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「攻殻機動隊 SAC_2045 シーズン2(TVアニメ動画)」

総合得点
70.3
感想・評価
60
棚に入れた
249
ランキング
1550
★★★★☆ 3.7 (60)
物語
3.5
作画
3.7
声優
3.9
音楽
3.6
キャラ
3.7

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攻殻機動隊 SAC_2045 シーズン2の感想・評価はどうでしたか?

takato さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

攻殻にあるまじき緩さと日本のCG懐疑説。「プリン」と「面白」ってなんやねん!。

 まだ全部は見てないので一時的な評価ですが、相変わらず攻殻にあるまじき緩い言動と行動による間抜けが見え隠れする格好悪さが尾を引いている。攻殻といえば、特に神山監督自身がやっていたTVアニメ1期ではそういう緩さとは対極であるキッチリとした緊張感が満ち満ちていて、故に無駄のない緊密さな構成と渋い格好良さが他に類を見ないくらい達成されていたのに…。テーマやストーリー云々以前の話で、コレジャナイ感が強すぎて全然話に乗って盛り上がっていくことができないのである。


 正直、神山監督は攻殻以降は迷走が続いてしまってかつての輝きは失われてしまったような気がして仕方がない。例えるなら、かつて大ヒットしたを飛ばした漫画家が、その後あんまりヒットに恵まれなくて結局むかしのヒット作の時間の空いた続編を描いてみた感というか。もうこの人の中には彼等はいなくなっちゃったんだなぁ…という寂しさ。作った当人であっても、残念ながらその作品のツボや要点をがっちり掴んでいるとは限らない問題。

 

 そして、本筋とは異なるが、そもそもCGってどうよ?という個人的にずっと感じている問題を改めて感じてしまった。CGでリアルめなキャラや世界を作る作品ってどうしてもゲームのような絵面にならざるをえない。特に戦闘シーンは本当にfpsに近似し過ぎてしまう。その戦闘シーンがやたら多いのも…。そもそも攻殻はアクションメインじゃない。


 現代においてCGが全面展開されているジャンルはなんといっても現代であろう。ゲームが悪いとは言わないが、ゲームのムービーがずっと流れてもストーリーやキャラの魅力でグッとくることはあるかもだけど、それ自体が持っている独自の表現の力で痺れることは、少なくても現時点ではそうないように思える。


 実写やアニメーションがずっと築いてきた表現としての力はやはりずば抜けたところがあって、どちらにも属しているようで属してない、便利に使われてるけど、それ自体の表現としての力は未だにCGはその2つには遠く及ばないように私には思えてならない。


 そもそも「リアルさ」の追求は、果たして現実に似ているけど微妙に違う何かを創造することなのか?という根本的な疑問を感じる。正直未だに普通には撮れないものを表現する方法としては、昔ながらのブツを作ってた特撮やアニメーションの持っている迫真の力には遠く及ばないのではないだろうか?。


 アメリカのですら少々そう感じるのに、況してや日本のやつにおいてはおやである。どう考えたって技術も人材も資金もない日本でCGをやるには、CGならではで他とは違う魅力を表現するための戦略なくしては無理であろう。それを達成してるのは、私としては「宝石の国」と「プリキュアオールスターズメモリーズ」くらいしかない。


 全編見たとしてもたぶんこの評価は変わらないと思いますが、いちを見終わってから中心的な部分にも突っ込んで書いてみようと思います。それにしても、シマムラタカシのデザインがペルソナ3のキタローみたな中2感だな。


 (最後まで見終わって)


 やはり感想は変わらず…。2期の時点で難民だの革命だのと手を広げ過ぎた感があったのに、今回は更に手を広げちゃってスカスカになっちゃったような。テーマ的には上手く描きうる余地はあったかもしれないが、2クールかけた割には…。


 1期が傑作だったのは、未来を舞台にしながら実は「グリコ森永事件」や「薬害エイズ事件」なんかを下敷きにした現実と地続きな作品だったのが素晴らしかった。しかも、それでいて単に疑獄事件ってだけじゃなく、スタンドアローンコンプレックスという掘り甲斐のあるテーマも、エモーショナルなドラマも両立させられていた。刑事ドラマがモデルだった1期に比べちゃうと、今回はなんちゃってSFなハリウッドアクション映画という感じなような。

