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「へうげもの(TVアニメ動画)」

総合得点
67.2
感想・評価
248
棚に入れた
1228
ランキング
2491
★★★★☆ 3.8 (248)
物語
4.0
作画
3.6
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.9

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☆の総合評価
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へうげものの感想・評価はどうでしたか?

くまじろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

評価は高くないが見て欲しい作品

戦国期の動乱を古田織部とその物欲から描いた作品

フィクションもバリバリに入ってますが、びみょーに面白い。
まじめに歴史物として見ると突っ込みどころ満載だが、視点の面白さで◎

正直最初はやめようかと思っていたが、だんだん面白くなってきた!

投稿 : 2014/02/10
閲覧 : 266
サンキュー:

1

mikosaya さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

評価8

投稿 : 2013/12/16
閲覧 : 215
サンキュー:

1

ユウユウ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

なかなか作品

フィクションとノンフィクションが混ざったような作品ですわびさびとは何なのかを考えさせられおもしろおかしく作られてるので「しかし、それがなんとも面白い」最後の言葉は物語中よく出てくる言葉です^^歴史が好きじゃくても楽しくみれます^^
     

投稿 : 2013/10/09
閲覧 : 211
サンキュー:

2

ネタバレ

ざく放送 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

一見悪ふざけ 中身は真剣w

難しくない戦国モノ
時期的には
信長の天下統一から関ヶ原目前ってとこですね
合戦はまーありませんけど
裏の駆け引きやら人の業やらと楽しめると思います

創作の部分も多々ありますが
逸話に忠実に書いてあります
まずね 表情ふざけてます キャラもそこそこふざけてますw
でも うまいんですよ 色々と
スッと受け入れられる不思議

数奇という言葉出てきますが
今で言う 好事家 や風流人てものと思ってください
茶道を軸に話が進んでいくのでかるーーーく知識増えますよ

最後までみて興味持った方は単行本も見てください
あそこからまだまだ続きますので

投稿 : 2013/07/29
閲覧 : 286
サンキュー:

5

野菜炒め帝国950円 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

これ数奇

歴史物。
侘びスキー。
全39話。

キングオブ名作。ここでの平均評価3.6はあり得んわー。

みんな大好き戦国時代を舞台にした物語。
主役は誰や?信長か?秀吉か?古田織部?誰やそれ。
自分もそれなりに日本史は好きだったつもりだったがコレ見るまでこの人知らんかった。
有名な千利休の弟子で茶の湯の世界では超有名な人らしい。
アニメに限れば中々喰えないおっさん。所謂イケメンでは無いが味わい深い主人公。
登場人物も誰もが知ってる有名人からちょっとマイナーな人までより取り見取り。

大体、この時代を扱うアニメ漫画と言えば派手な合戦をメインに持ってくるのがお決まりパターンだけどこの作品に限れば合戦はおまけ。主役は茶の湯、分かり易く言うと文化。これがメインになる。
お堅い話を予測されそうだが、全く違う。
文化、侘び寂びを中心に繰り広げられる人間物語。人間ドラマ。
妙に人間臭い奴らの物語に笑い泣き感動色んなもんが詰め込まれてる。
最近、自分の中で求めてる「泣き」の部分を挙げてみても、随所にちょっと泣ける話が盛り込まれてる。
特に最終回の利休さんとの絡みは号泣もんだ。ここはボロボロ泣けた。
また見ていくうちに分かるが、ちょっとした遊び心も仕組んであって中々笑える。

会話や喋りの中の「間」にも意識して見ると楽しい。絶妙。
それとどう見ても、もう1人の主役、千利休の圧倒的存在感にも注目してみて欲しい。
この師弟関係は、ある意味理想的で笑えるし泣ける。
なんか賛否別れてるらしいOPも斬新で秀逸。個人的には作品に合ってると思うんだが、感覚がおかしいのかね。


はぁ・・マジ名作。こういうアニメどんどん増えて欲しいわ。
嫌いなNHKてのが引っかかるけど。
下手な大河よりよっぽど大河してると思うんだわ。
戦物しか興味ないわーってな人も、数話くらいは見て欲しい。嵌ればあなたも詫びスキー。

でも多分これの良さが分かるのはある程度大人じゃないと厳しいような気もする。
と、さりげなく自分がいい大人であることをアピールしつつも多くの人に勧めたい。

投稿 : 2013/07/25
閲覧 : 610
サンキュー:

42

gkc さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

明智光秀を見直しました!

信長→秀吉→家康までのお話を、戦闘、合戦をメインにせずに
茶道などの要素を中心に別の角度から見た作品。

すごく面白いです!

