2006年度のウイスキーおすすめアニメランキング 2

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早速見ていきましょう!

61.3 1 2006年度のウイスキーアニメランキング1位
バーテンダー(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (81)
414人が棚に入れました
城アラキ原作、集英社スーパージャンプに連載の人気コミックのテレビアニメ化!“神のグラス”と呼ばれる至高の一杯を作り出す天才バーテンダー・佐々倉溜。彼のBarを訪れる人々は、差し出される一杯のグラスに心を奪われてしまう。時にはそれは思い出を呼び覚まし、時には悲しみを癒し、時には沈んだ心に火を点ける…。

声優・キャラクター
水島大宙、藤村歩、家弓家正、矢島正明、森本レオ
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

【第1作】青年誌連載らしく「大人の男の物語」がかっこよく描かれている

【レビューNo.119】(初回登録:2024/4/14)
コミック原作で2006年作品。全11話。
今期第2作が始まり、第1作を復習したのでレビューしておこうかと。

(ストーリー)
主人公・佐々倉溜はバー「イーデンホール」のバーテンダー。
彼はバーテンダーのサービスとして
・楽しい記憶
・安らぎの時間
・魂の癒し
を提供している。
今宵も彼の「神のグラス」を求め、また一人「イーデンホール」の重い扉を開け
るのだった。

(評 価)
・青年誌連載らしく「大人の男の物語」がかっこよく描かれている
 原作は「スーパージャンプ」等で連載されていたらしいのですが、個人的には
 青年誌を読んでいた頃の
 「かっこいい大人の男に憧れていた」
 あの感覚を思い出しましたね(笑)。
 作中で描かれているのは、確かに「大人の男の物語」なんですよね。
 例えば客として描かれているのは、仕事で悩みを抱えて、心がささくれ立って
 いている中間管理職だったり、落ち込んでいるサラリーマンだったりと。
 そんな彼らがバー「イーデンホール」で佐々倉と邂逅することで、魂が癒され
 明日への希望を見出していくという、非常に男性が共感しやすい創りになって
 いるという印象ですね。
 女性客も登場しますが、そこで展開されるのは
 ・その祖父と父の物語
 ・恋人・結婚・離婚等の男女の物語
 であったりと、やはり男性が物語の主軸になっているという感じですね。
 なので、「課長島耕作」等の青年誌愛読層には刺さりやすいのかなっと。

・「酒に付されていたエピソード」を絡めた秀逸なストーリー展開
 作中セリフからですが
 ・バーテンダーに一番必要な才能とは?
  {netabare}→ 人間に対する想像力
   → グラスの中で人間の物語を創る力{/netabare}
 ということで、佐々倉が鋭い観察眼で「客が求めている一杯」を読み解き、そ
 れを提供した意図を「酒に付されていたエピソード」と絡めて説いていくこと
 で客が救われるという構成になっています。
 そういう意味では各エピソードの主人公はあくまでも客であり、佐々倉はそん
 な彼らに寄り添う存在
 「バー(止まり木)・テンダー(優しい)→ 『優しい止まり木』」
 に過ぎません。
 そういう佐々倉の立ち位置がなんとも心地よい。
 またナレーションがあの「森本レオ」というのも、作品の魅力のひとつになっ
 ています。
 ただ「バーや酒のウンチク」や「佐々倉の『その一杯』の意図」といった説明
 ゼリフがかなり多いので、その辺は好みが分かれそう。
 (最終話は特にね・・・)

キャラデザや上司のどぎついパワハラ描写など、今観るとさすがに古いな感じる
部分はあります。
しかしそのキャラデザを始め、少し暗めの落ち着いたトーンだったり素材のよさ
を引き出す控えめなアニメ演出だったりと、本作は青年誌連載らしく「大人の男
の物語」がかっこよく描かれている作品なのかなっていう印象ですね。
客一人一人の人間ドラマも面白く描かれていると思いますし。
皆様もバー「イーデンホール」で「魂の癒し」をいかがでしょうか(笑)。

OP「バーテンダー/ナチュラル ハイ feat.椎名純平」
・昭和歌謡の男女の駆け引き的な歌詞をR&Bな曲に乗せてという少し不思議な感じ
ED「始まりのヒト/ナチュラル ハイ」
・しっとりと聴かせるバラードナンバー
 (ED映像では、作中に登場したカクテルを作る実写映像が使われています)
共に良曲なり。
あと劇中音楽はバーのBGMっぽくってこれも良かったかな。
  
