二丁拳銃TVアニメ動画ランキング 5

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の二丁拳銃成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月09日の時点で一番の二丁拳銃TVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

87.1 1 二丁拳銃アニメランキング1位
BLACK LAGOON The Second Barrage[ブラックラグーン・ザ・セカンドバラージ](TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (1855)
10852人が棚に入れました
日本の商社マン岡島緑郎は、東南アジアへ出張中に、海賊まがいの運び屋「ブラック・ラグーン」のメンバーに誘拐される。商社は機密保持の為、傭兵を使って人質の岡島ごと全てを殲滅する行動をとるが、岡島の機転で絶対絶命の危機を脱した。あっさりと会社に見捨てられた岡島は、名も立場も捨て、”ロック”としてブラック・ラグーンの一員となる。
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

きかせてバラライカ

あいかわらずピュアな殺意が夜空で弾け飛びそうに輝いてるヴァイオレンス大作。
夜ですね夜。夕闇や片割れ時の半端な時間帯でなく真正の夜闇に紛れ込んだ気にさせる一品。

1期の続きです。こっちの2期のほうが自分好み。
基本評価は1期レビューにて。さてこの2期はざっとですが以下

1.コスプレ映えするキャラの逐次投入
2.覚悟決めやがれ

です。容赦ないヴァイオレンスが気にいって継続視聴と相成るわけですが
{netabare}・メイド服着た眼鏡っ娘殺戮マシーン(元FARC)
・ショタ?屈託なきローティン双子殺戮マシーン
・尼さんの恰好をして銃をぶっぱなすリアル尼さん(CIA?)
・ダッフルコート女子高生もなかなか…{/netabare}

やってることはきっちり外道なのですが大きいお友達好みの外道がこれでもかと登場するあたりはアニメーションらしい。コッポラや世界のキタノの作品には絶対出てこなさそうな外道。あ、でもタランティーノならワンチャンあるかも。
近距離で銃乱射しても一発も当たらなかったりするシーン演出と合わせて、実写では醸し出せない雰囲気を纏っているのが心地よいですね。だからアニメを観ているのです。実写だと一気に陳腐化しそうなキャラ造形を面白がれたのが一点め。
二点めは覚悟。覚悟を決めるよう迫られるのは熱帯でもネクタイを外さない本編の主人公です。1期の海底でレヴィとひと悶着した一件から後を引いてるものについての結論を出して物語は着地。
このへんの機微が実に繊細ゆえに評価を上げました。

このまま終わっても綺麗ですし、続きがあっても驚かない綺麗な着地だったと思います。
その上で先述の通り“アニメ”でヴァイオレンスやる場合のお手本みたいになってます。
さらに一言申せば、キャラ掘りの具体的説明をあえてぼかしておきながら各々の背景が分かるつくりになっていること。これがプラスαになってることで単なるみためだけの評価にはならないことですかね。良作であることは間違いないでしょう。




※ネタバレ所感

■ソ連崩壊の記憶

忘れそうになるんですけど90年代の設定なんですよねこれ。
WWⅡ以降の冷戦スキームと一緒にいろんなものがぶっ壊れてしまい情勢が不安定になった頃合い。その震源地旧ソ連のお歴々が物語の中心にいる点が示唆に富みます。

{netabare}なによりもバラライカ(CV小山茉美)が煽りをくらってますね。軍志願はそもそも五輪選考を有利に働かせるためだったのに、84年ロス五輪はソ連のボイコットで出場叶わず、そのまま軍人してたらソ連崩壊で軍籍剝奪だったかと。おリンピック出場しメダルでも獲得してたらまた違った人生だったんでしょう。
ロベルタ(CV富沢美智恵)が所属していたコロンビア革命軍(FARC)は南米の共産主義武装組織ですし、ヘンゼル(CV南央美)グレーテル(CV金田朋子)もいわゆる東欧ルーマニア独裁政権の残滓であります。
スターリン・毛沢東・ポルポトのようなメジャーどころではないところを持ってくるあたりもマニア心をくすぐります。一方で1期の締めを飾った日本赤軍崩れのタケナカ(CV佐々木勝彦)は登場せず。{/netabare}

時代考証はきっちりしてそう。
ある意味冷戦崩壊のひずみの結実した形が“9.11”なわけで、その20年後節目のこの時期(2021年)の再放送は意味のあることに思えます。
さらに関連するアフガンからの米軍撤退の年とも重なりやや数奇なものを感じますね。


■キャラ堀りの優先度

具体的説明をけっこうぼかしてます。【対象キャラ / キャラ掘り説明の具体性】で並べると

 通常作品 / 〇
 名作傑作 / ◎

これが普通なんですがことブラックラグーンになると

 レヴィ / ×
 その他 / △

なのです。通常は回想シーンに頼るところをレヴィは徹底排除。ときおりフラッシュバックのような一枚絵が挿入されるだけ。他のキャラも似たり寄ったりでレヴィよりちょい多いかな程度でした。
おおむねセリフで代用してます。他作品の場合、映像無しでありがちなのが「こいつ(キャラ)の行動原理が分からんので薄っぺらに感じる」なんですけど、幸いなことに本作では感じませんでした。

現在進行形のキャラの行動と、時折挿入される回想っぽいセリフとの一致を感じることが要因でしょう。よくできてます。



■(主題)三人の女

主題と言いつつさらっと。

 {netabare}バラライカとレヴィと雪緒 VS ロック{/netabare}

{netabare}作中表現で言えば“夜”VS“夕闇”となります。
お作法として“朝”や“昼”を全く考慮してません。暗がりに迷い込んだ朝昼の住人例えばニセ札のおねーちゃんは登場させますけど、夜闇と接点のないロックの家族は顔出しすら許しません。多くは朝昼の住人であるはずの視聴者側も一種の異世界ものねと面白がれば良いのでしょう。

夜闇の3名に共通するのは各々ロックに「お前はどうなんだ?」を問いかけているところであり2期のメインテーマでした。そのテーマに沿って各々の関わり方の差が作品の魅力を引き出してます。
一方で「ロックが銃を手にせずに済んでることは俺達には最大級の幸せなんだぜ」とダッチ(CV磯部勉)とベニー(CV平田広明)の男同士の会話だとこうなっちゃうのも悪くはないのです。{/netabare}



