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「言の葉の庭(アニメ映画)」

総合得点
85.8
感想・評価
1995
棚に入れた
9505
ランキング
215
★★★★★ 4.1 (1995)
物語
3.9
作画
4.6
声優
3.9
音楽
4.0
キャラ
3.8

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言の葉の庭の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

気象現象と心情がリンク。感動的な短編です。<追記;新宿御苑訪問記>

何と言っても、気象現象にかかわる映像表現がリアル。
とくに雨の表現はアニメーションの域を超え、もはや芸術です。
そして、雨・豪雨・豪雨時の強風・天気雨・陽の光等が心情とリンクしています。

物語は単純明快。
質素なストーリーですが、心理描写と演出が優れています。
とくにクライマックスが素晴らしい。
{netabare}雨の後、陽光が差し込むシーンは鳥肌ものです。{/netabare}

46分と短いながらも、感動的な作品でした。

<2015.10.31新宿御苑訪問記>
{netabare}事前に都庁展望台から周辺を見下ろす。
新宿の南~南東は、明治神宮等意外と緑が多い印象。
新宿の喧騒の脇に歩を進めると、御苑が出現。
紅葉シーズンにはまだ早く、苑内は緑が多い。
葉の先がやや色ずく有様は、紅葉時のあでやかさを思わせてくれる。
アニメと同様、ビルと緑のコントラストが美しい。
でも、東屋は意外と古びており、アニメの瑞々しい空間はない。
新宿御苑の印象は、ごくありふれた庭園。
地方出身者にとっては、真新しいものはない。
しかし、都会に包まれた自然の楽園。
人々の憩いのオアシスとなっていることでしょう。

訪問日の朝に「言の葉の庭」を再視聴。
雨を効果的に使った御苑の緑が美しい。
新海監督の偉大さを再認識した訪問となりました。{/netabare}

<2016.7.20新宿御苑訪問記>
{netabare}出張の空き時間に再訪しました。
友人よりパンフゲットの指令。
夏バージョンを手に取りました。
緑々したパンフが夏を告げます。

真夏なのに東風が涼しい。
平日なので人が少なく快適な散策です。
曇りだから陽光のコントラストはないものの、緑が美しい。
蝉が控え目に鳴いています。

時間がないので東屋へ直行。
大男が座っています。
隣に座るのも不自然なので、近くのベンチで時間をつぶすことに。
「あっ、そうだ友人にメールメール」
しばらくすると人懐っこい雀が私の脇を通り過ぎました。
「手乗り雀になるなぁ」と思いつつ。
またしばらくすると、池からボーボーと牛蛙の鳴き声。
こんな都会に牛蛙がいるんだねぇ。
さあそろそろ帰るかと思って振り返るとまだ大男。
あきらめました。

自然豊かな夏の御苑を堪能。
田舎とは違う洗練された緑の美しさが目に沁みました。{/netabare}

<2017.4.18新宿御苑訪問記>
{netabare}雨上がりの朝、出張のため上京。
午後からの打合せまで間があるので、言の葉の聖地に赴きました。

今回は千駄ヶ谷方面からアタック。
この駅は、君の名は。や3月のライオンで登場します。
でも工事中のためか、その面影はありません。

ガード下を抜けて御苑沿いの路地を歩くと眼前にエンパイアチックなドコモビルが屹立。
ホント、目立ちます。
御苑内でもこのビルを背景に写真をパチリパチリです。

それはともかく千駄ヶ谷門に到着。
この周辺だけも巨木があって威圧感抜群です。
門をくぐるとそこは春の国。
桜咲く桃源郷です。
ソメイヨシノはほぼ散っていますが、別の種類の桜が満開で目を楽しませてくれます。

しばらく進むとゆりの木が登場。
ある意味御苑の象徴かな。
緑瑞々しい高木。
桃色に染まった御苑の中でも存在感抜群です。

最後、とりに聖地東屋へ。
私の中では聖地過ぎて近寄ることあたわず。
池越しからの遠望です。
ほぼ散りかけたソメイヨシノが優しく包む東屋。
暗く佇むその姿はやはり神々しいです。

四方からの街の雑音。
天高く聞こえる鳥の鳴き声。
桜舞う日本庭園。
外国と見まがうほどの観光客。
様々な競演が見られる新宿御苑。
不思議空間でのしばしの散策でした。{/netabare}

<2019.1.4新宿御苑訪問記>
{netabare}春夏秋冬コンプリート!

今回は正月早々の東京旅行です。
前日、新宿側よりアプローチするもお正月休み。
この日は、鬼の形相(嘘)でリベンジです。

一昨年の春と同様、千駄ヶ谷駅で下車。
ガードを超えると右手に緑。
やや元気のない常緑広葉樹がお出迎えです。

苑内は閑散。
観光客も非常に少ない。
東京の人混みとは全く違う景色が広がっていました。

今回もやっぱり東屋に直行。
3年前の夏と同様、西洋人の大男が座っていました。
それに東洋人の小男も写真を撮っていたりして。
人見知りの私は近づくことさえできません。
その代わり遠くから写真をパシャ。
東屋とドコモビル、それに凍った池面。
なかなか冬らしいひなびた写真が取れました。

苑の東側には、広大な冬枯れ芝があります。
西日に輝く寒々しい場所。
三々五々、人々は寝っ転がったり座ったり。
写真を撮ったり、歓声を上げたり。
私にとっては居心地のいい空間でした。

