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「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX[スタンドアローン・コンプレックス](TVアニメ動画)」

総合得点
92.1
感想・評価
5049
棚に入れた
21456
ランキング
25
★★★★★ 4.3 (5049)
物語
4.4
作画
4.2
声優
4.2
音楽
4.3
キャラ
4.3

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攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXの感想・評価はどうでしたか?

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

今必要なアニメってこういうものだと思う

初めて見た時から十年以上経ち、今私は大学院でアニメーションの制作、研究をしている。そんな私がの初めて意識をして観たアニメ作品。

基本的には近未来という世界観を利用したポリティカルフィクションである。

各物語では政治的事件や政治システムの問題点を主軸に物語が描けれつつ、それを超えて各物語の当事者についても言及され、社会や政治を構成する個人の問題にまで射程が及んでいる。そこには勿論現代日本の批判といえる物語が多く現代の日本とそれに属する私たち日本人に何が必要なのだろうかと思うことが多々あった。

発表から十数年たって作品の世界観と現在の私達の生活が多少のずれはあってもどんどん近くなっていく中で政治的、社会的問題や個人の問題を遜色なく観れ古いと感じないのは、作品が凄いと言うのはもちろん、あの時から様々な事件を経てもなにも変わらない日本という問題をまじまじと提示されている気がしてしまう。

十数年たってこのような作品は作りにくい環境になあってしまたとは思う。しかし神山監督にはもう一度この作品みたいなエッジのきいた作品を周りを恐れず作っていただきたいなと思う。

投稿 : 2018/06/21
閲覧 : 255

おさーん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

名作中の名作

音楽、プロット、作画どれを取っても素晴らしい
何度も見てしまう大好きなシリーズ
敢えて欠点を挙げるならこの作品で追随するサイバーパンクアニメのハードルが上がり過ぎてしまった

投稿 : 2018/05/28
閲覧 : 235
サンキュー:

3

pop22 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

一般人にも勧められるアニメ

文句無しの神アニメ

よく考えたら一般人に勧めるのは無理だわw

ここの評価方法だと4.6/5だが余裕で100点満点

投稿 : 2018/05/22
閲覧 : 308
サンキュー:

4

四文字屋 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

稀有の傑作は喧騒の街で乾坤一擲の機微を得ル

ジャンル:サイバーパンク系ハードSF
時代設定:近未来
特記事項:生体電脳化がほぼ100%普及
草薙素子:Ghost in the Shellより艶があり、この後の展開作品よりクール


何を今更。のSF系大傑作。
何故今レビュー書くかというと、4月クールでレビューしたいTVアニメがひと段落したから。
大作や話題作は、もっと先行き見定めてから書くか、ずっと書かないか、のいずれかなので。


Ghost in the Shellという、これもアニメ界を代表する傑作が下地にあって、この作品は生を受けたのだけど、
Ghost in the Shellと最も異なるのが、草薙素子のキャラ造型。
Ghost in the Shellの草薙は冷徹で無機質で無生命的な存在だったのだが、
それと対比されるように、SACにおいて、パラドックスではあるが草薙は生命感に溢れウィットに富み可愛くてコケティッシュ。

話中で展開されるエピソード群も面白く、
2クールを貫く「ある事件」の深掘りと顛末も見事な、
極めて完成度の高いストーリー・テリングと、
その脚本を陳腐化させない演出・構成力の確かさ。
作画も音楽も、よくぞここまで。
と唸らせられる高品位で、
ここまで仕上がってる作品というのもなかなか無い。

それで改めて原点に立ち返って考えてみると、
Ghost in the Shellに比べて、
特記点はやはり、「キャラクター」な訳だ。
士郎正宗氏の原作がサイバーパンクコメディっぽいノリもあったのを、
しっかり咀嚼し、生かし切ったという点において、
やはり今作は、名作Ghost in the Shellを凌駕している、
と断言してしまうのは、持ち上げすぎだろうか。
それぐらい、草薙が生き生きと描かれている。
バトーやトグサも、Ghost in the Shellとは全然違った魅力に満ちている。

投稿 : 2018/04/25
閲覧 : 451
サンキュー:

39

人類の宝 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

レベルが違う

内容が濃い。世界観、設定がすごい。キャラがかっこいい。音楽も神秘的。作画が合ってる。結論、全てが最高。

投稿 : 2018/03/23
閲覧 : 271
サンキュー:

4

ネタバレ

saiha さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

見ておくべき作品

NHKの番組で西川貴教さんがベストアニメとして挙げておられました。
ハリウッドで実写映画化されるぐらいの有名作品なのでアニメ好きなら抑えておくべき作品だと思います。

攻殻機動隊にもいろいろありますがSACが飛びぬけて面白いと思います。
少佐をはじめとした公安9課のメンバーが魅力的なのはもちろんですが、SACは敵方である笑い男もカリスマ性があるのが良いです。
ストーリーだけでなく声優やら音楽やらどこをとっても欠点らしい欠点のない作品です。

投稿 : 2018/03/21
閲覧 : 290
サンキュー:

8

聖剣 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

いろいろと書き足りないけど…とりあえず1話見て欲しい

この作品に手を出そうとするきっかけとして
映画『Ghost in the shell / 攻殻機動隊』があってのことだろうし、
この作品に必ずついて回る、
ハリウッド映画監督の「あの作品に大きく影響を受けたよ…」的な発言の
心理的な保険が少なからずあるはず。

仮に映画版が肌に合わなかったとしても
この『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』においては
同様の結果にはならないと請け負いたい。

その大きな理由は…

『素子がカワイイ♪』

映画における素子は
その役職に違わぬ、冷徹で無機質な感じ。
作中内で判明する全身義体であることの証明のようにも見えるが、
SACの素子は
よりコンシューマー向けにデザインされた見た目で、
いかにもTVアニメ的に。
おまけに
各話で素子の顔が違う(笑)

揚げ足を取るかのように
この部分を作画崩壊なんて吹聴する輩は
逆に狭量でつまらんヤツと全力で罵倒しても何ら問題ない。
むしろ
この作品の魅力はこの部分を楽しむためにあるのだから(ウソ)

同じ小ネタとしては
『Ghost in the shell / 攻殻機動隊』とのパラレル作品であるため、
オマージュとおぼしきシーンが各所にあるので
一度見ておくことが望ましい。
あと、
各話サブタイトル画面の背景色にも注視しておくこと!\_(・ω・`)ココ重要!

