当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「86-エイティシックス- 第2クール(TVアニメ動画)」

総合得点
79.5
感想・評価
416
棚に入れた
1379
ランキング
486
★★★★☆ 3.9 (416)
物語
3.9
作画
4.1
声優
3.9
音楽
3.9
キャラ
3.9

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

86-エイティシックス- 第2クールの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

差別こそなくなったが

 原作は未読。
 1期のラストで全滅したかと思われたシンエイ・ノウゼンを始め、スピアヘッドの面々が
ギアーデ連邦で生きていたという始まり。
 ギアーデ連邦はサンマグノリア共和国のような人種差別はないものの、それはそれで別種の
居心地の悪さを感じる。
 サンマグノリアが直接殴られるような感じなら、ギアーデ連邦は笑顔の裏で陰口があったり、
笑顔自体が善意の押し付けだったりといった印象。
 この善意の象徴的人物だったのが、シンエイらの引き取り手となった暫定大統領の
エルンスト・ツィマーマン。
 裏に何かあるかと思っていたら、ただただ善意の人だった。
 ただそれゆえに理想主義にありがちな心が病んでいる感じがあったが。

 もっともこの居心地の悪さはスピアヘッド側にも問題がありそうで、差別された状況で絶えず
最前線で戦い続ける環境からいきなり解き放たれても、単純に喜べずに困惑してしまうのだろう。
 そしてシンエイは1期においてレギオンの羊飼いとなっていた兄ショーレイと決着を
付けたにも関わらず、未だ死に場所を探しているようで、本作はシンエイの救済の物語と
言えそう。
 先にエルンストの心が病んでいると書いたが、それはシンエイ以下スピアヘッドにも
言えることで、更によくよく考えてみると本作に登場するキャラはモブも含めて大なり小なり
異常な感がある。この辺は戦争の影響によるものなのだろうけど。

 シンエイを救う要素の一つにヴラディレーナ・ミリーゼ(以後、レーナと表記)の存在があるが、
逆にシンエイという存在がレーナが歩み続ける要因の一つになっているという、離れた状況で
互いの安否が分からずともそれぞれの支えになっているところが面白いところ。
 それだけにラストの再会はなかなか感動させられる。
 互いの感情の真意は分かりかねるところがあるが、形としてはなかなか会えない
遠距離恋愛ものの図式だよね。

 レーナと言えば、サンマグノリアの滅亡描写はなし。
 1期においてサンマグノリアの86に対する態度や、状況に対する驕りなどに腹を立てていた
人の中には、「ざまー」みたいな感覚でそういうシーンを見たかった人がいたんじゃないかと
思うが、作り手としては前に進むべき人たちを描写したかったようで、その辺は
見せたい部分ではなかったみたい。

 戦闘自体は昆虫を思わせる多脚戦車同士が戦う図式は変わらず。
 今回はキリヤ・ノウゼンを羊飼いとするモルフォとの戦いがクライマックスとなっているが、
羊飼いとなったノウゼン家の人を解放するという点では二番煎じ的な感じは拭えない。
 まあレギオンの設定上、今後も似たような展開にならざるを得ないかも。
 1期では思っていた以上にスピアヘッドに死者が出て驚いたが、本作では逆にシンエイ以下
生き残り組5人がいずれも欠けることがなく終わったのは、これまた驚いた。
 まあ、良かった結末ではあるんだけど。

 搭乗機に関しては、自分語りをすると1期のジャガーノートはその無骨なデザインに惚れて
プラモデルを買ってしまったが、本作のレギンレイヴは幾分洗練されていて、それゆえに逆に
食指が動かず。

 1期もそうだったが、敢えて言葉にせず、映像による暗喩などで状況や感情を表現する演出が
随所にあり、これが上手い。
 原作がラノベであることを考えると、これはアニメスタッフの功績なのかな。

2022/06/26
2023/11/23 加筆・修正

投稿 : 2023/11/23
閲覧 : 187
サンキュー:

9

りえ さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

フレデリカ・ローゼンフォルトの声が苦手

一期のシリアスな感じが好きでした。
フレデリカ・ローゼンフォルトの今時の猫撫でにゃんにゃん声はかわいいのかもしれませんが
私は苦手で見る気を一気に無くしました。
好きな作品だけに残念

オープニングの曲も苦手です。
あまり作品に合ってないよーな

投稿 : 2023/11/01
閲覧 : 58
サンキュー:

0

ネタバレ

トーリ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 1.0 状態:今観てる

第一クールはかなり良かった、第二クールはやり直してください

原作未読で、第一クールを見てから一年後に第二クールを見ています、そのため第一クールについて補正がかかっていたら済みません、しかし見返さずに感想を書きます。

王道展開ながらも、独自の世界観にきちんと連れて行ってくれる良作として見ていました。
中の世界と外の世界の分断を映像として分かりやすく表現されていて、文章で読むよりも解像度が高く物語に入り込めると思いますし、声が付くことでキャラ同士の距離感も伝わってきます。

ストーリーとしては連邦に助けられた後戦場に復帰する所まで見たのですが、ここにきてフレデリカにかなり引っ掛かりました、悪い意味で。

どうしてあんな演技をさせることにしたのか理解に苦しみます、この先を見ればこれで良かったと思えるのか…
9-10歳の女の子はあんなに幼い喋り方しませんよ、それが誇りある女帝だというならなおさらです。
女帝感を出すために少し落ち着いた感じの声をあてているのだと思いますが、あの馬鹿みたいな舌っ足らずの甘えた喋り方をさせてはちぐはぐなんですよね。萌えアニメの少女を声だけ大人っぽくして連れてきてどうしようというのか、芯のある女帝を描きたいなら真面目な場面ではあれをさせるべきではなかった。
念のため書きますが、声優の久野さんはお仕事を完璧に全うされていると思っていますよ、何も悪くないです、素敵な声です。

ストーリーの方も一応リアリティのある世界観で(そもそもの舞台設定は除いて)物語が展開していくと思っていたのですが、シンエイ達が来る前からかなり戦えてたはずの連邦の中で、彼らが俺ツエーをしないか心配になって来ました、OP映像見てると熱血ロボットアニメ展開が来る可能性も感じるし。

続きを見て星が減らないといいなー。

17話の途中まで頑張って見ているところで追記

フレデリカもう喋らんで欲しい、続きを見て役回り的に幼さが必要だったのは分かりましたが、酷すぎる。レーナとの差別化で年齢を低く設定したい一方で、あまりに幼いと時間経過が足りないという事で10歳にしたのでしょうね、役回りを分離してキャラを増やせばまだましになった可能性があるかもしれない。フレデリカちゃんが5歳くらいで女帝の自覚とかないならなら、あの甘ったれた感じでも許容出来るのかなと思っています、超能力幼女にしてしまえばいいのか?

本筋の方も見るのつらくなってきていて、ガンダム見ていたと思ったら途中でSEEDになってたくらいのダメージを受けながら見ています。
まだ、ここまで見たという勿体なさと、アニメの終わり方が気になるという気持ちがあるので何とか最後まで見られるかもしれない。

OP曲ですが、画と曲が合ってないですね、タイミングのズレではなくて世界観が違います。どちらかを差し替えれば良くなるかと。

未見の方は絶対に見ない方がいいです、アニメ版のこの部分はクソです。

21話まで来たぞ!フレデリカ「おりょかもにょめぇ」
制作陣に言ってあげて(喜びそうで怖い)

最後まで頑張った結果、12話の次に22話に飛べば良いという結論になりました。
結局、原作を見読なのでアニメだけのせいかは分からないのですが、アニメではシナリオもセリフも設定も練り足りてないし、作画も戦闘に注力した結果、紙芝居や総集編が多く、引き延ばしとしか思えないカットも目に付きました。
勿論最悪なのはフレデリカ周りですが、それを抜きにしても第二クールの13-21話は作り直した方が良いレベルの出来の悪さです。

投稿 : 2023/10/29
閲覧 : 108
サンキュー:

1

ネタバレ

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ラスト2話が特に良かった

この作品の感想は前半クールと後半クールまとめて述べたいと思います。

この作品に付いて言うと何と言ってもラスト2話が秀逸で特に最終話で
今まで通信だけでのやり取りだったレーナとシン達が初めて対面するシーンは感動しましたが、
この辺りはやはり1話から2クールに渡りレーナとシン達の関係を紡いで来たドラマを描いて来たからこその感動と言えますが、
改めて本作に付いてはSF戦記モノの部分や或いは人間ドラマとしての部分など総合的に面白いストーリーが描かれたのと、
そして戦闘シーンにおけるアニメーションとしてのクオリティも非常に高く
ストーリーやキャラクター、それに作画など総合的に本作に関しては出来が良かったと思います。

【評価】

89点・2A級

投稿 : 2023/09/08
閲覧 : 86
サンキュー:

1

ネタバレ

ゲリオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

中身以外の部分で著しく評価を落とす

このアニメ。実際のところクソ面白い。
SF戦記物が好きでまだ未視聴の人は今から一気見すれば絶対楽しめると思う。
ただし、内容や演出がいかに良くても「いちアニメ好き」としては承知しかねる点があって、あまり高評価を付けたくない作品になってしまった。
すなわち「決められた放送枠内で終えられず、最終2話が長い間延期になってしまったこと」これはどう考えても批難されて然るべきで、どうしたって擁護できない。

当初は分割2クールアニメで、2021年春クールから前半を、秋から後半をオンエアする予定だったが、物語も佳境に入った12月終盤頃になったところで公式が「クオリティ向上のため翌年3月にオンエアを持ち越します♪楽しみにしていてください♪」とかほざいて一気にテンションが落ちた。
放送中から総集編が多いなとは感じており、あれは予定された総集編ではなく単にいわゆる「万策尽きた」状態だったのだろう。
満を持した最終回はなかなか綺麗な終わり方で、普通にオンエアされてたら「終わりよければ全て良し」的な印象を抱けたはずだが、さすがに3ヶ月も間をあけてしまったらそういうわけにはいくまい。

まぁ、制作部分の失態をネチネチ批難するのもアレなので、作品の感想もちょっと述べるとすると、前半クールと後半クールで内容がガラッと変わった印象が強いストーリーだった。
前半は大勢いた仲間たちが話数を追うごとに次々と戦死し、生き残ってる面子も訪れる自分の番を覚悟している悲壮な展開。最後に残った5人も死地に向かうことを余儀なくされ全滅という形のバッドエンド…かと思ったら奇跡的に他国に救出されて全員生存というところで後半がスタート。
5人にとって初めての平穏な暮らしが始まったものの、やはり自分たちは戦場でしか生きられないことを認識し、戦地に復帰することになったが、死線をくぐり続けた彼らにとってもはや普通の戦場など恐るるに足りず、前半クールのようにいつ誰が死ぬかのような空気は無くなった。
言う慣れれば、前半が「死に場所を求めた物語」だったのに対し後半は「生き様を探す物語」ってのがテーマだったんじゃないかなと。

あと劇中における大きなテーマにもなってる人種差別については、そっち系の話題に関心深い海外ファンからの評価を得られそうな感じだったのではないか。(国内では"亡国のアキト"のパクリという批判が目立ったが)白人、黒人、アジア人とせず、あえて架空の人種で描いたこともプラスに働いた。
86たちを非人間として前線で戦うことを強制するアルバ(白豚)の中で、差別を是としない本作のヒロイン、レーナことミリーゼ少佐。前半の共和国編は彼女の決意と苦悩が、86の悲壮な闘いと並行して作品の主題になっていたものの、ギアーテ連邦編以降はレーナの出番は激減。次に登場するのはいつかな〜と思ってたら結局最終盤まで…まぁでもシンとレーナが対面する最終話は誰もが待ち望んだような完璧な終わり方だったことは間違いない。結局このシーンを迎えるための全23話だったのだと思う。

個人的に不満だったことは、共和国がレギオンに滅ぼされる重要な場面が劇中でカットされてしまったこと。あれだけ異人種を差別してきた白豚がいざ報いを受けるシーンはきっとカタルシスを得れただろうに勿体ない。
そして国が滅亡に瀕しても徹底抗戦を続けたレーナちゃんの活躍、今後OVAで作ってもらえると嬉しいね。
ミニスカ太もも丸出しのエロ娘の戦場での立ち振舞いが如何ほどなのか確認したいw
てか、レーナの格好もそうだが、パイロットが機体内でヘルメットも付けずに戦ってるのは、リアリティの追求という意味では良くなかったわな。そら直ぐ死んでまうわと。
まー、前線に幼女が付いて来るようなラノベ作品にリアリティを求めるのは酷か。

以上。なんだかんだで相当面白かったSF戦記物だったとは思う。
作画も基本的にはハイクオリティ。
普通に放送してたら良アニメ判定にしていただろう。
ただただ、オンエアを落としてしまったこと、それだけが悔やまれる作品。
制作がすべて終わってから放送しろと毎度言ってるが、未だ期待作に限って納期ギリギリのスケジュールになのは嘆かわしい限り。
改めて提言したい。資金に余裕が出来てからアニメ作れや!と。

投稿 : 2023/07/04
閲覧 : 185
サンキュー:

2

ネタバレ

青龍 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「人は二度死ぬ。一度目は自分が死んだ時。二度目はその名がもはや口にされなくなった時」

私が本作を見て真っ先に思い出したことは、大学を卒業した数年後に、大学時代の部活の一学年上の先輩が交通事故で亡くなったときの話だった。

先輩とは、体育会系の厳しい部活で3年間苦楽を共にし、長期休みには一緒に1ヶ月弱の長期海外研修もしていたので、様々な思い出があった。

大学卒業後は、互いに多忙で連絡を取ることもなかったが、先輩の訃報を同期の友人から聞いた時に、私の携帯電話に残された先輩の連絡先を消すかどうかで悩んだ。

当たり前だが、その連絡先から連絡が来ることはもう二度とない。また、鬼籍に入った人間の連絡先を残すことに抵抗がある人もいるだろう。

しかし、このとき、私は先輩の連絡先を消さなかった。なぜなら、今までも卒業後に連絡を取っていなかったけれど、こっちから連絡したらひっこり返答が来るんじゃないかとか、もしかしたらこの連絡先から連絡が来るんじゃないかと思ったからだ。

今思えば、連絡先まで消してしまうと先輩を完全にこの世から消滅させることになるような気がして、それが怖かったからだと思う。
別の言い方をすれば、私は先輩のことを忘れたくなかったし、私が忘れさえしなければ、少なくとも私の中で先輩は生きていると思ったからだ。

「人は二度死ぬ。一度目は自分が死んだ時。二度目はその名がもはや口にされなくなった時」という言葉を思い出した。


(以下、結末に関するネタバレありの感想)
{netabare} さて、本作の主人公シンは、私なんかよりずっと辛い経験をしてきたのであり、私と同列に語るべきでないことはわかっている(しかし、きっと幸福なことなのだろうけれど、私はシンのような過酷な境遇にない中で、彼に共感できる出来事が上の話だった。)。

まして、シンは、辛い思い出の方が多いのだから、自分も死んで楽になりたいという気持ちはよくわかる。加えて、死んだ者たちから、なんでお前だけ生き残ったんだと思われるかもしれないという恐怖もあるだろう。

しかし、ある意味、シンが生き残るために彼らは犠牲になったのだろうし、シンが生き残って彼らのことを「忘れない」ことも「アンダーテイカー」(葬儀屋)として、死んだ者たちがシンに期待した彼の役割なのだろう。 {/netabare}

投稿 : 2023/05/15
閲覧 : 134
サンキュー:

4

しょへ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

美しい終幕をありがとう。延期に延期を重ねて放たれた至高の22、23話

ラノベ原作アニメにおいて、無職転生に匹敵するほどに、アニメーションでうまく昇華されている。
見事な演出と、澤野さんのサントラ、終始ハイクオリティな作画。
最終話である23話の最後の4分は見逃せない。
ほんとうにありがとう。
2期、いつまでも待っています。

