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「プラネテス - ΠΛΑΝΗΤΕΣ(TVアニメ動画)」

総合得点
90.7
感想・評価
3113
棚に入れた
15533
ランキング
49
★★★★☆ 4.0 (3113)
物語
4.3
作画
3.9
声優
3.9
音楽
3.9
キャラ
4.0

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☆の総合評価
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プラネテス - ΠΛΑΝΗΤΕΣの感想・評価はどうでしたか?

DEIMOS さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

漫画原作の大胆な改変がプラスに出た谷口悟朗の代表作。

原作は、有名なコミック。しかし、原作はわずか4冊のみ。それを2クールのアニメに膨らます、大胆な改変が行われた。舞台設定など、多くの情報を加えて。

ヒューマンドラマを中心にしたリアルSFで、宇宙兄弟と並ぶ航空宇宙ロマンアニメ。谷口悟朗といえば、無限のリヴァイアス、スクライド、コードギアスなど、こってりとしたキャラクターの作品が多いが、これは原作付きということもあり、そのアクの強さが抑えられており、それがプラスに作用している。個人的には、これが彼のベストな作品だと思っている。

作画は、千羽由利子らガンダムシリーズで有名なサンライズ作画陣が完璧な働きをした。音楽も、世界観にマッチ。NHKで放送されたアニメとあって、胸を張って非オタの友人に勧められるアニメ。

投稿 : 2017/01/09
閲覧 : 214
サンキュー:

7

rFXEy91979 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:途中で断念した

今のアニメに慣れた人ほど、必ず新鮮に感じる名作!!

Phase 1「大気の外で」
随分前『ゼロ・グラビティ』の無重力空間での長回しに鳥肌立ったあの頃が鮮烈に甦りました!どこまでが忠実かどうかは私は知りませんが、これ宇宙教材になってもおかしくないのでは!?それぐらい素人目には真に迫っていた気がして、たった1話でこのアニメに心奪われました!
『ギルティクラウン』『スペース☆ダンディ』『甲鉄城のカバネリ』ですっかりファンになってしまった脚本家・大河内一楼の代表作と呼ばれる所以も見たら大いに納得です。しかも今回全話脚本。遂に見られることに感謝!!
去年突然訃報となった声優・田中一成さんも安定したお芝居で主役・ハチマキを演じてましたし、今ではすっかりネタキャラなら任せろ状態!の子安さんもここでは非常に落ち着き払ったお芝居をなさっていて、今のアニメの印象な分、逆に新鮮に映りました。
まだ終わりまで25話。果てしない旅路ですが、じっくりと腰を据えて見たいアニメに間違いなしです!!

Phase 2「夢のような」
Phase 3「帰還軌道」
Phase 4「仕事として」
Phase 5「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」
Phase 6「月のムササビ」
Phase 7「地球外少女」
Phase 8「拠るべき場所」
Phase 9「心のこり」
Phase 10「屑星の空」
Phase 11「バウンダリー・ライン」
Phase 12「ささやかなる願いを」
Phase 13「ロケットのある風景」
Phase 14「ターニング・ポイント」
Phase 15「彼女の場合」
Phase 16「イグニッション」
Phase 17「それゆえの彼」
Phase 18「デブリ課、最期の日」
Phase 19「終わりは いつも…」
Phase 20「ためらいがちの」
Phase 21「タンデム・ミラー」
Phase 22「暴露」
Phase 23「デブリの群れ」
Phase 24「愛」
Phase 25「惑い人」
Last Phase「そして巡りあう日々」

投稿 : 2017/01/03
閲覧 : 246
サンキュー:

3

ネタバレ

フィーート さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

スペースデブリという”偉大”な仕事

2070年代という近未来で宇宙を舞台にスペースデブリの回収、廃棄を生業とする人達のはなし。

スペースデブリとはいわゆる宇宙のゴミで宇宙旅行が当たり前となった2070年代にその旅行宇宙船にたった1本のネジが窓に当たり、破れ、大事故になるという大惨事があり、そういったスペースデブリが問題となった経緯からデブリ課という部署ができた。

しかし、このデブリ課、会社内では半課と呼ばれている。
表向きの理由は「課内の人数が他に比べて”半分”しかいないから」だが裏では「半端者、半人前、反抗的」等の意味合いも持つ。
つまり、会社ではいわゆる窓際族と呼ばれるポジションにあたり、そこには主人公である社会人3年目の「星野八郎太」と女船長のヘビースモーカー「フィー」と礼儀正しいが影のある男「ユーリ」、そして係長補佐と課長と派遣社員、そして、第1話の始まりでドタバタと新入社員がデブリ課(半課)に配属される。ヒロインの「田名部愛」だ。
この7人で物語は送られる。

星野八郎太こと「ハチマキ」はこの新入社員田名部とコンビを組む事になるのだが、天然だが真面目で思った事は先輩であっても物申す「愛」で全てを結論づけてしまう田名部に対しハチマキは仕事はできるが現実主義で怠慢な性格と相反しておりいつも衝突していた。それは仕事に支障をきたすことも。
性格だけではなく{netabare}恋愛対象として見てしまった二人も十分仕事に支障をきたしてましたね(m´・ω・`)m{/netabare}

