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「リコリス・リコイル(TVアニメ動画)」

総合得点
86.4
感想・評価
984
棚に入れた
2678
ランキング
198
★★★★☆ 4.0 (984)
物語
3.7
作画
4.2
声優
4.0
音楽
3.9
キャラ
4.0

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リコリス・リコイルの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

ローズ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

この作品に出会えて、嬉しい!嬉しい!嬉しい!嬉しい!

世界一の治安の良さの日本。
その日本では極秘裏に治安を維持する組織であるDAが存在していた。
井上たきなは、銃取引の時の単独プレーで左遷される。
左遷先の喫茶リコリコには、優秀なリコリスである錦木千束がいて、
千束とたきなはバディ関係となった。

まずは、キャラがいいですね。
天真爛漫で明るい前向きな性格の千束。
真面目で素直なたきな。
この2人の信頼関係の強い事。
それは、真島との戦いで実証されています。
バディ関係の理想形。
さかな~、には、チンアナゴ!
千束とたきなのやり取りだけでも、十分楽しめます。

ストーリーについて。
DAという組織で治安が保たれている日本。
孤児をリコリスに仕立てて犯罪者を倒します。
アラン機関は特殊能力者を支援。
千束も真島もアランチルドレンでした。
千束の弾丸の避け方はカッコいいですね。
最終的には、千束VS真島。
アランチルドレン同士の戦いとなります。

真島について。
バランスを重視する真島。
DAによって秩序が保たれている事に疑問を感じていました。
でも、真島さんの言う事には説得力があるんですよね。
DAを倒す悪役かと思っていたら、アラン機関を攻撃する一面も。
1000丁の銃を町中にばら撒いた時には、完全悪だと思えましたが、真島はバランス重視。
時代や立場が変わっていたら、真島と千束が味方同士で、アラン機関を倒す、という未来もあったでしょう。

銃撃戦などの迫力のあるシーン。
見ごたえがあり、楽しめますね。
千束はゴム弾ですが、相手の弾を避ける事ができるので、まさに無双状態。
視力の良さのおかげですが、カッコいいです。

ストーリーの軸は千束かなぁ。
DAに所属しているリコリスであり、アラン機関からも人工心臓を与えられた才能の持ち主。
人工心臓に電気の負荷をかけられて余命宣告された時には絶望を感じましたが……
吉松は新しい心臓を用意していましたが、その隠し場所が千束には難しい場所。
たきなは「心臓が逃げる!」と言いましたが、まさに体を張った千束への執念を感じます。
そして、真島との戦いも見どころの1つです。

喫茶リコリコには、看板娘の千束・たきな・クルミ・ミズキと美人揃い。
ミカの淹れるコーヒーは美味しそうです。
さすがにハワイ支店には行けないですが、スカイツリー付近だったら、聖地巡礼したいですね。
勿論、頼むメニューは、ウ〇コパフェw
色んな意味で完食するのが難しそうですが。

放送当時から人気の高かった本作品。
私は配信で視聴していたので数日遅れていたのですが、テレビ放送の直後からツイッターでのネタバレ発言が……
人気が高く、先に展開が気になりますが、視聴した事を自慢したい人は多いのね。
私は知らないのですが、色々と考察して楽しんだ人も多いみたいです。

ハラハラドキドキする展開が多かったですが、最後はリコリコらしく、お茶目な感じで終わります。
千束の人工心臓は間に合ったのね。
顔に包帯を巻いた真島さんの存在も気になりますし……
喫茶リコリコでの日常や本作品の終了後の世界を描いた続編を期待したいです。
本作品はオリジナルなので、話を膨らませる事はできますよね。
再び、アニメ化される事を望みます。

投稿 : 2022/10/15
閲覧 : 181
サンキュー:

46

ネタバレ

Jeanne さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

千束のキャラが最高だった

全13話

最後まで視聴して全体的に楽しめた作品でした。

とにかく本作は千束のキャラが最高でした。
声優さんの演技も素晴らしく、裏表がありそうで全くない元気なキャラが良かったです。
弱気な姿や悩む姿も見たかったので最終回に期待しましたが、そういったこともなく最後までいつも通りの千束でした。
たきなとの掛け合いもとても微笑ましく見ていて楽しかったです。

話に関してはハラハラしたり次回が気になって仕方がないということはありませんでしたが、毎話楽しく視聴することができました。
但し、設定や謎を詰め込み過ぎて最後が強引な終わり方に感じたので、2クール欲しかったと思いました。

作画に関しては同じ制作会社の作品であるSAO感があり、戦闘シーンも背景もとても良かったです。

音楽はOPED共に素晴らしく、特にEDはイントロが入るタイミングも含めて好きでした。

ストーリーに関しては物足りなさを感じる部分もありましたが、キャラ、作画、音楽が素晴らしかったこともあり、全体として高品質な作品だったと思います。

投稿 : 2022/10/14
閲覧 : 118
サンキュー:

15

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「ごちうさ」のリゼの妄想が暴走した、みたいなおはなしかも?

公式情報 
{netabare}
INTRODUCTION
{netabare}
東京の下町にある和カフェ「リコリコ」 。 カフェが受ける注文は、おいしいコーヒーにあま~いスイーツ……だけじゃない!? ちょっとそこまでのお届け物から心細い夜道の送り迎え、ゾンビ退治から巨大怪獣…!? なんでもお悩み、相談ください! お客さまの「困った」をなんでも解決しちゃいます! 皆さまをお待ちするのは、いつもスマイル看板娘と、クールで真面目なド新人。働きたくないちびっ子に、結婚を焦るアラサー女子? そして店長は、日本かぶれのナイスガァイ!! どんなご注文(オーダー)も、おまかせあれ♪
{/netabare}

スタッフ{netabare}
原作:Spider Lily
監督:足立慎吾
ストーリー原案:アサウラ
キャラクターデザイン:いみぎむる
副監督:丸山裕介
サブキャラクターデザイン:山本由美子
総作画監督:山本由美子、鈴木 豪、竹内由香里、晶貴孝二
メインアニメーター:沢田犬二
プロップデザイン:朱原デーナ
美術監督:岡本穂高、池田真依子
美術設定:六七質
色彩設計:佐々木 梓
CGディレクター:森岡俊宇
撮影監督:青嶋俊明
編集:須藤 瞳
音響監督:吉田光平
音楽:睦月周平
制作:A-1 Pictures

主題歌
OP:「ALIVE」ClariS
ED:「花の塔」さユり
{/netabare}
キャスト{netabare}
錦木千束:安済知佳
井ノ上たきな:若山詩音
中原ミズキ:小清水亜美
クルミ:久野美咲
ミカ:さかき孝輔
春川フキ:河瀬茉希
楠木:沢海陽子
{/netabare}
{/netabare}

1話ずつの感想


1 Easy does it
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
日本の治安を守る秘密のエージェント「リコリス」である井ノ上たきなは、ある事件をきっかけに喫茶「リコリコ」への転属が命じられる。超優秀なNo.1リコリス(?)の千束とバディを組み、DA復帰を目指し意気込むたきなだが、リコリコでの仕事はひとクセもふたクセもあり!?
{/netabare}
感想
{netabare}
日本の治安を守る秘密組織「Direct Attack」で働く「リコリス」のたきなは
銃取引の現場をおさえる任務で潜入して、捕まった仲間を助けようと
密売人たちをマシンガンで狙撃して皆殺しにしたんだけど、銃は見つからず
売人たちも全員、たきなに殺されちゃってて、捜査はストップ

それで有名な事件を1人で解決に導いた、優秀なリコリスの千束と組むように
彼女が働く支部の和カフェ「喫茶リコリコ」に飛ばされたんだけど
千束に付いて地域のあいさつ回りに行ったら、さいごの警察で
ストーカー被害に遭ってる女性を護衛する仕事を引き受けた。。

それで、被害者と話してるうちに、彼女がSNSにUPした写真に
この前の事件の銃取引現場が映ってるのを発見して
彼女を狙ってるのが銃の密売組織だって分かって
手柄をあげて、本部に早く戻りたいたきなは本気になった。。

でも、千束が泊まりの用意をしにお店に荷物を取りにもどってる間に
売人たちがバンでつけて来たのに気がついたたきなは
被害者女性をおとりに売人たちをおびき寄せるために隠れ
被害者を捕まえた売人たちのバンの前にあらわれ発砲。。

そこに来た千束と犯人たちを捕まえて、人質になった女性を解放したんだけど
千束のやり方は、犯人も人質も殺さないものだった。。
ってゆうおはなし。。



能力は優秀なんだけど問題児の刑事が、地方の交番に飛ばされて
ベテランだけど、生ぬるい捜査官と組むことになるってゆう
刑事バディものの変形ってゆう感じで

メインが女性2人なところは「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」に
設定とかは「DOUBLE DECKER! ダグ&キリル」「コップクラフト」とか
「富豪刑事 Balance:UNLIMITED」にちょっと似た感じ^^

ガンをガンガン撃ちまくるのは、日本の警察だとありえないから
ちょっと未来の秘密組織にしたってゆう感じなのかな?
なぜかほとんど美少女ばっかりで、支部が和カフェとか
いろいろツッコミどころは多そう^^

でも、リスクを考えないで暴走する新人を、やさしく止める明るい優秀な先輩
ってゆう組み合わせが
ギスギスしやすいおはなしを、明るい雰囲気を出してていいと思う^^

あと、千束のアクションシーンがかっこよくって
あれだけ撃っても誰も死なないってゆうのもよかったし
テンポも良くって、おはなしにムダがなかった☆


非常なエージェントが、やさしい先輩といっしょになることで
思いやりが出てくるとか、そんなお話になるのかも☆彡
{/netabare}
{/netabare}
2 The more the merrier
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
トップハッカー・ウォールナットからリコリコに依頼が舞い込んだ!同業者のハッカーから命を狙われ、国外逃亡を手助けしてほしいという。リコリコのメンバーは力を合わせてウォールナットを逃がそうとするが、千束たちに厳つい武装集団が襲いかかり……!?
{/netabare}
感想
{netabare}
トップハッカー・ウォールナットを国外に逃がすために
千束とたきなが護衛しながら武装集団と戦うんだけど
リスの着ぐるみのウォールナットは殺され、救急車で病院に向かう途中
着ぐるみのウォールナットは偽物で、中の水木さんは無事って分かって

本物は、着ぐるみが持ってた大きなトランクの中にいた幼女・くるみで
くるみは千束たちといっしょに暮らして、DAに協力することになった。。
ってゆうおはなしで、リコリコの店員たちは知らないけど
実はお店の常連のヨシさんが敵対組織「アラン機関」のメンバーってゆう^^



リコリコに天才ハッカーが加わるおはなしで
こうゆうおはなしには、必要だよねー。。天才幼女ハッカーw

そして、敵対組織の人間が実はお客さん、ってゆうのも
最近だと「怪人開発部の黒井津さん」でもあったくらい、あるある^^

護衛対象が実は影武者ってゆうのも、スパイものとかだとよくあるし
最近だとハリウッド式特殊メイクで別人に変装できたりするから
近くに行って確認しないといけないのに
着ぐるみの中の人が、本当に死んだのを確認しない秘密組織っておばかw

そんな感じで、途中からおはなしが見え見えで
千束のボケもありきたりで、たきなのツッコミも普通だったけど
テンポはよかったし、やっぱりアクションがよかった☆


あと、タイトルとかイメージとかで「プリンセス・プリンシパル」や
同系統の「RELEASE THE SPYCE」をイシキしてると思うけど
アクションものでキャラがかわいかったら、多分男子にはウケると思う^^

「エスタブライフ グレイトエスケープ」も同じジャンルだったと思うけど
やっぱりCGが目立っちゃうと、よくないみたい。。
{/netabare}
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3 More haste, less speed
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
健康診断と体力測定のため、しぶしぶDA本部に行くことになった千束。それを聞きつけたたきなも、DA復帰の直談判をするためついていくことに。たきなと一緒に千束も掛け合うが、まったく聞く耳を持たない司令。さらに、元パートナーのフキは新しい相方と組んでいて……。
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじのおはなしで
いつかDAに復帰にできると思ってるたきなの夢をかなえてあげたい千束と
その思いが届かないDAの指令や元仲間たち、だけじゃなくたきな本人。。

そして、自分がいるべき場所だって思ってたところから受け入れてもらえず
絶望を味わうたきなに新しい居場所をくれる、お母さんみたいな千束。。

ざっくりとだけど、DAがどんな団体かとか
関係してる子たちの紹介なんかもあったし
ナマイキな子を無視するような集団イジメするみたいな団体に
模擬戦で2人があっさり勝って、スッキリする展開^^

そして、たきなの居場所になる人たちが待ってるってゆう展開で
テンポも良くってよかった♪
{/netabare}
{/netabare}
4 Nothing seek, nothing find
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
DA本部での一件以降、順調なリコリコライフを送る千束とたきな。そんなある日、千束はたきなの下着が■■■■■なことに気づく……。自分のことに無頓着すぎるたきなに呆れた千束は、たきなをショッピングに連れ出すことに!
{/netabare}
感想
{netabare}
前半はあらすじのおはなしで、ちょっとワイルドだったけど
美少女日常アニメによくある女子どうしのデート回ってゆう感じで
お買い物、スイーツ、水族館と回って、のんびりした雰囲気から
たきなが千束に興味を持ち出して、いっしょにおばかなことをしたり^^

その時、たきなが千束に聞いた話に出てきた、さがしてる人が
アラン機関の吉松シンジってゆうお客さんで、ミカさんの知り合い。。

そのあと、帰ろうとしてた千束たちが巻き込まれずにすんだ
テロリスト事件に、あの時の1000丁の銃が使われたのかな?

リコリスにはその情報がバレてて、電車にリコリスの少女たちが乗ってたけど
アレって、前もって分かってたんだったら
トンネルの両端と入り口をふさいで、麻酔ガスとかを流したら
電車をメチャメチャにしなくて済んだんじゃないのかな?


後半はそんな感じで
DA、アラン機関、テロ組織ってゆう3つの組織があることが分かったけど
これから、組織と千束が
どんなふうにつながってるか?ってゆうおはなしを見せてくれるのかな?
{/netabare}
{/netabare}
5 So far, so good
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
今回の依頼主は、身体を機械に繋がれた男・松下。自分の先が長くないことを知った松下は、故郷である日本に観光のため訪れる。その護衛を依頼された千束たちは、松下の東京観光を全力でサポート!そんななか、たきなは千束のとある事実を知り——!?
{/netabare}
感想
{netabare}
「筋萎縮性側索硬化症」で車いすに乗ってる依頼人・松下さんを
千束とたきなが警護しながら観光案内に連れまわすおはなしで
2人は彼を狙う殺し屋・ジンを追いつめたんだけど、殺さず捕まえたら
千束にジンを殺させようとしてた松下さんが偽物だったことが分かった。。

その背後にはアラン機関がいるみたいで
それにジンはミズキも殺さずに助けてるし、ミカさんとは仲間?


千束の心臓が超人工心臓で、それを与えたのはアラン機関みたいだけど
アラン機関は、子どもの命を助けて使命を与えるってゆう謎の団体。。


それと同時に、テロリスト集団もリコリスたちを狙って動き出してるし
おはなしはどこに行こうとしてるのかな?



おはなしはおもしろくなってきたけど
プラットホームだけじゃなく、船の上でも2人とも目を離してて
ぜんぜん護衛になってなかったと思う^^;

それにさいごに殺されたリコリスの子も、あれだと尾行がバレバレだし
いろいろ雑なところが目立ってきたみたい。。
{/netabare}
{/netabare}
6 Opposites attract
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
リコリスが連続で襲われる事件が発生。単独行動を避けるべく、たきなは千束の家に泊まり込むことに。ところが、初めての二人暮らしは予想外のことばかりで!?一方、DAが持つ情報をこっそりと探っていたクルミは、リコリス襲撃事件の意外な真実に迫る——。
{/netabare}
感想
{netabare}
リコリス襲撃事件の情報は
クルミがたのまれてハッキングしたものだったってゆうのが分かって
テロリストの発見に協力することに。。みたいなおはなしだったのかな?



はっきり言って、たきなと千束の二人暮らしをさせたいだけのおはなしで
テロリストのボスの真島は、千束の方に注意が向いちゃったみたいだけど
千束を倒すより、大事な目的があると思うんだけど
何のためにテロリストになったの^^;


じゃんけんで千束が全勝したのは相手の動きを読む能力があるからで
だから相手の弾を避けられるってゆうのが分かってるはずなのに
たきなくらい優秀なリコリスでも、そんなトリックが分からないって
リコリスって意外と、脳筋組織?

