バトルおすすめアニメランキング 470

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのバトル成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年03月15日の時点で一番のバトルおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

78.0 1 バトルアニメランキング1位
呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変(第2期)(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★★ 4.1 (278)
935人が棚に入れました
最強の2人 戻れない青い春 2018年6月、両面宿儺を己の身に宿した虎杖悠仁。 2017年12月、祈本里香の呪いを解いた乙骨憂太。 そして更に時は遡り2006年(春)—。高専時代の五条 悟と夏油 傑。 呪術師として活躍し、向かうところ敵のない2人の元に、不死の術式を持つ呪術界の要・天元からの依頼が届く。 依頼は2つ。天元との適合者である“星漿体(せいしょうたい)” 天内理子、その少女の「護衛」と「抹消」。 呪術界存続の為の護衛任務へと赴くことになった2人だが、そこに伏黒を名乗る“術師殺し”が“星漿体”の暗殺を狙い介入する…。 後に最強の呪術師と最悪の呪詛師と呼ばれる五条と夏油、道を違えた2人の過去が明かされる―。
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

生き方を決める

MAPPA制作。

懐玉・玉折編、
五条と夏油、高専時代の活動記録、
生き方を決めた2人の物語が描かれる。

不死の術式を持つ天元だが不老ではなく、
一定以上の老化を終えると星漿体との、
同化が必要となり、五条と夏油は、
星漿体である天内理子の護衛を命じられる。

{netabare}呪術界にしても、重要な任務であり、
ここで彼らは大きな挫折を経験することになる。{/netabare}

やはり優れた娯楽作品で面白いです。
五条の優れた才能が開花していく様と、
夏油の心が闇へと傾き始める様が対比されていく。

心乱れ疑う夏油の葛藤もよくわかる。
{netabare}呪術は非術師である人々を守るためにあるが、
愚かで無能な非術師を守る価値はあるのか!?
様々な事件を見聞し、価値観が揺らぎ始める。{/netabare}

彼らは岐路に立つ、そして混沌の渋谷事変へ。

最終話視聴追記。
五条封印を狙い渋谷を封鎖した夏油勢力、
後半は戦闘に継ぐ戦闘でしたが、見応え満載です。
{netabare}人類の可能性を探り、混沌を意図して生み出す。
人類の未来は呪力の最適化にあると夏油は語る。
双方に死傷者が続出し、渋谷事変も閉幕する。{/netabare}

再び呪術全盛の世が始まろうとしている。
虎杖、乙骨の更なる覚醒と活躍に期待しています。

投稿 : 2024/03/09
♥ : 35

あ~にゃ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

運営さん、もう少し荒らしの対処して!

またコメ無し☆1連投‥

今回は五条悟ファンにはたまらない内容かと思います。
戦闘シーンの作画は鬼滅の刃には及ばないにしても、かなりのクオリティーです。

後半から少しグロいな‥と思いましたが、チェーンソーマンとかに比べれば大した事無いと思ってしまう私は少しマヒしてるのかな?
あと、戦闘中に呪術の定義というか、その辺りのウンチクが入るけどイマイチ何を言っているのか良くわかりませんでした。

それにしても☆1ということは無い

投稿 : 2024/03/09
♥ : 6

camuson さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

印象度:86

作画は相変わらず素晴らしいですね。
ただ、呪霊が、本来目に見えないものであることを強調するためなのか、
あえて、リアル描写路線ではなくしていると思われるフシがあって、
ちょっと、どうかなと思ったところもあります。
特にタコとの戦闘は色味が独特なのと、立体感が感じられないのとで、
ん?と感じました。

「懐玉・玉折」編は、五条、夏油の呪術高専時代に時を戻し、
夏油が闇落ちに至るプロセスを描く、鬱屈としたパート。
主題歌は爽やかですが、基本、鬱屈です。
沖縄行ったりしても、あまり楽しい気持ちになりません。
伏黒甚爾はキャラ的には、ちょっと面白いです。

それが終わって、現代に戻って、
虎杖、釘崎も登場し、明るさを取り戻したかなと思ったら、
「渋谷事変」が勃発し、同時多発的に勃発する戦闘を、
場面を切り替えながら描く、戦闘に次ぐ戦闘モードに突入。

息もつけないような死闘が続き、
主要なキャラが次々と傷付き、倒れていく中、
戦闘中は、話がほとんど前に進まないので、
戦闘を最初は楽しめていても、
おなか一杯になってしまうのですよね。
キャラの無駄死に、とまでは言わないまでも、
余韻に浸る間がないのは、少しもったいない気がしてしまいました。

思い出すに、局地戦は、それぞれ面白かったと思うのですが、
わざわざ思い出す必要があるくらいに、それぞれの関連性が薄く、
大きなうねりになって心を動かすようなことが、
あまりなかったように思います。

第1期は戦闘と笑いのバランスが絶妙だったのだけれど、
第2期はバランスが悪く、力作にもかかわらず、
なかなか楽しめなかったなぁという感じでしょうか。
長い話の中で、たまたま、楽しむパートじゃないということなのかも知れません。

「渋谷事変」を経て、最終話で、また一気に世界が変わったようなので、
一応、続きに期待ですね。

投稿 : 2024/03/09
♥ : 3

88.1 2 バトルアニメランキング2位
盾の勇者の成り上がり(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1165)
5444人が棚に入れました
図書館で出会った一冊の本。そこから勇者として異世界に召喚されてしまった主人公・岩谷尚文。盾を使う能力を持った彼は、陰謀と裏切りに会い、異世界ですべてを失ってしまう。どん底からの成り上がりを描いたヒロイック・ファンタジー!

声優・キャラクター
石川界人、瀬戸麻沙美、日高里菜、松岡禎丞、高橋信、山谷祥生

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

人間の醜い心に嫌気がし、人狼や神鳥の美しい心に癒される物語

この物語はドラゴンクエストのような立派な勇者が登場する素晴らしい物語ではありません。
人間の醜い心が思いっきり表現されています。
このアニメで美しいバトルを期待されている方は、見ない方が良いでしょう。
でも、人間でない人狼のラフタリアや神鳥のフィーロが私たちを癒してくれるので、この物語は何とか見ることができます。


この物語では、顔も見たくないほどの嫌な人間たちが登場します。
その嫌な人間たちから盾の勇者である尚文(なおふみ)は、何度も何度も濡れ衣を着せられて酷い目にあいます。

そんな嫌な奴らからの迫害をバネにして、尚文は少しずつ成長します。しぶとく、たくましく生き抜きます。
そんな尚文の生き方に、思わず感情移入してしまいます。
ドロドロして美しくないけど、大好きです。共感が持てます。

そして、尚文の仲間である人狼のラフタリアや神鳥のフィーロは、この物語では天使のように純粋です。いつも尚文を守ってくれます。

人間の心が醜く、獣や鳥の心が美しい、それが嫌というほどわかってしまう物語です。


この物語は、まさに人生の縮図のようなものです。
嫌な奴に屈服して日陰のような人生を送るか、それとも嫌がらせを跳ね返してしぶとく生き抜くか、その選択を迫られることが人生には割とあります。
私たちも盾の勇者のように、しぶとく生き抜きましょう。

エンディングは 藤川千愛さんの「きみの名前」 と 
               「あたしが隣にいるうちに」
2曲ともこの物語にふさわしく、心の叫びが聞こえてきます。魂の叫びと言っても良いかもしれません。
決して美しくないですが、心に響く名曲です。
       

投稿 : 2024/03/09
♥ : 69
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

憎しみの連鎖

アニメーション制作:キネマシトラス
監督:阿保孝雄、シリーズ構成:小柳啓伍
総作画監督:鈴木 豪、山本由美子
キャラクターデザイン、総作画監督:諏訪真弘
原作:アネコユサギ

異世界系アニメは嫌いではない。
パーティーを組んでモンスターを倒すという
今では誰もが知っている物語自体に
不思議と惹きつけられるからだろう。
しかし、物語の骨格が共通のため
誰もがストーリーを作りやすいこともあり、
作者の嗜好が分かりやすく伝わってくる。
そのため、私にとっては好みがはっきり
分かれるジャンルの作品でもある。
物語が目指しているものが見えたときに
感じたのは、『盾の勇者の成り上がり』は、
私が好きな異世界ものだということだった。

20歳の大学生、岩谷尚文は「四聖武器書」という
本を読んでいるときに異世界に召喚されてしまう。
そこには、剣、槍、弓、盾の4人の勇者が揃い、
尚文は盾の勇者として召喚されていた。
4人の勇者は定期的に訪れる「災厄の波」に
対抗するために呼ばれた存在。
しかし、なぜか盾の勇者である尚文だけが
召喚したオルトクレイ王やその娘・マインから
迫害されてしまうのだった。

序盤を乗り切れるかどうかが
いちばんのカギになるかもしれない。
主人公の尚文が周りの人々から騙され、
迫害され続けるため、観ていてストレスが溜まるからだ。
個人的にはフィーロとドラゴンのレースでの
マインのやり方があまりにも滑稽で笑ってしまい、
そこから、安心して観られるようになった。
尚文が迫害されることが、この物語の核心の
部分なのだろうと思ったからだ。
おそらく盾の勇者についての本当の秘密は、
物語の最終段階にまで来なければ、
明かされないのではないだろうか。
そもそも尚文だけが「盾」の勇者ということで、
武器ではなく防具だというのは変な話で、
攻撃を受け続けることを示している。
それによって、憎悪の炎が蓄積されていき、
強大な力を持つ話になっている。

結局、何千年も続く人類の歴史で
戦争が終わることのないのは、
憎しみが連鎖するからだろう。
これを断ち切らない限りは、
私たちはいつまでも破滅の危機と
直面し続けなければならない。

マチュー・カソビッツ監督の『憎しみ』という
映画があるのだが、フランスでの
有色人種たちが差別を受け続け、
悲劇を生んでしまう様をモノクロの映像で
スタイリッシュに描いている。
フランスというとサッカーの
ジダンやアンリなど有色人種のスター選手が
多いイメージだが、反面、差別が根強いと聞く。
国粋主義者が一定数以上いて、
スラム街のような場所も存在する。
フランス国内の暗部が描かれた、
とても心に残った作品だった。

『盾の勇者の成り上がり』を観ていて、
そんなことを思い出したのだが、
この作品は、テーマや教訓を込めた童話。
明らかに西洋の童話がバックボーンにある。
だいたい、マインや教皇、ほかの勇者の行動が
あまりにも常軌を逸しているわけで、
明確な目的をもって物語が紡がれていく。
そのため些か、極端な展開になっていて
好みが大きく分かれるだろう。
例えば、先述したように盾の勇者は、
攻撃を受け続け、憎悪の炎で自らと
世界を滅ぼすほどの力を備えているように見える。
それを助けるのが奴隷商で売られていた
タヌキの亜人のラフタリアと
神鳥と呼ばれるフィーロである。
本心から信じてくれる大切な人が近くにいることが、
人を憎悪の念に縛られることから救ってくれる。

また、「災厄の波」に際して、
モンスターを退治していくのと同時に
一般の村々が被害を被り、
モンスターの死骸が周辺地域に
災害をもたらす話もある。
勇者たちがモンスターを倒すことで
後始末をしないと被害が拡大していく発想は面白い。
そんなときに尚文が人々を助けるのだが、
必ず報酬を要求する。
つまりは「ギブ&テイク」の精神だ。
人と人との関係というのは、いくら親しい間柄でも
「ギブ&テイク」を忘れてしまうと、
簡単に関係性が崩れてしまうことがある。
一方が与え続けているだけの関係性は、
いくら口では「気にしないでいい」と
言われたとしても、長続きすることはない。
これは親子であっても同様だ。
誰もが頭では分かっている、人と人との関係性の常識を
物語でしっかり伝えているのは好感だった。
この常識は最近の社会では忘れかけられていると思う。

そして、物語に一貫して流れているのは、
「信じる」とは、どういうことかということ。
盾の勇者は、ほかの使い物にならない勇者たちと
共闘しなければならないことをフィロリアルの王から
課される。人を信じたり、託すことによって、
初めて未来が拓けることを示す。
{netabare}勇者たちには、それぞれ特殊能力が設定されており、
他の勇者のことを信じることで、
その能力を全員が使えるようになっている。{/netabare}
おそらく、この物語では、人が持たなければならない
いくつもの大切なものを身につけなければ、
「災厄の波」に対抗することができないのだろう。

物語全体としては「なろう系」らしく、
設定や物語の粗が散見され、
主人公以外の頭が悪すぎてイライラする。
タイトルもこの作品が内包するテーマとは
かけ離れていると思うし、失敗だと感じる。
おそらく編集者がつけたのだろう。
しかし、キャラが魅力的で、
やりたいことがはっきりしている。
最後に仲間に加わるのも、樹のチームから
追い出されたキャラということで徹底している。
作画は安定していて、顎のとがった造形が特徴。
美術面もなかなか興味深く、
ローマやマヤ文明の遺跡を参考にした
絵作りが好感だった。

別の異世界から訪れたグラスやラルク、
そして、勇者たち全員が
それぞれ別の世界の現代から召喚されたこと、
盾が抱える暗い秘密など、
気になる点はたくさんある。
2期と3期の制作が決定したということで、
続編を楽しみに待ちたい。
(2019年11月10日初投稿)

投稿 : 2024/03/09
♥ : 69
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

デブチョコボが全てを救う

キネマシトラス制作。
異世界×ファンタジー。

図書館で1冊の古書と出会った主人公尚文は、
世界を救う盾の勇者として異世界に召喚された。
召喚された勇者は彼を含め4人である。
次元の渦・亀裂から大量に魔物が湧き出し、
世界は「波」と呼ばれる現象で破滅の道を辿る。
世界の救出を国王から託され彼らの冒険が始まる。

労働の対価として報酬を要求する勇者たち、
英雄譚としての勇者像からは乖離した設定である。
この設定も、物語後半で効果を上げる。
{netabare}地道に任務をこなし民の信頼を得る主人公と、
どこかゲーム感覚で勇者ごっこをする、
他の勇者との対比が顕著な形で表される。{/netabare}

お約束のハーレム展開も少しずらされている。
根拠のない愛情が、先行するのではなく、
信頼が先行しているため過度な嫌味とならない。
{netabare}身寄りのないものたちの疑似家族なのだ。{/netabare}
デブチョコボのフィーロが全てを救う。
なんて愛嬌のあるキャラクターでしょう。
ニコニコと荷馬車を引く姿がとても可愛い。
彼女の功績は、個人的に大きいです。

地道に戦闘し、レベルを上げ、
その対価で食料と武具を購入し旅を続ける。
気が付けば民の信頼を集め仲間を得る。
このこともまた物語後半で効果を上げる。
{netabare}召喚直後に、嘆き泣いた「盾」の性能も、
戦闘報酬で様々に派生しその効果は絶大である。{/netabare}
このあたりも丁寧に描かれていますね。

主人公尚文は、物語終盤になり、
{netabare}壊滅した仲間の故郷の再建を願い町を作る。
それは彼にとっても新たな旅の拠点である。{/netabare}
様々な旅での出会いが彼を成長させたのだ。
生き方を見つけ、ここからまた始める。

新たな冒険の始まりに期待するばかりだ。

投稿 : 2024/03/09
♥ : 68

67.1 3 バトルアニメランキング3位
るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (114)
383人が棚に入れました
コミックスがシリーズ累計7,200万部、実写映画はシリーズ累計興行収入193億円と全世界・全世代からの支持を受ける伝説の名作『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』が、2023年に新作TVアニメシリーズとして蘇る。 和月伸宏による原作は1994年「週刊少年ジャンプ」にて連載開始、1996年には初のTVアニメ化。以降もOVAや劇場映画など数々の展開を経て、現在は『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚・北海道編-』が「ジャンプSQ.」にて連載中。 満を持しての今作は、最新のアニメーション技術で原作を第1話から再構築し、現在のアニメファンにもアピールしうる、アニメ『るろうに剣心』を目指す。 制作にあたっては監督・山本秀世(『ストライク・ザ・ブラッド』)、シリーズ構成・倉田英之(『メイドインアビス』)ら実力派スタッフが集結。緋村剣心役に斉藤壮馬などキャスト陣も一新して臨む。さらに原作者・和月伸宏が自ら、キャラクターデザインやシナリオなど全編に渡って完全監修する。 連載開始から約30年を経ての新作TVアニメ『るろうに剣心』。色褪せることのない、王道にして普遍的な物語、登場人物たちの苛烈な信念を、今再び鮮烈に映し出す――

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

幕末の幻影

旧作アニメも原作漫画も知りませんが、昔人気だったのも納得の面白さですね
話は夏秋アニメ通してトップクラスに面白いしキャラクターの生き方がカッコいいし殺伐とした話の中で剣心を見守る薫殿の可憐さがいい感じに癒しです!
これから大きな戦いがはじまるってところで終わったので早く続きが見たい

まずは悪いところから書きます、悪いところっていうか
魅力的な世界観なので要求値が高いだけですが
BGMや効果音はシリアスシーンの緊張感が出せてなくてあんまりよくないかな?
OPは曲自体はいいけどラップの軽快なリズムが世界観に合ってない気がします
作画は可愛い感じでとても綺麗ですが、音も含めていいのか悪いのかわからないけど「軽い」
剣心の抜刀斎への変化の演出が弱い、侍同士の戦いって「間合いの取り方」とか「静と動の駆け引き」が魅力なのかなって思うけど、大技に注目しがちでどちらも曖昧、動きが硬くてアクションシーンが軽く剣戟シーンが安っぽく見える、ただ止まる・暴れる・かわすだけじゃなくて「刃筋とそれを交わす所作」や「静と動」をしっかり描いて欲しいのと、ただ薄暗くしているだけで不気味さがなく、硬派で重い世界観や陰鬱な時代の空気を表現しきれてないように感じます

一方でシナリオはとても重みがあって面白い
明治維新という大変革の陰で犠牲になったものは大きい、明治政府への恨み、殺された家族の仇、ただ戦場を求める性、遂げられなかった武士の本懐
彼らは未だ、幕末の世を彷徨っている

明治政府は長州藩・薩摩藩を中心とした「武士」が中枢を担っていた、武士の本懐を捨てた者達に「刀を捨てろ」と言われて、侍以外の生き方を知らない者達は従えるでしょうか?
彼らはきっと死に場所を求めている、幕末の戦いで「死ねなかった」のは、彼らにとって不幸なのかもしれません

これは生きることか死ぬことか、侍が「武士道」のけじめをつける物語・・・なのでしょうか?

原作も旧作も知らないので、解釈が間違っていたらごめんなさい・・・

投稿 : 2024/03/09
♥ : 20

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

やっぱり面白い

もろ世代で、連載当時から漫画も読んでてアニメも前半は見てました。
新アニメやるとの情報を知って久しぶりに旧アニメも完走しました。
最初剣心の声が男性だったので違和感あったのですが、めちゃくちゃ上手かったのですぐ慣れました。薫役の声もいいし、弥彦と左之助もイメージ通りで良かったです。ただ斎藤一の声は旧アニメの方が良かったです。志々雄もたぶん旧アニメの方が合ってる気がします。比古清十郎の声は強キャラ担当でお馴染みの中村悠一さんなので大丈夫だと思います。
京都編も今から楽しみにしてます。

投稿 : 2024/03/09
♥ : 3

82.4 4 バトルアニメランキング4位
Fate/stay night[フェイト/ステイナイト][Unlimited Blade Works] 2ndシーズン(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★★ 4.2 (1504)
9104人が棚に入れました
冬木の地で行われた聖杯戦争から10年……再び、『聖杯』の力を追い求める、七人の魔術師と七人の英霊の争いが始まろうとしていた。代々続く、魔術師の家系に育った遠坂凛もまた、父・遠坂時臣が参加した争いに、身を投じようとしていた。最強の英霊、セイバーの召喚を試みる凛だったが、彼女の眼の前に現れたのは、自らの名も知らぬ英霊だった。

声優・キャラクター
杉山紀彰、植田佳奈、川澄綾子、諏訪部順一、下屋則子、門脇舞以、てらそままさき、神奈延年、田中敦子、三木眞一郎、浅川悠、伊藤美紀、神谷浩史、真殿光昭、中田譲治、小山力也、関智一
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

理想と現実の対峙

・Fate/Zero 第四次聖杯戦争
・Fate/stay night 第五次聖杯戦争

Fate/stay night Unlimited Blade Worksの2ndシーズン

前半では遠坂 凛をメインとして展開しましたが、後半ではそれに加え、自らの生命を燃やす衛宮 士郎の生きざまを感動をもって描いています。

10年前に遡る…大災害。ひとりの少年の命の灯火がまさに消えかけようとしていました…
しかし奇跡的にその命は救われるのです…

時は過ぎ、その少年…衛宮士郎は純粋な正義感と揺るぎない信念を携えて正義の味方になることを夢見ていました。

そして全てを救う世界をつくるという理想を貫くため…第五次聖杯戦争に参加したのです。

前半から続き聖杯戦争の結末は、何処に向かいそして行き着くのでしょうか…
変わらず存在感のある輝きをまとった遠坂 凛。強い意志を持つヒロインです。 {netabare}
サーヴァントのアーチャーに裏切られ困難が続きます。けれど信念を曲げずその意志を貫くのです。
そして一途さと思いやりもありその健気さに思わず愛おしくなります。凛は本当に魅力的です。

凛はアーチャーに契約を解かれ、もう一人のヒロインセイバーと契約を結びます…凛の魔力供給によるセイバーとの最強コンビ。オーラが違います。この活躍にも目が離せません。

OPで剣が何本も突き刺さっている荒涼とした荒れ地にたたずむアーチャーの姿は何かを思い何かを抱えている様に見えました。
その答えは凛の夢とともにアーチャーの過去に触れ明らかになりました。
途中から、もしかしたらその正体は…
そんな気持ちに襲われました…
正直それが事実と知った時は言葉が出ませんでした。

アーチャーは衛宮士郎のたどり着く未来の姿という事実。

理想を追い求め、一生をかけて求めた夢はいつしか絶望と嘆きに変わってしまう…

アーチャーは過去の自分と対峙するためにここに戻ってきたのでした。
それはお互いの正義を否定する戦い…正義の味方を夢見る衛宮士郎と、その夢を抱いたためにたどり着いた未来の衛宮士郎。
その勝敗を分かつものは…

様々な感情が入り交じった戦いの中で生前の行いを背負い後悔していたアーチャーが「自分が信じて進んできた道は間違ってはいなかった」という答えを導き出します。
凛がいたからこそ得られたのでしょう。

正義の味方を夢見た者
誰よりも深い絶望を抱いた者
それぞれが意志を貫き通し、手に入れた正義。

アーチャーと凛の最後のシーンでは
「答えは得た。大丈夫だよ遠坂、オレもこれから頑張っていくから」
少年のような笑顔を浮かべた。
その笑顔にどれだけ救われたことでしょう。
この場面に心から感動しました!
{/netabare}

いつか心が消えて行くなら

せめて声の限り

幸福と絶望を歌いたい…

投稿 : 2024/03/09
♥ : 68
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

誰がために鐘は鳴る

奈須きのこ/TYPE-MOON原作、
制作ufotable。

Fateシリーズ、凛ルート。
冬木の地で行われた聖杯戦争から10年、
再び、聖杯の力を追い求める魔術師と、
7人の英霊たちの争いが始まろうとしていた。

まずはスタッフに称賛を贈りたい。

シリーズを通じ戦闘一辺倒であると、
その間違った先入観を訂正しなければいけない。
学園で、家庭で、衛宮士郎の日常が、
ここまで丁寧に描かれているとは驚きです。
心理描写も巧みで見事に引き込まれる。
それぞれのヒロインも魅力的ですね。

日常に亀裂を走らせるノイズ、
魔術師たちの宴が始まろうとしている。
運命を共にするサーヴァントの召喚。
彼らもまた、それぞれに渇望を抱え、
聖杯を巡る争奪戦に、死力を尽くす。

彼の目的は何だ!?それは、
{netabare}信じた道の先にある彼なりの「正義」だ。
その英雄の在り方を突き付けられ、
私たちもまた正義とは何かと立ち留まる。{/netabare}
どちらも正しい、ただ結末が違うのだ。

エピローグに1話分を割き、
{netabare}時計塔、グラストンベリーの風景が描かれる。
これがエルメロイに続くのかと感激する。{/netabare}
涼やかな終幕の演出に心が少し軽くなった。

語り継がれるに値する傑作でしょう。

投稿 : 2024/03/09
♥ : 58
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

理想を抱け少年よ!

原作未プレイ 全13話(13〜25話)

Fate/stay night UBWの2期です。1期から観ることをオススメします。

1期から続く第4次聖杯戦争の結末とその後のお話です。
1期と比べると会話するシーンが多く、バトルは少ない印象を持ちましたが、その分バトルは迫力があって濃密でした。

遠坂凛ルートなので
アーチャーがメインで、セイバーは控えめに、イリアとバーサーカーはあっという間{netabare}(イリアの最後は凄く悲しかったですね){/netabare}、ランサーはいつものように{netabare}(かっこよかったですね){/netabare}と、他で目立ったのはキャスターでしたね。{netabare}(ギルガメッシュは別ですがw)言峰綺礼があんなにあっけなく退場するとは思いませんでした。{/netabare}

作画は、バトルも空の表現が凝ってましたね。ただ、背景がリアルすぎてキャラがちょっと浮いているような感じがしました。

12話で終わっても良かった{netabare}(アーチャーの笑顔が忘れられません){/netabare}と思いましたが、13話のエピローグも良かったですね。{netabare}(りんが大人っぽくなっていました。ルヴィアゼリッタとの仲の悪さは相変わらずでしたがw史郎と仲の良さが全面に出てましたね。){/netabare}

セイバーが好きな方には物足りない作品で、前回みたいに日常のほのぼのとしたシーンはありませんが、凛ちゃんの色々な表情を観れて良かったです^^

Fateファンはもちろんのこと、バトルが苦手でなければオススメです。ただその前にfate/Zeroを観るとより内容が深く分かるかと思います。

劇場版の「Heaven's feel」(間桐桜ルート)も楽しみですね。

OPはAimerさん、EDは1期に続きKalafinaが歌ってます。

最後に、ある人物{netabare}(間桐慎二){/netabare}が良いシーンの後で必ず持っていってましたねw

投稿 : 2024/03/09
♥ : 46

84.8 5 バトルアニメランキング5位
呪術廻戦(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (837)
3261人が棚に入れました
少年は戦う――「正しい死」を求めて。辛酸・後悔・恥辱。人間が生む負の感情は呪いと化し日常に潜む。呪いは世に蔓延る禍源であり、最悪の場合、人間を死へと導く。そして、呪いは呪いでしか祓えない。驚異的な身体能力を持つ、少年・虎杖悠仁はごく普通の高校生活を送っていたが、ある日“呪い"に襲われた仲間を救うため、特級呪物“両面宿儺の指"を喰らい、己の魂に呪いを宿してしまう。呪いである“両面宿儺"と肉体を共有することとなった虎杖は、最強の呪術師である五条悟の案内で、対呪い専門機関である「東京都立呪術高等専門学校」へと編入することになり……。呪いを祓うべく呪いとなった少年の後戻りのできない、壮絶な物語が廻りだす――。

声優・キャラクター
榎木淳弥、内田雄馬、瀬戸麻沙美、小松未可子、内山昂輝、関智一、津田健次郎、中村悠一、諏訪部順一
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

呪いの王、呪力の痕跡

MAPPA制作。

人の負の感情から生まれる化物、
呪霊を使役し祓う呪術師たちの戦い。
禍々しいその力は人に何を伝えるのか。

MAPPAの躍進は大歓迎だ。
主題歌、ED曲良好、素晴らしい。
シナリオ構成の瀬古浩司氏も、
その仕事、すこぶる好調を維持している。

呪術師とその呪術、怪奇事件、秘学、
個性豊かなキャラクターが街に溢れ出し、
{netabare}呪力を手に入れた主人公・虎杖悠仁は、
特級呪物「両面宿儺」を口にしたことで、{/netabare}
怨霊、化物を一網打尽に出来るのでしょうか。

きっと長丁場、楽しめればと思います。

最終話視聴追記。
現世に於いても、蔓延る負の感情、
呪いの脅威と対峙し祓う呪術師たち。
呪術全盛は、平安時代だと言う、
きっと歴史の闇で暗躍してきたのでしょう。
禍々しく穢れた、世界観が好みである。

序盤最大の事件、渋谷事変へ。
{netabare}冥冥の活躍、呪詛師たち、呪霊の百鬼夜行、
夏油の野望は完遂され新世界は訪れるのか。{/netabare}

原作0巻、乙骨登場は劇場版へ、
ますます今後の展開が楽しみですね。

投稿 : 2024/03/09
♥ : 65
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

外野の声をなるたけ廃す

原作未読

アニメ全般に言えること。視聴のトリガーは様々で本件の場合は「なんかすごいらしい」という理由。ちょい特別感を醸し出してましたよね。
視聴者の分母が大きくなれば目立ってくるのがネガティブ評なわけで自分はフラットより若干そちら側。その理由を因数分解すると外部要因が多そうだったので先にそちらを棚卸してからその前提を基に内容に触れることにします。


■後ろ向き理由其の一:バトル

バトルがしんどいから。二十歳前後で週刊少年ジャンプの定期購読を止めましたがほぼこれが理由。バトルする“背景”により踏み込んだものは別ですがなかなかお目にかかれるものではありません。
端的に当時の私にはこれらが子供っぽく見えたんですね。それ以降は単発で話題作をつまみ食いする程度で向き合ってます。好きなジャンルではありません。


■後ろ向き理由其の二:マーケティング

仕掛けるタイミングが悪い。やや先走り感あり。作られたブームと感じるとせっかくの良い作品もミソがついてしまう不幸。いわゆるネクスト○○ってやつですね。○○で儲け損ねた大手が二匹目のどじょうを狙ってるように見えてしまったのが気の毒です。
中身とは別のところで陰謀論やら場外乱闘やらが起きていてなんだかなぁというのも気の毒です。
{netabare}終盤で“渋谷決戦”を煽りながら劇場版へと誘導する展開もまあそうだよねって感じでした。{/netabare}

バトルに関心がなくマーケティングにも後ずさり。影響は否定しませんが実際観た結果は

 {netabare}まあ普通{/netabare}

主人公以外の主要キャラクター。キャラは立ってるがベクトルが似たり寄ったりで数のわりにはヴァリエーションに乏しい。4分割の分布図作ったらどこか一方の領域に偏ってる感じ。皆さん揃ってスカしてるのでガヤが欲しくなってきます。{netabare}木村昴さんが演じてた京都高専のマッチョはいい感じでした。{/netabare}
戦う理由にはきちんと味付けが欲しいところで若干薄味な印象です。ただしバトルそのものは見た目楽しく幸福なアニメ化だったといえます。

人間の恨みつらみが化け物化する設定は馴染み深いわけでして、もとの人間(だった)の業の深さが面白みに直結します。その点ナイスなところはナイスで、{netabare}いじめられっこ順平くんの悲しき末路なんて{/netabare}良いエピソードもありました。良き点悪しき点両方あるのです。総じて

 戦いそのものが楽しい
 作風に沿って戦う背景の説明はちょい頑張ってほしい


主人公虎杖悠仁(CV榎木淳弥)の行動指針となったじいちゃんとの関係をもっと掘り下げて欲しかった気がします。土台が固まっていれば良きバトルシーンは相乗効果でもっと魅力的に映ったことでしょう。
“切なさの残高”がほぼない状態から始まり物語が進行してるように映ってしまったのが敗因でした。


全24話から後はいったん保留で、今回の前日譚を劇場版で公開するとのことです。
煽りがけっこう凄かったことで期待よりもむしろマイナスからの入りだった人は私だけではないと思いますけど、お世辞抜きでヒット漫画に素晴らしい動きがついたことで払拭されたと思います。バトルものとしては良いアニメ化でした。
ただし不得意ジャンルにおいて私が感じる苦手なポイントはそのままで上乗せがなかったのは残念。こういうのも微妙な匙加減でどっちにも転ぶんですよ。
もちろん謎だらけ最強五条悟(CV中村悠一)の今後の動向次第で評価が変わる位置につけてる作品だとは思います。第1R終了した今の時点でイダドリもそうですが真横にポジショニングしてた伏黒恵(CV内田雄馬)と釘崎野薔薇(CV瀬戸麻沙美)が刺さっていれば爆上がりだったのになぁ。

バトルものはキャラ次第ってことです。受け止め方は人による。



※一言

{netabare}原作者さん、地元岩手の出身だし応援してますぜ!

