1978年春(4月~6月)に放送されたおすすめアニメ一覧 7

あにこれの全ユーザーが1978年春(4月~6月)に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年03月19日の時点で一番の1978年春(4月~6月)に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

76.8 1 1978年春(4月~6月)アニメランキング1位
未来少年コナン(TVアニメ動画)

1978年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (441)
2289人が棚に入れました
2008年、核兵器をはるかに上回る威力の「超磁力兵器」による最終戦争が勃発。人類は大半が死滅し、それまで築かれてきた高度な文明の多くが失われてしまった。地形は大きく変化し地軸も曲がり、多くの都市が海中に没した。戦争から20年、コナンは「おじい」と二人、のこされ島と呼ばれる小さな島で平穏に暮らしていた。ある日、海岸に少女ラナが漂着する。ラナはハイハーバーという島で暮らしていたが、科学都市インダストリアの者たちにさらわれそうになり、隙を見て船から逃げ出していた。インダストリアは、前時代の巨大な塔(三角塔)を中心とした都市だが、塔を維持するためのエネルギーが乏しかった。そこで、太陽エネルギーのシステムを復活させるため、その技術を持つラオ博士を探していた。しかしラオが見つからないため、ラオとテレパシーで会話できるという孫娘のラナを狙ったのだ。コナンの奮闘空しく、ラナは再び連れ去られ、おじいは死んでしまう。コナンはおじいを埋葬し、ラナを救うため、そしてまだ見ぬ人々に出会うために島から旅立つ。やがて、多くの仲間を得て、世界征服を目論むレプカに立ち向かうことになる。

声優・キャラクター
小原乃梨子、信澤三惠子、青木和代、山内雅人、永井一郎、吉田理保子、家弓家正、神山卓三、増岡弘、池田勝、若本規夫、水鳥鐵夫、石丸博也、つかせのりこ、宮内幸平、田中秀幸、伊武雅刀
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

今観ても色あせることのない名作

宮崎駿初監督作品。
1970年代を代表する名作だと思います。

最終戦争の20年後の世界が舞台。
陸地の大部分が沈み、人類は島々で細々と暮らしています。
主人公はコナン、残され島におじいとともに暮らす元気いっぱいの野生児です。
この島に、少女が流れ着くところから物語は始まります。
少女の名はラナ。
ある理由で逃亡中の身です。
このアニメは、勇敢で強靭な身体機能を持つコナンとやさしく意思の強いラナの冒険ファンタジーです。

宮崎駿監督の原点といいましょうか。
躍動感と人間賛歌はその後のジブリファンタジー作品に通じるものがあります。

さて、印象に残った場面を紹介しましょう。

<6話ダイスの反逆、冒頭のシーン>
{netabare}放送当時、この回をたまたま視聴。
ラナを思うコナンの行動力、ラナのコナンへの信頼感が新鮮でした。
そして、三角塔からラナを抱えて飛び降りるコナン。
驚愕しました。
ここで引き込まれ、全視聴。
6話から見ても魅力溢れる作品ですよ。{/netabare}

<8話逃亡、Bパート冒頭のシーン>
{netabare}海中のコナンにラナが口うつしで空気を供給。
再び海面に上がりコナンのもとに向かうが、力尽きるラナ。
コナンが全力で手錠を破壊し、ラナを抱き海面上へジャンプ。
二人の絆の強さを象徴するシーンです。
当時、口づけシーンをNHKで放送するか問題になったそうです。
宮崎駿監督の英断に感謝です。{/netabare}

<第24話ギガント>
{netabare}太陽エネルギーの供給により復活した空飛ぶ要塞ギガント。
それにファルコで突入する、コナン・ラナ・ジムシー・ダイス・モンスリー。
その後、コナンとラナの別れのシーン。
ここでもまた二人の強い絆を感じました。
その後、ギガントで大暴れするコナンたち。
手に汗握る活劇の連続です。

