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「超時空要塞マクロス(TVアニメ動画)」

総合得点
71.9
感想・評価
339
棚に入れた
1751
ランキング
1213
★★★★☆ 3.7 (339)
物語
3.9
作画
3.3
声優
3.6
音楽
4.0
キャラ
3.9

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超時空要塞マクロスの感想・評価はどうでしたか?

まあ君 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ロボット&歌の原点

うん十年ぶりに見直してみました.
今改めて観ると,ストーリーも作画も決して褒められたものではないのですが,若いスタッフ達が,ガンダムに対抗しようと必死でもがいている状況がにじみ出ているような感じもします.
そして,そんなひたむきな努力とエネルギーが,マクロスをここまで続く大人気シリーズにしたんでしょうね.
ただ,後の劇場版のイメージが強く,そちらで記憶を上書きされてしまっていたのかもしれないのですが,「ミンメイアタック」とまで言われたミンメイの歌の存在は,この時点ではそこまでクローズアップされていなかったのだなと,気づかされました.
それだけ,「愛・おぼえていますか」という楽曲のインパクトが絶大だったといことなのかもしれません.

投稿 : 2024/01/20
閲覧 : 35
サンキュー:

1

ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

素晴らしい作品なので「リメイク希望」

<2023/11/3 追記>
 こないだまで「推しの子」が人気だったり、最近では好きなアニメキャラ、いわゆる「推しキャラ」がいることは当たり前という風潮。

私はアニメ好きでそこそこの数見てますけど、なぜか「推しキャラ」がほとんどいません。

そんな私の数少ない、というか「推し」と言うレベルではほぼ唯一無二なのが本作品のヒロインです。

視聴時点でそのキャラは自分より年上で、作中、のっけから主人公に「おばさん」とdisられ、ヒス起こして主人公と喧嘩。仕事に厳しいちょっとめんどくさい性格。
でもいわゆるツンデレで。
誠実で
健気で
可愛いお姉さん。

そんな早瀬美沙は自分の中で唯一無二の「推し」でした。

今思い出しても可愛いですもん。
特に「愛は流れる」の後の復興回での早瀬さんの健気さは特筆ものです。

ちなみに映画版マクロス「愛おぼえていますか」は早瀬美沙ファンへのご褒美映画だと思ってます笑

<2018/8/24初投稿>
本放送時に観ました。

空前のアニメブームを巻き起こしたファーストガンダムの影響を色濃く受けた作品の一つ。

そして後にちょっとブームとなったマクロスFを始めとするマクロスシリーズの元祖となります。

1999年。
太平洋上に浮かぶ南アタリア島に、宇宙から全長がkmオーダーと途方もない大きさの謎の物体が落下。

それはオーバーテクノロジーが詰め込まれたまるで超巨大な宇宙船のようなブツで、これを地球人は10年かけてホントに空飛ぶ超巨大宇宙戦艦に改修します。
(無茶スルナー)

そして2009年。
「マクロス」と命名された宇宙戦艦の発艦式からお話は始まります。

主人公は一条輝さん(16歳)
民間のプロペラ機・・・なのかな?とにかくパイロット。
ヒロインのことを呼ぶ時はいつも「おたくは〜」。
たぶん女の子と話すことに慣れてないから。
これが"アニメ・オタク"という言葉の発祥という噂も。
飛行機の操縦が上手なこと以外は平凡を絵に描いたような人。
ザ・凡人。

ヒロインはリン・ミンメイさん(15歳)
マクロスの発艦式を見に南アタリア島にたまたま来ていた中華系美少女。
ちなみにご両親は横浜中華街で中華料理店を経営。
夢はアイドルになること。
可愛い、歌が上手いこと以外は箸が転がっても笑い転げる極々普通の女の子でしたが・・・

そして隠れヒロインは{netabare} 早瀬未沙。エリート軍人でマクロスの管制室の真面目堅物な19歳の中尉さん。{/netabare}
サッカーで言えばシャドーストライカーみたいなもんですね。
大事なところではバイエルンのミュラーのように良い仕事します。いろんな意味で。
なお、{netabare}物語序盤は煇におばさん呼ばわりされるのも仕方ないくらいもさい感じなのが、回が進んで行くとどんどん美形になりヒロイン化が進むという。
観てる時は「路線変更したのかなー」ぐらいに思ってましたが、実は元々の既定路線だったそうで。{/netabare}

お話は
「中に都市を持つ巨大戦艦」
+「カッコ良い可変戦闘機バリキリー」
+「スペースオペラではない宇宙SF」
+「アイドルが歌って特殊効果」
+「三角関係を軸とした恋愛模様」

つまり、後のマクロスシリーズの骨格は全て揃っており、更に世界観はこの作品を起点として繋がっているのだそうです。

でもなぜか他の、特にF以降のマクロスとはかなり異なる印象なんですよね。
ついでに言えば自分はマクロスシリーズの中でこれが一番好き。

特長としては
・SF要素が非常に強く、更にインパクトが強い
・「宇宙船の中の都市」というモチーフの元祖。
・三角関係に嫌味なくはっきり片がつく。
・ロボたちのデザインも動きもカッコ良い
・3話に1話は当時としては絵が相当美麗!

SFモノ、ロボモノ、恋愛モノ
いずれの観点でも楽しめるという特異な作品だと思います。

シナリオは自然な展開なのに面白い。
後のマクロスシリーズは無茶な展開が多いイメージありますけど本作はナチュラルですね。
なのに飽きさせない。

ただし一つ大問題が・・・
3話に1話は絵が美麗なんですが、残りの2話は作画崩壊。
「作画崩壊」という単語使いたくないんですけど、それしか言いようがない 笑。
笑えるくらいに酷い。

ただ、どうもこれには理由があるそうで。
設定盛り込み過ぎただの、
美樹本晴彦さんのキャラデザインの線が多いだの、
主要スタッフが若すぎて慣れてなかっただの、
仕方なく当時としては殆ど例のない海外へ作画外注したら失敗しただの

でもこれって全て作品の魅力の裏返しなんですよね。
面白いもの作ろうとして無茶と冒険をし過ぎたためとも言える。

ということはわかってるんですけど・・・でもやっぱリメイクしてくんないかな。

と言いたくなるぐらい、ある種の名作だと思います。

本作は後に映画化され、大ヒットしました。
テーマ曲「愛、おぼえていますか」も当時としては異例の大ヒットで、歌手の飯島真理さんはゴールデンの歌番組にも普通に出演するほど。
しかし、この作品のヒットを契機にアニメファンはさらにマニアックにアングラ化したような気もするのです。
"アニメファン"の立ち位置を"アニメオタク"に変え、アニメ好きを公言できないような空気感を作ったきっかけの一つはこの作品なのかも。
そういう意味で社会に大きな影響を与えた作品、と勝手に思ってます。


私は本作の少し後くらいからアニメを視聴しなくなった記憶があります。
別にアニメが嫌いになったわけではなく、思春期を迎え自然に離れていった感じ。
なので個人的にも印象深い作品です。

最後に。
私は声を大にして言いたい!

劇伴の「ドッグ・ファイター」はカッコいいですよー。
必聴ですよー。

投稿 : 2023/11/03
閲覧 : 739
サンキュー:

46

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

デカルチャー。

【概要】

アニメーション制作:タツノコプロ、アニメフレンド
1982年10月3日 - 1983年6月26日に放映された全36話のTVアニメ。

監督は、石黒昇。

【あらすじ】

西暦1999年7月、宇宙より飛来した謎の恒星間巨大宇宙船が大気圏に突入し、
高熱と衝撃波で地上に多大な被害を与えながら地球をほぼ一周して、
太平洋の南アタリア島に落下し、更には大地震や津波などの世界的な災害を引き起こした。

宇宙船は戦闘兵器であり、人類を遥かに超えた巨大な異星人と星々の宇宙戦争の事実。
地球の人類は、近い将来に恐ろしい異星人とファーストコンタクトをすることが予想され、
地球上の国家間でいつまでも争ってる場合ではないと、
世界中の国家を解体して組織を再編した地球統合政府が樹立。

統合政府は地球統合軍を設立。宇宙船を調査・研究することで地球の科学力は飛躍的に向上。

その一方で、急激な地球統一への反発や、宇宙人の科学技術の優先権などの問題から、
統合政府のやり方に不満を持つ旧ロシアを中心とした旧東側の勢力がいて、
反統合思想の紛争や内乱が世界各地で勃発。

2000年に始まった統合戦争は、多くの戦死者を出して2007年に一応の決着。

西暦2009年2月、人類は10年前に宇宙より落下し大破した全長1,200m超の異星の宇宙船である、
識別名AAS-1の修理・復元を完成させて、統合宇宙軍所属艦SDF-1巨大戦艦マクロスとして蘇らせた。

しかし、マクロスの進宙式当日、宇宙船の元の所有者の異星人「監察軍」が仕掛けておいた、
ブービートラップの自動防衛システムが働き、止める手立てのないまま、
マクロスの主砲ビームは、月軌道上に出現した宇宙人ゼントラーディ軍の宇宙戦艦を撃破し、
人類とゼントラーディ軍の交戦状態に入ってしまった。

一方、進宙式にロイ・フォッカー少佐からの招待を受けたエアレーサー(飛行機乗り)の一条輝は、
マクロスの航空管制主任オペレーターの早瀬未沙中尉の指令に促されて、
可変戦闘機バルキリーで飛び立った。生まれて初めての戦闘に戸惑う輝はリン・ミンメイと出会う。
継続する戦闘から逃れるためにフォッカー少佐の助力によってマクロスに乗り込む輝とミンメイ。
そしてマクロスはゼントラーディ軍の包囲網から脱するために宇宙に飛び立ち、
月の裏側へのフォールド航行(ワープ)を試みる。
しかし、ワープに失敗して冥王星軌道の宇宙空間に送り込まれてしまった。

フォールドに巻き込まれた南アタリア島住民5万8千人(シェルターに避難していた)と、
宇宙空間に浮かぶアタリア島の街の残骸の一切合切を収容してマクロス艦内に街を再建し、
マクロスは地球への帰還の宇宙航海をすることになる。
フォールドシステムの消滅でフォールドは不可能で、地球へは通常エンジンで向かうしか無かった。
帰還途中でマクロスとゼントラーディ軍の戦闘があり、
輝はこのまま何もしないよりは、飛行機操縦しか能のない自分が出来ること、
そして、ミンメイを守るために軍隊に入ってバルキリーのパイロットになることを決意するのだった。

【感想】

ロボットアニメですがSF要素が特に強くて、ミンメイの歌によるアイドル要素と、
トレンディドラマみたいな三角関係で、小学生よりは思春期の青少年が共感をしやすい作品。
当時は20代の若いスタッフが多くて、ファン層との心理的な差異が少なかったのが要因。

大昔に観たはずなのですが、クライマックスの27話までの記憶がほとんど消えてまして、
戦後の28話から最終回の36話までを、もともと観ていませんでしたので視聴。

バルキリーやデストロイドなどのメカニックのデザインは、
サンドイエローのカラーリングの標準量産機VF-1Aですら、令和の今でも相当にかっこよくて、
戦車に手足が生えたようなモンスターは、これって欠陥兵器?
なのと重量感たっぷりの無骨さには特にロマンを感じます。
河森正治氏と宮武一貴氏はメカニックデザイナーとしては本当に神ですわ。
忘れていましたがマクロスのトランスフォーメーションの成り立ちが相当に酷くて、
改良前の変形時に破壊されていく街並みに住民は恐怖ですよね。

