2002年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメ一覧 41

あにこれの全ユーザーが2002年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2020年07月08日の時点で一番の2002年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
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73.3 1 2002年夏(7月~9月)アニメランキング1位
プリンセスチュチュ(TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
★★★★★ 4.1 (175)
972人が棚に入れました
金冠町という町の金冠学園バレエ科の落ちこぼれ生徒・あひるは、憧れのみゅうと先輩といっしょにパ・ド・ドゥ(男女がペアを組んで踊ること)を踊るのが夢。
人の心を持たず、いつもさみしげなみゅうとの役に立てればと願うあひるに、謎の老人ドロッセルマイヤーが力を授け、あひるはプリンセスチュチュに変身して、みゅうとに失った心のかけらを返してあげることができるようになった。

声優・キャラクター
加藤奈々絵、矢薙直樹、櫻井孝宏、水樹奈々、松本さち、白鳥由里、松本保典、岸田今日子
ネタバレ

丸太武漢肺炎天安門 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ニトロプラス「スマガ」の元になったメタフィクション構造のダークメルヘンなバレリーナ魔法少女アニメ

「スマガ②」発売記念特別企画!下倉バイオ先生インタビュー!
http://ga3.gagaga-lululu.jp/write/2008/11/post_104.html
> 大樹 主人公が何度も同じ時間を繰り返す「ループもの」、そして秋山瑞人さんの『イリヤ』などに代表される、主人公とヒロインの関係が世界の運命を決定する「セカイ系」というテーマを下倉さんが選んだ理由はなんでしょう?

> 下倉 反応を見るとユーザーさんそれぞれでいろいろな読み解き方をされていて、それはそれですごく嬉しいのですが、最初の出発点は……佐藤順一さんのアニメ作品『プリンセス・チュチュ』を、ある日、なんの気なしにふっと観たことがきっかけだったんです・・・・・・カテゴライズとしては子供向け変身少女アニメなんですけども。ガチでメタな作品だったんですよね。

上記のように、この作品はニトロプラス「スマガ」が作られる契機となった作品である。スマガにおける{netabare}魔女たちの思い描いたストーリーによって世界が形成されるセカイ系設定や、世界が救われないと思い込んでいる魔女たちの認識を主人公が改めさせる{/netabare}展開は、プリンセスチュチュの{netabare}悲劇を書こうとするドロッセルマイヤーとそれに逆らう悲劇の登場人物たちが戦う{/netabare}メタフィクション展開が元なのだろう。また下倉バイオはシュタゲのシナリオにも関わっているが、シュタゲ終盤の{netabare}未来の岡部が描いたシナリオに沿って世界を騙す{/netabare}展開も影響を受けているのかもしれない(魔法少女まどか☆マギカとスマガの関係については、私のまどかのレビューで書いたのでここでは何も言わないが、チュチュとまどか叛逆はくるみ割り人形をモチーフにしている共通点があるので、叛逆が好きな人にはこれもオススメだと思う。あと{netabare}うる星やつら2BD{/netabare}に似ているという共通点も…)。

内容はドイツ風世界でバレエスクールに通うドジな女の子が主人公のダークメルヘン。「お話」と「現実」が交錯するメタ構造と、一応魔法少女物だが敵とはほとんどバトルせず、敵と一緒にバレエを踊って理解し合うのが特長。
結論だけ言うと「女児向けアニメにメタフィクション構造を持ち込んだのは斬新だが、後半は中だるみがあり、終わり方はご都合主義を感じてしまったのが残念」。

前半の卵の章は童話、後半の雛の章は(たぶん)戯曲をモチーフにしていて、一応は女児向けアニメだがドロドロ恋愛を描いている。前半は良かったが後半は間延びした内容でかなりだれた。{netabare}みゅうとが人の心臓を奪おうとするとあひるが邪魔をする、の繰り返し。{/netabare}26話ではなく20話くらいで良かったと思う。中だるみしてしまうのは26話がデフォだった時代の贅沢な悩みだね。

{netabare}終盤の仕組まれた箱庭世界というメタ構造が発覚する展開は「うる星やつら2ビューティフルドリーマー」と同じように感じた。ドロッセルマイヤーは夢邪鬼だね。ドロッセルマイヤーはゲーム「魔界塔士Sa・Ga」のかみ(神)にも似ている。あと「Dr.スランプ」で作中に鳥山明が登場して結末を描き直してしまうメタなギャグも思い出した。そういうメタギャグは赤塚不二夫でやりつくしたって言われてるよね。{/netabare}

それにしても…放送局によっては女児向けの時間帯にやってたようだけど、これ女児には理解できないよね?って思う。女児向けなのはキャラデザとギャグシーン(猫先生というキャラは素晴らしい。誰か結婚してやれ)だけで暗くてドロドロしてるし。「電脳コイル」と同じようなもんだな。

作画については安定しているけど、肝心のバレエシーンは山場を除くと静止画も多い。ただキャラデザはシンプルで古臭さは感じなかった。

声優についてはドロッセルマイヤーの声は字幕が欲しいくらい聞き取りづらかった。ここがこの作品の一番の欠点だと思う。

音楽については、劇伴に膨大な数のクラシック曲を使用しているので好きな人にはオススメ。私のように詳しくない者でも聴いたことのあるメジャー作品が多い。作品全体のメインテーマはくるみ割り人形の花のワルツになっている。

各話感想
{netabare}1話 卵の章
先生が猫に見えるのは伏線なんだろうね。
ジジイのキュウべえと契約した!
チュチュって言葉どっから出てきたんだよw
あっ原画に坂井久太がいる。

2話
アヒルめいたことを言うとアヒルに戻る?
いつからアヒルだったのかとか哲学的なことを言うな。
水に浸かると戻るのw

3話
ホモうぜえw
みゅうとは心を少し取り戻したようだね。
ドイツ語。童話と言えばドイツだね。ドイツ浪漫主義。

4話
ホモうぜえw
ペンギンのピアノは何だったんや。
とりあえず踊るw
負の感情ばかり取り戻させて王子は幸せになれるのか…。

5話
もう猫先生と結婚しろ。
ホモうぜえw
慈しみの心があると嫌なのかよ。

6話
三又w
ひょっとしてみゅうとが心を取り戻すと動物化が進む?
ホモだなあ。
チュチュが使ういばら魔法って邪なるものに見えるな。伏線か。
るうは色々知ってるのか。
ジジイがバッドエンドになるって言ってる。

7話
やっぱ動物化が進行してるな。
いい加減あひるがチュチュだって疑っても良さそうなもんだが。
このジジイは魔界塔士Sa・Gaのかみと同じやな。
エデルはジジイの手先っぽいな。
アヒルからチュチュになってもすっぱだかにはならないのか。
とりあえず踊るなw
お互い顔が同じなのに正体に気付かないシュールさよ。
るうが童話に出てくるカラスだったのか。

8話
いい加減あひるがチュチュだって疑っても良さそうなもんだが。
よりによって好奇心を連れてくるとは厄介やな。
るうは自分がクレールであることだけを知らんの?
ホモがいいとこ見せた!
ホモが暗黒魔法を使ってる。
いい加減あひるがチュチュって気づけやw
とりあえず踊る。
8話にしてようやくバトルシーンか。

9話
踊り続ける靴の話ってアンデルセンの赤い靴か。調べたらすげえスプラッターな話なんだな。
ついに猫先生に嫁が?
猫先生つめたいなw
ついにレズメガネも登場か。
相手がバレリーナでなかろうともとりあえず踊るんだよね。
クレールって後の悪魔ほむらに似てるな。カラスがぶわーって飛ぶシーンもあるし。

10話
恋の特別授業w猫先生のキモさがリミットブレイクしてる。
ローエングリンってワグナーのオペラか。知らんけど。
みゅうとは不老不死か。
このアニメもう幼女はついていけねえだろうな。
アヒルは泣かないだろw
ふぁきあを騙してるのはいいのか?
とりあえず踊る。シュールw
さすがにばれるわ。

11話
あひるとチュチュ顔同じじゃんw
とりあえず踊る。
希少なバトルシーン。
クレールに正体ばれたのか?

12話
チュチュになってるとドジっ子じゃなくなるというわけでもない?
なんか四角関係みたいになってきてるな。
ドロドロ恋愛やん。
とりあえず踊る。
ラッキースケベwww

13話
前半最終回だけに作画気合入ってるな。
言葉でなく踊りで伝えればいい、で踊りに必然性を。
ここで猫先生かよw
白鳥の湖がクライマックスなのか。
一人で必死にパ・ド・ドゥを踊ることで心を伝えるってことね。
エデルをふぁきあが助けたのはご都合主義やな。
なんか前半は綺麗なハッピーエンドで終わったな…と思ったけどジジイが。

14話 雛の章
Aパートが前半のおさらい。問題はあまり解決してない。
ふぁきあのほうに惹かれてるな。ビッチか?
黄髪のゲスさが増してるな。
猫先生が珍しく素晴らしい講義をしている。
動物化の謎っていずれわかるんだろうか?

15話
コッペリアってロマサガ2にも出てきたな。
黄髪はいいかげんにしろw
中二病w
ぴけって名前だったのか。
チュチュは第三者からは白鳥に見えるのか?
黄髪がクズすぎる。ジジイに操られてるのか?
この黄髪と今までどうやって友達でいられたんだよ…。

16話
あひるはふぁきあとくっつくよな。フラグ立ちまくってるし。
顔に光修正入れるなw
能登さんだ。
このアニメ盗み聞きするシーン多すぎw
フレイア貧乳やな。
準優勝のリスクを考えたら参加者ゼロだろw
猫先生はヤギと結婚すべきだった。
久々に説得して落としたな。

17話
フェミオ声が合ってなくねえか。
BL展開かよ。
猫先生たまにいいこと言うよな。
曲はカルメンのバハネラか。
いつもチュチュに邪魔されるからまずチュチュをどっかに閉じ込めればいいのに。始末してはいけないとは父上から言われてるけど。
フェミオすげえな自力で脱するとはwチュチュが助ける必要なかったw

19話
真夏の夜の淫夢…じゃなくて夢か。
Aパートがただ鬱な話でしかないw
ジジイの活舌悪すぎ。
またふぁきあとフラグ立ててる。
メガネwww
後半は話がワンパターンだな。

20話
あーこのふぁきあの物語実現化能力がスマガに使われたのか。
はげ山の一夜だ。
猫先生すげえw
またこのパターンか。

21話
ソフトバンクCMに使われていたあし笛の踊りか。
つま先で立つのをポワントと言うのかー勉強になります。
猫先生はやっぱすげえや!結婚狂いを除けば。
このメガネはただのモブじゃなかったのか。
ソフトバンクCMのクラシック曲多いなw
ふぁきあがジジイの子孫という設定は重要なのか?
猫先生www
メーテルだ!
全は一、一は全。
そういやふぁきあのあざの謎は?
やっぱふぁきあルートだな。

22話
図書の者?ジジイの敵なの?
なんかうる星やつら2ビューティフルドリーマーみたいになってきたな。外の世界は…。
ついにジジイが直接介入。
あおとあは好きになったから助かったのか。

23話
Aパートの話が魔界塔士Sa・Ga。
うずらちゃんに気を使ってるw
これはあひるがふぁきあのほうが好きになって筋書が狂う流れかな。

24話
みゅうとがカラスに成り果てても変わらないるーちゃんの愛は本物だな。
あひるのぞき見しすぎw
ジジイの目的は悲劇を書く事。
チュチュのペンダントが王子の心のひとつなのはいいとして、かけらを取り戻すのが王子の意志ってのは別に今までと変わらないのでは。確定したことが重要なのか。
大ガラスを復活した後の手を打たずに復活させんなや。ふぁきあにどうにかしてもらう手筈だったのでは。

25話
チュチュが愛を語ってチュチュが消えて悲劇完成の予定だったってことね。
ダブル人質攻撃。
責任を持とうとすると書けないw
あひるが好きなのはみゅうとではなくふぁきあだから筋書きを変えられる展開になるんだろ?
あおとあはなかなかいいキャラしてるなw

26話
「こりゃまた一段と悲劇を、ありがとうよ」←ゲスすぎ。
あおとあ大活躍w
王子がジークフリートだとクレールはクリームヒルトじゃないとおかしい。
あひるの希望の力で解決…うーんこれはご都合主義だよな…いっそジジイに変えるには放送時間が足りない!とか言わせればよかったのでは?メタが売りの作品だし。
この終わりよりは俺が予想したふぁきあとあひるのラブ展開にした方が良かったような。
猫先生とかはみんな動物に戻ったのか。
ジジイ「私も誰かのお話の中?」←これが全ての落ちか。
これハッピーエンドか?あひるは元々あひるだったにしても。主人公がカラスで終わるAirみたいやなw{/netabare}

投稿 : 2020/07/04
♥ : 8

nani-kore さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

戦わない、愛の魔法バレエ少女の正体はアヒル??とってもシュールな珍傑作☆

単純に魔法少女モノと、カテゴライズできないアニメです。
まず、魔法少女なのに基本バトルはナシ。
向かってくる敵(の様な対象)と共に踊るだけです。
そしてその正体は、実は少女ですらありません。
その正体はアヒル、あのお風呂にプカプカ浮いてる、愛らしくも吹き出してしまいそうな黄色いヤツ。
なんとそれが正義のヒロインなのです。

10年の構想を経て制作されたという、サトジュン監督の本作。
お風呂に浮いているアヒルが活躍してもおかしくないような、きっついデフォルメのキャラデザは、私の好みではありませんが、作画には気合いが入っていると思います。
クラシックバレエを基調とした音楽もイイです♪
全編26話で、前半「卵の章」と後半「雛の章」では全然テイストが違います。
前半では物語のシュールさに首をかしげつつ、まだかろうじてお子様も楽しめる感じですが、後半にいたってはもはや、子供は置いてけぼりの暴走シュールぶりなのです;

前半「卵の章」は1話から13話です。
安全な少女向けファンタジーを楽しみたい方は、13話で終了しても良いでしょう。
実際、この13話で完結してもおかしくはない大円団です。
みゅうと、カワユイです。
前述の通り、私はこのアニメのキャラデザがあまり好きではないのですが、みゅうとの愛らしさだけは認めます(^ ^);
原案&キャラデザの女性は美少年趣味なのでしょうか?
ヨーロッパ風の寮生活、親友ふぁきあのゲイっぽい横暴独占ぶり、長い白シャツをパジャマにしたみゅうと。。狙ってるよ♪と言わんばかりに気合いが入っています=33
それにしても「みゅうと」とか「ふぁきあ」とか、日本人ばなれしたヘンな名前ですね~3
猫がバレエ教師な時点でヘンですが。。この「猫先生」、擬人化されてはいますが、リアルに猫なのです。
猫先生に限らず、本作には擬人化された動物達が、町の生活の中に溶け込むように登場します。
割合的には20~30%といったところでしょうか。
それに違和感を持つ人間は一人もいません。
かの名作「十二国記」の半獣のような存在、とも思われます。
そしてこの動物たち、かなりきっついデォルメの人間たちに対して、ピーターラビットのごとく、やたらリアルに描かれているのです。
でもピーターラビットと同様、可愛らしいのでご安心を。
アリクイのバレリーナの回は大爆笑(^ ^)!
。。「卵の章」の解説(なってねーよ;)はこの辺りで。

後半「雛の章」は14話からです。
シュールさは暴走し、愛の形を問うテーマはシリアスで重く、作品の雰囲気も暗く怖ろしいものになっていきます。
これではもはや、お子ちゃまは置いてけぼりでしょう。。
前半ではあんなに愛らしかったみゅうと、後半ではダークサイドに入り、私を魅了した愛らしさが消滅してしまいます;
ダークでも魅力的な黒王子に変化したのなら良いのですが、混乱して頭がおかしくなってしまうのです;
作画的にはますます気合いが入ってカワユイのですが、混乱して言動がどんどん気持ち悪くなっていきます。。そんな彼を、どうしてこれ以上愛せるでしょう;;
こんな風になるなら、自分の意思がまるでなく、ぽわんと白シャツ一枚でプラプラしているバカ王子に戻ってもらいたい位です。。むしろ我々アニヲタは、そーゆー知性や意思を感じない美少年少女の方が、時に激しく萌ゆるのではないでしょうか?
代わりにヒーローとして台頭してくるのが、みゅうとの親友、ツンツン(ツンの方が多)デレのふぁきあです。
残念ながら、作画的には全く私の好みではありません。
でも、ヲタの女性の中には、萌える方もおられると思います。
ドラゴン〇ールだったら悟空よりベジータ様が好き!という女性なら、ぴったりと好みに合うでしょう。
うん、彼はベジータ顔です。。
前半ではヘッポコ騎士どまりだったふぁきあ、後半ではとんでもない伏線が用意されていて、物語における最重要人物と化していきます。
ツンツンデレな性格も、ツンデレデレ(デレの方が多)と変化していき、性格上の魅力が消滅していく狂王子みゅうとに対し、(腐)女子心にガンガン魅力をアピールしていくのです。。ベジータ好きの人が羨ましい、画的に萌えられない私;

そんなこんなで物語は終焉へと向かいます。
シュールさが暴走し、重い雰囲気の「雛の章」に疲れ気味だった私ですが、そのラストには落涙寸前;
前半章のラストは作画音楽ともバランスが取れて美しいものでしたが、安定パイレベルの感動ともいえました。
それに比べ、後半の真のラストは、シュールが暴走しつつ、観る者の心を打つようなものだったのです。
だってさぁ、お風呂にぷかぷか浮いてるよーなアヒルが、傷つけられても懸命にバレエを踊るのよ?真面目な顔で。
画的には超シュールで、物語を知らない人が観たら、プッと吹き出すと思う!
。。でも、全話を追ってきた者にとっては違うんですよね。
だって、懸命に踊っている黄色いおもちゃみたいなアヒルが、どんなにけなげで報われない想いのもとに、小さな命を懸けているのか、そのいじらしい愛を理解しているから。。
詳しくはネタバレになるから書きませんが、おもちゃみたいなアヒルの小さな恋も、ふぁきあの淡い想いも結ばれることはありません。
でも、たとえ思い通りにならない、報われない想いだとしても、様々な形の愛を表現した登場人物の中で、不幸な結果に終わった者は一人もいないように思います。
たぶん(腐)女子制作陣の暴走はあれども、やっぱりサトジュンは乙女の味方、ハッピーエンドの巨匠なんですね♪♪

ちなみに本作、海外の方が人気を博しているようで、北米では放映中にクリスマス特番等の特番が制作され、DVDの売れ行きも好評、数年に一度全シリーズが再販されるそうです!
原産国日本では、単巻が一度っきり発売されただけみたい;
たしかに本作のきっついデフォルメは、ディズニーアニメに通じるものがあって、アメリカ人の方が馴染みやすいカモ。
愛の形をテーマにしたダークでヘビィな後半も、おませなアメリカ人少女たちにはウケたのでしょうか。
北米版OP『Hold Me Now』は、カッコイイ~!!
水滴とピアノの音で始まる、日本のオリジナルOPのやさしい調べとは正反対、パンチの利いたロックな曲です。
日本版OPは癒し系メロディの名曲だと思いますが、ロックの本場アメリカの少女たちにしてみれば、そんなぬるいOPでは観る気も起こらないのでしょう。
本編中のクライマックスシーンを、パンチの利いた音楽に合わせ、登場人物達が激しく踊るように組み合わせた、北米版OP『Hold Me Now』、めちゃくちゃカッコイイ名曲なので是非ご鑑賞下さい♪♪
「プリンセスチュチュ 英語」でググると出てきますよ~
プリンセスチュチュの英語版や、アニメ好きの「アリゾナのじいさん」のインタビュー等、英語リスニングの勉強がてら楽しめマス(^ ^)V

投稿 : 2020/07/04
♥ : 24
ネタバレ

文葉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

バレエ

おジャ魔女どれみと作画や絵風は似てるのに
内容が大人向け・・いえ、大人でも楽しめる内容でした。

以前からずっと観たかったので、
通勤時間を利用してタブレットで加入してるアニメパスで視聴しました。

よく、宣伝のためか有名アーティストを使用するアニメが多いですが
このアニメはOPで世界観を壊すことなく、むしろ引き立てているので毎回飛ばせませんでした。
フルバのOPを歌った岡崎律子さんの優しい歌声が心に染みます。
間奏で「くるみ割り人形」の曲のフレーズが聞こえるので懐かしい気持ちになりました。
世界観もキャラクターも個性的で大好きです。

<気になったことや色々> ネタバレです
{netabare}あひるのお友達があひるの失敗を見る事が大好きで彼女の成功は好まない所とか
凄いドSで本当に友達なのか・・と思いましたが、仲は良さげでした。
猫先生は女の子たちを喜ばせるために言ってるのか本気で言ってるのかよくわからないです。
他のエピソードで猫先生が好きな子とデートしてお断りする描写から
現実でも「誰でも良い」という人程「理想が高い」と思いました。

そして、エデルさん・・・泣
自分の身体を焚き火にするなんて粋な計らいと優しさを忘れられません。
彼女を見ているとバレエの「コッペリア」を思い出します。
エデルが燃えた後の残り木から生まれたうずらがエデルの記憶を取り戻すシーンが鳥肌でした。

ドロッセルマイヤーがなんとなく不気味で、
一話一話のあらすじのナレーションさんも「昔々、一人の男が・・」(あーもう怖くて口にしたくないw)
と、初めから物騒で私がもしも小さい頃に観たら大泣きレベルです。
ふぁきあが物語を本当にする能力に目覚めた辺りから出てくる斧を持った人たちがめちゃ怖いし、
るぅちゃんの何とも言えない色気と後半のみゅうとの変貌はちょっとお子様には早い気がします(笑)

