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「僕の心のヤバイやつ 第2期(TVアニメ動画)」

総合得点
79.2
感想・評価
175
棚に入れた
572
ランキング
506
★★★★★ 4.2 (175)
物語
4.2
作画
4.1
声優
4.2
音楽
4.0
キャラ
4.3

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僕の心のヤバイやつ 第2期の感想・評価はどうでしたか?

最古ガンダム さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

自分の忘れ物が取り戻せた

1期は「最も殺したい女」など、物騒な始まり方をするが、図書室でのやり取りを重ねるうちに徐々にお互いが打ち解けあってゆく。その内、山田が市川の内面を知るうちにどんどん気になってゆく過程が本当にありがたい。自分が中学生の時に置き忘れた忘れ物を取りに戻れたような作品。二期は、バレンタインデー回、ホワイトデー回、お泊り回、スマホ水没回、運動会回、そして修学旅行回、全て尊い。この作品の制作にかかわった全ての方々、山田を演じた羊宮妃奈さんに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとう僕ヤバ、個人的に人生No.1のアニメでした。

投稿 : 2024/05/06
閲覧 : 11
サンキュー:

2

みゃー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

市川の成長、漢気に感動した

この作品、作者女性だったんですね。ちょっと意外。

[作品の評価]☆4.5
1期2期通してただのラブコメじゃないのが良かった。1期2期それぞれに良さがあって甲乙つけ難いが、2期の方が印象的なエピソードが多かったので1期より0.5加点。ベタかもしれないけど騎馬戦のシーンがセリフも含めてめちゃめちゃ良かった。

[キャラの評価]☆4.5

[作画の評価]☆4.0

[声優の評価]☆5.0
ここまで全体的にレベルが高かったのは久しく出会えてなかった気がする。市川役の堀江さん、山田役の羊宮さんはもちろん素晴らしかった。小林役の朝井さん、関根役の潘さんもめっちゃ合ってた。吉田役の種崎さんは今更言うことでもないが引き出し無限か。神崎役の佐藤さんにも笑わせてもらった。原さん役の豊崎さんもさすがだった。イマジナリー京太郎役の福山さんも面白かった。鵠沼くんが梶さんだったのはおそらく友情出演かな?高橋さんもいれば分かりやすかったけどw
ほんとにみんなすごく良かったので一人ひとり名前を挙げさせていただきました。個人的にはお姉ちゃん役の田村さんと足立役の岡本さんが良かったかな。

[音楽の評価]☆4.5
劇伴が場面ごとに非常に効果的に使われていたと思います。

[OP曲]☆4.5
1期2期共に4.5。2期オープニングアニメーションはウィットスタジオ荒木組ですかね、荒木イズムを存分に堪能させていただきました。
最終回エンディングで斜陽を流すのはもちろん反則ですw

[ED曲]☆3.5

投稿 : 2024/05/02
閲覧 : 47
サンキュー:

15

ネタバレ

Mi-24 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

自分への苛立ちと不安

最初の一歩を踏み出す勇気。
挑戦する事を諦めない。

「最初の一歩を踏み出すのは自分自身。もう逃げ出さない。だって僕は光と出会ったのだから」



お互いに無関心だった状態から、二人の関係性が大きく動いた1期。
それに比べると2期は動き殆んどなく、1期ほどのパワーは感じなかった。

でも、市川京太郎と山田杏奈。この二人のやり取りは面白い。



市川京太郎の葛藤。

とても自然な気持ち。
「好きな人の事をもっと知りたい!」

しかし、山田杏奈が仕事をしている様子を見て、苛立ちが隠せない市川京太郎。

見たくない現実。
好きなこと。熱中できることがない。
何もない自分が惨めになる。

山田杏奈の事を知れば知るほど焦りが募る。


基本的に市川京太郎が自問自答する話しが中心だったが、中々見ごたえがあって良かった。


一番注目していたキャラは「関根萌子」。
市川京太郎の事を「まんざらでもない」と思っている関根萌子が、話を引っ掻き回してくれると期待していたが、何もなくて残念。

投稿 : 2024/04/29
閲覧 : 24
サンキュー:

1

dakiramk3 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

夢のような青春

 流石にここまでくると羨ましくもなく、完全に物語の中として捉えられるのでそれはそれでいいと思います。
 基本的に流れとしては一期と変わらず、いや一期よりもずっと進んだ二人の関係性でどれだけニヤニヤを我慢できるかになってきているかも。

 それにしても……京ちゃんってハタから見たらナヨっとして細くて結構可愛く見えるんだろうなあ……いやいや何を考えているんだ俺は。

投稿 : 2024/04/19
閲覧 : 46
サンキュー:

6

ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

(最終)2期でもステップアップした市川の成長譚をしっかり描いていた

【レビューNo.116】((最終レビュー)初回登録:2024/3/31)
コミック原作で2024年作品。全13話。
1期のレビュー書いたので、2期も続けてみようかなっと。
アマプラの方で「ツイヤバ」を独占配信していたようなので、まずは前哨戦の
そのレビューから。

(ストーリー)
1期冒頭では、厨二病を患っていた市川京太郎。
しかし同級生・山田杏奈への恋心を明確に自覚して、彼の心境にもいろいろと
変化があったようで。
一方の山田の方も市川に対し、特別な思いを抱いているようで・・・
そんな2人の甘酸っぱい青春ラブコメの第2幕が開演です!

(評 価)
・ツイヤバ:キャラ造形がしっかりしているから、キャラが勝手に物語を紡いで
 いく感じ
 {netabare}・「ツイヤバ」は、原作者がX(旧Twitter)で公開したショート漫画や小ネ
  タをアニメ化した作品のようで、14編程のショートコント集のような創り
  になっています。
 ・ショートコント集ながらもしっかり「僕ヤバ」してるなっと。
  やはり原作者がきちんとキャラに深い愛情をもって、しっかり創り込でい
  るから、ちゃんと「僕ヤバ」という作品に昇華されておりやっぱり面白い。
  ●ありがちなのが
   ・「ドヤ、めっちゃいいシーン思いついた」でこれを最初にもってきて、
   ・キャラをそこへ無理やり当てはめる。
   って感じの作品ですが、
  ●本作は
   ・キャラを最初にしっかり創り込む。
   ・そこへ描きたいシチュエーションを用意する。
   → そのシチュエーションの中で、キャラ達がそのキャラに応じた言動
     (物語)を勝手に紡いでいく。
    (そしてそれがキャラや物語、そして視聴者側への更なる積み重ねに
     繋がっていく。)
   って感じなんですよね。
  ・例えばツイヤバでは、「おはよう」で始まり「バイバイ」で終わるとい
   う構成になっています。
   有体にいってしまえば、市川と山田の挨拶の様子を描いているだけです。
   それでも、2人がしっかりキャラ立ちして積み重ねもあるから、(短い
   尺ながらも)2人らしいラブコメが自然な感じで展開され、「僕ヤバ」と
   いう作品がきちんと成立してるって感じなんですよね。

  そんな感じで(本編とは少し毛色の異なる作品でしたが)2期への期待を抱
  かせてくれるのに十分な出来でしたね。{/netabare}

・第13話:初回から神回。キーホルダーひとつでここまで面白く話を創れるとかw
 {netabare}ヨルシカは引き抜かれましたが(笑)、2期のOP曲もなかなかに良き。
 それにOP映像から作画カロリーがハンパない!
 山田ファッションショーからの「市川×山田」を中心としたダンスシーンとかw
 しかもグルっと回るカメラアングルとか、どんだけ贅沢仕様やねん!!
 ここまでくると「僕ヤバ2期のOP踊ってみた」みたいなバズりを狙ったあざ
 とさすら感じますなwww

 本編の方は1期からの続きで、いきなり骨折して腕を吊ってる市川から始まり
 ますw
 しかし初回から詰め込み具合がハンパない!
 ・市川のうかつな言動に気持ちが二転三転する山田の描写を中心に
 ・山田の芸能活動の話やら
 ・原さんを上手く使って
  ・「原さん×神崎」の恋模様を放り込んで、物語に奥行きを出しつつ
  ・原さん目線で「市川×山田」の恋模様をさりげに描いていくという。
 
 それに山田の描写も
 ・雑誌に載ったことが嬉しくて、わざらしく市川にアピールするいつもの山
  田らしさを入れたその後に
 ・山田のために雪景色を撮ろうとして骨折したことを、うっかり話してしま
  った市川に大いに責任を感じ落ちこんだり
 こういう暗の部分も入れて、山田という人間をより高度で魅力的にキャラ造
 形してる点もホント上手いなっと。

 でもこの作品はここで終わらない!
 今回の影のMVPは「秋田けんたろう」(&関根)。
 (市川がお土産で山田にあげた秋田犬のキーホルダー)
 ・冒頭で(市川がそんなかわいいアイテムを持ってることで)彼氏さんに
  「きっもー」とネタ扱いから始まると
 ・お揃いの「秋田けんたろう」を持ってると原さんに気付かせて、上述の
  ように原さん目線からの2人の恋模様描写のキッカケ作りに貢献し
 ・更に終盤では、山田がその「秋田けんたろう」を失くし、物語を大きく
  動かしていくキーアイテムに昇格!!
  ・ここまであまりいいところがなかった市川が一大奮起して、雪の中を
   山田のために「秋田けんたろう」を必死で探し
  ・そこへ関根がいろいろと絶妙なフォロー!!
  ・最後に(関根のフォローで)山田が現れ、その見上げた視線の先には・・・
 いやー、いろいろと詰め込んだ1話のエピソードが、最後はこの2人にシーンに
 ピタリと収束していく構成はホント秀逸です。

 あいかわらず2人の決めシーンは最高にエモいですが、2期ではそんな2人だけ
 でなく、(1期ではあまり見られなかった)原さんや関根といった第3者を上手
 く使って物語をより面白く展開させていくのかなという期待感を抱かせる初回
 でしたね。
 ラストは山田の一言で、来週が気になる波乱含みな幕開けとなりましたしwww{/netabare}