「言の葉の庭」で観た雪の積もった御苑ではなかったけれど、
忙しい都会の中での清涼な散策でした。

次、訪問できるのはいつなのかなあ。
東京オリンピックの後なのか。
今度こそ都会の友人と散策したいものです。
「言の葉の庭」を語り合いながら。{/netabare}

投稿 : 2019/01/06
閲覧 : 1054
サンキュー:

114

ギャザード さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

大人びすぎ

高校生にしては大人びすぎてる
新海誠の作品は、家族構成がよくわからん
風景画は綺麗だが、空が誇張しすぎ
あんな空見れんがね

投稿 : 2018/12/30
閲覧 : 250
サンキュー:

3

ネタバレ

takeboo さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

余韻に浸れる作品

ちょっと年の差があり過ぎかな。
一歩間違えば中学聖日記。
ただ、遠距離であと2年もすれば、堂々と付き合えるようになる。
そういった、未来のことを思い馳せながら余韻に浸ることができるエンディングで楽しめた。もちろん映像は素晴らしいし、ドルビーサラウンドの音声で視聴すると、本当に雨のシーンの中に入り込んだ気分に浸ることができた。
82点

投稿 : 2018/12/16
閲覧 : 339
サンキュー:

7

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

新海PVアニメ

音楽がMIDIってわかりますかね、あれをBGMに流してる様な感じが
昔のホームページ見てるみたいでそこが気になったけど。
世界観を象徴する作画はすごい、につきる。
キャラ、ストーリー、は申し分なかったし、珍しくハッピーエンドなんじゃないかって思ったりもした。
(自分がハッピーエンドじゃないと思ってるだけで本来なら他の作品はハッピーエンドかもしれない。)
ヒット作「君の名は」で路線が変わったと言われているが
この作品も一般に寄せてきてるとは思う。
(星を追う子どもも一般というか子供向けにしようとしてはいた、多分)
以前の作品と違って人と見れるようになったけど個人的には
ほしのこえ、秒速みたいな特殊な思い入れはないかな。

投稿 : 2018/12/10
閲覧 : 204

s__masa__ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

[年の差]恋物語

視聴直後の感想「まぁ良かった。美術が最高に綺麗ですね。もう実写でも良いんじゃないか?というぐらい綺麗。物語は歳の差カップルの恋愛もので、そんなに感情移入できるタイプのものではない感じ。新海誠らしい[切ない]テイストでした。」

投稿 : 2018/12/04
閲覧 : 265
サンキュー:

8

てっく さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

何か、素敵な小説を映像付きで見ている様な。。。

靴職人を目指す高校生と歩き方を忘れた女性とが出会い、惹かれ合う物語。

人それぞれ誰しもに、生きる事に疲れ立ち止まる時は来るもの。
そんな時に『歩き方』を思い出させてくれる存在に出会ったりもする。
その出会いの一つの形のお話し。

物語、主人公やヒロインのそれぞれの心情、そして映像。
全てが美しい作品。

*後半には、それまでのこちら側の視点を変えさせられる展開にも注目ですね。

投稿 : 2018/11/28
閲覧 : 257
サンキュー:

20

ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

雨と水面と緑が美しい作品

世界観:7
ストーリー:6
リアリティ:7
キャラクター:5
情感:6
合計:31

鮮烈なビジュアル表現と、観る者それぞれの心に染み入る物語表現で、国内外の若者に絶大な影響を与えてきた新海誠。そんな次世代のアニメーション監督が二〇一三年に新たなスタッフと送り出すのは、愛に至る以前の孤独 ——。 記号孤悲記号 の物語。現代の東京を舞台に初めて「恋の物語」を描く。
(公式HPより)

新海誠監督作品です。前回、秒速5センチメートルを視聴して引っ掛かるところがあったので他の作品も視聴することにしました。

また、47分と非常に短い作品です。前回の作品でも思いましたが、作画がとにかく美しく、今回は梅雨のシーズンがメインとなるため水の表現が多いのですが、それが素晴らしかったです。作画だけの配点があれば10点ですね。

{netabare}タカオがユキノ先生と新宿御苑で会い続けるシーンと、その付近に他に人気がないのは若干、リアリティ面で疑問を感じましたが、心情描写は相変わらず巧みで、ほとんど最後まで楽しく視聴できました。

「ほとんど」と書いたのは、クライマックスシーンでユキノ先生がタカオを追いかける場面。迷わず階段を駆け下りたので、私は、このマンションはエレベーターがないので5階建てなのだなと思ったのですが、その後のシーンで、明らかに8階以上はある構造なのです。そうしたら、タカオはエレベーターに乗って帰るでしょうし、ユキノ先生もそう思ってエレベーターを選ぶのが普通です。もし、階段越しの風景を使いたいのであれば、ユキノ先生にエレベーター前まで行かせ、エレベーターが動いていない(タカオはエレベーターを使っていない)ということを確認させる描写が必要ですし、最初から5階建ての5階という設定にすべきと思ってしまいました。

実はマンションのシーンの最初のほうに2~3秒エレベーターが点検中というシーンがあるのですが、初見時には気づきませんでした。{/netabare}

それでも、冒頭に書いたとおり作画の美しさは特筆ものですので、合計4点に届いていませんが、短いですし、視聴をおすすめできる作品です。

<2018.10.24若干修正>

投稿 : 2018/10/24
閲覧 : 404
サンキュー:

55

ネタバレ

へも さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

好きです。でも小説版はもっと好きです。

すっごく美麗な作画で見入ります。雨降りでも光が当たり、暗く見せない風景描写は感動的ですらある。しかしそれに比べて人物はやや無機質に描かれていた感じがしました。(主人公ふたりが基本的に感情的にならないタイプだしね)

いやそれよりも! 46分という上映時間は短すぎる!! タカオとユキノの話に全振りされてましたが、小説版ではキャラクターそれぞれの視点からの物語となっており、ドラマとしての厚みが段違いです。特にタカオのバイト先の先輩(シャオホン:映画版には登場無し)が居ることで、タカオの未熟さ青臭さが対比され浮き彫りになっていて感心しました。他にもユキノに嫌がらせをしていた祥子や、ユキノの元恋人の体育教師の話などもありますが、ネタバレするのもなんなのでここまで(^_^;

時系列から言って映画版がまずあって、その後に小説版を連載されたようですが、急がず小説版レベルの展開を煮詰めて上映時間も長めにとれていたら・・・と思わずにいられません。
「君の名は。」の拙レビューでは、特別編小説Another Side:Earthboundも読んだほうがより楽しめると書きましたが、「言の葉の庭」は間違いなく小説版が本編です。もし映画版がお好きなら、小説版も読むことでよりいっそう作品の魅力が増すと思います!!

投稿 : 2018/10/19
閲覧 : 256
サンキュー:

21

ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ビールとチョコレートとお姉さん

結構おもしろかた。
お姉さんの方の状況はあんまり好きじゃないけど。

不幸や悲劇は蜜の味がするからね♪



さて、
冷静に彼と彼女の関係を考えると
まあ大変だなぁと思うよ。

けどね、この世にはラミレスっていう優秀な野球選手であり監督がおり、
ペタジーニという優秀な野球選手がおります。
前者は14歳年上のお姉さん、
後者は25歳年上のお、お姉さん
と結婚しておりました。

(調べたら年下と再婚、しかもメッチャ年下としてたとは言えない)

問題ありません。



実写化と見間違うような庭園と雨のきれいさで、
彼と彼女は現代社会の問題のいくつかをじっとり抱えておりました。

特に彼の方の「やりたいこと」と「集団社会・学歴社会」とでもいうような
相反してしまう事柄の不調和は息苦しいものだ。

基本的に金持ちの方が色々やりやすい、
兄弟が多くて跡取りっぽいヤツが他に決まっているか
自己責任で自由に生きなさいという思考の親元だとなおさらだ。

お金と環境、この2つを手に入れることがどれほど困難か。


お姉さんの方は…社会と地域と組織と、何より自らの精神衛生上の健康を保つために
公の場で叩き潰してやるのが良かったのでは。
ゴミはゴミ箱へ、社会の常識です。
まあ、打てないキャッチャーぐらいの打率と同じぐらいの割合で
一見更生っぽくなることはある。


私が何を言いたいかっていうと
日本のプロ野球のあのチームと
お姉さんは最高だってことだ。

投稿 : 2018/10/08
閲覧 : 267
サンキュー:

10

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 2.5 音楽 : 1.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

途中から駄目になった

後半から新海誠臭が強くなってしまい残念。
あの急展開は苦手。

投稿 : 2018/10/01
閲覧 : 212

Progress さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

雨に惹かれる

日本には雨の呼び名が400以上もあるといいます。
時期によって、雨の強さによって、雨の形によって、雨を見る人のこころによって、
その雨の呼び名は生まれてきました。
梅雨、神立、秋雨、時雨。

また、文学の世界や漫画の世界に置いても、あめを形容する言葉が生まれてきました。
しとしと、ぱらぱら、ぽつぽつ、ざあざあ。

言葉を作ってきた人達も、私達と同じように、日常の中で雨を感じて雨の言葉が紡がれてきました。
ある人にとっては恵みの雨になることもあるし、外出する人にとっては、厄介な雨かもしれない。
雨を、目で見て、音を聞いて、匂いを嗅ぎ取って、肌で感じる。もしかしたら、雨を飲んで味わっちゃう人もいるかも。
私は、この作品を見ているとき、雨が降るとき、どんな雨かなと、見ていました。
そこに、私の中から自然と出てくる雨の名前。
あの梅雨の時期を思い出して、雨が降ったときは、空は雲に覆われ、少し湿気ばんで、土のにおいがして、雨が静かに降り落ちる、あの静寂への憧れが燻ります。


作品中で描かれる秋月君と雪野さんの出会いでもありいつもの場所は、湖や川が雨を受け止めて波紋を作って、雲の切れ間から木々に光が当たり、木々の隙間から草木の一部に光がさしてきらめいています。
わたしはそこから、私の中にあるその時感じた匂いや湿気を引き出してしまいます。

日常の中でふと雨をじっと雨を感じます。その時間に永遠を感じるように、静かに聞き入って、そんなふうに雨の魅力に取り憑かれてしまう。秋月君が「雨の世界」といったうように、いつものハレの日とは、時間の流れも、物を表す言葉も、感覚全てで感じるその場所の雰囲気も、世界が変わったよう。