お気に入りキャラはふぁきあ。
彼、最初はすごーい感じ悪いんですよ。
でも、みゅうとを守りたい気持ちが強くて実は不器用で心優しい一面を見たらすごく、ふぁきあに惹かれました。
あひるに対して最初はよそ者のように思ってたのがいつしか友情に変わりそれが恋心に変わっていく過程が良いです。
あひるが人間に戻った後、服を着ていなくて素っ裸の姿を見て
赤面して目をそらすところに萌えてしまいました(笑)

前半ではあひる×みゅうとのEDでしたが、
後半の最後、あひるが語るはずの「愛」をるぅが語って王子がるぅを選んだ時は驚きました。
てっきりあひると結ばれるかと思っていたら20話からの怒涛の展開に「その線」はいつしか感じなくなってしまい、
独特の世界観とストーリーに酔いしれて後半は一気観しました。{/netabare}

<バレエエピソード>
ほんの少しの経験談なので飛ばして構いません。
{netabare}私は生まれつき右足の骨が多少曲がっていたので(バレエを習い治った)
母が治るようにと親心でバレエを3歳の時に習い始めました。

オープンしたてのバレエ教室は、
宝塚娘役の元トップスターの先生が開いた所で初めは私ともう一人の生徒でしたが、
後に各教室が勢揃いして大ホールで発表会を開けるほどに生徒が増え、
レッスンはとても厳しく、周りについて行けず挫折を味わいました。
作中のあひるの気持ちがなんだか凄くよくわかります。

5歳の時に自分から一度辞めて、バレエで歩き方を覚えたためか
辞めて暫くたったある日、父に手を引かれて歩いてたら突然立ち止まり
「歩き方が・・・わからないの・・」と泣き出したことがあり、結局習いに戻りました。

小学生1年生からはバスを2つ乗り継いで隣町まで一人で習いに行って
夜遅くに帰ってきたのも記憶に懐かしいです。

クラシックの基礎を覚えて周りがトウシューズを履く中
私だけトウシューズを履くことを許されず、何度も先生に怒られ
足先でポーズを直され、神経が、筋肉がプチプチ切れるような音と痛みを忘れられません。

周りの同期や友達が履いているトウシューズが羨ましく思う半面、
外反母趾になり血豆が出来て「爪の色が変になったから、ペディキュア塗ったんだ」
と、見せてくる友達の姿は胸が痛かったです。
彼女のトウシューズはうっすらと血が滲んで染み付いていました。

今、大人になって思いますが、トウシューズを履くということは、
バランス感覚と基礎がしっかり出来てないと捻挫や怪我の元となることと
先生の配慮だった気がします。

それから10歳でバレエを辞めることになりますが、
その後たくさん色んな習い事を経験した結果、今のベリーダンスと出会いました。
(書きたいけど長くなるのでまたいつか・・) {/netabare}

プリンセスチュチュとなったあひるの一人のパ・ド・ドゥの足の震え具合
(あのバランス感覚と痛みはどれくらいだろう)
OPのアヒルの姿、作中のマイム。
アラベスク、グラン・フェッテ。どれも懐かしいです。

プリンセスチュチュを見た後、つい昔みたいに踊りたくなって
自室でピルエット(片足軸で回転する技)してしまいました。
一つ後悔は、柔軟性を保つために辞めた後もストレッチをサボらなければ良かったということだけ。
もう今は体が硬い・・(震え声)

投稿 : 2020/07/04
♥ : 45

71.9 2 2002年夏(7月~9月)アニメランキング2位
猫の恩返し(アニメ映画)

2002年7月20日
★★★★☆ 3.7 (682)
5005人が棚に入れました
何となく日常を過ごす、ごく普通の女子高生・吉岡ハルは、ある日、車に轢かれそうになった猫を助ける。助けられた後、その猫は日本語で礼を述べ、二足歩行で歩き去る。実は、彼は猫の国の王子・ルーンだった。

次の日、猫の国から、王子の命を救ったお礼の品が届けられるが、猫じゃらし、マタタビ、ネズミといった、猫しか喜びそうのない代物ばかり。文句を言うハルに、それならば猫の国へご招待致しますと使者は答え、突然現れた猫の集団に、ハルは連れ去られてしまう…。

声優・キャラクター
池脇千鶴、袴田吉彦、渡辺哲、斎藤洋介、山田孝之、前田亜季、佐戸井けん太、濱田マリ、岡江久美子、佐藤仁美、丹波哲郎
ネタバレ

シェリングフォード さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ハル。ねこに逢う。

お寝坊でドジな性格をした華の女子高校生ハル。
ある日友達のひろみと下校していると一匹の猫を見かける。
その子は細身の身体をしていて全身が紺色。
すらっと背筋がよく、まるで水面の上を歩いているかのように上品に、また堂々と街中を進んでいった。
まるでその町の住人のようにごく当たり前に。彼自身異邦人(猫)であることの自覚もないだろう。
その猫は赤いリボンにくるまれた小さな箱を咥えて歩を進めていった。。
ハルたちがそんな不思議な光景についつい目を奪われていると猫の方に動きがあった。
猫が道路を渡ろうとしていた。器用に左右を確認し足を踏み出す。
だが、車道の途中で運んでいたものを落としてしまった。それも何度咥えなおそうとしても上手く拾えない。
そんなこととは無関係にトラックがやってくる。(そういうときに限ってやってくる。それが不条理だ。)
最初はその子ならまた拾って華麗に去っていくと無根拠な信用を押し付け見ていたが、第六感の存在を示唆するかのように悪い予感はハルの肩をたたく。
そこからハルは夢中だった。
握っていたクロスを持ち替え、車に脇目も振らず車道へ飛び込み
猫をクロスの網の部分でキャッチし、その勢いのまま植え込みへダイブ!
なんとか猫を助けたもののクロスは折れてしまい、明日からの部活どうしようなどと慌てふためいていると猫が立っていた。
そう、人間と同じよう二本の脚で立っていた。そんでもってお辞儀されて、お礼の言葉まで話された。
ハルは「急いで」「お礼」「後で」など途切れ途切れに単語を拾いながらも理解に努めていたが
意識のほぼすべては現前の視界に映る「直立して話す猫」に吸い込まれていた。
そして猫は去って行った。

その出逢いが運命の歯車を動かす。

猫のお礼はあまりに過度なものだった。
それもそのはず。助けた猫は猫の国の王子様だったのだ。それもしまいには王の独断でハルを嫁に迎えるというのだ。
断ることができずにうろたえるハルの耳にひとつの声が届く。
「『猫の事務所』へ行って。商店街にムタという白い大きな猫がいるから彼が案内してくれるわ。」
その声はとても弱々しく今にも消え入りそうな声だった。案の定、すぐに消えてしまった。
誰にも頼ることのできなかったハルはせめてこの際稿でもと商店街へ向かう。
その猫はとても大きな肉まんのように白く、巨大だった。
目つきが悪く、無愛想で、非協力的で、人が初対面に感じる嫌な空気をその体に押し込めたような奴だった。
何も言わずその猫は「猫の事務所」まで先導してくれた。
しかし、彼が進む先にコンクリートで舗装された道はなかった。
家々の隙間や、屋根をつたって向かうべきところへ向かう。
まるでみんなが知っている街の、誰もが知らない秘密の場所を駆けているようだった。
事実そうだった。ハルは必死に彼を追いかけた。導かれるままに向かったさきには彼がいた。
そうバロンだ。彼ならなんとかしてくれるはずだと期待を胸に。


ひょんなことから不思議な猫たちによってファンタジーに引き込まれてしまう少女ハルのお話。
内容はちょっぴり退屈しちゃうくらいの単純なものでした。
「冒険」に差し掛かる前のドキドキ感はたくさんありました。声を聞いたり、屋根をつたって走ったり、連れ去られたり。
その中でも僕はムタを追いかけていくシーンはとても好きです。
すごくドキドキします。「どこへ行くんだろう。この先に何があるんだろう!」って。
でもそこまででした。「向こう」に行ってからは気を引くようなものはありませんでした。
特別に細かく描かれることもともなく、大雑把な展開で煽って終わりました。
一言で言うならば未熟です。(すみません。偉そうに。)目的ばかりに目が行っていてちゃんと描けていない。
だから一辺倒で味気ないのです。違う角度から見ようにも平面であってはそいつはちと厳しい。

でもハルにはとても好感が持てました。
素直で良い子です。なんとなくですが、堅実な幸せを掴みそうな子ですね。
{netabare} 小学校の頃に観た、バロンがお姫様抱っこでハルを抱えていく途中に、赤くなる彼女の顔が妙に残っています。
どうしてだろう。おそらくは当時の僕にとってこういう恋の仕方が新鮮だったのかもしれません。
ここのシーンが好きで何度も観ていました。今でもそうかな。{/netabare}

好きなシーンと言えば、
ハルが猫の事務所の前に立ったときにカメラがぐるーっとハルの周りを回るシーンです。
広場を囲む周りの建物の窓に夕日が反射してとっても綺麗です。

他にも作画のタッチって言うのかな。あんまりジブリの踏襲を受けなかったところに意気込みみたいなものを感じます。
この映画はストーリーに未熟な点もありますが良いところはとても印象に残る作品でした。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 16
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

晴れた休日の、午後3時頃に観たい映画

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
ジブリ作品の中では異色とされる本作品。監督は森田宏幸さん。一応、同じくジブリで映画化された「耳をすませば」の月島雫が書いた物語という設定はあるものの、ストーリー的にはほとんど関係ないので、「耳をすませば」を観ていなくても全く問題ないです。

レビュータイトルですが、これ多分、音楽が大きいです。ウクレレの爽やかな音色と透明感ある力の抜けた歌声が魅力の、つじあやのさんの「風になる」は本当に名曲。自分の中では、(曲調は全然違いますが)ゆずの「夏色」と重なっていて、どこまでも突き抜けた青空と白い雲をイメージさせます。

春か、夏。晴れた休日の午後3時。午前中に掃除を終え、軽めのお昼御飯を食べ、フッと一息つきたい時。麦茶でも飲みながら観るのに適したジブリ映画だと、超超個人的には思ってます(笑)

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
感想としては、「映画ドラえもん」っぽいな~という感じ。

ジブリの、というか宮崎駿さんのファンタジーの特色のひとつに、「様々な伝記や原作をモチーフにしなかがらも、世界観ごとまるごと作っている感」があると思っています。それが、今作にはあまり見られません(なんかこう、アリモンの概念をいくつか組み合わせた感じというか)。

料理でいうと、宮崎駿さんのは創作料理って感じがするけど、この作品は、タコライスとかオムソバとか、そういう感じです(だから悪いってわけじゃなく)。

「映画ドラえもん」っぽいというのは、主人公がひょんなきっかけから不思議の世界に迷いこみ、そこで大冒険をするってのが、近いかなと。バロンも、ドラえもんっぽいっちゃぽい(笑)

この作品、確か高校生の時にリアルタイムで映画館で観た気がします(ちなみに、ウチの地元はド田舎なので、常設の映画館はなく、年に数回、公民館などに映画館が来るシステムでしたw いや、高校は少し都会だったから、映画館ありましたけどw)。観終わった後は、なんかスッキリした爽やかな印象でした。逆に、同時期の「千と千尋の神隠し」や、少し前の「もののけ姫」などのような、視聴後も胸に「ず~ん」と何かが残っている感はなかったですね。

良い意味でも悪い意味でも、子供向けでシンプルで分かりやすい! それが本作の特徴かと。
{/netabare}

投稿 : 2020/07/04
♥ : 24

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「みんな大切な自分の時間だったんだ。」

ジブリ作品「耳をすませば」の主人公・雫が書いた物語という設定で、猫の男爵・バロンが登場します。

バロンが猫でよかった。

かっこよすぎて、キザで、あれが人間だったら惚れるを通り越してあきれてしまっていたわ(笑)

1時間半ほどの作品でした。


●ストーリー
女子高生・吉岡ハルは、ある日車にひかれそうになった猫を助ける。

猫を助けた恩返しに…と、猫の国へ招待されることになる。

猫の国へ行きたくないハルは、謎の声が教えてくれた猫の事務所を訪ね、助けを求める。


ストーリーはよくできていて、飽きることなく最後まで楽しく見ることができました。

バロンがかっこよすぎね!

スーツに帽子、ステッキという紳士な身なり。
どんなときも冷静。
ダンス完璧。
剣の腕前は一流。

あんな猫と一緒だったら、どんな出来事に遭遇しても、そりゃわくわくどきどきするだろうなあ。笑


●キャラクター
主人公・ハル。

さっぱりした素直な性格で、私は好きでした。

あまり物事を深く考えないので、見ているこちらも気楽な気持ちで見守ることができました(笑)

猫たちも個性豊か。ナトル(王様の第2秘書)かわいいよ。

しかしハルよ、優しい子なのはわかったけど、

小学校からの帰り道にビスケット食べているのはおかしいぞww


●まとめ
1日だけの、ひそかな冒険。

そんな不思議な世界を1時間半、ゆったりと楽しむことができました。

ちょっと現実逃避したいときにおすすめかな^^

投稿 : 2020/07/04
♥ : 20

71.6 3 2002年夏(7月~9月)アニメランキング3位
最終兵器彼女(TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (693)
4340人が棚に入れました
北海道の田舎町で暮らすシュウジとちせ。
ちせは以前から興味を持っていたシュウジに度胸試しとして告白、そのぎこちない交際は交換日記から始まった。
そんなある日、謎の敵に札幌市が空襲される。攻撃から逃げるシュウジが見た物、それは腕を巨大な武器に変え、背から鋼鉄の羽根を生やした兵器と化して敵と戦うちせの姿であった。
国籍不明の軍隊との戦争が激化していくにつれちせは兵器としての性能が向上していくが、故障をきっかけに肉体も精神も人間とは程遠いものとなってしまった。
二人のクラスメイトのアツシは、以前から想いを寄せていたアケミを守る為に自衛隊に入隊。戦場へ赴いていた。
TVアニメオリジナルエピソードで、ちせの親友四人組の一人のゆかりは自警団の白人兵狩りに参加。銃を持ってタケの仇を討つ為、山狩りへ向かう。
そんな中、アケミは大地震に巻き込まれて大怪我をし、シュウジの目の前で死んでしまう。歪んでいく日常。シュウジは再度姿を見せたちせを連れて町を出るが…。

声優・キャラクター
石母田史朗、折笠富美子、三木眞一郎、伊藤美紀
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

名作だよ。。自分のパートナーを大事にしなきゃと思える、なまら切ない戦時下のラブストーリー(原作購読後の感想追加)

マンガ原作。略称はサイカノ。
2002年:GONZO制作でテレビアニメ化。
2003年:ゲーム化。
2005年:OVA化。
2006年:実写映画化。

~初見にて~
視聴の「☆はじめて記念☆」は2020年5月。
いつしか目にしたタイトル。結構有名な方じゃないかな。
でもロボット的な物語と思い込み手を伸ばしませんでした。。
こんな切ないラブストーリーだったとは。
(あまりジャンルで毛嫌いしない方がいいかもw)

■キャラについて。
原作に寄せているんだな、とは思ったものの、
最初、ヒロインのデザインはいかがなものかと思った。
でも、作画が安定したのか、自分が慣れたのか、観る内にどんどん可愛く見えてきた。
自分のツボである、応援したくなる美少女には合致。
というか、ちせの場合は応援したくなると言うよりも、かまってあげたくなるタイプ。これは応援したくなるよりも刺さったw

声は、心もとない感じや、たどたどしさが、とてもキャラにしっくりきて、まるでアニメキャラではなく、実際に存在する等身大の17歳の女子高生に思えて感情移入できた。
方言を使った演出も演技も良かった。
他のキャラがどうだろうと、ちせだけの出来で満点w

■設定やストーリーについて
シチュエーション、演出がけっこう刺さったw

~{netabare}
高校生活で初めてできたかわいい彼女。
(あ、自分の中では「センパイ」は彼女とは認識してないのでw
 まぁそうだとしても中学の話だし)
しかも、ドジっ娘で守ってあげたくなるタイプ。
「ごめんね」などのイントネーションも自分の地元に近いもので、キュンとくる。
その彼女が、自分で制御しきれない大量殺りく兵器だったなんて。。
自分ならどうするだろう。。
きっと、彼女を抱きしめ、励まし、「世界のみんなが敵になっても俺だけはおまえの味方だ」とか・・・
いや、高校生じゃ言えなかったかなw
そんな風に感情移入ができ、それが大きかったかな。作品の世界に浸ることができました。

自分としては特にシュウジが、ヒロインの相手役にありがちな、じれったさが少なかったのも良かった。そこで彼女を抱きしてあげようよ、とか、いっそ二人で逃げようよ、とか、結構思い通りの行動をとってくれたかと。
まぁセンパイとの絡みは、ちせとテツのそれに比べれば軽い方かと。

途中、二人が離れ、「クズの本懐」的な展開もあって、正直、感受性の強い時期にこれを観ていたら、自分も闇落ちしていたかも、と思うところもありました。
その辺がキツいと思う人もいるみたいですね。
でも結果的には、そのエピソードがあったからこそ、後半の二人の同棲や再会が、超盛り上がったので、大事なエピソードだったと思います。

救いのない物語とも思いません。
AIRとかに比べたら二人でいられるんだから救われすぎw
サイカノは結局世界は救い得なかったんだから、ちせが消えたり、ちせだけ残る物語よりは、受け入れられるかと。世界が救われる結末も、この作品ではちょっと違うと想うし。
(そういえば3話あたりでの「僕たちは手を話さなかった」とのセリフ、AIRに絡めたものではと思ったのは自分だけでしょうか。。)

でも終末後の世界でシュウジが生き続けるのか、死ぬとしたらちせはその後どうなるのかはちょっと気になる。。でもそれを想像する事も楽しめれば良いかと(^_^;
そういえばマンガで後日譚があったそうですが観てみたいですね。

ちなみにちせの声優、折笠富美子さん、「灰羽連盟」ではヒカリ(メガネっ娘)でしたw

さらにちなみに、唐突な設定を自分はどう捉えたか。。
・なんで、ちせなの?
→OVAで触れてて一応納得しました。
ここではネタバレになるのでそちらで(^_^;

・どんな兵器技術?
→昨今気にしてたら楽しめないので、気にしませんw
どっかで見つかったオーバーテクノロジーかなんかかとw
{/netabare}~

展開としては今や定番かも知れないけど、音楽や言葉の一つひとつが、ズンズン胸に響いて響いて。。
観終わって「君の名は。」の時と同じようなことを思った。。
自分のパートナーとの時間を大事にしなきゃ。

ちょっと重い部分もあるけどオススメしたい。
二話まで観ればどんな感じかわかるかと。

~原作購読後~
したっけ、ちょっとロス感があったしょや。
ブックオフオンラインを覗いたら、みっけたべさ。
「大人買い」ボタンをポチっとしてみたわけさ。
愛蔵版と外伝集をw

アニメは漫画と比べると、性描写がおとなし目だけど、ストーリーはほぼほぼ原作どおり。
やっぱ、ちさの声が聴けるのはかなりのアドバンテージだけど、漫画はデフォルメのちせが、めちゃカワイイw

(以下、アニメと漫画のネタバレ含みます)
~{netabare}
ちせ達が駆け落ちしてもHしなかった理由が何となくですが分かりました。それは、ちせが兵器に侵食され過ぎて、感じなくなっていたから。
これまで腑に落ちなかった点がスッキリしました。
ラスト近くで成し遂げる経緯は、やはりアニメで表現するのは色んな意味で難しかったんでしょうね。

別冊の外伝集にアフターストーリーがあったものの、求めていた内容ではありませんでした。
なので、自分としてはアナザーストーリーとして処理することにしましたw
{/netabare}~

原作を読んで良かったと思う反面、結局のところロス感が深まったのは気付かなかった事にしよう。。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 17
ネタバレ

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

この星が終わったとしてもあなたと二人でこのままずっと

2002年放送のテレビアニメ 全13話

原作 高橋しん 監督 加瀬允子 構成脚本 江良至 音楽 見良津健雄
制作 GONZO OP「恋スル気持チ」ED「サヨナラ」作詞作曲歌 谷戸由李亜

セカイ系というジャンルを代表する作品。
J・G・バラードの初期作品のような残酷なテーゼ。
命も愛も願いも星の最後、破滅に向かって燃やし尽くす、世紀末の炸裂ラブストーリー。

自分が見たあらゆる映像先品の中で最も大量の涙を流したと記憶します。

感想は書く必要は無いと感じました。
あらすじこそが個人の感想無くしては構成できないものだからです。

第1話

アケミに背中を押されたちせがシュウジに告白、シュウジは受け入れますが、
ちせが望んだ交際とは交換日記だった。
体の弱いちせは体育会系のシュウジについて行くのが精いっぱい。
シュウジはちせを可愛いと思い、恋するための儀式としてのキスを要求。
小樽市を見渡せる展望公園で二人はキスをする。ここから始めるために。

{netabare}札幌に買い物に出かけたシュウジ一行。
その時、謎の爆撃機隊による大空襲が起こる。
シュウジの目に映ったのは小さな物体が次々と爆撃機を撃ち落としているシーン。
シュウジの命の危機を救うために飛び込んできたその物体は、
カゲロウのような羽と殺戮兵器を搭載したちせだった。

第2話

高校の屋上でちせはシュウジに最終兵器になったことを告げる。
シュウジは「それ治るんだろ」と気軽に聞くが、ちせは言葉を濁す。
ちせはシュウジに自衛隊のヘリに監視されていると伝える。
シュウジは逃げようと促し、二人は自転車で走るがちせの体に異変が。
ちせの背中からミサイルが生成されヘリを撃ち落とす。
ちせの体を抱きしめるシュウジに向かって、ちせは静かに語った。
「人を殺さない兵器なんて無いんだよ」
シュウジは理解を超える現実の前に凍り付いた

第12話

世界の終わりが近づいている日、シュウジは小樽の展望台にたどり着きます。
そこには、ちせの交換日記が。ここで第一話のアバンにつながります。
ちせの日記にはシュウジには伝えられなかった滅亡への運命の日々が拙い文章で書かれてあった。

静かにシュウジの前に現れるちせ。
そして二人はSEXします。
存在しない子宮で子供を作る幻想を追って。
何度も何度も虚空に向かって、愛が注がれていきます。

最終話

シュウジとちせは展望台での情事を済ませると、迫りくる崩壊を見る。
地球で最後に残った人が生きられる空間、それは小樽周辺だけだった。
世界中の人工衛星を組み合わせて作ったと思われる、雲の上数百キロにわたるちせの本体。
それが破滅から小樽を守っているギリギリの存在だった。
事情も知らずに生き残りの諸外国の軍隊はちせを殺して小樽を奪うために攻め寄せる。
EDで毎回流れた雲の上空にあるちせの顔はこの物体の姿です。
雲から垂れ下がった髪の毛で戦闘機を払い落とすちせだが、
シュウジに別れを告げ自らも戦場へと飛ぶ。
ところが、ちせの崩壊が始まるとともに地球規模の大災害が小樽に迫る。
すべては終わる。

目覚めた(?)シュウジはちせの体内で繰り返す日常を夢見る。
始められなかった二人の触れ合いを取り戻すために。
それは永遠に続くとも思われる幸せの通学路。 {/netabare}

もう一人のヒロイン「アケミ」について

本当にシュウジのことが好きだったのはアケミであり、照れ隠しのためにちせを押し込んだ模様。
思春期にありがちな行為であり、それがもとでシュウジとちせに恋が芽生える。
そしてアケミの恋は彷徨い・・・ブランコに託されることに・・・


ほしのはて 折笠富美子 より抜粋

あなたと離れているだけで私 心が消えてしまいそう
他には何も要らないあなただけいれば 空も雲も街も 花さえも

愛している この地球(ほし)が終わったとしても
あなたと二人でこのままずっと
二人だけで 二人だけの地球(ほし)でいつもいつも永遠に二人で

投稿 : 2020/07/04
♥ : 39
ネタバレ

生来必殺 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

一刀入魂の諸刃の剣

もしも、アニメにセカイ系というジャンルがあるとしたら
それは本作の影響によるところが大きいのだろう。

本作のヒロイン、翼をもったその様からして、綾波レイがモトネタである
ことは容易に察しがつく・・・{netabare}のだが、主人公のシュウジは
誰がモトネタなのかについて、最近判明した。
あの眼鏡がそれを示していた。結論は、エヴァの碇司令。
原作者は、綾波とゲンドウの純愛?パラレルワールド展開を描きたかったのかも?