ちなみにこの頃からモンスリーはツンデレ化。
元祖ツンデレとして、「バカねぇ!」は有名かな。
ツンデレ好きは必見であることを追記しておこう。{/netabare}

投稿 : 2024/03/16
♥ : 45

suggest@休止 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

正義感あふれる少年の物語

内容はある孤島におじいさんと2人暮らしていたコナンの元へラナという少女が悪い組織から逃げてきます。コナンがかくまってましたが健闘むなしくラナは再び連れて行かれ、おじいさんも死んでしまいます。それからコナンはこの島から旅立つことを決心します。

コナンがとてもかっこよく、数多くいる男性キャラの中でもかなり好きな方です。腹が煮えたぎるほど憎い相手ですら、助けてしまおうとするコナンの姿勢が全然あざとく無いためすごくかっこいいです。コナンは人を惹きつける能力が高く敵すらの心まで動かします!道中で会う仲間達もユニークでコナンのサポートをしてくれます^ ^。作画もあの作画だからこそキャラがよくいきているとおもいます。

あんなに小さな背中に大きなものを背負っているコナンを皆さんにも見て欲しいです。この作品は本当に本当におススメしたいと思います。(^^)

投稿 : 2024/03/16
♥ : 51
ネタバレ

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

面白さって何だろう

【文章整理】
ここは感想と評価のコーナーなのだが、問題作は、しばしば両者がコンフリクトを起こす。

感想:素晴らしい。数十年にわたり数十回視聴しているが、そのたびに主人公コナンの躍動にワクワクと心揺さぶられる。すでに歴史的ともいえる古い技術であるのに、動きのダイナミックさに古いという言い訳を全く必要としない。アニメの魅力の一部は、間違いなく動きそのものだと実作で証明している。

評価:基本設定とストーリーが衝突し、破綻している。その結果、ハッピーエンドを目指したストーリーは難破して、デストピアとしか言えない暗澹たる未来へ、それと知らぬ登場人物たちが突き進んで終幕する、ストーリーの破綻に終わってしまっている。


敵役である社会「インダストリア」は高度に工業化された社会であり、その複雑なテクノロジーを支えるエネルギー不足のため危機に瀕しており、生き残りをかけたエネルギーの争奪が、ストーリーの一つの柱だ。
この高度文明に対し、野生児コナンの「自然の」パワーの炸裂が、このアニメの見どころであり、この活劇ぶりは、何度見ても飽きることがない。

その大活躍が、今一つの社会「ハイハーバー」の性質にいわば目くらましをかけ、設定上の重大な齟齬を隠蔽する結果となってしまっている。

物語の後半、コナンたちの拠点として、「インダストリア」社会に対抗する、オルタナティブな社会として登場するハイハーバーは、細部まで工業化された「インダストリア」に対し、いわば「田園世界」の外見を持つ。

一見して「自然」的な風景を持つ「ハイハーバー」だが、両社会の描写を見比べると、「インダストリア」と「ハイハーバー」の根幹にある文明原理は、全くの同一のものと気づく。
文明化世界の高度な技術がもたらした破滅的な戦争の反省から、農業主体の文明を選んだかのように見えるハイハーバーだが、その運営は、高度産業社会と全く同一の原理、「人間の利便を高めるための、自然環境の改変とエネルギーの利用」に基づいている。

人間に奉仕する利用可能な資源としての環境とエネルギーという理念は、両都市で共有され、差異は無い。

ハイハーバーの美しい風景を支えているのは、農業という、土地の環境を人間の食糧生産ために改変する技術であり、風車という機械装置で、自然エネルギーを人間に有用な形に変換して使用してもいる。養殖もまた、当然のごとく、生態系と生殖に人為的な改変を加え、有用なものへと生物固有の特徴を改造していく技術にほかならない。

本物の野生児であるコナンやジムシーが初めてハイハーバーを訪れた際、この「技術文明化」になじめず、決裂を予感させるような描写があったことは、製作者が無意識でこの問題を察知していたことを示しているかもしれない。