平野俊弘氏と板野一郎氏によるオープニングのアニメーションが出来が良くて、
バトロイドに変形しながら前転をして銃を撃つ一連の動作なんか感動モノ。

昭和から美少女イラストレーターとして名高いアニメーターで、1983年からは漫画家でもある、
美樹本晴彦氏の女性キャラの柔らかいキャラクターデザインは同時代でも傑出したものであり、
ミンメイの存在は彼女の行動にアンチを生みながらも当時のアニメファンを熱狂させたもの。

と、べた褒めなのですが、常に人手不足でスタッフが逃亡するなど制作現場は地獄だったようでして、
本編の作画のクオリティには統一性がなくて映像が話によって玉石混交。
今、お目にかかれるBD版は作画修正済であり、
BD-BOXに収録されてる放送版第11話なんか究極の放送事故みたいな作画崩壊アニメで、
何十回もダビングで孫コピーしたビデオテープみたいに画質がボロボロ。
マックスがミリアと結婚する第25話 「バージン・ロード」なんか原画・動画スタープロで可哀想。
この話ぐらいは一軍スタッフで作り直して欲しかったなと今更ながら思います。

第27話 「愛は流れる」なんか、昭和のテレビアニメでこんな凄いの出来てたの?
とスタッフの本気・全力を出せれば本当に素晴らしいものが出来ていることもあり、
コアスタッフのアニメーターは間違いなく一流揃いですが、
人的リソースを適切に配分出来なければ、安定したクオリティを提供出来ない。
当時のタツノコプロはタイムボカンシリーズなど何作品も同時に作っていて、
マクロス班は冷遇されてたとかいう話もネットでは目にしますけどね。
単純に本気回のためにその他の回を敢えて海外に投げて質を下げてたのかもしれませんが。

作画が良いロボットアニメOVAを当時のアニメファンが重宝してたのも、
TVアニメでは作画の捨て回を多く作らざるを得なかった、
このマクロスの現実を見てると一理あると考えさせられることがあります。

令和の今のほうが修正や素材管理が容易で制作環境は昭和より恵まれているはずですが、
アニメ本数が多すぎて人材の上下の実力格差の大きさ、腕のいいフリーのアニメーターは、
有望で金払いの良い会社に集まる。結果としてクオリティの酷いアニメ会社が出来る。

いつの時代でもアニメづくりの仕事は何かしらの問題を抱えているわけですね。
きちんとマネージメントや人材教育・社員登用が出来ている会社を、
作品自体も人気あって評価されてるのにも関わらずに「作画だけ」と言うのも、
その発信者が仮に業界人であるならば、持たざる者の僻みなのかなと思ってたりします。

マクロスの作画班が真価を最大に発揮するのは、
1984年の劇場版「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」まで待たれるわけですが、
スタッフの本来の実力を十全に発揮するのには時間と予算が大事ということですね。

ミンメイの歌が戦いしか知らないゼントラーディ軍の一部の艦隊の心に愛や文化を芽生えさせて、
終戦に向かわせるという物語ですが、一見蛇足に思われる28話から最終回までの戦後の展開が、
マクロスというアニメを理想主義を全肯定したお花畑にならずに終わらせたのが興味深いですね。

ミンメイの歌で心が動いたのが一時の気の迷いで間違いだったと後になって否定されたり、
一度は手を取り合って仲間になっても、種族や考え方の違いで対立していく。
暴力は虚しいとしながらも避けられない戦いがある。
リン・カイフンみたいな口先だけの反戦主義者は現実に向き合っていなくて、
すぐにイライラして攻撃的であるという矛盾を、現実の活動家の気質をカリカチュアしていまして、
現実問題と相対して解決に真剣に働いてる者の足を引っ張り混乱させるだけで何の役にも立たない。

単純な善悪でキャラクターが塗り分けられているわけではなくて、
ゼントラーディだけでなく人間同士でも価値観の違いを乗り越えていくことの難しさ。
理想はあっても、結局は武器で解決していく虚しさ・やるせなさを軍人視点で描いていくところ。
昭和に描かれた戦争アニメとしてはよく練られていると思います。

朴念仁の鈍感男の一条輝と、
気分屋で自分の本当の気持ちに気づくのが遅すぎたミンメイ、
自分の気持ちに素直になるのがミンメイより早かった早瀬未沙の、
携帯電話が普及前の時代にあったトレンディドラマみたいな終盤の三角関係展開が長いなと、
見てて冗長に思うところはありますが、それを差し引いても、

そのストーリーからは、名作の名に恥じないものを観られた満足感が得られたことが、
この作品で思ったことでした。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2022/10/09
閲覧 : 194
サンキュー:

22

ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

愛と文化の強さを信じて。愛と笑顔のための世界でありたい…。

マクロスシリーズの1作目です。

そのため、「初代マクロス」とも呼ばれている作品。

以前「マクロスF」を観て、
それを楽しめたので初代から見てみようと思ったのがきっかけです。

1982年放送の作品で、
私がこれまで見た古い作品の記録更新です!笑

作画とか内容とか、古い作品だけど大丈夫かなと心配していたけれど、
そこは問題なく楽しめました。

全36話です。


● ストーリー
10年前の1999年、
宇宙から落ちてきた宇宙船。

人類はそれによって異星人の存在を知り、
いつか来る宇宙戦争に備え、宇宙船を修復し“マクロス”と命名した。

2009年。
マクロス進宙式の日。

宇宙戦艦“ゼントラーディ軍”が地球付近に出現。

マクロスの自己防衛プログラムが作動し、
ゼントラーディ軍の戦艦を攻撃し、そのまま交戦状態となってしまう。

マクロスはそのまま宇宙へ飛び立ち、
月の裏側へフォールド航行を試みるが失敗し、
冥王星起動付近へ到着する。

フォールドシステムも消失したため、
マクロスは地球まで長い旅をすることになった。

果たして戦いを終わらせて地球へ帰ることはできるのか…?


2009年となると2022年現在の私たちからすると昔の話になってしまうのですが、

この作品が放送されたのが1982年なので、
現在から30年後の近未来の話だと考えるといいと思います。

時代背景は確かに古いですが、
ストーリーは今見ても問題なく楽しめました。

古い作品だからと敬遠するのはもったいない!

主人公は、軍隊に入隊してパイロットとなる一条輝(いちじょう ひかる)。
ヒロインは、輝に命を救われ、アイドル歌手として大きな存在となっていくリン・ミンメイ。

マクロスといえば“歌”がひとつの大きな特徴ですが、
その原点は、ミンメイにあるのですね。

また、マクロスFでは三角関係もストーリーの大きな中心でしたが、
初代マクロスでも恋愛模様は難しい。笑

輝はミンメイに惹かれるが、
ミンメイはもう…君は本当にヒロインか?と言いたくなる尻の軽さww

想いを寄せる輝は苦しみますが、それでも忘れられないのは、
一途だからなのか優しいからなのか…。


物語は大きく2つ。

前半は宇宙を旅しながらゼントラーディ軍と戦う。
後半は{netabare} 地球に帰還した後の {/netabare}ゼントラーディ軍とのごたごた。

前半だけで終わっても良かった気もしますが、
恋模様が大きく動くのは後半なので、
後半の方が人間ドラマ味が強いかもしれません。


● キャラクター
輝はもともとアクロバットパイロット。

ゼントラーディ軍との戦いに巻き込まれ、
ミンメイを守るためにと軍に入隊。

“バルキリー”のパイロットとなって、
頼れる先輩や口うるさい上司などと共に戦場に向かう。

“バルキリー”とは、通常時は飛行機の形態をしているが、
ロボット型にも変形できる可変戦闘機。

こういうロボットが普通に活躍している姿を見ると、
ああ近未来だなあと感じます。笑

優しくまっすぐな輝、好きでした^^

ミンメイのことで苦しむのがかわいそうだったけど。
モテるいい男なのにねえ。


ミンメイは当時、人気だったのかな?

あざとさと自己中心さで周りを振り回すヒロイン、
ある意味最強ですw

輝の気持ちを思うとミンメイとうまくいけばいいねと最初の頃は思っていたけれど、

もし私が輝の友人なら、やめといたほうがいいよとアドバイスしたいなと、後半はずっとやきもきしていましたww


輝の上官にあたる早瀬未沙(はやせ みさ)。

輝は「おばさん」と呼び、
命令に従わない輝とはたびたび口論。

一緒の任務を重ねて、
そして互いに見通しの暗い恋をしている共通点もあり、
徐々に距離が近づいていくのはいいですね。

信頼できる上司と頼れる部下。
このコンビ好きでした^^

おばさんだとか年上だとか言っていたけど、
輝とは2つしか歳が違わないんですね。


● 音楽
【 OP「マクロス」/ 藤原誠 】

昔のロボットアニメのOPって感じだなーという勝手な印象。笑

「マクロス!マクロス!」というフレーズは印象深い^^


【 ED「ランナー」/ 藤原誠 】

半分実写の映像に時代を感じる…!

ゆったりとお酒でも飲みながら聞きたくなる曲ですね。


その他、ミンメイが歌う歌が多数あります。

ミンメイの性格や振る舞いはさておき、
歌はよかったです。

昭和歌謡のような、古き良き歌たち。
歌声も素敵でした。


● まとめ
うまくいかない恋の矢印、
戦闘機乗りのパイロット、
歌で戦況を変えるアイドル歌手のヒロイン。

その後のマクロスシリーズにつながる要素をたっぷり味わうことができました。
(といっても私は「マクロスF」しか見ていないのだけど^^;)

Fも楽しめたし、この初代も楽しめた。
そしてマクロスのその後がとても気になる…!

この初代マクロスとFの間に何があったのかも気になるし。

なので、さらに続編を観ていきたいと思います。

OVAのマクロスIIを先に見るべきなのかしら?
それともテレビシリーズの7に進んで問題ない?

詳しい方、教えてください。笑

投稿 : 2022/04/16
閲覧 : 237
サンキュー:

16

ネタバレ

天地人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

覇SFスーパー英雄(?)列伝100

1980年代を代表するアニメのひとつです。
制作陣がアニメを見て世代のせいか、今までの作品と比べると、観てる我々に訴えかける点が多く、ガンダムに続くアニメに変革をもたらした作品と言えるかもしれません。

ただ・・・作画はひどかった(涙)

ま、まあ、それは置いといて
「デカルチャー」
に代表されるゼントラーディ語
戦闘機からロボに変形するF14(おいっ)じゃなくてバルキリー
異性人とのファーストコンタクト
さよなら三角じゃなくて主人公との三角関係、アイドルの歌と恋愛
ドサ回りするかつてのアイドル(おいおい)
2年前はキスでショック受けたのにもうへっちゃらなゼントラーディ人
やっぱりひどかった作画

もう画期的な作品でしたね
(何か変なことも書いてるような・・・)
ひとつひとつはそれまでのアニメにもありましたが、それを上手くまとめてひとつの作品として世に送り出してくれた功績は評価したいですね。
物語としては第27話で一旦結末がつきますが、人気のため36話まで延長され、人によってはその部分がおまけだとか、要らないとかいう意見も当時ありましたけど、これは延長ありきの制作なんでしょうがないですか。

主人公と三角関係になるリン・ミンメイと早瀬未沙は、それぞれ違った魅力のアルヒロインで、最初は圧倒的にリン・ミンメイが人気でしたけど、最初はおばさんぽかった(失礼)早瀬未沙が、次第に魅力的になっていって、最後は主人公の輝と視聴者の心を盗んでしまってしまいました。
(それ、お前だろう ギクッ)

アニメ作品らしい主題歌と、アイドルらしいエンディングもそれぞれ良かったですし、リン・ミンメイが歌う挿入歌も作品も盛り上げたと思います。


おまけ
次回予告
「あにこれ全域を焦土と化した悪夢の投稿は終わった。わずかに生きのこった人びとは見る影もなくなったあにこれに降りたち、復興の投稿を開始した。しかし、そこにはあらたな問題の火種がふくらみつつあった。」

僕は~もう書き込みはしない~♪(って、歌詞が違う!)

