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「YAWARA!(TVアニメ動画)」

総合得点
69.6
感想・評価
162
棚に入れた
836
ランキング
1711
★★★★☆ 3.8 (162)
物語
3.9
作画
3.5
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.9

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YAWARA!の感想・評価はどうでしたか?

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

浦沢先生の最高傑作。ベタを恐れるな!、キャラを愛せ!。

 浦沢先生といえば、モンスター以降路線変更しちゃってやたら謎で引っ張る+風呂敷広げるが畳めない作家になっちゃったが、実際は本作ぐらい王道で軽くて楽しい作品のタイプだと言いたい。「パイナップルアーミー」や「マスターキートン」は割りと重いが、一話完結だし、原作者さんと組んでたし、ちゃんと軽みが活きていた。


 本作は最強系主人公漫画として非常に上手くいっている。ライバルたち、特にさやか様とテレシコワのキャラが素晴らしいし、師匠のジゴロウ爺ちゃんに最大の壁となるお父さんといった脇のキャラも良い味出してる人ばかり!。力のあるなしに関わらずキャラがしっかりと愛情を注がれているのが感じられるのが嬉しい。花園君のような脇の脇のキャラの頑張りですら輝いている。


 そして、一番重要なのは相棒の富士子さんの存在が大きい。ヘタレでぶちゃいくでダメダメな富士子さん、しかし平凡な人間性を抱えつつも頑張る姿は私達に感情移入させられる。


 ずば抜けた天才の柔さんの隣に普通で駄目なところまで魅力的で努力の人の富士子さんがいるからお互いに良い影響を与えあっていて最強!。(実は富士子さんの方が天才なのかもだけどね、柔道始めたのは最近なんだから)。善逸もこうだったらなぁ…。


 アニメ版に関しては、流石の老舗マッドハウスが浦沢さんの素晴らしい絵を見事にアニメ化している。昔のアニメだから引き延ばしがあるのは仕方ないし、そのくせ原作に追い付いちゃって最後のオリンピックはテレビspになっちゃったり、とかの弱さはあるが雑に全体を処理されるよりはずっと良い。


 そして、アニメ版の最大の武器、というかこれ一つで地球を滅ぼしかねない最終兵器は、なんといっても柔を演じる皆口さんの素晴らしさだろう。この破壊力に匹敵するのは、辛うじて桜を演じる丹下さんくらいだろうか。もう柔の声を聞いてるだけで骨まで蕩ける~。


 さらにジゴロウ爺ちゃんは安定の永井さん、実況は芳忠さんという豪華さ。昔は良かった~とは言いたくないが、こういう脇を固める声優さんの充実度はハッキリ言って現代より遥かに昔のが良かったかな。松田さんも後の無惨様だし。


 銀河英雄伝説ほどじゃないが、昔のアニメは膨大なので、昨今の1クールアニメを追いまくるのに疲れたら、焦らずゆっくり味わえる本作のような旧作もオススメです。シンプルで軽く見れるし。

投稿 : 2023/11/18
閲覧 : 599
サンキュー:

30

ネタバレ

リキッド さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

柔と松田さん大好き

同じ恋敵でも邦ちゃんは一途だから好き
風祭は色んな女騙して喰いまくって婚約者いながら柔と松田の仲を引き裂こうとするドクズだから不愉快。最後まで改心もしないガチクズだからキモ過ぎて吐き気がする

投稿 : 2023/11/14
閲覧 : 30
サンキュー:

0

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

120話越え。。10クール?長いよ。。しかしその分泣ける、名作!

120話
長かった。。
長けりゃいいってもんじゃないよ。。
なんて言いたいけど
要所要所熱く泣ける箇所がある

ちょっと富士子劇場になりつつあったけど。
しかし主人公がチートで強いだけではなく
しっかりと内面が弱かったりするところも引きつけられたり。

柔に柔道をやらせたい富士子
部活作ったり、大学柔道部入ったり、産後に大会出たりと凄いよねぇ
アンドゥトロワなんて馬鹿馬鹿しい。。と思われましょうが自分のリズムを持つことは大事なのでなるほどとも思ったり。

話は大きくなっていったけど
さやか嬢との決着、さやか嬢の敗北の認識と風祭との恋愛成就
柔の父の家庭復帰宣言と
きっちりと納得のいく終わりなのもさすがでした。
しかしクニコはむかついた。。あいつこの漫画の唯一の悪よね👿

熱いスポーツ漫画で涙あり、
そしてギャグもあり

浦沢直樹先生も今更ながら天才だなぁ。

まごうことなき名作でした。

※※※
その他観ながら思ったこと。


永井一郎劇場
柔より喋ってるのでたっぷり永井一郎さんが楽しめますね

opは永井真理子さんのミラクルガールと今井美樹さんの雨にキッスの花束をは最高
opの絵も単行本の絵のようなポップさでマッチしてました。

情報量が多くないけど感情が的確に伝わる浦沢直樹さんの絵なのであまり作画崩壊もなく
今のわかりづらい。。って思った試合もその後すぐスロー解説とかしてくれるのも◎でした


とりあえずテレシコワとの対戦は泣けました

色んなアニメで顔だけ似せた色んな有名人が出ますが、山下さんはここではいいキャラクターでは
話の展開やギャグセンスも好みですね

ちょうどめぞん一刻も観てましたが、どちらも金持ちちょっといけすかない役でどちらも神谷明さんがでてるのも時代だなぁと

卒業試合もキョンキョンとよしながわさゆりは泣けた
旅行代理店の昼行燈部長の開き直りも泣けたなぁ

スポーツ漫画は悪役ではなく、戦う相手が敵であるが、本作はジゴロウが悪役になっている。
しかもボヤッキー的ななんか企むけど必ずヘマする感じ。
これがまた他のスポーツ漫画と違う味がでているのかと。
んー面白かった。