そう言えば先週、ほかに誰もいない道を
テロリストのすぐ後ろについて歩いて
尾行してるって思いこんでたリコリスがいたけど
やっぱり脳筋組織なのかも^^


そんな感じで
おはなしよりたきながジャンケンで勝ったところがおかしかった^^
{/netabare}
{/netabare}
7 Time will tell
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
ミカの元に一通のメールが届いた。たまたまメールを覗き見た千束は、楠木が自分をDAに連れ戻そうとしているんじゃ!?と勘繰り騒ぎ立てる。計画を阻止するため、リコリコの4人は力を合わせ、ミカには内緒で待ち合わせ場所のBARに突撃する!
{/netabare}
感想
{netabare}
ミカさんのところに「千束の今後について話したい」ってゆうメールが届いて
それを覗いちゃった千束は、指令が自分を連れ戻そうとしてると思って
たきなと待ち合わせのBARに潜入したんだけど
そこに現れたのは、常連のヨシさん。。

カン違いに気付いた千束は、帰ろうとするんだけど、自分の心臓を治して
ミカさんにあずけたのがヨシさんだったってゆう話を聞いて
くわしい話を聞こうとした千束だったけど
「アラン機関」から口止めされてるみたいで知らんぷり。。

でも、ヨシさんが千束をミカさんに預けたのは
千束の殺しの才能を生かしてもらうためだった。。

そのころ、電波塔事件の時に千束に負けたテロリストの真島が
リコリスの情報にアクセスするために
警察署をおそって所長のPCにUSBメモリを挿し
カベに「勝負だリコリス!」のメッセージを残した、ってゆうおはなし。。


今週も、コメディパートはふつうにおもしろかった^^

ミカさんとヨシさんの関係
リコリスにもテロにも協力するアラン機関が何をしようとしてるのか、とか
気になるおはなしだった。。
{/netabare}
{/netabare}
8 Another day, another dollar
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
リコリコが深刻な赤字経営と知ったたきなは、自ら経理担当に名乗り出る。やたら弾を無駄撃ちする千束の制止や、店のメンバーのフォローまで完璧にこなすたきな。さらに新メニューまで考案するが、そのメニューはなんとも形容しがたい形をしていて!?
{/netabare}
感想
{netabare}
前半は、リコリコが赤字経営だって分かって
たきなが大活躍するってゆう、日常コメディ(もちろん秘密のお仕事も^^)

たきなの考えたパフェが、どう見てもうん〇だったり
爆弾の処理に行って、お金を払いたくない相手を脅迫したり
いろいろおかしかったw


後半は、千束が真島の訪問を受けて
電波塔事件のことを話されるんだけど、おぼえてない。。

それで、自分もアラン機関と関係あるって話してたけど
千束は、アラン機関が正義の味方みたく思ってて信じない。。

結局、千束の様子がおかしいことに気付いたたきなが来てくれて
真島は逃げてったけど、定期健診に行ったら
ヨシさんの部下に薬をうたれて、眠ったところで心臓をいじられてたけど
ヨシさんは、ミカが悪い、とか言ってたから、悪いことかも。。


テロリストに銃を向けられても平気なのに
注射がこわいとかおかしかったけど
千束はおそれてた通りになって、やっぱり注射はこわいな、って^^;

あと、真島が目かくししてたけど、「呪術廻戦」の五条先生のマネ?
音で居場所が分かるとかなのかな?
だったら目かくしなんかしなくってもよさそうなんだけど。。



殺人とか起きてるはずなのに、そうゆうところは軽くスルーして
コメディ仕立てになってるから、ギスギスしなくって良いみたい^^
{/netabare}
{/netabare}
9 What’s done is done
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
千束の人工心臓が狙われた。バッテリーの充電ができなくなったことで、千束は余命を宣告される。替えのない人工心臓の手がかりを追うクルミは、ミカに当時のことを尋ねる。一方、DAは大規模な真島の討伐作戦を控え、千束を本部へと呼び出すのだった。
{/netabare}
感想
{netabare}
千束は、ヨシさんの策略で人工心臓のエネルギーチャージができなくなって
残り約2か月の命になったけど、明るい。。

クルミはミカに聞いた話では
DAにいた戦闘能力の高い千束が心臓の病気で死にかけてて
アラン機関のヨシさんが、その能力を見こんで治してくれたんだけど
そのころヨシさんとミカさんは、付き合ってたか結婚してたみたい。。

そしてDAが、真島たちの討伐に千束を呼び戻そうとしたけど
千束はたきなを呼び戻すなら。。ってあいまいな返事をしたけど
DAはたきなを呼び戻した。。

たきなは、今はDAに戻りたくないけど
真島がヨシさんにつながってるって知って
千束を助けられるかも☆彡って思って
真島討伐作戦に参加することにした。。


Cパートで、ヨシさんの乗った車が
真島たちに取り囲まれたところでオシマイ。。



あと2か月の命とか、それだけで悲しいけど
それを知った千束が、ふつう過ぎて心が痛い。。

でも、わざわざ機械をこわさなくっても
18歳くらいまでしか生きれなかったんだから
前から覚悟はしてたんじゃないかな。。


たきなが出て行く前に2人でデートも切なかった。。


ヨシさんとミカさんの関係は
はっきりしたシーンもなかったし、ちょっと急すぎて
「んっ?」ってゆう感じ。。

何か、伏線を張っててほしかったかも。。


ヨシさんが千束を殺さなかったのは、殺しをさせるためだと思うけど
それで千束が人を殺すようになるとは思えないんだけど。。

それに、真島も千束もアランチルドレンなのに
アラン機関は2人を殺し合わせて、何がしたいのかな?

千束の才能は、小さい時の訓練で分かったけど
別に、本当に仲間を殺したわけじゃないと思うから
“殺しの才能”に限定しなくっても
犯人が捕まえられればいんじゃないのかな?


キャラどうしのかけ合いや、シリアスなところで笑わせて
あんまり深刻にならないようにするのがうまいと思うけど
よく分からないところが多いのは、あとで説明とかあるのかな?
{/netabare}
{/netabare}
10 Repay evil with evil
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
千束はミズキやクルミが自分のことに囚われないよう、喫茶リコリコの閉店を切り出す。その頃、DAに戻ったたきなは千束の命を救うため、真島を足掛かりに吉松を追おうとしていた。ついに真島の依頼者を捕らえ、アジトに潜入するが……?!
{/netabare}
感想
{netabare}
たきなはDAに戻って
ヨシさんの居場所につながるかもしれない真島をさがしてたんだけど
DAたちが着いたときにはアジトは空。。

それで、あらわれるとしたら新しい電波塔の延空木だと思った司令は
リコリスを延空木に待機させたんだけど、真島の目的は
オープンセレモニーで流れる電波をジャックすることだった。。

千束はリコリコの閉店を決め、ミズキやクルミは出て行った。。

そしてお店の後片付けをしながら、ミカやヨシさんに感謝する千束に
ヨシさんが千束に心臓をくれたのは、人殺しを作るためだったって説明。。

それでもヨシさんに感謝する千束は
ヨシさんに会って、そのことを聞いてみたいって言い出したんだけど
そのころ、真島に電波ジャックされ、DAの存在をバラされた司令は
上官から千束を呼び戻せって言われて、千束のところに電話してきた。。

おんなじタイミングでロボ太からも
ヨシさんを助けたかったら電波塔に近づくな、って電話が入り
千束はミカといっしょに、ヨシさんを助けに行くことに決めた
ってゆうおはなし。。



リコリコの店主って、ミカさんだと思ってたから
実は千束だったって、ちょっと意外^^

ヨシさんが真島にあっさり捕まってたけど
よく、居場所が分かったよね。。

司令がリコリスたちといっしょに行動してたけど
司令ってふつう、基地にいるものなんじゃない?

真島がマキャベリズムって言ってたけど
だから武装少女のおはなしなのかもw

成人式にはちょっと早いけど。。って
そう言えば今年から、成人は18歳になったんだっけ^^

大沼都知事は小池都知事がモデルで、小が大になったのは分かるけど
池が大きくなったら湖じゃない?
池が沼になるって、ネット民の発想かも^^

あと、1000丁の銃をバラまいても、ふつうの人はすぐに警察に届けそうだし
あぶない人は手作りの銃とか持ってそう^^;

ミカと千束がいっしょにお出かけすると
周りからどう思われるか、ちょっと気になったw
親子には見えないよね^^
{/netabare}
{/netabare}
11 Diamond cut diamond
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
真島を止めるため、DAのリコリスたちが延空木に乗り込もうとしていた。作戦直前、楠木から千束と連絡がつかないと聞かされたたきなは、急いで喫茶リコリコに向かう。しかし、ロボ太からの脅迫を受けた千束とミカは、人質に取られた吉松の救出へと向かい――。
{/netabare}
感想
{netabare}
DAのリコリスたちは真島を止めるために、テロリストたちと戦いながら
延空木を上ってた。。

そんな中、たきなは千束と連絡がつかないのを不審に思いながら
作戦に加わってたんだけど、千束の心臓の代わりをさがしてたクルミが
ヨシさんが持ってることを突き止め
旧電波塔に人質になってることをたきなに知らせた。。

そのころ真島は旧電波塔にいて
延空木のDAとリコリスたちの様子を電波で流し
DAとリコリスが人殺し集団ってゆう印象を、民衆に与えてた。。

そしてヨシさんのところにたどり着いた千束を、暗闇の中でおそって
千束を追いつめてたんだけど
そこにたきながあらわれて、勝負は分からなくなった
ってゆうところでオシマイ。。



たきなが現れたところはカッコよかった☆
その前に鳴ってたスマホは、たきなが置いておいたってゆうことなのかな?


日本は法治国家なのに、裁判もなしに人を殺してるのは問題で
こんなことができるなら、いつ独裁者があらわれて
自分に反対する人たちを悪人にして、殺すかも。。

あと、身寄りのない少女たちを集めて殺人マシーンにして
使い捨ててるのは、もっと問題だし
今回、死んでいったリコリスたちはかわいそうだけど
これからのことを考えたら、バレたのは良かったかも。。
{/netabare}
{/netabare}
12 Nature versus nurture
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
旧電波塔で真島との戦いに苦戦を強いられる千束だったが、間一髪のところでたきなが駆けつける。一方、真島の策略により存在が世間に明かされてしまったリコリスたち。本部では楠木の指揮権が剝奪され、延空木にいるフキたちリコリスを処分するという決断が下されていて……?!
{/netabare}
感想
{netabare}
上から、リコリスの処分命令が出されて
向かったのはリリベルってゆう少年版リコリス。。

こんどはそっちのおはなしも見てみたいかも☆彡
それにしても、女ばっかり出ておかしいって言ってたアンチの人がいたけど
リコリスより、さらに秘密な組織ががあるってよく考えられてるよね^^



それにしても今回も、ってゆうか
今回はとくに内容たっぷりで、さいごまでハラハラドキドキだった^^


真島との戦いは、2人の連係プレーが良かったし
耳の近くで発砲することで、真島の耳を使えなくして真島を捕まえる
ってゆうアイデアも良かった☆


そのあと、ヨシさんとの対話で、すべてを裏で操ってたのは
千束に殺人をさせようとするヨシさんだったって分かって
ヨシさんは新しい心臓を自分の中に埋め込んでて
千束が彼を殺さないと、手に入らないようになってた。。

何としても、千束を殺人機にしたいヨシさん
千束を助けるためにヨシさんを殺そうとするたきな
たきなを止める千束、の3人の思いがもつれて
そこにヨシさんの部下までバトルに加わって、第二の盛り上がり。。


そのあとクルミたちがヘリで助けに来て延空木に向かい
千束にUSBを刺してもらって、クルミがロボ太を出し抜いてコントロール。。

今までの戦闘シーンを、延空木の新しいアトラクションの宣伝にしちゃって
今回の騒ぎは無かったことにされ、リリベルも撤収。。

ちょっとコメディパートもあって
司令が上の目を盗んで、リコリコにリコリスたちの救助依頼。。
フキが命令無視の退去。。
たきながDAをクビになった原因を作った子も活躍。。

って、そっちの動きもカバーして盛り上がり^^


さいごは真島が脱走して
ほかの子たちが撤収しようとしたところを
千束だけおびき出して対決。。ってゆう、来週が気になる終わりだった^^


来週は、真島対千束の戦いに、またたきなが来るのかな?
ディスク発売の情報で、13話まであるのが分かってるから
13話はラスボスのヨシさんとの決着だと思うけど
最後にヨシさんのいいところが見られて、千束が助かったらいいな☆彡
{/netabare}
{/netabare}
13 Recoil of Lycoris
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
延空木での事件も一件落着——と思われたその時、旧電波塔で倒したはずの真島が、再び千束の前に現れた。延空木に爆弾を仕掛けたという真島は、爆破を賭けて千束に一対一の勝負を挑む。千束自身のタイムリミットも迫るなか、最後の戦いが始まる——。
{/netabare}
感想
{netabare}
真島には真島の正義があって
千束の心臓がつらくなった時は一時休戦してくれた
そして千束が落ち着いたら、バトル再開。。

そこにたきなが来て、真島を無力化した後ビルから落ちた千束を助け
爆弾のタイムリミットがきて、ビルが爆発!?って思ったらただの花火で
真島はそれほど悪い人じゃなかった?


ミカはヨシさんの部下をやっつけ、心臓を手に入れたけど
そのあとミカはヨシさんを殺したと思う。。

でも、ミカの足が本当は動くことや
心臓の入ってた箱のカードからHappy new birthday以外のメッセを抜いて
千束に渡してたこととか、ミカって裏を作るのが好きみたいだから
2期があったらどうなってるか分からないと思う。。

あと、ヨシさんって
どうしてそこまでして、千束を殺し屋にしたかったか分からない。。

千束は弾を避けるのは得意だったけど、
弾を当てるのが得意だったら、足とか手をねらえば実弾でもいいはずなのに
演習弾を使うのって、射撃の才能はそれほどじゃないからで
だったら今のままでいいんじゃないのかな?


後半は、その後のおはなしで
延空木の事件をなかったことにするために映画が作られたけど
いっそのことDAを、スタントマン事務所とかに偽装した方がいいかも^^

あと、リコリスの制服はバレてるから
デザインは新しくした方がいいと思う☆彡

リコリスもふつうに出歩けるみたいで
サクラがパフェを食べに来てたのが良かった^^


あとは、宮古島で千束とたきなが追いかけっこ、からのワイハーってw

病院から抜け出して、服とかお金とかはあったのかな?
あの格好からすると、盗んで逃げたとかw


クルミの「アローハ」で脱力w
{/netabare}
{/netabare}


見おわって。。


おはなしは感想のタイトル通りで
美少女日常、バトルアクション、コメディ、友情、感動、BL。。
何でもアリの盛りだくさんで、毎回あっとゆう間に終わった。。

シリアスなところもあったけど
ギスギスする前に、主人公の明るさとかコントが入って
見てて苦しくなるような展開じゃなくって良かったし
悪役も魅力的で良かった◎

ただ、シリアス展開を期待してた人には軽すぎて
ご都合主義なところも多かったし、評価されにくいみたい。。

ジェットコースターを楽しむくらいの感じで見た方がいいと思う☆彡


作画は、キャラデザ、背景、アクションともよかった☆

声優さんも合ってて良かった☆












.

投稿 : 2022/10/12
閲覧 : 543
サンキュー:

84

ネタバレ

上杉達也 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

個人1クールランキング、トップ3に入りました。

一気に観ましたが始めから真面目に見とけばよかったと後悔しています。
な、作品でした。

どこをとってもマイナス部分はほぼほぼなく、力のいれようが半端ない。
売れるべくして売れた?アニメ?