投稿 : 2018/03/19
閲覧 : 283
サンキュー:

21

しんかわ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

非常に面白いです

小さいころから何度も何度も兄と見たアニメです。
昔の作品なのに現代社会をよくとらえていて、まるで作者さんは未来を見てきたかのよう。

投稿 : 2018/02/13
閲覧 : 231
サンキュー:

4

ネタバレ

シルメリア さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

「誰もが通る道」ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ

第1話
防衛大臣脳幹入れ替わり事件
草薙素子「世の中に不満があるなら自分を変えろ!!それが嫌なら、耳と目を閉じ、口をつぐんで孤独に暮らせ!!」 
結果、大量のニート発生∑(OωO; )
タチの悪いことに耳も目も閉じず、口と指を動かす始末…。

第2話
四つ脚兵器死者の里帰り事件
バトーの目が「ペットボトルのキャップ」にしか見えないのだがどうしたらいいのだろうか?

1巻の特典映像でCVの主な出演作品が殆ど
洋画の吹き替えばっかりで吹いたw
2002年はまだ「アニメ」らは、肩身の狭い思いをしていた時代なのだなぁとしみじみ感じた。
3話
アンドロイドと逃避行
自分のアンドロイドを唯一無二にするために
ウィルスを蒔いて同型機を自壊させる。
映画の台詞を模倣していたのかと思われていたが最後の台詞はアンドロイド自身の言葉? 
4話
インターセプター事件
5話
笑い男
6話
笑い男事件迷宮入り
7話
マルセロプラント工場
8話
豚臓器違法(=゜ω゜)ノ
9話
笑い男考察回
論争
10話
人の皮Tシャツ
11話
潜入捜査
笑い男の足跡が…。だいぶ、壮大な事件やな。
12話
タチコマ家出する
13話
テ「ロリ」スト
アナグラムを入れ替えるとロリテスト∑(OωO; )
14話
暗殺者から投資家を守る
15話
バトー専用機
16話
義体の隙
17話
荒巻、昔の女∑(OωO; )
真実はワインにあり。
18話
中国外務次官暗殺計画
最後の爆発は、記憶の改竄ね。
淡々と病室で語るから意味不だったわ。
実際は、爆発はしておらず。
ナイフのところで決着していた。
爆発しているのに草薙やバトーや辻崎が
五体満足でいるから不思議な光景だった。
19話
神隠し
20話
村井ワクチン
21話
草薙素子ブチ切れる
バトーもブチ切れる
笑い男登場。
バトー、笑い男に視覚を奪われる。
安心して下さい。ペットボトルのキャップは
無事です(≧∇≦)b
22話
強制加入班の残党にいいようにやられまくる
9課の面々。笑い男の助けにより窮地を脱出
23話
なりすまし捜査
24話
9課解散
9課VS.海自特殊部隊
25話
「タチコマ神回」
語るべき事は無い!ただみよと。
26話
再結成で再始動
笑い男スカウト出来てたら
面白かったかも。今後の展開も膨らみそうだし

面白いか?つまらないか?と問われれば。
答えは簡単「普通」
あにこれ総合1位だったこともあるようだが
絶讃していた大半が今はもうあにこれにすらいないし、今の〇〇〇〇処がさんきゅ一桁台も
ちらほらそう言った意味でなら面白いかな?
攻殻機動隊の世界の年代まであと12年…。
近未来をテーマに据えてるがまだまだかかりそうだ。現状だとマイクロチップを体内に入れたり(主に手)、コールドスリープもやっているところもあるが身近じゃ無いからね。
いまいち。
宇宙旅行も民間レベルに達してないし…
車も暫く空を飛ぶことも無さそうさ♪
※〇ルノグラフィティ
攻撃型装甲外骨殻の略で攻殻らしいが
意味合いとしては「タチコマ」を指しているらしいがタチコマ…ラボ送りでいなくなって
タイトルが途中から公安機動隊wだよなぁ。
義体や電脳化で攻殻までは流石に言い切れないよなぁと雑感。一部分の人もいるし、人間のままの方もいる。
欠点が無いとか、最高だとか、名作だとか、
至高だとか目にすると???
普通に「PSYCHO-PASS」のが
オモロイワ。
これも観た順だから致し方あるまい。
各話のタイトルは正式では無く
見て感じた私なりのサブタイトル。
本当は全部〇〇事件で統一しようかなと
思ったけど早々に断念w
巨悪=政治家が在り来たり過ぎて…
権力行使もあり得ないくらい自由過ぎて
興が冷める。幹事長だったか?
9課に対する圧倒的な宿敵がいない。
9課を魅せることに夢中でバランスも悪く感じる。社会テーマや組織、宗教的、それプラス
電脳社会、義体、医療事件の絡ませ方は
凄いとは思うが凄い=面白いとはならない。
視聴者目線がトグサなのかなぁと思う。
そう言えば、昔、耳にした
上司にしたい理想的なアニメキャラは?
荒巻と耳にしたことがあるようなないような?
攻殻機動隊は初だが、イノセンスは観たかな
音楽はずば抜けてはいたと思う。
菅野ようこさんだったから♪
バトー専用機の復活までやっていれば
少し評価アップだった。

投稿 : 2018/02/07
閲覧 : 356
サンキュー:

15

ネタバレ

なまぺち さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

色々言う人はいるけれど

ただただ少佐がカッコいいアニメでしたw

■{netabare}タチコマ回泣いたw{/netabare}

投稿 : 2018/02/05
閲覧 : 216
サンキュー:

2

Last-47 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

小学生の頃TVで観た人生観を変えた作品

小学生の頃、深夜まで頑張って起きて観ていた思い出の作品です。

全シリーズで1番取っ付きやすく子供でも理解できるし、個人的にイチオシです!
俺はこのアニメのお陰で捻くれた子供になりましたw

人生で初めてアニメで鳥肌が立ったのは今でも覚えています。
大人になり現実の世界情勢や技術を知ると
より楽しく、さらに細分までのこだわりを感じられ改めてこの作品の素晴らしさを噛み締めました

大袈裟かも知れませんが近年の量産商業アニメが好きな方にこそ。
観て、考え、感じて欲しい

投稿 : 2018/01/28
閲覧 : 186
サンキュー:

5

アニメの さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

近未来すぎッ <(^O^)>ワロタ

 アニメは今から12年前に放送され、原作は1989年に出版された。

それを聞いて、ふるっっ → やーめた と思う人が多数存在すると思う。

まあ待ってくれよと引き留め、あわよくば見たいと思わせるのが

このコメントの存在価値だと思う。



 舞台は2030年頃の日本を想定していて、国家を守る公安のなかの

小さな1つの組織の活動が中心に描かれている。話の中心は国益を守る活動

で人の命を守ったり、国内の情報漏洩を防いだり、危険を排除する。

そして、そういった中での緊張感、戦闘シーン、社会問題の闇が醍醐味では

ある。

 だが、この作品の面白さや深みはそこだけでなく妙に哲学的なところ

であると思う。

特に”自分は何だ?”という質問をなげかけてくるところは、考えさせられた。

この作品では、多くの人間が自分の体のほとんどを機械に置き換えている。

また、その体は代替可能で壊れたらすぐ新しいものに替えられる。

そんな世の中でもともと説明しづらい”自分は何か?”という質問に

どういう答えをあなたなら提示するか考えてほしい。

投稿 : 2018/01/28
閲覧 : 193
サンキュー:

8

Fe さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

これは好き嫌いが分かれる作品

サイバーテクノロジーが発達した世界が舞台
そこのある特殊機関のメンバー達にスポットライトを当てたSFアクション作品

単体でも凄いが仲間達の連携での手際が良すぎて鳥肌が立つレベル
専門用語や難しい言葉も使うがそれを補って余りあるぐらいの世界観と事件を解決に導く頭のキレ

はまればこのアニメから目が離せなくなります!

投稿 : 2018/01/25
閲覧 : 190
サンキュー:

6

1994 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.5
物語 : 1.5 作画 : 1.5 声優 : 1.5 音楽 : 1.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

私にはあいませんでした。。

ほんっとこの作品って、コアなファン多いですね。
私の友人達があれは名作だと声を揃えて言うので、最後までみましたよ。

なるほど、確かに演出はカッコイイです。
ですが、そこまで評価が高いのは?です。

潜脳調査室やサイコパスを先に見ていたからか、設定が陳腐なものに思えました。
恐らく放送当時は真新しい世界観だったのでしょう。
その当時にハマった人がこの作品を高く評価するのは納得できますが、
私(20代前半)のようなリアルタイムで見なかった世代が、昨今の類似作品を見た後に攻殻機動隊を観て高い評価をつける理由がわかりません。

投稿 : 2018/01/18
閲覧 : 233
サンキュー:

5

トラ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

大定番

シナリオがやや冗長と思わせてどんどん伏線になってるのが凄いなーと思いました。作画は時代なりかな、特に今見るとCGが今一つ。

投稿 : 2017/12/27
閲覧 : 185
サンキュー:

2

ドーティ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

すへが面白い

近未来を舞台に素子を始め魅力的なキャラクター。現在の日本が抱えてる問題も物語に入れているし色々考えさせられる作品です。子供向けというか子供が見ても理解は出来ないかもですが、大人が見れば楽しめる作品だと思います。

投稿 : 2017/12/02
閲覧 : 223
サンキュー:

2

ななお さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

やはり村井は効く

これ以上に好きな作品に出会えてない。
ホント好き。
ウィットに富んだ会話最高。
このアニメの影響で卒論はサリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』
VHSしかないからBDで買い直したい。
素子が一番男前。

投稿 : 2017/10/30
閲覧 : 563
サンキュー:

3

ボーア さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

幾度も観ましたわ

2gigも良かった。
アリスはダメ(途中で断念)
やっぱりモトコじゃなきゃね

投稿 : 2017/10/26
閲覧 : 288
サンキュー:

5

さぁ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

めっちゃ良かった!!

初の攻殻…

めちゃくちゃ勧められて、でも10年前にはすぐに断念してしまい…

作画はあんまり好きじゃないけど、そこがまた良いんかもしれん。

眠い時間に観てたんもあり、なんか話があんまり頭の中に入ってこーへんで残念やったけど…

最後の方おっさんばっかりで顔の区別つかへんで意味不明やったけど…

それでも面白かった!!
他のシリーズも気になる!
またそのうち観直したい!!

投稿 : 2017/10/25
閲覧 : 270
サンキュー:

3

Maskwell さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

今尚未来を生きる名作

世界観、キャラ共に間違いなく名作。
予想のつかないストーリーであるに安心して見れる話の展開。

投稿 : 2017/10/08
閲覧 : 199
サンキュー:

2

ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

指先のその先にあるもの

1989年ヤングマガジン海賊版にて発表された漫画「※1攻殻機動隊」の世界観をベースに据えたSFアニメ。

近未来刑事物としての体を取りつつ、政治、経済、医療、テクノロジーへの問題提起など、多岐に渡るテーマを公安9課の活躍と共に描きます。

SFは現在から地続きの未来の世界を描く事を基調としているので(特に近未来ものは)すでに積み上げられてきた科学の基盤を踏まえなければならず、それゆえ制約が多いもの。科学考証に何らかの誤魔化しや綻びがあれば、それはすでにファンタジーの領分に片足を踏み入れたも同然で、SFとしての精度は低いものとなってしまいます。

本作の特筆すべき点の一つは、その様なあやふやさを可能な限り排除した※2設定の隙の無さであり、地に足の着いた説明可能なテクノロジーで形作られる、科学的矛盾を感じさせない世界観にあります。攻殻の世界における未来の技術、物語上で様々な事件を引き起こす発端となる電脳と電脳ネットについても当然合理的な説明がなされており、これらは現代のわたしたちの利用するPC(あるいはスマホなど)とインターネットの直系の子孫という事が出来ます。

テクノロジーとは広範に捉えれば"道具"という言葉で表す事が出来ますが、例えばあなたの指先の延長上にあるものが原始的で単純な構造のナイフなら見た目通りの、ずっと複雑になってピストルならもっと強力な(持ってる人まずいないと思うけど)さらに複雑になってクルマのハンドルとアクセルならかな~り危険な、でももしそれがネットに繋がったPCのマウスとかキーボードなら、先に挙げた3つ以上に大きな力と直結している事を私たちは肝に銘じねばなりません。殺傷能力は(多分)低いけれども、どこまでも届き、とてつもなく早い、弾丸は言葉、音、映像、ソフトウェアとか、それをこうして簡単に世界中に打ち出す事(アウトプット)が出来てしまう装置(端末)がコレ‥。