またしばらくしたら観たいかな

投稿 : 2023/05/29
閲覧 : 93
サンキュー:

0

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

天才のモチベーションをどう引き出すか、という異色のスポコン。

 浦沢直樹氏の代表作…とも言い難いですね。コミックス版で言えば、人気だけならナンバー1だと思いますが、深さという点で物足りなさはあります。ただし、感動という点では一番でしょうか。

 アニメについては全124話で本阿弥との決着と父との関連の話にひと段落つくところまで、です。この作品、この後の展開は正直ダラダラ感と松田の苦労や2人のすれ違いで無理にドラマを作っているような部分もあり、ちょうどいいのかもしれません。

 もちろん、最終回付近がちゃんとクライマックスだし感動的ですし、恋愛にもケリが付きますので、つまらないわけでは無いですが、本当に面白いのは本阿弥さやかというキャラとの対立軸でしょう。その意味ではアニメを切るタイミングとしては良かった気もします。

 今時の1クール13話でのスポコンは論外として、2クール程度では描けないキャラの成長に嫌でも感情移入してしまいます。

 俺TUEEEと言えなくはないです。が、時はバブル。老若男女が恋愛至上主義の頃ですね。おしゃれも恋愛もしたい鍛え抜かれた柔道の天才の女の子が、自分の強さを知られたくないストーリーというのは、展開として非常に面白いです。あまり類例を知りません。サブならたまにいますけどね。

 そう…話の主要な展開は「猪熊柔」の柔道に対するモチベーション。これで話が展開するのが凄いです。ですので、女子高生、短大、社会人と話が進んでも、その時々の女性を取り巻く環境で自然な話が作れます。
 ただし、同じことの繰り返しになってしまいますので、その点では連載ものの弱点は出ています。

 強さを隠してスローライフ狙いという点では異世界ものに引き継がれている気もします。天才の感覚と周囲の人間の熱意の差。それが素晴らしいドラマを産み出していました。最強の主人公の周囲にライバルを置く形式で、ちょっとワンパンマンにも似た、視点ずらしが秀逸な話でした。

 アニメに関しては、柔道の試合シーンの丁寧な作画は非常に見ごたえがあります。もちろん止め絵は使いますが、なんの技をどういうプロセスでかけているのかがちゃんと読み取れます。80~90年代の過剰な声優さんの演技以外はかなりレベルが高い迫力があり、かつ見やすいアニメだと思います。

 今更アニメを見ましょう、とは言えない長さのストーリーですが、日本の女子スポコンものとして「面白さ」ではナンバー1グループにしっかり入ります。
 スポーツという点でリアリティがちょっと…と言いたいところですが、なんと田村(谷)亮子さんが、登場ですね。これでグッと「柔」という人物に実在感が出たのも面白い現象です。

 エンタメに全振りした感じの話なので、若干奥深さに物足りなさを感じる人もいるかもしれませんが、よくできている話です。今はあんまり見ないタイプのスポコンです。
 というか、改めて本作、アニメを飛ばし飛ばしみましたが、今のスポコンのほうがテンプレ化している気がしました。

投稿 : 2023/05/29
閲覧 : 131
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4

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

柔道アニメの良作

この作品は柔道アニメとして世間的にも非常に有名ですが、
もちろん柔道を舞台措置としたスポーツアニメとしてのストーリー自体も非常に面白いけど、
ただ柔道以外となる恋愛要素を含めたドラマとしての部分も中々楽しめて、
女子スポーツ作品としてアニメ史に残る良作だと思います。

【評価】

80点・1A級

投稿 : 2023/01/17
閲覧 : 74
サンキュー:

0

とおる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

長い作品でしたが面白かった

投稿 : 2022/11/09
閲覧 : 86
サンキュー:

0

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「柔」の道は一日にして成らず

浦沢直樹さんの漫画の中でも、とりわけバランスよく作られていると思います。

ラブコメ、ホームコメディ、トレンディドラマ、スポーツなどなどハイレベルで全て入っている作品はなかなかないです。

あと、とにかく本作の主人公「猪熊柔」が可愛く描かれていて、ここまで優柔不断な女性は現実にはいませんが、柔道の天才でありながら、普通の成人女性としてりっぱに育っていく姿は、読者が「親」目線に立つという意味でかなり特殊な体験だと思います。

我が娘を子育てし、学校に通わせ、就職をしてそして結婚と。。。まるで一人の父親になったような気分にさせてくれる奇妙な感覚です。

良い意味で「明るく」バブル期真っ只中という感じですが、こういった青春モノが昨今当たらないことを考えると、リアルの恋愛がそれだけ希薄になっているということなのかもしれません。

投稿 : 2021/12/02
閲覧 : 346
サンキュー:

10

ネタバレ

みつぽん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

タイトルなし

当時はこんな複雑ドロロストーリーが流行りだったのかな

悪く言えばウジウジかまってちゃんの主人公

柔が主人公らしいけど別の面から見ればフジコとマツダ記者が主人公でもおかしくない

100話以上の長編にも関わらず半分の50話位までかまってちゃんが永遠と続くフジコが出てきてから面白くなる

いつまで見ていても精神が病んでいるような状態のヤワラ爽快感はあまりない

それと頭が悪いのか目の前の見た物聞いた物をそのまま信じてしまう浅はかさイライラする部分が多い

時代が違えば表現趣向も変わる物なのか

スポーツを前面に出してる割には重苦しいアニメ

評価56点

投稿 : 2021/11/23
閲覧 : 181
サンキュー:

0

BLEU62 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

モヤモヤ、ヤキモキを124回見せられました。でも秀作です!

