2013年度の陰陽師TVアニメ動画ランキング 3

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の2013年度の陰陽師成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月04日の時点で一番の2013年度の陰陽師TVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

84.0 1 2013年度の陰陽師アニメランキング1位
東京レイヴンズ(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (2165)
13344人が棚に入れました
『ぼく、シキガミになる。ずっと一緒にいて、ずっと護ってあげる』

それは遠い昔の約束。彼がまだ”将来”の意味を知る前の──。

霊的災害<霊災>が多発し、陰陽師たちが活躍する現代。

土御門春虎はトコトン運の悪い少年だった。
陰陽師の名門に生まれながら才能はからっきし。
この16年の人生で、死にかけた回数12回。
そしてある夏の日、極めつきの受難が、彼の前に訪れる。

「久しぶりです──春虎君」

土御門家次代当主である幼なじみの少女、夏目。
彼女との再会が、春虎をかつて見た”将来”へ──波乱に充ちた”未来”へと導き始める!
闇に舞う鴉たち(レイヴンズ)の、時を超える陰×陽ファンタジー!!

声優・キャラクター
石川界人、花澤香菜、木村良平、金元寿子、佐倉綾音、豊崎愛生、喜多村英梨、下野紘、遊佐浩二
ネタバレ

アリス★彡 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

主人公が平凡なのはミスリード!?

ライトノベル原作。
ジャンルは陰陽ファンタジー。




■専門用語の分かりにくさをサイドキャラクターの魅力で補う

この作品は、「陰陽」とか、戦闘方法に専門用語が沢山あったりとか、視聴者に説明をせずに、そういう分かりにくい言葉を連呼して、登場人物が普通に使っています。視聴者が置いてけぼり状態。そういう説明不足が嫌いな方にはおすすめしません。

それでも、この作品には設定について視聴者を放ったらかしても、楽しませるようなサイドキャラクターの魅力があるんです。

主人公の春虎は、どこにでもいるような高校生という感じで、特技も無く、ちょっと家柄が良いだけ、という箸にも棒にも掛からない男の子。
「海外のアニメへの反応」という海外の反応をまとめた記事もあるのですが、そこでも、春虎くんは、非難の的になっていました。「あんな弱い奴が強い式神を使うなんて信じられない」だとか、「主人公が地味すぎる」だとか。
アニメのキャラクターにどうこう言うのは勝手ですが、春虎くんはちょっと貶されすぎ。

でも、それもミスリードに過ぎないんですよね。ラストで見事に覆されました。
(詳しくは、「主人公がへ平凡なのはミスリード!?」で。)

そんな地味な主人公に、設定がしっかりとしたサブキャラクターが、彼の周りを彩るように飾ります。「土御門夏目」然り「阿刀 冬児」
それでも、メインキャラクターはメインディナーには慣れません。

え?
「キャラクターの魅力を考えると同じくらいなんじゃ」って?
二人共、少年漫画に出てきそうなキャラクターで、ありきたりではありましたね。メインキャラクターの魅力は、そこまで高くないんですよね。もちろん、人の感覚しだいですが。やっぱり何かインパクトの足りない印象ですからね。うーん、魅力はあんまり。

このアニメを好きな人に話を伺ってみると、殆どが「サイドキャラクターがかっこよかった」と答えるのです。
例えば、大友先生。彼は、元十二神将で「黒子(シャドウ)」と異名で恐れられていました。その後は、土御門夏目を守るために、陰陽塾講師になり、自分の正体を隠しながら行動します。
そして、霊体となって生き続ける蘆屋道満と対決します。道満さんも、ダンディで魅力的。安倍晴明のライバルとしても有名で、また安倍晴明の時代から生き続ける霊体でもある、ロマン溢れるキャラクター。
この対決を描いた中盤はとても面白く、大友先生の魅力が引き立った良いシーンが多かったです。道満と大友先生は、サイドキャラクターの魅力を存分に引き出せている良い例ですね。
「鏡伶路」、「天海大善」なども、泥臭くてコクのあるキャラクターで、思わず「かっこいいっ!」と思ってしまいました。
という風に、サイドキャラクターの魅力が引き立っている作品なんですよね。もちろん、人によりけりなんですけど、主要人物よりもサイドキャラクターを好きになる人が多いというわけなんです。

■作品について

物語も、ちゃんと伏線が回収されていて、すっきりとしたラストで、まとまっています。原作では、この後に第二部が始まるのですが、アニメでは第一部までを描いています。そのため、区切りの良いところで終わっています。
序盤は、ちょっとつまらないです。1話、2話の「衝撃」は驚くべきものですが、その後の陰陽塾の話が、ありきたりで盛り上がりが少ないため、こぢんまりとしています。キャラクターの描写ためとは分かるのですが、ちょっと平凡すぎましたね。
中盤から終盤に掛けて、今まで描いてきたキャラクター同士の繋がりを活かしストーリーがはじまり、サイドキャラクターが動き出し、エキサイティングな展開が待っています。私も中盤から終盤に掛けてが、一番面白かったと感じています。
{netabare}
ただ、ちょっと気になったのが、春虎の覚醒のシーンをもう少し盛り上げてくれなかったのかな、というところです。作品の中では、一二を争うくらい感情が高ぶる良いシーンなのに、どうしても他のシーンと比べると見劣りしてしまうかな、というくらい、物足りないシーンでしたね。
ラストは、さっきも書いたとおり、綺麗にまとめてくれましたね。ロマンチックでしびれる良いラストでした。
{/netabare}

■ 主人公が平凡なのはミスリード!?

{netabare}
この作品の序盤は、主人公が平凡で、夏目が天才という扱いになっています。
そして、主人公がなんだか「パッ」としません。「本当に主人公なの?」ってくらい。
せっかく、活躍の場面が訪れても、しれっとした展開で、高揚感も無いし、胸が躍る展開も無いです。特に陰陽塾編。1話や2話は主人公を見てて胸が高ぶるようなシーンが沢山あったのですが、陰陽塾編は本当に「パッ」としません。
1話と2話も、主人公の周りに感情が動かされるような要素があって、主人公の自身の能力がかっこいいとか、凄く活躍したから感情が高ぶったとか、そういうのは無いんですよね。あくまでも、主人公以外のキャラ、設定なんです。
そうやって、この作品は主人公の「平凡さ」について描くことを貫いています。なぜって?それはミスリードですから。