いってみれば、ハイハーバーは、環境改造が中途半端な、発展途上のインダストリアだ。
おそらくインダストリアでそうであったような、より多くの人口を支えるための効率的な食糧生産の必要からより多くのエネルギーの必要が生じる、というループの手前に位置しているだけの違いしかない。
同じ問題が起これば、同じ経路をたどって、やがてインダストリア化するしかないことは、原理的に避けることができない(風車による風エネルギーも、太陽エネルギーも、原理としては同じ再生可能な自然エネルギーであることに注目)

同じ文明原理の2つの社会の闘争が、それと見えないのは、これは正真正銘の自然の申し子、野生児コナンがハイハーバー側の人物として繰り広げる、圧倒的な魅力を持ったアクションの数々による、あまりに華麗な幻惑効果のせいだ。
このアニメーション=動きの、それこそ原始的な魔力によって、2都市間の、「科学/技術」対「自然」といった根本原理の対立ではなく、同型的な競争相手の勢力争いという構図は、全く意識されない。

{netabare}これを示すように、終幕においてインダストリア難民を受け入れ、過剰人口に陥ったハイハーバーは、対処方法を生み出す必要に迫られる。
人口増に対し食糧生産のバランスの調整が必要であり、突き詰めれば、事実上わずか数日でほぼ自動的に数十万食もの食糧を生産しえたインダストリア型へと向かうことになるだろうが、ハイハーバー段階では、農地=改造して技術化された土地の拡大が必須となる。

最終話で、希望を求め陽気に旅立つ楽しい船出の描写とは裏腹に、孕んでいるのは、生産量の拡大と、そのための「自然」の文明化の拡大と強化のストーリーだ。
残され島が隆起した大陸の発見で幕を閉じるのだが、コナンの晴れやかな笑顔と裏腹に、その先にあるのは、やがてインダストリアへと行きつくだろう、自然の改造と人工化に呪われた技術文明の世界への拡大と強化、そしてコナンが回帰していくべき「自然」の不可逆的な消滅だろう。

このようなストーリーの破たんにも拘らず、今後も、何度もこのアニメを視聴し、楽しむことだろう。それほどアクションの説得力と魅力は圧倒的だ。

まったく問題作というのは、一筋縄ではいかない。{/netabare}

投稿 : 2024/03/16
♥ : 11

64.8 2 1978年春(4月~6月)アニメランキング2位
無敵鋼人ダイターン3(TVアニメ動画)

1978年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (34)
144人が棚に入れました
火星開拓作業のためにサイボーグとなった者たちが、自らを「メガノイド」と称して人類に対し反乱を起こした。メガノイドを生み出してしまった破嵐創造博士の息子である破嵐万丈は、巨大ロボット「ダイターン3」と大量の金塊を奪取して地球に脱出した。万丈は金塊を元手にシン・ザ・シティに居を構え、執事ギャリソンとパートナーのビューティーと共に、メガノイドの人類支配阻止のために立ち上がる。

声優・キャラクター
鈴置洋孝、井上瑤、水野カコ、白石冬美、北村弘一、信澤三惠子
ネタバレ

柴犬→柴猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

【大胆なチャレンジャー】はじめての簡単・・・ではない「ダイターン3」入門【カムヒア!】

【視聴メモ】
サンライズがガンダムの前年に作ったロボットアニメ。
中の人をガンダムキャラで言うとブライトさんが主役。
セイラさんがヒロイン役でミライさんが相棒の子供役。
そしてシャアとマチルダさんがこの作品で声優デビューを飾っている。
BGMにガンダムっぽい曲が多く、SEもガンダムで馴染みのあるものが聞ける。
・・・などと無理やりガンダムとの繋がりを挙げなくても、この作品は十分に面白い。
というか色々とおかしく、そして何だか良く分からない^^;

人類支配の野望を抱くメガノイド(元々は火星開拓作業のためのサイボーグ)に対抗する主人公たち。
その主人公は破嵐万丈(はらんばんじょう)。
ふざけた名前だが、中々格好良いヤツだ。
身体能力も高く、生身の格闘戦も平気でこなす。
そして『噂の男』である。
何がどう噂になっているのかは分からないが、敵のコマンダーがほぼ毎回言う。
「お前が噂の破嵐万丈か?」と。
そしてここから毎回お決まりの展開となる。

格闘戦で敵ソルジャーを圧倒

しかし巨大メカ、デスバトルが出てくるとアッサリと
「ダイターン、カムヒア!」と叫びダイターン3を呼ぶ
「世のため、人のため、メガノイドの野望を打ち砕く、ダイターン3!
この日輪の輝きを恐れぬなら、かかってこい!」(決めセリフ)←ここ重要!