古い作品ですが、今見ても引き込まれる魅力があります。
柔道シーンは、ホント、応援したくなります。

投稿 : 2020/01/15
閲覧 : 423
サンキュー:

2

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

時代の流れの中で生まれた、名作柔道漫画が原作

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
柔道アニメとして、最も有名なのは、本作でしょう。トレンディドラマの恋愛要素と、スポ根モノの中間と言える本作。一見の価値はあるかと思います。

超古いけどねw

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
今や日本の漫画家の中でもトップレベルの実力と知名度、原稿料w を誇る、浦沢直樹さんの出世作。

それまでの柔道のイメージといえば、「柔道一直線」や「姿三四郎」から培われた、「無骨」で「熱血」、「男くさい」ものがメインだったと思います。柔道をやっている女子選手にしても、(実際には違っても)やはり「男勝り」だったり「ガタイの良い」娘が多いという印象だったと思います。

しかし、本作の主人公「猪熊柔(やわら)」は、小柄で可愛らしく、でも強く、でも「普通の女の子になりたい」という夢をもつキャラ設定です。

これは多分、当時としては目新しい設定だったのでしょう。

そこに+して、当時、流行ど真ん中だったトレンディドラマの要素で「柔道」「恋愛」の二本柱を確立させ、更に、「エースをねらえ!」のようなお嬢様キャラのライバルキャラなども登場し、少しのお色気要素や笑いの要素まで詰めこんだ、欲張りな作品です。そもそも、「小さい者が大きいものを倒す」「柔よく剛を制する」のは、日本人永遠の大好物ですし。

今になってよくよく考えると、「ヒットすべくしてヒットした」作品だったのですね。

ちなみに、本筋の柔道ですが、「疾風ナントカ投げ~!」的な必殺技は存在せず、極めて真面目に描いている印象です。そんなところも、スポ根好きとしては好評価です♪

時代の流れを読み、古き良き伝統と、(当時の)最先端を上手く融合させた、原作者に拍手♪
{/netabare}

投稿 : 2019/12/06
閲覧 : 541
サンキュー:

35

 (・ω ・ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

いい。なぜか泣ける ☆1.3.5評価

うんちく抜き
なんでだろう
泣いてしまう
涙ポロポロ・・・・

感想にもなってないけど
わたしにとって
いい作品です

投稿 : 2019/11/24
閲覧 : 266
サンキュー:

2

REI さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

物語は面白いが

ラブコメうじうじ路線はあまり好きではないですし、
滋悟郎爺ちゃんのアクの強さも好きじゃないんですが

柔道の場面は好きですし、短大の柔道部の下りは好きですし
富士子さんや、花園くんは大好きなキャラクターです。

風祭とさやかはどうでもいいかな・・・(笑)

柔道人気に貢献した事は確かなアニメですね。

柔道好きな方は是非

投稿 : 2019/05/14
閲覧 : 311
サンキュー:

10

セイバーlove さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

猪熊柔 ちゃん 最高だよ

懐かしいよね
この作品見ると小さい頃を思い出す(とは言ってもまだ21歳ですが)
夏休み子ども劇場で放送してて本当に毎日楽しみに見てた
EDを聞くとなんかもう泣けてくる・・
あと 柔ちゃんの声がね可愛いすぎるんだよ、皆口裕子さんの声ほんと最高だよ

投稿 : 2019/03/28
閲覧 : 336
サンキュー:

2

ホット さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

後半に行くほど面白くなる作品

自分は再放送で一気に見たのですが、柔道をあまりやりたがらない序盤は、正直そこまで面白い作品では無いかもしれません。
高校卒業して松田さんとの進展やライバルが出て来る辺りから話が面白くなっていきます。
後半に進んだ頃には他のアニメよりも一番楽しみなくらいでした。

長い作品で最初断念してもおかしくないですが、ホント面白いので高校卒業辺りまでは頑張って見て欲しいです。

投稿 : 2018/08/17
閲覧 : 364
サンキュー:

4

ストックトン さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

年頃の女の子が柔道をやらされていることに対する
苦悩や葛藤が描かれているのが楽しかった。
恋愛要素の要素も大きく、甘酸っぱい気持ちに
させてくれる。

投稿 : 2018/04/14
閲覧 : 272
サンキュー:

0

ハルヒ激love35 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

こんなにスポーツと恋愛とが絶妙に絡み合ったアニメ初めて出会った

浦沢直樹漫画原作のアニメ、初めて拝見させていただきました。浦沢氏の作品がすごく評価されてるのがなんとなくわかりました。
キャラ作りがとにかく上手いです。柔ちゃんの柔道と距離を置いて普通の女の子の生活を送りたい、じいちゃんの柔を柔道一筋な女の子にさせたい、さやかお嬢様のプライドの高さ、松田さんの柔ちゃんへの記者としての一目惚れ、とにかく一人一人のキャラへの共感が物凄くつかみやすくて登場人物みんなが好きになれる作品でした。
スポーツで恋愛路線の作品はタッチを見たことありますが、あっちのように人が死んでどうのみたいな展開もないですし、基本的に明るく見れる作風でもありました。タッチはタッチで好きですけどね。
恋愛も見せつけてくれるんですが、柔道の試合シーンもしっかり迫力あるもので見れます。ゆうこう、技ありといった単語も覚えれましたし、リアルの柔道をテレビ見てみよかなって思わせてくれたくらいに凄かったです。さやかお嬢様、伊藤富士子、海外のジョディやテレシコアといった強豪キャラもスポ根ならではな雰囲気ですごくかっこよかったです。
テレビスペシャルのずっと君のことが…のラストも、感動の納得の締め方で最高でした。
124話ありますが、穴はこれと言って見当たらないです、総集編やじいちゃんの過去話とかはありましたが、気にはしなかったです。
猪熊柔という女の子の高校生~社会人まで、一作品のドラマを見終えた感じで素晴らしかったです、ちはやふるに次ぐスポ根&恋愛絡ませのアニメの最高峰的作品です、オススメです。

