「心が叫びたがってるんだ。(アニメ映画)」

総合得点
75.3
感想・評価
1009
棚に入れた
5290
ランキング
503
★★★★☆ 4.0 (1009)
物語
4.0
作画
4.2
声優
4.1
音楽
4.0
キャラ
3.9
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☆の総合評価
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りんご

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

細かい設定を気にしないなら

2017.5
青春の本音ぶつけて成長する系のアニメ。
声が出なくなってしまった女の子の、まわりのクラスメイトたちがめちゃめちゃいい子。高校生男子ならではの気遣いや成長は、もう少し実際は不器用なんじゃないかな?と思うところもあり。
『聲の形』に雰囲気似ているかな。好きな人は多分これもハマると思います。

投稿 : 2019/07/14
閲覧 : 13
サンキュー:

3

ネタバレ

ma_sth

★★★★★ 4.4
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

順の気持ち

城を見に行った少女に何の責任がある。

「もう喋らないで」と言った母親と、責任を娘に擦り付けた父親の最後の言葉。
それ以降、口を閉ざし友人もいない少女に優しく接し理解を深める主人公。

交流会の為とはいえ、異性にそこまでされて恋心が芽生えないはずが無く、彼女の気持ちを考えればとても可哀そうで切ない気持ちになります。

最終的にミュージカルを演じることが出来たことで母親に気持ちが伝わり、拓実と葉月が再び結ばれ、ラストに順は田崎君から告白を受けますが、彼女はそれを納得していたのでしょうか?

僕的には少し複雑な終わり方です。

投稿 : 2019/06/30
閲覧 : 26
サンキュー:

3

遊微々

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

あの花より好き

たまたま見た動画サイトの広告で興味を持ち、あの花スタッフということもあり劇場へ。

約2時間の中に高校生の彼らがそれぞれ抱える感情がしっかり描写されており、青春映画として非常に良くできた作品でした。
乃木坂は全然興味ないんですが今作の主題歌だけは結構良かったので聞いてました。

投稿 : 2019/06/22
閲覧 : 36
サンキュー:

4

ネタバレ

退会済のユーザー

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

言葉をめぐって

言葉は、人を傷つける凶器である。
同時に、人に励ましを与え、癒し、救う力をもっている。
全く相反する二つの面を、言葉は併せ持つ。
これは端的な事実である。

それぞれの背負った過去に呪縛され、
立ち止まり、先に進めなくなった四人の若者がいる。
彼らが、言葉の力によって停滞を打ち破り、
新しい世界への一歩を踏み出していく。

そう、何よりもこの作品は、言葉の諸相をめぐる物語である。

{netabare}
まず、田崎の言葉。
おのれの真情をストレートに吐露する、行動としての言葉。

彼は、これまで気づかずにいた自らの非をすべて認め、謝罪する。
そして、この潔い覚悟によって、最初に壁を突破できた。
注意してみると、彼のこの直情こそが、
その後の物語の展開を牽引する、発条になっていることに気づかされる。
彼の真率さに周囲が徐々に動かされ、
停滞を破る方向への、模索が始まっていくのだ。

だが、その最初のきっかけになったものが、
ファミレスで田崎をかばった順の一言だったことを考えると、
物語の発端は実はそこにあったといえるわけで、
ラストの告白も決して唐突なものではなく、むしろ自然な帰結である。


順が自ら封印したのは、「表現」としての言葉だ。

心と言葉との関係は、内にある見えないもの、
心と呼ばれるものを外化する作用である。つまり、表現だ。

順と拓実、この二人が完全に相似だといってよいのはこの点で、
拓実にとってそれはピアノだったわけだが、順と同様に、
両親の離婚の原因がそこにあるという、自責の念に駆られて遠ざかり、
同時に、自分の本当の気持ちを表出することも避けるようになった。

だから、降ってわいたようなミュージカルの企画が、
二人を、封印された「表現」の可能性へ連れ戻すことになったとき、
彼らの心に、少しずつ変化が生じていったのだ。
さらに順の場合、拓実に対して抱いた恋情が、変化を一気に加速させる。
なぜなら、恋愛というものが、本質において表現的な行為だからだ。
ミュージカルも恋愛も、順には同じ一つの、
ずっと待ち望んでいた、心の解放の舞台だったのだ。


その成就を目前にして順は、突然、可能性のすべてを奪われることになる。

彼女を最終的に救うのは、拓実が投げかけた、
「お前のおかげで俺は気づくことができた・・」という言葉、
つまり、自分を肯定してくれる言葉だった。

他者による、肯定の言葉。
ありふれてはいるが、おそらくこれが、最も強い。

ファミレスで、田崎に向かって投げつけられた「消えろ」という言葉に、
順が我を忘れるほどの激しい拒否反応を示したのは、
自分が日ごろ母親から、外に出るな、みっともない、といった、
存在そのものを否定する言葉を浴びせかけられていたからだろう。

誰かによって、自分の存在が肯定されること。
あるいは、承認されるということ。
等しく人は、これを願っている。

さらに、拓実の言葉が順の心に届いたのはおそらく、
彼女の中で、他者への共感が失われていなかったためだろう。
彼女を縛る恐怖は、言葉によって他者を傷つけることへの恐れであって、
自分が他者によって傷つけられることへの恐れではなかったこと、
このことは重要である。

順が閉じこもった殻は、外界への敵意や断絶を含まない、
幻想への逃避だった。優しい殻なのだ。
本当の殻は、他者を完全に排除するものであるはずだ。
だから、他者を通じて自己の肯定に至ったとき、
比較的容易に、世界とのつながりを回復することができたのだ。

もちろん、安直すぎる結末だと、批判する向きもあるだろう。
だが、順がまだ高校生であることと、
もともとそう深刻な事態ではなかった点を考えれば、
これは相応に現実的な解決だったと言えるのではないか。
{/netabare}


レビューでは賞賛が大多数のようだが、
シナリオやキャラクターに対する、批判的な意見も当然ある。
それらも煎じ詰めれば、結局は好みの問題に過ぎない。
そう割り切って言えるのは、
劇映画としてのこの作品の完成度が、すべてを補って余りあるからだ。

感動を求めて観に来る人を裏切らない、安心の品質。
これは、安心して物語に入り込んでいかれる、
いわば現実再現性の高さに裏付けられていてこそのものだろう。
奥行きを重視した構図や、緻密なカット割りの効果で、
物語の人物が行動する空間と時間、つまりは場面の空気に、
われわれは自然に溶け込んでいかれるのだ。
まさに計算されつくした、職人技だと言ってよい。

充実した、ここちよい安定感と、ラストの約束された高揚感。
こうした贅沢を味わえるだけでも、繰り返し観る価値のある作品だと思う。

投稿 : 2019/06/12
閲覧 : 48

ハウトゥーバトル

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

超平和バスターズの二作目

視聴理由 岡田麿里さん

視聴前 主題歌は乃木坂さん!?

