲くいろは」や「サクラクエスト」と同じく、仕事の中の葛藤を通してキャラクターの成長を描くところに魅力があったはず。それが花咲くいろはとかサクラクエストでは丁寧に出来ていたように思うが、このアクアトープはそこが少し薄かった。

1クールの終わりまでは綺麗に描けていたように思うが、2クール目からはテーマを持たせづらかったのかな。

とはいえお仕事アニメとしては作画もきれいだし、楽しめるのではないか。仕事で忙しい思いをしている人たちの中には、共感できるポイントもあるはずだ。

投稿 : 2022/04/12
閲覧 : 347
サンキュー:

7

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

キジムナーと座敷童

オリジナルアニメ


地中海・アジアン・米西海岸やミクロネシア・ポリネシアなどなどこれまで訪れた各国のリゾート地と沖縄との間には決定的な差があると個人的には思ってます。
それは何かというとゆったりとした時間を金で買える世界の名だたるリゾート地と

 ただそこにあるだけでたゆたゆと流るる時間を感じる沖縄

厳然たる差。とりわけ八重山諸島。圧倒的に心地いいんですなこれが。そんな沖縄を舞台に作画で定評のあるPAさんが味付けしたオリジナルアニメとの触れ込みとくれば候補から外す理由がみつからなかった全24話。
たゆたゆとした時間が流れてたんじゃないかと思います。作画は期待通り想定通りとなりますので残るはお話が面白ければ…ってやつですね。

そのお話そのものは視点の置きどころにやや難あり。物語序盤で勘所を捉えその線に沿うのか、読めない展開に身を委ねるのかの大きく二つ。本作の楽しみ方だと前者寄りに見えるのですが、ストーリーの芯の部分(勘所)がなかなか見えづらい。

あらすじ。沖縄を舞台に水族館にまつわるエトセトラ。キャラは海咲野くくる(CV伊藤美来)と宮沢風花(CV逢田梨香子)のW主人公。風花が東京でアイドルの夢破れて実家のある盛岡に帰ると思いきや一転沖縄へ。そこで閉館危機に瀕する水族館の立て直しに奮闘するくくると出会うという流れ。多店舗展開してる大手粉モノチェーン店みたいな二人の名前ですが関西は関係なさそうです。
閉館危機の水族館となりますと日本の北端北海道旭山動物園V字回復みたいな物語か!と思いきやそうでもなかったりします。視点の置きどころに困る理由其の一です。置きどころはいろいろ↓

・〔start〕閉館危機にあえぐ水族館を救う
・{netabare}1クール折り返したら大手水族館に場を移してお仕事に奮闘{/netabare}
・Wヒロインのいろんなベクトルで深い友情物語?
・あるいは成長物語
・溜まり場(食堂)仲間らとの友情?恋愛?群像劇
・持続可能な海洋生物たちとの共生?
・シンプルに海を楽しむ環境映像

2クールの前後半で趣きが変わるのは許容範囲だとして、作品を通して強烈に訴えかけるものはありません。よって万人受けするもんにはならないでしょう。
私の意見は『だがそれでよい』です。ちゃんぷるーしたものをなんくるないさーで受け止めたらこーなるじゃんと無責任にそう思っております。
視聴後になんとなく沖縄行きたくなったんですよ。冒頭“たゆたゆとした時間流るる”とした所以です。ひとまず成功ではないでしょうか。



※ネタバレ所感

■キジムナーと座敷童

キジムナーなんでいるの?と思ったのは私だけではあるまい。物語進行に1ミリも寄与してません。
{netabare}言わずと知れた沖縄伝承の子供の姿をした精霊・妖怪の類ですけど、キジムナーそのものに強烈な個性はなくそこいらで人間と共生してそうなイメージ。共にいれば富をもたらすし怒らせれば不幸に見舞われる程度。そういった強烈なイメージを残さないキジムナーっぽい物語と言えなくもない本編でした。{/netabare}
{netabare}そしてキジムナーと風花の地元岩手“座敷童”の伝承とではネタが被る被る(笑) なぜ岩手の娘?とした理由が見いだせるかもしれません。{/netabare}


■お仕事アニメ?