この物語の面白いところは会社に使われるサラリーマンという立場で、会社組織である上下関係が垣間見える所だと私は思っている。
成分タグにもあるがまさに「大人向け」のアニメだと思う。
働いてみてやっと分かる会社の仕組みや現状等まさに現実世界と重ねて観ていました。

テーマが宇宙で近未来という事なのでもっと複雑でSF要素満載だと思っていましたが意外とコメディー感があり、観やすくむしろ宇宙関係なく「仕事」という事に対してテーマ性をもったアニメだと思います。

ただ後半にかけては鬱展開となる。
でも悪い展開ではないというか主人公の自問自答がリアルでいいです。

恋愛要素も物語の一角を担う重要な要素だがドロドロではなくラブコメというわけでもないのですんなりと観れました。

とメインキャラにもスポットを当て、日常系もあり恋愛もあり、欝展開もある。かなり絶妙なバランスです。

{netabare}4話序盤でのハチは一ヶ月経った田名部の事をまだ"新入り"と呼んでいた。
これはおそらくまだ田名部の事を信用していなかったからだと思う。
というのも半課と呼ばれる部署で誇りなど持てるはずがないであろう、どうせ違う部署を望んでいたからであろうと田名部は思っているとハチは考えたからだ。
ハチの心理としては「新入り=知識や技術が未熟」ではなく「新入り=デブリ回収の仕事をいかに好きになれるか誇りを持てるか」であったんだろうとうかがえる。
そう思わせたのが4話終盤のお坊ちゃんがデブリ課を逆撫でした事件であろう。ハチはデブリ回収の仕事に誇りがあるからこそそれを馬鹿にしたお坊ちゃんを許せなかった。だがそれはフィーもユーリも同じであった。ハチがお坊ちゃんを殴りかけたその時、殴ろうとしたのはハチではなく他の誰でもない。
「デブリ回収はかっこいい仕事です!!」そう田名部だったのだ。
これをみたハチ含めフィー、ユーリは笑顔が浮かんでいます、お坊ちゃんを殴ったという一大事であるはずなのに。それは田名部がデブリ課の一員となった瞬間だったからだ。
それを証拠にその後のみんなで飯を食いに行くときのハチの一言が胸に響きました。

「おい、"田名部"も来いよ。」


{/netabare}

{netabare}好きなストーリーは8話で有能な船長フィーが上に引っ張られるという話を小耳に挟んだデブリ課のみんなはフィー無しでもやってやれるんだ!という意気込みでほとんど現場にでない係長補佐を連れてフィー無しで現場へ向かう。
回収する物ははどこの会社のデブリ課でも回収できなかったまさに厄介者、係長補佐はペーパーなのにアームを使わされたりと四苦八苦、時間切れで回収できずに終わるその時だった!フィーが管制課のマイクを通して指示を送るわけです。その的確な指示はすごいのなんの。鳥肌が立ちました。アニメながら尊敬しちゃいますね。

指示で動くハチマキと田名部がまさに現場と中の人間の連携、しょせん管制課ごときにデブリ課という現場の大変さ偉大さというのはわからんのですよ(´・ω・`)

結果的にはグッドEDなわけだが月に降り立った二人が死ぬのもどうなっていたのか観たかったかも。

あとは最終話最後のしりとりかな。
「結婚しよう」→「うん」 「よっしゃ!お前の負け!」 (´・ω・`){/netabare}

こうやって見るとデブリ回収をするのも一人でやっているわけではないので連携プレイが素晴らしく決して半課なんかではない、全課なんだ!!と、私は思う今日このごろです(´・ω・`)
こんな命懸けの仕事を半課と馬鹿にする会社ってどうなんでしょうね。
冗談はさておき本当偉大な仕事だと思いますね。

このアニメも是非BDで観たい作品の一つです。

投稿 : 2016/11/01
閲覧 : 354
サンキュー:

15

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アニメ的ではない、良アニメ

ストーリーはとてもよく作りこまれていた。
後半は、話の雰囲気が大きく変わり、前半での何気ない登場人物や話を伏線としてよく活かせていたと思う。

この作品はSFのわりに政治や経済、社会情勢といったものをとても詳細に描いているため、とても現実味がある。そのためストーリーに重いという印象を受ける。他にもストーリーが重厚であると思われる作品もあるが、その場合はなにかしら現実離れした要素を含んでいるものだが、この作品には、ほとんどそれを含んでいない。登場する人物も全て普通の人物であるし、ロケットや宇宙船は、形は違えど現代にも存在し、敵はテロリストというとても現代社会に即した描き方である。

ただ、自分はこのリアルな表現があまり好きではなかった。かなりストーリーは重くなるし、暗い。
自分はアニメは、現実にはあり得ないようなことをアニメを通して見れることが、アニメの良い点だと思うため、この作品は好きにはなれなかった。

ただ、アニメとしてではなく一つの作品としては、とてもいい作りだった。
アニメ的ではない、良アニメだなという感想。

投稿 : 2016/09/28
閲覧 : 203
ネタバレ

しゃけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

他にはないアニメ

 バトルものではありません、ファンタジーでもありません、異世界も超能力もありません。でも宇宙は大きいです。

投稿 : 2016/09/22
閲覧 : 210
サンキュー:

2

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

宇宙でゴミ拾い

宇宙でゴミ拾いがこんなに大変になるのかと驚いた.宇宙飛行士がサラリーマン化した世界が妙にリアルだ.