PCの魔術的でパワフルな働きは、控え目に評価しても古代人が夢見た神々の発明品の威力に匹敵すると言えます。そんなものを奴隷から王様まで(例えですよ)誰も彼もが持っているのがこの世界。攻殻の世界では脳を直接ネットに繋げちゃうんだから※3もっとスゴイ。神様たちも真っ青な実に怖ろしい世界じゃありませんか。

PCとインターネットによって、私たちの欲しいもの(物・情報)を収集する(インプット)量も格段に上がりましたが、そんな個人が負うには大き過ぎる力、多過ぎる情報をわたし達はどう租借しているのでしょう? ヒトの脳ミソがあらゆる情報を錯覚する事により、効率良く知識を蓄えられる様に進化してきたところに秘密がありそうです。私たちは自己を肯定してくれる情報を見つけやすく覚えやすく、逆に否定する情報を見逃しやすく忘れやすい性質を持っている様なのです。

アニメに話を戻すと、本作で描かれる「笑い男事件」の、それに付随して起きたSACという現象も、発端となった事件の情報が曖昧なものでも、それを受けた者達にとって解り易く受け入れやすい要素(義憤に満ちたスーパーハッカーの若者の姿)があれば、それを汲み取って、ヒーローという偶像に転化せしめてしまった一例で、言い換えれば乏しい情報の中から直感的に理解し易い要素だけを選び取った結果と言えます。作中で笑い男(仮)の残したシンプルでポップなマークが流行った理由もこれと同じですね‥。

不特定多数の人間の内にある思いが言葉や行動となって同時多発的に表面化してゆく様は、ある種宗教染みた連帯感の様にも見えますが、これと似た現象は私たちの身近でも割と当たり前の様に起きている気はします。

ニコ動やYoutubeとかで何らかの動画がアップされた時の視聴者の反応とか、SNSとかブログとかで起こりがちな炎上とか、学校なんかで頻発するいじめとかが、私の感じるそれで、沸点に達し得ず表層に現れない多くの声が同時多発的にあふれ出す現象、そんな中に私はSACとの類似を見ます。作中表現を見る限りSACにも引き金となる要素が必ずあり、模倣というよりは便乗あるいは衝動という形でリアクションが発生している所にも特徴があります。

群集心理の研究における※4創発規範説というものがこの様な現象の一部を良く説明していますが、加えて利権や名声へのしがらみが「笑い男事件」の真相を濁らせ、より複雑怪奇なものにしているという印象でした。人は見たいものだけ見ようとすると、複雑なものを単純に、あるいは単純なものを複雑に、コロッと作り変えてしまう事が出来る様です。そんな錯覚が生み出すトリックもまた、攻殻SACの面白さの一つと言えるのでは無いでしょうか?

※1~4
{netabare}
※1:公安9課の通称という事になっていますが、この語が本編で使われるのは1回?だけ(汗)イギリス陸軍の特殊部隊SASを参考に作られた組織という設定。でもこちらは警察とスパイ(内偵とか暗殺とかする)を足したみたいなもの。装備は軍隊並みですけど戦争屋ではない。

"攻殻"って妙な言葉ですが、原作によればタチコマの前身に当たる「やまとん1号」が攻撃型装甲外骨殻という名目のメカだったので、その略称を取って"攻殻"だそうです。それと"機動隊"を合わせて「攻殻機動隊」としたとか、他にも攻性の組織+殻=義体とかの説も‥。士郎正宗先生自身は元々「GHOST IN THE SHELL」の方を正式タイトルに据えていた様です。

※2:攻殻機動隊はそのルーツと言われるW・ギブスン氏のニューロマンサー(クローム襲撃)を始めとするサイバースペースものからの影響が絶大ですが、ギブスン氏の小説と比べると士郎先生の漫画(特に1巻)の方が説明はずっと丁寧な印象。義体の描写及び解説は取り分け精密で、SF好きにとっては垂涎を禁じえない内容となっています(笑)でも作者をして"ファンタジー"の他に"ニセ科学"や"猿マネ"なんかのレッテルが貼られている(汗
↓続き
SFやファンタジーと現代劇の決定的な違いは、置き換え可能な要素があるか無いかで、もしウルトラスーパーギガトン爆弾というのがあったとしても、水爆とそっくり置き換えられてしまえばそれはSFらしくないし、魔法の杖だって自動食器洗い機とか懐中電灯の代わりに使うんだったら、ファンタジーらしくないと言えます。科学は魔術と等しくなりうるので、ここら辺の線引きはとても難しく、また時代とともに変遷していくものですが、本質的には全く同じものの外見(そとみ)だけを代えてもあまり面白くはない気はします。でも攻殻も元を辿ればけっこう古い作品なので、今や非SF的刑事ドラマになりつつあるのかも?

※3:知識だけでなく感覚の共有とかも出来るので。電脳化にメリットがある事は確かですけど、便利なものには必ず代償がついて回るもので、情報や感覚の海に溺れて戻って来れなくなっちゃう人が現代よりも更に多くなりそうですし、そもそも脳にマイクロマシンを入れたり、首の後ろにインターフェース付けたり、生理的な嫌悪を踏み倒してまで電脳化を望む人がそれほどいるのかな? というのが今の目で見たわたしの感想でした。(タチコマに馬鹿にされそう‥)

電脳も義体も身体に何らかの障害を抱える人にとっては新たな選択肢を与える(ハンデを持つ事は必ずしもマイナスでは無いので、敢えて拒否する人もいると思う)技術ですが、五体満足な人にとっては生身の健康を維持する以上に心を縛る枷となる気がしないでもないです。定期のメンテナンスやら経年劣化による部品交換やら色々と面倒そうだし‥(汗)

※4:「群集という集合現象の場において形成される固有の社会規範の成立とともに、その規範に適合する行動を容認、促進し、不適合な行動を抑制、禁止する社会的圧力が働くために、群集行動が全体として均質化する(社会心理学者R・H・ターナーの著書からの抜粋)」とwikiでは説明されてました。スメルサーの集合行動論というのも合わせて読むと面白いかも知れません。こちらもネットに概要が落ちてます。
{/netabare}