投稿 : 2018/03/27
閲覧 : 361
サンキュー:

3

あにすきー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

かわいい

リアルタイムで観てたアニメを何十年ぶりに観たけど、今も生けるかなと思える長編もの。
柔の服装が毎回ちがい当時に流行りを着せてたのが面白いし
また、時折出る下着姿がかわいい。
永井さんの声がはまっている気がする。

投稿 : 2018/02/11
閲覧 : 460
サンキュー:

6

ヨシノ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

柔道やってみたくなるかも

小さい頃に見てその後またCSとかで観たアニメ。

一時期柔道ブームを引き起こしていたような気がします。

スポ根×恋愛アニメの中でも代表的な作品ですね。

自分の中ではその系統の中では1番だと好きな作品です。


このアニメの影響で柔道に目覚めてしまった。
その後slam dunkによってバスケに夢中になるまでだけど…。

投稿 : 2017/10/24
閲覧 : 289
サンキュー:

2

しーん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

2017
全124話
主人公最強もの

投稿 : 2017/06/08
閲覧 : 315
サンキュー:

0

ジパミィナ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

柔の道は。 69点

柔道アニメでは一番有名な作品かと思います。

実際には48kg以下級の選手が、無差別級に出場して勝つことは、素人相手の場合を除きほぼ難しいと思いますが、そういった部分を感じさせ無い稀有な作品だと思います。
展開も次が気になるように組み立てているので、長期放映を活かしていると思います。
主人公がライバルに対して無双できるくらいの強さがあるので、ライバルの打倒「柔」に対する意気込みがとても感じられる作品だと思います。

安定した作品の一つです。

投稿 : 2017/03/11
閲覧 : 331
サンキュー:

2

megyumegyo さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

毎日楽しみでした!

千葉テレビで月~金で再放送やっていて見るのは2度目だけど毎日楽しみに見てました。

ストーリーが凝っているとか絵が綺麗とか もう、そう言うんじゃなくて理屈なしで面白かったです。

あと柔ちゃんの声が良かった。鼻にかかる声が私は好みのようです。クリィミーマミも好きだし。

出てくるキャラも一人一人個性的で魅力的でした。

この作者の書く絵はいつもそうだけど、顔が全員型にはまってないので現実っぽく描かれるのが好きです。

最後の終わり方も良かったです。

この続きがスペシャルであるので これから見たいと思います。まぁ以前見たのだけれど この流れで もう一回みたい!

楽しい時間をありがとう。そんな風に思わせてくれる作品です( ´∀`)

投稿 : 2016/07/11
閲覧 : 312
サンキュー:

2

ネタバレ

yMlmw84708 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

女子柔道

女子柔道物語。

ヤワラちゃんは可愛くて柔道がめちゃ強。
おじいちゃんが柔道家で違う選択肢が無かったみたいです。
柔道大会ではアンドゥトロワの大外刈りの人が大活躍。
ヤワラちゃんは最初から強かったけど大外刈りの人は頑張って強くなった感がある。
見た目はのっぽで地味な顔だけど成長物語としてはこっちが主役みたいなもんかもです。

OP,ED曲共に素晴らしい。
永井真理子だと思ってた歌が別の人の歌だった。

投稿 : 2015/11/25
閲覧 : 420
サンキュー:

1

ネタバレ

文葉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

当時柔道ブームの火付け役になった原作マンガのアニメYAWARA!

ビッグコミックスピリッツにて連載されていた
1989年から1992年のアニメ 全124話

アニマックスで今年1月から再放送され
月ー金の平日に1話ずつ観てやっと7月に全部見終わりました。

ラスボス感たっぷりの本当は普通の女の子になりたい才能あふれる
柔道家のヒロイン柔の苦悩と青春&スポコン、ラブコメたっぷりで
ラブコメにしては恋愛の進展が遅くてじれったいけど、
先の読めない展開と熱い柔道の試合が観ていて楽しいです。
スラムダンクやカレイドスター等熱いアニメが好きな方はハマるかもしれません。
曲や絵やキャラの服装がバブリーで多少時代を感じますが、
今観てもさほど気にならないというか逆に新しく感じます。

ここから感想&超絶ネタバレ↓
猪熊柔について{netabare}
幼い時から祖父の猪熊滋悟郎の英才教育を受けた柔道の天才少女
猪熊柔は柔道に関して消極的だった。
「普通の女の子は男の人を投げ飛ばしたりしない。
普通に恋をしたり、オシャレを楽しんだり普通の女の子になりたい」
と、思いながらも毎日欠かさず稽古を受け練習をしていた。

1話開始ぐらいの高校時代はアイドル志望の錦森君に恋する
ミーハーだったり、周りの友達にも柔道をしていることを隠していた。
高校卒業後にこの時期の柔の友達が後に登場しないことから
きっと彼女は心を許せる友人や人物はいなかったんだろう。
後に富士子やジョディロックウェルと親友になり
柔道の世界へ前向きに飛び込んでいくようにもなる。

