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「冥王計画ゼオライマー(OVA)」

総合得点
66.7
感想・評価
88
棚に入れた
316
ランキング
2682
★★★★☆ 3.7 (88)
物語
3.5
作画
3.7
声優
3.8
音楽
3.8
キャラ
3.8

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冥王計画ゼオライマーの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アダルト向けロボットアニメ

所謂、TVには「放送コード」というものがあり、「暴力」や「性」、「用語」などの表現に規制があるのは知っていられるだろう。

しかし、今の時代、ネットフリックスやアマゾンプライムビデオなどの配信方式でスポンサーからお金を貰うことが多いので、事実上、そう言った「コード」の規制を受けることが少なくなっているのである。

だから、「進撃の巨人」や「鬼滅の刃」など、少年漫画の中でも比較的バイオレンスな作品が作ることができるのである。。。。

これは海外ドラマ等にも当てはまるのだが、

80年代のOVA(オリジナルビデオアニメ)という文化が、所謂日本のそういった「放送コード」を気にしない作品として「性」や「暴力」を売りにした時代の産物である。

なので、本作「冥王計画ゼオライマー」も今から考えてみても、アダルトな濡れ場やバイオレンスなシーンの連続であり。。。昔はそれこそマニアックなオタク向けだったアニメ文化が、これだけ一般層に広がるものだったとは思いもしなかったと思う。

しかも、本作の主人公はヒーローではなく、「悪人」であり。。。むしろ敵側の理屈の方が正しかったりする意味では正しく「裏」テーマのロボットアニメであり、このバブル経済期だからこそ出来た何でもアリな感覚が非常に時代を表している。

投稿 : 2022/08/25
閲覧 : 655
サンキュー:

4

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

原作は成人向け漫画らしいけど、だったら・・・・・

約30×4話のOVA。

今まで平穏に暮らしていた少年が、自分が巨大ロボットに乗るためだけに作られた試験管ベイビーだと聞かされ、世界を冥府に変えようとする敵と戦わされる。しかし少年の中に眠っていた巨大ロボットの製作者が戦うごとに表に出てきて暗躍し始める。


原作は成人向け漫画。セックスシーンや温泉シーンがあるのはその名残らしいけど、だったらもっとドギツイシーンが欲しかった。

作画は良い、劇場版とまでは言わないけどovaにしてはなかなかのクオリティ。そのおかげで八卦ロボのシーンは見応えがあったけど、白兵戦やガンマンみたいな撃ち合いより、大技を何回も繰り出して戦うから、ロボ自身の動きが少なかったのは残念。


3話までは良かったんだけど、終盤があやふやな感じで終わった。マサキは簡単にマサトに取り戻されて、精神のせめぎ合いみたいなのもないし、幽羅帝がマサキの因子でしようとしてた最終計画?っていうのもよく分からないし、こんな最後なら幽羅帝もしくは幽羅帝の力を手に入れた塞臥と最終対決っていう王道展開の方が良かった。


それと個人的にはマサトの両親を再登場させて欲しかった。マサト自身が殺すでも八卦に殺されるでもいいから、何かしらのシーンがあると良かった。


【あらすじ】
・1話
鉄甲龍が活動を開始。マサトはラストガーディアンに攫われる。
鉄甲龍の皇帝、幽羅帝は部下兼恋人の耐爬にかつて奪われたロボ、ゼオライマーの破壊を命じる。
マサトは強制的にゼオライマーに乗せられ、耐爬と戦わされるが、性格が変わり耐爬を倒す。

・2話
マサトは自分が試験管ベイビーだと知る。
その後、敵の姉妹シ・アエンとシ・タウの姉妹に攫われ幽羅帝の前に連れてこられる。
そこで鉄甲龍の裏切り者木原との関係を聞かされる。
直後美久が現れマサトを救出、ゼオライマーに乗り姉妹と戦う。
姉妹は不和を引き起こし、そこを凶悪マサトにつけ込まれ死亡。

・3話
マサトはゼオライマーを降りても凶悪な人格のままだった。
敵の葎が現れ、ゼオライマーに勝負を挑む。
しかし幽羅帝に美久を攫われ本来の力を出せないゼオライマーは苦戦し、更に人格もマサトに戻ってしまう。
すると葎は通信でマサトに、自分たちの創造主がマサトのもとになった木原マサキであることを話す。
葎は止めを刺そうとするが、マサトの人格が凶悪なマサキの人格に戻り、ロボットだった美久を転送させ復活し葎を倒す。

・4話
鉄甲龍が侵攻を開始、日本の都市を殲滅する。
美久はマサト(マサキ)に出動するよう頼むが、マサキは断りどっちが勝っても良いように鉄甲龍側にも自分の因子を残してることを明かす。
一方残った幽羅帝の部下、塞臥は自分の野望のためロクフェルと祇槍をたぶらかし、勝手にゼオライマーのいる富士山へ向かう。
塞臥たちは富士の基地を破壊し、マサキは仕方なくゼオライマーで出る。
しかし塞臥はマサキに同盟を持ち掛け、一緒に世界を支配しようと言う。
幽羅帝に忠誠を誓う、祇槍は塞臥に攻撃を仕掛けようとするが、祇槍の想い人で塞臥のことが好きなロクフェルが塞臥を庇う。
マサキはその三角関係を観て、激怒し三人をまとめて倒す。しかしその衝撃でマサトとしての人格が戻り、優しさを取り戻す。
部下を全て失った幽羅帝は技術者ルラーンから、自分もマサトと同じ、マサキのクローンであることを知らされる。
全てを知った幽羅帝はマサトとゼオライマーを呼び出し、自分達諸共鉄甲龍を滅ぼす。

投稿 : 2022/04/09
閲覧 : 140
サンキュー:

0

ネタバレ

メガネマン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

主人公最強で悪役、これは刺さる!