投稿 : 2023/04/10
閲覧 : 127
サンキュー:

1

gSEAt02306 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

12話まで我慢して観た

とても美しい作画で、内容も評価の高いアニメだったので、4回程チャレンジして観ました。

キャラクターの絵も好きでしたので、
いつ面白くなるのか?と思いながら観ましたが、駄目でした。
主人公のハンドラーにイライラしてしまうのです。
喋り方も大袈裟で行動も浅はかに感じてしまい、感情移入出来なかったです。

投稿 : 2023/04/10
閲覧 : 161
サンキュー:

1

ネタバレ

てたい さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

泣けるやん。

1期と2期まとめての感想やけど、初め見出した時は、「なんやねん。この4足ロボット。どーせ微妙なんやろ。」とか思ってたんやけど見出したら止まらへん。普通に話しに吸い込まれてた。
これはロボットアニメの分類に入るん?敵は全員ロボットっちゃロボットやけども。笑
俺はなんかちゃうと思ってんけど。普通に戦争系のアニメやんな?
まぁとりあえず黙って最後まで見て欲しい。
最後泣けるで?普通にボロ泣き。ミリーゼ早よ気づいてくれやーってずっと思ってた笑

個人的にはファイドが、いっちゃん好き。

ありがとう。3期あることを願ってます。

投稿 : 2023/02/25
閲覧 : 189
サンキュー:

2

ネタバレ

uQcus51094 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

最後に一気に来る。1期とはかなり雰囲気違う

1クール目にはまり、すぐに見ました。
ただ、1期の暗い感じとはやや異なる感じで進みます。
他の人が書いているように、話に強弱がないので、ずっと同じテンション。
こちらのほうが王道の戦記物ぽい。

しかし、その分最後に一気にきます!
1期からの話をひっぱって!

という感じでした。

なかだるみしそうですが、一気に見ることをお勧めします。

{netabare}

あらすじ
激戦を生き抜き、他国で士官することになった主人公だち。
色々ありますが、結局戦場にもどり、1期で倒せなかったボスを倒すことに。

1期と違って、人がほぼ亡くならないため、悲壮感はないです。

共和国はよっぽどひどい機体だったんだろうか?
見た目は変わりませんが…

ラストのために、23話はあったのではと思うくらい、ラストはよい。

引っかかったところ
・共和国がどのようにダメになるのかは、もうちょっと描いてほしかった。
共和国の話がほぼないので、状況がよくわからない…
気づいたら奪還してるし…

・レギオンが強くなりすぎ
レールガンとか出てきたし、もはや進化というか範疇を超えているような
普通にno faceというか指揮官もいるし…
進化が半端ない
これ以降、勝てるんでしょうか…

色々書きましたが、社会テーマのある戦記ものということで非常に面白かったです。

何よりラストがよかった

{/netabare}

投稿 : 2023/02/14
閲覧 : 129
サンキュー:

3

ネタバレ

あっず さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

作品雰囲気と合わないキャラの存在が気になった

スピアヘッド戦隊が特別偵察任務の末、ギアーデ連邦に保護され
いくらかの一般的な日常を過ごした後、戦線に復帰
予想されていたレギオンの大攻勢に対して抵抗した後
滅亡してしまったサンマグノリア共和国から生き延びたミリーゼ大尉にドッキリを仕掛けるお話。

1クール目の雰囲気が好みだったので時間は空いたが視聴。
最後の2話だけで見てよかったと思えるぐらいの出来でした。(放送中は3度も万策尽きたようですが…

ただ、サンマグノリア内の戦いの描画あっても良かったんじゃないかなと。
30秒程度さらっと流れて終わりはさすがにもったいなさ過ぎたように感じました。

普段はキャラクターについてどうこう思いませんが
フレデリカがどうしても受け付けませんでした。
もちろん原作に登場するキャラクターだと思うので仕方ないとは思いますが
この作品で一人「のじゃ」という明らかに浮いた語尾をつけながら
普段は5才児みたいな言動でキーキー言ってるのに
急に20歳ぐらい成長したような事喋りだしたり違和感しかありませんでした。

投稿 : 2022/12/13
閲覧 : 109
サンキュー:

3

種馬 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:----

クオリティは高いけど…

アニメーションとしてのクオリティはかなり高いです。
戦闘シーン含め、1期を越えるといっていいでしょう。
ただ感情移入が出来ないんですよね…
演出にも力を入れてるのはわかるんですが、全然響かないから引き延ばしに感じてしまうほど…(特に姫様関連)

物語の背景や設定は1期のときほど難しくはなく、置いてけぼり感は少ないです。
(一期のとき説明不足が多く感じ他の媒体で補填した)

個人的には作品クオリティに反して空回りしてる印象です。
最終数話を3ヶ月引き延ばして放映は動画のクオリティを鑑みれば納得です。
原作は未読ですが、シナリオ、複雑な設定込みで面白いと思うので期待しています。

※ラスト3話?を観ました(評価改定)
作画、演出も終わり方も素晴らしかったです。
記憶に残る作品にはなりました。

投稿 : 2022/12/12
閲覧 : 255
サンキュー:

5

ネタバレ

シン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

1クールと雰囲気が変わったけど最終回は良かった

1クールがとても面白かったので2クールも楽しみにしていましたが最後まで見続けるのは結構辛い作品になってしまいました。でも最終回はとにかく良かったです。

とても個人的な意見ですがフレデリカというキャラクターが受けつけられなかったです。声がキンキンして
いてロリ少女、安っぽくなった感が否めず、寝起きパジャマ姿で登場した時は引きしました。
フレデリカというキャラそのものは良いのですが、年齢をもう少し年上にして落ち着いた声質の声優さんだったらよかったなぁ

そしてシンとレーナの関係性が好きなのに、レーナはあんまり出てこず…

良かったのは、平和な日常を楽しむライデン達が見れた事と、それでも前線に戻ると決めた彼らの生き様です。

終盤、やっと、、、やっと二人が再会した時は色んな意味で泣きました。レーナの涙と顔を綻ばせるシン、感無量です。

再視聴する時は15-20話は飛ばしてみるかもです。

投稿 : 2022/12/07
閲覧 : 121
サンキュー:

4

ネタバレ

oVvpe24090 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

23話のCパート4分は史上最高

これ以上の4分間を味わうことは二度と出来ないと思います。ここに全てを集約したスタッフに敬意を表します。

投稿 : 2022/12/05
閲覧 : 98
サンキュー:

2

ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 2.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

Where Have All the Flowers Gone(花はどこへ行った?)

戦争をモチ-フにしたアニメ作品は、
これまでにイヤというほど製作されておりますし、
これからもイヤというほど製作されることは想像に難くありません。

そして、一口に『戦争アニメ』と言っても内容は千差万別、玉石混合。

んで、僕はそれら『戦争モノ』アニメを個人的に、
大きく三つに分類して視聴したり考察したりしています。
ほんとうに、あくまでも私的かつ便宜的な線引きに過ぎないのですが、
ご参考までに紹介すると以下の通りです。

 ① 戦争は悲惨だアニメ

   戦争被害だの困窮する市民だのにスポットをあて、
   ほらね、戦争ってよくないでしょ?
   みたいなことを啓蒙する、いわば『反戦』アニメ。

   言ってることは決して間違っちゃいないし、
   若い世代に伝えていかなきゃイケナイことではあるのだけれど、
   「だから?」という問いにまったく答えておらず、
   その後の利用のされ方がおおむねアレなのが玉にキズ。

 ② 戦争はニンゲンの縮図だアニメ

   戦争そのものより戦争をモチ-フとして『人間』を描くことが主題で、
   人間の『愚かさ』『傲慢さ』『業の深さ』『狂気』や、
   それに対峙する『強さ・気高さ』『絆』なんかを描くアニメ。
   (もちろん、飲み込まれていく『弱さ』も描かれたりします)