作品の終盤、主人公が土御門夜光の生まれ変わりだということが分かって、あんなに平凡な春虎が土御門夜光だという展開に、物凄い衝撃を受けます。土御門夜光というのは、作中では天才の扱いを受けており、春虎とは「雲泥の差」です。夜行のイメージは、春虎のイメージとは本当に真逆。
でも、それには理由があって、あまり強すぎる力ですから利用される危険性があるので、力を封印して陰陽の才能を制御したんですよね。夏目が春虎に陰陽の才能を与えたというのは、その封印の一部を解除しただけで、力を与えたわけでは無かったんです。
春虎が夜光だという展開を視聴者に読ませないように、主人公の「平凡さ」を徹底して描いていたわけなんです。最終話で、春虎は人格が変わり、オーラはカリスマ性の溢れるものになりましたよね。それを際立たせるために、「平凡さ」をじっくりと描いていたわけなんですよね。
ちなみに、この後、原作では二部が開始して、覚醒した春虎が陰陽庁に反旗を翻します。そういう展開を考えて、序盤の「平凡さ」は描かれていたわけなんです。
{/netabare}

■総評
ありきたりではあるものの、序盤をキャラクター描写に回して、中盤から終盤を丁寧に盛り上げることが出来ている作品です。伏線もしっかり回収して、春虎についても、作品の謎についても、すっきりと納得いく説明で、解決してくれています。専門用語が分からないところがあり、物語の中でも平然とそれが使われるので、説明不足を受け入れられるか、受け入れらないかによって、評価が一変すると思います。ですが、それを補うほどのサイドキャラクターの魅力があり、前述した通り、ストーリーはまとまっていますから、私の評価は高いです。
陰陽ファンタジー物としては、ありきたりではあるもの堅実にまとまっている作品なので、おすすめです。



投稿日
■2014/09/01

投稿 : 2024/06/01
♥ : 28

さいれんとふぉれすと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

右肩上がりに面白い

東京レイヴンズ 全24話 2013年 制作エイトビット

ストーリー&楽しさ:4
このアニメを観たとき、あなたは登場人物や用語の多さに戸惑うかもしれません。また、ちょっとした台詞やワンカットで大事な説明がなされたりするので、集中して見ていなければきっと頭に?が浮かびます。ですので適宜公式サイトにある用語解説やコンが説明してくれる動画、あるいはWikipediaの用語解説の項を参考にされたらと思います。※注意 登場人物の項はネタバレがあります
そうやってある程度把握しながら観れば、東京レイヴンズはかなり面白いアニメだと思います。ストーリーそのものは普通です。普通ですがバトル・日常・恋愛の各パートがバランスよく構成され、数々の伏線や衝撃の事実、メチャクチャ熱い展開に何度も驚かされます。
ただ中盤までは普通、悪く言えば退屈です。それに脚本にいくつかの欠点があることも否定できません。ですので、かなり面白いと言っておいてなんですが、あまりハードルを上げないで観たほうがいいかもしれないです。実際私は全く期待せずに観て、話が進むごとに夢中になりました。
あと、これは私個人の印象ですが、東京レイヴンズはハリー・ポッターシリーズと似ているような気がします。それがなぜかは上手く説明できませんが…、ハリポタが好きならハマるかもしれません。

作画:3
回によって、更に言えば一話中でも質のバラツキが大きいです。最初と最後の数話や重要なカットは気合いの入った作画がなされていますが、シーズンも後半になるとスケジュールが厳しかったのか目に見えて荒が増えます。とはいえ作画崩壊ではないので観るのに支障はないと思います。
キャラデザに関しては、夏目、鈴鹿、京子、コン、あと幼女先輩、女の子はみんな可愛いです。それってやっぱ大事ですよね。私はそれだけで満足です。
OP/EDは1クール目がどちらも良かったです。特にOPは現代の陰陽師という設定をスタイリッシュなカット割りで表現しており、何度観ても飽きませんでした。しかし2クール目のOPは使い回しのカットを多用していたのでとても残念でした。
ちなみにOP1とED2の最後は関連していて、物語の重要な展開を暗示していますので注目です。

音楽:4
劇伴とSEはしっかりしてます。陰陽師という題材によくマッチした神秘的で壮大な曲からコミカルな曲まで、私はかなり好みでサントラが欲しくなりました。また呪術シーンのSEは結構な迫力があって驚きましたので、ヘッドホンをつけて観ることをオススメします。
主題歌はアニメーション同様1クール目がOP/EDともに気に入りました。

キャラクター:4
私はこのアニメがラノベ原作ということで、主人公の春虎はありがちな天才キャラかなと思っていました。しかしその予想に反して春虎は能力的には平凡、むしろ劣っている落ちこぼれでした。もしあなたが主人公の大立ち回りを見たいなら、春虎はその期待にほとんど応えられません。しかし私は、たとえ非力であっても困難に対し出来る限りを尽くそうと努力する実直な彼に魅力を感じます。
でもやっぱり敵を打ち負かす強いキャラが見たい!と言うなら、大友陣がその願いを叶えてくれます。春虎たちの担任講師である彼は、関西弁を操るいい加減で飄々とした人物ですが実は指折りの実力者で、大友先生が主人公だっけと思うほど活躍します。
東京レイヴンズではこの大友先生に代表されるように大人キャラの見せ場が沢山あります。少年少女だけで話が進行したり、大人がただのやられ役でしかないアニメが多い昨今には珍しくとても好印象でした。
女性陣について。残念(もちろんいい意味で)ヒロインの夏目、ツンデレが可愛い鈴鹿も好きですが私は春虎の式神コンが一番のお気に入りです。バトルシーンより日常シーンやギャグパートで活躍するマスコット的存在のコンですが、終盤のエピソードで春虎に向けて述べた長台詞は、彼女に対するこれまでのへっぽこキャラという認識を改めさせる強烈なインパクトを私に与え、それはベタ惚れするのに充分なものでした。もしコンが最初から有能なキャラ立ちだったならあり得なかったことです。
そう考えると東京レイヴンズにいらないキャラはいません。一見地味で目立たないキャラにも、それに相応しい活躍の場が用意されています。

総合:4
見終わって、ああ面白かったなというのが半分、それで続きは?というのが半分。あまりに多くの謎を残したままなので2期を期待せずにはいられません。
しかし残念ながらそれはあってもかなり先の話です。私は待てないので原作を買いました。一つのアニメ作品としては中途半端ですが原作の販促としては完璧です;

それじゃあ別に観なくてもいい?原作読めばそれでいい?

