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「風の谷のナウシカ(アニメ映画)」

総合得点
90.6
感想・評価
1959
棚に入れた
12591
ランキング
51
★★★★★ 4.2 (1959)
物語
4.3
作画
4.2
声優
4.0
音楽
4.2
キャラ
4.1

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風の谷のナウシカの感想・評価はどうでしたか?

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

☆深いメッセージ性ある宮崎アニメ

今から30年前のアニメですが色褪せてない素晴らしいアニメです。

炎の七日間によって最終戦争が起こり生き延びた僅かな人類が有毒なガス(瘴気)の充満する腐海に包まれた世界で暮らす社会が舞台

自然との共生(エコロジー)、反戦がテーマの深いメッセージのある作品です。
巨神兵、腐海の世界など印象的な中でも宮崎アニメの「大空」はやはり魅力的に
描かれてます。冒頭からのメーヴェを操るナウシカが素敵です。

当時ユーゴスラビアの内戦が激しい頃で、宮崎監督が制作に影響を与えた
そうですけど、基本は素晴らしい幻想的なファンタジーアニメだと思います。


原作.監督,脚本/宮崎駿

製作/高畑勲

作画監督/小松原一男

美術監督/中村光毅

音楽/久石譲

音響監督/斯波重治

音響制作/オムニバスプロモーション

アニメーショーン制作/トップクラフト

興行収入約14.8億円

配給収入約7.42億円

製作会社徳間書店.博報堂

配給(東映)

封切日1984.3.11(116分)


漫画/アニメージュ(徳間書店)1982.2-94.3全7巻


主観的評価(A )



追記欄_

投稿 : 2014/08/18
閲覧 : 261
サンキュー:

20

輿縷 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

危険地帯にあえてつっこむヒロイン

みな様が知っている超有名!スタジオジブリ!

1984年公開の、なんと、スタジオジブリ初作品ですよー!
今観ても味のある画風!いいっ!さすがのクオリティーですよ!

なんといっても世界観!
異世界設定が好きな人にはたまりませんね!
きっと感動しっぱなしです!
細かい所にもこだわっていて、1980年代に、このクオリティーが出せるのかよ…!?
(1984年→うる星やつら、ドラえもん魔界大冒険、超時空要塞マクロス愛、北斗の拳、名探偵ホームズ…etc)
出せなくもないか…(ドラえもんとか…)
でも高クオリティーですよ!一瞬自信無くしかけましたが、高クオリティーですっ!


あらすじ(?)
この物語は、ほぼヒロインを追って話が進んでいきます。
ヒロインは冒険好きで、小さい村『風の谷』の姫です。姫と言っても、かたっくるしい姫様ではなく、村人と笑い愛され、子ども達からは自分の姉の様に慕われてる姫様で、何かあると、村人よりも先に危険地帯に乗り込みますw
危険地帯にこの姫ありw

世界観としては、
西洋風?鎧でてくるし。
そして、人類はほぼ死んでます。
生き残った人類は、
神や神話、人間の生の源のわずかな自然と生き、
全てを飲み込み腐らせる腐海の森、腐海の森に生きる虫の脅威にさらされています。
そんな世界で起こる、人間同士のいざこざのおはなし。

とにかくヒロインの誠実さがいい。
ヒロインがどれだけ村を愛していて、村人に愛されているかがわかる。
平和を心から望み、自分を犠牲にしてまでも…ってかんじ。
いいこだよ…。

人間同士のいざこざに、国とか村とか軍とか政治とかからんできて、兵器が出て来て、小規模なデモ?戦争?みたいなのが起きて、腐海が絡んで、虫がかなりキーポイントで絡んできてと…、結構ややこしいお話ですが、全年齢対象を意識したのか、結構内容は分かりやすいです。

個人的に1回で『楽しんだ!』とは思っていただいては、甘いですね!
ぜひ3回は観ていただきたい!結構気付く点があっておもしろいですよ!

3回以上みたよ!の方は、ぜひぜひ原作本を!
漫画なので読みやすいかと。
世界観は素敵なまんまだし、強いて言うなら磨きがかかってるし。
ヒロインに推しのカップリングが登場するし。
いいことづくしー

…っとは言いきれないのですが、
まぁ、映画派と漫画派でかなり意見が異なります。
実は物語りほぼ違うんですよね…
漫画派から言えば、
こんないい世界をこんな短時間でまとめたのはちょっと…
簡単にしすぎだよー!もっと深みをだそーよー!って感じで、
一方の映画派から言えば、
いやいや、漫画の方は難しくし過ぎじゃない?人とか組織とか建物とか色んなの増えるし、もう何が言いたいのか、まどろっこ過ぎてワケワカメ。って感じ。

まぁ、どちらもいい作品には変わりないです。
ぜひ、映画を3回以上みて、原作本もよんでみてくださいねー^^*

投稿 : 2014/08/08
閲覧 : 249
サンキュー:

9

ぽんちぃ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

監督
宮崎駿

制作
トップクラフト

封切日
1984年3月11日

上映時間
116分

投稿 : 2014/07/28
閲覧 : 245
サンキュー:

0

ネタバレ

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

すばらしい!

これ以上の傑作アニメをボクは知らない。
原作も含めこの話のテーマがボクの人生の指針となっています。

投稿 : 2014/07/18
閲覧 : 256
サンキュー:

14

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2014/07/07
閲覧 : 145

Hideout さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

はじめて感動したアニメ

もう小さなころから何度も見てるけど、私にとってアニメ好きになったきっかけといえる作品だと思います。

たしか学校でみんなで見た気がします。いろいろ考えさせられて、いろんなことを話した記憶がありますね・・・

このあといろんな宮崎作品をみたけど、私の中でナウシカ以上はラピュタだけかな・・・そのくらい印象が強い作品だと思います。

投稿 : 2014/06/30
閲覧 : 166
サンキュー:

9

ネタバレ

世を忍ぶ仮のボブ(仮 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

宮崎作品ではナウシカをいちばん気に入っている、個人的な理由

すでに認知度が非常に高く、大勢の方がこの作品について語っていると思いますので、まったく個人的な視点で。
まだこの作品を視聴されていない方は、ぜひレビューを読まずに、先入観なしで見ていただきたいです。