釘崎の東京リスペクトっぷりはものすごく共感できるのよ w
主人公の仙台出身設定みたいに手近な都会が仙台ってのも共感できるのよ ww

あー憧れの八木山ベニーランド!!{/netabare}



視聴時期:2020年10月~2021年3月 リアタイ視聴

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2021.04.24 初稿
2021.12.17 修正

投稿 : 2024/03/09
♥ : 56

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

全てにおいてよくできていてびっくり。巨人・菅野投手並の完成度!

<2021/4/10 追記>
先日最終話見ました。
うん。
面白かった。
最後まで優等生。
次回作は映画ですか。
どれくらいヒットするか、注目ですね。

<2020/12/31 追記>
いやー、レベル高いっすね。
アニメ好きなら好きになるなにがしかのフックがある。
それだけ数多くの魅力あります。
「キャラクターの魅力」
「物語の練り込まれ度」
「演出の完成度」
「映像美」

さらに、大事な点として
「見ることに躊躇が要らない」

これ、実は結構大事で。
見たら面白いんだろうけど、この先辛い展開がありそうだとかなんらかの理由で食が進まないことは多々あります。
そういうことがない。
まさに優等生。
各パラメーターにおいて高得点という化け物作品なのかもです。

これだけの作品だと鬼滅のような売れ方をつい期待してしまいますが、それは難しいんでしょうね。
本作は漫画やアニメが好きな人にとって百点満点。
でも普段そういうの見ない層にどれだけ訴求力があるかというとそこはやはり疑問があります。

それだけ鬼滅の刃という作品が、家族愛というこのコロナ禍で改めて見直された大事な価値観に訴える力の強い作品なのだと思います。

もし、「どちらが好きか」と問われると悩んだ末に「四月は君の嘘が一番好き」と答える自分が想像できますが 笑。

<2020/10/3 初投稿>
見始めなので評点はデフォルトの3.0です。

原作は未読。
少年ジャンプだそうです。

録画予約した時、タイトルが
「呪術廻戦/犬と猫どっちも飼ってると毎日楽しい」
となっていたので意外とハートフルなのかな?
とか思っていざ見てみたら
「呪」に纏わるハードなダークファンタジーでした。

意表突かれたのは自分の勘違いからなんですが。

第一話を観た感想は、
・ノラガミを少年誌っぽくした感じ
・結界師をジャンプっぽくした感じ
・血界戦線を和風にして、割と普通にした感じ
・つまり「妖」とか「呪」とか「怪」とか「神」とか「鬼」とか「禍」とか「蟲」とかの漢字が似合いそう。
・こういう感じ好き

ちなみに第一話のサブタイ「両面宿儺」
たしか大昔、日本神話の創世記に現れたとされる鬼神。
貌が二つに手が8本だったかな。
このネーミングは本作の雰囲気をよく表してるのかもしれません。

この手の話は好物なので今期期待枠に入りました。

投稿 : 2024/03/09
♥ : 41

90.1 6 バトルアニメランキング6位
Angel Beats!-エンジェルビーツ!(TVアニメ動画)

2010年春アニメ
★★★★★ 4.2 (14627)
48121人が棚に入れました
森に囲まれた丘陵地にある、生徒総数2000名を越える全寮制のとある学園。一見するとごく普通の生徒らが生活を送っている学園だが、そこは死後の世界だった。現世で理不尽な人生を体験し、青春時代をまともに送れずに死んだ者はこの世界に送られ、あらかじめ用意されたエキストラの生徒達と共に学園で楽しい青春時代を過ごす内に未練を無くし、消滅(成仏)し、転生する。しかし、転生することを拒む人々がいた。少女・ゆりをリーダーとする「死んだ世界戦線(以降、戦線)」は、理不尽な人生を強いた神への復讐を目的とし、死ぬことのないこの世界で、学校の秩序を守る「天使」と日夜戦いを繰り広げていた。生前の記憶を失った少年・音無は、戦線のメンバーと行動を共にするが、次第にこの世界の真実を知ることとなる。

声優・キャラクター
神谷浩史、櫻井浩美、花澤香菜、喜多村英梨、木村良平、水島大宙、高木俊、斎藤楓子、牧野由依、増田裕生、Michael Rivas、徳本英一郎、小林由美子、東地宏樹、沢城みゆき、松浦チエ、阿澄佳奈、加藤英美里
ネタバレ

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

感動したが2クールならもっと良くなったと思う!

あらすじ

森に囲まれた丘陵地にある天上学園は
生徒総数2000名を越える全寮制の学校。
一見するとごく普通の生徒らが生活を送っている学園だが、
そこは死後の世界だった。

現世で理不尽な人生を体験し、
青春時代をまともに送れずに死んだ者はこの世界に送られ、あらかじめ用意されたエキストラ(NPC)の生徒達と共に
学園で楽しい青春時代を過ごす内に未練を無くし、
「消滅」(成仏)し、転生する。

しかし、転生することを拒む人々がいた。
少女・ゆりをリーダーとする
「死んだ世界戦線(以降、戦線)」は、
理不尽な人生を強いた神への復讐を目的とし、
元々が死後の世界であり「死ぬ」ことのないこの世界で、
学校の秩序を守る「天使」と日夜戦いを繰り広げていた。

生前の記憶を失った少年・音無は、
戦線のメンバーと行動を共にするが、
次第にこの世界の真実を知ることとなる。



感想


10話が一番おすすめです!泣けました
音楽もとても良かったですよ!
特に「1番の宝物」がとても良かったです

相変わらず麻枝さんの脚本は泣かされていまいますね
でもやっぱり1クールという間じゃ
麻枝さんの良さが出し切れてはいないと思う

キャラも個性的なキャラが多く出てきて
魅力的なのだとは思うが
やっぱり1クールでは尺が足りず
キャラ一人一人の掘り下げが足りないと思った

掘り下げとかできていないので
基本中心となる最後に残った5人以外は
過去のトラウマというかなんでこの世界が来たのかの
理由が明かされてないので感情移入がしにくいです

2クール以上でそこらへんも描くことが
出来ていればもっと面白く
感動できる作品になったと思う

ストーリーも急な展開もあり
少し分かりずらいかもしれません

前半はほとんどギャグでしたね
ギャグも面白くて好きでした
特にテストの時のやつとかがw

オーディオコメンタリーも面白かったので
DVD借りて見てみて欲しいですね


でも最後の方の展開はやっぱり
早すぎたかな?(^-^;
1クールだけだから仕方ないと思うが
やっぱり最後別れる時に一人一人
しっかりとしたストーリーがあって(ゆいのように)
その後で別れた方がもっと良かったとは思う

あと一人一人がどういう気持ちで
消えることを選び消えたのかの
心理描写が少ないのでやっぱり
少し残念な感じだな~

2クールでゆっくり作って欲しかったな~!
そうしたらさらに感動することができたと思う
好きな作品だからこそ、本当に残念でした

後ゲーム化が決定したそうなので
そっちで話しが掘り下げられるのを期待しておきます♪
楽しみです♪




ここからは解説というか
謎な部分を考察をして
書いておこうとおきます

{netabare} ~


最終回も終わったにも関わらず、依然として残された謎の多いAB!ですが、
その中でも最も大きそうな謎である
「AngelPlayer(AP)の制作者は誰?」ということについて
書いていきたいと思います。

大きな鍵となるのは、もちろん12話で出てきた
NPCの第二コンピュータ室にいた彼の証言なんですが、
彼の証言そのままでは誰も当てはまらないような気がするんですよね。

「AngelPlayer制作者はかなで説」を提唱してみます。
結構シンプルに考えられるんじゃないかと思ってます。

 つまりは、待った時間があまりに長すぎたために
プログラムを適用した、という部分が、
実はかなで自身にAPを適用したってことを
示唆しているんじゃないかと思うわけです。

「My Soul,Your Beats!」の歌詞を見てみましょう。
この歌詞はかなで自身のことを歌っているものだという
前提があるからではありますが。

個人的には「あたしの中の時は止まってるのに」と
「あなたに手を引かれてた」の部分が気になりました。
時が止まっていたり日常を繰り返しているのは、
つまりはNPCとして日常を繰り返しているだけで
進んでいかないことを示唆していますし、
手を引かれてたってところは、
音無に手を引かれた釣り回を思い起こさせます。

つまりは音無に呼ばれたことで、失われた記憶が呼び覚まされた、
あるいはNPCだったのに時が流れ始めた、
ということを言っているようにも思います。
「幾千の朝を越え」という部分は、
この世界にかなでが長く居ることを示していますよね。

かなでがこの世界に長くいたり、
NPCだったことを示す証拠はいくつもあるんですよね。
例えば、麻婆豆腐が好物だということを忘れていたというあたりとか、
マーボー豆腐に夢中で校則違反を忘れていたところとかは、
まさにNPCだったことで記憶が止まっていたのか、
あるいは長い時の中で本当に忘れてしまっていたのかどちらかでしょう。

ついでに言えば、その前にテスト回で
いじめられていたところの最後の場面で、
生徒会長を解かれたかなでが一人で食堂に行き
マーボー豆腐の食券を買ってましたが、
あれもNPCとして、夜はマーボー豆腐を食べるという
プログラミングが為されていてたからこそ行った不自然な動き、
とすれば説明がつきます。
それ以前は「生徒会長」という属性があったために
ガルデモライブを止めようとした、とも考えられますし、
会長という属性が無くなったためにガルデモライブを止める、
というルーチンが働かなかったんじゃないか……と考えています。

かなでの部屋にあったAngelPlayerのマニュアルも、
NPCは記憶を蓄積できないのだとしたら、
毎回思い出すことは不可能という感じになると思います。
そうした場合、何か残るものとして残しておけば……となると、
NPCになる前にマニュアルを残しておいて、
NPCになった後でもプログラムを触れるようにしたのでは……? 
と考えられるわけです。

音無を一突きにしたのも、
APに入れられたプログラムという見方はできるんじゃないかと思ってます。
殺しても死なない世界ということで、
心音を直接聞くのよりもああいう形のほうがこの世界では
自然に心臓を調べられるからなんじゃないかとか考えていたりもします。
そういえば、ハーモニクスの赤い目の天使だって、
戦線メンバーに対しては心臓を一突きでしたよね。
PCに対してはそう攻撃する、というプログラミングされていると
見て間違いないようです。
ゆりっぺだけは違うんですが……。

そして、もしAP制作者がかなでだとしたら、
音無は一度死んでこの世界でかなでに愛され、
かなでとは別に成仏して、また死んで戻ってきた、
ということになります。
最大限に都合よく解釈すれば、
かなでは音無を一旦見つけて感謝の気持ちを伝えようとしたものの、
音無が勝手にかなでのことを好きになって成仏してしまい、
そしてまた、かなでは長い時間この世界で待つ間にAPを制作して
自身に適用してNPC化した、ということにもなります。

この説も穴は大きいです
。MSYB!の「待ってる気がした 呼んでる気がしたんだ」というのは、
かなでが音無に呼ばれていることを示しているものと思います。
でももしそうだとしたら、かなでがAP制作者っていう前提は
NPCの彼の発言からは崩れることにもなるんですよね

でも、NPCの彼の証言がどこまで信用できるかってことでもあります。
何せ、どちらにしても片方の一方的な考えや
記憶しか引き継いでいないと思われますので。

もちろん音無がAngelPlayer制作者説も
あるんですがこっちはどうも
矛盾が多い気がするし
個人的にかなで説の方が
好きなんで、かなでかな?とw

どうも卒業していくべき場所だから、
愛が芽生えたら影を創りだしてNPC化していく、というのが、
音無の行動と相反するような気がするんですよね

はっきりしたことはわからないし、
もしかしたらその辺を曖昧にしているだけなのかもしれません
どの考察も結局は推察の域をでませんね

原作もないのでこれ以上考えることも
今の所不可能でしょう
ゲームが発売されるとのことなんで
そのあたりのことも
細かく描写してくれて
わかるようになってくれると嬉しいんですが
発売が待ちどうしいですね!

{/netabare}

投稿 : 2024/03/09
♥ : 289

アシュコロン さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

死後の世界がこういう感じだったらいいのに…

まずこの物語の舞台が「死後の世界」で
そこに人生に悔いを残し若くして死んだ
少年少女たちがこの世界にある学園で青春を謳歌し、
幸福感や達成感に満たされることで成仏し、転生する。
という幻想的で、でもどこか身近に感じるような
物語に心引かれました。

今までに誰もが多かれ少なかれ一度は思ったことのある
「死んだ後ってどうなるんだろう?」という
不確かで絶対に知ることのできない疑問を
そういう先入観に囚われず
このエンジェルビーツ!という形で
死後の世界が具現化されて
例えその世界が嘘偽りだとわかっていても
もし自分が死んだ後こんな世界に行けたら
どれだけ楽しいだろうか…と切実に
思わされてしまいました。

内容としては
シリアスなとこはじっくりと深く
コメディなとこはたっぷりと笑い
感動的なとこはがっつり泣かせられる
とてもメリハリがあり、さまざまな感情が
このアニメの中で一度に味わえる作品です。

ただ個人的にはもっとサブキャラクターである
椎名やTKや大山など一人一人のエピソードを
細かく盛り込んで欲しかったのが正直な感想です。

「死」についてあまり深く考えたことも
ありませんでしたが実はとても身近にあることなので
「死」についてこのアニメを通して
楽観的に触れてみるのもいい機会だと思いました。

投稿 : 2024/03/09
♥ : 139
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

とにかく泣ける物語です

アニソンオタの私は、神曲と言われるOP・ED曲や、数多くの挿入歌に誘われるようにこの作品を視聴しました。

バンド・バトル・恋愛・コメディなど様々な要素を含みつつ、後半は感動の嵐でした。
{netabare}
最終話・音無生まれ変わりと思しき男性が、かなでちゃんの生まれ変わりと思しき女性に声をかけようとする場面を見て、ものすごく救われた気がしました。
{/netabare}

ただ、私がkey作品でハマったのはこの作品だけなんですよ。なんでだろ?

投稿 : 2024/03/09
♥ : 127

87.4 7 バトルアニメランキング7位
ギルティクラウン [GUILTY CROWN](TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (7189)
30357人が棚に入れました
「僕にはわからないんだ、みんなと何を話したらいのか。だから内心焦りながら”友達風”のものを増やして、生きてきた。」
 時は2039年。「僕」の名は、天王州第一高校に通う高校二年生桜満集(おおま しゅう)。欝屈した気持ちを抱えながら、どこか世間に覚めた視線を送る彼はクラスメイトたちとも一定の距離を保ち、ただ漠然と、平穏な日々を送っていた。学校の休み時間に交わされる退屈な会話。ヘッドホンから流れる少女の歌声。「…でも、これでいいのかな?」10年前、突如発生した”アポカリプスウィルス”の萬延によって、大混乱に陥った日本。無政府状態となったこの国は、超国家間で結成された”GHQ”の武力介入を受けその統治下に置かれることとなる。のちに「ロスト・クリスマス」と呼ばれるこの事件をきっかけに、日本は独立国家としての体を失い、形だけの自治権を与えられ、そして人々は、カリソメの平和を享受していた。スピードを上げていて走り抜けていく”GHQ”の装甲車。テレビから流れるテロのニュース。「僕にももっと、やれることってないのかな・・・・・・」しかし集の平穏である日常はある日、突然、打ち破られる。放課後、お気に入りの場所で出会った、ひとりの少女。彼女の名は、楪いのり(ゆずりはいのり)といった。集は憧れ、ウェブ上で絶大な影響力を誇る人気の歌姫。そして彼女には、もうひとつの裏の顔があった。”GHQ”からの「日本の解放」を謳い、命をかけて孤独な戦いを続ける

声優・キャラクター
梶裕貴、中村悠一、茅野愛衣、花澤香菜、竹達彩奈、嶋村侑、寿美菜子

cross さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

綺麗な作画と良質なOPとED、物語も壮大だが2クールでもまだ足りない感じ。【総合評価:84点】

2011年秋から2012年冬にかけ、全22話で放送された2クール作品。

2011年秋の視聴アニメを考慮していた際、「友達を武器に使う」「友達をしもべとして使う」と言った情報から興味をそそられ、作画にも惹かれて視聴を決意したと言う感じです。

この作品の特徴を挙げるなら、やはり真っ先に挙がるのは作画の綺麗さにありました。
本作は2011年秋から放送が開始され、同時期に放送を開始したFate/Zeroと比べ見劣りしてしまった分、印象に残りにくいのですが……
とは言え、Fate/Zeroが同時期でなければ、その作画は群を抜いていた事は間違いないです。

そして、もう一つの特徴は良質なOPとEDです。

1クール目
OP『My Dearest 』 ED『Departures 〜あなたにおくるアイの歌〜 』
2クール目
OP『The Everlasting Guilty Crown 』 ED『告白』

以上の4曲は個人的な感想ではありますが、どれもとても良い曲だったと思います。
特に二つのOPはどちらも映像面でも楽しめ、とても見応えのある仕上がりだったように思えます。
作中でもヒロインのいのりが『Departures 〜あなたにおくるアイの歌〜 』を歌うのですが、その時もやはり音楽と映像の融合でとても見応えがありましたね。
同曲を使っての最終話のラストも、今までの集といのりを想うと本当に胸に染みるラストでした。


各キャラクターのデザインも自分としてはかなり好みとあって、視聴は特に苦も無くいきましたね。
まぁ、序盤の主人公の煮え切らない感じを不快に思う方も居るかもしれませんね。
メンタルの弱さで精神状況が結構コロコロ変わってしまいますね。
自分としては、状況下からして主人公の弱さは、逆に人間味があるなと感じております。
言っても主人公は高校生、あんな非日常すぎる状況に適応なんて絶対に出来ないでしょう。
そんな人間味溢れる主人公の苦悩とそれを乗り越えていく成長は割と描かれていて、好印象でした。
最も、アニメに、しかもこの作品のようなSFにリアルな人間味なんて要らん!!と言われればそれまでなんですけどね……


物語に関しては、かなり多くの設定を盛り込まれ、壮大で非常に見応えがある筈と言った感じ
ですが、多くの設定を深く描ききれずに、どうしても多くの設定だけが存在するだけで活かしきれていない実状は否めないですね。
ですので、視聴していると展開が飛躍しすぎだったり、付いて行けなかったりする事も……
素材自体は個々に面白さを持っているように感じられるだけに、ちょっと残念でしたね。
もっと、ひとつひとつの設定を濃密に描ききれば、面白かったのでしょうけど、2クールを使ってもちょっと捌ききれなかったですね。
4クールぐらい使って長くやれば壮大な物語に化け、名作になれたかもしれませんね。

所々、とても面白い面もあり、ここから一気に面白くなるのでは?
そんな期待を常に持ちながらの視聴でしたが、どうにも面白さにムラが多かった印象を受けます。
とは言え、本当に面白い回や展開、設定があったので、波に乗り切れなかったのは非常に勿体無かった……
結構、多くの方が途中で視聴を断念していると聞く中、自分はまだまだ挽回できる!!
そう信じて毎週視聴していたので、愛着はかなりある作品でしたね。

2クール目からの展開は、やや早足過ぎる感じはするも、個人的な感想でいえば面白かったように思えます。
まぁ、物語としてはやはり強引に締めた感じがし、先ほども書いたようにもっと時間をかけれればと思ってしまいます。
しかし、ラストシーンは今までの集の苦悩、そしてそれを乗り越えていく中でどれだけいのりの存在が集にとって大きかったのか。
それを考えると、非常にこみ上げるものがある、とても切なくも綺麗なラストではありました。


作画は非常に素晴らしく、今まで視聴した作品の中でもクオリティはかなり高い部類
OP、EDも良質で物語を度外視すれば、非常に素晴らしい出来栄えの作品ではありました。
勿論、面白い展開の回もあり、2クール目から展開は個人的には面白かったです。
一度お時間があれば視聴してみてはいかがでしょうか?

投稿 : 2024/03/09
♥ : 164
ネタバレ

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

・・・ずっと側に居ても、いい? (;`O´)oダメーーー!!∑('◇'*)エェッ!?

■「ギルティクラウン」ってどんなアニメなの(⌒^⌒)b
舞台は近未来の日本、突然発生したウィルスのパンデミックにより日本が無政府状態になるほどの危機的状態になったのでした。
そこに武力介入してきたのが、超国家間で組織されている「GHQ」だったのです!
そんな従属国に成り下がった日本でしたが、10年後に新たな戦いが起ころうとしていたのです♪

平穏な日々を送っていた天王洲第一高校2年の少年がある少女と出逢い「ヴォイド」という力を手に入れるのです。
その力とは、「GHQ」のロボット兵器を一刀両断するほどの破壊力だったのです!
また、少女の出逢いが必然的にレジスタンス「葬儀社」との出逢いともなり、彼の運命が大きく変わって行く事となるのです。


■「ギルティクラウン」と出逢った日の日記φ(*'д'* )
作画のクオリティーの高さは劇場版でも見ているような綺麗さと演出で本作品に対するスタッフの意気込みをかなり感じる事ができました♪
キャラデザに関しても、男の子の力強さや女の子の柔らかい肌の質感を丁寧に描写できていて感心するほどの出来栄えです♪⌒ヽ(*゚O゚)ノ スゴイッ!!!
BGMの巧みな手法が秀逸で、シーン毎にメリハリあって他の演出をより際立たせている事も印象的ですね♪
緊迫感を出す場面や会話などでBGMが邪魔にならない様にちゃんと気配りがなされていているのが良くわかりますし、選曲のセンスも良いので好印象です♪

後は2クール枠を余すことなく使った壮大なストーリーがどれだけ見ている人の心に響く物になっているかでしょうね(*^-^)
1話観ただけではまだ全体像がハッキリしないので、なんとも言えませんけこの作品の雰囲気から並々ならぬ力強さを感じるのできっと満足いく結果を見せてくれると信じています♪


■総評
放送前はとっても期待していたノイタミア発ロボットアニメだったんですけど、心にイマイチ響かなかったみたいです(・・∂) アレ?
OP曲/ED曲/BGM/作画についてはかなりの高評価を多くの人から頂けてましたよね♪
もちろんσ(^_^*)アタシも同じように思ってました♪
でも残念なことに一番大切なストーリーの組立がチグハグな部分が目立っていて、押さえておきたいポイント見間違えていたように感じました。
そういった意味ではオリジナルストーリーらしからぬ出来栄えになっていたかもしれませんね。
まず、『友達』とか『背徳感』をキーワードに掲げていましたど、こだわり過ぎで足枷になっていたような気がしたのです。
たとえば、「友達を武器に戦う」キャラの個性をヴォイドの形として表現しているのですけど、ハレちゃんの包帯は良いとして、他の人のヴォイドの形が本当に個性を表現しきれていたのかなぁって思うのです。
どちらかと言えばストーリーに都合の良いように各キャラに当てはめただけのような印象のほうが強かった気がします!
また『背徳感』については、後ろめたい気持ちや罪悪感をどのように描写していくか、どう関連付けしていくかがポイントだったんですけどね(≧▼≦;)
とくに主人公の桜満 集(ouma shuu)の引込み思案で臆病な性格は、罪悪感や後ろめたい気もちを背負わせるにはやりやすいキャラだったと思うのですけど、その殆どが周囲の影響によって背負わされたものだったんです(´;ェ;`)ウゥ・・・
戦争を知らないナイーブな性格な集の心情をリアルに描いていたとは思うのですけど、ワンパターンな表現だったがために主人公としては物足り無さを感じちゃったわけなのです。
せめて終盤くらいは誰の影響も受けず、みずから道を切り開いた上で背負った『背徳感』をみせてほしかったなぁって思いました。
幼い頃の恙神涯(tsutsugami gai)が集のリーダーシップに憧れを抱いていた事や、最期にいのりとすべてを背負おうとした集の行動が、もっと素直に受け入れることが出来たかなぁって思うんです
…c(゚^ ゚ ;)ウーン
きっと最後の最後、誕生日のシーンを見た時にもっとスッキリした清々しい気持ちで見れたような気がするんですよね!

他にも、キャラデザが美麗な反面、見た目が幼く見えてしまうので、行動や言動に重みや深みを与えるべきだったのですけど、心情の変化が描写されていない場面もあって説得力が欠けているシーンが目についちゃいましたね(^▽^;)
「城戸 研二」の凶悪さや才能、「ダリル・ヤン」の不器用な生き方など、どれだけの人が印象に残ってるのでしょうか?
アンドレイ・ローワン大尉の名言{netabare}「生き直せるなら今度はもっと人に優しくしろ、本当はもっといい子だったんだろ、ダリル坊やは」{/netabare}
の場面は名シーンになるはずだったのに…いきなりそんな事言われてもねぇ(∀`*ゞ)

面白い設定や展開があっただけに、なんだかもったいなかったなぁって印象でした(^=^;
期待が大きかったぶん余計にそう思ってしまったんでしょうね♪


■MUSIC♫
OP曲『My Dearest』
 【歌】supercell(こゑだ)
 テンポやリズムに微妙な変化を付けて疾走感の中にギルティクラウンの世界観を表現したナンバー♪
 そんな変幻自在の曲を力強よく見事に表現してたこゑだちゃんって何者w
 
ED曲『Departures ~あなたにおくるアイの歌~』
 【歌】EGOIST(chelly)
 σ(・・*)アタシの中で2011年度バラード部門があったらNo.1ソングです♪
 この曲、簡単そうで難しい、切ない悲しげなバラードなんでよね!
 とくにAメロなんかはほとんどピアノの伴奏しかない中、見事に心憂い表現までも出来ているのです♪
 末恐ろしい17歳ですね・・・♪⌒ヽ(*゚O゚)ノ スゴイッ!!!
 声質は透き通るようなウィスパーボイスで久しぶりに心に響く名曲に出会えました(*^▽^*)

OP曲『The Everlasting Guilty Crown』
 【歌】EGOIST(chelly)
 『Departures ~』とはうってかわってアップテンポのナンバー!
 この子はやっぱりバラード向きかなって、ちょっと思ったりして♪
 
ED曲『告白』
 【歌】supercell
 明るく元気で疾走感溢れるロックチューンなナンバー!
 
挿入歌『エウテルぺ』
 【歌】EGOIST(chelly)
 幻想的で淋しげなバラード♪
 安心して聴ける良質なバラードですね(*^^*)


2011.10.16・第一の手記
2012.05.19・第二の手記(追記:■総評、■MUSIC)

投稿 : 2024/03/09
♥ : 123

ワタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

色々もったいなさ過ぎる

無政府状態となりGHQの統治下に置かれている日本が舞台。
とある出来事がきっかけで「王の能力」を宿してしまった主人公の運命やいかに・・・全22話。

素材は良かったのにどうしてこうなった\(^o^)/
世界観、設定、キャラデザ、どれも好みだったし
演出・作画レベルは非常に高かった。
しかし脚本が素材を全く活かしきれていない。
整合性無視のご都合展開はいちいち突っ込んでいたらキリないけど
キャラの心理描写が非常に雑で、行動原理がイミフな点はホントなんとかして欲しかったですね。
画面の中だけで盛り上がってる感が半端なく、最終回はその集大成といった感じでした。

中盤の学園編は結構楽しんで観てました。
とあるキャラの悲劇から主人公覚醒黒化の流れは盛り上がったし
閉鎖区域から脱出するための策を色々練る中で
リーダーとしての立場にある集の苦悩がよく描けていたと思う。
でもその後の展開にほとんど影響を及ぼしてないっていう・・・w

BGMに関しては、場面にそぐわない自己主張の激しい楽曲がちらほらと。
主題歌は安定のスパセルで曲、映像ともに素晴らしかったです。
特に後期OPは神がかったクオリチーで
疾走感溢れる曲と、映像の雰囲気がバッチリはまってましたね。
このOPだけ見ると名作な気がしてくる不思議!