まさか。興味があるならぜひ観てください。アニメにはアニメにしかない「力」があります。流れるように唱えられる呪文、飛び交う呪符、躍動する式神。
そして東京の闇夜を羽ばたくレイヴンの雄姿があなたを待っています。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5
ネタバレ

GvwT さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

感想

陰陽師が現代でも活躍している世界
異能力のバトルものという扱いでいいのかな

第1話
{netabare}主人公の春虎くんは陰陽師の才能がないご様子
でもラノベ主人公らしく、すでに2人から好かれてるし
多分やっぱり才能あった展開になるとは思うけどね
なんか妙に舌使いのエロい金髪ドリルの登場でバトル展開に
ほっぺたがすぐにリンゴ状態になるのがちょっと変だなww
ヤンキー君と北斗ちゃんもなんらかの能力とか持ってそうな予感がするぜ( *`ω´)
{/netabare}

第2話
{netabare}鈴鹿ちゃんはお兄ちゃんのために悪いことしてるのね
貴重なボクっ娘が逝ってしまった(´;ω;`)
と思ったら誰かの式神だったのね
夏目ちゃんがキスの件を知っていたのを考えると、夏目ちゃんの式神だったのだろうけど
というか式神っていろんなタイプがあるのね
ロボットみたいだったり人だったり{/netabare}

第3話
{netabare}鈴鹿ちゃんの中の人(佐倉綾音さん)の演技が良かった
北斗=夏目にも気づけないのはさすがバカ虎です
ヤンキー君"視える"人だったのね
田舎を抜け出して、次回からやっと"東京"レイヴンズ!{/netabare}

第4話
{netabare}夏目が男だとなぜバレないのか?
というツッコミは野暮なんでしょうね
0点を取るなんてさすがバカ虎
コンちゃん可愛すぎモフモフしたい
これはいい愛生さんです
爆乳高飛車お嬢様とのバトル勃発!!
{/netabare}

第5話
{netabare}式神バトルは速攻で終わり、次は変な鬼とのバトル
なんか敵が途中でお姉になったwww
どうやら本物の鬼はもっと強いようですbyヤンキー君
京子ちゃんが夏目にデレた!?
あの感じだと、小さい頃に会ってたのは夏目じゃなくて春虎ぽいのだけど・・・
{/netabare}

第6話
{netabare}息抜きおふざけ回
春虎くんがBL→ロリ/ケモナーの烙印を押されることにww
こりゃ普通の人は引きますね
てか寮母が腐りすぎてて面白い
無駄に声優さん豪華だったし
ラストでコンちゃんになに見せとんねんヽ(`Д´)ノ
リアルファンタジーwwwwwwwwwwww
{/netabare}

第7話
{netabare}やっぱり大友先生は強かったか
なんか新キャラ(おっさん)がぞくぞく登場
いきなり霊災が発生するし急にヤンキー君に角生え始めるし
十二神将のバッテンヤンキーがめちゃ強でいいですねえ
よくわからないけど盛り上がってまいりました!
いいねえ・・・実にいいwww
{/netabare}

第8話
{netabare}今度は爽やかイケメンの十二神将が登場
颯爽と現れていざこざを解消してくれました
でも主要キャラはバッテンヤンキーに名前を覚えれられてしまった((((;゚Д゚))))
鬼化について悩む冬児
そんな冬児と春虎の熱い殴り合い
これぞ青春!the青春!
{/netabare}

第9話
{netabare}あれ?
夏目ちゃんに胸がちゃんとある??
そんなことより冬児くんが鬼の制御を試みております
これはいい中二です
コンちゃんが活躍してない
もっと強いと思っていたのだが・・・
バッテンヤンキーを御する大友先生かっけえっす
結局お前も裏切り者かよΣ(゚д゚lll){/netabare}

第10話
{netabare}いつの間にか進級しとる、、、なんて考えてたらいきなり鈴鹿ちゃんキタ――(゚∀゚)――!!
そしてバカ虎に大きな爆弾を投下していきやがったww
なんだあのロリ好きの自称ロリ先輩は!?
変人すぎだろ・・・
土御門2人がおもちゃにされちゃう〜
謎のもいじゃう推しにワロタwww{/netabare}

第11話
{netabare}鈴鹿ちゃんドSの化身だな
クローゼットの中には一体何があるのか?
コンの「当て身!」にワロタww
もうずっとコン・鈴鹿メインでいいと思うよ
大友先生はやっぱりすごいな
{/netabare}

第12話
{netabare}合宿・温泉・鈴鹿ちゃんと3拍子揃った今回
鈴鹿ちゃんがいい感じにデレてきました!
ロリ先輩もいたのはなぜ?
終盤は完全にバカ虎ですねえ
やっと気づいたか?{/netabare}

第13話
{netabare}やはり気づいたのかバカ虎
ただの思春期野郎どもめヽ(`Д´)ノ
そして自分の才能に悩む天満
その裏では道満からの宣戦布告・・・
十二神将も大半が集合
盛り上がってまいりました!{/netabare}

第14話
{netabare}結界は中からに弱い、この定説は変わらないですな
照れて呂律が回らない鈴鹿が可愛すぎいいいいいいいい
北斗(龍)が道満に乗っ取られる!?
そんなピンチに大友先生参上!

大友先生と道満の術比べ
いとも容易く鈴鹿ちゃんの封印を解いちゃったよ
途中からよくわからない術を使いまくっていたが、とりあえず見応えがあったから良し!
おっさん同士のバトルは(;´Д`)スバラスィ
まさかの幼女先輩が!?{/netabare}

第15話
{netabare}OPがCHANGE!!
いきなり模擬戦で始まった今回
呪術バトルに憧れてるのかバカ虎よ
学園の祭壇にボクっ娘の"相馬 多軌子"が登場
こいつぁ怪しいですぞ

大友先生は元十二神将だったのか!?
うん知ってたよ
早乙女涼("りょう"じゃなくて"すず")
これはまさかの幼女先輩=早乙女涼展開ですね{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14

69.7 2 2013年度の陰陽師アニメランキング2位
RDG レッドデータガール(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (1098)
5480人が棚に入れました
「普通」になりたい少女の願いが、未来を変える――
善も悪もない、新たな学園ファンタジー!
世界遺産に認定される熊野古道、そこにひっそりとたつ玉倉神社。
鈴原泉水子は、神社の宮司である祖父に育てられ、外の世界をほとんど知らない。
長いお下げ髪、めがね、引っ込み思案。
泉水子がさわるとパソコンも携帯もなぜかフリーズしてしまう。
「もっと、普通の女の子になりたい」
周りと違う自分に悩んでいた、そんなある日、
幼なじみの相楽深行が玉倉神社に現れて、泉水子の通う中学校に転校してくることに……
泉水子自身もまだ知らない大きな運命が、静かに動き始める!