主人公が最強でロボットものを探していたのでとりあえず見てみました。4話と話数が少ないのも見易い。
昔の物だから乳首なども普通に出てくるし性行シーンや服を破るシーンなどもありました。逆に言えばその3つくらいですかね?まぁお子さんと見る作品では無いと思います。
ゼオライマーは無敵に近いんですよ。まぁほぼ無敵と言っていいですね。主人公もまぁ無敵です。ただあらすじの様に性格が変わる?というか、まぁ人が変わるというか、そうなると無敵になりますね。元のままだと弱いですけど。しかしまぁ街の人を気にせず戦い殺すところなどは僕個人的には好きでしたね。ダークな雰囲気な所も好きでした。まぁ絵風が古いのでちょっととっつきづらい部分は有りますね。おそらくヒロインはとても可愛く作られてるんだろうが…たいして可愛く感じられないあたり。
それから敵の本部みたいな所に簡単に助けに行ったり。いや、家か!?納得できないんですけどまぁカットされてるんでしょうね。作画はまぁいいですよ。4話しか無いし力が注ぎ込まれてる気がしました。
どっちが勝っても主人公の勝ちという、まぁ最大な茶番だったわけですが、最後あそこで止められたのが少し悔しいですね。どうなったのか。
まぁいい作品では有りました。

投稿 : 2021/08/31
閲覧 : 245
サンキュー:

1

ネタバレ

maki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:----

悪役同士が潰し合うゴタゴタアニメ

世界征服をたくらむ敵が内部分裂して潰し合うアニメ
ロボットアニメって勧善懲悪がテンプレ化しててどうせこれもそうだろうなーと思ったら結構違ってよかった


けどOVAゆえに圧倒的尺不足
作画はOVAなのでよかったけどうーーーーん
深夜アニメ枠って考えたけど当時は深夜アニメの枠もほぼ無さそうなので無理そうだなー。

尺不足過ぎて4話目で詰め込み過ぎ問題
これが賛否分かれる内容になった気がする

投稿 : 2018/10/30
閲覧 : 519
サンキュー:

2

こまたち さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

関さんの怪演が光るものの…

1988年制作のOVAロボットアニメ
全4話の収録

よくある俺TUEEアニメの典型。それをロボットアニメで再現した感じ。その部分については爽快で気持ちの良いものとして評価できるが、逆に言うと印象に残るのはそれくらい。それだけのアニメ。

まずキャラの作りこみが甘い。そのせいでストーリも陳腐なものになっている。具体的には主人公とヒロインのバックボーンや心情・心理変化が圧倒的に描写不足。いつの間にか良い雰囲気になって、いつの間にか爆発してるし。全く持って理解不能。当然ながら感情移入もできない。

本作のタイトルにもなっている”冥王計画”。これも凄く下らないもの。要は世界を征服して王様になりたい!ということでしょ?前述したキャラの作りこみ不足のせいでなぜこの計画を立ち上げたのか、なぜ王様になりたいのかも不明。終始なにを見せられているの分からない状態でした。
ラストの終わり方も謎が深い。

しいて面白いところを挙げるとしたら、八卦衆の、自らが持つ対極する二面性ゆえの葛藤から繰り広げられるミニドラマかな。あとは戦闘シーン。本当にそれくらい。
ただ劇中音楽(BGM)は最高に好き。あのゼオライマー初登場時に流れたBGMは歴代アニメの中でも屈指の良曲(と個人的には思っています)。

以上。

酷評気味ではあったが原因はおそろくほぼOVA故の話数不足。
テーマや設定は悪くないので深夜アニメ枠でのリメイクで再起を期待したい
(まあ無理そうだけれども…)

投稿 : 2018/09/01
閲覧 : 473
サンキュー:

5

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

スパロボでは最強にかっこよかった

1988年から発売開始のOVA

2重人格の主人公秋津マサトと謎の女性氷室美久の乗り込む異形ロボットゼオライマーが幽羅帝(女性)率いる八卦ロボと戦うお話

原作は18禁コミックだったらしいが、アニメではそんなシーンは無い

ドロドロした人間関係が見せ場で登場人物は死にまくる
八卦のほうが人間的で、マサト変じたマサキに非道に惨殺されていくような感じ

残酷ロボットものと言うジャンルだろうか?


冥王計画ゼオライマー「大冥界」というふざけたドラマCDがあるらしい

もうお察しかなw

スパロボ無双とはゼオライマーのためにある言葉

投稿 : 2017/03/21
閲覧 : 454
サンキュー:

6

ネタバレ

タロリン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:----

お手本のような1話

お手本のような作品です。特に1話は、主人公を徹底的に追い込む、敵の紹介とその搭乗ロボの紹介、謎の美少女、そしておっぱいを出すエロ要素と同時に着々と敵が死亡フラグを貯める高等テク(笑)。そして、主役ロボの登場と暴走する主人公、勝利。
ラストは少し残念でしたが、1話1話しっかりと謎を回収し、お約束を守る。短くても、こんなに話が作れるのかと、感心しました。

投稿 : 2016/12/27
閲覧 : 303
サンキュー:

3

さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 2.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