エヴァの主人公はゼーレの下部機関ネルフに所属していて、だから結局
ざっくり言うと、国連に匹敵するくらいの超国家的組織ゼーレによって
コントロールされているネルフ、そこに属する一人の兵隊というのが
エヴァの主人公シンジの立ち位置。
表向きのネルフは民間の組織?ということらしいが、ある種の地球防衛軍に
シンジが所属しているのは間違いない。

それに対して本作の主人公は、これらの国家的組織には属さない、普通の高校生。
というのが、本作主人公シュウジの立ち位置。社会人でもないただの学生。

所属意識が希薄な個人による、恋愛至上主義の物語。
そんな個人にとっては、戦争も地震も同じレベルの現象、世界の終わり
を表現するための単なる背景でしかないのだろう。
恋は盲目というくらいだから、恋愛至上主義の物語において
戦争の仕組みが見えなくてもなんら問題はないのかもしれない。

世界の中心に在る自分という存在と世界の事象の描写
たぶんそれがセカイ系というやつなんだと思う。
{/netabare}

{netabare}
例えていうなら一撃滅殺のドラゴンスレイヤーのような作品

切れ味というか破壊力はあるが、その反面好き嫌いが極端なまでにわかれる。
「等身大の高校生の気持ち」を荒技を使って上手いこと表現できた?が
その青すぎる表現形式から始まり、設定・キャスティング・細かいアイデア等々
すべてが空回りしてるように感じ拒絶反応を引き起こす人も少なからず・・・
ある種、純愛をテーマに、それだけに特化した、思い切りの良い斬新な作品だが・・・

GONZO作品も、鬱系も大好物な自分もこれだけは合わなかった模様。

過去の遺物であり、時代の先駆者だった本作
細かい設定やストーリーが意味不明なのはあまり重要な要素ではないのだろうし
作者が描きたかったことでもないだろう。
高校生が主人公の恋愛というものをより先鋭的に描くため様々な工夫がなされている。

世界の終りと悲劇的戦争と最終兵器と方言と平和すぎる日常
青臭さについても意図的な演出ならば声優も計算通りであれでOKなのかもしれない。
音楽の素晴らしさも考慮に入れると上手いこと整合性はとれているようにも思える。

かくして、一刀入魂の諸刃の剣が快心の一撃を発動させるために振り下ろされる。
が、全くもって主人公とその彼女に感情移入できない人にとっては
大振りの空振り!?ダメージゼロな結果になってしまう。

一刀入魂の諸刃の剣、その破壊力は凄まじい。
かつて時代の先駆者であった本作がアニメファンやアニメ関係者に与えた影響力が
多大であったことは、それ以降の色々な作品を見ても容易に想像はつく。
しかしその一方で、今となってはこの剣があまりにもナマクラ過ぎると興ざめする人も
少なからずいるだろう・・・残念ながら・・・

設定やストーリー展開のリアリティ云々よりも彼氏の彼女の感じたこと、
思ったことをすべて素直に受け止め、疑いの余地も差し挟めない
そうしないと話についていけないという作風
これはなかなか厄介であると言わざるを得えない。
{/netabare}

投稿 : 2020/07/04
♥ : 7

71.1 4 2002年夏(7月~9月)アニメランキング4位
千年女優(アニメ映画)

2002年9月14日
★★★★☆ 3.9 (398)
1977人が棚に入れました
芸能界を引退して久しい伝説の大女優・藤原千代子は、自分の所属していた映画会社「銀映」の古い撮影所が老朽化によって取り壊されることについてのインタビューの依頼を承諾し、それまで一切受けなかった取材に30年ぶりに応じた。千代子のファンだった立花源也は、カメラマンの井田恭二と共にインタビュアーとして千代子の家を訪れるが、立花はインタビューの前に千代子に小さな箱を渡す。その中に入っていたのは、古めかしい鍵だった。そして鍵を手に取った千代子は、鍵を見つめながら小声で呟いた。「一番大切なものを開ける鍵…」
少しずつ自分の過去を語りだす千代子。しかし千代子の話が進むにつれて、彼女の半生の記憶と映画の世界が段々と混じりあっていく…。

声優・キャラクター
荘司美代子、小山茉美、折笠富美子、飯塚昭三、津田匠子、鈴置洋孝、京田尚子、徳丸完、片岡富枝、石森達幸、佐藤政道、小野坂昌也、小形満、麻生智久、遊佐浩二、肥後誠、坂口候一、志村知幸、木村亜希子、サエキトモ、野島裕史、浅野るり、大中寛子、園部好德、大黒優美子、山寺宏一、津嘉山正種
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

千代に八千代に千変万化

オリジナルアニメ劇場版


『東京ゴッドファーザーズ』に端を発しての今敏監督作品3本目の視聴。『PERFECT BLUE』を挟んで本作です。

氏の作品については、“虚構”と“現実”入り乱れる作風が特徴との交流あるレビュアーさんの言及があり、まさにその通りなんだろうと思います。
前作『PERFECT BLUE』でも、本作『千年女優』でも物語の主役は“女優”です。作り手が発信したいメッセージを表現するには、虚構を演じる職業柄“女優”という属性は語り部にふさわしいのかもしれません。

両作品とも現在進行形の今(現実)があって、そこに撮影シーンいわゆる劇中劇(虚構)が挿入されて次第に溶け合っていくのを基本構成としてました。
基本構成のみが前作とすれば、本作では女優藤原千代子の過去語り(回想)も加わることでより一層カオス度合いが増した印象。それでいて最後はきっちり収束するので観てて心地よかったです。
“女優”を扱った同氏の作品を続けて鑑賞したのはよい対比となりました。視聴順の推奨というほどでもありませんが、これからご覧なられる方は片隅にでも留意いただけるとよいかもです。


隠居した往年の名女優のインタビューをとりに女優宅を映像制作会社の社長さんが訪れるところから物語はスタート。
女優の名は藤原千代子。千代子の大ファンでもある社長さんは立花源也。千代子の半生を辿るドキュメンタリー製作が口実での訪問だったが、その半生がどういったものかもそしてインタビューを千代子が受けようとした理由も、鍵を握るのは立花が持参したあるおみやげでした、と。
以後、千代子が女優になったきっかけからの回想が始まり、出演映画のシーンも織り交ぜながら想い人である絵描きの青年を追いかけるストーリーが展開されていきます。はたして想いは成就されるのされないの?に視点を置いての鑑賞になるでしょう。


以下2点の両立がなされているところは高く評価したいです。

 1.上っ面だけかすめても面白い
 2.小難しく考えても面白い

どっちかに特化しても良いんですけどね。


1.上っ面だけかすめても面白い

映画の大半を占める千代子の半生語りの回想は、劇中劇と合わせて独特の空気を醸し出してます。普通は回想と現在との2本立てなところを、“回想”“劇中劇”“現在”3本立てで構成されているのは先述の通りです。それが溶け合ってチャンプルーしてるのが特徴となります。
複数場面が溶け合ってることのみならず、そこに登場するキャラにも捻りを加えてきます。過去の千代子、役を演じてる千代子、現在の千代子とその場面に合わせた登場人物たち。加えてインタビュアーたる立花と同行のアシスタントくんが回想と劇中劇にも顔を出してくるのです。なかなかお目にかかれない演出です。視聴者が??となりそうな箇所ではアシスタントくんが適度なツッコミを入れてくれるので置き去りにならない設計になってるとも思いました。
ここまででも新鮮味がある作品設計という強みがあるのですが、なによりテンポがよいのです。そして美しいのです。そんなお金かけてる気はしないんですが。。。
{netabare}馬賊に襲われているところからの戦国への転調シーンなど本来なら不自然なはずなのにカット割りが自然で気にならない。{/netabare}
{netabare}町娘が追いかけてる時の背景が浮世絵絵巻物風で、美しいと思える背景美術となっている。{/netabare}
{netabare}映画全盛期の昭和30年代。街並みから映画チラシ。家の中の家具調度品などの郷愁感。すなわち『三丁目の夕日』感っていうやつです。もしくは『新横浜ラーメン博物館』感のどちらでも。{/netabare}
{netabare}印象深いのは雪景色。絵描きの青年との出会い/別離のシーンであったり、「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」的なシーンもありました。そのまんまでも綺麗なのですが、{netabare}絵描きの青年(役名は鍵の男)の郷土北海道の暗喩だったんでしょうね。{/netabare}{/netabare}

そもそもの話で、おばあちゃん千代子さんの佇まいの品の良さとたまに見せる少女のかわいらしさには触れておきたいかも。ヒロインへの感情移入の土台となるのは、往年の名女優の現在の立ち居振る舞いだったと感じます。
めくるめく場面展開の独創性が面白さの源泉であり、本流である想い人を追いかけるエモさは古今東西受け入れやすかろう物語でした。締めの一言がラブストーリーとして見立てた本作の評価に直結するくらいでしょうが、賛否両論あるくらいがこの作品にスパイスが利いていた証左です。


2.小難しく考えても面白い

やはり幕の降ろし方が気になります。
頭を使いそうな作品に遭遇した時、理解の手助けの一つとして冒頭シーンの意味をよく考えたりします。作品の開幕に監督がどのような意図をもって何を用意したかが表れているから、が理由。
その視点で本作を眺めた場合、※以下視聴済の方向けネタバレ

{netabare}千代子にとって想い人を追いかけることを止めて女優も引退したという人生の分岐点があの宇宙飛行士役の一幕でした。
“鍵”“地震”“老婆”“鍵の男”なにかしら示唆する暗喩めいたものは数多く配置されてるのが本作です。この宇宙飛行のシーンは冒頭と中間そしてラストと都合3回出てきますが、中間部分で二度目の鍵の紛失という事態に見舞われます。
一度目の紛失の際、千代子は結婚し家庭に入ってしまいます。劇中劇は「もう顔も思いだせない」と咽び泣いた教員役の1カットのみ。触れられてませんが、鍵が見つかるまで教員役以外の“女優”藤原千代子の描写がありません。
二度目の紛失の際には女優を引退し鎌倉だか葉山に引っ込んでしまい今日に至るといった具合です。
鍵とはどういった意味を持つものか?について鍵の男は言いました。

 {netabare}一番大切なものを開ける鍵{/netabare}

鍵を無くした時期に失っていたもの = 一番大切なもの ということなのでしょう。振り返れば劇中劇の多くは想い人を追っている描写で埋められてました。
どこかに辿りついて鍵を開けるのがゴールだと見えてたのはミスリードで、鍵が手元にあるから一番大切なものを開放できていたのです。こちらも振り返れば、千代子は鍵をネックレスにして首からかけてました。宝箱は千代子自身だったのでしょう。
となると、回想でも劇中劇でも想い人である“鍵の男”を追っている時に女優藤原千代子の人生が輝いていたと言えます。恋に恋してという陳腐さではありません。

{netabare}想い人を追う現実の自分{/netabare}
{netabare}想い人を追う演技をしている役の自分{/netabare}

“現実”と“虚構”が溶け合いました。導き出される答えは女優という職業に人生を捧げた一人の女性の凄味です。そして女優という職業の業の深さでしょうか。
そもそも“鍵の男”がちょんまげ姿で登場した時点で気づくべきでした。想い人は何かしらの象徴的な意味合いを持ち、好きな男を追いかけるシンプルな話ではなくなっていたのです。

人生は舞台であると言ったのはシェイクスピア。
浮世は舞台でメケメケの世界と言ったのは桑田佳祐。
本作を通じて、人生という舞台を演じ切るのが大事なのでは?との問いが投げられたと受け止めることができます。

{netabare}空襲後に「いつかきっと」の石版絵{/netabare}

完成することはきっとないのだと思います。だからこその「尊き哉人生」です。{/netabare}


小難しく考えると、ラストがストンと腑に落ちるのでした。
人生を愛した一人の女性の物語です。名作と言って差し支えありません。

{netabare}みたび鍵を手にすることができた千代子は、半生を振り返るインタビューの中で久方ぶりに女優となるわけです。
病床のベッドの上で立花からの「また追いかけられますね?」との励ましに「どっちでもいいのかもしれない。」と答えた千代子。

“わが人生に一片の悔いなし”{/netabare}



最後に余談。

■どこが千年?
千年とは物理的な時間の意味に非ず?
「千代に八千代に」ずっと
「千変万化」いくらでも
で使われる“千”の意味合いが強いと思う。


■声優“荘司美代子”のお仕事
藤原千代子役には年代に合わせて三名の役者さんが声を当てられてます。

荘司美代子:70代
小山菜美:30~40代
折笠富美子:10~20代

そのうちの荘司美代子さんのお声が凛として気品がありました。調べてみたら「ちはやふる(2期)」の山城今日子専任読手の声の方だったんですね。声の仕事はあまりない方ですが印象に残る演技です。



2019.02.17 初稿
2019.08.04 修正

投稿 : 2020/07/04
♥ : 34
ネタバレ

renton000 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

考察多めです

あらすじは他の方のレビュー等をご参照ください。

 初見でした。90分ほどの作品です。2002年の作品なので少し古いのかなと心配しましたが、そんなことはありませんでした。「猫の恩返し」と同年ですので、まだ見ていない方にとっても無用の心配かもしれません。ただ、昭和感を重視しているためか、ポップで明るい要素は乏しいので、そこを踏まえてから視聴した方がいいでしょう。

 完成度の高い作品ですが、好みは分かれると思います。謎解きのような要素が強く、考察対象が多いのが特徴です。考察好きに好まれるかもしれませんが、頭を空っぽにして楽しめるというわけではなく、90分という時間以上に疲れてしまいました。エンターテイメントよりは文学です。アニメを楽しみたいというより、映画を楽しみたいときに見た方が良いでしょう。
 称賛されるべき作品ではありますが、残念ながら私の好みには合いませんでした(評価に好みは反映させていません)。私自身が、あまりワクワクできなかったことが原因かもしれません。終盤の山場でも盛り上がれませんでした。


ジャンル:
 形容しがたいのですが、謎解きでいいと思います。「一番大切なものを開けるカギ」というのが何なのかを探っていきます。この問いに対する答えをより積み上げられるとエンディングでのカタルシスが増すのだと思います。
 語りべである元女優が、各年代での出演映画に自分の人生を投影し、徐々に映画と現実が邂逅していく、という展開です。やや難解に感じるかもしれませんが、解説役がいますので迷子になることはないでしょう。序盤では同じようなシーンが続きますが、少しずつ変化していきます。個別の循環構造ではなく、全体としてのスパイラル構造として描かれます。


テーマ:
 初恋から始まりますが、元女優の人生観を描いたという方がよいでしょう。


一番大切なものを開けるカギ:{netabare}
 絵具箱のカギなのか画材箱のカギなのか分からなかったのですが、「七色の女優」とチヨコが表現されていたので絵具箱が正しいのだと思います。
 まぁ、大事なのはもちろんそこじゃないですね。。。

 チヨコは、各年代で様々なジャンルの作品に出演しています。この点からは「七色の女優」と呼ばれるのは正しいのでしょう。ですが、キャラクター的には常に男性を追う役であり、多様性には疑問が残ります。逆に言うと、「七色の女優」と称されるほど様々な役を演じていたのに、その全てに自己投影できてしまったということです。チヨコにとって女優という職業が人生と同じ重みを持っていたということなのだと思います。
 カギは、初恋の象徴でもありますが、女優になるきっかけを与えてくれたものでもあります。つまり、カギは女優としての象徴でもあるのです。事実、カギを失ったチヨコは「主婦」であり、書斎からカギを見つけた途端に演技を始める「女優」となります。
 以上から、カギ=女優=人生であるといえます。初恋の男の絵具箱を開けるとか初恋の男に渡すとかは、強調されるほどは重要な意味を持っていないのではないでしょうか。チヨコがカギを持っているときだけ「一番大切なもの」が開く、すなわち、チヨコの人生が色彩鮮やかになるのだと思われます。{/netabare}


初恋の男:{netabare}
 初恋の男に会えないことと初恋の男が死亡することは、予測がついてしまいました。むしろ、予想できるように作っていたのだと思います。月の表現と、男が反体制派(反主流派)であることによるものです。
 月の表現は暗喩です。男は「十四夜の月」が好きだと言っています。「十四夜の月」は、どんな作品に使われたとしても、一般的に次の二つをイメージさせます。一つ目は「満ちることがない」ということ。二つ目は「満ちたときに何かが起こる」ということです。この作品では、両方が描かれます。
 老婆の「未来永劫恋の炎に身を焼く」というセリフは、初恋の男について「満ちることがない」、つまり、会えないことを示します。初恋の男が反体制派として描かれるときには、常に死の匂いが漂っていたため、死亡は不可避のように思えました。これも会えないことを補強しています。なお、終盤での拷問による死亡という告白は、死亡自体を伝えたというより、死亡時期を伝えたという印象を持ちました。
 そして、月が満ちるとチヨコは男の死を確信します。{/netabare}


千年の呪いとエンディング:{netabare}
 あの老婆はチヨコ自身だと思われます。何も説明がないのですが、説明が多いこの作品で何も説明がないことが逆に強烈な特徴になっています。他と関連しないからこそ、チヨコ以外あり得ないのだと思います。
 老婆はチヨコに千年の呪いを与えます。千年の呪いは、いとぐるま・ロータス(蓮)・出演映画と関連付けられて、輪廻観を示します。蓮といとぐるまで輪廻転生です(※)。女優としては、確かに1000年分の役を演じてました。そのどれもが男を追う役だったというのは前述の通りです。チヨコは役を通して1000年分の輪廻転生を繰り返していました。
 ところで、チヨコの女の幸せについて述べておかなければなりません。序盤で「国のために尽くすこと」「結婚して子を産むこと」が提示されます。いずれに対しても、チヨコは許容を示しませんでした。中盤では「結婚して子を産むこと」だけが残ります。このとき、チヨコは強い拒絶を示していました。

 輪廻転生と女の幸せへの答えがエンディングです。地震は生(再生)と死を意味していたようです。地震とともに、チヨコは「明日になれば思い出せない」といい、次の転生を否定します。チヨコに実際の死が訪れます。
 最後のセリフは「あの人を追いかけている私が好き」です。「あの人を追いかけている私」というのは、「カギを持っているチヨコ」を言い換えたものです。カギ=女優=人生ですので、初恋ではなく、女優人生への賛美です。「国」や「結婚出産」ではなく、女優として生きたことに一人の女性として満足したのだと私は思いました。宇宙飛行士という最後の役を演じることで、1000年目が終わり、呪いからの解放、輪廻からの解脱となりました。
 また、地球と月(宇宙)が対比されていたように感じました。月は男であり死、地球はチヨコであり生で、彼岸と此岸の関係です。月に降り立ったチヨコが見るのは男との別れであり、チヨコの死(解脱)も地球からの離脱として描かれます。だから、最後の役が宇宙飛行士だったのでしょう。