お仕事アニメとするのに懐疑的な私なんですけどあえてその文脈で話すとしたら?
{netabare}最近流行りのジョブ型(専門性持たせるアレ)ではなく旧来型のいろんな部署を経験させてジェネラリスト育てようみたいなノリでしたね。飼育やりたいなら営業知っとけ!な主人公でした。
入社早々プランクトン呼ばわりされてみて面従腹背するでもなく人をプランクトン呼ばわりするとは何事かと憤慨するわけでもなく、プランクトンの定義違いで怒ったくくるさん。なかなかない反応だと私が上司だったら思います。ベクトルが対人関係ではなく生き物に向いてる。「あ、こいつ生物への愛情はんぱないな」と評価するかも。時が経ちプランクトン呼ばわりされてもはきはきと返事するくくるさんへと変貌。慣れたというより取捨選択できるようになってどうでもいいところは流せるようになったのでしょう。お仕事アニメっぽい成長を感じたのはここくらいでしたが嫌いじゃないです。{/netabare}


■滋味深い

{netabare}前半のがまがま立て直し話と後半のティンガーラ奮闘記にどうしても隠れてしまうくくるの自立の話。過去にとらわれるなと簡単に人は言いますが、亡くなった家族との絆(がまがま)に折り合いをつけるのは難儀なはずで、それでも前を向いて歩み始めるまでをあまり湿っぽくならずに仕立て上げてたのは良かったですね。生まれてこれなかった姉の代わりに寄り添えた風花の存在も大きい。
自分の存在基盤を脅かされた一介の少女が周りのサポートを受けて一進一退しながら過去と決別するでもなく自分の一部分として消化できたことが爽やかな余韻を残してくれたように思えました。ただしドラマティックではないですよ。{/netabare}




※余談

■○○水族館

シンパシーを感じるあの日の記憶。
{netabare}自分語り恐縮です。幼少期の家族旅行の思い出といえば大都会仙台に遊びに行くことで八木山ベニーランドからの松島水族館は定番コースでした。ベニーランドは健在でヤンヤンヤヤーしてるようですが、水族館は数年前に閉館したとのこと。生き物たちは新しく仙台にできた水族館にお引越ししたとかなんとか。じわじわとへこみますね。そんな中で視聴した『アクアトープ』でした。マンボウ元気かな!?{/netabare}


■沖縄雑感

地域性はある。じわりじわりと沖縄を感じる本作において殊更沖縄を主張してないのは意外だったかもしれません。
おっとりゆっくり人が良いみたいな県民性。それ体現してるのおじいと儀武さんぐらいだったんじゃないでしょうか。

{netabare}パワハラ上司はこの際さておき、お仕事風景は前述したジェネラリスト型育成の例のみならず東京でもよく見る風景です。典型的な日本企業。これが外資ならくくるは飼育係の即戦力としての採用だったでしょう。風花も広報でメディア対応してたかもしれません。{/netabare}

そこから連なる本編関係ない本題以下↓

{netabare}そんな“地域性”の差を飛び越えてリアルではここ何年分断工作の最前線となっている沖縄。曰く「基地の犠牲になってる」「日本に独立を奪われた」「内地は沖縄を見捨てた」等々、一部ファクトから曲解を重ねたり捏造したり。国内外の活動家が押しかけている横で当の沖縄県民らはそんなもん荒唐無稽と歯牙にもかけてませんがここ二代の知事は一国二制度とやらにシンパシーを感じております。{/netabare}
{netabare}そこから描ける未来に警鐘を鳴らす言説は前々からありましたけど、いざ現実にある他の国で露わにされてみると単純に「ほれ見たことか!」とふんぞり返る気にもなれません。人民を解放したい軍隊を有する国家がどこかにあるかもしれませんよ。{/netabare}