さて、わたし自身の個人的な感覚では、テンポのバランス(緩急のつけ方)が宮崎作品の中で随一だと思えること、これが何よりの、いちばんだと思える理由です。
また、声優さんたちの総合的なお仕事が他の作品より良い、と感じられたのも大きな理由です。

もちろんこの他にも枚挙に暇(いとま)がないほど、気に入った点はあるのですが・・・それはナウシカ好き同士で語り合えば良いレベルの話なので、割愛いたします。

蛇足ですが、個人的に「宮崎作品の中でいちばん」だと思っているだけで、他の宮崎作品も、全てではありませんが全体的に好きです。
この意見によって、他の宮崎作品を否定する意図はありません。

投稿 : 2014/06/14
閲覧 : 283
サンキュー:

10

KEN, さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

やさしい女の子

久々にこの作品を見て思わず涙してしてしまいました(笑)

この作品の魅力はやっぱりナウシカの人格ですね。彼女ほどの人格者はそういないと思います。

自分の信じた理想が絶望で、苦しいばかりの現実でも歩みを止めず、前に進むナウシカ。それでありながらどんな立場の人間に対しても決して見下したりせず、同じ場所に立ってあげる、対等な立場でいてくれる彼女は本当に真がある人間だと思います。

しかしそのやさしさの反面、悪意あるものには徹底的に容赦はなく、恐ろしいほどの憎しみを片鱗を見せてしまいます。

そんな彼女ですが、彼女の信じたものは決して間違いではありませんし、いつか自分の納得いく人生を歩んでほしいですね。

この作品を見てる時に思ったんですが、、、こういう上司の下で働いてみたいですね(笑)

投稿 : 2014/06/01
閲覧 : 221
サンキュー:

9

猿の尻尾 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ほらね?怖くない。

これもまた深い作品ですね。
原作というか漫画版はおおまかな流れこそ知っているものの未読なので、あくまで映画の感想になってしまいますが。

なんというか、人の業と言うものを書かせたら宮崎監督はとんでもなく考えさせられる作品を作りますね。


あと、ナウシカがめちゃくちゃ可愛いということに、みなさんお気づき?
この女性ほど、純粋で、穢れを持たず、綺麗で、美しく、強い人間はアニメ界にはいないんじゃないかと思います。
もちろん良い意味でも、悪い意味でもですが。

聖人君主という意味では無いですよ?
ましてや闇を知らないということでは全然なくて。


闇とか、汚さとか、人の裏というものに対して、真っ向からぶつかっていける純粋さとか
他の生物に対して、穢れた感情を持たず、分かり合えるという意思を持ってることとか
世界に対して、諦めといった類の感情を持たない美しさとか
それらを持ち合わせる強さとか
単純な綺麗な美貌とか

本当、魅力溢れる素晴らしい女性だと思います。

漫画版読んだら印象変わるのかもしれませんが、個人的に映画ではそう思いました。



健在の駿ワールド。もし未視聴の方がいれば、視聴を強くおすすめします。

投稿 : 2014/05/15
閲覧 : 245
サンキュー:

6

ネタバレ

のろふぇ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

当時としてはかなり頑張った

ストーリーや世界観はかなりよくできてる。

基本的にナウシカはやはり魅力的。
ただ、自分を犠牲にしてでも問題を解決する、人類こそが悪、って言うのは受け入れられるのかな?これから見る人に。

投稿 : 2014/05/11
閲覧 : 224
サンキュー:

1

ネタバレ

イシカワ(辻斬り) さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

失われし大地との絆を取り戻す物語

『火の七日間と呼ばれる大戦争で、産業革命が滅びてから1000年。瘴気を発する細菌がはびこる腐海に征服されようとしている地球。海風によって瘴気から守られた辺境の小国・風の谷で、自然と心を通わせる王女ナウシカが、民と共に暮らしていた。ある夜、風の谷に大国トルメキアの輸送機が墜落する。その輸送機にはかつて火の七日間で使われ、世界を焼き尽くしたといわれる生物兵器、巨神兵の卵が積み込まれていた。そしてナウシカは、大国同士の争いに否応なく巻き込まれていく』※1

腐海とは、ふしぎな蟲たちだけが棲む巨大な細菌の森である。植物は有毒な瘴気を吐き出し、マスクなしでは人間は立ち入ることはできない。少女ナウシカの生きる時代は、この腐海が圧倒的に優勢な力として、人間がおびやかされている。風にのった胞子はいたるところにとび、植物に寄生して瘴気を吐き出す。腐海の巨大な蟲たちは、ひとたび人間の攻撃にさらされると、仲間を呼び集め、人間を襲う。腐海という自然の強大な力を軽視する人々は、逆に腐海に飲み込まれてしまう。そうして、いくつもの街や村が腐海の底に沈んだ。しかしナウシカは、この腐海とそこに集まる蟲たちに、ふしぎな共感をおぼえている。姫様の腐海遊びと城オジたちがいうように、人々の嫌う腐海を縦横に動き回る。自然の営みが繰り返される場所。ナウシカにとって、そこは美しい場所なのである。
ナウシカ「綺麗……マスクをしなければ五分で肺が腐ってしまう死の森なのに」※1


キャラクターの役割から見る風の谷のナウシカ

大ババ様こそ、制作者の代弁者。
この物語に登場する盲目の老婆、大ババ様と呼ばれる人物こそが、制作側の代弁者なのだというのが筆者の見識である。短い言葉で、端的に制作者の言葉を表す役目を持っている。

支える者でありながら導かれる者でもあるユパ
ユパ=ミラルダ 腐海一の剣士。ナウシカの父、ジルの親友。なぜ腐海が人間を飲み込もうとするかのように広がり続けるのか、半生をかけて腐海の謎を解くため旅を続けている。
物語では、旅路から帰還するユパの冒頭シーンがある。大ババ様からも「ユパは探し続けるよう定められた男じゃ」などといわれている。軍事大国トルメキアからの侵略受け、父ジルを殺された痛撃に苦しむナウシカを支える役目であるが、ユパ自身がナウシカに導かれる一面もある。地下五百メルテ(メルテは架空の長さの単位と思われる)から汲み上げた深層水で育てた腐海の植物は毒を吐かないという事実をナウシカはユパに報せる。これはある意味、探し続けていた大きな手掛かりを受け取ったことになる。またナウシカは、腐海の奥底に落下した時も、有毒物質を腐海の植物が取り込み、結晶化して無害にしていることをアスベルに教えるシーンがある。ユパの行動原理を知ろうとすることによって、視聴者に腐海の意味を考えてもらう意図があったものと思われる。

