当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「フラクタル(TVアニメ動画)」

総合得点
64.6
感想・評価
815
棚に入れた
4298
ランキング
3652
★★★★☆ 3.4 (815)
物語
3.2
作画
3.6
声優
3.5
音楽
3.4
キャラ
3.4

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

フラクタルの感想・評価はどうでしたか?

hWQos85405 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 2.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

意味不明

花澤香菜さんの演じるネッサが可愛いのと
エッチネタが面白かった、見所はそれだけ

何がしたいのか何をしているのかサッパリ分からない

投稿 : 2015/11/12
閲覧 : 279
サンキュー:

0

くまきっちん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

未来の世界

未来の世界を見ているようで面白い設定でした

魅力的な設定ですが逆に設定が混み合っているためかボーッと見たり低年齢層にはわかりにくいものでしょう

なんとなくラピュタを想像しました

投稿 : 2015/10/05
閲覧 : 265
サンキュー:

2

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ラピュタ系!?!?

こういう世界観は好き!!!

よくわかんないとこもあったけどww

んでも最終的に感動的で良かったです★笑

投稿 : 2015/09/07
閲覧 : 469

saccho さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

感想

第1話を見てラピュタみたいと思って,痛快冒険活劇を想像したが,肩透かし。

投稿 : 2015/08/02
閲覧 : 354
サンキュー:

1

ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

こんなの間違ってる。

フラクタルシステム。
これにより、この世界の人間には一定額の収入が支給され、ある程度の自由が許されるようになった。
あくせくと働くことをしなくても手元にお金がある状況ができ、大衆は好きなことに好きなように時間の全てを使うことができるようになった。
まさにある種の理想が現実となった世界なのである。人々はその自由に心までどっぷりと浸かっていた。


その世界に生きる1人の少年クレイン。科学技術が進歩し全てがデータとなっている中で
彼はビンテージ(僕らが今使っているコンピュータ)をこよなく愛す、周りからしてみると一風変わった少年だった。
その日クレインはフリーマーケットの帰りだった。自転車に乗り風を切る。とても気持ちが良い午後だった。
あたりは芝生の綺麗ないくつかの丘によって小さな起伏の波ができておりとてものどかな眺めである。
砂利道はまるでフォークを手に持ち力づくに切リ分けたケーキのような崖に沿い、彼の家までずうっと続いている。
クレインは自転車を途中で止め本日の収穫を確認した。手には成り行きで持ってきてしまったデータが一つだけ。
中を調べてみるとそれは教科書のデータだった。期待外れの収穫にがっかりし、空を見上げる。
雲はまるで関係ないような顔をして去っていった。すると急に何かが視界を通り過ぎた。
彼にはそれが最初鳥に見えた。白い大きな鳥。それは何かに追われていた。
でもそれは白い大きな鳥ではなく1人乗り用の飛行機に乗った若い女の子だった。一目見て可愛いと思った。
クレインは急いで自転車に乗り追いかけた。頑張って並走しようとする。彼女とコンタクトをとろうとする。
けれど少女の飛行機は追跡者に撃たれしまった。そのまま飛行機と一緒に少女は崖に沿って下に落ちていく。
落ちていく、落ちていく。いや、すでに堕ちているのだ。



管理社会を扱った作品です。世界観や設定はとても良いです。すごく好きです。
でもあまり面白味がなかったのがとても残念でした。そして評判もあまり良くはありません。
1話から3話くらいまではとても良かったのにそれ以降は回を追うごとに悪くなっていく。
僕が一番感じたのは何人かの登場人物の魅力の無さでした。

まずクレイン。
彼にはフラクタルシステム下で生活していたせいか意志というものが欠落しています。
だから誰かを助ける!とか構うもんか!とならなければならないシーンで熱がない。足りない。ほぼみせかけでした。
他の面で良いところはあるかと探してみても特に見つからず、ぐだぐだとグラニッツというレジスタンスの中にいた印象しかありませんでした。
「彼が何かしたかい? いやいや、ただそこにいただけさ。」

次にスンダ。
彼はレジスタンスである「グラニッツ」のリーダー。しかし頭悪いし、リーダーシップないしで、魅力も0です。
彼とクレインが一緒になることで物語もどんどん面白さを失っていったと思います。
肝心なグラニッツ一家に関してもこっちには何も伝わってきません。やっと分かるのは名前くらいです。

彼らのテロ行為もおかしいと僕は思います。
フラクタルシステムに反抗し、自活することができていればそれはそれで十分に戦っていることなります。
それはジョージ・オーウェルが『1984年』で綴った一文、「抱擁は戦いである」と同義です。
社会のシステムに身を委ねず、魂を売らず、強いられた生活の営みの中に反抗を見い出し、
自らが打ち立てる強い意志を保つことでそれが意味を成し、心の最も大切な支えとなり、剣となるのです。
それを他の人に広めたいのなら他にも手段はあったはずです。もっともこれは例えばの話ですが。
しかし、それを飛び越えて人を殺すことを目的に襲撃するのがスンダの「抵抗」と言うのなら、それはただの殺戮でしかありませんでした。
まったくもって、ただの人殺しです。
それでは世界はなにも解決されなし、誰も救えない。愚か者め。