投稿 : 2024/02/08
閲覧 : 462
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9

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

「ポストヒューマン」の設定が弱い

機動戦士ガンダムシリーズにおける「ニュータイプ」思想に酷似した「ポストヒューマン」ですが、「人類の更なる進化と調和」というテーマは古典SFでは多く存在し、アーサーCクラークやロバートAハインラインなどでも「幼年期の終わり」や「異性の客」では「異星人」として登場します。

コロナウイルスや国際政治の分断、ウクライナ問題によって我々個人が身体的に保てる情報のキャパシティがオーバーフローしてしまっている昨今、こういった「ニュータイプ」的な人を渇望する発想はわからなくもないですが、初期の士郎正宗の「アップルシード」でもさんざん問題にされてきたので、目新しさがありません。

攻殻機動隊の数十年後の未来がアップルシードなわけですが、そこでは新人類の人工生命体「バイオロイド」が既に人間社会の大半を占めていて、協調性や身体性、生命力も人間の10倍位の能力を持った新人類が人類を超えて頂点に立つ描写が描かれます。

しかし現実の我々の社会は情報の多様化、細部化によってもはや「一億総中流」共同幻想が抱けなくなっている昨今。他者への共感能力が薄れて、個人化、少子化、高齢化が先進国の重大な国益の問題にまで発展している世の中では、「ポストヒューマン」もまた「幻想」の一つにしか感じられませんでした。

投稿 : 2023/01/24
閲覧 : 312
サンキュー:

5

ネタバレ

リタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

慣れてきた

このビジュアルにも大分慣れてきた。
そしてプリンちゃんがとても可愛い。
難解でスッと頭に入ってこなくて色々と考えながら、でもストーリーはスピード感があってガンガン進んでいくので楽しい。

中々少佐の活躍が薄れてるなーと感じていたけど、ラストは少佐らしさがとても見れた気がしてすごく納得した。他の人ではそうはいかん気がした。

求めていた世界に疑問点はまだ残ってるけど、それを夢見て突き進んできた人達の気持ちも分かる気がして複雑でとても良いテーマだったと思う。

投稿 : 2022/12/01
閲覧 : 80
サンキュー:

1

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

思考の祝祭

神山健治&荒牧伸志監督、
士郎正宗原作の傑作サイバーパンク。

戦争が最も効率的な経済行為であると、
世界は持続可能な戦争へと突入した。
理想とする社会と拡大する貧富の差に、
{netabare}全世界同時デフォルトの発生、
その裏で生み出され、暗躍するもの、
新たな可能性、ポストヒューマンが誕生する。{/netabare}

圧倒的な面白さでしょう。
背景・美術に関しては現実に近い。

とある事件を探索中に失踪した、
トグサを追い公安9課は東京へと向かう。

廃墟東京でNと名乗る思想的群衆、
{netabare}彼らはビッグブラザーを信奉し、
望むものは、摩擦のない世界である。
私たちより少しだけ早く絶望した人たち。
秘密裏に介入する米帝特殊部隊、公安9課、
過去に例のない内戦を抱え込み、
三つ巴の戦いは、こうして激化していく。{/netabare}

人とそれ以外を隔てるもの、
意識、記憶ですら曖昧な境界線の上で、
見据える未来へと自らを信じ正義を為す。

最終話は議題に上がるでしょう。
{netabare}少佐はプラグを引き抜いたのだろうか!?
私は引き抜いていないと考えている。{/netabare}

ぜひ視聴をお薦めします。

投稿 : 2022/09/03
閲覧 : 426
サンキュー:

22

ネタバレ

バフォメ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

タイトルなし

面白くなかった。俺にとっては社会民主主義的な視点・立場から世相を斬る類の話はつまらん。気に入らないと言った方が適切か。要するに好みの問題。俺は攻殻機動隊の原作は好きだがアニメ化されたものは悉く面白くない。特に神山監督の攻殻機動隊は観ていて薄ら寒さを覚える。いかにも意識高い系みたいな人らが称賛しそうな内容ではあるので、マス受け狙う上では無難な切り口から物語が作られているように思える。作中には誰に頼まれたわけでもないのに勝手に事象を分析して社会問題化して騒ぎ立てることを生業又は生き甲斐にしていそうな連中が好みそうな話題が多い。本来なら雑多で自由度が高く矛盾や混沌すら内包する情報量の多い攻殻機動隊という作品が、映像化に伴い作り手の思想を代弁する媒体と化してしまっている。そういった現状は残念だがそれはそれで仕方ない。当たり前だけど趣味で作ってるわけじゃないだろうから。
そんなわけで本作は俺の嗜好にはマッチしなかった。ラスボス的な奴がオーウェル信奉者って時点でつまらん話にしかならんだろうと予想していたが、案の定つまらん内容のまま何一つ盛り上がらずに終わった。

