をれ、 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
[1話目視ました]なるほどキャンプは最初上手くいかないのかも。
前作は視ました。とてもいい感じの作品だったと思います。原作は知りませんし、視聴前に情報を集めるとかはしていません。
誤字訂正と読みやすくするため文章を小変更しました。
[1話目視ました]なるほどキャンプは最初上手くいかないのかも。
冬季のソロキャンなんて、寒いの苦手とか、お金掛かるとか、ワタシ的にムリwとか言ってますが、今季は本作を視ることでエアwキャンプを楽しめそうです。
1話目の件ですが、前半はリンちゃんが初めてキャンプをしたときの思い出のお話です。初心者なのでデイキャンプをして、読書をしようと思っていました。しかし小さな予想外のことが度々起こります。テントを設置中にペグを曲げてしまいましたが、なんとか独力で設置しました。おじいさんが送ってきたもう使わないテントを屋内で設置練習したのとは勝手が違うことを知ります。次に、思ったよりも寒いので焚き火をしようと薪を集めましたが火が付きません。ちょうど通りかかったキャンプ場の管理人さんが、親切に焚き火の仕方を教えてくれました(コンニチハ松ぼっくりの出番ですw)。お腹が空いたのでご飯を炊いて、カレーを作り始めましたが、お米は上手く炊けず、芯が固いままで食べられた物じゃありませんでした。その上鍋の底は焚き火の煤やらで真っ黒けで洗ってもなかなか落ちません。読書をしている時間なんてありません。そんな時に、お母さんから電話がかかってきます。「非常食」にリュックにこっそりカレーヌードルを入れたことを告げられます、それを美味しく頂きました。
後半のお話は、野クルの他のメンバーたちがアルバイトをしてキャンプ資金を貯めているということから始まります。メンバーたちは各々違う現場でお仕事をしていますが、時々スマホでメッセージウィ送受信して、互いにキャンプという趣味を通してつながっていることを実感し合います。そして年始ソロキャンに出かける途中で、リンちゃんはなでしこに会い、餞別にカレーヌードルを貰うというお話です。
1話目前後半のテーマはユルイけど強い絆だったように感じました。まずテントはおじいさんが送ってきた物だし、夕方迎えにくるからと言ったお父さんはキャンプ場のロッヂに待機してるし、キャンプ場の管理人さんに見て来てもらうようにお父さんが頼んだので、焚き火に困っているときに管理人さんがそこにいたのだし、食事作りに失敗することを見越してお母さんがカレーヌードルをリュックに忍ばせておいてくれました。野クルのメンバーとも付かず離れず互いのためになるように繋がっています。
つまり、リンちゃんはソロキャンプとはいってもいろんな人の手助けの上にそれができたことを理解する事になります。カレーヌードルは、リンちゃんにとって初心を思い出すアイテムだったという事です。
本作では、こういう御仕着せがましくなく、それでいて本当にサポートになるような人の繋がりが度々描かれる事でしょう。そこが本作が単なるハウトゥ作品に止まらない所以の一つだと思います。