割と好意的な目で観てましたが、糞アニメと罵りたい一歩手前まできちゃってます。
まあ嫌いではないですね。色々もったいなさ過ぎるアニメ、そんな感じです。

投稿 : 2024/03/09
♥ : 85

88.6 8 バトルアニメランキング8位
喰霊-零-(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (4581)
20575人が棚に入れました
憎しみに揺れる魂を目覚めさせたのは誰?
それは闇の街を彷徨う、哀しみに暮れる迷い人。
運命の絆で繋がれた二人は…宿命の鎖を断ち切り、悪霊を討つ 。

声優・キャラクター
水原薫、茅原実里、高橋伸也、相沢舞、土谷麻貴、白石稔、稲田徹、若本規夫、平松広和、松元惠、小村哲生、麦人、石森達幸、田中涼子、城山堅、升望、堀川千華
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

愛するものを、愛を信じて殺せるか。

「愛するものを、愛を信じて殺せるか」
衝撃的なキャッチコピーが私を物語の世界に誘う

変えられない「宿命」に必然という名の「運命」を二人の少女にみた...
光を求め、祈る言葉はあなたに届くの?


環境省・自然環境局・超自然災害対策室に所属する二人の退魔師の少女 土宮神楽(つちみやかぐら)と諫山黄泉(いさやまよみ)の物語

{netabare} 愛した人の死を乗り越え、ヒロインが一人前の退魔士に成長するまでの過程を描いている哀しくも雄渾な物語

この作品を語る上で欠かす事のできない一話、二話。多くの視聴者を作品に引き込んだ衝撃の展開となっています。
三話からが本編となり、徐々に一話に戻っていく構成になっています。

黄泉がダークサイドに墜ちることになった結果を先に見せ、三話からは二人の少女がどうしてこうなってしまったのか経緯を描き視聴者を惹きつけ興味を誘っています。

母を亡くした当時十歳の神楽を引き取り黄泉が世話役となり黄泉と神楽は本当の姉妹、、いえそれ以上に深い絆で結ばれるようになります。

退魔師として同じ使命を果たしていきますが、やがて二人に訪れるのは残酷なくらい全く異なる運命だった、、

最後の土宮神楽と諫山黄泉の二人の戦いのシーン
実の姉妹のように暮らしてきた二人の思い出の回想シーンを織りこみながら激しくも切なく、それぞれの思いがぶつかった戦いです。神楽は葛藤、迷いそして二人の思い出を抱えながら決断し戦います。強さだけではなく、寂しさも感じさせる切ない戦いに胸が苦しくなりました。


最後の最後にようやく心を通わせることができ交わす
「大好きだよ」
相手の幸せを願う気持ちに悲しくも優しい気持ちに熱くなりました。

神楽は黄泉を自らの手で葬るという結果となり退魔師として一人前になるという残酷でもある成長を遂げることになります。
{/netabare}

音楽も感動を引き立てていて素晴らしかったです。効果音も絶妙でした。また神楽役の茅原実里さんのParadise Lostは攻撃的でスピード感があり最高に物語を盛り上げています。


この物語。それはもう涙なしには見られません。。感情移入しすぎてしまいつらいので今後再視聴することは絶対ないでしょう。。

投稿 : 2024/03/09
♥ : 90
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

リインカーネーション

あおきえい監督作品、原作瀬川はじめ。
少年エースで連載の「喰霊」の前日譚。

この世に跳梁跋扈する悪霊や怨霊。
環境省「超自然対策室」の所属エージェントたち。
彼らの悪霊を祓う戦闘の日々を描く中で、
お互い退魔師という厳格な家系に生まれた、
黄泉と神楽の友情と葛藤をメインテーマに、
セーラー服×日本刀が勇ましいダーク系活劇。

悪霊は心の隙間に忍び込み人格を破壊する。
除霊を生業とする家柄の少女を主人公に、
学園での日常パートもきちんと描かれ、
少し絵柄に時代を感じさせますが、
霊獣や法術や剣術による戦闘も優秀で、
衝撃的な序盤の展開、お勧め出来る作品です。

愛するものを愛を信じて殺せるのか!?
{netabare}まだ半人前の神楽にとって、
憧れであり姉代わりの存在だった黄泉。
宿命の果てに選んだそれぞれの道。{/netabare}
運命的な邂逅をする2人の結末。

美しくも残酷な物語。
楽しめる方も多いでしょう。

投稿 : 2024/03/09
♥ : 73

アトランティス さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

後半本当に引き込まれた!あにこれ上位も納得の作♪

Dアニメストア視聴第4弾!!

退魔師の家系に生まれた2人の少女をめぐる物語。


最初にこのアニメは百合アニメだと思って視聴を始めました。(ポッキーのうわさとか結構聞いていたのでゞ)

しかし、5、6、7話と話を見ていくうちにこのアニメは百合というか逆に戦闘などしっかりした要素の方が強いな―と思い始めるようになりました。

確かに風呂や、ポッキーゲームなどの百合ゆりしい内容もありましたが、それも込みでこのアニメの魅力です

黄泉も神楽もどっちも僕のタイプだったのでそういうシーンもとても萌えましたw


冒頭の話が最後に繋がる所もとても良いと思いました。
ストーリー展開は視聴してると想像できるかと思いますが
後半は勢いが止まりませんでしたね
感動もしました(T . T)


この作品のオススメ度は

★★★★☆(3.5)

としておきたいと思います。

ストーリー、キャラ、それと
中毒性のある茅原実里さんの良曲OP
「Paradise Lost」が評価の対象です。

Paradise Lostは本当に飛ばせないOPでした♪


この作品に対するみなさんのレビューを拝読していると
途中で断念した、というのをよく見かけます。

とても勿体ないと思います(^^;)
ぜひとりあえず最後まで視聴してもらいたいです


この作品に付けられているタグ
・隠れた名作
・泣ける

まさにこの作のことだと思います

投稿 : 2024/03/09
♥ : 61

86.5 9 バトルアニメランキング9位
境界の彼方(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (3361)
18585人が棚に入れました
神原秋人はある日の放課後、屋上から飛び降りそうな少女・栗山未来と出会う。未来は、異界士の中でも特異な呪われた血を持つ一族の最後の生き残りだった。たった一人生き残った少女と、半妖である秋人が出会ったことで、世界が一変する……。

声優・キャラクター
種田梨沙、KENN、茅原実里、鈴木達央、山岡ゆり、進藤尚美、渡辺明乃、豊田萌絵、松風雅也、川澄綾子

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

よく解らない所がチラホラ・・・(@'ω'@)ん? 「不愉快です」(=^・ω・^)キリ

原作 ラノベ 未読

全12話

ジャンル ダークファンタジー

「異界士」と呼ばれる特殊な能力を有する存在が、「妖夢」と呼ばれる人間に害を及ぼす存在と戦うダークファンタジー作品
ウィキより


バトルあり、ギャグあり、恋愛ありなんだけど、結構シリアスもあるんです。
そのせいか、全12話しかないので、どれも中途半端な気もしました。
異能って言っても、誰がどんな能力使えるのか?
説明とか全然ないので、イマイチ分からなかったです。
複線も回収しきれていないので そこもマイナス。

ストーリーも、ちょっと難しい世界観なので、大まかには理解できるんだけど、細かな設定とかは難しかったです。
(自分の理解力がないだけかもですが)

ただ、ヒロインの赤めがねを掛けた顔は可愛かったです。
主人公が眼鏡フェチなので、同じ趣味の人なら 気持ちがよく解るんじゃないかな?^^
自分は、女の子の ふちあり赤眼鏡姿が好きなので、
今回のヒロイン 栗山 未来 の容姿は ストライクでした。

見所は・・・ヒロインと主人公の関係&恋愛かな?
あとは、京アニだけあって、映像は綺麗です。
それと 「眼鏡」 でしょうか。。。(これは眼鏡フェチじゃないとだめですね^^;)

最後は、ご都合主義で無理やり感がありましたが、
結果、ちょっと良かったな~っと (@´ー`@)  

結局のところ、12話では尺が足りないですよね・・・
自分には、ちょっと評価するのに難しい作品でした。


OP:「境界の彼方」 歌 - 茅原実里

ED:「Daisy」 Created by STEREO DIVE FOUNDATION

投稿 : 2024/03/09
♥ : 104

cross さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

キャラクターと設定を活かしきれず呆気ない印象のまま進む物語。京アニの魅力である作画のクオリティーで繰り広げられる戦闘などが目を引くだけに勿体無い。【総合評価:71点】

2013年秋、全12話で放送された作品。

第2回京都アニメーション大賞奨励賞受賞作であるこの作品。
京都アニメーション大賞と言えば『中二病でも恋がしたい!』やFREEの原案でもある『ハイ☆スピード!』などが既にアニメ化されていますね。
個人的には京アニと言うだけでそこそこの期待を寄せてしまいますし、ほぼ無条件で視聴してしまいます。
この作品もその例に漏れる事無く期待を持って視聴させてもらいました。


京アニの作品と言えばやはり作画のクオリティーの高さは言うまでも無く、とても綺麗な映像となっています。
綺麗な作画にOPとEDにも力が入っていて、映像と音楽のシンクロ率も高い為、作画と音楽面に置いては安定した高水準です。
どんな作品であろうと作画と音楽面が基本的に高水準となってくると、他社の作品よりも京アニ作品は物語面での評価が重くなってしまう訳ですが……


その重要となる物語としては、異界士と呼ばれる特殊な能力を有する存在が、人間に害を及ぼす妖夢と戦うと言うジャンル的にはバトル物のダークファンタジー作品。
過去に京アニが手がけてきた作品の中でも珍しい作風となりますね。

基本的に映像面は高水準となっている事もあって、その作画のクオリティーの高さでバトル物をやればかなり見応えがあるのではと思っていましたが、この点においてはしっかりと期待に応えてくれたと思います。
異能を扱う作品で、その異能の力を光で表現し、戦闘中のキャラクターの動きもスピーディーで戦闘シーンの出来栄えは非常に良かった様に思えます。

しかし、最近の京アニ作品の例に漏れる事無く、映像面が良すぎて逆に物語面の物足りなさが露骨に出てしまう。
圧倒的な映像ながらこの作品も物語面が足を引っ張ってしまった印象が拭えませんでした。
個人の感想ではありますがキャラクターの心情描写が不足していた事が大きな原因だったと思います。
主人公、ヒロイン共に自分の境遇から他者との違い対し、苦悩し一枚壁を作りながらも日常を送り、物語の進行と共に分かり合っていく流れです。
ですが、主人公とヒロイン、共に自分と他者との違いに対する苦悩などの心情描写があと一歩不足していて、どうにも抱えていた苦悩などを強く印象付けできていませんでした。
主人公とヒロイン、物語のコンセプトに沿って練られた設定を持っている非常にポテンシャルの高いキャラクターですが、その設定を発揮し切れず魅力を表現できなかったのは非常に勿体無い感じがしてなりませんでした。
自分達の中の苦悩をもっと深く描くことで、後々分かり合っていくシーンにも感動が生まれるのですがそのふり幅が狭かったですね。
あと、主人公とヒロインが物語のコンセプトを踏まえた設定的な意味でポテンシャルが高過ぎる為に、脇を固めるキャラの魅力は低めなのも残念。
良くも悪くも物語のコンセプトは主人公とヒロインを中心に描かれています。
そんな中、心情描写が不足している為、一つ一つの物語が非常に呆気ない感じで淡々と終わっていった印象でした。
ラストの展開は今までの物語を踏まえた展開だったので、それまでの呆気ない展開が活きてくるのかと期待してしまいましたが、どうにも説明不足で勢い任せ、終わりよければ全てよしと言いますが、視聴者側からすれば腑に落ちない体裁だけ無理にハッピーエンドにした感じでした。

下手にバトル物で基本はシリアス調の作品と言う事もあって、京アニ作品としては日常回やキャラクターの可愛さで勝負する話も少なめな傾向にありました。
その為、物語に使う時間は多かった筈なのですが、時間の割りに印象は薄く、まして日常シーンやキャラ押しのシーンも少ないとあっては作品全体としての印象が非常に薄いです。
そういった意味では京アニ作品の中でも実にキャラクターに関しての印象が薄い作品となっている気がします。


全体的に作画や音楽のレベルの高さが魅力ながら、その魅力が物語面のお粗末さをより顕著に表してしまっています。
京アニのクオリティーで繰り広げられるバトルシーンに見応えがある上に、設定やキャラクターもポテンシャルが高かったと思えた分、その扱いが雑で勿体無かった。
酷評にはなってしまいましたが、物語面に関しても、心情描写の不足から来る不満が主で、自分の感性が鈍いだけの可能性もありますからね。
京アニのクオリティーで描かれる戦闘シーンは綺麗でスピーディー、非常に見応えがありますので一度視聴してみるのも悪くないかもしれません。

投稿 : 2024/03/09
♥ : 103
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「不愉快です。」が愉快です。<追記;アイドル裁判><追追記:6話アイドル回>

呪われた血を持つメガネドジっ子のヒロイン。
メガネっ子好きの不死身主人公。
京アニ制作のアクションラブコメ、シリアス多めです。

何が起こっても揺るがない、メガネっ子命の主人公の信念には敬服します。
その主人公に対するメガネっ子の「不愉快です。」が耳に心地いい。
メガネっ子を特別好きでもない私が、メガネっ子のかわいさを認識したアニメです。

6話はストーリーと関係ないサービス回。
歌って踊って、コメディー全開のノリは大好物です。
全編このノリでも、全然大丈夫!

終盤に集中するシリアスストーリーは、半分ぐらいしか理解できません。
どうも謎が解決されていないような気がします。
何ともいえない中途半端感が不愉快です。

<追記;アイドル裁判>
{netabare}いったい何が表現したいの?京アニさん!
3頭身キャラによる萌え萌えダンス?
それとも、あいちゃんの華麗な可愛さ?

そして、まさかの夢オチ!
安定のドタバタコメディーでした。{/netabare}

<追追記:6話アイドル回>
{netabare}ザップーン回?くさや回?シャワー回?いやいや6話はアイドル回といたしましょう。

お金を欲して一日千秋。
屋上妖夢を討伐すれば50万。
ここはひとつ切り捨てずにはいられまい。
しかし、そうは問屋が卸しません。
トライすれどもひどい目に。
起死回生、歌って踊れるアイドルへ。
成功したと思いきや・・・

大笑いの6話でした。{/netabare}

投稿 : 2024/03/09
♥ : 93

85.4 10 バトルアニメランキング10位
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (2751)
15345人が棚に入れました
広大な地下迷宮、通称「ダンジョン」を中心に栄える迷宮都市オラリオ。

英雄譚にあるような「異性との運命の出会い」にあこがれ、駆け出しの冒険者となった少年ベル・クラネルは、ある日ダンジョンで場違いな強さを持つモンスター「ミノタウロス」に襲われる。

あまりのレベル差になすすべもなく追いつめられたベルは、間一髪のところでトップクラスの冒険者アイズ・ヴァレンシュタインに助けられる。

その瞬間、アイズに一目惚れしてしまったベルは、いつかアイズに釣り合う冒険者になろうと行動を開始する。

声優・キャラクター
松岡禎丞、水瀬いのり、大西沙織、内田真礼、戸松遥、石上静香、日笠陽子、久保ユリカ、岡本信彦、早見沙織
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

君も僕もロトの勇者だ

制作J.C.STAFF。

舞台は迷宮都市オラリオ。
冒険者は広大な地下迷宮に潜り、
モンスターと戦っては生活の糧を得る。
剣と魔法の冒険活劇、
王道RPGファンタジー。

この作品はキャラやシナリオに嫌味がない。
明朗快活な冒険譚である。
ただ強さに憧れ夢見る少年の物語です。
ロリ巨乳のヘスティアは、
いつも不貞腐れててかわいい。
声が凄くいいですよね。
アイズヴァレンシュタイン…透明で美しい人。
惚れた(〃▽〃)ポッ
{netabare}鍛冶屋に物語の焦点を当ててくれたのは嬉しい。
こういう世界は職人が支えているのだ。{/netabare}
ED曲が爽やかで耳に残ります。

構えることなく素直に見れる。
貴重なエロありコメディありの冒険譚。

勝者は常に敗者の中に、
失敗から多くを学ぶのであろう。
そうやって強くなればいいのだ。

ベルくん頑張れ、きっといつか報われるさ。

投稿 : 2024/03/09
♥ : 105
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

いえ、間違っているのは作品の『タイトル』です。

原作未読。2017年春アニメのスピンオフ作品公開という事で視聴しました。

主人公・ベル・クラネルの声優が松岡禎丞さんだったせいか、どうしてもソードアート・オンラインとダブってしまいました。
同じダンジョン攻略系だし、ファンタジーだし・・・。
ナイフと剣、魔法有り無しとか、微妙な違いしかないし・・・。
SAOがデスゲームだったのに対して、こちらはリアルのダンジョンなので、ダンジョンでの死=リアルの死というのも相通じるし・・・。
いつの間にかハーレムっぽくなっているのも同じ(笑)。

要するに、「SAO大好き!」という人にはきっと合うんじゃないかな?
私もお気に入り直行でした。

ところで、この作品のタイトルってひど過ぎませんか?
タイトルだけ見ると、女の子目当てでダンジョンを出入りしているチャラい主人公しか想像できなかった。
だから私はリアルタイムでは視聴を敬遠したのに・・・。

主人公は、一生懸命に、馬鹿真面目に冒険しています。
特に{netabare}前半は弱かった主人公が、中盤少しずつ強くなっていく様子は{/netabare}SAOには無い面白さだと思います。

投稿 : 2024/03/09
♥ : 92
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

暇を持て余した神々の遊び

原作未読 ただし珍しく原作に興味が湧く


{netabare}「神様…僕…強くなりたいです」{/netabare}
神様ヘスティアが安西先生に見えた初回で期待に胸膨らんだ。大きく外すことなく全13話完走です。
タイトルは知っていて地上波再放送を機に手を取った『ダンまち』。タイトルと見た目で視聴優先順位を下げていた過去の自分よ、なんておバカさん。

至極真っ当にRPGしている作品でした。ノリでいえばそこはかとなく『Dungeons & Dragons』や『ウィザードリィ』古典の香りがする佇まい。

ダンジョン潜入

クエストの達成やモンスター戦闘による経験値稼ぎ

ギルドでのクエスト成功報酬受取りや宿に泊まるとステータスやLVアップ
 {netabare}※注 本作ではファミリア元締めの神にナニされるとステータスアップ{/netabare}

{netabare}ダンジョンの存在意義といった根っこの説明は無いです。{/netabare}世界の一部としてダンジョンが存在し、上記ルーティンをこなしていく冒険者の一人、ベル・クラネル(CV松岡禎丞)が本作の主人公です。
転じて、神々の世界。暇を持て余した神々が人間と接触を図り“ファミリア”と呼ばれるパーティを形成するのは本作の特長です。原作は知りませんが、神々の代理戦争といった殺伐した感は無く、神々の特色にあった性格を持つファミリアが複数存在し日夜ダンジョン攻略に励んでおります。
神々のモチーフは各国の神話からの抜粋。ギリシャ・北欧・ヒンズー・そして日本とバラエティに富んでおり、そのうちのギリシャ神話からもじったヘスティア(CV水瀬いのり)がメインヒロイン。ベルくんとヘスティアを中心に神と人間(人外種族も当然おる)けっこうなキャラが登場し物語を構成しております。

そんなややこしそうな設定は観ていればすんなり理解できる親切設計なので物語理解のわかりづらさとは無縁です。そう!分かり易い。
観終わっての感想はいたってシンプル


{netabare}「ベルくん。もうヘスティアでいいじゃないか」{/netabare}


ほら あなたにとって大事な人ほどすぐそばにいるのよ、と思わずにはいられません。
タイトルから色恋沙汰を想像し、蓋を開ければ抑えめで真っ当なRPGをし、いざ終わってみるとやはり看板に偽りは無いんじゃなかろうか、と思える良作です。


1.ナメたタイトルのわりにはまともな内容
ベルくんを軸にしっかり“物語”があるのです。
{netabare}・ヘタレ優男が徐々に地力を付けていった序盤。惚れた弱みだから?眷属だから?駆け出し冒険者のためにヘパイストスに頭を下げるヘスティアの覚悟に感動しました。
・第6話。父母との別離の後、初めて触れたであろう他人からの信頼で救われたリリルカにこれまた感動しました。リリはベルの生命を獲ろうとする程の追い込まれた状況下にいたのです。そしてベルは甘いと思えるやり方を貫き通します。こちらもそういう話なんだと観方を固めました。
・転機となる第8話。第1話と同じケースに直面し…乗り越えました。これがまたベルくんいい顔してるのです。第7話が下地として活きてました。残り5話!
・その後、味方側にいわく有りげな男キャラを配置。最大のピンチ到来。と展開が速くなります。“詰め込み過ぎ”か“怒涛のラストスパート”か受け取り手に任せていて、私は後者寄り。{/netabare}


2.ヘタレな主人公が苦難を乗り越え成長していく
RPGのステータス成長のみに非ず。主人公が殻を破る内面の葛藤も描いた成長物語です。


3.ハーレムは申し訳程度(と感じる)そして俺TUEEEも申し訳程度(と感じる)
ハーレム:ベルくんはモテる要素を潤沢に保持してますので総取りも納得です。なんでコイツが?というキャラのハーレムとは一味違うと一線を引きました。

俺TUEEE:やや力技でした。{netabare}最初から「しあわせのくつ」持ちですしね。ただ、もしかすると死ぬかもしれん、という緊迫感はあったので良しとしてます。{/netabare}


4.緩急つけた魅力的なキャラたち
陰キャ陽キャそれぞれ特徴があったのはもとより、例えばヘスティアにしてもベルくんにデレる(ストレートな愛情表現が◎)ところと、意外と立派に神様してるところなど二面性や緩急をつけてきてました。
{netabare}「罪悪感なんて結局、自分が自分を許せるか許せないかでしかないんだ。君が心を入れ替えたっていうんなら、行動で証明してみせろ。」
※厳しくも温かい。そしてベルくんへの信頼があるからこそ出る言葉でしょう。{/netabare}


主演松岡さんで早々に戸松さんと絡んでるし、階層攻略のゲームっぽいし、モンスターにやられたらきっちり死ぬし、本人は一途ながら出合う女性軒並み好意持たれてるし、と某SAOと類似する点はそれほど気になりませんでした。松岡さんの声のトーンがいつもより高めだったからかもしれません。
既視感はあっても、丁寧に処理されたアニメです。神々と紐づくファミリアの設定は独特で世界観を構成する要素としてきちんと消化できてますし、別個のものとして捉えてます。


気にする気にしないのどっちに転ぶか、どこが刺さるかを言語化できたらラクなんですけどね。上に挙げた4点は魅力というより「マイナス先入観はこうしてプラスに転じました」的な内容。
もう少し掘り下げると、前述4.に絡んで“キャラへの愛着があった”が上乗せされて評価に影響しました。


■祖父の薫陶
人の好いベルくんに脈打つ祖父のDNA。これでだいたい説明がつきます。
{netabare}チートスキル「英雄願望」。ベルくんのモチベというか強さの源泉。女のために体を張る、そして女のために頑張る理由は幼いころ受けた祖父からの薫陶でしょう。{/netabare}
{netabare}「ベル。冒険者ならダンジョンに出会いを求めなくちゃっな」1話
「醜悪な怪物から、か弱い女冒険者を助け、感謝され、いい仲になる」同じく1話
「これぞ冒険の醍醐味ってやつだ!」これまた1話
「ゆけーいベルよ 男なら寝込みを襲え!接吻じゃー」7話
「覗きは男のロマンだぜ!」12話{/netabare}

■ヘスティアの献身
ベルくんは無自覚ですが、ヘスティアのベルくんへの信頼の厚さを端々に感じます。疑いの目を向けられてもヘスティアは動じません。二人の絆の強さを表わす描写に嫌味がなくそこにシビれます。
{netabare}昭和、いや明治の女の凄みを感じます。会ったことないけど。。。旦那を支える覚悟と信じ続けることのできる肝の据わりっぷり。THE内助の功。{/netabare}
{netabare}ヘスティアナイフの時もそうですが、エイナにリリを警戒するよう忠告を受けた時も、生還した後リリを諭す時も、パス・パレード(怪物進呈)を食らったベルくんの捜索隊を出そうとする時も、とむしろベルくんが目の前にいない時の振る舞いに惚れる。{/netabare}
{netabare}“例の紐”も良いですが圧倒的にここが私のツボです。{/netabare}

■長老役リューさん
古くはナウ○カのユパさま。強いです。そして淡々と飄々とさらっと大事なことを主人公に伝える役回り。本作で誰かヒロインを選べと言われたらこのワケあり美女を選びます。
{netabare}一緒の皿洗いでの一言が8話でミノタウルスに対峙するベルくんの背中を押しました。ベルくんをクラネルさんと呼び一歩センを引いている姿勢にも好感です。{/netabare}
リューの雇い主ミア母さんも粋ですね。ラ○ュタのドーラ婆さんと魔女の宅○便のオソノさんを足したような快活おかみさんもいいこと言うんですよ。
{netabare}「冒険者なんて格好つけるだけ無駄な職業さ。最初のうちは、生きることに必死になっていればいい。惨めだろうが笑われようが、生きて帰ってきたやつが勝ち組なのさ。」{/netabare}



難点挙げるならベルくんとヴェルフの名前の音が被ってしまうのはいかんとも。

恐らく原作では言及されていてアニメでは説明不足と感じる部分、アニメ観ただけでは理解しようがない箇所もあったり、未回収は残ります。
続きは外伝(ソード・オラトリア)、そして公開中(2019年3月現在)の劇場版を楽しみましょうか。
さらに2期制作のお知らせが公式サイトより発表されました。


とても見やすいファンタジーの良作。原作まで手を伸ばすかと久々に思える良い作品に出会えました。



視聴時期:2019年1月~3月再放送

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2019.08.11追記

この1期視聴から日をあけてオラトリアを視聴。できれば1期とオラトリアはセットで観たほうが良いかなあ、と体験談。結局オラトリア観てすぐこっちを観返すハメに。
これで2期の予習はバッチリということですな(^^)



2019.03.25 初稿
2019.08.11 追記
2020.03.22 修正
2021.10/10 修正

投稿 : 2024/03/09
♥ : 81

84.6 11 バトルアニメランキング11位
ハイスクールD×D(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (2667)
15181人が棚に入れました
 兵藤一誠は女生徒が極端に多い私立駒王学園に通う高校2年生。この学園に通う目的はただ1つ、この学園でハーレムを作る!
だけどハーレムどころか変態呼ばわりされ、当初の目的は壮大な妄想となっていた…。ところが! ひょんなことから一誠にも初めての彼女ができ、初デートをすることに!夕暮れの公園、そっと近づく彼女…。もしかしてキス? っていうかそれ以上…?エロ妄想がヒートアップする一誠に彼女は微笑みながら言う、「死んでくれないかな?」… 。人生で初めてできた彼女に、イキナリ殺されてしまったっ! なんで!?と思いきや自室のベッドで目覚める。するとその横には紅髪の美少女、学園の先輩《リアス・グレモリー》が全裸(巨乳)で添い寝していた!?オレ殺されなかったっけ? なんでリアス先輩が? なんで裸? っていうか先輩おっぱい見えてますよぉ~!?「見たいなら見てもいいわ」 ………。 ってマジ?? リアスから説明を受ける一誠。この世に存在する悪魔のこと。リアス自身も悪魔で、一誠を生き返らせる為に悪魔として転生させたこと。しかもその代償としてリアスの下僕悪魔として永遠に従わなければならない…。驚愕の真実、荒唐無稽、混乱する一誠。悪魔で下僕? リアス先輩の下僕? ってことは先輩のおっぱい揉めるかも?持ち前のエロパワーとポジティブシンキングで、リアスの下僕悪魔として生きることを受け入れた一誠。生まれ変わった一誠の悪魔で下僕な学園生活が幕をあける!そう、いつかおっぱいハーレムを作るために!?

声優・キャラクター
梶裕貴、日笠陽子、浅倉杏美、伊藤静、竹達彩奈、野島健児

ゼロスゥ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ただのエロアニメではなく意外と話がしっかりしていたのが良かった

最初はただのエロ目的で見ようと思ってました。
ですが意外と話がしっかりと作られており、純粋に内容を楽しむようになりました。
一番最後のバトルで主人公の一誠がリアス先輩のために頑張る姿は正直涙腺にも少しきましたね。

一番好きなキャラは子猫ちゃんです。
でもリアス先輩もエロ可愛いし、アーシアも純粋で可愛いし・・・
一誠も含め、正直みんなが良キャラすぎて一人に絞れないです。
この主人公が欲望に忠実すぎるってのもよかったですね。
他のハーレムアニメにはあまり見られない光景でしたw

投稿 : 2024/03/09
♥ : 73
ネタバレ

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

史上最低で最強の技「ドレス・ブレイク」・・・(*^ω^*;)

■ハイスクールD×Dって・・・(^。^;)
女の子の割合が高い駒王学園に入学することはや一年・・・
主人公の兵藤一誠[hyoudou issei]は日々妄想と変態と罵られる日常をすごしていたのです!
そんな一誠に突然春が訪れたのでした(ノ´▽`)ノオオオオッ♪
でもそんな幸せは長くは続くことなく・・・初めての彼女に殺されそうになる事に・・・なぜ∑('◇'*)エェッ!?
瀕死の一誠を助けたのは悪魔だったのです・・・とびっきり美人のね☆彡
実は・・・悪魔の眷属になることで生きながらえたのでした!
意味もわからず悪魔と堕天使の闘争に巻き込まれていく彼の運命はいかに!!


