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「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争(OVA)」

総合得点
79.4
感想・評価
769
棚に入れた
3580
ランキング
495
★★★★☆ 3.9 (769)
物語
4.2
作画
3.8
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
4.0

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機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争の感想・評価はどうでしたか?

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

初手ガンダムにオススメ。「嘘を貫き通す根性もない癖に!」。

・数あるガンダムの中でも見易く、リアルロボとしてのガンダムの本質を
 体現している。


・ド派手ではないが、手書きリアルロボの極限値の一つ。


・善悪でも敵味方もない戦争の哀しみ。


・「嘘だと言ってよバーニィー!」以外にも名言多数。


・クリスマス作品の極北。


・若き浪川さんは天才!(今の浪川さんもやるときゃやる!)。


・悲喜劇の切なさと終わらない後味。


・ザグとガンダムだけの最終決戦の盛り上げ方よ…。


・ニーチェ曰く「英雄とは自分の理想を演じる者なり」。

投稿 : 2024/01/20
閲覧 : 428
サンキュー:

7

ネタバレ

しろくま さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

結末以外は好き

キャラが魅力的だからか、古臭いとは感じず面白かった。
絵、キャラ、キャストは好き。ストーリーは6話という規模に見合った内容なんだろうなという感じ。

{netabare} バーニィかっこいいなあと思って観てたら最後無駄死にでええ…マジかあ…という後味の悪さ。人生なんて不条理なものなわけでリアルっちゃリアルなのかもしれないけど、アルが引き留めてなかったら逃げて生き延びられたのかと思うと釈然としない。 {/netabare}

最終回でエンドロールの浪川さんが目に入って、え?浪川さん出てた?と思ったらまさかのクリスタルボイス時代で衝撃。本当に古い作品なんだなあという感じで感慨深い。
辻谷さんのイケボ最高だった。

投稿 : 2023/09/29
閲覧 : 43
サンキュー:

0

くまさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

嘘だと言ってよ、バーニィ

いやー懐かしいアニメを見返しました。
アル、クリス、バーニィの物語。

戦争の理不尽さや皮肉を6話という短いなかに収めた、
観終わったあと、ちょっと感傷にひたる作品です。

サイド6コロニー内での、男の矜持をかけた戦い。
本当に、世間は狭いものです。

キャラクターデザインは美樹本晴彦さん。
独特の、細かいところまで描きこまれたイラストタッチな画ですね。

OP、EDともに椎名恵さんが歌っていて、
静かなバラードを、透き通った伸びのある良い声で歌ってくれます。

ちなみに、クリス役の林原めぐみさんが、
本編で未使用ながらもイメージソング「夜明けのShooting Star」によって、
歌手活動をするきっかけにもなった作品ですよ。

投稿 : 2023/08/05
閲覧 : 64
サンキュー:

3

ネタバレ

kenja さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

戦争が繰り返される現代で考えさせられる作品

立場や陣営の違う2人が、大切に思っている少年アルやコロニーの人を守る為、血を流し戦うお話。アニメや映画のお話では善と悪の対立構造になったりするけど、一兵士の視点では、ただ自分が守りたいものの為に戦っている事に気づかされる。クリスとバーニィがアルを大切に思うからこそ、戦いぶつかってしまう定めに涙が...。戦争が愚かな事だというのは間違いないのだろうけど、なぜ権力者や世論は、それをまた経験しないと気づかないのか。まだまだこのアニメの存在意義があると思っているけど、今の若い人に伝わるのかな。伝わってほしいな

投稿 : 2023/06/05
閲覧 : 55
サンキュー:

0

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

名作ではなく迷作…ではないか?、と

スペースコロニー内部でモビルスーツによる戦闘があり、あまつさえコロニーの地表でモビルスーツが爆散しているのに、その後、住民の生活にはほとんど変化なし。

兵士から銃を向けられているのに、好奇心に負けて兵士に近づいていく男の子。

操縦不能になったとはいえ、原型を留めたままのモビルスーツを簡単に乗り捨てる兵士。

乗り捨てられたモビルスーツが、調査されるでもなく鹵獲されるでもなく、ずっとそこにある。

多分、もっとおかしな部分があると思う。

投稿 : 2023/05/01
閲覧 : 115

テングタケ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

半世紀近くアニメを観てきていますが、

思えばガンダムは初代ぐらいしかまともに観てませんでした。そこで評価の高い本作をいまさら鑑賞しました。
なにぶん初代を観てから40年ぐらいたってるので、細かな年表やコロニーの番号を忘れており、物語序盤はこの子供たちが住むコロニーが落とされたり毒ガス攻撃されるのではとヒヤヒヤしました。
評価の高さは伊達ではなく、よくできた物語でした。OVAなので作画も良好です。冨野氏が監督ではないので、味はあるがクセもある冨野節も見られず、安心して鑑賞できました。
ですが、主人公が自分勝手で始終イライラさせられます。ヒートホークでメッタ斬りにした上にザクマシンガンで蜂の巣にしてトドメはコロニーレーザーで焼き尽くしたいほど腹立ちました。声がまた下手っぽくて、素人の子供連れてきたのかと思ったらさにあらん、ちゃんとしたプロの声優でした。当時役柄と同年代で、しかも今も活躍されているという(無職転生のルイジェルド!)。声優さんも私も歳を取ったなあ。
全6話と短めなのもいいですね。Vガンダムとか観てみたいですが、今から全50話とかはちょっとキツくて。というわけで本作は気楽に鑑賞出来てお勧めです。

投稿 : 2023/01/12
閲覧 : 195
サンキュー:

1

ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

戦争の実感

中立地帯で生活しているからなのだろうか、本当に純粋にモビルスーツへのあこがれ・好奇心、また戦争に対するエンターテイメントくらいにしか思えない主人公アル。人が死ぬことは頭ではわかっていてもリアルを知らないから実感が全くわかない。
親や教師には怒られ、退屈なテストや宿題・父親のいない生活・同級生の女の子に対する負の感情もあって戦争が起きて日常をぶっ壊してほしいくらいに思っている。

コロニーに侵入して内部の人間に成りすまそうとするジオン軍の兵士バーニィと出会ってから物語が動き出す。
ジオンの階級章をもらって彼らの偵察を手伝うことに。ジオン側としては任務としてやっていることだけどアルにとってはワクワクする楽しい遊びみたいなもの。危険だと理解はしても行動が伴わない。

急に勃発した戦闘で粉々に破壊される建物、銃撃であっさり死ぬ人間を目の当たりにして自分がしてきたことへの罪悪感や戦争の凄惨さを実感することになる。
{netabare}しかも、クリスが連邦側のモビルスーツを操縦してバーニィを殺してしまうところを目撃してしまう。相当な衝撃。核攻撃が未然に防がれたことを知って戦う必要なんかないことをアルは悟ってが、バーニィは死に場所を求めて戦闘しているようなものだし、止めるのは困難。仮に伝えることができても戦闘回避できなかったと思う。あれだけ逃げるのは卑怯だなんて言ってたのになあ。{/netabare}

最終話ラストで{netabare}泣いているアルとまた戦争あるよと謎の励ましを送る同級生が対照的で{/netabare}印象的。

ガンダムシリーズの中では割と好きな作品だなと感じた。ポケットの中とあるように些細な出来事なんだろうけど、脚本の意図というか主題がはっきりしている感じがあって良い。


OP
いつか空に届いて 椎名恵
ED
遠い記憶 椎名恵
作詞・作曲は全て椎名恵。伸びやかなOPとは対照的にノスタルジックな雰囲気溢れるED。心の琴線に触れちゃいます。涙出そう。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
「機動戦士ガンダム」初のOVA作品。一年戦争末期、サイド6に新型モビルスーツ・NT-1アレックスが存在することを察知したジオン軍は、サイクロプス隊に機体の奪取か破壊を命じる。新米兵士バーニィは、コロニーで暮らす少年アルやクリスと知り合い心を通わせるが、物語は悲劇的な結末を迎える。


1. 戦場までは何マイル?
宇宙世紀0079年12月、ジオン軍のサイクロプス隊は連邦軍の新型モビルスーツ「NT-1アレックス」を奪取するため北極基地を襲撃。連邦軍はアレックスをシャトルに乗せて打ち上げ、サイド6に隠す。サイド6で暮らす少年アルは、偶然アレックスが積まれたコンテナをビデオカメラに収める。

2. 茶色の瞳に映るもの
アルはコロニーに侵入して撃墜されたザクを発見し、パイロットのバーニィと知り合う。何も知らないアルは、自分が撮影したコンテナのビデオと引き替えにバーニィからジオンの階級章をもらって大喜び。バーニィはグラナダ基地に帰還し、サイクロプス隊に転属となり、再びサイド6へ向かう。

3. 虹の果てには?
バーニィの姿を発見したアルは、彼を追跡してサイクロプス隊のアジトを突き止めた。サイクロプス隊の隊長シュタイナーは、アルを仲間にするのが安全だと判断し、彼に標章を与える。アルの見張りを命じられたバーニィは、アレックスのテストパイロットのクリスと知り合い、2人は互いの素性を知らぬまま恋心を抱く。

4. 河を渡って木立を抜けて
シュタイナーは自分たちがオトリであり、サイド6への核攻撃が迫っていることを知らされる。一方、アルはバーニィに手柄を立ててもらおうとアレックスの隠し場所を突き止め、サイクロプス隊はアレックスの奪取・破壊を目指す「ルビコン作戦」を開始する。