残念なアニメーション作品

原作に比べてこのOVA版はかなり多くの要素が間引かれているとwiki情報などに書いてありましたが、私は原作未読なのでOVAを観た率直な感想だけ述べさせてもらいます。
結論を先にいうと駄作です。
キャラデザインや作画はとてもレベルの高い作品だとは思いますが、肝心のストーリーや演出がスカスカで、アニメーションとして全体的に動きに精彩が無さすぎます。
見ていて楽しくないというか、作画レベルは高いのに魂が入ってないというか、アニメーションとして死んでいる作品だなと感じました。
製作話数が少ないから描ききれなかったかそういうレベルの話でもありません。キャラデザは良いのに使い方が下手すぎるというか、製作話数が少ないにしてもそれなりに描き方があると思うのですが、OVA作品としては各キャラの人物としての造詣が薄っぺらで雑だとしか評価できません。
観る者を惹き込むような演出や展開が全く無い上に、無理やり盛り上げようとして観る側を置き去りにしてる感が酷い。
作画レベルは高くて、声優陣もプロの仕事をしているだけにとても残念な作品だと思います。
このアニメ作品に魅力が無いのは、純粋に作り手がアニメ作りのノウハウは持っていても、物語を描くということを根本的に理解していないために、魅力的な作品を作る技量が欠落しているためだと思われます。
もしこれがOVA作品でなく、ゼオライマーというTVゲーム内のムービーとして作られたものなのであれば問題無いレベルなのかもしれません。
しかしお金を出して観る単体のOVA作品としては、商品価値が極めて微小なのではないかと。
ほぼ同時代に「ブラックマジックM-66」や「トップを狙え!!」などといった傑作も登場しているので、この作品の程度の低さは時代のせいではない。

投稿 : 2016/08/04
閲覧 : 311
サンキュー:

2

ネタバレ

ggrks さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

主人公最強アニメ

尺短いといっているが
4話で
ここまで人気があり
スパロボ登場までもっていくアニメが
他にあるのだろうか
しかもスパロボMXで無双の強さ
キャラデザ
ロボデザ
ストーリー
設定
なにを取っても悪くない
本当、1980年代アニメかよ
4話で
風、月、火、水、土、山、雷
ボスキャラ的
7機全滅させる
主人公拉致→ヒロインが救出
ヒロイン拉致→主人公パーツとしてが呼び戻す
主人公覚醒→木原になり→まさとになり
→どっちでもねーと悟りを開く
敵親玉、敵拠点破壊
4話でここまで出来る
ゼオライマーの次元凍結システムには
びっくりだ

投稿 : 2016/07/03
閲覧 : 242
サンキュー:

3

ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

80年代末ロボットOVA屈指の傑作、圧倒的な無双系!

30分弱×全4話のロボットアニメです。
このアニメよりも、ゲーム「スーパーロボット大戦MX」で猛威を振るった方が有名かも。
…強い!とにかく圧倒的に無敵!主人公の方が悪っぽい!
「クックックッ…ハァーハッハッハッ!」
「チャージなどさせるものか!」「次元連結システムのちょっとした応用だ」

全4話では話がよく分からんので物語評価下げてますが、数値以上の魅力があります。
作画や音楽面で当時粗製乱造されたOVA諸作品の中では群を抜いており、名作かと。
主人公がチート無双する作風が嫌いでないならば、一見の価値あり!

{netabare}『物語』
基本プロットは王道、世界征服を企む悪の組織の幹部たちが乗る悪のロボットを、主人公メカ・天のゼオライマーが撃破していく。
秘密結社「鉄甲龍」(ハウドラゴン)とか八卦衆とか、ジャイアントロボっぽいノリです。

主人公・秋津マサトが無理矢理ゼオライマーのパイロットとして戦わされる…
これも王道なんですが、別に正義の為とか大切な人の為とかではない理不尽さが特徴。
敵側の鉄甲龍側も色々とドラマあり、マサトの出生の秘密や葛藤も含めて「アイディンティティーの葛藤」がテーマな感じ。
マサトは理不尽に流され、戦闘中の大半が木原マサキの人格に乗っ取られるので主体的に存在感出にくい。
ヒロイン・美久ちゃんとのラブコメも殆ど期待できないのが残念。

どちらかというと鉄甲龍側の方が共感できました。
女ボスの幽羅帝かわいいですねぇ。耐爬(たいは)との愛のドラマ…
姉にコンプレックス抱く妹と、妹を想う姉との百合も良かった。
男らしさと女らしい容姿へのコンプレックス抱く葎(りつ)も含めて「コンプレックス」の側面からのアイディンティティーの葛藤が全編に渡り描かれていた。

{netabare} 実は両陣営ともに全ての元凶は木原マサキが仕組んだもの、本作は彼の掌で踊らされた悲劇なのか…{/netabare}

バトル面では、マサトが葛藤したりヒロイン・美久不在でゼオライマー本調子でなくて苦戦→でも結局本領発揮したゼオライマーの反則的なチートの前に粉砕される!
なんだか鉄甲龍側の方が主人公っぽいです。
ゼオライマーあまりに強過ぎて、決着は意外とアッサリしており、盛り上がってるのかは微妙なところ。
勧善懲悪的なカタルシスが無いのと、葛藤がありつつも双方救われない感じ。
全4話と尺が無いので仕方がないのか…

※2016年冬アニメ「Dimension W」(ディメンジョンダブリュー)のコイルと本作の次元連結システム似てるかも。
コイルの大先輩かな?


『作画』
現代基準だと古いですが、この時代のOVAの中ではトップレベルの一つなのでは。
古さはありますが美久ちゃん美少女ですし、ゼオライマーや八卦ロボかっこいい。
バトルはスピード感よりも、重厚で凄まじいパワーを感じるまさにスーパーロボットな感じ。

『声優』
関俊彦さんの少年声と狂気の木原マサキの落差が凄まじい!圧巻です。
本多知恵子さんのミステリアス美少女良かったです。
故・鈴置洋孝さん、故塩沢兼人さん等八卦衆もイケボ揃い。
速水奨さんは黒騎士バーンよろしく仮面の騎士、関俊彦さんとは「赤い光弾ジリオン」でもjj対バロンリックス、ライバルでした。

『音楽』
主題歌「紅のロンリネス」もまぁまぁなのですが、BGМ「覚醒!ゼオライマー」の方がインパクト大かつ、多分有名です。
ゲーム「スーパーロボット大戦MX」にてゼオライマーの戦闘シーンの度にこの曲流れていて、ゼオライマーのチートな強さと相まって印象深い。
作曲者は仮面ライダーブラックの人、雰囲気が仮面ライダーブラックっぽい。
いわゆる「処刑用BGМ」この曲が流れ始めたら…気の毒に敵さんオシマイです…
ただし、あまりにアッサリ決着が付くので、盛り上がる前に曲が終わってる残念。