(追 記)
とはいえ、本作はよくも悪くも「昭和世代が思い描く『かっこいい大人の男像』」
を描いているって感じがしますね。
第2作は(まだこれからですが)
・客の人間ドラマよりも佐々倉寄りに焦点を当てた構成にしているのかなあとい
 う印象
・それに加え、価値観等も令和にアップデートされたことも影響し、第1作のそう
 いう男臭さやかっこよさがかなり薄まった印象
尖った感じがなくなり、凡庸な作品になりそうだなっと。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7
ネタバレ

智慧ノ輪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

個人用メモ

【製作】
パルムスタジオ
【CV】
佐々倉 溜 - 水島大宙
来島 美和 - 藤村歩

葛原 隆一 - 家弓家正
東山 稔 - 矢島正明

ナレーション - 森本レオ

他、各話にゲスト有
{netabare}
※イーデン・ホールというBARを舞台に、バーテンダーや客のお酒にまつわるエピソードを描いたもの。
これを観たらお酒のうんちくが身につくかもしれない。飲みの席で話題に困ったときなんかに役立つ場合がある…かも。
バーテンダーが洗練された大人って感じでイケメンすぎだろw
物語の大部分が客の自分語りになってるんで、自分がバーテンダーになってるかの様に感じられる作りに。イケメン気分が味わえますよw

こんな落ち着いたBARがウチの近所にもあればなぁ。。。
おいらがよく行くトコはスポーツバーなんで雰囲気が真逆だったりします。
いや、スポーツバーみたく騒がしくて隣に座った初めて会った人と好きなスポーツでも語りながら飲む…ってのも大好きなんですがねw
{/netabare}
ここから先は、アニメを見てお酒に少し興味がわいたって人ぐらいしか見てもつまらないと思われます。
{netabare}
『簡単にできる、おすすめカクテル』

完全においらの好みですが、オススメのカクテルを紹介します。
アルコール度数低め、甘口、ビルドでできる(グラスに注いでステアーするだけのもの)…を条件にしてみました。
アルコール苦手な方でも飲みやすい物が多い&簡単につくれる物ばかりなので、気になったらお試しあれw

【ソコ・ジンジャー】

SOCO(サザンカンフォート)▼30~45ml
ジンジャーエール▼適量

※サザンカンフォート(SOCO)という果実とハーブのリキュールをジンジャーエールでアップするだけ。
ちなみにおいらはテキーラの味が凄く苦手なんで、罰ゲームでショットしなきゃいけない場合はSOCOで代用しちゃってますw
ショットで飲む場合はライムジュースを少し入れたら甘すぎなくていいかも。

【パッソア・パイン】

パッソア▼30~45ml
パインジュース(100%)▼適量

※パッソアという、パッションフルーツのリキュールにパインジュースを混ぜるだけ。
パッソアっていうお酒、出来が凄くよくて柑橘系のジュースだったら何を合わせても美味しいんです。
オレンジなんかも美味しいんだけど、個人的にはパインジュースが酸味と甘みのバランスがよくて一番飲みやすいと思います。

【カシス・オレンジ・ヨーグルト】

カシス・リキュール▼30ml
ヨーグリート▼20ml
オレンジジュース(100%)▼適量

※カシス・オレンジは定番なカクテルなんだけど、それにヨーグリートっていうヨーグルトのリキュールを入れたら更に飲みやすいカクテルに。
お酒っていうよりデザートみたいな感覚で飲めちゃいます。
女性向けかな?男性には少し甘すぎるかもしれないw

【チャイナ・ブルー】

ディタ(ライチ・リキュール)▼30ml
ブルーキュラソー▼10ml
グレープフルーツジュース(100%)▼適量

※ディタ・グレにブルーキュラソーで色づけしたカクテル。
最後にブルーキュラソーをグラスのふちからそっと入れる事で、比重の関係できれいなグラデーションになる為、見た目も楽しめる。
あ、グレープフルーツジュースはホワイトを使ってくださいねwピンクだと色も綺麗にならないし、比重の関係でグラデーションになりにくいんで。
お好みでトニックウォーターを入れるのも美味しいですよ。

{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

タケ坊 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

一杯のカクテルが紡ぐヒューマンドラマ あなたには思い出の一杯がありますか?