タナベが宇宙をさまよって帰ってきた宇宙飛行士の棺桶を絶対家族の元へ返すべきだと言ったセリフが印象に残る.

でも、でもファドランさんはかえってきたんですよ!
天文学的な確率で、先輩だって奇跡だって!

中略

一人で生きて…一人で死んで…

一人で…なんで満足できるんですか?

宇宙は一人っきりじゃ広すぎるのに…。

宇宙というのが人間にとって絶望的に広い。それを改めて感じる。見上げる分には美しいが、生活する宇宙は地球と違い残酷的に人間には厳しい。

投稿 : 2016/09/17
閲覧 : 224

クリスク さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

葛藤が多い

宇宙のゴミ(デブリ)を題材にしたSFラブストーリー

最後まで観て評価でき、
珍しい題材で繰り広げられる宇宙物作品

中盤辺りはすこしダレるが、
序盤、終盤はしっかりしていて楽しめる作品かと。

キャラクターにイライラする場面が多いが、
それもまたキャラクターの魅力。
そういった心情の葛藤が苦手な人にはあまりオススメしない。
勘違いや思い込み失敗、人間関係により
作中でだんだんと主人公達の成長が見られるのが良い。

宇宙を舞台に愛、正義、夢といったものを
考えるような作品といえるだろう。

投稿 : 2016/09/15
閲覧 : 174
サンキュー:

4

ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

萌えアニメに抵抗のある層にお勧めできそう。内容は浅からず深からず。

宇宙空間が舞台の「名作」だが、内容は浅からず深からず・・・
過大な期待はせずに視聴すれば、まずまず楽しめる良作ではないでしょうか。

内容について一点、 {netabare}先進国と発展途上国の資源配分を巡る不公平感と対立 {/netabare}、といったテーマが第17話以降にグッと前面に出てくるのですが、正直いって、本作程度のいい加減な内容だったら、こういう政治経済絡みのイッシューはやらない方がよかったのでは?と思いました(原作者が背伸びしちゃったかな?という個人的印象。異論はあると思いますが)。


※下記の★評価のとおり、視聴中は十分以上に楽しめましたし、終わり方も好印象でした。
※ただ、見終わってしばらく経って、改めて考えてみると、もう一度見たい作品か?というと、正直私には微妙です。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


======== プラネテス ΠΛΑΝΗΤΕΣ (2003年10月-2004年4月) =======

{netabare}第1話 大気の外で ★ 田名部愛「テクノーラ社第二事業部デブリ課」配属となる
第2話 夢のような ★★ 星野八郎太(ハチマキ)先輩の夢
第3話 帰還軌道 ★ 保険と遺言状、宇宙葬の出戻り、※タナベの行動が独善的なのは×
第4話 仕事として ★ コリン・クリフォード(世界連合議長の次男)の職場訪問 
第5話 フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン ★ 初めての休暇(初めて月へ)、自殺志願者
第6話 月のムササビ ☆ 月面の街で過ごす休暇、ハチのお見合い、火事
第7話 地球外少女 ★★ ハチの入院、ローランド航宙士の死、ルナリアンとの「月の海」散策 
第8話 拠るべき場所 ☆ フィー船長の管制課異動話、ゴースト回収
第9話 心のこり ★ ギガルト軌道保安官(ハチの先生)、違法投棄船拿捕
第10話 屑星の空 ★ タナベの物思い、ユーリの過去
第11話 バウンダリー・ライン ☆ 恋愛光線、クレア管制官とエルタニカ国問題
第12話 ささやかなる願いを ★ 宇宙防衛戦線テロ事件、チェンシンとのデート、デブリ回収船焼失
第13話 ロケットのある風景 ★ ハチの実家訪問、九太郎少年の夢
第14話 ターニング・ポイント ★★ 新回収船、社内恋愛禁止令、ハチ&タナベの進展
第15話 彼女の場合 ☆ ステーション7内デート、エーデル(派遣事務員)の事情
第16話 イグニッション ★ 空間喪失症、木星へ飛ぶエンジン、ハチの心の再点火
第17話 それゆえの彼 ★★ 星野五郎機関士(ハチの父)、木星往還船フォン・ブラウン号とロックスミス博士、大事故 ※物語の転換点?
第18話 デブリ課、最期の日 ★★ 第二事業部トップの交代、デブリ課解散命令、最後のミッション、決断
第19話 終わりは いつも… ★★ フォン・ブラウン号採用テスト(1次)
第20話 ためらいがちの ★ 配属から1年、クレア着任、閉鎖環境テスト(2次)
第21話 タンデム・ミラー ★ コリン(連合監査官)再登場、3次テスト、エンジン爆破テロ
第22話 暴露 ☆ テロ後の取調べ、ギガルトの遺言、※ハチの心理描写が不足× 
第23話 デブリの群れ ☆ 宇宙防衛戦線の襲撃、フォン・ブラウン号内での戦闘、※展開が唐突
第24話 愛 ★ 続き、月面で迫られるタナベの選択、※「人口比に基づく資源配分」は唐突
第25話 惑い人 ★ 選抜クルー発表、タナベとの再会
第26話 そして巡りあう日々 ☆ ガリレオ開発の独立、結婚、木星への出航、※ED 「PLANETES」 {/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)6、★(良回)13、☆(並回)7、×(疑問回)0 個人評価 3.9