■(余談)終戦直後の日本の女

こちらもさらっと。

{netabare}8月15日の玉音放送からほどなく。。。いち早く立ち直ったのは男性よりむしろ女性だったとの話をどっかで聞いたことがある。
もちろん男性よりも女性のほうが平和で反戦的だったというしょぼい理由ではございません。置かれた状況でできる精一杯のことをやるという女性のリアリストな側面が色濃く出たのだと。イデオロギーやロマンチック大好きな男連中とは違うということらしい。

 しょうがないじゃん 目の前こうなんだもん

環境への順応と言ったらまんまそうなんですが、価値観の転換を迫られるくらいの深い衝撃を受けて、不可逆的な状況かもしれんとなった時に、パッと切り替え新しい環境でなんとかする覚悟を見せるのは女性のほうかもしれませんね。{/netabare}



視聴時期:2020年7月~9月 地上波再放送

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2021.09.12 初稿

投稿 : 2024/05/04
♥ : 29

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

事実はお祭りの灯りより儚くグリム童話より残酷で…

本作品は、BLACK LAGOONの2期に位置する作品です。物語の内容に繋がりがあるので、前期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

ラグーン商会の仕事も徐々にこなせるようになってきたロック…ロアナプラの街並みも来たばかりの頃とは違って見えるようになってきた頃…
そして仕事仲間との絆の深まりを実感できるようになった頃…
そんなところから今回の物語は始まります。

これまでもたくさんのドンパチを見てきました…
時には鉛の様に重く…時に真綿の様に軽く扱われた数多くの命…
銃は引き金を引くだけで全てを終わらせることのできる代物…
だから取り扱いには本当に気を付けなければいけない物…
こんな当たり前の事を当たり前の様にこの作品でも感じてきましたが…

ここから先は明らかにこれまでと指向が異なっていました。
その事実に驚愕し…思わず号泣してしまったのが「ヘンゼルとグレーテル」の物語です。
といってもグリム童話に出てくる口減らしをテーマにした物語ではありません。

「姉様」と呼ぶ幼い男の子がヘンゼルで「兄様」と呼ぶ幼い女の子がグレーテル…二人は双子の兄弟です。
物語は双子の二人がロアナプラに入りいつも通りのお遊戯を…
でもお遊戯といっても二人のは我々がこれまで慣れ親しんできた物と全く異質で硝煙と死の香りに噎せ返りそうになる類のもの…
そしてそれはロアナプラの極めて短い導火線に火が付くのは一瞬の事でした。
こうして街は争いの場へと一気に様相を変えて物語が動いていきます。

でもこの物語で私が心を震わせたのは街全体のドンパチでもなければラグーン商会の活躍でもありません。
何故「ヘンゼルとグレーテル」の様な子供が生まれたのか…
結果的にグリム童話に立ち還ってくるなんて…運命の無情さを感じずにはいられません。

旧共産主義時代の独裁者だったニコラエ・チャウシェスクの政策の一つである「国力とはすなわち人口なり」の考えに基づき、避妊及び人工妊娠中絶が禁じられた時代…
でも共産党政権崩壊以降…法が残したのは養いきれない大量の子供たち

人間としてみんな平等に生まれてきただけなのに…
子は親を選べないと同時に親も子を選べない…だからたくさんの無償で包んで育てるのは人間に均等に与えられた権利であると共に、進化の過程で人間が選択してきた事だと思います。
赤ちゃんはヤギや馬の様に生まれてすぐ自分の力で立つことなんてできません。
他の生物と明らかに異なるのは赤ちゃんをその様な無防備な状況で産んでも育てられる土壌を我々人間が作ってきたからに他なりません。

それを勝手な理由を背景にこれまで培ってきた権利を放棄するのは人としてあまりにも横暴…
親の立場から見ると横暴なんて言葉で片づけてしまうのはあまりに非礼な事だとも思います。
本当に子どもをバッサリと切り捨てる親なんていないの分かっていますから…
人生のトリアージ…順番的には子供が親より早く死んではいけません。
でももしその親がいなかったら残り9人の子供も見殺しにしてしまう…
この場合、私たちは生きる事を選択した親を責める事は絶対にできません。
だって、この親は良心の呵責に悩まされながら9人の我が子と向き合い続けなければいけないのですから…
それに一度手を放してしまった子供の…記憶は絶対に消えないから…

こういう背景があると知っていても…特に金田朋子さんの演じたグレーテルの話にはグッとしかきませんでした。
誰もが優しくなれない場所がある…頭では理解しているつもりです。

「私…いい人を見分けるのも得意なのよ…」
と笑って、ちょこんとロックの膝の上に乗って話を始めるグレーテルの姿を思い出すと今でも涙が溢れそうです…
だってそこにはは本来あるべき普通の少女のありのまんまが…そこには殺し屋なんて雰囲気は微塵も感じさせず、年相応の女の子がお父さんの温もりについて真正面から受け止めるだけのかけがえのない空間が広がっていて…
彼女は凄い殺し屋なのかもしれません。けれど、それが似合わない空間を持ち合わせている少女である事もまた事実です。

だから思わず考えてしまいます…
でももし…大人が二人の手を引いていたら、少なくてもマフィアから命を狙われる存在になんてならなかった…
死ぬほど殴られ蹴られ…血のオシッコが止まらなくなるなんてことなかった…
そしたら南の海で真っ青な空を見上げる事もなかったのに…

誰でも一度は頭に思い浮かべたことがあるのではないでしょうか…
日本の極道 vs 世界のマフィアという強さの構図を…
銃 vs 剣…それはルパン3世の世界の中だけではないことを…
この作品ではそんな我々の描いた構図を具現化してくれる物語が準備されています…
まぁ、今回の場合、マフィアの代表として名乗りを上げたのがパラライカ率いるホテル・モスクワなので、マフィアの常軌…範疇を逸脱していると言われてしまえばそれまでですけれど…

一つ思ったのは、これから目指す山が高ければ高いほど心の弱さは具体的変化として如実に現れるということ…
己の信念を貫き通す事…

そして巨大な組織 vs 組織の戦いの渦中でもロックとレヴィは確かにそこに存在したこと…
ロックの生まれ故郷である日本を訪れてレヴィは何を思うのか…
こちらの展開からも目が離せません。

この他にもいくつか物語が纏められており、1クール計12話の構成になっています。
ロックとレヴィのコンビは相当良くなっていると思います。
お互いを認め合っているから…?
或いはそれ以上の何か…?
いずれにしろこの作品の魅力にすっかり吸い寄せられてしまったみたいです。
引き続き「BLACKLAGOON Robertas Blood Trail」を視聴します。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 26
ネタバレ

いしゆう さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

お前 生きようとしたな。 Ⅱ期はハード成分マシマシ!バトルもパワーアップ!