   別の言い方をするなら『戦争ドラマ』になるのかしら。

   中には、かわぐちかいじ氏作品のように、
   軍事力と平和の共生を模索する『現実秩序論』的アニメもありますが、
   社会派ということで、一応この中に入れています。

 ③ 戦争かっけえアニメ

   戦争をモチ-フにした、エンタメ特化型アクション娯楽アニメ。
   前線で戦う兵士を中心にして描かれるのがほとんどで、
    中二成分が入ってみたりみなかったり、
     萌え成分が入ってみたりみなかったり、
      ラブ成分も入ってみたりみなかったり。

   設定はかなり緻密に作られ、
   メカデザインだの演出だのにはタマシイかなり入っているものの、
   言ったりやったりしていることは昔っからだいたい一緒です。

これら①~③に「どれがエラい」という序列なんかありませんし、
もちろん、すべての作品が明確に線引きできるわけでもありません。
それぞれの要素が混じり合っていたり、
何かを足したり引いたり揉んだり伸ばしたり、
それなりの『個性』があるのが一般的なのではあるまいかと。
(なんの『個性』もない寄せ集めアニメも少なくないですが)


で、本作『86』でありますが、
先に放送された第一ク-ルと、この第二ク-ルでは、
作品の色彩が潔いほどガラッと変わっております。

第一ク-ルは②の『戦争ドラマ』的色彩が強かったのですが、
そういうのはほとんどなんもなしです。
ヒトの思惑とかがちょいちょい足を引っ張るものの、
基本的には勧善懲悪の電車道、
③の、ドキハラ楽しい『戦争かっけえアニメ』に仕上がっております。

というか、そもそも『戦争モノ』ですらなくなり、
戦争っぽいSF娯楽アクションアニメ、みたいな感じではあるまいかと。
だってさあ……{netabare}

(1)そもそも『人と人の殺し合い』じゃなくなってるし。

  周辺諸国に侵略戦争をふっかけ、
  大戦の元凶になった軍事国家『ギア-デ帝国』なのですが、
  市民革命であっさり滅亡いたしております。

  後を継いだのは人道派のエルンスト率いる民主国家、ギア-デ連邦。
  他の国に侵攻したり特定民族・国家を差別したりするつもり、
  さらさらありんせん。

  だからもう、国と国との『戦争』じゃないんですよね。

  じゃあ何と戦っているかというと、
  ギア-デ帝国が開発した自立型の殺戮兵器であり、
  勝手に人間の脳を取り込んで増殖するようになった『レギオン』であります。

  ようするに『ツブれた交戦国』が遺した、
  勝手に増殖して人類を攻撃する『メイワク兵器』なんですね。

  もう帝国いないし、戦争やめてまったりしたいんだけど、
  こいつらがわさわさ攻めてくるのでしゃあなく戦っているという、
  なんとも締まりのない『戦いの構図』が物語の根幹になっております。


(2)仲間、死なないし。

  これは、戦争かっけえアニメではほとんどお約束。
  戦隊ものや美少女戦士ものなんかと同じで、
  どんなに強大な敵と戦おうが、
  味方の主要キャラって、まず死ぬことはありません。

  本作も、第一ク-ルは仲間が無惨にばたばた死んでいったのですが、
  第二ク-ルでは「ないわ」と思うぐらい、
  どんだけ無茶な状況に陥っても86メンバーは不滅のアナタ。

  第一ク-ルの印象が強烈だし、
  そのために用意されたであろうサブキャラが戦死したりするので、
  かなりドキハラさせられるのですが、それは演出。

  もちろん「ああよかった」と僕も胸をなでおろしたわけなんですが、
  よくよく考えてみたら、
  最後に「ああよかった」なんて思える『戦争』なんて、
  アニメの中だけの話ではあるまいかと。


(3)萌えとかラブ成分増し増しだし。

  ロリっ子フレデリカの登場は、市街地なら問題なし。
  そりゃまあ、街中にはロリっ子のひとりやふたりいるでしょう。
  だけど軍部に『マスコット』として配属ってなんだよマスコットって。

  戦闘部隊を幼い娘と寝食を共にさせて疑似家族とし、
  愛するムスメやイモウトのため命を賭して戦う気にさせるって……
  兵士に里心がつくだけでむしろ逆効果なのでは。

    救護班や整備班、補給班などを除き、
    戦時には軍施設に『保護を要する非戦闘員』を入れないのが鉄則です。
    (軍の施設というのは、それだけで敵の攻撃対象ですしね)
    もし戦闘になれば保護に人員を割かねばならず、戦力低下は必至。
    それを『風習』の一言でかたづけるって……パヨクの工作っすか。

  で、前線の経験もない10歳の子どもに知ったような口を叩かれ、
  それに納得したり鼓舞されたりとかね、もうね。
  前線はアキバじゃないんだよっていう話であります。

  それに比べるとシンとミリ-ゼのラブ要素はけっこう控えめ。
  なにを言ってるんだおまえは、
  という台詞もあるにはあるんだけれど、
  戦闘終了後、非戦地域での言葉なのでお咎めなし。

  最終話、二人の手の影が寄っていく甘々カットは、ちょっとアレかしら。
{/netabare}

というわけで本ク-ルは第一ク-ルとうってかわり、
何かを考えさせる・問いかけるような要素はほぼ皆無となっており、
登場人物や戦闘シ-ンを見てもらって
『かっけえ』『すげえ』と思っていただきたい、
そんな作品に仕上がっております。


僕的なおすすめ度はB+ぐらいの感じです。

リアルな『戦争』からは目いっぱい遠ざかっちゃいましたが、
人間の脳を取り込んで増殖する機械兵器など、
シリアスなところはシリアスで、出来のいいバトルアクションアニメかと。

  美少女が『よくわかんない敵』と戦い、
  最後は覚醒だの友情パワーだのでなんだかんだ、みたいな作品よりは、
  遥かに地に足がついた物語に仕上がっております。

  戦地に赴く若者の『覚悟の有無』みたいなものも描けているし、
  ドラマ要素的なものもそれなりに。
  戦略・戦術的なものは強引というかムリあり過ぎですが、
  リアルな戦争ぶっちぎったアクションアニメだからと割り切れば、
  けっこうドキハラしながら楽しめます。
{netabare}
  ただし最終バトルでロリっ子が前線に紛れ込んじゃうのは、
  「しっかりつないどけよ」としか言いようがなく。
  こういうムカシふうの安い演出は、僕的には『萎え』要素に他なりません。
{/netabare}

映像はふつうにかっこいいです。
動と静、いずれのシ-ンの描写にも繊細なこだわりが感じられて良き。
無機物・有機物の質感まできれいに表現されています。
アングルにも相当こだわってて、仰角/俯角、引き/寄せの配合が絶妙。
その一つ一つにちゃんと意味があるんだ、これがまた。


キャラクターは、86のメンバーは味があるのですが、
エルンストあたりからちょっと微妙になり、
軍属のほとんどはテンプレの焼き直しがこれでもかと並びます。

フレデリカに至っては、何をかいわんや。{netabare}
レギオンをばらまいたギア-デ帝国最後の女帝という立場なんだから、
(本人の責任じゃないから責めることはないにしても)
そのレギオンと命がけで戦っている兵士に上からモノを言ったり、
私的なこと(キリヤの件)を頼んだりするのはよかわけなかばい。{/netabare}

  もちろん『そんなこと百もわかって言っている』というキャラ設定なんだけど、
  その自己矛盾を『子どもゆえ』の一言で片づけちゃうというのは、
  ドラマの構成として安すぎるのではあるまいかと。

  おなじようなチビ女帝でも
  共感という意味では『うたわれるもの偽りの仮面』のアンジュの方が、
  背負うべきものをきっちり背負っていて良き、と拙は思います。

キャラが最高に立っているのは、やっぱミリーゼかと。
第一ク-ルの最終話から、その足の置き場が一ミリもずれていません。 {netabare}
最終話、墓碑銘の前で「忘れません」という台詞を五回繰り返し、
その後立ち上がって毅然と歩み去る姿を仰角で捉えるカット、
何回見ても鳥肌ものです。 {/netabare}

