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「100万年地球の旅 バンダーブック(TVアニメ動画)」

総合得点
62.8
感想・評価
13
棚に入れた
37
ランキング
4583
★★★★☆ 3.4 (13)
物語
3.4
作画
3.3
声優
3.5
音楽
3.3
キャラ
3.3

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100万年地球の旅 バンダーブックの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

天地人Ⅱ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

シン SFスーパー英雄(?)列伝55

今ではもうアニメは放送されてませんが、日テレ年間最大のイベントである24時間テレビの第1回である1978年に、世界初の2時間アニメスペシャルとして、この「100万年地球の旅 バンダーブック」が放送されました。

で、この作品なんですが、24時間テレビ内で最高の28%という高視聴率を記録しており、今見ると、どうしてそんな視聴率をとれたのか不思議な内容(おいっ)でしたね。
まあ、虫プロ倒産以来、TVアニメから離れていた手塚治虫が、久々に手がけた作品であり、世界初の2時間アニメ、そして手塚キャラが番組の垣根を越えて共演(?)するという、条件が揃った為かもしれません。
ただ、内実は製作が遅れていて、現場は大変な状態となっており、不完全な状態のまま放送されたそうです。
(ブラックジャックがデスラー総統で、写楽が初代スネ夫というキャスティングは、今考えると凄いものがあります。)

主人公であるバンダーとブラックジャックが生き別れの兄弟であり、劇中に重症を負ったブラックジャックに対し、バンダーが「にいさん!」と叫ぶシーンがあるんですけど、バンダーの声が水島裕なんで、どうしてもマーズ(明神タケル)にしか聞こえません(笑)。
血がつながってない妹が兄であるバンダーを好きで、最後には思いが通じるんですが、マリーナ姫の方がヒロインに見えましたね。
この作品の成功で、色々なアニメスペシャルが製作されるようになったので、そういう意味でも内容はともかく(ん?)重要な作品だったと言えるのではないでしょうか。

投稿 : 2023/11/17
閲覧 : 47
サンキュー:

3

ネタバレ

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:----

主人公の出自をめぐる物語

地球人であった主人公のバンダーでしたが、勇敢である一方で無鉄砲とまではいかないが無茶なところも見受けられ、何度か危機に陥るのもしばしば。
それゆえに、ヒロイン感こそ途中から登場したマリーナ姫の方があったものの、ミムルがラストで正体を明かすまでずっとサポートしていたのには健気なものを感じましたね。

また、この作品が初のお披露目だったブラックジャック。最初、宇宙ギャングといういかにも悪者っぽい役柄でしたが、次作のマリンエクスプレスとは違った存在感で終盤あたりから美味しいところを持っていったのはもちろん、バンダーとの関係が明らかになってからの頼もしさ、そして、「過去は変えられないが未来は変えられる。」という名言等、深みのあるキャラでした。

終盤で自分の両親が明らかになったバンダーが過去の世界で悲劇を繰り返さない為に必死に忠告しようとするも聞き入れられなかった所も安易なご都合主義に陥らず、ラストも希望を感じさせるものがあって良かったと思います。

投稿 : 2022/09/14
閲覧 : 89
サンキュー:

3

ネタバレ

てとてと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

24時間テレビ 「愛は地球を救う」内で放送された手塚プロダクションのSFアニメ第一弾。85分。

【良い点】
手塚SFらしい波乱万丈の冒険活劇で85分飽きさせない。
SFから西部劇怪奇ファンタジーと要素が豊富で見応えがある。
いつの間にかタイムリープ物だったり、兄弟の因縁をきっちり回収してきたり見事なストーリー。
強引さはあれど、SF冒険活劇としての筋立ての巧みさは素晴らしい。

手塚作品らしい風刺の鋭さと高いテーマ性。
宗教対立や人種差別の根源が恐怖であるという視点も鋭い。これにAIによるディストピアまで描いている。
人間は宇宙一野蛮で邪悪な種族、人間に似せて作られたロボットAIが狂っているなど、徹底的に人間批判繰り広げる。
これだけだと人間視聴者には不愉快と思いきや、終盤に作中の地球人が邪悪な理由が開示され、タイムリープで修正する展開により、
このアニメはifの歴史であり、君たちの歴史はこうならないでね
的なメッセージにしているのが上手い。
「過去は変えられない、未来は変えられる今からでも遅くはないんだ」がテーマ。
タイムリープを活かした見事なテーマと作劇だった。

地球誕生を説明した教育アニメ要素も。

キャラクターは手塚スターシステムでブラックジャックが敵だけど、主人公よりも魅力的。
ヒロインは後から登場のマリーナ姫よりも、最初の義妹ミムル姫の方が可愛かった。
変化する謎生物ちゃんも言葉は喋らないが感情豊かで健気にがんばる、その正体は実は…も含めて可愛い。
義理とはいえ兄妹禁断ラブロマンスは萌える。