視聴後 作画すごかったな

この話はある少女の周りを巻き込んだ心の葛藤を描いた話

やっぱ超平和バスターズ面白いなぁ

まず内容的には面白かった。少女の葛藤は何と何にまよってなんの答えを出したのか..作品のみどころね。
そして岡田さんの脚本だから当然恋愛がらみ。これが普通のラブコメじゃないんだわ。感動シーンもあり、ちゃんと泣けた
全キャラが出てきたらへんで予想してた展開とは大分違かった

作画は素晴らしく背景や人物がすごかった。終盤の感動シーンは綺麗すぎて...
全キャラに好感がもてる。中にはちょっと性格が悪い子もいるけど、名無し!
名のない奴は雑魚と同じじゃい!
名前がある子でもキツイことを言ってたりするけど、期待してたのに応えてくれなかった「がっかり感」やなんだよね。要は相手を認めたうえでの行動なんだよね。
印象に残っているのは坂上くん。彼は成瀬さんを利用しながらも彼は...
ほかの方のレビューで「坂上拓実はうまく逃げた」と書いてありましたが、私も似たような感想でした。

成瀬さんの声は水瀬いのりさん
坂上君は内山昂輝くん
ぴったりだったな..

音楽は乃木坂46さんの「今、話したい誰かがいる」良曲

良作

投稿 : 2019/05/11
閲覧 : 105
サンキュー:

15

ネロラッシュ

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

特に良かったのはミュージカル場面

トラウマや心に傷を持っている男女四人をメインにした青春群像。

自分をクラスの男子に当てはまるなら小太り眼鏡の相沢だなぁ〜( ̄▽ ̄;)

特に良かったのはミュージカル場面。
メインヒロインを花道から登場させるって、ミュージカルをちゃんと知ってる人でないと、こういう演出はできないのだ。
ウンウン(^^)
使用した楽曲も好きな曲ばかりでツボです。

マイナスは坂上拓実の登場シーン。
イヤホンしてチャリに乗るのはダメです!!
それはやってはいけないことだ!!!

投稿 : 2019/05/10
閲覧 : 69
サンキュー:

8

ネタバレ

ジャスティン

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

心で思うことを声に!

【視聴きっかけ】
たぐえんにお勧めされてから見たのもありますが、
実は前々から気になっていました。

今回は、GWの最後ということで視聴してみようと思いました

【良い点】
メッセージ性が高いことが大きいですよね
私も本当は言いたいけど、言えない部分というのがあります。
それは本音を口に出すこと!ということですよね

本音が言えるそれは素晴らしいことだと思っております。
そういう人がいるだけで私も元気になれるというか
勇気づけられるんですよね

この作品では人間関係のギスギス感と人が言葉を話すことで
教えられる青春ストーリーが素晴らしいです。

元々私は人間関係のギスギス感は大好きなストーリーなのですが、
何というのでしょうかね?『響け!ユーフォニアム』とかでも同じです。

リアルに再現をしているからこそ人間という本性をついた物語が
私は結構見たくなるものです。

それはある意味【私は青春に恋をしている】といっても過言ではない
そう、今回のミュージカルでもみんなと同じ反応をしていると思う

どうせ、地域でしかやらないなら簡単なもので良い!
そんなのやっても結局は知らない人の方が多い!
絶対に思ってしまう部分です。

しかし、一人でも本気で挑戦したいと思う人がいるなら
確かに私も勇気づけられるんですよね

この人が本気ならやってもいいかなあみたいな感じでw
そんなことをこの作品から思いました。


P.S
視聴後直ぐに書いたので少し雑ですが、
なんとなく書けたのでこれでいいかな?w

投稿 : 2019/05/06
閲覧 : 69
サンキュー:

17

ネタバレ

taijyu

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

高品質な名作。ただ微妙な心のズレも…。

さすがの劇場版クオリティ、作画、演出、音楽、全てにおいてクオリティが高く申し分ない名作です。
ただ、品質的には90点台を付けても良さそうなのに、80点台と評価したのは心からハマりきれなかった部分があったからかも。

それは作者との多少の感性のズレなのかもしれません。
一から十まで心が重なるわけでもないのは仕方がないことですね。

まあ単純に、男性視聴者としては拓実に共感してストーリーを追い、成瀬順をヒロインだと思って可愛いと思って見ていたのに、拓実が選んだのが菜月であったことに違和感を覚えただけかもしれない。
物語として必要だったのはわかるけど、イマイチ納得できないんですよね。
だって順の方が可愛いし…。

あれ、今までも「このヒロイン選ぶの?」と違和感を覚えると評価を下げていたっけな? そもそもヒロインが最初から決まっている場合を除くと、複数ヒロインから誰かをしっかり選んだ話自体が少ないか。

音楽については良かったのですが、既存曲かぁ…とも。
いや高校生の創作と考えれば非常に自然です。そんなピアノをやっているからという理由で簡単に作曲できる高校生がぞろぞろ居るわけがない。
しかしオリジナルの名曲をつけてくれたほうが魅力的だったろうな、とも。

とまあ、不満ゼロとはいきませんが感動的な良い作品であったのは間違いないです。

投稿 : 2019/05/01
閲覧 : 57
サンキュー:

6

ネタバレ

101匹足利尊氏

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

言いたいことも言えないこんな世の中じゃ

この時代……私はまさに“言葉狩り”の時代であったと思います。
黙々と大罪を重ねる巨悪より、うっかり口を滑らせた小者が袋叩きに遭う。
やがて皆ホンネを自分の殻の中に押し殺すようになり、
それらはドロドロのスクランブルエッグとなって蓄積。
一部が陰口となり、或いは電脳世界に漏出し、
煮えたぎったそれらがリアルでぶちまけられているのが、
今日の状況かと思われます。


これらは世界や国家レベルだけでなく、
青春を生きる少年少女の日常レベルでも同様。

{netabare}山の“お城”から出て来た父の不倫現場を目撃した少女が、
母に自慢話をして地雷を踏み、家庭崩壊。
“玉子の妖精”に口をチャックされ、お喋りすると腹痛に襲われる“呪い”をかけられ、
以後、灰色の青春を送る……。{/netabare}
と言うファンタジー色も交えた主人公設定は、いささか極端とも取れますが、
私は事実より舌禍が責められ、誰も何も言えなくなる、象徴的な構図に感じました。

少女が殻を破ろうとする中で、本音を押し隠して来た周囲も変わっていく。
「地域ふれあい交流会」と言う催しはやや変化球でしたが、
描かれた青春物語は直球だと感じました。

言いたくても言えないことは、まずは音楽やミュージカルで……。
との演出も、時代の流れを示唆しているように感じました。
レビュータイトルで拝借した某ヒット曲のサビを口ずさみつつ、
やたら歌い踊ったエンタメ現象の一因を垣間見た気分になりました。

結果、相変わらず粘性の高い岡田麿里氏の脚本で、
ぶちまけられた少年少女たちの本音は時に痛切で、
見方によっては、生卵を投げつける抗議活動の如き醜悪さも感じるかもしれません。
ですが、私はむしろスペインのトマト祭りみたいに弾けていて壮観だと感じました。
まことに、いい黄味でした。


勢いに乗じて?私もさらに余計な黄味を一つぶちまけてみたいと思いますw

よく、この手の青春物の評価で、リアルを感じたとの賞賛に対して、
クラスにこんな美男美女がおるわけないやろwと野暮なツッコミを入れる。
と言う流れがあります。

確かに芸能人級のイケメン、美人は中々いないのかもしれませんが、
こうした押し問答を眺めていると私はつい、
すなわち、青春時代、同級生に魅力を感じなかったと言うことなのでしょうが、
学生時代、ちゃんと周りを見ていたの?
とツッコミ返したくなりますw

本作にて、催し物を通じて、互いにクラスメイトの思わぬ特技、魅力を再発見して、
活力が蘇っていくという展開を観ていて、
そんな私の黄味もドロドロとスクランブルエッグに調理されてしまいました。
どーも、失礼いたしました~m(_ _ )m


……それにしても、{netabare}お城みたいなラブホテル♪と言う導入には笑ってしまいましたw
私の近所にも“白亜城”なる“レジャーホテル”があって、
それを思い出してツボにはまってしまいましたw
流石に、立地は本作みたいに山の頂上ではなく、街中なので、
そこまで上から目線ではありませんが。
白亜の城では、夜な夜などんな失楽園が繰り広げられていることやら……。
うん。私も呪われたくはないので、あそこには近寄らないようにしようw{/netabare}

投稿 : 2019/04/30
閲覧 : 299
サンキュー:

32

ネタバレ

プクミン

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

もうちょっと緩やかが良かった

主人公の『成瀬 順』は、幼少期のトラウマ的な事から、声を出す事が出来なくなる。
そして高校生になり『地域ふれあい交流会』なるものの実行委員に教師から指名される。
実行委員は他に、『坂上拓実』『仁藤菜月』『田崎大樹』がいて、計4名。
この4名の内、成瀬は喋れないし、大樹は野球部で元エースだったが肘を痛め腐っている状態。
実行委員すらまとまらないまま物語が進みます。

以下、内容と感想。
{netabare}
成瀬順は、子供の頃、お城+王子様というものに憧れており、城の形をしたラブホによく足を運んでいたが、たまたま中から出て来た車の運転手が自分の父親であり、助手席には見知らぬ女が。
その事を母親に話した結果離婚。
順は何も知らず、父親がなぜ去ってしまうのか聞くと、父親はお前がおしゃべりだからだと子供のせいにする。
そして幻覚か何か分からない、玉子が出てきて順にしゃべれない呪いを掛ける。
しゃべると腹痛を起こす。

そんな彼女だが、実行委員になってからは、かなり積極的に取り組み、歌いながらならしゃべれるという事に気付く。
その結果、ミュージカルをやろうという事になるが、大樹が反対をする。
その後は大樹が順に当たったり、大樹と坂上が衝突したりもするが、大樹は自分が悪かったと反省し、クラスのみんなや野球部のメンバーにも頭を下げ実行委員として活動する。

ミュージカル本番前になり、坂上は順の事は好きでも何でもないと、同じ実行委員の菜月に伝えるも、近くに順がおり、ショックを受ける(順は坂上の事が好きだった)。
そして本番前に姿を消し当日になっても現れず、坂上が探しに行く事になる。
坂上は心当たりがあり、ラブホで彼女を発見。
そのまま説得し、彼女は学校へと戻りミュージカルに参加。
そして、玉子の呪いなんて無かった事に気付き、普通にしゃべれるようになるという話。

一見「ああ良かったねー」っていう話に思えるこの作品ですが、3つ程どうしても解せないところがありました。

1つ目はやっぱり、長い間しゃべっていない人が、いきなり歌も上手く歌えて、日本語も喋り方も流暢。
普通、ずっとしゃべってなかったら、言葉が詰まったり、大きな声も出しにくいと思うんですよ。

2つ目は、大樹の心変わり。あれだけ周りに迷惑を掛け自分勝手にやっておいて、人から少し注意受けたぐらいで180度性格が変わったかのように、周りに頭を下げたりという変わり身の早さ。
しかも高校生という事を考えると、これもかなり不自然な変わり身なので、その心境に至るまでの経緯が無さすぎて違和感バリバリ。

3つ目は、順が自分の恋が実らなかったからと潰れたラブホに逃げ込んだところ。
いくら潰れたとは言え、簡単にその建物に入れた事や、抵抗なく入れた事、そしてまるで過去に入った事があるのでは無いかと思うぐらい、部屋に入っていたところ。
誰でも簡単に入れるなら、子供達の秘密基地になっているか、不良のたまり場になっていそう。
{/netabare}

全体的には、まとまった作品ですが、不満点が3か所程あり、納得しきれなかった部分が多いです。
物語の作りよりも、違和感と不自然さが勝ってしまいました。
尺の問題だったのかな?

