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「NHKにようこそ!/N・H・Kにようこそ!(TVアニメ動画)」

総合得点
80.5
感想・評価
1528
棚に入れた
7867
ランキング
442
★★★★☆ 3.8 (1528)
物語
4.0
作画
3.5
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
4.0

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NHKにようこそ!/N・H・Kにようこそ!の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人間失格

とびきりの分裂病だ。

そして神様はとびきりの悪者である。
いつも驚くほどの不幸を用意している。
人生の円グラフは歪な形で表示されるのだ。
苦しいが90%、例外なんてない。

主人公サトウは衆人の目を気にし引き籠る。
{netabare}彼の妄想は日々悪化し、大学を中退する。
心の統合に失敗したのか?
グレートマザーが完膚なきまでに立ち塞がる。{/netabare}
そうだ人生を断とう。

ネトゲ廃人・マルチ商法・自殺幇助の会、
容赦なく襲ってくる亡霊化したものたち。
消え伏せろ悪党ども。
麻痺させることだ、ぎりぎりまで思考を。
曰く「死に至る病」とは絶望らしい、
絶望とは、自己の喪失だって?
冗談じゃない、本当の孤独を知るべきだ。
そうだ人生を断とう。

このアニメが良質だと感じるのは、
{netabare}引き籠りを贅沢なことだと言及したことだ。
死を選ばぬ限り人生は続いていくのだから、
何かに夢中になり生きていくしかないのだ。{/netabare}

糞ったれめ、今こそ対決の時なんだろう。

投稿 : 2024/02/15
閲覧 : 1372
サンキュー:

71

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

最強兵器岬ちゃん

最強兵器岬ちゃん


牧野さん史上最高候補


新八に次ぐ阪口さんのメガネツッコミキャラ


後のサネトシである


終盤の盛り上がりは神


最近あんまりひきこもり問題聞かないなぁ


NHKにようこそ!

投稿 : 2024/02/11
閲覧 : 629
サンキュー:

20

よっし さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

この時代のアニメはなんか癖になる!

最近なんとなしに見たのですが、
絵や、展開の仕方などついつい見てしまう魅力がありました。
今流行りのなろう系とは違い、とんとん拍子で上手く行く事も少なく、現実感もあり面白かったです。
人生ってこんなもんだよな〜って感じ

投稿 : 2024/01/24
閲覧 : 28
サンキュー:

1

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

創作の持つ記憶の反芻の媒介者としての役割

ブログの鑑賞者に与える喜びの一つに自分の過去の記憶を反芻することの喜びがある。

たとえば感想批評記事について。過去に見たアニメの感想記事を読んだり、プレイしたゲームの感想記事を読んだりするとき、読者は自分の作品を頭の中で復元し体験を反芻する。そしてそれによってその時の自分の気持ちや何かもを復元し反芻する。この過去の反芻が喜びを与える。必ずしも記事に書いてある主張が自分の意見と合致していたり、新しい考察的要素を含んでいる必要はない。体験の反芻によって自ずと、自分の頭が過去の思考の反復や、あるいはより深い考察を行わせるからだ。ブログ記事はそのような思考のための媒介効果を持つ。別の言い方をすればブログは人に過去を反芻させるきっかけを与えるという意義を持つ。
それはその行為をそのまま反復する作業とは違う効果をもたらす。なぜなら、ブログの鑑賞は体験そのものを与えず、鑑賞者に自身の頭で体験を復元することを要求するからである。そして自分の頭で体験を復元することは脳にいろいろの刺激を与え、ただその体験をするのとは違った形でそのことについて思考をさせる。

物語創作も、そのような喜びをもたらすことができる。すなわちその作品自体のドラマチックさ、物語としての巧拙といったことではなく、自分の過去の体験の反芻を媒介し、過去の体験の反芻によって自ずと、鑑賞者に喜びを与えることができる。

創作というのは全て「再現」の形をしていると言うが、再現のもたらす喜びとは、一つにはこうしたことにあるのではないかと思う。
特に歳をとり、過去が増えるほど、そうした楽しみ方をすることが増える。

作品の感想に戻ると、自分はこの作品を自分の大学院時代のモラトリアムのいろいろを反芻させた。リアリティという意味ではところどころ他愛もないところもあるが、体験としてはよかったと思う。

あと、創作だと主人公というのは劣った人間(非常に騙されやすく愚かで過ちを犯す)が主人公になることが多いが、これこそ作中で描かれていた通り「人は自分より劣った人間を見つけると安堵し、自分が存在しても良いと感じる」という効果を狙ったものであるかなと思う。フィクションの人物を見て優越感を抱くようなことは知らぬ間に人間性を破壊しそうなので特に注意した方がいいと思う。

投稿 : 2023/08/27
閲覧 : 88
サンキュー:

3

まめ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

鬱アニメでは無いけど…

なんかどことなく暗ーい感じのアニメ。
主人公が統失っぽいからかな。
ニートで引きこもりな主人公が、
引きこもりを脱するためにいろいろドタバタな
ストーリーを繰り広げていく物語。
少し見続けるのが苦しくなる。

あまり記憶に残るシーンが突出してないので
この点数になりました。

投稿 : 2023/08/22
閲覧 : 83
サンキュー:

2

りょうへい@アロエ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

岬ちゃんはいつになったら来ますか

自分の通っていた大学近くの住宅街が舞台になっている。
佐藤くんが部屋にある無機物と会話しているところは、怖くてしょうがない。
岬ちゃんは天使。

投稿 : 2023/08/02
閲覧 : 84
サンキュー:

2

赤羽カルマ最強 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

個人的評価 クソアニメ

ストーリー 3点 よく出来ているが胸糞展開が多くてあまり楽しめない
作画 12点 まあまあ
声優 10点 言うことなし
設定 5点 たまに出てくる不快なキャラクターが目につく
音楽 6点 内容とあまり合ってなくない?
総得点 36点
名作らしいけどこのアニメはあまり好きじゃなかったですね。

投稿 : 2023/08/01
閲覧 : 133
サンキュー:

3

ネタバレ

ささみジャーキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

NHKとの付き合い方

鬱になるというよりむしろ、主人公がもがき苦しみながらも必死に生きる姿に希望を見出すことができた。主人公にとってNHKは自分の引きこもりをただ正当化するためのものであったが、中原岬やその他登場人物との関わりを通して、最後にはその存在を認めながらも誰もが抱える問題として受け止めて、主人公は前に進むことができた。自分も孤独や不安と向き合い、うまく付き合っていけるようになりたい。

投稿 : 2023/07/16
閲覧 : 320
サンキュー:

5

ネタバレ

りゅーな さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人生のレールから外れた人に見てほしい

10年振りに視聴。
かなり人を選ぶが私的神アニメ。

自分自身ひきこもり経験があるので佐藤くんの心情が痛いほど分かってしまう。

クズと言われがちな主人公だが、自分を大事にし過ぎてるがいえ引きこもりになってしまった訳で、佐藤くんがクズじゃなかったらこの物語は駄作と化していただろう。

どの話にもハッピーエンドでは終わらず、どこかモヤモヤとした終わり方をするのがこのアニメの大好きなところ。
最終的に救われてるようで、実は現実を受け入れることができただけ。という世の中に対する皮肉を効かせている。

鬱アニメとして紹介されることが多いが、話の内容が重いだけでクスッと笑えるギャグや恋愛要素、最後の展開は涙する人も多いくらいよくできた作品と言えるだろう。

人生に疲れた人、一度道を踏み間違えた人に見てほしい。
きっと刺さる人には刺さるはず。

投稿 : 2023/04/30
閲覧 : 188
サンキュー:

7

ネタバレ

waon.n さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

目を開けてみる夢なら今は傷付いても良い

【Review】

 『N・H・Kにようこそ』は『日本引きこもり協会にようこそ』です。
 タイトルだけみて、これ分かったらスゴイんですが、なかなか突っ込んだタイトルをつけたものだと感心してしまいますねw
 この作品は小説から漫画からアニメへとメディアミックス展開されていった作品になっているようです。(Wikipediaさん)
 
 監督は『ケロロ軍曹』『ヤマノススメ』『推しが武道館いってくれたら死ぬ』などを手掛けた山本裕介さんです。
 ジャンルにとらわれず、作品に合った面白さを上手く表現する演出の上手い監督さんのイメージ。シリアスな展開もコメディな掛け合いも上手くこなす職人といった感じですかねー。個人的には、『推し武道(略)』が好きっすね。


 まず、このアニメは当時の社会問題を取り上げた作品で、{netabare}主人公の引きこもりにはじまり、集団自殺、マルチ商法、家庭内暴力など。{/netabare}社会派と言っても良いかもしれません。

 次にいつの作品なのかです。
 アニメが2006年で原作小説が2001年になっています。2004年には大岩ケンヂの作画でマンガにもなっていますね。
 何で年代を並べたのかというと、その時の空気感を知っているとより深く見る事ができると感じたからです。
 2001年に連載されているという事は、2000年の時事ネタを思い出してみると面白いかもしれません。

 2000年には流行語で【17歳】っていうのがノミネートされていました。これは当時、キレる17歳っていう標語が登場し、若者が犯罪を行ったり、準犯罪行為をするチームなどを結成して暴れたりして問題になっていました。
 当時のドラマや映画では『池袋ウエストゲートパーク』『青の炎』『金八先生』などがこれらをテーマにしていた作品だといえます。
 犯罪など外に向ける方向と、引きこもりなど内へ向ける方向とで、問題児とされるカテゴリーが表面化していました。
 特に目立ったのが、家庭内での事件だったように思えます。
 割と若者が殺伐としており、大学生は就職氷河期へ突入しました。所謂、ロスジェネ世代ってやつです。なにこの言葉怖い。

 当時を体験していた方は思い出していただけたでしょうか、あの頃の雰囲気を。私はその世代よりもすこーし下くらいなものでしたので、直撃ではないにしろ余波をくらっている世代ともいえるかもしれません。

 物語は、大学生が突然引きこもりになってしまい、自堕落にしているところへ、ヒロインの岬が宗教の勧誘の釣り餌として祖母に同行し現れたところからスタートします。
 引きこもりを治そうとする岬と主人公。引きこもり脱出のために色々とするがいい方向へ行く事もなく、事件に自分から巻き込まれていく主人公の図をコメディタッチで描いていたのが今作でした。