OP 「Dive in the Sky」
ED 「Wonderful Life」

投稿 : 2016/09/11
閲覧 : 533
サンキュー:

36

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

愛&夢ネバーギブアップ

愛と夢。
ただの綺麗事や戯言と捉えられなくもない言葉。
しかし、そんなものも、愛しきれたら・信じきれたら強くなれる、と思わせてくれるような作品。

とにかく夢と愛をテーマに、心と感情の表現が繊細かつリアルに躍動しているのが印象的でした。
登場キャラの多様な境遇、性格的な内外面の表し様、そんなさまざまな感情が織り交ぜられたドラマ性は圧巻。
特に、恐れずに挑戦を続ける勇姿、自らのこころを燃やすかのような情熱と決意は、感情に訴えかけてくるところがあります。
少し語弊はありますが、容姿云々といった外面的ものよりも、それぞれの“内面的個性”が充実していて魅力に溢れていました。

そのようなヒューマンドラマが、臨場感と未来感にあふれる舞台で繰り広げられます。
さらに、宇宙空間における音の表現、演出は、リアリティがあって素晴らしかった。

何もかもが高水準で、テーマ性を重視した正統派なアニメとして、非の打ち所がないほどの完成度。
偉大な作品といって過言ではないと思っています。

私は、この作品に対して、絶賛を惜しみません。

投稿 : 2016/07/03
閲覧 : 144

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「あるべき未来」の予想

アニメ視聴時に原作も既読。原作は『アフタヌーン』連載の同タイトルのマンガで、連載当時の『アフタヌーン』を読んでいたはず。本作はちゃんと科学考証とかもしているSF作品です。

原作とアニメで設定は一緒ですが、ストーリーやテーマには微妙なズレがあるような気がします(そのせいで終盤のストーリー進行が若干違う)。

時代設定は忘れましたが2070年代後半くらいの近未来、まだ21世紀中の話だったと記憶しています。

そろそろ現実にも問題になり始めていますが、過去に打ち上げた人工衛星や宇宙船が寿命を迎えて地球の衛星軌道を回るゴミ(スペースデブリ)になっていて、主人公ハチマキやヒロイン(?)のタナベ(ハチマキの後輩の新入社員)はそのゴミを回収して安全を保つ「デブリ屋」という職業です。

基本的な登場人物はデブリ回収業をしている会社の同僚やハチマキの家族といったところです。

スペースコロニー的なものはありませんが、月面には既に都市ができていて人間が生活しているような世界。デブリ回収屋も普段は宇宙に常駐しています。

デブリ回収の場面を始めとして、SF的な科学考証はかなり正しいと思います。宇宙空間では通信以外無音だったりしますし。

フィーが宇宙ステーション内でタバコを吸う場面は必見です。換気ができない宇宙ステーション内で、タバコがいかに迷惑なものかが描かれます。

そんな世界で人間の生活は現在といかに変わるのか、あるいは変わらないのか。簡単に言ってしまえばそういうお話ですね。

ただ、「そういう世の中」なりの社会問題も取り上げられたりしていまして、その辺りが引っかかりなく観られるかどうかが本作視聴の分かれ目のような気もします。

ただ、もちろん作中でも「何もかもうまくいく」という具合にはなりませんが、本作には「こういう未来だったら良いな」的な希望が感じられます。

2016.07.01: フィーの喫煙についての追記と、「お気に入り」に昇格させることにしました。

投稿 : 2016/07/01
閲覧 : 519
サンキュー:

69

NANA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

科学への好奇心を育てる優良アニメ

リアルタイムで見たので記憶が曖昧ですが…

NHKアニメだけあって教育的要素が多かった印象です。
宇宙や科学に興味がある人なら見て損はないはず。
私も宇宙ステーションなどの描写はワクワクしながら見てました。
設定は当時の宇宙開発技術をベースに、近未来まで描いていたと思います。スペースデブリの掃除とか、SFだけど現実に即したテーマが多く興味深かったです。
科学アニメとしては申し分ない出来だと思います。

でも、人間ドラマとしては月並みかな。
設定上あまり突飛な展開には出来ないから、仕方がない気はしますが。
人間関係もいつの間にか先輩と恋仲になってました。まあ閉鎖空間だしね。現実もそんなもんだしある意味リアルか。(^^;

もう一度見るかと言われたら…もういいかな。

投稿 : 2016/06/28
閲覧 : 255
サンキュー:

8

尚田 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ラストでハラハラしたが、大部分で満足

原作派でも一見の価値あり、かなり原作を大事にしており、世界観を壊すことなく、物語を拡大出来ている。

声優もキャラにピッタリ、想像していたとおりの声だった。

アニメオリジナルキャラもはじめは違和感があったが、慣れてくるといい味を出していてよかった。

投稿 : 2016/06/28
閲覧 : 285
サンキュー:

4

ネタバレ

よたる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

挑戦する勇気!