原作漫画の色ではないテクノロジー+文学という組み合わせについて、わたしは割と好きなんですが、本作における引用が適切だったかと言えばまた別の話で、物語に一貫性を持たせる為とは言えサリンジャー由来の要素が多過ぎる気はしました。
{netabare}
学術的なものを含めた膨大量の書物を網羅しているであろうグレートな読書家のアオイ君が「ライ麦畑でつかまえて」に傾倒し過ぎている所がちょっと不自然だったり、所帯持ちで既に刑事としての実績もあるエリートのトグサさんまで※マーク・チャップマンを髣髴させる行動に走ったりと、びっくりなシーンも‥、特に後者、初見ではトグサさんゴーストハックでもかけられたのかな?とか誤解しちゃいましたよわたし(汗)

※:ライ麦畑の愛読者でジョン・レノンをピストルで殺害した人。読者の中でこんな人は極々稀だし、今更になって(15年以上も前だけど)こういうプロパガンダ的な脚本を挟むのはかな~り節操無いなと思いました。
{/netabare}
後に製作された、同じくSFアニメの「サイコパス」でも本からの引用が沢山ありましたが、あちらは量の割にせいぜいスパイス程度で、本で人を語らせるのでなく、ちゃんと人が本を語っている所にそつなさがあった様に思います。どちらにせよこれって中二病‥ではなくて、寓話を用いてSFというジャンルの影に隠れた人間的な要素をかいつまんで、あるいは租借して説明する一つの手法ではないかと思われます。遠い未来のお話であっても本のページを一枚噛ませると(笑)そこに現代の私たちと何ら変わる所の無い人間がいる事を実感出来るのです。ファッションや料理と同じく一種の舞台装置とも言えますね。

キャラデザについて、9課メンバーの面構えが濃過ぎる!というのは置いといて、現実にいる政治家の人とか、映画俳優の誰かさんをモデルにしたであろう個性的な風貌のキャラが目立ちます。アニメの作画(声優さんの演技含む)は、文章の文体に相当しますが、リアリティのある劇を見せるのであれば、端正な顔立ちのキャラだらけでは違和感が出てしまうと思うので、理にかなった描写になっていると思います。士郎先生の漫画にも出てくる内務大臣の顔ヂカラは特にスゴイ! 例外なのは没個性的な役回りのアンドロイドとか、アニメオリジナルキャラのアオイ君とか※5クルツコワさんとかフェムさんとか‥。後者から数えて二人は何となく萌えキャラっぽくて、ちょっとだけ別のアニメから引っ張ってきたよーな印象がありました(笑

よく話題になる少佐のコスチュームについては原作にも似た様なのがあるんですけど、TPOを守ってないとやっぱり浮いて見えてしまいます。初見では課長の執務室でのあの格好にはぎょっとさせられましたし、SACの現代寄りの世界観と調和しなかった所為もあって他の場面でも違和感ありありでした。慣れると無視出来る様にはなりますが、何とかならなかったのかなとは思います(二期以降では改善されている。)

音楽について、ORIGAさんの歌声の美しさが際立つOPの「inner universe」と、突入シーンでよく使われる「run rabbit junk」が特に印象に残りましたが、硬い世界を柔らかくするドラマチックなBGMたちも素敵でした。どんなジャンルの音楽も作れちゃう菅野よう子さんの才能はスペシャルですね。最高評価とさせて頂きました。

構成について、物語を縫う様にして現れては消える「笑い男」関連のお話が中心ですが、それとは直接関係の無い一話完結のお話も半分位あります。張り詰めた刑事ドラマの中にも人情味溢れるお話がちょくちょく顔を覗かせますので、やや長めの2クール全26話、立ち止まらずに進む事が出来るのでは無いでしょうか? わびさびが効いていてとても見やすいと思います。

サブタイ表示中の背景色で続き物と一話完結のいずれかが区別出来る様になっていますので、一周した人は※6どちらか一方だけを続けて視聴するというのも乙ではないかと‥。
(青=笑い男:4.5.6.9.11.20~26話 緑=1話完結:1.2.3.7.8.10.12~19話)

原作や派生作品の「RD潜脳調査室」や「紅殻のパンドラ」などでは重要テーマの一つとなっている※7人間と機械の距離が埋まる事によって変容する意識についてのお話はやや控えめで、前面に置かれた刑事ドラマの影に隠れた形でとてもコンパクトにまとめられています。作中でこの問題について人よりもむしろロボのタチコマに多くを語らせているのは、無邪気なタチコマを通した方が説明的でストレートな台詞を喋らせ易いからなんでしょうね。人に同じ役をやらせても楽しそうですけど、うざったらしくなる事間違い無し(笑)霊や階層構造(2期では※8上部構造という言葉で語られる)と言った抽象概念を織り交ぜて未来の世界が語られる原作1巻や2巻とはかなりの部分で異なっており、本作の放送と同時期に出版された純刑事物寄りの「攻殻機動隊1.5」に近い作風と感じました。

本編終了後のオマケコーナー「タチコマな日々」も短いながらもちょっと楽しい。SACの貴重な笑い所となっており、脳が疲れてゴーストの囁きが聴こえなくなった時の丁度良い箸休めとなっています(笑)


再視聴を終えて
{netabare}
原作から色々な要素を削ぎ落とした(必要な事だとは思うけれど)結果、概ね万人受けする娯楽作品として成功した本作ですが、反面、監督の神山健治氏が強調した社会正義というテーマが強過ぎて、登場人物達の価値観がやや画一的に見えてしまった印象は残りました。それと悪玉に相当する政治家や医療関係者、警察関係者と言ったエライ人たちの関心事が金と名声に集中しているのを見ると、こちらについては割とリアルな描写なのかも知れませんけど、古典的な悪人像を見る様で、情けなくて、せこくて、心底呆れちゃいました‥(汗)

一方影の主役、世の中のインチキを相手に回して孤独に戦うアオイ君ですが、こちらには明確なモデルがいて、一見してライ麦畑のホールデンそのものなんですが、力と行動力を備えている点に大きな違いがあり、青臭いと揶揄されそうな剥き出しの正義感を掲げながら、疲れ、葛藤しつつ、それを行使していく姿が危なっかしくも痛快です。欠点のある英雄未満なキャラなので、見ていてついつい応援したくなりました。エピローグで彼の被っていた赤帽に耳当てが無いのに気付いた少佐の台詞は意味深‥。新作に再登場するフラグになっていたりして。