キャラの性格にあった声優〇声質〇
OPED共に良すぎる
画は京都?とかんじがいw

手は抜いてないだろうと思える作品でした。
個人的には非常におすすめなアニメです。

投稿 : 2022/10/09
閲覧 : 119
サンキュー:

11

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ハイテンション・ガンアクション!

youTubeでPVを見かけて、もろに自分好みの女の子だなあ…と思ったら、百合でガンアクションというので、これはもう観るしかないと。

とにかく動きがすごいです。
オープニングの千束ちゃんが軽くお尻に蹴りを入れて、たきなちゃんがお返しの重い蹴りを入れる、その「重さ」の違いが見ていて伝わるという。
派手な動きは目立つけれど、銃の構え方や撃った時に反動で揺れる体、『ジョン・ウィック』で有名になった接近戦用射撃術CARシステムなどがしっかり取り込まれていて、カッコよければ撃ち方なんかどうでもいいといういい加減さがありません。ガン好きなら観るべき。

世界観も練り込まれていて、制服が政府公認の目印とか、裏で繋がる闇世界とか、細かいところまで気を配っています。だから変な軽さがなくて安心。

またファッションが見もの。ユニフォームのデザインも現実にありそうで、wikiで調べたらプロのデザイナーさんが設定していました。4話のたきなちゃんの着せ替えも必見です。

百合とはいえ先輩後輩の厳しい階級とか、シビアな面もあって、甘過ぎない世界観もいいです。

とにかく、がんじがらめに縛られていたたきなちゃんがだんだん解放されてゆくのが楽しい。笑顔が眩しいです。(>▽<

バディ物というと、ぼくは『ノワール』『エル・カザド』『MADLAX』の三部作とか『ガンスリンガー・ガール』なんかが思い浮かびますが、まさかこんなに明るい殺し屋ちゃんがいるとは…最後まで追い掛けたいと思います。

以下ネタバレ&考察。やたらクドクド書いてるので、お暇な方はどぞ。

<1話>
{netabare}7話から振り返ると、その後の伏線がギュッと詰まったてんこ盛りの回だとわかります。
 テレビのナレーションから始まって、千束ちゃんの「…だってさ」というところ、DAやリコリスという組織の危うさがすでに表れてます。
 それから取引現場の件で楠木司令の「千束はまだか」の一言に信頼感が滲み出てます。
 現場でリコリスのみんながうろたえている中、ただひとり、たきなちゃんだけが冷静に周囲を見回し、機関銃をぶっ放すという。撃った銃はPKMという旧ソビエト連邦製の軽機関銃で、100発入りの箱形弾倉を付けているところから、総重量はたぶん11キロか12キロくらい。口径は7.62mmですから、かなり反動のキツい銃です。銃口付近に八の字の脚みたいな物がありますが、これはバイポッドといってカメラの三脚みたいに重さを支えて撃つ補助器具。こんな物をつけないと大人の兵士でも撃つのに苦労するのに、それを腰だめで体が揺れもせずほぼ水平に連射する…普通、この華奢な体格の女の子なら自分が吹っ飛ばされるところです。そこら辺がリコリスの凄さを物語ってます。
 そして、撃った後で現場をよく見回すところ、人質の女の子を気遣うより油断しないところ、怒られてちょっと首を傾げ、「生きてますよね?」の一言。ここで初めて第一声を出すところで、たきなという人間を描き切っています。たったひとつのセリフを言わすことで、その人となりを圧縮するというのが凄い。
 そこから喫茶リコリスの面子紹介で全員DA絡みだということ、テレビ報道のナレーション、千束ちゃんが出てきて仕事の挨拶廻りに出るところ、とにかく無駄がありません。話せばいつまでもくどくど長くできるのに、その後の展開になる伏線をチラッチラッと挟みながら、スムーズに流れていきます。
 任務優先に生きてきたたきなちゃんが戸惑いまくること(ここのジュース飲む千束ちゃんのほっぺ好き)。
 アイキャッチのイラストの対比も意味深。
 警察でボディーガードを頼まれる非常識さも◎。リコリスの異常な立場がさり気なく出てます。
 さおりの写真で取引現場の謎が繋がるところも上手い。
 さおりを囮にするという、ある意味冷酷なたきなちゃんの合理主義。性格なのか、そういうふうに育てられたのか。
 ところで、この時たきなちゃんが撃った銃はSmith&wesson M&Pという拳銃だそうですが、サプレッサーを付けて撃ってます。サプレッサーは消音器と呼ばれていますが、音を完全に消す能力はないので、たぶん周囲に銃撃戦であることを気づかれないための措置。それから弾数が異常に多く、数えたらだいたい30発も撃っていますが、元の銃にそんな性能はありません。せいぜい17、8発。でもその後マガジン交換をしているので、デタラメに撃っているということではないはず。マガジンの大きさは普通なので、ひょっとすると口径の小さな特殊弾を挿れているのかな?ここら辺は謎。
 ここで千束ちゃんが慌てて参戦しますが、にも関わらずドローンに気付く超感覚。「音出して」っていうのは、サプレッサーを外して発射音を大きく響かせ、向こうの敵の注意を逸らせっていう意味だとやっとわかりました。自分が敵の隙を突くために。ここも細かい。
 「クリーナー」は死体や現場を片付けてくれる便利屋さん。だけど生きている敵も保護してくれるのか…。「クリーナーは高いんだぞ!」ってミズキちゃんが言ってるけど、ここもDAを介さない喫茶リコリスの独立性が出てます。
 そして、最初の方でテレビが「世界平和に貢献するアラン機関」と持ち上げられていたけど、裏取引の情報を掴んだウォールナット(=くるみちゃん)が、取引相手をアラン機関の手先と見抜いた瞬間に爆殺されるところ、実はアラン機関真っ黒確定という。と同時に、わざと「アラン機関」と告げて挑発するところ、後でウォールナットが生きていることからも、爆発地点は当然ダミーの通信機か何かあったはず。
 喫茶リコリスで割烹着?に着替えたたきなちゃんが超絶可愛い。ツインテールって派手だけど可愛さはいまいちだと思ってましたけど、こんなに可愛いツインは初めて。嫌気に引っ張られる表情もすごい可愛い。
 で、写真撮って晴れてメンバーの一員になると。この時彼女は気づいてなかったけど、DAに訣別した瞬間でした。
 最後に取引現場諸々を阻止された吉松が現れ、ここで輪が繋がります。ミカの驚愕で、吉松と過去に因縁があり、DAとも何かあったのが分かるという。
 ここまでダラダラ書いてまだ半分も終わってない。とにかく見応えのある回ですね。{/netabare}

<2話>
{netabare}冒頭、たきなちゃんが制服着るシーンが物凄く好き。なんかまだ状況に不満でダラッとした感が。
 それから電車の乗り換えで千束ちゃんの「そぉなのぉ〜?」も好き。口開けて寝てるのも。凄腕かと思うと無防備でズボラってズルい(笑。
 楠司令の「ウォールナットは過去30年何度も死んでいる」→くるみちゃんが早熟な天才ハッカーだったとして、少なくとも+10年は必要とすると、つまり…?あるいは誰か(師匠とかお父さんとか)から名前と技術を継承してる?(師匠の方は死亡)とか…。まさかロリババ⚫︎いやくぁwせdrftgyふじこlp
 ウォールナットのセリフがくるみちゃんそのままなので、やっぱりスーツケースの中で喋ってたんですね。器用だ…。スーツケースが小銃弾にも耐えられるほどの防弾仕様って、先読め過ぎ。これもミカさんの入れ知恵かな?
 それから千束の銃ですけど、ニコニコのコメントで詳しい解説があって、非殺傷弾のために弾が大ぶりで、弾数が少なく5+1発だっていう。確かに5発装填してますね。頻繁にマガジンを交換するのも納得。しかもライフリングがないっていう衝撃のコメント。よく観てるなあ、ガンマニアは…。ライフリングがないから確実に当てるには近づかないといけないので、千束ちゃんの行動が理解できました。それにしてもよく命中させられる、ふたりとも。
 ↑こういう情報は銃に興味のない人には全くどうでもいいようですけど、ドラマへ微妙に影響すると思ってます。というのも、たとえ銃について知らない人でも、きちんと描かれた絵っていうのは何となく伝わりますから。「よくわかんないけどカッコいい」っていう。現実にありそうな銃だと、リアリティのあるなしでカッコよさが違ってくるので、ここは地味に大切。キャラによってファッションが違うのと同じで。
 吉松の「偵察」が、ここで彼の思惑が微妙に外れてきているのがわかる回。ここは一周しないとよくわかんないのかも(実はいまだによくわからない)。{/netabare}

<3話>
{netabare}「失うことで得られるものもある。」
 たきなちゃんのDA訣別回。
 それにしてもDAの洗脳っぷりがすごいですね。
 組織にとっては単なる道具でも、拾われた孤児たちには唯一の居所。存在意義と自分の人生を見事に重ねてる。それと気づかされないように。真面目な顔して言うフキが哀れです。
 年端もいかない少女たちを人殺しとして飼っている楠司令は何を思ってるのかなあ。
 成長したリコリスたちは卒業して殺しを辞め、普通の人になるのかしら?それともそのまま大人の暗殺者になる?それとも口封じに殺される?どうも気になります。
 たきなちゃんが千束ちゃんから「自分のしたいこと」と言われて「へ?」となるとこ、ホントに今まで考えたことないんだろうな…組織に居ることだけが生き甲斐だったっていう。
 自分の意志で選択できるのは唯一千束ちゃんだけ。
 フキから「相変わらずタフだな」と言われるところ、実は心臓のせいだったのか…伏線が細かい。
 それからこのアニメ、モブキャラの描き方が上手いですね。主人公キャラとのバランスが取れてます。喫茶リコリスに来る大人の人たちもイキイキしてるし、DAの少女たちもちゃんとランクごとに印象を変えてる。これはなかなかないと思うんです。キラキラお目々の少女に比べ、男とか大人とか変に劣化して気持ち悪いアニメも多いのに、主人公以外の登場人物にも神経を配れるっていうのはレベルが高い証拠。
 そして銃ですが、千束ちゃんの拳銃、先端がゴツいことになってますが、これは接近戦で相手に銃を体に突きつけた時、それを外されないようにするモノらしいです。最近の格闘技は発達しているので、体に直接銃口を当てても交わされる技術がある。銃を握られて強引に逸らされる。でも銃口にトゲトゲがあると引っ掛かって外せない。同時に、弾切れの時にコレで殴るという手もあります(5話でも暗殺者を殴ってます)。サクラもそれにやられました。
 決闘が終わって、たきなちゃんが千束「さん」付けを卒業。いよいよバディになります❤︎
 いつかエリカちゃんがたきなちゃんに謝れるといいですね。{/netabare}
 
<4話>
{netabare}デート回&おパ○ツ回。まさかそうくるとは…。
 ふたりがそれぞれ無言で赤くなるのが超絶可愛い❤︎
 3話で縮まった距離がさらに近くなって、たきなちゃんが本格的に千束ちゃんを意識し始めるのがいいです。
 そして、千束ちゃんがさらっと10年もDAに居たこと、待っている人がいること等、物語の根幹に関わるシーンが挟まれているのがニクい。このアニメ、重要なことを重要でないふうにさり気なく挿れるのがすごく上手い。肩肘張って大上段に構えるんでなく、軽くないことをさも軽いように見せるっていう。よくこんな事思いつきますね…。
 たきなちゃんの着せ替えはすごく楽しい!ファッションはてんでダメなんですけど、見た瞬間に「かわいい」って思えるデザインとかコーディネートって凄いです。
 ついに首謀者の真島が出てくるけれど、どうも背後にまだ何かありそう。
 団扇と扇風機の刑は爆笑ものでしたw 「さかな〜★」も超絶可愛い。
 くるみちゃんがバーチャルを見ながらテトテト歩くシーンも好きです。とにかく「かわいい」が多過ぎて困るアニメ。
今回ビックリしたのは、パンティを脱ぐ場面。一瞬なので見逃し気味ですが、あまりにも自然に脱いでいるので「えっ」となりました。ひとつは、こんな風にスルッと描けるのは女性でなければまず分からないだろうから。もうひとつは、こんなあからさまなエロ描写をあえて自然に見せるところ。この手の美少女物は仄めかしにせよエッチな要素が日本のアニメに不可欠といっていいほど出ますが、だいたい男目線なので不自然に強調されるのが普通。ところがリコリスではお色気要素が実に「上品」に描かれています。男性ならこのシーンは見せるよね、っていう所をしっかりガードするし。この視点は新鮮ですね。言い方が悪いのですけど、性の商品化っていうか売りにするところを、女の子の生活という感じにスルーしてしまう。調べてみたら原画に女性スタッフが入っててやっぱりなあと。やっぱりリコリスはさり気ないけど根本的に今までとは違うスタンスのアニメですね。{/netabare}

<5話>
{netabare}今回の一番の見所はもちろん「人目がなければ触ってもいい法則(たきな限定)」。(^^
 護衛で東京見物で、千束ちゃんがめちゃめちゃ張り切ってるのが良いです。(^^やっぱり人殺しより、人助けが好きなんですね。すごく幸せそう。場所が雷門っていうのがいかにもで。ぼくも好きな場所です。あの賑わいわかる!
 おじいちゃんを操ってたのが吉松? だとしたら有罪確定。ほんと手段選びませんね…人間の尊厳とか無視してるし。ここで自分の芝居が壊れて、とうとう真島投入を決意。ダークナイトでジョーカーを雇うシーンみたい。
 ミズキさんが喘ぎながら胸を揺らせて走るシーン、実感こもっててすごい。エッチというより、あの重さがバランス崩す感じが。
 「千束が決めることだ」って言うミカ先生、もう組織逸脱しちゃってますね。反乱といってもいいかも。下手すりゃ暗殺ものです。それを覚悟のセリフ。
 それから千束ちゃんのガンアクション!
 暗殺者との対決で2度マガジンチェンジしていますが、まだ弾があるうちに素早く抜いて新しいマガジンを装填するテクニックは、弾切れを防ぐ意味で現実でも行われていますけど、それを走って弾を避けながらやっちゃう超絶テク。
 今回は「えっ」という秘密が明かされますが、それを苦に思わない…というか救われた命を自分なりに解釈して、自分でルールをこさえちゃうところが千束ちゃんらしいなあという。
 このアニメでは、暗殺者に仕立てられた女の子が、与えられた命令を盲目的に守るのではなく、自分の気持ちに嘘をつかないスタイルを貫くところが新鮮です。
 それと敵もお仕事で殺しをやっているという感じが強く、いかにもプロ対決らしい雰囲気で陰惨な空気がないなあと。目撃者も殺しちゃったり、関係ない人を巻き添えにする話が多い中、これも珍しい。独特の爽やかさがありますね〜。
…と書いておいて、ラストにショッキングな展開が!女の子に甘くない世界!{/netabare}

<6話>
{netabare} 大事件!
 まずお泊まり回(会)だったこと、千束ちゃんが超絶可愛い私服に着替えたこととか。
 ついに真島と邂逅。さすがに中ボスだけあって一時は追い詰められましたが、それにしても千束ちゃんもタフですね〜。車に轢かれたかと思いましたが、きっとあの動体視力と反射神経で交わしたんでしょう。真島に殴られてもそれほどダメージは喰らいませんでしたし。
 それよりも、たきなちゃんの銃が今回はハッシュパピーらしいのが、わたくし的にはポイントでした。サプレッサーのおかげで敵もたきなちゃんの位置を特定出来なかった点、さすがリコリスです。
 ……そして、今回のベストショットは…『ジャンケンで勝ってピョン跳ねる★たきなちゃん』でございます!中の人もやたら気合い入ってた(笑。
 こういうショットを観ると、アニメ観ててよかったなあってつくづく思います。これ、手描きアニメだからこそ出来ると思うんです。実写だったらこんな風にならないし、3Dでもどうか。現実では絶対表現できないシンプルな動きの妙。ストーリーとは関係なしに、こういう動きに快感を感じるたちなんで、痺れますね。『魔女の宅急便』とか『おもひでぽろぽろ』なんかでもありましたけど、何気ない部分で凄い動きやってる。リコリスは多いですね、こういうカット。
 くるみたんのおでこも毎回愛らしく、ミズキたんの眼鏡っ娘ぶりも毎回堪能しております。今後がますます楽しみでございます。
 <追記>セーフハウス(隠れ家)を3つ(正確には4つ)も持っているっていうことは、お金もそれなりに掛かるはず。ということは、千束ちゃんの収入(あるいは支給金)はけっこう多い?他のリコリスと比べて破格の待遇のような気がするんですが、この評価はなぜか?{/netabare}

<7話>
{netabare} ターニングポイント。これまでバラバラだった断片が徐々に繋がって、全体像がぼんやり見えてきました。…とはいえ、吉松が1話でくるみちゃん=ウォールナットにハッキングを依頼し、テロリストへの武器売買を欺いたのは何のためなのか?が分かりません。どうも二股掛けているように見えるんだけど…。そしてアラン機関の真の目的は?
 とはいえ、衝撃の事実を知ってもブレない千束ちゃんの強さが出た千束回でした。ヒーローは(女だけど)揺るがないのだ。ちょっと惚れ直した…。
 その他、これほど綺麗で可愛いトイレシーンを観たことがなかったとか、相引きの現場を目撃するためにイキイキしまくる四人とか、異常に頑張るミズキさんとか、衝撃の壁ドンとか、色々てんこ盛りでした。ちなみに漫画家さん何気に良いですね👍
 それにしてもあの画力…(笑)動体視力は良くても絵は関係ないのかw{/netabare}