おまけ2
「プロトガドラス テンチジン プレギルツ ミ マクロス デブランダカン デカンチャーツ(天地人がマクロスの感想を書いただと)」
「タルニ ニルケ デブランダカン メナ デ カルチャ テルネスタ ゼントラン メーナエスケスタ(しかも、その感想を読んで戦闘不能に陥った兵士が何人もおります)」
「ミ デブランダカン ヤット デ アルケス(一体、あの投稿に何があるというのだ)」

ちなみにゼントラーディ語はまったくのウソです(デ カルチャー!)

投稿 : 2021/07/14
閲覧 : 332
サンキュー:

12

§レイン・スターク§ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

★★★☆

2021.3.25 ★★★☆(3.5) 初回評価

投稿 : 2021/03/25
閲覧 : 212
サンキュー:

0

けみかけ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

全マクロス大投票から読み解くマクロスシリーズのファン層の沿革

NHKが2019年3月~4月にかけて行った【全マクロス大投票】
https://www.nhk.or.jp/anime/macross/
という企画の集計結果からの考察です
作品のレビューとは違うことをまずご了承下さい
上記公式サイトの「作品ランキング」の投票結果とTOP10作品で閲覧出来るその内訳を合わせてお読みいただければと思います
↓同じ考察を『ガンダム』でも書きましたのでこちらもお読みいただけると嬉しいです↓
https://www.anikore.jp/review/1889472/




【マクロスファンのコア】


初代『超時空要塞マクロス』(1982~83年)や『愛・おぼえていますか』(1984年)を支持する最も古いファンは主に当時の12~14歳以下の少年少女
おおよそ1970年代生まれだったと投票結果から推察できます
ちょうどこの世代はガンダムの記事でも触れた“最もコアなガンダムファン”に育った世代と合致し、この初代『マクロス』も含めた「アニメブーム」を体感した世代であり、毎期アニメをチェックすることが「普通」である世代と言えます
要約するとガンダムおじさんもマクロスおじさんもガンダムマクロス両刀おじさんもみんな同世代ってことです
ガンダムおじさんと同じ様に、この最もコアなファン達は後に発表される『Flash Back 2012』(1987年)や『マクロスⅡ』(1992年)や『マクロスプラス』(1994~95年)も順当に追いかけ、支持者として育っていってることが判ります


唯一ファーストガンダムと違ったのは、初代の時点でファンの年齢層がほんの少しだけ高めだということです
これはマクロスシリーズが単なるSFロボットアニメではなく、その根幹にメロドラマが含まれており、思春期を迎えた少年少女達の方がより刺さり易い内容であることの裏付けになっていると判ります


一方当時それ以上の年齢、1960年代生まれで初代を支持する人も多いです
ですが『愛おぼ』→『2012』と徐々にシリーズから離れていっていき『Ⅱ』では初代の1/4以下の支持率に止まることが判ります
この結果もガンダムの時と全く同じですね
ちなみになぜか『Ⅱ』や『プラス』や『7』を飛び越えて『マクロスゼロ』を支持する人はやや多いようで、これついては後述します




【『マクロスプラス』VS『マクロス7』】


ガンダムではデータ不足で検証出来ませんでしたが、面白いのが同時期(1994~95年)に展開されたOVA『マクロスプラス』とTVアニメ『マクロス7』の関係です
投票結果から『プラス』最大支持派である初代世代は、『7』に関してはやや支持が分かれる傾向なのが見て取れます
やってる内容は似たようなことでも、作品の醸し出す雰囲気やクオリティがだいぶ違いますし、音楽の方向性も同じシリーズとは思えないぐらい別物ですから、好き嫌いが割と分かれる2作品、ということなのでしょう


一方『7』の最大の支持者は放送当時の5~15歳
おおよそ1980年代生まれの方達です
日曜の午前中にTVで観れた『7』はともかく、OVAに手を出すのにはやや敷居が高い年齢
ところが『7』の最終回直後に「マクロスフェスティバル'95」と題した劇場版が公開されます
ここで『7』の新作短篇である『銀河がオレを呼んでいる!』と同時上映という形で『プラス』の総集編である『プラスMOVIE EDITION』が公開されました
この時『7』に釣られて観に行った『プラスMOVIE』がよほど印象に残ったのでしょう
『プラス』支持者は初代世代でしたが、『プラスMOVIE』支持者は一転して『7』世代なんです
同じ時期に展開された作品でも媒体によって支持する世代が分かれる、というのは実に面白い結果ですね
特に『プラス』と『プラスMOVIE』は内容自体はほとんど同じですから結果を判断するのには最適です


この『7』世代は『Ⅱ』以降の作品に関してはある程度支持する傾向にある様です
ただし意外なことに『プラス』と『7』の掛け合わせを意識した、という『Δ』の支持率はやや低めです
まあ『プラス』と『7』を…ということを念頭に置いて観てしまうと『Δ』はだいぶ失敗作だと個人的には感じます
作品単体として観れば面白いんですけどね;
それとなぜ『Ⅱ』支持率が高いのかは世代的には合致しませんし最近までテレビ放送もされなかったので正直理由はよくわかりません…;
よっぽど初代の方が再放送されていたと記憶してます
オイラもそうですがレンタルビデオ全盛期でOVAも比較的安易にチェック出来たからかしら?




【今のマクロスを支えているのは1990年代生まれ】


『ダイナイマイト7』(1997〜98年)『ゼロ』(2002〜04年)『F』(2008年)『イツワリノウタヒメ』(2009年)『サヨナラノツバサ』(2011年)『FB7』(2012年)『Δ』(2016年)『激情のワルキューレ』(2018年)
これら昨今の作品全てにおける最大の支持者が1990年代生まれです
『F』の放送当時9~18歳、『Δ』の放送当時17~26歳と年齢を重ねながらシリーズを追いかけていってます


面白いのがシリーズ屈指のハードな作品である『ゼロ』を3~12歳という幼い時に経験していることです
もちろん発売当時にチェックしたのかは定かではありませんが実はこの世代、やや年齢高めで初代をリアルタイムに観ていた1960年代生まれの方達のジュニアにちょうどあたるんです


先述の通りこの60年代生まれの親世代は90年代のシリーズにはほぼ総スカンだったのに『ゼロ』だけ支持が上向き
つまりどうもこの60年代生まれ親が90年代生まれの自分の子供と一緒に『ゼロ』を観ていた、ということなのだと推察が出来るのです
シリーズ最高の空戦作品である『ゼロ』を真っ先に観てしまった子供たちはまさにマクロスシリーズのエリートとして育ったと言っていいでしょう
彼等は動画配信サービス等を駆使して自分が生まれる以前の作品も熱心にチェックし、一定の評価をしていることが作品別の支持率から判ります
『F』が過去作へのオマージュが満載で、過去作を振り返るキッカケになっていたのも一役買っていそうです
『ダイナマイト7』なんて『7』世代よりも支持してます
まさに今日のシリーズの最もなファンとして作品を強く支えている、とは彼等90年代生まれというわけなんですね


ちなみに次代を担う2000年代生まれですが、少し残念ながら『Δ』に圧倒的に支持が偏っています
彼等の親に当たる70年代生まれの初代世代はあまり自分の子供にマクロスを教え込んでは来なかった?のと、『Δ』に対してやや厳しい目を向けていると思われ『Δ』をキッカケに親子でマクロスを語る機会を設けなかった?様です


もしかしたら“歌姫”を見慣れてきた世代にとっては“グループアイドル”が奇妙に映っているのかもしれません
逆もまた然り


ちなみに紆余曲折あって公開された『激情のワルキューレ』に関してはどの世代にも広く愛されている様で、「やはりマクロスは映画館で」という意識が再燃しているのかもしれません




【女性に愛されるロボットアニメとはマクロスのことだ!】


ガンダムの時の総投票数が174万票以上だったのに対し、マクロスは25万票に止まっており、歴史の長さから考えるとほぼ同等にも関わらず、やはり人気の格差を感じる結果となりました


しかしながらマクロスの本当に凄いところは投票したファンの男女比です
ガンダムファン全体の男女比は8:2だったのに対し、マクロスファンの男女比は7:3で女性ファンが意外に多いことがわかります
特に『F』『イツワリ』『サヨツバ』『Δ』の4作品は男女比ほぼ同率
『F』と『Δ』に至っては僅かながらに女性票の方が男性票を上回っています
男性ファンが圧倒的に多い事が予想されるSFロボットアニメ、尚且つ女性アイドルがテーマでこの数字は驚きです
特に『F』以降の作品にその傾向が強いのは『ラブライブ』に女性ファンが多い現象に近いのやもしれません
(https://lab.appa.pe/2015-11/lovelive-imas-comparison.html)


あと個人的に感じるのは『F』以降はニコニコ動画を筆頭に動画投稿サイトが一躍隆盛を極め、マクロスを彩る様々な“歌”の歌ってみた動画が投稿された時期でもありました
その様な歌ってみた動画を入り口にして、普段はロボットアニメをあまり身近に感じない人でも親しみを持てたのではないか?と考えられます
2021年現在の今でも、カラオケランキングの上位にはシリーズで唯一『F』の「ライオン」が食い込んでいますからね




如何でしたでしょうか?
ガンダムの時よりも詳細なデータが手に入った分、データ整理がだいぶメンドくさかったですが深く考察を掘り下げることが出来たと思います
余談になりますがキャラ人気投票部門でオイラが投票したクラン・クランが柿崎に負けたのがなかなか悔しかったのが思い出ですw

投稿 : 2021/03/01
閲覧 : 643
サンキュー:

12

ssk0615 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ここから全てが始まった

マクロスFを見てこのマクロスシリーズを一から見たいと思い見てみました。

良い点
・三角関係が好きな自分としてはキャラクターの距離感やイベントが入るタイミングがテンプレで良かったと思う。
・ロイ・フォッカーがかっこいい!