デスバトルを難なく打ち破る

業を煮やしたコマンダーが巨大化してメガボーグになる

ダイターン3、手持ちの武器をいくつか使った後勝負を決めにいく
「日輪の力を借りて、今必殺の、サン・アタック!!」(渾身の決めセリフ)←ここ超重要!

1話~39話まで本当に毎回これである。
これだと途中で飽きてきてしまいそうだが、そうはならない。
それは個性豊かなコマンダーたちのおかげだ。
彼らの性格がそのままその回の色となる。
シリアス回であったり、ギャグ回であったり。
ギャグ回では戦闘すらギャグに塗れる。

話は一話完結で全体としてのストーリーはちっとも進んでいかない。
しかし40話で急に物語は終わりを告げる。
そして全てが終わった後、万丈は呟く。
『{netabare}僕は・・・嫌だっ・・・{/netabare}』
状況的には中々理解し難いセリフだが、有力な解釈が2つある。
{netabare}ひとつは『自分はメガノイドにはなりたくない』という意味。
もうひとつは『自分がメガノイドであることを知られたいくない』という意味。
私は後者の説がいいと思っている。
それだと万丈の身体能力の高さや怪力ぶりに説明がつく。{/netabare}
そしてもうひとつの謎。
結局{netabare}ドン・ザウサー{/netabare}って一体何者なのさ?
これにも諸説あるらしいのだが、最終回でこんなに大きな謎を残されると落ち着かない。
実は1話~39話のくだらないギャグの中にヒントがあったんじゃないかと思うと益々落ち着かない。
だからといってまた最初から見直すのはちょっとキツイ作品である。
各話の面白さのバラつきが大きいし(ツマラナイ回は本当にツマラナイ)、
この時期の作品としても作画は悪い方である。
だから正直、万人にお勧め出来る作品ではない。
しかし運悪くこのレビューを読み、
魔が差して観てみたいと思った大胆なチャレンジャーがひとりでも出てくれると嬉しい。
そしてその奇特な方は第1話を観てこうつぶやく筈だ。

『これが噂の破嵐万丈か』

【各話評価:平均4.62点】
1→40
◎○□○○◎○□☆☆◎○○□□○○□○◎◎◎◎☆☆神◎☆○◎☆◎◎□○○□○◎☆

【神回】
第26話「僕は僕、君はミレーヌ」
{netabare}ダイターン3が土下座した辺りから笑いが止まらないww{/netabare}

投稿 : 2024/03/16
♥ : 8

coldikaros さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

日輪の輝き

この作品は本当に凄いですね。
ザンボット3の後の作品ということもあって、大分鬱加減は抑えて作られてます。おそらく何かしらあったんでしょうね^^;
この作品はガンダム以前の作品なので、スーパーロボットアニメということになりますが、ちょっと舐めてましたね。
主人公である破嵐万丈がキャラクター的に出来上がり過ぎてます^^;
常に凄まじいまでの存在感でそれ以外のキャラはすべてサブだと一瞬で分かるレベルです。まさにスーパーヒーロー。
敵側にも人間的な部分があり、憎めない奴がいるのもいいですね。
後のガンダムにつながっているものがあります。
ですが、このアニメといえば間違いなく最終回が話題に挙がると思います。
この最終回の出来が非常にいいです。演出も凄まじいものがありますし、主人公の声優さんにも鬼気迫るものがあります。
それにラストシーンの暗示性の高さ。本当に素晴らしい。
このアニメは最後まで明かされなかった謎がいくつもありますが、どれもが魅力的でずっと考えていたくなるような謎ばかりです。
本当に驚かされました^^;
やはり作品というのは古いか新しいかではないですね。自分が未熟でした。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 4

そろもんのよげん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ロボットアニメ版バットマン!?