<8話>
{netabare}とりあえずハロウィン小悪魔バージョンうぃず千束ちゃん下さい。…じゃなくって、今週から喫茶リコリスはお店経営ゲームアニメに変わりました!…じゃなくって、とうとうアラン機関の魔の手が迫ってきました((((;゚Д゚)))))))。
 同じフクロウのペンダントを持っているっていうことと、真島へセーフハウスの情報が筒抜けという点で、どうも二股掛けてるんでないかという疑惑が大浮上。今回初めて電波塔事件がチラッと出てきましたが、あの時千束ちゃんが殺人マシーンとして機能していたことは間違いないよう。その後、何があったのかが重要だと思うんですが…。
 それからお店経営のネタ絡みで、どこから資金が出ているのかという話がありましたが、これは珍しいシーンですね。というのも、他の美少女戦士アニメで経済的な事に触れることはほぼ無いからです。大抵は都合よく無視するか、なんとなくバックボーンにお金持ちがいるとか、政府が出しているだろうとか、想像するだけ。
 ぼくは個人的にお金の要素にある程度こだわっていて、というのも、お金の出所によって主人公が拘束されているかいないかが別れ目だと思うからです。
 例えば美少女戦隊がいたとして、その装備は誰が開発して、資金は誰が出しているのか。彼女たちにご飯を食べさせるお金はどこから出るのか。女の子は普通学校へ行ってて働かないし、当然収入は他人任せ。だから誰がお金を握っているかで下手をすると彼女たちの人生すら左右されるかもしれない。政府がお金を出しているなら、その政府が出さないって言い出したら、彼女たちは何も出来ないことになります。この自由度の無さがいつも頭に引っ掛かっていました。
 今回の帳簿見直しの件で、リコリスが組織に飼われていること、それゆえに言い方は悪いけれど首輪を嵌められていることも判明しました。でも、たきなちゃんが意外な経営能力を発揮し、独立採算制を採れること証明し、リコリスは他人の助けがなくてもやっていけますよ、というメッセージになった。これは非常に重要だと思います。いざとなれば殺しなんてやらなくても立派に生きていけるんですから。だから、もし誰かを倒すなら、それはリコリス独自の倫理やイデオロギーで相手を選ぶことが出来るかもしれない。組織に盲従する必要はないんです。そういう点を、実は他の少女戦士物では消化していないのが多い気がします。裏では組織に頼ってますよっていう。『スレイヤーズ』のリナ・インバースのように自分の才能だけで食っていける子ってそれほどいないんじゃないでしょうか。…まあ、関心のない人はどうでもいい問題ですが、それをあえて出しちゃうっていうところがリコリスらしいですね。
 …とはいえ、今回のイチオシはたきなちゃんから千束ちゃんへのプレゼント。千束が単なるパートナーから『大切な人』へ変わってゆくシーン。ちょっと焼き餅や切なさがあるのがとってもキュンときます。恋なのか友情なのか、それはなんでもいいけれど、たきなにとっての千束が無くてはならない人になる…ここら辺が百合の醍醐味だなあと。ちょっとしんみりしちゃいましたね。
 それにしてもウ⚫︎コがウケるのか…まあ、食べてみたいかって言われれば食べたいけど。ミズキさんのアドリブは絶好調だし、くるみちゃんはお持ち帰りしたいし。しかし、押し入れってあんなに広かったっけ…?{/netabare}

<9話>
{netabare}「餞別だ」「行ってきます」
サヨナラを言う者と帰ってくると約束した者。
あえて言わなくても心を通わせる者たち。
う〜ん、そういうリミットか…。これは大きな分岐が来ました。悲劇で終わるのかハッピーエンドか。どちらにせよ千束は最後まで千束だろうし、周りがどう動くかですね。そういう仕掛けがあるから、千束ちゃんの行動が初めて理解できた回でした。
同時に、ミカと吉松の一度は理想を共にし、愛し合った者たちの苦悩。おそらく吉松は死ぬことを恐れていない。それがどういう信条であれ、自分が信じたものに殉じると思います。ただ、その答えが意外な形で返ってきてしまった…さあ、っていう。ミカの方はもう親の気持ちで。まさか自分が…と。
相変わらずぶっきらぼうなミズキさんと、先を読むくるみちゃん。みんな、センチメンタルに泣きはしないぶん、かえって伝わってきて。
DAも色々含む部分もあるし…っていうか、ヤバくなったアラン機関を潰して隠蔽してしまいたいお偉方が背後にチラチラするんですが。
ちさとちゃんガンバレ!!!(>ω<;)ノシ{/netabare}

<10話>
{netabare}ついに踏み込んできたなぁ、という。
 珍しいアニメですね本当に。あんまりアニメ観てないんで、こういうのはもうとっくに出てるのかな?
 真島の言う事にちょっとだけときめいてしまった…。いや、犯罪者には違いないんだけど、どこか日本ってそういうとこあるよね?とか。
 壊す側の屁理屈と維持する側の屁理屈が堂々巡り。
 権力のためなら少女を使い捨ての道具にしても構わないという連中と、世界が壊せるなら誰が泣こうが…というより誰かを泣かせたくて暗躍する連中。その違いはほんの僅か。
 実際、今の日本って危うい立ち位置だなと思います。
 もう何十年も戦争経験してないし、お隣の国は騒ぐし、将来に不安を覚える若者は沢山いるし…ちょっとしたきっかけで平和なんてすぐ壊れそう。
 そこで崩れるか崩れないか、その別れ目は案外千束ちゃんのような人が握ってるのかも。
 速攻で許す彼女は、前から薄々分かっていたような。揺るぎない強さ、辛さを笑いに変えられる気持ち、そういう強靭な心って誰もが持てるわけじゃない。たきなちゃんが惚れるわけです(←強引)。
 くるみちゃんもミズキさんも絶対引っ込むわけないし、ここからの反撃に期待します。
 あ、パパさんカップルってとうとう出たね〜、いいんじゃない、百合カップルもいることだし〜、もういい加減テンプレなゲイとかいいし。ミカさんも応援してます。
 たきなちゃん本気モードで怖いですね。でも肩関節を外すだけって優しい。
 追伸:千束ちゃんの振袖姿めっちゃいい👍{/netabare}

<11話>
{netabare}とうとう真島と最終決戦。
 今回はくるみちゃん最強説が浮上。どんだけデータ駆使できるのw 半ば予想してはいたものの、これでウォールナット株爆上がりですね。同時にグッバイ、バンクーバーの彼氏(笑。きっと良い男はカナダにはいないのさ(いっそくるみちゃんの嫁になるという選択肢m(ry
 延空木では、やっとエリカちゃんがたきなちゃんに謝れてよかったね。…でも、前から思っていたんですけど、仲間を平気で罵倒できるとか、チームとして機能してないんじゃないかと思います。互いに不信感を持っていれば肝心な時に連携が取れないし、他のチームに要らない競争心持つとか、やっぱり子供なのかなと。英雄になりたがる人間はプロにはなれない気がするんだけど…そこはJKの限界なのかな?
 それと楠木司令の対応が鈍過ぎ。千束ちゃんに連絡が取れない時点で確認を怠っているし、スマホが放置されていたらまず疑うでしょう。この人、指揮官として迂闊なのでは…。目の前の任務を遂行する以外眼中になさそうだし。
 リコリスを世間にバラすとは…その発想はなかった。新しいタイプのテロかしら。
 それにしても新しい心臓を隠しているとか、吉松が千束ちゃんを弄んでいる感じが気に入りません。たぶん彼女は恨まないので、その分なおさら。
 真島の音で見るっていうコウモリみたいな能力、新鮮です。互いに相殺する能力っていうのが面白い。闇に生きる男らしい。
 突っ込んでくるたきなちゃんカッコよかった👍
 あと1、2話ですけど、どんな形で終わるのかなあ。真島も死なせたくない気がする。悪い奴だけど。{/netabare}

<12話>
{netabare}怒涛の展開!
 冒頭であっさり決着ついたなあと思ったら、その後始末が大変なことに…。
 吉松が完全に狂った価値観をもって千束ちゃんに強要するところ、彼なりの「愛」があるんだろうなあ。少なくとも本人はそう思ってそう。
 秘書さんが何気に有能でカッコいいですね。冷たいロボットのような顔してるけど、中では何を考えているのか…思考回路は吉松と同じかな?
 たきなちゃんの魂の叫びが聞いてて辛い。それを止める千束も。
 それからやはりウォールナット最強。完全に楠木司令やDAを欺いてるし、吉松ですら気づかない様子。ヨウジョを敵に回してはいけないという教訓ですネ。
 今の時代、フェイクだって言うとだいたい通じるところが怖いですよね。これだけCGが発達してしまうと、何が本当なのかますます分からなくなってくる。「なあんだドッキリか」って信じたい方に信じる人たち、自分に重なって見えるとこも怖い。『未来少年コナン』でラナがホログラムが本物だと思って手を差し伸べたら、その人間が素通りして悲鳴を上げるっていうシーンがありましたけど、その時はSFだと思ってたけど、いつの間にかあと一歩っていう。脳味噌にデバイスとか埋め込む時代になったら、もう分からなくなるぞ〜、どうするんだ。
 リコリスがバレたらあっさり消そうっていうところ、いかにも国家権力らしい。その対応がザルな点も。いまさらですけど、ティーンエイジの殺し屋って目立たない以外なんの利点があるのかよく分かりませんよね。経験は不足しているし、体力的にも…普通に傭兵雇っちゃいけないのかな?そこはツッコむなというところですが。所詮、権力なんてこんなもんさっていう。『ダークナイト』のジョーカーじゃないけど、平和の幻想が崩れたら耐えられるのか、そこまでしがみつかなきゃいけないものなのか…。
 「乳くりあう」というお下品かつ的確なサクラの指摘。やっぱり千束ちゃんとフキって仲良いんだなあ。
 で、やっぱり真島が出張るという。
 驚いてない千束ちゃんの様子、「やっぱりな」が顔に出てる。凄腕の余裕か。
 バッドエンドはないと信じてますけど、どう収束するのか予想がつきません。最終回に期待!{/netabare}

<13話>
{netabare}「わたしたちで決めましょう」
終わった…さみしい。
最後はミズキ姐さんの一声で〆(シメ)ッ!
なんか花火のシーンで真島が本当にしたかったことが分かったような…とはいえ、やっぱり生き延びるのかw
結局すべてはうやむやになり、リコリスの制服もまだ健在で、黒い組織たちの暗闘は続く…世の中そんなに変われないやね。
観終わって、結果的に最小限の「犠牲」で済んだんですね、メインキャラは。陰ではけっこうな人が死んでますけど。
吉松を殺すのはミカさんしかいなくて。彼もそれを望んでたのかも。千束ちゃんか恋人かに。
おおかたの予想は合っていたと思うんですけど、その後の展開がまさかのワイハ。「したくてもできなかったこと」はいっぱいあって、これからが忙しくなりそう。大丈夫、クルミちゃんがいればサクッと偽z…いやいや、普通に行けますよ?(棒読み)
個人的には喫茶リコリスの復活がうれしいです。いつか行ってみたい。
サクラが重症を負った時はヒヤッとしました。どっちかというと嫌いなキャラなんだけど、やっぱ死ぬのはね。なんだかんだで彼女もフキの相棒になろうと必死だったし。
たきなちゃんはもう周囲になんと言われようと自分で行動できますね。フキたちより強くなってたし。「相棒」認定おめでとうございます!個人的には教会が建った気分。自分内の妄想ですけど、たきなちゃんを抱き上げる千束ちゃんがウェディングドレスを着ているみたいでした。
刑事さんたちもしっかりキャラ別でエンディング迎えたり、まさかのジンが登場!なんかもうリコリスワールドが出来ちゃってて、ちっさい宇宙になってますねw
楠木司令の依頼を堂々と蹴っちゃうところ、とうとうリコリスは独立しました!これからは世界のあちこちでヘルプするに違いない。ミッション・イズ・リコリス!「はしゃいでんじゃねーぞ」{/netabare}

…いや〜、楽しかった〜、いろんな意味で。
ネットラジオによれば小清水お姉様と久美様のアドリブが凄かったらしくて。主人公のふたりのアドリブも炸裂していたようで、あの勢いは中の人のエナジーか!ポンポン飛ぶ会話が絶妙に楽しかった。台本以外のボソッと聴こえるセリフも。

とにかく色々な仕掛けが沢っ山ありますんで、探す楽しみてんこ盛り。もしかしてもしかしたらまだ観ていない人はぜひぜひお勧めします。色んな楽しみ方がありますので、女の子が可愛い〜でもいいし、アクションがカッコいい!でも、あの服がいい!とか、あの背景が!あの組織が!BLが!百合が!と、理屈抜きで楽しめると思います。
その一方、深読みできる要素もゴツ盛りですので、考察したい人はいっぱい考察するといいかも。それも楽しい。

ということで、いらんレビューを長々と書けるくらい楽しいアニメでした。おわり!

<まとめ>
{netabare}美少女アクション物という、もはや日本アニメでは定番と化しつつあるジャンルに一石を投じた作品でした。

海外ではティーンエイジはやっぱり子供扱いで、まあ日本もそうなんだけど、スタンスが微妙に違いますよね。海外なら子供はやっぱり子供で、お父さんがいてお母さんがいて、いなかったら別の親がしっかり管理して…っていう風になりがちで、基本的に法律で禁じられている行動は取らない(取れない)。そこら辺、やっぱ規制とか倫理とか評判を気にしてるんだろうなと。
一方、日本では親が居ないか空気になっているケースが多くて、家族ぐるみで描くっていうのはそんなにない気がします、ファミリー向け以外は。基本的にウザい?みたいな。だから良くも悪くも子供が主体で動く。典型的なのは機動戦士ガンダムとか。いかに親や先生を上手に排除するのか、というのがテクニックとして問われる感じで。
とはいえ、それが子供=主人公の自由に繋がるか、というのとは違うと思います。見てると、凄い力は持っているけど結局体制の枠に嵌められてるとか、変な喩えだけど孫悟空がお釈迦様の掌の中で暴れてるだけ、っていう感がけっこうあったり。よく考えると大人の、それもこの手のアニメなら男の都合の良いように扱われているかもしれないっていう。

この分析が正しいかどうか分かりませんが、少なくとも『リコリス・リコイル』はそこから逸脱しようと試みたアニメに見えました。
レビューも賛否両論で、よくあるのは「少女が人殺しなんて」っていう、それならなんで観ようと思ったのかな?とも思うんだけど、たぶんもっとファンタジックでモンスターとか人間以外の敵を殺すものっていう期待があったのかもしれません。
だけど、続けて観れば分かるように、リコリスは「人殺しを卒業する少女の物語」で、周囲が勝手に決めた価値観を捨てて、自分の生き方を自分で決めるっていうごく当たり前でいながらなかなかないストーリーだったと思います。
本当は話が始まるずっと前から千束が悩み苦しんで得た答えが「喫茶リコリス」という形になったわけで、そこを描けばいくらでもシリアスでドロドロした、言い方は悪いけど一種のお涙頂戴アニメになったかもしれない。そこをバッサリ切り落として、私は決めたよ!っていうとこから始めて、そこへまだ洗脳されているたきながやって来る…つまり、井ノ上たきなはかつての自分であり、でも生き方は自分で決めて欲しいからDAに戻ることを応援しようって形で始まったんだと。
で、色々あったけど、たきなが見つけた大切なものはDAになかったわけで。それは今まで自分が価値を見出せなかったものだったり、人たちだったり、何気ない空だったり。そこへ至るまでの道程っていうのは最後までブレなかったと思います。
煎じ詰めれば、これはみんながやっていることでもあり、上手くいったりいかなかったりするんですが、「親に言われたから」「みんながこう言うから」なんてのは大人になったら通用しないわけで、自分の道は自分で決めなきゃならない。でも千束のようにスッと抜けるような速度で行ける人はあんまりいないかもしれない。少なくとも、自分としてはそこにスカッとするものを感じました。

軽〜い感じに見えますけど、それぞれの生き方っていうのがしっかり描写されていて、とても丁寧なアニメでしたね。漫画家さんが明日〆切なのに大好きなゲームのために「今を生きる!」とか宣言するとか、ああこういう人いるよなぁ〜とか、「もう署長の犬ですから」っていう刑事さんとか、記号じゃなくって人として描いてる。どうでもいいエキストラではなく、ちゃんとした人間にすることで、逆に千束が大切にしてるものが浮き彫りになる。

それから仕掛けの多さにも唸らされました。
たぶん半分以上は気づけなかったと思うんですけど、「ここのこのシーンはあの意味だよね」っていうのがいっぱいあると思う。中にはスタッフも考えなかった考察をする人もあったようで、それくらい想像を刺激するネタが転がってました。風景もよく考えられているし、特に喫茶リコリスの構造とか凄い凝ってますよね。背景画一枚描いて使いまわせばいいのに、クルミの押し入れは両側に開くとか、パッと見には気づかない演出がニクい。これは円盤買って何回も見返すところかと。

千束とたきな以外では、ミカの立ち位置が絶妙でした。日本人じゃないけど日本語ペラペラで違和感なくって、過去には後ろ暗い事いっぱいしてそうで、でも今は気の良いオッサンを演じるっていう。親ではないけど、性的な結びつきを感じさせもしないし、歳の離れた恋人でもなければ、赤の他人でもない。といって仲間って感じじゃない。強いて言えば身内?くらいな。
それに比べると6人の中ではミズキの存在が謎ですね、よく考えると。なんか給仕以外は酒呑んでる印象しかないですが(「っだとぉ!?てめっ」)、元DAだそうですけど、組織バンザイって感じじゃないし、「しょうがねえな」って言いながら千束たちにつき合ってやるっていう。年柄年中男が欲しいと叫びながら本気で探すつもりはないようだし。なんだか彼女が真のボス的な感じ。中の人の上手さが炸裂したキャラでした。
クルミはホントに可愛くて、特にあのおでこが。容姿に反してクールな言動もツボでした。でも物語的には彼女がいないとなんも出来なかったんですよね、情報源と司令として。ピンチの時は誰よりも素早く判断してるし、対応も早い。先を読む能力もズバ抜けてる。登場した人間の中でトップじゃないかしら。

フキははっきり物を言うタイプですが、なんだかんだで肝心な時は何が大事か考えられる子でしたね。千束のことも心の底では信頼してるし、後輩想いでもある。負けたサクラへしっかり言葉掛けてるし、あえて嫌われ役に徹することも辞さない。とはいえ、あくまで組織で生きる人間なんだな…今は。
サクラも憎まれ口を叩きますが、たきなの後釜っていうことで、自分の地位を守りたいっていう野心は健全なもの。陰湿なイジメもやらないし、先輩にはついてゆくタイプ。
エリカとヒバナの関係もけっこう重要で、たきなの成長を伺えるエピソードになってました。モブキャラだから手を抜いているように見えますが、セリフを聞けばちゃんとキャラが立ってるのが分かる。