実際、普通の「女の子になりたい」という理由は
恋やおしゃれとかの他に5歳の時に父親と稽古していた際に
巴投げで一本とったことにより「天才には、勝ち目がない」と
父親が修行の旅に出たまま帰ってこなくなる。

それにより、母親はその父親を探しに旅に出てしまい
そばにいて唯一頼れるのが祖父だけだったと思う。
柔道のせいで家族がバラバラになったというトラウマと
祖父に柔道だけ仕込まれたせいか世間知らずなところがある。

猪熊柔自身、小柄で華奢な体。ごく平凡な見た目だけど
重量級の相手であっても軽々投げ飛ばしてしまうほどの実力と
必殺技の一本背負いと立ち技寝技、何でもOKなオールマイティーで
数々の選手を魅了し頂点へ上り詰めるラスボス感ある柔道家だけど、
唯一欠点があるとしたら、すぐブレるマインドとメンタルの弱さ、
多少依存的なところがあり、未熟でもある、
そして精神論や綺麗事で動いている節もある。
悪く言えば、典型的なイイ子ちゃん。
だけど・・!その部分が逆に人間らしいというか・・味がある。

OP・EDが普段柔道着姿の多く女の子らしい服装が少ない柔を
監督のときたひろこさんが、
「せめてOP・EDの中だけでも色々な服を着せてあげたかった」
という意向のおかげで柔の色んな服装や姿が垣間見えるので要チェックです!{/netabare}

三角関係の行方{netabare}
柔は恋愛に憧れはいるけど、非常に鈍感だった。
彼女の才能ある爽やかな柔道の技や人柄に惹かれて
数々の人が恋に落ちるけど、それに気づかない。
(新聞記者の松田とさやかのコーチの風祭、高校の同級生花園など)

高校の同級生の花園薫{netabare}
富士子に出会いほぼ一目惚れ同士で花園の柔への気持ちは憧れへと変わり
富士子と二人で柔を応援し続けるのがすごくイイ。
特に富士子の柔への真っ直ぐな気持ちと友情、
バレリーナを目指していた甲斐がある体の俊敏性、
柔軟性の柔道の才能と試合に目が潤んだ。 {/netabare}

さやかのコーチの風祭進之介{netabare}
初登場時は恋愛経験ほぼ無い柔がキザな大人の魅力に惹かれて好意を抱いていたが、
さやかとの婚約発表を堺に後に松田への気持ちが強くなり
クリスマスイブエピソードで決定的になった。
実際風祭は軟派な男でひどいあがり症で頼りない
(↑このエピソードで彼の株は上がったw)
彼女に好かれようと道を外れても松田や滋悟郎と違って忠告や口うるさいことも言わない。
イケメンでお洒落な実家もお金持ち、しかも女好きの風祭は
内面の良さで真心のある松田に最初から負けている気がする。

結局柔への想いが募ってもさやかとの結婚で手に入る地位や名誉を
捨てることができなかった優柔不断が目立った時点で松田の勝利が見えていた。{/netabare}

熱血新聞記者の松田耕作{netabare}
ひったくり犯を巴投げする柔を見て
スポーツの才能がなく中途半端だった松田は憧れると同時に一目惚れして彼女を常に見守り良き理解者となる。
柔道で世界に羽ばたく彼女に対し、
三流新聞の記者でしかない自身との間に差を感じ中々柔に告白できず、
周りからイイところで邪魔が入るせいか、
(柔が鈍感なせいもある)恋愛の進展がとても遅かった。
124話のラストでも邪魔が入ったけど
後のスペシャル回でお互い気持ちに素直になり、
松田が本気の告白を見せてくれた。{/netabare}

オススメ&好きなエピソード{netabare}
31話「受験日のプレゼント」
三つ葉女子短大受験の時に手を痛めた柔を応援して
ハンカチでペンを固定するシーン
ここで松田ルートのフラグが立った。

53話「松田の独占インタビュー」
死闘後に松田が告白したら、柔は疲れがでて松田の肩にもたれて
(結局きいてないw)眠るシーン
夕焼けの中、二人っきりでベンチに座ってるのがロマンティック。

87話「爆走!パッパラーおじさん」89話「不敗神話!」
柔の松田への気持ちがハッキリした回
今までに無い緊張と絶不調は松田がいないことが原因だと分かり
松田が到着した瞬間に一本決めちゃうのが印象的!
勝った後お互い見つめ合うシーンがじれったい!

98話「ファーストキス!」
風祭が柔のファーストキスを奪うって・・作者病んでたのか・・(;゚Д゚)!
実際作者はラブコメ系のこの作品を書くのがだんだん辛くなったらしいし
続編は・・観たいけど、きっと・・書かせない方がいいと思う。
作者の・・発言的に(震え声)

107話「…泊まっていこうかな」
一番胸がキュンとしてドキドキした回・・ッ!!
高校までの柔なら松田が抱きついたら投げたはずだけど
お互い照れてるのが・・可愛い(笑)
胸にダイブ→床ドンの流れで下に落ちたリンゴと
視聴者の声を代弁してくれたお隣のおばあさんnice!!