声優・キャラクター
早見沙織、内山昂輝、米澤円、石川界人、木村良平、福山潤、釘宮理恵、野島裕史、ブリドカットセーラ恵美、石田彰、朴璐美、井上和彦
ネタバレ

るぅるぅ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ただのファンタジーラブコメだった件。 

全12話  
ブランド:P.A.WORKS
ジャンル:セカイ系オカルトファンタジーラブコメ
テーマ
不思議な力を持つ少女・鈴原 泉水子が普通になりたいと願う成長物語。

【ストーリーと観方】
タイトルにあるRDGとは、絶滅危惧種の少女。
「あらゆる人々が手に入れたいと思うほど、唯一無二の不思議な力を持つ存在」

その存在を巡る話で進みますが、残念ながら不思議な力は部分的にしか判明しませんw
寧ろ置き去りで終わるので、序章と割り切って下さい。

泉水子に関わる相良深行に注視し、どのように2人の関係が変わり築かれてゆくかが観所です。
序盤は、2人の心情描写がブレて苛々しますが、何を成すべきか理解できていない為です。
さらに宗田真響・真夏の姉弟が中盤から組み込まれ泉水子を触発させる存在になります。
宗田姉弟関係により、さらに超展開要素を増し世界観の理解に努めようとすると拍子抜けします。

世界観を占めるオカルト用語を深く理解する必要はないです。
なんとなくボンヤリと雰囲気アニメとして認識すると良いと想います。

【作画】
OPから引き込まれる熊野古道が素晴らしく、全体的に丁寧に描かれています。意外とバトルシーンが多いですが緊迫感は伝わりません。美麗としか伝わらず残念です。

最初からテーマは分かりますが、世界観との整合性を気にするあまり方向性が蜃気楼のようにボヤけてしまいます。2クールで全て補完する内容であれば申し分ないです。原作は面白いと感じさせてれるモノはありました。

以下、各話感想・個人的な解釈で用語を綴っています。

1話{netabare}
主人公・泉水子のキャラデザインが悪い印象を植え付けるイメージに感じられました。

人をイラつかせる気質というのでしょうか。 
幼少時代から変わらないお下げ・眼鏡・内向的な性格。
まるで昔の虐められキャラの特徴みたいですね;

そんな彼女がある時、変わりたい想いによって前髪を切ることで
少し世界に良くも悪くも変化が起こります。
彼女の不思議な力が関係しているみたいですね。

RDGとは、絶滅危惧種の少女
「あらゆる人々が手に入れたいと思うほど、唯一無二の不思議な力を持つ存在」
と、彼女の不思議な力が、どれほど偉大なモノかは不明です。

そして変わりたい彼女は親に決められた高校に行きたくない と決意します。
その意志を尊重するのが、深行は山伏の家系みたいですね。
一生、彼女を守る・擁護する存在とは不憫すぎますね。

それによって彼も色々と犠牲になっている部分もあるんでしょうね。
だからと言うて幼少時に泉水子を虐めていいわけではないですが・・・。

と、人間臭い心理描写が掘り下げられて私は好きです。

普通に生きたい彼女の想いと不思議な力の謎をゆっくり見せる雰囲気ですね。
ひとまずP.A.WORKSに期待してみましょう。{/netabare}

2話{netabare}
修学旅行(東京)へ深行と二人で母に会いに行きます。
道中、真っ黒な悪霊?みたいなモノに付きまとわれます。
彼女を利用したい霊とわかります、どうやら彼女は憑依体質で、
彼女に降臨する姫神という存在を欲する理由らしい。

能力説明・深行が泉水子に少し動揺しながらも守る姿勢が好感触になった話。 {/netabare}

3話{netabare}
和宮の正体が神格の霊で彼女が望んだから現れ霊になったらしい、ここを去ろうする泉水子を行かせないとするが・・・深行のヘタレっぷりがでるが神格の霊がそれだけ偉大で恐怖する行動は納得。
それよりも深行が鳳城学園へ行くから、私も行く てどうなの???
心移り激しすぎ、「なんで、私、父に逆らってまで転校したいと思ったんだっけ」 とシーンがあるが、軸がブレすぎでしょ、性格が変わりすぎでしょ、呆れた。
それが伏線なの? と云いたくなる。
そして舞、また舞ですか、P.A.WORKSの十八番ですね・・・全作品で必ず出てきます。{/netabare}

4・5話{netabare}
神霊と話せなくなると人類は滅ぶ、これが物語の肝らしい。
真響と真夏の術により死んだ三つ子・真澄が神霊の力で、高柳の式神を圧倒する。
陰陽師や術師など登場するが、泉水子と深行のラブコメに近づける構成になっているだけですね;ラブコメは好きですが、浮世離れした世界観に生きるキャラ達に感情移入できない。 {/netabare}

6話{netabare}
学校の存在意義。その背景は高柳を絶滅危惧候補にする目的で設立されている節があり、それを阻止する真響派の対立。真響は生徒会を自らの一派に組み入れようとするが、中立な組織かつ判定者という位置付け。
だが、現状、真響の力だけでは高柳の式神に抵抗力が弱い為、、泉水子を引き入れるとするが・・・それに見合うパートナー深行の力量を試そうとする。 
やっと全体像が見えてきましたが、RDGを求める組織背景が現状ないのでキャラが泳いでいる雰囲気。
恐らく深行と泉水子は真響と対立することはないが、姫神の力を知られ巻き込まれてゆく展開かな と安易だが感じます。{/netabare}