主人公が巨万の財を持ち、万能な執事と各種特殊メカを使い敵と戦う 設定的にはバットマンほ彷彿とさせるが、全般的にはコミカルで随所にパロディなども登場する。
反面、主人公が時折見せる葛藤が、最終話のストーリー、ラストのせりふに集約される。
メインの5人のキャラだてもうまく、特に執事のギャリソン時田は物語の要と言ってもいいほどのキャラの強さ。
このアニメの成功が、「ガンダム」を生む事となり、実際、ホワイトベースやハロ等の設定はこのアニメからの流用である。
もし可能ならば、平成版リメイクなど見てみたい。
大好きなアニメです。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 0

64.6 3 1978年春(4月~6月)アニメランキング3位
闘将ダイモス(TVアニメ動画)

1978年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (23)
100人が棚に入れました
バーム星人と地球人の通商交渉は、バーム側の代表団員が会食の席で何者かに毒殺されるという暗殺事件によって決裂した。バーム側はこれを地球側の陰謀であるとして人類に報復宣戦し1999年、リヒテル提督率いる戦闘ロボ軍団が攻撃を始める。巨大変形ロボ・ダイモスを駆ってバームのメカ戦士と戦う竜崎一矢は、戦いの中で記憶喪失の少女エリカと出会う。いつしか二人は恋に落ちるが、実はエリカはバーム星人であり、リヒテルの妹だった。

声優・キャラクター
神谷明、上田みゆき、曽我部和恭、勝田久、栗葉子、井上瑤、大木民夫、市川治、飯塚昭三、弥永和子、麻生美代子

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

宇宙の中心で愛を叫んだロボットアニメ

子供にとってこの作品は難しすぎた
しかも長い間ソフト化されず、観る機会を失ってしまった
スパロボ参入によりダイモスの戦い方は思い出したもののラストの、木星への小パーム落下の意味が不明のまま
実はここで打ち切りエンドだったんですね

原作 八手三郎 監督 長浜忠夫 キャラデザ 聖悠紀 は前作ボルテスⅤと同じ
ヒロイン エリカは長浜三部作連続ヒロイン役の上田みゆき
その兄リヒテルはライディーン、ボルテスに続き 市川治が演じた
主役の竜崎和矢は神谷明

打ち切りと言っても44話と約4クール この先も大分長い構想だったらしい

星間を超えた純愛を描いたSFロボットアニメとして今でも語られることは多いが、ここのレビューを見ても内容を覚えている人は多く無いようだ

いつか再視聴してまともなレビューを書ける日を信じてここまでとなります

女優の東ちずるが高校生の時、ダイモスの同人を書いていたという そんな時代の作品

投稿 : 2024/03/16
♥ : 18

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

3作目はより、複雑に政治的に?

長浜ロマンロボの第3作目ですね。
長浜氏の場合は、敵にしっかりドラマを
もたせるからこその「ロマン」であり
ガルーダの葛藤、ボルテスの場合だと敵メインは
異母兄弟、そして今作はいよいよ恋愛絡みです。
まあ、「ロミオとジュリエット」ですね。
それにロボットは基本ですが、
長浜氏の場合、更に幾つか設定の中で小道具を用いる。
ボルテスが角なら、近作の場合は羽のように、、
ただ、それで誰が人間とその他と判別できるから
分かり安かったのも事実。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 4

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

平和外交、テロ、そして戦争…。

オリジナルTVアニメ。

コンバトラーV → ボルテスファイブ → 闘将ダイモス(本作)と続いた3作続いたロボットアニメ放送枠(通称:「長浜ロマンロボシリーズ」)の最期の作品ですね。

故郷の星を失ったバーム星人が小バームと呼ばれる巨大宇宙移民船で放浪する中で地球を見つけるという、ウルトラマンのバルタン星人あるいはウルトラセブンのペガッサ星人みたいな展開でお話がスタートします。
(いやまあ、こんな風にたとえられても若い人はどっちも知らんよね…。)