  ほんとそれだけ、台詞が「忘れません」しかない25秒ほどの演出で、
  彼女が自分自身に刻み付けたものの『深さ』と、
  それに向き合う覚悟の『強さ』が見事に表現されています。

  これ、絵コンテ描いたの監督の石井さんですよね?
  アニメの専門学校ではなく千葉大の理系出身という変わりダネで、
  アニメ-タあがりではなく制作進行あがり。
  しかも初のTVアニメ監督作品でこの表現力はすごい。すごすぎる。
  まじで、駆け寄って握手を求めたいところそす。


音楽は、OP・EDともエンタメ特化。
とりわけOP曲の『境界線』は(少なくとも僕の耳には)、
平和ボケした日本の若者が
アニメの内容に沿ってドラマチックになるよう歌ってみました感満載で、
一般ウケしか狙ってませんという潔さがありありと。


役者さんのお芝居は、高水準で安定。
欠点と呼べるほどの欠点がほとんど見受けられず、
ほんと安心して視聴できます。

特にミリ-ゼ役の長谷川育美さん、
はじめてのメインヒロインなのにすごくがんばっているなあ、と。
気を張ったときと緩めたときの『声の硬度』の使い分けが絶妙です。

今期だと『ぼっち』の陽キャラ喜多郁代を演っているのでわかるように、
使える音域や芝居の幅が広い役者さんです。
まだまだ若いし伸びしろもありそうで、要チェキの一人かと。
いい役引き続けられれば、大化けしそうな感じです。
頼むから『けいおん』みたくなるのだけはやめておくんなまし。

  あと、フレデリカ役の久野美咲さん。
  キャリアも実力も充分すぎるほどの方なので、
  いいかげん、こういう役どころから解放してあげたいな、と。


とにもかくにも第一ク-ルまでの路線をかなぐり捨て、
前線をガタゴト走る無骨な戦車から
テ-マパークのアトラクションに乗り換えたような作品です。
{netabare}
最終話には『戦場のボ-イ・ミ-ツ・ガール』なんて、
ウクライナの方々には絶対にお見せできないようなカンド-演出もあり、
まさに平和の国ニッポンならではの仕上がりではあるまいかと。
{/netabare}
第一ク-ルを『重い・しんどい・クラい』と感じていた方は、
  「おお、やればできるじゃないか」と満足し、
逆に第一ク-ルの『重さ・しんどさ・クラさ』に惹かれていた方は、
  「う~ん……なんかペラペラでやだわ」と感じちゃう、
まさに『トンネルを抜けると雪国アニメであった。』という感じです。

  あとはもう、雪が好きか嫌いかぐらいしか分水嶺がありません。

{netabare}
ちなみに最終話、滅亡したサンマグノリア共和国の市街が映され、
いまだに86への差別意識をもった市民の姿を描くことで、
自業自得だよね的な雰囲気を漂わせています。

だけど、そうじゃない、ただ平和に暮らしていた市民もいたわけです。

 ・瓦礫の中にある、焼けた家族写真や子供の玩具
 ・身を寄せ合っておびえたように凍える戦災孤児たち
 ・倒壊した家屋の前で涙を流し続ける、片足を失った老婦人

そういうカットを数秒間ずつ流すだけでも、伝えられることはあったはずです。
おごりや差別意識があろうがあるまいが、
戦禍に巻き込まれ国が滅ぶというのはそういうことなのですから。

だけど石井監督は『描かなかった』。
最終話の放送は3月12日。
ロシアのウクライナ侵攻開始は2月24日ですが、
その時には完パケあるいはそれに準ずる状態であったはずであり、
国際的配慮などではなく『確信的演出』として。

そういうものをあえて『描かない』ことによって、
『最高のオレたたエンド』なんて評されている大団円をさわやかに見せる。
そういう計算であったであろうことは、容易に推察できるところです。
{/netabare}

そのことの是非は視聴者一人一人が判断すべきことで、
僕ごときがエラそうにあ~だこ~だ言うべきようなことではありません。
(好き嫌いぐらいなら言えますが、言っても詮なきことですし)

ていうか、僕的にはその焼け出されたサンマグノリアの人たちが、
『ケンポ-9条に固執して侵略されちゃった日本人』みたく見えたのですが、
それはまた別の話ですよねえ。

投稿 : 2022/10/25
閲覧 : 289
サンキュー:

20

まあ君 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

めでたしめでたし

第1クール,第2クール連続で観ました.
硬派な戦争モノはやっぱいいですね.あの蜘蛛みたいなヤツは,個人的にはあまり趣味ではないのですが...
最後とてもいい終わり方だったので,少し甘めの4.5としました.
こういった作品がもっと増えてくれると嬉しいです.

投稿 : 2022/09/29
閲覧 : 118
サンキュー:

3

マーリー・マル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

一気見はつらい

内容的にはガンパレ、マジプリ、マヴラブのような青少年バトル系。設定にはフルメタルパニックや攻殻の影響も見られる。これだけ聞くと絶対面白いじゃん、と思うのだが一気に見るとテンポが頗る悪い。いや話自体は面白いのだが、くどい。例えば主人公は兄貴のこと引きずりすぎじゃね?とか思う。

画は綺麗だし音楽も悪くない。一期の、時系列で登場人物をスイッチングしたりする演出も凝っているし、他にも色々工夫があって面白い。おそらくなのだが、このアニメのストーリーのテンポ感は漫画や小説のテンポだと感じる。だから一気見はちょっと辛かった。

投稿 : 2022/09/28
閲覧 : 100
サンキュー:

3

ネタバレ

kochan さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

1期は9話で化けた
同様に2期は21話で化けた
終盤まであきらめないで見続ければ幸せになれるアニメ

投稿 : 2022/09/21
閲覧 : 82
サンキュー:

1

ネタバレ

エイ8 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ちょっとエモさに寄り過ぎた感

『86-エイティシックス-』(EIGHTY SIX) は、安里アサトによる日本のライトノベル。イラストはしらび、メカニックデザインはI-IVが担当している。電撃文庫 (KADOKAWA) より2017年2月から刊行されている。各巻冒頭部分が電撃文庫マガジンに連載されているほか、同誌およびカクヨムにて外伝が連載された。
第2クールは同年10月より放送中。尚、第22・23話については、クオリティ確保のため、2022年3月12日以降に放送された。(wikipedia)

最初、この第2クールは初めから想定されたものだったのか、人気が出たため急遽計画した実質2期なのか判断に迷いました。視聴当時は(OPをちゃんと見てないことがバレますが)何となくアニオリだと思ってましたし、実際2クール目の冒頭もあまり1クールラストとの整合性が取れていないような気がしてました。

1クールのラストで何故シンは幼少に戻って騎士の鎧を身にまとった兄に連れて行ってもらったのでしょう?兄であるショーレイ(を基にした羊飼い)はシンを子ども扱いしてはいけないと悟っていたと思いますが、それは単純な思い違いでシン自身はそう望んでいたということだったのでしょうか。でも結局2クール冒頭でシンは置いてかれ大人になるという描写。うーん……
ていうかそもそも何で助かったの?先述の流れもありますし、また羊飼いだけコピーが無いというのも不自然なのでてっきりレイの別機辺りが来て助けてくれたのかと思いましたが特に説明なかったですね。運よく連邦が来てくれて助かったってこと?

更に言うと支援機のファイドを1クールで潰して2クールに入りさっさと復活させたのも流れ的に微妙。あれだとわざわざぶっ壊れた事強調する必要ありましたかね?あの記念碑というかモニュメントを作りたかったから?

まあこういうようなのがあったのでてっきり二期用に新たなシナリオ考えたのだと思ったりしたのですが、原作ラノベだともっと自然な流れをしてるんでしょうかね?