吉松は一応悪役ってことにはなりますが、彼、個人的な野心が全然ないんですね。
金が欲しいとか権力が欲しいとかってわけじゃなく、真島のように世の中を壊したいわけでもない。むしろ続いて欲しいけど、そのためにはアラン機関が育てたチルドレンを純粋培養したいっていう。過去になにかあったらしいですけど、アニメを観た限りではクレイジーだけど純粋な理想主義者、あるいは殉教者みたいで、憎めるキャラではなかったです。少なくとも自分の命と引き換えに何かを成し遂げたいと思ってて、それが届かないことも分かってる。そしてミカが自分を殺しに来ることも…。
その吉松の影に寄り添うように姫蒲っていう秘書が暗躍しますけど、彼女もロボットっていうより、吉松に殉じる感じで。セリフが極端に少ないけど、なんかそんな感じ。

ロボ太は俺TUEEEEEEしたいだけのキャラでしたが(笑、小者感あふれてて面白いキャラでした。彼のテンションの高さが盛り上げに一役買ってたし。

真島は、あ〜やっぱり死なないよねぇ〜〜、っていう。ある意味個人ではなく象徴っぽいですね。こういう奴はなくならない、とか。「この遊びを終わらせたくない」みたいな。

で、凄かったのは、全回に渡って作画崩れが一度もなかったという。
一瞬アレ?と思ったか思わないかくらいで。
いくら短いとはいえ、13話もあればどれか1回くらい作画が乱れる回があってもいい気がするけど、全くありませんでした、これだけ動かしていながら。ってことは、如何に綿密に計画しているか、放送が始まる前に仕込みをしていたか。ここら辺は業界の人ではないので想像するしかないですが、よく描けたよな…って思います。それから女性アニメーターさんの演出が良くって。女性の描くパートが多いから、あれだけ自然に動けたんじゃないかな〜と。
ロケーションもしっかりしてるし、細部まで気を配ってました。だから何回観ても何か発見がある。こういうアニメはなかなかないと思うんですが。

お話としてはコンパクトにまとまっていて、無理がありませんでしたね。
キャラの数を固定し、「実はこんな強敵がいた!」とかご都合主義で回さず、あくまで関係性で進んでゆく。イレギュラーっぽいのはサイレント・ジンくらい。その彼もミカと繋がりがあるし、出て終わりっていうキャラがいませんでした。やられ役のモブもちゃんと地位があったし。
続きありますよっていう色気を出してもよかったけど、きちんと閉じるのが気持ち良かったです。

あとは…だいたい書いたかな。女の子の可愛らしさで売らないアニメで良かったです。オッパイを揺らすとかパンティ見せるとか、それも嬉しいけど、シラケますからね…。
あと「悲劇の主人公」じゃないのもよかった。泣いて人を殺すとか、それなんの言い訳?っていうのがあるけど、変に深刻にしないのが。

リコリスは独特なので、こういうのが増えればいいと単純に言えないですけど、完成度の高さではずば抜けた作品でした。楽しかった!{/netabare}

投稿 : 2022/10/08
閲覧 : 286
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ftdCU91959 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 2.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

色々な要素が詰め込まれてる

表向きは喫茶店で、裏向きは平和維持のための秘密組織に所属している2人の女の子のお話

アクションバトル、シリアス、コメディ、百合等々、色んな要素が詰め込まれたアニメだったと思う。
監督が足立さんということもあって、作画は問題なし!凄く綺麗だったと思う。
女の子もかわいくて、最初の方のコメディ要素部分は良かったと思うけど、終盤のシリアスな内容の話が個人的に微妙だった。

キャラものアニメで終わってしまった感が否めない。
ただ、総合的に見れば悪くはない作品かなと思う。

投稿 : 2022/10/08
閲覧 : 148
サンキュー:

13

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Progress さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

役割と居場所

評価は保留です。
キャッチ「ふたりの時間、選びとる未来」
気になったテーマ性としては「役割」と「居場所」

主人公たきなの固執していた「居場所」は「DA」
それが話が進むにつれて「喫茶リコリコ」にシフトしていく。
そのシフトの過程におけるたきなの心境の変化、
それはたきなにとっての思い出、千束やリコリコメンバーとの時間によって生まれる心の許容、その変化を視聴者が読み取り、楽しむ構成。

感情移入する側としてはたきなであり、たきなという人間に変化をもたらす千束という人物は、視聴者にとって望むべき人物であるかもしれない。
それとも、百合、という作品ジャンルを見る上での暗黙のマナーで、自身(視聴者)を介入させない、つまり、感情移入ではなく、やり取りが尊いという感情によって作品を評価する視聴者がいるのかもしれない。
(私自身はこの作品を百合とは思っていなかったが、カテゴリ的には恋愛のない百合、なのかもしれない)

居場所リコリコの日常は視聴者にとって尊かったのか。それはなぜ尊いのか。
あの空間にいつかの郷愁を見出しているからなのか、あの空間に安心感、あるいは幸福感を見出しているからなのか。それとも物語性だとか、友情とか絆なのか。
私はその感情が薄かったために、その感情がどこから来たものか想像した感情しか充てることができない。なのでもう一つのテーマ性から読み解くことにする。

もう一つのテーマ性「役割」
たきなはもともとの与えられた役割に忠実「だった」。それがリコリコにいることで変化していく。
千束は自身の与えられた役割に忠実ではない。むしろ自分で考えだした役割を全うしようとしている。
「役割」に対する視聴者の現実でのフラストレーションは何か。
それは「与えられているか」「気付けているか」ではないか。
与えられている役割の破壊をたきなの変化によって見せ、
あらたな役割を気付き見つけて新しい未来への希望、明るさをたきな、千束両名で見せる。
そこにこの作品が視聴者に与える幸福感があるのではないか。
私はこの作品の大人たちが抱える「役割」が「子供たちの未来を創る」に感じた。子供たちの役割は「夢」であり、千束は夢に向かっていた。
この作品にはそういう前向きさが存在し、夢に対する希望と挫折、再起が
物語になっており、その再起への力が友情であり、その友情を紡ぐ物語性が視聴者の感じる尊さなのだと感じた。そして、その物語が紡がれる舞台、居場所に対する愛しさをもって、最終話を見た後に「リコリコになる」などといった評価が生まれるのかもしれない。

投稿 : 2022/10/07
閲覧 : 135
サンキュー:

24

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最古ガンダム さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

キャラみんな最高、展開に驚き

ここ数年で久々にはまった作品。たきなと千束の絆の深まり、を中心に描かれるが、ミズキやクルミのやり取りが笑える。ストーリーの背景に流れる暗い影を背負うミカ、自分の正義を貫き通す間島とシンジ、フキやサクラキャラ付けと存在も欠かせない。これらのキャラ達がそれぞれの持つ思いに真っ向から対峙し、乗り越えながら、何とも言えない素敵なストーリーを織りなした。
毎週ハラハラドキドキ、そして笑って、泣けて、感動できる最終3話はとても素晴らしかった。声優陣の演技も素晴らしかった。

投稿 : 2022/10/06
閲覧 : 65
サンキュー:

9

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てぶくろ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

てんこ盛り要素を上手く裁いた、見事な舵取り。

 ここ最近、オリジナルアニメがなかなか奮っていなかった中で、これは来たか。と思わせてくれるような1話でした。 
 ☆の評価はまだ1話なので様子見、しかし楽しく視聴できたので上向きに。
 
 まずなんと言っても作画が良い。アクションシーンはもちろんのこと、ただ歩いているだけのシーンや会話しているところでも作画の良さが光ります。
 街並みや喫茶店のなどの背景・美術も非常に良いです。
 キャラデザは、いみぎむるさん らしさもありつつ、足立慎吾さんらしさもあり魅力的です。
 さらにその魅力を引き出そうと、表情や仕草がよく動きます。
 世界観説明もカットやカメラワークに工夫があり、言葉だけに頼らないようになっていました。

 ガンアクションシーンは多少のファンタジックはありつつも、カッコいいものにしよう という心意気は窺えましたね。
 個人的にはガンアクションは凝っていれば凝っている程いいのでどんどんやってほしいです。

 世界観の説明はしつつもキャラの魅力やアクション的な見せ場もあり、次回以降の期待値を煽る非常に良い1話でした。

 これから先で期待しているからこそ不安な点は、監督 脚本としての足立慎吾さんが未知数である点。と、そもそもの世界観に秘密組織のエージェント、和カフェにクセの強そうなキャラ と この作品を構成する要素が盛り沢山なので過積載になってしまわないかという点です。
 
 1つ目の点は1話を見る限り大丈夫だと思いますが、「面白くて当たり前の第1話」とも言います。今後に期待です。
 2つ目の点は上手くハマれば名作になりえると思うのでこちらも今後に期待です。

 オリジナルアニメが不作気味のなか、希望の星となれるのか、これからに注目です。

 最終回を終えて
 {netabare}オリジナルアニメの至上命題である、「ムーブメントを起こす」に見事成功した作品。
 様々な要素が過積載になってしまわないか心配でしたが、キチンと全てが作品を盛り上げるため深みを出すために作用していました。
 千束とたきな という軸がしっかりしていたのも大きいですね。
 個人的な好みの話をすれば、あらゆることがハッキングやら情報操作など便利な言葉で済まされていたので、もう少しリコリスやDAにエージェント、組織としての設定の深さや魅力があればな、と思いました。
 しかし、これは他に優先するべき表現があった。というだけの話で、さらに言えば小難しいこと考えずに見られるというメリットもあるので、あくまで個人的な好みです。
 
 Twitterでの宣伝などを含めて制作側全体が面白いもの作ろうとする気概を感じることのできた作品でした。{/netabare}

投稿 : 2022/10/04
閲覧 : 306
サンキュー:

9

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Frank_yosh さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

太喜欢了

非常精致的人设和日常桥段,看着让人非常开心。若有第二季的话,把剧情打磨好就完美了。

投稿 : 2022/10/02
閲覧 : 94
サンキュー:

9

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yukkuri さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 1.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:----

頭を空っぽにして見れば楽しめる

作画の良さと萌えは一級品だと思いますが、ストーリーはガバガバ。
頭を空っぽにしてみる分には良いですが、ストーリーの面白さ重視で見ていると耐えられなくなりそうです。

{netabare}
一般人が死んでいながら「実は余興でした~」で解決してしまうあたりは、あまりにも酷すぎて呆れ笑いしてしまいました。ここからどう収拾をつけるのかが、脚本家の腕の見せ所だったと思うのですがね。
せっかく作画が頑張っているのにこれはちょっと・・・
{/netabare}

投稿 : 2022/10/02
閲覧 : 68
サンキュー:

11

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あと さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

美少女×アクション×日常を描いたとても面白いコメディアニメ!

この作品は序盤から後半までずっと注目度が上がり続けた作品で、様々な展開が期待された作品でした。序盤はこのアニメはどのような作品なのだろうという期待と不安を覗かせながら作品は進み、3話ほどで千束とたきなというパートナーとなった2人をメインに据え、色々な依頼に答える彼女たち凸凹コンビのドタバタ珍道中といったアニメになるのかと思っていました。しかし、そのような展開は裏切られ、真島という世界の統治機構に反抗する黒幕が現れ、特殊な能力を持った2人の決戦へと話の流れを移していきます。また、日常から離れた戦いに対して作品に対しても疑問を持つような展開も少し出てきます。加えて、展開は更に進み、正義とは何なのか、自分の存在とは、というようなこの作品のテーマとも思える部分に話は進み、正直序盤の日常×美少女×ガンアクションのような展開とはかけ離れた作品の構造になりました。しかし、それでいて話は主人公たちの周りでしか進んでいませんでした。
まとめるとこの作品はよく出来ていたとは思いますが、視聴者が求めていたような展開やアニメの流れとは別の方向に流れ、結論としては内輪ノリで曖昧なまま終わってしまいました。ハリウッド映画のようなよく言えば大胆、悪く言えば雑な作品の進み方と終わり方でそれがこの作品の良さという方もいるとは思いますが、個人的にはなんとも言えないような進み方になってしまい、後味が悪く感じてしまいました。これはキャラクターにそこまでの魅力を感じきれなかったところがあると思います。
しかし、キャラクターの特筆した可愛さや距離感、感情など話に沿った動きがありよく寝られている部分も多大にあると感じましたし、声優さんの演技や音楽、作画に関してはSAOのスタッフであるので勿論今期トップでした。アニメとしては本当によくできていたと思います。色々グチグチ言っているのは展開があまり納得できなかっただけです。

投稿 : 2022/10/02
閲覧 : 118
サンキュー:

12

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プクミン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

色々と良い部分も多いんだけど

この作品、絵は綺麗だし物語性もあって魅力的なキャラも数名いて良いんだけど、それだけにおかしいところが目に付いてしまった。

【良い点】
・ただ事件を解決するだけのようなものではなく、1話1話で物語がきちんと進み、マンネリ化されず続きが気になる物語。
・主要キャラが個性的で嫌味が無く、好感が持てるため、ストレス無く観れる。
・作画が綺麗で、動きも綺麗に作られ、見てるだけでも楽しめる。OPやEDも力が入っている。
・敵キャラもいい味を出しているため、普通に楽しめた作品。

【気になる点】
・未成年が戦いに駆り出されている
・組織が女だらけ
・組織トップ(司令官)の無能感が滲み出ている
・物理的におかしい点が多々あり
・主人公千束は回避能力に無理がある

詳しくは以下の通り
{netabare}
主人公達は未成年だし、どうやって集めたのか不明だし、国がこれを許すのかどうか。
女だらけというのも謎。その理由が作中で何も語られてない。
組織の司令官が意外と状況を理解してなかったり、これだけの組織であるにも関わらず、簡単にハッキングされたり指揮をしなかったりと、リコリスメンバーが良く死んだのは、このトップの責任が大きいと思う。
途中、車に撥ねられるシーンでリコリスの子が真上に飛ばされるが、物理的におかしい。次に真島が車の爆発に巻き込まれ、爆風と熱風で圧死、焼死してもおかしくないレベルなのに無傷(服も無傷)。
千束の回避能力は、高い洞察力と射撃タイミングから弾道を見抜いて避けるものだが、マシンガンのような撃つ側も手元がブレて、弾がどこに行くかも分からない弾も避けるのはおかしい。{/netabare}

これらを作中、説明付けれればもっと納得して見れた。

【感想】
千束側は組織として仕事をしているだけだが、真島は真島なりの考えあってのテロ行為。
正直、リコリスの司令官の考えよりは、真島の方が理解できる。

いやさぁ~、リコリスの司令官は仲間がやられても何とも思ってない感じに対して、真島は仲間をやられた事に憤慨している様子もあったし、国の事を考えている事からも、どうしてもリコリスの司令官は好きになれない。

最後は綺麗にまとまっていて、作品の出来としては良かったです。

投稿 : 2022/10/01
閲覧 : 148
サンキュー:

19

ネタバレ

メガマインド さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

優しい世界

6話あたりから面白さが加速度的に上昇する



これは美少女ガンアクションものの傑作でしょう。 

この手のジャンルは古くから存在しますが、

そんなことを抜きにして、終始こういうのでいいんだよという

視聴者がみたいものすべてみせてくれました。

死と隣り合わせの世界観だからこそ、千束かたきなどちらか死ぬのではない

かとドキドキして最後まで気になった視聴者、私含めて少なからずいたことでし

ょう。


そして最後に救いをもたらしてくれました。

清々しいぐらいの最高のラストでした。

ありがとうございます。


ラブライブやSSSS.GRIDMANを初めて観たときに近いような興奮、感動を味わえました。

投稿 : 2022/10/01
閲覧 : 156
サンキュー:

17

ネタバレ

カモミール さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

設定や戦闘シーンの動きが良い

戦闘シーンの動きや設定が良く1話から引き込まれました。

投稿 : 2022/09/30
閲覧 : 93
サンキュー:

7

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キャンキャン さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

楽しませてもらいました。

1話から引き込まれ、6話くらいから途中少しだけ毎週のワクワク感が薄れたけど、全話視聴しての感想は楽しませてもらいました。
某有名な映画のワンシーンみたいなオープニングの一部分により、ちさとがラスト死ぬのでは?と予想する人が結構いました。
話が進むにつれ、本当にその様な感じの結末を迎えそうになった時、ちさとが生きるラストであってほしいと思いながら見てました。
結果、生きのびて視聴者がほぼ納得する様なラストになって良かったです。

投稿 : 2022/09/30
閲覧 : 114
サンキュー:

9

ネタバレ

maki3 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:----

気合の入った作画

最初から最後までアニメ作品として素晴らしい作画
キャラや声優の演技も良い

設定や伏線は非常に細かく描写されていて矛盾も無いと思う

ただストーリーが面白いかというとこれと言ってひねりも無い感じ
続きが気になるような展開も無く話の引きがとても弱い

ストーリー部分がもっと面白ければ言うことなし

投稿 : 2022/09/30
閲覧 : 119
サンキュー:

8

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せぷた さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

とりあえず3話

とりあえず3話まで観てみましょう

出だしで設定に疑問を持ってしまい最初の方は楽しめませんでしたが、3話20回以上見直してます

1話もお気に入りの部分があるのでそこだけ何回も観てます

安済知佳と河瀬茉希の掛け合いとかたまらん

追記
1話とか知ってるはずの安済さんや小清水さんじゃなくて勝手に違和感感じまくってしまってたが自分の脳が追いついて無いだけだった
キャラ作りも演技も最高だった

何から何まで最高
スタッフ、キャストさん達の本気が凄すぎる
モノヅクリというのはこうあって欲しい
好きなところとか書ききれんからとにかく観てみて!