7話{netabare}
スピード感あるテンポがない為、物足りないですね。 物語としてはおもしろいと想うが、キャラの掘り下げにシャーマニズム要素が色濃く表れ現実感とオカルトのバランスが悪いですね。
深行の技量は一般人程度だが動じない度量から期待させてしまった結果、真響は拍子抜け今後なにか裏がありそうな気もしますね。
日本史研究会のダメ元勧誘・生徒会長の舞・真夏の馬が死にかけ帰省。真響と真夏の共有にズレが生じると真澄のバランスが悪くなるとのこと。そして互いに真澄への想うバランスがズレると、恐らく真澄が存在できなくなるのだろう。 その為、真響が真夏を想うことで均衡が崩れる為、真夏は逃げた。 と、継ぎはぎのように辿っているが本筋は大丈夫ですか・・・。{/netabare}
8話{netabare}
まず、視聴が辛くなった; 真夏は真澄と一緒になることで真響の幸せを考えていたらしい、対象相手が神霊で瓜二つの顔立ちでわけわからなくなってくるw 
そして真澄から真夏を奪還する為に姫神の力で行くが、真澄は泉水子に探りをいれるが、その気持ちに触れることで真夏の意識が戻され全て出てしまうと真澄でなくなるらしい、要は一部の真澄の意識が全て真夏を支配され消える と、だが、誤って真澄を解放し暴走する所へ母が姫神の力を使い封印して終わり。回りくどい構成ではないか? もう少しスマートにできないのか; 深行も真夏を助ける為にでむくと黒い羽があったり、和宮が助けてくれたとか、なんかついていけないw{/netabare}
9話{netabare}
超展開で文化祭で高柳との紛争まがいの話は蛇足にしかなっていない。姫神の存在は泉水子の血筋の者で人類を絶やす程の力によって滅亡という未来が変わらなかった、そして自分の力が人類と敵対することから、この力を引き留めてくれる存在を求め人類を救おうとしている連中が山伏や和宮とのこと。 後半だけ観ると面白いが、説明口調で流し駆け足で面白みが半減している。全体的な物語としての魅力が欠け過ぎている。 そして深行に普通の女の子として認めて欲しい という変わりたい真意がわかったが、これまでの心情描写の表現が活かされていない、全て後手になり詰め込んでいる様にしか見えない。{/netabare}

10話{netabare}
再び学園祭の主軸へ変わる。泉水子と真澄の会話内容が引っ掛かったぐらい。真澄にとっての好きとは食うという行動。高柳は霊を取り込む使役するという。解釈らしい。何かしらの伏線とわかるが、不明すぎる。そして真響とのズレとは? いい加減、説明しろと言いたくなる。後2話で終わるの?{/netabare}

11話{netabare}
戦国合戦という催しの裏にある高柳VS真響派閥の世界遺産候補を賭けた戦いが始まった。
その一方、泉水子自身は先日の件によって深行から再び携帯電話を持たされる。また、壊すかもという不安もあったが、深行を信じ自分も信じたいと願い持つことに。
その矢先に高柳の陰陽術にはめられ暗示を掛けられる。高柳の目的は、フェイズ・新たな相を作り人間の都合が良い世界にすると考えているっぽい。 その計画を担う予定であった泉水子の暗示が解け、自力で姫神の力を使いフェイズを潰す! 
そして姫神であることが周りにばれ、普通で居たいと想う気持ちとの拒絶となった。そしてフェイズを潰した反動で地鳴りが起きる。
もう、ついていけない展開と割り切っていたので、クライマックス少し面白くなってきたw{/netabare}

12話{netabare}
冒頭から坊主から姫神が目覚める予言が~とか真夏が傍を離れたとか意味が分からん。そして深行と真夏は泉水子を探すがいない。居たのは犬になった、高柳www なんだ、いきなりギャグみたいな展開で笑ったw 泉水子は新たなフェイズに消えたとのこと、カラスの和宮と犬の高柳を連れて助けに行くことになる。
この時の深行の台詞がこのアニメで一番面白かった、「鳥と犬がお供だな、猿がいれば桃太郎だな」 このクライマックスでその台詞はおもしろすぎるwww
そして真澄が使役するた霊を倒さないと泉水子には会えないとのこと。
一方、泉水子の心情描写として地鳴りを起こすほどの力があったのは、姫神ではなく自分だったと別々の存在だと私が想いたかっただけなの? と自問自答するところへ深行の信じる力で全てをなぎ払い、2人を繋ぐ携帯電話によって泉水子の元へ辿り着く。
そして泉水子へ命令口調で告白する「必要だって言えよ!」。
まるで台詞回しがキムタクみたいでちょいクサすぎで恥ずかしいw 姫神にならず、人類を滅ぼさず、必要だって言えよ。
すいません、くどかったですねw
これが泉水子の欲しかった台詞ですね、変わりたかった理由は、普通の少女として見てもらいたい。
という想いを全12話で描き序章になった作品。{/netabare}

【解決した内容】{netabare}
■12話 真響のズレについて説明がありましたが、整理するとこういうことかと。
真響の望みは真夏へ心臓をあげて1つになること。真響は真夏と真澄がいつも一緒と考えているので、3人が一緒になるという意味と解釈した。真響は真夏しかほぼ眼中に無いので真澄とのズレが生じたいう見解でいいのか原作読まないとはっきり分からないね。 だから、2人が消えずに済む方法として、泉水子を好きになることで解決しようとした。 真夏が真澄は変わらないヤツだったと想っていたけど、好きなヤツを見つけたんだという台詞があることより。
また、最後に浮気してごめんという台詞を考えると真響のズレは真澄のズレにもなっていたと解釈でき、その意図がわかった真響は3人の関係修復がされた様にもみえる。

■泉水子がなぜ姫神の力を持ったか、そしてRDGとは何か?
人間よりずっと高い波動に神霊は住んでいる、昔は多く居たが今は絶滅危惧種とのこと。
要は、姫神が特別視されていない時代があってその子孫である泉水子にもあって当然と解釈できる。
それがどういう経緯で滅びに繋がる力になったのかと気になりますね。9話の説明だけではわからんw{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 33
ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

イライラして、怒りすらこみあげてきましたw 雑すぎる話しでラノベの怖さを知りました

久しぶりに見た気がする、一見まともに見えるけど、かなりの無茶振りアニメ。
設定が謎すぎて、1~3話あたりまでは、唐突な展開にかなりの混乱が予想されます。
視聴していてもペースがつかみにくい。

{netabare}
巫女に山伏、陰陽師やら、それ系の学生を集めた学園モノ
とわかっていれば、それだけでも理解するのが早いのになぁ。

特に最初がホラーめいた展開で“あえて違う方向へ混乱を誘っている”
のがわかるだけに、ちょっと惜しい。

東京レイブンを思い出す設定ですが、
残念ながら満足度は200倍くらいあちらが上か。

無駄にわかりにくくしたこと&誰も彼もがめんどくさい設定
かかえてて、内輪で争いあう内ゲバ設定に、作品のおもしろさ
が半減してる気がします。

では、気を取り直して~。

ヒロインの泉水子(いずみこ)は熊野神社の巫女さまで女子中学生。
いつの日か、その身体には姫神が降りてくる予定の神聖な身体のようで、
その秘めた力を狙う輩が無数にいるらしい。
それも人間から悪霊の類までいろいろと・・・。

そこでボディーガード役にと幼馴染の相良(さがら)くんが
転校してきますが、この相良くんの性格がキツイのなんの。
幼い頃は、泉水子が泣くまでボールをぶつけて楽しんでた
という根性曲がりです。(その後、いい人に変化)