風の谷の姫様を姫様にしている背景として描かれた人物。
ジル 「風の谷の族長」腐海の毒のため、身体の自由が利かなくなっている。周辺諸国を侵略・統合した軍事大国トルメキアの侵略者の手にかかり命を落とす。腐海一の剣士ユパ・ミラルダの親友という設定や、風の谷の族長という位置付けによって、ナウシカの背景の一部として描かれた人物であるといえる。父親を殺害されたナウシカの怒りによってトルメキア兵たち五人が殺害されるという事態を引き起こした。侵略される側の辛さ、その運命と死を描くための役目も負っているというのが筆者の見識である。

城オジ五人衆 海からの風でかろうじて瘴気から守られている小国「風の谷」に住む、つつましく心豊かな人々。年配であるのと腐海の毒のせいで手足がきかなくなり畑仕事をやめ城務めをする。
これもまた姫様を姫様ならしめるもので、周囲から姫様と言われ扱われることにより、ナウシカが姫様になるのである。また、もう一人の姫様との対比の言葉などの発言役でもある。子供たちや女たちも、姫様と呼ぶ。風の谷のみんなの姫様。それがナウシカだ。

ジブリに必要な、ボーイ、ミーツー、ガール。
アスベル 工房都市、ペジテの長の息子。夜中、風の谷に墜落したトルメキアの船で拷問を受けていたと思われるラステルの双子の兄でもある。トルメキア軍にペジテが襲われた時、ただ独り生き残る。腐海で蟲たちに囲まれ苦戦しているさいに、ナウシカに出会い救われる。
アスベルは腐海を焼き払うのに巨神兵が必要だと考えていたようだ。これはナウシカの腐海に対する考えとの対比でもあるし、一般的な腐海に対する当事者の見識として「腐海は忌み嫌われるものである」という位置付けなのだろう。
ペジテに駐留していたトルメキア軍は壊滅していた。ペジテの残党が王蟲の子を囮に、王蟲の群れをおびき寄せたのである。残党たちは巨神兵を取り戻すために、次の標的を風の谷に定めていた。
大ババ様曰く「王蟲の怒りは大地の怒りじゃ、あんなもの(巨神兵)にすがって生き延びて何になろう」
みずからが生き延びるために、王蟲の怒りを利用して卑劣な行為に及ぶことや、巨神兵を使って森を焼くことに対する批難なのだろう。
工業都市ペジテは、風の谷や、軍事国家トルメキアと比較すると、自然に対する態度は平均的だ。森を焼き払おうとする指導者もいれば、説得を聞き入れナウシカを逃がそうとする女性たちもいる。どちらにでも転んでしまう危うい均衡状態にあったのを、ナウシカの説得により、思想が浄化されていく。その浄化を描くことが一つの命題であったと思われる。
ナウシカ「あなたたちだって、井戸の水を飲むでしょう? その水を、誰が綺麗にしていると思うの? 湖も河も、人間が毒水にしてしまったのを、腐海の木々が綺麗にしてくれているのよ? その森を焼こうというの? 巨神兵なんか掘り起こすからいけないのよ!」

もう一人の姫様とその参謀、そして火を象徴する巨神兵
クシャナ トルメキアのヴ王第4皇女、女性ながらも鎧兜に身を包み、侵略戦争の先頭に立つ。「風の谷」に攻め入ったあと、ナウシカを人質にとる。※1

クロトワ ヴ王がクシャナのためにつけた参謀。平民の出身で野心家だが、コルベットのあつかいに長け、クシャナの危機を何度か救う。※1

巨神兵 それは生命の根源まで人間のものにしようと迫る危険な試みによって生み出された。遺伝子工学によりタンパク質を持った細胞で生物兵器が開発された。機械文明と科学文明を信望した者たちが作り出した旧世界の遺物であり、危険な試みの結果、世界すら滅ぼした。※1

クシャナ「我らは、辺境の国々を統合し、この地に王道楽土を建設するためにきた。そなたたちは腐海のために滅びに瀕している。我らに従い、我が事業に参加せよ。腐海を焼き払い、再びこの大地を蘇らせるのだっ! かつて人間をして、この大地の主となした奇跡の技と力を我らは復活させた。私に従う者には、もはや森の毒や蟲共に怯えぬ暮らしを約束しよう」

クシャナ「巨大な力を他国が持つ恐怖ゆえに、私はペジテ攻略を命令された。奴の実在が知られた以上、列国は次々とこの国に大軍を送り込むだろう。お前たちに残された道は一つしかない。巨神兵を復活させ、列強の干渉を排し奴と共に生きることだ。(義手を取り外しつつ)我が夫となるものは、さらにおぞましきものを見るだろう。腐海を焼き、蟲を殺し、人間の世界を取り戻すのに何をためらう? 我が軍がペジテから奪ったように、奴を奪うがいい」

風の谷とトルメキアの対比、蟲を愛するナウシカと蟲を憎むクシャナの対比によって物語の光陰をよりはっきりさせる。そうした目的で制作されたのではないかと推察される。二人の姫様は同じ姫様といってもまったく違う。
城オジたち「あんたも姫様じゃろうが、儂らの姫様とだいぶ違うの。(手を差し出しつつ)この手を見てくだされ。ジル様と同じ病じゃ。あと半年もすれば石と同じになっちまう。じゃが、儂らの姫様は、この手を好きだというてくれる。働き者の綺麗な手だというてくれましたわい」
クシャナ「腐海の毒に侵されながら、それでも腐海と共に生きるというのか?」
城オジたち「あんたは火を使う。それゃあ儂らもちょびっとは使うがのう。多すぎる火は何も生みやせん。火は森を一日で灰にする。水と風は百年かけて森を育てる。儂らは水と風のほうがええ。あの森を見たら姫様悲しむじゃろうのう」
火から連想されるもの、それは自然破壊であり、世界を滅ぼした火の七日間であり、巨神兵であり、トルメキアであり、クシャナでもある。それに対して、水と風を連想させるもの。それは人間の飲み水であり、風の谷を守る『海の風様』であり、ナウシカが飛翔するために必要な風であり、森を育むものであり、最も重要な『失われし大地との絆』を結ぶのに必要不可欠なものでもある。