 キャラクターデザインが非常に良いです。大好きです。
 線は少な目でシンプルなデザインで、デフォルメもそこまで強くないですね。昨今の作品と比べれば、リアル寄りといって差しさわりないと思います。
 岬は可愛いし、先輩は美しい。後輩の山崎は面白い。キャラが魅力的でそれぞれの欠点や持ち味が表現できていると思います。
 彼らの巻き起こす失敗にヒヤヒヤさせられたり、笑わせてくれたり、時には一緒に落ち込んだり。
 色々と巻き起こっても結局何か変えられたのか…。いや、日常は変わらない。でも、それも良いか。そう思える作品です。

 まさに、時代の空気感に呼応する形で作品が作られて行った感じでしょう。しかし、村上龍とは違い、ライトノベルの重すぎない作風という事もあり、見やすいものになっています。
 というのも、恐らくアニメ化されたのが、その5年後ってことなので、やや客観的に当時の現象見ることができていたか、そもそもアニメヲタク達は自分の世界にいて、現実の世界とは若干の距離感を保っていたのか、のどちらかもしくくは両方か…。

 今見ると当時は悲惨だったなと感じると共に、これらの現象は今もまだ解決されないままだったりしますね。
 当時の宿題を思い出す。または、当時の雰囲気を思い出すアイテムとして機能していると思いますし、楽しめる内容にもなっているので是非興味が湧いたらご視聴をしてみるといいかと思います。

【おわりに】

 この作品内でゲーム制作をしているっていうサブプロットがあります。
 『冴えない彼女の育てかた』がこれをメインプロットとしてやっている感じがしますね。プラスαでハーレム主人公の属性を付与。主人公は今作では後輩の山崎ですね。
 今作の岬が冴えカノの加藤だとするとデジャブな感じするのは私だけでしょうか。
 元ネタはこれなのかもしれないなどと思って観ていました。『冴えカノ(略)』も好きな作品なので元ネタではないかもしれないですが、勝手にちょっと嬉しい気持ちで観ていました。

 カルペ・ディエム (その日を摘め)社会では色々な事が起こっているけど、それよりも自分の日常を見よう、そんなに悪くないぜ。と言われているように思えます。
 こういう、語りかけてくる作品って良いですよね。
 
 では、よしなに~。

投稿 : 2023/04/14
閲覧 : 102
サンキュー:

5

ネタバレ

とろろ418 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

すべては陰謀なのだよ

【魅力的に思った点】
・よくありそうで意外とない組み合わせをしている
・メッセージ性がある
・曲がいい(特に『もどかしい世界の上で』がお気に入り)

【残念に思った点】
・物語としては乱雑に感じる
・見てて痛々しいと感じる部分がある
・万人にはお勧めしにくい

【総評】
・80点
  題材自体は重いものですが、適度にコメディ要素を入れていて重すぎず軽すぎずと良い塩梅を保てていると感じました。
  ただ物語は悪い意味で右往左往してますし、回収しきれてないところもチラホラあるので、作品としての完成度は高いとは言えませんかね。
  主人公も引き篭もりでオタク要素や下ネタも多めですし、合わない人はとことん合わないと思います。全体的な雰囲気はシュタゲに近い感じと思っていただければ良いかと。
  {netabare}(というか終盤のあの展開なんかはまんまオカリンとまゆしぃですよね。もしかしてシュタゲはこの作品からインスピレーション受けたのだろうか?){/netabare}
  何をもって優れた作品とするかは難しいと思いますが、私はこういう記録よりも記憶に残る作品を高く評価してあげたいので、点数は高めにつけておきます。

【こんな人におすすめ】
・人生に悩んでいる人
・心に残る作品が見たい人
・嫌なことを運のせいにできない人

投稿 : 2023/04/11
閲覧 : 110
サンキュー:

3

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

引き篭もりをテーマにした作品

この作品は引き篭もりをテーマにしてますが、
正直に言うと観てて痛々しい以上に妙にリアリティが有って安易に笑えない所も有るが、
しかし内容的には中々鋭くて考えさせられる物が有ったけど、
ただ繰り返して観たい作品かって言われるとあまり観返したいとは思いませんが

【評価】

60点・2B級

投稿 : 2023/01/30
閲覧 : 134
サンキュー:

1

ネタバレ

ごる さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

人によって響く、響かないがあるのかな…

今でこそ当たり前になってきた引きこもり。
そこにテーマを当てたアニメですw
あらすじとか見れば分かるけどww

引きこもり含め、ゲーム廃人、マルチ商法、自殺幇助、宗教などなど今日の世で当たり前にある光景なのかもしれないネタばかりです(-∀-`; )
12年前とかのアニメですが、今の世でもピッタリと合致してる感じがします(^ω^;);););)

自分にはちと内容が重かった気がします。。。

最終話で飛び降りた佐藤(自殺未遂)を引きずって、岬が頭を何回も引っ叩くシーンが好きw

引きこもりが社会復帰する道のりは長いということだ╰(°ㅂ°)╯シャカシャカ╰(°ㅂ°)╯

投稿 : 2022/12/12
閲覧 : 191
サンキュー:

3

エイガラン さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

余りにも過小評価されている名作中の名作

この作品にしか出せない味がある、アニメ好きなら絶対見た方がいい。

投稿 : 2022/11/25
閲覧 : 223
サンキュー:

4

QjEYw40534 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

青春

愚かな若者が精神病になり、ソレを克服するドラマ。

くだらない部分はあれど、概して若者とは愚か者だからしょうがない。

思い込みで行動するキャラが、観てるうちに懐かしく愛おしくなる。
人生はやり直しがきく、というポジティブなテーマがイイ。

投稿 : 2022/08/25
閲覧 : 146
サンキュー:

3

ネタバレ

パンツ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

精神科へようこそ

現実から逃避したい、人生の何かに期待をしていて行動できない、自分の甘い所を直したいそんな気持ちが少しでもあるならばこのアニメを見ることをおすすめします。きっとあなたに寄り添ってくれるでしょう。 {netabare} 24話かかったけども、最初の一歩を踏み出せてよかった。素晴らしい。ただ、正社員ではなく、バイトを選んだのがどこかまだ、社会に対しての恐怖を完全には覚悟できてないのが主人公らしくてよかった。{/netabare}

投稿 : 2022/07/16
閲覧 : 399
サンキュー:

6

ネタバレ

たまき さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

独特な作品

GONZO作品は軒並みクセが強い作品が多いのですが、例に漏れずこれもクセが強いです。
あまり話題にはならないのですが、OPのパズルが清涼感のあるかなりいい曲です。

投稿 : 2022/07/13
閲覧 : 211
サンキュー:

3

ネタバレ

Prospero さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 2.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

人間は暇だとろくなこと考えないもの…

原作読んでないけど、ひきこもりを解決する方法はズバリ世話しない事みたい。
未成年のうちは面倒みる必要があるかもしれないけど、成人したら追い出すべきか⁉︎
小林兄も佐藤も食えなくなって外に出た。一人暮らしで引きこもりとか、お金なきゃできないもんね。
まぁ世の中、年金暮らしの親にパラサイトしたり、家庭内暴力とかひきこもりも多様だろうけど…
いい子過ぎる岬ちゃんへの行動原理が不可解で最後まで見たけど、佐藤はクズすぎて彼女との将来はないね。何でも問題が発生すれば、自ら調べて解決法を探る岬ちゃんは大検受かって、一流大学に進みそこで佐藤よりも素晴らしい男に発見される事になるだろう。
この作品みて岬ちゃんにときめいてしまったら、それは山崎曰く制作の思う壺だね。くるくるくーるりん。

投稿 : 2022/06/28
閲覧 : 178
サンキュー:

4

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

それでも僕たちは生きていく

そんな副題かな
なんて勝手に思いました

確か代々木で当時駅にポスターが貼っていたような
気になってたけど薄い話だなぁと勘ぐって今まで観ず
実際観ると良い作品でした。

何十年後かに観ると
集団自殺サイト、アキバ系オタ、ギャルゲー、ネトゲー、
マウス講などなど
こういう世の中だったんだって思う資料的作品でもあり
って最近はそういうの珍しくないか

きちんとギャグもあり、だめだなぁと思わせたり、オチもあり、強引でないところも面白く。

主人公の声がなんか変
妙な低音、それがなんかクセになり
なんかダメ人間なのに説得力をもたせるのが不思議

BGMはしっかりとした味わいのあるギターなのもそうなのかも
出来事はありえねーであってもなんか現実感がでてくるような。

唯一、岬の行動・言動が意味不明だったけど。。最終回観て納得
みんな色々あるんだよ、それでもなんとか生きていこうよ
なのかな

ネトゲの回や最終回はうるっとしました

あと大槻ケンジさんのEDすばらしー!
引きこもり星人もよい
opも曲は渋谷系?ポップでおしゃれでかつ映像も素晴らしかった。

文学の定義はわからないけど
こういうのが文学かなと思いました。

これでも見ようによっては話の構成やポップなところが四畳半と被るけど
なんか別物なのが不思議
どちらもまた観たくなる感じがしました

良作でした
薄そうと思ってごめんなさい
自分はNHK(日本偏見協会)から抜け出さねば😅

投稿 : 2022/04/11
閲覧 : 211
サンキュー:

9

嘉神 悠志郎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

面白い

いい作品だった

投稿 : 2022/04/05
閲覧 : 159
サンキュー:

1

ネタバレ

オカルトマン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

感想

何回も見てしまう好きなアニメの一つ。
もう10回近く見させてもらってます・・・

後半一気に面白くなる。
初めて見たときは岬ちゃん謎キャラで気になってたけど
{netabare}本当のヒキニートには岬ちゃんが現れない現実に絶望(笑)
岬ちゃんの愛情は歪んでるけど、、、
{/netabare}

名言もいっぱいあります。
ヒキニートには心に沁みます。
特に好きな名言
{netabare}5話 閉じこもっていても何か目標をもって引きこもっている間は引きこもりじゃない
13話 僕らには自殺なんてドラマティックな事件に関われる資格はありません。どんなに落ち込んでも、苦しんでも、いつもの馬鹿馬鹿しい日常に帰ってくるだけです。もし帰ってこれなくても、どこかで馬鹿馬鹿しく死ぬだけです。
23話 問い なぜい引きこもっていられるのか 答え衣食住が保証されてるから
なまじっか最低限の生活が許されてるからいつまでも引きこもっていられるんだ
引きこもってられるってのはそれ自体とても贅沢なことだったんだ。
衣食住の保証がない状態で死ぬ覚悟が無かったら働くしかないんだ。{/netabare}

後半のエンディングの「もどかしい世界の上で」が凄くいい。
劇中にこれのピアノバージョンが流れるとき何回かあるんですけど泣きそうになる。
他にも挿入歌のセンスがいい^^

投稿 : 2022/03/26
閲覧 : 940
サンキュー:

12

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

02年では特別な存在だったひきこもりも、今では普通なのかもしれません。

 02年がひきこもりの時代のスタートでしょうか。ローゼンメイデン、オタク精神分析医の斎藤環氏「ひきこもり救出マニュアル」、本作の原作小説が02年です。つまりゼロ年代のスタートと共にひきこもりがクローズアップされました。02年に実施されたいわゆる3割減のゆとり教育の表裏なのでしょう(価値観の多様化やスクールカーストなどももちろん関連するでしょう)。

 ただし、一人暮らしをして、友人とコミュニケーションを取り、憧れの先輩や可愛いおせっかいやきのJKがいるんですから、ひきこもりとは厳密には呼べないかもしれません。
 むしろ、成長と成功、濃密なコミュニケーションから逃げ回っているモラトリアム人間と言った方がいいかもしれません。

 本作は一部原作者の実体験に基づくとのことでした。なので、インナースペースの表現的には確かにかなりの説得力と迫力があります。成功や成長からの逃げ…とにかく思いつきと言い訳で安寧へと向かう。それはひきこもりのリアルに見えるしその通りなのでしょう。

 でも、一つわからないのが、岬と瞳が想像上のキャラだとしたら…こんなに気持ちの悪いことはありません。妄想ですよね。でも、だからこそ、ひきこもりモラトリアムオタクの内面としてリアルなのかもしれません。彼の精神世界においては、この女性2人が必要だったのでしょう。

 原作者の「超人計画」…たしか綾波レイが自分のところに来てくれる話をまるで現実の日記のように書いていました。ひょっとしらその前段なのかもしれません。ただ、今のラノベ、なろう系小説の精神性のベースになる赤裸々な部分な気もします。
 気持ち悪さや居心地の悪さも本作には確かにあります。が、妙に共感できる部分があるのも事実です。それは「面倒くさいから俺の事をほっといてくれ」なのか「脳内彼女」なのか。

 2002年においては「ひきこもり」は精神病だし、特別な症状でした。でも今や「ひきこもり」という言葉がギャグか日常になり、特別ではなくなってしまいました。統計では中学校の4%が不登校だそうですが、統計ですからね。たしか30日以上1日も来ないという定義だと思います。話に聞くと10%から20%は不登校らしいですね。

 本作を見ると、ひきこもりが特別だった時代…まだ、文学になる余地もあったし、救済と成長が肯定されていました。そして脳内彼女に救われていました。20年後の今の妄想は異世界転生ですからね。救いがありません。

 ひょっとしたら主人公の精神性については誰も異常だと思わないかもしれません。メイドラゴンの滝谷とキャラが重なる部分もありますし。今のオタク像だと特別じゃない感じもあります。

 総評です。作品自体は以上のようにモラトリアム青年のインナースペースの話と、その周辺のちょっと症状が出ているキャラたちの若干サイコよりの話です。文学性も感じますし、リアリティが醸し出す「痛さ」に感情を動かされます。が、文学に昇華できていないかなあ…生々しすぎて下ごしらえされていない素材感…半生な気がします。

 ちなみにアニメの方がコミック版よりも格段にマイルドですね。コミック版は精神状態が健全な時に読んだ方がいいと思います。下手をすると引きずられます。先輩の件については、正直アニメ版の方が話の展開も結末もきついかなあ。

投稿 : 2022/03/24
閲覧 : 235
サンキュー:

12

あと さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ニートの日常なのに展開が怒涛。面白い名作…。

24話あったので一気見できるかなあと心配していましたがめちゃくちゃ面白い痺れる展開に惹き込まれ次の話が気になりどんどん見てしまいました、いやあ感動しました。NHKにようこそ!の伏線回収も見事。今とは時代や文化が違うこの時代だからこそ生み出された作品だと思います、いやー傑作でした。主人公のクズさもさることながらどぎつい地獄みたいな展開に巻き込まれたり自分との葛藤やあまりにも酷すぎる被害妄想の数々に全く役に立たない要領を得ない性格。いや、そこがとっても良かったです。24話全編通して見ると、序盤は少し退屈だったかもしれないけど12話くらいから一気に面白くなりました。作画もこの感じがまた良いんですよね…。これは人に勧めたいレベルの名作。

投稿 : 2022/03/22
閲覧 : 168
サンキュー:

5

ネタバレ

抹茶ラーメン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 1.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

引きこもりには刺さるのか?

ストーリーはかなり面白かったです。ヒューマンドラマというジャンルは中々無いので新鮮でした。まあこの作品にみたいにすぐ仕事に就けたり、岬ちゃんや山崎みたいな人間が現実にいるとは到底思えないけど。

他の要素もまあ及第点だと思いますが、作画だけははっきりいってゴミです。そこそこ昔のアニメなので仕方ないとはいっても19話の作画の崩壊っぷりは流石にエグい。22話の終盤辺りでの駅内での会話のシーンも酷かった。人がたくさんいて賑わってるような感じの中、話してる2人の背景が静止画とは…。

作画を気にしない人にはオススメできる作品。

投稿 : 2022/03/06
閲覧 : 167
サンキュー:

4

ネタバレ

九会 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

一家に一台「N・H・K」

主人公である佐藤くんは引きこもりで精神的に病んでいる部分があり、何か嫌な事が起こると、この作品のタイトルにもある日本引きこもり協会、通称「N・H・K」の陰謀であると信じてやまず、しばし疑心暗鬼になります。
彼は作中で何でもかんでも某妖怪時計の如く「N・H・K」のせいにしてしまっていましたが、そんな佐藤くんの処世術(世を渡れているとは言っていない)こそ拠り所になる人もこの世の中には沢山いると思います。
失敗してしまった時にそれは自分が悪いと受け止め、省みる事は重要ではありますが、それを抱え過ぎてしまうと潰れてしまいます。特に責任感が重い人は特にそう感じてしまう事があるでしょう。
しかし「N・H・K」という謎の組織のせい、自分のせいでは無いように思えば少しは軽くなると思います。そういった意味では「N・H・K」は心の安定剤で誰しもが持っておきたいものであると思います。
取り扱っているテーマこそ重く、 描写も陰鬱な部分があり、社会派作品のように感じられますが、コメディタッチで悲劇もどこか喜劇のように描かれており、引きも良いので見やすかったです。原作は二十年前ぐらいの作品ですが、作品のメッセージ性や社会問題は今の時代にも刺さる部分があったと思います。
作画に関しては後半そこまで気にしないタイプの自分でもわかるくらい顔変わった?と感じた部分がありましたが、それ程動きが重要な作品でもないのでそこまで気になりませんでした。
一方でヒロインの岬ちゃんは全編通して古い作品ながら可愛らしく描かれていたと思います。ストーリー部分でも彼女がなぜ引きこもりの佐藤君の前に現れたのかなどもきちんと説明されていて良かったと思います。
余談ですが、並行していて見ていた銀魂のメインキャラである志村新八と佐藤くんの隣人である山崎が眼鏡、オタク、年下キャラ、声優さんと要素がそっくりだったので少し銀魂を見ているような気分になりました。全然違う作品ですけどね!

投稿 : 2022/02/14
閲覧 : 171
サンキュー:

7

御宅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

名作にようこそ!

いや〜久々に最高の作品に出会ってしまった。
N・H・Kとは「日本引きこもり協会」の略称です。その名の通り、主人公は引きこもりです。
何が良いかと言うと、他のアニメの自称引きこもり主人公とは違く、話数を重ねる度にダメ人間になっていく所が最高なんですよ。また、最終話を終えてもほんの少ししか成長していない所もこの作品の魅力の一つとも言えます。

このような言い方は好みませんが、陰キャであれば陰キャであるほど面白い作品だと思います。

そしてメインヒロインの岬ちゃんが鬼クソ可愛いんですよ。自分が死ぬ前に会いたい女性の理想像という感じです。黒髪でごく普通の18歳の女の子なのに、ここまで惹きつけられる所は見て頂ければわかります。

また、音楽を担当されているパール兄弟さんの劇伴が平成初頭のサウンドを感じさせられるもので本当に最高です。あのオタク文化がまだサブカルチャーとして認識されている感じがたまりません。

投稿 : 2022/02/12
閲覧 : 393
サンキュー:

6

ネタバレ

noRespect さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

自殺、浮気、引きこもり、エロゲ ...一風変わったラブコメ

作品自体は主人公と岬ちゃんの二人のラブコメを描いた作品だが、そこに自殺だったり、「浮気しようか」というセリフだったりがあって、新鮮でとても面白かった。
キャラクターに関しては山崎がとても良い人物だと思った。好きなことをとことんやり、それに対する知識や技術もしっかり持っているからだ。友達にいたらとても楽しそうだと感じた。主人公は何かあるたびに無闇に叫んでいるのが気持ち悪かったが、ヒロインは可愛くて良かったと思う。
音楽や演出もとても良く、文句なしである。

投稿 : 2021/08/14
閲覧 : 228
サンキュー:

5

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

陰謀に陥ったかのように辛いことばかり…だけど、捨てたもんじゃないはず。そんな世界に、ようこそ!

NHKは「日本引きこもり協会」のことで、
テレビ放送とは無関係です。

アニメ版ではその違いを表現するための配慮として
「N・H・K」と表記しているのですね。

原作の小説は全1巻、
小説を基にした漫画は全8巻、

アニメは小説版と漫画版のエピソードを
織り交ぜたものとなっているようです。
(私はどちらも未読です。)