あらすじはあにこれを参照ください。
放送時期:2006年10月~12月

Ⅰ期からの続きです。
OP/ED は変更なし 
好きな楽曲だから 嬉しかったです♪。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

◎物語
”双子の殺し屋編” ”偽札編” ”日本(鷲峰組)編”の三部作です

〇双子の殺し屋編 
強烈なキャラが登場しました!
お互いを”兄様””姉様”と呼び合う幼い双子
その名もヘンゼルとグレーテル
斧と自動小銃を武器にロアナプラで暴れます

双子の依頼された標的はホテル・モスクワ
バラライカ姐さんとのパワーバトルは必見です!
{netabare}
仲間をやられ  
非情に双子を追い詰めるバラライカ姐さん やっぱり怖かった!

また 幼い双子の凄惨な過去を知ってから 
とても複雑な思いになりました
最後青空を見つめながら・・・の場面は泣きました{/netabare}

〇偽札編
精巧な偽札原版データを巡って
ロアナプラ中の殺し屋たちが争います!
さっきまで一緒に酒を酌み交わした人と次の瞬間殺し合う
そんな この街の日常が垣間見える所が面白かったです。
{netabare}
ただの戦闘狂かなって思っていたエダの秘密がアレってビックリ!
思いっきり騙されました○o。{/netabare}   

〇日本(鷲峰組)編
舞台は日本! やくざ同士の抗争に
ロアナプラからバラライカ姐さん参戦します!
{netabare}
どうなるのかなって?
やくざ同士の抗争のルールを
ヌルイやりとりと感じ取り
”日本の連中に戦の作法を教えこめ!”と号砲を発する姐さん

”我々はリスクの多くを負担している
つまり 全ての決定権はあなた方でなく 我々にある”
自身の将来を案じるやくざと今を生きているバラライカ!
勝負は予想通りの展開でした♪。{/netabare}

.。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎

◎感想
〇全体的
Ⅰ期は派手なガンアクションや刺激的な物語が中心だったのですが
Ⅱ期は+α”狂気””非情””哀愁”などの要素が加わります

そのため 描写や展開は最近のアニメではあまり見ない
ハード成分マシマシ!バトルもパワーアップ! 
確実に危険度のリミッターを外しにかかってます♪。

今回色々な”深み”を増した分 アクの強い内容になってます 
きっとディープな世界観にどっぷり浸かれますよ。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

〇最後に
運命に翻弄される”ロック”
Ⅱ期はそのロックが悩みながらも成長していく過程が個人的には◎
この先彼がどんなロアナプラの住人になるのか注目しています。

その ロックが体験したⅡ期の出来事を下記にサラッとまとめました。
{netabare}
Ⅰ期では商社の社員から裏の世界に飛び込んだばかりで
ルーキーだった彼を Ⅱ期になると 
周りはもう新人と見ていません。

それでも 表と裏との間で悩み葛藤している彼に
裏の住人たちが色々な形で問いかけます

”お前は 何者か?”

そして”バラライカ”には

「自分の力を行使するでもなく
他力本願で他の誰かの死を願う。
お前の言う正義だって 随分と生臭いぞ」

と弱さを見透かされ 
さらに表の世界の住人と思っていた雪緒からも

「選ぶということは 何かを捨て 
何かを残す そういうこと

貴方は何も負おうとしない 
自分で捨てたはずのものにさえ 
まだ憧れの一欠片を抱いている

そんなことで いったい誰を守れるんですか
そんなことで 誰を助けるなんて言うんですか!」。

こう諭されてしまう。

ついに覚悟を決めたロックの答えは 
バラライカからこの言葉を引き出します

「悪党だなロック 正しい判断だ! 
いい悪党になるぞ・・・お前は。」

ロックの決して目をそらさない瞳から
秘めた決意を感じ ゾクッと感じる場面でした。{/netabare}

このまま終わるのかなって思っていたのに
ラストのあの展開は何!? この先どうなるの!? 知りたい!!
う~~~!! Ⅲ期も見逃せません!

以上 最後までお読み下さりありがとうございます。
 
 

投稿 : 2024/05/04
♥ : 33

70.4 2 二丁拳銃アニメランキング2位
ソウルイーター - SOUL EATER(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (648)
4601人が棚に入れました
死神武器職人専門学校-通称「死武専」。その生徒である「職人」と「武器」。その目的はただ一つ。“99個の鬼神の卵と化した魂”と“1個の魔女の魂”を武器に食べさせ、死神様の武器「デスサイズ」を作ること。
最強のデスサイズを目指し、魂を集める死武専生“鎌職人”マカ=アルバーンと“魔鎌”ソウル=イーター。そして同じ様にデスサイズを作ることを目指す“暗器職人”ブラック☆スターと“魔暗器”中務椿、“死神様の息子”デス・ザ・キッドとその武器トンプソン姉妹。この3組のコンビを中心として、時にはぶつかり合い、時には助けあう、少年少女たちの成長物語である。
ネタバレ

やしうり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

狂気vs勇気

全51話。
スピンオフ作品「ソウルイーターノット!」 をもう一度より楽しむ為に、本作品を初視聴、ついに視聴完了!

本作品は夕方アニメだそうで、何となくノリに夕方のテンションを感じるし、長丁場のノンビリ感もある。青少年向けアニメといった趣。

現在、私が最も好きな若手男声を持つ内山昂輝ちゃん主演ですが、まだ今の声が確立していない初々しさがありますね(^.^;
もしくは夕方仕様の声でしょうかね?使い分けているとしたら天才ですか?

9話まで見て…

{netabare}今のところ気になるのは、キャラデザインのクセがすごい事でしょうか。
キャラの鼻です、すごいの。横から見ると豚、正面は犬っぽい、なんなんでしょうか。結構強烈に個性的です。{/netabare}

18話まで見て…

{netabare}キャラ紹介が終わったのでしょうか?ようやく?長かった…(^.^;
次回から大きな戦いが始まりそうな展開で終わりました。
そういや 「ソウルイーターノット!」でも魔女がどうとか言ってたな、って思い出した。

豚鼻で犬顔なキャラデザインも、そーゆう世界の話しなんだなって割り切って見ることにした。

椿ちゃんがエロくて、すっかり椿ちゃんファンになった(=^_^=)
椿ちゃんの中の人の顔がチラついちゃって困った(;´Д`){/netabare}

26話まで見て…

{netabare}鬼神が強すぎて、絶望的な未来しか想像出来ませんねぇ…(;_;)

新たに、狂気の波長?なるテーマが提示され、今後少しずつ展開されそうかな?