5. 嘘だと言ってよ、バーニィ
「ルビコン作戦」は失敗に終わり、サイクロプス隊は全滅。ただひとり生き残ったバーニィは、アルにコロニーへの核攻撃が迫っていることを伝えて、コロニーから脱出しようとする。だが、アルやクリスのためにもアレックスを破壊して核攻撃を中止させようと思い直す。

6. ポケットの中の戦争
バーニィはアルの助けを借りてザクを修理し、アレックスと戦う準備を進める。作戦当日、サイド6に向かっていたジオンの艦隊が連邦軍に降伏したことを知ったアルは、バーニィに戦う必要が無くなったことを報せようとするが、すでにバーニィは出撃した後だった。

投稿 : 2022/11/02
閲覧 : 162
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9

ネタバレ

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ミリタリー色の強い作品

アル少年の視点からの戦争を描いたガンダム作品。

ガンダム作品としては戦闘シーンは少ないながらも臨場感の高いものがあり、終盤のケンプファーとの対決からクライマックスのザク改との一騎討ちまで見応えがありました。

個人的にはジオン兵と接触していたアル少年がよくよく考えるとなかなかエグい事に加担していながらも背伸びした大人の感覚で手伝いをしていたのが印象的で、ただ戦闘で面識のあるジオン兵達がどんどん命を落としていく中で唯一生き残ったバーニィと反発したり協力したりしながら最後バーニィがガンダムに立ち向かい散っていく所まで見届けて成長していくさまも掘り下げられておりました。

重みのあるガンダム作品ながら反戦物としても優れたものがある一本だったと思います。

投稿 : 2022/10/29
閲覧 : 101
サンキュー:

7

ネタバレ

天地人Ⅱ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

SFスーパー英雄(?)列伝24

「アル、いいかい、よく聞いてくれ、この投稿の中には、俺の感想を込めたネタや証拠の例が書いてある・・・(違)」
(ビデオレターに感動した方、スイマセン)

正直言って評価に迷う作品です。
ストーリーは文句無く素晴らしいもので、戦争にある意味あこがれを感じていたアルが、ジオンの兵士バーニィと知り合い、最終的に戦争の悲惨さを知り成長していく話です。
ただ・・・舞台がサイド6なんですよね。
あのカムラン・ブルームが、あれだけ兵器の持込や戦闘について心をくだいていたサイド6に、こともあろうに連邦軍の基地があるって(嘘だといってよバーニィ!って、こら~っ)
しかも実際のサイド6は立場上中立とはいえ、実際はジオン寄りだったはずで、連邦が優勢になってきたとはいえ、設定に無理がありすぎます。
という事で、この作品は機動戦士ガンダムとは別次元の話しとします(ちょっと待て)
あと、ジムの派生型がゾロゾロ出てきたり、ザク改のデザインも違和感を感じましたね。
ソロモンやア・バオア・クーであれほど、「戦いは数だよ兄貴(byドズル)」を体現したのような、量産されたジムとボールの集団戦術を見せた連邦軍が、(デザイン的に流用可能な部品ならいいんですけど)明らかに違う系統のジムを多数作る展開にう~んって思いました。
そりゃあ売らないといけないのは分かりますけど、基本的な設定はやはり守って欲しいです。
まあ、それを抜きにすれば、椎名恵の歌う主題歌とエンディングは、どちらもいい歌ですし、最後のビデオレターにはやられました。

※ 2016/05/03新SFスーパー英雄(?)列伝81として天地人で投稿したものを転記しました。

投稿 : 2022/01/04
閲覧 : 234
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5

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

戦争を知らない無邪気な子供

戦争もなくモビルスーツもない平和な中立コロニー。
子供たちはもちろん戦争の悲惨さなんて知らない。
モビルスーツやパイロットをかっこいいヒーローのように憧れている。

物語は、そんな平和な場所が突如戦場となる。
戦闘で街も破壊され犠牲者もでている。
でも、子供たちは凄いもの見たと喜んでいる。薬莢を集めている。
子供たちにとって武器は、まるでポケットの中のおもちゃと同じだ。

子供にとって、戦争は敵に勝ったか負けたか。
勝つとはどういうことか。それは、相手を殺すこと。
負けるとはどういうことか。それは、自分が死ぬこと。
でも、子供にはそれが分からない。
そんな子供がどんどん戦争の悲惨さに巻き込まれていく。
そして、自分の身近な人が巻き込まれて初めて事の重大さに気づく。