秋月君が晴れの日よりも雨の日を願ったように、雪野さんが梅雨を終わって欲しくなかったと思うように、雨の世界に惹かれる五感の記憶を、この作品は引き出してくれます。

投稿 : 2018/09/23
閲覧 : 466
サンキュー:

65

くろる さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

期待値が高すぎた

だいぶ期待値高めの状態で見たのであまり面白味を感じなかった。ただ、花澤香菜ファンなら見ても損は無いと思う。キャラに対して感情移入は上手く行きません。

投稿 : 2018/07/24
閲覧 : 224
サンキュー:

4

ネタバレ

にゃわん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

観たいと思ってみたら…

あの、新開誠監督の物語だと聞いて
半期待してみました。

作画と風景…背景の綺麗さは相変わらず良作
内容的には、ちょっとのみこめなかった
感動というより、若干の鬱要素を感じた。

生徒が教師を虐め嫌がらせをして
その教師は人と関わるのが苦手になり
ストレスからか味覚感覚を失い
唯一、お酒とチョコレートしか味がわからなくなる。
でも

とある男子と出会い味覚感覚が戻りつつあり
男子高校生は気になる女性が
自分の高校の教諭だという事を
風の噂できく

教諭は、男子高校生に黙っていたのだ。
雨の日にしか会えない2人…
高校生は、教諭が学校に来づらい理由を知る
すると喧嘩というか一方的に
先輩に突っかかっていったのだ。

そのあと、どしゃ降りの雨の中
本音を言い合う2人
一度は、女教師の家に上がり込んだ学生は
そこで告白したがふられてしまう。

結果的に隠れて両想いとなり
完成した靴を本人に渡すことはできず
いつもいた、あの公園に靴だけおいて
エンド。


なんか、ハッピーエンドでもなければ
バッドでもない
内容的にはところどころ共感できるが
謎めいた話なので感想を描く側も
アニメ視聴側も難しいと思う

投稿 : 2018/06/27
閲覧 : 195
サンキュー:

3

ネタバレ

トロロ~サンキュー~ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

あの人がたくさん歩きたくなるような靴を作ろうと、そう決めた。

君の名は。でお馴染み新海誠氏による1時間弱のお話です。賛否両論ありますが、私は感動しましたし、いいお話だったとおもいます。
たしかに最後閉まらない感じはあります。けれども
{netabare} 結ばれるだけが恋じゃない。結ばれない形の、互いを想う愛や恋だってある。{/netabare}
と思うことで気になりませんでした。

社会に対する不満、若者の夢を追う一生懸命な姿、それに支えられる相手、辛く厳しい人生。
切なくきれいな背景描写、声優さんによってうまく表現されていた気がします。
音楽もレベルが高く、いつも憂鬱なだけの雨が印象少し変わりましたね。

正直なところ、この短さでこの内容の濃さなら、{netabare} 君の名は。よりも私は評価したい。 {/netabare}
不快に思われたら申し訳ない

投稿 : 2018/06/23
閲覧 : 222
サンキュー:

13

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

圧巻の美術

「君の名は。」を機に過去作品を見返しているのですが、全開よりも肯定的にとらえられるようになったので、追記します。

まず、前回観たのは2013年ころ。
未熟な感性に排他的な思想を持っていたころでした。

その頃の評価はこうです。
盛り上がりどころに欠け、背景だけが優れた映画、と。

男子高校生が5つ以上年の離れた女性に恋をする気持ちや、
女性の男子高校生を心のよりどころにしながら、社会性を気にして突き放す態度が気に入らなかったですし、その後なぜ追いかけたのかも意味が分からず、さらに、男子高校生が裸足で追いかけてきた女性を怒り、なんでこの状況でそんなに騒いでいるのか…全く理解が出来ませんでした。

そして3年経ち、放送中の深夜アニメや夕方の枠を飛び越えて沢山の作品を観るようになりました。様々な人とも関わるようになり、世の中にはこのような人もいるのだろう。と割り切りが出来るようになりました。

未だに裸足で追いかけてきた女性を男子高校生が罵るシーンは違和感を感じますが、画面を観て、その造りや登場人物の心の変化を考えるようになり、意識してみるととても最初に感じた退屈な映画とは思えません。

「君の名は。」を拝見して前作からだいぶ進化したなあ。と感じましたが、前作を改めて観ることで感じ方の変わった自分を振り返り、自分も成長したなあと思えることがとてもうれしく思いました。

背景については、今までの新海作品で最も美しいと思います。
舗装路の水溜まりや池の映り込みに、水を受けて輝く葉、彩度の高い反射光、とてもリアルでリアルよりも美しい世界がここにはあります。
この世界の梅雨はきっと、ジメジメしておらず爽やかな風が流れるのでしょうね。
良い作品でした。

投稿 : 2018/06/15
閲覧 : 304
サンキュー:

25

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

あくまでも人間が雨天に想いを寄せる……新海監督・美術の極み

多くの物語世界において登場人物はしばしば全能のアルケミストになります。
俺が悲しめば土砂降りになり、君が笑えば晴天が広がる……。
天気は心情描写の手助けをするセットの一つに過ぎません。

その点で新海監督作品は一線を画しています。
基本的に天気は自然現象。圧巻の背景作画で表現された、
時に触れたら切れそうなくらい美しい空模様は、
人の気持ちを汲み取らず刻々と変化し、淡々と季節を重ねて行く……。