ストーリーもはっきりしないことが多いです。どこに焦点を持っていっているのかもあやふや。
観ていて状況は分かっても結局なに?だから何なの?という感覚でした。
基本観ていて分かることはあんまりない。理解しようとする努力も水を掴もうとするくらい無駄なものでした。

良いところもたくさんあったのに全て自分達で潰してしまっている、非常にもったいない作品です。


{netabare}

1話は本当に面白かったのに!すごくすごく惹かれました。
でもあのグラニッツの2人組もすごくよかったのに片方を襲撃で殺しちゃうし…



僕がさらにここで書きたいのはフリュネについてです。

彼女は本当に悲惨でした。
彼女が登場した1話から僕は非常に好感を持っていたのであのような状況にはひどく傷つきました。
あの椅子や、あのアホの頬ずりや抱きしめられる姿には本当に胸が引き裂かれる想いでした。
最終話のアホの語りの部分は聞いているだけで頭がおかしくなるかとも思いました。
観終わった後20分くらい体育座りで泣いてましたww 俺も俺で相当気持ちが悪いww
でも本当に傷ついた。泣いた。

どうしてアニメにあんな設定が必要だったのでしょう。なぜフリュネは汚れなければならなかったのでしょう。
悲劇的要素を含ませたかっただけなのであればこれほど悲しいことはないと思います。
生み出され、汚され、自由もなく、そして無に消えいく。
最後のフリュネの姿も見るに絶えません。あんなのありえないでしょう。
道徳観がどうかしているとしか僕には思えません。どうしてあんなに酷いことができたのでしょう。

僕個人の見解としてはフリュネが汚される理由は特に無かったと思います。
ではどうしてこんなことになったか。それは作る側がただただ悲劇を生み出したかっただけだろうと思います。
話(物語と呼ぶには決して値しない)の終盤に向けてなんとか大義名分やら目的やらが欲しかったのでしょう。
単発型の扇情的な描写でしか引く手がなかったのでしょう。筆舌に尽くし難いほど素晴らしい脚本です。
視聴者を傷つけるような雑なプロットに、話は簡単には分からないように作り少しでも好奇心を持たせようというだけを目的としたストーリーはもはや灰に等しいです。


決して現実と虚構が錯綜しているわけではありませんよ!その辺はまともな人間であると自分を信じたいw
ただフリュネに関してはもっともっと掘り下げることもできただろうし、
他のことを通してあの積極的で頑固な性格を生かす手段がたくさんあったのではないかと思うのです。
おそらくこの想像があることも悲劇的運命を受け入れられない一つの理由かもしれません。
どうしてかは分からないけれど彼女にはすごくすごく惹かれました。というか大好きですねw
それも最後まで観てしまった今ではもう。とても悲しかったです。

2度とこの作品を観ることはありません。偏見の強い文章ですみません。

{/netabare}

投稿 : 2015/07/04
閲覧 : 700
サンキュー:

19

天啓 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

アニメ業界への批判なのか?

アニメ評論家 藤津涼太氏によってアニメによるアニメ業界の批判と評された作品
SHIROBAKOの影響もあり、内容が気に成り見て見ました

多数の電脳により構成されるフラクタルシステム
人体にナノマシーン端末を埋め込むことにより
人々はそのシステムの庇護を甘受すし、生きる事を保証された世界

こんな楽園のような世界
働く必要もないので、当然ながら人間は堕落する

しかし、かと言って、今更、この甘えた世界を捨てることなど出来ない人々
この世界観で、人間性と何か?を問おうとした作品だと思う

●物語
主人公の少年クレインが世界の鍵を握る一人の少女との出会いをきっかけに
フラクタルシステムに異を唱える人々(ロストミレニアム)と出会い
彼らとともに、フラクタルシステムを管理する組織(僧院)と戦う
しかし、どちらかが正しいか、判らず困惑する主人公だが
最後に自分なりにどちらでも無い答えを見つけ出す。


●視点1
共産主義(社会主義)と資本主義(民主主義)
それぞれの理念からすれば、共産主義の方がすぐれている
スポーツ物でよくONE FOR ALLという 一人はみんなのためにという言葉
それを限られた集団ではなく国家レベルに拡大したもの
人間がすべて私利私欲に走らなめれば、素晴らしい理念であるが
人間は誰しも 自分が一番 
顔も見たこと無い人のために何かするなんて出来ない
そのため、それを管理監督する人間なり人物が必要となる
そのため、国家の運営についてもトップに立つ人間の裁量に委ねられる
しかし、その上に立つ人間も人の子 私利私欲に走るものだ
そして独裁者を生み出す。
この様な状況では文化の発展や技術革新等を行おうとする一般人はほぼ皆無だろう
トップからの命令でそういう仕事に従事する人間は居ても、自らの意志で行おうとする人はいない
それ自体が国家反逆罪になるから
そして一番手っ取り早く人心を掌握するのに都合がよい方法が
上に立つ人間の神格化
現在もある某国をみれば判りますよね