戦争の悲惨さを伝える難しさがよくわかる作品です。
悲惨さをちゃんと伝えられれば、今頃歴史は繰り返すことなく平和です。
でも、本当の悲惨さって、自分がまきこまれて初めて気づく部分は多いです。
これは、物語の中だけの話ではなく、現実もそうです。
例えば、三国志のような過去の物語を楽しみ、戦国武将ゲームを楽しむ。
戦闘機や戦艦のプラモデルに熱中し、モデルガンを集めサバイバルゲームを楽しむ。
未来のロボットや宇宙戦艦に憧れる。
全て戦争の話や道具なのにすっかり娯楽になっています。
もし、自分が実際に戦争にまきこまれて手足の1本でも吹き飛ばされていたら…。
それらを娯楽として楽しむことはできないでしょう。
やはり、どことなくよそ事のように感じてしまっています。
戦争の道具は、人類の英知の結晶でもありますから、憧れるのは仕方ないことです。
でも、そんな状態で、戦争の悲惨さなんて伝えられないんじゃないかって思います。
難しい問題だと言うことがよく分かりました。
それをラストシーンがよく物語っていると思います。


「ポケットの中の戦争」このサブタイトルは、とてもすばらしいと思います。
このサブタイトルだけで、涙がでてきそうになります。

この物語の無邪気な子供にとっては、戦争はまるでロボットヒーロー対戦です。
それは、いつも持ち歩いている「ポケットの中のおもちゃ」と同じです。

この物語は、一人の子供が戦争の片隅で体験した1つのドラマです。
でも、その子にとっては、とても大きな出来事だったのです。
しかし、その子以外は事の顛末を知りませんし、その子も周りに語りません。
静かに自分の「心のポケットにしまった戦争」なのです。

そして、このドラマは、戦域の中では、ほんの一点にすぎません。
戦史の中では、ほんの一瞬の出来事でしかありません。
それは、まるで「ポケットの中に入る程度の些細な事」でしかなかったのです。

いろいろ解釈ができるタイトルです。
しかし、この「ポケット」と言う子供を連想させる響き。
それは、子供が戦争に巻き込まれていると言う事実の暗喩です。
どんな解釈であっても、とても切ない気持ちになることには変わりありません。


この作品に出会ったきっかけは友人でした。
「ガンダムを知らなくても、これだけは読んでおけ。」と進めてきたのが小説版。
描写がすばらしく、確かにガンダムを知らなくても面白かったです。
その後、アニメを観ましたが、その面白さには変わりないと思いました。
なお、小説の後にアニメを観ると最後だけ「あれっ」って思います。
最後が若干異なっているのです。
自分としては、どちらの最後もありかなと思っています。

小説版では気にならなかったところが、映像にすると気になるところもありました。
結構、脚本が甘いなって思うところがちらほらあります。
また、小説版は、物語としては終始、重い感じが結構出ていました。
一方、アニメでは、音楽は軽快、演出はあっさり気味のため、軽く感じられました。
もしこれが戦争を軽く考えていた子供の心理描写にあわせたものだったとしたら…。
演出家はかなりの手練れです。

この作品は、子供目線で戦争を描いている貴重な作品です。
いろいろ考えさせられることも多く名作と言えるのではないでしょうか。

投稿 : 2021/10/22
閲覧 : 310
サンキュー:

11

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「機動戦士ガンダム」公式外伝

シーブックアノーやバーナードワイズマンでお馴染み辻谷耕史さんがなくなったと聞いてやはり「ガンダム」好きはこの作品を思い出すであろう。

続編ではなく、外伝でありサンライズが公式が認めたアナザーエピソードシリーズでもかなりの人気がある本作は、ガンダムの中でも切なく悲しい悲恋が描かれている。

最近は本当にこういった作品は少なくなってきたので改めて見直すと泣いてしまうかもしれない。

追記:最近は本当に演出力の高い作品というのは無くなってしまった。全てがリアリティとは程遠い漫画的な表現が多く、それが悪いわけではないけれども、もっと奥ゆかしい人間の感情の機微を表現できるようでないとどんどんアニメーションは廃れてゆく気がする。

本作のビデオレターのシーンは本当に哀しく切ない人間のやりきれない気持ちが絵と辻谷耕史さんの演技で表現されていて、見るものに迫る勢いがある。こういう表現をできるアニメーターは今はほとんどいない。

投稿 : 2021/05/06
閲覧 : 524
サンキュー:

17

にしやまん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

評価が高かったから

観たんだけど、正直期待はずれだった。
うまくまとまってるとは思ったけど、特に惹かれる部分はなかった。

投稿 : 2021/02/21
閲覧 : 263
サンキュー:

0

ミュラー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ガンダムシリーズの中では異色

限定公開されていたので、見てみました。
評価高い作品ですね。
ガンダムシリーズはオリジナルだけ見ていまして、それ以降のシリーズはほぼ見てません。
評価高いだけあって、20年以上前の作品ではありますが、十分見ごたえのあるストーリー、作画、キャラデザイン、そして音楽も一流です。
主題歌、椎名恵さんだったとは!