神山監督によれば、正義のあり様について、アオイ君、トグサさん、荒巻課長と世代毎に区別しているそうですが、確かに、暴走気味で浮き沈みのあるアオイ君、私生活を守り自分の立ち位置で堅実に仕事をこなすトグサさん、鉄の信念に殉ずる常に攻性!な荒巻課長と、三者三様な感じではあります。ただアオイ君にしても9課の人達にしても、目的の為には手段を選ばず、才能や人脈を最大限に行使して、時として法の目さえも掻い潜って目的を遂げようとしている点で共通しています。法律は権力者にとって都合の良い様に作られている側面もありますので、それと戦う彼らがそうするのは当然といえば当然で、前提として彼らは法律=正義と置かず、せいぜいゲームで言う所のルール程度としか捉えておらず、バグを利用して近道出来るなら積極的に利用し、審判の目を欺けるのなら危険なラフプレーも辞さないというスタイルで悪に肉薄するのです。

正義の定義については右も左も知らぬ私が複雑な事をあれこれ書けませんが、少なくともその根源は宗教や道徳や法律という言葉で形式化されたものではなく、より古く、世代を経て研磨されてきたヒトの遺伝的性質に根ざしたものの様に思えます。ありていに言えば利他的精神なのですが、血縁関係にない他者や異種族である動植物をも擁護するヒトの行動は、あたかもそれら全てを自身の属する群れと見なしている様にも見えます。群れ全体の利益を優先する行動を仮に正義とすると、その対極にある利己的行動を悪と言える気もしないでもないですが、実際にはその両者のバランスの崩壊こそが悪となるケースが殆どでは無いでしょうか。混じり気の無い利他的精神も利己的精神もプログラムされたソフトウェアみたいなものにしか宿らないと思うので。

14話「全自動資本主義 ¥€$」でも上に関するお話がちょこっとだけありましたが、経済活動が社会ぐるみで推奨され、お金儲けによる自己肯定感が増すと、人は富そのものが目的になってもそれを許容し、どこからそれを得ているのかという事にさえ無関心になれる様です。為替の売買とか株取引なんかは特にその傾向が顕著で、投資は別として、投機でお金を回している人なんて殆どゲーム感覚だし、例外なく利己的ですものね‥。原作の荒巻"部長"の言葉にも「人の心はもろい…世の中の回転に呑まれて快楽中心になると利益効率追及機械やただの消費単位になってしまう」なんてのがありましたが、見たいもの(オカネや快楽)しか見えていないという点では、これもまた先に触れた錯覚の類と言えます(汗)

でもまぁ、作中の独善街道まっしぐらなアオイ君やフェムさんみたいに、腐った世の中に天誅!なんて事していたら(できないし)、まず身が持ちませんし、荒巻課長みたいな無私無欲の正義の人にも逆立ちしてもなれませんけど、フィクションと言えど、彼等の様な自己犠牲を厭わぬ人たちの行動を目の当たりにすると、大人の端くれとして、せめて自分の目の前にあるインチキ的なものに対しては、物申す事が出来る位の勇気と活力は常に備えておきたいものだなぁと思う凡夫なブリキ男なのでした。

総評として、綻びのない未来社会の映像化は警告や予言としてそれ自体に大きな価値が有り、作画もそれを表現するのに十二分な水準に達しており、脚本は実際に起きた事件や映画などからの引用が多くあるものの※9その作り込みは極めて濃密、今もって色褪せない魅力を持つ作品である事を確認させて頂きました。

押井監督の作品では省かれてしまっているフチコマ(タチコマ)の登場もとても嬉しい要素ですね。玉川紗己子さんが様々な声色を使い分けて情感豊かに演じられています。12話の「タチコマの家出 映画監督の夢」の前半と、15話の「機械たちの時間」はなんとタチコマ主役回。ロボ好き必見のお話になっています。全編を通してのわたしの泣き所って殆どタチコマ関連のシーンだったりして。
{/netabare}
更新に更新を重ね原形を損ねてしまった初見当時の記憶と今回の再視聴で得た記憶を並列化しつつ(笑)楽しく書かせて頂きました。


※5~9
{netabare}
※5:クルツコワさんは金髪隻眼の美人さんで工作員。漫画版「紅殻のパンドラ」ではまさかの萌えキャラ化を果たしており(笑)祖国の為に誠心誠意で(悪事を)がんばるポンコツ少女?として描かれています。フェムさんは泣きぼくろが可愛いおだんごヘアーの中華娘でヒットマン(汗

※6:笑い男事件だけを切り抜き、新作映像、新規アフレコを追加して158分にまとめた再編集版「The Laughing Man」なんてのもあります。むつかしい台詞を端折ってより見易くしている印象でした。チャットルームのお話が抜けているのは残念でした(汗

※7:人間がサイボーグ化、あるいはロボットが人間に近づく事によって起きる意識の変化について。前者に関してはW・ギブスン氏に先んじて石ノ森章太郎先生がサイボーグ009の「天使編」で初めて触れたのかも‥、でも現代の私たちってもうとっくにサイボーグ化してる気がします。PCやスマホ無しでは生活する事さえままならなかったり、外部記憶装置のデータが失われた時なんかはそれ相応の精神的なダメージを被ったり‥。PCは己が肉体を、その枠組みを超えて存在するという感覚をまざまざと見せ付けてくれる機械ですが、人は太古から認識出来るもの全てを外部記憶装置として利用しているきらいがあります。

後者のロボットの自我についてのお話は映画「メトロポリス」やアシモフ先生の小説、漫画「鉄腕アトム」「8マン」とかで有名ですけど、その起源はかな~り古い。鍛冶の神ヘパイストスが発明したとされる黄金の召使とか、クレタ島のタロスとか。人造人間のお話はもっと古い。近年ではAIの知能が人間に迫る勢いで成長を続けていますが、自我を持ったロボットは一体何を望むんでしょう? "I will destroy humans."とかはさらっと言われたくないですね(汗)

※8:三省堂の大辞林によると「政治的・法律的諸制度と、それに照応する社会の政治的・法律的・宗教的・道徳的・哲学的・芸術的意識形態をさす語」となっていましたが、攻殻で言う所のそれは幾重にも連なる階層構造の一部を指すのみで、上部構造と下部構造の2つに単純には分けられていない模様。古典的な"神が人の中に入る"という表現では、神が上部構造にいて、人が下部構造にいるという解釈になると思います。作中のハッカーがゴーストハックした人を操る様は、神話や伝説の中の神や悪魔が人に憑依してその心に干渉する様に良く似ています。