 実は視聴後、オープニングでなぜ未完成のはずの宇宙映画を見ていたのか、しこりのように残っていました。ですが、このレビューを書きながら分かったような気がします。
 あれは、現実と映画の邂逅の始まりであり、チヨコの最後の映画の開幕(カギを得て最後の転生をすること)を告げたのではないでしょうか。地震が起きてましたし、大きく外れた解釈ではないと思います。
{/netabare}


※千年の呪いへの補足(蛇足):{netabare}
蓮単独では、象徴されるのは「清浄」が基本となります。
蓮+円環(ループ構造)で「輪廻転生」。
蓮+食で「現世苦難からの解放」です(Lotus Eater)。
 上二つは、ヒンドゥー教・仏教から来るもので、三つ目はギリシャ神話から来るものです。老婆のいとぐるまは必須のアイテムでした。食が強調されたシーンは(多分)なかったので、エンディングで3つ目の要素を意識する必要はないと思います。テーマ的にもミスリードする可能性は少ないですが、念のため言及しておきました。{/netabare}


 考察として、どのシーンを取り上げるかは個人差があるかもしれませんが、説明が多い分、多様な解釈を許す作品ではないと感じました。「千年の呪い」に関連して、「明日」とか「若さ」とか、時間の表現に注目するのも面白いと思います。1回の視聴ですべての要素を掴むのはおそらく困難なので、少しずつ視点を変えて周回していくと、より楽しめるのかもしれないと思いました。念のためにもう一度述べておきますが、私の好みはともかくとして、名作ですよ。


対象年齢:
 高校生以上が望ましいと思います。重要なアイテムに気付ける力とそれを読み取る力が必要となります。これらがなくても楽しめることを否定はしませんが、この作品の持つ魅力が半減してしまうとは思います。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 10
ネタバレ

大滝政人 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

映画の映画

お気に入りの棚に入れてるのに、
いつまでもレビューを書かないのは、
どうかと思ったものなので書いてみますかね。

私的に今敏監督作の中で最高作でありますが、
根本的に面白くはない(観る人によるかな?)ので、
私は何度も観たいとは思いません。
レビューを書く為に今一度、視聴しましたが、
おそらくもう観ないでしょう。

一度でも良いので観てもらいたい作品ではあります。

例えば貴方が日曜の午前中にTVを点け、
何かのヒーロー物を観たとしましょう。
ヒーロー達は色分けされており、
リーダーのレッドを初めとして、
他にブルーやイエロー、グリーン等がいます。
ヒーロー達は、それぞれ得意な分野がありますが、
主人公のレッドには得意な事がありません。
しかしレッドは恐るべき素質を秘めていて、
それを見抜いた博士にスカウトされ今に至るのだった。
なにしろレッドは条件さえ満たせば、
どんな敵をも必ず一撃で打ち砕くスゲー技が使えるのです。
その条件とは悪に対する怒りが頂点に達した時である。

とまぁネタバレを避け微妙な話をしましたが、
予備知識ゼロから本作を観るよりは、
マシではないかと思い書いてみました。

本作の内容の半分は、こんな感じでありますが、
これを、そのままやってしまったら、
とてもじゃないが大人が観る作品とは言いがたい。
それに本作が描いている事は、もっと深い意味を持つ。

以下、ネタバレ。
{netabare}
では早速、言ってみます。

開始早々に元大女優は鍵の意味を口にしてくれます。
本来は何の鍵であるかは、すぐ後で出てくるし、
絵描きですから中身も予想がつくでしょう。
それを特別な物の様に言う質問に対し、
恥ずかしがり屋な少女の自然と出た勇気が微笑ましい。
もちろん鍵の君にとって大切の物であるのはウソではない。
仮にも招待するのだし、もう少し自分と、
好きな世界の事を話したいのだろう。
そんな鍵が彼女にとっても特別な物になるのです。

これまでの人生において、
貴方にも憧れのあの人に位置する人物が、
一人くらいはいただろう。
本作は愛よりも恋の割合の方が多い。
愛の力…と言うよりも恋に焦がれる無限の可能性、
つまりはその無敵さを描いています。

しかし、どんな偉人であっても人である以上、
老いからは逃れられません。
人は自分の欠点や認めたくない何かを、
自己防衛の為か目を背ける事が出来ますが、
彼女の場合は、どうでしょう。
彼女の身から鍵が離れていく時、恐怖が訪れます。

最後のセリフは「PERFECT BLUE」と同じく、
不評な方もいるでしょうが、
私は本作の場合は素直に良かったですね。
彼女は自分自身を認め答えを出すのです。
かくして大女優は大女優として幕を閉じるのである。
終盤の彼女のセリフは鍵の君に会う為のものだと思います。

要点だけ整理してみます。

まずは老婆について。
「あやかしの城」以降も彼女を苦しめる老婆の正体…
それは…なんと俺だぁ! (ウソです、ごめんなさい)
真面目に答えるとセリフの内容からして、
未来の彼女でありましょう。
そして彼女は「いずれ分かる時」が来て隠居する。

次は鍵について。
彼女にとって何を開ける鍵なのかだが、
それは俺の…もとい、
純真な少女たる心を開く物でして、
過去の彼女でありましょう。
少女時代の時は元々、少女ですから、
純真な少女たる心を保つ鍵であり、
開ける物ではなく閉める物となります。
彼女は少女のまま大人になれたのではなく、
大人になっても少女の強みを振るっていたのですから。
大人の彼女が外から鍵を開く度に、
少女の彼女が内から大切に閉めてくれるのです。

最後は本作において私が最も重要視している、
教えて先生!について。
ここでは鍵を所持していないので、
なんだか棒読みと言いますか抜け殻の様ですが、
映画の時とは違う「演技」になっていきます。
現代の彼女は鍵を所持しているからである。
「好きだった」と過去形なのが痛々しい。
彼女は隠居したとはいえ、
あやかしの老婆に近い存在なのは変わりはない。
だから彼女は忘れる様に努力した。その後悔。

まとめます。

これまでの彼女の演技は演技ではないはず。
ですが彼女は最後に本当に演技をするのです。
鍵の君の事が好きだからこそ、
「その想いの先は鍵の君ではない」という演技を。
そこには、あやかしの老婆の姿はありません。
老婆の千年の運命(さだめ)から解放され、
鍵の君に会えるのです。
これまでの彼女の映画は、どうでしたか?
演技ではない演技を続けていては、
千年の運命からは逃れられません。
いくら追いかけても鍵の君には会えない事を意味します。
約束を守る為の愛の意志が終盤のセリフなのです。

一応、最後のセリフを言葉通りに受け止めてやるとだ…
時は満ちた。いざ行かん境界の向こうへ。
少女の心を吸収しパワーアップした老婆は、
死後も生き続けるクリーチャー千代子となり、
「神演技をさせろ!理由?輝きたいからに決まってんだろ!?」
という悦楽の為だけに鍵の君は、この怪物に追われ続ける事となる。
そして彼女の恋が実る日は今後も来はしない。
まさに千年女優…どこまでも行け。
なんて解釈を貴方はしたいですか?
私はしたくありません。

正直、私の解釈は外れです。
なぜなら私的な願望なので…
{/netabare}

投稿 : 2020/07/04
♥ : 2

68.2 5 2002年夏(7月~9月)アニメランキング5位
劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス(アニメ映画)

2002年7月13日
★★★★☆ 3.9 (156)
1157人が棚に入れました
「こころのしずく」が伝説のポケモンを呼びさます…。
世界で一番美しく歴史のある水の都 <アルトマーレ>。そこでサトシたちは、ポケモン水上レースに参加する。レースの最中にサトシに興味をもって近づく「ラティアス」。「カノン」に変身したラティアスに導かれ、サトシたちは秘密の庭へ。「ラティオス」や「ボンゴレ」、本物のカノンと出会い、この庭と秘宝こころのしずくの話を聞かされる。この秘宝を狙うおしゃれな怪盗「ザンナー」と「リオン」。怪盗姉妹はラティオスをとらえ、こころのしずくを奪ってしまう。アルトマーレに隠された封印は解かれ、町は封鎖され、水路は枯れはて、やがて大津波が押し寄せてくる。サトシとピカチュウは、ラティアスとラティオスは、この危機をどう乗り越えるのか!?

声優・キャラクター
松本梨香、大谷育江、飯塚雅弓、うえだゆうじ、こおろぎさとみ、折笠富美子、江原正士、林原めぐみ、三木眞一郎、犬山イヌコ、山寺宏一、石塚運昇、広川太一郎、神田うの、釈由美子、グッチ裕三
ネタバレ

シェリングフォード さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

1人の少女に泣きました。

ポケモンをあまり知らなくてもグッときてしまうような映画です。
いや、ホントに。

水の都アルトマーレを舞台に
主人公のサトシ達は幻のポケモンラティオスとラティアスに出逢い
悪事を企む者から彼らを守るといった王道ストーリー。

ラティオスとラティアスは兄弟で
自分の姿を人に変化する能力を持っています。
ラティオスは少し遠目から妹を見守る優しいお兄さん。
ラティアスは元気なおてんば娘でサトシが大好き。
観ていて微笑ましいです。

そうですね。こんだけで何が面白いんだって話ですよね(笑)
言ってしまうとアレなのであまり言えませんが
兄弟愛とサトシ達が街を去るシーンがとっても素敵に描かれています。

アルトマーレの街もイタリアンチックで綺麗ですし
その細く迷路のような街の構造と入り組んだ水路を
利用したストーリー構成もよくできていて
そこに音楽をかけることで非現実感が良い具合に出ています。
その音楽もアルトマーレの街並みにとっても合っていてすごく心地よいです。


この映画は頭から尻尾の先まで大好きです。
何度見ても感動してしまいます。

ぜひ観てみては。

{netabare}


ザンナーとリオンがこころのしずくを奪い
リオンがその力を使おうとして結局は罰を受ける形になっていました。
これはこどもに向けていい教訓になったと思います。
リオンは暴走する中ザンナーがその様子に怯えるところが特にそうでした。
わるいことしてその自分の行動が原因となり
目の前の現実に恐怖する経験というのは大きいものだと思います。

ラティオスが死ぬときにこころのしずくが青く輝く地球と重ねられていました。
このイメージから連想されることは様々ですが、とても良かったと思います。
漠然としていてすみません(笑)



ラティオスの兄としての自己犠牲の死はやり切れませんね。
すごく悔しいものがありました。
まだその時でないものが汚れた力により命を落としてしまいました。
流さるはずのない血が流れてしまった。
だけれども、それは代えがたい事実となると同時に
彼の全てはこころのしずくとなりアルトマーレの中で生き続ける。
ちゃんと救いがありました。

ラティアスも兄が亡くなり、サトシもこの街からいなくなる。
街中をあれだけ楽しく飛び回っていたのに
いまや大切なものをことごとく失ってとても不憫でした。
最後どうするんだろうと思っていたら、、、

向こうから誰かが走ってくるのが見え、サトシは船を止めるように言う。
街を離れるギリギリに位置する桟橋の上に立ち、その少女を待つ。
海は穏やかに揺れ、太陽光を綺麗に反射している。
息を切らせた少女は落ち着かせながら
筒状に丸めて持っていた紙を渡す。
そして、何の知らせもせずサトシの頬にキス。

で、エンディングが流れる。
これもまた涙を誘いますね。まあ実際に耐えられませんでしたけど(笑)
ラティアスは最後、自分の姿ではなく人の姿で別れを告げました。
ここはグッときました。彼女なりに想うことがあったんでしょう。
すべてを伝えるには難しい。けど、なにか、せめて最後に。
そんなふうなことを感じました。

ラティアスが大好きになりました。


余談

最期のカノンの姿をしたあの子は
カノンなのかラティアスなのかということなのですが
あれはラティアスです。
あそこでカノンなんてわけのわからない展開はありえないですし
作中では主に白いベレー帽?で区別しているので間違いないでしょう。
とはいっても決めつけるのはあまりよくないですね。
真実は人の数だけ存在し、理解は誤解の総体なのです。

あの絵はどうでしょう。
仮にあのカノンをラティアスだとしたとき
最期のお別れに他人が描いた絵を渡すというのはどうも締まりません。
おそらくラティアスはカノンが外出した先をねらって(それかカノンに頼んで)
画材を貸してもらって描いたのだと思います。


本当にいい映画でした。

僕の大好きな映画です。


{/netabare}

投稿 : 2020/07/04
♥ : 6
ネタバレ

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ポケモンも水も侮れない。

ポケットモンスター略してポケモン。私、これでもポケモンマスターを目指しておりまして、(過去形)それはそれは熱い情熱を注いでいる時期がございました。通信対戦で数々の強敵手と対戦する数云百回。対戦レートは1900超えて、ポケモン大好き倶楽部主催の大会にも出場、正直サトシなんて1ターンで倒せる自信ありw

え、そんなの黒歴史?すみませんwつい夢中だった気持ちが。

とまぁ、そんなわけでポケモンにはそれなりの思い入れがあります。本作『劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス』はポケモン映画5作目。自分の中では、本作、「ミュウツーの逆襲」「劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王 ENTEI」が三種の神器だと勝手に思っております。


{netabare} ~舞台は水の都アルトマーレ。水の町のモチーフはお馴染みヴェネツィア。ARIAでも有名な景観。本作もポケモン風に彩られております。そこに登場するのが、ラティ兄妹。ドラゴンポケモンの中でもガブリアスを抜く素早さと、技のポテンシャルは凄まじく、ポケモン第6世代では、多くの人愛用。かくゆう私も結構使っていました。

このラティ兄妹は町を護る神のような存在であり、「こころのしずく」という秘宝を代々守ってもいた。そんな所にお決まりロケット団?みたいな奴らが盗もうとする流れ。本作で特筆すべきは、①景観を使った作画演出と、②ラストシーン。

①景観を使ったシーンにおいては
元々水上スキー大会に出場していたサトシ達が、追い詰めるシーンでもその活躍っぷりを披露すると共に、ラティ兄妹もサトシに協力するんだけど、その協力に至るまでの過程が丁寧で、ラティは人の姿にもなれる「ゆめうつし」という技を使います。その技で日常シーンにおいて、外から来たサトシ一向を信用に値する人物か、見極める。その時のラティアス(妹、人間の姿)が可愛いw

ラティ兄妹の「ゆめうつし」によって、水の都の内部をサトシ達に魅せてくれる。この「ゆめうつし」はラティ達が観てるものを、誰かに写し魅せることも出来る。その写しによる作画演出は正直、感服。劇中「こころのしずく」が盗まれ、さらに色々あって犠牲になるラティオス。

で、このしずくを悪しき者が使うと、大津波が起こり町が水没してしまうのですが、ここからが圧巻。3Dによる津波の演出は大迫力。なお、この大津波が街を襲うというシーンだが、やはり震災を連想させる可能性があるため、今作は地上波ではしばらく視聴できそうにない。ファンの間でも人気が高く、あの震災直後に勇気を与えた「絆」が描かれている今作が、またテレビで見られる日を望みたい。

②ラストシーンにおいては、
大津波に命を懸けて突っ込むラティオス。そのおかげで水の町は救われ、ラティオスが亡くなった事により、「こころのしずく」が頭上から降ってくるんだけど…このラストにおける特筆すべきは、「こころのしずく」の在り方。

悪しき者が使うと、というくだりもありますが、元々この水の町自体が、エネルギーとして利用していたりする。この点悪しき者を成敗するといった勧善懲悪を示すものでもないので、町も悪しき者であるのかもと言った含みが残された点が、深いい。

ラティ兄妹はポケモン図鑑で無限ポケモンという部類で、そういった押井作みたいな永遠性というテーマが根底にあるのも侮れないし、最後に人間の女の子がサトシにキスをしてくれる。これがラティアスだったのかは観る人の「ゆめうつし」(想像力)次第ですかね。最後にラティオスが亡くなった風ではあるが、これまた含みがある描写で、いつまでも水の護身である夢が写される、複数に至る余韻のあるラストはウツクスィ{/netabare}

投稿 : 2020/07/04
♥ : 22

前原由羽 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ラティアスがかわいい!!

16日に地上波で放送されるみたいですね!!今見たときに、昔見ていた時のイメージとどのくらい違っているのか楽しみ♪

10年以上も前にみたにも関わらず、テレビとかで放映されるポケモンの映画を見るたびにラティアスの映画の方が良かったと思うことが多いような...
記憶(?)を頼りに思い出してみると...
・ラティアスの擬人化したのがとにかくキュートだった。
(私が小学生だった当時は、一番に付き合いたい子だと思ってました。)
・映像が(その当時では)きれいで、カメラワークも迫力感があり、臨場感が凄かった。
(最初の方でリオンとザンナーのポケモンに追っかけられてた時に、サトシがラティアスに連れられて逃げ回っていたのですが、あまりにむちゃくちゃに走り回ってて、一体どうなるんだろうってドキワクしながら見てたことを覚えてます。)
・ラティアス(擬人化もポケモンの時もそう)がテレパシーなしでサトシたちと交流していた。
(ピカチュウに水をかけてあげたこと、サトシを観察したり、手に取って突然走り出したり、ブランコに乗ったり、悲しさを表現するために抱き付いたり、何でかキスしたり。。。ポケモンが何をしたがってるんだろうってサトシと一緒に考えてるのが楽しくて楽しくて☆)

他にもあったかもしれないですが、パッと出てきたのがこの3つ、というか何でこんなに覚えてるんだろう(笑)
ラティアスがとってもかわいくて、遊んでてとても楽しいんだけど、少しか弱いから護ってあげたい少女だと思ってたんでしょうね...当時は

話を戻して、何で他の映画よりもラティアスが面白いと思っちゃうのか...
さっき挙げた印象に残った3つが三位一体となってる!!他の映画ではそんなに感じなかったからだと思います。
ドキワク感っていうのはケルディオ以外はほぼ感じてたと思いますが、3つ目のテレパシーなしというのが、ここ最近はずっとないですね。考えは人によると思いますが、少なくとも私はサトシを含めたいろんな登場人物と一緒にそのポケモンが何を伝えたいのかを考えるというのがお互いに臨場感を味わううえではいいんじゃないのでは(!)と思ってます!!後は、ラティアスのかわいさ、要は主人公以外の登場キャラの中で何かしらの魅力があってどうしても惹かれてしまうというのになかなか遭遇できない...ダークライでのアリスやゾロアークでのセレビィ位かな。ラティアスの映画では、ラティアスに惹かれて映画の中に入り込み、サトシたちと一緒にドキワクな体験を楽しんだかのように感じました。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 4

66.7 6 2002年夏(7月~9月)アニメランキング6位
ルパン三世 EPISODE:0 ファーストコンタクト(OVA)

2002年7月26日
★★★★☆ 3.7 (89)
569人が棚に入れました
「今、初めて明かされるルパンと次元の出会い!?」 ある夜、次元は女性記者のエリナにルパン三世との出会い、いわゆる「ファーストコンタクト」を語り始めた。 ルパンとその仲間達の出会いが初めてあかされる。次々と起こる事件の中、出会うルパンと次元。その中で友情、裏切りが描かれる。そこにルパンと不二子の初めての出会いも織りまぜ、話は二転三転する。また、犯人捜査のため、警視庁からニューヨーク市警を訪れた銭形もはじめてルパンと遭遇する。そして、斬鉄剣を求めて五ェ門も登場する。今回のお宝「クラム・オブ・ヘルメス」を追う中で、錯綜する人間関係。おなじみのメンバーである次元、不二子、五ェ門、銭形警部は一体どのようにして出会ったのか。そして、ルパンと次元はそれぞれ相手の腕前をどう思っているのか、また五ェ門の持っている斬鉄剣の秘密など、ルパンと仲間達の過去が今明らかになる。

keylove さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

これはカリオストロに続いて面白かった作品です。思い出しながらですが。

もうずいぶん前に観た作品ですけど、これは面白かったです。
ルパンシリーズって、作画とかキャラデザがものすごく入れ替わりが激しいというか、製作スタッフによってまったく違ってますよね。
それが気にいらない作品ってのがけっこうありまして、ほとんどレビュー書いてません。

ルパンシリーズはほとんど観てはいます。
もちろん、名探偵コナンとのバトルも。
でも、そもそもコナンなんかのレビューが必要なのかな?
って思っちゃって書いてないんですね。

そのルパンシリーズ、忘れもしませんが、ルパン三世 風魔一族の陰謀だけは絶対に許せません!(笑)
だって、声優さんが全員違うんですもん!
そんなのルパンじゃなーい!!!
って、あれは途中で切った、唯一のルパンです。

まあ、さておき。

このファーストコンタクトは、キャラデザの担当がルパンシリーズを多く手がけている平山智さんで、作画監督は、最近の「残響のテロル」なんかを書いた宮繁之さんなので、とても良かったです。

他の作品よりもずいぶんと作画、キャラデザは良かったと思います。

それに、ルパンらしく、ジャズとお酒が似合うような舞台設定で、それも大人の魅力として充分に素晴らしかったですね。


あらすじは単純に、ルパン一味がどうやって出会ったのか、ということです。
それだけなんですけど、その経緯やそれぞれの過去の活躍などが丁寧に描かれていて、とても見ごたえがありました。
特に銭形警部のくだりは、最高に良かったと思います。


ただ、カリオストロと違うのは、ルパンが山田康雄さんじゃなくなってたことですね。
ずいぶんとショックを受けたものです。
でも、栗田貫一さんが上手い!
このファーストコンタクトも栗田貫一さんですが、ものまねとかいう次元を超えてますよね。
本当にルパンを受け継いだと思っていいと思います。
個人的には大満足しています。


あと、ショックなのが、というかある意味、改めて思い知ったのは。
声優さんたちの年齢!!!