投稿 : 2019/03/30
閲覧 : 64
サンキュー:

18

ネタバレ

まめもやし♪

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

言葉って

人を傷つける。
でも時には人を救う事もできる。

1人の女の子が抱えた闇を周りの仲間達との交流を通して払拭するお話。
ミュージカルという題材を通じて、順だけじゃなく最初はバラバラだった仲間達が団結して取り組む様子、その中で個人が抱えた悩みや葛藤に対してどう向き合うのか、といったストーリーが上手く描かれていてとても見応えがありました。
いのりん、うっちーなどの声優陣の演技もこの作品を引き立てていたと思います。あの花のような号泣するような感動ではなく見終わったあとに晴れやかな気分になる、そんな作品だと思います。

投稿 : 2019/03/25
閲覧 : 31
サンキュー:

6

Ka-ZZ(★)

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

言葉で人を傷つけてしまった少女は、二度とお喋りができないように言葉を封印されてしまいました。

ずっと視聴しようと思っていたけれど、後回しになっていた作品の一つでした。
公開が2015年の9月なので、もう3年半も経っていたんですね…

当時話題性の豊富な作品だったと記憶しています。
そりゃ、「あの花」のメインスタッフである「超平和バスターズ」が再結成して作られた作品…
そして物語の舞台は「あの花」と同じ秩父なんですから…

秩父は私が足を運んだ数少ない聖地のひとつですが、駅を降りた案内所には「あの花」と共に「ここさけ」の情報も満載でした。
今考えると、どうせ秩父に行くなら「ここさけ」を視聴してからの方が良かったのかも^^;

そういえば、私はスマホに「舞台めぐり」というアプリを入れているのですが、このアプリが何とも秀逸…
聖地に近づくと、その場所がどの作品のどの場面かを教えてくれる上、登録された作品のキャラがカメラ上に現れて、一緒に写真を撮ることができるんです。
しかも、聖地にチェックインした数が記憶されて達成率まで表示されるのですから…
因みに、私の「あの花」聖地巡礼は26/31ヶ所で達成率が83%と極めて中途半端な結果でした^^;
でも「ここさけ」然り、近所には「ヤマノススメ」の聖地もあるので、機会があったらもちろん100%を目指しますけれど…
ここまででアプリの説明に一番文字数を使ってしまいましたが、私は決してこのアプリの回し者ではありませんので!

レビューが思い切り脱線してしまいました…^^;

この物語の主人公は、みのりん演じる成瀬順…
幼い頃の順は、とてもお喋りと夢見がちな性格の持ち主でした。
もしかすると女の子なら誰もが一度は通る道なのかもしれません。

年端のいかない子供はとても純粋で見たモノを見たまんまに話します。
それは幼い頃の順も同じ…
ですが、ある日ふと目にした出来事を口にしたのをキッカケに両親が仲違いが始まり、結果的に両親の離婚にまで発展してしまったのでした。

父親から「お前のせいだ」と言われ、落ち込んでいた順の前に現れたのが玉子の妖精…
妖精は彼女に降りかかった厄災の原因である「お喋り」を「封印」してしまったのです。
時は経ち、言葉を無くした少女は高校2年生となり…彼女の物語が動いていきます。

劇場版で尺が限られているので、物語の展開は序盤からトップスピード…
順は喋ることができませんが、頭は中はいつもフルスピードで回っています。
だから感じるのはもどかしさ…
喋るという手段を失うだけで、こんなにも意思の疎通が図れなくなるなんて…

そんな中で順は一歩前に踏み出しました。
勿論、困難だらけで一人じゃ絶対にできませんでした。
順の一生懸命に周りが反応し、彼女の理解者が少しずつ増えていったから…

物語は「地域ふれあい交流会」に向け着々と進んでいきます。
順のクラスは全員でミュージカルを演じることになりました。
こういうイベントはクラス一丸となって…というのは理想ですが、これを達成するのは至難の業だと思います。
やっぱり面倒くさいですし、自分の時間が削られるのを快く思わない人だっていますから…
でも順のクラスは「順風満帆」という言葉がピタリと当てはまるほど順調だったんです。

だから全てが順調過ぎたのが原因だったのかもしれません。
紆余曲折が見当たらなかった…だからこその脆さが露呈することになるんです。
その原因は、10人中9人は理性で抑えられる出来事なんだと思います。
ですが、全員ができる訳じゃ無い…その残されたたった一人になることだって十分に有り得るんです。

言葉は時に暴力に成り得る…
だからといって伝えるのを怖がっていては、いつか絶対後悔する…
自分自身に正直であるために…そして将来の自分に禍根を残さないために…
紡がれなければいけない言葉があるんだと思います。

些細な出来事をきかっけに変化を受け入れる少年少女たちの物語…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

上映時間119分の大作でした。
アニメーション制作は「A-1 Pictures」
いのりんを始め、内山さん、天ちゃんに細谷さんと声優陣もバッチリでした。
もっと早くに視聴すべき作品…でしたね^^;

投稿 : 2019/03/17
閲覧 : 90
サンキュー:

27

ネタバレ

キロノ

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

ショックで失う言葉の末路

・序盤、ジブリを思い出させるような展開で進んでいく。
・友情、恋、青春な感じがした。
・言葉をキーワードにしているため、他の作品と類似している内容があり、展開が読めてしまう。
・脚本は悪くはないが、淡々としており、期待していた泣けるシーンも無かった。

投稿 : 2019/02/06
閲覧 : 66
サンキュー:

2

ネタバレ

にゃん^^

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

にゃんが見た「心が叫びたがってるんだ。」ってこんな童話

人魚姫のあらすじ(ウィキペディアから)
{netabare}
人魚の王の6人の娘たちの内、末の姫は15歳の誕生日に昇っていった海の上で、船の上にいる美しい人間の王子を目にする。嵐に遭い難破した船から溺死寸前の王子を救い出した人魚姫は、王子に恋心を抱く。その後偶然浜を通りがかった娘が王子を見つけて介抱した為、人魚姫は出る幕が無くなってしまう。人魚は人間の前に姿を現してはいけない決まりなのだ。だが彼女はどうしても自分が王子を救ったと伝えたかった。
人魚姫は海の魔女の家を訪れ、声と引き換えに尻尾を人間の足に変える飲み薬を貰う。その時に、「もし王子が他の娘と結婚すれば、姫は海の泡となって消えてしまう」と警告を受ける。更に人間の足だと歩く度にナイフで抉られるような痛みを感じるとも。王子と一緒に御殿で暮らせるようになった人魚姫であったが、声を失った人魚姫は王子を救った出来事を話せず、王子は人魚姫が命の恩人だと気付かない。
そのうちに事実は捻じ曲がり、王子は偶然浜を通りかかった娘を命の恩人と勘違いしてしまう。
やがて王子と娘との結婚が決まり、悲嘆に暮れる人魚姫の前に現れた姫の姉たちが、髪と引き換えに海の魔女に貰った短剣を差し出し、王子の流した血で人魚の姿に戻れるという魔女の伝言を伝える。人魚姫は愛する王子を殺せずに死を選び、海に身を投げて泡に姿を変えた。そして、人魚姫は空気の精となり天国へ昇っていったが、王子や他の人々はその事に気付く事はなかった。
{/netabare}

*・。.♦♫♦♫.。・*゜*・。.♦♫♦♫.。・*゜*・。.♦♫♦♫.。・*゜*・。.♦♫♦♫.。・*゜*・。.♦♫♦♫


ハンプティ・ダンプティのなぞなぞ詩(ウィキペディアから)
{netabare}
ハンプティ・ダンプティが塀に座った
ハンプティ・ダンプティが落っこちた
王様の馬と家来の全部がかかっても
ハンプティを元に戻せなかった
{/netabare}

答え。。ハンプティは玉子のこと(割れたら元に戻らないから)


*・。.♦♫♦♫.。・*゜*・。.♦♫♦♫.。・*゜*・。.♦♫♦♫.。・*゜*・。.♦♫♦♫.。・*゜*・。.♦♫♦♫


岡田麿里さんって童話とか好きみたい

「凪のあすから」は「人魚姫」に出てきそうな世界で
海の人と陸の人の恋のおはなし書いたけど
こんどのおはなしは
{netabare}「人魚姫」のおはなしに「ハンプティ・ダンプティ」を足して{/netabare}
ふつうの高校生のふつうの恋のおはなしにしたみたいだった^^


でもちがうのは最後

磨里さんってハッピーエンドが好きで
{netabare}凪の明日からでも失恋しちゃった美海のこと好きな男子がいたけど
今度もやっぱり♪{/netabare}


*:..。♡*゚¨゚゚・*:..。♡*゚¨゚゚・*:..。♡*゚¨゚・*:..。♡*゚¨゚゚・*:..。♡*゚¨゚゚


ワンス・アポン・ア・タイム

{netabare}
玉子姫は子どものころある出来事がきっかけで
心にひびが入ってしまいました


そんな姫の前に妖精ハンプティがあらわれて
チャックでカラの割れたところををふさいでくれました


でも
それから言葉を話そうってチャックを開けると
中のものまでいっしょに出そうなくらいおなかが痛くなって
姫は声が出せなくなっちゃったんです



高校生になったとき姫は
いっしょに「地域ふれあい交流会」実行委員になって
自分の心の声をスマホで読んで分かってくれた王子に恋をしました。。


でも王子も本当は姫と似たきっかけで
音楽とかからはなれてて死にかけてたんです


そんな王子だったけど
言葉が話せなくってもがんばって委員のお仕事する姫を見て
生きる力をもらって助かったんだ

だけど。。王子には好きな子がいたの。。



いっしょにお仕事しながら王子と楽しく過ごしてたある日

姫は王子が元カノに
「姫に恋なんかしてない」って言ってるの聞いちゃって

それでとうとう割れかけてた心が
チャックで止められないくらいバラバラになりかけて
山の上のお城に逃げてしまいました。。


自分を助けてくれた姫なのに
知らないうちに塀の上から落としちゃった王子は
もうダメ!って思ってた姫をやっと見つけて
姫に心の玉子の中身を全部出すようにって言ったの!



すると不思議
姫が中にあったわるい言葉をぜーんぶ出し終わったら
中から新しい姫が生まれてきたのです☆



助けてくれた王子は元カノのところに行っちゃったけど
生まれ変わった姫を
白馬に乗ったおとなりの国の王子様がむかえに来たのでした☆
{/netabare}

ハッピリー・エバー・アフター♡


磨里さんの恋の童話よかった☆

投稿 : 2019/02/01
閲覧 : 554
サンキュー:

108

スロトム

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

かなり人を選ぶ難しい作品

・まず初めに
「あの花」と同じチームが作った作品ですが、感動モノとして期待すると肩透かしを食らう恐れがあります。

評価ポイントは
・とても丁寧に描かれた群像劇
脚本の岡田さんは思春期の心情描写を得意とする方で、リアリティのある生々しいシナリオが本作の特徴です。
中高生にありがちな悩みを描き、それを各々がどう解決していくか……終盤まで目が離せない、惹き込まれる魅力に溢れています!!
・水瀬いのりさんの演技
今作では主演を務めた水瀬いのりさん。
前述した通り、作品内の主要キャラは全員悩みを抱いてますが主人公が断トツで面倒くさいです(笑
過去のトラウマが原因で言葉が話せなくなった女の子、そんな彼女がどう過去と向き合い成長するのか……その過程を水瀬さんが上手く表現してくれました。
因みに、この映画がきっかけで水瀬さんは新人女優賞を獲得しました。おめでとうございます!

減点ポイントは
・終盤の展開が賛否分かれる
これに関してはネタバレになるので詳しく書けませんが、本作の評価が分かれる最大の要因となっております。

あの花と同様の青春群像劇ですが、あの花とはかなり差別化されておりそれぞれ違った魅力が楽しめます。まずはあの花から観るのがオススメかも?