『キャラ』
主人公の秋津マサトは悪くない主人公でしたが、終始状況に翻弄されがちなのはやむを得ないところか。
ヒロイン・美久は同時代でもかなりの美少女、ミステリアスで可愛いです。
達観し過ぎていて積極的な可愛げはやや足りない。
原作アニメ版なら健気でかなり可愛いヒロインなんですが尺が足りない。

敵の方が魅力あり。
敵ボスだけど愛深きツンデレ幽羅帝かわいい。
忠臣な耐爬(たいは)、悲しきすれ違いなシ・アエン、シ・タウ百合姉妹、気高き女戦士ロクフェル等々。
葎(りつ)は仮面、声が速水さん…聖戦士ダンバインの黒騎士バーンっぽいです。

本作のエースはマサトのお株を奪いまくる真主人公にして真ラスボスな木原マサキ。
「クックックッ…ハァーッハッハッ!」「チャージなどさせるものか!」
あんた本当に主人公か!?性格も実力も言動もどう見ても魔王っぽい。まさに冥王!
…余談ですが「木原君」ときて真っ先に連想するのが一方通行(アクセラレータ)かゼオライマーか、その人の趣向が分かります(大半は禁書ファンでしょうがたまにロボットファンも)w{/netabare}

投稿 : 2016/03/14
閲覧 : 269
サンキュー:

26

ネタバレ

ANK2gou さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

タイトルなし

原作未読。

OVA全4話

尺が足りず話が雑。
戦闘シーンも淡泊で敵はあっさり倒されてしまい、ロボットものとしてはダメ作品。

投稿 : 2015/11/04
閲覧 : 310
サンキュー:

2

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

スパロボMXの影響で見たが

ゼオライマーがカッコ良すぎて惚れ惚れしました。
後、キャラクターが個性的でいい!
ただ、尺の短さが気になりましたね。
1クールぐらいの長さでやれば良かったのかな……なんて思います。
しかし、それすらもどうでも良くなるロボットデザイン!
私は特にゼオライマーはもちろんのこと、月のローズセラヴィーがかなり好きです。
さらに、物語を面白くしてくれるのが、木原マサキの外道なカリスマ性でしょうか。
見てて、スカッと(!?)出来た、そんな作品でした。

投稿 : 2015/06/02
閲覧 : 421

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

お、おう・・・

全4話構成。ゆえにあっという間に終わってしまう。スパロボから入った口ですが、ストーリーは薄く「ゲームではバランスブレイカーだったけど、やっぱゼオライマー強ぇー」という感想しか出てこない作品。

投稿 : 2015/02/19
閲覧 : 225
ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

脳髄に直接叩きつけられる衝撃。神と悪魔の如き聖戦。

これは、イクサー1と同じくレモンピープルという雑誌に連載されていた漫画作品(原作者は違います)を平野俊弘(現:俊貴)監督が映像化したアニメです。

こちらもやはり美少女が出てくるし際どい性描写も出てくるのですが、イクサー1のような娯楽要素はなく、むしろ対極のような存在であります。


原作からの改変もなされ(原作読みました)、より『人の業』が感じられる哲学めいたストーリーですね。

敵味方入り乱れる人間関係。
どのキャラも自分の欲望や感情を包み隠さずぶつけ合う、対立の連続。どこまでもドロドロな人の闇が描かれています。

そして愛し憎み合う中で発覚する驚愕の真実・・・!
自分は自分なのか?どこまでが自分でどこまでが他人なのか?
設定の妙によって黒幕の存在意義がますます高まっています。
(これに似た設定を平野監督はロウランでも使ってましたが、ゼオライマーの秀逸さには敵いませんでしたね。)


このアニメで最も揺さぶられるのは『自我』の概念だと思います。
非現実的な設定なのに、登場人物の心情描写が生々しい現実感を帯びているせいで説得力があります。
ここでも幽羅帝(ゆうらてい)を演じる荘真由美さんの好演が素晴らしいです。今回は主人公のマサキを演じる関俊彦さんの鬼気迫る演技も鳥肌ものです!!



僕はスーパーロボット大戦というゲームはやったことがありませんが、どうやらゼオライマーはその性能から有名らしいですね。
スーパーロボット、と呼ぶにふさわしいと思います。ゼオライマーは本編では人の業を裁く神のごとき存在です。搭乗する人間によっては悪鬼に姿を変えます。
どんなときでもゼオライマーを見ているとその異様なオーラに呑まれてしまいます。怖いし、身震いさせられます。



最後までどうか見届けて下さい。最後の晴れやかな三人の表情にこそこのアニメの真髄があります。
時間の都合上話の繋がりに雑な部分があるのは残念でならないですが、とても感銘を受けたロボットアニメです。



すごーーくどうでもいいこと。
{netabare}
駅の改札で他の利用者がICカードで通ろうとして。
そしたら残高不足で『チャージしてください。』って引っ掛かってたんですよね。
そのとたん頭の中に『チャージなどさせるものか!!』ってマサキの声が浮かんできて(笑)
笑いをこらえるの大変でした。


それだけです。
{/netabare}

投稿 : 2015/01/26
閲覧 : 583

rzv500 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ゼオライマー強すぎwww

昔のロボです。八卦ロボがそれぞれ特色があるんですが・・・主人公の乗るゼオライマーだけチート使ってるんじゃねーの?ってぐらい強いです。

投稿 : 2014/09/29
閲覧 : 293
サンキュー:

1

ネタバレ

renton000 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ややこしいよ!