主人公は信長、秀吉の家臣であった古田織部さん。
と、他、多くの戦国大名がでてきます。
そして千利休です。

この時代、戦乱と並行して、茶の湯の文化が発展しましたが、
いかに政治と茶道が関係あったのか、

「物狂い」ではないですが、当時、茶道の流行によって関わりのある、茶器類の価値がいかにすごいものだったのかなんかが非常によく伝わってきます。

そんな中、サラリーマン社会における中間管理職的な主人公の成長ぶりが見ていて飽きませんし、

そして、「千利休」の存在が最後まで重厚で見ごたえあります。

この主人公と利休の関係は最後の最後まで楽しませてくれます。
笑いあり、涙ありの良作です!

投稿 : 2013/06/28
閲覧 : 262
サンキュー:

9

アジェル さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

実は3回目の見直しでしたが、やはり良い作品です☆彡

感想タイトルにある通り、実はこの作品を観るのは3回目に
なります。何回見ても面白さを感じられる作品であり、ご存
知の方はアレですが、私の前の登録キャラ時代のレビューが
多くの方に評価されてましたので、今回は新しくした今の私
のキャラとして、内容は同じですが宣伝の意味を込めてまた
このレビューを書く事に致します(-^〇^-)

まずこの作品は、日本歴史の中でも人気の高い戦国時代をモ
チーフに書かれております。織田信長、豊臣秀吉などの天下
取りに名を馳せた大名や、伊達正宗、徳川家康などの後の世
で拡大してきた大名、はたまた福島正則、加藤清正、前田慶
次、真田幸村などと言った人気的な武将などが・・・
登場してくる!?のですが、主人公ではありません@@;

【古田織部】【千利休】皆様ご存知でしょうか?
利休に関しましてはそれ相応の大茶人としてゲーム、小説、
ドラマに映画と様々なメディアに名前を聞く人物です。
しかし、もう一方の古田左介・・・織部!?
ご存知の方は、なかなかの戦国通ですよ(笑)
そうなんです。その作品の主人公は、【古田左介】こと、
のちの従五位下織部正という官職を持たれた有名な方なの
です。また大茶人である利休の弟子の中でも筆頭とされ、
利休死後はその後を任された人物でもあります。

さて、本作品はこの【古田織部】を主人公として、【数寄】
についてを語る物語でございます。
【数寄】とは簡単に言いますと、本来「好き」の意味であり
特殊な当て字として流布しています。古くは「すきもの」と
は和歌を作ることに執心な人物をいい、桃山時代になってか
ら連歌から茶の湯へと意味を変えています。江戸時代には、
数寄のための家「数寄屋」も茶室の別称としてています。
この数寄者による、天下の裏事情というものが題材にされた
新しいジャンルの物語になっております。

その他にも、豪商、大名、有名武将など、茶の湯を心得た人
物を中心として、天下の形成について分かり合ってきた人物
達の違った方向からのせめぎ合い、または裏事情、交渉事、
実は・・・歴史はこうだったのではないかという通説などを
うまく組みう合わせたフィクションで構成されています。

ここだけの話、ネタバレではありませんが「利休」役の声優
様は「田中信夫」さんです。ご存じの通り「トリビアの泉」
「さんまのスーパーからくりTV」などでお馴染みのナレーシ
ョンをされている名優様です。
聞いていてなんだか説得力があると言いますか、なかなかの
しっくり具合に別の意味での感動を覚えます。

その他にも作画やグラフィック等においては、CG合成的な部
分や書き込み具合、織り込み等に関して、なかなか良い方か
と思われます。古い美術品におけるアニメ的な作画の再現力
やグラフィックとしては、数寄を題材にしているだけあり、
なかなかの魅力ある仕上がりになっている方だと感じます。
また登場キャラに関しても、面白系、コミカル系、おふざけ
的キャラ、本格派などの様々な人物が描かれており、作画も
さることながら、それぞれのセリフや口癖にも注意して観る
となかなか面白く仕上がっております。


今回も簡単なさわり部分のコメントだけに留めさせて頂きま
したが、是非ご覧になってみてください。
この作品は、総合的な評価こそまぁまぁな数値ではあります
が、戦国時代を愛する方や、芸術、文学を愛する方が観ても
悪い気はせず、楽しく見る事が出来る作品かと思われます。

それでは、また次回デビューにて^^

投稿 : 2013/05/27
閲覧 : 343
サンキュー:

8

ネタバレ

nk225 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

タイトルなし

放送期間 :2011年04月~2012年01月
1話見た

投稿 : 2013/05/24
閲覧 : 303
サンキュー:

3

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

おぎゃー

山田さんの作品はザ・プライザー、デカスロンが好きですね。
最初歴史モノのマイナー武将で大丈夫なのか?と思いましたが、やはり着眼点と表現が独特で関心します。こういう方面から戦国時代を見てみるのも面白いですよ。原作から端折って表現を自重してる部分もあって一部らしさを欠いている所が残念です。

私のツボ:政宗は中井さんじゃないと駄目なん?