・第14話:14歳「僕は大人のなりかけ」を上手くみせていた
 {netabare}14話のタイトルは「僕は大人のなりかけ」 
 山田の誘いで山田の家におじゃますることになった市川。
 ラッキースケベ等恋愛脳的なベタな展開の連続になるのかと思いきや・・・
 いやーいい意味で期待を裏切ってくれしたね。

 自分はダメな人間で、いつか大切な人に嫌われるんじゃないかと不安になる山田。
 そこに市川のフォロー。
 ・それに気付けたのは山田が大人になったから。
 ・山田の親が山田が習い事をやめるたびにご馳走を作ってくれるのは、山田に
  挑戦するのを諦めてほしくないから。
  → 山田ならまた前を向けることを知っているから。
 
 大人になるのが怖い。山田との関係が変化してしまうからと不安になる市川。
 そこに山田のフォロー
 ・自分の知らない大人の証 → いつも山田に気付かされる。
 ・「ちゃんと声が低くなったら、私の事いっぱい呼んでね。」
 
 本当に14歳「僕は大人のなりかけ」を絶妙にみせてるなあっと。
 ・今まで気付けなかったことに気付くようになったこと。
 ・それが原因で不安になったり、新たな1歩に踏む出すきっかけにもなること。
 そして最後はしっかり2人の関係性に回帰させて締めるあたり、今回も1話の尺
 を上手く使って「僕ヤバ」らしいエピソードでよかったと思います。{/netabare}

・第15-17話:毎回市川の気づき・成長を入れてくるのは凄い
 {netabare}15話のタイトルは「僕は山田と」以下
 16話「山田は僕を」
 17話「僕は知りたい」

 1期から通して、ここまで「外れ」と感じる回がないのは本当に凄いなっと。
 ・なんだかんだで毎回市川の気づき・成長をちゃんと入れている
 ・しかも中二という微妙なラインをピンポイントで突いてくる
 1期のレビューでも書きましたが、
 >「原作者は中二(恋愛)の教祖様なのか?!」と思える程に、程よいライ
 >ンを突いてくるシナリオ展開や日常描写の「中二加減」の絶妙さ。
 市川を筆頭に原作者のキャラへの思い入れが溢れ出ているいうか、キャラを
 「対等な人間」として扱い真摯に向き合っているからこそ、この絶妙さが生
 まれるんだろうなっと。

 思えばここまでのタイトルには「僕は~」みたいな「僕」というキーワード
 が入っているわけで、
 ・原作者が一番描きたかったことは、ラブコメを介しての市川の成長
 ・それを制作陣もしっかり理解してるからこその、ラストのタイトルを活か
  したエモい演出で、きっちり印象付け
 そりゃ心に響いて毎回面白いはずだわ(^^♪{/netabare}

・第18-22話:安定して面白いので雑記
 {netabare}安定して面白いので雑記
 ・市川姉は女子大生だったのか?!
  お姉さんは漠然と女子高生かなって思っていたのですが、山田のお泊り
  回で父とビールの飲んでいたので「?!」ってなって、確認してみたら
  女子大生だったというw
  あのキャラデザでは女子中学生と言われても違和感ないからなあ~。
  ウチも2人の娘が6歳差なんで、ちょうどあんな感じなんだろうな。

 ・ナンパイ先輩の卒業
  ナンパイ先輩の卒業回で保健室にいた市川と山田へ最後にきれいなパス
  を出して、すぐ2人が出てきてただならぬ空気でって感じでしたが。
  てっきり何か進展がであったんかと思ったら、どうもそうではないよう
  で・・・
  今だにこのシーンだけは理解できないんだよなあ。
  あのわずかな時間に何があったんや?!

 2期では「山田の隣に胸を張って立てる自分」という市川の明確な成長目標
 が示される訳ですが、対象となる山田が
 ・本来ならヒロインは文武両道とかの優等生キャラだったりしますが、山
  田はそんなキャラじゃない
 ・その分芸能人としてステップアップしていく様で、市川の動機付けを補
  完していく
  (それでいて山田が安易に「遠い存在」となるという描写より、素の山
   田は「自分と何ら変わりのない中学生」で陰で努力しているいう描写)  
 この辺りも、物語を上手く展開しているなあって感じですね。{/netabare}

・第23-25話:最後まで僕ヤバらしさを貫いたのは好感が持てる(少々演出がウザいが)
 {netabare}体育祭や修学旅行ということで。
 市川も(以前のような斜に構えるウことなく)そういう行事を普通に楽しめ
 るようになったんだなあと。

 修学旅行ではベタなコメディ展開から、ここで綺麗に決まるのかと思わせて
 おいて、一度クールダウンさせるのが僕ヤバ流w
 そしてラストは等身大の中学生を描いた僕ヤバらしいいい終わり方だったと
 思います。
 ただ狙い過ぎか、過剰な映像や音楽が少しウザいと感じたかな。
 素材がいいのでそのままシンプルな味付けでよかったのでは。{/netabare}

(最 終)
ラブコメとして十分面白いのは確かですが、それ以上に面白いのがタイトル
「僕は○○」に象徴されるような市川の成長物語で
・1期:自分を守るために自分の世界に閉じこもっていた過去との決別
・2期:「山田の隣に胸を張って立てる自分」というなりたい自分像
しっかりステップアップしている様を描いているのはさすが。
そしてそこにしっかり山田の成長も合わせて入れてきたのは、ホント魅せ方
が上手いなっと。
ラブコメ展開も進めつつ、この成長譚でもきちんと2期の意義を示していたか
なと思います。
またそのレベル感も本当に(大人になりかけの)「等身大の中学生」を見事
に描いていると思いますし。
こうして2期をみると、1期のラストのセリフ「ありがとう」が、更に深みを
増していくというか・・・

・原作者がしっかりキャラの内面にまで踏み込み「汗をかき」
・そのキャラ達が自然に躍動して物語を紡いでいく
やっぱりキャラをしっかり描いている作品は強いなっと。
なので
・「ストーリー」ありきで「何をしたか」にばかりに気を取られ
・キャラ造形を疎かにして「見映え重視」のドーピング
的な作品はきちんと「汗をかいて」ほしいと思うのですよ。
そこに私たちも「プロのクリエイターへのリスペクト」が生まれる訳でして。

投稿 : 2024/04/19
閲覧 : 276
サンキュー:

25

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

すべての出会いが宝物になりますように

1期の中盤から尻上がりで盛り上がったまま2期突入。作画もとてもよく、二人の積み上げていく距離感や音の演出は細かく盛り上がる。
とにかく成長していく市川は、1期はヒロインっぷりがたまらなかったが、2期は話が進むにつれて男前になっていくのが良い。そんな市川に惹かれた山田の最終話の想いも素敵で二人のピュアピュアさは尊かった。
周りの人間関係も素敵で最後まで気持ちよく視聴。
ラブコメ万歳!

OPもよく、相変わらず市川姉の声は華がある。

100点中88点

投稿 : 2024/04/16
閲覧 : 95
サンキュー:

1

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

先制の初回、中押しの6回、ダメ押しの最終回……ヤバすぎる2期

引き続き原作未読で視聴。

【物語 5.0点】
恋愛ラブコメ続編物でありがちな、
連載続けたいから引っ張ってるのは分かるけど、早くくっけば良いのに?という焦れったさから来る退屈さ。

対して、この2期は、思春期の自意識過剰に伴う繊細さ故に恋路に踏み出せない、
葛藤する少年少女の心理描写の解像度を極限まで高めることで、
退屈になりかねない停滞期を、濃厚な人間ドラマに昇華することに成功しています。


象徴的だったのが第10話(karte22)
{netabare} ヒロイン山田が、市川と山田の恋愛進展を早急に後押ししようとする女子・半沢に対して、
送った手紙を市川がうっかり読んでしまうシーン。{/netabare}
これはこれで好きな女子の本心をうっかり垣間見ちゃう激ヤバなムズキュンイベントなのですがw
それ以上に中二病少年のハートが如何に繊細なコワレモノで、
恋愛成就させるためには熟成する時間が必要であることが、
作者も、きちんと整理できていることが確認できた印象的なカット。

何故、今はまだ、付かず離れずの距離感が適切なのか、
都度、納得できるだけの心情表現があったので、
私は前向きな気分で告白前のもどかしい恋愛劇を見守ることができました。
というより毎回キュンキュンして尊死してましたw


卒業式?体育祭?修学旅行?ダルくてやってられんし。
主人公・市川もまたカースト下層民らしく、各種学校行事を毛嫌いしながら、
心のモヤモヤをぶつけるはけ口としてチャッカリとイベントを活用しちゃってる。
一周回ってやっぱり学校って青春って良いなと視聴者に思わせる。
学校との距離感も良い意味でささくれだっている感じで良かったです。

しかし、まさか第6話(karte18)にて、{netabare} 送辞{/netabare} で感動させられるとは思いも寄りませんでした。
美容院で髪型から変えて男の本気をぶつけられる学生時代のくだらないイベント。
全てがしがらみに絡め取られている実社会では、そんな都合の良いサンドバッグはそうそうありませんw
儀式は組織内政治であり私心は全て検閲で弾かれますw


こんな病んだヤバい大人の私がラスト感涙したのは言うまでもありません。
自分で踏み出した一歩。しかと見届けました。
私も挑戦をやめないで、自分を好きになろうと思いました。
素敵でヤバい恋愛続編物をどうもありがとうございました。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・シンエイ動画

相変わらず撮影の貢献度が高い本作。
心に何かが芽生えた時に差し込む光など、
リアリティより心情反映に重きを置いた処理が成され
市川と山田の青春劇を盛り上げる。

振り返ればこの2期は初回から言葉以上に伝わる作画の心情表現もトップギアでした。
市川と山田の両想いなんて、周りはとっくに気付いている。
だけど口には出さずにそっとしておいてあげよう。
冒頭から映像を通じて空気感が伝わったことで、
私も見守り視点でスムーズに折り合うことができました。