ナウシカという人物を語る前述。腐海について、制作側からのコメント。
「アメリカの中西部に広がる砂漠化が進んでいる土地で、小麦の収穫量を上げるために肥料を飛行機で散布する。収穫が終わったあとの畑は、吹きっ晒しのまま放置されていく。土地は痩せ衰えていくが、破壊された土地を使い続けるために、小麦にサボテンの遺伝子を組み込み、より強い商品を作ろうとする。こうした自然破壊によって生まれてきたバイオテクノロジーの産物を基にイメージして作られたのが腐海であるという」
「水俣湾が水銀で汚染された死の海になった。つまり人間にとって死の海になって、漁をやめてしまった。その結果、数年経ったら、水俣湾には日本のほかの海では見られないほど魚の群れがやってきて、岩にはカキがいっぱいついた。これは僕にとっては背筋の寒くなるような感動だった」(E・カレンバックとの対談。火を捨てる? 『ナウシカと冷蔵庫にあるエコトピア』)
腐海には二つの側面がある。それがコメントの内容と合致している。一つは腐海が、実は人工物、遺伝子操作で生み出された代物であり、反省することなく自然を傷つけても、修復しないまま使い続ける傲慢さから生み出された側面があるということだ。
もう一つは、人間によって汚染され、死の海となっていたものが、実は生き物をはぐくんでいたという事実である。人間による汚染=瘴気とは、人間による原罪といってもいいだろう。原作でも「有毒物質を結晶化させ安定させる方法」としての腐海があった。

風とナウシカと腐海と王蟲
風の谷の族長・ジルの子、ナウシカはメーヴェと呼ばれる小型飛行機に乗り、風の中を鳥のように飛び、人の忌み嫌う蟲たちと心を通わせることができる娘。
この作品は自然と人間の関わり合いを描いているが、敢えて簡単に解答は出ていない。課題を人々が乗り越えて、明日も生きていく。ナウシカは責任を負った若い人物である。
科学によって自然ですら我がものにしようとした結果、世界は滅び、みずから作り出した『人工的な自然』の圧倒的な力によって人間そのものが滅ぼされようとしている。
人間は自然を征服、あるいは服従させ、力で支配してきた。その結果、人間による汚染=原罪は瘴気となって人々に還り、体を石にさせる恐ろしい病となって現れた。
土地は痩せ衰えていくが、破壊され毒された土地を使い続けるために、小麦にサボテンの遺伝子を組み込んで無理にでも使い続けていくのと同じように……人間が作り出した原罪=腐海に対してクシャナやペジテの人々は『火の七日間によって世界を滅ぼした巨神兵』で毒のある腐海を消し去ろうとした。
巨神兵は人間の傲慢が生み出した破壊の火の象徴として扱われている。
それに反するナウシカは、長期間の自然のサイクルの中で、腐海は汚染そのものを浄化する働きがあることを確信していた。腐海を焼き払うなどしてはならないことなのだとわかっていたのだ。腐海を通過することで、水は浄化され、人間が飲める水となっていたのである。
ナウシカ「腐海の木々は、人間が汚してきた世界を綺麗にするために生まれてきたの。大地の毒を体に取り込んで、綺麗な結晶にしてから、死んで砂になっていくんだわ」
腐海を焼き払った後に残されるものは砂漠であり、人の住める土地などではない。大地の汚れを結晶化して無害なものに変化する。最終的には、砂漠化した土地を肥沃な大地に変えていくという役割があるものと思われる。
征服したはずの自然、人工物と化したはずの自然とは、科学によるユートピア思想から発したものが、結果的に自然どころか文明すら破壊して廃頽、結果、科学技術の産物であるメーヴェやガンシップ、銃器と、重装備の鎧を着込んだ兵士の混在した世界となったのである。
いうなればデストピアになっていた。自然は征服するものでもなければ、服従させるものでもなく、ましてや力で支配するものでもない、というのが、制作側からのメッセージではないか。それが筆者の見解である。
蟲とは、大地や自然の代弁者であり、蟲の代表が王蟲である。
腐海を守護している蟲たちは言葉がない。当然にして語らないのであるが、その不言実行によって思考は明らかとなっている。森を焼き払おうとしたりすることを許さない態度である。
制作者側は、語らない蟲たちの代わりに、大ババ様に代弁させている。
大ババ様「腐海が生まれてより千年。幾たびも人は腐海を焼こうと試みてきた。が、そのたびに王蟲の群れが怒りに狂い、地を埋め尽くす大波となって押し寄せてきた。国を滅ぼし、街を飲み込み、みずからの命が飢餓で果てるまで王蟲は走り続けた。やがて王蟲のむくろを苗床にして胞子が大地に根を張り、広大な土地が腐海に没したのじゃ。腐海に手を出してはならぬ」

制作側の結論とは何か。
解決できるような答えをその場で出すのではなく、問題定義に対して目を背けず、しっかりと見据え、そして明日も生きていくためにはどういう方向性を見出していくか。
これが筆者の推論だ。生きる上で放置できない大きな問題を簡単にこうすればいいという単純な解決などできようはずもなく、まためでたしめでたしとするような物語ではないのだろう。
風の谷のナウシカというアニメーションに必要なのはとりあえずの終わりであって、最終的な解決ではない。
腐海を守る蟲と心を通わせるナウシカの役割は、自然・失われし大地との絆を結ぶ役割だ。本来自然は固体的で明確な意思を持たない。その自然に対して絆を「アニメーションという映像で結ぶ」には、擬人化、またはそれに該当する意思ある者が必要となる。その意思ある者が王蟲だ。
人間は自然に対し、征服し、服従させ、そして支配しようと試みてきた。自然の木々や蟲ですら人工物にさせ、すべてを操る術を身に付けたように思えた。クシャナのいう、「かつて人間をして、この大地の主となした奇跡の技と力を我らは復活させた」なのだ。
しかし、その思想を実行に移した時、世界は火の七日間で焼き尽くされ、滅んだのである。生き残った人々もまた、支配したはずの自然に圧倒され、滅びに瀕している。その自然との絆を結び直すことなのだ。
大ババ様「大気が怒りに満ちておる」
王蟲の幼生を半殺しにして、屈辱の限りを尽くしたペジテの残党たちは、王蟲の群れを使ってトルメキア軍を壊滅させ、さらには巨神兵を奪還しようと試みていた。それを知ったナウシカは機関銃で狙われながらも、正面から飛行船に乗り込み、単独でこれを阻止。怒り狂う王蟲の群れのただ中に降り立ち、逃げも隠れもせず、大地を埋め尽くす王蟲の突進を受けて、撥ねられ、空中に舞い上がる。
王蟲たちは、ナウシカの捨て身の行為に、怒りを解いた。
大ババ様「なんといういたわりという愛じゃ、王蟲が心を開いておる。子供たちよ、儂のめしいた目の代わりによく見ておくれ」
子供たち「姫ねえ様、真っ青な異国の服を着てるの。まるで、金色の草原を歩いてるみたい」
大ババ様いわく「その者青き衣を纏いて金色の野に降り立つべし。失われた大地との絆を結ばん。ついに人々を清浄の地に導かん。古き言い伝えはまことであった」
子供たちにこの言葉を語らせるために、大ババ様の目は盲目だったのではないだろうか、それが個人的な見解である。