投稿 : 2022/09/29
閲覧 : 147
サンキュー:

9

ネタバレ

Woody112 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

非常喜歡

劇本上稍有不足但整體非常好,希望有第二期

投稿 : 2022/09/28
閲覧 : 69
サンキュー:

12

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RFC さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

リアリティよりも笑いと人間ドラマ

絵的にちょっと萌えっぽかったので、
どうしようかと迷いましたが視聴開始。

【作品概要】
安全な世界のためにDAという組織が社会の裏で悪即斬
(というか銃撃してますが)している日本の物語。
主人公の錦木千束はDAに所属していながら、
DAの指揮下から離れ、喫茶店リコリコの看板娘をやってます。

そんな千束のもとにDA東京支部を追い出された
井上たきながやってくるところから物語は始まります。


【作品に対する感想】
可愛いおにゃのこが、笑顔で射殺しまくるという
なかなか歪んだ…うーん何と言ったらいいのか
ぶっ壊れた世界が軽く衝撃的でした。

やってることはえげつないんでですけど、
主人公千束が非常に明るくポジティブな性格なので、
物語は割と明るいテンションでテンポよく進んでいきます。

リアリティよりもキャラとテンポで
楽しんだ方が吉の作品ですね。
ガンアクション激しいですし。

2期があったら必ず視聴します。

1)物語
 悪い面から先に言いますと、
 アラン機関にしろDAにしろ歴史の裏で暗躍してる
 機関の割にはセキュリティやら戦術やらが杜撰過ぎるのは
 流石にちょっと気になりました。
 真島一人に翻弄されすぎです。

 もうこういったリアリティはうっちゃって、
 千束とたきなの人間ドラマに特化して
 視聴した方がよさそうです。

 この作品、シリアスなシーンでもちょいちょい
 ずれた笑いをぶっこんでくるところが魅力的です。

 秀逸なコメディパートとガンアクション。
 いいですね。


2)作画
 バトルシーンの作画は圧巻です。
 
 特に千束の闘い方は無茶苦茶ですが、
 迫力はすさまじいと思います。

3)声優
 安済知佳(千束役)の演技が凄く良かったです。
 気取らず、飾らず、ナチュラルでした。

4)音楽
 OP「ALIVE」
  アップテンポで作品の「動」の部分に
  マッチしていると思います。

 ED「花の塔」
  たきなの部屋着で「だるーん」とした雰囲気にマッチした
  日常の象徴といえる曲でした。



5)キャラ
 ➀錦木千束
  とにかく明るい錦木。
  理由は後半の方で語られますが、
  絶望せずに明るく振舞ってるのは
  やっぱり強さだと思います。

  千束の距離の詰め方、今風では「うざい」のかも
  しれませんが、私は結構好きです。
  バカっぽいんですけど、ちゃんと相手のことを考えてる
  上でってのがいいんですよね。
  一人ボケツッコミ的なノリもいいです。
  アニメのヒロインとしては口が悪いっぽいですけど、
  現実からの比較だと、全然普通ですよね。

 ➁井上たきな
  徹底的な合理主義で、最初はロボットみたいな
  子でしたが、千束との交流で徐々に変化した娘。
  ラストミッションでの言動は
  涙を誘うレベルでしたね。

  EDでスタイルの良さが際立ちます。

 ➂真島
  バランスをとるためには手段を択ばない壊れてる人。
  ここまで極端になったエピソードが見てみたいですね。


 ➃吉松さん
  壊れてる天才ですね。
  狂人ですが、ああいう世界の人って、
  こういう感覚でないと持たないのかなーって思いました。

6)好きなシーン
{netabare}
 ➀千束の名言
  「失ったから得られるものもある」
  いい言葉です。
  失ったことをどんなに嘆いても戻らないものもあります。
  であれば次に何を得るか考えたほうがいいです。
  そしてそれを失わないためにはどうするかも。

 ➁んこ
  飲食店でひどすぎる(笑
  つか たきな気付け!
  あと小学生か!(笑

 ➂千束の余命宣告
  私、千束に対して凄く好感を持つんですけど、
  やっぱり自分の意志をちゃんと貫いてるところと、
  前向きなところかな。
  余命2か月といわれてもあの笑顔。
  内心から漏れてくる何かを感じるんですけど、
  それを人前で出さないのはやっぱり強さなんでしょうね。
  この辺の細かな描写(作画・演技)も
  うまかったと思います。

 ➃真島VS千束・たきな
  真島との2対1の闘い、すごい迫力でした。
  銃声で耳を潰す作戦上手かったですね。

  その後のたきなの熱演、胸にくるものがありました。
  最初感情の起伏が乏しかった娘が、
  あそこまでの咆哮…つへT)

 ➄メッセージを握りつぶしたミカ
  吉さんは徹頭徹尾壊れた人だったということですね。
  それを握りつぶしたミカ…千束を大事に
  思っていることが分かるエピソードでした。

{/netabare}

投稿 : 2022/09/27
閲覧 : 155
サンキュー:

34

ネタバレ

kingu さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高

10/10

投稿 : 2022/09/27
閲覧 : 79
サンキュー:

6

ネタバレ

AwO さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

好きなこと、今楽しいこと。小さな夢にも全力な千束に勇気をもらった。

[13話感想考察]
{netabare}冒頭でサクラが負傷。サクラを助けるために降下するか、マジマを捕らえるために上昇するか選択に迫られる。フキは楠木指令からの命令により降下することを選択、それに対してたきなはまたも独断行動を選択する。しかしそれに対してフキは「ダメだ、現場リーダーは私だ」と言っており、これは1話冒頭と似た展開だ。[1話冒頭]ではたきなはそのままマシンガン連射の独断行動に走っており、仲間の命などなんのそのといった態度だったが、13話ではたきなはフキを説得したうえで、たきなは千束のために上昇、フキはサクラのために降下と、チームワークを意識して各々行動しているという大きな違いがある。

一方展望フロアでは千束が心臓の負荷からダウンしたことで一時休戦となり、千束とマジマの会話が始まる。そこでマジマはバランスだとか、秩序だとか、終始自身の信じる正義についての価値観を千束に聞かせる。「現実は正義の味方だらけだ、いい人同士が殴り合う。それがこのくそったれな世界の真実だ」

マジマのこのセリフの直後吉松とミカのカットに代わる。
千束の才能が世界に輝くように「導きたい」吉松、導いてくれるのは子供たちなんだと「見守りたい」ミカ。
そして千束のために自らの「信じること」を伝え続けてきた吉松、千束のために「偽り」を伝え続けてきたミカ。
どちらも千束のために自身の正義を振りかざした2人の父親の対比が非常に印象的だった。(ミカとは偽り:make believeの略?)

そして千束とマジマの会話シーンに戻る。
終始自身の信じる正義についての語るマジマに対して、場違いにも千束は今飲んでいるジュースの感想を話している。そして「世界を好みの形に変えてる間におじいさんになっちゃうぞ」とマジマに優しく訴えかけている。初期の千束とたきなのように、マジマが「今後」に着目しているのに対して、千束は「今」に着目して行動しているという対比がここでもなされている。そしてこの一見場違いにも思える千束のセリフだが、マジマが世界についてああだのこうだの語っている間にも、美味しいジュースなど「今、楽しいことを逃しているよ。」と千束は伝えたかったという大切なメッセージを秘めている。

「今のままでも好きなものはたっくさん」
「大きな町が動き出す前の静けさが好き。先生と作ったお店。コーヒーの匂い。お客さん。町の人。美味しいものとか、きれいな場所。仲間。一生懸命な友達」
「それが私の全部、世界がどうとか知らんわ」

そしてこれらの千束のセリフに対してマジマは「ちっせいな」と呆れ返している。

この一連の千束のセリフはこのアニメを通しての一番のメッセージだ。
マジマの言う通り千束の夢はとても小さなものだ。しかし作中をとおしてずっと描かれてきたように、そんな小さな夢にも千束は常に全力なのだ。そして「大きな町が動き出す前の静けさ」「コーヒーの匂い」など、一見どうでもいいと思えるような小さなことでも千束は「好きなもの」として数えている。一方でマジマの夢は偉大で途方もなく大きいが「嫌いなもの」ばかりをずっと数えている。本当に「ちっせえ」のは一体どちらだろうか。

この千束の価値観は私たちにも十分刺さるものではないだろうか。
私たちは気が付いたら嫌いなことを数えるばかりに気を取られ、行動理由のほとんどは嫌いなことを避けたいからになっていないだろうか。初期のたきなやマジマのように「嫌いなもの」ばかり数え、とても叶わないような空想に浸っていては幸せにはなれるはずはないだろう。本当に大切なのは一見どうでもいいと思えるような小さなことでも、好きなものを「数える気があるのか」という単純なことなのかもしれない。そう考えさせられるシーンだった。


後半では行方不明になった千束とたきなとのやり取りの中でもいくつか印象的だったことがある。
何故ここがわかったのかと問う千束に対して、たきなは携帯を取り出し1枚の写真を見せる。そこにはサオリさんとその彼氏のツーショット写真の背景にドレス姿の千束が小さく映っている。[1話]では"不運"にも銃取引現場を撮ってしまいマジマに追われることになったサオリさんだが、13話では"幸運"にも千束を見つけるための足掛かりになっている。

また今までも千束のために嘘をつき続けてきたミカだが、吉松を殺した件でさらなる嘘を千束につき続けることを決意している。千束の幸せのためにどんなことでもするミカに対してクルミは「お前が一番怖いからな」といった印象を抱いている。

海岸のシーンでは「何しようかこれから」と言う千束に対して、たきなが「あきらめてたことから始めてみたらどうですか」と提案しており、今までは千束に引っ張られっぱなしだったたきなが今度は千束を引っ張っている。お互い立ち止まった時にお互い引っ張り合える、まさに相棒だ。
{/netabare}

[レビュー]
リコリス・リコイルという作品は主人公の「千束」を他の登場人物の視点などから多角的かつ間接的に表現した作品だ。
しかしそれはなろう系のように「主人公すごい」で統一されているわけでなく、登場人物それぞれが千束に対して立場の違いから別々の思いを抱いているのが大きな特徴の一つだ。
例えば楠木にはDA司令官の立場から「生意気で優秀」と言われているし、DAに戻りたいという立場のたきなも最初のころは「疑心」を抱いており、反対にミカは養育者の立場から「娘のような存在」のように思っている。
他にもさまざまあるが、このように主人公に対する「立場」によって「思い」も変化してしまうところにも非常に一貫性がありリアリティを感じる。
またどの様な作品でも「それぞれの思い」みたいなことを表現することは当たり前だが、ここまで主人公一人に集中していてかつ、非常に多彩なのはこの作品くらいなんじゃないだろうか。
それに千束を他者の視点から間接的に表現することが多い一方で、肝心の千束目線での描写をあえて少なくし、その核心には安易に触れずに大切に大切に描写しているように見える。
それ故に他の作品と比較して主人公の魅力も段違いに高いと感じられるのかもしれない。

例えば[7話]で{netabare}ミカが吉松とバーで会っていたのを千束とたきなが尾行した次の日、千束がリコリコになかなか来なかった。
心配していたミカは「さすがに今日くらいは休ませてやろう」と言うが、次の瞬間いつも通りの元気な千束が店にやってくる。
この描写に対して「全然気にしていなかったんだ」「単に遅刻しただけか」こういった解釈もできるだろうが、それとは全く別の解釈もできる。
私としては「ちょっと無理してみんなの前では笑顔を絶やさないようにしている」これが千束の本心に一番近いのではないかと考察している。
もともとそういった能天気な性格であることには変わりがないだろうが、意外にも千束は遅刻しかけたことは何度かあっても、明確に遅刻したという描写はこれ以外に一度もない。{/netabare}
[4話]での {netabare}たきなとの待ち合わせではむしろたきなより先に到着しているし、逆に定期健診やライセンス更新は分かっていても行かなかったりと、千束は心情がそのまま行動に現れるキャラだと考察できる。
つまり一見いつも通りに見えても実際は全然いつも通りではないのだ。
このようにわざわざ遅刻してきたという描写があるからにはその表現に何かしらの意図があったと考えるのが妥当かもしれない。
それにただの能天気として千束を見るには、前述に述べた通りあまりに心理描写に力が入りすぎている。これでただの能天気設定だったら衝撃で私の心臓が止まるだろう。{/netabare}

このように千束に対しての心理描写はしっかりしている一方で他の登場人物ではやや粗が目立ってしまう。
例えばOPのたきなの全力キックも一見たきなの心理描写に見えるが、どちらかと言えば千束を間接的に際立たせることが主な目的の描写ように感じる。
1話(冒頭以降)ではたきな視点から物語が始まるように、「千束」という主人公を「たきな」という視聴者に近い目線から描写することがこの作品の目的のためか、他の登場人物の心理描写は典型的でどうしても普通に見えてしまうため、千束のような魅力を他の登場人物に対しても感じることは少し難しいようにも思える。

ただたきなに関しては「視聴者目線のキャラ」「もう一人の主人公」「真の主人公」などと、どのように解釈するかによって受け取り方がだいぶ変わってくる。
私自身も始めは千束についての考察ばかりで愚かにもたきなのことを「千束の引き立て役」とばかりに思っていた。しかしアニメを見返し考察する中で千束とたきなは常に対照的に描かれており、この作品は千束とたきなの双方がいないと構造上成立し得ないということに気が付いた。
正直1話から3話までは「千束の引き立て役」でもおかしくないほどだったが、たきなは話数を重ねるごとに成長し魅力も増している。
いまは千束でやや陰ってはいるが、最終話では千束に勝る魅力をもつ「真の主人公」になっていてもないもおかしくない。


[1話感想考察]
{netabare}1話は特に千束とたきなの違いが強調された回だった。
千束は「命大事主義」、非殺傷弾を使用し、負傷した敵の応急処置もいとわない。さらに後処理にDA呼ぶと犯人が殺されるため、費用は高いがクリーナーに依頼する。一方のたきなは護衛対象を囮にするなどと徹底した「合理主義」であり、終始2人の食い違いが強調されている。

また喫茶店の千束の「事件は事故になるし悲劇は美談になる」というセリフはおそらく旧電波塔事件のことだろか。千束は旧電波塔事件のことで何かしらの隠し事があると考察できる。{/netabare}

[2話感想考察]
{netabare}1話同様に2話でも2人の違いが強調された回だった。
依頼現場に向かう途中の特急で千束は弁当、たきなはゼリー飲料。千束は依頼現場の場所すら把握してないのに対して、たきなは時間も正確に把握していた。このシーンだけでも千束は「今」に着目し、たきなは「今後」に着目して主に行動していることがわかる。

1話同様に戦闘シーンでは相変わらず千束の「命大事主義」、たきなの「合理主義」が際立ったが、1話との明確な違いはウォールナットが撃たれて救急車で運ばれているシーンで、ウォールナットの死に動揺した千束に対して、寄り添うようにたきなが「すみません」と謝っている。
ここから読み取れように、1話も2話も全体的な流れは同じだが、2話では一見正反対に見える2人でも根は似ているということが表現されている。{/netabare}

[3話感想考察]
{netabare}3話ではたきながDAに戻りたい理由が判明する。
DA本部の寮で暮らすことはリコリス全員の憧れであり、たきなにとってもそれが一番の目標だった。たきなにとってDA本部は唯一の居場所であり、それを理不尽に奪われたこと、そして自身の無価値観に悩んでいた。噴水のシーンでちさとが「自分で決めたことが一番大事」「失うことで得られることもある」「やりたいこと最優先」などとたきなを説得、千束の価値観が全面にでる良いシーンだ。
これにより模擬戦ではたきなが自身の殻を破り勝利。冒頭や行きの電車ではたきなの「合理主義」が際立っていたが、帰りの電車ではフキと射線が重なっているちさとをあえて撃ったことに対して「よけると思いましたから」と、ちさとに対する信頼が見え始める。

3話前半ではたきなはみんなとのゲームに参加せず、DA復帰を第一に考えている一方で、後半では前半のことがすべて対象的に描写されているという特徴がある。(つまり 喫茶店➡行き電車➡DA本部➡帰り電車➡喫茶店 という鏡写しのような構成の中で上手く対照的に表現されている){/netabare}

[4話感想考察]
{netabare}4話は日常回だが2人のやり取りに少し変化が伺える。
相変わらず前半はたきなの「合理主義」が際立つ表現(トランクス、食事制限、タツノオトシゴの合理性など)が多かったが、水族館での「さかなー、ちんあなごぉ~」や、千束のペンダントに対して「めっちゃ可愛いですよ」と言うなどたきなが徐々に千束の影響を受けていることがわかる。