全24話です。


● ストーリー
佐藤達広(さとう たつひろ)、22歳。
引きこもりとなって大学を中退し、引きこもり歴は4年。

ある日、宗教の勧誘で家を訪れた中年の婦人。
その婦人に付き添っていた美少女のことが気になった。

彼女の名は、中原岬(なかはら みさき)。
岬は佐藤をプロジェクトへ誘う。

そのプロジェクトとは、
引きこもりから脱出させるというものだった。

佐藤は自分は引きこもりではないと見栄を張って嘘をつく。

その嘘を現実にするべく、後輩の山崎薫(やまざき かおる)と共にギャルゲー作りを始める。


引きこもり&ニート。
生活は家族からの仕送りで。

そんな青年が主人公の作品です。

初めは引きこもりが美少女の前で見栄を張って嘘をついて、
見苦しいなと思ってあまり好きになれませんでした。

だけど、こんなダメ人間だから出会う人生の恐怖は、
この作品だから見れた景色であったように思います。

自殺、ネットゲーム廃人、マルチ商法、引きこもり。

佐藤はどれも足を踏み入れるけど、
深く入り過ぎる前の、引き返せる位置にいます。

深く入りすぎた人たちと出会うことで、
その恐ろしさを感じることができる。

これは、そういう作品なのだと、
中盤あたりから思うようになりました。

佐藤は、安定した人生からは外れてしまってるけど、
人としての道までは踏み外してない。…と思う。笑

佐藤の目線を通して「ここに踏み込み、引き返せなくなるとこうなるよ」と恐ろしさを警告しているように感じました。

人生の負を描いて正を示す。
そんな作品なのかな。


《 生きづらさ 》

佐藤に関わる人はみな、
生きづらさを感じている。

引きこもりである佐藤が人生に苦しんでいるのはもちろんだけれど、

オタクの後輩・山崎は専門学校のクラスメイトとうまくいっていないし、
美人で優秀な高校の先輩は、職場では疎まれ…。

生きづらい人間って、
どうしてこんなに生きることがしんどいんだろうな。

考えすぎなのか、合わないのか。

人によって程度の差はあれど、
誰でも何かしらの生きづらさは感じているものだと思います。

私も感じているし、私の周りにも感じている人がいる。
苦しんでいる人がいる。

時代は移り変わっても、
人の悩みや有り様は変わらないものなのかもしれない。

だからこの作品も、アニメは2006年の作品のため描写は古いけれど、内容はいつの時代にも通じるでしょう。

生きづらさや悩みを抱えていて、この作品に救われる。
そんな人もいるかもしれませんね。


《 陰謀説 》

佐藤は、自分が引きこもりであることなど、うまくいかないことは「NHK(日本引きこもり協会)の陰謀だ!」としています。

責任転嫁してないで、現実とちゃんと向き合わないと変わらないよ…と初めの頃は思っていましたが、

時にはこんなふうに、
存在しない何かのせいにすることもいいのかもしれない。

何か他のもののせいにすれば、
肩の荷が降りて楽に生きれるかもしれない。笑

真面目に悩みすぎたらいけないし。

「NHK」は略称のため、「日本引きこもり協会」やら「日本変人協会」やらいろんなとらえ方で広げられるのですが、それをうまく活用した最終話のオチはうまいなと思いました。

タイトル回収、お見事でした^^


● 音楽
【 OP「パズル」/ ROUND TABLE feat. Nino 】

曲はさわやかで好きでした♪


【 前半ED「踊る赤ちゃん人間」/ 大槻ケンヂと橘高文彦 】
【 後半ED「もどかしい世界の上で」/ 牧野由依(作中では、岬役) 】

前半EDが私には合わなくて…苦手でした。

普段はOPとEDを絶対に飛ばさないのですが、
この曲は飛ばそうか悩んだぐらい。笑

なので、後半EDに救われました。
前半EDとはびっくりするぐらい真逆の曲。笑

私はこちらのほうが断然好きでした。

まるで岬が歌っているかのよう…。


● まとめ
初めはあまり好きじゃないかも…と思っていましたが、
全体的な内容は悪くなかったです。

生きるのって大変だよね。
みんな、大変なんだよ。

うまくいかなくて、だめで、
何度もどん底を見そうになっている佐藤を見て、

自分を重ねるのか、自分も頑張ろうと思うのか、
何かしら感じるものがあれば、勇気がもらえると思います。

普通に生きることが、
それだけで幸せなはず。

その普通を感じ取ることが、
意外と難しいんだけど。

普通を感じられるように、そこにある幸せに気付けるように、
生きていきたいなと思いました。

少し古いので好みは分かれるかもしれませんが、
名作と呼ばれるのも納得の作品でした^^

投稿 : 2021/08/13
閲覧 : 278
サンキュー:

19

ガムンダ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面倒くさい人々が懐かしい

26歳(確か)の大学中退引きこもり氏に巻き起こる面倒くさい人々の面倒くさい出来事。
割と正統派の青春もの。


鬱々とした日々に悶々としつつやがて鬱々とした日常を受け入れる強さを手に入れる成長、を描いたまぁ割とちゃんとしたアニメです。

例えば「四畳半」などにも通じる物がありますが、イマイチ完成度が低い。
色々惜しいです。
まず無駄に長い。
の割に展開が予想の範囲を出ないので少し退屈でした。

予想通りの最後を楽しみに最後まで観ました。
予想通り楽しみました。

しかし主人公含め登場人物の皆さんは特に人格も問題ないし、コミュニケーションもできるし、ルックスも悪くないし、そんな人生ハードモードとは思えんのですが。
まぁガチなキャラで共演されたらそれこそ痛々しくて観るに堪えないアニメになりますけどね。

投稿 : 2021/07/09
閲覧 : 242
サンキュー:

4

ネタバレ

lll1 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ヤンデレという言葉を嫌う

 観なおしなくなったので、再観賞。続編の小説が出るらしい。後半のみ本編描写のネタバレを含みますが、人によっては前半も十分にネタバレに相当する恐れがあります。ネタバレを本当に避けたい方は、注意して下さい。
 
 ところどころ気になる描写はありつつも、やはり良い作品だった。前半は、"引きこもり"を題材にコメデイを取り入れ、エンターテインメントに仕上げているが、後半から色濃くなる多様な問題。

 実に先見的な作品だった。本作で扱われた問題は、引きこもり、マルチ商法、メンタルヘルス、オンラインゲーム、依存、若者を縛る環境など様々あるが、これらのほとんどが、こと現代において一つも解決していないどころか、ほぼ全てが悪化、もしくは進行している。