それに対し、資本主義
人様に迷惑かけなければ、何をやっても自由
労働により、個人的に対価を得、それを使い生活する
働きたくとも働けない社会的弱者に対しても、社会保障という保障制度もある
国家運営は国民の総意で行われる(選挙制度によりリーダーの選出)
労働は競争であり、競争に勝つことで、負けた者より多くの対価が得られる
何をするのも基本競争原理であるため、文化、科学の発展スピードも速い

フラクタルの下で生きることは 前者
ロストミレニアムが望む世界は後者といったところだろう

●視点2
本当にアニメによるアニメ業界の批判だったのか?
正直私には、まったくその様には思えなかった
山本監督も公式に否定している
では何故 藤津氏はそう評したのか?考えてみた
彼はアニメ業界人であることから
すべてアニメに結び付けることが大前提にある
早い話、アニメ業界という狭い視点でしか見ようとしていない
また、自身が業界の中にあって、業界を観て
停滞感、閉塞感を感じていたのだろう
その頃の作品をすべて見ていないので何とも言えないのだが
藤津氏は 当時の作品群に対し、何故面白く無い作品ばかり出来るのか?
それは業界の仕組み自体に何らかの問題があるのでは無いか?
と考えていたのだろうと想像する。
そういったタイミングで 体制VS反体制といた図式の本作が登場
自分の思いを評論と言った形で表明したのだと思う

フラクタル作品としての個人的感想
正直、かなり思想的で、共産主義、社会主義批判に見える
ただ主人公にどちらかが正しいか?を判断させていないところから見ると
どちらが正しいとかという主張は無いようだ
個人的には 好きなタイプの作品なんだけど
アニメとしてどうかというと 正直見せ方が上手くないな

ロストミレニアムの主張は理解できる
しかし、フラクタルにより生かされている人間達は、もともと彼らの意志でそうなった訳で
思考停止をしているかもしれないが、別に困ってるわけじゃないだろう
それなのに、フラクタルシステムを破壊するという名目で彼らに攻め入り、罪もない人々を
殺す。 
そこまでしないといけないという理由付の描写が無く、納得できなかった。

主人公とヒロインの描写より、僧院(フラクタル)とロストミレニアムの対決描写の方が目立っていて
物語として主人公、ヒロイン中心のストーリーになっていない。

最終的に主人公の出した答えは 愛なのだが
主人公とヒロインの絡む描写も少ないため 主人公とヒロインが愛し合うようになった過程も
よく理解できなかった。
また、ヒロイン フリュネは フラクタルシステムを嫌っていたにも関わらず
最終的にフラクタルシステム再起動の役割を自ら果たそうと決意する動機も不明だった。

もともとは2クールで計画されていたとう話もあり
内容をかなり端折っていたのかもしれない。
2クールで、上記した描写不足の部分を見せてくれていたなら、もっと良い作品になっていただろう。

投稿 : 2015/06/29
閲覧 : 479
サンキュー:

17

退会済のユーザー さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

途中で挫折Orz

最初のシーンから正直、話しに入れなかった、感情移入できなかった。オマージュなら、オマージュとしてちゃんと昇華してやって欲しかった。愛がない、オマージュに。

投稿 : 2015/04/06
閲覧 : 298

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

いいかんじ。なんですがインパクトが・・・

SFの世界感好きなんで、いい感じで視聴できたんですが
驚きが無いと言うか、突き抜けた点が見当たらない
お話、キャラ、作画、全て無難な感じ
悪いと思うところが無いのも印象薄い

投稿 : 2015/03/28
閲覧 : 191
ネタバレ

眠夢 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

神って何こんなにハイテクなのに神とか意味わからん

投稿 : 2015/03/22
閲覧 : 316
サンキュー:

0

ゆうき。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

設定はすごい良かったのに。

1話見てフラクタルの世界の狂気さをスルーしてしまうと、この作品は楽しめないです。主人公、ヒロインともに思考が悪く言って幼稚なので、グダグダ感があることは否めません。

設定がいいだけに残念な作品という印象ですね。

投稿 : 2015/01/30
閲覧 : 355
サンキュー:

2

ネタバレ

この荒涼たる世の中で さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2011年、影の名作。

唯一、DVD・BD持っているアニメです。
なかなかとても楽しめたので、海外版のBDも買ってしまいました。
ネットの意見はあまり頭に入れずに、見たほうがいいと思います。

追記:あまりにも短すぎたので、この作品が自分の中でこの評価のタイトルをつけたのか付け加えたいと思います。熱が入ってしまい、長文になるとは思いますが、もしよろしければ読んでいただけると嬉しいです。

まず、この作品の面白いところは、いくつものメッセージが感じられるところ。
言うなれば、解が一つではないと感じたところです。

この物語を「愛」とも捉えることもできれば、「家族」とも「現実世界への批評」とも捉える事ができて、なかなか面白い作りになっていると思います。
人によって感じ方が変わるのが面白いとも感じます。