我々道端のアニヲタにできることはありませんが、ことさら“琉球”を強調する人なら簡単に見つかると思います。「この戦いが終わったら…」並の警戒フラグでしょう。

プロパガンダに無防備な我が国では、しなやかにカウンターするのが水に合ってるのかもしれません。
沖縄も普通に日本じゃん!で貫かれているアニメに尊さを感じる今日この頃でした。



視聴時期:2021年7月~12月 リアタイ

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2022.03.02 初稿

投稿 : 2022/04/09
閲覧 : 466
サンキュー:

44

ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

水族館の在り方を問う作品

絵の美しさに惹かれて視聴開始。

【作品概要】
 沖縄の水族館「がまがま」。
 がまがま水族館の館長の孫「くくる」が主人公。
 くくるは水生動物が大好きで、
 高校生でありながら魚の飼育に関しては熟練者。
 閉館が迫るがまがまを救うため、奔走します。

【作品に対する感想】
 ロケーションが沖縄ですか。
 結構珍しいですかね?
 
 いい作品に出会えたと思います。
 PAさんのいわゆる「お仕事シリーズ」ですが、
 私的にはSHIROBAKOに次ぐ2位にランクインでした。
 特に2クール目の話で評価が伸びました。

 リアリティとしては
 「実際はもっと厳しいよ」とか「上手くいきすぎ」って
 ところもあるとは思うんですよ。
 でも、水族館の存在意義を遠近色んな視点で
 描いてくれたところは良かったと思います。

 本人目線、上司目線
 どちらでも感じるところがあるんじゃないでしょうか。
 綺麗な終わり方でした。
 ただ、ほんのちょっとでいいから
 風花の2年の研鑽の結果が見たかったかな。

1)物語
 若くして夢が壊れた風花。
 夢を壊さないために頑張るくくる。
 過去と現在進行の対比で始まった
 二人の関係の変遷が面白いです。 

 ➀1クール目
  経営難の水族館を存続させようと奔走するくくる。
  「彼女の記憶を留める場所だから」という個人的な想い。

  序盤で感じたのは{netabare}
  そこで一生懸命働いている方、頑張ってる方の想いが
  尊いのは百も承知の上での話なんですけど…。

  ぼくたちのリメイクの言葉を借りるなら、
  「水族園の仕事もまた人が生きるのに
   直接必要がないものであり、
   余裕の中に生まれる価値」
  だと思います。
  ならば、経営が困難になる≒人々に必要とされていない
  ことを延命することに意味があるのか。

  学術的な研究という側面もあるんでしょうから、
  そういう意味では必要なんでしょうけどね。

  もちろんニーズの変化でリバイバルする
  可能性もあるのは否定できないんですけど…。

  一方で気持ちの問題。
  がまがまに愛着を持ち、救われている人も確かにいる。

  そういった公益を維持する役割って
  行政の仕事と思うんですけど、
  緩衝材として出来ることも限界がありますし。
  本編と関係ない所で私をグサグサ刺してきます。 
{/netabare}  

 ➁2クール目
  キャラ紹介の下地ができたところで、
  お仕事シリーズ本領発揮です。

  1クール目のくくるの言動が
  ブーメランになってるのが面白い。
  風花や夏凛の方が俯瞰できてて、
  くくるが足引っ張ってる感じです。
  1話で風花に辛辣な言葉浴びせたこと、
  南風原さんに子供心丸出しで意地悪したことが
  全部返ってくる羽目に。
  まあ、因果応報なんでしょうがないです。

  くくるはもっと暴走するのかと思いきや、
  抑えるところは抑えているのが意外でした。

  たった1年で視野を広げたくくるの物語は
  ものすごく濃密で意義のあるものだったと思います。
  また一水族館にとどまらず、環境問題など
  広い世界の視点まで広げて描いてくれたのも、
  素晴らしかったと思います。
  

2)作画
 沖縄・海・水族館…昼、夜、雨の日、晴れの日
 無茶苦茶綺麗の一言に尽きます。
 OP/EDどれも美しいです。
 ごはんが無茶苦茶美味しそうです。

 ただ!
 一点気になって仕方ないのが、
 2クール目のEDの最後のワンカット。
 くくると風花が巨人に見えます。
 背景とキャラの遠近法の消失点が合ってないから?
 のように思えますが、分かる方ご教授ください。orz