独特なデザインの新キャラも続々と登場!
個性的なのかアクが強いとでも申しましょうか、ここまで来ると大の大人の方達は視聴を打ち切っているでしょうね(^-^)
おっきいお友達の私は、何だか慣れてきたのか、ワクワクしてきましたが…
だって福圓さんとか加藤英美里さんとかかわいらしいですし(^w^)

メデューサ先生も良いキャラしてたんですが、出番は終わりでしょうか?また出てきてほしいです。
眼鏡の委員長キャラは好きですねぇ(*^-^*)
坂本真綾さんが仲間に加わって良かったぁ(*^-^*){/netabare}

35話まで見て…

{netabare}二代目のOP曲&三代目のED曲、それにOP&EDのアニメーションが良い雰囲気を醸し出していて、垢抜けた感じにどハマり中。
序盤のそれらよりも、だいぶ良くなったな(*'‐'*)♪

夕方アニメと言うよりも深夜アニメ寄りになってきたのか?私が慣れて夢中になってきたせいか?(^w^)
キャラも出揃って、このままラストまで失速せずに行くのだろうか…?

ブラックスターとミフネの決闘は格好良かったなぁ。
メデューサ先生が帰ってきてくれて嬉しい。
椿ちゃんに相変わらず萌える。
マカとクロナのコンビをもっと見たい。クロナの坂本真綾さんがだいぶ良い。

次回、いよいよソウルがピアノを弾く?なんのこっちゃ(^.^;
アラクノフォビアとの戦い編から、ますます意味がわからなくなってきた(^.^;{/netabare}

44話まで見て…

{netabare}クロナとマカ…まさか泣けるコンビになるとは…:(T-T):
クロナがマカとの友情の為に戦う決心をしてからは、一段と可愛らしく…(*’▽’)
椿ちゃんは相変わらず色っぽくて困る(^.^;

戦いの構図もだいぶ整理されてきて、次回からはいよいよ最終盤に突入か!?
あと7話。最後はどうなるのだろうか…?{/netabare}

51話まで見て…

{netabare}もうね、クロナがヒロインで良いよヽ(^。^)丿愛人は椿ちゃん。

クロナ死んじゃったかと思って泣いちゃったよ、恥ずかしいf^_^;

ブラックスターが口ばっかりで弱いのにはイライラしたね(゚Д゚)ハァ?

最終話はちょっと急ぎすぎ?唖然呆然、ポカーン状態だった。
エピローグにもう1話はほしいよね。
ストーリーも明らかに途中で終わっているし、今さら2期なんてないだろうけど…なんとかしてほしいなぁ(T_T){/netabare}

というわけで、ゆったりテンポで始まった長丁場も、最後の方は畳み掛けるように、余韻に浸る間もなく終わってしまいました。ちょっと残念かな。

これから見ようと思う方は、まず3話まででしょ、そしたら次は序盤の10話あたりまで、それを乗り越えてキャラに感情移入しだしたら、最後まで視聴継続出来ると思いますよ。Good luck!!

さて、「ソウルイーターノット!」を見るぞ!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「健全なる魂は 健全なる精神と 健全なる肉体に宿る。」

今年の4月から「ソウルイーターノット!」の放送が始まります。
「もう一つのソウルイーター」という位置付けとの事ですが、この作品を視聴する前に是非「ソウルイーター」を視聴しようと思ったのですが・・・少しだけ躊躇してしまいました・・・何と全51話の超大作だったんです・・・(゚o゚;;
今期の作品を見つつ視聴できるか・・・不安もありましたが、取り敢えず視聴を始めましたが・・・登場人物がとにかく格好よくて「見て良かった」と思えた作品でした^^

この物語の舞台は、死神武器職人専門学校、通称「死武専」。
ここでは、職人と武器がペアを組み99個の悪人と1人の魔女の魂を武器が食べる事で死神様に仕える「デスサイズ」という武器を作り出すため、皆んな日夜頑張っています。

武器といっても、ただの武器ではなく普段は人間の姿で人間と同じように生活していて、必要な時に本体である武器に身を代える・・・そんな武器なので、パートナーである職人との間は固い絆で結ばれています。

この作品の主人公は、鎌職人のマカ=アルバーンという少女です。そして、彼女とペアを組んでいるのが大鎌のソウル=イーターです。
この作品には、他にもブラック☆スターと多変型高性能魔暗器の中務 椿(なかつかさ つばき)のペアとデス・ザ・キッドと二丁魔拳銃であるリズとパティのコンビ・・・この3組が色々な事にぶつかり、葛藤しながら・・・それでも前を向いて歩いていこうとする・・・そんな彼女達の成長していく様が描かれています。

全51話の超大作なので、視聴を始めるには相応の勇気と覚悟が必要ですが、一度見始めてしまえば時間が過ぎるのを忘れてしまうくらい没頭できた作品でした^^;
物語は、勧善懲悪を軸に置きながらスケールが徐々に大きくなり、終盤にもなると想像さえ出来なかった様な展開が待ち受けています。

この長さにもなると途中の中だるみが気になるところですが、この作品においては中だるみを感じる事はありませんでした。その理由は、
・ストーリーがしっかり練られている上、多彩なキャラが要所々々でしっかり 役割を果たしていたこと
・作画がしっかりしている事による躍動感溢れるバトルシーン
・そして熱い気持ちが前面に押し出されていたこと
・そして何よりその熱い気持ちを表情と身体全部を使って表現していたこと
だと思います。

主人公のマカは友達思いの女の子です・・・だから友達が傷付けられるのを黙って見ている事なんてできません・・・
物語の中盤・・・彼女は友達の事で身を切られるより辛い体験をします・・・
その時の身体全部から放たれていた本気の怒りにはこの作品の作画の良さと相まって、凄まじいモノがありました。
他にも彼女の見どころは沢山あるのですが、このキャラを下支えしているCVの小見川 千明さんの迫真の演技が半端無かったです・・・^^
少し調べてみると、何とこの作品がデビュー作だったようです・・・(゚o゚;;
とてもその様には思えませんでしたが・・・^^;
マカにはドキドキさせて貰いました^^