■ハイスクールD×Dに出逢った日の日記 φ(`д´)メモメモ...
どうやら放送局によっては規制があったりなかったりみたいですね!
とにかく一誠はおっぱいが大好きみたいなのでやたら叫びます・・・おーっおーっおっぱい!!
周りの女の子もやたらおっぱいを強調します・・・というか見せます(≧▼≦;)アチャ
ストーリーは1話観ただけではなんとも言えませんけど、なんだか悪魔が正義で堕天使が悪者みたいですね!?
なんで堕天使がはびこっているのか、悪魔とどのような歴史背景があったのかちょっとずつわかってくると面白くなってくるのかなぁ?
とにかく無駄にエロな作品に成り下がらないことをお祈りしていますw†o(・・;) アーメン


■総評
地上波では規制が入るような内容でしたので完走できるか心配してたのですけどストーリーは意外にもしっかりしていたので楽しく観ることが出来ました♪
でもやっぱり「DxD」マークの規制は目障りなので、σ( ̄∇ ̄*)アタシ的には無駄な露出はいらない子でした!
(*`◇´* )ノポイ!! ・゚゚・。ロ.・。エ

ストーリーを面白くしていたのはやっぱり一誠の存在でした☆彡
一誠は「この学園でハーレムを作る!!」と公言したりと、とにかく自分の気持ちに素直でしたねw
その素直さが良くも悪くもストーリーを盛り上げてくれていたと思ってます(^ー^* )フフ♪

ストーリーは大きく2つに分けられます♪
前半は堕天使との闘争のさなか、仲間との出逢いや絆を深めていく過程が描かれていました。
そんな中でも一誠がアーシアを想う気持ちが熱かったです♪
それにしても…
{netabare}
「夕麻ちゃん♡」って引きずりすぎですよぉw
いくら初告白・初デートの相手でも殺されてるのにヽ(*´ー`)ゞ
そんな事だからアーシアまで殺られちゃたんですよね…
でもそのお陰で「心は天使」「体は悪魔」っていう、一段と魅力的なキャラとして復活できたんですけどねw
((((*ToT*)†アーメン~~~イチャイ…(* T-)□聖書~~~イチャイ!! Σ(T▽T;) ウエーン…
{/netabare}

また後半は純血上級悪魔の家系同士の熱い戦いが描かれてましね。
チェスに見立てた「レーティングゲーム」はなかなか面白い趣向でしたと思います♪
「リアス⇔一誠」の関係が深~く描かれているわけですが、アーシアも地味に頑張ってましたねw
登場人物のなかでとってもキュートだったのは、無口・無表情キャラの子猫ちゃんです☆彡
この系統のキャラの割によく喋るし、切れ味抜群の「ツッコミΣ\( ̄ー ̄;)」は一誠と名コンビを構築してましたね♪

もし2期があればまた観てみたいなって思える作品でした(*^▽^*)


■MUSIC♫
OP曲『Trip -innocent of D-』
 【歌】Larval Stage Planning
 バカテスに!OP曲『君+謎+私でJUMP!!』でおなじみのLSPの3rdシングル♪
 イントロのドラムのリズムがとっても印象的なロックチューンナンバーですね!

ED曲『STUDY×STUDY』
 【歌】StylipS
 石原夏織、能登有沙、小倉唯、松永真穂の若手女性声優ユニットのデビューシングル。
 声優ユニットらしいキラピコなノリの良いキャッチーな曲です♪


2012.01.19・第一の手記
2012.08.23・第二の手記(追記:■総評、■MUSIC♫)

投稿 : 2024/03/09
♥ : 69
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

命名♡ロマンティックえっちコメディー!!

ウソ!?…予想外ですね。。
やられてしまったみたい♡

これは、ただのえっちなアニメじゃないって言っていいのでしょう…ね

その証拠に今の私「きゅん」と…

ジャンル名で表現すると♬
『ロマンティックえっちコメディー』かな?

さて…
どれだけスゴイの ホントのところは*・゚✿♬?


…画面からあふれてしまいそうなとっても大きな胸…

肌色成分がとにかくいっぱい…
ちょとでも眩しく見えたあなたは、きっと男性です…よね!

思い返せば…
レンタルオンリーの私には、ディスク面に描かれている洋服のはだけた女の子がかなりの難点でした(笑)

だって、えっちなアニメ借りているって思われちゃいます…
でも、ちょとした難関を乗り越えてでも、視聴して良かったなって思います!!

それは…
私の好みを振り切った良作品ということです。

あにこれ80点と高めな点数にも納得できたし!
3期まで継続している理由にも頷けました!

【ストーリー】
えっちなことに情熱を燃やす兵藤 一誠はひょんなことから日常世界から転落し、運命の分かれ道へと…そこで悪魔に転生し本気でハーレム王を目指す道に…

ちょとおバカさんな位えっちな夢を妄想する一誠の純粋さ(?)に可愛く思えてしまいました♪

また、この作品は多彩な女の子メインで物語を彩っています。
{netabare}
・リアス グレモリー
赤色の髪が印象的。セクシーさと気高い美しさで誰もが憧れるお姉様。実は悪魔で強大な魔力を持っています。強いお姉さまの表情の奥に見え隠れするあの表情に…ドキリ。

・姫島 朱乃(ひめじま あけの)
学園二大憧れお姉様。黒髪にポニーテールの清楚美人、強くてカッコイイ!ついでにS嬢気質がたっぷりなお姉様。「あらあら~」「うふふ~」の流れるようなお姉様言葉が素敵♪お気に入りキャラです。

・アーシア アルジェント
見た目通りの可憐で清純乙女です。胸も想像通りの小ささ。そして超かわいいドジっこさん。悩む姿がキュート(悩んで→自分で突っ込んでをループ)人懐っこい性格で皆に元気を与えてくれます。

・小猫
身長小さい!マスコットですね♪名前通り銀の毛を持つ猫ちゃんみたいです。ロリが好きな人は小猫ちゃんなのかな?

・木場 佑斗(きば ゆうと)
私は一誠派ではなく木場さん派です。ハーフの様な顔立ちに加えて才色兼備。願わずとも女の子に囲まれています。冷静な判断力と抜群の剣の技術を持つ戦いは圧巻。内に秘めた強い思いを教えてくれませんか?

魅惑の2トップお姉さまに、清純天然ドジっ子、天才ロリっ子と、タイプの違うキャラクターが魅力的です。
このキャラの中では、一誠とリアスのやり取りを微笑ましく見ていました。リアスへの憧れが好きという大切な想いにかわるまで時間はかかりませんでした。

そして彼、甘え上手ですね。ヒロインのリアスが抱き締めて頭を撫でてあげる気持ち…私もちょと分かります。あんなに慕ってくれてきっと愛おしいことでしょう。やさしく包んであげたい気持ちが溢れていました。

そんな一面があると思えば、大切な人を守る為ならと、自己犠牲を惜しまず懸命に戦うのです。
それが一誠なんです!!
守りたいという意志が一誠を成長させ大切な人のために強くなれるんです。

vsライザーフェニックス編は忘れられません。

一誠
「気絶した時、うっすら覚えていたことがあるんだ…」
「部長が泣いていたんだよ!!!」
「俺がテメェを殴る理由は、それだけで十分だぁー!」
命をかけ、先輩を泣かせる奴は許せないって叫ぶ姿に…ハート直撃です!!
撃ち抜かれました!♡

次期当主として強くあらねばならないという価値観で生きてきたリアスは、弱さを見せまいとプライドを持ってきたと思うのです。

そんなリアスへの、とびっきりの女の子扱い♡
リアスの瞳が全てを物語っていました…瞳の潤んだ、熱っぽい表情…

二人きりの星空のファーストキスは本当にロマンティックでした♡
まさかこんな感動のストーリーに収束するだなんて…
エンディングStylipSのSTUDY×STUDYが絶妙のタイミングで入りましたね♬

『ハーレム王になりたい』
一誠にこの野望がある限りこのアニメは安泰なのではないでしょうか♪
それにしても「ドレスブレイク」という服が破ける技。品のかけらもありません(怒)(一誠サイテー!!って叫んでおきましたw)

二期に期待することは…
・リアスと一誠の恋の行方
・二大お姉様、グレモリー家の過去

では二期をこれからレンタルしようと思います。
{/netabare}

冴えないでしょ、こんなんじゃ

わたしキミのハートを指導しちゃうよ~♬♡

投稿 : 2024/03/09
♥ : 68

83.0 12 バトルアニメランキング12位
デートアライブ [Date A Live](TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (2423)
14601人が棚に入れました
四月一〇日。昨日で春休みが終わり、今日から学校という朝。可愛い妹に起こされ、五河士道は今日もいつも通りの日常が始まると思っていた。精霊と呼ばれる少女と出会うまでは―。突然の衝撃波とともに、跡形もなく、無くなった街並み。クレーターになった街の一角の、中心にその少女はいた。「―おまえも、私を殺しに来たんだろう?」世界を殺す災厄、正体不明の怪物と、世界から否定される少女を止める方法は二つ。殱滅か、対話。軍服に身を包んだ妹・琴里は士道に言う。「というわけでデートして、精霊をデレさせなさい!」「は、はあ…ッ!?」新世代ボーイ・ミーツ・ガール、登場。

アトランティス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

Dead or Aliveなデート!!Ⅱ(2期)への前座

突如地上に現れ、人類に被害を及ぼす精霊と呼ばれる美少女?達を主人公の五河士道がデートでデレさせて力を無害化していくという謎設定アニメ。


Dead or Alive-デートで生きるか死ぬか
ということがかけられているタイトルが面白いなぁと思いました
ストーリーはそれぞれメインの精霊の子で分かれてる感じで

1~3話 主に十香
4~5話 主に四糸乃
6話  温泉
7~10話 主に狂三
11~12話 主に琴里
みたいな感じになっていたかなと思います(もちろんその時メインじゃない他の精霊の子もちゃんと話に登場していますが、、)

キャラもみんな可愛かったしバトルも迫力はありました
爆風とか特にすごかった印象ですね^^
デートは最後の琴里の所が一番良かったかな

妹属性がついてきています
最近、、


あと曲に関しては
OPがカッコよくて良かったです!
wow wow~~のイントロの部分やサビの歌の部分を聴いてるとこれは中々飛ばせないOPだなぁと思いました。

EDの方は聴いていないのでわかりません(´・_・`)

2014年春から2期のⅡが放送中です。
今の所1期の方が面白かった印象がするが、、これからも期待

投稿 : 2024/03/09
♥ : 68
ネタバレ

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

皆さまもご一緒に"デート観戦"しませんか?|ョω・)ジィーッ♫

原作未読 全12話 原作未読 現在2期まで放送済
  ―2015.8.22 劇場版公開決定―

15.4月より再放送を期に視聴開始の第1期✿´д`)ノ

謎の生命体д・)もとい…めっちゃ強い女のコ✩(女戦士!?)
=”精霊”の出現により起こる大災害・”空間震”
により地球の平和は脅かされていた―

人間へ絶望の意をあらわにする”精霊”と
相まみえることになった、主人公『五河 士道』

彼はその”精霊”なるものをバトルにて倒すが術か…
はたまた”デート”をして彼女をデレさせてしまうが手か…

うん! そんなのちろん♪ … 後者! ”デート”にて
時にふざけた大人たち(当人たちは至ってまじめ!?w)
の意見(インカムを用いるw)によって全面バックアップを駆使し、

地球や、全人類の名案を分けるべく…
言うなれば恋の一大”デレさせ”大作戦♡を目論む物語なのである!!

↑多分大体は本筋は間違ってはいないと思のうです_((Ф(๑´д`๑)


まずは皆さま!!
“デート♡”と聞いてきっとニヤニヤせずにはいられないでしょう(o´艸`)?

「何なに!|д・」?」「あの2人デートするらしいよ!!」
マジかΣ(゚艸゚〃)!? 詳細求むッ(o>ω<o)!! 熱いねぇ(*´3`)ヒューヒュー♪

と思わず外野が盛り上がらずにはいられないこの展開…

このノリ… はい! 私も大好きです(*゚∀゚)*。_。)ウンウン♪

そう何を隠そう、本作の見所の一つとなっているのが
“デート”をする主人公とヒロイン(たち)の若者2人を
ハイテクなサポート機関なるモノが
カメラや傍聴機器たる最新の監視システムなどをもちいて、
熱い実況やら、ツッコミを所々に交えて

人生経験豊かな選りすぐりのエージェント(ただの…おじ様、オバ様方!?w)

たちが、これみよがしにチャチャを入れて楽しむトコロである!!


当デート支援システムでは、俗にいう”ギャルゲー”によく出てくる
会話の3択の選択肢モードが採用されております(*`・ω・)ゞ

あ、ちなみに私、
ギャルゲーは未経験者です(∩`ω´)⊃))ヾ(・ω・`)アエテソレイウカナ?

ヒロインたる彼女(デートの相手)からの質問に対し、
エージェントたちが一斉にオーディエンス形式で
3択の選択肢より決をとり、採択しその内容を
主人公に言わせるというなんとも画期的な仕組みである!!


その採択の一例その①

黒髪ロングの清楚系、癒し、お嬢様キャラに黒ストが美しい
ヒロインKちゃんとの初めてのデートにて―

デートの始まり、待ち合わせ場所にて―

「あら、士道さん(ノ∀`*) 今日はどちらに行かれますの?」

の問いに対し…

A. ショッピングモールでぶらぶらお買い物
B. 2人で甘い恋愛映画を。
C. ランジェリーショップで彼女の試着を鑑賞

総員!!! 選択!!!ヾ(`Д´*)ノ の合図にみな一斉に
それぞれの、全くもって必要もない淡い思いに身を馳せて”選択♡”


って、ん|д・)?w
1つだけ何やらのっぴきならない選択肢が…(♡ω・≡・ω♡)

当然本作においてどの選択肢が採択されたかは、
常日ごろよりこの手のアニメをご覧になっている皆さま!
からすれば、もう迷うこともないのでしょう!!

ゆえにここで敢えて私が答えを_((Ф(・ω・`)カキカキする必要も…

あ、ございませんネ(*゚∀゚)*。_。)*♪

いやー中でも特に、あの副司令官?『神無月』の
「ココはBでいきましょう!!」
⇒ {netabare} 「黒スト越しに見えるパン〇ラは男のロマンです(◍*˃̵∀˂̵◍)b-♡」 {/netabare}
には吹きました(||゚∀゚)/ プププーアッハハハ!!w


さてさて本作の魅力の一部を完全なる偏見で抜粋して
ご紹介してまいりましたが、
萌え×笑い×バトルが中々に見事に融合した面白い作品に
仕上がっているのではないでしょうか?


迫りくるみぞうの大災害なるものの根幹⇒”精霊”という存在を
“デート”にてデレ♡させて⇒はい!!解決ω・)و ̑̑♪
という展開は斬新かつ面白く、思わず楽しんじゃってましたー♪


にゅ!! もちろん登場キャラもみな可愛くてGOOD☆( ゚Д゚)b

『十香』、『折紙』、『よしのん』、『くるみ』、『琴里』
この5人の中できっと皆さまものツボにハマるコがいることでしょう!!

私はもちろん…『よしのん』であります!!

あー…皆さまちょっと勘違いをされてるかもですが…
もちろん『四糸乃』も魅力的で可愛くて大好きですが
やっぱり一押しは『四糸乃』の左手に装着された"パペット"

こと『よしのん』であります!! コッチ→(ฅ⑅・×£)ฅ-<やっはー、よしのんだよ‼

はい…毎度毎度 意味不なコトを
ブツブツと…、お騒がせして申し訳ございませ((o´_ _))oペコリ


はいッ! 『よしのん』終わろう✿´д`)ノ


(ฅ⑅・×£)ฅ-<しょうがないなぁ、終わりだってよ、士道くん!!
  あ! でもでも! OPのナレーションは面白いからさッ
       ~みんなもとばさないでちゃんと見てよねッ♪

投稿 : 2024/03/09
♥ : 58

cross さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

ひとつの設定が他の良い設定を食い潰してしまった印象。ハーレムラブコメが好きな方にはオススメです。【総合評価:55点】

2013年春に全12話で放送された作品。

日々、『空間震』と呼ばれる大災害の脅威に晒されている日本が舞台
主人公の五河士道は『空間震』の発生跡で一人の美女と出会う。
この出会いをきっかけに、『空間震』は『精霊』と呼ばれる謎の生命体が世界に出現する際に起こる現象だと知る。
そして、対話による精霊被害の減少、世界と精霊両方を救う目指す組織『ラタトスク』に半ば強制的に精霊との交渉役に抜擢される。
その交渉と言うのは『精霊とデートをして、デレさせる』と言うものだった。
人知を超えた強大な力を持った『精霊』と五河士道の命を懸けた交渉(デート)を描くラブコメです。



特に情報もなしに視聴を開始したのですが、『空間震』やその発生原因が『精霊』と呼ばれる存在であると言うこと。
人間対精霊の抗争になるのかと、第一話の前半は期待を高めていたのですが、「精霊とデートをして、デレさせる」と言う展開に一気に冷めてしまいました。
まぁ、最近のラノベにありがちな作品の核となるワンアイディアのみを特徴的にし、あとはただの美少女ハーレム物のテンプレと言った作品ですね。
とりあえず世界観などには興味があったので、最後まで視聴しましたが、やはりその典型的な作品で残念でした。

主人公の過去や特殊な力に関する伏線は第一話から張っていて、物語としてはそこそこ内容はありました。
『空間震』と言う大災害に晒されている舞台、その発生原因が『精霊』の出現によるものだが、『精霊』には全く悪意が無く、自分たちの平和を護りたい人間と不本意な対立を生む。
個人的には第一話前半で提示された設定で十分に見せられたのではないかと思ってなりません。

それだけに「精霊とデートして、デレさせる」と言う設定で安いラブコメ展開に持っていったのはどうにも勿体無い気がしてなりませんでした。
この設定がある為、視聴者に媚まくりな安っぽいラブコメ展開が目に付き、平凡なハーレムラブコメ作品に落ちているような気がしてなりません。
それにしても、精霊との交渉をデートで行う意味が良くわからなかった、まぁ、可愛らしいキャラクターを売る為と言う目的なのでしょうけど……
個人的にはひとつの設定が他の良い設定を食い潰してしまった印象を受けてしまいました。

まぁ、最近のラノベ原作のラブコメ作品があまり好きではない自分には合わなかったと言うだけで、その手の作品が好きな方には十分楽しめる作品ではないかと思います。
キャラクターもハーレムラブコメにピッタリな個性豊かな美少女揃いですし、作画そのもののレベルも十分
後半は物語もそこそこに盛り上がりを見せていましたし、最後のシーンから第二期の製作を匂わせるものでした。
ですので、ハーレムラブコメ系統の作品が好きな方、未視聴でしたら十分に視聴してみる価値のある作品だと思われますのでぜひ!!

投稿 : 2024/03/09
♥ : 54

85.7 13 バトルアニメランキング13位
織田信奈の野望(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (2594)
13556人が棚に入れました
平凡な男子高校生、相良良晴が突然400年前の日本にタイムスリップ!そこは血を血で洗う戦国時代だった……が、ちょっと雰囲気が違う??そんな乱世で良晴が出会った一人の美少女、その子の名は「織田信奈」日本史上最も有名な戦国大名、「尾張の風雲児」こと織田信長────ではなく、織田信奈!?明智光秀や徳川家康、誰もが知っている戦国武将たちが美少女として登場するこの世界。信奈の家臣となった良晴は、“天下統一”という織田信奈の野望を実現すべく、天下一の美少女達と共に戦国乱世を駆け巡る!『サル、わたしと一緒に天下布武よ!』才色兼備な姫武将たちが織りなす恋と戦の新たな戦国絵巻が今、はじまる!

声優・キャラクター
伊藤かな恵、江口拓也、福圓美里、生天目仁美、松嵜麗、金田朋子、北方奈月、矢作紗友里、小倉唯、能登麻美子、三森すずこ、麦人、櫻井孝宏、加藤英美里、梁田清之、諸星すみれ、大久保瑠美、佐藤利奈
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

最終回視聴完了 2期にも期待☆

<最終話の感想>

やはりこれはもう2期決定って事で!ますます楽しみ。
絶体絶命、信奈最大の危機もなんとか逃れ勝利。
それでもまだまだ戦国の世は終わったわけではなく・・
次から次へと立ちはだかる軍勢は、まるで人生の試練そのもの。

時系列はちぐはぐだったり、そこまで飛ぶかってほど
話が飛んだりもあったけれど、非常にバランスが良いというのかな
娯楽作品として素直に面白く、毎週楽しんで観てこれたのは良かった。

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<11話の感想>

松永久秀、どうも信頼できないなぁと思っていたが、
黒いのは肌だけじゃなく腹もだったか?
史実と大きく異なる局面において、光秀の描き方に
愛情を感じることが出来たのはちょっとした救いだった気がする。
だってどの戦国物語でも最終的には悪人扱いだからね。

さて、良晴はどうなったのか・・・どこにいるのか?
簡単に裏切り、寝返りがあった世の中で、
唯一信頼だけで絆を深く結んでいける関係もあり。
もうすぐ最終回を、迎える様子なのは少しさみしい。

ところで後半、敵襲に挟まれた信奈が「是非に及ばず」と言った言葉、
これ、本能寺の変で織田信長が最期に言った言葉なのだよね。
「どうしようもない」という意味らしい。
けっこう普段も使えそう(笑)

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<10話の感想>

多少、史実と前後しているような気もするのだけれど
細かいことはこの際抜きで(笑)
各登場人物それぞれの雰囲気や性格的な部分が、今更ながら
キャラデザによく反映していて、そういう面でも充分楽しめるなぁと。
今回は光秀の生真面目さ、優等生ぶりの中に垣間見える女の子な部分に
きゅんきゅんきて、なかなか良かった。

が、それ以上に・・
{netabare}
女であることを隠し、男性の武将として生きている浅井長政と、
女だと偽って長政と政略結婚をさせられた信勝(信奈の弟)が、
お互いの素の姿を知り、彼女の想いを察した信勝の優しい言葉のほうに
個人的にはきゅんきゅんきて、歓喜の舞を踊りそうなほどだったw
{/netabare}
さて最終回も間近に控え、気になるのは信奈の安否と今後。
来週も見逃せません。

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<9話の感想>

主な舞台は清水寺。
なんだかそれだけで感慨深いものを感じた。
今回は信奈の野望の真髄をハッキリ聞けた。
野望と言うと普通は戦をして勢力を広げ大きな国をまとめる将軍になる
なんて話になるのだが、信奈はちょっと違う。そこが魅力。
本物の織田信長がどう思っていたかはわからないけれど、
かつての大河ドラマでも似たようなセリフを言わせていたから
まんざら架空でもないようだ。
でも、史実とはかけ離れた設定に包まれている今作なので
もっとギャグ要素と奇想天外な展開を増やしちゃってもいいような気がする。

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戦国武将が美少女になった世界へタイムスリップした男子高校生の、
恋と冒険を描いたコメディタッチの作品ということで、
織田、豊臣の時代が舞台となっている。

戦国武将とはいえ、現代風にアレンジされたさまざまな女の子がメイン。
そのキャラ属性の豊富なことといったら♪
ロリだって細かく分ければほら、こんなにあるんだよねって感じ。
私個人の好みからしたら、信奈の弟、信勝と政略結婚させられた浅井長政なんだけどw
前田利家である犬千代の寡黙かつ機敏に戦闘するその少年っぽい姿と
トラの被り物を被っている小柄な外見で、身長の倍はある長槍を振り回す姿に
思わずギャップ萌え~前髪パッツンのヘアスタイルも可愛くて仕方ない。
けっこうこういう感じがツボだったりするのかと、あらためて気づかされた。

一方、ゲームでしかやったことのない「戦」を「イベント」などと呼び
史実として有名な場面に居合わすことに興奮気味だった主人公も
戦を重ねていくうちに、ようやく自分の立ち位置がわかった模様。

作画はとても綺麗だし、教科書に載っていたことを思い出せるくらい
有名な出来事を奇想天外な発想で展開させるのは、歴史好きな人から見たら
憤慨してしまう部分があるかもしれないけれど、
娯楽作品として割り切ってしまえばけっこう面白い。

ちなみにこれは余談だが・・
8話での、信奈と明智光秀との「たこ焼き対決」を見ながら
ふと思ったのだけど、個人的にはソースやマヨネーズを
たっぷりかける食べ方がどうもしつこく感じてしまって好きじゃないので、
おだしにつけて食べる塩たこ焼き(明石風)が
一番好きだし自分の定番だったりする。

投稿 : 2024/03/09
♥ : 74

こなぱんだ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

戦国乱世が美女だらけ!☆

私は原作を読んでおらず、最初一話を見たときはもしかして、萌えアニメ???と思ってしまいました・・・

最終的にはそんなことはなく、歴史の勉強をしたくなりました(笑)

舞台は戦国時代、突如現代の日本から歴史ゲームオタク?の高校生、相良良晴が戦国時代の濃尾平野に飛ばされてしまう。
その世界の武将たちは皆が美少女ばかりで、織田信長も織田信奈とう美少女でした。
主人公は死んでしまった木下藤吉郎に代わって信奈の家臣となり天下取りに助力していくといった話です。

とにかく美女・美少女ばかりのアニメですww

ですがしっかりと歴史の勉強にもなります!!若干違うところもあるけど・・・

キャラも歴史の教科書を読んでいくような頻度で登場するので誰が誰だかすこし予習したほうが解りやすいかな(*´ω`*)

でもみんな可愛い!!!!ヾ(*´∀`*)ノ

私の一番好きなキャラは噛みまくる五右衛門ちゃんです♪

今回は中途半端なところで最終回を迎えましたが、戦国乱世の本番はこれからなので2期に期待です!!!!

投稿 : 2024/03/09
♥ : 65
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

このものがたりはしじつとちがうもうひとつのせんごくじだい□○※■×◎ごじゃる

実は戦国アニメを観るのは2回目ですが、前回が戦国コレクションだったため、本格的な戦国アニメを観るのは初めてでした。

現代の主人公が戦国時代にタイムスリップしたお話です。
そこは姫武将や姫大名が成り立つ戦国世界で、織田信長でない織田信奈という姫大名に仕えて色々なこの時代の史実であったことに遭遇して信奈と個性的な姫武将たちと天下統一を目指していくお話です。

戦国時代の話は大好きで、マンガでもドラマでも結構観ています。

何故か戦国アニメには今まで縁がなかったですね。

信長・秀吉・家康の中なら断然信長が好きです。

信奈の口癖である「デアルカ」は昔、某N○Kの大○ドラマで信長役の反町○史がよく言っていたセリフの印象に残った言葉で、みなさんのレビューも好評なので視聴してみました。

喜怒哀楽がよく出ているアニメだと思いました。

こうゆう熱いアニメ大好きです♪

信長は冷徹なイメージがしますが、信奈は感情豊かな性格になっています。
色々突っ込みどころ満載の服装を普段はしていますね。

主人公の相良良晴は、時には熱く、時にはやさしく信奈を補佐します。
みんなに足蹴にされることもしばしばで、そのギャップが面白いですね。
現代っ子なので、たびたび戦国時代の知っている知識を披露し信奈を助けていきます。

戦国時代の史実の流れにアニメならではのエッセンスを振りかけて、戦国好きの人にも好感もてる内容ではないかと思います。

好きなキャラは五右衛門です。かみかみの五右衛門は可愛かったですね^^

続くような流れでしたので、2期があったら楽しみです♪

戦国好きな人も可愛いキャラ好きな人も観れる作品だと思うので、まだの方は是非視聴してみてください。

エンディングの歌の微妙さ加減は必聴ですw

以下はおまけです(本当におまけなので全然読まないで大丈夫です^^)
{netabare}
せっしゃのなまえは、はちすかごえもんでごじゃる。よしはるの、ど、のあたまのなかはいつもおんなのこのことしかかんがえていないで、の、ごじゃる。
しつれい、かみまみた(ちょっとキャラが違いましたかw)
{/netabare}

投稿 : 2024/03/09
♥ : 49

79.2 14 バトルアニメランキング14位
カンピオーネ! ~まつろわぬ神々と神殺しの魔王~(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1672)
10824人が棚に入れました
かつて神を殺してその権能を得、カンピオーネと呼ばれる高校生・草薙護堂。平穏な生活を送ることだけを望む彼だが、自称「愛人」のエリカによって荒ぶる神々との騒動に巻き込まれることになる。

ゼロスゥ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

リリアナ可愛いの~( ̄▽ ̄)

1話見た段階では。
「何これ意味わかんね・・・」的な感じでハズレ作品だと思ってたんですが中盤から後半にかけて割りと面白くなっていきました。
バトルシーンがワンパターンなのがちょっと残念でしたが。
12話のキスシーンは・・・いいもの見れました((´∀`*))

このアニメはバトル+ハーレムというよくある感じのやつなんですが、ハーレムメンバーの1人が僕のすごくお気に入りなキャラになってしまったんですよねw
その子を見るためだけに毎週このアニメを見てたかもしれないです(;゜∀゜)
具体的に言うと普段その子はとてもクールなんですが、恋愛に関してはすごく純情になり、オタオタしてしまったりするところがすごく可愛かったです。

にしても主人公の技はチートもいいとこだね。
とこぞの英雄王を思い出したよw

2期あるのかな?
一応最後そんな感じの伏線を張ってたしね。
あったら見てみたいです。

投稿 : 2024/03/09
♥ : 46

エウネル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ベロチューがエロすぎ。

まずこのアニメに内容を求めてはいけません。はっきり言って見ていても意味がわかりません。戦闘シーンもショボいです。
このアニメで僕が唯一認めるのは、キスシーンですね。これはヤバイ。僕はドラマとアニメだったらアニメのほうが何倍も好きです。ですがアニメのキスシーンはあまり好きになれなかった。今までそう思っていたのにそれをこのアニメに覆されました。ベロチューがエロすぎますよ。
キスをする理由は、神と戦うために神の知識を得なければならないからです。キスをすると知識が速く伝わるからキスをするそうです(?)。ベロチューにするともっと速いからベロチューをするそうです(?)。その設定自体が意味不明ですが、とにかく理由があってキスをしていました。ですがついに一番最後のキスシーンはただの愛でした。つまりキスしたいだけです。
キスが大好きで内容(笑)みたいなのが見たい人にオススメします。

投稿 : 2024/03/09
♥ : 45

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

キスするハーレムアニメ

原作 ラノベ 未読

ハーレムバトルファンタジー

う~ん 

話が薄い
キスして強くなる設定もアホくさ!

基本、バトルは最初ピンチです。
でも、キスすれば強くなって相手を倒す!がパターンなんです。

あそこまで露骨にキス見せられると、逆に不快になった。
(ちょいエロいし!)