投稿 : 2013/05/05
閲覧 : 273
サンキュー:

5

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

戦国の華は戦のみにあらず

戦国時代の屈指の数奇者、古田織部の人生とその目を通して描かれる戦国乱世の物語。

普通戦国と言えば合戦なのですが他にも華があるのだと、
新たな発見をさせてくれる作品です。

数奇(すき)とは風流の道とでも言えましょうかね。
乱世にありながら金や功名よりも茶器などのこの数奇なものに熱心になるこの男が
滑稽であり逞しくもあり美しくもあり、現代に生きる私も心惹かれてしまいます。
生きる上で数奇(好き)な物のある事が
どんなに人生を彩り活気あるものにしてくれるかと説かれた気がします。

その他多くの有名武将も出てきますがその生き様も天晴れに描かれ、
誰しも悪く描かれていませんので観ていて清々しさを覚えます。
大河ドラマになってもおかしくはないですが、
作風はややひょうきんなのでやはりアニメの方が合ってますかね。

作中に有名な逸品の茶器が描かれているのですが、
織部の大きなリアクションやひょうげた物言いもあり実に味わい深く感じてしまいます。
手にとって愛でて見たくもなりましたので、
私も今度一つくらい良い焼き物を持とうと思います。

戦いや派手さはなく少しばかり大人向けの作品ですが、
この数奇者には一見の価値があります。
わびさびを感じたい大人の皆様はぜひ一度ご覧くださいませ。

最後に私も身近にある物の容姿をひょうげた擬音で表してみます。
PS3(旧型)=「しゅぼむ」
DVDプレーヤー=「すぴっ」
蛇口の持つところ=「にょりっ」
ティッシュ箱=「すこってぃ」     …あれ?

投稿 : 2013/04/29
閲覧 : 385
サンキュー:

20

BLUEskY さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

『結構なお手前で御座います。』

他のアニメにはない魅力を持っているアニメ。

ストーリーは説得力がありすばらしい。
本当にこんな歴史があり、こんな舞台裏があったのではないかと思わせるほどだった。
キャラの魅力も抜群で、人間味があり、一人ひとりが動くことで、物語が動いていく良さがあった。

笑いも良い味があり、シリアスも見ごたえがある。
感銘を受ける場面も多々あり、それぞれがバランスよく味わえた。

表情も実写では表現できないアニメならではの良さがあり、こだわりがあったと感じる。


侘び数寄をもっと知りたく触れたくなった。


このアニメは本当に勧めたいアニメであり、もっと高い評価を受けても良いアニメだと思う。

投稿 : 2013/04/11
閲覧 : 245
サンキュー:

9

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

やたらお茶が飲みたくなるアニメ

なんかこれ見てたらお茶が無性に飲みたくなってしまって、お茶で一番好きなほうじ茶を毎日飲むようになってしまった!どうしてくれんだYO!
もともと戦国物とか侍物は好きだったので見始めましたが、主人公の性格がまたシュールで面白い。

投稿 : 2013/03/24
閲覧 : 169

高虎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

戦国好きにはたまらない

へうげものていう名前がきになって観たらおもしろかった。

投稿 : 2013/03/17
閲覧 : 198
サンキュー:

2

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

原作は見たほうがいい

かなりの名作。
織部焼の古田織部さんを主人公に、物欲と粋とかワビサビとか独特の切り口、演出で戦国時代の人々を描く。
とどのつまり、あいつらって今で言うオタクでしょと。
オタの派閥争い、オタVSリア充みたいなのもあり、
『げんしけん』あたりを大河ドラマでやってるかんじ。
もうすこししたら完結かな。

アニメは原作の雰囲気をうまくだしているのだが・・
演出が平凡、ジャイアントキリングと同じでノッペリと。
愛がないんだよなぁ。

いっそ夜枠のTVドラマにでもすればいいのに・。

投稿 : 2013/01/19
閲覧 : 331
サンキュー:

7

ネタバレ

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:途中で断念した

オタクとして10年以上を生きて妖怪へと化けてしまった人向けの傑作

 漫画は全巻保持して、最新刊が出るたびに速攻で買う。
 アニメはニ話目まで視聴。
 アニメについては、クライマックスをうまく描写したりしようとしてるのは、よくわかるけれど、全体に間が長くなっていて、いささか見ていて辛かった。
 短い感想としては、

 「原作は、一部の読者にとっては、神作品。
  アニメは、苦労の跡は見えるが、狙いすぎて失敗気味か。」

 といったところ。
 評点はアニメに関するものですが
 下記、ほとんど、アニメ関係なくて、原作の話です。

 正直スマンカッタ。

■どういう人に向いた話か

 まず、最初に、同僚の衣装を見下すくだりがある。そして、衣装を内心、小馬鹿にしていた人間から、嘲笑される。
 このくだりでまず、面白いと思えない人は、この作品を見る/読む必要がない。