悪い点
・昔の作品なので作画で好き嫌いが分かれると思った。
・ややこしい用語が多いから間をあけるとマジで何も覚えてない

気になる方は見てみて下さい。。

投稿 : 2020/12/16
閲覧 : 315
サンキュー:

5

おーいん君 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.5 作画 : 2.0 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

最後の方がよろしくない。

とんでもない名作だと思う。

特に前半のリン・ミンメイの可愛さはアニメ史に残るものといっていい。

けれど、シリーズ全体としての構成であるとか。

何をどこまで描くか?といったところが、ちゃんとしていないと思う。

作画はさらに言及するのもどうかと思うくらい、酷いシーンが多い。

投稿 : 2020/05/29
閲覧 : 435
サンキュー:

2

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

映画版より厚みがある。

昔のアニメを観れるかどうかというのが一番かなと思う。
人間関係、星間戦争やゼントラーディーとの関係、共存してから等きちっと見るならTV版かなぁと思う。
仲間が散っていくし、三角関係等人間関係もTV版の方が厚みがある。
当時は衝撃のガウォーク形態とか、バリア集めてのダイダロスアタックとか、戦闘シーンのカメラワーク、所謂、板野サーカスの原点だとかストーリーだけでなくおすすめすべき所もたくさんあるし…
最終話のエンディングのランナーのミンメイバージョンを聞いてほしい。

100点中95点

投稿 : 2020/02/04
閲覧 : 334
サンキュー:

4

ネタバレ

Jun さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

愛と文化と戦争はどこからきたか考えたSF

意表を突く設定で、以降数々の派生作品を生み出した独特の空気感がある。

二人称のことをおたくと言ったり、司令艦橋での冗談などゆるい雰囲気。。戦闘機乗りに、冗談半分で「人殺し」と言い、「仕方ないだろ。」と軽く返すセンス。お茶の間での戦闘物語。

この辺りの世代の違う作品をたのしむためには、演出や作画のの粗探しに終始せずに、何を意図しているのか想像しながら話の展開に集中するしかない。真面目な話なんだろうけど、今の二次元リアリティを求めるとしらける。

ずっと宇宙戦争SFだと思ってたが、ファーストコンタクトもの。異星人が歌やアイドルやディスコやキスに仰天する。で、あっと驚いて麻痺している間に攻撃してやっつけてしまうのだが、未だにやっぱり今回も附に落ちなかった。異星人の受ける地球文化の影響も単に18禁、15禁レベル。15禁の力で戦闘衝動に対抗できるのか。これはギャグSF、あるいは自分の想像力の欠如。おもしろいテーマなんだけど。

で、なぜ附に落ちないか考えてみると、クライマックスでのミンメイの歌、ミンメイの愛に同意できないし、感動できないことが主原因だと。

戦闘と並行してボーイミーツガール(というかメロドラマ)が展開される。少年がどちらとくっつくのか、やきもきさせるのは定石だが、落とし所が現実的で興醒めする。たまたま出会ったレストランの娘とキャリアを積んだ提督の娘。何も迷って理屈をつける必要などない。

歌も含めて、僕はミンメイが全く好きになれない。ちょっと天然で可愛げがあって、声が出て、歌になる程度でちやほやされて、そのくせ人(男)について行くしかなくて、少し上手くいかないと感情的になるヤツが。
37年前はこういうアイドルが支持されてたとは信じ難いが。

制作側都合での、地球荒廃後のエピソードは蛇足(いい話もあるが、赤ちゃんを盾にするのは禁じ手)。それに落ち目なアイドルを引っ張りすぎてくどい。地球の再軍備って、逆に“文化”の力を否定して27話の奇跡に水を差している。

最後にクローディアさん(作画、性格、声優さん)に助演女優賞をお渡ししたい。一番の功労者。(何故彼女が播種線艦長じゃないんだろう。)

まだ歴史の中に埋もれる話ではない思う。

投稿 : 2019/09/14
閲覧 : 325
サンキュー:

9

ネタバレ

キョウスケ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 2.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「超時空要塞マクロス」は○○アニメである。

■「超時空要塞マクロス」はオタクアニメである。
 オタクの名前の由来をご存知だろうか?(このアニメのレビューを見に来ている人は同年代だから知らない人はいないだろう。)そう、二人称に「おたく」を使うからだ。

 主人公、一条輝はミンメイに「おたくは」と呼びかける。もうこんな言い方する人はほとんどいない。しかし、輝自身はいわゆるオタクではない。アニメやアイドル好きというわけではない。飛行機オタといえなくはないかもしれないが、サブカル好きではない。

 作っていた人たちがオタクだった。参加したアニメーターが若手が多かった。オタクによって作られたアニメだった。オタクという言葉が生まれたばかりの頃に生まれた、オタクアニメの先駆けだった。


■「超時空要塞マクロス」はロボットアニメである。
 ガンダム以降リアルロボット系のアニメが流行る。リアルロボットアニメはロボットとは言わない。この作品では、「バトロイド」「デストロイド」と呼ぶ。ロボットアニメとして、この作品で発明?されたものが「ガウォーク」であるとされている。

 飛行形態からバトロイド形態に変形する中間形態として考えられたのがガウォーク形態である。飛行中の航空機が地上のロボットへスムーズに移行するために考えられたものだったが、アニメとしての動きにこだわった作品となった。

■「超時空要塞マクロス」は恋愛アニメである。
 シリーズを通してのテーマが「三角関係」であるけど、。

投稿 : 2019/01/13
閲覧 : 408
サンキュー:

3

ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

戦時下における“日常”の偉大さを描き尽くした《想定外の感動作》

今も続くマクロス・シリーズの第1作『超時空要塞マクロス』(1982-83年、全36話)は、その本来の最終回である第27話「愛は流れる」まで確り見続ければ、決して「思い出補正」などではない大きな感動と感銘を今でも与えてくれる名作中の名作と、今では私も思っていますが、とにかく初見者には、そこまでたどり着くまでのハードルが非常に高い作品である、とも考えています。

実際、私は、あにこれに来る以前に本作の名高さに惹かれて、おそらく4~5回ほどもその第1話からの視聴を始めたことがあり、一番頑張ったときは第10話くらいまで到達したこともあるのですが、結局は、①制作年代の古さからくる一部の作画の乱れ具合の酷さとか、②特に序盤に目立つ素人声優の起用からくる演技の下手くそさとか、③一部のシーンの演出の古臭さとか、④シナリオの進行テンポの遅さ、に参ってしまい、大抵は最初の数話で断念となりました。

それで、ある時期に“伝説の神回”として名高い第27話「愛は流れる」(※前記)を前後の脈絡を無視して取り敢えず視聴してみたのですが、やはり全然、感動も感銘も受けることができなくて、かなりガッカリした記憶さえあります。

そして、そのあと、今度は本作の劇場版アナザー・ストーリーであり、やはりアニメ・ファンの評価が非常に高い『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』に手を出してみたのですが、こちらの方は、

(1) 確かに作画や演出は、TVシリーズに比べると格段に良くなっている、と思ったものの、
(2) シナリオ自体は、特に感動する(be moved)、とか感銘を受ける(be impressed)といったものではなく、むしろ、
(3) その終盤に、{netabare}ヒロインが歌い出すと敵の大軍が一斉に混乱し無力化してしまう中を、マクロスとその同盟者の軍艦や機体が猛攻撃をかけて敵を一気に殲滅{/netabare}してしまう、という展開(※有名な「ミンメイ・アタック」のシーン)を見て、「何だ?この都合の良過ぎるシナリオは?」と、かえって同作に反感すら覚えてしまうほどでした。

・・・そうやって本作は、私の中では

「名作の名に値しない、古臭くて、いい加減な内容の作品」

というイメージのまま長らく放置してあったのですが、あにこれに参加してレビューを書き始めたことを切っ掛けに、自分がこれまで苦手としていた作品でも我慢して見続けると途中でそうした評価が180°ひっくり返ってしまうこともある、ということに気づき始め、丁度今から2年くらい前に集中的に、《メカ・ロボット系アニメ》の有名作を漁っていた時期に、本作にも改めて挑戦してみたところ、

第23話「ドロップ・アウト」の展開の意外さにのけぞってしまい、そしてその次の
第24話「グッバイ・ガール」まで来て、ようやく“本作の真価”を観た気持ちになりました。

・・・そして、本来の最終回である第27話「愛は流れる」を観終わった頃には、すっかり本作の出来の良さに胸を撃ち抜かれて、「確かにこれは“名作中の名作”だ」「放送当時のファンの感動ぶりが伝わってくるようで、これでは本作が急遽+9話の延長が決まってしまったのも当然の話だ」「本作をこんなにも長く誤解していたなんて、私としたことが何と浅はかだったのか・・・」などと考え込んでしまうほどでした。

実際のところ、私のアニメ視聴経験の中でも、視聴前後でここまで個人評価が180°ひっくり返ってしまった作品というのは珍しくて、例を挙げると・・・

(1) 『とらドラ!』 (2008年) ※恋愛・青春ジャンル ←第19話が転換点
(2) 『アイドルマスター』 (2011年) ※アイドル・ジャンル ←第23-24話が転換点
(3) 『魔法少女まどか☆マギカ』 (2011年) ※魔法少女ジャンル ←第10話が転換点
(4) 『ストライクウィッチーズ』 (2007-8年) ※戦闘美少女ジャンル ←第2期の第8話が転換点
(5) 『シュタインズ・ゲート』 (2011年) ※SFジャンル ←第23話が転換点
(6) 『氷菓』 (2012年) ※青春・ミステリージャンル ←第22話が転換点

・・・以上、いずれも各ジャンルを代表する名作ですが、制作時期はどれも西暦2000年代の終わり~2010年代の初めと新しく、そういう意味で、1982-83年制作と明らかに作画・演出にハンデを抱えるはずの本作の“破格さ”に個人的に改めて大きな感銘を受けました。

それから、本作が《メカ・ロボット》ジャンルだったこともショックで、私はそれまで同ジャンルの作品では、例外的に『コードギアス 反逆のルルーシュ』(2006年、2009年)だけは、序盤から非常に大きな“感銘”を受けて(be impressed)、個人評価も非常に高く付けている(※第1期 ★★ 4.9、第2期 ★★ 4.5)のですが、それは決して同作に“感動”されられ(be moved)たからではありません(※大きな感銘を受けたが感動は余りしていない、ということ)。

ところが、本作の場合は、第23話以降の展開を見ているうちに、どうにも押さえ難く自分の心が震えてしまう(be moved)のを否定できませんでした。
それは、きっと本作が、《メカ・ロボット》ジャンルに該当しながらも、本質的には、登場キャラたちの秀逸な《感情描写系》作品であった所為ではあるのですが、それにしても、同ジャンルの作品で、まさかこういうことがあるなんて・・・全く想定さえしていませんでした。

※以下、初見者の参考のために本作(全36話)をパート別に評価します。


◆パート別評価(1周目)

(1) 前半エピソード (計14話) (第1-14話)  ☆  3.6 ※第14話は前半の総集編
(2) 後半エピソード (計13話) (第15-27話) ★★ 4.8 
(3) 追加エピソード (計 9話) (第28-36話) ☆   3.8 ※人気沸騰により急遽追加された後日譚
-----------------------------------------------------
  総合 (全36話)                 ★   4.3 (→2周目★ 4.4→3週目★★ 4.5 に上昇)

※なお、劇場版「愛・おぼえていますか」    ☆   3.7

・・・このように本作は、
(1) 前半エピソードは並みの出来でしかありませんが、
(2) 後半エピソードの途中からそれまで散りばめられた伏線を回収し始めて猛烈に面白くなります。
すなわち、

<1> 第23話の展開に驚いて、本作を見始めて良かったと思い始める。
<2> 第24話で、ようやく本作が確りした《感情描写系》作品と判明、そして、
<3> 第27話(本来の最終話)まで来て、本作のことを、《放送当時の爆発的人気を実感できる、上げ底ではない本当の感動のある名作》である、と感じてしまう。

(3) そのあと追加エピソードまで見切って、
(4) さらに第1話~第27話までをもう一周すると、今度は、本作の一話一話が、その各話タイトルも含めて、シナリオが実に綿密に練られていて、その全ての回が、第27話「愛は流れる」に向けて収束していく様子を見て取れるようになり、本作への感嘆の気持ちが更に増します。