3)声優
 沖縄弁大変だったと思います!
 特に年配の方の声を当てられてた方ほど。


4)音楽
 後半OPとめどない潮騒にぼくたちは何を歌うだろうか
 中毒性がありますね。
 こういった前向きな歌好きです。


5)キャラ
 ➀海咲野くくる
  1クール目は視野が狭いものの、意識が高い娘という印象。
  割と暴走娘です。

  2クール目は得意分野から外れて、苦労しまくり。
  スーツのくくる、可愛いです。
  でも意外と客観視できているところもあったりで、
  1クール目の時は子供って印象が強かったですが、
  2クール目からは意外と大人になってて印象深いです。  
  猪突猛進かと思いきや、退くとこは退くし、
  空気読むところは読むし、
  資料のまとめ方も新人とは思えません。
  こんな人、部下に欲しいです。育て甲斐ありそうです。

 ➁宮沢風花
  1クール目と2クール目で立ち位置が逆転する娘。
  ダイビングの免許取ったり、2年の研修に行ったりと
  かなり頑張ってますよね。

  風花は芸能界に首突っ込んでただけに、
  大人な気配りができる娘ですね。
  後半になるにつれて、
  どんどん懐深くなって天使になります。

 ➂おじい
  この人の見守る感、すごいなあと思います。
  伝説の飼育員と呼ばれてますが、
  移り行く時代を俯瞰しながら、どっしりと構え、
  これからの人材を見守っている。
  こういうひとにわたしはなりたひ(笑

 ➃副館長(諏訪哲司)
  多分視聴者からは非難囂々そうですね。
  新人くくる相手に無茶な仕事の振り方とか、
  (もっと早く言っとけよってことが多すぎ)
  無駄に人をコケにする高圧さとか。
  まあこのご時世にこんなことやったら下手したら
  訴えられそうな感じです。
  
  ただ人当たりは別として
  仕事における目は結構確かかなと感じました。
  採用した案件はヒットしてるし、
  イベント規模も間髪入れずに的確に指示出してます。
  目的意識もはっきりしてブレないですしね。
  くくるを「中途半端な知識は邪魔だ」と
  ばっさり切り捨てたのも、
  営業業務に早く全集中させるためと感じました。
  結果的にくくるの動きが中途半端にならなかったですしね。

  この人欠点もあるんですけど、
  私はそこまで酷いとは感じませんでした。
  もっとムチャクチャな老害はいくらでもいますので。

  どっちかと言うとギャランドゥ部長の
  いい加減さにイライラ来ることが多かったです(笑

 ➄うどんちゃん
  女子なら絶対嫌がりそうなあだ名ですが、
  あっけらかんと受け入れてるあたりが
  人柄なのか土地柄なのか。
  かき氷すげえです。

 ➅南風原知夢
  物語的には嫌な人役みたいな立ち位置でしたが、
  意識高くて私は好きでした。
  超絶努力家ですしね。

 ⑦比嘉瑛士(院卒メガネ)
  ええキャラしてます。
  独特の風味を持つ癖のあるキャラで、好きです。
  最後のプレゼン、私は一番好きでした。


6)印象深いシーン
{netabare}
 ➀風花、沖縄逃亡
  風花を励ます会を想像していやなのはわかるんですけど、
  思い付きで沖縄に飛ぶあたりがぶっ飛んでます。
  「励ますと銘打って全然本人を励ましてない会」を
  是とする昭和世代と、非とする平成世代の感覚のずれを
  表現してていいですね。
  私もどっちかというと「ほっといてくれ」という感覚なので、
  風花に共感して観てました。
  オッサンになって「昭和の気遣いの仕方」
  という理解をした上で、頭ごなしに否定することは
  今はないですけどね。