 『とらドラ!』や『攻殻』、あるいはそれに類する傑作を見ていたたら、家族から

 「あんたも、そんなオタクっぽいもん見てないで、もっとワンピースとかさー、ああいう、いいものを見なさいよ(笑)」

 とか声をかけられるみたいなこと、ないだろうか。
 わたしの姉は実際にそういうことを言う人だった。
 また、父のコメントはもっとひどくて、おおむね
 「そんなもの見てないで、さんまの番組をみせろーい」
 あるいは、
 「つまらーん。なんでこんなつまらんもん、見とるんじゃい」
 で、いっつも終わりだった。

 『へうげもの』の描写がほんとうだとすれば、およそ500年前から、この手のやりとりは変わらずに存在している、ということだ。このやりとりを人生の半分以上の期間をかけて続けていると、心に芽生えるとのは、はっきりとした諦めだ。
 我が家(実家)における、作品のヒエラルキーは、

 さんまの番組>>ワンピース>>>>>>>
         >>>>(超えられない壁)>>>>攻殻

 となっている。

 わたしとしては、「もう、…それでいいです…」という気分で、わたしは、もう、特に反論もない。
 「趣味」に関するこういう経験のやるせなさ。
 そういう経験をされたことはないだろうか。
 
 そして、こういう経験をアニメのみならず、ありとあらゆる分野で何度も経験したような人間。
 そういう人は、この作品を、確実に面白い、と思うに違いない。 
 ただし、アニメよりも、原作漫画推奨。



 そういうわけで、この原作を、面白いと思えるかどうか、というのはわたしが、その人のオタクとしての性質を判断する一つの基準になっている。これが面白い、と思える人には、わたしは高い確率でこころを許すことができる。そういう作品だ。
 「趣味」をめぐる、くだらないながらも、きわめて細やかな問題に、長年こころを砕いてきた人であれば、この作品のおもしろさはわかるはずだ、とわたしは思っている。もちろん、わからない人は、わからない人でいい。それは、そういう世界に縁がない、ということなのだろう。
 「好きな作品はワンピースです!」ということを、何のてらいもなく、シレッと言えてしまう人は、わたしにとって輝かしい人だが、この作品には向いていない。
 そして、「ワンピース好きな奴は、なんであれ、バカ」というように思う人も、かわいい人だと思うが、たぶん、この作品には向いていない。
 別にワンピースが好きであってもいいし、嫌いであってもいい。だけれども、「好きな作品はワンピースです。」という言葉のあとに「意外に思われるかもしれませんが」という言葉を添えて※、人とコミュニケーションをしたことのある人。あるいは、「やはり」という枕詞をつけた後に「ワンピースはダメです」というコミュニケーションをする人。そういう人ならば、この作品は向いている。

 そこが感覚的にピンとこないひとはそのままで、健康ですので、大丈夫です。
 ピンと来た妖怪諸氏は、速攻で、原作全巻を買い揃えることをオススメします。

 あと、ごく短く言えば、B級好きとかの人も間違いなくイケると思います。

※もちろん、誰それ構わず、一般人にむけて「意外に思われるかもしれませんが、ワンピース好きなんです」と言うのはいけない。それではただのTPOをわきまえないオタクであって、「なんだこいつ」反応をもれなくゲットするので、一般人に対しては「ワンピース?わたしも好きだよ。ニコッ ^^」で、むろんOKでしょう。

■原作について/その2:秋元康としての千利休~ AKB48と裏千家

 で、以上は、ただの、本作のポジションを説明しただけのはなしで、
 わたしが特に感動したところはあれですよ、

 「利休」の描写。

 こ・れ・は、ま・じ・で・ネ申・を・み・た !

 みたいな気分。

 すなわち、

 「利休の体制構築って、要するに秋元康的なAKB48のプロデュースとかと同類のものだったんだろ」

 って言っているのと等しいんですよ、これは。
 秋元康、っていうのは要するに優れたコンテンツ・プロデューサーってこと。秋元康的なものに対する、賛美だと言ってもいいし、千利休的な価値の礼賛に対する挑発だと言ってもいい。
 AKB48と、裏千家は一緒だって、言ってるようなもんだからね。これは、wktkせざるをえない…。
 いやー、まさか、そう来ましたか、と。
 だって、「利休」ですよっていう。



 さらに、利休描写がネ申だって点はもう一点あって

 「わたしのほうが、まちがっていたかもしれない」と述べる利休のさま。。つまり、「○○がいい!」「いや、××がいい!」という価値基準の体系自体、かたちがあるようで、ない。かたちがないわけでもない。だからこそ、これは悩ましい。