※9:脚本が悪いのか演出が悪いのか、1話の突入シーンの光学迷彩で隠れるタイミングとか、2話の「我々は攻殻機動隊だ」とか、9課なのに度々税金の無駄遣いをやらかしている所なんかはちょっとNGだと思いました。(でもそれが感情表現として有効になっている場面もちらほら。トグサさんの射撃訓練じゃないよ)
{/netabare}

付録・用語解説など
{netabare}
電脳:脳内にマイクロマシンを送り込みニューロンに取り付かせ、それで脳波を読み取りデータ化、首の後ろに取り付けたインターフェースとかで送受信する技術。これによって"人やデータ"と感覚や情報を共有出来る。

電通:電脳通信の略。電脳化したもの同士が有線や無線で通信を行なうこと。口の動かない会話シーンを作れるのでアニメーターさんもちょっと助かる(笑)

脳殻:脳と脊髄を収める接続端子付きの器。素材は軽くて丈夫な発砲素材とか頑丈なチタンとか。持ち運びしたり交換したり出来る(汗

義体:電気信号で動く機械の体。義手、義足、義眼などの総称。最近では増幅された脳波で動作する義手や義足、逆に電気信号を脳に送って機能する人工網膜や人工内耳なども実用化されており、義体化技術はかなりの部分で実現していると言えます。他方で施術を必要とせず、ヘッドギアやグローブの電極を通して情報の受け渡しを可能にする技術も開発されつつある様で、それで離れた場所にあるロボットを操作したり、ロボットのセンサーを通して触覚などの感覚を受信したりという事も可能だそうな。作中に登場する遠隔操作義体そのものですね。近い将来にも家にいながらにして(擬似)海外旅行とかが出来る様になったりして‥。味気ない?

光学迷彩:見えない様に見せる技術。実在するものの中には背景画像をカメラで撮影し、反対側(表側)のスクリーンに出力するか、プロジェクターで投影する方式、あるいは負の屈折率を持つメタマテリアル(人工物質)を通して光を迂回させて対象物の背景を見せる方式がある様です。現時点では前者は(可視光)光学迷彩、後者はレーダーに影を落とさない熱工学迷彩に近いかも知れません。耳がひじょーに良い猫耳アンドロイドとかには聴覚で見破られてしまう(笑)水や埃にもやや弱い。
↓続き
少佐の様な前身義体の人はともかくとして、トグサさんとか(ほぼ)生身の人間の体のどこにカメラとかプロジェクターが装備されてるの?という疑問を持たれる方もいるかも知れませんが、これについては押井監督の映画が公開された頃に販売されていた「ビジュアル解説ハンドブック INDEX2029(薄い本ですが内容は濃い)」という小冊子に"迷彩塗装"との記述がありましたのでマイクロマシンをスプレー塗布していると想像出来ます。眼球はコンタクトレンズとかで補えるかも知れませんが、髪の毛とかは大変そう。士郎先生に色々と訊いてみたい(笑)

アームスーツ:強化外骨格。日本ではパワードスーツという呼称が一般的。人型だけでなくクモ型のタチコマもこれに含まれる。

思考戦車:AIを搭載した戦車の事。本来はアームスーツであるタチコマがこう呼ばれる事もある。経験を積み成長する。

並列化:演算処理の方法ではなく、作中では個々の持つ情報を共有すると言う意味合いで使われる単語。タチコマの場合、一部ではなく、それぞれのAIが蓄積した情報全てを共有するので思考力が劇的にレベルアップする。

枝:作中「枝を張る」とか「枝が付く」とかいう表現がありますが、概ね盗聴する為の何かを残す、盗聴される痕跡を残すとかを意味している様です。

IRシステム:IRは赤外線を意味するInfraRedの略。公安が管理しているカメラによる監視システム。幹線道路、駅、空港などを中心に日本中至る所に設置されているらしい。さすがにトイレの中には無い。ディストピアSF御用達システム(汗

インターセプター:目で見た光景を第三者に送る技術。視神経に素子を取り付ける必要がある。

防壁:ファイヤーウォールの類。脳を焼き切る攻性防壁・侵入者を足止めする防壁迷路・逆襲回避の身替わり防壁とかがある。首に取り付けるU字型のデバイスが身替わり防壁。

S.A.C.:造語。スタンド・アローン・コンプレックスの略。説明はレビュー本文にて。

ゴースト:個人を特定する要素。魂という言葉に近いと思います。

他にも色々ありますが主なものを掲載。視聴時のストレス軽減目的の要約版とさせて頂きました。新作に備えてのおさらいも兼ねて。もっと詳しく知りたい人は「攻殻 用語」でぐぐってみると面白いかも‥。
{/netabare}

投稿 : 2017/10/04
閲覧 : 879
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46

タイチョー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ここまで渋いアニメはあっただろうか

今まで見たアニメの中で一番渋くてかっこいい作品はこれ以外にありません。

素子や荒巻課長といった魅力あるキャラクターに重厚なストーリーに、SFの設定の作りこみ具合など見所が多く語りつくせない感じです。

とりあえず荒巻課長主役回である『未完成ラブロマンスの真相』が一番好き。
イギリスでも犯人逮捕に活躍しちゃう荒巻課長の手際の良さと女頭取の恋仲が進みそうで進まないもどかしさの対比がされていて好きです。

いちいち名言や名場面が入っているのでシリーズすべてを見ると結構なボリュームになります。

タチコマは癒しです。

投稿 : 2017/09/23
閲覧 : 171
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4

ネタバレ

munou さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

大衆エンタメ版攻殻機動隊

士郎正宗の原作や押井守の映画版と異なり気軽に見ることができる。
音楽がパクリともいわれるが完成度は高い。
作画は今見ると古いかもしれないが当時としては相当の出来だと思う。
キャラはこの作品単体としては主要キャラクター全ての魅力が引き出されているが、原作や映画のファンからは叩かれても仕方ないと思われる面もある(主人公素子の軽さがこの作品では描かれていないなど…)。声優の演技はキャラの魅力をよりよく引き出している。
一話完結の作品と笑い男事件をテーマとした連続したストーリー双方あるが、ともに完成度は高い。視聴中は笑い男事件のほうが面白く感じられた印象があるが、視聴後に振り替えると一話完結も同じかそれ以上に面白かったように思われる。