 初見でした。全4話各30分のロボットもの。
 ロボットものなんですが、この作品の魅力はロボットよりも人物描写にあるように思えます。ストーリーもよく練られていますし、かなり堪能できました。その後の作品にかなり大きな影響を与えていることは間違いないでしょうね。影響を受けていそうな作品がいくつか浮かびました。想像したよりも平均評価が低くて少し残念です。

 私はロボット関連の知識は全くないので、その辺については言及しません。
 そもそも私がロボットものを見るときは、組織の相関図と人物の相関図がどう動いていくかしか見ていませんからね。この見方が常に正しいとは思いませんが、この作品に関して言えば正解だったように思えます。ロボット好きな方もそっちの方に目を向けてみると、違う視点で楽しめるかもしれません。

 この作品を一言でいうと、「ややこしい」です。陰謀系のストーリーなので、全体像が明らかになるのが後半になってから、というのもあるのですが、陰謀のネタの部分はその後の作品で流用されていたりするので、意外と何とかなると思います。それ以上にややこしいのが、首謀者のキャラクターですね。非常に読み難い。組織間の争いがあって、ロボット同士が戦って、人物描写もトリッキー、ということもあって、2時間作品にしては結構てんこ盛りだったように思えます。尺が短いというよりは、分厚いという印象を受けました。

 以下では、物語の骨子の部分とエンディングから入って、これを前提に個人の話に移っていこうと思います。全ての基礎はマサキにあり、です。以下ネタバレが過ぎるので要注意。


組織間の争い:{netabare}
 二つの組織が争っているように見えるのですが、この裏には常に第三勢力が見え隠れしています。この第三勢力の台頭が、エンディングにつながっていきます。エンディングを読み解くために、陰謀やロボットの要素を排除して、普遍化した全体像を掴んでおきます。

 世襲された王政に対し、軍事クーデターが起こって、さらに市民革命が勃興する。
 これだけですね。歴史的な流れと同一視で構いません。

 ユウラという人物。彼女は先代のもと、ゼオライマーに搭乗するはずだったわけです。つまり、軍事統帥権を持って後継するはずだった。それにもかかわらず、ゼオライマーの搭乗資格が備わっていないし、ゼオライマー自体も指揮下にいないわけです。軍事統帥権が毀損された状態で、女王に就いてしまいます。しかも、広く知られていたわけではないものの、種(たね)の不適格まで明らかになる始末。彼女には、女王たる資格が名実共に備わっていなかったわけです。これにより王政は弱体化していきます。

 これに対して反旗を翻したのがマサキという人物。彼は、女王の力を減退させた張本人なわけです。彼はゼオライマーを開発・管理し、パイロットも手中に収めています。軍事力しか持っていないものの、その軍事力に関してはハードもソフトも備わっている。この力を背景にして、王政に対してクーデターを起こします。そして、女王の近衛軍を蹂躙していきます。

 しかし、このクーデターにほころびが生じ始めます。協力者からの反発(イサオ)です。何とかこれを撃退するも、今度は「内部分裂」が生じます。取り込んでいたはずの弱きもの、第三勢力であるマサトの反乱によって、軍事政権は崩壊し、武装市民が戦場に現れます。
 マサキを取り込んだマサト(新マサト)は、ユウラのもとへと到達します。

 面白いのは、マサトもユウラもマサキであるということです。すべて同一人物を使って、上記のような疑似戦争が描かれているんです。
 つまり、<ユウラvsマサキvsマサト>の戦いは、<マサキ同士の戦い>である。こういう構造を持っているわけです。これを上記の例に当てはめると、<王政vs軍政vs市民>の戦いは、<人間同士の戦い>である、ということですね。
 無力なままのマサトでは、この戦争を終結させることは出来ませんでした。戦争を終結に導いたのは、ユウラでもマサキでもなく、武装した新マサトです。力無き者が力を得ることで、戦争を終結できると説明されています。その終結の方法とは?これがエンディングとテーマにつながります。
{/netabare}

エンディングとテーマ:{netabare}
 ユウラは新マサトに対して冥王決定戦を持ちかけます。「勝者こそが真の冥王」だと言っています。そして「全世界を破滅させるスイッチを入れる」ことを伝え、「止められるなら来るがいい」とまで言っています。破滅させたいだけなら宣言する必要はないわけですから、止めて欲しいわけです。

 それに対して新マサトは、「もう一人の僕(ユウラ)と決着を付け、たった一人の男(マサキ)の怨念を消さなければならない」と言っています。また、ゼオライマーの前で「お前が僕の宿命ならば、共に消えればいい」とも言っています。つまり、新マサトが消したいのはマサキ(ユウラと新マサト)であり、ゼオライマーなわけです。新マサトが消したいものに自分が入っているがポイントですね。

 そして、ユウラはスイッチを押し、その前に新マサトが現れます。このとき、新マサトが行ったのは、ユウラと新マサト、そしてゼオライマーの消滅を同時に達成できる手段、「自爆」なんだと思います。すべての発端であるテッコウリュウの本拠地を巻き込んで、終焉となります。

 世界は滅んだのか、というと滅んでいません。描写的にも地球の一部に大規模な爆発が起こっただけとして表現されています。ユウラの破滅スイッチによる効果が全世界に波及する前に、新マサトの自爆スイッチによる阻止が成立したんだと思います。そもそもユウラと新マサトの思惑は合致しています。二人とも世界を破滅させたいのではなく、マサキの遺産を無くしたいだけです。「勝者こそが真の冥王」なわけですけど、「自爆」によるマサキ同士の同士討ちですから、勝者なし、冥王なし、すなわち破滅なし、という終結なのでしょう。新マサトは確実に勝てる状況にあるんですが、勝者(冥王)になりたかったわけではない、ということです。