少なくても、似たようなものばかりが出回ってきているこのアニメ業界の中では新鮮味があるものと感じました。

また、この作品は一見して、過去の作品への踏襲とも見えますが、実はそうでもないと感じます。「冒険活劇」という昔からのジャンルなのに、「主人公」はあまり積極的なタイプではなく、むしろいわゆる「草食系男子」といわれる人だし。ヤッ○ーマンなどに出てくる「三悪」も出てきてはいますが、劇中ではそのうちの一人がなんと亡くなってしまいます。また、ヒロインにも従来の「冒険活劇」にはないような過去をしょってきています。

以上の三つの例から、この作品は、表面上では従来の作品に似ているところもありますが、その深層には、従来の作品どころかその常識を覆すような斬新な設定になっているのです。
これは、自分の邪推ですが、山本監督は美術担当の方にあえてジブリ作品に似せるように頼んだ(フラクタル・オフィシャルログブック(学研)より)ので、あえて視聴者に、これはジブリのようなアニメですよと見せておいて、実は似せることによってジブリとの違和感を出させて、
自分の意思「自分は自分。従来作品(ジブリ等)は従来作品。従来作品だったらこういう選択、行為をするけども、自分はそうはしない。」という所を見つけさせようとしたのではないかと推測しています。
似ているものだからこそ、違っているところが浮き出て見える。目立つ。
まるで、アンドロイドにおける「不気味の谷」のようなものでしょうか。
恐らく、これは、最終話におけるクレインの選択を目立たせるものだと私は考えています。従来の話であれば、「俺が・・・世界を変えてやる!!!」というような話が多いですが。
クレインにとっては、世界を変えるなんていうとてつもなく大きな意義よりも、目の前にある大切なものたちを守るため、彼の小さな一歩を踏み出すことを選んだということを伝えるために、そうしたのではと思いました。もし、私たちが現実に彼のような状態であれば、どうでしょうか。想像もつかない規模のもののために選択するのと、目の前にある大切なものを守るためと、どっちのほうが想像がつきやすいでしょうか。このような考えにさせるのも狙いであれば、かなり作りこまれたものだと感じます。

さらに、ドッペル(いわゆる、自分の記憶を持ったアバター)というものが出てくるこの劇中の社会は、まるで今の社会の縮図というものにも見えました。ネットを人々がたくさん使い、人とのコミュニケーションが直接顔を見なくても機械で打ち込まれた薄っぺらい文面を交わして、人同士であまり会話せずに済む社会です。そして、人同士で付き合うのに疲れ、隣に住んでいる人の顔や名前さえ、知らずにきてしまう。

劇中の世界はまさにそうです。ドッペルが「面倒な仕事」をやってくれる。
この「面倒な仕事」とは何でしょうか?この「面倒な仕事」がなかったからこそ、クレインのように劇中の世界の人々は、人の表情や行為を見ても、感動しなくなったり、相手の表情への応えるに困ってしまうのではないでしょうか?
こういう社会性の面でも、この作品はいい作りになっていると思います。

他にも、ここが気に入ったとか、ここが面白いです。と言いたいですが、さらに長くなりそうなので、ここでやめます。

ただ、最後に劇中で感動した一言なのですが、
「みんな、おうちがないのね。」(第二話 ネッサ、時計塔の上から。)
この一言はなかなかいい言葉だと思いました。作品世界のことを考えればとてもいい一言だと私は感じました。

皆さんも、もし、よければ、ネット上での悪い噂に流されず、一度、頭を真っ白にして(つまり、先入観なしで)DVDショップでレンタルするなりして視聴してはいかがでしょうか?また、分からない単語(ドネ、モネ、等)があれば、ネット上の情報(Wikipedia、等)で調べてみれば、作品により浸れると思います。もし、あなたがこの作品をネット上で人気が低いからという理由で、見ないのは一生の損だと私は思いますよ。百聞は一見にしかずです。

では、長文ここまで読んでくださり、誠にありがとうございました。

投稿 : 2015/01/11
閲覧 : 289
サンキュー:

8

ざんば さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

思ったより・・・

評価やネットではかなり悪い感じだったけど
実際見るとそんなに悪くなかった

何か言いたくなるようなところは多かった
でもいい所はそれ以上にたくさんあるし
総合的に私としてはかなり好きな作品でした

特にいいのは
作画、音楽そして世界観ですね

柔らかい感じの作画はとても魅力的で素晴らしいと思います
音楽はEDのサリーガーデンという曲が特に良くて
今ではピアノで弾くほど好きになりました
元々はアイルランド民謡だとか…

そして世界観・・・とても面白いですね
もしかしたら、私たちもなるかもしれない。
そんな妄想ができて楽しいです

投稿 : 2014/12/26
閲覧 : 258
サンキュー:

15

ネタバレ

もりくま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

人は創造することが大事!

この作品も、新世界よりと同じく未来(約1000年後)を描いた物語です。

人は創造することが大事!ってことをいっている気がする作品でした。

怠けてばかりではだめだよってことですね。。。orz..