投稿 : 2022/08/17
閲覧 : 131
サンキュー:

1

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

難しいけど面白い

途中何言ってるかわからないシーンありましたが面白かったです。
個人的には初期の2Dアニメの方が好みです。

投稿 : 2022/07/30
閲覧 : 136
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1

ネタバレ

風の澪 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

2ndシーズンを見るにあたっての大前提ですが
{netabare}
リドルストーリーです
1stシーズンでばらまいた伏線とか2ndシーズンで新たに出てきた謎とか丁寧に説明されることはなく、思想的な面を中心に視聴者に解を委ねています
なのでスッキリしない部分も多々残りますが、そこは無視しないといけない作品になります
{/netabare}

1stシーズンではポストヒューマンとの攻防が見どころでしたが、2ndシーズンではポストヒューマンの立ち位置はかなり微妙になります
それもあってか、ストーリーはテンポ良く進んでいるはずなのに、内容は先に進んでないというイメージを受けました
また、『1984』という作品を理解していないと内容の半分も楽しめない状態でストーリー的には1stシーズンと比べて完成度を低く感じる内容になっています(前述の大前提も影響してますが)
キャラクターに関してもストーリーの影響かストーリーに合わせて動いている印象を都度都度感じます(これもラストの部分につながっているのかもしれないですが…)
トータルで言うと今ひとつという印象は拭えまえん
1stシーズンからの結末を確認したい人は見る価値はありますが、まずは『1984』という作品を調べる、読んでみるから観ることを勧めます

ネタバレ含めた感想で言うと
{netabare}
いきなり1話目でポストヒューマンはウィルスプログラム(この場合はAI)による突然変異した人間ということが明かされます
しかもそれが米帝によって作られたものと言うことも分かります
もう少し深い理由を期待していた身としては拍子抜けしました
問題はここから
プリンがポストヒューマンだと明かされますが、9課メンバー今までのポストヒューマンとは違う気がするというだけで何がどう違ったのかは語られません
しかもプリンは亡くなってしまいます
この亡くなり方も自業自得の部分が多く、全く腑に落ちません(プリンの死に至る行動の理由は付けられますが、こじつけに近い感じになってしまいます)
さらにトグサくんが復活しますが、タカシくんの能力でというのはまだ良いけど、実際の過去か虚構の過去か暈しており、正直このあたりからはストーリー重視でキャラの行動が腑に落ちない流れになります
このシーンも生きていることの素晴らしさにリンクする部分はわかりますが、では、トグサくんが観たものは何だったのか
このあとも突然出てきたカナミがなんの象徴なのか
結局プリンの特異性は何だったのか
タカシくんの特異性は何だったのか
最終2話の各キャラに起きた出来事は何だったのか
その他多くの疑問点が繰り返して見れば見るほど出てきます
ただ、それはリドルストーリーだから仕方がないことだったりします
要は今回の攻殻機動隊はエンターテイメント性よりも主張したいことや思想などを考察してもらうことに重きをおいた構成(エヴァとかもそう)になっています
ただ全24話でやるには風呂敷を広げ、伏線を張りすぎました。
24話なら24話に収まる形で作るという点において私の中ではストーリーに対する評価は下がっています
今回のテーマで行くなら余計なポストヒューマンなど出さずにタカシくんを9課の相手として絞った24話構成にした方がスッキリとした構成になったようでしょうし、ラスト2話の現実と虚構の見せ方も詰込んだかのような形ではなく表現できたのではと感じます
{/netabare}

2ndシーズンのみで見ると視聴者を選ぶ作品ではあると思います

投稿 : 2022/07/16
閲覧 : 107
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1

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

だんだん 世界観が未来過ぎてわからなくなってきた

だんだん 世界観が未来過ぎてわからなくなってきた
ただ 攻殻機動隊は 面白い

投稿 : 2022/06/27
閲覧 : 116
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2

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

現実逃避をしながら現実を生きる

荒巻役の阪修さんが降板して中博史さんになるけど、さすがに年には勝てなかったか・・・・・こういうのがあるから、早めに2期やって欲しかったんだけど、降板してしまったモノは仕方ない。ただできれば『ARISE』で荒巻を演じた塾一久さんに演じて欲しかった。


シマムラに攫われたトグサがNに向かう電車で目覚めた時、車内は普通車っぽかったのに、降りたら外面が新幹線みたいになったけど、もうこの時からダブルシンクは始まってたって暗示なのかな?それともただの作画ミス?