ただ、山伏としての法力は低レベルで、
あまり戦力にはなっていないような~。
なので完全無欠の白馬の王子様タイプのヒーローというわけでもなく、
実力不足を気合いで補おうとする性格ですね
(ほぼ無理ゲーなんですが)

でまぁ、すぐに気がつくのが、この作品の世界の設定が
ちょっと異常だということ。

ラノベによくある唐突な展開もですが、この世界について
何も情報を知らされず、キャラ同士も話さないしで、
たとえ泉水子の仲間や味方のそぶりをするキャラでも、
何かしら裏があったり、泉水子の力を取り込もうとしてくるんで、
正直、いいように使われてる泉水子に気がつけよと、注意しろよと、
アホさ加減にイライラしてきます。

特に世間知らずで育ってきた泉水子は重症ぽいです。
メンタルが激弱で、ちょっとしたことで怯えてオーロラ
リバースしちゃうし、それでいて知らないことを恥と思わず
強気の逆切れをしてくるのでやっかいです。

→何してんだよ!
→そんな怒らなくても!
→ダメだって言ったじゃないか!
→ワタシ、知らない!!!
→さらなるピンチへ
→何てことしてんだよ!
→だってだって!
→ダメだって言ったじゃないか!
→ワタシ、知らない!!!
→被害甚大な事件へ
のパターンの繰り返しです。

見てるとお父さんもお母さんとも離れてくらしている
(お父さん海外?お母さんは公安勤めで離れ離れ)ようで、
どーしてこうも育児放棄してるんかなぁ~と。

誰もが泉水子は重要だ、大事だといいながら、その役目や意味合い、
警戒すべきものなど、何も教えず育ててきたって・・・ちょっとねぇ・・・。
まぁ、いつかは姫神が降りてくれば、泉水子の自我なんて
消えてなくなるかもと思えば、あえて何も教えていないのかもしれません。

ただですね、それならそれで、中学を卒業してから東京に
行かせたりせず、ひっそりと熊野で過ごさせるだろうし、
合点がいかないんですよね。

物語は中盤から学園遍にはいります。
実はこちらが本編の模様。

能力者に囲まれて、ようやく穏やかに暮らせるかと思いきや、
結局、ここでも学園内での権力争いに巻き込まれ、トラブル続きに。

親友ポジションの女子友のマユラですら、学園トップの座を狙っていて、
泉水子の力に気がついており、派閥の仲間に加えたら戦力になると
そろばんを弾いています。
※相良くんが止めるのもきかず、姫神の秘密を話したための模様

で、毎回、損な役回りで苦労して大怪我を負わされているのが、
前述のボディーガードの相良くんなわけです。
無用の争いに巻き込まれるのはごめんとばかりに、
早くから中立を表明する生徒会にはいります。

それが泉水子をまもることにもなるだろうと考えですね。
ですが、マユラの勧誘は続きますし、泉水子もマユラを信じている風で、
相良くんの苦労はなんなの?て感じに。

あげくマユラからは、泉水子のボディーガードとしての本当の能力を
試すべく、天狗の集団からボコられたりもしますw
※相良くんの法力は、ここでは素人・初心者レベルです!

ひどいですよね~。
てか、このときの泉水子が最悪なんですね。
ぶるぶる震えながら弱弱しい声で「やめて・・・」というだけ。
でもマユラは強引で、怪我する前に本気出しなさないよ!
とかえらく上から目線でやめる気もなく、これには殺意すら抱きましたw

泉水子、お前のために怪我してるのに、なんでもっと必死に
止めないのか? マユラに殴りかかるくらいできないのか?
なんでそんなに簡単に許してしまうのか?

エリート校という設定で、術士としてもそれなりの血筋の子弟が
集まっているはずなのに、学園内では術のかけあいやらやり放題で
周囲にも迷惑かけまくりのルールもへったくれも無用の無秩序状態。

さすおにの風紀委員みたいな存在もなく、こんな危ない学校
をすすめて入学させた両親の見識も疑うレベルです。

まぁ、最後まで本当の悪人が登場しないんで、そこだけは救いか。

一応、最後まで見ようと思えば見られる話しですが、
設定が微妙すぎて、自分はないですね。
正直、おすすめしません。

話しは単純なだけに、もう少しシンプルに構成しなおして、
仲間と協力して立ち向かう物語にするとかすれば、
ストーリーに引きこまれていたかもしれません。

追記
泉水子を怒らせて、犬の姿に変えられてしまった高柳くん(陰陽師)。
元の戻し方がわからないからって、最後まで犬の姿だったけど、
もどれるんだろうかw ←すごい適当設定ですよね

{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10
ネタバレ

plm さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

ネガエバデテクルヨー

山伏、陰陽師、心霊などなど、和風学園ファンタジーの世界観は魅力的であったが、
正直なところ、人物に共感できず、世界観にもあまり浸れず・・で退屈に感じることが多かったアニメ。
全体的に自己完結・自己中心的な考え方の人物ばかりに感じる。
ちょっと打ち解けたと思っても次の回になればそれぞれ勝手に行動してることなんてことがざら・・。

あまりに特段楽しめた点が思いつかなかったのでせめてどうしてつまらなかったのか分析してみることに。

■人物への感情移入の難しさ
作品の性質としては、泉水子とそれを取り巻く環境の変化(はじめての○○という経験)を眺めながら、
周囲との関わりや泉水子自身の心情を感じ取っていく、というタイプのものだと思うのだが、
まず話の軸としての目的(世界遺産云々)がぼかされているので、各々人物の目指すところが分からない。

目的がはっきりしないので、考えも掴めず、行き当たりばったりでふらふらとしている印象しかなかった。
主軸となる主観的視点もなく、客観視できるほどの説明もなく、断片的な情報が飛び交うよう。
それが当然のように受容されている超常現象と人物たちの心情に視聴側とのギャップを感じてしまう。

■盛り上がりの乏しさ
なにがどれほど凄いのか、怖ろしいのか、とかが感覚的すぎてわからない、というのもあるかもしれない。
具体的に泉水子ちゃんのやったことといえば・・{netabare} 電子機器破壊したくらいじゃないか? {/netabare}
結局不思議な力とはなんだったのか、どんな選択に迫られ、なんの決定をしたのか、
世界遺産選定やらは何の関わりがあったのか、サブキャラ達は何がしたかったのか・・
その辺りは全くわからなかった。