フラクタルは設定がいろいろあるのか設定の全貌を把握しきれず物語がおわってしまいました(フラクタルシステムとかドッペルとか)

フラクタルの小説版とか読めばわかるかもしれませんが。。

フラクタルシステムはすごいシステムです!(たぶん)
作るのは相当苦労したでしょう。

それを細かいところまで理解せず壊してしまうのはとてももったいないと思いました。

投稿 : 2014/11/03
閲覧 : 323
サンキュー:

2

まめ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.0 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

社会主義への警笛。と見せかけて。。。

それっぽいネタを寄せ集めただけで
内容の薄いツギハギ。
なんか、都会につかれたサラリーマンが
田舎暮らしっていいよね、っていう空想話みたいな。

セカイ設定やフォークロアっぽいところ、音楽
は好きです。活きていないけど。
あと、ウサ子かわいい。

ロマンス、アクション、トラウマ、政治
盛りだくさんだけど
どれも薄っぺらで、既視感満載。
それに進行上、必要性を感じません。

短編で、どこかにエッジが効いていれば
名作になったかも。

投稿 : 2014/10/29
閲覧 : 240
サンキュー:

3

生来必殺 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:今観てる

ノイタミナマニアに願う・・・

第一話しか見てない状況で即断は禁物なんでしょうが・・・

ジブリ的展開を上手いことオリジナルとして再現してるのはむしろ
技あり!と前向き評価したいところ。

個人的にはかなり好奇心をそそられたと言うか、ノイタミナ独特の持ち味が
いい意味で出てるとも思えた。

第一話から笑い所満載、このユーモアのセンスはカリオストロのルパンに
必ずしも引けを取らないと言い切りたくなるくらいハイクオリティ。

センスが良すぎて一般受けしないかもという多大な期待を込めすぎるのは
諸刃の剣なのかもしれないが、笑いの質にこだわる人にはとにかく
第一話だけも見てもらいたいと思います。

投稿 : 2014/10/23
閲覧 : 253
サンキュー:

3

ネタバレ

リアっぴ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

昼の星に願いを捧ぐなら♪

☆内容

このアニメ全体を通して言えることは、このアニメを見て何かが残る 
というアニメではないと思います。あくまでも私の主観ですが。
あえて言うなら、作中に何度も出てくる「昼の星」という歌の
{netabare}昼の星に 願いを捧ぐなら{/netabare}という部分だけがやたらと
耳に頭に残ります。

批判してるように見えるかもしれませんが、このアニメ嫌いではありません。
こういうアニメが見たい!!と思って何かを期待しながら見ると肩透かしを食らうかもしれません。

このアニメは、バトル系のアニメに疲れた 
なにか心理戦をするようなアニメに疲れた
とりあえずアニメは、見たいけどさらっとしたものが良い。
そう、お茶漬け的な感覚で・・(笑)

という人にオススメかな。

あと、ところどころ{netabare}飛行船とか雰囲気がジブリ{/netabare}っぽいところもある気がします。

☆作画

作画は、すごくキレイだし丁寧だと思います。
特に作中に出てくる{netabare}飛行船やフラクタルシステムによって作り出された世界{/netabare}は、キレイだなって思います。
キャラクターの作画は、アニメ過ぎず人間過ぎずと言ったところでしょうか。
ちゃんと、エフェクトに頼り過ぎない表情も作られていると思います。

☆キャラクター

作中に出てくるキャラクターは、一筋縄ではいかないような人ばかりです。
こういう風にしてくるキャラは絶対~キャラだ(例:ツンデレキャラだ)とか、あてはまりそうであてはまらないようなキャラが多い・・のかも(笑)
自信がありません(笑)


☆音楽
音楽は、OP ED 作中に出てくるもの良かったと思います。
特にEDと作中に出てくる「昼の星」は、ゆったりほっこりしてて好きです。


まとめ

実は、このアニメ前に1話だけ見てその後見るのを諦めたアニメでした。
タイミング、というのでしょうかか そういえばああいうアニメ見たな と頭の片隅にあった記憶をひっぱり出してきて そこから一気に最後まで見ました。
なので、肩の力を抜いて見れるアニメだと思います。

ついでに、作中に{netabare}フラクタルシステム{/netabare}によって作り出された世界がありますが
{netabare}アナログ{/netabare}に生きるかどちらかを選べ!と言われたら、1度ぐらいは作り出された方の世界も体験したいなぁとは思います
が自分の中の理想としては{netabare}アナログ{/netabare}に生きていきたいと思います。

投稿 : 2014/10/21
閲覧 : 341
サンキュー:

4

ネタバレ

kkbzH53284 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 2.0 音楽 : 4.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

タイトルなし

ヤマカンの遺作の一つ

投稿 : 2014/09/29
閲覧 : 247
サンキュー:

1

ほーみ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

迷作

もう少し…うん…もう少し…

投稿 : 2014/09/17
閲覧 : 210
サンキュー:

0

ネタバレ

animm さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

op感動

opのアニメーションがとても良かった。

第1〜3話のキャラクターの動きの細かい描写、鮮やかな会話劇に好感が持てた。

フラクタルシステムは一人の少女からできたのか。
うーんどうして作者はそういう設定にしたのかなあ。

投稿 : 2014/08/18
閲覧 : 249
サンキュー:

0

おぬごん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

ダメな点を挙げればキリがない

魅力的なキャラ原案を殺すキャラデザ、
行動原理が不明で感情移入できないキャラクター、
それほど難しくないはずなのにやたら説明不足な話、
実力不足の新人声優…
ダメだった点を挙げていけばキリがない。

唯一、主人公の父親がらみの話が割と良かったが、本当にそれだけ。

投稿 : 2014/07/28
閲覧 : 258
サンキュー:

2

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

タイトルなし

全11話
2011年1月~2011年3月放送

投稿 : 2014/07/12
閲覧 : 219

やまげん さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

趣旨不明

視聴者に内容を理解させようとする気がないのではないかと感じるくらいの説明不足。
そもそもラストまできちんとストーリー構成せずに制作をはじめ、制作しながらストーリーを考えたのではないかという気がするくらい右往左往している不安定なストーリー。
何がしたかったのかわからない。

投稿 : 2014/06/06
閲覧 : 253
サンキュー:

1

ネタバレ

風花 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

まずは雑用から

結局フラクタルシステムは消滅しなかった。このことは、フラクタルシステムの中心性を示唆しているのではないか。
我々が真の自由を手にするためには、まずフラクタルシステムのようなコミュニケーションツールに精通する必要がある。つまり、努力なくして真の自由は手に入らないということだ。

投稿 : 2014/06/02
閲覧 : 281
サンキュー:

0

JJunuJJ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

壮大な世界観だけど、どこかで見聞きしたような。。。。。

SFファンタジーな作品。

人類が幸せの条件だと信じている世界を管理する「フラクタルシステム」が崩壊しかかっている時代、主人公が何者かに追われ崖から落ちた少女を助けたことから物語が始まります。

とても、壮大な世界観ですが......広げすぎて粗が目立ちます。
色々な設定とか、面白いんですけど......つながりが悪いというか。

展開も同様につながりが悪い。しかも、どこかで見聞きしたような展開が多いですよね.....。
なにか、面白みにかける薄っぺらい作品だと思いました。
主人公に魅力がないし。。。

個人的には、雰囲気とか世界観とか嫌いではないんですけどね......なんでだろ、まったく好きになれない。

食材は最上級だけど組み合わせが悪く、調理器具は超一流だけど料理人が口先だけだったような。。


あまり深く考えずに世界観を楽しめる方どーぞ。

投稿 : 2014/05/28
閲覧 : 215
サンキュー:

1

takekaiju さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

消化不良感は否めない―もう1クール長ければ良かった―

フラクタルシステムによって生活を管理されるようになって千年、人々はドッペルと呼ばれる電子分身体を利用して“自由”な生活を謳歌していた。一方で、システムに頼らなず人間が人間らしく誇りと尊厳を持った生活を主張するロストミレニアム運動が各地で散発する。ヴィンテージ好きの少年、クラインはある少女と出会うことで、世界の真実を求める旅へと出発する。


物語の舞台は、典型的なディストピア社会。
何不自由のないこうした管理社会はある人々には天国として映るだろうが、人間としての尊厳や誇りを大切にして働くことを生きがいとする人々にとっては地獄でしかない。管理社会を支える体制側と、それを打倒しようとするテロリストというわかりやすい二元対立図が生まれる。

この作品も例に漏れず、ドタバタに巻き込まれた主人公が成り行きでシステムの打倒を目指すテロリスト側に加担することになる。といっても積極的に闘いに参加するのではなく、あくまでも一緒に乗り合わせた少女たちを守るという理由で同行する。

壮大な設定と青春溢れるストーリー展開を1クールでどう表現するのか期待と不安を半分ずつ持って観終わってみると、消化不良感は否めなかった。
追手に追われる少女を少年が保護するというボーイミーツガール的展開を見せた一話目は、これから始まる冒険にわくわくするような良い展開だったと思う。だが、なぜロストミレニアムたちが執拗に反体制運動をするのか、なぜ権力に対抗できるまでの装備を持っているのか、なぜ千年以上前の道具が残っているのか、など物語が進むにつれて疑問が湧いてきた。最終決戦でいきなり敵本拠地に乗り込むというのも、商業アニメの打算が見えてきた不快だった。
物語の世界観や登場人物は良かったので尺をきちんと取って序盤でもっと丁寧に伏線を織り交ぜたり、回想を入れたりして視聴者が話にのめり込めるようにするべきだったと思う。

ただし、やっぱり日常が続いていくという物語の終わり方は好き。体制側が崩壊しても社会は変わらないというのはある意味で真実味を帯びているから。

EDにも使われているアイルランド民謡の『Down By The Salley Gardens』は、世界観にぴったりはまっていて良かった。変に近代的な冒険活劇調にしないで、アイリッシュな雰囲気を漂わせた中世ファンタジー風にしたほうが生かせたのではないか。