1クール目はファンタジー風味SFという感じでしたが2クール目は逆にSF風味ファンタジーと様相を変えています。そして幼女キャラであるフレデリカの登場によって一気にラノベ臭も強まります。1クールの時は意外と気にならなかった厨二な二つ名も2クールではやたらとこそばゆいです。ブラックウィドウw人斬りカマキリw
……あ、まずい。ブラックウィドウで笑ったらMa〇velさんに怒られちゃうか。というわけで彼女の方は取り消しで。人斬りカマキリwwwwww

それにしても共和国、帝国ときて連邦ですか。連邦なんて言われるとソビエトを彷彿とさせますがどっちかというとガンダムの方の連邦でしょうか。ただやたらと人道的感覚や民主主義を強調するところから見て単純にアメリカをモデルにしてるのかも。

新キャラで友人のユージン君は結構あっさりと退場していきましたね。アルバのように見えるしキーパーソンだと思ってましたがあんまりそんなことありませんでした。あくまでシン周辺のストーリーを彩るものでしかなかったですね。色付きだろうがなかろうがそこは関係ありませんし。

それにしてもまあエモかったですね。あんまりにもエモ過ぎてキリヤとの最終決戦の場にレーナさんが突如として現れても気にもなりませんでしたよ。いや嘘です。何の脈絡もなく唐突に現れよったなとか思いました。しかもあの人片手銃でレギオンぶっ飛ばしてませんでした?何でそんなにお強いん?

というかレーナさん、そこからやることなすこと迂闊だし支離滅裂。まず目の前にいるのがシンと全く気付かない点。毎晩お喋りしてたのってそんな昔のことじゃないですよね?声聞いてもしやと思わないもんですかね?大尉じゃなく少佐とも言ってるし、一度パラレイドで音も拾ってるわけでしょ?しかもその後再開した時顔見てもわかんないし。あんたが後生大事に持ってた写真の人物見た事ないの?見ず知らず(と思ってた相手)に見せつけてドヤるために持ってんの?

まあそんな感じでエモ演出に寄り過ぎなことには結構気になりました。強引に再会現場引っ張るし……別に遠くで音鳴ろうがハッチ急に止めんでもええやん。止めるならすぐに閉じちまわないと意味ないだろとか。

仲間の4人にしてもクレナ、アンジュ、セオ辺りの生死のぼかし方はわかりますがライデンはいくらなんでも強引過ぎでしょ。あれほんとどうやって生き残ったの?

あ、アンジュといえばオーラスでようやくアルバじゃないということに気づきましたよw本物と並ぶと結構違うもんなんですね。1クールの時は一人だけアルバ混ぜていてるもんだから結構重要な人物かと思ったのですが……まあメインキャラという意味では重要人物だったのでしょうが。

最後に作品としては、総じて説明不足感がすごかったですね。特にレーナ側の描写が少なすぎたのは致命的だったと思います。エモきゃ良いってもんじゃないと思うんですよ、少なくとも自分はちょっとがっかりしました。さすがに原作はちゃんとしてるとは思うんですが、あの無駄な総集編を一つでも減らせれば何とかなったのかもしれませんね。作画クオリティを維持するのも痛しかゆしといったところでしょうか。

投稿 : 2022/09/17
閲覧 : 156
サンキュー:

7

Sua_Ma さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:----

面白かった

最後だけ3回見ました

戦いは続きながらも、絆は続く
もう会えないのかな…とか色々考えていたため、尚更感動で涙が出た
ハッピーエンドで良かった

投稿 : 2022/09/16
閲覧 : 80
サンキュー:

2

ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

戦いのその先に

全23話の12話から2クール目です。
本クールは一転、ギアーデ帝国を打倒したギアーデ連邦が舞台となります。
よって、86の5人が主役。
レーナの登場はほとんどありません。

戦場の先にも戦場が・・・
でも意外にも希望の空気が流れています。
それは人を人として扱うギアーデ連邦だからこそ。
それに、はっちゃけた連邦暫定大統領と元女帝陛下フレデリカの存在が大きいです。

日常を経験してもなお残る思い。
それは、死んでいった仲間とレーナに報いるため。
言い換えれば、使命と言ってもいいかもしれません。
86の5人は戦場に戻ります。

ともに戦うギアーデ連邦の戦士たち、しっかりと今を見つめるフレデリカ。
そこには悲壮感はありません。
あるのは未来への希望のみ。
事ある毎に皆を鼓舞するフレデリカの言葉が心に刺さります。

22話と23話はクライマックス。
困難を乗り越えたレーナが登場します。
彼岸花の上を歩くレーナ。
そこには若くして散った86の同士への底知れぬ敬意を感じました。

ちょっとずるいかもしれません。
この感動のラストシーン。
しかし戦いは終わりません。
これは、人類の未来を示唆しているような気がします。

投稿 : 2022/09/10
閲覧 : 164
サンキュー:

21

_ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

号泣。

キャラクターの心情や置かれている立場がよく伝わる。泣ける。続きが見たくなる。

投稿 : 2022/09/08
閲覧 : 119
サンキュー:

2

ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

卓越した演出で理想的なBMGを描く作品

世界観:8
ストーリー:9
リアリティ:7
キャラクター:7
情感:8
合計:39

<あらすじ>
あの別れから半年。軍の迎撃砲を無断使用した咎により、少佐から大尉へ降格となったレーナだったが、シンたちスピアヘッド戦隊の遺志を胸に、新たな部隊で、今も絶え間なく続く〈レギオン〉との戦いの指揮を執り続けていた。そして「特別偵察任務」のなかで、〈レギオン〉との交戦の末に戦地に倒れたシン達。深手を負いながらも意識を取り戻した先で、彼らを待ち受けていたのは……。
(公式サイトより)


第1クールから続けての視聴です。
第2クールは、{netabare}特別偵察任務で生き残った5人がギアーデ連邦に助けられ、新たな羊飼い(キリヤの脳が搭載されたレギオン=モルフォ)との戦いが中心になっていくのですが、キリヤとシンは遠い血縁ではあるものの因縁深いものではないので、若干盛り上がりに欠け、物語のテンポは1クールより落ちる印象でした。また、フレデリカという古風な口調のアニメっぽい少女の語りに少々抵抗がありました。{/netabare}

評価点の推移はこんな感じ。
(12話4.3→13話4.2→18話4.0→22話4.2→23話4.6)
ほとんどの期間、優良水準から落ちてしまっていたのですが、最終2話の巻き返しはなかなかのもので、1話単位での評価点が+4ポイント(特に4点以上からの+4)となることは過去にほとんどなく(まどマギ10話だけ?)、神回と言ってよいでしょう。私はその余韻でもう1周してしまいましたし、最終話は何度見ても涙腺に響きます。1クールを見た方、あるいはまだ1クールも見ていない方に対しても、最終話を見るために、視聴をおすすめしたいくらいです。

最後の出来が良かった点について、本作は最終2話をクール中に制作が間に合わず、約3か月放送を延期したという経緯があります。これには賛否あるようですが、私は時間をかけることでより良いものができるならかけてもらって構わないと歓迎するスタンスです。同じアニメ作品が作り直されることはほとんどありませんので、時間が足りずに中途半端なものが残るよりずっと良いです。時間をかけることでのマイナスは権利者側にはあるかもしれませんが、本作が評価され、関係者が評価され作品も2期に繋がれば、結局はプラスになる面も大きいのではないでしょうか。少なくとも作品自体として制作延期の成功例になったのは間違いありませんので、制作陣が万策尽きた場合にはこのような選択肢もあることを示したのも、本作の意義ではないかと思います。

さて、第2クールの感想を掘り下げていきたく思います。
{netabare}まずは気になった点からですが、冒頭から、11話の状況からスピアヘッド戦隊の5人が誰も死んでおらず、また、その後も上官を含め5人が死んだだろうと思えるように見せかけつつ死んでいないということで、容赦なく仲間が死んでいく1クール目と比較して、リアリティが低くなった点があります。これについては後でも触れます。