キャラが躍動するOP映像も高密度で素晴らしい出来栄え。
本シリーズ配信を独占しているAmazon Prime Videoも、
最近OPスキップボタンを挿入して来るようになりましたが、
映像美に目を奪われた私はワンカットも飛ばせませんでした。


【キャラ 4.5点】
作中、中3進級イベントを挟んだ2期。
新たなクラスメイトとして、告白成功させたい祝いたい、
恋愛積極煽り勢の安堂カンナや半沢ユリネが登場。

ただここも、あくまで初恋は見守る、育む。
少年少女が抱えたモヤモヤした関係性は、
恋愛という枠に性急に分類することなどできない。
こうした基本線は変えない上での、終盤、佳境に向けたスパイス。
思春期の恋愛は焦っちゃいけないという反面教師として機能した感じ。


モデルでもあるヒロイン山田杏奈。
芸能界サイドからはマネージャー諏訪や、
山田の隠れ大ファンで{netabare} カリスマモデルの香田ニコ{/netabare} が割り込む。
いずれも市川に、こんな根暗な僕が光の差す場所で輝く山田と釣り合うのだろうか?
この恋心は絶望だという市川の葛藤描写を拡張するサブキャラとして有用でした。


あとは山田のパパ。圧が凄かったですw
でも{netabare} 一緒にゲームで遊べる楽しい方で良かったです。{/netabare}


【声優 4.5点】
市川の心の中の格好つけたいもう一人の自分、
“イマジナリー京太郎”役の福山 潤さん。
市川も初恋で殺人本より恋愛漫画読むようになって、
イマジナリーも2期になってさらに出番が増えている気がw

放送に先立つ1期振り返り動画では、
市川姉役の田村 ゆかりさんを差し置いて、
ナレーションした福山 潤さんのナルシストボイスが作品をナビゲートw


級友・足立役の岡本 信彦さん。
神崎、太田と共に頭の悪い中学生の猥談ネタ担当の三バカの一角で、
折角のイケボを無駄遣いしている感が相当ありましたがw
終盤11話、{netabare} 山田への恋慕を巡って市川役の堀江 瞬さんとぶつかり合った雨中騎馬戦。{/netabare}
泥臭くて格好良かったです。


山田の親友・小林ひちろ役の朝井 彩加さん。
よしよし~って感じで山田を理解してあげられる、
保護者な朝井さんの明るい濁声。
1期、2期通じてホッと一息付ける癒やしスポットでした。


思えば、山田役の羊宮 妃那さん目当てで観始めた『僕ヤバ』
好きな男の子と夢を叶える仕事の好機との間で揺れ動くヒロインボイス、
相変わらず何でも美味そうに食べるもぐもぐボイスw

羊宮さんはこの夏、同じくテレ朝のアニメ枠・NUMAnimationで放送予定の米澤 穂信氏の青春ミステリー小説『<小市民>シリーズ』ヒロイン役も決まっており活躍が期待されます。


【音楽 4.5点】
アマプラにNUMAnimationと、
独占イチオシしたいメディアに恵まれた『僕ヤバ』。

宣伝も兼ねた動画、番組での赤城 博昭監督や小沼 則義音響監督のメディア露出も頻繁で、
心情表現を極めるために、音響等を如何に工夫しているのか?
私はある程度スタッフ意図をインプットした状態で2期も観ることができました。

恋愛ってウキウキな印象ですがシャイな思春期少年にとっては地獄。
だからここはリズムは弾ませず敢えてピアノバラードをチョイスして、
倒錯した思春期心理を演出する。

現実世界では環境音が急に大きくなったりはしない。
だがここは感情が盛り上がる場面だからボリュームを上げていく。

こうした音響方針を分かった上で視聴すると、
リアリティより心情を表現できる映像作品って面白いなって感じで沼ります。


OP主題歌は、あたらよ「僕は…」
シリーズ各話全タイトルに挿入された一人称を曲名にピックアップして、
少年にとって光となった想いをぶつけるアップテンポナンバー。
大サビ前のポエトミーも良い意味でイタくてグッド。

ED主題歌は「恋してる自分すら愛せるんだ」
恋に気付いた自分すら受け止められない、
思春期の自己肯定不足によく効く良作ラブバラード。
世界を優しく祝福する歌詞世界で、クライマックスの挿入にも使える一曲。

投稿 : 2024/04/10
閲覧 : 411
サンキュー:

26

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

市川コノヤロ

山田ちゃんを泣かすようなことがあったらオレがだまっちゃあいねえからな!

・・・と最終回を見終えてひとり呟いておりました。


そっかー。。。
ムリめの女を落とすことができるのはああゆう男なのかぁ。。。


どんなヤツかって???


そらあもお。


ヤバイやつよ(笑)。

投稿 : 2024/04/10
閲覧 : 47
サンキュー:

7

ネタバレ

やん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

いやーよかった

おっさんにはもう来ない春を追体験させていただきありがとうございました。あの時期特有の女性の魅力を高木さんで試運転済の有能スタッフが完璧にアニメ化したすごい作品でした。見せ方とひかえ方のバランスがすばらしかったです。白髭ミリオタパヨクのじいさんよりストライクゾーンが上ですが、描いた本質は魔女宅やせんちひと同じではないかと思います。

元コメント
これはアカン
一話
二期一話からすでに限界突破おっさんキュン死でした。何回あらぁ~って言ったかわかりません。一期以上に理解が深まったチームで山田と市川の魅力表現のクオリティがさらにアップしています。若者は今のうちにちゃんと恋しときなはれや、と老婆心よりアドバイスさせていただきます。
三話まで
いやこれやっぱヤバいわ。かぼちゃワインとか高木さんだと女子が大人なので背徳感がないんですが、それらと比較すると本作は変態レベルがワンランク上です。一期もそうでしたがEDに子供の頃の絵を入れてるのは制作陣がわかってやってるって証拠ですね。さらに恋雨のように一過性の熱病である可能性も示唆されて毎話目が離せません。原作読んでなくてよかった。
仕事見学回
僕の心のヤバいやつはサツジン妄想ではなく心の中のもっとヤバいやつのことでした。そこまで考えて物語を始めてるとしたらガビ山並の才能ですね。批評家に脚本やらせてワヤになった原作無視実写映画試写会で爆笑までセットかもしれません。
送辞会
なーんーやーねーんこれーしぬー
ナンパイいろいろカッコイイな、そりゃモテるやろ。花田先生の原作つき脚本は本当キレキレです。

投稿 : 2024/04/09
閲覧 : 127
サンキュー:

6

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

僕の心と君の心のヤバイやつ。私の好きな自己承認の物語。

 遂に来ました2期。最初から市川の誠が示される「カードキャプターさくら」の小狼みたいなエピソードから始まるクライマックスぶり。今回の部分は漫画を少し読んじゃったが、マジにヤベ〜展開になりそうで今から顔がニヤニヤして気持ち悪くなりそうな予感マシマシ。


2話にしてキモくてエモくて心もってくんじゃねぇ!。山田は単なるバカじゃないし、市川は単なる中2でもない。ちゃんと複層的な魅力があって、当たり前を当たり前にやる素晴らしさ。


 7話。ずっと見てきたけど改めて心が溢れ出るような表現の上手さと積み重ねが活きてグッときますね。原さんの可愛さもマシマシ。結局自分を救えるのは自分だけ。でも、周りの人々の助けが必要って点では「聲の形」とかに通じるテーマ性が1期から素晴らしい。それにしても「京太郎」や「キョー君」とか段階を踏んだ方がいいような。


結局キャラ造形の愛がちゃんとしてるからこそ彼等の心に物理的に触れられたような喜びがある。物語は、設定やなんとなくのシチュエーションじゃなくて、地道なわかりやすく目に見えない創作の底力があるかないかに尽きる。あと、井口さんは最高よ!。


 それにしても最終話の展開なんてやはり「聲の形」だなぁ〜。自分を否定してるからこそ世界を否定していた主人公が、人々との出会いの中で自分を受け入れれ、世界を受け入れるようになる。


karte26

「僕は」

「僕が好きだ」

「君とみんながいる世界の一部の」

投稿 : 2024/04/08
閲覧 : 307
サンキュー:

26

ネタバレ

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

気がつくと正統派なラブコメになってました

二期では市川と山田の距離は順調に縮まってもう誰が見ても両想いといった感じで時間の問題だろうなと思いましたが、そこからの二人はもちろんのこと、その周りのクラスメイトや家族との人物描写が丁寧で秀逸でした。このあたりは、みつどもえの作者でもある桜井先生の真骨頂といったところでしょうか。

それにしても、二期は序盤からただただ市川が普通に素敵な青春を謳歌しているなぁという感じで羨ましく思ってしまう。気がついたら山田やその女友達に囲まれてハーレム状態になっていたり、それでいて男友達ともしっかり良好な関係を築いていたりと何気に上手く立ち回っている印象。恋愛物としては決して軽い感じではなく、むしろ程よく重い印象ながらドロドロとしたものはなく、適度な笑いに昇華させており、これぞラブコメのお手本といった感じ。

そして、最終回での告白シーンを見て純粋に市川凄いなとただただ圧倒されてしまった。持ってる能力とか見た目とかそういうのではなく、これまでの思い出や時間を通して相手から中身を評価し、肯定されるなんて正に男冥利に尽きるのではないでしょうか。素晴らしい最終回でした。

投稿 : 2024/04/08
閲覧 : 182
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15

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

君の好きになりたい

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期とスピンオフ作品である「ツイヤバ」は視聴済です。
あ、「Re:ゼロから始める異世界生活」とのコラボ企画で、市川の大好きなレムりんとのミニドラマも視聴済です。

2024年の春アニメはとんでもなく名作が揃っていると言われていますし、私もそう思います。
ですが、2024年の冬アニメも相当ヤバいと思っているのは、きっと私だけじゃないと思います。
「葬送のフリーレン」「シャンギルラ・フロンティア」「薬屋のひとりごと」「治癒魔法の間違った使い方」「ゆびさきと恋々」など、ここには記載できないほどの名作が放送されました。

中でも「葬送のフリーレン」は地上波放送のゴールデンタイムで初回2時間スペシャルが放送されるなど、前代未聞の事態が繰り広げられていた訳ですが…
私の中で2024年冬の覇権アニメは間違いなく本作品でした。

もう何度見返したことだろう…
第1話から最終話まで盛り上がりっ放しだったと言っても過言ではありません。
また、You Tubeなどでも解説がちょいちょいちょいちょい配信されていましたが、この作品に否定的なイメージを持った配信は私の知る限りありませんでした。
「そりゃ、そうだよねぇ~」と納得しながら、時には目頭を熱くしながら視聴させて頂いていました。


重度の中二病で陰キャの市川京太郎と、
クラスで人気者の山田杏奈。

美少女らしからぬ行動を繰り出す山田に、
市川は目を離せずにいた。

そんな市川の恋心を知ってか知らずか、
山田は天真爛漫に近づいて来る!!