王蟲とナウシカ。自然からの愛を受けた人間、大地の怒りを鎮めることができた人間、何より『失われし大地との絆を結んだ』人間となったナウシカ。これが映像化された制作側のメッセージであり、最も伝えたかったことだというのが、筆者の見解だ。
ところで……金色の野の伝説とはなんだったのか。筆者が思うに、伝説にあった人物は最低でも王蟲の触手でできた金色の野の上に立ってはいなかったろうという見解である。王蟲の触手によって表現されていたこの野原の原型は、金色の稲穂ではないかと推論しておきたい。人間が生存できる環境と農作物という名の照葉樹林化によって確立されていく指導者的人物像こそが、伝説の人物ではないだろうか。作品は違えども、駿監督の思想には共通点がある。未来少年コナンという作品の、ラオという壮年の人物はテレパシーを使ってこう語っている。
「金色の麦畑を見渡すことができる。人々の笑い声も聞くことができる」
恐らく、駿監督の理想像はこのようなものでないかと思われる。


最後に、なぜクシャナはナウシカと和解したのか。それは語られていない。巨神兵を奪還する予定だったが、当の巨神兵が死亡したし、いつまでも田舎である風の谷にいる必要がないのはわかる。だが、トルメキア軍に対して反乱を起こした風の谷の人間に、見せしめのための報復措置を取った様子もない。テロップと共に再会を果たす場面、二人で肩を並べ、語り合っているらしき場面があり、その後クシャナとクロトワは船に乗り込む。トルメキアの船団が空を飛び、去って行く様子があるだけで、台詞はない。
腐海の深部で見たナウシカの光景に、クシャナは強い衝撃を受けたのだ。持っていた銃を城オジに取られた時も、何の反応もないほどに。そして……
クロトワ「テコでも動きそうにありませんなぁ」
クシャナ「帰りを待っているのだ」
クロトワ「帰り?」
クシャナ「あの娘がガンシップで戻ると信じている」
クロトワ「ガンシップは厄介ですなぁ、いまのうちに、一旗やりますか?」
中略
クシャナ「私も待ちたいのだ。本当に腐海の深部から生きて戻れるものならな。あの娘と一度ゆっくり話をしたかった」
クシャナの中で、確実に何かが変わっていく様子が描かれている。腐海を焼けば王蟲の群れが押し寄せてくると言われても、迷いごとで済ませていたトルメキア軍が、目の前で王蟲の群れに押し寄せられ、壊滅寸前となり、兵士は逃げ出し、頼みの綱である巨神兵まで瓦解して、絶体絶命の危機に陥った。その危機を救ったのは、他でもないナウシカだったからだ。
金色の野に降り立って歩いているナウシカを、クシャナとクロトワは茫然としながらも目撃している。誰にも止められないはずの王蟲の怒りを鎮めたナウシカの言葉に耳を傾けたのも自然であったろうし、そのナウシカの話を聞いたトルメキア兵たちも、聞く耳持つのが自然なほどのインパクトを受けたのだろう。
腐海が瘴気の毒を浄化したように、ナウシカはクシャナやトルメキア軍の心の中にある人間の原罪という毒を浄化してしまった。だからトルメキア軍は国に帰っていったのだ。
クシャナ「腐海の毒に侵されながら、それでも腐海と共に生きるというのか?」
という台詞がある。腐海の毒とは人間の原罪であり、それに侵された城オジたちの石になっていく手を受け入れるナウシカの心もまた、腐海と共に生きることを指し示しているのではないか。腐海の毒は人間の一部であり、本来切り離そうとするものではない、そういっているように筆者には思えるのである。原作の終わりにもナウシカの台詞がある。
ナウシカ「苦しみや悲劇やおろかさは清浄な世界でもなくなりはしない。それは人間の一部だから……」

人々が忌み嫌う腐海の謎を究明してしまったナウシカ。彼女は、人の苦しみや悲劇やおろかさという心まで浄化した。これが筆者の最終的な本作品における結論である。

引用 ※1ロマンアルバム『月間アニメージュ』の特集記事で見る スタジオジブリの軌跡

投稿 : 2014/05/06
閲覧 : 566
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16

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

映画とすれば仕方が無い、決して批判されるべきではない

私事ですが、「風の谷のナウシカ」と「アキラ」の原作の
大ファンなんです。
ですから、どうしても原本と比べてしまいます。
どちらも原作素晴らしすぎです。
質と量が揃っている以上、量で劣る映画が格落ちするのは
当然です。
(王弟陛下も出てませんし、クシャナの家族も、、、)

でも、それは責められるべきではありません。
映画は映画なり、上手く切取っていますよ。
しっかりとエンターテイメントとしてまとまっています。
高く評価できます。
ただ、原作の良さと言うか、
宮崎監督の個性には勧善懲悪ではない、
様々な要素(特にナウシカでは
自然と言う、人間レベルでは計り知れないシステムが大きなテーマ)
を内蔵しているが、映画は安直に勧善懲悪にしたのが
気になるところ、、、、