また、キリヤとシンの関係の設定、キリヤとフレデリカの人間関係をもう少し掘り下げられると良かったように思います。フレデリカにとっては兄のような存在であったことは伝わりましたが、臣下のキリヤにとってフレデリカが特別な存在だったのかが少し足りないと思いました。

22話でのレーナとシンが話をする場面、レーナが写真や絵を見せる演出は少し過剰ではなかったでしょうか。また、その写真が結構鮮明なのですが(ここだけ原作を確認したら、原作では顔の判別ができないような写真だったとされていました)、鮮明にしてしまうと、レーナはシンを意識しているので再会のシーンで顔見てわからないのか? という疑問に繋がってしまうので、ここで写真を登場させないか、写真をぼやけたものにするべきと思いました。

このあたり、レイの名前を彫ったプレートを取ろうとして動けない描写があったと思いますし、動けないからレーナとも機体越しの会話になったと思っていたら、最後に機体からすんなり降りて身軽そうだったのも少し気になりました。


終わり良ければ総て良しということで、最後は個人的に盛り上がる部分を書いていくべく、最終話を中心に良かったところに触れていきたいと思います。

「第23話 ハンドラー・ワン」
本作の第1話のタイトルが、シンのパーソナルネームである「アンダーテイカー」でしたが、対となるレーナの呼称を最終話のタイトルにするところが綺麗です。

この回、Aパートでシン側の物語を、Bパートでレーナ側の物語を描いていて、シンはユージンの墓参り、レーナは父の墓参りをして、再会の日に86の墓標にも参り、それぞれの思いを新たに歩み出し(ここは同じ構図で、改めて2人の物語と思いました。)、再会の場へと向かいます。そして、最後のCパートでは、第3視点としてファイドの目線を使います。これらのシーンは最後の再会のために集約されていて、無駄のない構成です。

Aパートでシンの心を痛ませたユージンの妹の手紙について回収し、マルセルに謝らせたのは、単なるモブ扱いをしない丁寧な作りで好感です。

Bパートでは、レーナが86の墓標に参るシーンでOPの境界線がかかりますが、サビの「境界線の向こう側で、忘れさられ終わる定め」という歌詞に被せるようにレーナに「忘れません」と言わせたり、Cパートの挿入歌「LilaS」でも、「瞼からあふれた」という歌詞をレーナが涙を流すシーンに合わせているなど、芸が細かいです。

1周目の視聴時は、レーナが86の墓標(旧ファイドの壊れたスカベンジャーのある場所)で死者の紙を入れたケースを置いた時に、なぜ5人の紙を入れなかったのか(ここまで辿り着いて死んだと思わせたほうが、再会のサプライズが増すと思ったので)疑問を感じましたが、86の墓標で時間をかけて名前を確認し、5人の名前がなかったので、5人の紙も入れるつもりだったが入れられなかった(だから手に持ったままの状態にもなった)、と考えることで納得できました。(エルンストの「誰かを悼む時間を遅いなどとは思いませんよ」という台詞で説明もしている)

Cパートのファイド視点。レーナ(の印象)について話しているようです。
ライデンは、「俺もちょっと見たんだよな~」と言っていますが、これは9話の視覚同調をした時に、レーナ側の視覚を共有したため、モニターに反射するレーナの顔を見た話です。
アンジュは、レーナが黒猫を飼っているらしいという話をして、猫の繋がりからダイヤとの思い出を想起させる好演出でした。
セオは、3枚目の絵が未来の2人を的確に描いているようで笑ってしまいましたが、セオ自身の笑顔が最高でした。
クレナは、いつも真っすぐなところが良いですね。最後のエンドカードで足を出すところも。

これまでもいくつかのシーンでレールが描かれていたように思いますが、レールが途切れた先に再会の場所を設定していて、無限の未来を思わせる演出でした。
最後の、シンとレーナの手が近づいて86の影を作りタイトルロゴを出すというのもセンスの塊で、どうやって思いつくのかと脱帽しました。初見で、手が近づいたことに違和感を覚えリプレイして、その演出を理解した時は興奮しました(笑)

22話でのシンの進むべき道が示され(「まだ名乗れない。「追いつく」と言われたから。追いついて、たどり着いた先がこんなありさまじゃあんまりだろう。進んだ先で、彼女が見るべき景色は、こんな戦場なんかじゃない。」という所ですね。これは本作で答えを出す必要があると思っていましたので、しっかり自身の問題に決着をつけた点で評価しています)ましたが、最後の1話で何をするのか、当然再会はするのでしょうが、22話も十二分に美しいシーンだったのに、そこで再会させないで、それを超える形で再会できるのか疑問でしたが…杞憂でした。

エルンストが「理想的なボーイミーツガール」になるようサプライズ演出をし(見せたいところがあると86の墓標を案内し、軍の幹部とも共有しているところから確信犯です)、シーン栄えの良い舞台が用意され、それに神懸った挿入歌が乗り、こんなに綺麗な形で締めくくられるとは…、想像を超えた満足のいく最終回でした。

正直、スピアヘッド戦隊が更なる戦闘の中で誰も死なず、リアリティ面が下がった部分は否めませんが、最終回の再会時に誰か1人でも死んでいたら、再会の幸せを心から感じることはできなくなるでしょうから、この最終回のためだったと思えば納得の脚本です。{/netabare}

ということで、久しぶりに世界にどっぷり浸かれた作品でした。
評価点は4.4~4.7の間で彷徨いましたが、とりあえずこの評価に落ち着きました。
第2クールは前述のとおり、最終話を除けば全体的に第1クールよりも見劣りし、良作レベルなのはご留意いただきたいですが、第1クール目の重さに耐えられ、楽しめた方は最後まで視聴すべきと思います。

(参考評価:12話4.3→13話4.2→18話4.0→22話4.2→23話4.6)
(視聴2022.8)

投稿 : 2022/08/28
閲覧 : 372
サンキュー:

19

ネタバレ

カミタマン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ネタバレ不可避

2022/07/10 初投稿
  同日   微加筆
2022/08/11 加筆

境目がよく分からないのですが・・・

12話からですよね?
スピアヘッド戦隊全滅後新たな部隊を指揮するレーナの物語
(「女王陛下」なんて呼ばれるままにしているのがちょっと気に入らない・・・w)
{netabare}
とおもったら!12話後半で一転
スピアヘッド戦隊生き残り5人の物語でした。
12話前半までが話の一区切りのような気もします。
スピアヘッド戦隊視点でほぼ舞台が固定されます。

たどり着いたギアーデ連邦は民主的で差別も無い国
しかしスピアヘッド戦隊の面々は違和感を覚えるというか,自分たちの存在意義が見いだせないというかそんな感じで再び戦場へ・・・{/netabare}

1クール目{netabare}と対照的に
ハッピーエンドです!少なくともスピアヘッド戦隊では誰も死にません。
180度方向転換と言えなくも無いです。
最後はレーナと再会!1クール終盤の別れの約束を果たす形で,かなり泣けました。(自分チョロいですw)
{/netabare}

音楽面では
OPは無理でした。
歌い方か声質か両方か?拒否反応しか有りませんでした^^;
EDはナシのような・・・あれはあれで,アリのような・・・
歌い方は作り過ぎだけど,後半は感情にうったえてくるような・・・でも,苦手かも^^;


2022/08/11 加筆部分
すごく重要なことを書き忘れていたことに気がつきました。
死者の脳が残っているとレギオンに取り込まれると言う設定について
勝手に思考パターンがレギオンにコピーされると言う風に理解していました。記憶というデータでは無く思考回路的なプログラムだけのコピー的な捉えでした。
しかし,まさかの{netabare}生首が取り込まれている描写・・・
ミリタリーテーストの本作とオカルトホラー的な設定は親和性が低いと感じました。
率直に言えば,しゃべる生首出現で{/netabare}世界観ぶちこわしに感じました(笑)

投稿 : 2022/08/11
閲覧 : 222
サンキュー:

22

タイガー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最後までついていくぜ、我らが死神

人扱いされていないエイティシックスと司令官のSFアクション

ロボットのアクションシーンゎ本当に綺麗で迫力あってヒヤヒヤで最高

バトルシーンの歌の入り方もたまらん!!