投稿 : 2014/05/08
閲覧 : 221
サンキュー:

3

じぇりー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

今日は和食、明日は中華、明後日はフレンチ…みたいな

何となく安らぎを感じる牧歌的な風景に建つ一軒の家に一人で暮らす少年。
どこか歪んだシステムで回っている世界の中で、それでも平穏に暮らしていた少年はある日突然、グライダーのようなものに乗って追っ手から逃げる少女に出会う。
そして、少女を追っていた一味はどこかドジで憎めない感のある少女と男2人の凸凹トリオで―

・・・と、ここまでは「世界名作劇場」風の作画も相まって、良作の予感がしたのだけれども。。。

ストーリー上致し方なしとは言え、回を追うごとに作品のテイストがコロコロ変わってしまう点に違和感を感じた。

既出の牧歌的雰囲気から、ドタバタコメディー、宗教的な怪しい儀式、残酷で凄惨なバトル、空中戦艦でのほのぼのエピソード、歪んだ世界に歪んだ人の心のもたらす狂気・・・と毎回アニメとしてのジャンルすら変化していっているような気さえする。

特に、退廃しきったようにしか見えない「完全都市ザナドゥ」を描いたエピソードは、振り幅が大きすぎた。
「いきなり何が始まった!?私1話飛ばしちゃった??」と戸惑ったくらいだ。

ストーリーとしては、感動こそないもののそれなりに納得のいく終わり方をしていた。とはいえ、そこに至るまでのエピソードやシーンが11話では足りないのか、むしろ余るのか、よく分からないほどに毎度色合いが変わり、戸惑ってしまう。

おススメ・・・とまでは正直言い辛いが、全体的な雰囲気や作画等は近年の作品とは一線を画しているなと感じたので、色々とアニメを見尽くしてちょっと趣向を変えてみたいと思っているなら、見てみるのもいいかもしれない。

投稿 : 2014/04/23
閲覧 : 218
サンキュー:

9

ぼーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

正当な評価がされてない気が。。

世界観、キャラ、シナリオ、どれをとっても高レベルにできていると思う。
「人の幸福」というテーマを追い続けている作品なのだと個人的には捉えられた。
話が進んでいくにつれて明らかになる事実や、途中に挟まれるむごいシーンなど、なかなか冒険しているのに、どこかジブリを思わせる作画と展開(意図していたよう)が安心感を持たせてくれる。
毎回の引きや、最終回の終わらせ方がよく、ノイタミナ枠としては珍しくまとまっていた作品。
OPとED、特にEDが作品とマッチしていて続きが気になる。

投稿 : 2014/03/29
閲覧 : 234
サンキュー:

2

ネタバレ

チョビ髭 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

フラクタルは万華鏡

ある日**メーヴェから落ちた女の子を助けた主人公は、御褒美に*飛行石をもらう。とりあえず呪文を唱えた処、※幼女ナディアの召喚に成功。
日本人なら誰しもが「ん?」と思うような展開から始まる冒険譚、それが『フラクタル』。

助けた*シータにはもちろん追手がいる。※グランディス一家として登場する*ロリ・ドーラは、自宅へと押し入るのだが、シータの姿は無く代わりにナディアと主人公を兄**ナムリスの元へと拉致していく。(ドーラはツンデレロリである。幼女属性が被るのでナディアとドーラは険悪)
ドルク神聖皇帝ナムリスは思いのほか良い奴で、敵視しているフラクタル施政とはけしからんシステムであると彼らとの戦いを通し教えてくれる。(その際げんこつではなく銃でやり合い※ハンソン死亡)

フラクタルシステムとは掻い摘んで話せば{netabare}、電脳ユートピアに依存しないと生きてけないよう仕向ける独占企業ってか洗脳教団。金さえ払えば需要をすべて満たしてくれる。依存し過ぎてみんなヒッキーになっちゃった事が問題らしい。システムは定期的にヒロインの更新が必要でその為にシータと飛行石を狙ってる。

そんなこんなで囚われの身のシータを助けに行く事になるのだが、敵ボスを観察するとどうも様子がおかしい。
拘束したシータを開脚診察台へと運び、主人公と性的行為が無かったか確認しようとする念の入り様。処女厨ココニ極マレリと云ったこのボス、オリジナルでも大概ではあったが変質者化された*ムスカのようだ。
そんな悲壮感漂う大佐にも心強い女戦士がいる。その名は「お母さん」だ。
お母さんはムスコを守るべく檄文を発します。(CV:ナウシカ/クラリス)

―世界は今滅びの危機に瀕しています。世界を支えるフラクタルの枝分かれ、芽を育む力を失おうとしています。
斧を持つのはロストミレニアム運動を行う民達です。その一つ一つは小さな斧でも絶えず打ちつけられれば大樹をも揺らすのです。
もはや慈悲は尽きました。世界は彼らの死を望んでいます。フラクタルの御許において、彼らに永遠なる魂の平穏を―(意味深)