ホラー要素のようなものもあったが、差し迫った危機として感じられるような展開にはならず。
とするとやはり人物の心情変化等に注目するしかないのだけど、
前述のように共感は難しく、そこに至るまでの展開も毎度唐突なんだよ・・色々と・・だった。

視聴時感想
{netabare} P.A.Worksに外れなし!との期待を込めて観始めたアニメ。
でも1話の時点では話もまだ見えてこず、登場人物にはイライラさせられること請合い。
見所もみえてこないので本当に様子見状態。

<先行6話まで観て>
関心が上がった回を↑ 下がった回を↓ 変わらなかった回を→とすると
1話→ 2話↓ 3話→ 4話↑ 5話→ 6話↓ と、こんな感じ。
全体的に演出ながい・内容わかりにくい・会話がおもしろくないの三拍子で、未だビミョーな感じ。
もともと晩熟型のイメージだし、後半展開を期待してるので切るつもりはないけど、
うーんどうなんだろう、現状でもうかなり楽しめてるって人もいるんだろうか?

先行7話 やっぱわかりにくい物語っすね 今回の展開をテキトーに要約してみた。
{netabare}
前回の続きからバトルウウ→ネガエバデテクルヨ!→相良ほんとに弱かったんやなwww→デュフフ我らSMFソーダマユラファンクラブですぞ→さがら「うわ頭ぶつけたいてえwww」→\突然の舞/→いずみこ「あやべえ真澄幽霊だから成仏しちゃうじゃんwww」→ますみ「うわーふっとんだー(だがこのフィールドでは俺の方がつよい)」 さがら「納涼できたっしょ?(フォロー完璧)」→馬がしにそうううう→真夏「まゆらと認識がずれたらますみがやべえからおまえくんなしwww」→まゆら「来たよ!」→真夏「くんなっていったのにwwwうわああいでよスタンド馬 SBRいってきます」
まぁソーダさんと三つ子関係の掘り下げをしたいんだなぁ~という感じはわかった。
真夏の意味深な発言やらは次回明かされるんでしょう。
{/netabare}
わからないことが多くてもやもやする展開多いな。


8話
「唐突なんだよ・・色々と・・」 まさに

11話
「今のは何だ?」「わからない・・」
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19

60.6 3 2013年度の陰陽師アニメランキング3位
ムシブギョー(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (201)
1374人が棚に入れました
常住戦陣!
“死ぬまで勝ち続ける武士”を目指す月島仁兵衛は、江戸「蟲奉行所」でのお勤めを志願する。
人々の平和を守るため、強烈個性の仲間——孤高の天才剣士・無涯、発破のくノ一・火鉢、人斬り・春菊、陰陽師・天間——と、仁兵衛の戦いが始まった!

声優・キャラクター
KENN、明坂聡美、大久保瑠美、寺島拓篤、江口拓也、芹澤優、宮野真守、小山力也、福山潤、潘めぐみ、下崎紘史、関智一、高城元気、羽多野渉、クロちゃん、佐々木睦、俊藤光利、三木眞一郎、好川貴裄

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

セブンアークス規制解除 江戸時代ver 相手は人でなく蟲です。これゴールデンなのに放送ギリギリだった...

なのはやDOG DAYSでは空中機動がメイン
セキレイは地上戦がメインだった
じゃあ時代劇にしてやってみよう。元はサンデーでやってます。相手は蟲です

主人公の月島仁兵衛は「宇宙兄弟」の南波日々人をやってます。これも息が長いです
無涯は有馬哲平じゃんwww
春菊は比企谷八幡か、2期決定の
天間はルーキーズ
火鉢はミューズさんか(セブン・アークスとプリキュアは中の人でどうしても切っても切れないんですよ、作品内で必ず一人以上いるから)

OPはガガガさんが歌ってるのか。GITADORAにあったぞ。ADVでもまあまあムズい
後半はFREE蛇'Mさんという見知らぬアーティストではあるがスルメ曲だったwwwwww

初回
江戸に来たら来たらで迷ったwwwまあ初めてだからお約束だ
というよりも春さんの胸揺らして大丈夫か!?⇒大丈夫だ、問題ない
いやこれ問題あるって!!
あと白い液体もあったけど大丈夫なのか!?教育上の問題にならなかったのか!?

2話~ 皆の過去を暴く&カグラの如く衣服破壊はお約束
素振りはともかく覗くな馬鹿wwwwwwwwwwwwww
そして汚ねえ花火だ、しかも2回www

6話
長福丸ってルルーシュじゃないかwww
無駄遣いしていいのか!?www
それと人の話は最後まで)ry

7話
あんま胸見せちゃアカンって春さん!!これでも大丈夫の部類なんだろう
蟲奉行さんの声プリンセスさんじゃないか!

8話
やっと敵さん蟲狩のお出ましだ
とりあえず誘惑担当は蜜月っちゅうルーキーです
色気にウナギは定番www
たかだか水かけられた程度で対抗意識を燃やすなwwwwwwww
そしてふんどし脱ぐなwwwwwwwwwwww

10話~ 覚醒
蟲奉行さんの髪を咥えたら覚醒しただと...?
蟲狩を撤退させ最初のミッションは完遂した
謎解きはこれからだ&幸村達のお出ましだ

12話
親父いいいいい!!会えてうれしいぜ!!ちなみに声は冴島さん
どうやら覚醒中は記憶が途切れるようだ

13話
2クールでたまにある総集編です。でも何で風呂場でやるwwwwww

15話~ 真田十勇士 蟲ver.の推参
親父から過去の話を聞きました。
よしゃ紀州に行くか、奴らを叩くために
戦闘中に下着の露出は御遠慮頂きたいのだが...これでも大丈夫なレベルなのかwww
霧隠よ
アンタの幻術見極めさせてもらった
例え馬鹿だろうとそれを活力源として人は本気を出せるんだよ

22話 ジャスティスとは
そんなんねーよ。だって全がら全部正しいから。それを法で捻じ曲げても法自体正しいとは限らないから
あるのは悪故に性悪説だ
言い換えると「人は弱い」生き物だ
生きているからこそ必死で足掻いているのではないか?
生きることも戦いの一つだから

依存は自分を見失う
故に依存される人にならなければならないのか?物や人に頼っていてはいけないのか?
しかし、どの道を辿ろうと希望も絶望もないんだよねー
故に誰だって主人公になれるし、キャラをそう扱ってくれるかどうかは製作者次第なんだ(アニメの世界では)
人が正義や悪を掲げるのは勝手で構わない。それで話が面白くなれば尚更だ
人を思うからこそ、心に燃え上がるものがある。忘れるな