あの声を出していて、もう80歳が近かったり超えてたりしてるじゃないですかー!(笑)
ベテランとかいう問題を超えてるでしょ(笑)

あの不二子が・・・おいおい!って(笑)


wikiで観たのですが、簡単に僕の生まれる前の作品にばんばん出てました。
それだけでも驚愕だと思いますけど(笑)
花澤さん!
とか言ってても、いつかはその・・・・^^;


とまあ、いつもと違って若干ふざけた感じのレビューになりましたけど、それだけ偉大なシリーズであって、声優さんたちも偉大だということです。

今が旬の声優さんももちろん良いのですが、こういう往年の卓越した演技というか、技を感じることができるものでも、最高峰のアニメだと思います。


ルパンが好きならもちろんですが、あまり観たことないという人でも、このファーストコンタクトと、カリオストロだけはオススメします。
カリオストロは宮崎駿作品ですからね。

ちょっと普通のシリーズを超えているクオリティーがありますから。

あえて、声優さんの紹介とかしませんけど、ぜひ、観てほしい作品です。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 16

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

エンターテイメントとして十分満足の行く作品。ルパン好きは必見?

ルパン三世の映画の中で一番私が好きな作品でもあり、私のアニメライフに大きな影響を与えた作品でもあります。
勿論他のルパンシリーズも好きです。
しかし、もともと父の影響を受けジャズを中学生時代から聞き入っていた私にとって、こういった雰囲気を持つ作品は私にとって受け入れ易い物がありまして。
特に今作品、ファーストコンタクトはジャズィー(←こんな言葉あるのかな?英語ではjazzy)な雰囲気を醸し出している様な気がしました。

さて、今作品で一番面白いのはタイトル通り設定です。まだいつもの四人組が出会う前の話ということで、各キャラからの視点からも楽しめますし、グループとしても楽しめます。

いつも新しいキャラクターが登場して、そのキャラ達と色々な冒険、事件に巻き込まれるというパターン化した設定を持っているのがルパン三世です。しかし今作品の新しい登場人物は主人公本人達。一番アップで描かれるのは彼らです。
そして、そこが面白い。お馴染みのキャラ達がどう話を展開させていくのか。

注目すべきは戦闘シーンでしょうね。いつもかっこいい、迫力のある戦闘を繰り広げてくれるルパン達ですが、今作品は特にかっこいい!ルパンと次元、次元と五右衛門、五右衛門とルパンなど聞くだけでワクワクするようなシチュを見せてくれる。
さらに、わざと静止画像を投入することで、キャラのクールな姿を鮮明に描き出しています。
こういった内容はルパン好きにはたまらないと思います。

さて次に音楽。これは先程述べましたが、ジャズっぽい良い雰囲気のBGMになっています。
人に好き嫌いあれど、この雰囲気を嫌う人はなかなかいないのではないでしょうか。

作画も満足行くデキで声優はいつもの充実したメンツ。

決して見て損は無いと思います。しかし、これはあくまでもエンターテイメントですねw
時間がある時に、何か面白いもの、刺激的な物を手軽に見たいな〜という人にお勧めです^^

投稿 : 2020/07/04
♥ : 11
ネタバレ

ジャスティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

こうして彼らは出会ってしまった

前回は、ワルサーP38をレビュー評価したので、次に良かったこの作品も続けて書こうと思い、今回書きました。

今回の物語は、なんと全部が過去編の話(実際は少し現代編もあるけど...)。
ルパンたちがどうやってこのメンバーが集結したのか知りたい人にはお勧めの作品です。
ルパンは、あるお宝のために持ち主である組織のボスのところへ潜入する。だが、そこには待っていたのはボディーガードマンの中でも凄腕の実力がある男だった。凄腕の人が次元である。次元はお宝を守るために、ルパンと対決することになる...

{netabare}
まさかこの話が嘘というのは、一番の衝撃でした。でも、これ本当なのかな?と思う自分もいます。私は実際に会ったというほうがしっかり来ますが、ルパンらしいシナリオで良かった点とも言えました。そして、嘘が分かった後で、ルパンの目標といっていた銀行で巻物を取りに行くというのは、神EDでした。EDはまさかの特に有名なSeason2のOP「ルパン三世のテーマ'78」これは神すぎましたね。
特にこの作品の良いところはルパン一味の悪者同志だからこそ分かり合える成長というか打ち明けられる心だと思いました。
最後のEDだけでも、神です。そして、最後のタイトルカッコイイところもポイントでした。
{/netabare}

投稿 : 2020/07/04
♥ : 2

66.5 7 2002年夏(7月~9月)アニメランキング7位
OVERMAN キングゲイナー(TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (186)
1116人が棚に入れました
時代は地球環境が悪化した未来。
かつて人間が暮らしていた豊かな土地は食用地として保全され、 人々は凍えるツンドラ地帯や灼熱の砂漠地帯のドームポリスに押し込められ、中央政府や食料を運んで来る鉄道公社には逆らえなかった。
そんな生活が何代も続いたとある時代に、ふと疑問を抱く人々が現れ始める。『自分達の先祖が生活していた土地への帰還』=エクソダス。
そんな中、シベリアのドームポリス『ウルグスク』に住む少年、ゲイナー・サンガは、シベリア鉄道警備隊に逮捕されてしまう。容疑はドームポリスから脱出する『エクソダス』だった。
ゲイナーは留置場で出会ったゲイン・ビジョウという男と共に脱走するが…。

声優・キャラクター
野島裕史、かわのをとや、小林愛、鬼頭典子、子安武人、水城レナ
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

(ガンダム+ギアス+エウレカ)÷3=微妙。

こちらは『∀ガンダム』(1999年)の次に制作された富野監督作品ですが、パッと見の印象として、

『ガンダム』の富野由悠紀監督
『ギアス』の大河内一楼氏のシリーズ構成
『エウレカ』の吉田健一氏のキャラクター・デザイン

・・・の3要素の混合具合がちょっと面白いかも?と思ってしまいました。

厳密にいうと、本作の製作時点では『コードギアス』や『エウレカセブン』はまだ制作されていないので、大河内氏や吉田氏にとっては、本作はよい踏み台になったのかも知れません。

一応、完走後の感想として、

(1) 2002年制作の作品としては作画・演出は非常に高レベルで、制作会社(サンライズ)としても力が入っていたものと推測します(※同時期に同社が制作・放送していた『機動戦士ガンダムSEED』よりも本作の方が作画・演出は上です←但し音楽・シナリオは『SEED』の方がずっと良い)。
(2) 本作自体のシナリオは残念ながらかなり微妙ですが、最後まで見れないほどではありません(※但し頑張って見終わっても、特に感動・感銘などは得られませんでした)。

《まとめ》
上記のとおり、シナリオ面では『ギアス』の大河内氏らしさ、キャラデザ面では『エウレカ』の吉田健一氏らしさが随所に見られるので、それらの作品のファンの方は、“ついで”に視聴すると良いかも知れません。


◆視聴メモ
{netabare}
・第1話視聴終了時点
いきなり意味不明の展開で???。これ、本当に面白くなるのだろうか?
・第8話視聴終了時点
ここまで見て、シナリオを丁寧に追う気が無くなってしまう。
以降は、適当に流し見のため、各話の内容書き込みはほぼ省略。
{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
原作・総監督     富野由悠季
監督         森邦宏
シリーズ構成     大河内一楼
脚本         大河内一楼、高山治郎、浅川美也、高橋哲子、野村祐一
キャラクターデザイン 中村嘉宏、西村キヌ、吉田健一
メカニックデザイン  安田朗、山根公利、吉田健一
音楽         田中公平
アニメーション制作  サンライズ{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========== OVERMANキングゲイナー (2002年9月-2003年3月) =========
{netabare}
第1話 ゲインとゲイナー ☆ ゲイナー(ゲームチャンプ)&ゲイン(エクソダス請負人)の出遭い、OVERMAN機動・命名(キングゲイナー)、アナ姫(メダイユ侯爵娘)誘拐、冬至の祭(エクソダス開始)
第2話 借りは返す ☆ 五賢人とドームポリス「ウルグスク」ごとエクソダス、シベリア鉄道警備隊所属OVERMANラッシュロッド(ヤッサバ搭乗)撃退
第3話 炸裂!オーバースキル ★ アデット潜入・アナ姫奪取失敗、ラッシュロッドの時間停止オーバースキル(OS)、ゲイナー激白・辛勝
第4話 勝利の味はキスの味 ★ エクソダスから1週間(気晴らしボクシング)、OVERMAN同士の決闘、時間停止OSの逆利用、サラのご褒美
第5話 シベリアに光る目 ★ 嫌われ者ヤッサバ脱走・透明OVERMANブラックメール奪取・辻占い少女とのエクソダス、セントレーガン(SR)のOVERMANゴレーム出現
第6話 セント・レーガンの刺客 ☆ ロンドンIMA直轄特務隊SRのゲイン引き渡し要求、アスハム・ブーンSR隊長とゲインの因縁(ゲインの娘カリン)
第7話 鉄道王キッズ・ムント ☆ シベリア鉄道総裁登場、ブラックメールのコート着用キングゲイナーの装甲車両スバルビッチ攻撃・撃退、ミイヤの合流
第8話 地獄のエキデン ☆ ※ここでシナリオを丁寧に追っていくのが虚しくなる(まあ、面白いけど・・・)
第9話 奮闘!アデット先生 ☆ 
第10話 アスハムの執念 ☆
第11話 涙は盗めない ☆
第12話 巨大列石の攻防 ☆
第13話 ブリュンヒルデの涙 ☆
第14話 変化(へんげ)ドミネーター ☆
第15話 ダイヤとマグマの間 ☆
第16話 奮戦、アデット隊 ☆
第17話 ウソのない世界 ☆
第18話 刃の脆さ ☆
第19話 リオンネッターの悪夢 ☆ ゲインの旧友
第20話 カテズで勝てず ☆ ゲーム仲間シンシア、ドミネーター、ゲイナー負傷とシンシアの動揺
第21話 オーバーマンの闇 ☆ キングゲイナーの謎の力  
第22話 アガトの結晶 ☆ オーバーデビル争奪戦
第23話 復活のオーバーデビル ☆ 
第24話 オーバーマックス ☆
第25話 氷の中で ☆
第26話 ゲイン オーバー ☆{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)3、☆(並回)23、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.5

OP 「キングゲイナー・オーバー!」
ED 「Can you feel my soul」

投稿 : 2020/07/04
♥ : 8
ネタバレ

イワンコフ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ザブングル+ZZ+ガンダムX+Gガン  恐ろしくポジティブなキレイな富野

まず、率直な直感だけの感想として
面白いし、感情引入も出来、感動する。
これに尽きる。

しかし、ガイナックス作品を見たとき天野っぽいな~と思ってしまうことが多々あるが(エヴァとかエヴァとかエヴァとか)

この作品も非常に「富野」っぽい作品である。
ストーリー、メッセージ性、セリフ回し、テンション、どれをとっても富野らしい作品であると言えよう。

感じ的には、ザブングル5割+ZZガンダム4割+ガンダムX1割と言った配分。
もしも、上記の作品が好きならばハマれると思う。
(他にもGガン、Wが好きでもイケる)

と、だいたいスペックは分かってもらえたと思う。



要するに、この作品。面白いは面白いんだが一癖あると言ったところ。

まず、見るのに下記のハードルがある。

1、モビルスーツ(ロボット)の形が独特。
生き物のようなぬいぐるみの様なものに乗って戦う。(コックピットなんてファスナーだしねw)

2、しゃべり方が独特。
(ZZガンダムっぽい)

3、テンションは高い。
はじめはついて行けないかも?w

4、専門用語が多い。
序盤6話ぐらいにすべての用語が登場するといってもいいぐらい序盤は詰め込んでいる(説明っぽい?)これを乗り切れるかどうか。
実際には理解しないでノリで突き進むのが正しいであろう。



この、いくつかのハードルを乗り越えることが君にできれば「面白いキングゲイナーワールド」が待っているだろう!


俺の好きなところ

{netabare}
・もう一回見れるアニメというのを結構高く評価してるのだが、このアニメは1~5話ぐらいに情報がとにかく多くそこが2回目見たときに全て分かる。というのがよかった。

・富野と言ったら「富野だったら死んでた」の名言を残してるぐらい普通に重要キャラが死ぬ。しかし、このアニメ重要キャラはおそらく誰も死んでないであろう。敵も含め。戦争をしているのに死なない作品は珍しい。そういう意味では、富野っぽくない作品とも言える。

・明るい富野。先にも言ったが死なないだけでもなくメッセージがとてもポジティブ。普段だったら、「全員死んだらそれで終わりなんだよ」ともとれる鬱になるようなメッセージがこの富野はキレイで正反対。「ポジティブにやり直ししよう!」という気持ちが伝わってきます。

・とにかくOPのノリが素敵。
アナ姫さんがいちいちかわいい。それだけでも見る価値ありなアニメ。アデットさんもいい女すぎてヤバイ。

・引きこもりなゲームマスターが主人公。
なんかぐっと来るシチュエーションでした。アクセルワールドを思い出すような設定w

{/netabare}

投稿 : 2020/07/04
♥ : 4

セメント さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

エクソダス、するかい?

ときめくお名前です


富野由悠季監督作品です、最も「ブレンパワード」以降の白富野と呼ばれる作品群ではあるのですが。
残酷な舞台設定ではあるのですが活気と勢いが持ち込まれていて、結構娯楽作品として楽しめる内容でした。
独特のキャラの台詞回しが好きですね、年相応に幼いようでいて物事の核心に迫るようなキャラの掛け合いの数々、楽しめると思います。
会話のリズムがいいんですかねぇ、全編名言で構成されてるようなもんなんですが、記憶に残ってる名言をいくつか紹介します。
1話"これが大人のやることか!""大人だからやるんだろう"
3話"僕はエクソダスが嫌いだ、でも人が死ぬのはもっと嫌いだ!"
12話"しまった!ようなものに引っ張られる!"
17話"サラーっ好きだぁーっ!"
20話"怖いんだよキングゲイナーって僕に何かをさせようとしてるみたいで"

"ライバルはクレしん"というだけあって御大にしてはかなり平和な話で肩透かしを食らうのかもしれません。
脚本家の大河内一楼さんが"人間地雷"を提案して御大に"もう悲惨な話はいい"と却下されたという話はあまりに有名です。
私にとってはこのくらいがいいようにも思えますがね・・・
また御大が監督というとこで、御大の盟友、吉田健一さんもキャラデザ・メカデザ・原画などで深く関わっています。
作画は当時にしてかなりハイレベルにあるといっていいでしょう。
メカデザにはあきまんこと安田朗さんも入ってますね、氏は"オーバーマンのデザインが評判高かった反面オリジナリティを出せなかった"と反省してるようですがw

声優ははっきり言って下手です。
御大は"オタクだけが喜ぶ声はいらない"って言うくらい声優否定派気取ってますからねぇ(まぁそんなことはないと思いますけど)。

どの曲をとっても頭から離れないインパクトがありますね。
勿論、福山芳樹さんの歌う「キングゲイナー・オーバー」はもちろんのこと、ミイヤの歌う「本当かい!」や「ミイヤの祭り」なんかも強烈ですね。
田中公平さんが音楽を手掛けています。

僕はシンシア派です(半ギレ)
サラも悪くないですがねぇ、17話は"アニメ史上最も恥ずかしい告白"のうちの一つでしょう。


"オリジナルオーバーマンコンテスト"なんてのがあって、10周年BDメモリアルBOX発売時に富野監督が審査員長を務める応募企画があったんですよね。
僕が考えた最強のオーバーマン、夢とロマンに溢れてます。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 3

65.8 8 2002年夏(7月~9月)アニメランキング8位
Witch Hunter ROBIN-ウィッチハンター・ロビン(TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (182)
1240人が棚に入れました
数千年もの間、ソロモンと呼ばれる組織が「ウィッチ」たち("witch"とは本来魔女のことだが、本作品では反社会的な超常能力者を指す)から人々を守ってきた。近年、日本でも能力を使って犯罪を行うウィッチが増加、これに対しソロモンの日本支部であるSTNJは、「オルボ」と呼ばれる薬剤を用いてウィッチを無力化・捕獲する戦術で、彼らと拮抗した戦いを演じていたが、主力メンバーの一人が謎の死を遂げ、戦力不足に陥る。代替要員としてソロモンから送られてきたのは、発火能力を持ったクラフト使いである、15歳の少女ロビン。彼女はチームの一員としてウィッチ狩りに力を発揮し始めるが……。
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

狩る者と狩られる者

舞台は近未来の日本。国際機関「ソロモン」に属するウィッチハンターとウィッチの対立、犯罪捜査、組織内の陰謀を描くサスペンスドラマ。SFに加えオカルトものの側面もある一風変わった作品です。

全26話。前半15話までは1話完結の色が強く、後半16話からは概ね続きものという構成。

本作における"※1ウィッチ"とは、パイロキネシスやテレキネシス、サイコメトリーといった特殊な能力を操る、いわゆる超能力者の事。体制側に組みするウィッチである"ウィッチハンター"達は犯罪者を追う猟犬の如く、もとい刑事よろしく、反社会的存在と見なされたウィッチを次々と探し出し狩っていきます。

超能力者(ウィッチハンター)対超能力者(ウィッチ)という図式だと、何となくバトルものを想像される方もいるかも知れませんが、徒党を組むウィッチハンターに対して、ウィッチは常にと言って良い程孤独ですので劣勢は必至、捕り物としてはあっさりと片が付いてしまう展開が多くなっています。

また、ハンター達が携帯している"※2オルボ"という液体の威力も彼等の優位性を高め、狩るものと狩られるもののパワーバランスを不動のものとしてしまってい感があります。オルボには※3ウィッチ能力を弱体化ないしは無力化する効果があるのです。

いずれも反社会的存在となり得る可能性を秘めているという点で、ウィッチとウィッチハンターの関係は、後に製作されたアニメ「PSYCHO-PASS」における潜在犯と執行官の関係に類似しますが、両作における管理者に相当するもの、ソロモンとシビュラの違いに目を向けると、前者が目に見える力を、後者が目に見えない力を脅威の対象としている点で異なる事が分かります。

権力者が力そのものを危険視し、それの所持を制限する法を定める事が体制の維持に有益である事は、古来からある刀狩や現代における銃刀法などを見ればなんとなしに分かりますが、それでは"力"とは具体的に一体何を指すものなのでしょう?

銃や刀剣等の武器の類は既に上で触れたので除くとして、それ以外のものを羅列してみると、知能、美貌、体躯、知識、金、人脈、社会的地位、モノに視点を移すと、(ネット接続した)PC、自動車、といったところでしょうか。

人の情動さえも管理の対象としてしまうのが「PSYCHO-PASS」のシビュラですが、本作のソロモンはそれを含まず、あくまでも上に挙げたものの延長上にある力を監視、管理する程度に権力の行使を留めている点で、ファンタジーながら一定のリアリティを感じさせます。(現代の倫理観から大きく外れてはいないという意味で。時代設定は2056年との事)

力が、例えばわたしの目の前にあるPCや、より古典的な技術で作られた自動車でさえ、人の心を増長させる危険があるという証拠は、その辺を見渡せばそこかしこに転がっているもので、特に探さずとも容易に見つけられます。ネット上でなければ、しょっちゅう暴言吐いて回ってる人とか滅多にいませんし、徒歩でベル(クラクション)鳴らして怒りを露にする人だって、まずいませんものね(笑)

力そのものが人の心を歪める可能性があるのだとしたら、本作における、生来の超能力を持った"ウィッチ"は、わたし達(非超能力者)以上に堕落しやすい存在とも言え、ソロモンによる彼等の監視、管理は、正当か否かは別として、犯罪やテロ抑制の手段として、合理的と言わざるを得ない気もします。ですが、それでは、そのソロモンに管理された"力"は一体どこへ行くのでしょう?

ある者は飼いならされ、ある者は消され、またある者は……。権力者が被支配者層に対して冷酷である様に、ヒトがそれ以外の生物に対して残酷である様に、ウィッチの力を掌握するソロモンもまた、その業の報いを受け、必然の結果として、堕落する宿命を負う事になるのです。

本作のテーマの一つである「正義の所在」を問う、後半にかけての目まぐるしく流転する展開に注目されたし!