 伝統的な概念を使えば「美」と「崇高」の区分けの曖昧さゆえの難しさとか、そういう話なんだけど、こういうのを、ここまできちんとした文脈つけて、シレッと描写してしまえるっていうのは、もうね。ほんとうに、すごいな、と。
 うちの父親には、一生わかるまい。
 
■本作をきっかけにおすすめしたいものなど

 『へうげもの』は、戦国話としては、個人的にはさほど興味はない、というか、
 「オタク」なるものを、戦国時代の現象として再構成して、描写している、というところが最高に素晴らしいのだけれども、

 とりあえず、この作品を面白い、という人向けにわたしが、おすすめしたいのは、ひとつは、美の基準自体の生成プロセスの話。
 たとえば、岩波新書の高階 秀爾『芸術のパトロンたち』 (1997年)とかは、この作品を見たあとだと、けっこう面白く読めるんじゃないか、と思う。

 あと、秋元康の仕事が面白く見えるのは間違いないと思うし、
 村上隆の仕事も、利休的な確信犯なので、面白くみられるというか、利休的なプロセスを露骨に開示してみせる、というのが村上さんの仕事なので、彼の仕事が不快感をもって迎えられている、ということ自体を、距離をとってみられるようになるのではないでしょうか。

 それと、あと、日本近代史が誇る天才的なオタクである柳宗悦の仕事にも触れるきっかけとしても。
 柳宗悦というのは、20世紀前半の日本において、まさしく利休的な仕事をしようとして、未遂におわった人なので、本作の中身とおそろしくダブる。
 柳宗悦は、生前から利休と並び称されていて、本人はそれを嫌がっていた。その理由は本人的には、「あいつの目指しているところと、俺の目指しているところは違う」ということらしいが、いずれにせよ仕事の性質としては酷似している。現在では、柳宗悦といえば、オワコン感うんぬん、以前に「誰それ?」って感じだと思うけれど、柳宗悦のエキセントリックさは、村上隆どころではない。大妖怪である。

投稿 : 2013/01/14
閲覧 : 507
サンキュー:

16

mikuzo- さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

なぜか続きを見てしまうアニメ

 茶が大好きな侍のお話です。

 この作品の見所は主人公である侍の生き方だと思います。
ストーリーもつまらない訳ではないのですが、最後まで見てみて一番印象に残ったのは主人公の茶に対する一生懸命さでした。時代が大きく揺れ動くなか(織田→豊臣)で、主人公がどう茶と付き合っていくのかを見ていると面白いと思います。
 
 ストーリー、作画には問題ありません。どちらも良くできていると思います。あとOPなんですが、スルメOPです。話数を重ねるごとに良く思えてきます。

 タイトルのとおりなぜか続きを見てしまうアニメでした。
特に期待せず、ドラえもんやサザエさんの様に何となく見るのをおすすめします。

投稿 : 2012/10/26
閲覧 : 230
サンキュー:

2

ネタバレ

たんたんたぬき さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

利休

作品を評価する。それがどう言う事なのか?クリエイターではなくて目利きであると言う事、それが何か?を伝える作品。こういうレビューや評価をしているとこの作品の良さを強く痛感する。私がこう言った事をしていていつも不満なのは、自分の理想を具現化したいという欲求。良い評価者は良い作り手だと私は思っている。でも自分は何かを作った事なんて無いと思ってるなら、それは自分はまだまだだと言う事。クリエイターの多くの眼力はかなり鋭い。おそらく目利きとしてアニメを見る目はアニメのクリエイターには適わない。

そうやって話を発展していくと利休に繋がっていく。元々はただの茶人であった。しかし鋭すぎる目が過去の茶を不満に思い、より茶の道を高みに上らせようと自身で新しい茶道を考案していく。利休の茶室に始めて向かう古田にの心情をアニメが聞くとき身震いするものを覚える。利休がカッコよすぎる。この人に多くの武人がほれ込んだのが良く分かる。痺れると言う言葉を思わず使いたくなる玄人、目利き、そしてクリエイター。なおかつ思想家ですらある。深いと思わず言ってしまう。その人間としての深さに酔いしれてしまう。

しかも声優が良い。親父声優ばかりだけど、売れっ子声優しか知らないのならこれが大物と言うものだと言いたくなる。本当の声優は15~20年ぐらい越えたあたりで磨きが出て来る。それがこの作品を見ると良く分かる。古田役の役者声優さんも中々小物っぷりが出ていて良い。この作品の主役はこのアニメの続きがあるらしいのだが、そちらで古田になるらしい。アニメの主役は文句無しに利休。古田と言うのは、利休を傍で見ている狂言回しの部分がある。

投稿 : 2012/09/24
閲覧 : 264
サンキュー:

1

四角 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 1.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