圧倒的な自然の営みを前に、人の想いは消え入りそうなくらい繊細。
見方によっては極端な情景描写と心理描写のバランスが醸す切なさ。
それらに胸を締め付けられる感覚こそ新海作品の醍醐味だと私は思っています。


雨の新宿御苑などを舞台にした本作。
雨が空の匂いを運んでくれる。
何より雨の朝にはあの人に会える。
ついでに天の如く高くて手が届かない大人の世界をもたらしてくれるかも。
少年は雨に様々な意味を見出し、大勢に反して、
雨天に心躍らせる青い心をざわつかせます。

でも別に少年が色めき立っているから雨は降るのではありません。
雨は梅雨だから降っているのです。

涙雨、歓喜の雨、ロマンチックな雨……。
勿論、こうした解釈も可能です。
けれど、それは人が抱いた気持ちを、
確固たる自然現象が鏡のように映しているに過ぎない。

そんなままならない天気に想いを寄せて来た人々の営みを、
日本の古典からも発掘し、物語に補強しつつ描いた傑作中編映画。


それでも、終盤……
腰の重たい天気が、積み重なって極まった二人の気持ちに
少しだけ動かされた気がしました。
空が動いて、心も動く。グッと来るクライマックスです。

けれど、それもきっと気のせい。
その後は、また淡々と四季が巡って行くのです。


近年、大衆にも認知されて来た新海監督。
今後は描く天気も人の心情に素直に従う、
誰もが取っつきやすい空模様になっていくのかもしれません。

その一方で、私には、相変わらず空気読まずに降ったりする
雨に打たれたい。刺されたい。こんな欲求も捨て切れずにいます。

そんな捻れた願望を胸に、ふと灰色の空を見上げてみた。
篠突く雨が煙る、六月の朝……。

投稿 : 2018/06/15
閲覧 : 612
サンキュー:

58

naodayu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

BGMが秀逸

もちろん、作画もきれいだが なによりBGMが秀逸すぎる

投稿 : 2018/05/06
閲覧 : 240
サンキュー:

2

ひろぶぅ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

新海アニメの美しい描写を決定付けた作品

物語そのものはスポットを当ててる二人以外そんなに出てこないので非常に分かりやすいと思う(小説版は登場した各人物ももっと細かく書かれていますが)
終わり方も観た人それぞれで印象が違うと思うが、可能性や想像性を持たせつつ終わってるので続編も可能な良い終わり方だと思います

特筆すべきは圧倒的な描写力がこのアニメの最大の魅力だと思う
「秒速5センチメートル」で賞賛された映像美に更に磨きがかかってます
勿論pcやソフト・アプリの進歩もあるでしょうが、その点を考慮してもここまで綺麗に丁寧に書き上げているアニメはそうそう無いと思う
特に新海氏が主人公2人の次に重要なファクターと言っていた「雨」の日の新宿御苑、水面の描写などは4kで観てみたいくらい綺麗です

投稿 : 2018/04/11
閲覧 : 207
サンキュー:

10

夢猫 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

これ以上にないくらい丁寧に完成された感動系の作品。

雨の日って、やけに読書や、勉強などに集中出来て、
ネガティブなのに心地よいそんな瞬間、ありませんか?
そんな風に丁寧に素敵な雨を描いた作品です。是非、ご覧下さい。

投稿 : 2018/04/02
閲覧 : 191
サンキュー:

4

よこよこ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

45分で観れる質アニメ。

個人的には「君の名は。」より良作かと。
やはり新海監督の作品は絵が綺麗だ。雨や水の流れ葉っぱまで全て細かく描かれていて惹き込まれる。
また、感情に合わせたピアノの音など、魅せ方が他のアニメとは異なる。秦さんが歌うRainもとてもよかった。

45分という短編アニメーションで満足出来たのは初めてかもしれない。
逆に2時間もあったのに満足出来なかった「君の名は。」については今度の機会に。

それはさておき、話は現実的で面白かった。どうやら15歳と27歳という設定が気に入らないという声もあるようだが、そんな細かいことは気にしない。

雨は2人をある場所に引き寄せる。そこでは二人が抱えている悩みを忘れられる唯一の場所となった。
気がつくと2人は雨を祈るようになっていた。


出会いは人を変えるんだなと思える作品。
夢を追いかけることは楽じゃないと知らされる作品。
まだ観ていない方いたらぜひ。

投稿 : 2018/03/26
閲覧 : 198
サンキュー:

17

ネタバレ

雀犬 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

雨の新宿御苑

2013年公開、新海誠監督の5作目となる劇場アニメ。
新宿御苑を舞台にした、雨の日に出会う男女の恋物語です。
46分の中編なので気軽に見れる作品でもあります。
「君の名は。」の大ヒットを受けて配信や再上映もされたので
最近ご覧になられた方も多いかもしれません。
本作のヒロイン、ユキノは糸守町の教師として「君の名は。」にも登場することで有名です。

風景を味わう映画です。
切ない二人の恋模様も、情感あふれるピアノの旋律も、
映像の美しさを引き立てるための要素に過ぎないのかもしれない…
そう思えるほどに作画、特に背景美術の良さが際立った作品です。
全編に渡って実写と見紛うばかりの繊細な風景描写がなされていて、文句なしに素晴らしい。
ですので、なるべく良い画質で鑑賞されることをお勧めします。