ヒロイン達は、いろんなタイプの子がいて、まぁいいんだけど、でもありきたりです。
みんな主人公を好きになるのだけれど、なんか都合良過ぎじゃね?
私には、このキャラがいい! って云うのがいなかったです。

ファンには申し訳ないけど、B級作品としか言えないです。

2期があれば見るけど、希望はしない。

ハーレムアニメが好きな男子にはオススメかな?


あと、どうでもいいけど、次回予告のナレーションする人の声が、「世界の果てまでいってQ」のナレーションの人とおなじかな?
似ていたから「いってQ]を連想してしまいました。

声優さんはエヴァの碇ゲンドウ役の立木文彦さんでしたね!^^;

投稿 : 2024/03/09
♥ : 43

87.3 15 バトルアニメランキング15位
甲鉄城のカバネリ(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (2060)
9988人が棚に入れました
世界中に産業革命の波が押し寄せ、近世から近代に移り変わろうとした頃、突如として不死の怪物が現れた。鋼鉄の皮膜で覆われた心臓を撃ち抜かれない限り滅びず、それに噛まれた者も一度死んだ後に蘇り人を襲うという。後にカバネと呼ばれる事になるそれらは爆発的に増殖し、全世界を覆い尽くしていった。

極東の島国である日ノ本の人々は、カバネの脅威に対抗すべく各地に「駅」と呼ばれる砦を築き、その中に閉じ籠もることでなんとか生き延びていた。駅を行き来ができるのは装甲蒸気機関車(通称、駿城)のみであり、互いの駅はそれぞれの生産物を融通しあうことでなんとか生活を保っていた。

製鉄と蒸気機関の生産をなりわいとする顕金駅に暮らす蒸気鍛冶の少年、生駒。彼はカバネを倒すために独自の武器「ツラヌキ筒」を開発しながら、いつか自分の力を発揮できる日が来るのを待ち望んでいた。

そんなある日、前線をくぐり抜けて駿城の一つ甲鉄城が顕金駅にやってくる。車両の清掃整備に駆りだされた生駒は、義務であるカバネ検閲を免除される不思議な少女を目撃する。
その夜、生駒が無名と名乗る昼間の少女と再会するなか、顕金駅に駿城が暴走しながら突入してきた。乗務員は全滅し、全てカバネに変わっていたのだ!
顕金駅に溢れ出るカバネたち。パニックに襲われる人々の波に逆らうようにして、生駒は走る。今度こそ逃げない、俺は、俺のツラヌキ筒でカバネを倒す!

──こうして、本当に輝く男になるための生駒の戦いが始まるのだった。

声優・キャラクター
畠中祐、千本木彩花、内田真礼、増田俊樹、梶裕貴、沖佳苗、伊瀬茉莉也、逢坂良太、佐藤健輔、宮野真守
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

力なき力

オリジナルアニメーション。

舞台は日本、蒸気機関が発達した江戸時代終盤~明治初期のような架空の時代。
カバネという怪物に噛まれるとウィルスに感染して自分もカバネになってしまう。
いわゆるスチームパンク+ゾンビパニックの世界観です。

主人公の生駒(いこま)もいきなりカバネになってしまいます。
しかしながら、長年を費やした対策が功を奏し、脳まで乗っ取られることを防ぐことに成功します。

人とカバネの中間、カバネリ(たぶん屍人)となった生駒は、いかにして生きる道を模索するのか。
圧倒的な作画と迫力で描いた物語です。


テレビシリーズながら、映画クオリティ。
劇場版が先行公開され、その質が維持されていると考えれば、レベルの高さは推して量るべしです。
静止画の多用が見られるものの、全体的に安定感があるので安心して見ていられます。


とても勢いがある作品です。
ほぼ毎回大事件が起こり、次回が気になる終わり方をする。
見ている間はあっという間に時間が過ぎていきました。
{netabare}
唯一、七夕回は事件が起こりませんでした。
しかし、骨休めになりつつも内面に焦点を当てている。
ああいうメリハリの効いた休止の使い方、いいですねぇ。
{/netabare}

もちろん細かい粗は探せばいくらでもでてきます。
ストーリーや設定もざっくりしたもの。
{netabare}
* 生駒が克城をふっ飛ばしたの、あれ何?
* なんで生駒と無名にあんなに力の差があるん?
* 他の国はどうなってんの?
{/netabare}
と探せばきりがない。


しかし、テーマ性を無視しているわけではありません。
問われているのは「力のないものがいかに生きるか」という部分。
それに対し、{netabare}「意志力」{/netabare}という答えを導こうとしているのが見て取れます。

特に脇役が顕著です。
{netabare}
* 菖蒲(あやめ)は初期には指導力不足が目立っていたのに、後半は物事をはっきり言うようになっていく
* 逞生(たくみ)は怯えがちだったのに最後には体を張る

etc...
{/netabare}
……うーん、王道。

ただ、その答えが主人公によって明確にされているかといえばそうでもなかったり。

{netabare}
来栖(くるす)も最後に言っていました。
「まだ答えは聞いていない」と。


「弱いものは死ね」という弱肉強食論を持っていた美馬(びば)。

彼を倒すことでその持論を覆すように見えますが、結局「体力(あるいは暴力)」で押し勝っています。
まあ、その「体力」を身につけるためには「意志力」が必要だったわけですが。

……しかし、美馬はおそらく自らの意志でカバネリになっています。
彼もまた「意志力」と「体力」を持っていながら、自分より強い「何か」を見つけたがっていた。
そして、それに潰されることを望んでいた(死に面して笑い、汗を流すことから)。
結局のところ、その「何か」もまた「意志力」によって身につけた「体力」でした。
そう見出して、自分の考えの結晶たる生駒に、銃剣で白血漿を打ち込んで治癒したのでしょう。

これは、「強者に備わっている力」と「弱者が意志力で身につけた力」の違いを見せたかったのかな。
それとも、「結局力じゃん」「結局刀を向けた相手は人じゃん」という一種のアンチテーゼを表現したかったのかな。

いずれにせよ、そこに美馬の存在理由を垣間見ることができます。
{/netabare}

一応の着地点は見せてくれましたが、構想ではこれから先がありそうです。
単に「映像すげー、アクションすげー、無名の足エロい」で終わらず、考える余地も与えてくれるのは嬉しかったです。

……ということで十分に楽しめました。
最初の期待値がそれほど高くなかったのも幸いしたかもしれません。

投稿 : 2024/03/09
♥ : 65
ネタバレ

Progress さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

趣味趣味アニメ

あらすじはどこかを参考に…。

終了前の感想
{netabare}
タイトルはあるj-popのアーティストが、自分の音楽を趣味趣味音楽といって、色んなアーティストの曲のフレーズを自分の曲にいれたことから。
このアニメも色々なアニメの要素が見てとれます。このアニメにはもはや他作品と被ってナンボ、クオリティで他を上回れるという気概が感じられます。

設定の人間の活動可能領域である「駅」と呼ばれる町はカバネの活動領域である外界とは壁によって隔てられていて、駅同士は鋼鉄城という蒸気機関車で繋がっています。外敵から人間を守る壁…進撃の巨人も同じような設定がありますので、これ、進撃だと思う人はいるようです。(追記 ディストピア物は常に外界との壁が存在しますよね。サイコパスやNO.6とか。進撃だけにとらわれる必要はないと思います。)

演出というか、話の進め方が進撃っぽいところもちらほらあります。意思の強さで物事をなんとかしたり、生駒の過去話と生駒のカバネに対する強い
復讐心とかがエレンの巨人に対する復讐心に似通うところが…

このアニメの良い所と言えば、画がとても綺麗ですね。特に人物。目や髪の質感が半端でなく綺麗。アクションシーンや映像で見せるアニメということで内容はあまり考えなくても良いかも。

登場人物の内面…生駒に関しては妹をカバネに殺された復讐心からくる行動なので、あまり語ることもないかな。今後内面の成長をするとしても、どこを目標にするのか見えてこない。。社会的使命を果たし、責任を負う人物、生駒を導いてくれる人物がいない。
むしろ、カバネリという、孤独な存在になってしまって、未来が見えない真っ暗闇で生駒は何を目標に生きていけば良いんだろう。ただカバネリを復讐心だけで倒し続ける戦士として生きるのだろうか。それは、ちょっと悲しいかな。金剛閣という場所にいけば治るかも知れないというがそう素直にいくだろうか。

このまま鋼鉄城で戦うのは、何回もないのではないだろうか。舞台があまりに狭すぎる。かといって列車は決まったところしか走れないのでまた町が火の海になるかもしれない。

レビューを書いていて思い出したが革命機ヴァルブレイブでも、機体の乗り手を吸血鬼にするという設定がありましたね。吸血鬼になってしまった乗り手は吸血衝動に襲われる。カバネリもカバネリになってしまうと吸血したくなります。(追記 まあこれはゾンビ物の定番ですからヴァルブレイブからとったわけではないでしょう。)


古今東西色々な作品があり、今更被っているから何だという話ですね。この作品が王道をいき、埋もれる事のない名作になることを期待します。
{/netabare}

終了後の感想
{netabare}
まず、全体の感想ですが、面白かったけどガッカリしました。
ビバ様が出てきた辺りから、ストーリーも細かい所も突っ込み所が増えたなあ。
カバネリの大群にバイクで突っ込むのが衝撃的すぎて。「この世界はバイクあるの!?」みたいな・・・思えばここからシリアスがシリアスでなくなったかもしれない。
それと何年も前からカバネリを倒す方法がありながら広まってなかったのか・・・となんとなく違和感を感じながら後半を視聴したのも良くなかった。
ギャグっぽさが抜けなかったせいか、マジメなシーンもなんだかなあ、マジメに見えませんでした。
極めつけはあのシーンですよね。ビバ様が暴走したカバネリに刀を突きつけられるシーンで、たらーっと冷や汗を流すシーン。小物か!腹を抱えて笑いましたよ。このシーンのせいで最後までビバ様が小物にしか見えなかった。
イコマが道を間違うことが無かったので、俺強系のシュールな笑いを感じていたのもありますね。
最終回は何が起きても別に良いんですが、来栖がぶっ倒れてるイコマに対して「イコマ!お前はなんだ!」じゃないだろと。イコマがカバネになっていた状態ならその発言は分かるけどなあ。
印象に残るかといえば、落差が激しかったアニメとして悪い意味で印象に残りますね。
{/netabare}

投稿 : 2024/03/09
♥ : 55
ネタバレ

らいむぐりーん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

進撃のカバネリ(雰囲気アニメ)

進撃を手掛けたWIT STUDIOによるオリジナルアニメ。

雰囲気ってありますよね。
こういうモノを言うのかな-というのが第一印象( 一一)
ただ、最後まで完走できたのには理由があります。

作画かっけ-!!(/・ω・)/
バトルアクションシーンは圧巻です。
進撃のような壮大なBGMもバックで相まって素直にかっこよかった(´・ω・`)
キャラデザも時代劇を見ているかのような世界観にバッチリハマり。
実際製作にはメイクアップ専門スタッフも参加したらしい。


「武士」という位もある設定なんで、和風スチーム系バトルアクションでいんじゃね?
蒸気技術が発達した仮想日本でゾンビ(カバネ)が蔓延したパニック感って
妙に入り込みやすいのは自分だけかいな?( ̄▽ ̄)
食われりゃ自分もカバネ化っていうシンプルな設定も良し。
....この世界、移動手段ってまぢで蒸気機関車だけ?w


つまり
設定、キャラデザ、作画、BGM、序盤のテンポは好きやった!引き込まれた!
ただ肝心なとこがホントにもったいなかった!!!!(;´Д`)
{netabare} ラストが非常に良くない。ただたソコに尽きるw
最終話 甲鉄城で生駒が覚醒して俺TUEEEE系になったのはいいと思う。
たださ、遅くね?w
いきなり手から異能出して蒸気機関車(でかいの)吹っ飛ばすしさ。
後半、美馬が登場するあたりから、ホント説明ないに等しいアップテンポが咲き乱れます。
序盤の観やすさが、まさにスタミナ切れした印象。
そんな不安要素も、劇場顔負けのBGMと作画クオリティの高さが忘れさせてくれます。
そう。また言うけど、
まさに「雰囲気アニメ」( ̄▽ ̄)w
ラストは無名に起こされる生駒。
「あ、生き返っちゃった」ってのが率直な感想(ゴメンね生駒ファンさん)
緊迫したダークファンタジーなので、残酷方向に仕向けるのも良かったんやないかな....(´・ω・`)
ま、そこは人それぞれでw{/netabare}

続編あったら、また観てみようと思います(゜-゜)

投稿 : 2024/03/09
♥ : 53

88.7 16 バトルアニメランキング16位
ONE PIECE -ワンピース(TVアニメ動画)

1999年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (1822)
8650人が棚に入れました
かつてこの世の全てを手に入れた伝説の海賊王ゴールド・ロジャーが遺した、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」をめぐり、幾人もの海賊が覇権を賭けて争う大海賊時代。そんな時代に生まれ、幼い頃の命の恩人である海賊赤髪のシャンクスに憧れる少年モンキー・D・ルフィは、「ゴムゴムの実」と呼ばれる不思議な実(「悪魔の実」の一種)を食べてゴム人間となり、泳げない体になりながらも海賊王を目指して仲間と共に冒険する。

声優・キャラクター
田中真弓、岡村明美、中井和哉、山口勝平、平田広明、大谷育江、山口由里子、矢尾一樹、チョー

♪せもぽぬめ♪ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

尾田先生感動をありがとうo(*^▽^*)o~♪

~あらすじ~
海賊になるために仲間と共に冒険する話です

いやぁ~

昔からやってますけど本当に面白いですよね!
「ワンピース」は、コメディ、バトル、、感動
があるので、私はマンガの中で1番好きです(* ̄▽ ̄*)ノ"

少年ジャンプで連載していますが、子供だけでなく
大人も楽しめるのが「ワンピース」の良いところですW

個人的に1番好きなシーンは、エニエス・ロビーのメリーのところです。
とても感動して共感できました。

エニエス・ロビーはバトルシーンも激しくて
文句の言えないクオリティでしたW

このレビューを見て私と「ワンピース」の話がしたい人や
個人的に「ワンピース」が好きな人は、気軽に話しかけてください。

もう一度言いますが、「ワンピース」は本当に面白いので、
是非見てください(*・人・*) オ・ネ・ガ・イ♪

投稿 : 2024/03/09
♥ : 30
ネタバレ

ラスコーリニコフ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

200話を超えるアニメ、70巻を超える漫画

◆200話を超えるアニメ

検索 アニメの話数一覧 - Wikipedia

(ページが作られたのがかなり前っぽいので、現在も放送中の作品は
 話数が伸びてます。)

2200回 サザエさん (6800話以上)
1787話 ドラえもん
1700話 忍たま乱太郎
1466話 まんが日本昔ばなし
1298話 おじゃる丸
1080話 それいけ!アンパンマン
731話 ちびまる子ちゃん
726話 しましまとらのしまじろう
694話 忍者ハットリくん
685話 クレヨンしんちゃん
665話 名探偵コナン
541話 ONE PIECE (現622話)
526話 パーマン
512話 オバケのQ太郎
506話 ドラえもん
373話 こちら葛飾区亀有公園前派出所
366話 BLEACH
358話 ケロロ軍曹
331話 キテレツ大百科
330話 あたしンち
312話 おとぎマンガカレンダー
308話 かいけつタマゴン
291話 ドラゴンボールZ
275話 ポケットモンスター
252話 銀魂
245話 デジタル所さん
243話 Dr.スランプ アラレちゃん
224話 遊☆戯☆王デュエルモンスターズ
220話 NARUTO -ナルト-
216話 NARUTO -ナルト- 疾風伝
216話 おジャ魔女どれみ
209話 ロックマンエグゼ
203話 家庭教師ヒットマンREBORN!

自分が全話見たのはワンピースだけ、あとは178話で終了のテニプリ
を3回通して見ている(というか横で流した)ので、時間的には同等位。

それ以上の時間視聴したアニメは多分銀英だけで、どの位の時間見た
のかはもうよく分からない。


◆70巻を超える漫画

検索 70巻を超える漫画

(こちらのページもかなり古く、ワンピースのランクイン前。)

180巻 こち亀  
171巻 ドカベン
165巻 ゴルゴ13
119巻 クッキングパパ
115巻 ミナミの帝王
110巻 弐十手物語
108巻 美味しんぼ
106巻 ジョジョ
108巻 刃牙
103巻 静かなるドン
100巻 あぶさん
99巻 はじめの一歩
97巻 あさりちゃん
94巻 コータローまかりとおる
95巻 浮浪雲
95巻 銀牙
9?巻 キャプテン翼
88巻 パタリロ
86巻 鬼平犯科帳
84巻 釣りバカ日誌
79巻 タフ
78巻 MAJOR
78巻 ゼロ
77巻 なんと孫六
76巻 名探偵コナン
75巻 まるごし刑事
72巻 かっとび一斗
72巻 ワンピース 

自分が(ほぼ)全巻読んだのは、ミナミの帝王、ジョジョ、刃牙、
あぶさん、はじめの一歩、キャプテン翼、タフ、MAJOR、ワンピース。
こち亀、ドカベン、ゴルゴ13は半分位は読んでます。


◆ワンピース評価

(漫画は60巻くらいまでを2回、アニメは最新話まで視聴)

東の海編 ★★★★☆
子供の頃にジャンプを読んでいて、開始から数話位の時点で
「これは絶対アニメ化する、そして流行る」と思った作品が3つある。

1つは「テニプリ」
1つは「ワンピース」
そして『ライジングインパクト』 ・・あのー、アニメ化まだですか?

グランドライン突入編 ★★★☆☆
ウイスキーピークまでは良い、リトルガーデンから失速

チョッパー登場・冬島編 ★★☆☆☆
お涙頂戴っ気が更に強くなって食あたり

アラバスタ編 ★★★★★
記憶が濃いので、多分面白かったんじゃないかと

空島編 ★★☆☆☆
ベラミー付近までは良かった、エネルは出るのが早過ぎた。

脱出!海軍要塞&フォクシー海賊団編 ★☆☆☆☆
つまらなかった。

ウォーターセブン編 ★★☆☆☆
フランキーのノリが嫌い。アイスバーグの秘書は好き。

エニエス・ロビー編 ★★★★☆
まあまあ面白かったよーな。

スリラーバーク編 ★★☆☆☆
つまらなかったよーな。後でも出て来るけどホロホロ言う少し不細工
な女(のような生き物)がなんか好き。調べたらペローナという名前
らしい。

シャボンディ諸島編 ★★★☆☆
レイリーが設定もキャラも非常に良い。

女ヶ島編 ★★☆☆☆
さんまがハンコック好きとかよく分からん。

インペルダウン篇 ★★☆☆☆
あまり記憶が無い

マリンフォード篇 ★★★★★
時代がようやくエネルに追いつく。
ドラゴンボールで言うフリーザ編、スラムダンクの山王戦
それ等に比べればかなり劣るが、ここで燃え尽きたんじゃないかと。

マリンフォード篇に限った話じゃないが、アニメだとルームランナー
の上を走ってるんじゃないか?という位に目的地に着かな過ぎる。

魚人島篇 ★☆☆☆☆
漫画もアニメもごちゃごちゃして来て、持ち味が消えた気が

パンクハザード篇 ★☆☆☆☆
ん~・・、変なガスがポロリ声。


◆小道具としてのワンピース

2年位前に漫画やアニメ界の外でも少し流行り「ワンピースが好き」
「ワンピース読んでる」を好感度を上げる小道具として使用する人が
当時結構いた。

最近だとジョジョでそれをやってる人がいるらしいけど、

検索 「モテない女はワンピースとジョジョの奇妙な冒険を全巻読め」

コスパは結構良い気はする。大して金もかからないし、ゲームと違い
「ハマってます!」をアピールするのにやり込む必要もない。


◆海賊王って何なのさ?

東アフリカのソマリア沖では現在でも海賊が出るらしく、たまに
ニュースになっているものの、行っても海賊王にはなれそうにない。

我々の住む世界の海賊とは、ちょっと質が違う訳です。

---
富、名声、力、かつてこの世の全てを手に入れた男、海賊王ゴールド
・ロジャー。彼の死に際にはなった一言は全世界の人々を海へと駆り
立てた。

「おれの財宝か?ほしけりゃくれてやる。探せ!この世の全てをそこ
に置いてきた」

男達はロマンを求め、グランドラインへと突き進む!

世はまさに、大海賊時代!
---

そして、海賊王ロジャーが残したワンピースを手に入れると、海賊王
になれる。じゃあ、ワンピースって何? ・・・さぁ?

この件に関して主人公であるルフィ氏は、

{netabare}
宝がどこにあるかなんて聞きたくねぇ!

宝があるかないかなんて聞きたくねぇ!

何も分かんねーけどみんなそうやって命がけで海に出てるんだよ!

ここでおっさんに何か教えてもらうんなら俺は海賊をやめる!

つまんねぇ冒険なら、俺はしねぇ!

支配なんかしねぇよ。この海で一番自由な奴が海賊王だ!
{/netabare}

よく分からない。

秘宝を探すという点ではルパン三世なんかもそうな訳ですが、彼らは
~王朝の~が残した~。とか手掛かりをきっちりと掴み、

基本的には金が目的な訳して、そういった具体的な目標に向かう活動
とも少し違う訳です。


◆ほぼ成長しない、変化しない、前進しない凄さ

2年前にワンピースについて書いたレビューがあり、大した事を書いて
無かったので消したのですが、

たった2年でも自身色々な経験から感覚、視点が変化しており、二度と
当時のようなレビューは書けない。

漫画のキャラは読者と共に成長する、という話がありますが、それは
作者のクリエイターとしての成長や飽きに原因があり、それが漫画の
寿命に繋がる訳ですけど、ワンピースではそれが非常に少ない。

船は進み、懸賞金は上がるのですが、それ以外が異常にスロー。

検索 ワンピースって長期連載のわりにインフレしてないよなwww
検索 作品のパワーインフレを抑えている王下七武海の存在感は偉大
検索 ONEPIECEの強さとか懸賞金がインフレしてるって言うけど


◆ワンピースの魅力

すっきり、分かりやすい、疲れない、ネタとしてたまに使える。

投稿 : 2024/03/09
♥ : 14
ネタバレ

ポル さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ONEPIECE長いし現在続いてるから感想書きづらいよね

超長いONEPIECEの話。まだアニメも原作も終わっておらず評価つけづらいです。ストーリーは面白いのですが、前回までのあらすじや余計な演出、間延び、展開が遅すぎて(##゚Д゚)イライラする人が多いはず。そういうのがなければこれは王道冒険ファンタジーアニメとしては最高峰だと思うんだけど。

声優も途中から変わってるキャラもあり残念な気持ちになりました。何十年も続いてるとこういうこともあるのか。チョッパーとか声変わってた気がする。

展開が早く内容も濃くおもしろい話も中にはあったのですが・・・

原作とは違うオリジナルストーリーも少し見てみたのですがガッカリ。あまり面白くなかったし、私は飛ばして見てました。
原作に合わせた話だけをピックアップして見るのをオススメします。

各大まかなストーリー編ごとに面白さランクつけてみた。
S超面白い A面白い B普通 Cつまらん D苦痛でした

各ストーリー編の感想(つぶやき)オリジナル話は省く!↓
イーストブルー編 ランクS
1~53話
{netabare}
海賊狩りのゾロ、狙撃手ウソップ、海の料理人サンジ、航海士ナミが麦わらの一味に加入。

グランドラインに入るまでの仲間集め。どれも面白かったし感動エピソードいっぱいでした。自然系悪魔の実の能力者が一番無敵なのではないでしょうか。スモーカーは倒せなさそう。あらゆる攻撃無効化って感じですよね。
{/netabare}
アラバスタ編 ランクS
61~67話、 70~97話、 100話、103~130話
{netabare}
麦わらの一味に加入者。
船医トニートニー・チョッパー(動物系悪魔の実「ヒトヒトの実」の能力
考古学者ニコ・ロビン(超人系悪魔の実「ハナハナの実」の能力者)

登場キャラが多くてビックリ。チョッパーとヒルルクの物語は(´;ω;`)ウルルときました。
王下七武海サー・クロコダイル倒すまでにキャラ多いですよね。悪魔の実能力者どんどん登場するし、面白かったです。自然系悪魔の実の能力者でも弱点はあるということがわかってきたアラバスタ編。海に落とす、海と同じエネルギーを発する鉱石「海楼石」に能力者が触れた場合も、海に浸かった時と同様の状態となる、自然系スナスナの実の能力者は液体が弱点とかね。
{/netabare}
空島編144~195話 ランクA
{netabare}
ジャヤ島から空島へ行くためにノックアップストリームに乗って命懸けの航海をする過程も面白いし、空島での戦いでダイヤルを使った変わった戦闘、心を読む敵、ハラハラする展開が続きました。ゴーイングメリー号は数々の航海でボロボロ、いつの間にか直してくれた謎の船大工は一体?
ゴッド・エネルはルフィだからこそ勝てたんでしょうね。現時点で最強の悪魔の実の能力者だと思いました。作者はこの敵を作る過程でゴム人間ルフィを生み出したのかな?雷無効化能力者ゴム人間ルフィ(笑)色々と面白かったです。
{/netabare}
フォクシー海賊団編 ランクD 207~219話
{netabare}
デイビーバックレースか、面白そうと思ったが、同じ3コインゲームをもう一回やり始めた時はクドいもう見たくねぇってなったです。
{/netabare}
W7(ウォーターセブン)編 ランクS
227~278 284~290 293~302 304~316 320~325話
{netabare}
道力という強さの基準が出てきましたが・・・意味なさそうな単位ですよね。
ゴムゴムの実の能力を駆使して新たな技、ギアセカンド、ギアサード。
面白い戦い方ですよね。
フランキーがサウザンドサニー号とともに麦わらの一味加入。救出後ロビンも本音を言い合える仲間に。

ところどころで前回までのあらすじが長く単純なバトルを引き伸ばし物語の進行が遅く感じられ、突然オリジナルアニメ(11話分)を入れるなどイライラさせられました。もちろん飛ばしてみましたが。進行したのは1分もないような回想シーンにはさすがにひどいです。ジャンプアニメはストーリーの進行を引き伸ばし多いとはホントなんですねぇ。
でもゴーイングメリー号をめぐるルフィとウソップの決闘、フランキーの過去編、ロビンの過去オハラでの出来事は見ごたえあり内容も丁寧でしっかりしていてとても面白かったです。いつもこういう状態なら文句はないのに。
{/netabare}
スリラーバーク編 ランクC 337~381話
{netabare}
相変わらずストーリーの進行遅くて(##゚Д゚)イライラ気味でした。1話の半分くらい飛ばして見てもまだ前回のあらすじっぽいのが多々ありました。(゚Д゚)ノオイオイ
七武海のくま強すぎ。ゾロの男気のおかげで助かったけどあんな奴に勝てるのか?
麦わらの一味にブルックが仲間になった。
ブルックの過去編悲しくも感動の物語でした。面白かったです。ラブーンの待っていた海賊一味の船員の一人だったとは驚きです。
{/netabare}
シャボンディ諸島編 ランクA 385~405話
{netabare}
超新星の登場キャラが一気に多く出てきて覚えきれないw
パシフィスタとか黄猿とか敵の強さのインフレが半端ないwこんなのどうしろとw天竜人を敬う世界政府が真の悪の根源って感じですよねぇ。
ルフィがスカっと天竜人ぶっ飛ばしたときぱ+。(о'∀')bスッキリ!しましたがまさか全滅まで追い込まれるとは驚きです。
ゾロのルフィの身代わりになったときは目も当てられませんでした死んじゃやだ( >Д<;)
{/netabare}
女ヶ島(アマゾン・リリー)編 ランクA 408~417話
{netabare}
変に引き伸ばし工作もなく面白く見れました。
それにしてもルフィは性欲ないんでしょうか?
ボア・ハンコックの過去で魚人海賊団のマークと天竜人の奴隷の刻印の意味が明らかになりました。
ヒドイ天竜人は滅びて欲しい一族ですよね。
{/netabare}
仲間達の行方編ランクD 418~421話 453~456話
{netabare}
8話も使う必要があったのか・・・(##゚Д゚)イライラ
{/netabare}
インペルダウン(大監獄)編 ランクS
422~425話 430~452話
{netabare}
大監獄の敵を乗り越え最下層までたどり着く過程、脱出するとき今まで敵だったものまでも仲間にし、見方がどんどん増えてく様子は見ごたえありました。とくにバギーが面白かったです。ルフィに巻き込まれ手伝う形に、脱出したいのにどんどん下層へ降りる羽目になるところとか面白すぎw
{/netabare}
マリンフォード(頂上戦争)編 ランクA
457~491話
{netabare}
戦争の激しさ、エースが殺されたときの悲しみの深さは伝わりましたが、展開が遅すぎて(##゚Д゚)イライラしました。前回のあらすじ長すぎ引き伸ばし工作ありありでした。それさえなければ見ごたえあったのに。
{/netabare}
少年時代編 ランクS
493~504話
{netabare}
幼い子供時代の物語面白かったです。
エースは幼い少年のころ「覇王色の覇気」の素質あったんですね。これを使いこなすくらい強ければ死なずにすむ未来もあったのかな。
天竜人はやっぱ最低な人種ですね。サボを殺すなんて。それを黙認してる人達もゆるせませんが、権力には逆らえない悲しい現実っすね。
{/netabare}
再起編 505~516話 ランクB
{netabare}
フランキーが押すなと言われたDr.ベガパンクの自爆スイッチ押してしまった時は笑ろたわ((´∀`*))ヶラヶラ
{/netabare}
2年後、魚人島編 ランクC
517~541 543~573話
{netabare}
麦わらの一味強くなりましたね。
ジンベイ仲間になればよかったのに。
ボスが薬ずけの小物でした。バトル描写より魚人島を楽しんでる仲間たちの様子のほうが面白かったです。
{/netabare}
パンクハザード(新世界突入)編 ランクA
574 579~589 591~623話
{netabare}
チョッパーとフランキーが魂入れ替わってる時、ランブルボールを有無をいわさず速攻で使ったフランキーに((´∀`*))ヶラヶラ頭の中は突撃しかないようですね。
ローがカッコよかったw仲間にならないんでしょうかねw
前回のあらすじ長いのは相変わらず、もう7、8分飛ばして見たほうが良い感じでした。
{/netabare}
ドレスローザ編 ランクS
624~625 629~745話
{netabare}
一部バトル描写がすごい長く引き伸ばし感でていて(##゚Д゚)イライラ展開遅いのは今更かw

レベッカさんの乳バンド衣装えろぃですねぇ。

ルフィの義兄弟サボが生きてたヽ(*´v`*)ノ嬉しいです。「メラメラの実」継承者にふさわしい。
だがストーリーの核心をつくローやドンキホーテ一族の過去編は面白かったです。
ローとコラソンの話は夢中になってみてました(´;ω;`)
コラソンいい人( ‐ω‐)b

部下のホビホビの実の能力でおもちゃにされる能力も驚異ですが、ドフラミンゴの超人系悪魔の実「糸」の能力がこんなに強いなんてビックリ。たかが糸で海軍大将も糸の結界破れないとかw
ドフラミンゴの敗因はルフィを舐めプしすぎたためでしょうね。

麦わらの一味 大船団ゲット!出世しすぎでしょw
{/netabare}
ゾウ編 ランクA
751~779
{netabare}
ログポースではたどり着くことが難しい島。生きてるゾウの上に人が住む国があるとか発想がおもしろい。四皇カイドウに襲われた島。カイドウを先に倒しに行くかと思ったら四皇ビックマムのところへサンジを取り返しに行くとか忙しすぎでしょw展開が気になりますね。
ロードポーネグリフ4つでグランドライン最終目的地点ラフテルの手がかり発見できる。(*∩∀∩*)ワクワク♪してきました。
{/netabare}
ホールケーキアイランド編 ランクS
783~844話まで見終わりました(;//́Д/̀/)'`ァ'`ァ息切れが
{netabare}
サンジの過去がさらにヒドイことが明らかに。結婚相手も騙し討ちとか夢も希望もありません(゜´Д`゜)サンジよ幸せになってくれ!