※なお、本作には作画が極端に悪い回がしばしばありますが、調べたら、そういう回は全て外国の制作会社に作画を発注した回のようです(第3・13・20・25・29・32・34話の計7回・・・7/36≒19.44%←このうち、第22・25話は脚本自体は優れているだけに非常に残念)
※そうした作画や演出の乱れをマイナスして本作の個人評点を ★★ 4.5 としました。


◆視聴メモ
{netabare}
・第1話視聴終了時点
作画乱れと声優(主人公の輝役)の棒読みっぷりはやはり気になる。
但し、可変戦闘機VF-1(通称“バルキリー”)は、今見てもなかなか格好良く、当時はこれだけでも斬新で評判になったんだろうな・・・と推測できる出来。
あとED実写は珍しい。
・第2話視聴終了時点
ヒロインのリン・ミンメイがやはり余り可愛くない(作画微妙なことに加えて、性格が実に俗っぽい。そのうえ声優が下手くそ)。
・第4話視聴終了時点
輝&ミンメイが二人っきりで艦内に閉じ込められる話で、本来なら視聴者の心をグッと作品に惹き付ける注目回のはずだが、肝心のミンメイの顔面アップ・シーンの作画崩れがとても残念。
・第8話視聴終了時点
のちの『マクロス7』の艦長&ミレーヌのパパ(マクシミリン・ジーナス)初登場回。
後からもう一度見ると、天才マックスと凡人一条輝の違いが早くも描き出されていて感慨深くなる良内容。
・第9話視聴終了時点
マクロス艦内放送が始まり、ミンメイがミス・マクロスに選出される回。
そして、ゼントラーディ側がこのマクロス艦内放送を傍受し、ブリタイ司令・エキセドル参謀のほか、コメディ担当の一般兵士3名がミスコン映像を見て困惑する様子が見られる注目回でもある。
・第12話視聴終了時点
ゼントラーディ軍(女部隊)エースパイロット・ミリア登場回←後の『マクロス7』のヒロイン(ミレーヌ)のママ。
・第13話視聴終了時点
マクロスが太平洋に無事着水して、最初の航海を終える。
この回のあと、それまでの総集編が入るので、一応ここで前半エピソードの終了と見なせると思う。
・第19話視聴終了時点
兄貴分と慕ってきた先輩パイロット(フォッカー少佐)に続いて、自分を慕っていた後輩(柿崎)をも戦闘で失っい傷心の輝のもとに、急にかかってきたミンメイの言葉が余りにも軽薄で、輝の心が初めて形となってミンメイから離れて行ってしまう様子が淡々と描かれる注目回(※初の ★★(優秀回))。
また、カイフンのTVインタビューを利用した独善的な反戦発言があり、多分ガンダム・ファン(というよりアムロ推しの人々)には嫌がられるシーンかも知れない。
・第21話視聴終了時点
この回と第12話は一条輝と早瀬未沙の二人が艦内に閉じ込められる展開で、第4話で輝とミンメイが閉じ込められる展開と対を成している。
なお、この回での輝とミンメイの心のすれ違い、そして輝と未沙の心の接近、それぞれの描出が見事なことにちょっと驚く。
「こんな生活、好きな人でもいなくちゃやってけないよ。」(輝の未沙への発言)
・第23話視聴終了時点
この回の展開に驚いて、本作を見始めて良かったと思い始める(2度目の★★回)。
・第24話視聴終了時点
ここまで見続けて、ようやく本作が確りした《感情描写系》作品という確信をもつ(前回に続き3度目の★★回)。
・第26話視聴終了時点
(4度目の★★回)。
・第27話視聴終了時点
とうとう本作初の★★★回(神回認定)。
この回のタイトルが初の日本語で「愛は流れる」←この回に向かってシナリオが収束していることがよく分かる出来。{/netabare}


◆制作情報(TVシリーズ)
{netabare}
原作・アニメーション制作 スタジオぬえ、アートランド(原作協力)
シリーズディレクター    石黒昇
シリーズ構成        松崎健一
脚本            石黒昇、富田祐弘、松崎健一、大野木寛、星山博之、河森正治
キャラクターデザイン   美樹本晴彦
メカニックデザイン     宮武一貴、河森正治
音楽            羽田健太郎{/netabare}


◆各話タイトル&評価(3周目時点)

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============= 超時空要塞マクロス (1982年10月-1983年6月) =========
{netabare}
第1話 ブービー・トラップ ★ 西暦1999年(異星人巨大戦艦墜落)、統合戦争・統合政府発足、2009年(巨大戦艦修復完了)、進宙式、自動防衛システム作動、交戦状態突入、一条輝(ひかる)VF-1搭乗・発進
第2話 カウント・ダウン ★ 市街戦、輝のリン・ミンメイ救助、巨大異星人との遭遇、マクロス出航
第3話 スペース・フォールド ☆ 空間転移、冥王星軌道へ、フォールドシステム消滅
第4話 リン・ミンメイ ★ 5万人の避難民、輝とミンメイの艦内漂流(12日間)、結婚式と救助
第5話 トランス・フォーメーション ☆ 中華料理店「娘々」開業、敵襲、マクロス変形・主砲発射、輝の入隊決意
第6話 ダイダロス・アタック ☆ 艦内生活2ヶ月経過、決戦前夜、土星軌道の戦(一条軍曹初陣)、早瀬中尉の機転
第7話 バイバイ・マルス ★ 早瀬未沙の想い人、火星基地の伏兵(カムジン隊)、輝の早瀬救出
第8話 ロンゲスト・バースデー ★ 輝受勲・少尉昇進、部下(柿崎&マックス)の指揮、ミンメイへのプレゼント
第9話 ミス・マクロス ☆ ミンメイのミスコン出場、輝の敵偵察機遭遇戦、ゼントラーディ軍のマクロス艦内放送傍受、ミス・マクロス選出
第10話 ブラインド・ゲーム ☆ ゼントラーディ軍の困惑、早瀬中尉護衛任務、敵艦船内戦闘 ※演出の古さは×
第11話 ファースト・コンタクト ★ 輝・早瀬・柿崎囚われる、敵将ボドルザーの尋問、プロトカルチャー、ミンメイ歌手デビュー ※挿入歌「私の彼はパイロット」
第12話 ビッグ・エスケープ ★ マイクロン化スパイ志願者、輝・早瀬の敵艦脱出(※第4話に対応する展開あり)、ミリア(敵女エース)のスパイ配送、帰艦
第13話 ブルー・ウインド ★ 敵情報告、マクロス地球帰還 ※ゼントラーディ・スパイの異文化遭遇回として◎
第14話 グローバル・レポート × ※グローバル艦長視点の総集編(ラスト数分だけ新規シーン){/netabare}

 - - - - - - - ストーリーの小さな切れ目(マクロス地球帰還) - - - - - - -
{netabare}
第15話 チャイナ・タウン ☆ 艦長・早瀬の統合軍本部尋問(早瀬の父)、横浜中華街のミンメイの家族・従兄弟、避難民の離艦禁止命令
第16話 カンフー・ダンディ ☆ リン・カイフン来艦、カムジン隊来襲、早瀬の混乱、輝機墜落・負傷
第17話 ファンタズム ☆ 昏睡中の輝の見た夢 ※以前の映像の使いまわしが多い半総集編×、挿入歌「0-G Love」
第18話 パイン・サラダ ★ 早瀬大尉の輝見舞い、ミンメイの輝見舞い、ミリア機侵入・撃退(マックス活躍)、フォッカー少佐死亡
第19話 バースト・ポイント ★★ ミリアのマイクロン志願、カムジン隊来襲、全方位バリア爆発・柿崎戦死、カイフンの反戦発言、ミンメイとの心の距離 ※挿入歌「シルバームーン・レッドムーン」
第20話 パラダイス・ロスト ★ マクロス地球圏外出撃命令、スパイ3人組のブリタイ艦隊帰還 ※挿入歌「マイ・ビューティフル・プレイス」
第21話 ミクロ・コスモス ★ 映画『小白竜(シャオ・パイ・ロン)』公開、輝・早瀬閉じ込められ回 ※挿入歌「小白竜」
第22話 ラブ・コンサート ★ ゼントラーディ兵士への文化の影響、バトルポッド隊マクロス侵入、市街戦 ※挿入歌「愛は流れる」、作画の酷さは×
第23話 ドロップ・アウト ★★ 敵前逃亡、文化の力、亡命受容れ、戦争終結の糸口 
第24話 グッバイ・ガール ★★ 早瀬大尉地球降下、ミリアとマックスの出遭い、グランド・キャノン ※この回でようやく本作が確りした《感情描写系》作品と確信
第25話 バージン・ロード ★ ミリアとマックスの進展・結婚式、ブリタイ軍への総攻撃命令・艦内叛乱、ブリタイの決断 ※作画の酷さは残念、挿入歌「ランナー」
第26話 メッセンジャー ★★ 停戦交渉(エキセドル来艦)、マクロス&ブリタイ艦隊共闘決定、ボドルザー旗艦艦隊来襲
第27話 愛は流れる ★★★ ミンメイとの決別、地球壊滅、ミンメイ・アタック(ボドルザー旗艦強襲)、未沙救出 ※挿入歌「愛は流れる」他{/netabare}

 - - - - - - - - - - ストーリーの大きな切れ目(2年間経過) - - - - - - - -
{netabare}
第28話 マイ・アルバム ☆ 2年後の地球(進む復興)、不平ゼントラーディ人の暴動発生
第29話 ロンリー・ソング ☆ ミンメイの精神不安定・輝&未沙との鉢合わせ、極秘指令(工場衛生奪取任務)
第30話 ビバ・マリア ★ ブリタイ艦乗艦、マックス&ミリアの赤ちゃん、ゼントラーディ軍工場衛星制圧
第31話 サタン・ドール ☆ カムジンのマイクロン装置強奪、プロトカルチャーの歴史
第32話 ブロークン・ハート ☆ ミンメイ&カイフン拘束、人質救出作戦
第33話 レイニー・ナイト ★ 早瀬と輝の行き違い、クローディアとフォッカーの過去話、仲直り
第34話 プライベート・タイム ★ 輝とミンメイの2年ぶりの逢引き、早瀬の待ちぼうけ、歌えないミンメイ
第35話 ロマネスク ★ ミンメイ失踪・輝宅滞在、カムジンのオノギシティ襲撃・反応炉強奪、聖夜 ※もはやメロドラマ・・・
第36話 やさしさサヨナラ ★ 宇宙移民計画、カムジンのマクロスシティ襲撃、マクロス発進、三角関係の決着{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優秀回)4、★(良回)18、☆(並回)12、×(疑問回)1 ※個人評価 ★★ 4.5

OP 「マクロス」
ED 「ランナー」


◆制作情報(劇場版)
{netabare}
監督           石黒昇、河森正治
脚本           富田祐弘
ストーリー構成、脚色 河森正治
音楽           羽田健太郎{/netabare}

======== 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか (1984年4月) ======

全1話 ☆ 3.7 {netabare}TVシリーズとは同一キャラ・同一時間軸のアナザー・ストーリー{/netabare}、作画は良いがシナリオいまいち ※約115分

主題歌 「愛・おぼえていますか」


◆補足説明 : 本作の感動の本質について
{netabare}
レビュータイトルにも少し書きましたが、やはり、

戦時下における“日常”の偉大さ・尊さ(※そして、その尊さが敵の心をも動かしてしまうさま)