このように4話は千束の影響を受けたたきなが明るく振る舞い始めた回ではあるが、たきなのトランクスを千束が履くなど、千束もたきなの影響を受けていることが伺える描写もある。またいままでは千束の明るい部分とたきなの暗い部分にフォーカスが当たっていたが、たきなが千束に対して「非殺傷弾を使う理由」「DAを出た理由」を聞いたシーンで、千束はそれを一時茶化そうとするなど4話では逆に千束の暗い部分が少し垣間見える。

また、駅が爆破した際は真っ先にたきなが現場に駆け付けようとしたのに対して、千束はそれを止めるなど今までとは逆の展開も起きている。{/netabare}

[5話感想考察]
{netabare}5話は千束とたきなの対比がない代わりに千束の心臓が機械でできていることなど大きくストーリーが進行した回だった。
最後ではおじいちゃんの正体がよしさんと判明。またミカのセリフからおじいちゃんと暗殺者JINには接点がないことが判明、このことからも千束にJINを殺させるいわばテストだったと考察できる。おじいちゃんのバックストーリーも千束がJINを殺すことを躊躇しないようによしさんが用意したものだったのだろう。

またクルミとミカの会話からアラン機関は「命と引き換えに使命を与える」と判明、そしてその「使命」に対してクルミは問うが、ミカは「それ(使命)は千束が決めることだ」と言っている。つまりこの時点でミカはアラン機関の立場と矛盾していることがわかる。千束の「使命」とは一体何なんなのだろうか。

またおじいちゃん(よしさん)のセリフの「娘と約束してたんです、一緒に見上げよう首が痛くなるまで」はもしかしたら伏線かもしれない。{/netabare}

[6話感想考察]
{netabare}冒頭では千束が定期検診をサボっていたということが判明、忘れていたというよりもおそらくわざだと思われる。これはやや深読みかもしれないが、DVDやお菓子が散乱していることからも千束は「嫌なことがあると映画やお菓子に逃げる」のかもしれない。

6話ではマジマに焦点が当たる会だった。マジマの目的は日本に入国したテロリストが行方不明なのを解決したいことだと判明。そのためにリコリスを殺害して情報を収集していた。襲撃時には千束のペンダント、そして非殺傷弾に興味を示す。この時点でマジマは千束を殺すことは目的ではなくなっていたのかもしれない。マジマは千束に「お前の使命は何だ?」と聞いていることからも、マジマがアラン機関と関係があることが示唆されている。

一方、最後のほうではたきなが千束にじゃんけんで勝って初めてはしゃぐ描写があるなど、たきなの新たな一面が見えた回でもあった。{/netabare}

[7話感想考察]
{netabare} 7話は一部の伏線が回収されるも最も難解な回で疑問も多い。
よしさんのセリフから千束の才能とは「たぐいまれなる殺しの才能」であることがわかる、そしてミカにはその才能を世界に届けることを約束して千束を託した。しかし[5話]でおじいちゃん(よしさん)は千束が自身の「使命」を自覚していないことに驚く描写があったことからも、千束の「使命」はミカから本来明かされているはずだったのだろう。しかしミカはそれを明かさず、[5話]では「それ(使命)は千束が決めることだ」と言っており、千束の思い(命第一主義)を尊重する姿勢を貫いているように思える。

またよしさんはたきなに対しても「君には期待しているよ」と言っていることから、アラン機関はたきなの才能にも目を付けている伏線なのかもしれない(ロボタ同様道具と見ているのかもしれないが)

また「アランチルドレンには役割がある」や、マジマがよく「バランス」と発言することから、マジマの「使命」とは「この世界のバランスを保つこと」なのかもしれないと考察している。{/netabare}

[8話感想考察]
{netabare}これまでは千束がたきなを振り回す側だったが、8話では逆にたきなが千束を振り回している回だった。各話ごとに徐々にたきなの主体性が上がっていることがわかる。また8話では千束が定期健診をバックレる描写が複数ある。たきなにその理由を問われ「注射が苦手」と言っているが本心かどうかは少し疑問がのこる。ただ「山岸先生はただのビタミン剤って言うけど・・・」というセリフから注射の内容物に違和感があるのは本当らしい。

また旧電波塔の回想シーンでマジマは非常に耳が良いという描写がある。ただそこではマジマは眼帯の上にサングラスをかけており、とても目が見えるような状態でなかった。[6話]千束との戦闘シーンでも目をつむったまま千束を殴っていたが、マジマは目が見えなくとも行動できる才能があるのだろう。もしかしたらマジマは元々盲目でアラン機関に「目」を貰い、その見返りに「使命」を与えられたとも考察できる。{/netabare}

[9話感想考察]
{netabare} 9話では8話以上にたきなが千束を振り回す側だった。余命宣告を受けてもいつも通りな千束に対し怒鳴ったり、DA復帰に消極的だったりとすでにリコリコはたきなの「居場所」になっていた。たきなはDA復帰をミカからではなく直接伝えるために千束を休暇に誘うが、これも5話(水族館回)とは対照的に今度はたきなが千束を振り回す側になっていた。別れ際には、ちさとの「めっちゃ楽しかったぜ、やるな」に対して、たきなは「やったぜ」「ありがとう、行ってきます」と、いつもの敬語とは少し違ったことも新鮮だった。

また、余命宣告を受けた千束がいつも通りなのに対して、ミズキ「あんたほんとにいつも通りね」楠木「もうすぐ死ぬにしては元気そうだな」など言われているが、本当にいつも通りなのかは少し疑問だ。{/netabare}

[10話感想考察]
{netabare}冒頭では千束がリコリコを閉店すると宣言する。その理由は「みんなの時間をとるのが悪い、そしてリコリコは楽しい場所であってほしい」そして千束はそれを前々から考えていた。一同気がまずくなるなか、千束は"無理やり"明るい話題に変えようと各々に今後の夢を語らせようとしている。そして千束がそんな無理していることをミカは見抜いていた。私は10話で初めて気が付いたが、どうやら千束は強がるときに男口調になるっぽい(?)

また、ミカが千束の成人式用の晴れ着をずっと前から用意していたというシーンではガチ泣きした。成人まで生きられるのかも定かではないのに晴れ着を用意していたというのは、ミカにとってはそれが希望だったんだろうなという「親心」がすごく伝わってくる良いシーンだ。

このように非常に感動的なシーンが複数あった一方で考察できる点もたくさんある。まず千束のカメラを楠木司令が回収していたことや、延空木の任務に本部がしつこく千束を使わせようとしていたことからもDA本部がアラン機関と繋がりがあると考えても不思議じゃない。個人的には楠木司令は命令に従っているだけで黒幕ではないだろうが、冒頭でクルミが千束の心臓の件で「アランが研究者を見つけたきっかけがどこかにあるはず」と言っているように、アラン機関の背後には巨大な勢力がいるものとみていいだろう。

あとどうでもいいが、銃千丁は千束とかけているのだろうか、これも伏線??
{/netabare}

[11話感想考察]
{netabare}毎話ごとにたきなの主体性が上がっているが11話は特にそれが際立っていた。命令違反の連続で、フキの「バカが移っている」は本当にそのとおりである(笑) 今までの傾向からこの作品はたきなの成長にフォーカスの1つが当たっているが、11話でのたきなの命令違反は1話冒頭の命令違反とは異なる点も多い。

まず1話冒頭の命令違反は仲間との相談なし単独でのマシンガン連射だったが、11話の延空木から旧電波塔に向かおうとしている時には仲間に対して自分の意見をハッキリと伝えている。また1話冒頭では命令違反をしたたきなをフキがぶん殴っているが、11話では命令違反に対してフキは理解を示し黙認という立場を取っている。

表面上は1話も11話もたきなの自己本位的な行動なのに変わりはないが、たきなの仲間に対する認識と、仲間からのたきなに対する認識はどちらも変化していることが伺える。このように11話では1話冒頭のたきなとフキのやり取りが対比された回だったといえるだろう。{/netabare}

[12話感想考察]
{netabare}自分に心臓を移植するバカ、命令違反のバカ、トイレに籠るバカ。12話は多くの伏線が回収され、バカに焦点が当たる回だった。

吉松は千束に人を殺させるためのテストとして暗殺者JINやマジマを利用していたと判明。そして最終的には自分を殺させようと千束に迫る。千束の才能を生かすために自分の命さえ天秤にかけることから、吉松にとって千束とはある意味「娘のような特別な存在」というのは本当なんじゃないかと思う。また今までのセリフから吉松は「人間は才能を認められて初めて世間的に評価される」といった価値観が根底にあり、そのため才能を持ちながらそれを生かさない千束に対して「このままでは千束が価値のない人間になってしまう」といった強迫的な感情を抱いているものだと予想される。

最終話でその辺のバックストーリーは語られるだろうが、個人的には[5話]のおじいちゃん(吉松)のセリフで「娘と約束してたんです、一緒に見上げよう首が痛くなるまで」がすごく気になる。おじいちゃんは千束が暗殺者JINを殺させるために用意した存在しない人間だが、妻と娘を殺されたといった設定の一部は吉松の実際の過去と関係があるのではないかと考察している。また[11話]では千束の心臓の設計者に「Dr.吉松」と呼ばれていることから吉松は元々医師だった可能性もある。こういった諸々の情報からからやや飛躍にはなるが、吉松は元々医者で、才能あふれる大切な人を殺されたとか救えなかったなどで強い後悔を抱えているのだろう。

一方で延空木ではフキがたきなとのやり取りを回想することで、待機命令を無視する決断をする。このことからたきなに対して「バカが移っている」と散々言ってきたフキも実はバカが移っていたことがわかる。そして今まで敵か味方が謎な立ち位置にいた楠木司令も実は千束の肩を持っていたことが判明、トイレに籠りリコリス救出をリコリコに依頼する。また回を重ねるごとに成長しているたきなだが、12話では旧電波塔への独断行動を後押ししてくれたエリカ(1話人質リコリス)に対して素直に「ありがとう」と伝えている。今までであれば「なんであんなことしたんですか」とかぶっきらぼうに言いそうだが、ここまで素直に「ありがとう」と感謝を伝えたのは12話が実は初めてだったりする。以前にもたきなが謝罪や感謝を伝えたシーンは何度かあるが一貫して少し"どもった"ような感じの言い方になっている一方、12話では誰から見てもたきなが心からの感謝を伝えようとしていることがわかる。
{/netabare}

[13話感想考察]
{netabare}冒頭でサクラが負傷。サクラを助けるために降下するか、マジマを捕らえるために上昇するか選択に迫られる。フキは楠木指令からの命令により降下することを選択、それに対してたきなはまたも独断行動を選択する。しかしそれに対してフキは「ダメだ、現場リーダーは私だ」と言っており、これは1話冒頭と似た展開だ。[1話冒頭]ではたきなはそのままマシンガン連射の独断行動に走っており、仲間の命などなんのそのといった態度だったが、13話ではたきなはフキを説得したうえで、たきなは千束のために上昇、フキはサクラのために降下と、チームワークを意識して各々行動しているという大きな違いがある。

一方展望フロアでは千束が心臓の負荷からダウンしたことで一時休戦となり、千束とマジマの会話が始まる。そこでマジマはバランスだとか、秩序だとか、終始自身の信じる正義についての価値観を千束に聞かせる。「現実は正義の味方だらけだ、いい人同士が殴り合う。それがこのくそったれな世界の真実だ」

マジマのこのセリフの直後吉松とミカのカットに代わる。
千束の才能が世界に輝くように「導きたい」吉松、導いてくれるのは子供たちなんだと「見守りたい」ミカ。
そして千束のために自らの「信じること」を伝え続けてきた吉松、千束のために「偽り」を伝え続けてきたミカ。
どちらも千束のために自身の正義を振りかざした2人の父親の対比が非常に印象的だった。(ミカとは偽り:make believeの略?)

そして千束とマジマの会話シーンに戻る。
終始自身の信じる正義についての語るマジマに対して、場違いにも千束は今飲んでいるジュースの感想を話している。そして「世界を好みの形に変えてる間におじいさんになっちゃうぞ」とマジマに優しく訴えかけている。初期の千束とたきなのように、マジマが「今後」に着目しているのに対して、千束は「今」に着目して行動しているという対比がここでもなされている。そしてこの一見場違いにも思える千束のセリフだが、マジマが世界についてああだのこうだの語っている間にも、美味しいジュースなど「今、楽しいことを逃しているよ。」と千束は伝えたかったという大切なメッセージを秘めている。

「今のままでも好きなものはたっくさん」
「大きな町が動き出す前の静けさが好き。先生と作ったお店。コーヒーの匂い。お客さん。町の人。美味しいものとか、きれいな場所。仲間。一生懸命な友達」
「それが私の全部、世界がどうとか知らんわ」

そしてこれらの千束のセリフに対してマジマは「ちっせいな」と呆れ返している。

この一連の千束のセリフはこのアニメを通しての一番のメッセージだ。
マジマの言う通り千束の夢はとても小さなものだ。しかし作中をとおしてずっと描かれてきたように、そんな小さな夢にも千束は常に全力なのだ。そして「大きな町が動き出す前の静けさ」「コーヒーの匂い」など、一見どうでもいいと思えるような小さなことでも千束は「好きなもの」として数えている。一方でマジマの夢は偉大で途方もなく大きいが「嫌いなもの」ばかりをずっと数えている。本当に「ちっせえ」のは一体どちらだろうか。

この千束の価値観は私たちにも十分刺さるものではないだろうか。
私たちは気が付いたら嫌いなことを数えるばかりに気を取られ、行動理由のほとんどは嫌いなことを避けたいからになっていないだろうか。初期のたきなやマジマのように「嫌いなもの」ばかり数え、とても叶わないような空想に浸っていては幸せにはなれるはずはないだろう。本当に大切なのは一見どうでもいいと思えるような小さなことでも、好きなものを「数える気があるのか」という単純なことなのかもしれない。そう考えさせられるシーンだった。


後半では行方不明になった千束とたきなとのやり取りの中でもいくつか印象的だったことがある。
何故ここがわかったのかと問う千束に対して、たきなは携帯を取り出し1枚の写真を見せる。そこにはサオリさんとその彼氏のツーショット写真の背景にドレス姿の千束が小さく映っている。[1話]では"不運"にも銃取引現場を撮ってしまいマジマに追われることになったサオリさんだが、13話では"幸運"にも千束を見つけるための足掛かりになっている。

また今までも千束のために嘘をつき続けてきたミカだが、吉松を殺した件でさらなる嘘を千束につき続けることを決意している。千束の幸せのためにどんなことでもするミカに対してクルミは「お前が一番怖いからな」といった印象を抱いている。

海岸のシーンでは「何しようかこれから」と言う千束に対して、たきなが「あきらめてたことから始めてみたらどうですか」と提案しており、今までは千束に引っ張られっぱなしだったたきなが今度は千束を引っ張っている。お互い立ち止まった時にお互い引っ張り合える、まさに相棒だ。
{/netabare}

投稿 : 2022/09/27
閲覧 : 228
サンキュー:

12

ネタバレ

抹茶ラーメン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

惜しい、惜しすぎる。【追記】この作品を覇権と言ってる人はまじで冷静になろう

今季の覇権と言われまくってるリコリコですけど、他の覇権アニメと評価点(物語)比べて見れば明らかに劣っているのでいい加減目を覚ましたほうが良い。最近のオリアニでいうとオッドタクシー(4.3)や彼方のアストラ(4.2)、Vivy(3.9)そしてTwitterのフォロワー数抜いたって少し話題になったまどマギ(4.4)など。賛否両論あったVivyですら3.9あるのに現時点でリコリコはその辺の中堅アニメでも取れそうな3.5しかない訳で。リコリコがこのまま覇権アニメとして扱われると今後作られるオリアニ作品にも影響ありそうなんでぶっちゃけました。この掲示板だと今季1位2位になってるけど、それは今季が不作ってだけなんで…w

1話観ました。マシンガンみたいなのぶっ放して犯人があの程度の傷なのはおかしい。人質になってた子も返り血はおろかかすり傷すら付いていなかった。Bパートも同じ。作画は凄く綺麗なのにこういう所があるとやっぱり違和感。

個人的にキャラは全体的に好みだった。千束の言動や行動がウザく感じるか感じないかが視聴続行ラインになりそう。まだキャラが出揃って無いのでもう一人の子もいい感じの奴で宜しく。

ポテンシャルはあるけど、結局雰囲気だけのアニメになりそうで少し怖い。

3話まで観ました。作画のクオリティがやはり凄い。1話のちょっと気になった演出がチャラになるくらい。噴水近くで2人が会話してる時の千束の表情の描写がとても素敵でした。あと一番初めのたきなが殴られたほっぺを鏡見ながら気にしてる時のやつも。キャラの魅力も凄まじく特に今回は千束の評判が上がりまくりなのでは?