こうして表面的には【変態ムスカ+DQNお母さんVSラピュタ+ナウシカ+ナディア】のクライマックスへと盛り上がっていく。

オイオイこれってもう勝負見えてんじゃん、などと思う方もいるかもしれない。しかし京アニの巨匠ヤマカン先生ならば、いくらなんでも気付かれているはずだ。
これでは【ユートピアを演出する同僚を、ジブリを騙り成敗する構図】だと云う事に。さらに言えば傑作と呼ばれる作品群を弁解できないレベルにまで汚している。アニメ界の右と左を同時に煽った格好だと。

残された時間はもうわずか、絶体絶命の窮地から自身を否、制作陣を救う事はできるのかw
人類の夢は今日もまたバルスされてしまうのかw

どおなんだ巨匠おwwwww



{/netabare}

フラクタルと名乗る当図/作品から観える紋様は万華鏡。抽象度というダイヤルを弄れば素材は諧謔的に踊りだします。その彩りはシニカルでハレンチでカオス。
幾重にも重ねた複線は視聴者に敵意を植え付ければすべて負の解釈へ。神話や古典のパロディはアニメ界には溢れてます。一歩間違えば、は想像に難しくありません。
{netabare} 根幹に作品名を据えSNSにて炎上したと聞けば、立派なカタキとして散って逝ったかとの思いも湧きます。ですが同時に(笑)は避けられませんでした。{/netabare}
ガリバー旅行記、ドンキホーテ等の風刺好きにお薦めでしょうか。絵本ではありませんよ、深夜枠です。ビジュアルに騙されませんように。

◆このレビューは【フラクタル施政VSロストミレニアム運動】を主軸に考察した脚色です

『フラクタル』全11話
監督:山本寛
アニオリ原作:山本寛、東浩紀、岡田麿里
アニメーション:A-1 Pictures

*→天空の城ラピュタ属性
**→風の谷のナウシカ属性
※→不思議の海のナディア属性

註の註ですが『不思議の海のナディア』は宮崎駿『天空の城ラピュタ』のドラマアニメ案を当時所属していたNHKに提出したところ却下されたもので、自主映画でヒットした後、原案に関しNHKが帰属扱いと主張し『王立宇宙軍』の負債に苦しむGAINAXに同案からつくらせたアニメ

投稿 : 2014/01/07
閲覧 : 420
サンキュー:

8

しきりん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 2.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ネッサが可愛い

とにかくネッサが可愛い。
花澤さんのキャラクターの中で一番好きです。
小林ゆうさんも、ハイテンションな女キャラは苦手なんですが
これは少年なのでとてもよかったです。

作画は自分好みで気に入っていますが
内容は某ジブリアニメを彷彿とさせるような感じ。
それでいて主人公が女の子にずっとエッチ呼ばわりされているという
ラノベのようなところもありました。
主人公実際エッチなことしてないしあれは正直しつこかったです。

まあ何はともあれネッサが可愛いので許しますが。

投稿 : 2013/12/17
閲覧 : 278
サンキュー:

0

mikosaya さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

評価6

投稿 : 2013/10/31
閲覧 : 200
サンキュー:

0

次の30件を表示

フラクタルのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
フラクタルのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

フラクタルのストーリー・あらすじ

舞台は世界を管理する“フラクタル・システム”が完成し、人類が働かなくても生きていける楽園に足を踏み入れてから1000年後の未来。システムはかろうじて稼働していたが、誰もシステムを解析することはできず、ただ維持し続けることが幸せの条件だと信じて疑わなかった。しかし、大陸の片隅ではフラクタルが崩壊し始めていた。漫然と日々を生きる少年・クレインは、ある日何者かに追われ崖の下に転落した少女・フリュネを助ける。少女との出会いに心躍らせるクレイン。だが、フリュネはブローチを残しクレインの前から姿を消した。ブローチに残されたデータには、少女の姿をしたアバター、ネッサが閉じ込められていた。ネッサとともにフリュネを探し旅にでるクレイン。そこで彼は“システム”の秘密を知ることになる―(TVアニメ動画『フラクタル』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2011年冬アニメ
制作会社
A-1 Pictures
主題歌
≪OP≫AZUMA HITOMI『ハリネズミ』≪ED≫AZUMA HITOMI『DOWN BY THE SALLEY GARDENS』

声優・キャラクター

小林ゆう、津田美波、花澤香菜、井口裕香、浅沼晋太郎

スタッフ

原作:マンデルプロ・エンジン、ストーリー原案:東浩紀、キャラクター原案:左、 監督:山本寛、シリーズ構成:岡田麿里、キャラクターデザイン・総作画監督:田代雅子、セットデザイン:青木智由紀/イノセユキエ、プロップデザイン:田中祐介、メカニックデザイン:林勇雄、美術監督・イメージデザイン:袈裟丸絵美、色彩設計:中島和子、撮影監督:石黒晴嗣、編集:垣根健太郎、音楽:鹿野草平、音響監督:鶴岡陽太、プロダクション協力:ordet

このアニメの類似作品

この頃(2011年冬アニメ)の他の作品

ページの先頭へ