オリジナルガンダムとこのポケ戦、どちらも子供向けなんだろうなと感じます。
オリジナルガンダムでは、連合軍の無双戦艦、ホワイトベースには元々民間人が乗っていて、子どもたちもいるんですよね。
最後の最後、ア・バオア・クーからの脱出時に、アムロを導いたのが子供たちでした。
そしてこのポケットの中の戦争、小学生の主人公、アルを通して戦争の悲劇を描いた作品でした。
まあ、うまく描けていたとは思います。できれば自分が子供の時代に見たかったなあと。
今見ても、ファンタジーとしか感じなかったんだよね。

投稿 : 2021/02/21
閲覧 : 246
サンキュー:

8

ネタバレ

NEKONYAN さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ロボアニメにない人にも薦めたい作品

涙なしで見られないところ多数
アニメだからって都合よくいかず悲しいすれ違いが起きる物語。
主人公であるアルはこの事件を通して人として成長する。
キャラが死ぬシーンでも回想とか入らずに死んでいく。作品である以上キャラにスポットをあてて表現はするが、戦争の中では人一人の命なんてちっぽけな存在になってしまうということを表現していてグッとくるテンポのとり方である。
ロボ好きの人にもケンプファーの戦闘シーンは気に入ってもらえるはず。

投稿 : 2020/07/29
閲覧 : 250
サンキュー:

2

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

サイドストーリー

0080のタイトルだが、一年戦争は0080年1月1日に終結しているので話自体は0079年後半。
中立コロニーに運ばれた連邦の新兵器を奪取、破壊命令を受けたジオン軍小隊と民間人の少年とで進行し、戦争の愚かさを説こうとしているが、何せ民間人少年アルがハサウェイの少年時代か?と思うほどイラつく最悪なキャラ。
コロニー内で大量に犠牲者が出ているに屁とも思わんくせに、仲良くなったジオンのバーニィが…で号泣ってなんじゃそりゃ。
脚本 山賀博之氏やってくれたな!だ。

投稿 : 2020/06/07
閲覧 : 223

おーいん君 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ガンダムの見方がわかる作品。

ロボットアニメには見方というものがあるのだな、というのを教えてくれるアニメです。

ロボットと非ロボット。
そして、そんなロボットのある世界そのもの。

視聴する側である現代日本には、兵器としてのロボットも、そんな兵器が必要な戦争も無いわけです。

無いものを想像したり、理解したりできる人間だからこそ楽しめるわけです。

心にグッとくるものがあるのも、人間が作っている人間のためのものだから。

そんな風にこの作品を見れば、ロボットアニメを見る手法というものを教えてくれる気がします。

投稿 : 2020/04/17
閲覧 : 224
サンキュー:

1

ネタバレ

kazz さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

クリスマス時期にふと観たくなる名作

主題歌の「いつか空に届いて」に合わせて2人がガンダムをやっつける準備をしている場面はまるで気に入らないガキ大将にイタズラを仕掛けているような雰囲気。その後の展開を知っているだけに「その瞬間を大切にね…」と思わずにはいられません。

投稿 : 2020/03/15
閲覧 : 242
サンキュー:

3

メタトロン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルが秀逸

一年戦争の影に隠れた、とあるコロニーで起きた戦争を少年目線で描いた、まさにポケットの中の戦争。

戦争の残酷さや正義や大人のエゴを純真な少年の目からはどう見えているのかを描き、子供ながらに戦い、成長する物語として良く描けてると思いました。

投稿 : 2019/09/19
閲覧 : 229
サンキュー:

1

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

30年前の名作を長い歳月を経て初鑑賞

今更ですが恥ずかしながら初鑑賞です
ガンダム10周年記念作品。ちょうど30年前でOVA6話完結。
ファースト世代の為、逆にこの時期のガンダム作品は全く観れてません。幾度となく耳にした作品でようやく鑑賞しました。
ファースト放送後暫くしてから爆発的な人気を誇りどちらかと言うと、商法優先の環境化での続編作成ではなかったかと思います。
本作では、細かい内容は触れませんが、ファーストと同時期のアナザーストーリーとして、個人的な主観では有りますが、前述にもあるように再度元に戻ってガンダムと言う作品を通して、本当に伝えたい事が描かれている感じが、ひしひしと伝わる作品です。6話と短いながらもガンダムの世界観における思いが凝縮されており、深く重たい仕上がりになってはいます。今では出来ない内容だと思いますが。

30年前とは言え、声優さんには林原めぐみさんと浪川大輔さんが演技されていて必見です。

アナザーストーリーとして、単独でも鑑賞出来る内容になっており、個人的にはストーリー演出等非の打ち所がない逸品です。

早く観るべきだったか?今だからこそ良かったのか?