 引きこもりとその高齢化、及びそれに伴う餓死や孤独死。
 SNSによって、上にあげた問題のほとんどが加速している。本作は、この現代社会において大きな問題となっていることを取り上げているが、それがメインではないので、問題提起に留まっているようにも思えてしまう。しかし、現代人には十分に伝わる筈だ。それに、回答もないのだから。

 アムウェイは、SNSを利用しての勧誘等を禁止しているが、実際のところ利用しているに決まっているだろう。オンラインゲームに至ってはご覧の通りだ。スマホゲーやら配信者やら、投げ銭やら依存症など様々だ。悪いという訳ではないが、視野が狭くなっている人間がもしかしたら増えたかもしれない。
 
 もっとも大きなものはメンタルヘルスだと思う。激しい消費と選択が繰り返される昨今、ほとんどの人間が疲弊している。SNSなどによって次々と流行が変わり、情報はどんどん操作されている。取り上げるべき問題が矮小化し、どうでもよい芸能人の不倫などが巷を騒がす。コロナ渦における、ヨーロッパへ渡った難民のニュースを見た事があるだろうか。NHKのBSでは海外のニュースが放送されているので、是非見てみるといい。もちろん、それだけで知った気になってはいけないが、自分の世界に無いものが当然のように報道されている。これらは日本のメディアは取り上げない。

 木村花さんのニュースはとても辛かった。リアリティ番組に出演した人の自殺者は実はかなり多い。しかし、人気があるので、それでもなお消費は続く。へどがでる。人はいつだってどれだけでも残酷になれる。戦争、差別が過去のものだと思っている人がどれだけいることだろう。"そんな時代があった"のではない。"そんな人がいる"のだ。そして、現代でもそれは変わらない。"場所"が変わったに過ぎないかもしれない。

 話を本編に。ネタバレを含みます。
{netabare}
 本作で扱われたものと、消費だが、中原岬についてである。私はあまり詳しくないが、メンヘラだのヤンデレだのとメンタルヘルスの不調が消費に向かっていると思う。私には、彼女がSOSを出しているようにしか思えないが、"見たい部分のみを見る人"にとっては、それも消費に変わってしまう。
 実は本作の前半はあまり好きではない。後半の描写を加味すれば、前半も問題提起、または皮肉ともとれるが、コメディ色を含むエンタメにもっていったしまったがために、人によってはそれが問題意識されないのではと思えるからだ。
 

 「引きこもりってやつ。笑えるだろ」
 「笑えないわよ。何が原因で起きるか分からないんだから」
 主人公の佐藤が自身を保つために、問題を矮小化しようと試みるが、委員長は引きこもりを笑えるようなものだとは捉えておらず、佐藤は気持ちを楽にすることは出来ない。問題を問題として意識することが大変重要であるが、当の本人はその問題を問題として意識しないことで楽になりたいと願う。ゆえに、問題が隠れてしまう。難しい、とても難しい。何が正解かなど分からない。問題を取り上げ、重要視することが多くの人間にとって必要である。しかし、それによって誰かをさらに追い詰めてしまうかもしれない。

 本作を観賞し、私がとても感じたことは、下記の通りである。
 「本作の人物全てがSOSを出している。もしかしたらほとんどの人間が実はそうかもしれない。しかし、それがSOSとして捉えられず、消費に向かい問題が矮小化する。それによって、過酷な状況や死にまで陥ってしまう人が発生する。しかし、これらの現代社会の問題にどう対処すればよいのか、分からないことが多すぎる」
 全ての人に優しくありたい。誰かが少しでも気を楽に出来るなら。
{/netabare}

投稿 : 2021/05/30
閲覧 : 238
サンキュー:

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NHKにようこそ!/N・H・Kにようこそ!のストーリー・あらすじ

大学を中退して4年目の佐藤達広は、ひきこもりとなっていた。佐藤は、自分が大学を辞め、無職でひきこもりであることなど全てが、謎の巨大組織の陰謀であると妄想する。その組織の名はNHK(日本ひきこもり協会)。そんな折、中原岬と名乗る謎の美少女が佐藤の前に現れる。佐藤をひきこもりから脱却させるべく、岬は「プロジェクト」の遂行を宣言。その「プロジェクト」の目的が不明のまま、岬による佐藤のカウンセリングが始まる。(TVアニメ動画『NHKにようこそ!/N・H・Kにようこそ!』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2006年夏アニメ
制作会社
GONZO
公式サイト
www.kadokawa.co.jp/hikky/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/NHK%E3%81%AB%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%93%E3%81%9D!
主題歌
≪OP≫ROUND TABLE feat. Nino『パズル』≪ED≫大槻ケンヂと橘高文彦『踊る赤ちゃん人間』、牧野由依『もどかしい世界の上で』

声優・キャラクター

小泉豊、牧野由依、阪口大助、小林沙苗、早水リサ

スタッフ

原作:滝本竜彦×大岩ケンヂ(『月刊少年エース』連載、角川コミックス・エース刊)、 監督:山本裕介、監督補佐:園田雅裕、シリーズ構成・脚本:西園悟、キャラクターデザイン:右湊具央/吉田隆彦、総作画監督:吉田隆彦/下谷智之、音楽:パール兄弟、音楽プロデューサー:福田正夫、音楽制作:ビクターエンタテインメント、音響監督:塩屋翼、音響制作:オムニバスプロモーション、編集:三嶋章紀、美術:スタジオ・イースター、撮影監督:北村直樹、色彩設計:内林裕美

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