作画はキャラデザは垢抜けないが魅力はあるし、えっちな濡れ場もある(お茶の間で放送、おおらかな時代)。
手塚SFらしいバリエーションに飛んだ背景描写や謎生物など楽しませてくれる。
絵は奇麗ではなくても、ヌルヌル動くアニメーションの醍醐味見せてくれる。
殺陣やアクションも良い。

【悪い点】
尺不足で詰め込み、場面展開が忙しなくて雑。あまり余韻が無く次々と新展開。
飽きさせないんだけど、冷静に振り返ると凄く面白い程でもない気が。

良い点と裏腹、手塚治虫の思想色が強く、若干説教臭い。

主人公の不殺があまり魅力出せていない。
マリーナ姫の魅力もイマイチ。惚れる過程がテンプレで、終盤も足引っ張るだけ。
魅力のある敵も不在、ブラックジャック以外のキャラが地味だった。

楽曲は大野雄二サウンドなので、ルパン三世ぽいけれど、やや合っていない面も。

【総合評価】7点
漫画とアニメの神様渾身の一作なだけに流石の面白さだけど、後続に比べて粗削りな印象。
評価はとても良いに近い「良い」

投稿 : 2022/04/21
閲覧 : 191
サンキュー:

4

ネタバレ

saitama さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 2.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

時代背景もあるのだろうけど、制作時間足りなかったのだろうな…。

記念すべき第一回24時間テレビ「愛は地球救う」内で放送されたスペシャルアニメ。

手塚治虫作品なのだけど、地球人は野蛮な侵略者、惑星ゾービでは動物食料は尻尾だけは切り取って食料にしてよいが動物を殺してはいけない…って、思いっきり偏向かつダブスタな左翼思想そのまま。物語を見ればわかるが、実際この物語の中で地球人がやっている行動は、九段線を侵略する現在の中国そのものという左翼の思想矛盾。まあ地球人が侵略しているという点は間違っていないが。

マザーコンピュータがすべてを指示する、つまり全体主義が世界を滅ぼすという点では正しい。結局、手塚治虫って左翼思想で無政府支持者だったのだろうなと歴代作品を観て思う。

そうした偏った思想によるものかは不明だが、物語の途中に出てくる地球の創生に関する話では、地球の内部(コア)がほぼ鉄であることは一切触れられず、生命の進化なども偏向した知識だとわかる。医者を夢見ていた手塚治虫だが、こうした設定部分はあまりにも知識自体が古いままだと言わざるを得ない。

悪役にブラックジャック…あとで兄と判明。物語全体で人間関係や言葉選びが稚拙。主役バンダーが捕獲されて途中の星で捨てられる理由もよくわからん。恐怖のせいで人類が異常進化、さらにタイムマシンで過去に思いっきり干渉するという、ある種破綻したストーリー。途中の星はさまざまな宇宙人がいるようだが、レーザー武器という科学技術を使うのに飛竜が乗り物という無理設定。

過去は変えられないが未来は変えられるという社会メッセージ部分は良い。でも、それしか美点が見いだせない。あと、自己犠牲が美徳にもテロにもなりうることを冒頭と最後で表しているのも、手塚治虫思想ではあるかな…。ブラックジャックでよく出す、二面性はきっちりこの作品でも現れてる。

音楽は大野雄二。恐ろしいほどすべての音楽がルパン三世そのまま。たぶん、時間がなくて新たに作曲するのではなく、急ぎレパートリーのなかで音を当てたのだろう。あまりにも使いまわしだらけで、いま観ると本当にビックリする。あと、無駄に声優陣は豪華。

モブキャラは手塚キャラのオンパレードで、ヒッチコックの墓らしきものも出てくる。マリーナ姫の故郷シリウス星は、ちょっと不思議の国のアリスっぽい。全体としてはスターウォーズっぽいキャラも多い。スターウォーズがどれだけ世界に影響与えたのかが感じられる。

うーん、結局は時間がなさすぎて、結果的にやっつけ仕事な作品になってしまったのだと思う。手塚作品ってじつはそうした駄作も本当に多い。それが『24時間テレビ「愛は地球救う」』内で最高視聴率を取ってしまうという巡り合わせ。良くも悪くも、その後のアニメ業界にとって、この作品はひとつの分岐点だったと思う…。

投稿 : 2020/10/08
閲覧 : 203
サンキュー:

0

ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

魔神バンダーとは関係…ないよね?

手塚プロ公式がyoutubeにて期間限定で配信(8/5~8/18 14時まで)。
あっ、これかぁ。
“ゾイドワイルド”のアニメが始まって間もない頃、ヲタ友が主人公のデザインを「バンダーみたい」と漏らしてたようなそうでないような。
「バンダーブックは見たこと無いなぁ」と思いつつ見てみたら…あっ、見てたわコレ。
写楽が水牢に幽閉されてたシーンは強烈に覚えてて、他の24時間テレビのアニメと混同してました。
他のシーンも色々と忘れてただけで、見てみると薄ボンヤリと思い出してきたり。
なんでこんなに記憶に残ってなかったのか考えてみると、やっぱりマリンエクスプレスに比べるとスターシステム感が弱い(写楽のシーンを覚えてたことからしても)せいかなぁ?