投稿 : 2019/01/19
閲覧 : 87
サンキュー:

4

たいち

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

まぁまぁ

内容はあんま覚えていませんがまぁまぁだったのだけは覚えています

投稿 : 2019/01/10
閲覧 : 50
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3

けいぴぃ

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

あの花よりこっちの方が好き

素晴らしい青春映画でしたね。

あの花(劇場版しか視てないけど)よりこっちの方が個人的には好きだな。

投稿 : 2019/01/10
閲覧 : 93
サンキュー:

7

ネタバレ

雀犬

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

思春期のメロディ

 「ここさけ」はミュージカルを味わう映画だと思う。僕はこのアニメのミュージカルの場面を見るたびに泣いてしまう。

* * * * * *

 主人公の成瀬順はうまく喋ることができないボブカットの女の子である。順は小学生のとき父親の浮気現場を偶然目撃し、図らずもそれを母親に告げてしまった結果、成瀬家は崩壊して離婚することになる。この時のショックで以降順は言葉を口にすると腹痛に襲われることになる。順がおしゃべりを封印してしまう流れは玉子の妖精に呪いをかけられれしまうという奇妙なアニメーションで表現される。

 もちろんこれは順の妄想に過ぎない。順が頭の中で作り上げた玉子の妖精のおとぎ話は高校生になっても信じ続けるにはいささか幼稚な妄想である一方で、その空想は両親の離婚やひとりぼっちの孤独といった辛い現実から卵の殻のように成瀬の心を守ってくれていたものでもある。

 しかしもう一人の主人公、坂上拓海と出会い彼に心を惹かれていき、彼女の心は変わり始める。自意識の殻に閉じこもっていた状態から外の世界に向かう気持ちが芽生えるのである。この心理的ベクトルの変化とそれに伴う葛藤が本作の主題となる。

 ミュージカル制作にあたって、温厚な性格で自分に優しく接してくれる坂上に順は妄想を膨らませ、乙女チックな王子様像を作り上げる。けれども生身の男である坂上は、当然のことながら順の頭の中で思い描く幻想の王子様とは様々なズレがある。なかでも決定的に異なるのは彼が恋愛対象として見ているのは自分ではなく元カノの仁藤だということが、残酷で切ない。

 因縁の場所であるラブホテルの跡地で、坂上に促される形で自身が抱え込んだ違和や恋心を彼に言葉で思い切りぶつける。この後坂上の口から自分が好きなのは仁藤だと言うことを告白されて順の恋は終わるのだが、ラブホテルの廃墟というシチュエーションが否応なく観る者に破瓜を連想させ、たとえ男であっても生々しい痛みを想像せずにはいられない。この場面は単なる失恋にとどまらず、彼女が現実を受けれる時であり、「卵の殻」が割れる瞬間であり、子供の純粋さの喪失であり、少女が女になるための通過儀礼を表現するものでもあり、ひどく心に残る。

* * * * * *

 その後順は学校に戻り舞台に立ち、心のままに歌い上げる。揚羽高校のイベント「地域ふれあい交流会」で上映されるミュージカルで使用される劇中曲、「心が叫びだす」はベートーベンの「悲愴」とディズニーの「Over The Rainbow」、2つの名曲のマッシュアップ(2つ以上の曲を重ね合わせる音楽手法)になっている。この組み合わせの発案はクラムボンのミトさんで、ご本人も発見したときは興奮気味だったそうだが、確かに2つのメロディは絶妙なマッチングを見せる。

 メロディに乗せて、様々な相反する思いが交錯する。悲愴はそのタイトルから想起される通り悲しみやネガティブな感情を、Over The Rainbowには前向きな感情を。2つの楽曲は順の心に寄り添うように奏でられる。

外の世界への恐怖と憧れ。

今の自分でいいやと思う気持ちと、変わりたいと思う気持ち。

理想の王子様像を守りたいという気持ちと、生身の男の子を受け入れたいという気持ち。

父親がいたあの頃に戻りたいという気持ちと、今の母親との関係を修復したいという気持ち。

 考えてみればこのメロディは子供と大人の狭間で揺れ動く、思春期そのものといえる。思春期とは相克の繰り返しであり、様々な矛盾する気持ちが混じり合い複雑なグラデーションを成している。記憶の引き出しを開ければ、そんなグチャグチャな状態は誰しも心当たりがあるのではないかと思う。懐かしい痛みを味わえる名シーンである。
 
* * * * * *

 ミュージカルを無事終えた後、野球部の元エース田崎が順に告白するという意表を突く展開で締めくくられる。やや唐突な印象があるこのラストはあまり評判がよろしくない。僕もかつては否定的で、母親との関係の修復を描くべきではないかと考えていた。しかし本作の脚本を務めた岡田磨里の自伝『学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで』を読んだ後、少し違う感想を持っている。

 この映画で最後に見せたかったものは自分の殻を破り外の世界に飛び出した成瀬順に対する「新しい世界からの祝福」だと思われる。田崎はスポーツマンで男くささや荒っぽさ、義理堅さのあるキャラだ。坂上とはかなり性格が違う。順にとってみれば、かつて夢想していた王子様像とはまるで重ならない彼と付き合うなんて事は想像力の及びもつかない事態である。だからこそ現実は面白いし、勇気を出して外の世界に出る意味があるのだと。
 
 自伝書を読むと、秩父を抜け出した後、ゲーム専門学校で今の旦那さんと出会い、自分と外の世界を繋いでくれたこへの感謝の気持ちがこの結末を作らせたのではないかと想像してしまう。だとすれば、もうこのアニメに対して批判する要素はない。

 実際のところ、反対の色の絵の具を混ぜ合わせると汚い色になるように、思春期の心の内は決して綺麗なものではないように思う。それをここまで美しく見せられるアニメーション表現の素晴らしさを称えたい。

投稿 : 2018/11/25
閲覧 : 183
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39

葵ジュニRSS

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

始まりと終わりよければすべてよし

【良い点】
パパがお城から出てきたという冒頭のつかみが最高
声を出せないけど必死にがんばるヒロインがかわいい
水瀬いのりの声がとてもハマっている
オーバーザレインボーと悲愴が妙にマッチングしていて鳥肌