全く違う世界にいたはずの2人。
しかしその距離は、徐々に近づいていき……。


公式HPのあらすじを引用させて頂きました。

そっか、市川って重度の中二病だったんだ、というのを改めて再認識しました。
だって、この第2期では中二病っぽいところなんて微塵もありませんでしたから…
確かに第1期のあらすじでは重度の中二病男子と記載があります。
まぁ、殺人にまつわる猟奇本を愛読していましたから…
これらを愛読していた理由も物語の中で明らかになるんですけどね。

人の好意って分かり辛いと思います。
それが自分の好きな人ならなおさら…
だって、自分を好きになってくれるなんて、私には想像できなかったです。

だから一歩を踏み出すのに半端無い勇気が必要なんですよね。
私はその一歩を踏み出す勇気がずっと無いと思っていました。
そんなに自分にも自信がありませんしね^^;

だけど、今なら分かります。
必要な時に必要な言葉を人間はちゃんと発することができることを…
巷で大騒ぎになっているので、この作品を視聴していない方でも、もしかすると物語の結末を知っている方がいらっしゃるかもしれません。
ですが、可能な限りネタバレの無い方向で進めていきたいと思います。
そうなるとこの作品なんかは中身が薄っぺらになるんですけどね…

そう、視聴済の皆さんに聞きたいことがあったんです。
第18話の卒業式の送辞回で終盤に山田が言ったセリフ…
「だからごめんなさい、手が塞がって…」の名シーンから、山田が次に言った台詞を「受け取れないんです」とYou Tubeの動画で解説していた方がいらっしゃいました。
確かにそう聞き取れないこともありません。
ですが、私には「受け取らないんです」にしか聞こえませんでした。

「受け取れないんです」は気持ちを表現していて、前後の文章からもすっと入ってくる台詞だと思います。
ですが、「受け取らないんです」は気持ちでは無く行動を表現しています。
気持ちは最初から決まっていて、身体が受け取るのを拒んでいると考えると、余計にその瞬間の山田に寄り添った台詞だと私は思ったのですが…
後ほど、皆さんのレビューを拝見させて頂きたいと思います。

そして、この作品を語る上で、市川と山田の事はもちろんですが、山田母の存在を決してないがしろにはできません。
お名前はさなえさんだそうです。
公式サイトのキャラ紹介欄にも「山田母」としか記載されていませんでしたが良いのでしょうか^^;?
山田が大人になったら母親の様な色気を纏うようになるのでしょうか?
なんか良い意味で末恐ろしい感じがするのは私だけじゃ無いと思います。

あとは、ゆかりん演じる香菜ちゃん…
ばやしこ、萌子、にゃあも存在感抜群でしたね。
特に萌子の立ち振る舞いは賞賛に値すると思います。
振り返ってみると、市川と山田は沢山の友人に支えられていたんですね。

それと原作は沢山漫画賞に受賞されているようですね。
2020年「次にくるマンガ大賞 2020 Webマンガ部門」:1位
2021年「みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞 2021」:1位
他にも色々受賞されており、2019年に「このマンガがすごい!」のオトコ編で3位に入っており、これを記念して実写プロモーションビデオが公開されているとwiki先生に書いてあったので視聴してみました。

…うーん^^;
やっぱり市川京太郎は堀江瞬さん、山田杏奈は羊宮さんボイスじゃないから全然しっくりきませんでした。
お勧めはしませんが、気になる方は視聴してみても良いかもしれません。

山田杏奈を演じた羊宮さん…
第18回声優アワードで新人声優賞を受賞おめでとうございます。
早く正所属になることを祈念しています。

オープニンブテーマは、あたらよさんによる「僕は…」
エンディングテーマは、こはならむさんによる「恋してる自分すら愛せるんだ」
あのオープニングアニメの破壊力は一体何…!?
しっかり脳裏に焼き付いて、楽曲を聴く度に頭の中にアニメーションが浮かんできます。
それが心地良くて、オープニンブテーマをもう何度聴いたことか…
多分100回では足りないくらい聴きましたし、毎回オープニングを視聴するのが楽しみでした。

1クール全13話の物語でした。
とうとう、終わってしまいましたね。
終わりの無い作品なんてありませんから、いつかはラストが訪れるのは分かっています。
それでも喪失感が半端ありません。
アニメは原作第8巻で使って描かれたそうです。
現在の最新刊は第9巻になるので、第3期の発表があるのはもう少し先になると思います。

You Tubeで第9巻を読んだらメッチャ面白かったと言っていた動画を見ました。
そう、これで終わりじゃないんですよね。
何年でも待ちます…だから絶対続編の制作をお願いします。
原作も相当面白いそうです…買っちゃおうかな^^;?
しっかり感動させて頂きありがとうございました。

投稿 : 2024/04/07
閲覧 : 266
サンキュー:

22

ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

感涙

2期は冬休み後からの再開です。
もうこの時点で二人は両片想い。
互いの気持ちに薄々気付きながら、もう一歩踏み出せない。
「これで付き合ってないの?」エピソードの連続です。
「もう付き合っちゃえよ!」と天の声が聞こえてきそうです。

市川は中二病を卒業し、リア充モードに意向。
本音で話せる友人ができたことがその証拠。
そのきっかけは山田の存在。
人を好きになることが風景を変え、自分の成長に繋がる。
やはり、恋は不思議なものです。

山田だって、同じ。
幼い頃から持っていた不器用で何事も成就できない劣等感。
そんな自分を肯定してくれる市川に抱く想い。
山田の進む道に自信を与えたのも、恋心なのでしょう。
ある意味、この二人は似た者同士かもしれません。

二人が向き合うシーンには、必ず柔らかい日差しがあります。
とくに、最終話の二つの告白シーンが美しい。
その演出がこのアニメの尊さでしょう。

エンディングの回想で綺麗に終了。
このアニメ、両想い後は蛇足のような気がします。
でも、この世界に浸っていたい。
まあ、3期を気長に待ちましょう。

投稿 : 2024/04/07
閲覧 : 164
サンキュー:

20

ネタバレ

青龍 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

あなたも一緒にきゅんきゅんしてみませんか?

桜井のりおによる原作漫画は、『マンガクロス』(秋田書店)にて連載中(既刊9巻、原作未読、なお、原作者は女性)。
アニメ2期は、全13話(2024年)。監督は、『からかい上手の高木さん1~3』などの赤城博昭。制作は、『ドラえもん』、『クレヨンしんちゃん』などのシンエイ動画。放送はテレビ朝日系列。
(2024.4.6 感想を追記)

本作は、1期からの続き物なので、あらすじは省略。

さて、私は1期のレビューで、本作を男女の立場が逆転した「逆恋愛もの少女漫画」かも?というレビューを書いたのですが、正直、私の数少ない少女漫画サンプルでは心もとなかったわけです。

そもそも逆少女漫画だと思った理由は、まず、かっこよくてスタイルもよい男子が美人でもかわいくもない私(女子)を好きなわけがないという構図(本作だと、モデルで陽キャの杏奈が中二病で陰キャの京太郎を好きになるわけがない)。そして、男子の方がその自己評価の低い女子に積極的にアプローチして心を開こうとするところ(本作だと、杏奈の方が恋愛に積極的で京太郎に壁ドンしたりしている。背も杏奈の方が高い(171.9cm))。
(※もっとも、最近は色々と設定が複雑になっているので、一昔前の恋愛少女漫画の1つの典型パターンを想定しています。あと、少年漫画の恋愛ものと比べて少女漫画の方が感情の機微の表現が繊細なこともあります。)

がしかし、KARTE14の京太郎の入浴シーンを観てピンと来たんですよ(いやソコかいというツッコミはさておき…。)。本作は「男性でもとっつきやすい恋愛少女漫画」なのだと!(笑)
(ただ、そう考えると本作の原作漫画が少年誌に掲載されていることも納得できるかなあと。)

なぜなら、このシーンの京太郎と杏奈の性別を逆転させて、性別に関する表現を違和感がないように微調整すれば、恋愛ものの女性主人公視点の少女漫画としても立派に成立すると思ったからです。

そして、京太郎の痛い中二病設定やちょいちょい挟まれる下ネタは、恋愛を真正面から直視できない、もしくは、そのことを小っ恥ずかしいと感じる(主に)男性諸氏からすると、ちょうどいい照れ隠し(誤魔化し)になると思うからです。

だから、本作は、男性でもとっつきやすい恋愛ものだと思ったわけです。
もっとも、逆にいえば、恋愛を直視したい人にとっては、邪魔に感じる要素かもしれません。

また、当然ではありますが男性主人公視点の方が男性は感情移入しやすい。もっとも、この作品を面白いと感じるなら、ツボは一緒だと思うので、男女のどちらの視点で語られるかの違いがあるだけだと思うのです。


恋愛ものアニメは、私はこれまで自らすすんであまり観てこなかったジャンルなのですが、『僕ヤバ』と出会って考えを改めた次第です。
特にバトルものや異世界ものに飽きてきて、アニメ視聴の守備範囲をこれから広げたいと思っている男性諸氏、あなたも一緒にきゅんきゅんしてみませんか?