ビックマム倒せる想像ができません。もはや自然災害レベルで人為的に止めることは無理なのでは?と思いました。

{/netabare}

今のところ面白い展開なので時間のあるときにでも見続けます。
感想もそのうち追加して書くよ(o′З`)b

投稿 : 2024/03/09
♥ : 10

82.5 17 バトルアニメランキング17位
ジョジョの奇妙な冒険(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (1685)
8309人が棚に入れました
古代メキシコで繁栄を遂げた太陽の民アステカ。

彼らには奇妙な 「石仮面」が伝わっていた。
それは、永遠の命と真の支配者の力をもたらすという奇跡の仮面。だが、ある時を境に歴史から姿を消すこととなる。

やがて時は過ぎ、19世紀後半。人々の思想と生活が激変していた時代に出会った、ジョナサン・ジョースターと ディオ・ブランドー。2人は少年時代から青年時代を共に過ごし、やがて「石仮面」を巡って数奇な運命を辿ることとなる――。

声優・キャラクター
興津和幸、子安武人、塩屋翼、上田燿司、川澄綾子、杉田智和、佐藤拓也、伊丸岡篤、田中敦子、井上和彦、藤原啓治、大塚明夫、乃村健次
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

荒木飛呂彦ワールドを堪能下さい!

原作 漫画 
週間少年ジャンプ連載まで読んでました。
ウルトラジャンプ以降未読
OVAは未視聴


全26話

ジャンル: アクションバトルファンタジー


世界的にもファンがいるみたいです。
最近では「ジョ女子」なんて言われる女性のファンが増えてるとか・・・(なぜ 今頃?)

1話見た感想

作画は、ジョジョ初期の絵に似せていますね~。
途中で出てくる独特の擬音を文字で見せる所は、個人的に良いと思った。
この特徴ある擬音は荒木飛呂彦ワールドならではなので、是非いっぱい出して欲しいですね。
あと、「ジョジョ立」などと云われる変わったポージング(これも荒木ワールド)も、是非見せて頂きたいです。
ファンには堪らないですからね~。^^

戦闘中のセリフも独特で、「無駄無駄無駄」「ウリリりー」「オラオラオラ!」などの連続のセリフも見所なんですが、(これは3部からだったかな?)アニメでも上手にやって欲しいな~って思ってます。^^

何にせよ、独特の世界観ですので、好き嫌いの激しい作品かもですが、正直、バトルが面白くなるのは第3部からのスタンド能力での戦いからです。
かと言って、第3部からアニメ化されても面白さが半減してしまいそうなので、この初代ジョジョから観て頂きたいですね!

この初代ジョジョを面白く感じれれば、絶対ファンになれると思います。
原作漫画をまだ読んでいないのでしたら、
是非、読んで頂きたいですね~^^

オススメです。
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最終話まで見た感想

初代ジョジョ、2代目ジョジョと、2部まで放送でしたが、素直に面白かったです。^^
正直、原作読んでたけど、コミックは持っていないし、大分昔だったので、1部2部のストーリーとか忘れてました。。。^^;
特に2部のラストなんて、全然記憶になかったw
{netabare}
私的には、3部から始まるスタンド編が好きなんですが、シリーズで好きなジョジョは、今回2部で出てたジョセフ・ジョースターです。
ピンチになっても、何かやってくれるキャラで、バトル見ててもワクワクできました。
特に、「お前は〇〇って言う!」って、相手が言うセリフを予言する所なんかは好きでした。



最終話のラストでは、多分3部の主人公になる空条 承太郎が、チラっと出てましたねw。
これは2期あるっポイのかな?
原作ストックは全然あるので、是非スタンド編の2期が観たいです。
{/netabare}

キャラデザは、劇画風で好き嫌いありそうですが、異能系アクションバトルが好きな人は一見の価値ありでオススメです。

投稿 : 2024/03/09
♥ : 61

こなぱんだ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

さすが名作☆☆

ジャンプの名作です☆


とりあえずテンポがいいですよね♪♪

原作のあの絵をここまでクオリティの高いものにしたのは凄いですね(*^_^*)

見やすいですし、独特の作画もナイスッ!!♪

何より原作通りに進めてくれているのがいいです♪

演出も神がかってました☆ヽ(=´▽`=)ノ


それと、これだけ2期が確実と思える作品は久々です♪

3部もそんなに遠くないのでわ?(*^_^*)

投稿 : 2024/03/09
♥ : 55

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

原作好きにも納得の面白さです♪

あらすじ

ジョースター一族と、邪悪な吸血鬼と化したディオやその後継者達が、
2世紀以上に渡って繰り広げる戦いを描く大河群像劇である。


Part1『ファントムブラッド』

舞台は19世紀末のイギリス。
英国の青年貴族である主人公ジョナサン・ジョースターと、
下層階級の出身ながら類稀なカリスマ性と野望の持ち主
ディオ・ブランドーの抗争劇。
「石仮面」や「波紋」を背景に、2人の成長や対立が描かれている。


Part2『戦闘潮流』
舞台は1938年のアメリカ。
再び世界大戦の足音が聞こえ始めた中で、
ジョナサンの孫のジョセフ・ジョースターも
ジョナサンと同じく「波紋」を身に付けていた。
そんな中、人類を遥かに凌駕する知的生物「柱の男」達が発掘される。
人類の脅威となりうる「柱の男」を倒すため、
ジョセフ達は各地を奔走する。


感想


(1部感想)

マンガも知っているのですが
あの世界観をアニメでできるのか?
と思っていたのですが杞憂でした
十分原作を再現できていました

毎回飛び出す名言の数々に
特殊な効果音の文字が出たりと
こう演出するのかと驚かされました

それになんといっても声優さんの演技が良かった
当たり前かもしれないけどみんな演技が上手かったです

ちょっと古いと感じるかもしれないけど
最近こういうアニメが少なかったので
僕はとてもうれしいです

これから2部が始まるので
今から楽しみです


(2部感想)

やはり2部も1部に負けず素晴らしい出来でした

OPは個人的には2部の方が好きでした
音楽はどれも凝っていて
その場面に合ったBGMが使われていたと思う

それに声優の演技がやっぱり凄いw
2部になってからさらにハイテンションになってる気がするw
原作読んでいるが声優の声はどのキャラも合っていたと思う

原作の表現して欲しい所を
充分表現していてスタッフの愛情を感じました

これは原作好きでも納得できるアニメになったと思います

それに2部のラストが
3部を期待させる作りになっていたので

これは2期で3部をやってくれるんじゃないでしょうか?
今から2期をやってくれるのがとても楽しみです!


そして3部アニメ化決定
おめでとうございます!
3部も好きなので楽しみです
早く見てみたいです

投稿 : 2024/03/09
♥ : 55

92.9 18 バトルアニメランキング18位
進撃の巨人 Season2(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (1274)
7130人が棚に入れました
超大型巨人の出現により人類の平和と幻想が破られたあの日から、エレン・イェーガーの果てしない戦いの日々は続く……。抵抗する術もなく巨人の餌となった母の最期を目の当たりにして、この世から巨人を一匹残らず駆逐することを誓ったエレン。しかし、過酷な戦いの中で彼自身が巨人の姿に変貌してしまう——。人類の自由を勝ち取るために巨人の力を振るうエレンは、ウォール・シーナのストヘス区において「女型の巨人」と激突。巨人同士の激しい戦闘は、辛くもエレンの勝利となった。それでもエレンに、そして人類に、休息の時は訪れない。次なる戦いは既に始まりを告げている。ウォール・ローゼに迫り来る巨人の大群に、人類はどう立ち向かう!?

声優・キャラクター
梶裕貴、石川由依、井上麻里奈、谷山紀章、嶋村侑、小林ゆう、三上枝織、下野紘、細谷佳正、橋詰知久、藤田咲、神谷浩史、小野大輔、朴璐美、藤原啓治
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

史上最強?の第104期訓練兵団卒業生

原作既読


2013年1期全25話+OAD5話、2017年2期全12話。
私のような後追い組ならいざ知らず、リアタイ組には長い待ち時間だったでしょう。ちょいとクールダウンしちゃったか、はたまた期待値が上ブレしちゃったか、伝え聞くところで、「物事には適切なタイミングってあるよね」不遇な2期という噂です。

第2期1話が作中で“第26話”と扱われていることもありますが、前提は1期視聴済であること。第3期1話も“第38話”とルールは踏襲されていて、完結までは話数が上乗せされていくのでしょう。
おそらく70話以上を要するんじゃないでしょうか。
私たちは未だ巨人と人類を巡る一大叙事詩の途上にあるのです。

そんな途中経過の2期。
アニがアレしてこの後どうなるんだろう?からの続きになります。2期では1期での謎の一部が解明され、そして新たに謎が提示され、が並行するミステリの様相を呈してきます。

思えば1期は“圧倒的な力を持つ巨人”対“立ち向かう人類”というシンプルな二項対立。一枚岩ではない人類の描写が秀逸でもありました。圧倒的な力に蹂躙されるそんな“絶望的な世界で抗い続けることができる強い意志”を持った主人公エレンや調査兵団に共感や畏敬の念を抱きながらも心躍らせた傑作アニメです。

捕食した人間で胃が満たされたら吐き出すという生態は「食物連鎖とも関係ない。巨人の栄養にすらならない」ただ被殺戮対象としての人類という存在を浮かび上がらせ、戦慄を覚えたものです。

翻って2期はその巨人の謎が徐々に解明{netabare}(巨人が実は人間?){/netabare}され、見えない恐怖が可視化されていきます。巨人の恐怖というものが物語の面白みを担保する屋台骨であった以上、そこにメスを入れたことでのデメリットもありました。

これは作品の魅力の軸がシフトしたことを意味します。擁護すると、スプラッタホラー味の対巨人バトルで押し通せば、巨人の絶滅orボスの討伐といった少年ジャ○プ的インフレ展開しか残されておらず、結局「1期で終わっときゃよかったのに」となったでしょう。そこはマガ○ンだったのでそんな選択は取らなかったのかもしれません(嘘)。
魅力の軸がシフトとはあくまで好意的な解釈で、当然ながらこれを作品のブレと捉える向きもゼロではなかったでしょうね。

ただしブレはブレでも2期で私が感じた“ブレ”とは、これとは違うもっと絶望的なもの


“心臓を捧げる先である人類への迷い”


絶対真理と思っていた憎しみの対象“巨人”という前提が揺らぎます。
さっそく第1話(26話)で私の大好きなウォール教の司祭(注:1期レビューでボロクソ書きました)がまたやらかしました。{netabare}壁の中にいる巨人の存在をこれまで隠してきたのです。{/netabare}人類への裏切りです。
人類の進撃の糧に!と心臓を捧げた兵士たち。折り合いつけるかつかないのか、九死一生に煩悶して任に着いた調査兵団の一員たるエレンですら話数を重ねる毎に「俺たちは何と闘ってるんだ?」という状況がやってくる。そんな2期でした。

そして、1期と比較し市井の人の出番がめっきり減ります。兵士たち(特に調査兵団)の話がほとんどとなり、より狭い空間での兵士たちの選択や葛藤を追っているというのも2期の特徴です。
中核はエレン・ミカサ・アルミンその他第104期訓練兵団卒業生たち。良きにつけ悪しきにつけ、彼ら彼女らが『進撃の巨人』という物語の中心であることがほぼ確定となりました。
{netabare}余談ですが、エレンの同期達って何個師団分くらいの軍事力あるのだろう?少なくとも兵団のなかでは歴代最強のメンバーには違いありません。{/netabare}
1話分の引きがとても良いので次が気になりあっという間の全12話でした。今から視聴組は1期の勢いそのままに2期に突入できますね。ラッキー!


OPは1期に続いてLinked Horizonが担当。曲は「心臓を捧げよ!」

“捧げよ 捧げよ 心臓を捧げよ”

まるでそう言い聞かせないと正気を保てないような展開が兵士たちを待ち受けてました。
明確な敵設定できるうちはまだマシだったかもしれません。
そして謎がこれから徐々に明かされていく手前の物語序盤。


{netabare}「人は戦うことをやめた時初めて敗北する」{/netabare}


手練れのミケ分隊長が発したセリフが意味するところを兵士たちも視聴者である私たちも、それが如何に困難な道程かを思い知ることになるのでしょう。

「諦めたらそこで・・・以下略」
言うは易し 行うは難し です。普段できてる気がまるでしません。


■オマケ
巨人の捕食シーンはヴァリエーションが増えてた気がする。

{netabare}ミケ分隊長:獣の巨人に装置取られた実力者。いやぁ、ちょっときつい。{/netabare}

{netabare}ナナバ:古城で奮闘した先輩の女性兵士。いやぁ、これまたちょっときつい。{/netabare}




視聴時期:2018年11月

-----
2019.11.08追記
《配点を修正》 +0.1

3期が終わりFinal seasonを残すのみ。
視聴当時は1期と比較しややパワーダウンの印象を受けたが、2期で開示された情報は物語上不可欠なものでありのちに回収されます。
物語構成の良さを評価し加点しときます。



2018.12.18 初稿
2019.11.08 追記/配点修正
2022.02.27 修正

投稿 : 2024/03/09
♥ : 67
ネタバレ

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

Ⅱ期も毎回予想を裏切る(上回る)展開!次期までまた我慢だ。

最後まで観ました。
相変わらず毎回の区切りが上手かった。
後半は巨人の謎がわかり{netabare} はじめてきた!訳ではなく、また謎を加えてきました。
ベルトルトとライナーがあの巨人。そして戦士?
ユミルとクリスタとの出会い。60年土の中で眠っていた?
クリスタの本名はヒストリア?
そして、エレンの指示に従って巨人を襲う巨人
「座標がずれた」という意味{/netabare}
続きが観たいけれど、今回もがんばって我慢しますよー 2017/6/20


今期もⅠ期のような予想を裏切る(上回る)展開で毎回あっけにとられます
感想書いたらすぐネタバレになるほど内容が濃いです。
そして展開も早いです。

でも一番すごいと思うのはエンディングです。巨人が「なぜ生まれたか」のような映像ですが、「映像」と「音楽」両方合わせたところに絶望と悲壮感の中に希望を感じるところは凄いと感じます。
(申し訳ないですが「お気に入り曲」ではありませんけどね)2017.5.26

Ⅲ期は2018年8月放送。我慢しました。
次期2019年4月。我慢しますよ。

投稿 : 2024/03/09
♥ : 62
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

やつらの足音のバラード

原作、諫山創。

圧倒的な巨人の描写で世界を席巻する。
驚異的なデッサン力で再現されている、
この不気味で得体の知れない巨人の姿こそ、
この作品の真髄であるのでしょう。

1期では超大型巨人による襲撃から、
シガンシナ地区没落まで。

2期では、
{netabare}ウォールローゼの突破から、
獣の巨人の登場、ウドガルド城夜戦、
そして「座標」の発動と物語は進みます。{/netabare}

エンディング曲「夕暮れの鳥」、
神聖かまってちゃんを評価したい。
絵画のような映像と讃美歌のような楽曲、
世界観の構築に最高の形で一役かっている。

地平線のかなたよりやつらがやって来る。
次なる恐怖は、もうそこまで迫っている。

投稿 : 2024/03/09
♥ : 60

81.8 19 バトルアニメランキング19位
BLACK LAGOON Robertas Blood Trail[ブラックラグーン-ロベルタズ ブラッドトレイル](OVA)

2010年7月17日
★★★★★ 4.1 (1269)
7066人が棚に入れました
日本の商社マン岡島緑郎は、東南アジアへ出張中に誘拐されたことをきっかけに、名も立場も捨ててロックとして、海賊まがいの運び屋「ブラック・ラグーン」の一員となる。 ボスで元軍人のダッチ、メカニックのベニー、2挺拳銃(トゥーハンド)の異名をもつガンマン・レヴィ、そしてロックと共に、改造魚雷艇「ブラック・ラグーン号」は南海の海(lagoon)を駆ける―!
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

その狂気は愚かで恐ろしくもあるがとても哀しい

舞台は、タイの架空の犯罪都市ロアナプラ。
荒事も請け負う運び屋と、裏社会に属する組織や人物達が
繰り広げるノワール風のガンアクション、全5話のOVA。
過激な描写などが編集される前の
1話35分のロングバージョンのほうを視聴。

単体で観てもそこそこ楽しめるとは思うけれど、TVアニメ版のほうを
先に観ておくほうが人物関係や事情など、わかりやすいと思う。

凄腕の銃使い・レヴィのカッコ良さは健在だが、
今作での一番の活躍は主人公・ロック。
おぉ~そんなに変わっちゃうかってほどに
力強くダークに変貌したその瞳には、哀しい狂気を宿していた。

けど、最も哀しいのは最悪の狂気の塊である元メイド ロベルタ。
彼女の復讐心には、わずかながら同情もするけれど、怖すぎる。
精神的崩壊に加え、間違った飲み方の抗鬱剤のせいで
イカレ過ぎてしまった者には、どんな言葉も響かないようだ。
そんな中、若様の急激な成長も見逃せなかった。

派手なガンアクションシーンは圧巻。クールでしびれる。
やはりそこは、アニメならではと思う。

それから、いろいろな国のさまざまな組織が入り組んでいる話なので、
このシリーズを見慣れた人でも、最初はちょっと戸惑いそう。
しかし、よく練られたシナリオ、夜の美しい景色の中で起きる
激しい銃撃戦にどんどん惹き込まれ、あっという間の150分だった。

レヴィがロックにつぶやいた一言{netabare} 「ずるいぜ まったく」{/netabare}
ほんの少し垣間見えたせつない女心、
ロックは結局気づいてないんだろうなぁ。

余韻の残るラストが、良かった。
{netabare}
「生まれや育ちが似ている人間の違い、
 それはどんな人に出会えてきたかだ」

そして
「今じゃない いつかだ」
この一言につきるよね、どれもこれも。
{/netabare}
すごく印象に残る言葉の多い作品だった。

投稿 : 2024/03/09
♥ : 59
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

許されざる者

片渕須直監督作品、原作広江礼威。

架空の犯罪都市ロアナプラを舞台にした、
ハードアクションの傑作シリーズ3期。

メイド、ロベルタの復讐劇である。
サムペキンハー直系の強烈なバイオレンスが、
表現の自由度が上がり火薬の匂いで爆発しそうだ。
運び屋ラグーン商会、ロックとレヴィ、
ロシアンマフィア、南米の麻薬カルテル、
そして米軍特殊部隊が、入り乱れての銃撃戦。

悪徳が栄える卑猥な「夜」の世界で、
汚れた犬どもの腐った「業」に血の裁きを。
{netabare}ロベルタは再びロアナプラに舞い戻る。
彼女の胸に秘めたるもの、全ての不義に鉄槌を。{/netabare}

BLACKLAGOONを効率よく楽しむには、
{netabare}〇〇〇の落とし子として裏社会に売られた、
ヘンデルとグレーテルの悲劇(13話~15話)、
ラブレス家の運命(8話~10話)から続く、
ロベルタの復讐劇(3期)だけで満足でしょう。 {/netabare}

冷えたハイネケンとカスタム銃、
まるでジェイムズエルロイの世界である。
怯えて暮らすか、噛みつき生き延びるしかない。

エルロイの言葉を贈ろう、
純潔を失って、悔やんでいるのか?
気にするな、そんなものは最初からない。

悪党どもに幸いあれ。

投稿 : 2024/03/09
♥ : 51

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

闇の中にも、一筋の光が・・・

オープニングが若干おしゃれになっているかな。
私は前のギッタンギッタンな方が好きですが。

アニメタイトル通り、今期の内容はドロドロです。
血と弾丸と刃物がバンバン飛び交います。
シリーズが進むにつれて、BLACK成分増強。
私、ついていくのがやや厳しい状況です。

今回は、レヴィの出番が少ない。
でも、逝っちゃってる眼は健在です。
ブラックロックとクレージーロベルタが主役。
ロックは、すっかりロアナプラの計算機です。
この町の空気に感染した模様です。
ロベルタはもはや人間として描かれていません。
壮絶の一言です。

最後に、心に残ったセリフ。
「正しく物事を見るとするなら、あらゆる方向から考えてみなければならない。」
真理です。

投稿 : 2024/03/09
♥ : 41

94.2 20 バトルアニメランキング20位
鬼滅の刃(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1644)
6829人が棚に入れました
血風剣戟冒険譚、開幕。舞台は、大正日本。炭を売る心優しき少年・炭治郎の日常は、家族を鬼に皆殺しにされたことで一変した。 唯一生き残ったが凶暴な鬼に変異した妹・禰豆子を元に戻す為、また家族を殺した鬼を討つ為、2人は旅立つ。鬼才が贈る、血風剣戟冒険譚!

声優・キャラクター
花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、松岡禎丞、櫻井孝宏、大塚芳忠、梶裕貴、加隈亜衣、岡本信彦、森川智之、悠木碧、井澤詩織、浪川大輔、山崎たくみ、緑川光、子安武人、坂本真綾、山下大輝、早見沙織、千葉繁、上田麗奈、日野聡、小西克幸、花澤香菜、河西健吾、杉田智和、鈴村健一、関智一、関俊彦、木村良平、福山潤、小松未可子、諏訪部順一、内山昂輝、小清水亜美、森久保祥太郎、白石涼子、稲田徹
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ヒット作を語らう時の心の姿勢

2020.04.12 追記

思うところがあっての大幅加筆。
視聴後に書いた作品レビューは後段に残しときます。
 ※ごく一部のアニヲタ批判も含んでるので気分害されちゃったらごめんね


作品の良し悪しについて各々語るのがレビューサイトの目的の一つですが、この作品は久々に普段アニメを観ない層を巻き込んで社会現象を起こしたということもあって、その観点で一言申し上げたく候。基本雑談です。


{netabare}とあるコーヒー屋にて見かけた風景。
「こんないいものなのになかなか理解されない」

自身が愛好しているものを理解してほしい。誤解を解きたい。なんなら広めたい。趣味人なら自然と沸き上がりそうな感覚です。少なくとも目の前で熱弁をふるってるこの人はそんなタイプの人。そしてその対象はアニメでした。
一緒にいる相手はそれほど興味のない層。よくありそうなシチュエーションです。
時は2016年。大ヒット中の映画『君の名は。』を映画館に出向き鑑賞し感動したと伝える非ヲタさん。話を合わせただけかもしれませんが、そんな会話のきっかけを全力で折りにいくアニヲタさんがいました。曰く、

「あーあれ話の辻褄全然合ってないんだよね」
「話が頭に入ってこないから全く泣けなかったわー」
「それよりも新海監督の前作がなんちゃらかんちゃら…」
「それよりも同時期の『聾の○』『この世界の何某に』のほうが凄かったけどね」
等々

前段でなかなか理解されないというやりとりを耳にしてたからなおさらかもしれません。

 「そりゃあんた理解しろというのが無理だわ」

単に巻き込みに失敗しただけでなく、むしろ遠ざける逆の効果を発揮するコミュニケーションでした。あほらし…
別にあにこれで同種のレビューを投稿するのは一向にかまわないと思います。同じヲタ同士で一定の土台を共有してますし、節度を保って思うところぶちまけてもらったほうがよいしそういう場です。
そのため「『君の名は。』つまんねーのにそう言っちゃだめなのかよ!」とか「思ってもいないこと(面白くないのに面白いと)言うほうが不誠実だと思うが?」という話では全くないので悪しからず。

せっかく興味のなかった人が興味を示してくれたのに。当のヲタさんだって仲間になりたそうにこちらを見ているのに。…全力でへし折りにいってませんか?です。

 「どこらへん面白かったの?」
 「アニメってどんなの想像してた?」

せめてこれくらいのワンクッション置いてから持論を展開してほしかったところ。
非ヲタさんはアニメを観にいちいち映画館に足を運ぶなんて滅多にないでしょうに。ここらへんの想像力がこのコーヒー屋で出会ったアニヲタさんには決定的に欠けてます。
もうなんというかオタクどうこうよりも単なるコミュニケーション下手かどうかの話のような気もしますが、やらかしがちなので自戒も含めて気を付けましょう。


というわけで何を言いたいかはもうお分かりですね。
4年ぶりに似たような局面がきてるわけですよ。クリスマスや誕生日のプレゼントに単行本をせがまれてみたり、芸能人がファンであることを公言して、なかには椿鬼奴さんみたいに番組内でネタにしてたりもする。LiSAさんが紅白に出場してたりもしましたね。

とはいっても、制作会社「ufotable」。声優「花江夏樹」「鬼頭明里」。一般人はまず知らない単語です。紅白出場したからといってアーティスト「LiSA」さん知らない人だって多いでしょう。今回で興味を持って動画を漁ったとしても客席サイリウムが乱舞してる光景を見たらそっ閉じしたくなるのが人情です。
余計なお世話でしょうが、同好の士を増やしたい私としましては非ヲタさんとのやりとりは「お手柔らかに」と願うところであります。

『鬼滅の刃』気に入ったのならこんなのもあるよ(^^)
そんな展開を夢見て以下、


■映像凄かったっす

作画に触れて制作会社「ufotable」を話の枕に『fate』『空の境界』をご紹介。劇伴も同じ梶浦由記さんだったりします。


■声優さん繋がりも

ベテラン・若手・中堅問わず実力のあるCVさんが多く起用されていた本作です。要は年間通して登板回数の多い人たち。
竈門家だけでも父:三木眞一郎、母:桑島法子、子供たち:大地葉、本渡楓、古賀葵、小原好美とかいう水準です。

 「その○○役やってた人だったら、今ちょうど△△ってアニメに出ているよ」

リアタイものだと「じゃあ明後日チェックしてみよう」と敷居が下がったりするものです。

それに各々代表作を持ってそうですから、そちらへの誘導もありですね。
花江夏樹さんなら『四月は君の嘘』。早見沙織さんなら『あのはな』。あたりは非ヲタ向け鉄板でしょう。「いやそれより『俺ガイル』が鉄板だ!」そのへんはどうぞご自由に(笑)

我妻善逸(CV下野紘)からの『ACCA』ジーン・オータス役。
嘴平伊之助(CV松岡禎丞)からの『SAO』キリト役。
本作での役どころとは違う顔を見せている作品も驚きがあっていいですよね。


自分もそうでしたが、声優さん、制作会社、劇伴担当、キャラデザインあたりの繋がりから広がっていったと思います。

まあそんな感じの世迷い言です。お付き合いいただきありがとうございました。
ちなみに私はこの作品を手放しで褒めておりません。{/netabare}




↓以前投稿した作品についての感想
--------------------------------------------------------------
2019.10.04記
旧件名:良いほうの『少年JUMP』

{netabare}
艶やかな街の灯り
静謐な山間の雪景色

とにかく綺麗な作品です。
色使いが独特といいますか鮮やかな色の組み合わせが印象に残ります。
主人公炭治郎の羽織(緑と黒)はサムネでも確認できる組み合わせ。

その一方で、毎話冒頭サブタイトルコールの墨色を用いた水彩風の演出にも味わいがある。全体の色味が和風なんですよね。

そしてこれがぐねぐね動くのを目の当たりにすることになります。
バトルシーン。抜刀時の緊張感。連続した体動作の流麗な運び。対立する“鬼対人”の果てなき抗争の物語のためバトルシーンは多くあり、手を替え品を替えての演出に都度唸ることでしょう。


制作会社『ufotable』は、『劇場版 空の境界』でアニメビギナーだった私の心が鷲掴みにされたこともあって、本作『鬼滅の刃』は事前から楽しみにしていた作品でした。

『空の境界』は、和装のヒロインの殺陣がとにかく流れるようだったのとそれを活かすコマ割りで、これまでバトルを“迫力”という概念でしか見れてなかった自分に”美しさ”というものを教えてくれた忘れられない作品です。



さて『鬼滅の刃』に戻ります。
冒頭作画に触れたのは、この一点だけでも「買い」だと思ったから。なお原作は未読です。
週刊少年ジャンプは『ONE PIECE』が連載される前に卒業した私ですが、いかにもジャンプらしい作品と言えるのではないでしょうか。たしか

 “ 努力 友情 勝利 ”