投稿 : 2019/08/29
閲覧 : 235

pikotan さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

少年アルの成長物語でした

ロボットアニメは好きですが、実はガンダムシリーズには余り興味がありません。
1作目は当時子供だったこともありドハマリしたのですが、その後ダブルゼータで飽きてしまい、SEEDで再びハマルまではガンダムとは縁遠くなっていました。
きっと富野作品が自分の好みとは、いまいち合わないのでしょう。
ポケ戦も名前を聞いたことがあるだけで内容は全く知らなかったのですが、NHKで昨年放送されたガンダム大投票を観てから少し気になっていたところ、BS11さんが放送してくれたので視聴してみました。
監督が高山さん、キャラデザが美樹本さんということで、他のガンダムとは趣が異なりますね。
戦闘シーンを減らし人間ドラマを中心にした本作は、少し大人向けの感じがしました。
バーニィとの出会いと別れが少年アルを大きく成長させますが、特に最終話でのアルとクラスメイトとの対比が心に刺さりました。
なるほど、ガンダムファンの間で人気作だけのことはありますね。
視聴して良かったです。
ところでアルのCVが声変わり前の浪川大輔さんですが、今とは違う可愛らしい声が微笑ましいです。
でも浪川さんは子供の頃から演技力抜群ですね。

投稿 : 2019/03/03
閲覧 : 325
サンキュー:

5

ネタバレ

クワル さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ガンダムの精髄はこの作品じゃないかな

「戦争の悲しさ」や「双方にそれぞれの正義がある」ということ。
これがガンダムのテーマだと思っているんだけど、それが一番うまく、かつコンパクトに表現されているのがポケ戦だと思う。
08MS小隊にも同じことが言えるけど、あっちは若干ハッピーエンドっぽい感じなので。二人くっついてるし。

まあポケ戦は富野監督作品じゃないけどね。いや、だからこそなのか?

自分が泣いたのは、バーニィのビデオシーンじゃなくて、一番最後にアルが泣き出すシーンでした。
{netabare} 周囲の子供たちの無邪気さと、「戦争の悲しさ」を思い知ったアルとの対比…。{/netabare}

投稿 : 2019/01/07
閲覧 : 306
サンキュー:

0

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ロボットアニメが苦手な人でも勧められる

まず、この作品はロボットアニメとして観ないで欲しい。
少年と青年の2人の視点から戦争というものがどういったものなのかが描かれている。
それなのに戦争とはほとんど関係ないコロニーが舞台なのが逆にリアリティーがある。
また、無駄に登場人物が多くないところから心理描写もしっかりと描かれている。
成長物語としても友情物語としても感動物語としても楽しめる傑作。

投稿 : 2018/10/15
閲覧 : 366
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

日教組の先生あたりが好きそうな内容です。

周りの男の子はみんな軍隊に憧れてるけど、ボクは“戦争の残酷さ”を知ってしまったんだ。
ワァアアアアアアアアアン(泣き)・・・
←ひと言でいえば、こんな感じの作品です。

まあ、こういう作品もある、ということで。


◆制作情報
{netabare}
監督         高山文彦
構成         結城恭介
脚本         山賀博之
キャラクターデザイン 美樹本晴彦
音楽         かしぶち哲郎
アニメーション制作  サンライズ{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

======= 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 (1989年3-8月) ======
{netabare}
第1話 戦場までは何マイル? ★
第2話 茶色の瞳に映るもの ★
第3話 虹の果てには? ☆ ※警察と家族まわりの脚本が安直×
第4話 河を渡って木立を抜けて ★
第5話 嘘だといってよ、バーニィ ★ 
第6話 ポケットの中の戦争 ☆ ※シナリオは巧いと思う。でもこれを見て「メッセージ性がある」とか強調されちゃうと・・・{/netabare} 
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)4、☆(並回)2、×(疑問回)0 個人評価 ☆ 3.8

OP 「いつか空に届いて」
ED 「遠い記憶」

投稿 : 2018/09/01
閲覧 : 677
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11

ヒト さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

結末は想像した通り、だが泣く

見ているうちに大体のストーリーは予測できてしまうものですが
その時が近づくにつれジワジワと感情を揺さぶられてきます
最後は誰もが想像した当たり前の結果ではあるけれど
その時が訪れた瞬間からの主人公アルの苦しい気持ちが伝わると涙を堪えられません
全てを知っているアルの心の傷は計り知れない

投稿 : 2018/07/19
閲覧 : 287
サンキュー:

1

ネタバレ

sゲルググ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ガンダムで印象に残る作品に必ず入るであろう作品