非勧善懲悪の時代劇

元々原作が大好きだったので、楽しみにしていただけにアニメの出来には残念でなりませんでした。

投稿 : 2012/08/23
閲覧 : 244
サンキュー:

3

ジェロニモ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

僕には合わなかったです

OPがかっちょいい感じに仕上がっててそこは高評価でした。


しかし、
ストーリーの展開がまったりで
内容もあまり伝わってこず
はっきりいって退屈で仕方なかった(笑)


3話くらいまで観てみたけど
やっぱり面白いと思えずに断念。

このアニメがどういう人に向いてるのか気になる作品ではありましたね。

投稿 : 2012/08/11
閲覧 : 256
サンキュー:

4

デレ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

1話観終わり 感想

やべっ・・・ハマッた人少ないかな?
私的には大好きな「型」だった。新境地でしたが^^/
なかなかの長編になるようですが、『全部見る覚悟』ができた1話目でした!

全部観終わり~♪
評価を下げる結果となってしまいましたが、なかなか楽しめました。
主人公をもっと立たせて頂きたかったですね。
他の有名人に捉われすぎたと思います。

「もう一回観る?」観ません!が、一見の価値ある作品でした。

投稿 : 2012/07/30
閲覧 : 730
サンキュー:

7

もりっち さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:今観てる

戦国時代の武士の超~人間くさい話

こちらのレヴューで気になって、今やってる再放送を見始めました。
正直普段見るようなタイプのアニメではないけれど、見始めてみると、主人公である古田織部の泥臭くも自分に正直で真っ直ぐな人間性が、滑稽だけれどひじょうに魅力的で引き付けられます。
今は毎週再放送日が楽しみです。

投稿 : 2012/04/26
閲覧 : 242
サンキュー:

2

hatabou さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

おもしろい!おすすめ!もっと評価されるべきでは。

おもしろい!おすすめ!

タイトル・時代劇と言うことであまり興味は無かったのと

BSとゆうこともありノーマークでした。

正直、ギャグアニメかと思い軽く1話を視聴してはまりました。

歴史に沿った人物背景とストーリーに大人心をくすぐられ

かと言って堅苦しくなく主人公のへうげものがアクセントになって

とにかく面白い。

NHKも地上波で再放送したらもっときっと世間に評価されるのに

第32回講談社漫画賞一般部門ノミネート
第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞
第14回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞

投稿 : 2012/02/20
閲覧 : 215
サンキュー:

2

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

数奇に魅せられた、ある武人

 原作は現在も読破中。
 戦国から安土桃山時代を描いた歴史ものだが、この手の作品
では大概は戦や政治の中心となる人物が主人公であったり
するが、古田織部という武将でありながら、茶道などの文化に
魅せられた男を中心に描く観点はなかなか新鮮で面白い。
 ただ、今でこそ政治と文化は基本的には別モノ(影響はある)
となっているが、この時代における茶の湯は政治とかなり
密接なものであり、茶道等の文化的ファクターを通して見る
政治史ものにもなっている。

 毎回、冒頭に「フィクションである」と明言している
ように、かなりフィクション要素が多いが、この混入具合が
個人的には非常にバランス良く絶妙に思える。なんと言うか
メチャクチャの一歩手前といった印象。人によっては「もっと
リアルに」とか、「もっとハチャメチャでもいい」とか、色々
あるでしょうが。
 フィクションと言えば、原作者の考えたフィクション以外
にも、巷で唱えられている諸説がうまく取り込まれている。
前半の山場である「本能寺の変」の原因や、後半の山場である
豊臣秀吉と千利休の確執の原因などは、未だに定説がない
だけに色々な説があり、その辺がうまく取り込まれている。

 主役の古田はかなりコミカルに描かれているが、なかなか
魅力的な男である。
 おそらく彼の熱意は武将としての道より、数奇者としての
自分に向けられているのだろうが、数奇を追求するには
それなりに金が要るわけで、その金を得るには武将としての
出世が必要。この辺の古田のジレンマがよく描かれており、
単純に「武か、数奇か」という二者択一論でないところが
奥深い。
 この作品に登場する人物は古田を始め、皆おのれの欲に実に
忠実である。欲の内容が数奇の追求だったり、武人としての
出世だったり、自分の思想を世に広めたいだったりと様々
だが。
 織田信長が舞った「敦盛」に「人間五十年」とあるように
平均寿命が今より短い時代。加えて度重なる戦により、いつ
殺されてもおかしくない状況。生きていられる期間が今より
短いゆえに、限られた人生を謳歌しようとしているように
見受けられる。
 欲と言えば、原作では性愛に対する欲も描かれていたが、
その辺は結構省かれていた。残念と言えば残念だが、あらゆる
世代が視聴できるアニメ(内容からしてターゲット層は成人だと
思うが)で、NHK作品となれば仕方ないか。