☆感想&物語☆

漫画原作の全11話からなる1話完結オムニバス形式、2006年の作品。
「神のグラス」と呼ばれるカクテルを作る主人公のバーテンダー佐々倉 溜が、
バー「イーデンホール」を舞台に、訪れた客へ提供する一杯のカクテルを巡る物語。
原作は21巻まで出ているので、その中から尺的に纏められるものだけチョイスした、という感じでしょうか。

内容は完全に大人向けのヒューマンドラマですが、
一杯のカクテル、酒の持つ歴史や背景、込められた意味が、
人生の岐路に立ったそれぞれの登場人物に絶妙にリンクさせており、
非常に物語の作り方が上手いな~と思いますね。

酒に纏わるウンチクの説明が多く、それだけ聞いてても、
なるほど、そんな意味や歴史があるのか、と関心して観させてもらいましたが、
バーやバーテンダーという存在、職業への理解を深めるのにも役立つでしょう。

終始お洒落なBGMが途切れないので、
お酒が飲める人なら、是非一杯やりながらまったりと観るのも良いんではないでしょうかね。
憂いを帯びたエピソードは飲みながら観てると酒が進む笑

☆声優☆

この作品は後にドラマ化され、そちらを先に観ていたんですが、
完全にアニメより実写向きな作品ではあるものの、
やはり演技に関しては声優の方が渋くしっくり来ました。
ナレーションを担当された森本レオの語りがなんとも渋い。

☆キャラ☆

些細なお客の情報や話から提供する一杯の「神のグラス」を作る主人公が凄く粋で格好良い。
時間が短いので会話より説明が多いのは致し方ないところかもしれません。

☆作画☆

作画力が求められるような作品では無いものの、正直低予算な印象を受けます。
EDに実写で物語の中のカクテルを作るシーンは良かったです。

☆音楽☆

OPはちょっと昭和臭漂うデュエット曲で少々微妙ですが、
EDの方がしっとりと哀愁を帯びた、思い出の初恋を歌った曲で聴き応えあり。
まぁ作品との内容とはそんなにリンクしているとも思えませんが、
各話のEDへの入り、イントロがなかなか良いですね。

この作品で一番評価できるのは作中BGMですね。
ここだけはそれなりに予算を使って作られているように思います。
終始BGMが流れていますが、実際にバーに居るかのような極上の雰囲気が楽しめ、
やはりこれは漫画を読んでも味わえないところでしょう。


私事ながら、もうずいぶん長い間実際のバーには行ってませんが、
京都に住んでいた学生時代に友人と行った、とある雑居ビルのバーの事が今でも記憶に残っています。
当時付き合っていた彼女に振られ友人に自棄酒を付き合わせて、酔った勢いで入った友人行きつけの店。
自分は初めて連れて行ってもらった所でしたが、そこのバーテンダーに失恋してうなだれた状態で、
今の自分に合う一杯を作ってくれとムチャぶり笑
肝心のカクテルの名前が思い出せないんですが、
あの店のバーテンダーの人、良かったなぁ...まだあの店あるならまた行ってみたいなぁ。
そんなほろ苦い青春の1ページを思い出しながら、感慨深く観させてもらいました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8

58.8 2 2006年度のウイスキーアニメランキング2位
コヨーテ ラグタイムショー(TVアニメ動画)

2006年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (64)
307人が棚に入れました
人類が外宇宙にまで進出し、己の運と腕だけで一攫千金を夢見るコヨーテと呼ばれる無法者達がしのぎを削る、宇宙開拓の時代。銀河統合政府と植民地解放軍の間で戦争が続く惑星グレイスランドには、伝説の海賊王ブルースが遺した100億宇宙ドルが眠っていると噂されていた。コヨーテならばその名を知らぬ者はいないと言われている、通称ミスターとその仲間達は、ブルースの娘である少女フランカと共にブルースの遺産の回収に挑んだ。犯罪集団クリミナルギルドのマルチアーノ率いる殺し屋集団も、ブルースの遺産を狙って動き出す。しかし、統合政府は戦争を終結させる為、グレイスランドに光子爆弾を投下すると宣言。