 ➁くくる、風花を頭ごなしに叱責する
  ちょっと辛辣かなと思いました。
  くくるは確かにがまがま水族館とずっと接してきていて
  魚や命に対する心構えや覚悟は見上げたものだと思います。
  ただ、それに携わったことがない人に対して、
  あの物言いはあんまりすぎるかなと思います。
  まあ余裕がないときって視野が狭くなりますし、
  若いですしね。
  風花が安易に水族館のスタッフに志願したのも
  問題だとは思うんですけど。

 ➂風花おかん、呑まれる
  おばあ梅酒 最強説。
  なんつーか、おっさんになると周りの人たちの
  ああいう無償の優しさが凄く温かく見えます。
  何でこう擦れてもたかなーって
  ちょっと自虐的になりますね。
  なんでも先読み、先回りして考える癖がついてしまって、
  ああいう「目の前に集中」って考え方が出来なくなってて
  懐かしくもあり、うらやましくもあり…って感じですね。

 ➃くくる 南風原戦争 1
  くくるの大人気なさにワロタ。
  実際まだ子供ですけど。
  仕事とお仕事ごっこ。
  言い方はきついけど
  南風原さんの方に一理あるかなと感じます。

 ➄風花 映画出演依頼
  風花は悪いタイミングで
  いい話が転がってきましたね。
  くくるにとっては「どっちが大事?」って
  問いただしたくなる気持ちでしょうけど、
  当然ドラマの方が大事でしょう。風花にとっては。
  その辺分かってるから何も言えない。
  いい描写でした。

  この辺では、2クール目は芸能界で頑張る風花と
  ティンガーラで頑張るくくるの話になるのかと
  思ってました。

 ➅くくる ご乱心の籠城
  くくるの暴走と言えばそうなんですけど、
  気持ちはすごく解るんですよね。
  くくるに現実を突きつける形で、
  閉館を受け入れざるを得なくなりました。
  でもそれでよかったかなと思います。
  おじい、おばあ、見守るスタンス凄いですね。
  やりかたは違えど生き物を守りたい思いは同じ。
  ちゃんと伝わったようです。

  若い頃って見えてる世界も狭いし、
  そこがすべてって思っちゃいますよね。
  後から思えば
  そうでなかったこともいっぱいあるんですけど。

 ⑦配属ガチャ
  いきなり絶望のくくる。
  でも私は長期的にはいい配属かと思いました。
  現場を知ってる営業・企画って強いと思うんですよね。
  生き物のお世話が、水族館という巨大な仕事の一部
  であることを認識して、俯瞰するいいきっかけに
  なるんじゃないかと。
  慣れない仕事だから相当苦労すると思うんですけど、
  乗り越えたら相当強いくくるになりそうです。
  櫂、ええ事言うわ。

 ⑧プランクトン!
  くくるとしては大変でしょうけど、
  乗り越えないといけない壁だと思います。
  もっとムチャクチャな人いくらでもいますからね。
  みんなが助けてくれる優しい世界はもう終わりです。

 ⑨南風原さんの裏側
  そういうことやったんやね。
  確かに仕事にプライベートもちこむとか、
  抵抗ある人もいるんやろうけど、
  子供に関してまで縛り上げたら回り回って
  社会の衰退に繋がっていくと思うんですよね。
  てぃんがーらは理解ある人が多くて良かったです。
  くくるも言い過ぎたことをちゃんと反省して
  理解しようとしているのがいい娘だなと思います。
  やり方は唖然でしたが(笑

 ⑩ウェディング企画
  副館長、やっぱりくくるにかなり期待してますね。
  くくるの発言をかなり重要視してるように見えます。
  ただ、いきなり新エリアの責任者はきつくない?
  責任は副館長が持つってのを
  宣言してるのはいいですけど。

  副館長何か焦ってるように見えます。
  時間が限られてる?
  企画の仕事って自分で考えて
  切り開いていかないといけないから
  手取り足取り教えてどうこう
  なるもんじゃないんですけど
  新卒相手に言葉足らずが過ぎるかな。