・・・を描き尽くしたこと、がその本質と推測します。
(※なお、作中では、敵側の心を動かしたのは“文化”である、と明示的に語られていますが、ここでは、我々の“日常”とは“感情生活”のことであり、それは即ち我々の“文化(=精神文化)”の塊である、と強引に解釈します)

私の同様の視聴体験(※戦時下においても淡々と営まれていく“日常”=“感情生活”を描き出す作風)としては、本作より暫(しばら)く前に見た『宇宙戦艦ヤマト2199』の例がありますが、本作の場合は、その感動の度合いが桁違いでした。

因みに、本作の監督を務めた石黒昇氏は、本作以前に『宇宙戦艦ヤマト』(1974年制作の旧作)のアニメーションディレクターとして松本零士氏(監督)を補佐する助監督的な経験を積まれた方で、本作の大ヒットの後に今度は本サイトでも非常に評価が高い大長編アニメ『銀河英雄伝説』(本伝1988-89年、外伝1990-92年)のシリーズ監督を長く務められたそうです。

そして、本作の劇場版アナザー・ストーリー『愛・おぼえていますか』で、石黒昇氏と共同監督を務め、それ以降のマクロス・シリーズの制作に携わっていくことになる河森正治氏も、本作の爆発的人気の源泉であるこの「戦場における“日常”の偉大さ・尊さ」の描き込みを、以降のマクロス・シリーズでも確り踏襲して、現在に至るまで同シリーズのヒット作を産み出し続けているのではないかと推測します。

より批判的に、あるいは現実的に考えれば、敵側にそうした「日常の偉大さ・尊さ」を感じ取り・汲み取るだけの“心”がなければ、こういう甘っちょろい話は成り立たない・・・ともいえるのですが、そこは最早、視聴者の側の“願望”として、「敵もまた、こうしたことの大切さが分かる存在であって欲しい」という“祈り”を織り込んだ作品、としか評価しようがないと思います。

現実は現実として、確り見据えながらも(※作中のマクロス・クルーも{netabare}「敵が本気をだせばマクロスや地球はたちまち滅亡する」{/netabare}とハッキリと覚悟しています)、本作に描かれたような“希望”を、やはり心のどこかに持ち合わせたい、という“祈り”にも似た気持ちを、私たちは否定できないし、また否定すべきでもない・・・ということなのかも知れませんね。

因みに、私の場合、本作の完走以前に、続編となる『マクロス7』(1994年)さらに『マクロスF』(2008年)を視聴してしまい、それぞれ ☆ 3.7 (マクロス7)、☆ 3.6 (マクロスF)という余り捗々(はかばか)しくない評価をしていましたが、本作の完走後に再視聴してみると、それぞれ ★ 4.2 (マクロス7)、★ 4.3 (マクロスF)と、評価が跳ね上がってしまいました。

そういう意味でも、やはりマクロス・シリーズ全体の感動の要(かなめ)は、その第1作である本作の視聴経験にこそあり、以降のシリーズで得られる感動は、その第1作での感動とオーバーラップしてこそ生じるものではないか?とすら感じたほどなので、以前の私のように、本作の序盤の展開の緩慢さ等についていけなくて断念された方にはとくに、なんとか第23話まで頑張って見続けて欲しいと思いました。{/netabare}

投稿 : 2018/12/14
閲覧 : 788
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23

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

参加声優さん

一条 輝 長谷有洋
リン・ミンメイ 飯島真理
グローバル艦長 羽佐間道夫
クローディア・ラサール 小原乃梨子
早瀬 未沙 土井美加
ロミリア 竹田えり
マックス 大浜靖
柿崎 鈴木勝美
エキセドル 大林隆介
カムジン 目黒裕一
ライバー少尉 鈴置洋孝
オイグル 稲葉実
ロリー ドセル 藤井つとむ
ジャミス 米山あつ子
ボドルザー 市川治
役 声優
ラプラミズ 鳳芳野
町会長 阪脩
よっちゃん 鳳芳野
政治家Ⓐ 若本紀昭
ミンメイのおじさん 稲葉実
ミンメイのおばさん 鳳芳野
ゼリル 目黒裕一
アナウンサー 小粥よう子
ナレーター 小原乃梨子
イ・フォッカー 神谷明
ヴァネッサ 佐々木るん
キム 鶴ひろみ
シャミー 室井深雪
ブリタイ 蟹江栄司

投稿 : 2018/11/11
閲覧 : 255
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狗が身 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:途中で断念した

断念した感想。

なんとなく分かってはいたんだけど…やっぱり、僕には合わない作品でした。

状況の深刻さに対して、キャラクター達に緊迫感がなさ過ぎるんだよなぁ。
これをシュールさがウリと捉えるか、ただただリアリティーの欠如ととるか…おそらく制作側はシュールさを意識して(アニメであること)作ってるんだろうけど。

そのわりには輝を中心としたキャラクターのドラマ自体は地に足がついてるから、そこが余計に気になってしまう。
トレンディーなドラマを描くなら、状況のシュールさは不要でしかない気がする。
ミンメイのような良くも悪くもリアルな美少女(性格とか言動的な意味で)は中々新鮮だからもっと観ていたい気持ちはあるんだけど、それ以上に僕にとってはシュールさと、メカの地味さが気になってしまう。

アクションの動きや作画はかなり良い。でも武装が地味すぎてどうも飽きてくる。緊張感もちょっと弱いしなぁ…。
ゼントラーディ側に男女が一緒にいるという文化がない、という設定は非常に面白いんだが……とにかく「惜しい!」作品。

投稿 : 2018/10/21
閲覧 : 390
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5

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

作品として全く新しいことに挑戦した傑作

まずこの作品は、後のアニメにかなりの影響を与えた思う。
劇中のアニメキャラに歌を歌わせる作品は当時では無かったからだ。
そのため、リン・ミンメイは2.5次元アイドルの先駆けとなった。
そして、可変戦闘機のバルキリー。
これにより見応えにある戦闘シーンになる。
さらに戦闘だけで何でも解決するのではなく歌を文化として置き換えそれを敵側に伝えるというコンセプトも斬新で面白かった。
そして、前半と後半で大筋の話が変わるのに前半の良さをしっかりと引き継いでいたのも良かった。
これら以外にも恋愛描写もとても上手かった。
じっくりと時間をかけて進んでいく感じがたまらない。
様々な要素で完成している作品だがどれも劣ることなく素晴らしかった。
愛おぼから観ても良いがこちらも観ておくべきだろう。

投稿 : 2018/10/15
閲覧 : 282
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Progress さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

マクロス観が変わる

いわずとしれたマクロスの原点ともいうべき作品ですが、
キャラデザの古さや、
「愛・おぼえていますか」という曲にジェネレーションギャップを感じ敬遠していたのですが(まあTVアニメ版ではこの曲放送されないんだけどね)
視聴してみた所・・・

マクロスという作品に対するイメージが大きく変わりました!

マクロスに関してはマクロス7、マクロスF、マクロスΔを視聴してきましたが、
「超時空要塞マクロス」はマクロスシリーズの要点、マクロスシリーズとはこれがなければならないという設定がわかりやすく、もしくは明確にわかるほどきらめいていると感じます。

【マクロスのヒロイン】
序盤から終盤まで驚かされたのは、マクロスのヒロインについて。

まず、リン・ミンメイというヒロインが登場します。
彼女をヒロインとして描いた時の、魅力の出し方が凄い。
最初の彼女は、明るく、裏表のなさから生まれる、衝動的な言動による無意識に男性を勘違いさせ振り回す子悪魔性から、ミンメイの世界の捉え方がどこかに大人びた魅力を醸し出しており、ギャップとして機能しています。

後半をみていけば、プレゼントのセーターに名前を書くのは独占欲がつよいとか、物語後半になってヒカルに戦争に行ってほしくないというのはワガママだとか、まあ色々出てくるでしょうけど、
そういった彼女の理性と反した衝動的なところに、彼女の魅力があると感じました。
大きく捉えれば、私達はどこか引いた場所で彼女の魅力の虜にされている、
ステージと観客席、彼女とヒカルは同じ時間で感情を交し合う喜びがなかったのだと思います。そう思わせる理由は。

真のヒロイン、早瀬美沙の覚醒。

実は視聴中にこちらにヒロインがシフトすることを知ったのですが
序盤は圧倒的にリン・ミンメイのヒロイン性が際立っており、
美沙にシフトすることがありえない、どうなっているんだと感じました。

しかし、早瀬美沙、視聴者から見える彼女の性格の魅力は、リンミンメイよりも少女性の高いものでした。

一つのデートや会話で一喜一憂する揺れ動く心の弱さ、ヒカルの周りにミンメイのものがあるだけで怒ってしまう子供っぽい嫉妬心、いつまでもこないヒカルを待ち続ける一途性。
恐らく、ゆらゆらととらえどころのない火のように盲目に見てしまうリン・ミンメイよりも、理沙は感情の溢れ方から人としての輪郭がはっきりと描写され、打てば返ってくるその存在の確かさに、ヒカルが安心感を感じ、最終的に選ばれるのが美沙であるのは、
視聴語に再考すればごく当然の事だと納得できます。

こういったヒロインがどんな人物であるか、主人公のパイロットにどんな魅力を与えるのか、わかりやすく視聴者に提示している所が、シリーズ原点となる魅力であると感じましたね。

しっかし、美沙とのデートにミンメイにもらったマフラーをもっていき、
美沙に掛けてやるってのはデリカシーがなさ過ぎるだろヒカル・・・

【男達はなぜ戦場にいくのか】

ヒカルはなぜ軍隊に入ったか、そういったことに悩みます。
その悩みの種を生み出したのはリン・カイフンでしょうね。
カイフンの主義主張は理想論じみていたけど、ヒカルという男を成長させる種にはなりました。(普通の中華料理屋の息子があんな思想は持たないとは思いましたけどね、統合戦争により反戦争派が大量に生まれたと考えれば自然かな)
ヒカルの上司であったロイ・フォッカー大佐の死に場所にしても、愛する女性のいる家までたどり着いてソファーに座りクローディアの料理を待ちながら息絶えます。愛する人の場所に帰ることが目的だったのでしょう。
「ミンメイを守るために俺は戦うんだ」とある種自分を納得させるように答えを出したヒカル。

ロイにしろヒカルにしろ、マックスにしろ、形は違うなれど、かっこよさも違うけれど、パイロットがヒロインを守る、愛する誰かを守るというテーマが、その後のマクロスシリーズに受け継がれていきます。



【人類とゼントラーディはお互いを理解出来たのか】

確かに文化は大事なもので、文化は理解し合い、お互いを尊重すべきです。
ですが、今作品を見ていたときに、人類は文化があり、ゼントラーディは文化が無い、だから文化を教えて戦争をやめるんだ。という目的でマクロス側は動きます。

しかしこの思想は偏った部分がなくはない。
設定としてゼントラーディに文化を与えなかったことで、
人類による文化侵略を容易にしたことを。
最近の作品にもありますが、「異世界」というものを文明レベルを下げることで現代の文明の利器や知恵を活用する。
一種のゲームの攻略のような、相手側の文化を尊重しない姿勢にも見えます。
ゼントラーディは設定でプロトカルチャーに文化を与えられなかった、かわいそう!憐憫の情を感じる・・・だから文化を教えて「あげよう!」そんな生易しい描写がありますが、結局は作家の都合であり、容易に文化侵略できるような「敵」を作り出したようにも見えます。
だからこそ、相手に対して武力で対抗すべきという地球統合軍の方針は、相手の文化を無視はすれど、貶めてはいない。