このアニメは雨のシーンがとても多い。
タカオがユキノに会えるかどうかは、天候次第。
監督自身が「雨は3人目のキャラクター」と語るほど雨が重要な要素となっています。
2人の心の変化に寄り添うように雨の降り方も場面によって変わるので
そういう細かな表現にも注目するとより楽しめるかと思います。

/  / /  / / / //  / /  / / / /

さて、以下はこの話の結末について考えるネタバレレビューです。
{netabare}
なぜ二人が付き合うことにはならず、
タカオの作った靴はユキノに渡されることなく終わったのか?
疑問に思っていらっしゃる方も多いみたいですね。
確かに雨の中抱き合うシーンがクライマックスに来れば、
そりゃもう恋の成就を期待するのも無理はありません。
監督は「どこか希望を感じさせる終わり方にしたかった」とインタビューで語っていますが
それなら二人が結ばれる結末が一番分かりやすい。

実は「君の名は。」が例外で、それ以前の作品は別れの美学、
「終わりがあって始まりがある」といった考えが貫かれているのですが
ここでは本作のストーリーと演出に注目してみます。

男女の同じナレーションを重ねる、という演出は監督が十八番にしているものです。
本作では突然の雨が降り、ユキノのマンションに行き昼食を食べ終わった後に
この言葉が重ねられます。

「今まで生きてきて 今が一番幸せかもしれない」

これを聞いたら「ああ、二人は両想いなんだな」と思うじゃないですか。
多分違うんだよなぁ。
心の中で同じ台詞を語っていても二人の思いは同じではない、
というのが、この物語の核心なのではないかと思うのです。

「秒速5センチメートル」でも男女の違いがテーマになっていましたが、
男性はロマンチスト、女性はリアリストであるとよく言われます。
タカオは心から今が人生で一番幸せだと思っていても、
ユキノはそうではなく、一時的なその場のムードに酔っているだけで、
いざ告白されると年齢差、物理的な距離、彼の経済力の無さ等が頭をかすめる。
身も蓋もない話、アラサーの女性が付き合う上での現実的な問題を考えないはずがありません。
そしてあっさりとその場で彼を振ってしまう。

ユキノにとってタカオは想い人ではなく恩人であり、この後の階段での
「あの場所で私、あなたに救われていたの」の言葉の通り
彼に抱いている気持ちはこの場面においても恋心ではなく
一番つらい時に孤独から救ってくれた人への感謝だったと理解するべきでしょう。

そしてもうひとつ、ストーリーを読み解く鍵になるのが、
この映画ではぐらかされているユキノ先生が退職する原因となった嫌がらせです。
どのような醜聞を流されたのか明らかではないのですが、
思い出したいのはユキノ先生が元彼の伊藤先生に電話をかけるシーン。
彼はあからさまに他人には聞かれたくない様子で、部屋から出てベランダで会話しています。
二人の関係は曖昧で、監督も「受け取り方は自由です」と語っているらしいのですが
その言い方は答えを言っているようものじゃないですか(笑)
伊藤先生は既婚者であり、不倫関係だったと考えるのが妥当でしょう。
「花澤さんがそんな汚れ役やるわけないだろ!」という反論は知らん。

ユキノは伊藤先生と不倫していることを女生徒に言い広められ、
彼女を信じる生徒たちは根も葉もない噂だと思っているが実は本当の事であり、
二人は別れ、ユキノは退職し実家のある四国に逃避せざるをえなくなった―――
と考えれば全てが繋がります。

さて、話をユキノのマンションの場面に戻しましょう。
ユキノがタカオを拒絶するシーン、

「私はね、あの場所でひとりで歩けるようになる練習をしていたの。靴がなくても。」

これはちょっと妙な台詞です。歩くときは普通靴を履くものです。
しかし彼女の言わんとする所、靴がなくてもと付け加える意味はもうお分かりかと思います。
この場面で「靴」とは、「男の愛」の隠喩であることは明らかです。
情愛に溺れ、自分を見失ってしまった事へ改悛の情が、ユキノにはある。
雰囲気に流されて同じ過ちを犯したくはなかった。
それゆえに靴を履くこと=男女の仲になることを彼女は拒んだのだと思います。

映画としてはタカオの作った靴を履いて歩くシーンで終わる方が収まりは良い。
それがあるべきラストだ、という意見もあります。
しかし観客の感情を抜きにして語るならば、タカオとユキノが付き合わないことも、
タカオがユキノのために作った靴は履かれることのないまま物語が終わることも、
ストーリー上必然の帰結なのだと思います。
つまるところ「言の葉の庭」は片恋の物語なのです。

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この映画で一番良い場面は階段でタカオがユキノを罵るシーンだよね!
言うまでもなく「嫌い」は「好き」の裏返し。
分かる、分かるぞその気持ち!!
初めて観たときは自身の嫌な思い出を掘り起こして涙が溢れて来たよ!!!

はぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
女って本当に我儘で勝手。
{/netabare}

投稿 : 2018/03/16
閲覧 : 419
サンキュー:

57

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

背景は綺麗ね。

アニメーション制作:コミックス・ウェーブ・フィルム
2013年5月31日に公開された劇場版作品。
監督は新海誠。

【概要/あらすじ】

東京を舞台とした、一組の男女の物語。

都心にある高校に電車通学をする15歳の少年、秋月孝雄は醒めた性格だった。

雨の日は決まって途中下車をしては1限目の授業をサボり、
新宿御苑の東屋で黙々と靴のデザイン画に勤しむのが、
彼が唯一熱中していることだった。

靴職人になるのが彼の夢だった。

雨が降りしきる梅雨のある日、彼の“指定席”に先客がいた。
平日の午前中に缶ビールとチョコレートを口にする20代半ばの女性。

どこかで会ったような気がするが?思い出せない…。
タカオ(孝雄)は、その女性・ユキノと雨の日の午前には、
公園のいつもの場所で二人だけの時間を過ごすことになるのだが…。

【感想】

新海誠監督は自分の思い描く世界を持っている。
それを形にする方法がアニメーション制作であり、
それは彼にとっての芸術であり文学でもある創作活動なのだろう。

よくある深夜アニメとは一線を画したストイックな映像作品作り。
背景美術の美しさと繊細なストーリーこそが新海誠作品の真骨頂であり、
この作品でも遺憾なく発揮されている。
ある意味メンヘラ気質ともいえる淡い恋の描写が一定の層の共感を呼び、
ファン層を獲得しているのは間違いない。

アニメに美しさと切なさのロマンスを求める人には、うってつけの作風なのである。

しかし反面、気取りきった人間描写が感情移入しにくい。
作品全体に流れる澄ましたオサレ感が何とも言えない。

監督の思うリアリズムが、エンタメ方面でのアニメっぽさを完全に排している。
この作品でも、アニメでやる必要あったの?俳優を使った実写作品で良くない?
と思えるのも事実なのだ。

やはり、新海誠監督が理想とする作品作りへの共感を示せるかで、
好き嫌いが別れると思った。

個人的には、煮え切らないままに終わった『秒速5センチメートル』より納得できるエンドだったし、
一本の線がとおった物語としては評価できると思う。
ただ、やはりアニメとしては面白くはないのである。

作画技術的には多くの美点が存在するにも関わらず、
主題歌の使い方といいフジテレビ系列のドラマを意識してるんじゃないの?と、
漂うオサレ感への抵抗をアニメ視聴者としては拭えない自分にとっては手放しで賞賛できるものではなかった。
新海誠監督が目指す“美しい”ものが、キザに見える自分には合わない。それだけの話である。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2018/03/04
閲覧 : 497
サンキュー:

78

不如帰 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

初めての新海アニメ

やはりまずは絵が綺麗すぎて驚きました。


一方で肝心の中身なんですが、

特にファンタジックなこともなく、ロマンチシズムもなく

お世辞にも夢を与えられるようなものは無いアニメでしたが

この(特に主要2人の)人間模様だけでここまで感化させるテクニックってただただ凄いなと。


ほう、これが新海さんの世界か・・・

と感服するばかり。

他作品への意欲が湧いたほど良い作品でした。


EDも素晴らしい。

投稿 : 2018/02/17
閲覧 : 220
サンキュー:

10

ネタバレ

tyuio さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

秘密の邂逅

どこか壊れてしまった先生は、酒持ち込み不可の新宿御苑で生徒と密会を重ねる。
裸足に靴を履かせるシーンはそこはかとなくエロチックだ。

「雨」の描写にこだわったという今作は、秦基博のRainで終わる。
ラストシーンに雨が上がるのも象徴的でよかった。


しかし、教師側の心は既に壊れているよな?
じゃないと、先に生徒と距離をとるでしょうよ。そうあるべき。

投稿 : 2018/02/17
閲覧 : 231
サンキュー:

5

バジリコver1.5 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

映像作品としてはgoodだが…

身もふたもないことを言うとこの物語の感想は一言で言うなら「で?」なんですよ。悩みを抱えた二人が、同じ痛みを抱いていることに気がついて…理解し合うけどくっつかない…うん、で?

何ていうか登場人物二人の悩みや世界観が独特すぎて共感できる要素がまるで無いんですね。高雄くんは高校生であるにも関わらず夢を目指して悩む少し大人な感性の持ち主なので万人に共感できるかと言われると微妙である。
夢と現実は違うんだ。という割り切った世界観をお持ちの方なら尚更、高雄が自分とは違う人間であることに気がついてしまうであろう

雪野さんも綺麗で可愛らしいのですが、職場でのトラブルが具体的になんなのか?過去にいたらしき男性とはどんな人なのか?

どれもがハッキリとしないままなので人物像がわかりにくいんです
職場トラブルはちらっと明かされたけど、どう対応したのかとかが分からないんで、雪野さんの抱える悩みがどれほどのものなのかよく分からない…

こうなってしまうと高雄も雪野もよく分からないままで、そのまま作品が終わってしまうのだから見ている側としては「うん?」と困ったリアクションにしかなれない

しかし、全体的な映像と演出だけは中々で雨の音、段々と縮まるベンチの距離、雨上がりの街の鮮やかさとそれとは対象的な雨が待ち遠しくなる二人…

そのどれもが芸術作品のように美しく目が離せない
しかし、先程も言ったように終わった後に出てくる言葉は「で?」以外に思い浮かばない。好きでもない純文学作品を読み終えたような感じです

投稿 : 2018/02/05
閲覧 : 258
サンキュー:

9

はまち さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 5.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