 キャストはベテランの声優さんが中心で安定した印象。
 加藤清正は元々原作のキャラが具志堅用高さんをモデルに
していたため、本人が出演するのはまあ妥当なのかなと。
声優に関しては素人であるため、かなり棒読みであったが、
この作品における加藤清正はかなり朴訥としたキャラであった
ため、それはほどひどくならずに済んだかなと。
 そして、伊達政宗の中井和哉さん。「戦国BASARA」と同じ
伊達政宗だが、この辺は狙ってやったんだろうな。こういった遊びは楽しい。

投稿 : 2012/02/12
閲覧 : 257
サンキュー:

4

あき☆彡 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

おもしろい!

なんだろ、大人向け、エッチじゃなく。

投稿 : 2012/02/11
閲覧 : 229
サンキュー:

2

追跡封じ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

おすすめ

ぜひ原作も読んでいただきたい。

投稿 : 2012/01/31
閲覧 : 242
サンキュー:

0

ネタバレ

makkotty さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

いい作品に出会えた。

古田織部を学ぶ歴史アニメ。
これはフィクションにて候う。
だけど織部十作とか知らない事を知れる興味深い作品。
簡単に言うと、表情豊かな(つまり面白い顔をした)古田織部という戦国時代の武将兼茶人がまるで子供のように目を輝かせながら自分の『好き』なものを追求して行く話です。
信長、利休、秀吉、家康、それぞれが色々な形で自分の『好き』を極めたりそのために戦ったり謀略もあったりして面白いです。
 
私も古田織部のように自分の『好き』を極めて小説作りに生かそうと思っています。
そのためには何が、どのように、何で面白いとかつまらないとか心に響いたのかを判断しながら事細かに分析しつつ自分の『好き』を探してみようかな・・・と思っています。

このアニメに出てくる古田織部はダサいけど生き様がかっこよくて『数奇者』としてすごいカリスマで独特で・・・そういう何とも言えないものに私はなりたい。
と、思いながら見ていましたが・・・。
純粋に作品として面白かったです。

最終回はいつもと雰囲気が違っていた。
利休と古田織部の師弟愛を感じられてグっときた。

このアニメの利休は邪魔な権力者は謀略で全て排除で真っ黒で確かに面白いけれど決して共感できる人間では無かったです。
でも最後の最後に古田織部が介錯にやって来たときにようやくみせた他人をもてなす侘の心に深く感動しました。
 
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投稿 : 2012/01/27
閲覧 : 339
サンキュー:

8

にゃんた さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

感性類似判断のメルクマール

『侘び数奇とは?』

これを、アニメ作品全体で体現している。

作画、声優、BGM、演出、どれもこれも気に入らない部分が少しずつある。
「完璧」とはいえない。
どこか欠落している。

しかし、それが・・・なんとも「面白い」。

他のアニメ作品も素晴らしいのだが、完璧になろうなろうとして、
どこか力み過ぎている。みていて疲れる。
面白いように見えるけれども、なんだか面白くない。

そんな境地に達しているアニメ数寄者には、心地よいアニメになるのではないか。



アニメ数寄者の皆様は、これ以降をお読み頂く必要はございません。
蛇足というべきものにて。





~~以下蛇足~~

このアニメを「面白い」と感じる人とは感性が近いと思う。
その辺の嗜好を判断する良いメルクマールになるだろう。


よく知られている、織田信長らが活躍していた戦国時代。
この時代に、血縁ではなく、軍事力でもなく、経済でもなく、人と人を結びつけ、勢力構造に影響を及ぼしたファクターがあった。

「文化」である。

ここにスポットを当て、
それがどのように人々を結びつけ、成長させ、変化させ、破滅させていったか。
その点について、さすがNHKともいうべき、奥深い人物描写がなされている。

しかし、この作品、それらの表現がどことなく垢抜けない。ちょっとカッコ悪い。
だがそれがいい。

有名な画家の描いた風景画を見てみるとわかると思うが、山にしろ人物にしろ、決して主題となる対象物をキャンバスの中央に描かない。
中央に書かれているように見えるかもしれないが、必ず少しだけ左右にズレて描いている。