このマクロス作品で重要なのはお互いを理解することです。

マクロス7やFでは、人間の形ではない生命体との相互理解が図られ、
マクロスΔで文化のある宇宙人を敵にすることで相手の文化の尊重することが語られていると思います。

原点であるこの作品は、第一次星間戦争時の一方的に文化を教えることを批判する意味合いをしっかり持っています。カムジンがラプラミズに「後で文化の続きをしてやる」と、文化=キスとしてしまったこと。笑うべきシーンなのかとちょっと思いましたが・・・。ゼントラーディに押し付けてしまったようになった文化と、文化とは兵器を直すための技術だと間違った認識をもたせてしまったこと、文化を知った相手に対し、私達はどんな理由をつけて戦わなければならないか、そういったことを描きたかったのが、ゼントラーディとの第一次星間戦争後の意味ではないでしょうか。


【総評】
使いまわしが多かったり、所々人物作画が崩れていたりと、まあ目を瞑りたい所も有りますが、OPの映像は、時代が過ぎても素直に凄いと感じられました。
特に言えば、ヒロインの性格の深みや主要な登場人物の性格から主張、ライフスタイルまで、深みがある作品になっています。36話という中で最近の作品にはない、人物の提示が面白い。

観ればマクロスシリーズを評価するポイントがつかめると思うので、マクロス観が変わる事は間違いないと思います。

投稿 : 2018/09/08
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30

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デリダ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

原点にして頂点?ロボットアニメの伝説

少し自分語りをしてしまうと私はもともと生粋のガンダムオタクで
ロボットアニメというのは勝手に(今思えば無知も甚だしい)ガンダム作品とそうでない作品に
分けられるとまで思ってしまっていました。いろんなロボット物を見てきましたがなぜか今までマクロスは避けてきたんですよね。
本当になぜなんだろうか。

そして超時空要塞マクロスを見た結果、完全に衝撃を受けました。
他のロボットものの評価を完全に覆さなければならないほどの充実さ。
本当に唸らされました。
これは私の勝手な意見ですが、今まで見てきたいろいろなロボットアニメを考えても、マクロスが与えた影響ははるかにガンダムを凌ぐのではと、、、思います。

制作年代順にいけば宇宙戦艦ヤマトや銀河鉄道999、機動戦士ガンダムなどの最初期の
1970年代作品を見ていた若手がどうやらスタッフになったようなので、そういう意味では
ジャンル開拓世代の偉業は認められるものなのでしょうが、1982年のこの作品がのちのこのジャンルに
与えた影響を鑑みると正直こちらの方の評価を上げざるをえない、としか言いようがありません。
むしろその後に続くガンダムシリーズも逆にマクロスから影響を受けているような節もいくつか見受けられるので
今までとんでもない作品をスルーしてきたんだな自分は、、、と思いました。
むしろロボットものを総なめしたわけではないですが、いわゆる評価の高い作品をあらかた見た後に
マクロスを見れたことはむしろ幸運だったと言えるかもしれません。この作品が持つメッセージ性は
ロボットアニメに疎かった昔の頃ではおそらく理解できなかったように感じます。
語り継がれるに値する作品です。

ちなみに板野サーカスがマクロスシリーズの見せ場でもあるのでそこも注目ポイントです。
気にして見ていなくとも、ここだろうなと気付くとは思います。

以下結構なネタバレ
{netabare}
この作品では、今日のバトルアニメではよくある新兵器と言うものがほぼありません。
いわゆる戦術レベルでの物語進行はほぼなく、どちらかといえば戦略的な側面の方が圧倒的に強いです。
なんというか銀河英雄伝説のような、、、?あれはまただいぶ違いますが
のちに続くマクロスシリーズでは歌というキーワードがどんどん重要性を帯びて戦術的側面
武器の一つのような扱われ方をしていますがこの初代ではだいぶ違いますね。
初代マクロスの名言ならぬ迷言に近い「文化しようぜ!」という発言には結構しびれました。
もちろん笑としてもなかなかのセンスですが、大真面目に受け取ってもすごいなあ、と
戦争の対比として文化(プロトカルチャー)という言葉が使われていますが
ゼントラーディ軍には男女の関係はなく、文化で最も衝撃的だったのは愛し合うことそのものだったという、、、
歌やアイドルという象徴的存在も愛や恋愛を伝達する媒体であり、
誰かを愛することは、最も文化的な生産であり、平和の象徴だということが私にとって本当に感嘆した部分です。
そして昼メロめいた内容と揶揄されてもいますが、私にはむしろ結構いいなと感じた部分で
ゼントラーディ軍にとって人類の文明は輝かしいものでも、当の人類代表であるミンメイやヒカルは
まともな愛し方を知らないがゆえに多くの苦難を経験することになる、、、という、なんとも皮肉な、、、

結局のところ戦闘民族としてゼントラーディ軍が効率のために切り捨てた愛というものは
人類にとっての根本的な性質の一つであり平和への近道でもなんでもないということなんでしょう。
正義の反対は悪じゃなく別の正義だ。という有名なセリフのように、愛する人を守るために戦うということは普通にありえることですし、
愛というものの正体は、種の保存機能であるとも考えられますし、今のところの有性動物の仕組みとして
より強い遺伝子を残すためには競争が不可欠であり、そこに必然的に争いは発生せざるを得ない。
愛という不確かなものは争いを止めるだけでなく、むしろ争いを発生させてしまう因子を内包しているとも言えるでしょう。


ミンメイとヒカルの少しだけ一緒にいることのできたクリスマスの頃の時間もとても表現が上手いなあと感じました。
かすかなお互いの表情から間違いなくこのままではいられない、近いうちに必ず終わりが来るのを予感させる。

なんだかとてもリアルなんですよね、ヒカルの感情に流されやすい軟弱な部分や、
ミンメイの心の穴を誰かにすがることで埋めようとする弱さとか
リアルでもあり変にロマンチックな部分もあって、なんだか物語が終わったとしても
どこかでどんな風に生きていくのか想像ができるというか
ちゃんとそこに一人のミンメイやヒカル、早瀬の人格が形作られているところも評価するポイントの一つです。

(最近の恋愛ものはなんだか変に二次元文化が発達して見やすいけど男の願望の産物でしかないようなキャラクターしかいないように思っています。)

ミンメイのラストの決断は成長したなあ、と少し感動しました。
汚いところを含めて人間であるけれど、でも自分はアイドルだという自尊心を持っている以上このまま生きていけないも事実で、
どんなに居心地の良い場所で安らげるところにいても、自分が前を見て歩けずにはいられない。
それをちゃんと覚悟してヒカルから去っていくミンメイは、最初にヒカルと結婚式の真似事をした
可愛らしい子供とは見違えて魅力的な大人だなあと感じました。
個人的には早瀬押しなのですがラストはミンメイも応援したくなってしまいました、笑





{/netabare}

投稿 : 2018/04/12
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8

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 2.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメ歴史遺産認定(←個人的な評価です)→ ところで誰か、「監察軍」がどこへ行ったか教えてください…。

本作以降「マクロス」という文字がタイトルに入った作品は多数作られたが、本作と劇場版『超時空要塞マクロス ~愛・おぼえていますか~』以外はまったく別の作品と言っても過言ではない。

以下、本作の凄い点。

その1: 主人公が凡人(← 失礼(笑))
もちろん一条 輝は「そこそこ優秀なパイロット」ではあるが、特に天才的でもないし出自も普通。本作以後そういう作品はそこそこあるが、当時のロボットアニメでは珍しかった。

その2: まともなSF作品である
宇宙人と戦う多くのロボットアニメでの根本的な疑問「なぜ敵異星人の姿は地球人と似ているのか」について、作中で明確に回答を与えた。また人類にとって解決できない技術的課題は、全て宇宙から降ってきた宇宙船からもたらされた「オーバーテクノロジー」であるとして解決された。

その3: 音楽が凄い
音楽担当に巨匠、羽田健太郎を起用した。楽曲の出来がことごとく素晴らしく、個人的には初めて「サントラが欲しい」と思ったアニメ作品。

第27話『愛は流れる』以降の各話が蛇足という意見は散見されるが、これは一度打ち切りが検討された後の再延長という本作の特殊事情によるところもあり、ある意味仕方がないと思う。

ただ、個人的にはこのグダグダな期間のお話も実はけっこう好きだったりする(笑)。

2018.3.15追記:
あるあにこれユーザーの愛・おぼのレビューを読んでいてTVシリーズのことを思い出していてふと思ったのですが、誰かこの作品に出てきた「監察軍」(マクロスが地球に落ちてくる前の、元々の持ち主)がどうなったか、知っていたら教えてください。

2、7、F、⊿のどこにも出てきた気配がないので、私、気になります!
(あ、7で名前は出てきてたか…?)

投稿 : 2018/03/15
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43

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pikotan さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

私にとってもデカルチャーだった

初回放送をリアルタイムで見た世代の感想です。
超時空要塞マクロス(以下マクロス)は、私のアニメ視聴暦の中で恐らく最も衝撃を受けたであろう作品です。
マクロス以前のロボットアニメと言えば、その多くは人型合体ロボが地球侵略を企む敵と戦うというものでした(ガンダムのような戦争物もありましたが)。そのようなロボットアニメのテンプレを打ち破ったのが、マクロスだと個人的には思っています。

マクロスとの出会いは偶然で、日曜日にたまたまTBS系列のチャンネルを見ていたら初回スペシャルが始まったんです。
当時はネットも無いですし、子供なのでアニメ雑誌も中々買えませんから、事前情報が何もない中で、それまでのロボットアニメと異質なマクロスには、すぐに興味が沸きました。

まず衝撃的だったのはリアルなメカデザインです。
子供の頃、私は戦闘機が好きで、新谷かおる先生のファントム無頼やエリア88を愛読していたので、F-14似のバルキリーが{netabare}変形してガウォークやバトロイドになる{/netabare}様は興奮しました。
またゼントラーディやメルトランディ側のメカデザインも秀逸で、それまでのロボットアニメとは次元の違いを感じました。
更に驚いたのは戦いだけではなく、{netabare}歌や恋愛{/netabare}が物語の重要ポイントであるなど、ロボットアニメの枠に納まらない壮大なスケールに、私の心は鷲掴みにされました。
また、羽田健太郎さんの音楽もどれも素晴らしいものでした。
今でも「好きなアニメは?」と聞かれたら、「沢山あるけど、とりあえずマクロスシリーズ」と答えています。

一方、マクロスが苦手という人からは、{netabare}戦闘時に歌う{/netabare}意味が分からないという話をよく聞きます。
でも、先の大戦時に日本では敵側の歌や言葉が禁止されましたし、現在でも日本のサブカルチャーが世界中に日本好きな外国人を生み出していることを考えれば、文化の力は偉大なものだと分かります。「ペンは剣よりも強し」というやつです。
そう考えると、{netabare}文化を持たない異星人が地球の文化に触れ「デカルチャー!!」って叫び、戦闘意欲が低下する{/netabare}のも有りじゃないでしょうか。

間違いなくマクロスはその後の多くの作品に影響を与えた、エポックメイキングな作品の一つであると思います。
残念なのは作画だけでした。

投稿 : 2017/10/23
閲覧 : 294
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13

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tora さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 2.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