※1~3
{netabare}
※1:ウィッチ(Witch)って日本語でも"魔女"って訳される事が多く、女性名詞扱いになっていますが、元々は男女双方を指す言葉だったりします。なので作中における使い方は本来の意味に忠実。

※2:ハンター達が首から下げているシリンダー型のペンダントトップに充填された、きらきらと輝く緑色の液体。オルボを身に付けていると自身のウィッチ能力をも無力化してしまうので、任務遂行に役立つ能力の持ち主であるロビンだけは、これに頼らず自身の力を用いて任務に当たる。製造方法はSTNJ(ソロモン日本支部)内でも極秘となっている。

※3:本作において、"ウィッチ能力"は生まれ持っての力"魔法"であるのに対し、"クラフト"は知識や技術によってその運用を円滑にする"魔術"に近い意味を持つ。そんななので後者は英単語のwitchcraftとほぼ同義。
{/netabare}
キャラについて、登場人物の殆どが腹に一物抱えている様な人たちなので(汗)ストレートな感情表現とは縁遠く、謎めいた印象を漂わせます。表情、口調の端々、その立ち居振る舞いからおぼろげに心情が汲み取れる様になっています。丁寧な作画の成せる業ですね。こういった奥ゆかしい表現はキャラの魅力を大いに引き立てます。
{netabare}
ツンデレだとかシャイだとか言ったら身も蓋もないんですが(笑)特に亜門とマイケルの行動や表情からそれとなく読み取れるロビンへの愛情表現はとても心地良く感じられました。元ネタは多分、海外ドラマ「※4NIKITA1997」に出てくるマイケルとバーコフ、って知ってる人多分少ないですね(汗)

※4:スパイ活動や暗殺などを秘密裏に行なう対テロ組織「セクション・ワン」に所属するエージェント達の活躍を描く実写ドラマ。アクションの他に尋問シーンや人間ドラマにも重きが置かれたハードな作風。拷問担当のマデリーンが超コワイ(汗)
{/netabare}
物憂げな表情やゴシック調のロングドレスを身に纏った奇抜な外見とは裏腹に、人との関係を一生懸命模索するロビンの、たどたどしくも真摯な姿勢にも心打たれます。以前ちらっと見た時にはロビンって不思議ちゃんのイメージが強めだったんですが、改めて全編通して視聴してみると印象が大きく変わりました。びみょーに違う気もしますが、多分彼女は萌えキャラと呼ばれるものです(笑)

名前の後に続く、敬称および接尾語のあれこれも、友情らしきものはあるけれども友人未満の、キャラ間の微妙な距離感を表している様で、とてもスマートな表現になっていたと思います。※2ちゃん、君、さん、様、氏とか(笑)

音楽について、OP「Shell」ED「half pain」は、けだるい感じのジャズ風味。葉菜さんのハスキーボイスが渋い! 作中BGMは自己主張は控えめの、視聴者を無闇に煽る様な事はしない上品な映画音楽という趣きで、両者とも作風にぴったりです。

この作品の翌年に放映されていた「キノの旅(無印)」と、今放映している「キノの旅 -the Beautiful World-」のOPなんかを聴き比べると歴然としていますが、この当時の深夜アニメは、音楽面に限った事ではありませんが、視聴者に媚びる所が少なくて、作品そのものを非常に大事にしている事が伺えます。

総評として、SFや刑事物としてのシナリオの緻密さにはやや欠けるものの、サスペンスとしての十分な牽引力、クールな表情に隠された熱い想いが交錯する重厚なドラマ、ロビンの成長物語としての魅力、それらが見事なバランスでまとまった、落ち着きのある大人向けアニメと評価する事が出来るのではないでしょうか?

たとえ体制側に付く身だとしても、ひと度イレギュラーのレッテルを貼られてしまえば、瞬く間に狩る者から狩られる者へと転じてしまう、そんな人間社会の危うさを、中世の魔女狩りになぞらえて暗喩的に描き出す物語。

狩る者としての宿命に抗うロビンの、亜門の、ウィッチハンター達の葛藤と優しさ、括目してご覧下さい。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 25

キャポックちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

隠れた傑作

 2002年にテレビ東京で放映されたものの、映像が地味なせいかあまり評判にならず、低い知名度に甘んじている作品だが、『FLAG』や『ライドバック』などと並ぶ隠れた傑作として高く評価したい。
 この作品で取り上げられるのは、中世ヨーロッパの魔女狩りを思わせる超能力者に対する排斥活動。作中でウィッチと呼ばれる超能力者は、犯罪性向の高い危険な存在として、STN(ウィッチと対抗し得る超能力者を擁する組織)の専従班による捕縛・抹殺が進められている。物語は、STNの日本支部に、失われた超能力者の交代要員として、パイロキネシス(発火能力)を有するロビンが着任するところから始まる。
 魔法使いとは異なるリアルなキャラとしての超能力者は、進化論と遺伝学の知見が普及する20世紀になって生まれたSFの華である。超能力者をフィーチャーした最初期の作品であるステープルドン『オッド・ジョン』(1935;SFファンなら必ず読んでおくべき傑作)で早くも社会から異端視される姿が描かれ、新人類・スランに対する弾圧を描いたヴァン・ヴォークト『スラン』 (1946;今読むと悲しいほど時代を感じさせる)が人気を呼んだことから、「超能力者の排斥」はSFの定番テーマとなった。日本では、竹宮恵子『地球へ…』、萩尾望都『スターレッド』など、漫画に傑作が多い。『Witch Hunter ROBIN』もこの系譜に属する作品だが、『スラン』以降の諸作に目立つ表面的な派手さを追い求めず、排斥がどのように行われるかを淡々と描き出す点に特徴がある。
 前半(~第15話)では、ロビンを含む対ウィッチ専従班によるウィッチハントのエピソードが1話完結スタイルで紹介されていくが、何を考えているかわからない寡黙なリーダー・亜門をはじめ、事なかれ主義の署長や遅刻サボリの常習者であるギャルなど、特殊犯罪の撲滅を目指すチームとは思えない覇気のなさが目立つ。しかし、エピソードを重ねるにつれて、登場人物の多くに何か裏があることが少しずつ示され、さらに、魔女狩りの歴史に触れたエピソードを経て、第15話「Time to say Goodbye」で話の流れが一変する。視点がハントする側からハントされる側へと変わり、それとともに、STNという組織自体が抱える内部矛盾と、ウィッチハントを巡るさまざまな謀略が明らかになってくる。前半は、後半に備えて伏線を張り巡らす準備段階にも見えるが、それだけでなく、日常的な光景をきちんと描き込むことによって作品世界の奥深さを際だたせ、後半のテーマを明確にする役割がある。この部分で作者(監督の村瀬修功と考えて差し支えない)の意図を正しく読み取れなければ、ミステリアスな雰囲気だけのアニメと誤解し、最終回で明かされる真相を肩すかしだと憤る結果になるだろう。
 『Witch Hunter ROBIN』最大の魅力は、ヒロイン・ロビンのキャラにある。イタリアの修道院で育てられたハーフという設定で、強大な能力を持つにもかかわらず、生真面目でストイック。世間ずれしていない故のささやかなミスも可愛い(私は、第25話でソバを配るエピソードが好き)。ふだんは足下まである黒のロングコートというゴシック風ファッションを身につけているが、邪魔にならないように縛った髪をほどくと、驚くほどあどけない少女の顔立ちになる。夜、全裸で寝る姿は、妙に色っぽい(裸で寝る風習は欧米では珍しくなく、ネグリジェのような虚飾をまとわないという意味もあって、彼女が修道院育ちであることを思い出させる)。後半では、ロフトに敷かれた寝具以外には剥き出しのバスタブと便器しかないガランとした部屋で生活するが、彼女の禁欲的な精神世界を反映しているようで、愛しい。
 ロビンの持つ超能力が、炎を操り全てを焼き尽くすパイロキネシスだという点も重要である。超能力者をメインに据えたアニメは数多くあるものの、私が優れた作品と評価するのは、本作と『DARKER THAN BLACK』くらいで、それ以外(盛り込みすぎの設定が上滑りした『スクライド』『ギルティクラウン』、人物描写にリアリティがない『とある魔術の禁書目録』『新世界より』など)は、あまり高く買わない。このジャンルに優れたアニメが少ないのは、小説や漫画のように地の文で超能力の実態を説明できず、激しい爆発や光の明滅といった視覚効果が優先されて、人間と超能力の関わりに深く踏み込めないためではないかと想像するのだが、その点、パイロキネシスは、何が起きるかイメージしやすく、小説・漫画よりもむしろアニメの方が迫力を出せるので、ストーリー展開を阻害しないというメリットがある。さらに、炎が宗教的な浄化作用を思わせることもあって、ストイックなロビンに相応しい能力である。本作における超能力者同士のバトルが、しばしばあっけないほど一方的になるのも、超能力が何を象徴するかを考えれば、きわめて当然と言える結果である。
 …ところで、ロビンが15歳というのはともかく、烏丸の19歳は冗談ですよね?

投稿 : 2020/07/04
♥ : 6

らめええええええええ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

異端者

キャラのタッチと
作中の潰滅的音楽から醸し出される雰囲気は上質っ!
ロビンは...特に昨今の...萌えねらいの絵柄では表現できありませーん・・・っ!!ゼロゼロゼロ・・・っ!!可愛さがありますっ・・・!し...!
クラフト使い・・・というあたりジョジョの奇妙な冒険のスタンド使いを連想してしまったのは私だけでは...皆無っ・・・・・・!はず...!個人ナイス個人の能力の個性化がもっと図られていればもっと堪らない作品になっていたと矜持ませーん・・・っ!ゼロゼロゼロ・・・っ!っ・・・・!それでもこの世の中、馬鹿な真似ほど… 狂気の沙汰ほど面白い…!作品の評価を...最高にしているのは上で上げた作中の雰囲気ふざけるなっ………! おまえらには慈愛などないっ……!がそれをねじ曲げたら…なにがなにやらわからない…を補って余りあるからですっ・・・!っ・・・・!
クラフト...!ウィッチという定義が曖昧な感じがしたのが少し圧倒的・・・!圧倒的不満っ・・・・・!がかなり楽しめた作品でしたっ・・・・!さりげなくお笑いポイントも圧倒的点在している作品ですっ・・・!...!
ナイス笑い所ではゼロゼロゼロっ..ありませ~~んっ...の…基本も基本…大原則だっ…!うが賭博黙示録の冒頭で亜門にナイスハントされたウィッチ...!ウィッチ能力をナイス発言させたときのあの表情で爆笑してしまいましたっ・・・・!スラムダンクの「いっ」っ・・・・・!かゲヘへヘヘヘ・・・・アリウープを仕掛けるような
エンディングもなかなか余韻の残るぐにゃ~だったと矜持たのだっ・・・・・!...!潰滅的終盤どこか駆け足の...ように見えたナイス作品でしたが深夜のいたずらに時間だけが流れていく…!帯に放送されるアニメ圧倒的・・・!圧倒的作品としては良作の部類に入ると矜持ませーん・・・っ!

投稿 : 2020/07/04
♥ : 0

63.8 9 2002年夏(7月~9月)アニメランキング9位
アイス・エイジ-Ice Age(アニメ映画)

2002年8月3日
★★★★☆ 3.6 (33)
248人が棚に入れました
2万年前の氷河期、動物たちは一斉に南へ移動し始めるが、孤独なマンモスのマンフレッド(レイ・ロマノ)だけは北を目指そうとする。お調子者でうそつきな地上性ナマケモノのシド(ジョン・レグイザモ)はマンフレッドに助けられたことから、共に北へ旅立つ。道中、川上から流されてきた人間のナディアが赤ん坊のロシャン(タラ・ストロング)を二頭に託し、二頭はロシャンを人間の元へ返しに行こうとする。が、人間への復讐に燃えるサーベルタイガーの群から遣わされたディエゴ(デニス・リアリー)は、ロシャンを手に入れようと旅に加わる。ディエゴは溶岩の谷へ落下寸前にマンフレッドに助けられ、自分の使命とロシャンへの愛や友情との間で葛藤、マンフレッドたちに計略を告白する。一行は襲い掛かってきたサーベルタイガーたちから逃げようとするが、追い詰められたマンフレッドをディエゴは身を呈してかばう。ディエゴを失った悲しみにくれながらも、二頭は人間たちにロシャンを無事引き渡す。と、後ろからディエゴがやってくる。三頭は再会を喜び、旅をするのであった。
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

アニメが本来、子供のためのコンテンツであったことを忘れてた(苦笑)

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
THE アメリカのアニメって感じですね。分かりやすいアニメです。ハンバーガーにポテトにコーラって感じですね(意味不明)。

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
預かった親戚の子(9歳)をあやすため、我が家のなんちゃってホームシアターで一緒に見たアニメ(笑)

基本的に、私はあまりディズニー(やピクサーやらアメリカの)アニメは好きでないです。色んな意味で「押し付けがましさ」を感じてしまうからです。

「ハイ、ここ笑いドコロだよ~」「ハイ、ここ感動してね~」「ハイ、ここには風刺的なメッセージが込められてるよ~」てな感じで。

良くも悪くも、NHKの子供番組見せられてるような気分になる作品が多いです。

これは文化の違いで、優劣はつけられませんね。

日本人はどうしても、アニメの中に「リアル(現実)」をみようとしてると思います。少なくとも私はそうです。それが、細かな心理描写だったり、ストーリーの良さだったり、美しい風景だったり、整合性だったり。日本のアニメの良さに繋がっている気がします。

一方で欧米では、アニメはアニメ「フィクション(空想)」と割りきっている節があります。そもそもとして子供向けに作られてますし、「映画(実写)で実現できないことをアニメでやろう」という感じかな?ディフォルメされ過ぎたキャラが多いのも、それが理由でしょう。細かな心理描写などは、ハリウッド俳優の仕事です。以前、アメリカ人の知人がそんなことを言っていました(アメリカの娯楽の王様は、完全に実写映画ですし)。

これは、日本人と欧米人の手品(マジック)の楽しみ方に似ていますね。日本人は「タネを見破ろう」「どうなってるんだ?」という視点で手品を見ますが、欧米人は、「ウァオ! 不思議だねぇ~! ハッハッハッハッ♪」てな感じで、単純にエンターテイメントとして楽しむらしいです。むしろ、タネを推測するような会話は「不粋」なんだって。

さて、この「アイスエイジ」でも、それは顕著でした。物語の冒頭、なんの説明もなしに、なんかリス的な生き物がドタバタコメディを繰り広げます。しかも無声で。それは完全にドリフのコント的で、ミスタービーン的で、氷でスベってドーーン! てな感じです。私はクスリとも笑えませんでしたが、親戚の子(9歳)は爆笑。彼はその後も、サーベルタイガーとの決闘で息をのみ、ラストシーンでは若干の涙を浮かべていました。子供なりに、感じる部分は大きかったのでしょう。

一方私は、終始(-_-)な顔、つまりは無感動、無表情でしたねw

まあでも、喜ぶ子供の顔をみると、「アニメってこれでも良いんだな~」と、なんか「初心忘るべからず」的な気分になりました。そういえば子供の頃、トムとジェリーとか大好きだったし、9歳に「攻殻機動隊」見せてもダメだろうしw

海外のアニメならではの良さを再確認したアニメでした♪ まあ、プライベートでは絶対に観ませんがw
{/netabare}

投稿 : 2020/07/04
♥ : 13

lg さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

-感想-

鑑賞回数:1回 ※評価はしてません。

【総合】
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 どんな内容だったかあまり覚えていないので
 再度鑑賞したいですねー「(゚ペ)

投稿 : 2020/07/04
♥ : 0

63.0 10 2002年夏(7月~9月)アニメランキング10位
ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて(OVA)

2002年8月3日
★★★★☆ 3.5 (84)
304人が棚に入れました
『The Soul Taker ~魂狩~』からのスピンオフ作品であり、DVD版映像特典として作られた短編連作「こむぎ大作戦」を原型としている。内容はいわゆる魔女っ子アニメのパロディ。
地球とは別次元にあるわくちん界で破壊ウイルスあんぐら~が脱走、次元を越えて地球へとやってきた。
それを追ってやってきたムギまるに地球の未来を託されたコスプレアイドル小麦ちゃん。アイドル生活と学校生活だけでも忙しいのに、それに加えて魔法少女としての活動もやらねばならず大変なことに…。

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

邪道魔法少女3部作の一角を成す作品・・・これはこれで有りだと思います♪

2016年の冬アニメで放送される「ナースウィッチ小麦ちゃんR」の視聴に向けた下準備として本作品を視聴しました。
その下準備として、本編である「The Soul Taker 〜魂狩〜」も視聴しましたが、視聴して正解だったと思います。
本編のキャラの立ち位置を知ってこの作品を見ると、それだけでもニヤリとしてしまいそうな設定が盛り込まれています^^

このレビューの視聴に先立ちwikiをチラ見しましたが、この作品は「邪道魔法少女」の1作目として位置付けられているそうです。
既存の魔法少女アニメのパロディ化とハチャメチャな展開が特徴との事ですが、この愛称で親しまれたのはアニメの放送当時・・・という事なのでしょうか^^;?
例えばミルキィホームズなど今ではありそうなジャンルだと思うのですが・・・^^;

タイトルにもなっている通り、この作品の主人公は小麦ちゃん・・・高校生とアイドルと魔法少女の3役をこなす事を目標としつつ、実際にはグダグダ・・・という感じです^^;
そして周囲を固めているのは「ソウルテイカー」の登場人物達なのですが・・・この作品では本編の敵味方が入り乱れているので、それだけでも一見の価値があると思います。

そして物語の方ですが・・・小麦ちゃんは魔法少女として、悪と闘うシーンがたくさん描かれているのですが、アニメーション制作がタツノコプロである事を最大限に活かしたパロによる闘いの方にどうしても目を奪われてしまいました^^;

「あれ・・・この紐でぐるぐる巻きに縛られて変身するのってあれだよね^^」
「小麦ちゃん・・・「バード ゴー!」ってまんまじゃん^^」
登場する往年の懐かしいキャラはこれだけではありません^^
何回目の再放送かわ分かりませんが、小さい頃に胸を躍らせてくれたキャラの登場は懐かしさと嬉しさで胸が一杯になりました^^

それと本編からある意味大きく変わっているのが、「ソウルテイカー」の主人公だった伊達京介です。
小麦ちゃんの視点が相当盛られているのが理由かもしれませんが、やたら爽やかなんですよね^^
決して格好悪いキャラではありませんでしたが、本編ではもう少し闇の部分が前面に出ていたと思います。でもそんなのは綺麗さっぱり無くなって爽やか2枚目アイドルとして本作品に登場するのです。
お約束ですが、相当格好良いのでモテモテです・・・
あ、そういう意味からすると、京介が本編より劣化した点は色々と鈍くなった・・・というところでしょうか^^;
見方を変えればそれはそれで王道なのが少し癪ですけれど・・・^^;

それと、年頃の女の子が多く登場するせいか、「胸の大きさ」に関する話題には事欠きませんでしたね^^;
小麦ちゃん・・・この話題になると直ぐにブチ切れてしまいますが、大きさだけが問題じゃ無く似合っていれば良いと思いますよ♪

OVA全6作で構成された作品でした。
最初の2話までは京アニさんも制作に加わっていたようですが・・・どうしちゃったんでしょうね^^;?
でも小麦ちゃんの底抜けの明るさには元気を分けて貰える気がします。
引き続き「ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルてZ」を視聴したいと思います♪

投稿 : 2020/07/04
♥ : 20
ネタバレ

丸太武漢肺炎天安門 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

レッツビギンでございます

dアニメストアで今月で配信終了なので見てみた。
邪道魔法少女シリーズ第一弾ということで、第二弾「撲殺天使ドクロちゃん」、第三弾「大魔法峠」に比べると内容はソフトに感じる。最初の方が京アニ制作なので下品には出来なかったのだろうか。

2chのアスキーアートをネタにしていることでも有名な作品(今はやる夫に駆逐されて貼られなくなったモナー系ばかりだが。出てるAAでは個人的にはシラネーヨが好きだった)。

なお話自体は全然面白くない。公開当時見たとしても同じ感想だろう。ただ、以後のこれに影響を受けた作品は、小麦ちゃんより面白くしよう!と思って作ったのだろうし、「踏み台」としての役割は果せたのではないか。個人的にはこれに似たOVAだと「きグルみっく☆V3」の方が面白かった。

キャラクターデザイン渡辺明夫、制作が京アニ(2話まで)&タツノコプロだが、京アニの方は体の描き方がリアルで上手くて、タツノコの方はキャラがデフォルメされてて彩色が今風に感じた。
タツノコに変わってから乳揺れしまくるようになるが、やはり京アニ武本監督は乳揺れが嫌いなんだろうか。

各話感想
{netabare}1話
この時代はアイドルは女優に転身しなければならないって空気あるな。パーフェクトブルーとか。
なつかしいAAばかりwwwみんなやる夫に駆逐された。
岡田斗司夫二世w
そういやあぼーんって最近2chで見ないな。

2話
「最近のアニメは止め絵ばかりで動きが全然足りない」京アニ武本監督はそう思ってたのかね。らきすたはそんな動いてる気がしないし京アニは乳が揺れてないことも多いのに。
ガッチャマンはわからないなー。
ちゃんと(有)コミケットに協力してもらってるな。

2.5話
ここからタツノコプロ。
夢工場ってなつかしいな。
キャバクラじゃねーか。
男性アイドルの曲のPVで尺稼ぎって誰得だよwつーか長い!金出してOVA買った人は怒るんじゃないの。
小麦のPVも長すぎ!演出古いw
京アニじゃなくなったから乳揺れ演出入ったな。
終わりの方は総集編っぽい映像。

3話
主人公がいきなり死ぬギャグアニメって結構あるな。
四十九日ちゃんとやるのかw
パロディ多すぎやろ。タツノコのパロは無問題だろうけど。
キャシャーンもタツノコか。
スケバン刑事なつかしー。

4話
あかほりさとるパロキャラわろた。弟子の花田十輝も出てきたら面白かったのに。
なんかSHIROBAKO…じゃなくてくろみちゃんみたいになってきたな。
と思ったらキン肉マンパロのプロレス回か。
伝説のヤシガニw

5話
愛生会病院HPのパロなんかもうわかる奴ろくにいないだろうな。{/netabare}

投稿 : 2020/07/04
♥ : 4
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

大体2002年頃の地下オタク世界を徘徊した〝邪道魔法少女″

派生元の『ソウルテイカー』は未見。

某巨大掲示板、コミケ、
制作陣の一角・タツノコの過去作のパロディ……。

深夜アニメ以上の無礼講。OVAの闇世界にて、
21世紀初頭の東京オタク社会を活写した魔法少女アニメ。

〝邪道魔法少女″を自称していますが、
道と側溝の区別も曖昧な落武者である尊氏には、
邪道だの正道だの、よく分かりませんw

とはいえ、私の知っている魔法少女物は、
{netabare} 巨大合体ロボで特攻{/netabare}したり、{netabare}テックセッター{/netabare}したりはしないので、
本作はやはり、邪道を突き進んでいるのでしょうw