実はバルタン星人もペガッサ星人もいきなり地球に攻撃してきたわけではなくて、最初は交渉(バルタン星人では移民受け入れ、ペガッサ星人では居住用巨大宇宙船と地球の衝突回避)をもちかけてはいるのですが、いわゆる「ロボットアニメ」で地球侵略前に普通に外交交渉しようとする異星人は本作の前には記憶にありません。

そんなバーム星人ですが地球との和平派の国家元首自ら会見に赴くも会食中に毒を盛られて暗殺され、これを地球側の謀殺と断じた強硬派の主導にバーム星人と地球人は交戦状態となります。

和平交渉時に同行した娘のエリカは混乱で地球からの帰還に失敗し、気を失って助け起こされた時には記憶喪失。自分を助けてくれた主人公の竜崎一矢と恋に落ちるも、記憶を取り戻した時にはパーム星人と地球人は既に戦っていて、敵同士…。

…ということでストーリープロット、脚本は優れていると思うのですが、あんまり子供向けではないようにも思われます。

そしてトレーラーからの変形ロボであるダイモスが出てきますし、敵の戦闘ロボもありがたいことに律儀に1体ずつ攻めてきてくれます。たぶんそのように作らないとアニメを作らせてもらえなかったのでしょう。

OP主題歌はダイモスを操縦して戦う一矢の視点、ED主題歌は愛する人の出身である地球との和平を希求するエリカの視点ですね。このあたりのバランスは優れていると思います。

普通にロボットアニメとして見た場合に、操縦が機械式モーショントレースなのは個人的にプラス加点要素です。主人公が「空手が得意」という設定が活かされていますね。

ということで、ロボはさておき面白いです。頑張って40話以上見る気力があれば当時のロボットアニメとしてはお勧め。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 19

63.3 4 1978年春(4月~6月)アニメランキング4位
はいからさんが通る(TVアニメ動画)

1978年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (57)
230人が棚に入れました
のちに南野陽子主演で実写映画化もされた、大和和紀の大ヒット少女漫画をアニメ化。前半のキャラクターデザインは『ちびまる子ちゃん』の監督・芝山努が担当。大正時代。軍人の娘でおてんばな花村紅緒は型通りの令嬢生活に飽きたらず、女性としての自立を目指す。だがそんな紅緒が心配な父は独断で、有望な若手将校・伊集院忍を彼女の婚約者とした。怒る紅緒だが、自分の真情を理解する忍の優しさに、段々とその心根が変化していく。

声優・キャラクター
よこざわけい子、森功至、杉山佳寿子、増岡弘、峰あつ子、永井一郎、肝付兼太、鈴木れい子、山田礼子、宮内幸平、井上真樹夫、安原義人

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

近頃、劇場版アニメで話題の本作ですが…。

原作は大和和紀先生作の同タイトル少女マンガです。

この時代のマンガ原作TVアニメは連載と同時進行も多くて、そう考えると本作はけっこう珍しいと思うのですが、本編連載が完結してからのアニメ化だったはずです。

つまり完結した原作から逆算したシリーズ構成が可能だったはずなのですが、にもかかわらず本作では原作最終回相当のエピソードに到達していません。

特に関係者という訳でもなく真相は知りませんが、話数から考えると、1年間の放送予定であったものが打ち切りをくらったものと思われます。

物語は主人公の花村紅緒(はなむら べにお)が女学校の生徒だったとき(大正中期)から始まり、冗談社という出版社に勤めることになり、原作では最終的に関東大震災の後くらいまでのお話ですがアニメ最終回では震災には至りません。

そこそこのカタルシスはあってのアニメ最終回ですが、原作のラストを知っていると「最後までアニメ化して欲しかった」と思うでしょうね。

カテゴリーは広い意味で「ラブコメ」であり作中でコミカルな描写もたくさんありますがストーリー的にはそこそこシリアスで、具体的な展開を知らなければそこそこハラハラドキドキすると思いますので、あえてネタバレはしません。