気持ちが熱いのはマカだけではありません。
「俺は神を超える男だっ!」を連呼する暗器職人のブラック☆スターも相当熱いです・・・^^;
何度も暴走するのですが武器である椿がしっかりとセーブしてくれます。
普段はおっとりした柔和で優しい性格の彼女は、短気な性格のキャラが多い中で異質の存在でした^^

この世を統べる死神様の息子であるデス・ザ・キッドは、文武両道に長けた天才なのですが、ある「こだわり」を持っていて、その「こだわり」が堪らなく面白いんです^^
キーワードは「シンメトリー」・・・どの様に面白いかは、実際に作品を見て確かめて頂ければ・・・と思います。

彼女達以外にも個性的なキャラが登場するので、飽きることなく作品を楽しめる事ができます。
そして、作品の根底に脈々と流れる熱い気持ち、不屈の精神、仲間への思いやり・・・これらを感じながらこの作品を見ていると、私にも熱い気持ちが伝染してくるようでした^^;
物語も単調では無いので、見応えも十分あると思います。

そして、これが4月から始まる「ソウルイーターノット!」にどの様に繋がっていくのか・・・こちらもしっかり見届けたいと思います^^

投稿 : 2024/05/04
♥ : 22

CountZero さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

お前の魂いただくよ!!

わたし、サクッと刈られちゃいました…。
鎌職人のマカちゃんに(笑)
そしてわたしのお気に入りにまた一つボンズ作品が加わりました。

2014年春に「ソウルイーターノット」が放送されるという事で、ずっと観たかったけどかなりの超大作で延々先延ばしにしていた本作をついに観ました!
さすがに全51話は長かった〜。
放送中の作品を後回しにして観見続けても、結構かかってしまいました。
長さ的にはわたしのお気に入り作品のトップに君臨する「エウレカセブン」に匹敵しますが、でもそれだけではありませんでした!
とてもおもしろいです。

少年漫画が原作という事で、お話の内容はバトルを基本にした学園もので全く難しいところはありません。
設定も定番ですが、少しおもしろいのは職人が使う武器の設定です。
この作品の中での武器は、武器職人によって形作られた「人格を持った武器」ではなく「武器に変身できる人間」として描かれています。
そのため、良くある登場人物にただ使われるだけのスペシャルアイテム的な武器とは異なり、すべての武器は自らを扱う武器職人と対等の立場で登場します。
この設定のおかげで、学園パートでの登場人物が多彩になり厚みが増していますし、バトルパートでは職人と武器の協力関係がありきたりな主従や使役する関係ではなく、友情や愛情に基づく関係になるのでストーリーに深みと感動を加える事につながっていたと思います。

そしてこの作品では何と言っても登場するキャラクターが最高に魅力的です。
可愛くていい子で結構ノープランのマカ、クールな男を目指す…けど熱ーいソウル、強くてお調子者のブラックスター、優しくて柔和で芯の強い椿、二枚目な感じだけど実はかなり三枚目なキッド、ヘタレなキッドを支える2丁拳銃のリズ&パティ、弱虫クロナ、シュタイン博士にシド先生にマリー先生も!
挙げればきりがないほど、主役だけでなく脇役まで登場するキャラクターはみんな手抜きなくバランスが良かったです。
中でもわたしのお気に入りは、やっぱりマカ&クロナかな。
声優はマカが小見川千明さん、クロナが 坂本真綾さん。
わたしは小見川さんの声が個性的でかなり好きなのですが、あのおみんちゅの少しかすれた?感じで気持ちヒステリックな声がわたし的にはマカにピッタリ!って思いましたし、マーヤは言うまでもなく最高です。
この二人が演じるマカ&クロナには泣かされっぱなしでした。゚+(σ´д`。)+゚・クスン…二人ともほんと可愛いくていい子なんですよ〜。
あと全然台詞はなかったんですけど、いつも気になってたのはキリクのパートナーのポットオブファイヤー&サンダーのおチビちゃんたち。
きりりと腕を組みして登場したり、時々後ろの方でなんかポーズ取ってて可愛いです(笑)

この作品のアニメーションとしての品質は間違いなくトップレベルです。
1クール目のOPからアニメーターの意地を感じるほど流れ動き回る画面に、感心する事間違いなしです。
もちろん、そのあとのどのOP&EDもなかなかに素晴らしいです。
個人的には元ブリグリのトミーが採用されてたのもうれしかったです。
元々、ボンズと言えばスピーディーに動きまくる絵が有名ですが、それはこの作品でも十分に発揮されています。
しかも、シリーズを通して作画はほぼ乱れません。
絵柄の違いもあるので、京アニのような繊細さはありませんが、太めのしっかりとしたラインで描かれ、世界観にぴったりあったポップで濃い色彩も好印象でした。

原作はもう完結したようなので、いつか第二期が制作されないかなあと期待してしまいますが、とりあえずは今期の「ソウルイーターノット」を楽しみにしようと思います。
とても話数の多い作品なので取っ付きにくいかもしれませんが、かっこいいアクションと熱いストーリーとセンスの良い綺麗な作画で楽しみたい方は是非観てみてください。
きっと満足できると思います。
もっともっと広く評価されるべき作品です(σ´∀`)σYO!!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 25

63.0 3 二丁拳銃アニメランキング3位
MADLAX マドラックス(TVアニメ動画)

2004年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (166)
1064人が棚に入れました
近代化を推し進める政府の国王派と、それに反発する反政府組織ガルザとの間で12年の長きに渡り内戦を続ける、ガザッソニカ王国。
そこでは、あるエージェントの存在が、政府軍兵士と反政府ゲリラ双方の間で知れ渡っていた。驚異的な戦闘能力を誇る美少女の名はマドラックス。
一方、先進国ナフレスに12年前の記憶をなくしたマーガレット・バートンという一人の美少女が、何不自由ない普通の生活を送っていた。
全く別々の場所で対照的な生活を送る、マドラックスとマーガレット。しかし、マーガレットが自宅で見つけた赤い本の秘密を探り始め、ヴァネッサが内戦の原因を探るためにガザッソニカに飛んだことで、隠されていた二人の接点が明らかになっていく…。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

意図せず生まれた純文学といえるかもしれません。

 本作は意図しないで出来上がった純文学なのかもしれません。純文学とは大衆に迎合しないことで、その意味では本作は文学ではありません。演出、構成、キャラ、音楽、そしてストーリー。どれをとっても計算して作ってあります。大衆向けのエンターテイメントです。