考察サイトを見て、やっと制作側の意図を理解したけど、どうも納得いかない。物語の本筋にならない部分(前作で言うなら笑い男事件でセラノを殺した同僚刑事)を考えさせるのは良いけど、オチそのものを視聴者理解に任せるような作品は嫌い。
伏線の張り方とかは前作以上だけど、こういう最後だったのは残念。それとNはなんとなく分かったけど、Nポはなんだったの?


自分の理想世界にいながら現実を生きられるっていうのはある種理想郷だけど、つまるところ現実逃避には違いないし、現実で消費されるのは変わらないから、某有名洋画みたいな現実ではエネルギー源にされて仮想世界で生きるみたいなことになるんじゃない?・・・・・・・とか考えてたから、自分の思想は少佐に近いかも(笑)

投稿 : 2022/06/27
閲覧 : 109
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0

ネタバレ

haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2022.6.18

2022.6.18

投稿 : 2022/06/18
閲覧 : 116
サンキュー:

0

ネタバレ

オカ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

旧作好きな人は見ない方が良いかも。

まさかプリンがポストヒューマンになるとは、、
そしてあっけなく死んでしまった。
このめちゃくちゃな展開、、
は後で辻褄が合うのか?

死んだ後でスパイだったのではと疑惑が浮上。
タチコマ探偵団大活躍。
スパイ疑惑、誤解で無駄死に。
目からオイルが、、
プリン、誤解と間違いで殺されたような展開はダメだろう。

そして結局生き返る。
超能力のチート持ちとして。

今回は結構メチャクチャだ。

コレまでのように深く考える展開などではなく、単にオカルト混じりのメチャクチャじゃないか。。

今までの僕の中にあった攻殻機動隊の高い地位は落ちた。
少年時代、好きだった女の子が鼻糞ほじってるのを見てしまった、あの日の喪失感。

旧作が好きだった人、
まだ攻殻機動隊を好きでいたい人は見ない方がよいのではないだろうか。。

投稿 : 2022/06/15
閲覧 : 136
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0

CPPok24298 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

3Dを受けつけるかどうか

脚本は本格的で秀逸ではないか。大人が見ても十分楽しめると思う。
ただ3D作画を受けつけない方にとっては、物語もいまいちに見えるのか。あるいは解釈が少し難しいのか。
私としては本作の3D作画はアクセプタブルだった。たしかに味気ないように感じるところもあったが、戦闘シーンなどは2D以上の迫力だと感じた。

投稿 : 2022/06/11
閲覧 : 134
サンキュー:

1

ネタバレ

Acacia さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

「良くも悪くもない」が低評価になるブランド、攻殻機動隊。

1stシーズンは新たな時代の渦中で躍動する9課のメンバーに
2ndシーズンで一気に精緻な物語が展開されるのではないか?
と、神山監督が指揮を執られている事も含めて
期待を持てて視聴できましたが、

最終回まで観た感想は、「普通」「良くも悪くもない」
でした。

攻殻機動隊って、押井監督と神山監督が
緻密で且つ迫力があり、美しくも哀愁がある。
そんな、娯楽の完成形を既に創っている気がするのです。

そんなシリーズの新作。当然ハードルは上がり、
タイトルの通り「良くも悪くも…」が
低評価に感じ、視聴者は満足感を得られない、
贅沢なブランドに昇華してしまっていると思います。
過去作の功罪は大きい気がします…。

今回自分が微妙と感じた最大の原因は脚本です。
正直昨今の進化するアニメーターの表現技法、演出、原画枚数を何枚割いても
映像で自分が感動することは難しくなってしまいました。
ここ10年で自分の感性が明らかに劣化しているのもあるのですが、
「この映像表現凄い」より「この物語、演出凄い」しか
感動できなくなってしまっているのです。
なので、今シーズンの何がしたいのか解らない。
物語が腹の底まで響く重低音だろうが、耳を突き抜ける高音だろうが、
印象に残る音を奏でていない。脚本が響いてこない時点で、
「普通」となってしまうのです。理由は以下参照。