 で、テーマの話。前項で述べた例で言えば、市民が王政を打倒してハッピーエンド、というのが通常の流れだと思います。でもこの作品では、市民が王政もろとも自爆してしまったわけです。なぜ自爆しなければならなかったのか。それは、力無き市民ではなく、武装した市民だったからです。力無き市民というのは、マサトのことであって、新マサトのことではありません。市民であっても武装してたらダメなんだと、この作品は言っています。テーマって反戦力っぽいんですよね。例え出自が弱きものであっても、戦力を取り込んでしまったり、戦力自体を持ってはダメ、と描いているわけですから。
 ゼオライマーは、核を優に超える能力を持っています。こんな強大な戦力を描いておいて反戦力なの?と思ってしまったんですが、否定したかったからこその強大な戦力だったんでしょうね。戦争を悲惨に描かなければ、反戦は出てこない、というのと同じ論理です。
 ゼオライマーは、とことん強い存在でなければなりませんでした。ただ否定されるためにだけに。そんな悲しいロボットなんだと思います。
{/netabare}

マサキ①(ユウラ・マサト):{netabare}
 主人公はマサトなんですが、彼について考えていくと、最終的にはマサキという人物に行き着いてしまいます。一方、マサキを中心に考えていくと、マサト以外の人物もクリアに見えてくる。この作品は、マサキという人物が軸としてあるように思えます。彼はどういう人物だったのか。
 <ユウラvsマサキvsマサト>の戦いは、<マサキ同士の戦い>である。ここから始めます。

 ユウラ。彼女は、マサキのコピーの中で愛が一番強く描かれています。マサトとマサキで新マサキであるならば、彼女もユウラとマサキで新ユウラというべき存在であったはずです。新ユウラの中にマサキがいることを知っているルラーンは、彼女を「美しい」と言っています。

 マサキ。彼は、破壊衝動に駆られ、その願いを完遂するために、ゼオライマーと幾人かの人物を造った男です。これだけを見れば、悪の存在なんですが、必ずしも悪だけとは言い切れないところがあります。
 そもそも破壊衝動に疑問が残ります。単に世界を破滅するためならば、テッコウリュウの長になるユウラの破滅スイッチだけで足りたはずです。ユウラがゼオライマーに乗れば盤石です。でも彼は、マサトというもう一人の分身を用意してゲームを始めました。しかし、ユウラとマサトの行き着く先は、マサキの破壊で一致しています。自分の野望を止めるためにゲームを始めたのでは?そんな風にも勘ぐってしまいます。
 また、マサキは「愛」という言葉に拒絶反応を示しています。にもかかわらず、マサキが造ったゼオライマーのシステム(ミク)は人型です。しかも女性型。また、彼の分身であるマサトとユウラは「男と女」です。そして皮肉なことにも、彼らはいずれも「愛情」を知ることが出来ました。彼らがマサキの造ったものであることを踏まえると、「マサキは愛を求めていた」そんな風に写ります。

 マサトとミク。「僕が造ったみんながきれいで、なぜ僕だけがこんなに薄汚いんだ」これは、新マサトの中にいるマサキの言葉。「あなたの中にきれいなものがあったから、それを生んだのよ」がミクの返しです。「造った」に対し、「生んだ」と返す。これはミクの優しさなのか愛なのか。少なくともマサキが単なる悪であるのならば、ミクのこのセリフは出てこないはずです。


 <ユウラvsマサキvsマサト>の戦いは、<マサキ同士の戦い>である、と述べました。これを今度は縮小側のベクトルで見てみます。<マサキvsマサキvsマサキ>の戦いは、<マサキ内部の戦い>である、となります。つまり、人間の内部にある破壊衝動と愛情のせめぎ合いが、別のキャラクターを使って描かれているのだと思います。
 象徴的なのは新マサトの「ゼオライマーがある限りキハラマサトになる」というセリフです。これはマサキの「戦力がある限り破壊衝動を持つ」という自戒なのだと思います。作中のマサキは、その悪の部分を担ったキャラクターだというだけであって、マサキという「人間」自体は、悪が全てではなかったのだと思います。

 新マサトや新ユウラが愛情を知ったことや、ルラーンの「美しい」という言葉は、元来のマサトとユウラの影響によるものだというのは、否定できません。しかし、マサキを悪に固定してしまうと、なぜマサトが生まれたのか、なぜミクに人格を与えたのか、という主人公達の存在意義が薄れてしまうのです。
 マサトは「自分が誰なんだ」と自問しています。マサトとマサキの間で揺れるマサトの姿というのは、愛情と破壊衝動の間で揺れるマサキの姿に他なりません。マサキという「キャラクター」は破壊衝動を担ったものですが、マサキという「人間」には、破壊衝動と愛情が混濁していたんだと思います。
 マサトはマサキを受け入れました。その上で自爆という選択をしています。つまり、人間の中には、愛情以外にも破壊衝動があることを受け入れ、そのうえで破壊衝動に飲み込まれないように、戦力を放棄したんだと思います。つまり、この作品は、一人の人間の中にある愛情と破壊衝動を、複数の人物に分離させることで、擬似戦争を描いている、とも言えるのです。
{/netabare}

マサキ②(テッコウリュウ):{netabare}
 流石に長くなってきたので簡潔に。テッコウリュウもマサキが求めた「男女の愛」という視点から見てください。個人のコンプレックスではなく、「男女の理想像」からの乖離として描かれているのが分かると思います。
 第一話のタイハは、本音は充足していますが、建前(社会性)の部分で不足しています。
 第二話のアエンとタウは、サイガ(男)を断り女性二人での出撃です。
 第三話のリツは、一人で男性と女性の役割を担っています。
 第四話のロクウェルとギソウは片思い、サイガは偽りの愛です。

 これをベースにマサキ・マサト・ユウラの「男女の愛」の部分を掘り下げていくと、「ゼオライマーは男女が乗っているから強いんだ!」みたいに見えてくると思います。
 マサキは他人の愛を否定していましたが、マサトとユウラのカップリング、つまり自己愛を目指していたわけではなかったんだということも見えてきます。
 「ゼオライマーのパイロット」という概念が、「男女の理想像」を担っていて、それを具体化したマサトとミクは、理想から乖離していってしまったということも分かると思います。