歌と三角関係

マクロスと言えば歌と三角関係。

ということだけ知っていたのだけど、実際に見てみると、それに加えて異文化との融合というテーマが強く描かれている。

異星人との闘い、地球連邦政府の無理解など、マクロスの置かれた困難な状況も丹念に描かれていて、リアル路線を貫いてる。

肝心の恋愛はちょっと幼い感じ。若いからしょうがないのかもしれないのだけど、主人公が小学生レベルの恋愛観なので、笑えてしまう。

地味に良かったのは、闘うことしか知らないゼントラーディ軍の兵士たちが文化を知っていく様。なんだか微笑ましかった。

投稿 : 2017/03/09
閲覧 : 267
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2

ネタバレ

古酒(クース さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

マクロス

一番最初のマクロス。
特徴と言えば、三段変形のロボと、歌、愛、
板野サーカスなど感動的な動き、などなど。特に言われてるのは
歌、三角関係、かな。

私、恋愛物と言うのはどうも苦手であります。
恋愛とは互いの妥協で成立する物と考えておりますゆえ。

だから、主人公が誰とくっつこうがそこまで興味なく、

はーん。で、終わってしまったりするわけですな。

まぁ、そこに至る経緯でイラッとしたり、
明らかにメインヒロインではないのとくっつくと、えー・・とはなりますが。

この作品にはそれがあった。
いいんですけどね、別に。そこはね。

面白いのは、戦争に歌を自然にからめた事と、
戦争も恋愛もそれなりの決着があり、その後も描かれている事、かな

歌はマクロスの大事な部分。

これは特に。戦争している中でも
自分たちには無い、相手の良いところを見出すゼントラーディがかわいい。

いまだに、この世界観のまま続編が出ているのが納得できる作品です。

投稿 : 2017/02/06
閲覧 : 244
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6

ネタバレ

k-papa さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

バルキリーの変形がカッコイイ

今更感なコメントです。

マクロス自体の変形も凄いのですが、バルキリーはよくできてましたね。

えー、三角関係の話って、この作品が初めて?
じゃないかも。

巨人族との戦いって、北欧神話ぽい設定ですね。

所詮はTVアニメということなのか、
この後の劇場版の作画レベルは凄かったですね。

今もシリーズ物が出るて、息の長い世界観なのですね。

投稿 : 2017/02/01
閲覧 : 240
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6

手乗り変態ガ~ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

原点

歌、ロボ、三角関係

投稿 : 2016/12/07
閲覧 : 343
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0

Y さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

お笑い要素満載でシリアス。今だからこそ再び観よう。

マクロスΔにがっかりして、久々に観てみた。

侵略軍、地球軍、民間人等それぞれの立場で心の機微を巧みに表現した大傑作。
30越える話数で丁寧且つ詳細に描かれたシナリオ構成&表情や演出が素晴らしい作品である。

声優陣も大御所(キャラの持ち味を自然体で演じているので)リアリティーが増加する。拝聴したくなるレベル。無理して作ってる感ゼロで安心して観る事ができる為、作品に集中できる。
背景などの描写も細かく、それらを発見する楽しみもある。

地球を離れてから数年後の歳月をかけて話が進む為人々の移ろい行く姿が非常に興味深い。

近年多い 傾向の表面だけ浅く触れてテンプレぶつ切りアニメや
テーマがあやふやで何も伝わってこない、心に残らない綺麗さやエロさグロさ意表を突くのだけが売りのアニメと比較してみて欲しい。中には良作は有れどもΔの取って付けた感は半端無いものだった…)

本作中に恋でもしてないと、こんな状況やってられない的なセリフがあり 戦闘物アニメでふわふわベタベタ恋愛に走りたがる理由がスコンと納得出来た。その辺の当たり前だけど重要な所を削らないのも傑作と言われる所以でしょう。

何よりも特筆すべきは、侵略軍側の《文化》を得たときの反応。モテないオタ民と重なるようなやり取りが笑わせてくれるシーンが多々盛り込まれており、楽しい。いつの間にかほぼ全てのキャラが好きになっている不思議。

初めの方は悲惨な状況でも主人公とヒロインがアッケラカンとしているやり取りのギャップの差が激しく笑いを誘発させる。
※基本シリアスなストーリー展開です。
各話の冒頭ナレーション及び予告は必聴。
とにかく飽きさせない。繰り返し観たくなる作品。

各話に笑いや名言が潜んでいる。是非探してみて欲しい。
疑問点は侵略軍側の足長ロボット。
巨人と同じ背丈なんだが
どの様に収まって操縦していたんだろうか…

投稿 : 2016/11/27
閲覧 : 330
サンキュー:

8

オヤジですがなにか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

すべてのマクロスはここから始まった。

アイドル&SF。歌モノアニメの先駆的作品。
巨大戦艦、3段可変メカにアイドル、三角関係、パイロット、板野サーカスなどなど、燃え(萌え)要素全部乗せ。
前半はハードなSFだったのが、1クール延長した分はメロドラマになってしまったという、いろいろな意味で伝説を作った作品。
古い作品だが、マクロスファンなら必見。

因みに「劇場版 超時空要塞マクロス 愛・覚えていますか」は、以降のマクロスシリーズで「TV版を映画化した作品」という扱いになっています。
そのため、TV版と劇場版では設定がいろいろ変わってます。

投稿 : 2016/11/08
閲覧 : 264
サンキュー:

7

ネタバレ

くまきっちん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

マクロスの原点

全話見終わりました

30年以上前のアニメということでやはり時代を感じました。

物語はThe宇宙物です。

技術の進歩がとても感じられる作品で面白かったのですがやはり現代のアニメ制作の技術を考えるとどうしても点数が下がってしまうのが残念です

個人的に「愛・おぼえていますか」と本作どちらを勧めるかきかれたら「愛・おぼえていますか」をすすめます

きれいにまとまっていてサクッと見れますので

そして時代の違いなのか作中のキャラたちで一番いいなーと思ったのがクローディア。

主人公は意気地がないというか右往左往

ヒロインの片方はイケメンがいるとそっちへー、親戚のお兄さんが来たらそっちへー、で都合の良いときだけ主人公へーに見えてしまいます

すごい汚い表現をするとビッチ(ファンの方すみません)

もう片方のヒロインは正直になれない一途な女性

まだこちらの方が好感を持てるという方も多いと思います

汚い表現をしましたが「愛・おぼえていますか」を先に見てしまったためヒロインの悪い面がとても目につきました

これ以降のマクロスの基点になるため見たほうが良いと思いつつもキャラ設定にムカムカが出てしまいます

当時の女性はそういった女性がモテたのかもしれませんが平成生まれの私にはわかりません・・・

ただ内容はとてもおもしろかったです

愛・おぼえていますか は17話がなんとなく映画になったようなかんじですね

あと最終話の途中でOPが流れるのは熱くなりアニメ最終回でOPがいいというのが時代を超えて実感しました

投稿 : 2016/10/09
閲覧 : 207
サンキュー:

5

ネタバレ

スカルダ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

今まで見ていなかった事を後悔した

約35年前の作品だが、リアルタイム(再放送?)で数話見た程度の記憶しか無いので勘違いしていた部分が多い。

・OPの歌詞の記憶が全然違った。
・マクロスは変形するロボットの事だと思ってた。
・マクロスは戦艦ではなく、要塞。
・劣化版ガンダムだと思ってたけど、お互い影響し合ってた。

マクロスと言えば、F14似の変形するロボットのイメージしか無かったけど、こんなアニメだったとは・・・今まで見ていなかった事を後悔した。今更言うのも何ですが、名作です。

35年前の作品なので、全体的に古さを感じるところは多いけれど、「新しい」と感じる部分も多く新鮮な驚きの方が大きかった。

・主人公が天才パイロットでは無い。恋愛に鈍くて優柔不断だが、ヘタレではないのも高評価。
・ロボットより、恋愛押し。
・この頃の作品は戦争のリアルさが違うなぁと思う。
・劇的な死ではなく、あっさり死ぬ。
・色々グレンラガンに似てるなぁと思った。←逆です!
・賛否分かれそうなダブルヒロイン。
・「歌」が重要なテーマとなっているが、戦争物で、ここまでバーチャル・アイドルを押した作品は無いだろう。いつの間にか貴方もミンメイファンにw
・早瀬大尉のツンデレっぷりがヤバいw

ダブルヒロインの行方に最後の最後までハラハラドキドキ。
{netabare}大人の女性が好みなら、{/netabare}絶対見るべき作品。

投稿 : 2016/09/21
閲覧 : 312
サンキュー:

16

ZZZxq38369 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

大好き。

投稿 : 2016/08/25
閲覧 : 262
サンキュー:

1

もってぃ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

タイトルなし

1話まで視聴

投稿 : 2016/05/14
閲覧 : 264
サンキュー:

0

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超時空要塞マクロスのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
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超時空要塞マクロスのストーリー・あらすじ

西暦1999年、突如宇宙より飛来し太平洋上の南アタリア島に墜落した巨大物体は、全長1,200m超もの宇宙戦艦だった。これにより異星人の実在と彼らの間の戦争の存在を知った人類社会は、宇宙からの脅威に対処すべく地球統合政府を樹立。世界規模の紛争(統合戦争)を経て、墜落艦を改修し「マクロス」と命名する。2009年のマクロス進宙式当日、地球付近に異星人の一方の陣営ゼントラーディ軍の艦隊が出現する。その存在を感知したマクロスの主砲システムが勝手に動作し、戦艦群を撃破してしまう。マクロスの正体はゼントラーディと敵対する陣営、監察軍が仕掛けたブービートラップであり、人類は否応なく宇宙戦争(第一次星間大戦)に巻き込まれることとなった。ゼントラーディ軍の包囲網から逃れるため、マクロスはフォールド航行により月の裏側への待避を図る。しかし制御に失敗し南アタリア島一帯を巻き込み、冥王星軌道付近に到着する。さらにフォールドシステム自体も消失し、通常のロケット推進のみでの地球への長い帰還の旅を強いられる事になる。その途上、南アタリア島住民5万8千人はマクロス艦内に街を再建し、戦争の傍らで普段の生活を営んでいた。アクロバットパイロットの一条輝は戦火の中で出会った少女リン・ミンメイを守るため軍に入隊し、可変戦闘機バルキリーのパイロットとなる。(TVアニメ動画『超時空要塞マクロス』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1982年秋アニメ
制作会社
タツノコプロ
公式サイト
www.macross.co.jp/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%85%E6%99%82%E7%A9%BA%E8%A6%81%E5%A1%9E%E3%83%9E%...
主題歌
《OP》藤原誠『マクロス』《ED》藤原誠『ランナー』

声優・キャラクター

長谷有洋、飯島真理、羽佐間道夫、小原乃梨子、土井美加、神谷明、佐々木るん、鶴ひろみ、深雪さなえ、蟹江栄司、大林隆介

スタッフ

原作:スタジオぬえ、原作協力:アートランド
企画:大西良昌、プロデューサー:井上明/岩田弘、チーフディレクター:石黒昇、キャラクターデザイン:美樹本晴彦、メカニックデザイン:宮武一貴/河森正治、シリーズ構成:松崎健一、脚本:松崎健一/石黒昇/富田祐弘/大野木寛、キャラクター作画監督:美樹本晴彦、メカ作画監督:板野一郎、美術:多田喜久子/勝井和子、音楽:羽田健太郎、音響監督:本田保則

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