投稿 : 2014/05/02
閲覧 : 263
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10

ネタバレ

えびぃ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

普通・・・

虫キモイw

投稿 : 2014/04/19
閲覧 : 190
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0

ネタバレ

無毒蠍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

少女の愛が奇跡を呼んだ…風の谷のナウシカというタイトル通り、ナウシカという主人公でありヒロインが作品の魅力の多くを担っていると感じました。

子供のころにロードショー枠で観たくらいでほとんど記憶にないくらい久々に観ました。
宮崎駿氏引退という事もあってジブリ作品を観ていこうかなと。

上映時間は約2時間と結構な長編になります。
1984年公開作品なのでさすがに古臭さは否めませんが
逆に言えば1984年の作品でもこれだけのものをやれたんだなと思いましたね。
いまだにTV放送されるあたり色あせてないんでしょう。

結構僕のまわりにはナウシカが一番好きな人が数人いるんですが
残念ながら僕は一番ではありません。
まぁジブリ作品の良いところは観る人によって好きな作品が違うところでしょうね、
好みがハッキリわかれると思います。

ナウシカは全体的にシリアス路線ですが私は若干コメディ要素あるジブリ作品が好きかな。
しかしシリアス路線だからこそナウシカというキャラクターの魅力が引き立ってたんだと思います。
怒ったり、泣いたり、笑ったり、戦ったり、傷ついたり、慈しんだり、
主人公&ヒロイン二つの役割がナウシカ一人に凝縮されてるのです。
私は作品の内容以上にナウシカというキャラクターに魅かれました。
語弊があるかもしれませんが
父親が殺されて怒り狂い兵士を数人殺すシーンは実に人間的だと思いました。
そういった感情の触れ幅がナウシカの魅力の一つかもしれません、感情に嘘がないという印象。

ブルーレイ版を視聴しましたが正直キレイになってるかどうかわかりませんでした。
DVD版以前の映像を知らないので比較できないという意味です。
しかしながら古い作品にも関わらず、
意外とキレイに思えましたので鮮明になってるのかもしれませんね。

人と虫、生と死、弛緩と緊張、共存と排他…
誰しもが志を同じくする事は非常に難しいですが
そういった世界で懸命に生きている一人の少女にスポットを当てた作品です。
世界観は最初から出来上がっていますので人によっては若干置いてきぼりをくらうかもしれません。
僕好みの方向性ではないのですが風の谷のナウシカは
今のジブリの基盤をつくりあげたといっても過言じゃないと思います。

アスベルの声をやってた人って「もののけ姫」でアシタカの声もやってたんですね。
気がつきませんでした、
ナウシカのころに比べるとだいぶ上達してましたよね。

自分がどのジブリ作品と相性がいいのか吟味していきたいと思います。

【B+75点】

投稿 : 2014/04/09
閲覧 : 275
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5

Tomo-Q さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

神アニメ

作品そのものは多くを語る必要はないでしょう

映画を観てから、原作を読みました

原作は、え・・・って話でしたよね

原作読んだ方、いらっしゃいますか?

投稿 : 2014/04/08
閲覧 : 205
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5

ごはんちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

原作もお忘れなく

はじめてジブリ作品を見たのは風の谷のナウシカでした。
その時の衝撃といったらなかったです。
お話の難しさ、でもきっちりと問題定義をしており、考えさせれれますね。
後、蟲の一匹一匹のデザインが素晴らしい。ただでかくした
だけではなくて、かっこよさもプラスされていて素晴らしいです。
メーヴェに乗ってみたい。と誰もが思ったはず。
音楽も、すーっと物語に引き込まれていく要員になっていて、
サウンドトラックもレンタルして、何度も何度も聞きました。

この後、知り合いから原作を借りたのですが何分子どもだったので
その意味がわからず、大人になってから自分で購入し読みましたら
またその話の奥深さに感服致しましたね。

これ以降、ジブリ作品にどんどんはまっていくのですが、
やっぱりこれがナンバーワンかな。いや。トトロかラピュタか…。

投稿 : 2014/04/01
閲覧 : 295
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6

おじゃ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

THE宮崎アニメ

小学生当事にリアルタイムで見てて夢中になったのを覚えてて、
ナウシカみたいな女の子いたらいいなと思ってた気がするw

宮崎アニメの多くがテーマや訴えたいところがあるにも関わらず、普通になにも考えないでみても面白いってのがやはり高評価です。
名作の呼び声に偽りなし。

でもやっぱ、オームはキモイよ~・・・

投稿 : 2014/03/22
閲覧 : 217
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2

ネタバレ

(´◉◞౪◟◉`) さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

S

説明なんていらないはず(´◉◞౪◟◉`)

投稿 : 2014/03/13
閲覧 : 201
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0

にく さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

個人的に。

宮崎駿の最高傑作はこの作品だと思う。
コミックスまでよむと本当にそう思う。

投稿 : 2014/03/13
閲覧 : 191
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0

JJunuJJ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

環境問題提を起した宮崎駿作品

世界観が素晴らしい。
音楽もGood!

漫画版全部の映像化が見たかった。

投稿 : 2014/03/11
閲覧 : 171
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1

Shodasu さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

宮崎駿さんはやっぱりすごい

注意!
このレビューはあまりナウシカの内容に触れてません(笑)
どちらかというとジブリ全体のレビューです!

私が一番好きなジブリはナウシカです。
ちなみに2番目はトトロです。
なぜナウシカが好きかって?
それは私にもわかりません。
幼少期に見てから、もうナウシカは10回、、、いや20回は見てるんではないでしょうか?
なんでなんでしょうね?自分にもわからないよさがジブリにはあるのでしょうね。
だから宮崎駿さんはすごいのでしょうね。
みなさんにもありませんか?
ジブリで何がすきですか?と聞かれて、トトロ!とか答えるでしょう。ですがなぜ、好きなのかわからない。確かにストーリーとかは作り込まれてますが、それだけじゃない自分の心に響くものがあったりだとか、、、
そこがジブリの凄い所なのだと思います!
そして忘れていけないのが久石譲さん。
いや久石譲様とでも言いましょうか(笑)
ジブリはこの人あってのアニメ映画なのでしょう。
ちなみに久石譲さんはナウシカから風立ちぬまでのジブリの曲をほとんど作曲した偉大な方です。
なので、ジブリ作品はこれからもみんなから愛される作品を作って行ってもらいたいです!

投稿 : 2014/02/15
閲覧 : 197
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3

ネタバレ

ketano さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

いまなら実写もできそう?