恋愛ドラマ的な観点はもちろん、いわゆる「大正デモクラシー」の雰囲気と当時の社会世相をそれなりに描けている名作だと思います。この時代のアニメを何本か選んで観るなら、そのラインナップに入れても良いんじゃないでしょうか。

ちなみに作品画像のもう一人の登場人物である伊集院忍(いじゅういん しのぶ: 陸軍少尉)はマンガ・アニメ的に黒髪のはずが金髪というわけではなく、作中設定上もドイツ人とのハーフで金髪です。

紅緒の幼馴染の藤枝蘭丸(ふじえだ らんまる: 歌舞伎の女形)も紅緒と子供っぽい喧嘩をしたり紅緒を気遣ったりで良いキャラでしたね。

主題歌はOP『はいからさんが通る』、ED『ごきげんいかが? 紅緒です』のどちらも主に作品前半の雰囲気を歌にした感じで覚えやすく名曲です。

本放送が打ち切られたっぽいのにそのわりとすぐ後には平日の夕方に再放送されていたので、それで観たという方も多いんじゃないでしょうか。まあ、年代を代表するような有名タイトルではあると思います。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 23

photon さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

弾避けの始まりとある種の制約

最近また観賞の機会があったので改めて振り返ると、この頃から既にレディ・ファーストという言葉が使われていたことが印象的だった。
元々この言葉が有名になったのはアメリカの西部開拓時代にガンマンが弾除けの為に女性を先行して歩かせたことによるもので、欧州ではこの言葉自体あまり根付いていないなんてことを知り合いの投資家から聞いたことがある。ちなみにwikipediaにも起源を説こうとして騎士道について記しているけれど、求められるだけで具体的な資料を挙げていないことから根拠は無いと言っているに等しい。騎士道に関する文献もいくらか読んだことはあるけれど一度もそれらしい表記を目にしたことがない。時間があれば原文も取り寄せてようと思うけれど、恐らくその時代の本には見当たらないだろうと個人的には予想している。
これがいつ頃日本に渡ったのかは話に出ていなかったと思うのだけれど、明治期では無いだろうと個人的に察する。明治期の和書は学術書、純文学、大衆小説とそれなりに読み重ねてはいるけれど、一度もその言葉を目にした記憶が無い。加えて初めて辞書に登場したのも1930年(昭和5年)ということなので、そんな外来語が根付いているわけも無いだろうし、そう考えると本作品の時代設定は甘いようにも思う。

但し、ストーリーは割と練られているように感じた。ギャグに関しては当時の流行に影響を受けているようだけれど。

当時よりも昨今の方が表現の自由だなんだと言っている割に言葉の自由度は当時の方が広い。1946年以降、1981年の常用漢字制定に至るまでは占領政策に基づいた当用漢字が定められていたそうだけれど、表現に関して言えば、そんな時代よりも今の方がとても窮屈に感じる。
以前、どこだかの大学で教授だった人が純文学はヨーロッパの19世紀頃が特に優れた作品が多いなんてことを言っていたけれど、その理由は当時の動乱にあったのではないかなんて考察していた。つまり、動乱の結果として設けられた何らかの制限・制約があったからこそ知恵を絞った或いは絞ることができたんじゃないかということらしい。
本作品に、それに相当する面白味があるとは思わないけれど、上記のようなことを想起したのはその片鱗みたいなものを感じたからかも知れない。

アニメは当初、更に10話が放送予定にあったそうだけれど急遽打ち切りになっている。個人的にはあの部分を削る削らないで一悶着あったんじゃないかなと思う処はあるけれど、想像の域なので明記しない。
原作の最後までアニメ化されていればストーリーについてもう少し評価できたけれど、原作ではなくアニメ作品への評価としてはもう少し低くても良いかも知れない。

OPとEDを歌っている人の名前をどこかで聞いたことがあると思ったら最近バーで映像を観せて貰った伝書鳩のメンバーだったとは知らなかった。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 5