【「山田を好きでいていい自分」(ネタバレ有りの感想(2024.4.6追記))】
{netabare}感想を書くにあたって、「1期から」通しで見直しました!(ちなみに、見直してわかったことですが、2期のラストで杏奈の居た場所は、杏奈と京太郎が初めて図書室で会った時の構図と杏奈が何か食べてるところまで含めて全く同じになってます!見直して気づいた時に鳥肌ものでした。というわけで、2週目も色々と発見があるので、私のような「僕ヤバロス」の方には、見直すのが特にオススメです(笑))

音楽は、特にOPのあたらよの「僕は…」は本作とのリンクがすごい。EDの二人が周囲から愛されて育ってきたことがわかる演出もよかった。作画も細かくて、すごい丁寧で、1期よりパワーアップしていると感じたので、評価を1期より上げました。
また、市川役の堀江瞬さんと山田役の羊宮妃那さんの吐息レベルの細かい演技が1期より良かったと感じたので、そこを上げたら満点になってしまいました(笑)。

もっとも、見直してもそこまできゅんきゅんはしなかったので、きゅんきゅんしたい場合は、先を知らない方がよさそうです。


ただ、1期から通して見直してみると、京太郎の成長をすごく感じました。だから、セラピスト山田杏奈による市川京太郎の「KARTE」(診療記録)なんだなあと(病名は中二病でしょうか…)。

特に2期は、1期で杏奈との関係がある程度進んだので、「山田を好きでいていい自分」というのが京太郎の一つのテーマであったように感じました。

中学受験の失敗という初めての挫折に直面して自分に自信を持てなくなっていた京太郎は、常に自分が杏奈とは釣り合わないと感じていた。

でも、本心では杏奈のことをもっと知りたい自分がいて、少し勇気を出して杏奈のことを知れば知るほどモデル・女優として自分とは全く違う世界にいることを思い知らされ、また自信を失うを繰り返す。

そのあたりの葛藤を、杏奈の愛読書である「君色オクターブ」に登場するイケメン濁川くん風のイマジナリー京太郎(CV.福山潤)と京太郎がするシーンが、個人的には福山さんが楽しそうに演じていて好きでした。

でも、そこでウジウジするんじゃなくて、山田とどうしても付き合いたい。だから、「山田を好きでいていい自分」になるために、在校生代表として送辞をしたり、南条先輩と向き合ったり、足立と騎馬戦で一騎打ちしたりする。
そして、そういう過程を経て、先に両親に紹介・交際宣言までして、ようやく告白に至る。そこまで外堀埋めますかってくらい慎重でしたね(笑)。

ただ、恋愛は、目隠しして箱の中身を当てるゲームである「箱の中身はなんだろな」的なところがあるなと。第三者から見ると明らかなのに、当事者にはわからない。見えないから、いつまでたってもいくら触っても確信が持てない。まして答えをどうしても外したくないなら、余計に慎重になりますよね。


さて、私は『クズの本懐』のレビューで茜の性格を変えるのは難しいんじゃないかと書いたんですが、本当に好きな人のためなら、自分を変えることだってできるんだ!と言われた様な気がしました。{/netabare}

投稿 : 2024/04/06
閲覧 : 286
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14

ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高にエモくて美しい世界でした!

僕ヤバ2期、楽しみにしてましたけど期待通りというか
期待以上のヤバくてキュンキュン展開が待ってました!

1期で原作読みたくなったんですけど
先が分からない状態で二人の掛け合いに
毎週ドキドキしたかったので我慢しちゃいましたw

普通なら最終話にやっと心が通じ合ってハッピーエンドって
のが最高に盛り上がる展開だと思うんですけど
始まりから、もうそれ付き合ってるってことじゃないの?ってくらい
良い関係で好き合ってる二人。

それにしても本作は胸キュンシーンがありすぎて
各話を何度となく見直したことか・・。

図書室のカーテンクルクルとかメッチャ好きだったし
羨ましすぎるヤツでした!!!
あの頃に出来なかった自分が悔やまれます~~
(チャンスすらなかったですけど><!)

なんか多く語れば語るほどキモくなっていっちゃいますね。

体育祭に修学旅行。
学校がつまらなかったら苦痛でしかない
そんなイベントにいつの間にかに前向きになってる市川の姿は
本人もだけど山田にとっても嬉しかったはずです。

二人の優しさと真面目さ、相手の事を誰よりも大事に想う
からこその必死の行動と涙が本当に尊いです。

幻想的な千本鳥居での涙の告白はメッチャエモかった~~!!!
大事な告白の時はいつも涙溢れてる二人ですよね。

そんな二人だけの素敵な世界に華を添えてくれる楽しい仲間達。
今期は新たな仲間も増えて最高に笑わせてもらいました。

自分は黒マスクツインテの安藤カンナが好きだったな~
あと安定の原さんにバカだけど足立も好感度あがったな~。

いつもの場所・・・・
そりゃ学校の図書室でしょ!
(自分はすぐわかっちゃったもんね~って意味なく勝ち誇る><!)

市川の成長をずっと感じてきた本作。
山田が「どうしようもない、そんな自分が好き!」
て言うのを聞いて山田の成長もあったんだな~って。
一つの事を究められない。沢山の習い事も続かなくて
自信をなくしてた本当の姿。
誰もが羨むような容姿と明るさをもってる女子ってイメージが
もしかしたら重荷になってた時もあったかもしれません。

お互いの本当の優しさや強さを大好きになって
真っすぐに好きですって告白し合える二人が本当に
眩しく感じちゃいました。

あ~好きになるって、恋をするって
本当に世界がみんな綺麗に見えちゃうくらい素敵な事
だったよな~って、
自分の中学の頃が思いっきりフラッシュバックする凄い
作品でした。
(自分はずっと片思いだったけど・・恋をした、その時は
世界はずっと綺麗に見えてました。はい・・・><!)

最高にエモかった今期のラストは大好きなヨルシカの斜陽で
余韻たっぷりに締めてたのも嬉しいサプライズでした。

音楽はOP,EDともに世界が美しいって歌ってて
恋してる宝物のような瞬間って良いな~て思わしてくれる可愛い曲でした。

OP あたらよ / 「僕は…」
歌詞も映像もエモくてこの作品にぴったりな楽曲でした。
世界は~と~て~~も綺麗だった~な♪
好きな人が近くにいる、恋をしてる時ってそうなんですよね!
ダンスシーンは無意識に笑顔になっちゃってた気がします。

ED こはならむ  / 恋してる自分すら愛せるんだ
絞り出すような歌いだし、つぶやくような歌声がとっても
耳に優しいです。
そしてチャイムのメロディーが学生時代の懐かしさを
思い起こさせてくれる仕掛けとなってて、自然と気持ちをあの頃に
連れっててくれるような本当に素敵な楽曲でした。

これってまだ続きがあるのかな~!?
もっとこの二人の物語を観ていたくなるそんな素敵な作品でした。

投稿 : 2024/04/05
閲覧 : 69
サンキュー:

25

ネタバレ

ヤマナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

控えめにいっていってヤバイくらいサイコー。

一期の方が良かったと言う話はよくある話で、
色々な意味でドキドキしながら見始めた。
それは、一期がものすごい好きで、だからこそ残念な
作品にならないか不安だった。
ただ、1話どころかオープニング見ただけで杞憂だと気付いた。
一期のOPも芸術的でチャーミングで物語にもマッチ
した雰囲気だったけど、二期もいや二期の方が好きかも。
オープニング見ただけで作画よし、ストーリーよしというのがわかる。
日常系のアニメってアクションアニメのように派手さは狙えないと諦めていたけど豪華だった。
ただ豪華なだけでなく明るさと暗さの使い分けが本当に上手で途中から徐々にあげて最後に一気に上がる。
より万人受けしそうなキャッチーな歌と踊り。
神作画の連発。二期の話が気になるストーリーのカットであろうシーン。市川のカッコいい表情。
ほんとに見せ方が上手だ。これ本当やばいアニメな気がする。
これ以上上手に見せれるんだろうかうか。
OPだけでこんな最初から高かった期待が、
さらにあがったの初めて。