実写にする必要性は全然ありませんが、アバターみたいな映画ができるなら、ナウシカも実写映画としてみてみたい。

上記感想は、流してください。(;^_^A

大好きなアニメです。キャラクター、一人一人を大事にしている宮崎駿監督の虜になった作品です。

ナウシカもクシャナも大好きです。

投稿 : 2014/02/06
閲覧 : 274
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3

ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

その者青き衣をまといて、金色の野の降り立つべし。

かつて人は大いに栄え天に届く壮麗な都市を築き奇蹟の技をもって天かける船をつくり星々にまで運行させるに至った。
やがて人は神をまねて魔神をつくった。
ひとたび生命を得た魔神は炎を吐いて暴れ狂い何者も止めることはできなかった。
やがて世界に蟲と毒が現れ世界を覆った。
人々は青き衣をまとう者により清浄の地へと導かれ、失われし大地との絆を結んだ。

これは『風の谷のナウシカ』の時代背景です。言葉は絵コンテから拝借しました。

僕は宮崎駿監督の作品の中でナウシカが一番好きです。
独特な世界観と義侠に富んだナウシカという1人の少女。
不気味なほどに生を感じさせる蟲やたくさんの立場を描いた人物描写。
どこにも妥協がなく、虚構だと感じさせない面白さがあると思います。

特にナウシカは色んな意味で美しいです。
彼女の信念や生きる様というものには魅了されてしまいます。

幼い頃は金曜ロードショーでやるとなると親から「早く寝ろ」と言われても歯ブラシ咥えて観た記憶があります。
ビデオで借りてきて観るのとはまた違っていいんですよね。

昔に何回も観たという人でもちょっと集中して観てみたら違ったところを発見できる深さもあるのでそういうところもこの作品の魅力のひとつだと思います。


{netabare}


ナウシカは非常に自然を愛し尊び、そして信じていました。
それは幼時のころから。そして今でも腐海の植物を持ち込んで調べていました。
世界の真理とはいささか大袈裟な表現ではありますが確かに腐海は大地を浄化にするために存在していました。
けれど他の人々はナウシカとは違いました。腐海の瘴気の影響やその繁殖力を恐れて焼き尽くそうとしました。
ものごとの外枠だけをみて行動しているわけです。もっと言えばそうやって生きているのです。
その意味でナウシカは外殻だけで自然を邪険にせず本質のより深いところへと手を伸ばそうとしていました。
自然に悪意はない。生きているものに悪意はない。
足枷になるものは切り捨てるといった普通で典型的な価値観に決して左右されることのない彼女の信条こそが真理に届いきました。
それを描いたところが好きです。

そして、これは現代に存在できるものに投射できると思うのです。
結局のところ腐海、自然はどうあれ価値中立的なものだったわけです。
僕らがこれと同じように考えるべきものとして挙げられるものは科学技術です。
例えば、「原子エネルギー」。
これは使い方次第では戦争の寵児にもなれば、稀代のエネルギー資源にもなります。
扱い方ひとつ、捉え方ひとつでそれは希望にも陥穽にもなり得るのです。
これらの危険性を伝えてくれたという意味でも、とても現実的効用のある作品だと言えます。

でもやはり僕が一番好きな面は自己犠牲のナウシカです。
状況を見て一秒の迷いもなくサッと動けるところは本当にかっこいいです。
ラステルを助ける、ペジテに同行するときに子どもたちに向けた笑顔、クシャナすら助ける、腐海でマスクを外す、
王蟲の子のために銃を向けられてもメ―ヴェを飛び降りたところ、そして王蟲の大群の前に立つところ。
僕はこういう姿に感動し、そして憧れてしまいます。
自分の利益を数えたり、なにかしたらあれを失う、これを失うって考えるのはあまりかっこいいことではありませんし
たとえ人間らしくともそういう人とあまり一緒にいたいとは思えません。
だからナウシカのように自分の身を投げ打ってでもという覚悟は本当に素晴らしいと思います。



どうしてそんなに強く惹かれるかというのにはあるわけがあります
僕が高校2年のときにある出来事を体験したことがきっかけでした。

(これ以下にはレビュー的なものはなく個人的なことを書くのでご承知をw)

夏期講習でちょっと遠くまで出たその帰りでした。
その日が最終日でやっと終わったーと少しうつらうつらなりながら改札に向かっていたら、10メートルくらい後ろでいきなりバンって音がしたんです。
パッと目を向けると駅構内にあるカフェの看板に足を引っ掛けて転んだおっさんがいたんです。
酔っ払いか?なにしてんねん。と最初は思いながら見ていたのですがしばらくしても動きがまったくないんです。
え?あれ?ちょっとやばいんとちゃうか?
と思いながら寄ろうかどうしようか迷ってるうちに他の人が寄って行って大丈夫ですか?とかいいながらあれこれしてるうちに
義侠心を重んじる人たちがどんどん援護して、救急車呼んで!とか聞こえて。
気が付けば僕はただ少し離れたところからみてるだけの野次馬。
今更近寄って行っても何も出来はしないし見ているだけならば迷惑になるし
ここは立ち去ることが一番良いだろうと考え改札を抜けました。
そのあと、電車を乗る前に聞こえた救急車が奏でる不安定な旋律がとても怖かったのを覚えています。
帰りの電車ではひどく落ち込み、何日か引きづりました。
それが僕の人生の転機とも呼べる出来事でした。


まあ、こういういきさつがあって僕はナウシカのそういう面が好きなんです(笑)

ここまで読んで下さった方ありがとうございます。
なにか感じて頂ければ幸いです。

よしなに。


{/netabare}

投稿 : 2014/01/21
閲覧 : 591
サンキュー:

17

ネタバレ

アニメおたく さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

中途半端なんだけど

原作途中で映画化しちゃったもんだからオリジナル展開?みたいな感じで終盤になだれ込む。ナウシカのヒーローっぷりを堪能したかったのでこの辺は少し期待ハズレ。その代わり、原作終盤の抹香臭い訓話っぽい部分は無いのでその分は素直に楽しめる。
アクション有り、空中戦有りで、充分満足出来る作品です。

投稿 : 2014/01/15
閲覧 : 312
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1

エウネル さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ジブリ作品の名作の一つ

結構シリアスな話です。ジブリには必ず人ではないキャラまたは生物が登場していると思います。基本的には可愛いキャラが多いですが(トトロやポニョなど)、この作品は違います。かなり気持ち悪い虫です。蟲と書くのが正しい気がします。