  色々な経験させようと小さな企画から
  徐々にハードル上げてるのもわかります。
  結婚式の企画書も、失敗を経験させるためにあえて
  くくるの提案通りやらせたのも解ります。
  相手の立場、望んでることを解って提案しないと
  ただの自己満足ですからね。
  魚ファーストのくくるの世界観を広げるには、
  「限界まで煮詰めたものが届かなかった」という
  経験が必要なのはわかります。
  チャンスもピンチもこっちの都合なんて
  考えてくれないのもわかります。

  後はくくるが殻を破っていけるかですね。
  くくるが望む「飼育の仕事」も水族館あっての
  仕事であって、水族館を存続させていかないと、
  仕事自体がなくなりますからね。
{/netabare}

投稿 : 2022/04/05
閲覧 : 270
サンキュー:

25

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

いい物語でした。

まず、最初にキャラクタを含めて、絵柄、色使いがとても好みでした。

なので・・・その分上振れしている評価になっているかもしれません、悪しからず。

ものすごく、ものすごく大雑把に言うと、水族館のお仕事系アニメです。
ただし、お仕事要素は超リアル指向というよりも、エッセンスと思考のベースになるモノといった印象を受けました。
お仕事を紹介するという事をメインとしたアニメではない、色々なメッセージを含有した作品と解釈しています。

全24話と昨今にしては長尺な部類になるのかもしれませんが、実質12話2クールといってもいいのかもしれません。

がまがま水族館での出来事を描いた前半



アクアリウム・ティンガーラでの出来事を描いた後半

という作りになっています。

アイドルを挫折した「宮沢風花」という少女が、あれやこれやがあって、がまがま水族館にたどり着き、この水族館の閉館を防ごうと奮闘中の副館長(館長のお孫さん=)「海咲野くくる」が出会うところから物語が始まります。

便宜上、前半をがまがま水族館編と呼びますが、このがまがま編はよくある、傾いた業態を立て直そうと奮闘するところを中心とし、各キャラクターの出会いを描いているといっていいでしょう。
これはこれで、あれやこれやがあり、おもしろいのですが、全話をとおして観た後だと、やはり主人公二人の幼さが垣間見えます。

言うならば「お子様編」と言い換えてもいいかもしれません。
ちょっと雑な言い方をしてしまいましたが、物語の構成としては、後半とメリハリがついてよく出来ていたと私は思っています。


後半のティンガーラ編は、主人公の風花とくくるが、閉館してしまったがまがま水族館から、ティンガーラという別の水族館へ勤めながらの、あれやこれやが描かれます。
がまがま編で登場してきたキャラクター達もまるっとティンガーラへ移籍しているので、少々、出来過ぎかとは思いますが、これはアニメ作品としての演出と許容すべきでしょう。
ただ、ここでの主人公たちは、それこそよくある社会の荒波w、
曰く、
人間関係、社命、仕事の壁、将来の目標・・・等々にぶつかり、明らかに成長していきます。
ここら辺も「お子様時代」からみると成長しているなぁ、と感じられました。
もちろん、他のキャラクターについても、人間的な成長が描かれます。
少々、理想論的ではありましたが、私は好感をもって受け止めました。

心のどこかに、
「こんな風に、うまくいったらいいよねぇ・・・」
という思いを持ちながらw。

ですが、冷めた目ではなく、本当にアニメキャラではあるのですが、主人公たちの成長を生暖かく見守った気がしています。
(きもいですか、そーですか)

で、この感想のタイトルです。

超一級の泣きアニメとか、感動巨編といったものでは無かったかもしれませんが、
美しい絵柄と硬軟織り交ぜてのバランスの良い構成、前半後半と主人公たちの背景に変化を加えたメリハリのついた長尺の物語。
とても、楽しんで観れました。
最初に書いたように、どのキャラクタもシャープに綺麗に描かれていたことも、私にとってはプラスに働きました。
ま、近年、いろいろな作品を観てきて、
P.A.WORKSの絵柄がお好みだという事も自覚しているので・・・、地元のアニメ制作会社だからといって贔屓しているわけでは無いですよw。

ああ、最終盤でペンギンを預けていた水族館名として魚津水族館が登場したのには、ちょっとニヤリとしてしまいました。
コレも、私の住んでいるエリアとは違いますが、私の住まいする県にある水族館です、そうですねぇ・・・がまがまと同じくらい小さいかもしれませんがwww。