 ですが、見ている側からすると「どうしてそうなるの?」が語られません。ガンアクションなのか、ファンタジーなのか、サスペンスなのか。いろんなことに幻惑されうちに、いつの間にか人の内面について考えさせられます。
 エヴァ以降世界観だけを見せて「理由」を語らないアニメが増えましたが、その一つの到達点として意図しない純文学的なアニメになっていると感じました。

 ストーリーです。ストーリーは不思議な構成で、主要な登場人物の誰に感情移入しても、何かが見える、ということです。ここがこの物語の文学性を高めています。

{netabare} 一人の少女が父親を殺したことにより精神が分裂してしまいます。本質の世界にいたせいでしょうか。2人の少女を現実に生み出し、3人になってしまいます。一人はもともとの貴族の娘マーガレット。一人は殺し屋マドラックス、そして人形から生まれた真実を知る少女レティシアです。

 マドラックスが殺し屋としての活躍の話と思いきや、それはまったくの舞台装置です。ガンアクションはすごいのですが、マドラックスがなぜ殺しをするのかというのが物語の最後の結末につながります。そして、マーガレットとの不思議なシンクロ。赤い靴、雨、本、黄色い花、そしてパスタ。2人の間のつながりが暗示されます。孤独なマドラックスとバレッサとの不思議な友情と結末も胸にきます。

 また、3話に登場するグエンマクニコルという将軍との話が非常に良くて、このエピソードのマドラックスの感情を追うだけで一つの文学になっています。

 カロッスアという闇の組織のエージェント。3冊の本を集めるとその本質の世界への扉が開きます。アンファンという闇の組織が暗躍しますが、カロッスアという男が組織を裏切り独自に本を集めます。そして、3冊の本が集まり真実を知った結果、己が何者かを知ります。ここは「なぜ」を言ってはいけない部分です。少女革命ウテナのような結末でした。

 エレノア。マーガレットのメイドです。献身的な愛情をそそいで常にマーガレットのそばにいます。命がけでマーガレットを守ります。でも、祖父からマーガレットを託された時に恐らく自分の中で何かを殺したのでしょう。本質はマーガレットを疎ましく思っていたのだと思います。それが最後に明らかになる彼女の感情です。でも、それだけではありませんでした。

 怖い人。リメルダ。マドラックスへの興味が捩じれた愛情へと変化します。殺したいほど…という感じです。そしてマドラックスとの間に生まれた奇妙な友情。また、最後の場面。
 マドラックスと2人でいるとき赤い月と青い月がでていました。これは現実ではないということ、あるいは新しい世界が生まれたのだということでしょう。 {/netabare}

 と、書きだしたらきりがないくらいに多面的に人間の欲望や感情というものを見せてくれます。もっといえば存在の虚ろさみたいなものが随所に感じられます。

 物語は謎が多いしギミックや伏線が多いせいで複雑に見えますが、そこは最後まで見れば解決します。不思議なテンポというか間が美しい音楽とマッチして、普通のアニメではない独特の雰囲気を醸し出しています。

 ガンアクションだと思われがちですが、人の内面について考察できるアニメだと思います。製作意図は恐らくもう少し違ったものかもしれませんが、一度じっくり見ると純文学のように持て余した感情を後に引きずるでしょう。

 ヤンマー二でギャグみたいに思えるかもしれませんが、音楽のクオリティーの高さには驚きます。エンディングのモノ寂しい雰囲気が大好きでした。オープニングの歌詞がかなりストーリーの本質に迫っているかもしれません。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3
ネタバレ

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

イニシエーション

「ノワール」(ずっと「NOIR」だと思っていたのですが、カタカナ表記が正式なタイトルのようです)「エル・カザド」と並んで"美少女ガンアクション三部作"と言われている作品の第二弾です。

例によって真下耕一監督アンド"美少女×銃"大好き人間なので、果たして皆さんが参考にできるレビューと言えるかはわかりませんが(笑)、やっぱり面白かったです!

マドラックスを執拗に追いかけるイメルダ・ユルグからは「エル・カザド」のL・A(性別は違いますが)、ナハルからは服装を含めて「ノワール」のクロエを感じる(クアンジッタ・マリスンはもちろんアルテナ)
など、"三部作"と言われるのも納得の既視感があります(だが、それが良い!)。マーガレット・バートンに至っては声優からしてモロ「ノワール」の夕叢霧香・・・(笑)

放送時は911から間もないということも関連してか、"戦争"が作品全体を薄っすらと覆っています。エリックが劇中で語る自分と世界の距離感というものは完全に「機動警察パトレイバー 2 the Movie」で語られたアレです。ガザッソニカのアジア感はベトナム戦争っぽくもあり、「BLACK LAGOON」のロアナプラっぽくもあり・・・。

飛行機事故のくだりで「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」を思い出したり、カロッスア・ドーンやフライデー・マンデーからムスカ臭を嗅ぎとったりもしました(笑)。終盤にマーガレットと二人でいる感じはまさにラピュタ(?)

声優陣では、有名かつ真下監督作品でもお馴染みの面々が名を連ねる一方、エリノア・ベイカー役の内川藍維さんに注目しました。ヘタウマな感じ(失礼)が非常にクセになります
(出演作品の数を見ると、長所になっているわけではないみたいですが・・・(^-^;)。

金田朋子さんもめっちゃ良かったです、っていうかキャラクターの中ではレティシアが一番かわいかったです!特に目。

梶浦由記さんによる音楽が素晴らしいことは言うまでもありません。彼女が音楽を担当したアニメをもっと見たい・・・と思ったら、たまたま僕が見ていない作品を担当しているだけでした(;^ω^)

年齢的に難しいのかもしれませんが、真下耕一監督の新作を是非見てみたいと改めて思いました。"美少女×銃"でも、「無限の住人」や「へうげもの」に通じる時代劇でも、監督の集大成と言えるテレビシリーズを切望します。(調べてみると、ビィートレインがアレしてしまってるみたいで心配ですが・・・)