ガンダムはアナザー中心、宇宙世紀は逆シャア以降しか見ていなかったのですが、ガンダム初のOVAと聞き、見てみました。
視聴前は主人公が少年(アル)、戦闘シーンが少ないなどの基本的な情報しか知らなかったのですが、見てみると人情物でとても感動しました。
特に最終回を見てからは{netabare}バーニィが死んだショックで1時間弱嗚咽が止まりませんでした。その後のクリスの言葉が衝撃的過ぎて・・・。そしてザクⅡとアレックスの一騎打ちを見たアルのあの顔が頭にこびりついて離れませんでした。{netabare}
全体的にとてもいい作品です。が、今からガンダムを見ようとしている方には少しきついかもしれません。と同時に自分のようにゲームなどでバーニィやクリスのことを知っている人にとってもきついかもしれません。

投稿 : 2018/06/05
閲覧 : 174
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2

ネタバレ

TAKARU1996 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

小さな小さな薬莢の、重たい重たい恐ろしさ

私、あまりガンダムシリーズは詳しくありません。
なので、時系列やら関係図やらも全て分からない白紙の状態で観てしまったと言うのが正直な所です。
1番惹かれたのは、全6話で物語を隅から隅まで体感出来るからと言う、ある意味において非常に失礼な理由
そして、至極時間のない現代人っぽい理由
観終わってから、その動機で観始めた事を密かに詫びたくなりました。
本当にすみません、舐めてました。
この作品、とても秀逸な要素を持っていると思います。

これは、1人の少年が味わうには確かに辛すぎる物語です。
しかし、少年アルは最終話において、「戦争」について分かった振りをする事が出来なくなりました。
この時点で、平和な世界で生きている私よりも、遥かに大人になったと言えるのでしょう。
これは、1人の少年の成長の物語
大人として生きていく為の通過儀礼を如実に語ったアニメだったのです。

しかし、それでも私は思ってしまうのです。
これは、成長するにおいて、絶対味わわないといけない苦難だったのか?
出来るのであれば、味わわせない方が良い苦難ではなかったか?
こんな結末に至らせなくとも、知らせる事は少なからず出来たんじゃないか?
戦時中に生きていない、甘えた私の甘っちょろい意見
そんな無理に隠した内容とメッセージで神髄が伝わる訳もありません。
ただ、感情は理屈通りには進まないのです。
感情と理性の乖離を手酷く実感した最終回でした。

でも、ただ1つだけ言える事があります。
それは、格好良い男とは、バーニィのような人間を指す言葉だと言う事
後に続く子供の未来を背負って、自身の感情を詳らかにせず、信念を通した生き方を行う。
これこそ、人間として格好良い生き方の1つではないでしょうか?
私もまだ20代
バーニィと同じ年頃でありながらも、「戦争」なんて言葉は物語の中でしか体感出来ず、実際にそれを実感した事もない人間世代です
それは言ってしまえば、出来れば学ばなくても良い事を学んでしまったアルよりも子供なんです。
でも、だからこそ、こういった作品は埋もれさせてはいけないと思います。

ポケットの中にも空がひろがり、雲がながれて、海がひろがり、鳥がとびたつ。
某アニメソングで紡がれていた素敵な世界は、本作ではあまり描かれません。
でも、少ないながらもあったんです。
バーニィとアルの堅い友情
バーニィとクリスの淡い恋情
そして、アルが生きている小さい世界の温情
真に悪い人なんてのは本当に少なくて、そしてだからこそ、誰しもの人生が酷く愛おしい。

クリスマス、それは皆が浮かれきっている日、大切さなんて考えもしない日
だからこそ、独りで本作を観てみるのも一興かもしれません。
大切なものを振り返る時間と言うのは、人間誰しも必要なもの
恐らく、生涯忘れられないクリスマスになるでしょう……
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わたしは死を左のポケットに入れて持ち歩いている。
そいつを取り出して、話しかけてみる。
「やあ、ベイビー、どうしてる? いつわたしのもとにやってきてくれるのかな? ちゃんと心構えしておくからね」
ヘンリー・チャールズ・ブコウスキー『死をポケットに入れて』
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投稿 : 2018/06/05
閲覧 : 459
サンキュー:

10

tinzei さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

もう一回見直したいけど、もう二度と見たくない

ガンダム作品の中でも至極の作品

もう一回見直したいけれど死ぬとわかってるから見たくない、そんな矛盾を起こしてくるアニメ。
ストーリーの名作っぷりは有名だけど、MSもいい、個人的にはケンプファーはMSの中で一番好き。

投稿 : 2018/01/07
閲覧 : 647
サンキュー:

5

ぱんだまん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ポケットの中身

出会いはかれこれ10年近く前の中学2年生の頃、バーニィよりはアルと近い年齢だった。
当時は戦闘シーンの少なさとアルの幼さにフラストレーションがたまったし、結局無駄死になったバーニィのビデオレターに同情して感動しただけ。あれから全話を見直したことはないけれど、年を重ねた今はこの作品が伝えたかった「戦争の虚しさと罪深さ」が分かる。

さて、この作品の良さについて散々語り尽くされてきたのだから、少し変わったレビューをしてみようと思う。

「他人(ひと)のポケットの中身は誰にも分からない」
当然ですよね。相手のポケットに手を入れることはおろか、見えることもない。
でも、本人だけが知っている。右ポケットにはこれ、左ポケットにはこれって。
たまに驚くような物を入れている人もいるけど、アルもそうなんだと思う。
一人の子供のポケットに入れるには、とてもじゃないけど入り切らないくらい重くて大きいもの。でも、絶対出すことはできない。それも一生。

彼はあの後どう生きていくのだろう。アルが背負う物を想うとやるせない気持ちになる。
彼のクリスマスにも幸せが訪れてることを祈りたい。

投稿 : 2017/10/03
閲覧 : 285
サンキュー:

6

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

フランチェスカなんて最低の

ガンダムのOVA草分け的作品。
脚本はガイナックスの山賀さん。
{netabare} ~コロニーから逃亡しようとするバーニィが、空港のバーカウンターで
クリスに似た女性の話を立ち聞きして、ガンダムとの対決を決意するシーン。
「フランチェスカなんて最低のコロニーじゃない!」by榊原良子
そういえば、ハマーン役の榊原さん、
逆シャアのナナイなどガンダムの重要シーンによく出てます。 {/netabare}
ザク2がコロニーの隅に隠れたままって、見つからないもんか?
というツッコミは置いておきましょう。

「なぜガンダムと戦うのか自分でもよくわからない。」
そこがやたら感動するんだよなぁ。

投稿 : 2017/09/14
閲覧 : 443
ネタバレ

四文字屋 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ガンダムシリーズって実は恋愛要素が濃いんだけど、そのうえ鬱要素もあるけど、

この作品のテーマは、
ずばり「悲恋」。

子供の頃見た忍者アニメで、敵味方にわかれた、想い人同士の忍者とくのいちが戦い殺しあうという悲劇は、幼かった自分に結構なトラウマだったけど、
{netabare}このアニメも同じで、お互いに淡い恋心を抱いた連邦の女性兵士とジオンの新兵が殺し合いのMS戦を戦う羽目になるんだけど、お互いが恋する相手と知らずに戦うってのが、重い。{/netabare}

バーニイのことは、ホント、嘘だと言って欲しい。

投稿 : 2017/09/07
閲覧 : 335
サンキュー:

12

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機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争のストーリー・あらすじ

『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』は、ガンダムシリーズの1989年製作のOVA作品。一年戦争末期、地球連邦軍が新型ガンダムを開発しているという情報を掴んだジオン公国軍の特殊部隊「サイクロプス」は、機体を奪取すべく北極の連邦軍基地を襲撃する。しかし作戦は失敗、目標物は宇宙へと飛び立ってしまう。
その後、偶然入手した情報により、新型ガンダムが中立コロニーのサイド6に運び込まれていると知ったジオン軍はサイクロプス隊をサイド6に送り込み、再び新型ガンダムの奪取の任務に就かせるルビコン計画を発動するのだった…。
サイド6のリボーコロニーに住む小学生アルフレッド・イズルハ(アル)とサイド6に潜入したサイクロプス隊の新兵バーナード・ワイズマン(バーニィ)を軸に物語りは展開する。(OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
OVA
放送時期
1989年3月25日
制作会社
サンライズ
公式サイト
www.gundam.channel.or.jp/soft/dvd/0080.php
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%9F%E5%8B%95%E6%88%A6%E5%A3%AB%E3%82%AC%E3%83%B3%...
主題歌
《OP》椎名恵『いつか空に届いて』《ED》椎名恵『遠い記憶』

声優・キャラクター

浪川大輔、辻谷耕史、林原めぐみ、鈴木健、丸尾知子、吉田小南美、秋元羊介、島田敏、島香裕、稲葉実、増岡弘、折笠愛、榊原良子

スタッフ

原作:矢立肇/富野由悠季
監督:高山文彦、企画:サンライズ、構成:結城恭介、脚本:山賀博之、デザインワークス:出渕裕、キャラクターデザイン:美樹本晴彦、モビルスーツ原案:大河原邦男、メカニカルデザイン協力:明貴美加/石津泰志、美術:池田繁/脇威志、撮影:奥井敦、音楽:かしぶち哲郎、音響:藤野貞義、プロデューサー:内田健二/高梨実

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