以下、良かった点。
{netabare}9課全員がまともに台詞あった!
背景美術はCG最大の恩恵!
タチコマが可愛い!
{/netabare}
以下、ちょっと微妙に感じた点。
{netabare}少佐が主人公…?だよね?ほとんど意見を募るか、指示出すか、歯噛みするか、銃撃つしか
してない気がするけど気のせいだよね?現代社会のリーダー像を再現したかった?
他の皆もスペシャリスト…だよね?プリンばかり見せ場あるけど、気のせいだよね?{/netabare}

投稿 : 2022/06/01
閲覧 : 189
サンキュー:

7

ネタバレ

ponsuke さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

うーむ、難しい

率直な感想は「難しい」でした。

面白くないって訳ではないけど、何というか少佐たちが凡人過ぎるかなと・・

首相の暗殺未遂も少佐なら余裕で気づきそうなものだし、バトーも見せ場ないし
ポストヒューマンを超人に見せたくて相対的に完全義体の戦闘サイボーグを弱く見せるしか無いのかなと。
ふつうあんな蹴りガードしたら腕折れるよね・・・・

3DCGのキャラも動きがもっさりに見えて格闘戦の爽快感も今一つ。

何より説明が無さ過ぎてポストヒューマンたちが何がしたかったのか良くわかりませんでした。

ゴーストの無くなったプリンちゃんを普通の人間として扱ってるし。

もう少し丁寧に作ってほしかったですね。

投稿 : 2022/05/28
閲覧 : 174
サンキュー:

0

ネタバレ

dlu さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

旧作ファンから見ればかなりガッカリ

全てにおいて意味がわからない
旧作のように深く読みとくというのが出来ない。ストーリーがフワフワしすぎているから
Nぽって何なんwwチープなスマホゲームみたいな戦闘シーンばかりになってなんじゃこりゃ状態
ゴーストに概念にこだわる少佐がプリンをアンドロイドで生き返らすのはおかしいでしょ
最後は9課メンバー殺しすぎだし(それは笑い男でお腹いっぱい)、プリンもタチコマもシマムラに同調した理由もフワッフワ
涙涙でプリンが9課に戻ってきたけど、戻した少佐もアレだしあれだけ皆を振り回しといて理想郷作りのために致し方なかったんです〜ごめんなさーいみたいな…
なんだろ、製作スタッフ途中で作るの飽きちゃったのかな?笑

新キャラを入れるのであれば、9課との関わり方、また9課のメンバーをもっと引き立たせるような魅せ方をして欲しかった
あと少佐の考え方があまりにも今までと違いすぎて戸惑ってしまいました。攻殻機動隊自体をしっかり作品として見てない人が描いているようなお話でした

攻殻機動隊という世界観をもっと大事にして欲しかった。残念です

投稿 : 2022/05/27
閲覧 : 90
サンキュー:

0

ネタバレ

detteiu さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

シマムラタカシが失敗の原因

つまらなかった。個人的には1期以下の評価。
1期はバトーの銀行強盗とか寝たきり&撲殺ポストヒューマンの回とか色々面白いところはあったが、2期は酷い。

色々考えてみたけど、たぶんシマムラタカシってキャラが失敗だったんだと思う。
陳腐な表現だけれど、ラスボス的な立ち位置のキャラが社会構造の大変革を望んで、行動に移すって流れはSAC2のクゼ・ヒデオと似ている。
でもシマムラタカシはキャラクターの構築に完全に失敗してる。

ポスト・ヒューマンという喋らないキャラにしてしまったせいで、クゼ・ヒデオと違って自分の思想を語らなくなった。
その結果、クゼは自身の魅力と思想で難民を集めたのに対して、シマムラタカシはよくわからんウイルス的なアプリで人々を集めたって設定になってしまった。
「郷愁」があると「N」になる、って設定はあるけど、それでは魅力で集めたってことにはならない。
作った側からしてみれば「同じことだ。シマムラの考えに同調した同志なんだ」って意見かもしれないけど、視聴者としてはそうは思えないんだよね。

設定先行で心がついていかない。設定だけがあっても、クゼと難民の関係と違って1ミリも共感できる要素がないから、なんで百万人だか集まったのかさっぱり分かんない。
分かんないから「なんかウイルス的なもので強制的に集められたんだな」と解釈する。今までの他のポストヒューマンのやり口がそうだったからね。