声優・キャラクター
大塚明夫、広橋涼、堀内賢雄、関智一、湯屋敦子、下屋則子、沢海陽子

rurube さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

アニメ史上屈指のシーンがある。

アニメ作品において数字が付く組織・異名は多い。
1 ゴルゴ13    一人の軍隊
2 パトレイバー   特車2科
3 機動戦士ガンダム 黒い三連星
4 セーラームーン  外部太陽系四戦士
5 北斗の拳     南斗五車星
6 マシンロボ    デビルサターン6
7 銀河英雄伝説   獅子の泉の七元師
8 エイトマン    エイトマン
9 甲殻機動隊    公安9課
10ジャイアントロボ 十傑衆
11ガオガイガーFINAL  ソール11遊星主
12コヨーテラグタイムショー マルチアーノ12姉妹

マルチアーノ12姉妹の登場シーンはアニメ史屈指の名シーンだと個人的には思っている。しかも一話目なのもポイントが高い。
全体としてむかつくキャラ達のどうでも良い会話から刑務所の上空から12姉妹が円になって降下してくるシーン。音楽もカメラワークも12姉妹の動きも全て神がかっている。円になって降下してきていたはずの12姉妹が次のシーンでは横一列になって胸に手を置いて祈っている。普通に考えたらありえないはずなんだけどこれぞアニメ。圧倒されるから小さい事はどうでも良いと思わせる程のスタイルッシュさ。
どこか良いシーンがあるとそこまで悪く言わないのが個人的なスタンスなのと実際にこのシーンはまず観て損は無い。
実際に全体的に面白い作品より何処かで燃え尽きている作品の方が評価高いべきだと個人的には思っている。ただ面白い作品て記憶に残らないから。
観た事ない人はこのシーン20秒ぐらいだから是非観て欲しい。
1話目の後半2分目位から。ついでにニコニコ動画には登場シーンだけの動画がある。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8

ネロラッシュ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ufotable版カウボーイビバップ

このアニメは簡単に言えばufotable版カウボーイビバップでしょう。

ufotable代表近藤光氏がプロデュース、構成、脚本、作詞ともう自分の好きな事をこれでもか!と盛り込んでいるのが伝わってくるというか。

コヨーテと呼ばれるならず者集団のベースは特攻野郎Aチーム。
主役のミスターはハンニバルのまんま。
ビショップとカタナはなんとなく白バイ野郎ジョン&パンチの雰囲気もある。
ブルースの最初の子分のスワンプはブルース・ブラザースで牧師役だったジェームズ・ブラウンだろう。

キャラデザは平井久司氏風でCV広橋涼ちゃんのフランカはめちゃくちゃかわいい。

1話のインパクトは特にすごくて、俺たちは天使じゃないも醸し出しつつ、ナウシカのオームかよ!?
マルチアーノ12姉妹なる殺し屋集団の登場場面は、フタコイオルタナティブのOPだよな(笑)
女性捜査官アンジェリカの補佐役のチェルシィのちょっと間が抜けた感じはR.O.D 大英図書館のウェンディだよ(笑)

銀河統合政府と植民地解放軍の間で戦争が続く惑星に隠された遺産を巡っての三つ巴の追跡劇は、途中ちょい緩い回もあったけどそれほど気にならなかったし、ミスターとアンジェリカの追いつ、追われつだけではなく、カリ城のクラリス状態。やつはとんでもない物を盗んでいった。貴方の…
自分好みの内容だったので文句無しです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

2010sw さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

大塚明夫ショー

自分の車のナビは、こんな風にナビる。
”おい! グズグズしてると敵に発見されるぞ!!”
大塚明夫の声だ。
高まるキンチョー感とアドレナリン。
一体誰と戦っているんだ??
どこなんだここは!?

ほどなく認識する。
大塚明夫ワールドじゃないか!!。
同じ感覚である。

この作品は、コヨーテラグタイムショーと銘打っているが、
正しい読み方は オオツカアキオショー だろう。
まさに一部の隙も、そう敵に発見されることも無く
嵌りに嵌ったアキオdeショー。

ファンの人は当然ご存じと思うが
大塚明夫に興味を持った人は、一見おススメ。
そうだよな、ブルース。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0
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