これが単なるネタアニメに留まっていれば、
敢えて語り継ぐ必要もありませんw

ですが、その深い闇に惹かれたのか、本作には、
タツノコの他に、ゲストとして京都アニメーションなど業界の雄が次々と悪乗りw
それが原因なのか、このアニメ、作画など妙にレベルが高い(苦笑)

内容もアニメ業界の本音、潜在意識が投影されたのか、
やたら予言書めいており不気味ですw

例えば{netabare} アイドル、アニメ業界の裏側、パロディ……。{/netabare}
いずれもその後、ヒットアニメとして具現化しており、
本作は業界のその後を示唆していると、
強引に解釈できないこともありませんw


KARTE2.5では、{netabare} アニメーション音楽PV乱発で露骨な尺稼ぎw
京アニが後に音楽アニメでホームランを放つための素振りも万全ですw

さらにProductionI.G などに至っては勢い余って、
ハイクオリティなAMVを、なんとフルで制作w
……放課後ティータイムだってフルでMV作ってもらったことないのにw{/netabare}


制作に関わった東芝系列会社を反映した世界のTOSHIBAのロゴ。
移転間もないフジテレビのお台場新社屋。
など邪道の中でも、多少は良心が光ることもあります。

ですが、東芝やフジのその後の凋落を受けた上で観ると、
それすらもカオスですw


もしも本作が、カンブリア爆発の只中にある今の深夜アニメに降臨したら、
どんなオタク世界の闇を暴き出すのだろう……。
毒をぶちまけるのは、掲示板より今の時代だとむしろSNS辺りなのでしょうかw

それとも『なのは』『まどマギ』など、後の魔法少女たちの奮戦に便乗し、
素知らぬ顔で王道を歩むのでしょうかw

本作の貧乳萌え文化に頭を侵食されながら、
そんな妄想に耽り、首を回していたら、
なんと2016年冬に本シリーズの新作TVアニメ放送のお知らせがw

な……なんだってぇぇぇぇ~~(((((((( ;゚Д゚))))))))

投稿 : 2020/07/04
♥ : 16

62.3 11 2002年夏(7月~9月)アニメランキング11位
デジモンフロンティア 古代デジモン復活!!(アニメ映画)

2002年7月7日
★★★★☆ 3.5 (22)
172人が棚に入れました
拓也達はデジタルワールドの「さまよえる島」でヒューマンデジモンとビーストデジモンの争いに巻き込まれてしまう。拓也達はその戦いを止めようとするが、実はその戦いの裏には秘密が隠されていた。

声優・キャラクター
竹内順子、神谷浩史、石毛佐和、四反田マイケル、渡辺久美子、杉山佳寿子、菊池正美、川田妙子、岡村明美、うえだゆうじ、永野善一、小栗雄介、石塚堅、埴岡由紀子、松本美和、三宅健太、伊藤栄次、西松和彦、金光宣明、村岡雪枝、緑川光、山口健、上原多香子
ネタバレ

天上しょーと♪♪ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

タイトルなし

デジモンフロンティア唯一の映画作品です。
今までの映画と違って今回の舞台は珍しくデジタルワールドでした。

【良い点】
・デジモン同士の戦争という結構スケールの大きい内容
今までのシリーズは一方的にやられてることはあっても
こんな全面戦争みたいたいなものはなかったですもんね。
{netabare}互いの正義を信じてぶつかり合ってたけれど
それは凶悪なデジモン復活のために
仕掛けられた罠だったという驚きの展開でした。{/netabare}

・新デジモンが多数登場する
TV版のフロンティアは過去作に登場したデジモンを再登場させていることが
多いから余計に映画らしいと感じられました。

・戦闘シーンもいつもよりかっこいいです!

【悪い点】
・拓也と輝二の無意味な喧嘩

・ダルクモンの声優・・・せっかくの盛り上がるシーンがちょっと落ち込む

・エンシェントグレイモンとエンシェントガルルモン叫びながら復活!→
しばらく何もしないのがちょっと違和感でした。
まぁその間の拓哉たちの戦闘シーンが格好良かったからいいけどさー。

今回は劇場版だけの主題歌がなかったのが残念です。
「FIRE!!」は大好きな曲だけどデジモン劇場版だけの曲って
毎回いい曲ばかりだったから・・・。

悪い点はあるものの期待してたより楽しめました。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 1

Kちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

PSのゲームまたやりたくなった

ストーリーだけならデジモン映画の中では面白い方だった。
成長期デジモン達を始めデザインがお気に入りのデジモンも多かったし。
ただ、上原さんの棒読みがどうしても気になるのと、主題歌がないのが残念だった。主題歌、割と毎回楽しみなんだが…。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 1

62.3 11 2002年夏(7月~9月)アニメランキング11位
ハングリーハート WILD STRIKER(TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (32)
166人が棚に入れました
主人公・恭介はサッカーが好きでストライカーとしての天分を持っているのに、敬愛する天才MFの兄・成介が実の兄ではないと知ったショックと、にも関わらず常に兄と比較され貶められるのは自分だというコンプレックスから、サッカーから逃げ荒れた生活を送っていた。
が、女子サッカー部の美紀や、男子部マネージャー・森など、サッカーが好きでたまらない人達と出会いを契機にサッカーへの情熱を取り戻す。兄・成介とその恋人・香織、村上監督や養父母らに見守られ、サッカー部の仲間とぶつかり合ったり、美紀と互いに不器用な想いを寄せ合ったりしながら成長していく。

声優・キャラクター
鳥海浩輔、加藤夏希、日比野朱里、石塚堅、高塚正也、松山鷹志、荒木香恵、井関佳子、森訓久、永野善一

ゆっぴ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ロドリゴー!!!

各キャラに人間味と個性があって、どのキャラにも好感が持てます。今流行りのアニメのように腐媚びせず、サッカーを熱く描いているという印象で、サッカーまるで興味なかった私でも嘘のように引き込まれました。絵や音楽にも時代が感じられてとても良いです。たまにツッコミどころがありますが笑って楽しめました。

特に、ブラジルからの留学生ロドリゴを主要人物三人の中の一人に据えるところが渋くてめっちゃ良い!彼の身の上、それ故の葛藤や先輩一河とのいざこざ(からの二人の成長っぷり)に一番のドラマを感じました。激エモ‥!!!彼が良すぎたという点において、この作品は私の中でスラ◯ンを超えていきましたw

作画は良い回と残念回が入り混じってますが、昨今のチャンピオンアニメとかよりはすごい頑張ってます。良い回はスクショしたくなるほど良い!

音楽、特に1期のED(KOKIAのtell tell 坊主)がいい曲で、何度も聴いてます。後期のOPの歌唱力が‥ド下手すぎてめちゃくちゃ残念ポイント。なぜこれを使った‥?!??

プラスで残念ポイントを上げているのはヒロイン役を演じられた某女優さんです‥すごく素人感があって、セリフ多いのに聞いてるのがキツくなるほど。

他の声優さんたちは、ほんとみんなキャラに合ってて最高でした〜!!

今何度も繰り返し見ているところです。もっと評価されるべき。ていうか知られるべき!続編とかリニューアルとかされろー!!!(ロドリゴの声優さんは変えないで!)

投稿 : 2020/07/04
♥ : 1

ふわふわマショマル さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

サッカーの良作!サッカーアニメの中の感動作!

いろんなサッカーのアニメを見ました。スポ根好きなので。
その中でもこのアニメはちょっと古いんですけど、名作だと思います!

っというのも、試合にフォーカスして物語が作られているので試合中の動きなどは他のサッカーアニメに比べると見応えがあり、静止画もあるのですが、動画でボールそ運んでいるシーンはこのアニメが一番多いと思います。
学校での授業とか?恋愛にも重視とか?男の友情も重視とか?色々と欲張らず、要点だけをピンポイントで試合重視なのが好感を持てました。
私の、スポ根のサッカーではNo1です。

特に、試合重視でどんどんエピソードが進んでいくので知らず知らずのうちにはまりました。52話が毎日、あっという間に進んでいきました。

作画や音楽はさすがに昔っぽいのですが、でも逆にストーリーはとても王道で良作だと思います。

声優に今時の感じではないので、やや不満はありましたが、主役の叶恭介はとても良かったです。恭介のヒロイン役のMIKIちゃんは声優としては物足りませんでした。
なんとなく、素人っぽさが有って純粋なキャラを出している感はあるのですが、周りの声優さんに支えられた感じです。
声優の平川さん、遊佐さん、二役演じてたんですね。福山潤さん、鳥海さん(叶恭介)が出ていて、楽しく観れました!

私はこの作品がサッカーでは一番満足感(見応え感)がありました。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 1

uppo さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

とにかく熱いサッカーアニメ

キャプテン翼の作者の高橋陽一さんが描いたサッカー漫画をアニメ化。
4クール。
確か当時アニマックスでしか放送されてなかったため、知名度が低いと思われる。
漫画の「俺たちのフィールド」が好きな人にはオススメしたい。
得点力不足、ストライカーがいないとか言われてた当時の日本代表だったが高橋さんは主人公をFWにしてそのポジションの重要性を訴え、将来日本人ストライカーが現れたらと思って描いたとか。
主人公の兄の叶成介はACミランの10番で司令塔。
今のセリエAは、ブンデス、プレミア、リーガエスパニョーラに負けてるかもしれないが、この当時は世界1,2を争うリーグだったと思う。
実際にその名門チームで10番を背負う日本人が誕生するなんてこの頃は誰も予想してなかったと思う。
主人公の叶恭介はそんな優秀過ぎる兄がコンプレックスで一時期サッカーから離れるが、とある理由で復帰。
茜が丘高校サッカー部に入部して全国No.1を目指していく。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 2

61.9 13 2002年夏(7月~9月)アニメランキング13位
円盤皇女ワるきゅーレ[ワルキューレ](TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (97)
762人が棚に入れました
この地球で宇宙人の存在が珍しくなくなって、数年が経っていた。
ある日、時の湯の清掃をしていた高校生の時野和人はUFO墜落事故に遭遇する。時の湯を直撃したのはヴァルハラ星からやってきた高貴なプリンセス、ワルキューレのUFOだった。ワルキューレは墜落に巻き込まれた和人を救うため自らの魂を分け与えたために幼児化してしまう。
幼児化したワルキューレ(わるきゅーれ)に、幼馴染の七村秋菜、侍女長の真田さんや同じくヴァルハラ星プリンセスのハイドラも加わってのドタバタコメディ。
4度にわたってアニメ化されており、アニメでは原作から離れての独自のストーリー展開を見せている。

Ssoul(輝子P) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

どこにいても二人は魂でつながれているから離れることはない。魂で愛し合っているのだ。

ストーリー

地球で宇宙人と普通に生活している地球で、ある日高校生の時野和人が経営する「時の湯」と呼ばれる銭湯に突然UFOが墜落し、和人はその事件に巻き込まれて死亡してしまいました。けれど、UFOの持ち主のワルキューレは自らの魂を使い和人を行き返しましたが、ワルキューレは魂が不安定になってしまい、幼児体系のワるきゅーレとなってしまいました。これは、魂で繋がりあっている二人の物語。

私の感想。

古さが結構感じられる作品でしたが、逆にこの古さがこの作品をもっとよくしてくれました。この作品には今のグラフィックではあまり楽しめないような良い所があるのです。たとえば戦闘のシーンや変身のシーンです。戦闘のシーンはどれも同じ動きをしていて、今のグラフィックでは飽きてしまいますがこの作品のように古いですと逆に何度も見れてしまうのです。けれど、どんなに字で説明しても想像ができないと思うので是非見てみる事をお勧めします。

そして、この作品は古い作品にしてはかなり萌える作品だと主しました。今まで見てきた22002年の作品はどれも10年から今に至る画質の萌えキャラに負けてしまってまったく萌えないのが事実だったのですが、この作品には結構萌えさせてもらいました。特にキャラクターの表情の表現方法は非常によかったです。

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この作品の代入曲である「Agape」は非常に魅力的で私が超大好きなタイプな曲です。この曲は本当に聞いている私たちまdみみが よくあるような曲でそして、この作品に非常に合っているのです。私的に何故この曲はエンディングにならなかったのかが不思議でしょうがないです。

オープニング

「愛しいかけら」
このオープニングはキャラクターの説明結構良かったですし、結構良いオープニングでした。

エンディング

「セーブ♥」
このエンディングは正直この作品になっていると思えませんでした。この作品の萌えとキャラクターのよさが出ていないのです。このエンディングはなんだか謎の生物が左下で踊っているだけのなんdか謎のエンディングです。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 10

ふぁんた さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

Agapé ー 岡崎律子が遺したアニソン史に光り輝く神曲 

未視聴なので評価を入れるのはためらいましたが、どうしてもAgapéについて語りたかったので書くことにしました。
それなので音楽以外の評価は全て3.0にしました。

一人でも多くの方にこの曲に触れて欲しいです。
そして作詞作曲の岡崎さんに想いをはせて欲しいです。


平成アニソン大賞に「残酷な天使のテーゼ」とともに選ばれた「Agapé」。
恥ずかしながら私はそれまでこの曲を知りませんでした。
もちろん円盤皇女ワるきゅーレというアニメも知りませんでした。


大賞に選ばれた曲だからと聞いてみて衝撃を受けました。
こんなに甘く切ない曲があるのかと、、、、
驚くほど一度聞いただけで鷲掴みにされる美麗なメロディラインと甘く儚い歌声。


イントロのピアノから鳥肌が立つくらい美しい旋律が歌の始まりを彩ります。
Meg Rockこと日向めぐみさんのボーカルは力強く、でも儚い弱さを感じ、甘い歌声は最高にこの曲にフィットしています。

岡崎さんのハモリも美しくMegさんの甘い声を引き立ててくれます。


名作曲家で自身もメロキュアなどで歌唱も行なっていた岡崎律子さんは2004年病気のため早逝されてしまいましたが、メロキュアパートナーであるMegさんは今でも彼女のパートナーとしてあり続け、メロキュアの曲を歌い続けてくれています。
Megさんは物語シリーズキャラソンの歌詞もされています。


Youtubeで「メロキュア」と検索してください。
アニメロオフィシャルが2015年の「Agapé」ライブをアップしています。

Megさんの隣に岡崎さん用のマイクスタンドが置かれ、Megさんは向かって左寄りに立ち、まるで二人でライブをしているような、、、
おそらく、Megさんは二人で歌っていたのでしょう、会場にいたファンたちも二人が見えたのでしょう。

このライブは涙がボトボトと落ちてしまいます。
岡崎さんを尊敬し愛しているMegさんの想いが伝わってくる、素敵なパフォーマンスです。本当に何度見ても涙が込み上げてしまいます。

クラムボンのミトさんがベースとして参加されていて、カッコよく素晴らしいライブを演出してくれています。


アニソンの歴史に燦然と輝く作品たちを遺した岡崎律子さんをMegさんとともにみなさんも心に残してもらえたらと思います。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 1

メルヘン◆エッヘン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

Agape がすべて。名曲Agape に出会えただけで幸せです。(^O^)

最大で完全無欠の要素は、Agapeという楽曲。有名すぎるこの楽曲がこの作品のすべて。といえば、過言だろう。それなりに面白いのはたしかだ。

(石を投げないで聞いてください。)円盤皇女ワるきゅーレ、はどうでもいいはなし。もちろんそれをぜんぶみてしまった自分がいうのもおかしな話なのだけれども。(^0^;)

設定の舞台:スターウォーズの酒場のように、多様な星の人々がなんら違和感もなく共存している時代。それもいい。そういう銭湯があってもいい。このつかみは気に入った。

▲宇宙からなぜか宇宙船/UFOで銭湯に落ちてきたお嬢さん(当然異星のプリンセスでないと話にならないしその通り)
▲あるきっかけで、幼女と大人の女性を行き来し、力を発揮する
▲皇女様は銭湯の若き主人、高校生の時野和人に、惚れているらしい。その純愛はいかに?! 幼女の反応はあてにならない。
▲皇女様の姉妹もストーリーに乱入、もともとの幼なじみの七村秋菜も加えたややこしい関係ができあがる。
▲いくつか隠された謎などがちりばめられてはいる。

なぜか変身シーンがあって意外に時間が長い。尺を稼いでいるのかは知らないが慣れてくると早送りしたくなる。

と、そんなことはどうでもよくて。

本作品用に作られたのかどうかは知らないのだけれども、挿入歌、Agape に出会えただけで幸せです。完全無欠の本作のアドバンテージです。別の作品でもいいので、オープニングレベルで使ってほしいな、と。(^0^;)

鑑賞推奨するかですか? 特に積極的な理由は見つかりません。それでも、4度アニメ化されているという事実から推察すると相性がよい人にはなかなかの作品なのかもしれませんね。
キャラ萌えカテゴリーなのかしらん。

と、いいながら、うるうるしたのは秘密。(^0^;)

投稿 : 2020/07/04
♥ : 19

60.9 14 2002年夏(7月~9月)アニメランキング14位
G-onらいだーす(TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (14)
80人が棚に入れました
宇宙からの侵略を受けている地球。そんな時代のある日、聖星川学園へと転校してきた少女・倉間ユウキと、突如現れた侵略者によるファンシー獣。学園生徒の少女・セーラとヤヨイの活躍により撃退されるが、現場をかき回したユウキもまたその力を見込まれ、彼女らに続いて第三のG-onライダースに任命、宇宙人に立ち向かう学生生活が始まる。

声優・キャラクター
島涼香、南央美、倉田雅世、久川綾

ネロラッシュ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

キムシン監督のメガネっ娘好きは有名ですが

キムシン監督のメガネっ娘好きは有名ですが、登場する女性がほとんどメガネっ娘って(爆笑)

あ〜こんなにメガネっ娘がいると、1人だけなんて選べぬ〜!
全員かわいい(〃ω〃)

女性にしてるが、これ特撮のサンバルカンのパロディだろ?!
その他随所に80年代のパロディてんこ盛り!!
本当ならパロディって好みではないのだが、世代的にドンピシャで懐かしくて良かった。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 1

60.5 15 2002年夏(7月~9月)アニメランキング15位
サムライディーパーキョウ(TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (59)
384人が棚に入れました
関ヶ原の合戦から4年が過ぎた。
しかし、太平の世は訪れず、世界に落下した巨大隕石の影響で「剣妖」と呼ばれる怪物達が暴れ回っていた。剣妖との戦いに巻き込まれた記憶喪失の薬売り・壬生狂四郎は、そのショックで自分の中に封印されていた凶暴な侍・鬼眼の狂を目覚めさせてしまう。そして、日本の歴史を影から操ってきた壬生一族と戦いを繰り広げていく…。

じぇりー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

あれ?こんなだったっけ…(困惑

本作品に関しては、珍しく随分昔に途中まで原作を読んだことがあった。
そのコミックが結構面白かった記憶があるので、アニメを見てみようと思うに至ったのだが…

ザ・少年漫画なお約束過ぎる設定と展開に、「え、こんなんだったっけ(汗」と、冒頭から見ていて唖然としてしまった:

・当代の強者同士で行うトーナメント戦(←時代w)
・真田「十」勇士を始めとした、四天王的にやたら「三」や「十二」などの数で括られ、雑魚と中ボス、大ボスクラスの混ぜ合わせで構成されているグループの存在
・敵がどんどん強くなるにつれ、味方のキャラが頼りなくなってくるため、そういうキャラは戦闘の解説員を務めるようになる

アニメオリジナル設定やキャラがいることは構わない。
一応、時代劇だけど、現代風(?)のキャラデザを取り入れることもこの作品の特色の一つなのでまぁいいとしても…

西洋甲冑とか、ナース服まで出てくると、さすがにもうファンタジーアニメじゃないか!

特に、終盤の決戦の地での展開には、話数を割きすぎなように思う。
とにかく退屈で、全26話中23話まで見たところで、挫折しようかとも思った程。

ただラストは、若干強引な部分もありはしたものの、原作を全部網羅できないためオリジナル要素を多分に取り入れたアニメとしては、結構いい感じの終わり方はしていたと思う。超展開すぎて、失笑が漏れた場面もあったけど、まぁご愛嬌かな♪

23話で切らなくてよかったー(笑)

投稿 : 2020/07/04
♥ : 0

koaki さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

怪奇時代劇・・・

舞台は関ヶ原の戦いから4年後の日本。
関ヶ原の戦い時に巨大隕石が落下した影響で、
剣妖という化け物が跋扈する世界。

千人斬りの鬼と呼ばれた鬼眼の狂(おにめのきょう)が、
日本の歴史を影から操ってきた壬生一族と戦いを繰り広げていく。

原作未読
原作ファンの人には辛口のレビューが多いようですが
原作知らないので、結構楽しめました。
っていうか好きです。

生や力への執着とか、平和を望みながらも
どこかでもっと戦っていたいと思っている自分とか
仲間とか裏切りとか野望とか・・・
色んな事がテンコ盛りで楽しめました。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 5

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

マガジンがジャンプ化しだした片翼?