一期の最後の辺で語られたシマムラタカシの感染前エピソードも、視聴後に見てみればよくわからない。
結局、あれが「人類全体をなんとなくフワフワした幸福な状態にして幸せを作ろう」って動機とは繋がらない。
んで結局、わけわからんキャラがわけわからん事をして、少佐が負けたっぽい、って最後になってしまった。

というか、1984って小説は自分も読んだけど、世界観が物凄く奇抜で特殊な小説なんだよ。
奇抜でありながらも、その設定が国家の本質のようなところを突いている部分が魅力の核心。
混ぜるにしても、政治的なエッセンスを思想として混ぜていくんじゃなくて、単に奇抜な設定を別のSF世界観を持つ攻殻機動隊と混ぜて融合させたってなもんだから
全然好反応になっていない。SAC1では「ライ麦畑でつかまえて」が題材として取り込まれたわけだけど、2045は意味が分からない。

(例えば、国家体制に従順な役人は現体制の崇拝者でなければならない。だが盲信的な人材は現実に発生してくる諸問題を解決できないから、処理能力が低下して機能が麻痺してしまう。なので、体制が過ちを犯した時は懐疑的になりながらも、一方で盲信的に体制を信奉するという矛盾した思考が求められる。それがダブルシンク……なんだけど、その設定の理念や魅力的なところは使わず、上辺のワードだけ使ってしまった)

「経済的繁栄を目的としてデザインされた継続可能戦争」とかのアイデアは丸々借りてきて設定的には便利だったんだろうし、実際に1期ではちょっと面白かったけれども、2期では1984からの借用がすべて失敗してつまらない結果に繋がってしまっている。

投稿 : 2022/05/26
閲覧 : 273
サンキュー:

3

ネタバレ

IRON さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 2.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

難解 公安9課敗北

目盗まれっぱなし裏かかれっぱなしで公安9課完全敗北。
それほどまでにポストヒューマンの能力は高く、特異である。

 最終話に向けてかなり話は難解になる。2周は必要かも知れない。小説「1984年」を知らないと、思想警察や101号室といったネタもわからないと思うが、まぁそこら辺は大して重要ではなかった。wikiでOK。

CGクオリティはやはりそれほどでもない。
音楽については大変不満。考え過ぎ、捻り過ぎではないのか?

 声優は安定のレギュラーメンバーたが、荒巻大輔のcvは変更となった。元々の阪脩さんも91歳。こればかりは仕方がない。cv変更により、厳格で冷徹な雰囲気が少し和らいだと思う。
 ポストヒューマン達はほとんど喋らないので、新キャラである江崎(潘めぐみ)とオモシロ(津田健次郎)のウェイトが高い。今までになかった雰囲気のキャラ達なので新鮮ではある。

{netabare}

 ラスト、少佐はタカシのケーブルを抜かなかったと理解している。
技術的特異点を迎え、9課は敗北し、世界には大きなパラダイムシフトが起きた。元々ダブルシンクに近い状態であった少佐のような人間のみが元の自我を保ち続けているのだろう。そして案の定、少佐はネット広大云々でどっか行った。安定の放浪癖。

SACシリーズは、機械にゴーストは宿るのか?という魂の在処が一つのテーマだと思っていたのだが、江崎プリンが死亡し、後に疑似人格アンドロイドとして復活してから後、度々「ゴーストは無い」と言い切ってしまう所が何とも虚しい。江崎の外部記憶を閲覧して涙を流し、さらに江崎を慮って自らの記憶を消去したタチコマにも、ゴーストは無いんだろうか。悲しい。

SACは社会問題とSFという組み合わせで展開してきたわけだが、今回も「持続可能社会」という流行りのSDGsを取り込んでいるものの、物語がこういう閉じられ方をすると、もはや社会問題もヘッタクレも無い。人類が皆摩擦ゼロの快適な白昼夢を見ながら生きる世界となった。こうなってしまったら、時系列の繋がった続編はもう作られないのではないだろうか。世界全体が変容してしまったので、これをひっくり返すのはかなりの力技か、お決まりの「他の世界線」が必要になるだろう。

わかんない所もたくさんある。新東京でトグサの逃走を助けた女の子。あれはタカシの学校で死んだ子だろう。身のこなしからみてポストヒューマンだと思われるが、あれは何だったのか。見せられていただけか?
 あとトグサの義体化ってどうなった?SSSじゃ単身でアームスーツを制圧していたのに、今回かなり人間っぽかったが。