ライバルの本阿弥さやかについて
初登場から高飛車で感じ悪いお嬢様だなーっ
と思ってたけど、スポーツ界を総ナメし、
並外れた運動能力で柔とは対照的に柔道に関して積極的だった。
邦子同様、柔の邪魔したりかなり嫌いなキャラではあったけど、
柔の父親猪熊虎次郎氏がコーチに入り
派手な柔道(一本背負いから立ち技)↓
地味な柔道(寝技)にシフトし、柔に戦いを挑む姿が勇ましい

特に最終回辺りの修行を積んださやかの2回戦目の戦いに
恐ろしい執念と努力が滲みでてた。
最終回で柔に負け、「試合、楽しかった」と差し歯を渡され
プライド高い故に相当屈辱を味わい、風祭に
「柔に強い選手と認められた証拠だ」的なことを言われて
思わず涙を流した姿

・・美しかった。

風祭も普段弱い姿を見せない彼女が泣く姿に
心臓の鼓動が早くなるのを感じ初めてさやかに恋をしたことに気づく。
このシーンのおかげで私の中のさやかへの好感度が上がった↑↑ {/netabare}

見終わるまでにわりと長い時間がかかって愛着が湧いたのと、
熱い展開に心動かされたので即お気に入りの棚行決定です(笑)
私の中で大好きな作品になりました。

投稿 : 2015/07/07
閲覧 : 1070
サンキュー:

45

ネタバレ

DOLLmimoza さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

猪熊柔=皆口裕子さんの声 萌え

浦沢直樹氏(初版全29巻)の漫画を原作とした1989年-1992年放送の
アニメである。
全124話。柔道の英才教育を3才から稽古を祖父・滋悟郎から受けていた
天才柔道少女:猪熊柔の葛藤しながらも柔道と恋愛に頑張る姿を
描いた話である。


当時行われていたバルセロナオリンピックの時期に合わせての
放送だったようで【バルセロナオリンピックまであと○○日】と
猪熊滋悟郎のアイキャッチが入っていた。現在市販されている
DVD&ブルーレイには収録されていない。
もはやバルセロナオリンピックは遠い過去なので、
必要ないと判断されたのだろう。

なおアニメでは総集編54.55話、滋悟郎の番外編19.37.90話の計5本で
時間稼ぎをしていたにも関わらず、原作に追いついてしまったようである。
最終回である124話では原作25巻のP39までと、アニオリである
バルセロナオリンピックに飛行機で出発~試合に向かう柔をつなげエンド。
中途半端なところで無理やり終わりとなってしまっている。
当時を知らないのであくまでも仮説だが、制作費や諸事情で
打ち切りになったのではないかと思う。

のちにアニメ化されなかった部分の原作25~29巻を大幅改ざん、
バルセロナオリンピックは過去のものとなってしまったため、
当時のリアルタイム的であるアトランタオリンピックに変更し、
25巻は7割くらいカット、細かなエピソードや柔vsテレシコワ戦はカット。
原作で邦子がバルセロナで誘拐され、松田が助けに行く話→
アトランタで邦子が車を奪って事故を起こし水没。
それを松田が助ける内容に変更。
92分では5冊分の原作をうまく収めるには、かなり端折らなければ
ならなかったのは、残念である。
原作で好評だった松田と柔の恋愛のクライマックスも
おおよそではあるが、ほぼ再現され、「Special ずっと君のことが…。」
で1996年アニメ化し、TV放送された。


●本編1-124話全体のまとめ感想。

当時、「ミラクルガール」がOP曲だったのは知っていたが、ほとんど
見ていなかった。原作はビッグコミックスピリッツで最終話のみ
偶然読んだだけ。2015年1月、BSアニマックスで放送されたのはちょうど
よい機会だったのかもしれない。1話から見始めてやはりハマッたのである。

「ねるとん紅鯨団」というとんねるずの昔の番組で
ナレーションをしていたのが、皆口裕子さんだった。
とっても可愛らしい声で人気があった声優さんだ。
この人が猪熊柔役をしていたのは元々知っていたのだが
萌えるために今年になって今頃全話視聴したというわけだ。

主に原作に沿ったキャラクターデザインは原作にとても近い絵だと思う。
浦沢先生のYAWARA!時代の絵柄はどちらかというと江口寿史風に感じる。
ストーリーは私が見た限り、約6割ほど原作に沿ってはいるが、
それ以外はアニメオリジナルで尺を埋め、内容を膨らませている。
改変にあたっては良かったシーンも若干あるが、大体が改悪で
特に松田耕作のエピソードで柔からの評価を落とすような
余計なアニオリが目立っていた。

原作自体、柔は滋悟郎爺さんからの英才教育を小さい時から受けており、
柔道が元々とても強い設定である。柔本人としては柔道なんかやめて
もっと青春を謳歌したいと考えている。最初、柔道を題材にしてるから
スポ根アニメと思ったが、実際そうではなく、何回も猪熊柔は柔道やめたい、
やっぱりやろう、やめる、復活を繰り返している。ジョディのケガが原因で
もうやめると言ったことも、自分の父とのことでやめてしまった
こともあった。
柔道は天才的で不敗なのに、メンタル面は強くない。
(それで一度だけ試合放棄で不戦敗があった。
113話「不敗神話が終わる時」)

ちなみに練習風景等は描かれているが、猛特訓して必殺技wwを編み出すとか
そういうシーンはない。あくまでも柔道は天才的でメンタル(松田絡み)で
試合の決着が早い遅いの違いがあるぐらい。柔道と恋をうまく絡ませたストーリーなのだ。
この辺が実にバランス良い。柔道を通じて仲間たちとのふれあい、
ライバルたちとの戦い。柔との試合で「楽しかった」と思わせてくれ
充実感を得てお互い感謝したり。本阿弥さやか、ジョディ、テレシコワ、
マルソーたちなど試合などでの出会い、駆け引きも面白かった。
元バレリーナの親友富士子さんもいい人で魅力あるキャラだったな。
滋悟郎爺さんと父・虎滋郎はやはり似たもの親子で、柔道の達人で
ありながらもやたらと食い物に目がないw