【悪い点】
ヒロインの行動がここにきてこれかよとちょっとモヤモヤする
中盤でもう少し惹きつける要素が弱くて少しダレる

【総合評価】
ラブホの城の出だしのつかみはすばらしい。
水瀬いのりの声がマッチしてるヒロインはかわいくて応援したくなるんだけど、ちょいちょいモヤっとする。特に終盤でくるのはちょっと引いだけど、その分最後のマッチングした2曲の部分がすばらしくて救われた感じ。

投稿 : 2018/11/18
閲覧 : 76
サンキュー:

6

ゆーしゃん

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

トラウマが…

幼い頃のトラウマがえげついですね汗
この親どーなの?って思うけど…

あの花みたいに大泣きはしなかったです☺︎

投稿 : 2018/10/10
閲覧 : 56
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2

考え中

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

いやー、大変申し訳ない(反省文)

普段、身内にジャックナイフのような言葉をポンポン発している(!?)
・・・かもしれない私としては、耳が痛くなる作品でした。

明日から気をつけます。   | 柱 |ヽ(-´ω`- )反省…

※忘れないように、「お気に入り」に入れておこう。。。

投稿 : 2018/10/07
閲覧 : 39
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1

ネタバレ

Robbie

★★☆☆☆ 1.9
物語 : 1.5 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

タイトルなし

正直、タマゴが幻なのも最初から予想がついてしまっていたため、大体の展開が分かってしまって、ドキドキ感があまり感じられなかった。
音楽要素が強いアニメなのに音楽はダメダメ。
乃木坂にEDを歌わせたことが個人的に納得がいかない。
ただ、声優さんの演技は素晴らしかった。

投稿 : 2018/10/01
閲覧 : 121
サンキュー:

8

ネタバレ

Progress

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

勇気を出して

喋れなくなった少女と高校生達の本音を引き出す物語。

{netabare}


成瀬順は喋ることが出来なくなった女の子。
幼少期の彼女の口からは言葉が止まらないいわゆるお喋りであり、
誰にどんな言葉を言えば傷つくか、理解できていなかった。
人は誰しもが、失って学ぶ物なのでしょうか。
成瀬は失うことを恐れてましたね。
言葉を発する限り、人を傷つける。

傷つけて人が離れていく怖さを感じた成瀬。
人に嫌われる、意図しなくても。なら言葉を発さなきゃいいじゃないかと。
自分の性格が、おしゃべりで、無神経な事を隠せばいいじゃないかと。
ひた隠しにしようとするほど、人は成瀬を理解することが出来なくなっていき、母親にも、同級生にも遠い成瀬が出来ていました。

成瀬の中では、自分が喋れないのは卵のせいとしていたけど、自分のせいだとしたくはなかった。
代役を用意するようなそんな性格だから、好きな人に自分の事を理解して欲しいという心も生まれた。
この心はエゴで、成瀬の自分を隠す心とあい反した。

自分の「好き」と言う感情を相手に知ってもらいたいのに、
伝える術を使えず、それは卵のせいだと、自分の性格を隠して誰かのせいにする。
でも心の中で思うことを伝えたい。心の中が「好き」って感情でパンクする成瀬。

確かに欲にまみれてる。でも、誰かのために声を張ってやれるワガママで優しい所が、成瀬順の良いところ。
成瀬が坂上に振られたのは、坂上に仁藤という心に決めた人がいて、嘘でつくろわず本音で対応されたからでしょうか。
だから、坂上君と仁藤さんは、自分があの時ダメだった気持ちを打ち明けて、最終的にヨリを戻せたのでしょうね。

なんにしろ、この作品は本音を言う勇気の出なかった高校生達が、本音を言えるようになるまでの過程を描いた作品です。
言葉は傷つけるのも、傷つくのもある。ですが、本音で語らなければ、その人に近づけない。その勇気を見せてもらいました。

人を言葉で傷つけてしまった事。人の目を気にして言えなかった事。言えずに心に留まっていた事。言わないといけなかった事。

そういう記憶に残る後悔をくすぐる作品でした。

田崎君がいろんな人に謝れたことが、私には一番響きましたね。私は謝れなかったから。
{/netabare}

投稿 : 2018/09/24
閲覧 : 111
サンキュー:

30

ネタバレ

アオイ

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

超平和バスターズ

避けてる「あの花」系だけど作者個々は好き。


ベタなアクシデントから始まり良いエンディングで終わる。
なかなか素晴らしいではないか。

あの花を見る決意が固まった。

投稿 : 2018/09/19
閲覧 : 45
サンキュー:

4

ネタバレ

BERG

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

何回も観に行った。

劇場公開されてる時に何気に見てハマって何回も見に行った作品。

個人的にはこの作中の秋から冬にかけての秩父の物寂しい雰囲気が劇中に漂ってる感じが妙に気に入りました。一人だった主人公に学校行事を通じて仲間ができ、その交流と通じてそれぞれの抱えた問題が徐々に良い方向へ転がっていって、恋愛もあるけれど必ずしも上手く行くわけではないという裏切りもあるという、青春の楽しさと痛みとが混在した作品でした。

投稿 : 2018/07/24
閲覧 : 50
サンキュー:

4

ASKA

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

言葉を無くした少女と青春群像劇

「あの花」「とらドラ!」の長井龍雪監督作品です。
「あの花」のメインの長井監督、キャラデザ田中さん、脚本岡田麿里さんのチーム「超平和バスターズ」で製作の作品です。
ストーリーはもう他のレビューでも触れられていますが、ある事情で言葉を話せなくなった高校生の少女成瀬順が主人公です。
たまたま学校の行事の「ふれあい交流会」で「ミュージカル」をやることをきっかけに色々なことが動いていきます。
主人公成瀬順を演じる「水瀬いのり」さんの演技にも注目です。
あの花と同じく秩父が舞台で地元も製作に協力しています。

投稿 : 2018/07/21
閲覧 : 103
サンキュー:

20

ネタバレ

あぱぱ

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

叫ぶなら、思い切り叫ぼう

心の声をテーマにした作品です。

私も作品が伝えたいと思ったことに対して声をあげて書きます。

最初この映画に対してのイメージは

「泣かせを狙った過剰宣伝がいやらしく、製作陣のネームバリューで
稼ごうとする姿勢がせこい」

が印象でしたので、すぐに見る気が起きなかったのが本音です。

そんな印象でも視聴してみたら物語からのメッセージはよく伝わって
きました。

物語の見所はナルセの心の葛藤と、同級生や家族に対する心の隙間を
言葉だけでなく色々な表現で打ち解けあう描写が感動できるところです。

以下はネタバレ個人的感想になります。

{netabare}ナルセ以外のキャラクターは本当の心の叫びを
聞き入れていなかったように感じました。

ナルセが一生懸命伝えようとする姿に便乗して、その流れにまかせて
本音を打ち明ける感じが、なんとなくナルセに対して他人事に見えて
しまいました。
(結局のところ思いやりではなくて、自分中心なんだな。。。と)

どうせだったらラストあたりは「ナルセが周りの関係を全部壊して
リセットしてくれればいいのに」と感じてしまいました。
(野球部タサキが周りに謝罪して関係をリセットする姿があったから
期待していたのですけどね)

なのでラストの告白は感動する場面なのでしょうが、冷めてしまいました。
物語の途中までが良かったので、そこが残念です。{/netabare}

自分や周りに気を使って言葉にできないことや、逆に気遣いが足りずに
言葉で相手を傷つけることを感じる作品とすれば素晴らしい作品です。

傷つけても、傷つけられても、どっちが悪いとかないと感じます。

(余談)

本気で声をあげて相手とぶつかり合うと、なにかしらの「わだかまり」が
残ることがあると思います。

自分の気持ちを発声した時は、伝えたい事を言えた自己満足だけは
満たされますが、納得してもらえるのは別だと感じてます。

しかし言葉で傷つくことを恐れていては前に進めないので、それは
作品のように伝えるのが正直な気持ちだと思ってます。

投稿 : 2018/07/03
閲覧 : 82
サンキュー:

17

ネタバレ

yosi

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

とても面白い

あの花と同じスタッフの作品です。舞台のモデルとなったのもあの花の時と同じ埼玉県秩父市で、どことなく雰囲気も似てるなと感じました。
映画ということで気軽に見ることができると思います。
話自体も、昔の出来事がきっかけで、普通に話すことができない主人公の少女の心の言葉をミュージカルとして、発表するという流れで、また新しい作品だなと思いました。青春あり、感動あり、恋愛ありの、なんだか懐かしさを感じる事のできる、とても素晴らしい作品だと思います。

投稿 : 2018/06/27
閲覧 : 56
サンキュー:

3

shino73

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

心を開いて

とてもおしゃべりで、
夢見がちな女の子がいた。
成瀬順。
おしゃべりが大好きなかわいい子。

幼い頃、
何でも言葉にする彼女のせいで、
ある事件が起き、両親は離婚。
彼女は深く傷つき、
自分のせいだと塞ぎ込み、
その事が原因で言葉を封印する。
静かな生活を送り、
周囲からは浮いた存在となる。
色んな気持ちを心に閉じ込めて生きいている。
そんな経験を持つ彼女を中心とした青春群像劇。

人を傷つける言葉がある。
でも人を救う言葉もある。

想いを声(言葉)にすることの、
大切さと難しさがここでは語られている。
話し言葉でもいい、歌でもいい。
きちんと伝えることが大事なんですよね。

勇気を持って心を開けば、
きっと素敵な物語が始まるのだ。
大きく心は動きませんでしたが、
晴れ晴れとした気持ちになれました。

投稿 : 2018/06/03
閲覧 : 381
サンキュー:

67

ネタバレ

にゃわん

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

期待はずれ

あの花スタッフが集合し
手がけたアニメっていうから
多少期待していたんだが…

まず、主人公の父親がクズ
母親も母親で娘とちゃんと
向き合わなかったのが残念

主人公は、幻覚?などで喋ったら腹痛がおこる
設定になっているが………
委員会?に選ばれて初めての恋を体験するが
その恋が実らなかったと思うと
絶叫して失恋w

よくできているっていう感想は稀に見かけるが
声優とキャラに至っては文句はない
問題はストーリーである。

なぜ、こうなった?

投稿 : 2018/05/23
閲覧 : 49
サンキュー:

5

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心が叫びたがってるんだ。のストーリー・あらすじ

監督 長井龍雪
脚本 岡田麿里
キャラクターデザイン 田中将賀
制作 A-1 Pictures
青春群像劇 第2弾 劇場版完全新作オリジナルアニメーション 

幼い頃、何気なく発した言葉によって、家族がバラバラになってしまった少女・成瀬順。
そして突然現れた“玉子の妖精”に、二度と人を傷つけないようお喋りを封印され、言葉を発するとお腹が痛くなるという呪いをかけられる。それ以来トラウマを抱え、心も閉ざし、唯一のコミュニケーション手段は、携帯メールのみとなってしまった。高校2年生になった順はある日、担任から「地域ふれあい交流会」の実行委員に任命される。一緒に任命されたのは、全く接点のない3人のクラスメイト。本音を言わない、やる気のない少年・坂上拓実、甲子園を期待されながらヒジの故障で挫折した元エース・田崎大樹、恋に悩むチアリーダー部の優等生・仁藤菜月。彼らもそれぞれ心に傷を持っていた。(アニメ映画『心が叫びたがってるんだ。』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2015年9月19日
制作会社
A-1 Pictures
主題歌
≪主題歌≫乃木坂46『今、話したい誰かがいる』

声優・キャラクター

水瀬いのり、内山昂輝、雨宮天、細谷佳正、藤原啓治、吉田羊

スタッフ

原作:超平和バスターズ、 監督:長井龍雪、脚本:岡田麿里、キャラクターデザイン・総作画監督:田中将賀、音楽:ミト(クラムボン)、演出:吉岡忍、美術監督:中村隆、プロップデザイン:岡真里子、色彩設計:中島和子、撮影・CG監督:森山博幸、編集:西山茂、音響監督:明田川仁、企画・プロデュース:清水博之/岩田幹宏、プロデューサー:斎藤俊輔、アニメーションプロデューサー:賀部匠美、製作代表:夏目公一朗/植田益朗/清水賢治/中村理一郎/久保雅一/落越友則/坂本健

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