23話~ 蟲奉行の過去とラストパーリィ
蟲を助けたことにより呪いがかかり、家臣たちを殺した
それが忌まわしき過去だ
でも小さき蟲だろうと助けることは正しい
故に「蟲を否定する」っちゅう世界がおかしいんだ

さあラストパーリィを始めよう・・・
ああ、これもうマジや・・・何も言うことないわwwwww
でも火鉢の技の名前にツッコミが欲しかったwwwwwこれ絶対規制かかるってwwwwww

やっぱセブンアークスええわ

「死ぬまで勝ち続ける」
刻ませて貰った。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

どこまでも素直でどこまでも真っ直ぐな根性が彼を成長させる。

ストーリー

時代は江戸時代。巨大な虫、通常「巨大蟲」を江戸の町と将軍を守る仕事の蟲奉行所に新たに所属し始めたのが主人公の月島仁兵衛でした。彼は元々彼の父親がスカウトされていたのですが、父は足を悪くしてしまい息子の仁兵衛が代わりに蟲奉行所に行くことになりました。この物語は仁兵衛が蟲奉行所の先輩たちと成長していき巨大蟲を倒していく物語です。

私の感想。

正直言って面白かったですが、気持ち悪かったです。登場するキャラクターはかっこよかったり、可愛かったりと良いできなんですが・・・・敵がね・・・ どの敵も虫、虫、虫で本当にかっこいい敵がまったくいませんでした。普通こういう戦い系の作品となると敵がかっこよくてなんだか知らないけど、敵のほうが主人公よりも人気が高かったりするんですが、今回はそんな事は一生ないだろうと思うほど敵が虫だらけと言う謎のハーレム状態でむかつきました。こんなハーレムは無視しましょう。虫だけに。

けれど、戦闘シーンは充実していましたし、努力が本当にすばらしく見られる作品でした。常日頃から仲間に信頼されるように強くなろうとする心意気や根性は本当に私には信じられないほどすばらしかったです。努力はすばらしいですね。

そして、この作品に登場するキャラクターは人間はかっこよかったです。どのキャラクターも一つや二つ癖があり、その癖が友情をもっと強くしている気がしました。特に主人公の服装は実に江戸って府陰気をだして最高です。私がこの作品で気にいているキャラクターは月島仁兵衛の母親です。あまり登場して来ませんが、なんだかキャラクター自体が濃くて本当にぶれない感覚です。

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この作品に登場する火薬を使う火鉢さんはパッと見た所巨乳に見えますが、実際はCカップと言う中途半端な胸の大きさなのです。

オープニング

「友よ」
実にこのオープニングの歌を歌と読んでいいのか分からないほど原曲に合っていないセリフに笑えました。歌とはほど遠いそんな曲です。実際、この曲な我々に何を伝えようと子弟いるのかがまったく分かりませんでした。まあ、友は最高と言う気持ちを伝えたかったのでしょう。(タイトルから見て。)しかし、画像は結構かっこよかったです。

「伝心∞アンチェインド」
登場するキャラクターが両サイドに登場していくというシンプルなオープニングですが、表情がそれぞれ仁兵衛へ送られる感じなのではんだか感情移入しやすいです。そして曲も結構脳内侵食度が高く、非常に人々に愛されやすいオープニングの一つとなるでしょう。
エンディング

「イチズ」
少々この作品には合っていない曲でしたが、画像は落ち着いている平和な江戸を描いていてなんだか見ているこちらが平和になってきました。

「Through All Eternity 〜縁の絆〜」
蟲奉行さんが静かに花蓮に踊りを踊るおしとやかなエンディングです。私的にはこの作品のエンディングはもっと派手でテンションが上がる曲のほうが良いと思いましたが、こういう落ち着いた曲も良かったです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 18

星の子チョビン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

原作漫画の大ファンですがアニメ版の綺麗に纏めた最終回は大満足です。

【鑑賞状況は?】
2013年の4月8日にアニメ放送開始から今週の第26話の最終回まで欠かさず観てましたが感動のフィナーレを無事迎えて感無量でございます。

覚醒した月島仁兵衛、記憶を失った蟲奉行様、抑えていた力を解放した真田幸村、井戸へ駆けつけた市中組の面々と熱くなる展開。
放送前は原作が終わっていない作品をアニメ的にどう落とし所をつけるのか?不安でしたがいざ放送したら夕方アニメらしい爽やかなラストで最高でした。
約半年の短い期間でしたがこれだけ素晴らしい内容と美麗な作画でアニメを製作したスタッフ陣には感謝しきりです。
ムシブギョーは原作漫画も面白い作品なので続編や再アニメ化の機会があればファンとしては嬉しいです。

【物語の評価は?】
夕方の子供向けアニメという事もあり際どい描写は薄まっちゃうかな?と思ってましたがしっかりと原作通りの流れで嬉しい。
それにアニメ版は現在週刊少年サンデーで連載中の常住戦陣ムシブギョーと、月刊時代の少年サンデー超のムシブギョーのストーリーを合わせた良いとこどりでファンとして満足な出来です。

【作画の評価は?】
作画は毎週安定していてキャラクターの表情の変化を観ているだけで楽しいですね!OPやEDの力の入れようもですが本編の戦闘であれだけ動いていて作画も崩れないとなれば最高評価をせざるを得ない。

【声優の評価は?】
キャストに関して今の夕方子供向けアニメで数多くの主役を務めるKENN氏を初めとする若手〜中堅の声優が占めていて大変若々しく、ムシブギョーという作品のフレッシュさと相性が合ってますね。
今週の放送で蟲奉行様を少年役のイメージが強い藩めぐみ氏が演じてましたがキャラクターの性格や雰囲気の作り方が上手く意外でした。

【音楽の評価は?】
OPテーマはガガガSPの元気な曲でこれから始まるぞ!と観ているこっちのテンションが上がって、EDテーマはi☆Risがしっとりと歌い上げもう今週はここで終わりなんだと実感し、劇中曲はあの織田哲郎氏が担当していて場面場面に合った曲作りで映像に自然と溶け込んでます。

【キャラの評価は?】
王道の熱い少年漫画が原作で夕方子供向けアニメといったら兎にも角にも主人公の月島仁兵衛が好きで好きで裏表のない天真爛漫な性格と身分や立場は関係なく困ってる人がいれば助ける彼の行動力にいつも助けられてます。
その為か周りの個性的な蟲奉行所他の同心達もスポットが当たりながらも次第に心を開いて行く様は観ていて気持ちが良いものですね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6
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