すごく綺麗だけど声優が

絵がとにかく綺麗ですね。作中では基本的に雨のシーンばかりなのですが、それがとにかく綺麗で、特に水の中に落ちる雨が一番好きです。

本当に絵だけでも見る価値はあると思います。


物語としてはそんな大した内容では無い感じはします。
この作品は恋愛モノということですが、それにしては互いの気持ちをもう少しじっくり見せた方が良い気がしましたが、その部分は新海誠映画特有の「雰囲気」でカバー出来てたのでそんなに気になりませんでした。
新海誠の雰囲気のすごさを改めて感じました。


個人的に残念だったのはヒロインの声優が花澤香菜さんだったことです。
花澤香菜さん自体は本当に素晴らしい声優さんですが、今回はあまり合わないキャスティングだったと感じます。
今回のヒロインというのは謎の美女風なのですが、花澤香菜さんだと謎の美女感が薄れるなあと感じました。
さらに物語中盤では主人公がヒロインに対し思春期の男子がドキドキするようなことをするのですが、それが花澤香菜さんだとドキドキ感がそこも薄れました。
なので他の声優に変えればもっと良い作品になると思いました。

全体的には良い作品です。時間も約45分と長くないので飽きずに見れます。

投稿 : 2018/01/10
閲覧 : 236
サンキュー:

7

むらさきたましい さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

水の描写がとてもきれいです

まず、雨や水の描写に驚かされました。
水の描写は「響け!ユーフォニアム」や「聲の形」などの京都アニメーションの独壇場だと思っていたのですが、本当に敬服します。

高校生の頃の一途な悩みと、大人の「社会から取り残されるのではないか」という焦りが絡み合った、美しい作品でした。
大人になっても、急に強くなれるわけではないし、自分の置かれた社会的立場も考えなければならないという葛藤が、明らかになるにつれて、身につまされます。
社会的な立場が違った場合の感情のやり取りを考えた作品でした。

投稿 : 2018/01/04
閲覧 : 235
サンキュー:

16

ネタバレ

がぁべら♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

愛に至る以前の孤独 ——。「孤悲」の物語

靴職人を目指す高校生のアキヅキタカオは、雨の日の1限は授業をサボって、庭園で靴のデザインを考えていた。ある日、タカオはそこで昼間からビールを飲んでいる女性、ユキノユカリに出会う。どこかで会ったかとタカオが尋ねると、ユキノは否定し、万葉集の短歌 「雷神(なるかみ)の 少し響みて さし曇り 雨も降らぬか 君を留めむ」 を言い残して去っていったところから物語は始まる。
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絵は素晴らしく綺麗デス。
キャラは家庭環境故少し大人びた高校生と心に傷を持つ女性がメインです。
丁寧な描写で、静かな雰囲気の作品デス。
印象的だったシーンは、タカオ君がユキノさんに感情を爆発させるところデス。
とても心打たれました。
ハッピーエンドではなかったけれど、前向きに進んで行く二人の行く末を願わずにはいられませんデシタ。

投稿 : 2018/01/02
閲覧 : 257
サンキュー:

10

桜でんぶ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

絵が綺麗でした。
秦基博さんの曲もとても良かった。
心が温かくなりました(^^)

投稿 : 2017/12/23
閲覧 : 227
サンキュー:

5

ネタバレ

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 2.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

密室シチュエーションを取り入れたアニメ

このアニメは新海監督が上手く密室要素を
盛り込んだアニメである。

作画に関しては、いつものことなので
気になった部分のみとりあげる。
雨の日が多いということもあり、水の描写に
とても気合が入っている。
葉の作画も素晴らしい。誠に感服した。
小屋の中が舞台ということもあるだろうが。

ストーリーも、中々の出来。
登場人物も少ないし、きちんと2人に焦点が当てられている。
中盤までの流れには特に抵抗なく受け入れられた。
終盤から悪い癖が出てしまったように思われる。
そこが非常に残念な所。

秒速と比較すると格段にカメラワークが良い。
正直ほっとした。

やはり、この作品にも鳥先輩が登場した。彼の常とう手段だ。
尺稼ぎのためによく使用される。
頻度が少ないのが唯一の救いか。

エンディングの入り方も、やはりMV。
ここまでくるともはや確信犯。
君の名はほど変にぶち込んでいないため、あまり
抵抗なく聞けた。

私は、どうやら密室要素の作品が好きな傾向にあるようだ。
別作品のレビューに密室要素を取り入れた
映画の情報を入れているので
そちらを参照して欲しい。

もしかすると、新海作品の中では
一番好きな作品なのかもしれない。
個人的には、思ったより面白かった。
新海作品の入門としてもオススメしやすい。

投稿 : 2017/12/06
閲覧 : 335
サンキュー:

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言の葉の庭のストーリー・あらすじ

靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は学校をさぼり、日本庭園で靴のスケッチを描いている。そこで出会った、謎めいた年上の女性・ユキノ。やがて二人は約束もないまま雨の日だけの逢瀬を重ねるようになり、心を通わせていくが、梅雨は明けようとしていた­…。(アニメ映画『言の葉の庭』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2013年5月31日
制作会社
コミックス・ウェーブ・フィルム
主題歌
≪ED≫秦基博『Rain』

声優・キャラクター

入野自由、花澤香菜

スタッフ

原作:新海誠、 監督:新海誠、脚本:新海誠、作画監督・キャラクターデザイン:土屋堅一、美術監督:滝口比呂志、音楽:KASHIWA Daisuke

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