1クールからもう釘付けな世界とキャラ、シリアスな展開の連続に引き込まれずにいれなかった

2クールも期待を裏切らないラストで、普段泣いたりしないんだけどリアルにカッコイイと泣いてしまった

op.ed共に言うことなし!完璧

レーナゎ本当にかっこよくて、なのに全力可愛くて、ヤバイ

シンゎ優勝よね。普通に。顔から性格から好きだし、奥手な感じもヨキ

シンとライデンのやり取り大好きだし、男の友情って本当おいしい

ファイドのシーンマジ毎回うるっうるしてた。

でも普通に応援してたのゎダイヤとアンジュよね😍もっと2人の絡み見たかった。

いや、でも本当に全キャラが良い🙆‍♀️全力愛す❤️

これゎ是非いろんな方に見てほしい作品No.1

でもただ言えるのがさ。
声だけの関係で信頼しあってさ、出会えた時こんな美男美女だらけやったら萌えまくりやない?笑

とか、終わった後ニヤニヤした作品

投稿 : 2022/08/11
閲覧 : 135
サンキュー:

5

DB さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

戦争に関わらざるを得ない少年少女たちの物語ですが、心がつながった仲間たちの悲しい悲しいハッピーエンドを見ることができたのかなと思っています。ストーリーもだれるとこはなく、最後まで集中して見ることができました。
いい作品だと思います。

投稿 : 2022/08/05
閲覧 : 102
サンキュー:

2

ネタバレ

og3jar さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

3周目です。少しはわかったなか・・・

2期は第22、23話のミリーゼ少佐にシンが再開する為に逆算して作られた物語だと思う。

ギアーテ連邦の偽善もフレデリカとその騎士の亡霊キリヤ・ノウゼンの存在も仲間との葛藤もすべてそうだと思う。

ライデン・シュガが『死にたくないから戦っている』と言っていた。

シンだけは生きている理由・意義・目的を持つことが出来なかったが、ミリーゼ少佐に再開する事によって、生きる目的のヒントを持つことが出来たと思う。

投稿 : 2022/07/19
閲覧 : 191
サンキュー:

7

DPVFF58308 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

自分的には最高の作品

まずアニメ製作会社がWITSTUDIOで気になりみました。
よく進撃の巨人と比較されてますが、こちらの方が作品に入り込みやすいです。
作画、音楽、伏線の張り方は見返すほど味が出てきて何度もみたい作品でした。
ロボットアニメだと見てない方はぜひ二話まで見て下さい。

投稿 : 2022/06/24
閲覧 : 131
サンキュー:

6

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

綺麗な作画で、地味にいい感じの悲壮感。

(原作未読)
悪くないと思います。
戦闘シーンも綺麗だし、3期が無くても(ちょい目標出来高には難がありますが)この2期のエンディングで、私は満足できました。

戦争映画は割と好きで、昨今名作と呼ばれたものは、ほぼ見ているつもりですが、この作品はそれらと比べても完成度が高いと感じました。 そのあたりの名画が踏まえていた悲哀と残忍さをも包括しつつ、加えてラノベ的なシチュエーションでのシリアスを… 表現しようとしている心意気が充分に感じられます。

物語の展開も、戦争ものテンプレ通りなのですが、味付け(振れ幅と事象のタイミング)は中々に工夫を感じます。 ラスト付近の再会シーンに、まぁ、唐突感はありましたが、絵的に綺麗でしたし… エンディングも、主人公の「決意」よりアマイじゃん! とは思いますが、ま、今後の展開も匂わせつつの、この「尺」中では、最大限のハッピーエンド的解決でしょう。

3期は無くても良いです。 ここまでの取り組みに賛辞を!!!

投稿 : 2022/06/15
閲覧 : 165
ネタバレ

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

待望の二期。今期も素晴らしい出来で大満足。スケジュール管理についても褒めたい。

1話感想 待望の二期。今期も非常に楽しみです。
前期は面白く見ることができたので、とても楽しみにしていました。
今期も楽しみです。

しかしまあ…
シンが生首、ないしは脳みそを摘出されて機械の体になっての登場でなくて、本当に良かった…。
いや主人公がそんなことになっちゃってたらいくらなんでも…。
と思っていたので非常に安心しました。

新たな舞台となるギアーデ連邦も色々裏がありそうで。
レーナの方も頑張っているようで。
二人は再び出会えるのかなどなど、大いに気になります。

最終話を残して
全話感想と行きたかったのですが、最終話は3月だとか。
なので一度ここで見終わったとしておきます。続きは楽しみです。

申し分なく面白いです。ストーリーも色々気になってますね…
レーナはどうなった。

しかし本作はちょっとスケジュール管理について語りたいですかね。
なかなかスケジュールが苦しいようで休止を挟んで挟んでそして最終話は後回し、と大変なようです。
それ自体は決して褒められたことではないのですが…
ただ、スケジュールを遅らせてもクオリティを一切落とさなかった。
そのことは褒めて良いと思います。
スケジュールだけ守ってぐっちゃぐっちゃに破綻した絵を見せられるより、こちらの方がずっと良いと思います。
他ももっとこうするべき。

…というのは放送局との兼ね合いとか色々あるんでしょうかね?
でも糞な画像を流して放送事故を起こすよりは休んだ方がずっと良いと思いますけれどね。

全話感想
最後まで見れば、本当に素晴らしかったです。
本当に良かった。大変感動的でした。傑作です。


スケジュールの遅延については…視聴者の立場からは、称賛しても良いのでは、と改めて思いました。
結局完成した作品のクオリティが全てだと思うので。

もちろん遅れずに完璧なクオリティが維持できれば、それが一番良いです。
しかしそれが叶わない時は、低品質で出すかスケジュールを遅らせるかの二択です。

視聴者は前者を選ぶことはふざけるなとこき下ろし、後者を選んだら称賛して、いつまででも待ちます! という態度を取るのが正しいと思いました。

今まで多くのアニメが前者を選びました。
そして数多の放送事故を引き起こしてきたわけです。この傑作がそんな黒歴史で語られる台無しになる悲劇を回避したわけですよ。
これは素晴らしい決断です。

大体遅延して困るのは放送局であったり配給元であったり、製作者の側であって、視聴者は別に困らないじゃないですか。

だから本作のように遅延を決断したことについては、実によくやったと称賛し、今後他の作品についても破綻しそうなら遅らせろ、と声を大にして言うべきだと思いました。

投稿 : 2022/06/06
閲覧 : 242
サンキュー:

8

次の30件を表示

86-エイティシックス- 第2クールのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
86-エイティシックス- 第2クールのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

86-エイティシックス- 第2クールのストーリー・あらすじ

東部戦線第一戦区第一防衛戦隊、通称スピアヘッド戦隊。サンマグノリア共和国から“排除”された〈エイティシックス〉の少年少女たちで構成された彼らは、ギア-デ帝国が投入した無人兵器〈レギオン〉との過酷な戦いに身を投じていた。そして次々と数を減らしていくスピアヘッド戦隊に課せられた、成功率0%、任務期間無制限の「特別偵察任務」。それは母国からの実質上の死刑宣告であったが、リーダーのシンエイ・ノウゼン、ライデン・シュガ、セオト・リッカ、アンジュ・エマ、クレナ・ククミラの5人は、それでも前に進み続けること、戦い続けることを選択する。希望や未来を追い求めようとしたわけではない。“戦場”が、彼らにとって唯一の居場所となっていたのだから。そしてその願いは皮肉にも、知らぬ間に足を踏み入れた新天地で叶うことになるのだった。(TVアニメ動画『86-エイティシックス- 第2クール』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2021年秋アニメ

このアニメの類似作品

この頃(2021年秋アニメ)の他の作品

ページの先頭へ