そして、1話。{netabare}
初っ端からありそうなハプニングで笑える。
終始モブの声優も上手で笑わせてくれる。
そして、一期の天真爛漫でいい意味で自分勝手だった山田とは打って変わって、怒ったり、落ち込んだら、泣いたり、と色んな感情が見え更に魅力的になった。
そして、好きになったウキウキバラ色!ってだけでなく、好きだからこそ悩んだり、ごめんねが増えたりって感情の変化がリアルでそしてそれを表現しきれる細かい神作画と声優さんの細かい名演技、場面にあったBGMの使い分け、カットの上手な使い方。続きが気になりすぎるズルい終わり方をできる尺の使い方。
そして、ぎこちない山田も可愛いし素直になれない市川も可愛い。が、しっかり言う時は頑張って気持ちを伝えれてる。何度付き合っちゃえよと思ったか(笑
そして、メイン二人以外のキャラ立ちも素晴らしい。
特に原さんいいキャラになってきた。
そして、ED。OPで盛り上げEDで締める。
二人と周辺の人の成長を見る事でわかっていても、
よりキャラクターに親近感が湧く。
1話見ただけでこれだけの感想は初めて。
それだけ、濃い24分だった。
このまま完走してほしい。{/netabare}
2話視聴{netabare}
開始数分で笑い、可愛く、共感でき、エロい。
ただ、下ネタが多く何とも言い難い回。
個人的には大絶賛で可愛いくキュンキュンしカッコいいシーンも、そしてエロい。
そこが、嫌いって批判する人いそうだなー。
自分は好きだけど女子にオススメはしずらい。
でも、思春期の男の子のリアルはあれだと思う。
鳥パイタンと塩ちゃんこが下ネタに聞こえるくらいリアルはあれなのだ。
でも、生で履くかな?自分なら袋取ってっていう気がする。
下ネタも神作画で見応えあり、ただ無理矢理詰め込むのではなく前の会話で伏線をはり更に威力を増している。
ただ、下ネタ以外も濃い。不安定な山田と不器用ながら精一杯フォローする市川。二人とも等身大で共感がすごい。…鍋豪華だな。
そして、それぞれの思春期の悩みを抱えててサブタイトルの回収の仕方も上手。こっちが太くなったんだよ。
すごい素敵。そして、素敵なだけで終わらず二段階でのサブタイトル回収。見事。
そして、今回も脇役が素晴らしい。お母さんとお姉ちゃんのサービスショット(笑
恐ろしいけど絶対優しいお父さん。原さんの声優さんの名演技、どれも作品の質を底上げしてる。
1話ごとの内容の濃いさじゃなく大満足。
市川も山田も魅力的でほんとお似合い。
もお、付き合っちゃえよは超えて既に付き合いたてのカップルの雰囲気。{/netabare}
三話視聴 {netabare}
今回は山田が控えめでほかのキャラ達とのやり取りが多かった。
そのおかげで物語に広がりが見えた。まず、安定の関根ナイスアシスト+小林の天然。そしていままで影の薄かった吉田が輝いてた。セリフはなく表情やしぐさで考えを表現する細かさ、そして友達のために怒れる真面目さ。今回だけで普段クールなんだろうけどいい子なんだろうなってのが伝わった。フレンズたちとのやり取りがいい具合に抜けてるのがリアルで三人それぞれのキャラクターがあり三人とも好感を持てた。まあ、お父さんは普通かな。そして相変わらず窓越しの描写すごいなこっちまでドキドキしてしまう。帰りのやり取りもほんと友達になれたような感じでなんか嬉しい。今回吉田さんファン増えそうだな。なんか山中いのに似てる。
帰ってからお姉ちゃんもいい。そして自分の気持ちに目を向け決意するシーン、それを気付かせたのが家族ってのもいい。最後は胸キュンってより成長を感じられ嬉しくなって少し感動してなに目線で見てんだろって思ったとたん流れるEDで京太郎を抱っこしてるお姉ちゃん。そうか!お姉ちゃん目線で見てたのか!と驚いた(笑
これから物語が加速していくのかなー、たのしみ!{/netabare}

全話視聴
いやー、楽しませてもらいました。
終わり方も綺麗で最高でこれから成長していく二人をずっと見ていきたい。

ツイヤバ
長くなりすぎるから要点だけ。
僕ヤバ好きな人は絶対見るべき。
お姉ちゃんこんなに可愛かったっけ?

投稿 : 2024/04/04
閲覧 : 88
サンキュー:

11

ネタバレ

たろたろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ラブコメの傑作

正直絵柄は好みではない。
主人公はうざい。
巨乳は好きじゃない。

けど、演出が神。
主人公の小さな気遣いに気がついたヒロインの視線が素晴らしい。
ヒロインのために必死に走る主人公の表情が素晴らしい。
ラブコメはあまりみないけど、
最終回の演出で感動するなんて思わなかった。

最後まで見てよかったと思える作品でした。

投稿 : 2024/04/02
閲覧 : 32
サンキュー:

4

ネタバレ

ERRUE さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

傑作です。

1期からの期待に応えてくれた作品でした。恋愛ものに必須とも言える、主人公とヒロインの魅力、ストーリー構成が良く出来ていました。

此処からはネタバレ
{netabare}
視聴していて自分的に特に印象に残った点を纏めました。

●京太郎の成長
根暗の京太郎が杏奈と出会い、彼女の隣に並べる人間になろう『今の自分を変えたい』ともがく姿が印象的でした。

照れくさくて真正面からは中々行けない。でも杏奈と一緒に居たいという気持ちが後押しになり、回り道をしながらも「他人との関わりを増やそうとする姿勢」が伝わって来ました。

●杏奈の気持ち
京太郎が不器用なら杏奈もそこそこ不器用であり、女優へ気持ちと京太郎との時間のどっちを取るのか、彼女なりに葛藤し京太郎の前では強く・明るくしていても、京太郎本人にも涙を流して悩みを訴える感情の移り変わりが面白い。

この作品のキャラには人格・心がしっかり宿っていてイキイキしていますね。

●卒業生へのスピーチ
今作一番の見せ場。物語序盤の京太郎からは想像が付かない位、成長していました。内容は”直球型の恥ずかしくなる位、ド真面目なセリフ”ではありますが、彼が今まで出来なかった「心の底からの本心」を大勢の先輩にぶつけられた彼の努力の成果が実った瞬間でした。

●クラスメイト・家族の良さ
この作品の良い点はモブキャラもちゃんと存在意味を持たせている点です。主人公全否定のクズでも無く、主人公全肯定のお人好しでも無い。特に「関根萌子」は本当に良い奴だなと感心しました。京太郎の姉も、杏奈の母もなんだかんだで二人を応援する姿も印象的でした。

◎感想
最近あんまり面白いと思える作品が無いなぁ。と思っていた所に凄い熱量を持った作品に出合いました。不器用で拙い、でも一生懸命に走り続けた京太郎には拍手。この作品は手放しで褒められる位の出来、視聴して良かったです。

恋愛アニメ好きの人にはイチオシの作品になるでしょう。
※最後になりますが、この作品を通じて「ヨルシカ」の楽曲が好きになりましたw『斜陽』凄い良いですね!


{/netabare}

投稿 : 2024/04/02
閲覧 : 43
サンキュー:

5

べんちゃん☆ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

近年トップクラスの恋愛作品!

個人的 名作認定!!

いい歳して毎回キュンキュンさせられた…(^_^;)

いちいちジーンときちゃうんですよね…

というわけで、絶対に3期やってほしいです!!

「僕の心のヤバイやつ」は本当にヤバかった。

投稿 : 2024/04/01
閲覧 : 52
サンキュー:

18

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ドラだけじゃねえぞ、というシンエイ動画の矜持。

詳細は1期でも観てください。

今期、新たに始まった作品の中では覇権候補と呼び声の高い「僕ヤバ2期」です。制作は“ドラえもんだけじゃねえぞ”のシンエイ動画です。

1期は陰キャの市川が、モデルやアイドル活動もしている長身巨乳で陽キャの山田のことが、気になるけど56したいほど憎い的なノリでスタートして、それが好きという気持ちに気づくとともに、少しずつ距離が近づいたといったところで終わりましたね。

で、2期。すでに2話まで放送されています。

もうね、キュンキュンするぐらいのイチャイチャ感で、お前らもう付き合ってんだろ状態です。山田杏奈の可愛さには、もうやられっぱなしです。CVの羊宮妃那さん、ハマり役ですね。

ただ、なんていうんでしょうね…
「僕ヤバ」に求めているのは、こういうイチャコラなノリではないというか。

1期OP、ヨルシカ「斜陽」の歌詞。
「高く成った葡萄みたいだ、届かないからやめて」

山田は、市川にとっては、この葡萄なんですよね。でも、今はどうでしょう? 手が届いちゃった葡萄になってはいませんかね?

高嶺の花子さんに片想いこそが美しく、そして楽しい。ちょっとね、一抹の寂しさを感じる2期のスタートになっています。

=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
もう、見事としか言いようがないほど、完璧で究極のラブコメでした。

1期、2期を通して、しっかりと主人公・市川京太郎の成長を描き、山田杏奈との距離の詰め方も、まるで薄皮を剥いでいくように少しずつ、着実に積み重ねていきました。

やっぱり、ラブコメは最後にニヨニヨできるものがいいよね。
素直に市川を祝福できたのも、やっぱり丁寧に作り上げてきたからこそだと思います。

そして、やっぱり僕らも、また君(杏奈)に恋をしていたのだと思います。

素敵なラブコメでした。GJ!
{/netabare}

投稿 : 2024/04/01
閲覧 : 100
サンキュー:

10

tomledoru さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:----

熱「狂」ラブコメ路線へ・・・

第2期は完全に,ラブコメ路線へと転換して,二人の仲は徐々に?急に?事件やさまざまなエピソードを足掛かりにして,接近していくのは見ていて面白くもあり,ハラハラする場面もありで見ていて飽きない作品だ。

主人公「きょう」の内面の思考と言動は,ほかの幾多のラブコメ・・・,

例えば,バイブル的な存在の「とらドラ」や少年ジャンプ系統の「ニセコイ」のようなドタバタな面白さとは質がかけ離れていて,「きょう」の半分狂ったような熱い想いと,男気のあるところなどは,少し毒々しいブラックなところ(「きょう」の心の言葉にあらわれている)もあるけれども,これらがこの作品の見どころだと思う。

さて,「僕の心のやばいやつ」もいよいよ佳境に入ってきて,見た目(二人の外見や感性の違い)にも,立場も全くの「不釣り合い」な二人(このアンバランスと秘密をどう克服していくのかなあ)の行く末を楽しみにして見守りたいと思う。

第二期も(で?)終わりました。最後は,普段の学校生活とは違った,非日常的な特別なシュチュエーションで。盛り上がったところで。おそらくは半分吊り橋効果もあったんでしょうね。とても良い最終回で「うるうる」しました。本当はうるうるするようなアニメでも話でもないと,はじめは思ったのですが。「きょうたろう」の「人としての漢」(好きな人のことを本当に大事に考える勇気と思いやり)に感動してしまいました。

「きょう」(狂人)から脱却して恋愛を知る物語だということは確かだと思いますが,それ以上に弱虫・ひねくれ者だった主人公が,手応えのある確かな人間に成長したということが素晴らしいと思います。

蛇足ですが,地上波で放送していて録画してなかったら本当に?ブルーレイを買うアニメの候補に挙がったと思います。

投稿 : 2024/03/31
閲覧 : 52
サンキュー:

9

タイガー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

『手が塞がって受け取れないんです』

ピュアラブコメの2期

原作同様最高の仕上がり
ヒロインあざといんだけど憎めんし可愛いし男やったらキュン殺されてる。

市川よくやったーーーー!かっこいいぞ!お前ゎ陰キャラの伝説だと讃えたい!!!!

op.edも本当に最高で、言うことなし!期待以上の2期でした!