でしたっけ?
その王道を行くかのような竈門炭治郎(CV花江夏樹)が主役の物語。鬼に親兄弟を惨殺され唯一生き残った妹も鬼と化してしまう。その妹竈門禰豆子(CV鬼頭明里)を人間に戻す手段を探るべく、人外なる鬼を討伐する組織へと身を投じていく流れとなってます。

良いですね。
炭治郎が素直で努力家で妹思いで諦めない強い意志を感じさせるいい奴なんです。私としてはこの主人公と冒頭述べた作画の2点推しです。
・・・以上なんですけど一応5項目整理しておきます。


▼物語

あらすじ読むと暗そうな話ですが、実際展開されたのはシビアな場面とギャグパートとのほどよい緩急。すっと肩の力を抜けるポイントが用意されてそこそこ笑えます。
それにインフレし過ぎない敵キャラ。鬼舞辻無惨(CV 関俊彦)を最終目標と定めてのブレない展開も好感。
炭治郎の鍛錬シーンに尺を取り強くなっていく過程を丁寧に描いたことは戦闘の重みや背負うものの大きさなどに説得力を持たせる効果がありました。また、鬼を一方的な悪として描かないこともお家芸とはいえ好きな設定。


▼声優

弱っちいけど芯のある人物を演じるには花江さんの選択は良かったかと。2018年初頭『グランクレスト戦記』『ラーメン大好き小泉さん』でその名を認知したのち、視聴作品が被ってなかった鬼頭明里さんのフルボイスを久々聞けたのは個人的に◎。
敵方の “ 十二鬼月 ” そして鬼殺隊エリートの “ 柱 ” 両陣営にも豪華声優陣を配置。 一部しか登場してないので今後の発展性の面でも楽しみが残ります。

{netabare}禰豆子を人間に戻すためのキーマン珠世を坂本真綾さんが演じられているのも耳に心地よい。もっと珠世を出しておくれ!{/netabare}


▼キャラ

我妻善逸(CV下野紘) 嘴平伊之助(CV 松岡禎丞)の位置づけが絶妙でした。
濃いっすね。途中からお笑い担当みたいになってましたが…
{netabare}協力プレイで敵を撃破!という印象がないのです。
意図したものなのか、兄と妹の絆に焦点あてていて友情プレイは控えめでした。今後の伸びしろを感じるところです。{/netabare}


▼作画

既述。
追加で、室内戦闘の描写もすさまじかったですね。
{netabare}ジャミロクワイの名曲『Virtual Insanity』のPVイメージで、そこの灯りを暗くして動きをめちゃくちゃ激しくしたような響凱(CV諏訪部順一)との戦闘も目を奪われました。鼓を打つ鬼とのバトルですね。{/netabare}


▼音楽

安定の梶浦案件。
地味に評価したいのが2クールの前後半通してOPEDが変更されなかったことでしょうか。昨今のお作法からみても異例な気もしますが不自然さは感じません。
{netabare}後半で曲を一新して、最終話クライマックスで前半OPどーん!演出って分かっていてもアガるんです。でもそれをしない勇気といいますか、作品の一貫性考えると変えないほうがいい気がします。{/netabare}




整理してみると、個別項目でのマイナスはあまりなかったです。
続きは劇場版でということでしょうが、まだ開けてない引き出しも豊富なので不安はないでしょう。

ただし、2クール後半でやたらキャラ増やしてお披露目パートみたいになってたのをどう見るか?
ちょっとイマイチでした。単に私が消化しきれなかっただけで、これも続きありきということなら仕方のないことなのかもしれません。

それに少年漫画らしいシンプルな面白さを追求した感があって、エンタメとして申し分ないわけですが、天井をぶち抜くような破壊力まではありませんでした。あくまで感覚的なものです。

きっと作画表現に度肝を抜かれたこともあって同等かそれ以上のレベル感で「深み(絶望)のある物語」を期待してしまったのではないかと思われます。


いや充分面白いんですよ。今期(2019年9月終了もの)TOP3に入るのは間違いありません。全方位でおすすめです。{/netabare}



視聴時期:2019年4月~9月 リアタイ視聴

-------


2019.10.04 初稿
2020.04.12 追記
2021.08.11 修正

投稿 : 2024/03/09
♥ : 105
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

狼はただ一匹か、数匹か

UFOTABLE制作。

大正時代の山村を舞台にした、
人喰い鬼との死闘を描く時代活劇。
アニメ化が成功した好事例でしょう。

人喰い鬼の神話、弱者の論理、
{netabare}家族を殺され最愛の妹は「鬼」と化す。
主人公炭治郎は妹を「人」に戻し、
家族の仇を打つため剣の修行に明け暮れる。{/netabare}

ハードさとコミカルさが、
バランス良く配置されまずまずの好印象。
デザインは好みませんが絵は素晴らしい。
制作会社の面目躍如でしょうか。

鬼は驚異的な生命力を持ち人を襲う。
弱者が仲間と出会い、師匠に学び、
ほんとの強さを勝ち獲るための戦いの日々。

狼はただ一匹か、数匹か。

8話視聴追記。
序盤の修行が戦闘に活かされ、
娯楽時代活劇として魅力的な仕上がり。
{netabare}物語の鍵を握る面々が表舞台へと上がり、
鬼との戦い、私怨、不死への渇望、克服、
それぞれの主題が浮かび上がる。{/netabare}

最終話視聴追記。
久しぶりに翌週が楽しみな良品でした。
立志編と銘打たれたシリーズ終了です。
身体超活性の呼吸法の技の数々、
戦闘描写は終始圧巻の出来栄えで、
善逸の「霹靂一閃」に感動すら覚えます。
原作者が嬉し泣きしたのも良くわかる。

全集中、視聴待機。
また彼らに会える日を待ち望んでいます。

投稿 : 2024/03/09
♥ : 94
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

家族の肖像(※女性漫画家と新しい波の兆し)

アニメーション制作:ufotable
監督:外崎春雄、脚本:ufotable
キャラクターデザイン:松島晃、
音楽:梶浦由記、椎名豪、原作:吾峠呼世晴

最近の週刊少年ジャンプは、
ダーク系が主流なのだろうか。
『HUNTER×HUNTER』しか読んでないので
分からないが、『約束のネバーランド』も
同じ系統だし、読者層の年齢が上がって、
売れ筋も変化しているのかと想像している。

とはいえ、この作品が重視しているのは、
ジャンプの王道を踏襲した作風。
努力、成長、友情、純粋さ、家族愛など、
ジャンプに必要なものは、
全て揃えているように思える。

大正時代のある場所。
優しくて家族思いの竈門炭治郎(かまどたんじろう)は、
兄弟の世話をして長男としての務めを
果たしながら、毎日を懸命に生きていた。
家族の結束が固く、より大切にされていた時代。
ある日、町に炭を売りに出かけていた炭治郎は、
帰りが遅くなったため、知り合いの家に
泊めてもらうことになる。
夜になると鬼が出ると言われていたからだ。
{netabare}翌日、家に戻ってみると、母と兄弟たちが
惨殺されているのを発見する。
炭治郎はそのなかから僅かに息のある
妹の禰豆子(ねずこ)を抱えて助けを求めるために
雪山のなかを飛び出していくのだった。{/netabare}

{netabare}鬼に対抗して禰豆子を人間に戻す方法を探すために{/netabare}
炭治郎は、冨岡義勇の紹介で鱗滝左近次の元で
修行に励み、鬼殺隊に入隊。
禰豆子とともに鬼に対抗していく。

ここまでの物語はジャンプの王道展開そのもの。
修行して戦い、敵のボスと遭遇し、目的を確かにする。
大きな特徴といえるのは、相手側の鬼は
元々が人間で、昔の家族との記憶を
全員が朧気ながら持っていること。
その時の想いに沿った攻撃を仕掛けることもあり、
死に際には、家族の思い出とともに消滅する。
敵が人外であっても心を持った者であり、
そこを重視する作りになっているのは、
最近の少年漫画の流行りなのかもしれない。
この設定は『HUNTER×HUNTER』の蟻編を想起させる。

浮世絵を意識した水の表現法をはじめ、
作画面のこだわりは素晴らしい。
動きもスムーズで乱れるところがない。
制作陣の相当な意気込みが感じられる。
家族とのつながりを重視したのも、
関係性が希薄になりつつある今の時代に合っている。

ただ個人的にはストーリーに惹かれるものがなく、
第1話を除いた前半から中盤に関しては凡庸な印象。
よくある設定が想像通りに進んでいき、
敵との戦いにも新鮮さは感じられない。
絵の良さはあるが、戦いのシーンが長い割には、
刀で戦うという制約があるため、バリエーションが少ない。
また、炭治郎と禰豆子以外の味方のふたりが騒がしくて、
コメディにも辟易としてしまう。
ジャンプ作品なので仕方ないとは思うが、
お約束に縛られ過ぎていると感じた。
しかし、多くの人の心を奪ったであろう
19話の展開や魅せ方で一気に物語へ引き込む。

鬼の家族ともいえる集団が住む森に炭治郎たちは向かう。
十二鬼月のひとりである累を筆頭とした
蜘蛛の糸を操る鬼たち。
家族を大切にするという記憶だけに
取りつかれていた累は、恐怖による支配で
鬼の家族を形成していた。

蜘蛛の糸に捕らえられ、月光のなかで浮かぶ禰豆子。
炭治郎は死を覚悟して累へと突っ込む。
この回は動きだけでなく、止め絵の美しさも
しっかり考慮されているのが感じられる。

家族との思い出。
幼いころに見た神楽の記憶が炭治郎に力を与え、
父の舞が自身の動きと重なっていく。
一方、禰豆子の脳裏には母が現れる。
妹は兄を助けるために残った力を絞り出す。

誰にでも大切なものがある。
心と体が弱っているときに、
家族や大切な人が自分のことを
愛してくれているということを思い出すだけで、
大きな助けになることがあるのだ。
そんな普遍的なことを物語と映像で
ドラマチックに表現した手腕は見事だった。

鬼殺隊のトップである9名の柱。
十二鬼月の新たな追手。
鬼舞辻無残の血を得て、
より強力になった下弦の鬼が
炭治郎たちのいる列車に乗り込む。
続きは映画の無限列車編で。

家族の物語はどこに向かうのだろうか。
(2019年10月12日初投稿)

女性漫画家と新しい波の兆し
(2020年5月23日追記)

先日、週刊少年ジャンプで
最終回を迎えたというニュースが流れた。
ひとつの作品として、これは異例のことだ。
恥ずかしながら、リアルタイムでアニメを観ていたときは
社会現象になるほどの大ヒット作になるとは、
全く予想していなかった。
2020年5月の時点で、累計発行部数は、
6000万部を超える見通しだという。
2019年度の集計では、10年間連続1位を
獲得していた『ONE PIECE』を抜いた。
現在でもコミックスの品薄状態が続き、
映画公開も控えていることから、
さらに数字を伸ばすことが予想されている。
現在、たった20巻までしか刊行されていないことを
考えると驚異的といえる。
この数字は、過去の全ての漫画と比較しても
30位以内に入るという。
私の周りでも普段アニメや漫画にそれほど
親しんでいない人が夢中になっているのを
よく耳にするので、それだけ一般層にも深く
浸透しているということだ。

作品の特徴としては、やはり女性作者が少年漫画誌に
少年漫画のロジックで描いたことだろう。
上記でも触れたが、少年ジャンプに必要とされるものは、
全て揃えているように感じる。
ただ、そこに女性作者特有の視点が付加されている。
それが、多くの人々の琴線に触れたのだろうか。

家族愛がこの作品のテーマのひとつであることは
間違いないだろう。原作は未読だが、
アニメで観たところ、敵味方関係なく、
家族について多くの時間をかけて描写しているのは、
大きな特徴となっている。
しかも、時代は大正時代をわざわざ選んでいる。
そのことに頭を巡らせたとき、
昔、友人の女性と話していたときのことを思い出した。

「もっと昔の時代に生まれたかった」
と彼女は言った。
「今の時代はあまり合わないのよ」と。
いまひとつ意味を理解しかねて、
色々と話を聞いてみると、自分の祖父や祖母たちと
過ごした時間のなかで感じたり、書物のなかでの
知識によって、人と人との関係性や
家族の形、男女の役割など、全てが心地良かったようなのだ。
当時の私は、それを聞いて、よくある懐古主義なのかと感じた。
例えば、雑誌『サライ』を好きだと言うように。
昔の時代だと、不自由なことも多く、
楽しいことも今よりは少ないような気がすると私が口にすると、
彼女は、それでもいいと言った。
規律や狭い常識に縛られていても、
それが自分にとっては、合っている気がすると。
結局、私は彼女が感じたことをよく理解できなかった。

今になって思うのは、人生においてたくさんの
選択肢があったとしても、必ずしもそれが幸せに
つながるわけではないということを
彼女は感じていたのかもしれないということだ。
決められた自分の役割のなかで、
何かをひとつずつ選び取っていくほうが、
自分の性には、合っていると考えていたのだろう。
彼女は、とても頭の良い女性だったが、
地図を読めないことをよく嘆いていた。
彼女にとって、人生に対する考え方は、
もっとシンプルな形をしていた気がする。
それは、昔の日本文化のなかに確実に存在していた
「潔さ」や「温かさ」とでもいうべきものだったように思う。

私は『鬼滅の刃』が幅広い人々の
支持を受ける理由のひとつに
そういうものがあるのではないかと感じる。
主人公の竈門炭治郎は大家族の長男として、
毎日、懸命に働きながら、
たくさんの兄妹の面倒を見ていた。
彼は定められた自分の役割を全うすることで、
満ち足りた幸せを感じていた。
やがて鬼によって家族が惨殺され、
僅かに息のあった禰豆子を助けるために、
さまざまな困難に立ち向かっていく。
そして、禰豆子のために生きていくことを決意する。
決断に全く迷いはなかった。
そんな状況にありながらも炭治郎が大切にすることは、
他人の気持ちに寄り添うことだった。
たとえ、相手が鬼だとしても、その哀しみを受け止める。
多くの人々の哀しみを全て抱えながら、
敵に向かっていくのだ。
全てを背負う度量があって、ストイックで真っ直ぐだ。
こういうほぼ絶滅してしまったと思える男性像に
女性読者は惹かれるのだろう。
この層は「歴女」と呼ばれる人たちとも被る気がする。
また、善逸や伊之助も抱えている背景がしっかり描かれ、
その事情や彼らの強さの理由が分かるのもいい。
彼らは、自分のできることに向かっていく。

もうひとつ女性作者に特有だと思えるのが、
作品をズルズルと引き延ばしたりしないことだ。
最近の売れる漫画は、ほとんど終わることができない。
物語が終焉に向かったら、きちんと終わらせることも
作者の仕事ではないかと個人的には思う。
出版社側の立場だと「必ず売れるコンテンツ」は、
ずっと手放したくないのは理解できる。
ただ、そんな状況にあっても
幸せな作品の閉じ方を決断できるのは、
女性作者のほうが多いのではないかと感じる。
女性作者は基本的にラブストーリーを
描くことが多いため、
長く引っ張れないという事情も大きい。
それを考慮しても、女性漫画家のほうが
綺麗に終わらせるイメージがある。

指摘されているように、
妹がマスコット化されたことも
女性人気に火をつけた理由だろう。
喋らないヒロインが固定されることで、
主軸が男キャラばかりになり、
女性が好みそうな構図になっている。
これは少年漫画としては、異例ともいえるアプローチで、
読者には新鮮に映る。
ただ、爆発的なブームの理由が、
この部分だけと言われると、それは、無理がある。
あくまでも、ひとつの要素だろう。

いずれにせよ、この作品の大成功で、
ますます少年漫画誌における
女性漫画家の進出が加速する気がする。
同じ少年漫画のロジックに基づいても、
違うタイプの作品ができあがることを証明したからだ。
それは、少年漫画誌における新たな波となって、
今後の業界を大きく変えていきそうだ。
もちろん、アニメ化が大ヒットの大きな要因。
制作を担ったのがufotableで、
その技術力の高さや見せ方の工夫は卓越していた。
今後、残りの原作がアニメ化されるのを楽しみに待ちたい。

投稿 : 2024/03/09
♥ : 91

72.0 21 バトルアニメランキング21位
棺姫のチャイカ(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (994)
5754人が棚に入れました
原作:榊一郎「棺姫(ひつぎ)のチャイカ」(ファンタジア文庫)、キャラクター原案:なまにくATK(ニトロプラス)、監督:増井壮一、監督補佐:小森高博、シリーズ構成:待田堂子、キャラクターデザイン:新井伸浩、美術監督:岡本好司、色彩設計:岩沢れい子、撮影監督:福田光、、、、

声優・キャラクター
安済知佳、間島淳司、原優子、斎藤千和、細谷佳正、佐藤健輔、野水伊織、幸田夢波、森嶋秀太、山本和臣、藏合紗恵子、勝沼紀義、ブリドカットセーラ恵美、金尾哲夫、大空直美、村瀬歩、櫻井孝宏、小日向茜、牧野由依、緒方恵美、東地宏樹

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

チャイカ、素直、かたことかわいい。

とある架空大陸の話。
今は亡き大陸の元支配者ガズ皇帝。
その娘のチャイカが主人公です。
チャイカは、何故か棺を背負って皇帝の遺体を収集。
ひょんなことから、サバターのトールと契約します。
加えて、トール思いのアカリ、中途参加のフレドリカと諸国行脚。
この作品は、彼らの遺体収集記を描いたバトルファンタジックな冒険アニメです。

チャイカ御一行はそれぞれ個性的です。
チャイカはやたら素直、そして片言がかわいい。
その独特のチャイカ口調はやみつきになりそうです。
一方、トール・アカリコンビも息がピッタリです。
アカリのマジボケに対する、トールのライトツッコミは何気に楽しい。
気まぐれフレドリカもいい仕事をします。

一方、チャイカを追うジレット隊も個性豊か。
私のお気に入りの長い桃髪ロールのヴィヴィは隠れデレデレ。
ラストのシーンはちょい気になります。

戦闘シーンは、素早い身のこなしや剣さばき、そして魔法砲により臨場感満点。
また、緊迫感あるBGMが戦闘シーンを盛り上げてくれます。

2期が秋より開始とのこと。
チャイカたちやジレット隊の行く末は如何に?
遺体を集めたら何が起こるんでしょうね。
謎が謎を呼ぶこのアニメ。
すっきりなっとくのラストを期待したいです。

投稿 : 2024/03/09
♥ : 61
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

また、これ観る、肯定、肯定、肯定、うぃ

秋の2期放送予定

原作未読 全12話

戦乱の時代、諸悪の根源として同盟を結んだ国々が巨大魔法帝国「ガズ帝国」を打ち破って、その戦いで活躍した8人の英雄は皇帝アルトゥール・ガズの遺体を分割して持ち帰りました。偵察や暗殺を業としてるサバターのトール・アキュラは、平和な日々に生きる目的もなく、なんとなく日々を過ごす毎日でした。山に入ったとき、棺を担ぐ少女でガズ皇帝の娘と名乗るチャイカ・トラバントに出会い、危機を脱出して、ガズ皇帝の遺体を探し弔うことを目的としているチャイカとともに用心棒ということで妹のアカリ・アキュラと途中で知り合うフレドリカとともに旅をする異世界ファンタジーです。

背景は中世時代のヨーロッパのような感じで、魔法師や剣士、サバターやアサシン、色々な魔獣などいる世界でRPG好きな私はこの世界観が好きですね。

何故か片言で話すチャイカは可愛いし、バトルも結構動きが良くて、兄を溺愛しているアカリがちょっとズレている突っ込みも面白かったです。

色々なエピソードが1話〜2話完結してます。ちょっと内容があっさりしているところもありますが、コメディも入っていて面白かったですね。{netabare}(トールの夢の中の話には笑ってしまいましたw その後殴られるシーンも){/netabare}

終盤は結構追い詰められるシーンが多くて見応えがありました。{netabare}(フレドリカの脱皮には笑ってしまいましたねw){/netabare}

トールとチャイカの恋の行方や、謎や伏線がいっぱいある作品です。2期ですべてが明らかになってほしいですね。楽しみです^^

OP 野水伊織さんが歌ってます。
ED チャイカトリオで歌ってますw

最後に、AパートとBパートの間のカットが綺麗でした。

投稿 : 2024/03/09
♥ : 58

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

秋からの2期にも期待♪(´ε` )

魔法や棄獣などが存在する世界を舞台にした
ファンタジー作品の第1期。 全12話。
 
戦国時代を迎えていたフェルビスト大陸において
戦乱の原因、諸悪の根源とされた魔法帝国「ガズ帝国」の
皇帝「アルトゥール・ガズ」が討伐された。
その数年後
アルトゥール・ガズの娘を名乗る謎の少女
「チャイカ」が大きな棺を背に目的の為動き出す。
と、いうのが簡単なあらすじ。


いかにもファンタジーらしいストーリーや設定、世界観。
主人公たちの目指すところもハッキリしていて
分かりやすいお話はとても好印象です(*´∀`)b
いくつかある大きな謎の描き方もこちらを引き付けるに十分。
最後まで楽しむ事ができる内容でした♪

ちょっと古い感じを受ける作画、キャラデザですが
丁寧に仕上げられており気にする事なく視聴できました。
この手のファンタジーでは重要になるアクションや
バトルシーンは特に迫力があり見応え十分でした。

異様な風貌、カタコトと特に目を引くチャイカ。
正直、とても可愛かったですw
個人的にカタコトや方言に弱いんですよねぇ( ;´∀`)>″
普段は駄目駄目、実は切れ者主人公。
そんな兄を敬愛する出来る妹。
この辺りはベタですが悪くないと思いますw

実力のある売れっ子も使いたい。
でも、自分のトコの声優も使いたい。
でも、若手も育てたい。
声優陣のキャスティングには苦労した印象w
あくまでも個人的な印象ですよw


秋からは第2期も放送される予定との事。
原作未読なので先の展開が楽しみです♪

まとまりのある作品だと思うのでファンタジーファンは
ぜひ1度チェックして頂きたいですね!
ストーリー重視の方にもオススメできると思います(・∀・)v



《キャスト》

チャイカ・トラバント(CV.安済知佳)
トール・アキュラ(CV.間島淳司)
アカリ・アキュラ(CV.原優子)
フレドリカ(CV.斎藤千和)
アルベリック・ジレット(CV.細谷佳正)
ニコライ・アフトトル(CV.佐藤健輔)
ヴィヴィ・ホロパイネン(CV.野水伊織)
ズィータ・ブルザスコ(CV.幸田夢波)
マテウス・キャラウェイ(CV.森嶋秀太)
レオナルド・ストーラ(CV.山本和臣)
ギイ(CV.村瀬歩)


《主題歌》

OP:『DARAKENA』/野水伊織
ED:『快楽原理』/coffin princess


【2014 04/11 レビュー投稿】

投稿 : 2024/03/09
♥ : 57

69.8 22 バトルアニメランキング22位
デッドマン・ワンダーランド(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (1034)
5749人が棚に入れました
東京大震災から10年、疎開先の中学に通う五十嵐丸太もクラスメイト達と平凡な生活を送っていた。だがある日学校に「赤い男」が現われ、丸太の運命は一転することになる。無実の罪で死刑宣告された丸太は、完全民営化刑務所「デッドマン・ワンダーランド」に送致されることに…。

声優・キャラクター
朴璐美、花澤香菜、加藤将之、梶裕貴、野水伊織、本田貴子、諏訪部順一
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

インパクトの強い作品!

原作 漫画  未読

能力バトルもの

主人公 五十嵐 丸太(いがらし がんた)14歳  声 - 朴璐美

あらすじ
ある日、中学校に「赤い男」が現われ、目の前で自分以外のクラスメート全員が殺されます。
そして「赤い男」に赤いダイヤを胸へ撃ち込まれ気絶・・・。
目が覚めると、自分がクラスメートを殺した殺人者にされられて、無実の罪のまま民営化刑務所「デッドマン・ワンダーランド」へ送致されることに・・・。


そこでは、囚人同士が殺し合うコロッセオみたいな感じで、それを見て楽しむ観客もいます。

バトルには血液を操る「罪の枝」(つみのえだ)という謎の能力を使います。
これを使うには身体のどこからか出血させないと使えなくて、主人公のガンタは、血を弾にして飛ばす銃の能力です。

ちょっとグロイです。

1話見た感想は、凄く次回が気になって、この先どうなるんだろう?って思いました。

気の弱い中学生が、無実の罪を着せられ刑務所へ送られたら、そこで殺し合いをさせられて・・・
{netabare}
負ければ罰ゲームがあって、片目えぐられたり、腎臓一つ取られたり、いろいろ惨い罰があり・・・
見てて非常に残酷でグロイです。
あまりに理不尽なので、主人公に同情してしまいます。

ラストは、話が中途半端で終わっているので、続きが気になってしかたがないです。
結局、あの「赤い男」が何なのかも分からないままです。
モヤモヤします。(^^;
{/netabare}

原作がまだ途中みたいなので、2期はどうかな~?
2期やってくれれば観ますけど。^^

私的には、毎回続きが気になる作品でしたので、楽しめた作品です。

でも、グロイのが苦手な人にはオススメできません。^^

投稿 : 2024/03/09
♥ : 28
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

グロ注意報発令!!!

原作未読。
全12話。

視聴する前にこれだけは注意していただきたい。
かなりグロいのでグロ苦手の方は観ないほうがいいだろう。
話も鬱系なので鬱苦手の方もスルーした方がよいと思う。

1話から衝撃の展開で始まった本作。
私個人としてはいきなり引き込まれた。

だが、話がすすむにつれて、ストーリーが
かなり強引になったり、急にバトル物へシフトしたりと
一部破綻してきた感じ。

大筋ではぶれていないのかと思うが、
まとまりに欠けていたそんな印象だった。
最後も2期フラグを立てて終了とかなりの不完全燃焼だった。
全体的にもったいない出来だったかなと思う。

キャラは個性的なキャラが結構いてよかった。
特に千地(クロウ)はいい味が出ていて
かっこよくて個人的に好きだ。

鬱グロ大丈夫な方ならそれなりに楽しめる作品かとは思う。
私はグロはあまり好きでは無いが何とか見切れた。
2期がもしあるのなら観るだろう。

最後に一言いわせてもらうなら

ハミングバード結構可愛いと思うw
ロングもショートいいよw


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以下、これまでの各話の感想。
ネタバレがかなりあるので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
開始3分グロ注意。
心臓の弱い方にはあまりお勧めできない。
10分でぶっとんだ展開に度肝抜かれた。
かなり重い話だが、鬱展開好きにはたまらない。
1話でもっていかれた。
次週が楽しみ。

2話視聴。
展開にむかつきすらおぼえた。
なんという鬱展開。
主人公がいきなり死にそう。
まあ、死なないんだろうけど。
3話どうなるのか、楽しみ。

3話視聴。
少しずつ設定が見えてきた。
いよいよ本題へ入っていくのか。
次週も期待。

4話視聴。
デッドマンが何か少し分かってきた。
力の使い方が見えてきた。
クロウかっこいい。
そして、相当の奥手。わろた。
今後の展開はバトル物なのか?

5話視聴。
力使いすぎると貧血とか
その辺はリアルなんですね。
今回はかなりグロかった。
グロ苦手の方は注意。
シロもやはり何かありそう。

6話視聴。
ハミングバードなかなかの鬼畜ぷり。
この展開は絶対くるなと思っていたら
案の定だった。
シロの正体も今後明らかになっていくのかな。

エンディングにずっと違和感があったのだが
やっと分かった。
なるほど、そういうことか。
そうするとあの子供もなのか。

7話視聴。
水名月ビッチかと思ったが、
意外にかわいいところもあるようだ。
千地はなんだかギャグキャラと化してるしw
キャラが立ってきてなかなか面白い。

新たな展開。
ワンダーランドに対抗しようとする組織?と
なぞの坊主出現。
坊主強そうだが、どうするんだろうか?
来週に期待。

8話視聴。
いよいよ動き出した。
さてさてこの計画は成功するのだろうか?
なかなか一筋縄ではいきそうにないが。
緊張してきた。
来週も楽しみ。

9話視聴。
今回もグロかった。
ピンチを間一髪、シロに救われた。
さて、どうなるんだろう。

ひとつ疑問があるんだが
この計画うまくいったとして
首輪どうやってはずすんだろうか?

10話視聴。
ガンタばかすぎるだろ。
チップが爆弾って気づけよw
しかしクロウカッコイイ。
時々出てきて美味しいところを
かっさらっていくな。
しかし、作中で日数は進んでないのかな?
3日アメ食わないと死ぬんじゃないのかね。

ん~設定とか面白いんだけど
色々なところで破綻してきた気がする。

11話視聴。
先週書いた疑問に、なぜかアメ沢山もってたw
なんだそれw
色々省きすぎなのかな?
原作を読むと分かるのかもとか思いながらも
原作読もうという気になれない。
今週やっとガンタが進化した感じなのだが
来週で終わりの予定。
色々中途半端で終わりそうな予感。

12話視聴。
結局中途半端で終わったw
なんという2期フラグ。
あまりにも中途半端で終わった気がしない。
2期もあるのなら観るとは思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/03/09
♥ : 21

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

衝撃のラスト!

何が衝撃かってそりゃ
あんなに伏線投げっぱなしで
きれいに終わらせる気0の最終回
最終回ですよって教えてもらわないと
誰も最終回だと気がつかないレベル

今期は3月の震災の影響もあり
全話を放映することができず
一部DVD/BDのみ収録になっている作品もあるようです
これもそういう状態なのだろうか?とか
原作はまだまだ続いているようですし
最初から2期前提で作られるいわゆる分割二期なのか?
なんて考えて調べてみましたが手掛かりは見つからず

さて、本編の内容ですが
第一話から画面が真っ暗です
そのまま放映できない血みどろの惨劇を
TV放映できるレベルまで落とすために
明度が犠牲になっているのでしょうが
そんなことをしなければならないようなら
もっと工夫を凝らすべきなんじゃないでしょうか?