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

当時としてはかなりなオサレ路線

 コレとベルばらの二つは、当時としてはちと他とは次元が違うレベルの作品だった気がするんですよね。優しくてイケメンの少尉さんと快活な紅緒さんの大正浪漫な感じの恋物語ですね。私は原作は当然未読です(汗)
アニメは余り視聴率が良くなくて打ち切りだったらしいですが、ラストは馬賊となって記憶をなくしてしまってた少尉さんが気球で迎えに来てくれるんですよね~。素敵すぎw

 放送当時は妹と二人で観てましたが、少女マンガ原作ってのもあって無垢な少年だった私にゃこんな恋物語は妹の脇では照れ臭くて観てられなくてね。でも気持ちはすごく見たかったんですよ。
んで、実は中学に上がった頃に実は他の男共も同様な気持ちだった作品だった事知りましてね。
コレの再放送の話で盛り上がる中学男子という光景は、今考えるとスゲェ気持ち悪い(汗)

 コレとベルばらの話題で身近なオッサン達に探り入れると意外と面白い反応が有るかもしれませんので、関係に軋轢が入るの覚悟で話振ってみると面白いかもw

そういえば軍人絡みといえば炎のアルペンローゼとか言うのも有った気がしますが、こっちは覚えてないなぁ。気になる。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 7

62.2 5 1978年春(4月~6月)アニメランキング5位
SF西遊記 スタージンガー(TVアニメ動画)

1978年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (10)
48人が棚に入れました
1976年に小説『SF西遊記』を著した作家・石川英輔の監修のもと、東映動画(現・東映アニメーション)が製作した宇宙冒険SF。前番組『ダンガードA』の流れを汲み、原作として松本零士が銘記されている。

銀河系宇宙の中心にある大王星から放たれるギャラクシーエネルギーが弱まりつつあった。この影響でさまざまな惑星の宇宙生物が恐ろしいスペースモンスターと化していく。
地球のキティ宇宙科学研究所でこの危機を知った月の王女オーロラ姫は、エネルギーを元通りにさせるべく、大王星へと向かう決意を固めた。
研究所のキティ博士は、助手のドッジ助教授が作った強力なサイボーグのジャン・クーゴをオーロラ姫のおともにつけることを提案。
最初はいやがったクーゴもオーロラ姫の美しさを見て考えを改め、彼女のために戦うと誓う。道中で出あったサー・ジョーゴやドン・ハッカを仲間に、一行は大王星を目指す。

声優・キャラクター
石丸博也、富田耕生、富山敬、杉山佳寿子、小原乃梨子、増山江威子、八奈見乗児、銀河万丈、中谷ゆみ

計測不能 6 1978年春(4月~6月)アニメランキング6位
一球さん(TVアニメ動画)

1978年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (5)
36人が棚に入れました
巨人学園野球部の代理監督・岩風は忍者の末裔とささやかれた男・真田一球たちを入学させる。その目的は現・野球部の大改造にあった。野球がはじめてという一球を入部させた岩風に対し、エースの大友らは不信感をいだく。だがそんな感情をよそに、一球は生まれながらの俊足で活躍するが……。

声優・キャラクター
水島裕、曽我部和恭、川島千代子、野島昭生、永井一郎、古川登志夫、古谷徹、滝雅也、飯塚昭三、木原正二郎

計測不能 6 1978年春(4月~6月)アニメランキング6位
まんがはじめて物語(TVアニメ動画)

1978年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (6)
16人が棚に入れました
子供達に身近な物事の起源や歴史といった「はじめて」をドラマ仕立てで紹介する内容で、1978年5月1984年3月まで放送されました。
実写映像とアニメの2つの表現方法を混用しいて、物語の導入部と結末はフィルムカメラにより収録され、核となる時間旅行シーンはアニメで表現しています。
当初、おねえさん役はうつみ宮土理でしたが、病気の治療のため第19話で急遽降板となり、2代目おねえさんとして岡まゆみが出演し、本人の当たり役となりました。
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