猪熊柔を見つけ出した日刊エブリーの記者:松田耕作
(松田優作が由来では?)が取材で猪熊柔と接し、記事を書いていく過程で
恋愛のフラグが立ったり消えたりする。
まあ風祭というイケメンで女ったらしのライバルも登場するし、
松田耕作を好きになる同僚・邦子も出てくるので、
なおさら誤解や勘違いでまとまるものもまとまらずである。
風祭や邦子が登場すると恋愛の妨害おじゃまキャラなので、
見ている方はイライラする事は確かだ。
途中までは、嫉妬や失望で柔も風祭に行ったり、松田に行ったり
フラフラしてなかなか進展せず、かなり焦れたものだ。

ひとつ不満が。98話「ファーストキス」で風祭が柔にキスしてしまう
シーンが。松田が最初の相手であって欲しかったのに。原作通りなので
作者はどういうつもりだったのか…。

●好きな話
31話「受験日のプレゼント」
柔が三つ葉女子短大を受験した時。前日の試合で手を痛めた柔。
滋悟郎爺さんは短大に行かせたくないから効かない薬をわざと塗ってやり、
試験中は手が痛くて捗らなかった。松田は柔に「手を出せ」と言って
ハンカチで縛ってやり、なんとか文字が書けるようにしてやる。
後日そのおかげで柔は合格できた。

89話「不敗神話」
ベオグラードの会場入りした松田は、柔のそばに行くが会場内の声援で
こちらの声が聞こえない。だがタクシー運転手のバカでかい声に
柔は気が付きその隣に松田が来ていることを知る。
それまで松田がいないせいで絶不調だったが、
その瞬間、柔は背負い投げを決める。
松田は乗せてきてくれたおじさんが、君のファンなんだと外に連れ出すと
柔は松田が来てくれたことで松田の前で感極まって泣いてしまう。

117話「最高のプレゼント」
クリスマス・イブの日、松田は喫茶店で待っていると店のマッチを
渡しておいたが、邦子のことと松田が日刊エブリーをやめてしまうと
いうことで、柔は行かないつもりでいた。
風祭の方へ出掛けるつもりだったが、松田の書いた記事の
スクラップブックが気になり読み続けた。

記事から声援が聞こえた。
松田さんは私の事をずっと見ていてくれた…。
柔は風祭の方を断って、松田の待つ喫茶店へ行く。

もう喫茶店は閉店しており諦めてバスに乗ると、
柔を見つけた松田がバスを追いかけてきた。

窓を開け「松田さん記者やめないでください!」
「やめるわけないだろ!」
「あたし柔道やりますから!!」
松田はプレゼントの紙袋を柔に投げ渡す。

そしてやはりダントツ好きなのが
●「Specialずっと君のことが…。」-ラスト近く-

アトランタオリンピック優勝金メダルの柔。お互い好きなのに
松田はアメリカに仕事で行く事になり、アパートを引き払う。
柔は富士子の後押しもあって、松田のアパートを訪ねるがもぬけの空。
国民栄誉賞授与式の時、身を引いた邦子が「耕作はアメリカに
行っちゃうのよ当分帰ってこないんだから!」
「松田さんが行っちゃう…」

鴨田の運転で成田空港に向かっていた松田は途中で柔を思い出す…。
「戻ってくれないか。」
首相官邸に向かい柔の前に出るが、取り押さえられそうになる。
松田と柔で手をつないで鴨田の車まで走っていっしょに来てしまう。
成田まで見送り。
「柔さーん、俺絶対取材行くからさぁ4年後またオリンピック行くよな?」
「はい!」
「絶対だぞ!」
「絶対に!」

「松田さん…」…涙 泣いている柔。

タッタッタッタッタッ…
-エスカレーター逆走の音-

「俺…」

「俺…君が好きだ!」
「あたしも!…ずっと好きだった!」

空港で抱き合うふたり。

BGM Today is anotherday ZARD
---------------------------------------------------
このラストは泣けた…。名作です。

柔道だけ取り上げたアニメだったら私はこの作品を見なかった。
恋愛が絡んでいたから人気も出たし、今でも語り継がれている
作品だと思う。
しかし原作の最終回が完全ではないが、アニメで見る事ができたから
まだ恩の字であろう。

投稿 : 2015/05/22
閲覧 : 546
サンキュー:

4

ichinana さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

猪熊柔なんて名前・・・大好きです!!

YaWaRaちゃん。。。谷亮子じゃないですよ。猪熊柔ですよ!!
原作は漫画界を代表する巨匠浦沢直樹。彼のスポーツ恋愛漫画第1弾です。

20年以上前の作品で、バルセロナオリンピックの時代です。
日本バブル景気全盛の時代です。

本作は熱血スポーツ漫画と恋愛漫画を見事に融合させた傑作です。原作がビックコミック(青年漫画)ということもあり、過激な描写は少ないですが、大人たちの嫌な感じの思惑と、主人公柔と彼女を追いかける耕作の純情がうまい具合にせめぎ合っています。ストーリーは柔の高校から大学、そして社会人とかなり長いですが、柔の立場に応じて変わる周囲のいやらしさと変わらない耕作が本作を盛り上げてくれます。

テレビアニメは全124話と今では考えられない話数です。でも原作の最後まで描ききっていません。単行本は全29巻ですので、アニメも非常に丁寧に描かれています。
特に旧ユーゴスラビアでの世界選手権のストーリーは最高です。作中で流れるEDとも相まって、柔の心境の変化を見事に描いています。