物語後半、全てを捨てて自分の夢に挑んでいくハチマキの勇気に感動した!

自分はこんなときにどうしても保険を考えてしまうかな〜
これだけは譲れないってものがあるのはカッコいい

終わり方もとても良かったし、大満足の作品

投稿 : 2016/06/25
閲覧 : 217
サンキュー:

12

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

トップレベルの出来の良さ。評価超高!見るべし!

原作1999年~ アニメ2003~

全26話で構成される近未来スペースファンタジーなのだが本当に良く出来た話であった

大きく分類すると人間成長ヒューマンドラマという事になるのだろうが、アニメで人間成長というとどうしても子供臭く押しつけがましくなってしまう作品が多いのだが、この作品はそれが凄く大人なのである。
いや大人というのではなく、子供の感覚から大人に成長していく過程を見事に描いているのだ

作品中で大きく分けると15話ぐらいまでが子供っぽさを残した人間達の楽しい時間
後半で自己を達成させる為に捨てなければいけない、変えなければならない大人の葛藤であろうか?

この作品のテーマは愛である
愛があれば何もいらない愛があれば何でも出来る
もちろん大人ならば愛だけでは…となってしまうのだが、そう単純でニヒルでもない

この作品の良い所は、愛も葛藤も自己と共に成長し本当の繋がりを得て終る所だ

実は私はあまりに安っぽいドラマやアニメを見すぎたせいでこの作品を避けていた
どうせ愛だの夢だのを自分勝手に押し付けたりするのだろうと…

見終って、私は久しぶりに温かく心地よい気分になったのだ
そして、何故早くこれを見なかったんだろうと激しく後悔した。

この作品は自分にとって苦手な人間成長アニメを救ってくれた作品になったのだ

見ていない人は是非見ていただきたい。
その辺の高評価で安っぽい馬鹿アニメよりよっぽどマシというか比べるのも失礼な程良く出来ている。

万が一、この作品が面白くないとか、わからないという人は自分が社会人になってみればわかるかな?

まぁとにかく見て下さい感じて下さいとしか言いようがない

投稿 : 2016/06/08
閲覧 : 282
ネタバレ

kaisyu さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

まさしく名作です

ここでの高評価がなければ途中で断念していたかもしれません。序盤は主役のハチマキの魅力が感じられず、ヒロインのタナベの独善的な態度にイライラさせられっ放しでした。
が、いつの間にかのめり込み、キャラが全員愛おしくなっていました。
その辺のバランスが絶妙なのでしょうね。

それ以上に秀逸なのが音楽です。特にED曲の入り方が毎回絶妙なのです。
最終話ではどんな入り方で感動させてくれるのだろう、と思っていたら・・
やられました・・・見事に裏切られました。
アニメ史上に残るであろう地球を眼下に見下ろしながら軌道上でのあの粋なプロポーズ、そしてHitomiさんの神曲PLANETESにのって各キャラのその後を見せてくれます。たった一話にしか出てこなかったキャラにもスポットがあたります。私こういうエンディングに弱いのです。中でもあのニンジャの墓参りで涙腺が決壊しました。

躊躇してる方は是非ご覧になってこの素晴らしいエンディングを”体感”してください。そして感動なさった方はBlue-ray BOXのPV(Youtubeで観られます)をご覧下さい。もうコレだけで泣けます。

投稿 : 2016/05/24
閲覧 : 236
サンキュー:

5

星野 叶多 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

全ては愛

何でもかんでも愛で片付けようとするヒロイン田辺に視聴者も最初はイラつくが、その愛が周りの人間を変えていき、最終的には主人公を立ち直らせ 木星往還船の乗組員になる、、、。
各ストーリーごとにメッセージが込められていて深い。
登場人物も非常に個性豊かで人間味に溢れている。
NHKの本気

投稿 : 2016/05/19
閲覧 : 257
サンキュー:

5

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

生活で使えるアニメ台詞②「愛し合うことだけはどうしても止められないんだ」

プラテネスは宇宙を舞台にした
青春劇としてシンプルに楽しむこともできますし、
メッセージ性が高い哲学的アニメと捉えることもできます。
SF監修が丁寧で宇宙服の噴射剤を使った船外活動シーンなど
リアルな宇宙活動を楽しめるアニメでもあります。

・青春劇としてみる場合
宇宙で働く若者たちの夢、人間同士のつながり
多くの登場人物が交差する物語なのでドラマチックですね
何も意識せずとも楽しめると思います
宇宙空間を舞台にしたコメディ&ロマンスでしょう。