物語のラストでは第四次世界大戦で活躍した貴重な精鋭部隊「海坊主」が政治的取引から主人公たち公安九課によって壊滅に近い損害を負わされ、これはあまりにも日本政府が無能ではないかと思われる描写であったが(世界情勢は安定していないので「走狗煮らる」とはならない)、日本も含めて「攻殻機動隊」世界の国家全てが最終的に「アップルシード」世界までに消滅していることを考えるとこの描写は妥当なのかもしれない。

投稿 : 2017/09/17
閲覧 : 178
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4

ニャンころ星人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

ん~

人気あるので私も観てみたが1話観て2話を観る気になれなかった…

投稿 : 2017/09/05
閲覧 : 196
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2

ネタバレ

Shintaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

素晴らしい。少しネタバレ

ここまで引き込まれた作品は稀である。SF作品なのに現実感が溢れているような作品。特に終わり方が最高である。この作品は全体を通して”集団”や”民衆”にスポットを当てた作品だと感じられた。特に笑い男事件では、情報に翻弄される民衆が本当に綺麗に描かれていて大変素晴らしかった。もし少しでも興味を持ったら観るべき作品である。否定的なコメントは出来ないのではないだろうか。

投稿 : 2017/08/18
閲覧 : 210
サンキュー:

6

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

大人向けSF刑事アニメ

一話完結でありながら、全体を通してのつながりも随所に練り込まれている。

衝撃的な展開やスピード感溢れる戦闘などはあまりなく、
一つ一つの話が落ちついて丁寧に進んでいく印象。


それぞれの話のどこかに少し考えさせられたり、何か思わされる所があるだろう。



何よりタチコマ!

SACを観たほとんど全ての人がタチコマを好きになってしまうのではないか!

タチコマは可愛すぎます。。。

投稿 : 2017/08/15
閲覧 : 395

mcc_N@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

安定

昔からの士郎正宗氏のファンであり、ちょっと厳しい評価になるかなと思っていましたが予想以上の出来でした。

基本的に女性のバトル物は苦手なんですが、これは有りですw

原作好きだからなんとかついて行けたけど、話が難解ですね~

で、現在続編視聴中ww

投稿 : 2017/08/07
閲覧 : 225
サンキュー:

2

aniwaka22 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

”スタンドアローン・コンプレックス”の解釈

作品のテーマであり、事件の原因であった”スタンドアローン・コンプレックス=集合的無意識”について。

私は以下のように解釈しました。


ネットの普及により多くの人が同じ情報を得たり記憶を共有するようになったことで、各個人の頭の中にある思想や思考回路が似通った物になる。
そして、各個人がその思想や思考回路に則って生活を送る結果、感性や人格までもが近づいて行く。(これを作品内では”自己同一化”と呼んでいる)

人格が似通った人がどんどん増殖していき、同じような意識が広がってく。
それを集合的無意識と呼んでいるのかなと解釈しました。


個人的には、それが実際に起こっているように思えるのが面白いです。

ネットからISISの情報に触れて共感した人が、自分もISISの一員だと勝手に認識し、現在の世界は悪だという意識を持ち行動を起こし始める点など、笑い男と近いじゃないかと感じました。


現段階ではまだ、笑男事件みたいに完全に自己同一化するまでは至っていませんが
将来電脳化が実現し、人の記憶や経験を別の人の脳にコピーできるようになれば、笑男事件は本当に起こるのではないでしょうか。


原作はアニメより更に古いですし、これをネットがまだ普及していない時代に描いていたというのはただただ驚きです。

投稿 : 2017/07/25
閲覧 : 327
サンキュー:

25

ネタバレ

howknow さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

機械で構成された体に、劣等感を持つ

脳を電子コンピュータ化した世界は、とても楽しそうだった。
同時に、本編で扱っている主題とは少し違うのだけど、体を機械化(サイボーグ化)をしたことにより、生身の体を渇望するようなサブテーマがあるように思う。
{netabare}
その中で、主人公だけが最も生身の人間に近く、機械化と生身の狭間で、それにまつわる事件に苦悩する物語である。

タイトルにあるコンプレックスは、脳の電脳化とインターネット全情報の共有により、社会全体が無意識な行動を起してしまう現象を指している。
それでも、機械で構成された体によるコンプレックスを、主人公や周囲の登場人物たちが抱えている。
社会規模の悩みと、個人規模の悩みには共通部分があり、それがスタンドアローンコンプレックスに繋がるのだと、暗に語られていると私には思える。
{/netabare}

投稿 : 2017/07/15
閲覧 : 215
サンキュー:

6

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攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXのストーリー・あらすじ

西暦2030年…あらゆるネットが眼根を巡らせ、光や電子となった意思をある一方向に向かわせたとしても「孤人」が複合体としての「個」になるほどには情報化されていない時代…。
情報ネットワーク化が加速度的に進展し、犯罪が複雑化の一途を遂げる社会的混乱の中、事前に犯罪の芽を探し出し、これを除去する攻性の組織が設立された。内務省直属の独立部隊公安9課、通称「攻殻機動隊」である。
公安9課の役割は、深刻な電脳犯罪への対処、国内における要人の援護、政治家の汚職摘発、凶悪殺人の捜査から極秘裏の暗殺まで、多岐に渡っている。彼らは電脳戦を最も得意としつつ、高性能義体を生かした物理的な戦闘においても特筆すべき能力を発揮する、精鋭部隊である。(TVアニメ動画『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2002年秋アニメ
制作会社
プロダクションI.G
公式サイト
www.kokaku-s.com/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BB%E6%AE%BB%E6%A9%9F%E5%8B%95%E9%9A%8A_STAND_ALO...
主題歌
≪OP≫ORIGA『inner universe』、Jillmax『GET9』≪ED≫Scott Matthew『lithium flower』、Ilaria Graziano『I do』

声優・キャラクター

田中敦子、阪脩、大塚明夫、山寺宏一、仲野裕、大川透、山口太郎、小野塚貴志、玉川砂記子

スタッフ

原作・協力:士郎正宗、 監督:神山健治、企画:石川光久/渡辺繁、シリーズ構成:神山健治、キャラクターデザイン:下村一、メカニカルデザイン:寺岡賢司/常木志伸、美術監督:竹田悠介、美術設定:加藤浩、色彩設定:片山由美子、特殊効果:村上正博、編集:植松淳一、撮影監督:田中宏侍、3D監督:遠藤誠、音響監督:若林和弘、音楽:菅野よう子

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