でも最終回ラストゎもう少し上を期待してしまったけど、イラストゎ最高すぎた作品

投稿 : 2024/03/31
閲覧 : 38
サンキュー:

3

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

上々ながらもその上を<81>

第2期は実質付き合ってる状態からはっきりと告白するまでといういかにもなラブコメ展開。
きちんと性欲まで描いてる市川が軽々に手を出さないのは山田への尊敬がベースにあるから、とスジは上々。
ではあるが、アニメのシリアスエモエモを盛ってギャグ描写を薄くする方向性がこの辺りではマイナスに作用していた。
あと、毎回ぼくはXXしたってタイトルでEDに入るのもどうなのか、連続エピソードのオチの回とかに限定してほしい。
この作品の話じゃないが、アニメの業界の人ってワンパターンとか出オチネタを延々続けるとか好むよね、創作という無理無茶を避けて作業に落とし込みたいんじゃないかな。
この後の展開は山田はすごい、それに見合う自分になるという市川立志編。
それも原作がうまく毎回のコメディに溶かし込んでいるところだけ煮詰めた作り方になりそうなのよねん。

覇王の凱旋<84>
1話視聴
1期でラブコメ群雄割拠期を制した覇王の2期目。
連載の途中の回はじまりながら、調理実習で落としたよ・明日雪降るとクライマックスに向けての流れを作って盛り上がり解決からのウチくる?とヒキでも掴みにきた。
脇キャラも紹介的に総出演、と2期1話目のリブートとして見事な構成。
ラブコメとしてのまとめ直しは見事なんだけど、図書館で本を二人で持ってるところの市川のママ味を感じる妄想とか「ばやしこ~」とかギャグに近い方向の表現は前期に引き続き削られてる。
みつどもえ時から桜井のりおは、それまで作品で起こったことを詳細に拾って繋げていく&長期でのの関係性の変化を描写すると言った辺りで剛腕を発揮してたので、作風として入れてもいけると思うんだけど。

「あまり足立に話しかけるなよ」の受けの「なんで」途端にはしゃぐ声のテンション切り替えやヨシ!

投稿 : 2024/03/31
閲覧 : 72
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3

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

主人公もヒロインも可愛い、好きな作品。毎話クライマックス級に素晴らしい傑作

1話感想 4.0 主人公もヒロインも可愛い、好きな作品。今期も楽しみです。
いやこれは良い作品です。
山田も可愛いけれど市川も可愛いんですよね…。
もう見ているだけで楽しいです。

脇キャラもいい味していますよね。
今期も楽しみです。何期でもやって下さい。

全話感想
いやもう、非常に素晴らしかったですね。
毎話いちいちもう、本当に良かった。

山田も可愛いけれど市川も可愛いんですよ…。
大変素晴らしくて…
ダメだ、文句があるときはいくらでも言えるくせに、良い作品を褒める語彙がない。
でもまあ、本当に素晴らしくて最高でした。

投稿 : 2024/03/31
閲覧 : 56
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10

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

現実逃避にもってこい

絶対 ありえないだろうと思いながら ついつい見てしまった

投稿 : 2024/03/31
閲覧 : 63
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0

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

見守りたい初恋

からかい上手の高木さんとはまた違うテイストの「見守りたい初恋」
一期も大好きだけど相変わらずエモくて素敵なピュアラブコメ
二人がお互いのことを真剣に考えてるのが伝わってくるし、市川くんが山田以外との関係性も良くなって成長してる感じ

確かに市川くんはイケメンではなくて、外見にはまったくキュンとしない
でも市川くんの行動力はホント素晴らしくて、「見た目がダサい」「釣り合ってない」「モテない男の妄想」っていう批判を跳ねのける人としての魅力がある

一期でも語ったけど、美人でモテモテの女子が必ずイケメンで高スペックな男子を好きになるか?っていうと現実はそうでもないんですよ(っていうと彼氏さんに失礼だけど)
外見やステータスに惹かれる女子はもちろん多いんだけど、育ちが良くて教養のある女子はイケメンやステータスでは恋に堕ちません、そういうハイスペックで自信過剰なイケメンが黙っていても群がってきますから、モテる女子ほど男の中身を冷静に観察しています、モテたいなら外見だけじゃなく言葉遣いとか仕草とか友達との付き合いかたとか細かいことまで気を抜くなって男性向けの恋愛本で言われるのはそういう理由
あのチャラい先輩は外見が可愛いだけの女子にはモテるだろうけど、中身のある女子には底の浅さを見抜かれる、そういうダメな見本として先輩はとてもいいキャラクター、めっちゃイラっとするけど!
パーフェクト女子だからこそ、見せかけだけの男じゃなくて内面のカッコ良さに惹かれるんです、モテ女子はうわべだけのチヤホヤなんて慣れてるから心に響きません
山田は外見じゃなくてちゃんと中身を見て男を判断できるステキな女子だと思う

こういうの見たいってのをストレートに描いてくれた真っすぐな作品
二人の関係をずっと見守っていたい!
期待通りの2期で大満足です!

投稿 : 2024/03/31
閲覧 : 272
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31

ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

観た後にじんわりくるラブコメの名作 第二章

[2024.3.31見終わって]
最終話みてあらためて思ったこと。
山田さんのことを本気で心配して山田さんの一部になりたいって思う下心なしの純粋な気持ち。
市川くんの山田さんへの想いはもう恋じゃなくて愛だなぁって。

なんていうか、大人の普通の恋愛ものよりも、こういうピュアな恋愛もののほうがココロにくるのって、市川くんのお姉さんの放課後デートじゃないけど、思春期の恋心ってもう二度と味わえないものだから尊く思えちゃうんでしょうね。

市川くんは山田さんのおかげで成長できて、山田さんも市川くんのおかげでもっと自分を好きになれた。
ほんと、とても素敵なラブコメでした。原作者さん、アニメスタッフさんありがとうございました。

ラストで1期OPのヨルシカの「斜陽」が流れる粋な演出にまた涙腺が。。

[初回感想]
1期は私にとって名作でした。
原作の良さをうまく引き出してる演出とリズと青い鳥の音楽などを手掛けた牛尾憲輔さんの静かでエモい劇中曲、そして市川くんが山田さんと出会ってからのココロの動きと成長を丁寧に描かれてて、見てる私のココロを何度もヤバくさせていただきました。

そして待望の2期!!
実は原作も最新刊まで読んでまして、これからの展開はおおよそ知ってはいるんですが、でもだからこそ あの展開を1期と同じスタッフがどうエモく演出してくれて私のココロをヤバくしてくれるのか、楽しみで仕方ありません。

OPの二人のダンス、かわいいですね。スキロー思い出しました。
EDは1期に続いて こはならむさん。今期もまた本編の余韻をいい感じにしてくれそうな曲ですね。

各話感想は以下のとおりです。

ツイヤバ
{netabare}アマプラで12月から公開されてる短編集です。
2期のとこから入って一番上から見れます(^^♪
なんとなくタイトルの音楽とか高木さんっぽい感じしますね。
全部面白かったですけど、「おねえと買い物」「肉まん」が好きかも。
僕ヤバがお好きなら見て損はないと思いますよ☆彡{/netabare}

karte13「僕らは探している」
{netabare}「山田さんは仲いいとかじゃないんで・・」
男の子の照れ隠しあるあるなのかな。。
「・・でも一番・・頼りたいと思ってる・・」
1期の初めの頃に比べてここまでちゃんと自分の気持ちを山田さんに伝えることができるようになった市川くんにじんわり。
自分が載ってる雑誌を見せたい山田さんもかわいい。
「仕事、好きなんだな」
こういうこと好きな子から言われたらすごく嬉しいよね♡
失くしたキーホルダーを必死に探す市川くん。
「ある!絶対にあるから!だから気にするな」
こんな大きな声で山田さんを励ますようになるなんて。。
市川くんの想いと成長にちょっとうるっとしちゃいました。{/netabare}

karte14「僕は大人のなりかけ」
{netabare}好きな相手に自分をもっと知ってほしいって気持ち、よくわかる!
卒業アルバム見せたり、自分のココロの奥底にある思いを打ち明けたくなったり・・
その気持ちをちゃんと優しく受け止めてくれた市川くん。
でもそんな市川くんにもココロの奥底にある不安な気持ちがあって。
少しずつ大人になっていく二人のやりとりが甘酸っぱくてたまりません。。{/netabare}

karte15「僕は山田と」
{netabare}「中学生だから好きなこといっぱい増えて成長して・・環境も心だって変わるんだよ」
市川くんのお姉さんの言葉はそのとおりなんだけど、
「それはない!僕は・・ずっと山田が好きだと思う」
市川くんのこの想いも間違っていない。
2人がこの先どうなっていくかなんて誰にもわからない。
でも山田さんに嘘をつかせたくなくて、真っ直ぐに向き合っていたいって思う
そんなのいやだーって叫びたくなる、山田とつきあいたいってつぶやいて悶えてしまう
思春期の、初恋の、この想いにキュンとしちゃうんですよね。{/netabare}

karte16「山田は僕を」
{netabare}「勘違いしても・・いいよ」
二つに割ったチョコの文字がスから♡に見えたとき。
市川くんの中の、そうだったらいいな・・が確信に変わって。
先輩の言葉に言い返したり、負けずに手を振ったり。。
それも山田さんが自分のことを好きだと分かって、もっと素直に自分の気持ちを出せるようになったから。
早よ告白して付き合えとか思っちゃうかもだけど、こういうもどかしいけど少しずつ進んでいく二人の初初しい恋もいいなぁって思います。{/netabare}

karte17「僕は知りたい」
{netabare}山田は自分と違う景色を見ている・・
それでも・・僕の知らない景色を話す山田は美しいんだ

仕事が好きなんだなって言ってくれた
市川が気づかせてくれたんだよ。。すごく嬉しかった。。

もし山田が普通の中学生に戻ったら・・
もしそうだったらこんなに好きになってない!!
尊敬してるんです・・杏奈さんを

でもなぜかつらい
自分が子供すぎてくやしい

そんな真っ直ぐな市川くんがとても素敵だなって見てて思いました。
こういうところが山田さんも好きになったんだろなって。
自分が撮った山田さんの写真をすごく綺麗だろって素で言ったり。。