P.S.めっちゃネタバレになるのでやめたレビュータイトル候補→{netabare}「私たちに翼はない」、「複製された女」{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

nori さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

隠れた名作ハードボイルド系

2000年代の深夜アニメでは1番だと思ってます。当時リアルタイムでも観て
DVDでも見ました。
張り巡らされた伏線、世界観BGM 世界も国をまたいで2世界と異世界もあるし
マーガレット以外のキャラクターが狙いすぎの萌えみたいなのがないし
女キャラ多いけど、エロとか萌えとかで釣るような内容じゃなくキチンとリアル気味に描写されていてそれぞれ生きている感が伝わってくる感じ
内容自体は人を選ぶかなりハードな内容ですはっきり言って娯楽感は捨ててる内容です これぞ深夜って感じでした。
真下監督のEATMAN辺りが好きな人に完全にはまります。
リアル気味に描写されてるけど、戦闘自体はファンタジーっぽい感じもあります主人公の存在理由にかかわりますがあと戦闘はあっさりです、戦闘のアクション自体が見どころの作品ではない感じです。 イカにもガンアクションが好きな人にも向かないと思います ネットとかでキャラクター人気とかがいまいち出なかった理由もわかります、ハードすぎる話で見る視点によればつまらないと感じるでしょう、 人がいきる意味 自分探し的な要素 家族愛と戦争 憎しみ など テーマは重いですが見ごたえあります。マーガレットのキャラ絵で萌え系の軽い作品かなと思ってみるとなんじゃこりゃーとなりますのでご注意を。
EATMANもそうでしたが視聴後に考えさせられる作風です。鬱気味になるかもしれません。
 追記 今さらで古いですが BGMが相当良いので サントラ1と2
は聞いた方がいいです kalafinaになってからの梶浦より良いと思いました
MADLAXのサントラは定期的に番組とかで切り出されて使われてるようです。
マイナーな楽器チェンバロみたいな古楽器が使われてたりしてクオリティは高いです。 マスタリングは言うほどでもないので高給なオーディオで聞くと粗が見えますが、クラシック聞いてる人でも聞けます。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

60.9 4 二丁拳銃アニメランキング4位
Devil May Cry-デビルメイクライ(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (150)
1004人が棚に入れました
「遥か昔、正義に生きる悪魔の伝説があった。剣を取って戦い、悪魔の侵略を退けた魔剣士。その伝説も、やがて
人々の記憶から消えて行った…。」
伝説の魔剣士の血を引く悪魔狩人<デビルハンター>、その名はダンテ ! 幾度となく人類を悪魔の脅威から守って
きた彼はという悪魔退治を請け負う便利屋を開業していた。舞い込んでくるのは決まって、一癖も
二癖もある依頼や来訪者ばかり。しかし、愛用の二丁拳銃エボニー&アイボリーと魔剣リベリオンで次々と解決してゆく。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

DMCつってもデトロイトメタルシティでもデロリアンモータースカンパニーでもないよ! Devil May Cryだよ!w

悪魔の父と人間の母の間に生まれた悪魔狩人のダンテが依頼される悪魔絡みの怪事件をほぼ全部【ゴリ押し】で解決する1話完結型のスタイリッシュアクション作品(ただし名目上^q^)
監督はベン・トーの板垣伸
シリーズ構成は仮面ライダー555の井上敏樹
キャラデザはガンスリの阿部恒


ヨーロッパを思わせる石畳の街並みと相反してハリウッドのハードボイルド刑事モノバリにダラしないけど妙にクールな主人公ダンテ
ダンテは悪魔の子なので心臓を刺され様が、頭を撃たれ様が簡単には死にましぇんw
父譲りの剣技と相棒の二丁拳銃で悪魔には慈悲を見せずバッタバッタと切り倒していく結構非道な主人公


原作はカプコンのアクションゲームですが、たぶんゲームをやったことのある人ほど違和感を覚えるアクションシーン
ゲームではヒラリヒラリと舞うように軽やかなアクションを見せるダンテですが、このアニメではやたら地に足の付いたドッシリとした印象でどっちかってっとパワーキャラに
それでも作画の良い回はその力強さに惚れ惚れする出来栄えなのですが、それはごくごく一部の回のワンシーンだけ
お話の方も毎度似たような感じですぐ飽きてくるってのがホンネです


福圓美里スが演じるオリジナルキャラがスクライドのかなみちゃん的立ち位置にいて可愛いとか、ラスボスが野沢那智だとか、そーゆー地味な楽しみはあるもののゴールは遠かったです^^;
DVD全部持ってるけどw


で、このアニメあんま良いトコ無いのかよ!ってツッコミにお返しするのですが、、、
【サントラがマジネ申っす!】
ゲーム版から踏襲したわけでもないのに作品世界観にピッタンコカンカン!
インストのOPからBGMに至るまで、作曲は当時のrungrunこと、はまたけしさん
暗くて重い雰囲気や激しいアクションシーン、そしてトコトンクールな空気に想像をめぐらせ上手く掴み取ったオーケストラからシンフォニックロックやヘビーメタル、そしてラテン音楽まで・・・
いやホント、このサントラマジ素晴らしいでつ^q^
お暇な方はOPだけでもドウゾ

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13

林檎´ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

悪魔が恐れる男が居た…!!

「ここからはR指定だ、子供は目を瞑ってな。」

とある町の一角に佇む便利屋「デビルメイクライ」。そこに居る男はちょっと変わっている。便利屋というから様々な依頼を持ち込まれるわけだが、ほとんど依頼を引き受けない。例え部屋いっぱいに金を積まれたとしても受けないものは受けない。逆に悪魔がどうとか胡散臭い話になると、依頼主が無一文でもその話に飛びつく。

彼の名はダンテ。

表向きは便利屋を営んでいるが、実際は悪魔を狩る仕事をしている。そして彼自身も悪魔の血を引く、悪魔も泣き出すデビルハンターだ。


PS2で発売されたゲーム「Devil May Cry」のアニメ化。最初は見るつもりなかったんですけど、友人に勧められて見ました。好きなゲームだったんでアニメはイメージ崩れるかなーと敬遠していたわけです。ゲームでは英語で喋ってるのに、アニメでは日本語だし; 

でも最初は確かに違和感あったけど、見終わった後はもう最高だったなあって感じです。まあ誰かに勧められる作品かって言うと全然勧められるものではないかな。アクションも悪魔のビジュアルもグロいです。萌えなどないです気をつけて! まあ要するにファン向けですね。

でも逆に言えば、他の作品と一線を画すわけで、ちょっと違う雰囲気の作品がみたいなって思ったら見てみるのも良いかも。

そしてファンの方はめっちゃ楽しめますよ。まあやっぱりアニメなので違和感感じるところもあるかもですが、ダンテは相変わらずカッコよすぎる!!!!!