恐怖という感情は突き詰めると
何があるかわからない
どうなるかわからない
という未知であることに起因するものです

あえて直接的な描写を最小限に抑えることで
視聴者の想像力を刺激して恐怖を増幅するというのは
それが映画にしろアニメにしろ
映像表現の技法として基本中の基本だと思うのですが
そこを無理やり真っ向勝負しに行って結局自主規制では
何がしたいのかさっぱりわかりません
おもいっきり力の入れ方を間違っていることに
スタッフは誰も気がつかなかったのでしょうか?
中盤からは明度を落とさず「血」を描写できるように
でもあれは「血」であって「血」ではないんですよねー

ストーリーの方は
うじうじした主人公や
空気の読めないヒロインに
イライラさせられたところもありましたが
全体的には楽しく見れました

デッドマンにしろアンダーテイカーにしろ
ずいぶん性格の歪んだ方々ばかりですが
そのひねくれた連中の方が主人公格の二人より
ずっとずっと魅力的に見えました
「クロウ」や「オウル」、超坊主にロリっ娘
どのキャラも一癖もふた癖もありますが
ひたすら受け身の主人公よりも
ずっとキャラが立っていましたね

中でも個人的なお気に入りは「ハミングバード」
あの激しい落差がいいですよね
罰ゲームがどうなるのかドキドキしながら見てました
中版以降は羊君ともどもさっぱり出てきませんでしたが
最後にちょっと出てきて嬉しかったり

割と楽しく視聴していただけに
物語の中核に位置するであろう部分が
投げっぱなしのまま終わってしまったのは
とても残念でなりません
2期が決まっているとかならいいんですが
2期をやるのは商業的に割と厳しいレベルな気がします
続きが気になる方は原作をどうぞ!
というのはやめて欲しいですね・・・

おまけ(ネタバレあり)
途中から飴のことすっかり忘れてました
ラスト直前にひょっこり出てきて
そういえばそんなものあったなぁ・・・と
あれ?飴がないと死んじゃうんだったら
首輪外さないと脱獄しても意味ないんじゃないの?
そうなると武力による強行突破で脱獄って計画自体
思いっきり破綻してませんか?
毎日飴で生きながらえてる人達が
そんな大切なこと忘れるわけもないし・・・
最後に脱獄成功したらしき人が写ってた気がするけど
あの人たち手持ちの飴が切れたらどうなるんでしょう?
尺の問題でアニメで語られてないだけで
原作では解決してるとかなんでしょうか?
誰か知ってる人がいたら教えてください(@@;

投稿 : 2024/03/09
♥ : 16

82.3 23 バトルアニメランキング23位
るろうに剣心 明治剣客浪漫譚(TVアニメ動画)

1996年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (882)
5697人が棚に入れました
舞台は明治時代初期の日本。主人公の緋村剣心(ひむら けんしん)はかつて新時代を築く為に活躍した長州派維新志士。戦国時代に端を発する古流剣術「飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)」を振るい、神速の抜刀術に代表される強さ、非情さと冷徹さ、殺戮が因業ゆえ「人斬り抜刀斎(ばっとうさい)」という志士名で恐れられる。
ある日、神谷活心流の師範代を務める神谷薫(かみや かおる)は、活心流の名を騙る辻斬りを追っていた。辻斬りを見つけ、闘いを挑むものの歯が立たない。そこに、自らを“流浪人”と名乗る剣心が現れる・・・。

声優・キャラクター
涼風真世、藤谷美紀、冨永みーな、うえだゆうじ、鈴置洋孝、安原義人、池田秀一、櫻井智、土井美加、白鳥由里、大塚明夫、大林隆介、田中真弓、家中宏、池田政典、日髙のり子、井上純一、笠原弘子、郷田ほづみ、八木光生、岩男潤子、檜山修之、松本保典、横山智佐、子安武人、優希比呂

テンガロン さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

侍漫画としては当時は画期的でしたね♪(^^)

ジャンプ愛読者の私は当然読んでおりました(^^)

るろうに剣心が世に出るまでは
チャンバラ漫画は古臭いイメージもありましたが
見事にそれを覆した画期的な漫画だったと思います♪

そのなかでもやはり
「独創的な剣術アクション」が
個人的には衝撃でしたね(笑)

「美形な侍」という面で
女性ファンも獲得し、男女共に人気漫画でしたね♪(^^)

中学生くらいで勉強する「幕末」が舞台なので
これで日本史が好きになりました(笑)

忘れてはならないのが「必殺技」です!
そのどれもが当時のジャンプ漫画には珍しく
「リアルさを感じさせる必殺技」が特徴的でしたね。
技名も当時は斬新でカッコ良かったです(^^)

「二重の極み」は男の子なら一度は
やった事あるんじゃないでしょうかね(^^)
結果、普通のパンチより弱いんですよね(笑)

お話は個人的にはやはり「京都編」が好きですね♪(^^)
見事なまでにジャンプ漫画の展開です(笑)

アニメでもこの京都編の神作画の時は
凄まじくクオリティが高いので
思わず武者震いしちゃいます(笑)

今度この京都編が実写映画化で公開されるので
楽しみです!(^^)

投稿 : 2024/03/09
♥ : 21

チュウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

往年の名作!

久しぶりに見たが、それでも楽しめる!
やはり、この時代のアニメの中ではグンを抜いて良いです!

私が思う見所としては、
①純粋な剣と剣とのぶつかり合い
②本気で行う、男と男の真剣勝負
の2点が挙げられます。

正直な所、現在のアニメでも「剣心」vs「斎藤一」のようなあのアツい剣技の勝負を見れないと思います!!
あとは、時代というんですかね?心に決めたものを守る為にはどんな犠牲も厭わないという、日本古来の男気溢れるアツイ戦いというのは、見ていてワクワクしますよね♪

そう言った点で、私はこの作品を「往年の名作」と評し、お勧めしたいと思います!!

ただ一つ問題は、とにかく長いww
94話(ガッツリ2年分w)という多大な量のある作品は、やはり見るのに根気が要りますねwww

投稿 : 2024/03/09
♥ : 18

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

カッコいい剣術アニメ

幕末の頃のアニメとして代表的な作品です。
主人公の剣心は優男ではあるけれど、血ぬられた過去が・・・。
次々と登場する剣客を相手にとってもカッコいい剣術戦闘をみせてくれました。
とくに京都編では、白熱した展開で最高でした!
個人的には比古清十郎がカッコよすぎて痺れてしまいました。


しかし京都編後のアニメオリジナルストーリーはイマイチ。
天草四郎の生まれ変わりといわれている剣士が登場する島原編や、西洋の騎士が登場する黒騎士団編など、いくつかのエピソードがありましたが、そのまま普通に原作通りに雪代縁のエピソードを行った方がよかったような気がしました。
確か黒騎士団編に関しては放送当時に「T.M.Revolution」のアーティストが声優を務めた事が結構話題になったような・・・。
でもオリジナルストーリーの中でも、第66話の「薫感激 剣心のぷろぽ~ず!?」は特に良かったエピソードで、この作品のファンなら必見のエピソードかと思います。


このレビューを書くためにこの作品の事を調べてみたら・・・15周年記念プロジェクトとして、なんと9年ぶりに新作が製作されるらしいではありませんか!
今の段階ではTV版の続編なのか、リメイクなのか、劇場版なのか詳細は発表されていませんが、これは実に楽しみであります!


レビュー追加情報・・・
な、なんと!続編は実写映画でしたね!

投稿 : 2024/03/09
♥ : 18

77.5 24 バトルアニメランキング24位
BLEACH ブリーチ(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (892)
5554人が棚に入れました
黒崎一護は霊が見える以外は普通の高校生であった。死神朽木ルキアと出会うまでは…。
最初は死神の存在を信じなかった一護だが、人の魂を喰らう化け物、虚(ホロウ)が襲ってくる。家族を助けるために虚に立ち向かう一護。絶望的状況の中、一護はルキアから死神の力を貰い、死神となって虚(ホロウ)を撃退した。
しかし、彼に死神としてのほとんどの力を奪われ、弱体化したルキア。そこでルキアは自身の力が戻るまで一護に死神代行を務める様迫る。一度は断る一護だが、「俺の同類を作りたくない」、家族を救われたなどの理由で死神代行を引き受ける。

声優・キャラクター
森田成一、折笠富美子、伊藤健太郎、松岡由貴、杉山紀彰、速水奨、浪川大輔

Rexuz[コン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ブリーチはまだ続く

先ず「BLEACH」がどんなアニメなのか、知らない方のためにも簡単に説明していきたいと思います。

★物語の内容

主人公は幼い頃から霊が見えるが、それ以外は普通の高校生。
ある日突然、主人公「一護」の幼い妹達が人の魂を喰らう化け物、虚(ホロウ)に襲われ、家族を助けるために死神「ルキア」から死神の力を授かる。
死神代行となった主人公「黒崎一護」は己の任務を遂行すべく数々の戦いを繰り広げる。
バトル中心のアニメです。

ここで皆さんは「死神」と聞いて、あまり良いイメージを持たれないと思うのですが、このアニメの死神は現世・霊界の均衡を保つ世界の調整者として魂の成仏や虚(ホロウ)の退治を行う者として設定されています。
そしてその死神の代行がこのアニメの主人公「黒崎一護」というわけです。

基本的に虚(ホロウ)を退治する時は、死神だけが持つと言われている(刀、剣)「斬魄刀(ざんぱくとう」で斬り、その魂が自動的に「尸魂界(ソウル・ソサエティ)」へと送り込まれる。

尸魂界(ソウル・ソサエティ)とは死神達が住む世界。
簡単にいうと「あの世」です。
そして虚(ホロウ)と死神は幽霊と一緒で、普通の人には見えません。

まあ内容はざっとこんなもんですね。

他の方も仰ってますが、BLEACHの欠点は原作を追いつきそうになると、所々でオリジナルが入り物語を遮ります。
しかも中途半端な所でオリジナルが割り込んで来るので、ここで断念する方が多いのだと思います。

そこで皆さんが退屈しないためにも、オリジナルが出る回をまとめてみました。ご参考までに。

★各オリジナルストーリー★

・尸魂界潜入篇
第33話 奇跡! 謎の新ヒーロー
(オリジナルは一つのみ。観音寺がメイン)

・バウント篇
第64話~第109話★
(バウント篇自体がオリジナル。好き嫌いが分かれる話。面白くないと感じた場合は飛ばした方がいい)

・破面・出現篇
第128話~第137話
(日常が主な話、136話と137話は藍染と関係してるアランカル達とのバトルなので、時間があったら観るべし。)

・虚圏突入篇
第147話~第149話
(メノスの森篇。本篇と話が繋がってるので観るべきだろう)

・新隊長天貝繍助篇★
第168話~第189話
(原作とは全く関係なく、矛盾点も多い。破面篇の続きが早く観たければ、ここは飛ばすべきだろう!話も長すぎる)

・破面・VS.死神篇
第204話~第205話
(2話のみ。瑠璃千代ちゃんの話、結構退屈でした)

・破面・空座決戦篇
第213話~第214話
(カラクライザーの話。ギャグが好きなら観る価値はある)
第227話~第229話
(過去の話と日常の話。228話には女キャラの水着姿が見られます)

・斬魄刀異聞篇・刀獣篇★
第230話~第265話
(斬魄刀のお話です。設定は面白いですけど、ストーリとは全然関係ないので、破面篇の続きを早く観たい方は飛ばした方がいいでしょう。)

・破面・滅亡篇
287話、298話、299話、303話、304話、305話、
311話~316話
(破面篇とは関係ないので、時間に余裕のある時だけ観た方がいいです。)

・護廷十三隊侵軍篇
第317話~第341話
(僕が最も好きなオリジナルストーリーです。コンちゃんが大活躍します(。・ω・。)オリジナルキャラの望実が可愛いです♪隊長達のバトルが面白いですので、オリジナルとして結構オススメできる方です。)

※★がついている所は丸ごとオリジナルストーリーです。

ブリーチはオリジナルが多いので、断然漫画の方が面白いですが、戦闘シーンはアニメの方が迫力があります。
取り敢えず、「尸魂界救出篇」63話まで観てください。ここで面白くないと感じたのなら、残念ですが、この作品は貴方には合わなかったと思った方がいいでしょう。
バトルアニメや血が苦手な方には合わないかも^^;
ここまで我慢して観れた方は「破面・出現篇」まで一気に突入してください^^オリジナルがつまらないと感じた方は飛ばしても結構です。
藍染編が一番面白いので、それまでは断念しないでくださいね( ̄▽ ̄;)ノ
長いアニメですが、オリジナルを抜いたら200話もないくらです。(2004年10月5日~2012年3月27日放送終了)

・死神代行消失篇(2011年10月~2012年3月27日)
第343話~第366話
オリジナルを飛ばした方、そうでない方、原作の続きはここからです。
藍染の戦いから17ヶ月後。

因みにアニメでは「死神代行消失篇」が最後になりますが、原作はまだ最終章の「千年血戦篇」が残っているので、半年後にアニメが再開する可能性もあるみたいです。
原作に追いついてしまったのと、キャストが揃わないのもありますからね。
おそらく一時的だと思います。
最終回で一護は「死神代行はまだ続ける」と言ってましたし、「これが最後ってわけじゃないんだから」「またな」と言ってましたからね。
しかも原作の最終章「千年血戦篇」は「破面篇」より長いらしいのでまた再開すると思います。

さてここからが感想です…

★感想
切りの良い所で終わりましたが、原作の最終章をやらなかっただけに、伏線が沢山残ったまま終わってしまったのがとても残念です。
「死神代行消失篇」もだらだらと引き伸ばしすぎで、引き伸ばした分最後は面白くなるんだろうなと思い期待しましたが、正直オリジナルストーリーの方が面白いくらいでした。
序盤~中盤の「藍染編」まではかなり楽しめると思います。
でもやっぱアニメより原作の方がオススメですね。
アニメは最終章までいってないのもありますし、これから見るんでしたら、原作の方をオススメします。

以上BLEACHファンによる感想でした!


投稿 : 2024/03/09
♥ : 32

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

比較的よく見た長編アニメのひとつ。

様々なジャンルを含む(大まかに言えばバトルファンタジー

といったところかな)少年漫画原作の作品です。

霊感の強い主人公一護がある日死神とあって

さらにその戦いに巻き込まれ、死神の力を

受け取って死神代行としてそれからの戦いに

巻き込まれていくといったところの話です。

いくつかの編に分かれており原作とのペースの問題から

アニメオリジナルストーリーが展開されている。

(私は原作未読なのでどこが原作でどこがアニメ

オリジナルなのかは全くわからなかったが)

とりあえず、長かったという印象が最も強かった。

(実際に全366話で約8年間の作品。※Wikipedia参照)

それに何故だか怖いといった印象を受けた話が

少なかったように思います。

死神代行となることで敵対する勢力との争いや

仲間たちとの物語も良かったと思います。

投稿 : 2024/03/09
♥ : 15

momomax さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

キャラとタイトルバックのアート感に嵌りました!!

死神代行!
設定や世界観が面白い!!
よく考え付くなって感心しちゃいます。
ともかくキャラがインパクトあって、好きでしたね!!

話数のタイトルバックが見事で
毎回楽しみにしていました。

後半失速気味だったので、
だらだら続けるよりは良いかもしれませんが、
もっと長く続くかと思っていたので
終わってしまったのは残念です。


護廷十三隊が個性的です!
十一番隊の心意気や隊員がいい。
更木剣八の肩に乗るやちるちゃんが可愛い。(*^_^*)
方向音痴が微笑ましい。
私のお気に入りは朽木白哉。

楽しめた作品でした!!

投稿 : 2024/03/09
♥ : 12

85.6 25 バトルアニメランキング25位
ゴブリンスレイヤー(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (1031)
4958人が棚に入れました
「俺は世界を救わない。ゴブリンを殺すだけだ。」
その辺境のギルドには、ゴブリン討伐だけで銀等級(序列三位)にまで上り詰めた稀有な存在がいるという……。
冒険者になって、はじめて組んだパーティがピンチとなった女神官。
それを助けた者こそ、ゴブリンスレイヤーと呼ばれる男だった…。

声優・キャラクター
梅原裕一郎、小倉唯、東山奈央、井口裕香、内田真礼、中村悠一、杉田智和、日笠陽子、松岡禎丞
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

英雄譚には決して載らない名もなき男の話

2019.01.06記
原作未読


重たい話と聞いたので。シリアスものは好物なのです。
全12話のダークファンタジー。下手なあらすじより↓のキャッチコピーが分かり易いです。

『俺は世界を救わない ゴブリンを殺すだけだ』

{netabare}目の前で姉をゴブリンに凌辱されて殺されたトラウマを基盤に{/netabare}ゴブリン殺しに執念を燃やす寡黙な男の物語です。
RPGでもステータス低め。こんぼうで屠れるくらい非力。雑魚キャラの代表格のゴブリンですが、習性を聞くとけっこうパンチが効いてる感じです。
臆病。集団で村を襲う。略奪種族で物を作る発想はない。メスがいないため他の種族(人間とか)に種付けする。対人間の場合、男は殺し女は輪姦す。生き残ったものは学習し力を蓄えてく。成熟度にあわせて、ホブ・シャーマン・ロート・チャンピオンなど意外と種類豊富だったりもします。
まあ同情の余地はない感じです。{netabare}子供のゴブリンを容赦なく叩き殺すシーンがありますが感情動かされることはありません。当たり前のことです。とはいえ珍しい描写ですね。子供に手をかけるのってご法度みたいなところがありますから。{/netabare}

エログロに目がいきがちではあります。ゴブリンの習性を鑑みて、主人公ゴブリンスレイヤーVSゴブリンのシンプルな対決構造でもあります。無論エログロないしバトルの賞味期限はそれほど長くないため屋台骨が必要です。この作品の場合はこちらを面白く感じられるか?なんだと思います。それは、、、


 愚直にPDCAを回す職人の話


1話 ビジュアルで視聴者を引き付ける
2話 世界のルール説明
視聴理由がカタルシスを得る目的なら違いますし、物語構成は後半追い上げ型ともちょっと違いますので、2話まで観て肌に合わなければ撤退可でしょう。
そしてこの主人公であるゴブリンスレイヤー。ひたすらゴブリンを狩る男は実は意外と弱い。ステータスはきっと半端なものでしょう。だからこそ、考えて実践し修正しそして繰り返す。感情を廃した極端なまでのストイックさは弱さを覆い隠すための鎧のようにも思えます。

世界を救う勇者ではなく、町の一介の小鬼殺しにスポットをあてる発想は自分には新鮮でした。その昔やっていた某『プロジェ○トX』が好きな御仁にはこの物語はけっこうしっくりきそうな気がします。どこかしら中島みゆきの歌声が聞こえるようなそうでないような。“女神官”“妖精弓手”キャラの固有名称無い理由が名もなき地上の星の物語だからというわけではよもやあるまいとは思いますが。。。
自分はしっくりくるものがあって楽しめました。

なお、コミュニケーションを取るのがド下手な今後の彼が心配です。待つ女“牛飼娘”を筆頭に、好意を寄せてくれる面々から影響を受けてさらに一段レベルが上がって欲しいですね。
{netabare}協力を仰いで総力戦へと繋がった最終盤は意外と彼には人望のあることがわかりました。一人の限界を超えて複数人のパーティをマネジメントできるならレベルアップも可能でしょう。{/netabare}

淡々というより黙々とした展開。その中で“妖精弓手”“女神官”“牛飼娘”“受付嬢”ら女性陣がアクセントを加えて飽きのこない作り。良作です。



■余談 ※あくまで個人的所感です
リアルでも“女子高生コンクリ詰め殺人事件”を筆頭に、国内においても、まるでこの作品で描かれたゴブリンの所業と思しき事件はあるとの前提ではありますが、規模と実態という意味で、
{netabare}本作は『竹林はるか遠く-日本人少女ヨーコの戦争体験記』に記述されている世界の異世界版と見立てて鑑賞してました。
※詳細は省きますが一言でいうと敗戦後の引き揚げ体験記で、原典はアメリカの中学校で教材として扱われておりました。しかしこの物語を当の日本人が知りません。{/netabare}
{netabare}誤解無き様、特定の国・民族を貶める意図はありません。事実の把握、起こったらどう対処するか、起こらないようにどう対処するか、それ以上でも以下でもないです。己の思考に自信満々との傲慢さもなく、集合知を信頼したいので事実は共有されるべきと考えてます。これをもって憎しみを増幅させるから止めろとのご意見は拝聴しても、「仮に起こったらどうするか?」または「同じことが起きない様にどんな準備をしてるか?」と問うことになると思います。{/netabare}

第二第三の剣の乙女を生まないようにするのが男子の務めでしょう。

{netabare}「わかってもらいたかった 怖くてつらくて痛くて恐ろしくて そんなことがこの世にあって そういうことをするものがこの世界にはいる 分かってもらいたかっただけです」剣の乙女(第9話){/netabare}

奇しくも世界を救った勇者さんが言ってるじゃないですか。

{netabare}「僕たちが世界を救ったって村が滅んじゃったらやだもんね~」勇者さん(最終話){/netabare}

{netabare}その勇者さん、魔人王を前にしてこうも言ってました。「これが終ったら村に戻って三人でお祭りに行くんだー!」(10話)。{/netabare}

大事を成す(世界を救う)者にも依って立つところ(村)は必要です。足元を支える裏方さんのお話でした。



視聴時期:2018年10月~12月 リアタイ 

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2019.01.06 初稿
2019.06.22 追記
2021.08.20 修正

投稿 : 2024/03/09
♥ : 89
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

TRPGの世界観に抗い、サイコロの出目に左右されず生きる

アニメーション製作:WHITE FOX、監督:尾崎隆晴、
シリーズ構成・脚本:倉田英之、脚本:黒田洋介
キャラクターデザイン:永吉隆志
原作:蝸牛くも

RPG世界に存在するモンスターのなかで最弱とされるゴブリン。
退治しても稼ぎが少ないため、冒険者たちは要請を避けることが多い。
しかし、ゴブリンだけにこだわって討伐する男がいた。
多くの人々は蔑みも込めて、彼をゴブリンスレイヤーと呼んだ。

残酷描写が話題になった作品で、海外からの人気は高い。
その理由として考えられるのは、
主人公のキャラクター像だと想像する。
復讐の炎に身を焦がす、過去に傷を持つ男というのは、
ハードボイルドを好む層に魅力的に映るのかもしれない。

元はアスキーアートを使用した二次創作的な作品で、
ゴブリンだけを殺す男がいても面白いのではという
単純な発想から生まれ、様々な既存作品のキャラクターを
当てはめて発展させたものだ。
そんな経緯からか、登場人物たちには全員名前がない。
例えば主人公のゴブリンスレイヤーは、
ドラクエに登場する「さまようよろい」がモデル。
鎧兜の後ろから出ている赤い飾りのデザインなどは、
完全に「さまようよろい」と同じだ。
ほかにも牛飼娘が『銀の匙』の御影アキだったり、
鉱人道士(ドワーフ)がハンター×ハンターのネテロ会長だったりと、
言われてみると、確かに似通ったデザインだったりする。
調べてみると、それぞれモデルがあるので面白い。

さらに世界観はバックボーンとされているTRPGという、
テーブルゲームのひとつである会話型RPGを想定している。
プレイヤーはサイコロを振ることで運命が決まっていく。
作中で頻繁にサイコロが出てくるのはそのためだ。
ゲームマスターという全体を裁定する神のような存在がいて、
秩序や平和を望む人々と魔人王が支配する混沌を
目指す勢力に世界は二分されている。
これらを理解していないと、
作品の全体像が見えないのが正直なところだ。

というのも、この作品をリアルなRPGというつもりで
観ていると、かなり多くの部分で疑問を感じてしまう。
まず、ゴブリンをこの世界で弱いとしている
説得力をほとんど感じることができない。
もちろん、RPGをやったことのある人なら
事前のイメージでそう思えるだろうが、
この作品のゴブリンは知性がないといえど、
普通に剣を振り回してくるし、毒を塗った弓矢も放ってくる。
毒にやられると短時間で死んでしまう。
死亡すると生き返ることができない。

この世界では物語の何年も前からゴブリンによる殺戮が頻発している。
性格は狂暴で、人間を殺して強奪することを当然と思っている。
そんな危険な相手が雑魚と見なされ、相手をするのが
駆け出し冒険者しかいないということが既に納得できない。
当然ながら、複数で来られたらやられてしまう。
シャーマンや「渡り」などの上位種がいれば尚更のこと。
これは国家レベルで対処しなければならない事件だ。
しかも、ゴブリンはオスしかおらず、女性の人間を襲い、
短い期間で自分の子供を何匹も産ませることが可能だという。
だとすると、ゴブリン相手に女性の冒険者、
しかも駆け出しが討伐に向かうことなどあり得ない。
これは、より残虐シーンを描きたかったためだけと思え、
個人的には、設定が破綻していると感じた。

また1話でリアルな描写を入れているのは良いのだが、
{netabare} そのままの世界観で物語が進むのかと思うと、
その後は、百匹以上はいると思えるゴブリンたちを、
たった5人で殺してしまうなど、
どう控えめに見てもリアルなどとは思えない。
相手が毒を使うときに限って、
毒に反応するカナリアを連れて行くのも{/netabare}ご都合主義だ。
リアル描写として納得できるのは、
洞窟で長い剣を持っていくのはタブーということや、
大量のゴブリンを刺すときに血糊で滑るので、
敵の武器で殺していくというところくらいなもの。
途中からは普通の異世界ものとなってしまった印象だ。
またゴブリンスレイヤー以外のキャラの掘り下げも
ほとんど見られず、凡庸なストーリーといえる。

ただ、この作品をリアルなどと考えずに、
残虐シーンのある異世界ものという感覚で、
そしてTRPGということを踏まえて観ると楽しめる。
{netabare} 例えば、8話でゴブリンスレイヤーが、
死にかけるのだが、{/netabare}
TRPGの神のような存在が興じる不条理な世界に
抗うという描写があって、面白いと思った。

全体の作画の雰囲気や効果音、OPの音楽などは
この作品にとても合っていたと思う。
また、全12話の物語を俯瞰して、
ゴブリンスレイヤーの人生を追って考えてみると、
構成や脚本は上手くまとまっている。
これは、最後の2話分の展開が優れていたことが大きい。
視聴者は最初から少しずつ
ゴブリンスレイヤーの苦悩を見せられている。
{netabare}村が襲われ、大好きな姉が目の前で凌辱され惨殺されたとき、{/netabare}
怖くて動けなかったことに対して自分を責め続け、
ゴブリンを殺すことに異常な執着を持つようになる。

そんな心を失った男が次第に、他人に心を開き、信頼を得ていく。
多くの人々の力を借りて{netabare}大量のゴブリンから牧場を守ったことで、
ゴブリンスレイヤーのなかで何かが大きく変わった。
その結果「ゴブリンを殺すだけ」ではなく、
「冒険者になりたい」という将来の希望を
初めて口に出すことができたのだった。{/netabare}
苦しみも哀しみも、そして喜びも他人と分かち合えることが、
人生をより豊かにすることを彼は初めて知ったのだ。
このゴブリンスレイヤーの心情の変化に
至る展開は上手く描いていた。
ラストに続編があるようなテロップが出たが、
ひとつのお話として、現時点でしっかり完結している。

自分の望むことを得るためには、
サイコロの出目になど左右されないほどの
何かをやり切るだけの強い意志と
周りを動かすだけの力が必要なのだ。
(2019年2月9日初投稿)

投稿 : 2024/03/09
♥ : 83

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

主人公のキャラが気にいるかどうかでこの作品の評価は分かれると思う

<2021/1/31 追記>
なんと第2期制作決定だそうです。

<2018/12/31初投稿>
原作未読。

2018年最後のレビューです。

原作はラノベですが、元は某巨大掲示板から、とWikiに書いてありました。

RPGのような剣と魔法のテンプレートな異世界が舞台です。

と言っても「現代人がある日突然異世界に放り込まれ」といった話ではありません。

元からその世界で生まれ育った人たちの物語。

テンプレートな異世界なので勇者も、冒険者も、魔王も、モンスターも、町の人も、村の人も、「普通に」います。

そんな「普通な」異世界で、主人公はなんら特別な力を持たない「普通の」冒険者、通称「ゴブリンスレイヤー 」。

そして主人公が相手にするモンスターは「弱い」の代名詞「ゴブリン」のみ。

と言ってもこの世界のゴブたち。
1匹1匹は弱いのですが、生き残るたびに悪知恵を蓄え、群れて猛烈に手強い相手となっていきます。

さらに始末に負えないのは、人間の村を襲い、食べ物や家畜を奪い、男は殺し、女は連れ去り自分たちの繁殖のため凌辱する。

タチが悪い。

こんなゴブたちを、主人公ゴブスレさんは経験と知識と戦術と周到な準備と「ゴブ殺す!」の執念だけで抹殺していきます。

その執念たるや
ルルーシュのブリタニアに対する恨みを遥かに超えるものです。

・・・わかりにくいな

シャアのザビ家に対する逆恨みを遥かに超えるものです。

・・・しっくりこない

「エルフを狩る者たち」の「エルフは脱がーす!」を遥かに超えるものです。

・・・なんか根本的に間違ってるような気もするけどまあいいや。
そんな感じです。


ゴブスレさんは身体能力や格闘技術が特別優れてるわけではなく、強力無比な魔法も、アバンストラッシュ的な技もないので、たびたび命に関わるような窮地に陥って行くわけですが

はたしてゴブスレさんは窮地を乗り越えることができるのか?

というお話です。


以下、感想。

面白かったです。

地味なところ、戦い方や考え方が理に適ってるところ、渋い雰囲気、シンプルな世界観、OPED曲など好みでした。
主役含め、主要登場人物に固有名詞が付いてないとこも「まおゆう」みたいで○。

そして何よりゴブリンスレイヤー さんのキャラがいいですね。

まず寡黙。
2018年アニメの主役ではハイスコアガール・あきらに次ぐ寡黙さ。
そして不器用。
さらにゴブ憎しで壊れかかってるところ。
ついでに見た目は「さまようよろい」(出展Wikipedia)。

こういうのカッコよい。


他のキャラクターの絵柄がもう少し渋ければさらによかったな、とは思います。


無敵の主人公に飽きてしまった方、灰と幻想のグリムガル」みたいな渋めのRPGファンタジーが好きな方にオススメの作品です。

投稿 : 2024/03/09
♥ : 63
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