・メッセージ性を考える場合
全26話が2部構成に分かれます

1部
主人公たちは宇宙でのゴミ(デブリ)拾いをしており
その仕事は有意義な事として描かれます。
たかがゴミでも宇宙船にぶつかれば事故原因になりますし
放置はしておけません。
宇宙開発という壮大な仕事を支えるのは
ゴミ拾いという小さな仕事だということです。
『身近なことが大局に繫がる。身近なことを大切に』

2部
主人公が大望である宇宙船の船長をめざして
木星往環船の搭乗員になります。本格的な宇宙進出です
この時に反対テロが起きます
国家間の経済格差が原因です。。貧しい国があるのに宇宙開発とは
何事だってことですよね。正論な気もします
民主主義が抱える永遠の闇です
テロは鎮圧され、宇宙からみれば地上に国境はないという
纏めかたになります。
『身近なことだけ見ず、大局で考えるべき』

1部と2部で逆のメッセージ。。
これは主人公の心情も表現しています。
主人公には職場で知り合った恋人がおり
夢をとって恋人と離れるか苦悩するんです。

女を選ぶか夢を選ぶか
身近なことを選ぶか大局をとるか

1部と2部はあえて逆のメッセージが込められていたんですね

さらに苦悩は深くなり
自分とは何か
宇宙とは何か。。

答えが出せるんでしょうか?


・物語のラスト
原作最終巻で主人公は
夢のために全てを捨てても
「愛し合うことだけはどうしても止められないんだ」
このように言っています。

アニメの最終回がどのようなものか
ぜひ、ご自身の目でお確かめください。
美しい宇宙と、BGMで演出された
アニメ史に残る名シーンです。


・さいごに
プラテネス 意味は英語で惑星ですが 古代ギリシア語の
惑う者がルーツだそうです。
この作品はまさに、惑う姿こそ人間の真の姿だと
教えてくれています。

夢に憧れ惑う
愛を渇望し惑う
私たち人間は、物事の真理を見極めることなどできません
神様ではありませんから
『行き先がわからず、これからどうすればいいか惑う』
人間の本質をテーマにした作品とはナントモ
スケールの大きなアニメですね。。


最後までごらんいただきありがとうございました
ぜひ、ご覧いただけましたら幸いです。

投稿 : 2016/05/18
閲覧 : 190

nuabo さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良かったです!

宇宙のゴミ拾いを担当する部署のお話。

物語の設定などは良く考えられていてとてもすばらしいです。

絵的にそんなに可愛くない主人公も見ていくうちにキャラの性格も手伝いとても魅力的に感じていきました。

作品が良いとキャラまで良く見えてくる、そんな感覚を持った事はありませんか?

少し異色なアニメですが最終回は彼女の信念と人間性にすばらしさを感じました。

全体的な感想は、途中なかだるみ的な回が何回かありましたがおすすめできるアニメです。

投稿 : 2016/05/18
閲覧 : 394
サンキュー:

12

ネタバレ

shian さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

音に注目

物語や音楽はとてもいいけど、一番良かったのは「音」
他のアニメとかだと宇宙での爆発音や噴射音が聞こえますが、このアニメには無いのが素晴らしく思いました。実際には爆発音などは宇宙では聞こえません。そこがこのアニメで演出していたのがとてもよかったです。

投稿 : 2016/05/10
閲覧 : 195
サンキュー:

4

ネタバレ

スカルダ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

仏教?

小さい頃は宇宙飛行士になりたかった。
なんとかセスナの免許は取ったけど、ペーパーだ。
段々夢が小さくなり、今はしがないサラリーマン\(^o^)/

宇宙飛行士になれるだけ凄いことなのに、
木星を目指してしまう貪欲さは見習いたいものだ。
自分の夢を達成すれば次の夢を持ってしまう。
ハチマキの次の夢はなんだろう。などと考えてしまった。
欲って尽きないものですね。尽きない欲が欲しい。

第一印象としては、大友克洋とか浦沢直樹に相当影響受けてる感じがした。

見ているうちに印象は大きく変わり、仏教との繋がりを感じた。
主人公の二人は、全く異なる価値観を持っているが、
二人が出会い、死の淵に立った時、
仏教の真髄(空と縁)に迫れたのかなぁと思う。

結局一人という考え方(空)と、愛は地球を救う(縁)という考え方は、
全く違うようで一緒なのだ。

投稿 : 2016/05/09
閲覧 : 218
サンキュー:

6

キングスライム さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

プラネテス

今さらだけど観てみましたが、面白かった
はまってきたのは10話から、最初は愛ちゃんがうるさいなぁでも声優さんの演技やっぱすごいなぁと続けてみるうちハマってしまった。

投稿 : 2016/05/09
閲覧 : 151
サンキュー:

2

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

是非ご覧ください。

この作品はだいぶ前に視聴しましたが、今更レビューを書きます。
私のアニメにはまりかけた頃にこの作品を見てアニメ好きに拍車をかけました。
それまでほとんどアニメは興味の無い世界でしたがこれを見て
「あぁアニメは子供だけが観るのではないな」と思わしてくれました。
アニメは物語設定が自由です。
アニメは表現が自由です。
アニメは驚かすことができます。
実写に劣るには個の表情が追いついていないぐらいではないでしょうか。