正直、自分の中では2次元3次元すべてにおいて一番カッコいいと断言できる存在です!!

悪魔でありながら、人間を守る優しく強い魂を持った彼の生き様は、一度見ておきましょう!惚れますからあれはw

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10

めにあーっく☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「こっからR指定だ!!!」

主人公ダンテはドヤ顔でこう言い放ちますが
ガンアクションシーンはそんなにグロくないと思います
昔このゲームにハマってましたが、アニメやってたのここで初めて知って驚きました!

評価低いので覚悟して観ましたが、1話完結で頭も使わずぼ〜っとしてても分かりやすい内容ですw
ゲームを知らない人でも楽しめそうです

ただもし自分がゲーム未プレイの場合は
(戦隊ヒーロー的な敵が悪魔系バトルのアニメが苦手なので…)
いきなりの敵襲や敵の悪魔の実態、ダンテの無双ショーなど
確実に1話観て視聴は続けなかったと思いますw
ある程度の知識があったので、最後まで違和感なく楽しめました
すごい原作ファンの人は違和感あるかなぁ…?
とりあえずバトルもの好きな人、原作以外でのダンテも見てみたいって人にはオススメです

同じカプコンの人気ゲーム原作の戦国BASARAよりは
キャラを生かしたオリジナルの脚本がなかなか面白かったです
どのゲーム原作ものにも言えますが、戦闘シーンはゲーム同様力入れてると思うので大きな見所です
でも倒し方は別物で捉えた方がいいかも…

キャラデザもファンにとって重要なところですが、とにかくダンテはカッコよかったです♪

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10

56.5 5 二丁拳銃アニメランキング5位
屍姫 赫[シカバネヒメ](TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (146)
807人が棚に入れました
強い未練によって動く死体-屍(しかばね)-を狩る屍の少女たち、それが『屍姫』。
彼女たちは大元帥系真言密教『光言宗』の僧侶と契約を結び、『光言宗』と結んだ3つの戒律(ルール)の為、屍を殺し続ける。人を殺す屍と、屍を殺す屍姫。両者の戦いは激しさを増していく…。

xokNW04341 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ゾンビメイクライ

不死者JKガンアクション。以上。

物語・ありがち
作画・たまにいいが全体的に普通
声優・ふつう
音楽・ふつう
キャラ・わるくはない

不死者設定で舞台背景は和風テイストだがバトルはただのガンアクション。JKがズタボロになりながらも懸命に戦うやつ。敵キャラはモロに異形なのだがJKはアニメ映えするような異能持ちではない。二丁拳銃の構図もそこだけならキマッてはいるのだが、不死者がドンパチしても緊迫感もないしガンカタみたいなアクションの見応えも爽快感もない。ボロボロなJKを見せたいだけかなあって印象。

冒頭のエロゲのようなドタバタコメディなコミカル描写も悪くはない。実は強キャラってな非常識昼行燈というテンプレキャラもしっかりハマっててよろしい。ただやはり設定が大袈裟なわりには二丁拳銃ブッ放すだけってのがなんか設定負けしてる感じが否めない。屍姫ってご大層に名乗りをあげるくせにさあ。アレも自分で言わせてるの超ダサい。メイン声優同様に実写映画向けの設定だと思う。アニメなんだからもっとトンデモ能力でバトルして欲しい。脳破壊で死ぬならスナイプしろよって思ってしまう。

主役の二人がアニメ声優ではなく新人俳優さんなのかな。実写俳優なら喋りの癖も役者の味のうちなのだろうが、アニメ声優の演技は冴えないおっさんだろうが幼い幼女であろうが瀕死の重症者だろうが全員揃って異常に滑舌が良すぎるのが当たり前なのでアニメしか観ない方にとっては違和感になるのもわからんでもない。そこを差し引いたとしてもまあアレなのはわかるが流石に棒読みではないしボソボソでもないと思う。

やりたいことはわかるが設定のツメがイマイチって感じ。
ガンアクション人気にあやかった、いっちょかみ残念作品。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

エミ(エミタク) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

台無し(´θ`llll)

アニメにとって必要なものとは何だろうか?

実写映画では役者の演技力によりその作品の良し悪しが決まる。

アニメでその役割を担うのが【声優】である。

この作品でそれを痛いほど感じさせられた。
原作は素晴らしいのに、主役とヒロイン役の糞声優2人のせいでアニメは最悪な出来となっていた…


原作を知っている場合、思い描いていたキャラの声との違いに違和感を感じる事はあるが大抵は見ているうちに慣れる。っが、今回は違和感ではなく〔下手〕であるから慣れなんてムリ!!
最終話まで違和感ハンパなかった(´・ω・`ブルー)

獣王星もそうだったが何故重要キャラに糞を起用するのだろうか?
【大人の事情】と言われればそれまでだが、
わき役を有名声優がかためても補えきれず作品を台無しにしてはもともこもないだろうに…

杉田智和様が出てるし声優の所の評価は良くしたいがそれ以上に残念度がデカかったもので今回は1にした。

今ググッてみたら糞二人はグラビア女優と俳優やったわ。

ファンの人、糞糞言ってゴメンねw
でも私はこう思う。
俳優は俳優を
グラビア女優はグラビアをしてろ

声優は本業の声優さん達に任せておけ!!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 18

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

たしかに噂通りの声優さんw

あらすじ飛ばして感想。 赫13話・玄12話の全25話です。

う~ん。全く面白くなかったとはいわないけど、見なくても良かったかも。

前情報で、主人公とヒロインの声優さんがヒドイって聞いてはいたけど、
流石に両方は無いでしょって見始めたのですが... ホントでしたww
主役級に素人持ってくるのはやめて欲しいな。サブならいいけど、
気になってストーリー集中できない...

では、感想ですw

ストーリー自体はそんなに悪くはなかったかな。前半は少し退屈でしたが、
後半からは謎だった部分が明かになったりでじわじわ面白くなってくる感じ。
終わり方としては中途半端気味で微妙でしたけどねw

それから、戦闘シーンでの屍姫の戦闘能力はすごかった。普通の作品って
ある程度強いと思うんですが、結構ボロボロにやられますw
そして、武器が何故か普通の銃ww

なんか、ストーリーにしても設定にしてもツッコミ所が多いんですよね。

まぁなんだろう、声にしてもストーリーや設定にしても、色々と粗が目立った
作品でした。個人的にはあまりオススメはしないかな。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10
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