内容は78年の24時間テレビ内のスペシャルってことで環境破壊やら巨大コンピュータによる支配やら、説教臭いというか警鐘を鳴らしてる臭いというか。
学年誌的なノリって言えば良いのかな?
あくまで「この時代はそういうのが流行ったよね」というのを念頭に置いておかないと「臭み」がキツい。
ってか巨大コンピュータがラスボスって、この時代既にお約束だったのか斬新だったのか、どうなんだか自分にはちょっと分からない。
「殺生ダメ絶対」の思想に塗れた星出身にしては、そのテーマは途中からどこか行っちゃったような?

それにつけてもBGMよ、大野雄二なのでとってもルパンⅢ世、いつ「愛のテーマ」が流れてもおかしくない感じ。
妹のミムルは見た目Zガンダムのファっぽい、逆にゼータ見てた頃バンダーっぽいとは一切思ったことが無いのでホント忘れてたんだなぁと痛感。
一方でマリーナ姫に関しては、“ウィンダリア”のオチに対して「またか!」と思いつつもそれが何なのか具体名が出なかったのだけど、ひょっとしたらバンダーブックだったのかも?
最後の結末は文明批判というか原始共産的な…って、ポルポトの大虐殺が明るみになったのが78年の12月らしい、うわぁい。

「そういうネタって昔からよくあるじゃん」と思いつつ「じゃあ具体的に何て作品?」と考えると出てこないことってよくあるけど、バンダーブックはそれに当てはまるのが多い気がする。
「あの頃はこういうのが流行ってたよね」と、お約束や基本を踏まえるのに知っておいても損は無いかも?

投稿 : 2019/08/18
閲覧 : 282
サンキュー:

6

ネタバレ

天地人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

SFスーパー英雄(?)列伝31

今日から明日にかけては、日テレ年間最大のイベントである24時間テレビの日ですが、第1回である1978年に、世界初の2時間アニメスペシャルとして、この「100万年地球の旅 バンダーブック」が放送されてます。
しかも24時間テレビ内で最高の28%という高視聴率を記録しており、今見ると、どうしてそんな視聴率をとれたのか不思議な内容(おいっ)なんですよ。
まあ、虫プロ倒産以来、TVアニメから離れていた手塚治虫が、久々に手がけた作品であり、世界初の2時間アニメ、そして手塚キャラが番組の垣根を越えて共演(?)するという、条件が揃った為かもしれません。
ただ、内実は製作が遅れていて、現場は大変な状態となっており、不完全な状態のまま放送されたそうです。
(ブラックジャックがデスラー総統で、写楽が初代スネ夫というキャスティングは、今考えると凄いものがあります。)
主人公であるバンダーとブラックジャックが生き別れの兄弟であり、劇中に重症を負ったブラックジャックに対し、バンダーが「にいさん!」と叫ぶシーンがあるんですけど、バンダーの声が水島裕なんで、どうしてもマーズ(明神タケル)にしか聞こえません(笑)。
血がつながってない妹が兄であるバンダーを好きで、最後には思いが通じるんですが、マリーナ姫の方がヒロインに見えましたね。
この作品の成功で、色々なアニメスペシャルが製作されるようになったので、そういう意味でも内容はともかく(ん?)重要な作品だったと言えるのではないでしょうか。

投稿 : 2015/08/22
閲覧 : 452
サンキュー:

5

じぇ~むず さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/08/16
閲覧 : 49

タクボン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2015/04/02
閲覧 : 170

kain さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2013/05/05
閲覧 : 192

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100万年地球の旅 バンダーブックのストーリー・あらすじ

日本テレビ夏期の特別イベント「24時間テレビ・愛は地球を救う」。その第一回目(1978年)の目玉企画となった長編TVスペシャルアニメで、漫画の神様・手塚治虫が原案・構成・演出・作画まで行なった話題作。 爆発する宇宙旅客船から脱出した地球人の赤ん坊は、ゾービ星に漂着。その星の王子バンダーとして養育された。やがてたくましい若者に成長したバンダーは、ゾービ星の辺境で朽ちた宇宙カプセルを発見。自分の素性と宇宙船爆破の事実を知ってしまう。自分の故郷が地球だと自覚したバンダーだが、そんな彼にはある男との出会いが待っていた。 生涯をかけてアニメーション制作に情熱を傾けた手塚治虫が、1971年の『ふしぎなメルモ』以来、久々に本格的に担当したアニメ作品。手塚ロマンらしい起伏に富んだ筋運び、「過去は変えられないが未来は変えられる」というメインテーマ、そしてブラックジャックを初めとする手塚スターシステムなど、多くのケレン味が大きな反響を呼んだ。80年代に盛況だったTVスペシャルアニメブームの火付け役的な作品でもある。(TVアニメ動画『100万年地球の旅 バンダーブック』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1978年夏アニメ

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