OP,EDも名曲ぞろいです。"Miracle girl"は有名ですが、今井美樹の"雨にキッスの花束を"や辛島美登里の"笑顔を探して"は、The昭和な感じで大好きです。

文庫版YAWARAもいいですよ。特に表紙がリアルで。。。

投稿 : 2015/03/26
閲覧 : 440
サンキュー:

3

MryvE15360 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

面白かったです。
たしか…実在の柔道選手がモチーフでマスターキートンの作者作品だった気がします。
柔道ばかりではなく、人間模様も楽しめる作品でした。

投稿 : 2015/01/26
閲覧 : 318
サンキュー:

0

ネタバレ

37111 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ミラクルガール

柔道をやりたくない、やっていることを隠したい、強いことを隠したい。
という状況の頃が面白かった。

後半のスポ根風味になってからは普通の柔道アニメ。おびぎゅでもいいんじゃね?って感じ。

強いのにそれをマイナス面と考えている本人と周りの逆の評価がこのアニメの面白さだったと思う。

投稿 : 2014/11/12
閲覧 : 323
サンキュー:

2

tak-A さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

スポ根アニメ、ギャグ有で面白かった。

スポ根アニメだが、巨人の星のように純スポ根ではない。ギャグ要素が多く、キャラの設定も面白くて楽しめた。柔道知らなくても楽しめる。たまにパンチラなどのエッチ要素も有り。

投稿 : 2014/05/22
閲覧 : 437
サンキュー:

0

kuroko85 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

成人誌マンガのアニメ化を意識した。

なんとなくリアルタイムで見ていました。
個人的に「美味しんぼ」とセットだった印象です。
(もちろん、個人の視聴スタンスです。
考えてみれば、それまで少年誌のアニメ化は当然でしたが、
上記2作で成人誌のアニメ化を強く感じました。)

爽やかなスポ根、いや違いますね。
主人公は天才なんで、あまり
根性ないですからね。
ただ、割と美人揃いの登場人物の中で
ロシア人の角刈りが異彩を放っていたのは覚えている。
スポーツの姿を借りた恋愛物、家族物アニメですね。

投稿 : 2014/05/22
閲覧 : 448
サンキュー:

5

すとーりーてらー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

いつもそこに君がいた

ふとした瞬間に自分が誰かに支えられていたことに気づく。そして、思い返してみて確信する。その「誰か」はいつもそばで見守ってくれていたのだと・・・いつの間にか自分にとってかけがえのない存在になっていたのだと・・・

「いつもそこに君がいた」

これはEDのタイトルである。そして、この作品を一番端的に表すフレーズでもある。

この作品は、天才柔道少女である柔(ヤワラ)が、柔道を通じて手に入れた素晴らしい出会いの数々を描いた物語である。見始めた頃は「これは主人公の魅力を前面に押し出したスポーツアニメである」と思った。柔は間違いなく魅力的なヒロインであり、とてつもない可能性を秘めた柔道家であるからだ。私は、可憐でいてしかも芯の強さのあるこのヒロインの存在だけでも本作を見る価値があると思った。しかも声優はあの皆口裕子。完璧なはまり役である。

しかしながら、100話を超えるこの長編アニメも後半に差し掛かると、このアニメの本質が別のところにあることに気づいた。その本質とは、この作品が「人と人との出会いの奥深さ」を描いているということだ。

本作は「何気ない出会い」がいかに大切なものであるか教えてくれる。この物語はそうした出会いの連続である。猪熊柔と松田耕作の出会いもそうだ。このアニメは、ひったくり犯を巴投げする柔の姿を新聞記者の松田が偶然目撃するシーンから始まる。この偶然の出会いがお互いに何をもたらしたのか是非とも見てほしい。そして、作中における冒頭のフレーズの意味に思いを致してほしいと思う。松田の一途な想いに感動するに違いない。

投稿 : 2014/03/08
閲覧 : 548
サンキュー:

6

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YAWARA!のストーリー・あらすじ

『20世紀少年』などで知られる漫画家・浦沢直樹の人気柔道コミックをアニメ化。浦沢作品初のアニメ化であると同時に、製作のマッドハウスが約10年ぶりに手がけたTVシリーズでもある。武蔵山高校2年生・猪熊柔は、幼少時から祖父・滋悟郎の英才教育を受けてきた天才柔道少女。スポーツ記者・松田が数少ない理解者だが、彼女自身は普通の女の子でありたいと願っている。そんな柔の気持ちと裏腹に、彼女は柔道のスターへの道を歩んでゆく。(TVアニメ動画『YAWARA!』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1989年秋アニメ
制作会社
マッドハウス
公式サイト
www.madhouse.co.jp/works/1990-1989/works_tv_yawara.html
主題歌
《OP》永井真理子『ミラクル・ガール』、今井美樹『雨にキッスの花束を』、原由子『負けるな女の子!』、永井真理子『YOU AND I』《ED》姫乃樹リカ『スタンド・バイ・ミー』、辛島美登里『笑顔を探して』原由子『少女時代』、LAZY LOU's BOOGIE『いつもそこに君がいた』

声優・キャラクター

皆口裕子、永井一郎、関俊彦、神谷明、川島千代子、鷹森淑乃

スタッフ

原作:浦沢直樹
監督:ときたひろこ、シリーズ構成:井上敏樹、キャラクターデザイン:兼森義則、美術監督:池田祐二、音響監督:浦上靖夫、音楽:森英治/AXISS、撮影監督:石川欣一/福田岳志

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