まあ男はリコリスになれないの?って疑問が3話で更に深まったが。寮の中女ばっかやったな。

7話まで観ました。ストーリーていうか設定はまあ良いとは言えないけど、キャラが可愛くて作画が良ければとりあえず何とかなるって例。とりま千束の使い方次第ですね。

11話まで観ました。うーん、今話は微妙。楠木司令ってかDAがほんと無能よね。何の対策もさせずリコリスを前線に行かせた結果、爆発でリコリス半壊&n度目のハッキングでリコリスの行いが露呈し銃が使用禁止になるしな。たきなもたきなで任務放棄と自分勝手が過ぎる。こうなるとはまあ思ってはいたけど。真島達の戦闘シーンはよく動いてたけど血が出ない分、迫力っていうか緊迫感が足りない。

てか10話で司令官がたきな達と真島がいたであろうと場所に赴くのってやばくねーか?エヴァで例えると司令であるゲンドウがエヴァに乗ってるようなもんじゃん。

12話観ました。ここまできたなら千束には実弾を放って欲しくなかったんですが…。たきなも暴走し過ぎで見てらんねーよ。リコリスはアトラクションとして何とか一般人には誤魔化せたけど、真島がバラ撒いた銃を拾った一般人やそのせいで死んだ人はどう説明するのかが気になる。他にも疑問点はあるので最終回それが全て解ければ良ければいいんだけども。

最終話観ました。戦闘中に心臓の影響でバテた千束を気にかける真島は良かったけど、躊躇無く攻撃を続けて欲しかった感もあるかな。1vs1で戦って欲しかったからたきなが参戦して来なくて良かった。その後、真島は千束の銃撃で走馬灯見ながら落下して千束はたきなに助けられる。が、爆弾のタイムリミットがゼロになったと思いきやまさかの花火エンドと。ここはリコリコ特有のボケを見事にかましてくれました。んで喫茶店は復活し、さくらは無事で、千束も心臓が戻り完全に復活。ハッピーエンドかと思いきやまだ真島が生きていて…。

バラ撒いた銃で死んだ一般人についても何も言及無しかぁ…。アトラクションや映画で済ませても納得いくくらいの平和ボケしてる市民がたくさんいると考えればおかしくないけど、まあ無理はある。あと12話で千束×たきなによって拘束されていた真島は誰が助けたの?少なくともヨシさんでは無いよね?そういう所が抜け過ぎてるのがこの作品の非常に悪い部分だな。

それでも評価されてる理由は起承転結っていうか構成が凄くハマっている所と単純なキャラパワーや段違いの作画、声優さんの演技など数々のポテンシャルが凄く高かった所。最終話も含め日常系の要素は間違いなく面白かったから、SF(リコリスやDAについての)設定を詰めていればワンチャン歴史にも残りそうな神作品になっていたと思うから余計に設定に対して文句が
出てきてしまうわ。

投稿 : 2022/09/27
閲覧 : 576
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14

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1998112xxm さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

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投稿 : 2022/09/27
閲覧 : 84
サンキュー:

0

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cugOB72684 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

最低最悪のぶん投げエンド

世界観とキャラに降りかかる問題が上手く噛み合ってなかったり、意味不明な展開があったり、アクションが割りと滅茶苦茶やってる所があったりと、ガバガバな作品という印象は、5話以降ちょくちょくあって、10話で確定してた。

それでも、千束とたきなの関係性は凄く好きだった。賛否ある12話での千束とたきなの悲しい思いのすれ違いも面白くて、クライマックスでは、二人がぶつかりあって、千束に依存しつつあったたきなの背中を、自分の居場所を自分で作れるように、千束が押してくれるんじゃないかと、期待してた。
ぶっちゃけ、二人の物語が綺麗に終わってくれさえすれば、十分な良作だったと思う。

そして、最終回。
・千束はしつこく挑んでくる真島と二人きりでイチャイチャ最終決戦。

・たきなは、最後の最後まで蚊帳の外。12話までであれだけ苦悩して必死に頑張って来たのに、何一つ報われない。

・「吉松を殺して私が生きても、それはもう私じゃない」とまで言った千束に、本人の意志とは無関係に、吉松からえぐり出してきた心臓を埋め込み延命成功という、主人公のこれまでの生き方や考え方を完全否定する救済を行う。さらに、それをやったのが、千束の生き方を一番理解し、肯定すべき存在のはずのミカというのもまた最悪。

9話までで作り上げた、千束のキャラクター像は完全に破壊し、1話からずっと中核にあったはずの、「千束とたきなの物語」というテーマも崩壊させた。

今まで積み重ねてきた物を全部水の泡にするのは本当にどうかしてるとしか思えない。

あと、真島を魅力的なキャラにするためだけに(俺自身は全く魅力を感じないどころか、嫌いだけど)
DAを無能にしたり、千束をサイコパスみたいにしてみたり、正義を語らせてみたり。そこが一番理解不能かな。

投稿 : 2022/09/26
閲覧 : 131
サンキュー:

10

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シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

千束とたきな二人の絆、その強さに心持ってかれました。

ある作戦での命令違反で秘密組織であるDAを追われることになった
少女、井ノ上たきな。

そんなたきなとコンビを組むことになった今は組織を抜けて
我が道を歩む歴代最強のリコリス錦木千束。

二人の出会い、絆を描いたオリジナル作品です。

組織内でしか自分の居場所がないとDAへの復帰を熱望するたきな。
3話良かったな~。
仲間を救うための行動を優先させることが出来た
たきなの心の優しさ、
そしてそんなたきなと出会えたことを何より喜ぶ千束。
抱きしめて
「私は君と会えて嬉しい! 嬉しい!嬉しい!」優しく抱き上げながら
たきなを諭す千束のシーンは素敵すぎなんです。

千束のダイレクトに心に訴えかけるような独特なセリフ回し。
CVの安済知佳さんの千束節!?がもう頭から離れなくなっちゃうくらい
魅力的でした。

千束とたきなの名バディー誕生ってなったこの模擬戦の回はカッコ良い
戦闘シーンも含めて何回も振りかえっちゃうくらい好きでした。

喫茶リコリコでの日常。
お姉さま的存在で、気怠そうだけど、締めるとこは決めるミズキ。
天才ハッカーで見た目幼女だけど、深い洞察力をもつクルミ。
独特な風貌で千束の父親的な存在の店長のミカ(48歳って!?)
千束の明るさでいつもドタバタで平和な日々で徐々に
たきなの心からの笑顔が増えてきてその可愛らしさに癒されます。

ヒロイン二人の魅力に比べて敵は真島をはじめ少々役不足に序盤は
感じてました。

そしてもう一人、ある意味恩人でもあり敵役でもある
千束に心臓を与えたアラン機関の吉松の立ち位置が中々理解出来なくて
引っかかったとこではあります。

まあ敵ってよりもこの作品は千束とたきなにどれだけハマれるかって
とこなんだって思います。
そんな意味では
与えられた大切な命、永遠ではなく限られた時間しか輝けない命について誰よりも執着があって大切にしてる千束が
たとえ敵であっても命を奪うことは許さない。
その人の時間を奪うこと許さないとする姿勢には共感出来ました。

たきなについても孤独だった自分に居場所を作ってくれて自分と出会えた事を嬉しいって言ってくれた
千束への一途でひたむきな想いが終始熱かったです。


終盤、吉松が仕掛けた罠による電波塔への突入回。
千束と連絡が取れないことを不審に思い、単独行動に出るたきな。

千束のぶれない姿に対して
たきなもひたむきさでは最初から変わらないんですよね。

大きく成長した、たきなはもう組織にあっても自ら判断できるようになってます。
(思えば最初から自己判断できる娘だったのかも・・・
DAを追われた理由からして独断の判断してたんですよね)

このヒロイン達に比べて終盤に来ても
心臓を自分に埋め込んでまで千束に実弾を撃たせよう、
人を殺させようとする吉松の執念、
意図が最後まで自分には理解出来ませんでした。

「心臓が逃げるー」吉松に銃を撃ち続ける血まみれのたきな。
千束が死ぬことだけは嫌だっ・・耐えられない。
そんなたきなの鬼気迫る叫びが胸にきちゃうこのシーンは
なんか熱くなって涙溢れてしまいました><!

今までがあってのたきなの姿、いつも必死でひたむきな彼女の姿に
こんなのもう千束の死なないハッピーエンドでないとちょっと
納得できないよ~~って思っちゃってる自分が・・。

そんなちょっと思い入れ多めで見守った最終回。

自分にとっては全てが満足の素敵な展開が待ってました!

クライマックスの真島との一騎打ち。
息を飲むアクションは最後の最後まで凄すぎなんです。

後半の真島は自ら語る通りすっかり千束への執着むき出しです。

思えばこの物語は吉松にしてもたきな、フキ、先生・・千束と関わった
敵、味方の多くが彼女の生き様、彼女存在そのものに大きく影響されてたんですよね。

死と隣り合わせの真島との戦闘中の会話劇、
アクションも凄いけどやっぱり千束のセリフは引き込まれますね。

ギリギリのところでのたきなの登場は分かってても上がるし
お互いのピンチには共に助けに来る名バディーっぷりが本当に最後の最後まで最高でした。

そして時を止める心臓と共に千束の命は・・・・
沖縄での再会からハワイでの再出発。
組織の責任はどうなったの?ってなるくらい変わらない世界では
ありましたけど、どうやってあの中を生き残ったんだ!?って
真島の姿があったり予定調和的なラストではありましたけど
なんか続きがあるかもって思わせてくれる自分にとっては最高の
エンディングでした。

楽しませてくれた本作は
音楽もOPもEd共に作品にピッタリでとっても良かった!

OP ClariSの「ALIVE」
千束とたきなの日常、可愛らしさいっぱいの演出が素敵で楽曲と
共に毎回これから始まるぞって楽しみでした。
たきなのおしりキックはホントある意味名シーンですよね。

ED さユり「花の塔」
導入のタラっ♪タラっ♪タラララ~ラ♪(って表現下手でスイマセン)
がいつもここぞって良いシーンと共に流れてくるのが快感でした。
特に後半の鬼気迫るシーンでのエンディングテーマへの流れは、
そうだよな~、ここでそう来るよね~って最高のタイミングだったと
思います。
歌詞も色々と想い巡る何度も聴きたくなる素敵な楽曲でした。

先がどうなるかドキドキのオリジナル作品、すっかり楽しませて
もらいました。

投稿 : 2022/09/26
閲覧 : 231
サンキュー:

43

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senbon1014 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高

見て損はしない。
アニメのクオリティは最高
作画、ストーリー性、声優の演技、どれをとっても素晴らしい。個人的にedが好き。

投稿 : 2022/09/26
閲覧 : 55
サンキュー:

4

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たか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

神アニメと見せかけて

ただの内容の薄っぺらい紙アニメ。
ただ売ろうとして結果的にこんなに売れたのはこの作品の制作に関わる人の素晴らしい努力である事は間違いない。
話しが面白くなくてもキャラ、内容は売る為の努力が実った作品。

投稿 : 2022/09/26
閲覧 : 151
サンキュー:

6

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Bハウス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

賛否両論あるのはわかる作風

原作のアサウラ氏はどっかで聞いたことあるなと思ったら
「ベン・トー」の原作者だった

高校生が半額弁当をかけてスーパーで血みどろの戦いする
どうかしてる内容なので私はストーリーの大雑把ぶりも
味として捉えていたかな

バディもののお約束でたきなが独断専行で
銃撃戦おっぱじめて仲間を負傷させ
リコリスの組織DAから移動することになる

移動先は喫茶店「リコリコ」
そこにいたのはかつて電波塔事件で大活躍した
伝説のリコリス千聖

自由奔放で予測不能な行動するのをみて
たきなはDAに戻りたいと繰り返すようになるが

物語としては三つ巴のバトルで
1つはDAも含めた高校生暗殺者の特殊機関
2つ目は吉松と千聖の保護者的役割のミカがいたアラン機関
で3つ目が電波塔事件の唯一生き残ったテロリストで
音を使った特殊能力のあるマジマ

そこにハッカーであるウォールナット(くるみ)や
ロボ太がドローンを使ったりして戦闘のサポートをする

それぞれが利害があって絡み合う内容だが
千聖が心臓疾患があって吉松から提供された
人工心臓で助けられたのは重要なエピゾードでいいんだけど

マジマが急に「平和ボケしてるお前らに真実を見せてやる」
からの正義の味方発言はキャラと乖離しているよな

戦闘狂でわざわざ千聖とサシで勝負する性格だから
私なら「どっちにしろ俺に殺されるんだからその前に
真実を知って死なせた方が恐怖するだろ」みたいな方が
千聖の不殺主義もいい意味で目立ったと思うけどね

吉松しか表立っていないアラン機関は
フリーメイソンみたいな存在なんだろうが
説明不足でマジマとの繋がりが描かれていないし

特殊機関も政府とは別組織っぽいのに
どこから命令を受けているのかが見えてこない

土台から突っ込むと何故高校生だけの暗殺集団なのか
そして銃火器の調達はどう賄っているのか

制服は統一されているわけだし
それなりの犯罪集団なら速攻でマークされるんじゃないかと

おそらく否定的なレビューあげている人は
これだけ粗だらけの設定が目に余っていたかなと

じゃあなんで私はこんなそこそこいい評価かというと
おんにゃ子二人のガンアクションしゅきだから(はぁと)

楽しみ方としては「たきなのツインテめっちゃかわええ」
「千聖のお胸って綺麗でええよね」「くるみ可愛いぞくるみ」
と萌えアニメを見る感覚が一番ハマるんじゃないかな

あっおばさんには興味ないんで<ゼッタイユルサナイ

千聖のキャラ設定は推測だけど探偵物語の松田優作を
意識して作っていると感じた

飄々とした風来坊という雰囲気だし
シリアスな部分を極力見せないのは似ている

流石にアドリブで言った
「(共演している女性たちに)君たちが頑張って視聴率上げてくれないと」
まではやれなかったがw

最終的には千聖は吉松の持っていた人工心臓を再移植して
リコリコがハワイで営業するオチだったが

マジマはまだ生きているし
DAももう一波乱あってもおかしくないなと

最後に一つ
DAのメインサーバーセキリュティ弱すぎじゃね?

投稿 : 2022/09/26
閲覧 : 208
サンキュー:

12

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メタルジャスティス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:今観てる

最後どうなるか。

某ステルスアクションの監督が注目しているということで、見始めた本作。
1、2話で強烈に引き込まれましたが、どうものりきれないというか、中弛みというか。
面白いのに、何故?

リアルなガンアクションとバイオレンスなシーンを見せておきながら、
敵のハッカーのロボットの奴のふざけた喋りと当面の敵である緑の髪のキャラ造形が気に食わないから、という結論。

オープニングの最後らへんの尊いケツキックのリアルな作画など随所に良作の雰囲気は出ていると思うし、期待はしているので、ラストで巻き返して欲しい。


ようやく視聴完了。
正直、中盤からは惰性というか義務感ですらありました。
結論から言えば、非常に残念な作品と言わざるを得ない。
まず、男性に魅力的といえるキャラがいない。
先生が辛うじて良さげと言えますが(最近の世情的に口にするとアレな人ではありますけど。)、ちさとが大事に思い、尊敬している?ヨシさんは小物感が漂っているし、武闘派系のミドリ髪は、ひとつもカッコ良くない。更には、最後までハッカーのロボ太はふざけているし、最後に出てくる男の子版リコリスの面々やそちらの司令官。ひいてはなんか因縁がありそうな部隊長的な美形キャラもチラだしとはいえ、ステレオタイプな造形で、正直うんざり。

最後まで作画はトップレベルに素晴らしいし、タキナの抑え気味でありつつ、時折みせる感情的な演技も熱い。
それでいて作品に入りきれないのは、この作品もまた、シリアスさのバランスが悪いからなのだろう。
それは正直、ちさとのキャラにも言える。
最終話が分かりやすいが、ヨシさんとの絡みからの脱出までの流れ、切り替え早すぎ。
ちさとに関してはいいキャラだと思うし、良い演技だと思うのに何故か入れ込めない。

誤解の無いように言えば、キャストの皆さんは須く良い演技をしている。
ガンアクションがリアルで良い作画であったり、タキナの静かに感情がこもった演技などが素晴らしければ素晴らしいほど、男性キャラのふざけっぷりやフィクションさに辟易してしまう。

こうゆう作品を見るには自分の感性が老化してしまったのかとも思う。
まあ、おもしろいと思う人がいるならそれもよし。
個人的には残念だった。
作品としては幸福な事に2期は決まっているようだから、次に期待……なのだろう。

投稿 : 2022/09/25
閲覧 : 166
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リコリス・リコイルのストーリー・あらすじ

東京の下町にある和カフェ「リコリコ」 。 カフェが受ける注文は、おいしいコーヒーにあま~いスイーツ……だけじゃない!? ちょっとそこまでのお届け物から心細い夜道の送り迎え、ゾンビ退治から巨大怪獣…!? なんでもお悩み、相談ください! お客さまの「困った」をなんでも解決しちゃいます! 皆さまをお待ちするのは、いつもスマイル看板娘と、クールで真面目なド新人。働きたくないちびっ子に、結婚を焦るアラサー女子? そして店長は、日本かぶれのナイスガァイ!! どんなご注文(オーダー)も、おまかせあれ♪ (TVアニメ動画『リコリス・リコイル』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2022年夏アニメ

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