ホントは、ゆっくりと余裕をもって、じっくりと視聴してみるといいのではないかなぁ、と思う作品です。
一気見というよりも、一日2話とか、3話とか。

そういう風に思える作品でした。
機会があれば、ぜひご覧になってください。
色々な気づきや、思いがよぎるかもしれない作品ではないかと思います。

投稿 : 2022/04/05
閲覧 : 172
サンキュー:

27

ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

お仕事シリーズ

サクラクエスト以来のお仕事シリーズ。
水族館×芸能(元アイドル)×環境汚染問題=白い砂のアクアトープ?

ダブル主人公の1人、くくるが嫌で視聴切りした人も多いのでは?
あと、{netabare}ギスギスした職場(アクアリウム)を観ていて
気分悪くなって切った人とかも…

お爺のコネ入社枠とか、日本あるあるだけど、やらせすぎ感。
{/netabare}

投稿 : 2022/04/03
閲覧 : 126
サンキュー:

4

ネタバレ

やまげん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

青春を感じる

美しい沖縄の夏を舞台に、水族館の従業員として奮闘するキャラたちの青春ストーリーを描いたという感じの作品。

P.A.WORKSのいわゆるお仕事シリーズのひとつだろう。

アニメを通して描かれた水族館の従業員の仕事内容は予想できるものばかりだったので、水族館の仕事内容についてはあまり真新しいものはなかったが、作品の雰囲気は良かったし、最後もきれいにしめてくれたので満足。

{netabare}1クール目からちょいちょい画面に見切れていたキジムナーは、もっとストーリーに絡んでくるのかと思ったが、結局最後まであんまり絡まなかった。これはなくてもよかったんじゃ…。{/netabare}

投稿 : 2022/03/15
閲覧 : 129
サンキュー:

6

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白い砂のアクアトープのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
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白い砂のアクアトープのストーリー・あらすじ

「――見えた?」くくるは、そっと、がまがま水族館のヒミツを教える。「ここではときどき、『不思議なもの』が見えることがある」夏の日差しが降り注ぐ、沖縄。那覇市内からバスに乗り1時間あまり揺られた先に、その水族館はある。沖縄本島南部、美しいビーチのすぐ脇にある、ちいさな、すこしさびれた「がまがま水族館」。18歳の女子高生・海咲野くくるは、そこでまっすぐ、ひたむきに仕事をしていた。祖父に替わって「館長」を名乗るほど、誰よりもこの水族館を愛している。ある日くくるは、水槽の前で長い髪を揺らしながら大粒の涙をこぼしていた女の子・宮沢風花と出逢う。風花は夢だったアイドルを諦め、あてもない逃避行の先に、東京から沖縄へやってきたのだ。がまがま水族館に流れる、ゆっくりとした、やさしい時間。居場所を求めていた風花は、「水族館で働きたい」と頼み込む。出会うはずのなかったふたりの日常は、こうして動き始めた。しかし、がまがま水族館は、「不思議」と一緒に、「閉館の危機」という大きな問題を抱えてもいた。迫りくるタイムリミットを前に、ふたりは立て直しを目指して動き始める。かけがえのない場所を、あたたかな寄る辺を、守るために。(TVアニメ動画『白い砂のアクアトープ』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2021年夏アニメ
制作会社
ピーエーワークス
公式サイト
aquatope-anime.com/

声優・キャラクター

伊藤美来、逢田梨香子

スタッフ

原作:projectティンガーラ、キャラクター原案:U35
監督:篠原俊哉、シリーズ構成:柿原優子、キャラクターデザイン・総作画監督:秋山有希、美術監督:鈴木くるみ、美術監修:東潤一、美術設定:塩澤良憲、撮影監督:並木智、色彩設計:中野尚美、3D監督:鈴木晴輝、編集:髙橋歩、特殊効果:村上正博、音楽:出羽良彰、音響監督:山田陽、プロデュース:infinite

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