ワンピもどきのアレからはじまり・・。いやいいと思う。ヤンキー雑誌としてのマガジンは時代に乗り遅れ、スクランのような漫画がヒットして、純愛でなくGTOが売れた時点で既存のマガジンはおしまい。一歩だけはジャスティス!!。

当作品、もちろんるろ剣を意識した完全パクリ作品。
しかしその厨二心くすぐる絶妙な雰囲気がコアなお友達の心をつかんだ印象。個人的には・・・・。

アニメは原作未完のためオリジナル、ギャグもエロもない。
こちらがいいという人もいるかもしれない。
予算がないのか作品的にはけっこうおそまつ。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 1

59.8 16 2002年夏(7月~9月)アニメランキング16位
ドラゴンドライブ(TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (31)
365人が棚に入れました
何をやっても長続きしない中途半端な中学生、大空レイジ。
彼はある日幼なじみの雪野麻衣子に連れられて、駄菓子屋「竜宮城」へとやってくる。そこで出会ったヴァーチャルゲーム「ドラゴンドライブ」。自分のパートナーとして与えられたキャラクター「チビドラゴン」との出会いがレイジを成長させていく。
また、ドラゴンドライブは単なるヴァーチャルゲームではなくレイジ達の進む先には驚くべき運命が待ち受けているのだった…。

声優・キャラクター
朴璐美、笹本優子、四反田マイケル、西村ちなみ、杉田智和、ゆかな、鈴村健一、宮崎一成、篠原恵美、黒田崇矢、大原さやか、吉沢希梨

ナナエ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

おもしろい

おもしろかった
バーチャルゲーム有ったらいいな〜

投稿 : 2020/07/04
♥ : 0

58.8 17 2002年夏(7月~9月)アニメランキング17位
ギブリーズ episode 2(アニメ映画)

2002年7月20日
★★★★☆ 3.3 (11)
34人が棚に入れました
スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが周囲の人々を描いた似顔絵を基に、とあるアニメスタジオ“ギブリ"に集う人々の面白可笑しい日常を綴ったオムニバス・アニメ。かつて、「もののけ姫」の特別番組内で1作目がテレビ放映された。4つのショートストーリーと2つの中編からなる6エピソードを豪華声優陣で描く。同時上映は「猫の恩返し」。 スタジオギブリ著作権管理課長を務める野中くんは38歳の独身男。周囲からは妙にのんびりしたマイペースに見られがちな小心者。しかし、意外にもプログレ、ハードロックをこよなく愛する一面も。ギブリの出版部を仕切るのはバリバリのキャリアウーマン、ゆかりおねーさま。美人で負けず嫌い、ちょっと粗暴な振る舞いで周囲を恐怖に陥れたりする。ギブリ制作部部長の奥ちゃんは、とにかく大食漢。中でもラーメンにはひとかたならぬ思い入れを持つ。こうした個性豊かな面々がスタジオギブリを舞台に繰り広げる笑いあり、涙ありのオムニバス・ストーリー。

huu さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

ジブリ(ギブリ)

あらすじだけで足りると思うけど一応。2っていうのは確か2本撮りっていう意味。
ジブリのスタッフが2、3人紹介されている体の12分だかのショートアニメ。
ジブリは普段こんなんなんだなぁ~とちょっとだけ思う(本気では無いけど)
ほのぼのとした作品。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 0

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

☆「猫の恩返し」同時上映

とにかくカレーショップの激辛対決がメチャ笑えました(^o^)~☆

あれだけでも見る価値あります。♪♪♪~☆

監督/百瀬義行(25分)

投稿 : 2020/07/04
♥ : 3

58.0 18 2002年夏(7月~9月)アニメランキング18位
劇場版ポケットモンスター/ピカ★ピカ星空キャンプ(アニメ映画)

2002年7月13日
★★★★☆ 3.2 (10)
74人が棚に入れました
世界中で愛されるキャラクターへと成長した“ポケモン"の劇場版シリーズ第5弾「水の都の護神 ラティアスとラティオス」の同時上映作品。おつかい帰りに森に迷ってしまったピチュー兄弟と、森で出会うさまざまなポケモンたちとの交流を描くミュージック・ファンタジー。タレントの優香がナレーションに初挑戦。 大事なおつかいの帰り道、ふとした不注意で乗っている機関車から落ちてしまったピチュー兄弟。森の中で迷子になってしまったが、そこで兄弟はピカチュウたちと偶然出会う。兄弟はみんなと一緒に森で一夜を過ごすことになり、さっそく楽しいキャンプがはじまるのだった。ところが、そこに再び思いもよらぬ事態が発生してしまう。たび重なるハプニングの連続に遭遇してしまうピチュー兄弟たち。果たして彼らはみんな無事に家に帰れるのか? 愉快な新ポケモン“ソーナノ"もスクリーン・デビューする短編作品。

nagi さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

子供向け

ラティアスとラティオスのおまけアニメ。
本編が重たいぶん、ちょうどバランスがとれていい感じです。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 2

56.0 19 2002年夏(7月~9月)アニメランキング19位
陸上防衛隊まおちゃん(TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (39)
178人が棚に入れました
『陸上防衛隊まおちゃん』(りくじょうぼうえいたいまおちゃん)は、赤松健原作のアニメ作品
【ストーリー】まおちゃんこと鬼瓦まお(8歳)たちが、小中高一貫教育の女子校の「聖14学園」で学校生活を送りながら「かわいいエイリアン」と闘う物語。まおちゃんのおじいちゃん(鬼瓦陸士郎)は陸の防衛隊幕僚長である。日本は可愛い宇宙人の侵略に悩まされていたが、まともに闘うのは残酷だから(=世論の支持を失う)とまおちゃんに防衛を担当させた。
当初は陸しかなかったが、かわいい宇宙人が海に落ちるなど陸だけでは対処できず、空の防衛隊・築島みそら、海の防衛隊・丸山シルヴィアと共に総合防衛隊を結成し、3人で防衛結界を作って宇宙人と闘う事になる。空の防衛幕僚長、海の防衛幕僚長の陸の防衛幕僚長への対抗心もあり誕生することとなった。


声優・キャラクター
こやまきみこ、吉川由弥、堀江由衣、長沢美樹、満仲由紀子、井浦愛、野島昭生、鈴木清信、谷口節

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

クリームチーズのようなまろやかさ

この作品はあの『ラブひな』や『魔法先生ネギま!』で有名な赤松健先生が原作者です。
なのにここまでマイナーなのは、やはり発想が早すぎたからに他ありませんね。
赤松さんは常に時代の少し先を読んだ作品作りを実践してきた方ですが、まおちゃんに限っては今も時代が追い付いていない位、先駆的です。


まず、萌え+軍事。
美少女三人組「まお・みそら・シルヴィア」はそれぞれ陸・空・海の防衛隊を任されています。三人で一緒に日本を敵から防衛します。
サポートメカとして、まおちゃんは戦車・みそらちゃんは戦闘機・シルヴィアちゃんは潜水艇をそれぞれ与えられています。



ここまでなら、まだ普通ですね。

ここからがこの作品のぶっ飛び所です。

三人は女子小学生で、戦う敵は「かわいいエイリアン(宇宙人)」なのです。

かわいいエイリアンはカプセルで飛来してきて、何故か日本名所の建築物を持っていこうとします。
ヒツジとかクマのぬいぐるみみたいな愛嬌のある姿で現れます。
大きいし怖いけど、人には危害を加えません。普通にしてれば可愛いです。

いや、むしろ可愛いから危ないのです。あまりの可愛さに人々は無抵抗になってしまいます。

可愛いものに対抗するには可愛いもの、ということで三人は選ばれました。

まおちゃん達はそれぞれ第二種装備を実装し、エイリアンを撃退します。
要は、変身して魔法的なもので倒しちゃいます。※防衛結界です

戦うという感じではないんですね。無力化する、という感じです。

ここで三人が団結して生み出す防衛結界を見ていると、ネギま!の原型もあったように思います。


さっき書いた戦車や戦闘機もまおちゃん達と連携を取って一緒に戦ってくれます。

ちゃんと名前がついていて、戦車は「みーくん」戦闘機は「はやて」潜水艇は「なーちゃん」。
言葉は喋れないかわり、意思の疎通ができます。
つまりただの軍事兵器ではなくて意思をもって動いてるのです。


このエイリアンとの壮絶な戦いの様子は、もう言葉では言い表せません・・・。

日本のため、女子小学生が宇宙人と戦うなんてとんでもないアニメだと思いませんか。



それからこのアニメはとても雰囲気が独特で、ゆるさをウリにしてるのですが、もうゆるいなんて領域を超えてしまっています。
ちなみに自分は1年前から見始めて最近見終わりました。なぜならいつも見ている最中で寝落ちしてしまっていたからです。
つまらないんじゃないんです。究極にゆるくて心地よすぎるからなんですね。
BGMもピアノソロなので眠気を誘って・・・眠い・・・。



あと、堀江由衣さんの売り出しに一役買っているというのもありました。

OPもEDも堀江さんが担当し、もうほっちゃんワールド全開です。アニメに合ってないというのは野暮な話で、可愛いから大丈夫です。

堀江さんが演じる海の防衛隊「シルヴィア」ちゃんも最高にゆるくて可愛いです。ちょっと訛ってるんですよ、それがよりゆるふわ感が出てて良い。
「日本の海は本官らが守ったるでー」


まおちゃん役のこやまきみこさんのボイスも癒される~。みそらちゃん役の吉川由弥さんも癒し声だったのに引退してしまったようで残念です。
あと、ゲストキャラのキャロルちゃん演じる倉田雅世さんもゆるかわボイス。

他に特徴的だったのは、シルヴィアちゃんの祖父であり海の防衛隊幕僚長アーダルベルトさんを演じていた谷口節さんが無駄にダンディだったのと、三島かごめ陸佐役の長沢美樹さんが名演でした。



今萌え軍事ブームっぽいのが来てますが、まおちゃんの時代が来るのはいつでしょうね。10年後、もしかしたら20年後くらいに再評価されるときが来るかもしれません。
・・・そんな時代来ないか。



あうえう~

投稿 : 2020/07/04
♥ : 10

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

まもりたい!まもりたい!みんなのえがおをまもりたーい!! 【ねこ's満足度:60pts】

日本を襲う謎の生命体……その名は”かわいいエイリアン”。
そんな宇宙人の侵略から地球を守る、可愛い女の子たちの姿を描いた物語です。

”かわいい”に対抗できるのは”かわいい”だけ。
孫馬鹿な防衛隊幕僚長たちは、我が孫を対宇宙人用の防衛担当にしたてあげます。
普通ならそんなこと国民が黙っていません。普通なら。しかしこの世界ではアリなのです。
なぜなら、防衛隊員である、まおちゃん・みそら・シルビーの3人があまりにも”かわいい”から。

つまづいては泣き、うまくいかなくて泣き、エイリアンの迫力に押されてはまた泣く。
そんなまおちゃんたちの可愛らしい姿が、異常なほど日本国民の支持を得るのです。
結果、内閣支持率は高値安定。莫大な防衛予算も楽々通過。そう、すべては国家萌えなのです。

カオス満載な展開は、上級者向けどころかもはや”超”上級者向けといった感じ。
それでも2クールも観てると最後はほんのり感動しちゃったり。もうなんだか洗脳の域です(笑)。

見どころは、ほっちゃんのロリ関西弁となにげに名曲なOP曲(映像は詐欺w)。
とにかくゆるすぎるくらいゆるゆるな、頭のてっぺんからつま先までほぐれちゃう癒し系(?)アニメです。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 23

ぽぽたん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

愛がないと最後までみれない

これはだいぶ前にプレステの中古ゲームを購入し
どうやら原作アニメがあるらしいと知って見たアニメです
ゲームを途中でなげて話がわからなかったため
アニメをみたらなおさらわからない・・・
なんだろう国防についてのあんちてーぜだったり
戦争の正義とかに言及してるのだろうかとか

おおまかなあらすじ
ツッコミんだらまけ

銀河大王に日本がねらわれている
日本の名所を盗もうとしている

そこでこまった首相が3人の8っさいじをあつめて
防衛にあたらせる
りゆうはかわいいこを攻撃したらよわいものいじめになって
うちゅうじんも手出しできないから

・・・日本オワタどころかハジマタ!!
序盤はまお、みそら、シルヴィア3にんの紹介回
それ以後3にんでいろんな行事をやったりレジャーしたり
そこにわざわざ侵略者がきてくれます
しょうじき危機感ないやりとりと意味不明な行動の嵐
謎が謎をよび解決はしてくれないという泣かせてくるスタイル
26話もあるのにゆるすぎて進展しない
最終話もすっきりしないまま終わります

なんだろう
友情?成長?違う
おおきく違う理解できない

わかったこと
ただ世界は平和なんだってこと
観て時間とおかねを無駄にしたこと

投稿 : 2020/07/04
♥ : 2

53.6 20 2002年夏(7月~9月)アニメランキング20位
朝霧の巫女(TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
★★★☆☆ 2.8 (46)
266人が棚に入れました
『朝霧の巫女』(あさぎりのみこ)は、宇河弘樹の漫画作品。「ヤングキングアワーズ」(少年画報社)に2000-2007年まで連載。
【ストーリー】主人公の天津忠尋は、母親の置き手紙によって広島県三次市に引っ越して来る。
そこは従妹である稗田三姉妹が住んでいる所であり、そこに訪れたその時、正体不明の怪奇に襲われるが、迎えに来ていた稗田三姉妹によって窮地を救われる。それから毎日、忠尋は怪奇に襲われる日々を過ごす事になる。

声優・キャラクター
水島大宙、清水愛、茂呂田かおる、加藤奈々絵、神田理江、大原さやか、梅津秀行、長谷川静香、林原めぐみ、置鮎龍太郎、堀江由衣

セメント さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6

巫女委員会

巫女服新鮮~


原作レ〇プアニメと言われれば確実に挙がるのがこの「朝霧の巫女」
原作レ〇プに留まらず、その影響が原作者の漫画家生命にまで飛び火してしまったという点では、過去に類を見ない最悪ともとれる問題作でしょう
原作ガン無視のオリジナルストーリー展開、15分アニメで2クールという謎構成、全くやる気の感じられない手抜き作画、本格妖怪漫画を単なる巫女萌えアニメにすり替えるなど傍若無人な振る舞いの数々、喝ッ!!!!
そのおまけ、このアニメ版の出来の悪さと制作スタッフの投げやりな態度が原作者の心を病ませ、斯々然々(ry
2007年に連載は完結したにも関わらず、未だに単行本の執筆が続いているという奇怪な状況もその煽りを受けたものです
と言っても、体調を崩した結果下描き状態で掲載していた連載版に大幅な描き直しが加えられ、その姿勢はファンにも受け入れられている訳でありますが

原作ありのアニメはそこら辺が難しいですよねぇ
これについては「迷い猫」の原作者・松智洋氏も言及している通り、”アニメの出来=原作の出来と取られてしまう風潮〟、”アニメ化後の創作活動の停滞が起こりやすいという風潮〟が、往々にしてある訳で
今作の場合は、原作もののデメリットが悉く押し寄せてしまった悪例であると言えましょう
アニメスタッフとしては、アニメは好きにやってくださいってスタンスの原作者が好まれるそうですが
原作者にしてみたら、自分の作ったものを恣意に改変されるのは苦々しい事態と考えるのが普通
原作者とアニメスタッフの関係、これはアニメ制作の永遠の課題でしょうね

声優は良い感じですね
長女に林原めぐみさん、次女に清水愛さん、三女に長谷川静香さん
長谷川さんとか当時13歳ですか、いやいやすごいですね
巫女委員会勢の声優には加藤奈々絵さんや大原さやかさんも入ってますね
それから置鮎さんもいい味出してますねぇ、”憎めない敵”役と言ったらやはりこの人です

OP「faint love/林原めぐみ」は良い感じですねぇ
最初の方に出てくるこまさんが遠くから見ると虫にしか見えないのが難点ですが、歌は好きです
EDはちょっと・・・

巫女さんですねぇ、好きですよ、巫女さん
清楚な感じで、ねぇ、いいじゃないすか
ううん、えー、ヒロインの一人称が「ウチ」な訳ですが
環瀬戸内文化圏で、この一人称はよく使われますよね
パッと思いつくのは、今作の柚子とハヤテの咲夜とかですかね、この辺は方言が関係してるんでしょうが
あるいはそれ以外でも、若い女性が使ってるのをよく聞きますね
アニメでいえば、バカテスの島田さんなんかはまさにその”今時の女子高生”なイメージです
後者はジェンダー論に絡めて語られる材料として使われてるのをたまに見ますが、私の趣味としては一人称に拘りはないので如何せん


原作は天皇家とか出てきますから、菊タブーって奴ですか
改変に関しては止むを得なかった事情もありますが
こればっかりは、原作を勧める他ないですねぇ

投稿 : 2020/07/04
♥ : 8

とってなむ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

戦う巫女さん

1話、約12分の全26話


巫女さんが化け物たちと戦うおはなしです
物語自体は壮大なのに中身が空っぽな印象を受けました

敵が弱すぎぃぃ
最強そうにみえて、自転車に轢かれて退散…とか
ギャグアニメとしてなら楽しめるのかもですが、
中盤くらいから敵は強くなり、少しシリアスに

最初の頃は何だったのか
終盤に至ってはやりたいことが何なのか、
分かるような分からないような感じでした
バトルもイマイチ盛り上がりに欠けていました

このような点から、アニメ化失敗の代表作とも言われています
原作はそれなりに面白いらしいです


ストーリーは微妙でしたが、
声優&キャラはけっこう良かったと思います

巫女委員会の連中はなかなか面白いです
特に、百合草千佳はクセがあって好きですね

ちなみにこの巫女委員会というのは、
戦うために結成された5人の少女から成る組織です
一人を除いてあとは最初はただの学生ですが、
壮絶な修行を乗り越え、戦える巫女になっていきます
このあたりまでは物語的には面白かったですね


OP「faint love」 歌ー林原めぐみ
ED「KOIBUMI」 歌ー林原めぐみ

ED曲は凄いですw
おそらくカラオケで歌えないアニソンベスト10に入るのでは
歌詞がヤバイとかではなく、音程をとるのがキツそうです


あまりおすすめ出来る内容ではないですが、
1話、12分程なので気楽に観たいときにならいいかもしれません

個人的には巫女委員会での日常だけでよかったです


最後に。。
必殺技のネーミングは面白かったかも

リリカルフラッシュ特盛バージョン!!とか
乙女豪快一本槍!!とか
タキオンプラズマ返し!!とか

カムロビの火矢、風神の舞、雷神の舞
には潜在的な中二心をくすぐられました

投稿 : 2020/07/04
♥ : 30
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

原作破壊、というより、原作者破壊アニメとして有名

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
評価、というよりも評判の悪いアニメ。「原作改悪」といえば真っ先に名前が上がるかも。ただ、個人的には「ここまで叩かれるほど内容的につまらなかったか」と問われれば、「いやそこまで酷くはないよ」と答えたいです。(あくまで、「そこまでは」です。酷いとは思いますよ、評価2だし)。

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
アニメの内容的には、日常系の巫女萌えアニメ? バトルもありますがオマケ程度。15分なので、あまり凝ったことはしてないです。判子を押したように同じ展開が続き、飽きると言えば飽きるし、妙にクセになると言えば、クセになるかな。

作画はかなり悪く、擁護できないレベル。歌は、歌自体はすげえなって思いますが、作風にはミスマッチで、なんか林原さんのムダ使いって感じ。

と、酷評してますが、全体に流れる雰囲気は嫌いじゃなかったです。田舎らしく、ふんわりしていて。キャラも良いしね、それぞれ特徴的で。多分この辺が、原作の良さなのでしょう(知らないけど)。

視聴当時はまだ、アニメ若葉マークだったから、シンプルに観てて、普通につまんないと思った程度。後々、背景を知って嫌いになった(というより、原作者に同情した)けど、そういう感情論抜きにすると、「ここまで」批判されるほど悪いとは思わなかった。まあ、感情論抜きにしても、低クオリティだとは思うけど。

まあ、ここまで「原作改悪」と言われるアニメも珍しいんで、機会があったら原作を読んでみたいな~と思ってます♪
{/netabare}

投稿 : 2020/07/04
♥ : 9

計測不能 21 2002年夏(7月~9月)アニメランキング21位
ふぉうちゅんドッグす(TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (5)
34人が棚に入れました
フレンチ・ブルドッグのアレックスは、人間の女の子アイちゃんと仲良く暮らしていた。しかし、ある日誤ってバスに乗ってしまい、アイちゃんから遠く引き離されてしまう。途方に暮れるアレックスだったが、気を取り直し、アイちゃんの住む町を目指して旅に出る決心をする。

一見すると子供向けの毒気の無いアニメに見えたが、生きていく事の辛さや、生と死を描く本格的なエピソードも多かった。また、物語後半はさらに作風が一変し、怒涛の展開で視聴者に強い印象を残した。

声優・キャラクター
小林由美子、水島裕、仲野裕、たかはし智秋

計測不能 21 2002年夏(7月~9月)アニメランキング21位
パワーパフ ガールズ ムービー(アニメ映画)

2002年8月3日
★★★★★ 4.4 (3)
30人が棚に入れました
アメリカのアニメ専門チャンネル“カートゥーン・ネットワーク"から火が点き、その後、日本をはじめ世界各国で放映されている人気TVアニメの劇場版。幼稚園に通いながら地球の平和を守るキュートでスーパーパワーを持った“パワーパフ ガールズ"の活躍とその誕生の秘密に迫るキッズ・アニメーション。 タウンズビルという街に住む天才科学者・ユートニウム博士の研究室では、完璧な女の子を造る実験が行われていた。だがある日、順調に進んでいた実験中に助手のジョジョが謎の化学物質“ケミカルX"を誤って調合してしまう。そして3人ものスーパーパワーを持ったカワイイ女の子たちが誕生した。ある時、鬼ごっこをしていた“パワーパフ ガールズ"の3人娘、ブロッサム、バブルス、バターカップはパワーが有り余りすぎてあらゆる物を壊してしまい、住人の非難を浴びる。そこへ、いつもと様子が違うジョジョが現われ、3人を慰めて自分の提案に協力させようとする。