{/netabare}

投稿 : 2022/05/25
閲覧 : 314
サンキュー:

5

ネタバレ

祇園 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

ネットは広大ね。恐らく次に人類が特異点を迎えるとき、それはこの星を飛び出し、遥か彼方へと広がっていくだろう。

投稿 : 2022/05/24
閲覧 : 202
サンキュー:

2

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

このシリーズを超えるSFアニメはない

待望のシーズン2がNetflix開いたらしれっとアップされててテンション上がってしまいました
面白すぎて休みを使って引きこもり1日で観終わり

相変わらず政治×近未来×哲学。最高

さすがストーリーと構成がいいので3Dでももう気にならない
むしろ3Dアニメもここまで来たのかって驚き

「現実」とポジティブやら妄想やら辛過ぎる事実への蓋をすることによって得られる「自ら作り出してる安らかな精神状態」=ダブルシンク
ってもう既に人が持ち合わせてるものを電脳化した脳へのウィルスによって更に極端にしたって本当に20年後とかありそうだよなーと、精神科とかの治療にも使われそうだよなーと、、
そしてそれらがこのアニメみたいに暴走して沢山の人間に影響を与えてしまったら本当に現実と夢の世界、事象の境界線が曖昧になっちゃうよな、、なんて妄想してたら恐ろしくなってきてしまいました笑笑

故に最後のバトーと素子のやり取りが痺れます
この時代の素子の声優があなたでよかった田中敦子さん!!


そして分からないことがいくつか、、
プリンが1A84と対話してる時にその1A84に既に唾をつけられてる様なニュアンスの発言がありましたが、それはポストヒューマンのウィルスに感染していたからなのか?
それと9課みんなの最後のやり取り、石川やタチコマはプリンを知らない様なリアクションしてましたがプリン本人、トグサやバトー、少佐は事情を知っている様な素振りでした
なのになぜ石川は記憶を消されてるのか、、気になる、、

そしてコード1A8、、、ネットで調べてもlivekerneleventのシステムエラーコードしか出てこん

もう既に次回作を待つ羽目になっているので是非まだまだ同じ声優陣で見たいですね、、
やっぱ神アニメですわ攻殻機動隊


ふとおもったので追記
コード1A8って次回作のサブタイなんじゃね?阿波連さん

投稿 : 2022/05/24
閲覧 : 1498
サンキュー:

1

バットバス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/20
閲覧 : 5

ねいばー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/04
閲覧 : 4

としちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/11/01
閲覧 : 6

恵み さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/04/29
閲覧 : 7

v31vv5 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/04/20
閲覧 : 8

のいる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/04/13
閲覧 : 7

yass さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観たい

投稿 : 2023/04/06
閲覧 : 6

おぴよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/02/27
閲覧 : 8

popo さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/02/07
閲覧 : 10

さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/01/20
閲覧 : 12
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攻殻機動隊 SAC_2045 シーズン2のストーリー・あらすじ

近未来SFの金字塔「攻殻機動隊」、神山健治 × 荒牧伸志による2045年の未来像 全身義体のサイボーグ・草薙素子率いる公安9課が、今再び電脳犯罪に立ち向かう 情報ネットワークとサイボーグ(義体)技術の発達により人々の意思が“電脳”に繋がれた近未来において電脳犯罪に立ち向かう全身義体のサイボーグ・草薙素子率いる攻性の組織、攻殻機動隊。 1989年に士郎正宗により発表された原作コミック『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』を起源とし、アニメーション、ハリウッド実写映画など様々な作品群が展開され、その先鋭的且つ圧倒的な世界観とビジュアル表現により、全世界のクリエイターに影響を与えてきた近未来SFの金字塔が新たな未来像を提示する。 『攻殻機動隊S.A.C.』シリーズの神山健治と、『APPLESEED』シリーズの荒牧伸志が共同監督としてタッグを組み、田中敦子、大塚明夫、山寺宏一ほか『攻殻機動隊S.A.C.』シリーズのオリジナルキャストが集結。迫力のサイバーパンクアクションと、草薙素子たちの全く新しい物語が描かれる。制作はProduction I.G × SOLA DIGITAL ARTS。
(TVアニメ動画『攻殻機動隊 SAC_2045 シーズン2』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2022年春アニメ

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