私はこのアニメを観て泣いてしまいました。
最終回ですが、その時アニメが泣けるものだとは思ってもみなかったです。

また、個人個人の幸せへの感じ方とは色々あるのだなと感じさせてもらいました。
是非ご覧ください。

投稿 : 2016/04/23
閲覧 : 308
サンキュー:

41

Hiraku8 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

序盤、中盤、後半と極端に中身が違うアニメで(パトレイバーOVAと劇場版くらい)、一貫性がなさすぎるのと、それぞれ好みが別れるタイプの見せ方なので、全体通して高評価というわけにはいかない

自分は後半18話以降が良かったが、前評判がなければ序盤で切っていた
後半につなぐよう、キャラを立たせるためにあえて大げさにやったんだと思うが
リアリティ重視の考証のしっかりしたSFで、キャラクターがあまりに非常識なことをしだすのは見せ方として間違っている
そのせいで中盤以降も少しひっかかってしまう
中盤はテーマ性はあるけれども浅いもので、なるほどと思えるものはない
後半は良かった

起承がダメで、転結がいいアニメに感じた
おそらく起承転まではひとによって評価が違うが、結は誰が見てもいい
まあ、結びがよいアニメは珍しいのでその点では評価されていい

これから視聴を行う人は、あまり期待しすぎずに見るのが吉
序盤が無理だと感じたら、18話以降で十分

投稿 : 2016/03/27
閲覧 : 203
サンキュー:

6

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観たい

分厚いマンガよりはアニメが楽

ヒューマンドラマ。
と見せての最後ラブストーリー。
似合わない口説き文句。

投稿 : 2016/03/18
閲覧 : 157
ネタバレ

らいらく さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

巷の評価ほどかなぁ…

現在23話まで視聴して終盤だとは思うけどなんとなく初レビュー
大人が観れるアニメってことで観てみてるんだけど、うーん…
想像と違ってるかなぁ?
もっとデブリ掃除という仕事を軸に展開するようなのを期待してました。
困難な仕事を乗り越えていくような。
ほとんどスポット当たらないというか仕事の本質は結構ほったらかしな印象。

脚本は人間関係ばかりに終始してる感じなんですが、例えば心情描写にしてもステレオタイプでしかなくて。
愛があればいい!人が死ぬのは悲しい!仲間だから心配するのは当然だ!
過去のトラウマがあるから云々、悪い人はなにか企んでる!勧善懲悪!
…というようなテンプレ的、観たままな人間像と描き方のオンパレードでどうにも…
中学生ぐらいが想像した大人像って感じでしょうか
確かに大人として起きうるシチュエーションが多いんですが、そこでの発言や選択が薄っぺらい。多分こうなるんだろう、こう言うんだろうという展開を一つも裏切ってこない。良きかなに徹している感じで中学生の教室でのいざこざみたいなまとめ方、発言ばかりです。時折描かれる人間の葛藤の種類もやはりそのぐらいの年齢が抱く種類のものかな、と。
基本的に一話完結型ということで、掘り下げられないというのはあるとは思うんですけどね。
OPとEDもなんか青春!な感じで軽くてよく言えば作品の真っ直ぐさとマッチはしてる。
マッチはしてるけどどうにも…くさくて苦手です。
全体通してなんとなく昭和時代のアニメかな?って感じです。

あとどうにもキャラデザインとミスマッチな声優さんが多く感じました。特に男性陣。妙に甲高い声を上げたがる男性が多くてうざい感じです。

相当終盤まできて、連続する話が展開してきてはいますが、恐らくこの印象は最後まで変わらないかな。と。
ちなみに忍者に扮する外人さん達の回は観るに堪えませんでしたよ。キツすぎる。
あのノリがペラーッと全体通して漂ってるんですよね。
大人向けというよりも、背伸びしたい10代の子供向け。という感じですかね。

すべて見終わって追記。
まぁ締め方は綺麗に終わってよかったかな。というかあれ以外の終わり方できないですよね。
就職1年目から先輩との色恋沙汰ばかり気にしており、当の先輩もそれに付き合っちゃって右往左往。職場の同僚もいい人ばかりで人間関係で悩むことなし。異性との絡みはすぐに色恋絡み。こんな職場ないですよね?
うん。期待と大きく違ったという印象に変化なしです。
デブリ業という空想職のなんたるか。宇宙だからこそのモラルの特殊化。認識の違いによる人との摩擦、軋轢。そういったものを期待してました。

投稿 : 2016/03/14
閲覧 : 189
サンキュー:

5

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

このアニメがつまらないなんて、坊やですw

まず、設定が秀逸。デブリの問題は、現実に言われてることだし、そう遠くない未来、起こり得ることをテーマにしている。恋愛要素もあり、他のアニメよりは登場人物が大人(精神年齢は低いけどw)なので、楽しめるし感動する。2クールをかけて、愛や夢をゆっくりと育んでいく感じがして、好印象。NHK、流石です。

投稿 : 2016/03/13
閲覧 : 275
サンキュー:

21

mame さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良かった!

一話一話にちゃんとにストーリーがあり見応えがありました!