次回は原作読んでた時も好きなお話だったので、とても楽しみです♡{/netabare}

karte18「山田は僕が好き」
{netabare}市川くんの周りにくる人が増えて嬉しそうな表情したり、いい先生ですね。
中学生になって、自信が持てなくて自分を嫌いになっていた
でも今は・・
前よりも自分を好きになって信じることができたのは、光と出会ったから。。
二人の勇気のバトンとしての秋田けんたろうのやりとりも良かった。
それを手に握りしめながら、勇気をもらって自分の気持ちを話す山田さん。。
自分の気持ちにちゃんとケジメをつけたり、去り際にわざと連絡先の話したり、先輩も普通にいい人でした。{/netabare}

karte19「僕らは溢れ出る」
{netabare}市川くんのカラオケからのOPの流れ良かった♬
挙動不審になったり、相手の言動に敏感になったり
お互いの気持ちはわかってるのに・・わかってるからこそ落ち着かない気持ち。
お互いに好きだけどまだ恋人になりきれていない二人。
ほんと、ここまで少しずつ進んでく恋する気持ちを丁寧すぎるくらいに描いてるラブコメってなかなかないと思う。
市川くんがマフィンを渡して死ぬほどかわいいって言ったあたりでうるっときちゃいました。。{/netabare}

karte20「僕らは夜更かしした」
{netabare}山田さんが家にお邪魔して妙にテンション上がる市川のお姉さんかわいいw
今回あんまり書く感想ないので、関根のことでも。
関根って山田家でチョコ作りのとき彼女の振りを喜んでやってたり、わざと市川の机で義理チョコ配ったり。
行動の表面だけなぞると市川のことが好きみたいだけど、全然決してそんなことはなくて。
たぶん、モデルやってて彼氏みたいな存在もいる山田に対してのちょっとした思いの裏返しなのかな。。
でも山田のことは友達だと思ってるしちょっとした悪戯だと思うんですけどね。{/netabare}

karte21「僕らは約束した」
{netabare}素でうっまぁ。。って言われたら料理人としては嬉しくなるよねー。
でも本人への告白の前に親に告白って・・w
ラーメン二郎、昔連れてってもらったことあるけど、予想以上に量があって少し残しちゃいましたw
いつも山田さん側に立って気遣いしてる市川くんが素敵。{/netabare}

投稿 : 2024/03/31
閲覧 : 539
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34

ネタバレ

Bハウス さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人を好きになる事、人が好きになる事

昨年放送されしり上がりに
ラブストーリーとして盛り上がった本作

2期となる今期は初めからお互いの好意が
前提で話が進むので実況では「言えたじゃねぇか」
というポストが毎週飛び交っていた

中学生のクラスメイトだった市川と杏奈ちゃんは
図書室で偶然出会ったことから
秘密を共有する仲になり

それぞれ相手への好意へと
変化していく

2期は1期を引き継ぐ形で始まり
一緒にいる事の充実感

好きでいる事の満足感
そして相手と自分の距離に悩む市川w

毎週両想いなのにいずれも
「付き合ってない」と思い込んでいるので

フリーレンのザイン「もう付き合っちゃえよ!」
キャプが毎週ポストされていたw

中学生だからこそ自分の気持ちを出すのが
恥ずかしいと思っていたり

ちょっとしたことで落ち込んだり
杏奈ちゃんは市川が女子といると
フェルン以上のドスが効いたフェイスするしw

恋愛してなくても中学生で経験した思いに
共感していったのではないかなと

今回原作でも人気である修学旅行回からの
図書室での告白はお互いがこぼれ出た
好きという気持ちが一気に爆発した瞬間だなと

原作者の先生がキャッキャ下ネタポスト
している裏で何人も涙を流した事だろう

おめでとう言えたじゃねぇか
ありがとうまた君たちの続きが見たい

投稿 : 2024/03/31
閲覧 : 45
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6

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

私の心もヤバいって、もう~。

秒単位で、心を膨らませたり、キュンと締めつけられたり。
漫画は読み込み済みで、アニメにも折り込み済みのはずなんですけど。
うーん。こんなに目まぐるしく気持ちをアゲサゲされる演出は久しぶりです。

15話から、いよいよこのあとの山場に向かってグンと動き出すのですが、特に今話は、山田さんの涙のわけを語る市川くんが尊すぎて、ピュアすぎて。
彼のキモチを裏打ちする演出も、連弾のような高い圧力で、ヤバすぎるよ、もう。
じんわりどころか、思わずもらい泣きしちゃいました。

送辞する市川くんを支えようとする女性たちも、本当に素敵な気配りで描かれていて、好感度が一気に爆上がりです。
お姉さんをサポートする男性店員さんの差し込み画があったのも、漫画をよりベターに脚色していましたよね。

そんな女を泣かせるヤバい奴が、隠キャを自認しているなんて、少年のココロはそれほどに難解で複雑なのかしら?

次回も、ホントに、楽しみです。





観終わりました。

ピュアすぎてヤバすぎて、どうしようもない心のさざなみ。
今は等身大でなくても、いつかは等身大になりたい憂き身のもどかしさ。

山田さんには、体育祭での転倒を捨て身でガードした市川くんが。
市川くんには、学校一のマドンナでプロのモデルの杏奈ちゃんを。

胸の奥のやるせなさがそれぞれあまりに似すぎてて。
でも、互いの想いのベクトルがあまりに違いすぎてて。

空気を読みとりすぎたり、シナリオを読み切れなかったりして、逆にハードルを作ってしまう。遠くしてしまう。

そんな市川くんは、光を遮ぎったドアを解き放つために、ステップを一歩ずつ刻むことがどうしても必要で。
そして山田さんも、世界に二つとない聖域に入るために、ありったけ胸アツな笑顔と涙のアタックが必要で。

恋を知るアプローチはそれぞれ違う二人ですが、恋を知っていくエピローグは同じなふたりです。
そのプロセスがたまらなく愛おしくて、それがほんのり嬉しくて、とても幸せな時間を過ごすことができました。


ようやく二人のkalteが揃いました。

僕と私の恋心。  

あたたかな春の到来ですね。

投稿 : 2024/03/31
閲覧 : 148
サンキュー:

21

ネタバレ

ミュラー さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

数年に一度の名作、何度感動したことか

素晴らしい。何度泣いたことだろう。
前シーズンである程度距離の詰まった山田と市川。
さらに距離を詰められるのか。
それにしてもクラスの女子は皆気づいているというのは、あるあるだなあ。
思春期の男女の心の揺れを、丁寧に、丁寧に、描いている。
原作に対する愛が感じられて素晴らしい。

オープニングで描かれる、山田のリュックの「adidas」の文字。
ゴミでしかないアイスキャンディーのキャップを大事に持つ市川。
好きな人のものを特別に感じるそのちょっとしたシーンを描くのが
琴線に触れる。
何気ない中学生の日常を描いているのだが、
これだけドラマチックに、楽しく、ドキドキさせてくれる、
奇跡のような作品だった。
{netabare}
千本鳥居での市川の告白シーンはアニメ史に残る名シーンでは。
{/netabare}
「世界がこんなに綺麗だと、気付かせてくれた。」
そんな素晴らしいアニメを制作してくれたことに感謝します。

まだまだ書きたいことは沢山あるけど、とりあえずありがとう。

投稿 : 2024/03/31
閲覧 : 77
サンキュー:

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僕の心のヤバイやつ 第2期のストーリー・あらすじ

重度の中二病で陰キャの市川京太郎と、クラスで人気者の山田杏奈。 美少女らしからぬ行動を繰り出す山田に、市川は目を離せずにいた。 そんな市川の恋心を知ってか知らずか、山田は天真爛漫に近づいて来る!! 全く違う世界にいたはずの2人。しかしその距離は、徐々に近づいていき……。(TVアニメ動画『僕の心のヤバイやつ 第2期』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2024年冬アニメ

声優・キャラクター

市川京太郎:堀江瞬
山田杏奈:羊宮妃那
小林ちひろ:朝井彩加
関根萌子:潘めぐみ
吉田芹那:種﨑敦美
足立翔:岡本信彦
神崎健太:佐藤元
太田力:福島潤
原穂乃香:豊崎愛生
市川香菜:田村ゆかり
南条ハルヤ:島﨑信長

スタッフ

原作:桜井のりお(秋田書店「マンガクロス」連載)
監督:赤城博昭
シリーズ構成・脚本:花田十輝
キャラクターデザイン:勝又聖人
色彩設計:柳澤久美子
美術監督:黛昌樹
撮影監督:峰岸健太郎、竹沢裕一
編集:肥田文
音響監督:小沼則義
音響制作:マジックカプセル
音楽:牛尾憲輔
制作:シンエイ動画

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