 少なくとも、ストーリーの骨子も、キャラクターの解釈も、全てマサキを起点に始まり、マサキに帰着するというのを忘れずに。何度でも言いますが、<ユウラvsマサキvsマサト>の戦いは、<マサキ同士の戦い>ですよ!
{/netabare}

対象年齢等
 ロボットものとして見るなら、中高生の男子が中心かな。サラッと見ようとすれば見れてしまうのですが、考察しようとするとかなりの高難易度だと思います。

投稿 : 2014/09/20
閲覧 : 480
サンキュー:

7

ネタバレ

きゃん315 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

悪人の魂を引き継ぐ主人公と、ゴテゴテロボの派手な戦闘

 このゼオライマーという作品、80年代OVAを代表する作品と言っても過言ではないくらいの出来を誇ります(あくまで作画的な話)。
 元々は18禁のコミック『冥王計画ゼオライマー』。内容は全くと言っていい程違いますが、こちらも楽しめるのでお勧めです。

・物語の評価
 この作品は超展開のオンパレードです。
 ①実の両親だと思っていた夫婦が、ただこの年齢になるまで育成するために金で雇われていた男女だったこと。
 ②その後、主人公が監禁され、来る日まで悶え苦しむ。
 ③八卦ロボ(敵メカ)が襲来! 沖さん(司令官的な人)『ゼオライマーに乗れ!』
 ④戦闘中に第二の人格(実はこの人格こそ、木原マサトの本心である木原マサキである)が芽生える。

などなど……。挙げたらキリが無いくらいの展開が待っています。
 そして僕が印象的だったのはヒロイン、氷室美久は実は……!

 ぜひとも、OVA『冥王計画ゼオライマー』で確認して欲しい!

・声優の評価
 主人公に関俊彦さん、ヒロインに本多知恵子さん。
 更に的には鈴置さん、佐久間さん、速水さん、塩沢さん……豪華過ぎる!
 演技も素晴らしく、特にマサトがマサキに切り替わると、声色やテンポも変わり、雰囲気が一変します。


・キャラの評価
 二重人格の主人公、謎多きヒロイン、大企業の裏で暗躍する敵組織。
 ロボアニメのお約束を踏襲したかのような配置です。エクセレント!
 更に、監督に平野さん(イクサー1やダンガイオーで有名)、キャラクターデザインに菊池さん(サイレントメビウスや遊撃宇宙戦艦ナデシコで有名な麻宮騎亜さんの別名義)が務め、いかにも80年代といったデザインとなっています。


・作画の評価
 申し分なし。
 先述の通り、80年代のかほりが。


・音楽の評価
 このゼオライマー、テーマソングがあって『覚醒、ゼオライマー』という曲ですが……あれ? これってどこかで……。
 そうです。『仮面ライダーBLACK RX』で聞き覚えが……!
 川村栄二氏による作品ですものね~。


・総評
 この辺りのキャラデザが好みなので、少し贔屓目の評価かもしれませんが、森木さん(『閃光のハサウェイ』、『機動戦艦ナデシコ』等を手がける)のメカも必見。マッシブな巨大ロボがああいう動きやこういう動きを展開する姿は、瞳が潤います。
 
 僕のレビューでは毎回、最後にこう綴ります。

 一見の価値、あります!

投稿 : 2014/04/27
閲覧 : 433
サンキュー:

3

mikosaya さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

評価7

投稿 : 2013/10/30
閲覧 : 349
サンキュー:

1

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

背負った運命と向き合う

ロボットアニメのOVA作品。各30分、全4話。

世界観の設定やキャラクターの心情など
短い時間の中でよく練られている。

なにより見所なのは、最強のロボットだ。
完全無欠の悪役をこれでもかとこなしている。
思わず主人公は誰だったかなんて思えるほどだ。

主人公も敵も背負った運命に向き合い
一つの結末をきちんと迎える。

結末に賛否両論はあるだろうが、もう少し時間があれば
ロボットアニメらしい結末を迎えたのだろう。
そこが少し残念な点かもしれない。

一風変わったロボットアニメや清々しいほどの
悪役主人公が見たい方はお勧めです。

投稿 : 2013/08/25
閲覧 : 284
ネタバレ

ebianaboy さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

冥王計画ゼオライマー

マサト、美久の正体に驚いた。(特に美久)

ゼオライマーは、八卦ロボ一度に全て相手しても勝てそうだと思わせる強さ。 某ゲームの強さも納得である

投稿 : 2013/05/25
閲覧 : 279
サンキュー:

1

Etzali さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

木原マサキの中にある優しさと世界に抱く業の念

(2012.10/12)
1話30分、全4話の作品

単に冥府の王となるなら感情のないアンドロイドをパイロットにすれば良かったのではないかと思う。

造られた存在に感情を持たせたのはマサキの優しさではないだろうか? 
感情を持たせ、憎しみや恋心・嫉妬を抱えながらゼオライマーと八卦ロボを戦わせ、世界を破滅に導くのならそれこそ究極の「人の業」なのだろうが、そうは思いたくない…

この作品はゼオライマーが勧善懲悪な立ち振る舞いをしていない所が面白いです。

世界の救い方はそれぞれありますが、この作品は破滅によって世界を救うという今までにないロボットアニメでした。

投稿 : 2013/03/17
閲覧 : 677
サンキュー:

8

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

もうちょっと尺が長ければな~・・・。それにしてもゼオライマーが強い!強すぎる!!なんか無敵すぎて物語がどうでも良くなってくるw

他の皆さんがもう書いていますが、私も書かせていただきます。

「ぜオライマー強すぎだろ!!ww」

強いんだろうな~って見る前から思ってたんですが、想像を絶する強さだった。
その強さは力が強いとか、破壊力が凄いとかそんなんじゃなくて、他の敵ロボットと比較してぜオライマーが圧倒的に強いって話です。