未来の生活はこうなのかな?って想像でき夢がもてるアニメあでした

ただヒロインの性格は私に合わなく…たまにイラって…

投稿 : 2016/03/02
閲覧 : 178
サンキュー:

5

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

まだ見てない人は見た方がいい

{netabare}「結婚しよう」 → 「うん」

この場面で泣けない人は人間じゃない!{/netabare}

投稿 : 2016/02/23
閲覧 : 282

★☆ひろ☆★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

いろいろ考えされられる名作

5回くらいみました。
いい作品だと思うけど、意外と知名度が低い。。。
特に萌えキャラとか出てこないし、商業的なアニメじゃないからだろうか?

もしかしたら社会人になってみたほうがいいのかも
名言もいっぱいあります。
ギガルト先生(CV:若本 規夫!!)の
「焦るなよ、ゆっくりでいい、ゆっくり、ゆっくりだ」
というセリフは会社とかで行き詰ったときに
自分に言い聞かせると心が楽になります。

12話「ささやかなる願いを」
は、フィーさんによる神回でした。
ぜひ、見てください

その後も最終回に向かうにつれて、いろいろ考えさせられる
名作アニメだと思います。

あと、ナレーションは、1966年のおそ松くんのイヤミ役である
小林恭治さん!
なぜかよくわからないけど、この作品の雰囲気や宇宙に合うナレーションです。

投稿 : 2016/02/14
閲覧 : 228
サンキュー:

8

へいおまち さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

船には港が必要だ

コードギアスを手掛けたスタッフたちで作られた2003年の作品。
いろいろなランキングで見かけるタイトルですよね。2クール作品ですがだれない構成と圧倒的ストーリーで成り立っています。

宇宙にひろがるゴミ(スペースデブリ)を回収することを仕事としているデブリ屋の物語。
この世界ではデブリ屋っていわゆる人生の勝ち組のような人がつく仕事ではないんです。
でも人の命と宇宙を守るデブリ屋という仕事に誇りを持っていて、夢を追いかけている主人公がいます。

1クール目は物語の導入やデブリ屋・キャラクターの
説明が中心で、興味がわかない人はやめてしまうかもしれません。
2クール目から、この作品の魅力である
「愛」 「人間」 「夢」 「挫折」だったり少々哲学的なものも盛り込みながら物語が進んでいきます。

13話で宇宙から地球に戻って休暇を取る話があるのですが、ここから流れ変わったな。という印象ですね。
最終話はすごく思い出に残る回です。
僕は結構涙もろいほうなので、感動して泣きました。人の暖かさだったりを感じて、いい最終回だったと思います。

ランキング相応のとてもいいアニメだと思いました。見てよかったです!
この作品の魅力がBlu-ray Boxの PV にすごく詰まっていると思ったので視聴を迷っている人は
是非見てみてください!

投稿 : 2016/02/10
閲覧 : 240
サンキュー:

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プラネテス - ΠΛΑΝΗΤΕΣのストーリー・あらすじ

時代は2070年代(2075年以降)。人類は宇宙開発を進め、月面でのヘリウム3の採掘など、資源開発が商業規模で行われている。火星には実験居住施設もあり、木星・土星への有人探査計画も進んでいる。
毎日、地上と宇宙とを結ぶ高々度旅客機は軌道上と宇宙とを往復し、宇宙ステーションや月面には多くの人たちが生活し、様々な仕事をしている。しかし、長い宇宙開発の歴史の影で生まれたスペースデブリ(宇宙空間のゴミ。廃棄された人工衛星や、ロケットの残骸など)は軌道上にあふれ、実際にたびたび旅客機と衝突事故を起こすなど、社会問題となっていた。
主人公のハチマキは宇宙で働くサラリーマン。主な仕事は宇宙のゴミ「デブリ」の回収作業。いつか自分個人の宇宙船を所有することを夢みている。ゴミ拾いは大事な仕事だと自分を納得させつつ、当初の夢と現実の狭間でこのまま現実を受け入れるか、それとも夢を追い求めるか思い悩む。(TVアニメ動画『プラネテス - ΠΛΑΝΗΤΕΣ』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2003年秋アニメ
制作会社
サンライズ
公式サイト
www.planet-es.net/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%8D%E3%83%86%E3%82%B9
主題歌
≪OP≫酒井ミキオ『Dive in the Sky』≪ED≫酒井ミキオ『Wonderful Life』

声優・キャラクター

田中一成、ゆきのさつき、折笠愛、子安武人、岡田吉弘、後藤哲夫、伊藤舞子、加門良、渡辺久美子、檜山修之、倉田雅世、若本規夫、小林恭治

スタッフ

原作:幸村誠、 監督:谷口悟朗、脚本:大河内一楼、企画:内田健二/上埜芳被/松本寿子、コンセプトデザイン・設定考証:小倉信也、キャラクターデザイン:千羽由利子、メカニカルデザイン:高倉武史/中谷誠一、美術監督:池田繁美、色彩設計:横山さよ子、撮影監督:大矢創太、編集:森田清次、音響監督:浦上靖夫、音楽:中川幸太郎、プロデューサー:河口佳高/湯川淳/植原智幸

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