僕はシリアスな話も好きなのでこの作品は結構好きです。腐海という人間は生きていけない蟲の世界が人間界を飲み込もうとする。そして狭まった人間界の領土争い。こういう設定は大好きです。

ジブリ作品でもポニョとかトトロなどのほのぼの系が好きな人は苦手かもしれないです。逆にポニョとかは嫌いでジブリ作品を避けている人は一度見てみることを勧めます。きっと楽しめますよ。

投稿 : 2014/01/09
閲覧 : 447
サンキュー:

36

通れ天使 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

原作も

 映画を観た方はぜひ原作漫画も読んでみてください。
登場人物がより魅力的に、特にクシャナ殿下がより魅力的に描かれています。

投稿 : 2014/01/07
閲覧 : 222
サンキュー:

7

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

少女の愛が奇跡を呼んだ

1984年上映作品
スタジオジブリ初の長編アニメ映画というイメージだが、実は徳間書店が制作会社

僕が初めて観たのは金曜ロードショーだったと思う
小学生の僕はとても感動してビデオに録ったこの作品をそれはもうテープが擦り切れるほど何度も観た
原作本も全巻購入して大分はまっていたな

完璧なまでに完成されている作品だけど、映画は原作本の2巻の途中くらいまでのお話(全7巻)
宮崎監督はやらなさそうだけど、もしも続編が映画化されたら本当に嬉しいな

宮崎作品の根底にある「自然と人間の共存」
このテーマに深く切り込んだ物語
世界設定、音楽、メーヴェやガンシップ等の乗り物、登場キャラすべてが魅力的で最高の作品だと思う

ナウシカを演じている島本須美さんはカリオストロの城のクラリスも演じている
同じ宮崎作品でもこの二大キャラは王道ヒロインだよね!

投稿 : 2014/01/01
閲覧 : 288

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

何度目でも面白いね

何度観ても背筋がぞわっとするような劇的な演出が随所にみられますね。

物語開始直後から、ナウシカが自分の手や身体を使う動作が具体的で観ていて面白いです。(装備品のナイフを取り出す、ナイフを使って王蟲の抜け殻から目の部分を切り出す。メーヴェの運転。)

後のもののけ姫に通じるところがあるというのも頷けますが、こちらのほうがやはり80年代の豊かなファンタジーの土壌を感じます。
どちらも好きですが。
もののけ姫のほうがよりストレートに伝わりやすいかな?
ナウシカ、原作もより大人向けで暗くて面白いですよ。



ナウシカの下穿き(っていうな)が肌色だったので
小学生時分にはじめて観た頃

「このおねーちゃんパンツはいてないんだな」

とそれ以上も以下もなく納得して受け入れていたんですが

時が戻るならそんな自分の背後から「はいてるよ♡」と囁いてやりたいです。
そんなだったら子供むけじゃないですよね。まぁ、はいてなくてもいっこうに構わないくらい子供だったんだと思います。

でも昨日金曜ロードショーで改めてチェックしたら、前から見た姿は青い上着で股(っていうな)のとこは隠れているのに、後ろ姿はお尻のカーブが見えていてちょっと不思議でした。ワカメちゃんでも前も後ろも見えてますよね。ウーム。上着がお尻の肉に乗っかる感じで上がるのかな?

投稿 : 2013/12/28
閲覧 : 334

青陽 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ジブリの中でも最高のヒロインだと思う!

最近、かぐや姫の宣伝で「ジブリ史上最高の美少女」みたいに言われていました。(by金曜ロードショー)
そりゃ、なんせ名前の由来が
辺りが眩く明るくなるほどの美しさからきてるし、実際に映画を観ても彼女は綺麗でした。

それでも私がこの煽り文句に違和感を感じたのは
ジブリにはナウシカがいるからです。

テト、蟲たちとも通じ合える 慈しみに満ちた心。気性の荒いキツネリスが懐くまでのやり取りで、画面を通して私たちまで彼女に惹かれてしまいます。
その慈愛の精神は動物に限らず、敵国の人間や、腐海を含めた全ての生命に対する寛大なものです。
それらが傷つくと、まるで自分が傷ついたかのように悲しむ。
でも、それらを守るためならば自分が傷つくのも恐れない。
年頃の少女らしい可愛らしさ・無垢な一面があるかと思えば、そういった場面での凛とした表情にハッとさせられます。

純粋無垢な心
相手に媚びない凛とした姿
慈愛に満ちた優しい心

2次元の世界にはあざといキャラ設定や、色々な属性、萌え要素を持った娘が多く居ますが
彼女の持つ魅力は、理想の女性の原点ともいえるでしょう。

投稿 : 2013/12/02
閲覧 : 267
サンキュー:

12

るるらんぺ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ジブリに外れはほぼなし

80年代のジブリは全てあたりと言ってもいいんじゃないでしょうか。

投稿 : 2013/11/11
閲覧 : 221
サンキュー:

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風の谷のナウシカのストーリー・あらすじ

極限まで発達した人類文明が「火の七日間」と呼ばれる最終戦争を引き起こし、瘴気(有毒ガス)が充満する「腐海」と呼ばれる菌類の森や獰猛な蟲(むし)が発生した。それから千年余り、拡大を続ける腐海に脅かされながら、わずかに残った人類は、古の文明の遺物を発掘して利用しつつ、細々と生きていた。腐海のほとりにある辺境の小国「風の谷」は、大国トルメキアの戦乱に巻き込まれる。風の谷の族長ジルの娘であるナウシカは、運命に翻弄されながらさまざまな人々と出会い、自分自身と世界の運命、太古より繰り返されて来た人の営みに向き合い、大国と小国、そして腐海と人類との共生の道を探っていく。(アニメ映画『風の谷のナウシカ』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
1984年3月11日
制作会社
スタジオジブリ / トップクラフト
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A2%A8%E3%81%AE%E8%B0%B7%E3%81%AE%E3%83%8A%E3%82%A6%...
公式サイト
www.ntv.co.jp/kinro/lineup/20131227/

声優・キャラクター

島本須美、納谷悟朗、松田洋治、永井一郎、榊原良子、家弓家正、辻村真人、京田尚子

スタッフ

原作:宮崎駿
監督:宮崎駿、脚本:宮崎駿、プロデューサー:高畑勲、作画監督:小松原一男、美術監督:中村光毅、音楽:久石譲

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