キッチリし過ぎは美しくない。
そういうこと。

キッチリした方が美しく見えるって?
気にしないことです。
それもまた「あなた」なのですから。







~~~以下、6話までの感想~~~

主人公は戦国時代に文化人としても生きた実在の武将。作中では使番(敵軍への使者)の任務をこなす。

冠婚葬祭など、ピーンとした緊張感が張り詰めた場所で、俗物的で場違いなことを考えたり、したりすると、無性におかしくなる気持ち、お分かり頂けるだろうか。
この作品、この種の笑いを描いていると思う。
これがハマる人にはハマるだろうし、ダメな人は全くダメだろう。
ただ、この笑いはおそらくメインではない。
茶の湯のシーンや有名武将同士の駆け引きなど、心のやりとりはとても深く、かつ緊迫感があって楽しませてもらった。
このような心理描写がメインだと思われる。

歴史モノは大好物なので、ここは文化面のみならず、その時代の作法、生活、合戦の状況など、細かい設定にまでこだわって描いて欲しい。
初回、丁寧な説明を省いて、いきなりストーリーが開始される。
なので、ある程度戦国史の知識がないと入りづらいと思う(「松永久秀の信貴山城篭城」と聞いて、すぐ把握できる方ならば大丈夫だろう)。

所々気になる部分はあるものの、現段階では、史実に沿ったストーリー展開、描写。
それでも、時代設定を維持したまま、ギリギリのところで笑いを取っている。
今後は、このラインを維持していって欲しい。
全39話が予定されているようだが、同じNHK放送の「十二国記」並みの好物アニメになるかもしれない。期待が高まる。

・・・しかし、秀吉のCVに江原正士さんは、ちょっと違和感がある。

投稿 : 2012/01/27
閲覧 : 1129
サンキュー:

22

ぼぶ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

アニメ初心者です。楽しめました。

アニメ初心者です。
他の方の参考になれば幸いです。

本作品は歴史物ではありますが、よく描かれてきたかっこいい武士が戦争をするようなものではありません。
当時、外交や政治を司ることの重要なファクターであった茶道に主眼を置き、そのなかで主人公は何者であるかというのを描いた物語です。

歴史物ですが、無骨な感じはせず、肩肘張らず、何の気なしに見られるポップな作品です。
歴史物がすきな私はとても楽しめましたが、戦闘物すきな方にはおすすめしません。そのような描写はほぼありません。

こういう作品を大河でやればいいと思います。

投稿 : 2012/01/27
閲覧 : 229
サンキュー:

1

宵茶 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

切り口勝ちで候

数寄というテーマで戦国時代を切り取る、と考えた時点でもう面白そう。
ここで、「はあ?」と思った方は見ない方が幸せ。
ちなみに、「ひょうげもの」と発音します。二話くらいまで、まんま読んでたwww。

物語:
数寄がいかに戦国時代に影響をおよぼしたのかを何となく感じ取れる。もちろん、歴史ものなので、何が事実で何が創作かということは一概にいえず、ある程度斜に構えての視聴が必要です。間違っても本能寺の変が…などと信じてはいけません。そうかもしれなかったというロマンを楽しむにとどめます。
古田織部というフィルターを通して、千利休という巨人を描く作品。

声優:
ちょっちねー…

キャラ:
歴史もののキャラってどう評価するんだろう?

作画:
名器をCGで表現したのは無難に良かった。さすがに絵だと手抜き感が出るか、手間が掛かりすぎて負担になるからだろう。

音楽:
他の方のレビューにもあるが演出が下手。特に個人的に気になったのが音響系。その音楽ちょっと雰囲気にあって無いと思いますけど…という

投稿 : 2011/11/26
閲覧 : 293
サンキュー:

4

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

原作ファン

評価は省略。

投稿 : 2011/10/31
閲覧 : 203
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へうげもののストーリー・あらすじ

時は戦国乱世。織田信長が今まさに天下を獲らんとするその陰に、茶の湯と物欲に魂を奪われた一人の武将がいた。
のちに数奇者として天下に名を轟かせる「古田左介(織部)」である。
「出世」と「物」、二つの欲の間で葛藤と悶絶を繰り返す日々の中、時代は大きく揺れ動く。やがて左介は「数奇者」としての天下獲りを心に決め、「へうげもの」への道をひた走る。
天才・信長から壮大な世界性を、茶聖・千利休から深遠な精神性を学び、戦国時代を駆け抜けた男/知られざる傑物の物語。(TVアニメ動画『へうげもの』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2011年春アニメ
制作会社
ビィートレイン
主題歌
≪OP≫IKZO『Bowl Man』、quasimode『Naghol Jumping』、☆Taku Takahashi『Ebi Sukui』≪ED≫斉藤由貴『KIZUNA』

声優・キャラクター

大倉孝二、小山力也、江原正士、田中信夫、田中秀幸、鶴見辰吾

スタッフ

原案:山田芳裕『へうげもの』、 監督:真下耕一、シリーズ構成・脚本:川崎ヒロユキ、キャラクターデザイン:津幡佳明/山下喜光、美術監督:海野よしみ、色彩設計:小島真喜子、撮影監督:堀内美咲、編集:黒澤雅之、音響監督:なかのとおる、音楽:大谷幸/cro-magnon、アニメーションプロデューサー:来本克弘、制作統括:斉藤健治/柴田裕司

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