初めから敵の中でもずば抜けて強いんだろうな~って思わせる雷のオムザックはあれだけ引っ張っておいて一瞬で敗退。
一応オムザックは核ミサイルなんぞ効きもしないほどの強さなんですけどね~w
それを一瞬で葬り去るゼオライマーはどんだけ~って話ですな。


まぁゼオライマーの強さも、やたらに技術が高いのも(人格をデータとして保存してそれを他の人物に転送するとか)設定としてそうするしかなかったと割り切るべきなんだろう。
昔の作品は意外に技術が高くて理解に困る^^;


実は、ここまでロボットにことに触れてきたが、この作品の主なポイントはロボットではない。
この作品は1987年に放送された「破邪巨星弾劾凰」の合体アクションの陽性な雰囲気とは違うロボットアニメを表現しようと制作された作品だ。

主人公の秋津まさとと木原マサキという第二の人格との葛藤、各ロボットを乗りこなすパイロット達のコンプレックスに焦点を当てて、戦うことの意味や宿命というものの卑劣さを表現している。

まぁ、表現しているつもりなんだが、結局のところゼオライマーが強すぎてキャラたちの葛藤が単純で簡単なものに見えてしまうのも確かだ。


そもそも全4話で構成されている為、物語が超急ピッチで進み視聴者を感動させる前に次の戦いへと引きずり込んでいく。
多分、この作品は尺が長ければなかなか良いデキになっていたと思う。

ついでながら言うと、ロボットのデザインや攻撃の仕方などはかなりカッコイイ。
ちょっと勿体無いな~と思わずにはいられないが、それも全4話では仕方が無い。

投稿 : 2012/12/10
閲覧 : 754
サンキュー:

12

しげ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

バブってる

ワンレンボディコンのお姉さま方が登場するとは懐かしいです。これでお立ち台とかジュリアナ東京とかまで出てきたらギャグアニメになってしまうのでしょうかw
ストーリーはなかなか面白かったです。作画も良い。キャラも悪くないです。残念なのがラスト。ラスボス帝はほとんど何もせずに退場しました。手抜きですねw

投稿 : 2012/05/11
閲覧 : 371
サンキュー:

2

タチ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

感想

原作とはだいぶ話が変わります。

4話構成のためか急ぎ足な部分が多かった気がしますが、主人公無双が好きな方はオススメします。マジで最強だわ。

作画がよかったのとBGMがあいまって戦闘シーンはかっこよかったですね。

自分は主人公無双が好きなのでこの作品は大好きですね!
スパロボで出たときはゼオライマーばかり使ってました。
また参戦してくれることを期待してます。

投稿 : 2012/05/03
閲覧 : 365
サンキュー:

1

クオリア☆ブロッサム さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

最強の処刑用ロボットw

必殺技を発動するときの処刑用BGMが神過ぎたw
また、スパロボでもお世話になりましたw
とにかく強い、強過ぎる。

投稿 : 2012/04/16
閲覧 : 351
サンキュー:

1

ネタバレ

kakizaki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

観た直後の感想です

よく調べてなかったせいか18禁要素があると思ってみていたがOVAバージョンはなく原作の漫画バージョンだけらしい、80年代では珍しい物理学よりも生物学ぽいロボットアニメだったな、内容は初期設定はまあまあだが4話はさすがに短すぎるなストーリー展開がね

投稿 : 2012/03/16
閲覧 : 364
サンキュー:

2

ネタバレ

kain さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

まず原作コミックは面白かった。
機体が損傷すると すぐに自動で修復するロボットは多いですが、
パイロットごとコクピットが消滅したのに、それもすぐに再生されたのには驚かされました。

続きがコミック化しているのですか!
知りませんでしたorz
見つけたら買います。

その原作を大幅に変更したOVAも凄い面白かったです。
「天のゼオライマー」です。
鉄甲龍の幽羅帝も好きです。

投稿 : 2011/08/09
閲覧 : 364
サンキュー:

4

ポリゴン@Radio さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/08/06
閲覧 : 8

直之 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/05/23
閲覧 : 11

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/12/21
閲覧 : 15
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冥王計画ゼオライマーのストーリー・あらすじ

大迫力のメカアクションと衝撃的なストーリーテリングで、数多のロボットアニメファンを魅了したOVA。秘密結社・鉄甲龍を率いる少女・幽羅帝は、配下の八卦衆に対し世界征服のための決起を表明した。しかしその前に立ち塞がるは、組織を離反した木原マサキが奪取した八卦ロボ・天のゼオライマー! 現在は普通の少年・秋津マサトによって操られているその機体が秘めた絶大なパワーは、次々に八卦衆の命を奪っていく。気弱なマサトが、ゼオライマー搭乗時に突如豹変するその冷酷さの正体とは? 原作となったのは18禁コミックで、時折挿入されるセクシャルな描写にその名残がある。とはいえ引用したのは部分的な設定のみであり、基本的にはアニメオリジナルといっていい作品となっている。(OVA『冥王計画ゼオライマー』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
OVA
放送時期
1988年11月26日
制作会社
AIC

声優・キャラクター

関俊彦、本多知恵子、田中秀幸、荘真由美、鈴置洋孝、佐久間レイ、佐々木優子、勝生真沙子、玄田哲章、塩沢兼人、速水奨、辻村真人、政宗一成

スタッフ

原作:ちみもりを
監督:平野俊貴、企画:三浦亨、脚本:會川昇、絵コンテ:平野俊貴/菊池通隆/西森明良、作画監督・キャラクターデザイン:菊池通隆、メカニックデザイン:森木靖泰、美術監督:南郷洋一/串田達也、撮影監督:小西一廣、音響監督:藤山房伸、音楽:川村栄二

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